JP5029906B2 - I/oシステム - Google Patents

I/oシステム Download PDF

Info

Publication number
JP5029906B2
JP5029906B2 JP2008049527A JP2008049527A JP5029906B2 JP 5029906 B2 JP5029906 B2 JP 5029906B2 JP 2008049527 A JP2008049527 A JP 2008049527A JP 2008049527 A JP2008049527 A JP 2008049527A JP 5029906 B2 JP5029906 B2 JP 5029906B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
address
communication
function
slave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008049527A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009205598A (ja
Inventor
智史 戸川
真太郎 上野
敏之 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp filed Critical Omron Corp
Priority to JP2008049527A priority Critical patent/JP5029906B2/ja
Publication of JP2009205598A publication Critical patent/JP2009205598A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5029906B2 publication Critical patent/JP5029906B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Programmable Controllers (AREA)

Description

この発明は、リモートターミナルやPLC等のI/O機器を接続可能なI/Oシステムに関するものである。
FA(Factory Automation)におけるネットワークシステムは、生産設備内の入力機器及び出力機器の制御を司る1または複数のPLC(Programmable Logic Controller)と、そのPLCにより動作が制御される機器とが、制御系のネットワークに接続される。それらPLCと機器は、その制御系のネットワークを介してサイクリックに通信を行なうことで、INデータ及びOUTデータ(以下I/Oデータという)の送受を行ない、生産設備を制御する。
PLCは、制御プログラムに基づいて演算実行するCPUユニット、センサやスイッチなどの入力機器を接続してそれらのオン・オフ信号を入力信号として取り込む入力ユニット、アクチュエータやリレーなどの出力機器を接続してそれらに対して出力信号を送り出す出力ユニット、ネットワークに接続された他の装置とデータの送受を行なう通信ユニット、マスタスレーブ通信をするためのマスタユニット、各ユニットに電源を供給する電源ユニット、などの複数のユニットを組み合わせることにより構成されている。これらのユニットは、内部バスにより電気的に接続され、その内部バスを介して所定のユニット間でデータの送受を行なう。この内部バスは、通常、多数の信号線を用いたパラレルI/Oバスが用いられ、高速にデータの送受を行えるようにしている。
また、FAにおけるネットワークシステムでは、入力機器や出力機器等のI/O機器は、制御対象の装置の付近に配置する必要から、PLCとI/O機器との設置位置は、互いに離れた位置となることが多々ある。この場合に、図1に示すように、PLC1とI/O機器2との接続形態は、PLC1に接続されたフィールドバス3に、個々のI/O機器2をそれぞれ接続したり、当該フィールドバス3に接続されたリモートターミナル(“リモートI/O”,“I/Oターミナル”等と称されることもある)5に1または複数のI/O機器2を接続したりするようになっている。I/O機器2を個々に接続する場合、通常、PLC1との間で通信を行なうスレーブ4を介してフィールドバス3に接続される。
PLC1とそれらリモートターミナル5やスレーブ4との接続は、シリアル回線を用いる。このように、PLC1と、リモートターミナル5等との間を、シリアル回線(シリアルI/Oバス)にて接続することで、接続距離を長くすることができるようにしたシステムは、たとえば、特許文献1等に開示されている。
なお、特許文献1においても示されているとおり、PLCの内部バスで用いられる多数の信号線を用いたパラレルI/Oバスは、短距離だけ延長することはあるが、リモートターミナルのようにPLCから長距離離れた箇所に設置する場合には用いることはできなかった。
また、リモートターミナルのように拡張部分が長距離になる場合、上述したように、信号線の少ないシリアルI/Oバスに対応した通信プロトコルを採用する。そのため、PLCには、内部バス(パラレルI/Oバス)を伝送されるデータを、シリアルデータに変換してシリアルI/Oバスを経由してリモートターミナルへ送信し、これに応答してリモートターミナルから送信されてくるシリアルデータを受信し、パラレルI/Oバス上に復元する拡張ユニットを設ける。
同様に、リモートターミナルにも、PLCから送られてくる上記のシリアルデータを受信し、リモートターミナル側の内部バス(パラレルI/Oバス)上に復元すると共に、リモートターミナル側のデータをリアルデータに変換してPLC側へ送信する機能を実装する。
特開平7−281719号公報
上述した従来のシステムでは、PLCとリモートターミナルとの間で、I/Oデータの送信や受信といったI/O通信を行なう場合、PLCやリモートターミナルにおいて、パラレル−シリアル変換等のデータ変換が必要となり、その内部変換処理時間によってI/O通信に遅延が生じ、高速にI/Oデータを送信する必要がある用途には対応できなかった。
また、生産設備においては、複数のI/O機器の集合により、1つの機能が実現される。ここで、1つの機能とは、例えば、搬送装置,検査装置,各種の組み立て装置のように製品の製造に寄与するものや、自動倉庫等の製品・部品の保管を管理するものなど各種のものがある。そして、例えば同じ自動倉庫が複数台設置されているというように、同一の機能のものが、複数個存在する場合もある。
そして、図1に示すように、FAのネットワークシステムでは、I/O機器2をフィールドバス3に接続したり、フィールドバス3に接続されたリモートターミナル5に接続したりすることから、複数の機能単位を構成するI/O機器2,リモートターミナル5が同一ネットワーク(フィールドバス5)上に混在する状態となり、機能単位でのまとまった敷設ができない。
さらに、図1から明らかなように、PLC1に対して、リモートターミナル5と、単体のI/O機器2(スレーブ4)とが、同一のフィールドバス3に接続されることから、フィールドバス5の通信プロトコルは、ユーザが生産設備にて個々のI/O機器2を接続するために使用するものに規定されてしまう。
本発明は、フィールドバスを介して接続された拡張ネットワークのI/Oスレーブとの間でも高速に通信することができるI/Oシステムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明に係るI/Oシステムは、(1)FA用のコントローラや、リモートターミナルなどのI/O機器を接続可能なI/Oシステムであって、I/O機器を接続するためのI/O部と、そのI/O部と通信するマスタ機能部と、フィールドバスによる拡張ネットワークを接続する拡張機能部を有し、I/Oシステム内の内部バスとフィールドバスとは、同じ通信プロトコルとし、拡張機能部は、内部バス用の物理層と、フィールドバス用の物理層と、それら両物理層間の変換を行なう変換部と、を備えて構成した。
I/O部は、実施形態ではI/Oユニット22,10c等に対応する。マスタ機能部は、実施形態では通信ユニット21やCPUユニット10b等に対応する。拡張機能部は、実施形態では、拡張ユニット23,10e等に対応する。本発明は、拡張部分のフィールドバスとI/Oシステムの内部バスにおける物理層より上(データリンク層以上)のプロトコルを同一のものとしたので、拡張機能部にて物理層の違いを変換するだけで、I/Oシステム(マスタ機能部)は、フィールドバスに接続された外部のI/Oスレーブと通信が行なえる。よって、拡張ユニットは、外部との通信のための内部処理が不要となり、I/Oシステム(マスタ機能部)は、I/O部と同じ1サイクルで、拡張ネットワーク側の処理(I/Oスレーブとの間でのデータ送受)を行うことができる。拡張ネットワーク側は、フィールドバスであるので、信号線が少なく長距離伝送ができる。I/Oシステムが、リモートターミナルの場合、1つの機能単位を構成するI/O機器を、リモートターミナルのI/O部(I/Oユニット)や、拡張機能部に接続されたフィールドバスに接続されたI/Oスレーブに接続することで、機能単位でのブロック化が可能となる。よって、リモートターミナルと、PLCを接続する上位のネットワークは、フィールドバスの通信プロトコルの制約を受けないので、それぞれを自由に設計することができる。
(2)I/Oシステムは、複数のユニットを連結して構成されるビルディングブロックタイプのものであり、拡張機能部は、拡張ユニットとして実現されるようにするとよい。もちろん、本発明は、1つの筐体の内部に必要な機能を組み込んだ一体型のもので実現しても良い。
(3)上記(2)の発明を前提とし、I/Oシステムは、リモートターミナルであって、上位の通信回線に接続するための通信ユニットを備えるとよい。このようにすると、上位の通信回線の通信プロトコルが相違する場合、その通信プロトコルに適する通信ユニットに交換するだけで対応できる。つまり、リモートターミナルを構成するI/Oユニットや拡張ユニット、さらには、拡張ユニットに接続される拡張ネットワーク側のシステム構成は、上位の通信プロトコルに依存せず、どのような通信回線であっても、共通のものを使用でき、通信ユニットよりも下位側の修正は不要となる。
(4)マスタ機能部は、隣接する前記I/O部に対して、初期値のアドレスを設定する機能を持ち、I/O部は、自己に設定されたアドレスに1加算した値を次のI/O部に対するアドレスとして通知する機能と、自己が最終と判断した場合にマスタ機能部に対してアドレス設定が完了したことを伝える機能を備えるとよい。
(5)拡張機能部には、フィールドバスに接続されるI/Oスレーブの数を設定するスイッチを備え、マスタ機能部は、スイッチで設定されたI/Oスレーブの数を取得し、その取得した数に基づき前記I/O部に対する初期値のアドレスを決定し、その決定した初期値のアドレスを隣接するI/O部に設定する機能を持ち、I/O部は、自己に設定されたアドレスに1加算した値を次のI/O部に対するアドレスとして通知する機能を備えるようにすることもできる。
(4),(5)の発明によれば、I/O部に対して簡単に、かつ相互に重複することなくアドレスの設定を行なうことができる。さらに、本発明では、I/Oシステムを構成するI/O部と、外部の拡張ネットワークを構成するI/Oスレーブとが、同じネットワーク上に存在することになるが、(5)の発明によれば、それらI/O部とI/Oスレーブとの間でのアドレスの重複の発生を防止できる。また、(4)の発明でも、I/Oスレーブの使用するアドレスの範囲を予め設定しておくことで、I/O部とI/Oスレーブとの間でのアドレスの重複の発生を防止できる。
本発明では、拡張機能部にて物理層の変換を行なうだけでフィールドバスに接続された外部のI/Oスレーブと通信が行なえるので、高速にデータ通信が行なえ、内部のI/O部の通信と同様に1サイクルでの通信が可能となる。
図2は、本発明の好適な一実施形態のリモートターミナルを用いて構成されるFAにおけるネットワークシステムの一例を示している。図2に示すように、この例では、PLC10と、リモートターミナル20とが、第1フィールドバス11を介して接続される。このリモートターミナル20には、1または複数のI/O機器14が接続される。さらに、このリモートターミナル20には、第2フィールドバス12が接続される。第2フィールドバス12には、I/Oスレーブ13が接続され、そのI/Oスレーブ13にI/O機器14が接続される。また、第2フィールドバス12の先端には、終端装置15が接続されている。
リモートターミナル20を基準として、第1フィールドバス11は、上位の通信ラインとなり、第2フィールドバス12は、下位の通信ラインとなる。また、PLC10を基準とした場合、第2フィールドバス12は、第1フィールドバス11からリモートターミナル20を介して拡張した通信ラインとなり、その第2フィールドバス12側が、拡張ネットワークとなる。
第1フィールドバス11と第2フィールドバス12の通信プロトコルは、同じでも良いし、異ならせてもよい。これにより、第2フィールドバス12の通信プロトコルは、ユーザが生産設備にて個々のI/O機器14を接続するために使用するものとなるが、第1フィールドバス11の通信プロトコルは、それと異ならせることができるので、ネットワークの設計に自由度が高くなると共に、第2フィールドバス12の通信プロトコルが確定される前に、第1フィールドバス11を含む上位のネットワークの設計を行なうことができる。なお、フィールドバスの通信プロトコルは、たとえば、COMPONET(コンポネット),イーサネット(登録商標),DEVICENET(デバイスネット:登録商標),PROFINET(プロフィネット)など各種のものを用いることかできる。本実施形態では、第2フィールドバス12の通信プロトコルは、COMPONET(コンポネット)を用いている。
図3,図4に示すように、リモートターミナル20は、複数のユニットを連結して構成されるビルディングブロックタイプのI/Oシステムであり、1つの通信ユニット21と、1または複数のI/Oユニット22と、1つの拡張ユニット23と、を備えている。このビルディングブロックタイプのリモートターミナル20は、たとえば、特開2007−66085公報に開示されたリモートターミナル装置の技術を利用して実現することができるし、その他各種の構成のものを用いることができる。ビルディングブックタイプであるため、各ユニットは、それぞれ個々の筐体内に必要な回路等が組み込まれて、側面に設けられた信号線や電源線などを接続するためのコネクタ同士を連結することで、一体化される。なお、この公報に開示されたリモートターミナル装置は、通信ユニットとI/Oユニットの組み合わせから構成されているが、適宜位置に、後述する機能を備えた拡張ユニット23を連結することで、本実施形態のリモートターミナル20が実現できる。
各ユニット21,22,23は、内部バス25により接続され、その内部バス25を経由してI/Oデータ等の送受を行なう。この内部バス25は、従来のリモートターミナルでは信号線の多いパラレルI/Oバスを用いて構成しているが、本実施形態では、信号線の少ないシリアルI/Oバスを用いて実現している。そして、その内部バス25における通信プロトルコは、リモートターミナル20に接続された拡張部分の第2フィールドバス12と同じものとした。すなわち、よく知られているように、OSI(Open Systems Interconnection)の参照モデルでは、通信機器の持つべき通信機能を7階層に分けている。この7つの層は、上位層から順に、“アプリケーション層”,“プレゼンテーション層”,“セッション層”,“トランスポート層”,“ネットワーク層”,“データリンク層”,“物理層”となっている。そして、本実施形態では、拡張部分の第2フィールドバス12と内部バス25のデータリンク層以上のプロトコルを同一のものとした。換言すると、データを通信回線に送出するための電気的な変換や機械的な作業を受け持つ物理層(第1層)のみ、それぞれの特性に合わせるべく異ならせた。これにより、リモートターミナル20は、物理層の違いを変換するだけで、拡張部分のネットワークである第2フィールドバス12に接続されたI/Oスレーブ13(I/O機器14)との間でI/Oデータの送受を行なえる。よって、物理層の変換だけで良く、従来のように内部処理が不要となるので、高速なデータ転送が行なえ、リモートターミナル20内のI/Oユニット22と同じ1サイクルで、拡張ネットワーク側の処理を行うことができる。
通信ユニット21は、第1フィールドバス11を経由して上位の装置(PLC10等)から送られてくる入出力情報(I/Oデータ)や、メッセージを、I/Oユニット22に向けて変換を施して伝達したり、その逆の処理を行なったりする。I/Oユニット22は、通信ユニット21からの入出力情報やメッセージに基づき動作する。拡張ユニット23は、リモートターミナル20の内部バス25用の物理層であるターミナル物理層とCompoNetに対応するCompoNet物理層とを変換する。また、拡張ユニット23は、波形整形等のリピータ機能も備えている。なお、各ユニットには、ノードアドレスを設定する必要があるが、このノードアドレスは、アドレス設定線26により通信ユニット21から自動で割り振られる。このアドレス割付けの具体的な処理機能は、後述する。
図4に示すように、通信ユニット21は、上位通信ラインである第1フィールドバス11と通信を行なう上位通信制御部21′と、リモートターミナル20内の制御を行なうターミナル制御部21″と、を備える。これら上位通信制御部21′と、ターミナル制御部21″とは、互いにデータの送受を行ない、第1フィールドバス11経由で取得したデータを、所定のI/Oユニット22に転送したり、リモートターミナル20が持つI/Oデータを第1フィールドバス11側へ送信したりする。
この通信ユニット21の具体的な構成は、図5に示すようになっている。つまり、上位通信制御部21′は、上位通信制御回路21aと、上位通信制御用MPU21bと、MACID設定スイッチ21cと、LED21dと、を備える。ターミナル制御部21″は、ターミナル制御用MPU21fと、FROM(フラッシュROM)21gと、SRAM(スタティックRAM)21hと、LED21iと、CompoNetマスタ用ASIC21jと、ターミナル物理層21kと、を備える。上位通信制御用MPU21bと、ターミナル制御用MPU21fは、ともに同じデュアルポートRAM21eにアクセス可能としている。これにより、このデュアルポートRAM21eを介して上位通信制御用MPU21bと、ターミナル制御用MPU21fとが、データ転送を行なう。
上位通信制御回路21aは、第1フィールドバス11の通信プロトコルに適応する通信インターフェースでもあり、第1フィールドバス11上を伝送される自己宛のフレームを取得し、必要なデータを上位通信制御用MPU21bに渡したり、上位通信制御用MPU21bから受け取ったデータに宛先等のヘッダを付加するなどの処理を行なって送信フレームを作成後、所定のタイミングでその送信フレームを第1フィールドバス11に向けて送信したりする機能を備える。上位通信制御回路21aは、実際のデータの送受信を受け持ち、上記のヘッダ部に対する処理は、上位通信制御用MPU21bが受け持つようにしても良い。上位通信制御用MPU21bは、上位通信制御回路21aから転送されてきたフレーム内のデータ(メッセージやI/Oデータ)を認識し、リモートターミナル内部に転送すべく必要な処理を行ないデュアルポートRAM21e内の所定領域にデータを書き込む。また、上位通信制御用MPU21bは、デュアルポートRAM21e内に格納された所定のデータを読み出し、上位通信制御回路21aに渡す処理等を実行する。MACID設定スイッチ21cは、上位側の通信ライン(第1フィールドバス11)のためのリモートターミナル20のMACIDを設定するためのスイッチであり、ディップスイッチやロータリースイッチなどで構成される。LED21dは、動作状態を通知するための光報知手段である。これらの上位通信制御部21′を構成する各処理部等は、基本的に従来のものと同様の構成で実現できる。
ターミナル制御用MPU21fは、上位から送られてきてデュアルポートRAM21eに格納されたメッセージやI/Oデータを読み出し、I/Oユニット22や、第2フィールドバス12に接続されたI/Oスレーブ13等に転送したり、それらI/Oユニット22やI/Oスレーブ13等のリモートターミナル20が管理するI/Oデータを上位側に送信すべく、デュアルポートRAM21eに書き込んだりする処理等を行なう。さらに、I/Oユニット22は、アドレスを設定するためのスイッチを備えていないので、ターミナル制御用MPU21fは、I/Oユニット22に対してアドレス設定を行なう機能も持つ。FROM21gは、ターミナル制御用MPU21fが上記の処理を実行するための設定データや、異常履歴データ等のデータを記憶保持する。SRAM21hは、ターミナル制御用MPU21fか演算実行中に用いるワークエリア等に利用される。LED21iは、動作状態を通知するための光報知手段である。これらも、基本的には、従来のものと同様の構成で実現できる。
また、ターミナル制御用MPU21fは、自己が管理するI/Oユニット22等との間でマスタ−スレーブ通信方式にてデータの送受を行なう。そこで、通信ユニット21は、係る通信を行なうためのマスタ用のASICを用意し、ターミナル制御用MPU21fは、当該ASICを介して所定のI/Oユニット22との間で通信を行なう。ここで、本実施形態では、内部バス25における通信プロトルコを、第2フィールドバス12と同じCompoNetを採用したため、上記のマスタ用のASICもCompoNetに対応するCompoNetマスタ用ASIC21jにて構成する。このCompoNetマスタ用ASIC21jは、ターミナル制御用MPU21fから送られてきた送信データをCompoNet用に符号化し、復号化したデータをターミナル物理層21kに渡したり、ターミナル物理層21kを介して取得した受信データ中の不要なデータを削除したり、その他必要な処理を実行して復号化してターミナル制御用MPU21fに受信データを渡す。ターミナル物理層21kは、内部バス25に接続され、CompoNetマスタ用ASIC21jから受け取った送信データを内部バス25に出力したり、内部バス25を転送されてくる受信データを取得し、その受信データをCompoNetマスタ用ASIC21jに渡す機能を持つ。これらのターミナル制御部21″を構成する各処理部等は、基本的に従来のものと同様に実現でき、異なる点は、リモートターミナル20の内部バス25の通信プロトコルが、パラレル通信ではなく、シリアル通信(本実施形態では、CompoNet)としたため、その通信プロトコルに対応するために物理層やマスタASICを変更する点である。但し、内部バス25に用いられる通信プロトコルは、第2フィールドバス側では既存の通信プロトコルとして存在していたものであるので、当該通信プロトコルに対応するためのマスタASIC(CompoNetマスタ用ASIC)等も既存のものを流用したり、それを基本として一部変更したりすることで対応できる。
図6に示すように、リモートターミナル20のI/Oユニット22は、制御用MPU22aと、CompoNetスレーブ用ASIC22bと、ターミナル物理層22cと、LED22dと、I/O駆動回路22eと、を備えている。制御用MPU22aには、アドレス設定線26が2本接続されている。図4に示すように、この2本のアドレス設定線6は、それぞれ隣接するユニットに接続される。これにより、隣接するI/Oユニット22の制御用MPU22aは、アドレス設定線6により順次接続された構造を採り、各I/Oユニット22の上位側(通信ユニット21側)のアドレス設定線26が、自己宛のアドレスを受信するためのラインであり、下位側のアドレス設定線26は、次のI/Oユニットへ設定するアドレスを送信するためのラインである。
ターミナル物理層22cは、内部バス25に接続され、マスタとなる通信ユニット21との間でI/Oデータや各種メッセージ等の送受を行なう。CompoNetスレーブ用ASIC22bは、ターミナル物理層22cを介してマスタスレーブ間通信をし、I/Oデータの送受を行なったり、所定のコマンドの受信並びにそれに基づくレスポンスの送信を行なったりする。制御用MPU22aは、CompoNetスレーブ用ASIC22bを介して取得したメッセージを受けて、所定の処理を実行し、レポンスを生成・返信したり、接続されたI/O機器に対する制御命令等を発したり、アドレスの設定処理をするなどの各種の制御を実行する。
I/O駆動回路22eは、入力機器や出力機器等の外部のI/O機器と接続しI/Oデータの送受を行なう。I/O機器が、ON/OFFの2値を採るものであるため、I/O機器が出力機器の場合には、I/O駆動回路22eは、制御用MPU22aからの指示に従い、出力機器の動作のON/OFFを制御する。また、I/O機器が入力機器の場合には、I/O駆動回路22eは、そのI/O機器の状態を制御MPU22aに伝える機能を持つ。電気回路に開閉スイッチを設け、その開閉スイッチを開閉することにより、出力機器の動作を制御するようにすることもできる。LED22dは、I/Oユニット22の動作状態(通信状態)や異常/正常などを示すものである。
図7に示すように、拡張ユニット23は、制御用MPU23aと、CompoNetスレーブ用ASIC23bと、ターミナル物理層23cと、LED23dと、ディップスイッチ23eと、CompoNet物理層23fと、を備えている。ターミナル物理層23cは、I/Oユニット22に実装されたターミナル物理層22cと同様に、内部バス25に接続され、その内部バス25に対する通信を行なう。CompoNet物理層23fは、第2フィールドバス12に接続され、その第2フィールドバス12に対する通信を行なう。これら両物理層23c,23fの間に、CompoNetスレーブ用ASIC23bが実装される。このCompoNetスレーブ用ASIC23bは、I/Oユニット22におけるCompoNetスレーブ用ASIC22bと同様に、通信ユニット21のCompoNetマスタ用ASIC21iに対するスレーブとして機能を備えると共に、ターミナル物理層23cと、CompoNet物理層23fとの間における物理層の相違に伴う変換処理を行なう機能を備える。さらに、CompoNetスレーブ用ASIC23bは、物理層の変換を行なう際に、波形整形を行なうといった、リピータ機能も備えている。
ただし、上述したように、内部バス25と第2フィールドバス12の通信プロトコルは、物理層のみ相違し、それより上位の層は同じにしたので、物理層レベルの変換を行なうだけで、通信ユニット21から内部バス25経由で送られてきた送信データは、ヘッダ情報中に含まれる送信先に従い、所定のI/Oスレーブ13に向けて送信することができ、また、第2フィールドバス12上を送られてきたI/Oスレーブ13からのデータは、内部バス25経由で通信ユニット21(CompoNetマスタ用ASIC21j)へ送ることができる。つまり、CompoNetマスタ用ASIC21j(ターミナル制御用MPU21f)は、I/Oユニット22とI/Oスレーブ13に対して、ともに同じように扱う(マスタ−スレーブ通信を行なう)ことができる。
ディップスイッチ23eは、拡張ネットワークに接続されたスレーブ(ノード)の数を設定する。制御用MPU23aは、通信ユニット21に対するスレーブとしての所定の処理(レスポンスの返信等)を実行する。本実施形態との関係でいうと、通信ユニットからの拡張ネットワークにおけるスレーブの数の通知要求に対し、ディップスイッチ23eで設定されている数を認識し、それをレスポンスとして返す機能を備える。
LED23dは、他のユニットと同様に、拡張ユニット23の動作状態(通信状態)や異常/正常などを示すものである。また、拡張ユニット23のアドレスは、固定値(たとえば、#64)としている。この固定値は、たとえば、接続可能な最大ノード数に対応する値(最大のアドレス番号)にするとよい。
図8に示すように、拡張ネットワークを構成する第2フィールドバス12に接続されるI/Oスレーブ13は、制御用MPU13aと、CompoNetスレーブ用ASIC13bと、CompoNet物理層13cと、LED13dと、MACID設定スイッチ13eと、I/O駆動回路13fと、を備えている。
CompoNet物理層13cは、第2フィールドバス12に接続され、マスタとなる通信ユニット21との間でI/Oデータや各種メッセージ等の送受を行なう。CompoNetスレーブ用ASIC13bは、CompoNet物理層13cを介してマスタスレーブ間通信をし、I/Oデータの送受を行なったり、所定のコマンドの受信並びにそれに基づくレスポンスの送信を行なったりする。制御用MPU13aは、CompoNetスレーブ用ASIC13bを介して取得したメッセージを受けて、所定の処理を実行し、レポンスを生成・返信したり、接続されたI/O機器に対する制御命令等を発したりする。I/O駆動回路13fは、入力機器や出力機器等の外部のI/O機器と接続しI/Oデータの送受を行なう。この点は、I/OユニットのI/O駆動回路22eと同様である。
LED13dは、I/Oスレーブ13の動作状態(通信状態)や異常/正常などを示すものである。さらに、MACID設定スイッチ13eは、拡張側の通信ライン(第2フィールドバス12)のためのMACIDを設定するためのスイッチであり、ディップスイッチやロータリースイッチなどで構成される。I/Oユニット22とI/Oスレーブ13は、同じ通信プロトコルを用い、通信ユニット21から見た場合に同じ通信ライン上に設置されるノードとなるので、I/Oユニット22とI/Oスレーブ13との間においてもアドレス(MACID)の重複を避ける必要がある。そこで、本実施形態では、システム起動時に、以下に示すルール・アルゴリズムに従い、アドレスの設定を行なうようにした。
図9に示すように、通信ユニット21,I/Oユニット22の制御用MPU21fにおける送信側のアドレス設定線26の接続部位Txを、電源電圧ラインに接続する。そして、拡張ユニット23側では、アドレス設定線26をアースに落としている。これにより、通信ユニット21並びにI/Oユニット22のアドレス設定線の接続端子(ポート)TxはHighとなり、拡張ユニット23の制御用MPU23aの接続端子(ポート)TxはLowとなる。
図9は、通信ユニット21が、拡張ユニット23から収集した情報に基づいて、I/Oユニット22に対してアドレスを設定する例を示している。まず、前提として、ユーザは、各I/Oスレーブ13に対し、MACID設定スイッチ13eを操作し、アドレスを設定するとともに、I/Oスレーブ13の数を拡張ユニット23のディップスイッチ23eにて設定する。I/Oスレーブ13のアドレスは、#1から順番に昇順するように設定する(図4参照)。これにより、I/Oスレーブ13の最大アドレスは、I/Oスレーブ13の数となる。なお、図4では、終端装置15側からI/Oスレーブ13の並んだ順にアドレスを昇順するように設定しているが、I/Oスレーブ13の並び順と、アドレスの昇順する順番(設定順)は異なっていても良い。
通信ユニット21は、拡張ユニット23のディップスイッチ23eで設定されている拡張ネットワークのI/Oスレーブ13のスレーブ接続数nを、メッセージで読み込む。これにより、通信ユニット21は、取得したスレーブ接続数nだけオフセットして、I/Oユニット22に設定する最初のアドレスを決定する。上述したように、本実施形態では、I/Oスレーブ13のアドレスの最大値は、nとなっており、n以下の数値はI/Oスレーブ13のアドレスとして使用されていることがわかるので、I/Oユニット22のアドレスは、nより大きい数値を用いると、I/Oスレーブ13とI/Oユニット22との間でのアドレスドレスの重複は生じない。そこで、通信ユニット21(ターミナル制御用MPU21f)は、nだけオフセットし、“n+1”をI/Oユニット22の初期アドレス(最小値)とする。図4に示す例では、I/Oスレーブ13は4個存在しているので、1番目のI/Oユニット22のアドレスは、“#5”となる。
次いで、通信ユニット21(ターミナル制御用MPU21f)は、A−Setフレームを使って、隣接するI/Oユニット22のアドレスを設定する。つまり、通信ユニット21のターミナル制御用MPU21fは、A−Set TxをReadし、High(Pull Up)であればA−Set Txポートを出力に切り替え、1つ目のI/Oユニット22に対して決定した初期値のノードアドレス(#(n+1))のデータを送信する。
このターミナル制御用MPU21fから出力されたアドレス(#(n+1))は、ターミナル制御用MPU21fとアドレス設定線26が接続された隣接するI/Oユニット22の制御用MPU22aに伝えられる。すなわち、係るI/Oユニット22の制御用MPU22aは、A−Set信号をA−Set Rxで受け取るので、受け取ったアドレス(#(n+1))を自己のアドレスとして記憶する。つまり、制御用MPU22aは、CompoNetスレーブ用ASICに対してレジスタを通じてノードアドレスを設定する。
次いで、アドレスを受け取ったI/Oユニット22の制御用MPU22aは、A−Set TxをReadしてHighであれば、A−Set Txポートを出力に切り替え次のユニット(隣接する下位側のI/Oユニット)に対して「自アドレス+1」のデータを送信する。これにより、2番目のI/Oユニット22のアドレスは、“#(n+2)”となる。上記の処理を繰り返すことで、I/Oユニット22には、通信ユニット21側から順に1つずつ昇順するアドレスが設定される。
そして、拡張ユニット23の制御用MPU23aは、自己に連結されている最終のI/Oユニット22からA−Set信号をA−Set Rxで受け取ると、通信ユニット21に対しアドレス設定が完了したことを通知する。
この完了通知を受けた通信ユニット21(ターミナル制御用MPU21f)は、I/Oユニット22を加入させるとともに、23拡張ユニットのリピート動作を許可する。更に、通信ユニット21(ターミナル制御用MPU21f)は、拡張ネットワークに接続される各I/Oスレーブを加入させる。よって、各I/Oユニット22並びにI/Oスレーブ13には、重複することなくアドレスが設定されるため、以後、そのアドレスを用いてマスタ−スレーブ通信が可能となる。
図10は、通信ユニット21が、拡張ユニットからの情報を得ることなく、各I/Oユニット22に対してアドレスを設定する例を示している。図10に示すように、通信ユニット21,I/Oユニット22の制御用MPU21fにおける送信側のアドレス設定線26の接続部位Txを、電源電圧ラインに接続する。そして、拡張ユニット23側では、アドレス設定線26をアースに落としている。これにより、通信ユニット21並びに拡張ユニット23に直接連結されていないI/Oユニット22のアドレス設定線26の接続端子(ポート)TxはHighとなり、拡張ユニット23に接続されたI/Oユニット22のアドレス設定線26の接続端子(ポート)TxはLowとなる。
そして、前提として、拡張ネットワークを構成する第2フィールドバス12に接続されるI/Oスレーブ13に設定するアドレス領域を決めておく。例えば、アドレスの最大値を#Nとした場合、拡張ユニットのアドレスを#Nとし、I/Oスレーブ13のアドレスは、#(N−m)から#(N−1)とする。これにより、I/Oユニット22のアドレスは、#0から順に設定しておくと、#(N−m−1)までは、各I/Oユニット22並びにI/Oスレーブ13には、重複することなくアドレスが設定される。
まず、通信ユニット21のターミナル制御用MPU21fは、A−Setフレームを使って、隣接するI/Oユニット22のアドレスを設定する。つまり、通信ユニット21のターミナル制御用MPU21fは、A−Set TxをReadし、High(Pull Up)であればA−Set Txポートを出力に切り替え、1つ目のI/Oユニット22に対して初期値のノードアドレス(#0)のデータを送信する。
このターミナル制御用MPU21fから出力されたアドレス(#0)は、ターミナル制御用MPU21fとアドレス設定線26が接続された隣接するI/Oユニット22の制御用MPU22aに伝えられる。すなわち、係るI/Oユニット22の制御用MPU22aは、A−Set信号をA−Set Rxで受け取るので、受け取ったアドレス(#0)を自己のアドレスとして記憶する。
次いで、アドレスを受け取ったI/Oユニット22の制御用MPU22aは、A−Set TxをReadしてHighであれば、A−Set Txポートを出力に切り替え次のユニット(隣接する下位側のI/Oユニット)に対して「自アドレス+1」のデータを送信する。これにより、2番目のI/Oユニット22のアドレスは、“#1”となる。上記の処理を繰り返すことで、I/Oユニット22には、通信ユニット21側から順に1つずつ昇順するアドレスが設定される。
拡張ユニット23に接続された最終のI/Oユニット22(制御用MPU22a)は、A−Set TxをReadするとLowとなるので、自局をEND局に設定する。END局は、通信ユニット21に対してアドレス設定が完了したことを伝える。この完了通知を受けた通信ユニット21(ターミナル制御用MPU21f)は、I/Oユニット22を加入させる。よって、各I/Oユニット22並びにI/Oスレーブ13には、重複することなくアドレスが設定されるため、以後、そのアドレスを用いてマスタ−スレーブ通信が可能となる。
上述した実施形態は、I/Oシステムとしてビルディングタイプのリモートターミナルに適用した例を説明したが、本発明はこれに限ることはなく、一体型のリモートターミナルにおいて、拡張ユニットの機能を組み込むようにしてもよい。さらには、リモートターミナルに限ることはなく、例えば図11に示すように、I/OシステムとしてPLC10に適用することもできる。すなわち、例えば、ビルディングタイプのPLC10は、電源ユニット10a,CPUユニット10b,I/Oユニット10c,通信ユニット10d等を備えて構成される。このPLC10に、拡張ユニット10eを連結する。これら各ユニットは、シリアルI/Oバスからなる内部バス10fにて連結される。また、この拡張ユニット10eは、第3フィールドバス16が接続され、この第3フィールドバス16には、1または複数のI/Oスレーブ13が接続される。
内部バス10fと第3フィールドバス16の通信プロトコルは、物理層よりも上位層で同じにする。そして、CPUユニット10bとI/Oユニット10cと、拡張ユニット10eが、上記の実施形態における通信ユニット21,I/Oユニット22,拡張ユニット23と同様の機能を組み込む。これにより、I/Oスレーブ13は、PLC(CPUユニット)の1サイクルでI/Oデータの読み書きを行なうことができる。
もちろん、PLCにおいても、ビルディングブロックタイプに限ることはなく、一体型のものにも適用することができるのはもちろんである。
従来例を示す図である。 本発明の好適な一実施形態を示す図である。 本発明の好適な一実施形態を示す図である。 本発明の好適な一実施形態を示す図である。 通信ユニットの内部構成を示す図である。 I/Oユニットの内部構成を示す図である。 拡張ユニットの内部構成を示す図である。 I/Oスレーブの内部構成を示す図である。 アドレス設定のアルゴリズムを説明する図である。 アドレス設定のアルゴリズムを説明する図である。 本発明の別の実施形態を示す図である。
符号の説明
10 PLC
11 第1フィールドバス
12 第2フィールドバス
13 I/Oスレーブ
14 I/O機器
16 第3フィールドバス
20 リモートターミナル(I/Oシステム)
21 通信ユニット
21″ ターミナル制御部(マスタ機能部)
22 I/Oユニット
23 拡張ユニット
23b ASIC
23c ターミナル物理層(内部バス用の物理層)
23f CompoNet物理層(フィールドバス用の物理層)
25 内部バス

Claims (5)

  1. FA用のコントローラや、リモートターミナルなどのI/O機器を接続可能なI/Oシステムであって、
    前記I/O機器を接続するためのI/O部と、
    そのI/O部と通信するマスタ機能部と、
    フィールドバスによる拡張ネットワークを接続する拡張機能部と、を有し、
    前記I/Oシステム内の内部バスと前記フィールドバスとは、同じ通信プロトコルとし、
    前記拡張機能部は、内部バス用の物理層と、フィールドバス用の物理層と、それら両物理層間の変換を行なう変換部と、を備えた
    ことを特徴とするI/Oシステム。
  2. 前記I/Oシステムは、複数のユニットを連結して構成されるビルディングブロックタイプのものであり、
    前記拡張機能部は、拡張ユニットとして実現されることを特徴とする請求項1に記載のI/Oシステム。
  3. 前記I/Oシステムは、リモートターミナルであって、
    上位の通信回線に接続するための通信ユニットを備えたことを特徴とする請求項2に記載のI/Oシステム。
  4. 前記マスタ機能部は、隣接する前記I/O部に対して、初期値のアドレスを設定する機能を持ち、
    前記I/O部は、自己に設定されたアドレスに1加算した値を次のI/O部に対するアドレスとして通知する機能と、自己が最終と判断した場合に前記マスタ機能部に対してアドレス設定が完了したことを伝える機能を備えた
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のI/Oシステム。
  5. 前記拡張機能部には、前記フィールドバスに接続されるI/Oスレーブの数を設定するスイッチを備え、
    前記マスタ機能部は、前記スイッチで設定されたI/Oスレーブの数を取得し、その取得した数に基づき前記I/O部に対する初期値のアドレスを決定し、その決定した初期値のアドレスを隣接するI/O部に設定する機能を持ち、
    前記I/O部は、自己に設定されたアドレスに1加算した値を次のI/O部に対するアドレスとして通知する機能を備えた
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のI/Oシステム。
JP2008049527A 2008-02-29 2008-02-29 I/oシステム Active JP5029906B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008049527A JP5029906B2 (ja) 2008-02-29 2008-02-29 I/oシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008049527A JP5029906B2 (ja) 2008-02-29 2008-02-29 I/oシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009205598A JP2009205598A (ja) 2009-09-10
JP5029906B2 true JP5029906B2 (ja) 2012-09-19

Family

ID=41147754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008049527A Active JP5029906B2 (ja) 2008-02-29 2008-02-29 I/oシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5029906B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011118732A (ja) * 2009-12-04 2011-06-16 Yokogawa Electric Corp I/oノード
JP5104964B2 (ja) * 2011-01-25 2012-12-19 横河電機株式会社 フィールド通信装置
DE112012006752T5 (de) * 2012-07-30 2015-08-20 Mitsubishi Electric Corporation Erweiterungseinheit
JP6136228B2 (ja) * 2012-12-14 2017-05-31 オムロン株式会社 通信カプラ、通信システム、制御方法、およびプログラム
JP6764688B2 (ja) * 2016-05-18 2020-10-07 日鉄テックスエンジ株式会社 制御装置の更新方法
JP2023152074A (ja) * 2022-04-01 2023-10-16 オムロン株式会社 サーボシステム

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02208704A (ja) * 1989-02-09 1990-08-20 Sharp Corp プログラマブルコントローラのi/oバス拡張装置
JP2950844B2 (ja) * 1989-04-04 1999-09-20 株式会社東芝 デジタル制御装置
JPH0343804A (ja) * 1989-07-11 1991-02-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd シーケンス制御装置
US5923557A (en) * 1997-08-01 1999-07-13 Hewlett-Packard Company Method and apparatus for providing a standard interface to process control devices that are adapted to differing field-bus protocols
JPH11161307A (ja) * 1997-11-28 1999-06-18 Toshiba Corp プラント制御装置
JP4240262B2 (ja) * 2000-10-27 2009-03-18 横河電機株式会社 プロセス制御装置
JP2003114704A (ja) * 2001-10-04 2003-04-18 Toshiba Corp プログラマブルロジックコントローラシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009205598A (ja) 2009-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5029906B2 (ja) I/oシステム
EP2188953B1 (en) Real-time industrial ethernet ethercat communication control
EP2797265B1 (en) Data relay device, data transmission device, and network system
KR100689323B1 (ko) 필드버스 네트워크 다중화 시스템
CN106059874B (zh) 用于总线订户的冗余控制的自动化设备
US11936497B2 (en) Module unit for connecting a data bus subscriber
CN108650159A (zh) 一种基于rs485接口的现场总线通信方法
KR101179431B1 (ko) 이더캣 네트워크 시스템 및 이의 운용 방법
CN201708820U (zh) Modbus与profibus-dp的协议转换器
US20210144877A1 (en) Modular interface system for connecting a control device and field devices
JP2009049642A (ja) 伝送システム
JP2019169945A (ja) 異種フィールドバス用ゲートウェイシステム
JP5301088B2 (ja) モータ制御用シリアル通信装置
US11947475B2 (en) Synchronized processing of process data and delayed transmission
JP6596239B2 (ja) 多重化通信装置
EP3260935B1 (en) Smart taps for a single-wire industrial safety system
KR20100034395A (ko) 산업용 제어네트워크 적용을 위한 무선 센서네트워크 및 그구성방법
CN114556873B (zh) 用于过程控制自动化设备中的多功能交换机以及这种过程控制自动化设备
JP2002073121A (ja) ネットワーク制御システム、その通信モジュール、及びリモート制御方法
US11442736B2 (en) Determination of data bus subscribers of a local bus
EP3260936B1 (en) Single-wire industrial safety system with safety device diagnostic communication
KR102182494B1 (ko) 노이즈 판별 기능을 가진 이더캣 네트워크 시스템 및 이더캣 네트워크 시스템의 노이즈 판별 방법
KR101344393B1 (ko) 링 구조를 갖는 필드버스 네트워크 시스템
KR102187083B1 (ko) 필드버스 이중화 제어기 및 제어 방법
KR101858264B1 (ko) 이더넷 통신 기기를 위한 릴레이 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120531

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120613

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5029906

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250