JP5029585B2 - 情報処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、外部と情報送受信可能な無線タグと通信を行う無線タグ通信装置と、サーバとを有する情報処理システムに関する。
情報を記憶する無線タグ回路素子に対し非接触で情報の送受信を行うRFID(Radio Frequency Identification)システムが知られている。このRFIDシステムを利用した情報処理システムの例として、例えば特許文献1記載のシステムが知られている。
この従来技術では、PC(操作端末)のデータベースに記憶させている印刷データ(処理データ)をプリンタ(印刷装置)で印刷する際に、同時に、タグラベル作成装置で、上記データベースにおける当該印刷データの格納場所に関する格納先情報を無線タグ回路素子に記憶させた無線タグラベルを作成する。そして、作成された無線タグラベルを、印刷装置により印刷された当該印刷物に貼付する。その後、操作者が、その印刷物の無線タグラベルに対して別途用意したリーダ(読み取り装置)で読み取りを行い、無線タグ回路素子に記憶させている上記印刷データの格納先情報を取得する。このとき、読み取り装置は、上記操作端末に直接接続されているか、あるいはネットワークを介してPCに接続されており、上記取得した格納先情報に基づきデータベースにアクセスして当該印刷物の印刷内容(つまり印刷データ)を取得する。そして、操作端末において、当該印刷物の印刷データを対応するアプリケーション上で電子データとして開くようになっている。
特開2008−49683号公報
上記従来技術においては、無線タグラベルの無線タグ回路素子の記憶情報を用いて、処理データ(印刷データ)を取得しファイルを開く、等のデータ処理を行うことはできるものの、動作機器(印刷装置)そのものを操作し所定の動作(印刷)を行わせることはできない。また特に、近年では、印刷装置が、デジカメモードや高画質モード等の高機能を備えたものであったり、あるいはコピー機能、スキャナ機能、あるいはFAX機能なども兼ね備えたいわゆる複合機の場合もある。このような場合、その制御の複雑さから、所定の動作を実行させるためには、操作端末を介した煩雑な操作が必須となる場合も多い。
以上のように、従来は、動作機器に対し所定の動作を行わせるために操作端末での煩雑な操作が必要であり、操作者の操作労力負担が増大し、利便性の高いシステムとは言えなかった。また、操作端末と印刷装置との接続とは別に、読み取り装置を操作端末に直接あるいはネットワークを介して接続する必要があり、システム構成が複雑化するという問題もあった。
本発明の目的は、操作端末等を用いた煩雑な操作等を行うことなく動作機器に対し所定の動作を行わせ、操作者の労力負担を低減できるとともに、システム構成を簡素化できる、情報処理システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、情報を記憶するIC回路部と情報の送受信を行うタグアンテナとが設けられた無線タグ回路素子を備え、所定の動作機器の処理に係わる処理データと前記処理データの格納先情報とを前記IC回路部に記憶した無線タグに対し、情報読み取りを行うための読み取り装置と、前記読み取り装置に接続された印刷装置と、前記印刷装置に接続されたサーバとを有する情報処理システムであって、前記読み取り装置は、前記無線タグ回路素子と無線通信を介し情報送受信を行うための装置アンテナと、前記装置アンテナを介し、前記無線タグ回路素子の前記IC回路部に記憶された情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段で取得した情報を、前記印刷装置へ転送する情報転送手段とを備え、前記印刷装置は、前記読み取り装置の前記情報転送手段から転送された情報を入力する情報入力手段と、前記情報入力手段で入力した情報より、前記処理データ及び前記格納先情報を抽出して解析する情報解析手段と、前記情報解析手段での解析結果に基づき、前記処理データを、前記格納先情報の表す前記サーバの格納アドレスへ出力し格納する情報格納手段とを備えることを特徴とする。
本願第1発明においては、読み取り装置とサーバとの両方に接続された印刷装置が操作端末と同等の機能を果たす。すなわち、予め、無線タグ回路素子のIC回路部に、所定の動作機器の処理に係わる処理データと、処理データの格納先情報とが記憶されている。読み取り装置の情報取得手段が、その無線タグ回路素子の情報を装置アンテナを介し取得すると、その取得された情報は情報転送手段によって印刷装置へと転送される。印刷装置では、その転送された情報を情報入力手段で入力した後、情報解析手段が、その入力した情報を解析(解釈)して上記処理データ及び格納先情報を取得する。そして、取得した処理データをサーバへと出力し、当該格納先情報の表すサーバの格納アドレスに格納する。これにより、サーバは、その格納アドレスに格納された処理データを用いて、対応する動作機器に対し、当該処理データに対応する処理を指示することが可能となる。
この結果、操作者は、操作端末等を用いた煩雑な操作等を特に行わなくても、読み取り装置において無線タグの読み取りを行わせるだけで、所定の動作機器に対し所定の動作を行わせることができる。したがって、操作者の労力負担を軽減でき、利便性を向上することができる。また、印刷装置がネットワークを介しサーバと接続されていれば、読み取り装置は単にUSBケーブル等で印刷装置に対し接続されていれば足り、読み取り装置自体がネットワークを介し操作端末に接続される必要がなくなるので、システム構成を簡素化することができる。
第2発明は、上記第1発明において、前記サーバは、前記格納アドレスに格納された前記処理データに基づき、対応する前記動作機器に対し当該処理データに対応した動作を行うように動作指示信号を出力する指示信号出力手段を有することを特徴とする。
サーバの指示信号出力手段が、格納アドレスに格納された処理データを用いて、対応する動作機器に対し動作指示信号を出力することにより、操作者は、無線タグの読み取りを行わせるだけで所定の動作機器に対し所定の動作を行わせることができる。したがって、操作者の労力負担を軽減でき、利便性を向上することができる。
第3発明は、上記第2発明において、前記サーバの前記指示信号出力手段は、前記動作指示信号として、前記動作機器としての前記印刷装置に対し、前記処理データにより指定される所定の印刷データを取得し対応する印刷を行わせる印刷指示信号を出力することを特徴とする。
これにより、操作者は、無線タグの読み取りを行わせるだけで、印刷装置で自動的に所定の印刷データを印刷することができる。したがって、通常例えば必要となる操作端末の立ち上げ、データベース等の印刷データを含むフォルダ等の検索、印刷データを開くアプリケーションの起動操作、印刷装置を指定しての印刷指示操作、等の煩雑な操作が不要となり、操作者の利便性を向上することができる。
第4発明は、上記第3発明において、前記サーバの前記指示信号出力手段は、前記印刷装置が印刷すべき印刷部数を含む前記印刷指示信号を出力することを特徴とする。
これにより、操作者が無線タグの読み取りにより印刷を実行させるとき、その印刷枚数も併せて指定することができるので、さらに利便性を向上することができる。
第5発明は、上記第2発明において、前記サーバの前記指示信号出力手段は、前記動作指示信号として、前記動作機器としての前記印刷装置に対し、前記処理データにより指定される所定の印刷テンプレートデータの取得を行わせるテンプレート取得指示信号を出力することを特徴とする。
これにより、操作者は、無線タグの読み取りを行わせるだけで、自動的に所定の印刷テンプレートデータを印刷装置に取得させることができる。したがって、通常例えば必要となる操作端末の立ち上げ、印刷テンプレートデータを含むデータベースやフォルダあるいは外部サイトの検索、印刷装置を指定しての印刷テンプレートのコピー操作、等の煩雑な操作が不要となり、操作者の利便性を向上することができる。
第6発明は、上記第2発明において、前記印刷装置は、処理対象となる紙文書を光学的に読み取り、対応するイメージデータを生成する光学読み取り手段を備えており、前記サーバの前記指示信号出力手段は、前記動作指示信号として、前記動作機器としての前記印刷装置に対し、前記光学読み取り手段で所定の文書に対する前記読み取りを行わせるスキャン指示信号を出力することを特徴とする。
これにより、操作者は、無線タグの読み取りを行わせるだけで、印刷装置の光学読み取り手段で自動的に所定の紙文書の光学読み取り(スキャン)を実行することができる。したがって、紙文書を光学読み取り手段に設置した後に通常必要となる、操作端末の立ち上げ、印刷装置において光学読み取りを行わせるためのアプリケーションの起動操作、等の煩雑な操作が不要となり、操作者の利便性を向上することができる。
第7発明は、上記第2発明において、前記印刷装置は、処理対象となる紙文書を光学的に読み取り、対応する電送データを送信するFAX処理手段を備えており、前記サーバの前記指示信号出力手段は、前記動作指示信号として、前記動作機器としての前記印刷装置に対し、前記FAX処理手段で所定の文書に対する前記読み取り及び前記電送データの送信を行わせる、FAX指示信号を出力することを特徴とする。
これにより、操作者は、無線タグの読み取りを行わせるだけで、印刷装置のFAX処理手段で自動的に所定の紙文書のFAX送信を実行することができる。したがって、紙文書のFAX時に紙文書を設置した後に通常必要となる、FAXモードの選択や送信ボタンの操作等の煩雑な操作が不要となり、操作者の利便性を向上することができる。
第8発明は、上記第7発明において、前記サーバの前記指示信号出力手段は、前記印刷装置の前記FAX処理手段が送信すべき送信先情報を含む前記FAX指示信号を出力することを特徴とする。
これにより、操作者が無線タグの読み取りによりFAXを実行させるとき、その送信先も併せて指定することができるので、さらに利便性を向上することができる。
第9発明は、上記第7又は第8発明において、前記印刷装置は、前記FAX処理手段による電送データの送信先又は通話対象となる電話番号を記憶可能な番号記憶手段を備えており、前記サーバの前記指示信号出力手段は、前記動作指示信号として、前記動作機器としての前記印刷装置に対し、前記処理データにより指定される所定の電話番号データを取得し、前記番号記憶手段に格納する記憶指示信号を出力することを特徴とする。
これにより、操作者は、無線タグの読み取りを行わせるだけで、FAXの送信先や通話先の相手方の電話番号を自動的に番号記憶手段に記憶させることができる。したがって、例えば相手方の氏名・名称のテキストや電話番号を手操作で入力するといった面倒さがなくなり、操作者の利便性を向上することができる。
第10発明は、上記第2発明において、前記サーバの前記指示信号出力手段は、前記動作指示信号として、前記動作機器としての前記印刷装置に対し、前記処理データにより指定される、当該印刷装置に係わる最新のファームウェアデータを取得して更新する更新指示信号を出力することを特徴とする。
これにより、操作者は、無線タグの読み取りを行わせるだけで、自動的に所定のファームウェアの最新バージョンを印刷装置に取り込んで更新することができる。したがって、通常例えば必要となる操作端末の立ち上げ、ファームウェアデータを含むデータベースやフォルダあるいは外部サイトの検索、印刷装置を指定してのファームウェアデータのダウンロードやコピー操作、等の煩雑な操作が不要となり、操作者の利便性を向上することができる。
本発明によれば、操作端末等を用いた煩雑な操作等を特に行わなくても、読み取り装置において無線タグの読み取りを行わせるだけで、所定の動作機器に対し所定の動作を行わせることができる。また、読み取り装置自体がネットワークを介し操作端末に接続される必要がなくなり、システム構成を簡素化することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態の情報処理システムの全体構成を表すシステム構成図である。
図1において、情報処理システムRSは、印刷物の印刷やその他の機能(例えばコピー機能等)を複合的に備える複合機(動作機器、印刷装置)1と、この複合機1と例えばUSBケーブルなどの接続手段10を介して接続され、情報を記憶するIC回路部150とこのIC回路部150に接続されるアンテナ151とを備えた無線タグ回路素子To(後述の図4参照)を有する無線タグTからタグ情報を読み取るための無線タグ通信装置(読み取り装置)2と、上記複合機1と有線あるいは無線によるネットワーク回線NWを介して接続されるサーバ3とを有している。
上記複合機1は、この例では、被印刷物(A4用紙等)に印刷対象である印刷データの印刷を行って印刷物を作成するプリンタ機能と、既に印刷済みの印刷物から光学的にその印刷内容を読み取って他の被印刷物に複写印刷するコピー機能と、同じく印刷物から光学的にその印刷内容を読み取ってデータ化するスキャナ機能と、同じく印刷物から光学的に読み取った印刷内容をデータ化し一般電話回線11を介して送信(又は受信)するFAX機能とを兼ね備えている。なおこれら全部を兼ね備えなくてもよく、例えばFAX機能は備えなくてもよい。あるいは、プリンタ機能を単独で備える通常のプリンタであってもよい。
図2は、上記情報処理システムRSを構成する複合機1、無線タグ通信装置2、及びサーバ3の詳細機能を表す機能ブロック図である。
この図2において、複合機1は、CPU(中央演算装置)101と、上記サーバ3との間でネットワーク回線NWを介して行われる通信の制御を行うネットワーク通信制御部102と、例えばRAMやROM等からなるメモリ103と、印刷物(紙文書、文書)の印刷内容を光学的に読み取ってイメージデータにデータ化するスキャナ(光学読み取り手段)104と、他のFAX機能を有する機器と一般電話回線11を介して行われるデータ(電送データ)の送受の制御を行うFAX通信制御部(FAX処理手段)105と、被印刷物に印刷対象である印刷データの印刷を行って印刷物を作成する印刷部106と、上記無線タグ通信装置2との間でこの例のUSB規格による通信の制御を行う外部機器インターフェース107とを有する。
CPU101は、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行い、それによって無線タグ通信装置2及びサーバ3との間で各種の指示信号・情報信号の送受を行うようになっている。なお特に詳しく図示していないが、メモリ103が有する上記ROMは例えばフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置からなっており、このROMに予め記憶されているプログラム(以下、ファームウェアという)は所定の制御により書き換えて更新(以下、アップデートという)することが可能となっている。
また、FAX通信制御部105は、指定された電話番号又はメモリに記憶(登録)されている電話番号を選択して通信相手を呼び出すことができる。
無線タグ通信装置2は、情報を記憶するIC回路部150及び情報の送受信を行うタグアンテナ151を備えた複数の無線タグ回路素子Toに対し、情報の読み取りが可能ないわゆるリーダである。
この無線タグ通信装置2は、通信範囲(図示せず)を形成してその中に存在する無線タグ回路素子Toとの間で無線通信を行う通信アンテナ(装置アンテナ)201と、この通信アンテナ201を介し上記無線タグ回路素子ToのIC回路部150へ無線通信によりアクセスするとともに、その無線タグ回路素子Toから読み出された信号を処理する高周波回路(情報取得手段)202と、上記複合機1との間でこの例のUSB規格による通信の制御を行う外部機器インターフェース(情報転送手段)203とを有している。上記高周波回路202と複合機1のCPU101とは、外部機器インターフェース107,203を介して情報の送受信が可能となっている。
サーバ3は、CPU301と、上記と同様のメモリ302と、上記複合機1との間でネットワーク回線NWを介して行われる通信の制御を行うネットワーク通信制御部303と、ハードディスク装置からなる大容量記憶装置304とを有している。
図3に、上記無線タグ通信装置2の高周波回路202の詳細構成を示す。
この図3において、高周波回路202は、上記通信アンテナ201を介し上記無線タグTの無線タグ回路素子ToのIC回路部150の情報へアクセスするものである。この高周波回路202には、複合機1のCPU101により生成される、無線タグTの無線タグ回路素子ToのIC回路部150から読み出された信号を処理して情報を読み出すための各種コマンドが、外部機器インターフェース107,203を介して入力される。なお、煩雑防止のため図3では外部機器通信インターフェース107,203の図示を省略している。
高周波回路202は、通信アンテナ201を介し無線タグTの無線タグ回路素子Toに対して信号を送信する送信部142と、通信アンテナ201により受信された無線タグ回路素子Toからの応答波を入力する受信部143と、送受分離器144とから構成される。
送信部142は、無線タグ回路素子ToのIC回路部150の無線タグ情報にアクセスするための質問波を生成するブロックである。すなわち、送信部142は、周波数の基準信号を出力する水晶振動子145Aと、CPU203の制御により水晶振動子145Aの出力を分周/遁倍して所定周波数の搬送波を発生させるPLL(Phase Locked Loop)145B、及びVCO(Voltage Controlled Oscillator)145Cと、上記CPU101から供給される信号に基づいて上記発生させられた搬送波を変調(この例ではCPU101からの「TX_ASK」信号に基づく振幅変調)する送信乗算回路146(振幅変調の場合は増幅率可変アンプ等を用いてもよい)と、その送信乗算回路146により変調された変調波を増幅(この例ではCPU101からの「TX_PWR」信号によって増幅率を決定される増幅)して所望の質問波を生成するゲイン制御送信アンプ147とを備えている。そして、上記発生される搬送波は、例えばUHF帯(又はマイクロ波帯、あるいは短波帯でもよい)の周波数を用いており、上記ゲイン制御送信アンプ147の出力は、送受分離器144を介し通信アンテナ201に伝達されて無線タグ回路素子ToのIC回路部150に供給される。なお、質問波は上記のように変調した信号(変調波)に限られず、単なる搬送波のみの場合もある。
受信部143は、通信アンテナ201で受信された無線タグ回路素子Toからの応答波と上記搬送波とを乗算して復調するI相受信乗算回路148と、そのI相受信乗算回路148の出力から必要な帯域の信号のみを取り出すためのI相バンドパスフィルタ149と、このI相バンドパスフィルタ149の出力を増幅するI相受信アンプ162と、このI相受信アンプ162の出力をさらに増幅してデジタル信号に変換するI相リミッタ163と、上記通信アンテナ201で受信された無線タグ回路素子Toからの応答波と上記搬送波が移相器167により位相を90°遅らせた信号とを乗算するQ相受信乗算回路172と、そのQ相受信乗算回路172の出力から必要な帯域の信号のみを取り出すためのQ相バンドパスフィルタ173と、このQ相バンドパスフィルタ173の出力を増幅するQ相受信アンプ175と、このQ相受信アンプ175の出力をさらに増幅してデジタル信号に変換するQ相リミッタ176とを備えている。そして、上記I相リミッタ163から出力される信号「RXS−I」及びQ相リミッタ176から出力される信号「RXS−Q」は、上記CPU203に入力されて処理される。
また、I相受信アンプ162及びQ相受信アンプ175の出力は、強度検出手段としてのRSSI(Received Signal Strength Indicator)回路178にも入力され、それらの信号の強度を示す信号「RSSI」がCPU101に入力される。これにより、無線タグ通信装置2では、無線タグ回路素子Toとの通信時における当該無線タグ回路素子Toからの信号の受信強度を検出することが可能となっている。
図4に、上記無線タグTに備えられる無線タグ回路素子Toの機能的構成の一例を示す。
この図4において、無線タグ回路素子Toは、上述したように無線タグ通信装置2の通信アンテナ101と非接触で信号の送受信を行う上記タグアンテナ151と、このタグアンテナ151に接続された上記IC回路部150とを有している。
IC回路部150は、タグアンテナ151により受信された質問波を整流する整流部152と、この整流部152により整流された質問波のエネルギを蓄積し駆動電源とするための電源部153と、上記タグアンテナ151により受信された質問波からクロック信号を抽出して制御部157に供給するクロック抽出部154と、所定の情報信号を記憶し得るメモリ部155と、上記タグアンテナ151に接続された変復調部156と、上記メモリ部155、クロック抽出部154、及び変復調部156等を介し上記無線タグ回路素子Toの作動を制御するための上記制御部157とを備えている。
変復調部156は、タグアンテナ151により受信された上記無線タグ通信装置2の通信アンテナ101からの質問波の復調を行い、また、上記制御部157からの返信信号を変調し、タグアンテナ151より応答波(タグIDを含む信号)として送信する。
クロック抽出部154は受信した信号からクロック成分を抽出し、当該クロック成分の周波数に対応したクロックを制御部157に供給する。
制御部157は、上記変復調部156により復調された受信信号を解釈し、上記メモリ部155において記憶された情報信号に基づいて返信信号を生成し、この返信信号を上記変復調部156により上記タグアンテナ151から返信する制御等の基本的な制御を実行する。
図5に、上記無線タグ回路素子ToのIC回路部150のメモリ部155の記憶内容の一例を概念的に示す。
図5において、メモリ部155には、大別して格納先情報と処理データとが記憶されている。格納先情報は、無線タグ回路素子Toから読み取らせた処理データを格納させる場所を指定する情報であり、この例では詳細にサーバ3の個体を特定するIPアドレス(例えばLANにおけるプライベートアドレスなど)と、当該サーバ3の記憶装置(この例では大容量記憶装置304内に置いて処理データを格納させる格納アドレスとで構成されている。
処理データは、複合機1に行わせる処理の内容に関する情報であり、この例では詳細に複合機1に行わせる処理の具体的な指示内容を表す処理コマンドと、この処理コマンドにより複合機1に処理させる対象のデータである対象データとで構成されている。
図6は、本実施形態の情報処理システムRSにおけるタグ情報の流れの一例を説明する概念図である。なお図中には本説明に関係する機能ブロックのみを示し、他の機能ブロックについては適宜図示を省略している(後述の図7においても同様)。
この図6で示す例において、無線タグTが有する無線タグ回路素子Toのメモリ部155には、LANネットワークにおける192.168.1.1のプライベートアドレスで割り当てられているサーバ3のIPアドレスと、当該サーバ3の大容量記憶装置304におけるA000H(16進数表記)の格納アドレスとが、格納先情報として記憶されている。またメモリ部155には、上記対象データとしての補充品リストの印刷データと、上記処理コマンドとして当該印刷データを複合機1に印刷(プリント)させる印刷指示のコマンドとが、記憶されている。
まず無線タグ通信装置2が、無線タグ回路素子Toから上記格納先情報と上記処理データを含むタグ情報を読み取り、そのまま複合機1に送信する。このタグ情報を取得した複合機1は、当該タグ情報を解析して上記格納先情報と上記処理データとを抽出する。
そして複合機1は、格納先情報に含まれているIPアドレス(192.168.1.1)に基づき、ネットワーク回線NW(LANネットワーク)に接続している格納先のサーバ3を探索し、格納アドレス(A000H)を指定して処理データをネットワーク回線NWを介して送信する。
この処理データを取得したサーバ3は、大容量記憶装置304において指定された格納アドレスから始まる記憶領域に処理データを格納する。なおこの格納アドレスから始める記憶領域は、例えば、予めサーバ3において処理データを格納するために専用に確保された記憶領域となっている。またこの処理データの格納については、例えば、図示するように最初に処理コマンドを格納し、次に対象データを格納するといった所定の順番で記憶する。このようにして、無線タグTに記憶されている処理データが、格納先情報に基づく特定のサーバ3の特定の記憶領域に格納記憶される。
図7は、本実施形態の情報処理システムRSにおける指示信号の流れの一例を説明する概念図である。なお図示する例は、上記図6の例に対応する指示信号の流れを示している。
この図7で示す例において、サーバ3は、例えば適宜のタイミングで格納アドレスから始まる記憶領域から処理データを取得する。そして、この取得した処理データに含まれる処理コマンド(この例では、印刷指示)を解釈して複合機1に対する指示信号(動作指示信号)を生成し、また処理データに対象データ(この例では、印刷データである図示する例の補充品リストの内容)も含まれている場合は、生成した指示信号に当該対象データを添付して、ネットワーク回線NWを介し複合機1に送信する。なお、この対象データを含む指示信号は、公知の一般的なジョブの形式で送信することができ、この指示信号の送受に関しては特別な処理を必要としない。
この指示信号を受信した複合機1は、当該指示信号に添付されている対象データ(印刷データ)を使用して指示信号の内容に基づく処理(印刷データの印刷)を行う。なお、指示信号に基づく処理は、公知の一般的なジョブの処理動作を行うだけでよく、この指示信号の処理に関しては特別な処理を必要としない。このようにして、サーバ3の特定の記憶領域に格納記憶されている処理データに基づいて複合機1の処理が行われる。
図8は、複合機1のCPU101によって実行される制御手順を表すフローチャートである。なお、複合機1の電源が投入された際にこのフローが開始される。
図8において、まず、ステップS5では、外部機器インターフェース107,203を介して無線タグ通信装置2に制御信号を出力し、通信アンテナ101の通信範囲内に存在する無線タグ回路素子Toからタグ情報を読み取り、さらに接続手段10を介して入力するタグ情報読み取り処理を行う。
次にステップS10へ移り、上記ステップS5のタグ情報読み取り処理によりタグ情報が読み取れたか否かを判定する。タグ情報が読み取れていない場合、判定は満たされず、そのままステップS30へ移る。一方、タグ情報が読み取れている場合、判定が満たされ、ステップS15へ移る。
ステップS15では、上記ステップS5のタグ情報読み取り処理で読み取ったタグ情報を解析して格納先情報と処理データとを抽出する。
次にステップS20へ移り、上記ステップS15で抽出した格納先情報に含まれるIPアドレスに基づき、ネットワーク回線NW上で当該IPアドレスが割り当てられているサーバ3を探索する。これによりネットワーク回線NW上に他の無関係なサーバや汎用コンピュータが接続されていても当該複合機1に指示を出力可能なサーバ3を特定することができる。
次にステップS25へ移り、上記ステップS20で探索したサーバ3に対して格納先情報に含まれている格納アドレス(上記図6、図7に示す例のA000H)を指定し、処理データを送信する。そしてステップS30へ移る。
ステップS30では、ネットワーク回線NWを介してサーバ3から指示信号を受信したか否かを判定する。指示信号を受信していない場合、判定が満たされず、そのままステップS85へ移る。指示信号を受信している場合、判定が満たされ、ステップS35へ移る。
ステップS35では、上記ステップS30で受信した指示信号の内容が印刷指示であるか否かを判定する。指示信号の内容が印刷指示でない場合、判定は満たされず、そのままステップS45へ移る。一方、指示信号の内容が印刷指示である場合、判定が満たされ、次のステップS40で当該指示信号に添付されている対象データとしての印刷データの内容を印刷部106により被印刷物に印刷する(つまりプリントする)。そして、これらの印刷指示に基づく印刷処理は、公知の一般的なジョブの処理動作によって行えばよく、この印刷指示の処理に関しては特別な処理を必要としない。そしてステップS45へ移る。
ステップS45では、上記ステップS30で受信した指示信号の内容がコピー指示であるか否かを判定する。指示信号の内容がコピー指示でない場合、判定は満たされず、そのままステップS55へ移る。一方、指示信号の内容がコピー指示である場合、判定が満たされ、次のステップS50で当該指示信号に添付されている対象データとしてのコピー枚数情報(後述の図10参照)に従い、その枚数のコピー処理を行う。具体的には、既にスキャナ104にセットされている印刷物の印刷内容をスキャナ104で光学的に読み取りイメージデータ化し、コピー枚数情報で指定される枚数だけ印刷部106により被印刷物に印刷する(つまりコピーする)。なお、このコピー指示に基づくコピー処理は、公知の一般的なジョブの処理動作によって行えばよく、このコピー指示の処理に関しては特別な処理を必要としない。そしてステップS55へ移る。
ステップS55では、上記ステップS30で受信した指示信号の内容がスキャン指示であるか否かを判定する。指示信号の内容がスキャン指示でない場合、判定は満たされず、そのままステップS65へ移る。一方、指示信号の内容がスキャン指示である場合、判定が満たされ、次のステップS60で当該指示信号に添付されている、対象データとしてのイメージデータ格納先情報(後述の図11参照)に従い、スキャン処理を行う。具体的には、既にスキャナ104にセットされている印刷物の印刷内容をスキャナ104で光学的に読み取りイメージデータ化し、上記イメージデータ格納先情報で指定する格納先にイメージデータを格納する(つまりスキャンする)。なお、このスキャン指示に基づくスキャン処理は、公知の一般的なジョブの処理動作によって行えばよく、このスキャン指示の処理に関しては特別な処理を必要としない。そしてステップS65へ移る。
ステップS65では、上記ステップS30で受信した指示信号の内容がFAX指示であるか否かを判定する。指示信号の内容がFAX指示でない場合、判定は満たされず、そのままステップS75へ移る。一方、指示信号の内容がスキャン指示である場合、判定が満たされ、次のステップS70で当該指示信号に添付されている対象データとしての送信先電話番号情報(後述の図12参照)に従い、FAX処理を行う。具体的には、既にスキャナ104にセットされている印刷物の印刷内容をスキャナ104で光学的に読み取りイメージデータ化し、上記の送信先電話番号情報で指定する電話番号でFAX通信制御部105により相手のFAX機器を呼び出してイメージデータ(電送データ)を送信する(つまりFAXする)。なお、このFAX指示に基づくFAX処理は、公知の一般的なジョブの処理動作によって行えばよく、このFAX指示の処理に関しては特別な処理を必要としない。そしてステップS75へ移る。
ステップS75では、上記ステップS30で受信した指示信号の内容がアップデート指示であるか否かを判定する。指示信号の内容がアップデート指示でない場合、判定は満たされず、そのままステップS85へ移る。一方、指示信号の内容がアップデート指示である場合、判定が満たされ、次のステップS80で当該指示信号に添付されている対象データとしての最新ファームウェアデータ格納先情報(後述の図13参照)に従い、アップデート処理を行う。具体的には、上記最新ファームウェアデータ格納先情報で指定する格納先に格納されている最新ファームウェアデータを取得してメモリ103のROMにその内容を上書きし、プログラムを書き換える(つまりアップデートする)。そしてステップS85へ移る。
ステップS85では、複合機1で所定の終了操作が入力されたか否かを判定し、終了操作されている場合は判定が満たされてこのフローを終了し、終了操作されていない場合は判定が満たされずステップS5に戻り同様の手順を繰り返す。
上記のフローによる制御手順を行うことにより、無線タグ回路素子Toから読み取った格納先情報に基づく格納先(特定のサーバ3の指定記憶領域)に同じく読み取った処理データを格納させることができ、また当該格納先のサーバ3から受信した指示信号に基づく各種の処理(通常のジョブによる処理)を行うことができる。
図9は、サーバ3のCPU301によって実行される制御手順を表すフローチャートである。なお、複合機1の電源が投入された際にこのフローが開始される。
図9において、まず、ステップS105では、ネットワーク回線NWを介して複合機1から処理データを受信したか否かを判定する。処理データを受信していない場合、判定が満たされず、そのままステップS115へ移る。処理データを受信している場合、判定が満たされ、ステップS110へ移る。
ステップS110では、大容量記憶装置304の、上記ステップS105で受信した処理データの格納アドレスで指定される記憶領域(上記図6、図7に示す例ではA000H)に、当該処理データを格納する。その後、ステップS115に移る。
ステップS115では、大容量記憶装置304において、所定の格納アドレス(上記図6、図7に示す例ではA000H)から始まる記憶領域に処理データが格納されているか否かを判定する。処理データが格納されていない場合、判定は満たされず、そのままステップS175へ移る。処理データが格納されている場合、判定が満たされ、ステップS120へ移る。
ステップS120では、上記ステップS115で確認した格納アドレスに格納されている処理データの処理コマンドの内容が印刷指示コマンドであるか否かを判定する。処理コマンドの内容が印刷指示コマンドでない場合、判定は満たされず、そのままステップS130へ移る。一方、処理コマンドの内容が印刷指示コマンドである場合、判定が満たされ、次のステップS125で当該処理データに含まれている対象データ(印刷データ)の内容を印刷するよう指示する印刷指示信号を生成し、ネットワーク回線NWを介して複合機1に送信する。なお、この対象データを含む印刷指示の送信は、公知の一般的なジョブの形式で送信すればよく、この印刷指示のジョブ送信に関しては特別な処理を必要としない。そしてステップS130へ移る。
ステップS130では、上記ステップS115で確認した格納アドレスに格納されている処理データの処理コマンドの内容がコピー指示コマンドであるか否かを判定する。処理コマンドの内容がコピー指示コマンドでない場合、判定は満たされず、そのままステップS140へ移る。一方、処理コマンドの内容がコピー指示コマンドである場合、判定が満たされ、次のステップS135で当該処理データに含まれている対象データ(例えばコピー枚数情報。後述の図10参照)に従ってコピー処理するように指示するコピー指示信号を生成し、ネットワーク回線NWを介して複合機1に送信する。なお、この対象データを含むコピー指示の送信は、公知の一般的なジョブの形式で送信すればよく、このコピー指示のジョブ送信に関しては特別な処理を必要としない。そしてステップS140へ移る。
ステップS140では、上記ステップS115で確認した格納アドレスに格納されている処理データの処理コマンドの内容がスキャン指示コマンドであるか否かを判定する。処理コマンドの内容がスキャン指示コマンドでない場合、判定は満たされず、そのままステップS150へ移る。一方、処理コマンドの内容がスキャン指示コマンドである場合、判定が満たされ、次のステップS145で当該処理データに含まれている対象データ(イメージデータ格納先情報。後述の図11参照)に従ってスキャン処理するよう指示するスキャン指示信号を生成し、ネットワーク回線NWを介して複合機1に送信する。なお、この対象データを含むスキャン指示の送信は、公知の一般的なジョブの形式で送信すればよく、このスキャン指示のジョブ送信に関しては特別な処理を必要としない。そしてステップS150へ移る。
ステップS150では、上記ステップS115で確認した格納アドレスに格納されている処理データの処理コマンドの内容がFAX指示コマンドであるか否かを判定する。処理コマンドの内容がFAX指示コマンドでない場合、判定は満たされず、そのままステップS160へ移る。一方、処理コマンドの内容がFAX指示コマンドである場合、判定が満たされ、次のステップS155で当該処理データに含まれている対象データ(送信先電話番号情報。後述の図12参照)に従ってFAX処理するよう指示するFAX指示信号を生成し、ネットワーク回線NWを介して複合機1に送信する。なお、この対象データを含むFAX指示の送信は、公知の一般的なジョブの形式で送信すればよく、このFAX指示のジョブ送信に関しては特別な処理を必要としない。そしてステップS160へ移る。
ステップS160では、上記ステップS115で確認した格納アドレスに格納されている処理データの処理コマンドの内容がアップデート指示コマンドであるか否かを判定する。処理コマンドの内容がアップデート指示コマンドでない場合、判定は満たされず、そのままステップS170へ移る。一方、処理コマンドの内容がアップデート指示コマンドである場合、判定が満たされ、次のステップS165で当該処理データに含まれている対象データ(新ファームウェアデータ格納先情報。後述の図13参照)に従ってアップデート処理するよう指示するアップデート指示信号を生成し、ネットワーク回線NWを介して複合機1に送信する。そしてステップS170へ移る。
ステップS170では、上記ステップS115で確認した格納アドレスに格納されている処理データを消去する。これにより、同じ処理データに対応する処理を重複して繰り返すことを回避する。そして、ステップS175へ移る。
ステップS175では、サーバ3において所定の終了操作が入力されたか否かを判定し、終了操作されている場合は判定が満たされてこのフローを終了し、終了されていない場合は判定が満たされずステップS105に戻り同様の手順を繰り返す。
上記のフローによる制御手順を行うことにより、複合機1から受信した処理データを、同時に指定された格納アドレスに格納することができ、また当該格納アドレスに格納されている処理データに基づく指示信号を複合機1に送信して各種の処理(通常のジョブによる処理)を行わせることができる。
なお、上記図6では、補充品リストからなる印刷データそのものが対象データを構成し、当該印刷データを複合機1に印刷させる印刷指示を処理コマンドとして、無線タグ回路素子Toに記憶させた例を示したが、印刷データは、このようにして無線タグ回路素子Toから読み取られたものには限られない。すなわち、無線タグ回路素子Toの対象データとしてネットワーク上の所定のIPアドレス及びその格納アドレス等が指示され、処理コマンドを、当該格納アドレスへのアクセス、当該格納アドレスからの印刷データの取得、及び複合機1への送信と印刷を指示するもので構成してもよい。この場合には、上記図8のフローにおけるステップS40の印刷処理において、対象データに含まれているIPアドレスに基づいてネットワーク回線NW上に接続しているサーバ3又は汎用コンピュータを特定し、その記憶装置において対象データに含まれている格納アドレスから始まる記憶領域に格納されている印刷データを取得し、その印刷データの内容を印刷部106により被印刷物に印刷する。また、対象データに印刷部数に関する情報を含めてもよく、この場合にはステップS40の印刷処理において当該印刷部数に関する情報に基づく部数で印刷物を印刷する。
図10〜図15は、上記図5に示した無線タグ回路素子Toのメモリ部155の記憶内容の具体例をそれぞれ表す図である。
図10は、所定のコピー枚数で複合機1にコピーさせる場合の記憶内容を表す図である。つまり、図示するように、コピー指示を処理コマンドとし、所定のコピー枚数に関する情報を対象データとして処理データを構成すればよい。例えば対象データのコピー枚数を1枚、5枚、10枚と異ならせて記憶させた無線タグTをそれぞれ用意しておき、コピー対象の印刷物を複合機1のスキャナ104にセットした状態で希望するコピー枚数に対応した無線タグTを無線タグ通信装置2に近づけてタグ情報を読み取らせるよう操作するだけで希望枚数のコピー処理を行うことができる。
図11は、複合機1でスキャンを行い、サーバ3の大容量記憶装置304内に構築されたファイルシステムにおいて希望するフォルダに、当該スキャンしたイメージデータを格納させる場合の記憶内容を表す図である。つまり、図示するように、スキャン指示を処理コマンドとし、所定のフォルダ名に関する情報を対象データとして処理データを構成すればよい。なお、この格納先を示す対象データは、サーバ3と異なる他の汎用コンピュータのIPアドレス及びその格納アドレス(又はフォルダ名;いずれにしてもネットワーク回線NW上でアクセスが許可されているものに限られる)に関する情報で構成してもよい。この場合には、上記図8のフローにおけるステップS60のスキャン処理において、対象データに含まれているIPアドレスに基づいてネットワーク回線NW上に接続している他の汎用コンピュータを特定し、その記憶装置において対象データに含まれている格納アドレスから始まる記憶領域又はフォルダにイメージデータを格納させるようにする。
図12は、複合機1において所定の電話番号の送信先に対しFAX送信を行う場合の記憶内容を表す図である。つまり、図示するように、FAX指示を処理コマンドとし、所定の送信先の電話番号(送信先情報)に関する情報を対象データとして処理データを構成すればよい。なお、複合機1のメモリ(番号記憶手段)103に複数の電話番号が登録されている場合には、対象データの送信先電話番号としてメモリ103に登録済みの電話番号を特定する登録番号などを記憶してもよい。この場合には、上記図8のフローにおけるステップS70のFAX処理において、対象データに含まれている登録番号に基づいて対応する電話番号をメモリ103から取得し、その電話番号を利用して通信相手のFAX機器を呼び出すようにする。
図13は、所定の格納アドレスに格納されているファームウェアデータで複合機1の作動プログラムをアップデートさせる場合の記憶内容を表す図である。つまり、図示するように、アップデート指示を処理コマンドとし、最新ファームウェアデータが格納されている所定の格納アドレスに関する情報を対象データとして処理データを構成すればよい。なお、このファームウェアデータを格納するサーバ3又は汎用コンピュータは、定期的にインターネットを介して所定のアップデートサイトで更新情報を確認したり、各種のメディアを介して最新のファームウェアデータを格納させておくことが望ましい。また、無線タグ回路素子Toのメモリ部155の記憶容量が十分に大きく余裕がある場合には、ファームウェアデータそのものを対象データとして記憶させてもよく、複合機1は直接この対象データを用いてアップデートすればよい。
以上において、上記図8のフローにおけるステップS5の手順が、情報入力手段として機能し、ステップS15の手順が情報解析手段として機能する。また、ステップS25の手順が情報格納手段として機能する。
また、上記図9のフローにおけるステップS125,S135,S145,S155,S165の手順が、指示信号出力手段として機能する。
以上説明したように、本実施形態においては、無線タグ通信装置2とサーバ3との両方に接続された複合機1が従来技術における操作端末と同等の機能を果たす。すなわち、予め、無線タグ回路素子ToのIC回路部150に、当該複合機1の処理に係わる処理データと、処理データの格納先情報とが記憶されている。無線タグ通信装置2の高周波回路202が、その無線タグ回路素子Toの情報を通信アンテナ101を介し取得すると、その取得された情報は外部機器インターフェース107,203を介し複合機1へと転送される。複合機1では、その転送された情報を入力した後、その入力した情報を解析(解釈)して上記処理データ及び格納先情報を取得する(図8のステップS15)。そして、取得した処理データをサーバ3へと出力し、当該格納先情報の表すサーバ3の格納アドレスに格納する(図8のステップS25、図9のステップS110)。これにより、サーバ3は、その格納アドレスに格納された処理データを用いて、複合機1に対し、当該処理データに対応する処理の指示を行い(図9のステップS125、ステップS135、ステップS145、ステップS155、ステップS165)、受信した複合機1が対応する動作を行う(図8のステップS40、ステップS50、ステップS60、ステップS70、ステップS80)。
この結果、操作者は、操作端末等を用いた煩雑な操作等を特に行わなくても、無線タグ通信装置2において無線タグTの読み取りを行わせるだけで、複合機1に対し所望の動作を行わせることができる。したがって、操作者の労力負担を軽減でき、利便性を向上することができる。また、複合機1がネットワーク回線NWを介しサーバ3と接続されているので、無線タグ通信装置2は単にUSBケーブルなどの接続手段10で複合機1に対し接続されていれば足り、無線タグ通信装置2自体が(サーバ3への接続のために)ネットワーク回線NW等に接続される必要がなくなるので、システム構成を簡素化できる。
また、この実施形態では特に、サーバ3が図9のフローのステップS125において、複合機1に対し、処理データにより指定される所定の印刷データを取得し対応する印刷を行わせる印刷指示を出力する。これにより、操作者は、無線タグTの読み取りを行わせるだけで、複合機1で自動的に所定の印刷データを印刷することができる。したがって、通常例えば必要となる操作端末の立ち上げ、データベース等の印刷データを含むフォルダ等の検索、印刷データを開くアプリケーションの起動操作、複合機1を指定しての印刷指示操作、等の煩雑な操作が不要となり、操作者の利便性を向上することができる。またこのとき、複合機1が印刷すべき印刷部数を含む上記印刷指示を出力することにより、操作者が無線タグTの読み取りにより印刷を実行させるとき、その印刷枚数も併せて指定することができるので、さらに利便性を向上することができる。
なお、サーバ3が複合機1に対して出力する指示信号として、処理データにより指定される所定の印刷テンプレートデータの取得を行わせるテンプレート取得指示(テンプレート取得指示信号)を出力するようにしてもよい。ここで印刷テンプレートデータとは、例えば、印刷データを印刷させる態様に関する情報であり、例えば印刷文字のポイント(大きさ)、フォントスタイル、又は、罫線や飾り図柄などの定型的な図形データなどに関する情報である。
このように複合機1に印刷テンプレートデータの取得を行わせる場合には、無線タグ回路素子Toのメモリ部155に、図14に示すような構成のタグ情報を記憶させて用いればよい。つまり、図示するように、テンプレート取得指示を処理コマンドとし、取得対象の印刷テンプレートデータが格納されている所定の格納アドレスに関する情報を対象データとして処理データを構成すればよい。
そしてサーバ3が実行する上記図9のフローにおいて、ステップS120の判定手順及びステップS125の指示出力手順とそれぞれ同等の行程によりテンプレート取得指示信号を出力できるようにし、複合機1が実行する図8のフローにおいてステップS35の判定手順及びステップS40の処理手順と同等の行程により印刷テンプレートデータの取得処理を行えばよい。印刷テンプレートデータの取得処理では、対象データで指定する格納先に格納されている印刷テンプレートデータを取得する。
これにより、操作者は、無線タグTの読み取りを行わせるだけで、自動的に所定の印刷テンプレートデータを複合機1に取得させることができる。したがって、通常例えば必要となる操作端末の立ち上げ、印刷テンプレートデータを含むデータベースやフォルダあるいは外部サイトの検索、複合機1を指定しての印刷テンプレートのコピー操作、等の煩雑な操作が不要となり、操作者の利便性を向上することができる。なお、無線タグ回路素子Toのメモリ部155の記憶容量が十分に大きく余裕がある場合には、印刷テンプレートデータそのものを対象データとして記憶させてもよく、複合機1は直接この対象データを印刷テンプレートデータとして取得すればよい。
また、この実施形態では特に、サーバ3が図9のフローのステップS145において、複合機1に対し、スキャナ104で所定の文書に対する読み取りを行わせるスキャン指示を出力する。これにより、操作者は、無線タグTの読み取りを行わせるだけで、複合機1のスキャナ104で自動的に所定の印刷物の光学読み取り(スキャン)を実行することができる。したがって、印刷物をスキャナ104に設置した後に通常必要となる、操作端末の立ち上げ、複合機1において光学読み取りを行わせるためのアプリケーションの起動操作、等の煩雑な操作が不要となり、操作者の利便性を向上することができる。
また、この実施形態では特に、サーバ3が図9のフローのステップS155の手順において、複合機1に対し、FAX通信制御部105で所定の文書に対する読み取り及び電送データの送信を行わせる、FAX指示を出力する。これにより、操作者は、無線タグTの読み取りを行わせるだけで、複合機1のFAX通信制御部105で自動的に所定の印刷物のFAX送信を実行することができる。したがって、印刷物のFAX時に印刷物を設置した後に通常必要となる、FAXモードの選択や送信ボタンの操作等の煩雑な操作が不要となり、操作者の利便性を向上することができる。またこのとき、FAX通信制御部105が送信すべき送信電話番号を含む上記FAX指示を出力する。これにより、操作者が無線タグTの読み取りによりFAXを実行させるとき、その送信先も併せて指定することができるので、さらに利便性を向上することができる。
なお、サーバ3が複合機1に対して出力する指示信号として、処理データにより指定される所定の電話番号データを取得し、メモリ103に格納する電話番号記憶指示(記憶指示信号)を出力するようにしてもよい。
このように複合機1に電話番号の取得と記憶を行わせる場合には、無線タグ回路素子Toのメモリ部155に、図15に示すような構成のタグ情報を記憶させて用いればよい。つまり、図示するように、電話番号取得指示を処理コマンドとし、取得対象の電話番号データを対象データとして処理データを構成すればよい。
そしてサーバ3が実行する上記図9のフローにおいて、ステップS120の判定手順及びステップS125の指示出力手順とそれぞれ同等の行程により電話番号取得指示信号を出力できるようにし、複合機1が実行する図8のフローにおいてステップS35の判定手順及びステップS40の処理手順と同等の行程により電話番号データを取得処理を行えばよい。電話番号データ取得処理では、電話番号取得指示に添付されている対象データとしての電話番号データをそのまま取得し、メモリ103に格納する。
これにより、操作者は、無線タグTの読み取りを行わせるだけで、FAXの送信先や通話先の相手方の電話番号を自動的にメモリ103に記憶させることができる。したがって、例えば相手方の氏名・名称のテキストや電話番号を手操作で入力するといった面倒さがなくなり、操作者の利便性を向上することができる。
また、この実施形態では特に、サーバ3が図9のフローのステップS165において、複合機1に対し、処理データにより指定される、複合機1に係わる最新のファームウェアデータを取得して更新するアップデート指示を出力する。これにより、操作者は、無線タグTの読み取りを行わせるだけで、自動的に所定のファームウェアの最新バージョンを複合機1に取り込んでアップデートすることができる。したがって、通常例えば必要となる操作端末の立ち上げ、ファームウェアデータを含むデータベースやフォルダあるいは外部サイトの検索、複合機1を指定してのファームウェアデータのダウンロードやコピー操作、等の煩雑な操作が不要となり、操作者の利便性を向上することができる。
なお、処理データは複数の処理コマンドや対象データで構成されてもよく、その場合には複合機1がそれぞれの処理コマンドに対応する処理を複合的に実行することができる。例えば図16に示すように、無線タグ回路素子Toに記憶させる処理データにおいて、図6に示したような印刷指示の処理コマンドと印刷データの対象データを含めるとともに、図11に示したようなスキャン指示の処理コマンドと格納フォルダ名の対象データを合わせて含めてもよい。この場合には、複合機1は印刷データを印刷して印刷物を作成した後に、さらにその印刷物の印刷内容をスキャンしてイメージデータを格納フォルダ名のフォルダに格納することができる。このように複数の処理を複合的に実行させる場合には、必要に応じて処理コマンドと対応する対象データの優先順位を指定しておくことが好ましい。
また、例えば図17に示すように、無線タグ回路素子Toに記憶させる処理データにおいて、図15に示したような電話番号取得指示の処理コマンドと電話番号データの対象データを含めるとともに、図12に示したようなFAX指示の処理コマンドと送信先電話番号の対象データを合わせて含めてもよい。この場合には、複合機1は電話番号データを取得してメモリ103に記憶した後に、さらにその新規に記憶した電話番号データに基づいて通信相手のFAX機器を呼び出し、電送データを送信することができる。
また、例えば図18に示すように、タグ情報の処理データにおいて、図14に示したようなテンプレート取得指示の処理コマンドとテンプレートデータ格納アドレスの対象データを含めるとともに、図6に示したような印刷指示の処理コマンドと印刷データの対象データを合わせて含めてもよい。この場合には、複合機1はテンプレートデータ格納アドレスに格納されている印刷テンプレートデータを取得した後に、さらにその印刷テンプレートデータを適用して印刷データを印刷することができる。
なお、以上において、図3、図4、図6、図7等の各図中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
また、図8、図9等に示すフローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
本発明の一実施形態の情報処理システムの全体構成を表すシステム構成図である。 情報処理システムを構成する複合機、無線タグ通信装置、及びサーバの詳細機能を表す機能ブロック図である。 無線タグ通信装置の高周波回路の詳細構成を示す。 無線タグに備えられる無線タグ回路素子の機能的構成を表すブロック図である。 無線タグ回路素子のIC回路部のメモリ部の記憶内容の一例を概念的に示す図である。 情報処理システムにおけるタグ情報の流れの一例を説明する概念図である。 情報処理システムにおける指示信号の流れの一例を説明する概念図である。 複合機のCPUによって実行される制御手順を表すフローチャートである。 サーバのCPUによって実行される制御手順を表すフローチャートである。 コピー指示に用いる無線タグ回路素子のIC回路部のメモリ部の記憶内容の一例を概念的に示す図である。 スキャン指示に用いる無線タグ回路素子のIC回路部のメモリ部の記憶内容の一例を概念的に示す図である。 FAX指示に用いる無線タグ回路素子のIC回路部のメモリ部の記憶内容の一例を概念的に示す図である。 アップデート指示に用いる無線タグ回路素子のIC回路部のメモリ部の記憶内容の一例を概念的に示す図である。 FAX電話番号の追加登録指示に用いる無線タグ回路素子のIC回路部のメモリ部の記憶内容の一例を概念的に示す図である。 テンプレート取得指示に用いる無線タグ回路素子のIC回路部のメモリ部の記憶内容の一例を概念的に示す図である。 印刷指示とスキャン指示の複合指示に用いる無線タグ回路素子のIC回路部のメモリ部の記憶内容の一例を概念的に示す図である。 FAX電話番号の追加登録指示とFAX指示の複合指示に用いる無線タグ回路素子のIC回路部のメモリ部の記憶内容の一例を概念的に示す図である。 テンプレート取得指示と印刷指示の複合指示に用いる無線タグ回路素子のIC回路部のメモリ部の記憶内容の一例を概念的に示す図である。
符号の説明
1 複合機(動作機器、印刷装置)
2 無線タグ通信装置(読み取り装置)
3 サーバ
101 CPU
102 ネットワーク通信制御部
103 メモリ
104 スキャナ(光学読み取り手段)
105 FAX通信制御部(FAX処理手段)
106 印刷部
107 外部機器インターフェース
201 通信アンテナ(装置アンテナ)
202 高周波回路(情報取得手段)
203 外部機器インターフェース(情報転送手段)
301 CPU
302 メモリ
303 ネットワーク通信制御部
304 大容量記憶装置
142 送信部
143 受信部
150 IC回路部
151 タグアンテナ
NW ネットワーク回線
RS 情報処理システム
T 無線タグ
To 無線タグ回路素子

Claims (10)

  1. 情報を記憶するIC回路部と情報の送受信を行うタグアンテナとが設けられた無線タグ回路素子を備え、所定の動作機器の処理に係わる処理データと前記処理データの格納先情報とを前記IC回路部に記憶した無線タグに対し、情報読み取りを行うための読み取り装置と、
    前記読み取り装置に接続された印刷装置と、
    前記印刷装置に接続されたサーバと
    を有する情報処理システムであって、
    前記読み取り装置は、
    前記無線タグ回路素子と無線通信を介し情報送受信を行うための装置アンテナと、
    前記装置アンテナを介し、前記無線タグ回路素子の前記IC回路部に記憶された情報を取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段で取得した情報を、前記印刷装置へ転送する情報転送手段と
    を備え、
    前記印刷装置は、
    前記読み取り装置の前記情報転送手段から転送された情報を入力する情報入力手段と、
    前記情報入力手段で入力した情報より、前記処理データ及び前記格納先情報を抽出して解析する情報解析手段と、
    前記情報解析手段での解析結果に基づき、前記処理データを、前記格納先情報の表す前記サーバの格納アドレスへ出力し格納する情報格納手段と
    を備える
    ことを特徴とする情報処理システム。
  2. 請求項1記載の情報処理システムにおいて、
    前記サーバは、
    前記格納アドレスに格納された前記処理データに基づき、対応する前記動作機器に対し当該処理データに対応した動作を行うように動作指示信号を出力する指示信号出力手段を有する
    ことを特徴とする情報処理システム。
  3. 請求項2記載の情報処理システムにおいて、
    前記サーバの前記指示信号出力手段は、
    前記動作指示信号として、前記動作機器としての前記印刷装置に対し、前記処理データにより指定される所定の印刷データを取得し対応する印刷を行わせる印刷指示信号を出力する
    ことを特徴とする情報処理システム。
  4. 請求項3記載の情報処理システムにおいて、
    前記サーバの前記指示信号出力手段は、
    前記印刷装置が印刷すべき印刷部数を含む前記印刷指示信号を出力する
    ことを特徴とする情報処理システム。
  5. 請求項2記載の情報処理システムにおいて、
    前記サーバの前記指示信号出力手段は、
    前記動作指示信号として、前記動作機器としての前記印刷装置に対し、前記処理データにより指定される所定の印刷テンプレートデータの取得を行わせるテンプレート取得指示信号を出力する
    ことを特徴とする情報処理システム。
  6. 請求項2記載の情報処理システムにおいて、
    前記印刷装置は、
    処理対象となる紙文書を光学的に読み取り、対応するイメージデータを生成する光学読み取り手段を備えており、
    前記サーバの前記指示信号出力手段は、
    前記動作指示信号として、前記動作機器としての前記印刷装置に対し、前記光学読み取り手段で所定の文書に対する前記読み取りを行わせるスキャン指示信号を出力する
    ことを特徴とする情報処理システム。
  7. 請求項2記載の情報処理システムにおいて、
    前記印刷装置は、
    処理対象となる紙文書を光学的に読み取り、対応する電送データを送信するFAX処理手段を備えており、
    前記サーバの前記指示信号出力手段は、
    前記動作指示信号として、前記動作機器としての前記印刷装置に対し、前記FAX処理手段で所定の文書に対する前記読み取り及び前記電送データの送信を行わせる、FAX指示信号を出力する
    ことを特徴とする情報処理システム。
  8. 請求項7記載の情報処理システムにおいて、
    前記サーバの前記指示信号出力手段は、
    前記印刷装置の前記FAX処理手段が送信すべき送信先情報を含む前記FAX指示信号を出力する
    ことを特徴とする情報処理システム。
  9. 請求項7又は請求項8記載の情報処理システムにおいて、
    前記印刷装置は、
    前記FAX処理手段による電送データの送信先又は通話対象となる電話番号を記憶可能な番号記憶手段を備えており、
    前記サーバの前記指示信号出力手段は、
    前記動作指示信号として、前記動作機器としての前記印刷装置に対し、前記処理データにより指定される所定の電話番号データを取得し、前記番号記憶手段に格納する記憶指示信号を出力する
    ことを特徴とする情報処理システム。
  10. 請求項2記載の情報処理システムにおいて、
    前記サーバの前記指示信号出力手段は、
    前記動作指示信号として、前記動作機器としての前記印刷装置に対し、前記処理データにより指定される、当該印刷装置に係わる最新のファームウェアデータを取得して更新する更新指示信号を出力する
    ことを特徴とする情報処理システム。
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