JP5024822B2 - Electric razor - Google Patents
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Description
本発明は、かみそりヘッドが本体ケースに対して少なくとも前後、左右方向へ傾動可能に支持してある電気かみそりに関する。 The present invention relates to an electric razor in which a razor head is supported to be tiltable at least in the front-rear and left-right directions with respect to a main body case.
本発明に関して、かみそりヘッドを前後軸と左右軸の回りに傾動可能に支持することは、例えば特許文献1に公知である。そこでは本体ケースでリング枠を左右傾動可能に支持し、リング枠でかみそりヘッドを前後傾動可能に支持している。リング枠の前後面には一対の支軸が突設してあり、これらの支軸を本体ケースに設けた軸受凹部で軸支している。また、かみそりヘッドの左右側面には一対の支軸が突設してあり、これらの支軸をリング枠に設けた軸受凹部で軸支している。
With respect to the present invention, it is known, for example, in
本発明の電気かみそりに関して、かみそりヘッドを全方位方向へ傾動および浮動可能に支持し、複数個のばねで中立位置へ復帰付勢することは特許文献2に公知である。そこでは、内フレームの上部に設けたフロート枠でフロート台を前後、左右、上下方向へ傾動および浮動可能に支持し、フロート枠とフロート台との間に配置した左右一対のばねで、フロート台およびかみそりヘッドを中立位置へ復帰付勢している。
Regarding the electric razor of the present invention, it is known in
かみそりヘッドを全方位方向へ傾動および浮動可能に支持する電気かみそりにおいては、肌面の複雑な凹凸にひげ切断面を円滑に追随できる半面、ひげ切断面が不必要に傾動してふらつきやすく、ひげ切断を効果的に行いにくい傾向がある。とくに、特許文献1の電気かみそりにおいては、かみそりヘッドの全体を前後軸と左右軸とで歳差運動できるように支持しているだけであるので、かみそりヘッドを中立位置に戻すことができない。また、本体ケースに作用する衝撃や大きな外力が、前後および左右に設けた支軸のひとつに集中して作用することがあり、そうした場合に支軸や、支軸を支える軸受構造が傷付いて耐久性が損なわれることがある。
In an electric razor that supports the razor head so that it can be tilted and floated in all directions, the whisker cutting surface can smoothly follow the complex irregularities of the skin surface, while the beard cutting surface tilts unnecessarily and is prone to wobbling. It tends to be difficult to cut effectively. In particular, in the electric razor of
本発明の目的は、肌面の複雑な凹凸に刃面を円滑に追随できるにもかかわらず、かみそりヘッドを確りと支えてひげ切断面の不必要な傾動や旋回を規制してひげ切断を効果的に行える電気かみそりを提供することにある。本発明の目的は、かみそりヘッドが傾動するときの傾動中心となる傾動軸を確りと支えて、外力や衝撃力を分散し緩和でき、本体ケースに衝撃や大きな外力が作用するような場合に、外部荷重がひとつの傾動軸に集中するのを解消して、傾動軸や軸受構造の傷付きを解消し耐久性を向上できる電気かみそりを提供することにある。 The object of the present invention is to effectively cut the whiskers by supporting the razor head firmly and restricting unnecessary tilting and swiveling of the whisker cutting surface even though the blade surface can smoothly follow the complex irregularities of the skin surface. The purpose is to provide an electric razor that can be used automatically. The purpose of the present invention is to firmly support the tilting shaft that becomes the tilting center when the razor head tilts, to disperse and relieve external force and impact force, and when an impact or a large external force acts on the main body case, An object of the present invention is to provide an electric razor that eliminates the concentration of external loads on one tilting shaft, eliminates damage to the tilting shaft and bearing structure, and improves durability.
本発明の電気かみそりは、内刃4および外刃3を備えたかみそりヘッド2が、グリップを兼ねる本体ケース1に対して前後、左右方向へ傾動可能にヘッド支持構造で支持してある。ヘッド支持構造は、本体ケース1に固定されるフレーム21と、フレーム21で相対揺動可能に支持されるヘッド枠22と、フレーム21とヘッド枠22との間に設けられる第1傾動軸23と、ヘッド枠22とかみそりヘッド2との間に設けられる第2傾動軸24と、ヘッド枠22およびかみそりヘッド2を中立位置へ復帰付勢する第1ばね26および第2ばね27とを含む。第1傾動軸23と第2傾動軸24とは、それぞれの軸中心線が互いに直交する状態で配置する。以て、第1傾動軸23の回りに傾動するヘッド枠22を第1ばね26で中立位置へ復帰付勢し、第2傾動軸24の回りに傾動するかみそりヘッド2を第2ばね27で中立位置へ復帰付勢してあることを特徴とする。なお、本発明において本体ケース1に固定されるフレーム21とは、フレーム21が本体ケース1に直接固定してある場合と、実施例に示すように、フレーム21が内ケース10や内フレームなどを介して、間接的に本体ケース1に固定してある場合のいずれをも含むこととする。
In the electric razor of the present invention, a
フレーム21は、対向配置される一対の支持アーム30を備えている。支持アーム30は、第1傾動軸23を介してヘッド枠22と連結される上方の連結部33と、本体ケース1に装着固定される下方の装着部31とを備えている。両支持アーム30における装着部側の対向間隔L2は、本体ケース1の握り太さに対応して連結部33の対向間隔L1より小さく設定する。
The
両支持アーム30の連結部33に連続して、第1傾動軸23回りのヘッド枠22の傾動限界を規定するための補強壁32を横向きに張り出し形成する。以て、かみそりヘッド2およびヘッド枠22に作用する外力を、第1傾動軸23、連結部33、および補強壁32の三者が共同して負担できるようにする。
Continuing from the connecting
両補強壁32と対向するヘッド枠22の下面に補強リブ43を形成する。図6に示すように補強リブ43の突端は、第1傾動軸23の軸中心を円弧中心とする部分円弧面で形成する。
Reinforcing
フレーム21は、対向配置される一対の支持アーム30と、両支持アーム30の下端どうしを繋ぐ橋絡部34とを一体に備えている。
The
かみそりヘッド2の中心軸線P2が、本体ケース1の中心軸線P1に対して一方向へ傾斜させてある電気かみそりにおいて、支持アーム30の連結部33を、装着部31に対してかみそりヘッド2の中心軸線P2と同じ方向へ傾斜させる。
In the electric razor in which the central axis P2 of the
ヘッド枠22の両端に支持アーム30の連結部33と対向する軸受腕41を設ける。支持アーム30の連結部33とヘッド枠22の軸受腕41とを第1傾動軸23で相対揺動可能に連結する。前記連結部33の上端をヘッド枠22の軸受腕41の上端より上方へ突設する。以て、連結部33が第2傾動軸24の回りに傾動するかみそりヘッド2の傾動限界を規定する規制体を兼ねるようにする。
Bearing
フレーム21とヘッド枠22を連結する第1傾動軸23の軸端を、本体ケース1に設けた係合穴65で固定支持する。
The shaft end of the
両支持アーム30のそれぞれに、第1傾動軸23の中心軸線と交差する向きのばね受枠25を装着し、ばね受枠25の両端のばね受部55を本体ケース1に対して係合固定する。
A
ばね受枠25とヘッド枠22との間に、第1傾動軸23の回りに傾動したかみそりヘッド2を中立位置へ復帰付勢する第1ばね26を配置する。
A
ばね受枠25の両端に、ヘッド枠22を間に挟む状態で一対のばね受部55を対向配置し、ばね受部55とヘッド枠22との間に圧縮コイル形の第1ばね26を配置し、ばね受部55の外面を本体ケース1に係合固定する。
A pair of
ヘッド枠22の軸受腕41に連続して、支持アーム30の補強壁32と上下に対向するばね受ブロック40を設ける。前記ばね受ブロック40とばね受部55との間に第1ばね26を配置する。
A
両支持アーム30の補強壁32に、ばね受枠25を装着固定する。
The spring receiving
かみそりヘッド2とヘッド枠22とのいずれか一方に第2傾動軸24を設け、他方に第2傾動軸24で傾動可能に支持される傾動枠42を設ける。前記傾動枠42に、かみそりヘッド2とヘッド枠22との相対上下動作を吸収する浮動穴44を形成する。
A
内刃4の駆動源となるモーター20、およびモーター20を支持するモーターホルダー16はかみそりヘッド2と一体化してある。モーターホルダー16の対向周面に第2傾動軸24を設け、ヘッド枠22に傾動枠42と浮動穴44を形成する。
A
本体ケース1の内部に内ケース10が収容され、内ケース10の内部にモーター20に駆動電流を供給するための電源部を組み込む。内ケース10にフレーム21の装着部31を装着固定する。
An
かみそりヘッド2に第2傾動軸24を設け、ヘッド枠22に第2傾動軸24で傾動可能に支持される傾動枠42を設ける。傾動枠42に、かみそりヘッド2とヘッド枠22との相対上下動作を吸収する浮動穴44を形成する。本体ケース1と傾動枠42との間に、第1傾動軸23の回りに傾動したかみそりヘッド2を中立位置へ復帰付勢する圧縮コイル形の第1ばね26を配置する。
The
本発明の電気かみそりにおいては、本体ケース1に固定されるフレーム21と、フレーム21で相対揺動可能に支持されるヘッド枠22と、これら両者21・22の間に設けられる第1傾動軸23および第2傾動軸24と、ヘッド枠22およびかみそりヘッド2を中立位置へ復帰付勢する第1ばね26および第2ばね27などでヘッド支持構造を構成し、第1傾動軸23と第2傾動軸24をそれぞれの軸中心線が互いに直交する状態で配置したうえで、第1傾動軸23の回りに傾動したヘッド枠22を第1ばね26で中立位置へ復帰付勢し、第2傾動軸24の回りに傾動したかみそりヘッド2を第2ばね27で中立位置へ復帰付勢できるようにした。
In the electric shaver of the present invention, a
上記のように、フレーム21とヘッド枠22を介してかみそりヘッド2を支持する電気かみそりによれば、肌面の複雑な凹凸に刃面を円滑に追随させながらひげ切断を円滑に行えるにもかかわらず、かみそりヘッド2をフレーム21とヘッド枠22とで確りと支え、さらにヘッド枠22およびかみそりヘッド2を第1ばね26、および第2ばね27で中立位置へ復帰付勢して、かみそりヘッド2が不必要にぐらつくのを規制できるので、ひげ切断面の不必要な傾動や旋回を規制して、ひげ切断を効果的に行える電気かみそりを提供できる。フレーム21を設けることにより、本体ケース1に加わる衝撃などをフレーム21で吸収し分散して、第1傾動軸23に作用する外力を緩和できる。
As described above, according to the electric razor that supports the
対向配置される一対の支持アーム30でフレーム21を構成し、両支持アーム30における装着部側の対向間隔L2を、本体ケース1の握り太さに対応して連結部33の対向間隔L1より小さく設定すると、連結部33の対向間隔L1をできるだけ大きくして、前後幅に比べて左右幅が大きなかみそりヘッド2(あるいは左右幅に比べて前後幅が大きなかみそりヘッド2)を、フレーム21で安定した状態で軸支しながら、グリップを兼ねる本体ケース1の握り太さが太くなるのを避けることができ、したがって電気かみそりの使い勝手を向上できる。
And a
両支持アーム30の連結部33に連続して、ヘッド枠22の傾動限界を規定する補強壁32を横向きに張り出し形成し、かみそりヘッド2およびヘッド枠22に作用する外力を、第1傾動軸23、連結部33、および補強壁32の三者が共同して負担するヘッド支持構造によれば、連結部33に連続して補強壁32を設けることで、支持アーム30のヘッド枠22との連結部分の構造強度を増強して外力に対抗できる。しかも、かみそりヘッド2が傾動するときの傾動中心となる第1傾動軸23を確りと支えて、第1傾動軸23に集中しやすい外力を連結部33および補強壁32で分散した状態の許に負担できる。したがって、本体ケース1に衝撃や大きな外力が作用するような場合に、外部荷重が第1傾動軸23に集中するのを解消して、第1傾動軸23や、その軸受構造の傷付きを解消し耐久性を向上できる。
A
両補強壁32と対向するヘッド枠22の下面に補強リブ43を設け、その突端が第1傾動軸回51の軸中心を円弧中心とする部分円弧面で形成してあると、補強リブ43によってヘッド枠22の構造強度を増強し、ヘッド枠22に作用する衝撃を緩和吸収できる。ヘッド枠22が第1傾動軸23の回りに前後傾動するときに、補強リブ43が補強壁32に接当するのを防止して、前後傾動動作を円滑に行うことができる。
When the reinforcing
対向配置される一対の支持アーム30と、両支持アーム30の下端どうしを繋ぐ橋絡部34とでフレーム21を構成すると、例えば、一対の支持アーム30が独立部品として形成してある場合に比べて、フレーム21の構造強度を向上して、その分だけヘッド支持構造を堅牢化できる。また、フレーム21を本体ケース1に固定した状態において、両支持アーム30の連結部33で支持される一対の第1傾動軸23の中心位置がずれるのをよく防止でき、したがってヘッド枠22およびかみそりヘッド2の第1傾動軸23回りの傾動動作を常に円滑に行える。本体ケース1に作用する衝撃などの外力をフレーム21で吸収し、分散して、前記外力が第1傾動軸23に集中するのを防止できる。
When the
かみそりヘッド2の中心軸線P2が、本体ケース1の中心軸線P1に対して一方向へ傾斜させてある電気かみそりにおいて、支持アーム30の連結部33を装着部31に対してかみそりヘッド2の中心軸線P2と同じ方向へ傾斜させると、かみそりヘッド2と支持アーム30の連結部33とを同じ方向へ同じ角度だけ傾斜させて、第1傾動軸23をかみそりヘッド2の中心軸線P2を通る平面上、または前記平面の近傍に位置させることができるので、かみそりヘッド2をその中立位置から前後、左右方向へそれぞれ均等に傾動させて、肌面の凹凸に対する追随性を好適化できる。
In the electric razor in which the central axis P2 of the
ヘッド枠22の両端に設けた軸受腕41と、支持アーム30の連結部33とを第1傾動軸23で相対揺動可能に連結し、連結部33の上端をヘッド枠22の軸受腕41の上端より上方へ突設すると、かみそりヘッド2の全体が下降変位した状態において左右傾動するとき、連結部33がヘッドフレーム15の下面を他の部材に先行して受け止めることができる。つまり、連結部33は第2傾動軸24の回りに傾動するかみそりヘッド2の傾動限界を規定する規制体を兼ねて、かみそりヘッド2の傾動限界を規定できる。
A bearing
フレーム21とヘッド枠22を連結する第1傾動軸23の軸端を、本体ケース1に設けた係合穴65で固定支持すると、フレーム21の下部の装着部31を本体ケース1に固定することに加えて、フレーム21の上部の連結部33を第1傾動軸23を介して本体ケース1に固定できるので、フレーム21を本体ケース1に対してさらに強固に固定でき、しかも一対の第1傾動軸23を本体ケース1で位置決め固定して、第1傾動軸23の中心位置のずれを解消できる。
When the shaft end of the
両支持アーム30のそれぞれに、第1傾動軸23の中心軸線と交差する向きのばね受枠25を装着し、ばね受枠25の両端のばね受部55を本体ケース1に対して係合固定するヘッド支持構造によれば、一対の支持アーム30をばね受枠25を介して本体ケース1に固定できるので、フレーム21を本体ケース1に対してさらに強固に固定して、第1傾動軸23をさらに正確に位置決めでき、加えてヘッド支持構造の全体を堅牢化できる。
Each of the
ばね受枠25とヘッド枠22との間に第1ばね26を配置し、第1傾動軸23の回りに傾動したかみそりヘッド2を第1ばね26で中立位置へ復帰付勢すると、かみそりヘッド2およびヘッド支持構造を本体ケース1に組み付ける前に、第1ばね26をばね受枠25とヘッド枠22との間に先組みして、第1ばね26による中立位置への復帰動作を確認できるので、第1ばね26の組み付けをより簡便に行えるうえ、第1ばね26を含むヘッド支持構造の組み付けの手間を大幅に軽減できる。動作不良を早期に発見できる利点もある。
When the
ばね受枠25の両端に設けたばね受部55とヘッド枠22との間に圧縮コイル形の第1ばね26を配置し、ばね受部55の外面を本体ケース1に係合固定するヘッド支持構造によれば、第1ばね26のばね力をばね受部55と本体ケース1とで受け止めて、ばね受部55を確実に固定保持でき、したがってヘッド枠22、およびかみそりヘッド2を常に適正に中立位置に位置保持できる。
A head support structure in which a compression coil-shaped
ヘッド枠22の軸受腕41に連続して支持アーム30の補強壁32と上下に対向するばね受ブロック40を設け、このばね受ブロック40とばね受部55との間に第1ばね26を配置すると、軸受腕41とばね受ブロック40をL字状に連続させてばね受部分の強度を向上し、第1ばね26を安定した状態で受け止め支持できる。したがって、第1ばね26によるヘッド枠22、およびかみそりヘッド2の中立位置への復帰動作をさらに確実なものとして、かみそりヘッド2が不必要にぐらつくのを規制して確りと保持できる。
A
両支持アーム30の補強壁32にばね受枠25を装着固定すると、支持アーム30の縦壁30aと補強壁32との内隅空間を利用してばね受枠25を支持アーム30と一体化できるので、本体ケース1内における空間利用に無駄がないうえ、ばね受枠25を安定した状態でしかも強固に支持アーム30に連結できる。ヘッド枠22に設けられるばねブロック40の近傍の補強壁32にばね受枠25を固定するので、第1ばね26を適正に組むことができる。
When the
かみそりヘッド2とヘッド枠22とのいずれか一方に第2傾動軸24を設け、他方に第2傾動軸24で傾動可能に支持される傾動枠42を設けたうえで、傾動枠42にかみそりヘッド2とヘッド枠22との相対上下動作を吸収する浮動穴44を形成すると、肌面に対する押し付け力をかみそりヘッド2が昇降変位することで緩和吸収できるので、ひげ切断時に肌面に作用する圧力を和らげて、ひげ切断後にひりつき感が残るのを解消できる。
A
モーター20、およびモーターホルダー16をかみそりヘッド2と一体化し、モーターホルダー16の対向周面に第2傾動軸24を設け、ヘッド枠22に傾動枠42と浮動穴44を形成するヘッド支持構造によれば、かみそりヘッド2がヘッド枠22に対して昇降変位するとき、モーターホルダー16の平坦な対向周面を傾動枠42でスライド案内して、かみそりヘッド2が不必要にぐらつくのを規制できる。したがって、ひげ切断時にかみそりヘッド2が不必要にぐらつくのを規制し、ひげ切断面の不必要な傾動や旋回を規制して、ひげ切断をさらに効果的に行える。
According to the head support structure in which the
本体ケース1の内部に電源部を含む内ケース10を収容し、内ケース10にフレーム21の装着部31を装着固定すると、かみそりヘッド2、ヘッド支持構造、および内ケース10の三者を組み立てた後に、これらを本体ケース1に組むことができる。したがって、先の三者を組み立てた時点で、ヘッド支持構造の機械的な動作確認と、モーター20および2次電池12などの電気的な動作確認を事前に行って、動作不良を早期に発見できる。
When the
かみそりヘッド2に第2傾動軸24を設け、ヘッド枠22に第2傾動軸24で傾動可能に支持される傾動枠42を設け、本体ケース1と傾動枠42との間に、第1傾動軸23の回りに傾動したかみそりヘッド2を中立位置へ復帰付勢する圧縮コイル形の第1ばね26を配置すると、第1ばね26で傾動枠42を押圧保持して、傾動枠42が第2傾動軸24から浮き離れるのを規制でき、したがって、第2傾動軸24が傾動枠42に設けた浮動穴44から抜け出るのを確実に防止できる。
The
(実施例) 図1ないし図10は本発明を適用したロータリー式の電気かみそりの実施例を示す。図2および図3において電気かみそりは、グリップを兼ねる本体ケース1と、その上部に設けられるかみそりヘッド2と、本体ケース1の内部に収容される電装品ユニット3などで構成してある。本体ケース1の前面には、モーター起動用のスイッチボタン4や、モーターの運転状態を切り替えるセレクトボタン5と、LED表示部6とが設けてある。本体ケース1の後面には、きわぞり刃7と、きわぞり刃7を使用姿勢へ押し上げ操作するスライドノブ8が設けてある。図3に示すように、かみそりヘッド2の中心軸線P2は、本体ケース1の中心軸線P1に対してケース前面側へ傾斜させてある。中心軸線P2の傾斜角度は30度である。
(Embodiment) FIGS. 1 to 10 show an embodiment of a rotary electric shaver to which the present invention is applied. 2 and 3, the electric razor is composed of a
図3において電装品ユニット3は、内ケース10と、その内部に配置される回路基板11および2次電池12などの電源部と、回路基板に実装されて先のボタン4・5で切り換え操作されるスイッチ4a・5aと、複数個の表示用LEDなどで構成してある。図4に示すように、本体ケース1は、前後に分割形成される前ケース1aおよび後ケース1bと、これら前後ケース1a・1bの接合縁の外面を覆う側部カバー1cと、内ケース11に締結固定される底カバー1dとで構成してある。図2〜図4に示すように、前ケース1aの上部にはV字状のパネル76が装着固定してある。このパネル76は、ABS樹脂の外面にエラストマー樹脂を重ねた2色成形品からなり、パネル76の両側端から中央へ向かって膨出させてある。この膨出部を符号77で示す。表面のエラストマー樹脂は滑り止めのために設けられており、先の膨出部77に親指と人差し指との付け根部分をあてがい、あるいはケース後面のスライドノブ8の下部に設けられる指当部78と膨出部77とを握り締めることにより、本体ケース1を確りと保持してひげ切断を行える。さらに、膨出部77に親指をあてがった状態で本体ケース1を握り保持することにより、本体ケース1の向きを肌面の変化に応じて容易に変更できる。左右の側部カバー1cも、上記パネル78と同様にABS樹脂の外面にエラストマー樹脂を重ねた2色成形品からなり、表面のエラストマー樹脂によって滑り止め機能を発揮できる。
In FIG. 3, the
図3、図4および図10に示すように、内ケース10は、前内ケース10aと後内ケース10bとに分割して形成してあり、蓋合わせ状に接合した両内ケース10a・10bを上下一対のクリップ71で固定している。そのために、前内ケース10aの左右側面の上下に係合爪72を突設し、コ字状に折り曲げたクリップ71の左右腕73に、先の係合爪72に係合する係止穴74を設けている。自由状態におけるクリップ71の左右腕73の対向間隔は、内ケース10の左右幅寸法より小さく設定してあり、したがって、クリップ71を内ケース10に外嵌装着した状態では、左右腕73は、自己の弾性で内ケース10の表面に密着している。内ケース10の上端面には、後述する装着部31を係合装着するための係合枠13が形成され、前内ケース10aの上面左右にブラケット14が形成してある。両内ケース10a・10bの接合面はシールリングでシールしてある。上記のように、前後内ケース10a・10bをクリップ71で分離不能に抱持固定する締結構造によれば、内ケース10の外形をコンパクト化して、その分だけ本体ケース1を小形化しケース太さを小さくでき、握りやすくなる。
As shown in FIG. 3, FIG. 4 and FIG. 10, the
図5においてかみそりヘッド2は、ヘッドフレーム15と、ヘッドフレーム15の下面に締結固定されるモーターホルダー16と、ヘッドフレーム15に対して着脱できる外刃ホルダー17などを外殻体にして、ヘッドフレーム15の上面上方に前後一対のメイン刃18とセンター刃19を配置し、これら両者の内刃をモーターホルダー16に収容したモーター20の動力で駆動できるようにしてある。縦置き配置したモーター20の回転動力は、ヘッドフレーム15に設けたギヤ伝動機構28を介してメイン刃18の内刃18aに伝動され、同時に図示していない振動子で往復動力に変換してセンター刃19の内刃と、きわぞり刃8の可動刃に伝動される。メイン刃18の外刃18bは外刃ホルダー17に組み付けてある。
In FIG. 5, the
上記のかみそりヘッド2を前後、左右、上下、斜めの全方位方向へ傾動可能に浮動支持するために、かみそりヘッド2と本体ケース1との間にヘッド支持構造を設けている。ヘッド支持構造は、本体ケース1に固定されるフレーム21と、フレーム21で相対揺動可能に支持されるヘッド枠22と、フレーム21とヘッド枠22との間に設けられる第1傾動軸23と、ヘッド枠22とかみそりヘッド2との間に設けられる第2傾動軸24と、フレーム21に装着される左右一対のばね受枠25と、ヘッド枠22およびかみそりヘッド2を中立位置へ復帰付勢する第1ばね26および第2ばね27で構成する。
A head support structure is provided between the
フレーム21は、モーターホルダー16を間に挟んで対向配置される左右一対の支持アーム30と、支持アーム30の下端どうしを繋ぐ橋絡部34とを一体に備えたステンレス板材製のプレス金具で構成してある。支持アーム30は、橋絡部34の左右側縁に連続して上向きに折り曲げられる縦壁30aと、縦壁の上部に連続して外側方へ折り曲げられる補強壁32と、補強壁32に連続して上向きに折り曲げられる連結部33とを備えている。図6に示すように、側面から見た縦壁30aは、上向き、斜め後向き、上向き、斜め前向きの順に屈折する状態で打ち抜き形成されており、これにより連結部33をかみそりヘッド2の中心軸線P2と同じ方向へ同じ角度で傾斜させている。補強壁32と連結部33の壁面とは互いに直交する関係にある。支持アーム30を本体ケース1に固定するために、支持アーム30の下部に装着部31を設ける。
The
図5に示すように、左右一対の支持アーム30における橋絡部34側の対向間隔L2は、連結部33の対向間隔L1に比べて充分に小さく設定してある。これは、橋絡部34側の対向間隔L2をできるだけ小さくして、グリップを兼ねる本体ケース1の握り太さが太くなるのを避けることと、連結部33の対向間隔L1をできるだけ大きくして、前後幅に比べて左右幅が大きなかみそりヘッド2を安定した状態で軸支するためである。
As shown in FIG. 5, the facing distance L <b> 2 on the bridging
橋絡部34は平板状に形成してあり、その前後縁に四角形状の連結片35が張り出し形成してある。これらの連結片35を内ケース10の係合枠13に差し込み係合し、さらに左右縦壁30aの下部を、先のブラケット14と共にビス36で前ケース1aに締結することにより、フレーム21が本体ケース1と一体化してある。このように、左右縦壁30aの下部と、ブラケット14とをビス36で共締め固定すると、フレーム21と内ケース10とを、より簡単な構造で本体ケース1に固定できる。このフレーム固定構造から理解できるように、本実施例における装着部31は、橋絡部34と、ビス36で締結される左右の縦壁30aを含む概念である。
The bridging
ヘッド枠22は、モーターホルダー16を周囲を囲むリング状の枠本体39と、枠本体39の左右両側から横向きに張り出されるばね受ブロック40と、ばね受ブロック40の側端から上向きに突設される軸受腕41と、枠主体39の前後面に設けられる傾動枠42と、ばね受ブロック40の下面に突設される左右一対の補強リブ43を一体に備えたプラスチック成形品からなる。枠本体39は、モーターホルダー16の断面形状に合致して、前部および後部が平坦な太鼓形状に形成してあり、これらの平坦部分に円形リング状の傾動枠42が一体に形成してある。傾動枠42で囲まれる円形の空間は、かみそりヘッド2を上下に昇降変位させ、さらに左右に傾動させるための浮動穴44として機能する。
The
補強リブ43の突端面は、後述する第1傾動軸23の軸中心を円弧中心とする部分円弧面で形成してある(図6参照)。ばね受ブロック40の上面には、後述する第2ばね27用の第2ばね受体46が突設してあり、ばね受ブロック40の前後面には、後述する第1ばね 用の第1ばね受体47が突設してある。第1・第2のばね受体47・46は、それぞれピン状の突起からなる。
The protruding end surface of the reinforcing
ヘッド枠22の軸受腕41を支持アーム30の連結部33の内面に接合して、両者33・41を第1傾動軸23で連結することにより、ヘッド枠22がフレーム21で前後傾動可能に支持される。また、モーターホルダー16の前後面に突設した第2傾動軸24を傾動枠42の上部内面、すなわち浮動穴44の上面で受け止めることにより、かみそりヘッド2の全体が、第2傾動軸24を傾動支点にして左右傾動でき、さらにかみそりヘッド2の全体が上下に昇降変位できる。なお、かみそりヘッド2の昇降動作は、その中心軸線P2に沿った斜めの昇降動作となる。
By joining the
上記のように、かみそりヘッド2が組み付けられたヘッド枠22を、第1傾動軸23でフレーム21に組み付けた状態においては、第1傾動軸23と第2傾動軸24とは、それぞれの軸中心線が互いに直交する。したがって、かみそりヘッド2は本体ケース1に対して、前後、左右、上下、斜めの全方位方向へ傾動可能に浮動支持される。また、フレーム21とヘッド枠22を組み付けた状態においては、連結部33の上端がヘッド枠22の軸受腕41の上端より上方へ突設している。これにより、かみそりヘッド2の全体が下降変位した状態において左右傾動するとき、連結部33がヘッドフレーム15の下面を他の部材に先行して受け止めて、かみそりヘッド2の傾動限界を規定できる。つまり、連結部33は第2傾動軸24の回りに傾動するかみそりヘッド2の傾動限界を規定する規制体を兼ねている。このように、連結部33の上端でヘッドフレーム15の下面を受け止めるときの衝突音の発生を防ぐために、ヘッドフレーム15の下面にクッション材を貼付固定することができる。クッション材としては、ゴム、または発泡プラスチック材を適用できる。
As described above, in the state in which the
ばね受枠25は、左右の支持アーム30の補強壁32に係合装着されるベース部54と、ベース部54の前後端から上向きに突設されるばね受腕55とを一体に設けた、前後に長いプラスチック成形品からなる。ベース部54の上面の前後中央には一対の係合爪56が前後に対向する状態で設けてあり、ばね受腕55の前後対向面には、それぞれ第1ばね26用の第1ばね受体57が突設してある。また、各ばね受腕55の前面および後面には、それぞれ係合ピン58が突設してある(図6参照)。第1ばね受体57はピン状の突起からなる。
The
図1に示すように、断面が横臥L状のベース部54を、補強壁32の下面と縦壁30aとの内隅部分にあてがって、前後の係合爪56を補強壁32の前後縁に圧嵌係合することにより、ばね受枠25をフレーム21と一体化できる。この組み付け状態におけるばね受枠25は第1傾動軸23と直交する関係にあり、前後のばね受腕55に設けた第2ばね受体57は、ヘッド枠22のばね受ブロック40を間に挟んで前後に対向しており、ばね受ブロック40の前後面に設けた第2ばね受体47と前後に正対している。
As shown in FIG. 1, the
上記のように各方向へ浮動および傾動可能に支持したヘッド枠22およびかみそりヘッド2を中立位置へ復帰付勢するために、ヘッド枠22とばね受枠25との間に圧縮コイル形のばねからなる4個の第1ばね26を配置し、かみそりヘッド2とヘッド枠22との間に圧縮コイル形のばねからなる2個の第2ばね27を配置する。詳しくは、図1に示すように、ヘッド枠22のばね受ブロック40の前後に設けた第1ばね受体47と、ばね受枠25の前後のばね受腕55に設けた第1ばね受体57との間に第1ばね26を配置し、モーターホルダー16の上端左右に張り出した座壁61の下面にピン状の第2ばね受体62を突設し、この第2ばね受体62と、ヘッド枠22のばね受ブロック40の上面に設けた第2ばね受体46との間に第2ばね27を配置している。
In order to return and urge the
先に説明したように、フレーム21は、その装着部31を内ケース10の係合枠13に係合し、左右縦壁30aをブラケット14と共にビス36で前ケース1aに締結することにより本体ケース1と一体化される。この連結構造に加えて、フレーム21の上部左右、および左右一対のばね受枠25の前後をそれぞれ本体ケース1に固定することにより、ヘッド支持構造を本体ケース1に対してさらに強固に固定し、堅牢さを向上できるようにしている。
As described above, the
具体的には図1および図5に示すように、第1傾動軸23の軸端を前ケース1aおよび後ケース1bの接合縁に設けた係合穴65で支持して、連結部33、軸受腕41などの第1傾動軸23の周辺構造を移動不能に固定保持している。また、各ばね受枠25の前側のばね受部55に設けた係合ピン58を前ケース1aの内面に設けたボス66で支持し、さらに、各ばね受枠25の後側のばね受部55に設けた係合ピン58を後ケース1bに設けたボス67で支持して、ばね受枠25および補強壁32を移動不能に固定保持している。連結部33と係合穴65との間には、第1傾動軸23に外嵌するスペーサー68が配置され、第1傾動軸23の側端は側部カバー1cで覆われている。
Specifically, as shown in FIGS. 1 and 5, the shaft end of the
図11および図12は、ヘッド支持構造の別の実施例を示す。そこでは、前後の傾動枠42と、本体ケース1の前後ケース1a・1bの内面に設けたばね受座76との間に第1ばね26を配置して、第1傾動軸23の回りに傾動したヘッド枠22およびかみそりヘッド2を中立位置へ復帰付勢できるようにした。また、傾動枠42に設けられる浮動穴44を上下方向の長溝で形成して、第2傾動軸24が常に浮動穴44と係合する状態で、かみそりヘッド2をヘッド枠22に対して昇降変位できるようにした。この実施例におけるかみそりヘッド2は本体ケース1の中心軸線の延長上に直立する状態で設けてあり、したがって支持アーム30は上下方向に真直ぐに形成してある。ばね受枠25は省略した。他は先の実施例と同じであるので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。以下の実施例においても同様に扱う。上記のように、本体ケース1と傾動枠42との間に、圧縮コイル形の第1ばね26を配置すると、第1ばね26で傾動枠42を押圧保持して、傾動枠42が第2傾動軸24から浮き離れるのを規制でき、したがって、第2傾動軸24が傾動枠42に設けた浮動穴44から抜け出るのを確実に防止できる。
11 and 12 show another embodiment of the head support structure. In this case, the
図13は、ヘッド支持構造のさらに別の実施例を示す。そこでは、モーターホルダー16の下面中央(かみそりヘッド2の下面中央)と内ケース10との間に引っ張りコイル形の第1ばね26を配置して、第1・第2の両傾動軸23・24の回りに傾動したかみそりヘッド2を第1ばね26で中立位置へ復帰付勢できるようにした。また、図10に示すヘッド枠22と同様に、傾動枠42に設けられる浮動穴44を上下方向の長溝で形成し、ばね受枠25は省略した。
FIG. 13 shows still another embodiment of the head support structure. There, a tension coil-shaped
上記の実施例では、メイン刃18の内刃18aがロータリー式の内刃で構成してある場合について説明したが、メイン刃は往復動形の内刃を備えた切断刃であってもよい。モーター20は縦置き配置する必要はなく横置き配置することができる。かみそりヘッド2の中心軸線P2は、本体ケース1の中心軸線P1に対して傾斜させる必要はない。
In the above embodiment, the case where the
フレーム21は、それぞれ独立部品からなる左右一対の支持アーム30で構成することができ、その場合には橋絡部34を省略して、支持アーム30の下部に設けた装着部31を、本体ケース1の内面壁や、内ケース10に対して個別に締結固定することができる。フレーム21とばね受枠25とは、一体の部品で構成することができる。第1傾動軸23と第2傾動軸は直交する関係で配置するのが好ましいが、概ね直交する関係であってもよい。上記の実施例では橋絡部34が装着部31の一部を兼ねるようにしたが、これら両者はそれぞれ個別に設けることができる。かみそりヘッド2は、前後、左右傾動は可能であるが上下浮動は不能に支持することができる。その場合には、傾動枠42に形成する浮動穴44を、第2傾動軸24と同径の丸穴や角穴で形成して、かみそりヘッド2の昇降変位をヘッド枠22で規制するとよい。
The
上記の実施例では、対向配置される左右一対の支持アーム30でフレーム21を構成したが、対向配置される前後一対の支持アーム30でフレーム21を構成することができる。その場合には、前後一対の第1傾動軸23でヘッド枠22を傾動可能に軸支し、左右一対の第2傾動軸24でかみそりヘッド2を傾動可能に軸支する。モーター20を本体ケース1の側に配置し、その伝動機構のみをかみそりヘッド2の側へ配置して、モーター20の回転動力をフレキシブル伝動軸を介して連結して伝動機構へ伝動することにより、内刃18aなどを駆動することができる。
In the above-described embodiment, the
1 本体ケース
2 かみそりヘッド
10 内ケース
21 フレーム
22 ヘッド枠
23 第1傾動軸
24 第2傾動軸
25 ばね受枠
26 第1ばね
27 第2ばね
32 補強壁
33 連結部
40 ばね受ブロック
41 軸受腕
DESCRIPTION OF
Claims (16)
ヘッド支持構造は、本体ケース(1)に固定されるフレーム(21)と、フレーム(21)で相対揺動可能に支持されるヘッド枠(22)と、フレーム(21)とヘッド枠(22)との間に設けられる第1傾動軸(23)と、ヘッド枠(22)とかみそりヘッド(2)との間に設けられる第2傾動軸(24)と、ヘッド枠(22)およびかみそりヘッド(2)を中立位置へ復帰付勢する第1ばね(26)および第2ばね(27)とを含み、
第1傾動軸(23)と第2傾動軸(24)とは、それぞれの軸中心線が互いに直交する状態で配置されており、
第1傾動軸(23)の回りに傾動するヘッド枠(22)が第1ばね(26)で中立位置へ復帰付勢され、第2傾動軸(24)の回りに傾動するかみそりヘッド(2)が第2ばね(27)で中立位置へ復帰付勢してあり、
フレーム(21)が、対向配置される一対の支持アーム(30)を備えており、
支持アーム(30)は、第1傾動軸(23)を介してヘッド枠(22)と連結される上方の連結部(33)と、本体ケース(1)に装着固定される下方の装着部(31)とを備えており、
両支持アーム(30)における装着部側の対向間隔(L2)が、本体ケース(1)の握り太さに対応して連結部(33)の対向間隔(L1)より小さく設定してある電気かみそり。 A razor head (2) having an inner blade (4) and an outer blade (3) is supported by a head support structure so as to be tiltable in the front-rear and left-right directions with respect to the main body case (1) also serving as a grip,
The head support structure includes a frame (21) fixed to the main body case (1), a head frame (22) supported by the frame (21) so as to be capable of relative swinging, and the frame (21) and the head frame (22). A first tilt shaft (23) provided between the head frame (22) and the razor head (2), a second tilt shaft (24) provided between the head frame (22) and the razor head ( 2) a first spring (26) and a second spring (27) for urging return to the neutral position;
The first tilt axis (23) and the second tilt axis (24) are arranged in a state in which the respective axis center lines are orthogonal to each other,
The razor head (2) tilted around the second tilting shaft (24) is urged by the first spring (26) to return the head frame (22) tilting around the first tilting shaft (23) to the neutral position. There Ri Thea urges return to the neutral position by the second spring (27),
The frame (21) includes a pair of support arms (30) arranged to face each other,
The support arm (30) includes an upper connecting portion (33) connected to the head frame (22) via the first tilt shaft (23), and a lower mounting portion (attached to the main body case (1)). 31) and
Both opposing distance of the mounting portion side of the support arm (30) (L2) is, Ru Thea set smaller than the opposing gap (L1) of the connecting portion corresponding to the grip thickness of the main body case (1) (33) Electrical Razor.
かみそりヘッド(2)およびヘッド枠(22)に作用する外力を、第1傾動軸(23)、連結部(33)、および補強壁(32)の三者が共同して負担する請求項1記載の電気かみそり。 A reinforcing wall (32) is formed so as to extend laterally continuously to the connecting portion (33) of both support arms (30),
The external force acting on the razor head (2) and the head frame (22) is jointly borne by the first tilting shaft (23), the connecting portion (33), and the reinforcing wall (32). Electric razor.
補強リブ(43)の突端が、第1傾動軸(23)の軸中心を円弧中心とする部分円弧面で形成してある請求項2記載の電気かみそり。 Reinforcing ribs (43) are formed on the lower surface of the head frame (22) facing both the reinforcing walls (32),
The electric razor according to claim 2, wherein the protruding end of the reinforcing rib (43) is formed as a partial arc surface having the center of the first tilting shaft (23) as the arc center .
支持アーム(30)の連結部(33)が、装着部(31)に対してかみそりヘッド(2)の中心軸線(P2)と同じ方向へ傾斜させてある請求項4記載の電気かみそり。 The central axis (P2) of the razor head (2) is inclined in one direction with respect to the central axis (P1) of the main body case (1),
The electric shaver according to claim 4, wherein the connecting portion (33) of the support arm (30) is inclined in the same direction as the central axis (P2) of the razor head (2) with respect to the mounting portion (31) .
支持アーム(30)の連結部(33)とヘッド枠(22)の軸受腕(41)とが第1傾動軸(23)で相対揺動可能に連結されており、
前記連結部(33)の上端がヘッド枠(22)の軸受腕(41)の上端より上方へ突設されていて、連結部(33)が第2傾動軸(24)の回りに傾動するかみそりヘッド(2)の傾動限界を規定する規制体を兼ねている請求項4または5記載の電気かみそり。 Bearing arms (41) facing the connecting portion (33) of the support arm (30) are provided at both ends of the head frame (22),
The connecting portion (33) of the support arm (30) and the bearing arm (41) of the head frame (22) are connected by a first tilting shaft (23) so as to be capable of relative swinging,
A razor in which the upper end of the connecting portion (33) projects upward from the upper end of the bearing arm (41) of the head frame (22), and the connecting portion (33) tilts around the second tilting shaft (24). The electric razor according to claim 4 or 5, which also serves as a regulating body that defines a tilt limit of the head (2) .
ばね受枠(25)の両端のばね受部(55)が本体ケース(1)に対して係合固定してある請求項1から7のいずれかに記載の電気かみそり。 A spring receiving frame (25) is mounted on each of the support arms (30) in a direction intersecting with the central axis of the first tilting shaft (23),
The electric shaver according to any one of claims 1 to 7, wherein spring receiving portions (55) at both ends of the spring receiving frame (25) are engaged and fixed to the main body case (1) .
ばね受部(55)の外面が本体ケース(1)に係合固定してある請求項9記載の電気かみそり。 A pair of spring receiving portions (55) are arranged opposite to each other at both ends of the spring receiving frame (25) with the head frame (22) sandwiched therebetween, and between the spring receiving portion (55) and the head frame (22). A first spring (26) in the form of a compression coil is arranged;
The electric shaver according to claim 9, wherein an outer surface of the spring receiving portion (55) is engaged and fixed to the main body case (1).
前記ばね受ブロック(40)とばね受部(55)との間に第1ばね26が配置してある請求項10記載の電気かみそり。 A spring receiving block (40) vertically opposite to the reinforcing wall (32) of the support arm (30) is provided continuously to the bearing arm (41) of the head frame (22).
The electric shaver according to claim 10, wherein a first spring (26) is arranged between the spring receiving block (40) and the spring receiving portion (55) .
前記傾動枠(42)に、かみそりヘッド(2)とヘッド枠(22)との相対上下動作を吸収する浮動穴(44)が形成してある請求項8から12のいずれかに記載の電気かみそり。 A second tilting shaft (24) is provided on one of the razor head (2) and the head frame (22), and a tilting frame (42) supported so as to be tiltable by the second tilting shaft (24) is provided on the other. Provided,
The electric razor according to any one of claims 8 to 12, wherein the tilting frame (42) is formed with a floating hole (44) for absorbing the relative vertical movement of the razor head (2) and the head frame (22). .
モーターホルダー(16)の対向周面に第2傾動軸(24)が設けられ、ヘッド枠(22)に傾動枠(42)と浮動穴(44)が形成してある請求項13記載の電気かみそり。 A motor (20) serving as a drive source for the inner blade (4) and a motor holder (16) supporting the motor (20) are integrated with the razor head (2),
The electric shaver according to claim 13, wherein a second tilting shaft (24) is provided on the opposing peripheral surface of the motor holder (16), and a tilting frame (42) and a floating hole (44) are formed in the head frame (22). .
内ケース(10)にフレーム(21)の装着部(31)が装着固定してある請求項1記載の電気かみそり。 An inner case (10) is accommodated in the main body case (1), and a power supply unit for supplying a drive current to the motor (20) is incorporated in the inner case (10).
2. An electric shaver according to claim 1, wherein the mounting portion (31) of the frame (21) is mounted and fixed to the inner case (10) .
前記傾動枠(42)に、かみそりヘッド(2)とヘッド枠(22)との相対上下動作を吸収する浮動穴(44)が形成されており、
本体ケース(1)と傾動枠(42)との間に、第1傾動軸(23)の回りに傾動したかみそりヘッド(2)を中立位置へ復帰付勢する圧縮コイル形の第1ばね(26)が配置してある請求項13記載の電気かみそり。 The razor head (2) is provided with a second tilting shaft (24), and the head frame (22) is provided with a tilting frame (42) supported so as to be tiltable by the second tilting shaft (24),
The tilting frame (42) is formed with a floating hole (44) for absorbing the relative vertical movement of the razor head (2) and the head frame (22),
A compression coil type first spring (26) which urges the razor head (2) tilted about the first tilting shaft (23) to return to the neutral position between the main body case (1) and the tilting frame (42). The electric shaver according to claim 13 is arranged .
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