JP5029044B2 - シールリング - Google Patents

シールリング Download PDF

Info

Publication number
JP5029044B2
JP5029044B2 JP2007023396A JP2007023396A JP5029044B2 JP 5029044 B2 JP5029044 B2 JP 5029044B2 JP 2007023396 A JP2007023396 A JP 2007023396A JP 2007023396 A JP2007023396 A JP 2007023396A JP 5029044 B2 JP5029044 B2 JP 5029044B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal ring
convex portion
sliding
convex
concave portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007023396A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008190570A (ja
Inventor
洋介 近藤
巌 平良
一成 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
Priority to JP2007023396A priority Critical patent/JP5029044B2/ja
Priority to PCT/JP2008/051683 priority patent/WO2008093849A1/ja
Priority to KR1020097017575A priority patent/KR101210811B1/ko
Priority to EP08710715.7A priority patent/EP2119944B1/en
Priority to US12/525,206 priority patent/US8720901B2/en
Publication of JP2008190570A publication Critical patent/JP2008190570A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5029044B2 publication Critical patent/JP5029044B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/18Sealings between relatively-moving surfaces with stuffing-boxes for elastic or plastic packings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J9/00Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction
    • F16J9/12Details
    • F16J9/14Joint-closures
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/26Sealings between relatively-moving surfaces with stuffing-boxes for rigid sealing rings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)
  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)

Description

本発明は、一箇所で分離されている有端状のシールリングに関するものである。
従来より、油圧機器等において相対回転自在に組み付けられた2部材間の環状隙間を密封する密封装置としては、図10に示すような、シールリング100が知られている。図10は、従来技術に係るシールリング100の装着状態を示す模式的断面図である。
シールリング100は、略円環形状を呈する部材であり、ハウジング200と、ハウジング200の軸孔201に挿入される軸300との間の環状隙間400を密封する。
シールリング100は、軸300に設けられた環状溝301に装着され、密封対象流体側Oから作用する油圧Pによって非密封対象流体側Aに押される。そして、外周面101がハウジング200の軸孔201の内周面に密着し、非密封対象流体側Aの端面102が軸300の環状溝301の非密封対象流体側Aの側壁面302に密着する。これにより、密封対象流体側Oから非密封対象流体側Aへの潤滑油等の油の漏れが抑制される。
このような、油圧機器に用いられるシールリング100は、装着性を向上するために、円周上の一箇所で分離されている有端状のものが一般的である。シールリング100の分離部Sの形状としては、図11に示すような、ステップカットが知られている。図11は、従来技術に係るシールリング100の分離部Sの構成を示す模式的斜視図である。
シールリング100の分離部Sには、一方の端部に凸部103が設けられ、他方の端部に凸部103と組み合わされる凹部104が設けられている。この凸部103と凹部104の嵌合によって分離部Sが結合され、円環状のシールリング100が形成される。
分離部Sの嵌合部には、凸部103の側面103a、103bと、凹部104の側面104a、104bとが当接することにより、周方向に摺動可能な摺動シール面105a、105bが形成されるとともに、凸部103の先端面103cと凹部104の底面104cとの間に、シールリングの周長変化を吸収可能な隙間106が形成される。
したがって、温度変化等によってシールリング100の周長が変化しても、凸部103の側面103a、103bと、凹部104の側面104a、104bとが互いに周方向に摺動して、分離部Sが周方向(図10の矢印方向)に拡張・収縮することにより、シールリング100の周長変化を吸収することができる。
また、周長変化が生じても、凸部103の側面103a、103bと、凹部104の側面104a、104bとが接触した状態(摺動シール面105a、105bが形成された状態)は維持されるので、分離部Sに密封対象流体側Oと非密封対象流体側Aとが連通するような隙間が生じることはない。
このようなシールリング100の装着は、図12に示すようなテーパ冶具107を用いて行われる。図12は、テーパ冶具107を用いたシールリング100の装着の様子を示す模式的斜視図である。
シールリング100の装着は、まず、分離部Sが閉じた状態(凹凸部が完全に嵌合した状態)にあるシールリング100を、テーパ冶具107の小径部107aの外周に嵌め込
む。そして、小径部107aから大径部107bにかけて徐々に拡径した形状のテーパ周面107c上を、大径部107bに向かって押し込んでいき、シールリング100を分離部Sが開いた拡径状態にする。そして、シールリング100を大径部107bから軸300に設けられた環状溝301に落とし込み、シールリング100の弾性復元力によって分離部Sが再び閉じた状態に戻ることで、シールリング100が環状溝301に装着される。
なお、関連する技術としては、以下の文献に示すようなものがある。
特開平10−82466号公報 特開2005−9663号公報 特開平8−75007号公報
シールリング100が環状溝301に落とし込まれて拡径状態から分離部Sが閉じた元の状態に戻るときには、凸部103と凹部104とが面接触で摺動する(摺動シール面105a、105b)。そのため、凹凸部の嵌合時の摺動抵抗が大きくなり、シールリング100の装着性を悪くしていた。
すなわち、摺動抵抗が大きいために、シールリング100の弾性復元力だけでは分離部Sが元の嵌合状態に戻らない場合があり、分離部Sの嵌合状態を元に戻すための作業が別途必要となっていた。
また、分離部Sの嵌合状態を元に戻すための作業が不十分な場合には、分離部Sの嵌合状態が不十分なまま、例えば、図13に示すように、凹部104の軸に同心的に延びる側面104bの先端側が凸部103を外周方向に押し上げて凸部103の一部が外周側に突き出たような異常変形を生じた状態のまま、ハウジング200への組み付けが行われる場合がある。この突き出た部分は、軸300をハウジング200へ組み付ける際にハウジング200と干渉を生じ、シールリング100の破損等を生じる原因となっていた。
さらに、凸部103と凹部104の摺動がスムーズに行われないと、シールリング100が油圧を受けて外径方向に拡張されるとき(ハウジング200の軸孔201内周面に押し付けられるとき)に、分離部Sの周方向への拡張が阻害されることになり、シールリング100の姿勢が不安定となってシール性に影響を与えることが懸念される。
本発明は上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、装着性及びシール性の向上を図ることができるシールリングを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のシールリングは、
一箇所で分離されている有端状の形状を有し、
嵌合可能に構成された両端部を一時的に開いて軸に設けられた環状溝に装着され、前記軸と前記軸が挿入される軸孔を有するハウジングとの間の環状隙間を密封するシールリングであって、
前記両端部のうち一方の端部は、周方向に突出した凸部を有し、
他方の端部は、前記凸部と組み合わされる凹部を有し、
前記凸部と前記凹部とを摺動させながら嵌合して、前記両端部を閉じるように構成されたシールリングにおいて、
前記他方の端部における凹部が設けられている部分の肉厚が前記凸部側に向かって小さくなるように構成されることで、前記凹部は、その外周面側が、前記凸部側に向かうにつれて内周面側に向かうように傾斜した傾斜側面で構成されており
前記凸部と前記凹部との摺動部において、前記凸部の先端の内周側縁部が前記凹部の前記傾斜側面上を摺動するように構成され、前記摺動部の一部を線状の摺動部としたことを特徴とする。
このように、凸部と凹部の摺動部の一部を線状に接触する構成とすることで、摺動部の摺動面積が低減され、凸部と凹部の摺動抵抗が低減される。したがって、弾性復元力によるシールリング両端部の嵌合状態への復元がスムーズとなり、シールリングの装着性が向上される。
また、凸部と凹部の摺動抵抗が低減されることで、シールリングの弾性復元力のみによるシールリング両端部の嵌合状態への復元を図ることができる。したがって、シールリング両端部の嵌合状態を元に戻すための作業が不要となり、シールリング装着時の作業性の向上を図ることができる。
また、シールリング両端部の嵌合状態の復元が不十分なままハウジングへの軸の組み付けが行われることが抑制されるので、軸組み付け時のシールリングとハウジングとの干渉を抑制することができる。すなわち、両端部の嵌合が不十分なことによりシールリングの一部がはみ出して、軸の挿入時にハウジングと干渉を生じることが抑制される。したがって、ハウジングとの干渉によるシールリングの破損等が抑制され、係る破損等によりシールリングのシール性が低下することが抑制される。
さらに、凸部と凹部の摺動抵抗が低減されることで、シールリング使用時における両端部の周方向への拡張・収縮がスムーズとなり、シールリングの周長変化に対する追従性や、シールリングが圧力を受けたときの拡張性が向上される。したがって、シールリングのシール性が向上される。
更に、凹部の凸部が進入してくる側の剛性が凹部の底側に対して低下され、凹部と凸部の摺動抵抗が低減されて嵌合状態が不十分となることが抑制されるとともに、嵌合時に凸部が異常変形を生じるのが抑制される。したがって、凸部の一部がはみ出して、軸の挿入時にハウジングと干渉を生じることが抑制される。
以上説明したように、本発明により、装着性及びシール性の向上を図ることができる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
<シールリングの構成及び概要>
まず、図1及び図2を参照して、本発明の実施例1に係るシールリングの構成及び概要について説明する。図1は、本実施例に係るシールリング1の全体を示す図であり、シールリング1を軸方向からみた様子を示している。図2は、本実施例に係るシールリング1の使用状態を示す断面図であり、図1のA−A断面に対応している。
シールリング1は、概円環形状を呈した部材であり、円周上の一箇所で分離されている(分離部2)。分離部2は、一方の端部3及び他方の端部4にそれぞれ形成された凹凸形状が互いに嵌合可能に構成されている。
シールリング1は、樹脂材料からなり、その材料としては、例えば、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、四フッ化エチレン樹脂(PTFE)、エチレン−テトラフルオロエチレン(ETFE)等が用いられる。
シールリング1は、相対運動自在に組み付けられる2部材間の環状隙間をシールする。ここでは、図2に示すように、ハウジング5と、ハウジング5の軸孔50に挿入される軸6との間の環状隙間7を密封する。
シールリング1は、軸6の外周面に設けられた環状溝60に装着され、密封対象流体側Oから作用する油圧Pによって非密封対象流体側Aに押される。そして、外周面10がハウジング5の軸孔50の内周面に密着し、非密封対象流体側Aの端面11が軸6の環状溝60の非密封対象流体側Aの側壁面61に密着する。
これにより、密封対象流体側Oから非密封対象流体側Aへの密封対象流体の漏れが抑制される。なお、密封対象流体は、例えば潤滑油であり、特に自動車の自動変速機の場合はATFを指している。
<分離部>
次に、図3〜図5を参照して、シールリング1の分離部2の構成について詳細に説明する。図3は、分離部2の構造を示す図であり、(a)は軸方向からみた様子、(b)は(a)のB矢視である。図4は、分離部2を開いた様子を示す図であり、(a)は軸方向からみた様子、(b)は(a)のC矢視である。図5は、分離部2の形状を示す斜視図である。以下、シールリング1の2つの端部のうち、一方の端部(図の左側のもの)を第1端部3、他方の端部(右側のもの)を第2端部4と呼ぶこととする。
第1端部3は、径方向に沿う第1端面30を有する。そして、第1端部3には、第1端面30から周方向に突出する第1凸部31と、第1端面30から周方向に凹む第1凹部32とが、軸方向に並べて設けられている。
第1凸部31は、第1端面30から周方向であって軸に対して同心的に延びる側面31aと、側面31aに隣接し、かつ、軸に対して垂直的に延びる側面31bと、側面31a及び側面31bに隣接し、かつ、径方向に沿う先端面31cと、を有する。
第1凹部32は、軸に平行であって、周方向に対して第1凹部32の底側から開口側(第1端面30側)に向かって内周側に傾斜した傾斜側面32aと、側面32aに隣接し、かつ、軸に対して垂直的に延びる側面32bと、側面32a及び側面32bに隣接し、かつ、径方向に沿う底面32cと、を有する。
第1凹部32の傾斜側面32aは、第1端面30側の端部32dが、第1凸部31の側面31aの第1端面30側の端部31dよりも寸法Xだけ内径側に位置している。
第1凸部31の側面31bと第1凹部32の側面32bは、軸方向の位置が一致しており、周方向に一続きの第1摺動面33を形成している。
一方、第2端部4は、第1端部3と同一の形状を有する。すなわち、第2端部4には、径方向に沿う第2端面40が設けられるとともに、第2端面40から周方向に突出する第
2凸部41と、第2端面40から周方向に凹む第2凹部42とが、軸方向に並べて設けられている。
また、第2凸部41は、軸に対して同心的に延びる側面41aと、軸に対して垂直的に延びる側面41bと、径方向に沿う先端面41cと、を有し、第2凹部42は、軸に対して略同心的に延びる傾斜側面42aと、軸に対して垂直的に延びる側面42bと、径方向に沿う底面42cと、を有している。
また、第2凹部42の傾斜側面42aは、第2端面40側の端部42dが第2凸部41の側面41aの第2端面40側の端部41dよりも寸法Xだけ内径側に位置するように傾斜しており、第2凸部41の側面41bと第2凹部42の側面42bは、周方向に延びる一続きの第2摺動面43を形成している。
両端部3、4は同一形状のため、分離部2において互いに向き合った状態では、凸部と凹部の軸方向の配列が逆になり、第1凸部31と第2凹部42、第2凸部41と第1凹部32がそれぞれ対をなす。
<シールリングの装着>
シールリング1は、このような分離部2を設けることで、軸6の環状溝60への装着を容易としている。シールリング1は、図11に示すようなテーパ冶具107を用いて、弾性的に分離部2が開いた(分離した)拡径状態にされ、軸6の環状溝60に落とし込まれる。そして、シールリング1の弾性復元力により分離部2が再び閉じた(嵌合した)状態に戻ることで、環状溝60に装着される。
分離部2が開いた状態から元の閉じた状態に戻るときには、周方向に離れた第1端部3と第2端部4とが互いに接近して、第1凸部31と第2凹部42及び第2凸部41と第1凹部32がそれぞれ組み合わされる。
第1端部3と第2端部4は、軸に対して垂直的に延びる各側面が形成する第1摺動面33と第2摺動面43が、第1端部3と第2端部4の嵌合によって互いに当接することにより、軸と垂直的で周方向に摺動可能な第1摺動シール部12が形成される。
第2凹部42及び第1凹部32は、傾斜側面42a、32aによって、第2凹部及び第1凹部32の開口部における径方向の幅が、第1凸部31及び第2凸部41の先端面31c、41cに対してそれぞれ寸法Xだけ広くなったような構成となっている。
第1端部3と第2端部4との嵌合において、第1凸部31が第2凹部42内に、第2凸部41が第1凹部32内にそれぞれ入り込んでいくと、第1凸部31及び第2凸部41がそれぞれ傾斜側面42a、32aに対して斜めに当接する。すなわち、第1凸部31の先端面31cの内周側縁部(先端面31cと側面31aとの間の角部)31eと第2凸部41の先端面41cの内周側縁部(先端面41cと側面41aとの間の角部)41eが傾斜側面42a、32aにそれぞれ線状に接触する。
これにより、軸と平行に延び、かつ、傾斜側面42a、32a上を略周方向(周方向に対して傾斜した方向)に移動可能な線状の摺動シール部13が形成される。
なお、シールリング1の製造においては、第1凸部31及び第2凸部41の先端面31c、41cと第2凹部42及び第1凹部32の底面42c、32cがそれぞれ周方向において一致した状態を、両端部3、4が完全に嵌合した状態として設計する場合が考えられる。この場合、第1凸部31及び第2凸部41が傾斜側面42a、32aに突き当たらず
に、元の嵌合状態に戻ることも考えられるが、実際には、装着時のシールリング1の変形具合等によって、両端部3、4は完全な嵌合状態に戻る前に、第1凸部31及び第2凸部41が側面42a、32aに突き当たる状態になると考えられる。
このように、両端部3、4が完全な嵌合状態(ハウジング5と軸6との組み付けにおいて許容される嵌合状態)に戻る前に、第1凸部31及び第2凸部41が傾斜側面42a、32aに突き当たった場合には、第1凸部31及び第2凸部41の内周側縁部31e、41eが傾斜側面42a、32aに線状に接触して傾斜側面42a、32a上を摺動していき、両端部3、4が完全な嵌合状態に戻っていくことになる。
このように、第1凸部31及び第2凸部41と第2凹部42及び第1凹部32との摺動部の一部を線状に接触する摺動部とすることで、摺動部の摺動面積が低減され、第1凸部31及び第2凸部41と第2凹部42及び第1凹部32との摺動抵抗が低減される。したがって、シールリング1の弾性復元力による両端部3、4の嵌合状態の復元がスムーズとなり、シールリング1の装着性が向上される。
また、装着時に両端部3、4の嵌合状態の戻りが不十分となることが抑制されるので、両端部3、4の嵌合状態を元に戻すための作業が不要となり、シールリング1の装着の際の作業性の向上を図ることができる。
また、シールリング1の両端部3、4の嵌合が不十分となることが抑制されることで、ハウジング5への組み付け時にシールリング1とハウジング5とが干渉を生じるのが抑制される。すなわち、両端部3、4の嵌合が不十分なことによりシールリング1の一部がはみ出して、軸6の挿入時にハウジング5と干渉を生じることが抑制される。したがって、ハウジング5との干渉によるシールリング1の破損等が抑制され、係る破損等によりシールリング1のシール性が低下することが抑制される。
また、第2凹部42及び第1凹部32の各開口部側(第1凸部31及び第2凸部41が入り込む(進入してくる)側)が径方向に広くなっているので、第1凸部31及び第2凸部41が第2凹部42及び第1凹部32に入り込むときに開口部で第2端面40及び第1端面30の端部42d、32dとの引っ掛かりを生じるのが抑制される。したがって、シールリング1の装着性が向上される。
また、第2凹部42及び第1凹部32の各開口部側の肉厚が底面42c、32c側に対して小さくなっているので、第2凹部42及び第1凹部32の各開口部側の剛性が底面42c、32c側に対して低下され、第1凸部31及び第2凸部41と第2凹部42及び第1凹部32の摺動抵抗が低減されて嵌合状態が不十分となることが抑制されるとともに、嵌合時に第1凸部31及び第2凸部41が異常変形を生じるのが抑制される。したがって、例えば、第2凹部42及び第1凹部32の傾斜側面42a、32aの開口部側の端部によって第1凸部31及び第2凸部41が外周側に押し上げられる(曲げられる)ような変形を生じて、その先端部が外周側にはみ出し、軸6の挿入時にハウジング5と干渉を生じることが抑制される。
<シールリングの使用状態>
次に、図6及び図7a〜図7cを参照して、本実施例に係るシールリング1の使用状態における分離部2の様子について説明する。図6は、図2のD−D断面に対応した分離部2の側面図であり、(a)は、分離部2が周方向に収縮した状態を示し、(b)は、分離部2が周方向に拡張した状態を示す。図7a〜図7cは、本実施例に係るシールリング1のシール部の様子を模式的に示す透視斜視図であり、図7aは第1摺動シール部12及び第2摺動シール部13を示し、図7bは第1環状シール部14を示し、図7cは第2環状
シール部15を示している。
シールリング1は、密封対象流体側Oから作用する圧力Pによって、外周面10がハウジング5の軸孔50の内周面に密着し、非密封対象流体側Aの端面11が軸6の環状溝60の側壁面61に密着している。
このとき、分離部2においては、第1端部3の摺動シール面33と第2端部4の摺動シール面43とが面接触し、第1摺動シール部12を形成している(図7a参照)。そして、シールリング1の外周面10は、第1摺動シール部12の外周側の端縁部12aを介して、第1端部3側10aと第2端部4側10bとがつながったような構成となる(図7b参照)。これにより、シールリング1には、軸孔50内周面との接触面において、略環状の連続する第1環状シール部14が形成される。
また、分離部2においては、第1凸部31及び第2凸部41の先端面31c、41cの内周側縁部31e、41eが、それぞれ第2凹部42及び第1凹部32の傾斜側面42a、32aに線状に接触し、第2摺動シール部13を形成している(図7a参照)。そして、シールリング1の非密封対象流体側Aの端面11は、第2摺動シール部13の非密封対象流体側Aの端部13aを介して、第1端部3側11aと第2端部4側11bとが点接触でつながったような構成となる(図7c参照)。これにより、シールリング1には、環状溝60の側壁面61との接触面において、略環状の連続する第2環状シール部15が形成される。
また、シールリング1は、使用時において両端部3、4の端面間にシールリング1の周長変化を吸収可能な隙間が形成されるように設計される。すなわち、シールリング1は、常温下では、第1凸部31及び第2凸部41が第2凹部42及び第1凹部32の途中までしか進入しないような寸法設計になっており、第1凸部31及び第2凸部41の先端面31c、41cと第2凹部42及び第1凹部32の底面42c、32cとの間に隙間16a、16bが形成される(図3参照)。また、第1端面30及び第2端面40の間にも同様に隙間16cが形成される。
この構成によれば、油圧機器の作動時に温度が上昇し、シールリング1の周長が長くなった場合には、摺動シール面33、43が周方向に摺動して両端部3、4が周方向に互いに接近し(分離部2が周方向に収縮)、隙間16a、16b、16cが減少する。これにより、シールリング1の周長の増加分が吸収される(図6(a)参照)。
また、温度が低下してシールリング1の周長が短くなった場合には、摺動シール面33、43が逆向きに周方向に摺動して両端部3、4が周方向に互いに離れていき(分離部2が周方向に拡張)、隙間16a、16b、16cが増加する。これにより、シールリング1の周長の減少分が吸収される(図6(b)参照)。
また、無圧状態のシールリング1に油圧Pが作用した場合や、油圧Pが上昇してシールリング1がハウジング5の軸孔50内周面側に押し付けられる力が強くなった場合には、シールリング1には拡径方向の力が作用することになるが、この場合には、油圧Pによるシールリング1の拡径変形に追従して分離部2が周方向に拡張することにより、シールリング1の異常変形等が抑制されシールリング1の姿勢が安定する。
摺動シール面33、43は、分離部2の拡張によって周方向に摺動しても面接触状態は維持されるので、第1摺動シール部12は常に形成された状態となる。また、内周側縁部31e、41eは、分離部2の拡張・収縮によって傾斜側面42a、32a上を摺動しても、傾斜側面42a、32aに対する線接触状態が維持されるので、第2摺動シール部1
3も常に形成された状態となる。
シールリング1の設計上は、内周側縁部31e、41eの径寸法(第1凸部31及び第2凸部41の内径寸法)が傾斜側面32a、42aの径寸法よりも概ね大きく設定されているため、分離部2が閉じても(第1凸部31及び第2凸部41と第2凹部42及び第1凹部32が周方向に重なっても)、第1凸部31及び第2凸部41の進入量によっては内周側縁部31e、41eと傾斜側面32a、42aとが径方向に離れて接触しない、すなわち、第2摺動シール部13が形成されないと考えることもできる。しかしながら、実際のシールリング1の使用状態においては、油圧Pから受ける外径方向の力によってシールリング1が変形を生じ、傾斜側面42a、32aが、軸孔50の内周面側(外周側)に押し上げられるような状態となり、第1凸部31及び第2凸部41の進入量にかかわらず内周側縁部31e、41eと傾斜側面32a、42aとの接触状態が維持されることになる。すなわち、図6(a)及び図6(b)におけるそれぞれのA−A断面は、図2に示すように、第2摺動シール部13が形成された断面状態となる。
したがって、第1凸部31の先端面31cと第2凹部42の底面42cとの間に形成される隙間16aは、非密封対象流体側Aの環状隙間7とつながっているが、密封対象流体側Oとは第1摺動シール部12、第2摺動シール部13、第1環状シール部14及び第2環状シール部15によって常に遮断された状態が維持されるので、分離部2の収縮・拡張によって密封対象流体側Oと非密封対象流体側Aとを連通するような隙間が生じることはない。
また、シールリング1は、このような分離部2の拡張・収縮動作によって、温度や油圧の変化にかかわらず、その姿勢が安定するとともに、分離部2における密封対象流体の漏れが抑制され、良好な密封性能が維持される。
また、シールリング1は、両端部3、4の摺動部の一部を第2摺動シール部13のような線接触による摺動部とすることで、両端部3、4の摺動抵抗が低減され、分離部2の周方向の拡張・収縮がスムーズとなる。これにより、シールリング1の周長変化に対する追従性や、シールリング1が圧力を受けたときの拡張性が向上される。したがって、シールリング1のシール性が向上される。
<その他>
本実施例に係るシールリング1の第2凹部42及び第1凹部32に形成される傾斜側面42a、32aの形状は、図10に示す従来技術に係るシールリング100の凹部104の側面105bを周方向に対して斜めに切り欠いたような形状となっている。
したがって、係る傾斜側面を備えたシールリングの製造においては、従来のシールリングの成形後に切削加工等によって係る傾斜側面を形成するようにしてもよい。また、シールリングの型成形時に予め型成形によって形成するようにしてもよい。
また、傾斜側面42a、32aの傾斜は、側面41a、31aと端部42d、32dとの径方向の寸法差がXとなるように形成されているが、このXの値は、小さ過ぎると、シールリング1の環状溝60への装着時において弾性復元力だけでは分離部2が嵌合状態に戻らない場合(嵌合状態が不十分な場合)があり、大き過ぎると、摺動シール部13が維持されず分離部2に隙間が発生して漏れ量が増大する場合がある。したがって、Xの値は、シールリングの仕様や適用される環境等に基づいて適宜設定する必要がある。本実施例に係るシールリング1においては、0.01mm〜0.05mmの範囲に設定するのが好ましい。
図8に、本実施例に係るシールリングの分離部の戻り性とリーク量の評価結果を示す。なお、図8の図表においては、○は、分離部の戻り性が良好、すなわち、シールリングの装着時において一度開いた分離部が再び閉じた(十分な嵌合状態に戻った)場合を表し、×は、装着後に分離部が閉じなかった(嵌合状態が不十分だった)場合を表している。また、リーク性の評価条件は、油圧を1.4MPa、温度を160℃、軸の回転数を0rpm、密封対象流体をATFとした。
図8に示すように、Xを0.00mmとした場合、すなわち、従来のシールリングのように凹部の側面を傾斜させなかった場合には、分離部の戻り性が悪い結果となった。また、Xを0.10とした場合には、分離部の戻り性は良好であるものの、分離部のリーク量が増大してしまった。
一方、Xを0.01及び0.05とした場合には、分離部の戻り性も良好であり、分離部のリーク量も安定したものとなった。したがって、Xの値は0.01mm〜0.05mmの範囲に設定するのが好ましいといえる。
(実施例2)
次に、図9を参照して、本発明の実施例2に係るシールリングについて説明する。図9は、本実施例に係るシールリングの分離部の構造を示す図であり、(a)は軸方向からみた様子、(b)は(a)のE矢視である。なお、ここでは、実施例1と共通する構成については同じ符号を付してその説明を省略する。
本実施例は、第2凹部42及び第1凹部32の傾斜側面42a´、32a´を、曲線的に延びる曲面としている点で、実施例1と異なっている。すなわち、実施例1は、傾斜側面42a、32aが第2凹部42及び第1凹部32の底側から開口側に向かって直線的に延びる平面であるのに対し、実施例2は、傾斜側面42a´、32a´が、図9に示すように、面の傾きが第2凹部42及び第1凹部32の底側から開口側に向かって徐々に大きくなるように曲線的に延びる曲面である。
ここで、シールリング1は、分離部2が拡張又は収縮すると、その曲率が変化する。すなわち、分離部2が拡張した場合には、シールリング1は拡径して曲率が大きくなり、分離部2が収縮した場合には、シールリング1は縮径して曲率が小さくなる。そうすると、実施例1においては、分離部2が拡張してシールリング1の曲率が大きくなったとき、第1凸部31の縁部31e及び第2凸部41の縁部41eと傾斜側面42a及び傾斜側面32aとの接触状態が維持されずに縁部31e、41eが傾斜側面42a、32aから離れてしまうことが懸念される。すなわち、シールリング1の曲率が小さくなる分離部2の収縮時には、上述したように、実際の使用状態における油圧等の圧力等によって縁部31e、41eと傾斜側面42a、32aとの接触状態が常に維持され得ると考えられるが、シールリング1の曲率が大きくなる分離部2の拡張時においては、油圧による圧力等のみでは、縁部31e、41eとの傾斜側面42a、32aとの接触状態を維持することができない場合が生じ得ると考えられる。この場合、縁部31e、41eと傾斜側面42a、32aとの間に隙間が生じてしまい、分離部2におけるリーク量が増加してしまう。
実施例2の傾斜側面42a´、32a´は、第2端面40及び第1端面30側の端部42d、32dが、実施例1の傾斜側面42a、32aの端部42d、32dと同様に、寸法Xだけ、第2凸部41の側面41aの第2端面40側の端部41d及び第1凸部31の側面31aの第1端面30側の端部31dよりも内径側に位置している。したがって、実施例2の傾斜側面42a´、32a´は、実施例1の傾斜側面42a、32aと比べて、中央付近が略外径方向に盛り上がったような構成となっている。すなわち、実施例2の傾斜側面42a´、32a´は、分離部2の拡張時においてシールリング1の曲率の増大に
より径方向の位置が略外径方向に離れていくことになる縁部31e、41eに追随可能なように湾曲している。
したがって、実施例2においては、分離部2が拡張してシールリング1の曲率が大きくなっても、縁部31e、41eと傾斜側面42a´、32a´との接触状態が維持され、縁部31e、41eが傾斜側面42a´、32a´から離れてしまうのが抑制される。これにより、分離部2におけるリーク量を安定させてシール性の向上を図ることができる。
また、傾斜側面42a´、32a´の曲率は、分離部2の拡張時に縁部31e、41eと傾斜側面42a´、32a´とが互いに押し合わないような形状、例えば、分離部2の拡張時における縁部31e、41eの軌道に沿って湾曲するような形状となるように設定することが好適である。係る形状によれば、分離部2の拡張時において、縁部31e、41eと傾斜側面42a´、32a´との間の摺動抵抗を増大させることなく縁部31e、41eと傾斜側面42a´、32a´との接触状態の維持を図ることができる。したがって、分離部2のスムーズな拡張が可能となり、シール性のさらなる向上を図ることができる。
実施例1に係るシールリングの全体を示す図。 図1のシールリングの使用状態を示す断面図。 図1のシールリングの分離部の構造を示す図。 図1のシールリングの分離部を開いた様子を示す図。 図1のシールリングの端部の形状を示す斜視図。 図1のシールリングの分離部の使用状態における様子を示す図。 図1のシールリングのシール部の様子を示す斜視図。 図1のシールリングのシール部の様子を示す斜視図。 図1のシールリングのシール部の様子を示す斜視図。 図1のシールリングの分離部の戻り性とリーク量の評価結果を示す図表。 実施例2に係るシールリングの分離部の構造を示す図。 従来技術に係るシールリングの使用状態を示す断面図。 従来技術に係るシールリングの分離部の構成を示す斜視図。 テーパ冶具によるシールリングの装着を説明する斜視図。 従来技術に係るシールリングの分離部の嵌合状態を示す側面図。
符号の説明
1 シールリング
10 外周面
11 内周面
2 分離部
3 第1端部
30 第1端面
31 第1凸部
32 第1凹部
4 第2端部
40 第2端面
41 第2凸部
42 第2凹部
5 ハウジング
50 軸孔
6 軸
60 環状溝
61 側壁面
7 環状隙間

Claims (1)

  1. 一箇所で分離されている有端状の形状を有し、
    嵌合可能に構成された両端部を一時的に開いて軸に設けられた環状溝に装着され、前記軸と前記軸が挿入される軸孔を有するハウジングとの間の環状隙間を密封するシールリングであって、
    前記両端部のうち一方の端部は、周方向に突出した凸部を有し、
    他方の端部は、前記凸部と組み合わされる凹部を有し、
    前記凸部と前記凹部とを摺動させながら嵌合して、前記両端部を閉じるように構成されたシールリングにおいて、
    前記他方の端部における凹部が設けられている部分の肉厚が前記凸部側に向かって小さくなるように構成されることで、前記凹部は、その外周面側が、前記凸部側に向かうにつれて内周面側に向かうように傾斜した傾斜側面で構成されており
    前記凸部と前記凹部との摺動部において、前記凸部の先端の内周側縁部が前記凹部の前記傾斜側面上を摺動するように構成され、前記摺動部の一部を線状の摺動部としたことを特徴とするシールリング。
JP2007023396A 2007-02-01 2007-02-01 シールリング Active JP5029044B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007023396A JP5029044B2 (ja) 2007-02-01 2007-02-01 シールリング
PCT/JP2008/051683 WO2008093849A1 (ja) 2007-02-01 2008-02-01 シールリング
KR1020097017575A KR101210811B1 (ko) 2007-02-01 2008-02-01 씰 링
EP08710715.7A EP2119944B1 (en) 2007-02-01 2008-02-01 Seal ring
US12/525,206 US8720901B2 (en) 2007-02-01 2008-02-01 Seal ring

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007023396A JP5029044B2 (ja) 2007-02-01 2007-02-01 シールリング

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008190570A JP2008190570A (ja) 2008-08-21
JP5029044B2 true JP5029044B2 (ja) 2012-09-19

Family

ID=39674152

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007023396A Active JP5029044B2 (ja) 2007-02-01 2007-02-01 シールリング

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8720901B2 (ja)
EP (1) EP2119944B1 (ja)
JP (1) JP5029044B2 (ja)
KR (1) KR101210811B1 (ja)
WO (1) WO2008093849A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5170326B2 (ja) * 2011-04-20 2013-03-27 トヨタ自動車株式会社 シール構造
JP6192524B2 (ja) * 2013-12-12 2017-09-06 株式会社リケン ピストンリング
USD876594S1 (en) * 2015-01-16 2020-02-25 Nok Corporation Seal for shafts
CN107110362B (zh) * 2015-03-09 2018-10-26 Nok株式会社 密封装置
JP6566040B2 (ja) * 2015-10-13 2019-08-28 Nok株式会社 シールリング
CN106122351A (zh) * 2016-08-04 2016-11-16 泰州市易通车件有限公司 一种强密封车用减震交错型活塞环
US20200370654A1 (en) * 2018-09-12 2020-11-26 Nok Corporation Sealing device
RU2721957C1 (ru) * 2019-12-09 2020-05-25 Владимир Кузьмич Дюпин Составное поршневое кольцо
EP3885535B1 (de) * 2020-03-24 2022-09-07 Siemens Energy Global GmbH & Co. KG Dichtring für einen rotor und rotor mit einem solchen
DE102022205646A1 (de) * 2022-06-02 2023-12-07 Siemens Energy Global GmbH & Co. KG Dichtungsring mit überlappenden Dichtungsteilen und Rotoranordnung mit einem solchen

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1428654A (en) * 1917-06-04 1922-09-12 Edward R Norman Packing ring
US1357729A (en) * 1918-06-26 1920-11-02 Eva C Schaap Piston-ring and mounting therefor
US1369104A (en) * 1919-02-20 1921-02-22 Gustaf A Hendrickson Piston-ring
US1381668A (en) * 1920-04-03 1921-06-14 Alexander K Schaap Piston-ring
US1563566A (en) 1922-02-27 1925-12-01 Grover Ray Method of making piston rings
US2860019A (en) * 1957-06-11 1958-11-11 Charles W Osmun Packing or sealing structure
JPH017888Y2 (ja) 1980-12-18 1989-03-02
JPS628455Y2 (ja) * 1981-06-19 1987-02-27
JPS6037458A (ja) 1983-08-10 1985-02-26 Naoji Isshiki 可撓性背板つきピストンリング
JPH0875007A (ja) 1994-06-30 1996-03-19 Ntn Corp 合成樹脂製シールリング
JP3436287B2 (ja) * 1995-05-30 2003-08-11 エヌオーケー株式会社 シールリング
JP3576642B2 (ja) 1995-06-16 2004-10-13 株式会社リケン シールリング
JP3533847B2 (ja) * 1996-09-09 2004-05-31 Nok株式会社 シールリング
JP4206145B2 (ja) * 1998-04-08 2009-01-07 Ntn株式会社 樹脂製シールリング
US6715767B1 (en) * 2002-09-12 2004-04-06 General Motors Corporation Angled gap compression rings with end relief
JP4084729B2 (ja) 2003-05-29 2008-04-30 Ntn株式会社 樹脂製シールリング

Also Published As

Publication number Publication date
US20090322037A1 (en) 2009-12-31
WO2008093849A1 (ja) 2008-08-07
US8720901B2 (en) 2014-05-13
JP2008190570A (ja) 2008-08-21
KR101210811B1 (ko) 2012-12-10
EP2119944B1 (en) 2013-08-28
EP2119944A4 (en) 2012-07-04
KR20090112726A (ko) 2009-10-28
EP2119944A1 (en) 2009-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5029044B2 (ja) シールリング
JP6615833B2 (ja) シールリング
JP6314689B2 (ja) 密封装置
JP2008144784A (ja) パッキン及びシーリングシステム
JP6479456B2 (ja) フォイル、フォイル軸受、及びフォイル軸受の組立方法
WO2019155945A1 (ja) シールリング
JP6125329B2 (ja) 静止部シール構造
JP6447667B2 (ja) シールリング及び密封構造
JPWO2019004268A1 (ja) シールリング
JP6361277B2 (ja) シールリング
JP6394819B2 (ja) 軸及び密封構造
JP2015218790A (ja) シールリング
JP2012180910A (ja) 密封装置
JP4736394B2 (ja) シールリング
JP2010144789A (ja) バックアップリングおよび密封装置
JP4788634B2 (ja) シールリング
JP6432670B2 (ja) 密封装置及び密封構造
JP2011220395A (ja) バックアップリング
JP6170271B2 (ja) シールリング
JP5598000B2 (ja) シールリング
JP2007092791A (ja) シールリング
JP5545392B2 (ja) 密封装置の組み付け方法
JP2010242791A (ja) パッキン
JP2008275026A (ja) シールリング
JP2017101736A (ja) シールリング

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100113

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120322

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120529

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120611

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5029044

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250