JP5025552B2 - タッチパネル - Google Patents

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Description

本発明は、タッチパネルに関するものであり、特に、光学式タッチパネルの改良に関するものである。
従来、ディスプレイ装置の表示面に装着されるタッチパネルとして、光学式、抵抗膜式、静電容量式、超音波式等の各種方式が知られている。
そのうち、光学式タッチパネルとしては、例えば、特許文献1に液晶ディスプレイパネル等の表示装置上に配置する導光板の側面に光源と検知用ラインセンサが配置されたタッチパネルが開示されている。このタッチパネルは、光を導光体の側面の光源から供給し、入力ペン等の光吸収により変化する光信号を光源に対向して配置された検知用ラインセンサで検知する。
また、特許文献2には液晶ディスプレイの画面の前面に平面状の検出範囲を備え、鏡を検出範囲の一方の側部にのみ設け、鏡を設けた辺と直交する一方の辺側に光リニアセンサと赤外線発光体を設けた位置検出装置が開示されている。直接指示棒に向けて放射された赤外光は、指示棒の先端の再帰反射球の再帰反射機能により入射方向に反射され、実像としてセンサに入力される。
赤外線発光体の赤外光の一部は、鏡で反射して指示棒の先端の再帰反射球に入射する。再帰反射球の再帰反射機能により赤外光は入射方向に反射され、鏡で再度反射され赤外線発光体の方向に戻っていく。この反射光は写像としてセンサに入力される。そして、実像の位置情報及び写像の位置情報より指示棒の位置を求める。
特開2000−172444号公報 特開2005−25415号公報
特許文献1のタッチパネルでは、入力ペン等の光吸収による光信号の変化を検知する方式であるため、外来光の入射によりコントラストが低下する。また、特許文献2の位置検出装置は、鏡に直接外来光が入射する構成であるため、鏡に対して垂直に近い角度で入射する外来光は光リニアセンサに入射し、入射した外来光の情報を含めて一計算がなされる。従って、特許文献1や特許文献2ものでは、タッチ位置の認識精度が外来光によって低下するという問題点があった。
本発明の目的は、外来光の影響を低減し、タッチ位置の認識精度を向上させることが可能なタッチパネルを提供することにある。
本発明のタッチパネルは、接触した被検出体の位置を検知するための第1の面と、前記第1の面に対向する第2の面とを有する導光手段と、
前記導光手段に光を入射する光源と、
前記導光手段の側面の一部に配置された受光素子と、
前記導光手段の側面と前記受光素子との間に配置され、前記第1の面に接触した前記被検出体により散乱した前記光源からの光を前記受光素子に結像する結像手段と、を有するタッチパネルにおいて、
前記受光素子が配置された前記導光手段の側面の一部を除く側面の少なくとも一部に光を吸収する光吸収手段が配置され、前記受光素子は前記光源の照射範囲外に配置されており、
前記結像手段はスリットもしくはピンホールであり、
前記スリットもしくはピンホールと前記受光素子との間に前記導光手段と屈折率が等しく、前記光源の波長に対して透明な樹脂が充填されていることを特徴とする。
本発明のタッチパネルは、接触した被検出体の位置を検知するための第1の面と、前記第1の面に対向する第2の面とを有する導光手段と、
前記導光板の端面の一部に配置された複数の光源と、
前記導光板の端面の一部に配置された複数の受光素子と、
前記導光板の端面と前記受光素子の各々の間に配置され、前記被検出体により散乱された前記光源からの光をそれぞれ前記複数の受光素子に結像する結像手段と、を有するタッチパネルにおいて、
前記導光手段の端面のうち前記受光素子が配置された前記導光手段の端面以外の端面の少なくとも一部に光を吸収する光吸収手段が配置され、
前記複数の光源は各々前記複数の受光素子のいずれかと対を成しており、前記複数の受光素子の光検出期間は各々対を成す前記光源の点灯期間に内包され、且つ、対を成さない前記光源の点灯期間とは重複しておらず、
前記結像手段はスリットもしくはピンホールであり、
前記スリットもしくはピンホールと前記受光素子との間に前記導光手段と屈折率が等しく、前記光源の波長に対して透明な樹脂が充填されていることを特徴とする。
本発明のタッチパネルによれば、外来光の影響を低減でき、タッチ位置の認識精度を向上させることができる。
次に、発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態の内容に限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1(A)は本発明に係るタッチパネルの第1の実施形態を示す図である。図1(A)は斜視図、図1(B)は図1(A)の受光素子104の周辺の拡大図である。検知用導光板である導光板101は接触した対象物の位置を検知するため、接触面の第1の面と、第1の面に対向する第2の面とを有する。導光板101の材料には、ガラスもしくはアクリルやプラスチック等様々な材質が用いられる。
この材料には、導光板101の第1面(表面)、第2面(裏面)に配置される物質に比べてある程度大きな屈折率を有する物体で、且つ、透明度がある程度高い物体であればどのような材料でも良い。本実施形態では、導光板101の表面側、裏面側の物質を空気とする。測定の対象物である被検出体201には、例えば、指や入力ペン等が一般的に用いられる。光源102は被検出体201を導光板101を介して照射する光源であり、波長λ0の光を発光する。タッチパネルはディスプレイ上に配置するため、光源102の波長は非可視光であることが好ましく、シリコン系の受光素子の感度特性等から赤外線であることが好ましい。
更に、太陽光のスペクトルには、950nm付近に大気中の水蒸気の吸収による極小値が存在することが知られており、屋外の強烈な太陽光下での使用を考慮すると、波長λ0は950±20nmであることが好ましい。光源102からの出射光は照射範囲103に照射される。受光素子104と導光板101の間及び受光素子105と導光板101の間には、それぞれ光源102の発光波長λ0を主に選択的に透過し、それ以外の光は透過しない波長選択フィルタ106が配置されている。受光素子104、105はライン方向に複数の画素が配列されたラインセンサである。
波長選択フィルタ106は光源102の波長λ0よりも短波長側の光をカットするが、長波長側の光もカットするバンドパスフィルタであればより望ましい。導光板101と波長選択フィルタ106の間に結像手段107が配置されている。結像手段107はレンズであるが、スリットやピンホール等が好適に用いられる。導光板101の側面には光吸収手段108が配置されている。光吸収手段108は光源102が配置された側面を除く少なくとも一部の側面に配置されている。光吸収手段108には、例えば、カーボンブラック含有樹脂が用いられる。
次に、本実施形態の動作を説明する。導光板101の側面に配置された光源102から照射された光は導光板101の内部で全反射を繰り返しながら伝播する。光源102による照射範囲103の導光板101表面に接触した被検出体201は導光板101の表面に存在するエバネッセント光等を散乱する。散乱された光の一部は導光板101内部で全反射を繰り返しながら受光素子104、105が配置された導光板101の側面にまで伝播する。この光は結像手段107により受光素子104、105上に結像される。
受光素子104、105で検知される信号強度の測定例を図2(B)に示す。横軸は受光素子上の画素番号であり、縦軸は受光素子で検知された光信号強度である。各受光素子はライン方向に複数の画素が配列されており、画素番号とは受光素子のライン方向の画素の位置を表す。ここで、信号強度は本来画素軸に対して離散的な値をとりうるが、ここでは模式的に連続的な曲線でデータを例示する。
なお、図2(B)の横軸の画素番号と図1(A)の受光素子104、105との対応は次の通りである。即ち、図2(B)の横軸の左側は、導光板の第1面を上にして受光素子の導光板とは反対側から受光素子を見て受光素子104の左側の画素、受光素子105の左側の画素に対応する。さらに、図2(B)の横軸の左側は、導光板の第1面を上にして各受光素子から導光板を見て右側のタッチ位置に対応する。
図2(A)に示すように被検出体210、受光素子104、受光素子105を結ぶ三角形のうち、受光素子104、105間の距離111はタッチパネル固有の値である。受光素子104の光信号112の位置(画素番号)から角度αが、受光素子105の光信号113の位置(画素番号)から角度βが計測できる。三角測量の原理から被検出体201の座標を計算する。
次に、本実施形態の効果を説明する。まず、図1(A)に示すようにタッチパネルを構成するいずれの部品も導光板101の端面に配置されているため、薄型化が可能となる。例えば、第2面側に検知用の光源やセンサを設けると装置が厚くなってしまう。そのため、本発明の構成は薄型化に好適である。
また、受光素子104、105を光源102の照射範囲103の外に配置することで、光源102からの直接光が入射するのを防止できる。更に、光源102、受光素子104、105が配置されている部分を除き、光を吸収する光吸収手段108を配置している。そのため、被検出体201により散乱された光が導光板101の端面で反射され、受光素子104、105に到達することでゴースト信号となるのを防止することができる。
また、図3に示すように被検出体201を介して導光板101内部に侵入した外来光202は被検出体201が散乱した光源102からの光と同様に被検出体201の位置情報を有するため座標検出に利用できる。一方、導光板101表面に接触した被検出体201の位置情報を持たない外来光203は導光板101の端面に配置された光吸収手段108により吸収され、導光板101内部に侵入しない。このような構成とすることで、薄型化をしつつ外来光に対する影響を軽減することが可能となる。
(第2の実施形態)
図4は本発明の第2の実施形態を示す図である。図4(A)は平面図、図4(B)は図4(A)の受光素子104周辺の拡大図である。図4では図1と同一の部分には同一符号を付している。第1の実施形態との違いはミラー114を導光板101の端面に設けている点である。また、受光素子105及びそれに付随する波長選択フィルタや結像手段は配置されていない。
ミラー114が配置された導光板101の端面は、受光素子104が配置された端面及び受光素子104が配置された端面と隣り合う端面以外の端面である。本実施形態の動作のうち、被検出体201から直接受光素子104に至る実像からの光204の拳動は第1の実施形態と同様である。
図4(A)に示すように被検出体201が散乱した光のうちミラー114に反射して受光素子104に入射する光は、被検出体201の虚像201aからの光205として受光素子104にて観測される。このような構成とすることで、図5に示す様に被検出体201が散乱した光の実像からの光信号115と虚像201aからの光信号116の二つの信号を一つの受光素子104で観測することが可能となる。その結果、被検出体201の座標を一つの受光素子104で計算することが可能となる。図5の横軸と受光素子との対応は図2(B)の場合と同様である。
本実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、受光素子及びそれに付随する波長選択フィルタ、或いは結像手段等の数を減らすことが可能となるため、コスト削減が可能となる。
(第3の実施形態)
図6は本発明の第3の実施形態を示す図である。本実施形態では、光源102aと光源102bが導光板101の対向する側面に配置されている。また、受光素子104aと104bが配置されている。光源102aと受光素子104aは対を成しており、光源102bと受光素子104bは対を成すものである。
光源102aと102bは図1の光源102と同じものであり、受光素子104a及び受光素子104bは図1の受光素子104と同じものである。その他の構成は図1と同様である。図6では図1と同一の部分には同一符号を付している。
図6(A)は平面図であり、光源102aが点灯している状態を示す。図6(B)は同様に平面図であり、光源102bが点灯している状態を示す。受光素子の周辺の拡大図は省略しているが、図1(B)或いは図4(B)等と同様である。図7は図6の各光源の点灯期間、各受光素子の光検出期間の関係を示す。横軸は経過時間、縦軸は点灯及び光検出の有無を示す。
第1及び第2の実施形態との違いは、対を成す複数の光源102aと受光素子104a及び光源102bと受光素子104bを導光板101の端面に設けている点である。受光素子104aは対を成す光源102aの照射範囲103a外に配置され、受光素子104bは対を成す光源102bの照射範囲103b外に配置されている。
図7に示すように受光素子104aの光検出期間118aは、対を成す光源102aの点灯期間117aに内包され、受光素子104bの光検出期間118bは対を成す光源102bの点灯期間117bに内包される。光源102aの点灯期間117aは光源102bの点灯期間117bとは重複しない。すなわち、光源102aの点灯期間117aは受光素子104bの光検出期間118bとは重複しない。
本実施形態の動作のうち、光源102a或いは102bから照射された光を被検出体201が散乱し、散乱光の一部が導光板101を伝播して受光素子104a或いは104bで検知する一連の動作は第1の実施形態と同じである。
ここで、光源102aの点灯期間117a中、被検出体201で光源102aからの光が散乱されたとする。散乱された光の一部は導光板内部で全反射を繰り返しながら受光素子104aが配置された導光板101の端面にまで伝播する。この光は不図示の結像手段により受光素子104a上に結像される。
この時、図7に示すように受光素子104bは点灯期間117aには受光しないので、図6(A)に示すように位置的には光源102aの照射範囲内であっても光源102aからの直接光を検出することは無い。また、同様の理由で図6(B)に示すように受光素子104aは位置的には光源102bの照射範囲内であっても光源102bからの直接光を検出することは無い。
複数の光源及び受光素子を配置する場合、第1の実施形態では全ての光源の照射範囲外に全ての受光素子を配置しなければならない。本実施形態では、対を成す光源の照射範囲外に受光素子を配置するだけで済み、第1の実施形態と比較して光源及び受光素子の配置に自由度が増すという効果が得られる。
(第4の実施形態)
図8は本発明の第4の実施形態を示す図である。本実施形態では結像手段としてスリットを使ったタッチパネルを示す。図8では図1と同一部分には同一符号を付している。図8(A)は図1の受光素子104近辺の構成を示す。受光素子105の近辺も同様である。その他の構成は図1と同様である。
具体的には、図8(A)に示すようにスリット121と受光素子104の間に屈折率が導光板101と略等しく光源102からの光に対して透明な樹脂119を充填している。図8(A)にはその場合の信号光の軌跡を示す。図8(B)は図8(A)の構成に対して樹脂119を充填していない点が異なる。図8(B)には信号光の軌跡を示す。
本実施形態では図8(A)、図8(B)の両構成が可能である。波長選択フィルタ106は省略しているが、透明な樹脂119にその機能を持たせても良い。120aは導光板101の屈折率と空気の屈折率から決まる導光板101から空気中に抜ける臨界角未満の角度でスリット121に到達した信号光の軌跡を示す。120bは臨界角以上の角度でスリット121に到達した信号光の軌跡を示す。本実施形態のその他の動作は第1の実施形態の説明と同様である。
本実施形態では、結像手段107としてスリット121を使用することによりレンズを使用する場合に比べてコストが抑えられる。図8(A)に示すように樹脂119を充填した場合には、導光板101と空気層の界面が無いため、臨界角による制限が無くなり、より広い角度の信号光が受光素子104に到達し、受光素子から見た視野角が広がるという効果が得られる。更に、透明樹脂119に信号光の波長は透過するが、それ以外の波長の光を遮断するフィルタ機能を付加することにより、部品点数を削減できるという効果が得られる。
図8(A)、図8(B)の構成は図1、図4、図6の実施形態の結像手段としてのレンズの代わりに使用することが可能である。また、後述する図9に示す実施形態にも使用可能である。
(第5の実施形態)
図9は本発明の第5の実施形態を示す図である。図9(A)は斜視図、図9(B)は受光素子周辺の拡大図を示す。図9では図1、図4等と同一部分には同一符号を付している。本実施形態では、図1や図4等の構成に液晶ディスプレイ115、バックライト用導光板116等が追加され、検知用の光源102が表示用光源105と同様にバックライト用導光板116に配置されている。
検知用の導光板101の材料には、ガラスもしくはアクリルやプラスチック等様々な材質が用いられる。この材料には、導光板101の第1面(表面)、第2面(裏面)に配置される物質に比べてある程度大きな屈折率を有する物体で、且つ、透明度がある程度高い物体であればどのような材料でも良い。本実施形態では、導光板101の表面側、裏面側の物質を同様に空気とする。
本実施形態では、導光板101の下部に液晶ディスプレイ115が配置され、液晶ディスプレイ115の下には表示用のバックライト用導光板116が配置されている。図9ではバックライトを構成する光学フィルム類は省略している。
バックライト用導光板116の端面には表示用光源105及び検知用の光源102が配置されている。表示用光源105は一般に白色光源である。光源102は被検出体201に照射する光源であり、波長λ0の光を発光する。液晶ディスプレイ115は表示の有無に関らず波長λ0の光の大部分を透過する。
タッチパネルは液晶ディスプレイ115上に配置されるため、光源102の波長は非可視光であることが好ましく、シリコン系の受光素子の感度特性等から赤外線であることが好ましい。更に、太陽光のスペクトルには、950nm付近に大気中の水蒸気による吸収による極小値が存在するので、屋外の強烈な太陽光下での使用を考慮すると波長λ0は950±20nmであることが好ましい。
103は光源102の照射範囲を示す。受光素子104の前には光源102の発光波長λ0を主に選択的に透過し、それ以外の光は透過しない波長選択フィルタ106が配置されている。波長選択フィルタ106は光源102の波長λ0よりも短波長側の光をカットするが、長波長側の光もカットするバンドパスフィルタであれば尚良い。
107は結像手段、108は光吸収手段である。114は図4と同様のミラーである。光源102の照射光は光源102の照射範囲103に接触した被検出体201により散乱され、その光がミラー114で反射されて受光素子104に入射する。その場合、光源102の照射光が直接ミラー114に反射して受光素子104には入射しないように導光板101の端面に受光素子104が配置されている。
本実施形態では、光源102はバックライト用導光板116の端面に配置された表示用光源105に併設されている。光源102から照射された光は全反射を繰り返しながらバックライト用導光板116の内部を伝播し、表示用光源105と同様に液晶ディスプレイ115の表示面に対して垂直な方向に光を発する面光源となる。光源102の照射範囲103に接触した被検出体201により光源102からの照明光が散乱され、散乱された光の一部は導光板101内部で全反射を繰り返しながら受光素子104が配置された導光板101の端面にまで伝播する。
この光は結像手段107により受光素子104上に結像される。散乱された光の一部は導光板101内部で全反射を繰り返しながらミラー114に到達する。ミラー114により反射された散乱光は導光板101内部で全反射を繰り返しながら受光素子104が配置された導光板101の端面にまで伝播する。この光は結像手段107により受光素子104上に結像される。
受光素子104で検知される信号強度の測定例を図10(B)に示す。横軸は受光素子上の画素番号であり、縦軸が受光素子で検知された光信号強度である。受光素子は上述のように長手方向に複数の画素が配列されており、画素番号とは受光素子の長手方向の画素の位置を表す。信号強度は本来画素軸に対して離散的な値をとりうるが、ここでは模式的に連続的な曲線でデータを例示する。なお、図10(B)の横軸と受光素子との対応は図2(B)の場合と同様である。
図10(A)に示すように被検出体201、受光素子104、仮想受光素子104aを結ぶ三角形のうち、受光素子104、仮想受光素子104a間の距離111はタッチパネル固有の値となる。また、図10(B)に示すように受光素子104による被検出体201の実像の光信号112の位置(画素番号)から角度αが計測できる。更に、受光素子104による被検出体201の虚像の光信号113の位置(画素番号)から角度βが計測できる。三角測量の原理から被検出体201の座標を計算することが可能である。
本実施形態では、図9(A)に示すように受光素子104を光源102の照射範囲103の外に配置することで、光源102からの直接光が入射するのを防止できる。更に、受光素子104及びミラー114が配置されている部分を除き、導光板101の端面に光吸収手段108を配置している。そのため、被検出体201により散乱された光が導光板101の端面で反射されて受光素子104に到達してゴースト信号となるのを防止できる。
また、図3で説明したように被検出体201を介して導光板101内部に侵入した外来光202は被検出体201が散乱した光源102からの光と同様に被検出体201の位置情報を有するため座標検出に利用できる。
一方、導光板101表面に接触した被検出体201の位置情報をもたない外来光203は導光板101の端面に配置した光吸収手段108により吸収され、導光板101内部に侵入しない。また、導光板101の端面に配置したミラー114により被検出体201の虚像からの信号も受光素子104で検出可能になる。このような構成とすることで、外来光に対する影響を軽減することが可能となる。
本発明に係るタッチパネルの第1の実施形態を示す図である。 第1の実施形態の位置検出の原理と受光素子で得られる光信号の波形の一例を示す図である。 第1の実施形態の外来光の挙動を示す図である。 本発明の第2の実施形態を示す図である。 第2の実施形態の受光素子で得られる光信号の波形の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態を示す図である。 第3の実施形態の各光源の点灯期間と各受光素子の光検出期間の関係を示す図である。 本発明の第4の実施形態を示す図である。 本発明の第5の実施形態を示す図である。 第5の実施形態の位置検出の原理と受光素子で得られる光信号の波形の一例を示す図である。
符号の説明
101 導光板
102 光源
102a、102b 光源
103 光源の照射範囲
104、105 受光素子
104a、104b 受光素子
105 表示用光源
106 選択選択フィルタ
107 結像手段
108 光吸収手段
114 ミラー
115 液晶ディスプレイ
116 バックライト用導光板
119 透明樹脂
121 スリット
201 被検出体

Claims (7)

  1. 接触した被検出体の位置を検知するための第1の面と、前記第1の面に対向する第2の面とを有する導光手段と、
    前記導光手段に光を入射する光源と、
    前記導光手段の側面の一部に配置された受光素子と、
    前記導光手段の側面と前記受光素子との間に配置され、前記第1の面に接触した前記被検出体により散乱した前記光源からの光を前記受光素子に結像する結像手段と、を有するタッチパネルにおいて、
    前記受光素子が配置された前記導光手段の側面の一部を除く側面の少なくとも一部に光を吸収する光吸収手段が配置され、前記受光素子は前記光源の照射範囲外に配置されており、
    前記結像手段はスリットもしくはピンホールであり、
    前記スリットもしくはピンホールと前記受光素子との間に前記導光手段と屈折率が等しく、前記光源の波長に対して透明な樹脂が充填されていることを特徴とするタッチパネル。
  2. 前記導光手段の端面の一部にミラーが配置され、前記被検出体により前記光源の光が散乱された前記被検出体の実像から光と、前記光源の光が散乱された後、前記ミラーで反射された前記被検出体の虚像からの光とが前記受光素子上に結像され、前記受光素子で検出された2つの信号に基づき前記被検出体の位置を検出することを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル。
  3. 前記光源は前記導光手段の端面の一部に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のタッチパネル。
  4. 前記光源は前記導光手段の下に配置された面光源であることを特徴とする請求項1又は2に記載のタッチパネル。
  5. 接触した被検出体の位置を検知するための第1の面と、前記第1の面に対向する第2の面とを有する導光手段と、
    前記導光板の端面の一部に配置された複数の光源と、
    前記導光板の端面の一部に配置された複数の受光素子と、
    前記導光板の端面と前記受光素子の各々の間に配置され、前記被検出体により散乱された前記光源からの光をそれぞれ前記複数の受光素子に結像する結像手段と、を有するタッチパネルにおいて、
    前記導光手段の端面のうち前記受光素子が配置された前記導光手段の端面以外の端面の少なくとも一部に光を吸収する光吸収手段が配置され、
    前記複数の光源は各々前記複数の受光素子のいずれかと対を成しており、前記複数の受光素子の光検出期間は各々対を成す前記光源の点灯期間に内包され、且つ、対を成さない前記光源の点灯期間とは重複しておらず、
    前記結像手段はスリットもしくはピンホールであり、
    前記スリットもしくはピンホールと前記受光素子との間に前記導光手段と屈折率が等しく、前記光源の波長に対して透明な樹脂が充填されていることを特徴とするタッチパネル。
  6. 前記光源は赤外線の光源であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のタッチパネル。
  7. 前記赤外線の光源の波長が950±20nmであることを特徴とする請求項6に記載のタッチパネル。
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