JP5057380B2 - Electric razor - Google Patents
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Description
本発明は、かみそりヘッドを傾動および上下動可能に支持する浮動支持構造を備えている電気かみそりに関する。 The present invention relates to an electric razor including a floating support structure that supports a razor head so as to be tiltable and vertically movable.
この種の電気かみそりにおいて、例えば左右いずれかへ傾動したかみそりヘッドを使用頻度が最も高い中立位置へ速やかに復帰させて、安定した状態でひげ切断を行えるようにする浮動支持構造が公知である(特許文献1参照)。そこでは、モーターホルダーを押し上げ付勢するフロートばねと、傾動したかみそりヘッドを中立位置へ復帰操作するための傾動復帰構造とで浮動支持構造を構成している。フロートばねは圧縮コイルばねからなり、本体ケースに収容される内フレームとモーターホルダーとの間に配置してある。 In this type of electric razor, a floating support structure is known in which, for example, a razor head tilted to the left or right is quickly returned to a neutral position where the frequency of use is highest, so that whiskers can be cut in a stable state ( Patent Document 1). There, a floating support structure is constituted by a float spring that pushes up and biases the motor holder and a tilt return structure for returning the tilted razor head to the neutral position. The float spring is a compression coil spring, and is arranged between the inner frame accommodated in the main body case and the motor holder.
傾動復帰構造は、内フレームの側に突設される左右一対の弾性ピンと、弾性ピンで上下動可能にガイドされるフロート穴とで構成してある。フロート穴は、モーターホルダーに上下貫通状に形成してある。弾性ピンはフロート穴と常時係合しており、かみそりヘッドが左右、あるいは前後に傾動するのに伴って、弾性ピンが同じ向きへ弾性変形する。したがって、かみそりヘッドに作用する外力が開放されると、弾性ピンの変形応力によってかみそりヘッドを中立位置へ速やかに復帰操作できる。 The tilt return structure is composed of a pair of left and right elastic pins projecting on the inner frame side, and a float hole guided by the elastic pins so as to be movable up and down. The float hole is formed in the motor holder so as to penetrate vertically. The elastic pin is always engaged with the float hole, and the elastic pin is elastically deformed in the same direction as the razor head tilts to the left or right or back and forth. Therefore, when the external force acting on the razor head is released, the razor head can be quickly returned to the neutral position by the deformation stress of the elastic pin.
本発明に関して、ヘッドユニットの全体をフロートばねで押し上げ付勢し、ヘッドユニットの前後面に設けた左右一対の傾動軸を中心にして、ヘッドユニットを左または右へ傾動可能に浮動支持することは特許文献2に公知である。
In relation to the present invention, the entire head unit is pushed up and biased by a float spring, and the head unit is supported in a floating manner so that the head unit can be tilted left or right around a pair of left and right tilting shafts provided on the front and rear surfaces of the head unit. It is known in
特許文献1の電気かみそりによれば、かみそりヘッドに作用する外力が開放されるのと同時に、弾性ピンの弾性力によってかみそりヘッドを中立位置へ速やかに復帰させることができる。従来の浮動支持構造に比べて全体構造を簡素化できる利点もある。しかし、かみそりヘッドが傾動するとき、弾性ピンとフロート穴とがこじれて、かみそりヘッドを円滑に傾動できないことがある。例えば、かみそりヘッドを特定の方向へ急傾動させるような場合に、かみそりヘッドが肌面の変化に追随して傾動できないことがある。これは、かみそりヘッドが傾動するとき、弾性ピンの一部とフロート穴の上下の開口縁に同時にかみこみ、相対移動できなくなるのが原因であると思われる。
According to the electric razor of
本発明の目的は、より簡単な構造でかみそりヘッドを浮動支持しながら、かみそりヘッドを中立位置へ速やかに復帰させて、常に安定した状態でひげを剃ることができる電気かみそりを提供することにある。本発明の目的は、肌面の急な変化に対応してかみそりヘッドを円滑に急傾動でき、したがってかみそりヘッドを常に肌面にフィットさせて効果的にひげを剃ることができる電気かみそりを提供することにある。 It is an object of the present invention to provide an electric razor that can shave in a stable state by quickly returning the razor head to a neutral position while floatingly supporting the razor head with a simpler structure. . SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide an electric razor that can smoothly shave a razor head in response to a sudden change in the skin surface, and therefore can always shave the razor head by always fitting the razor head to the skin surface. There is.
本発明の電気かみそりでは、本体ケース2を含むグリップ構造1とかみそりヘッド3との間に、かみそりヘッド3を上下動および左右傾動可能に支持する浮動支持構造を設ける。浮動支持構造は、かみそりヘッド3を上向きに移動付勢するフロートばね20と、かみそりヘッド3に同行して傾動するヘッド突起22と、グリップ構造1の側に設けられてヘッド突起22の上下動領域および左右傾動領域を規定する囲い構造23と、ヘッド突起22を任意の左右傾動位置から中立位置へ復帰操作する弾性体24を含んで構成する。
In the electric razor according to the present invention, a floating support structure is provided between the
かみそりヘッド3の前後面の少なくともいずれか一方に、複数個のヘッド突起22を設ける。ヘッド突起22の上下動および左右傾動を許す浮動開口25が前記囲い構造23で区画してある。各ヘッド突起22に対応して設けた弾性体24がグリップ構造1の側に設けられて、ヘッド突起22の周面に接当している。
A plurality of
浮動開口25に、上下動するヘッド突起22を移動案内する上下方向のガイド壁26と、ヘッド突起22をフロートばね20の押し上げ力に抗して受け止める上規制壁27とを設ける。中立位置におけるヘッド突起22は、ガイド壁26および弾性体24で挟み保持され、同時に上規制壁27で受け止められて自由傾動不能に位置保持されている。弾性体24の少なくとも一側にヘッド突起22の左右傾動を許す空間Sを確保する。
A
グリップ構造1の側に、前壁21aおよび後壁21bを備えた復帰フレーム21を設け、これら前後壁21a・21bの少なくとも一方に囲い構造23を設ける。弾性体を構成する弾性アーム24を片持ち梁状に構成して、その遊端が下向きになる状態で復帰フレーム21に組み付ける(図11参照)。以て、かみそりヘッド3が中立位置から下方移動するのに伴って、左右傾動したヘッド突起22を中立位置へ復帰操作するときの弾性アーム24の弾性力が漸減するように構成する。
A
グリップ構造1の側に、前壁21aおよび後壁21bを備えた復帰フレーム21を設け、これら前後壁21a・21bの少なくとも一方に囲い構造23と、弾性体を構成する弾性アーム24とを設ける。浮動支持構造は、かみそりヘッド3と復帰フレーム21とのいずれか一方に設けられる揺動軸51と、残る他方に設けられて揺動軸51を上下動可能に移行案内するガイド溝52を含んで構成する(図15参照)。
A
ヘッド突起を構成する左右一対のヘッドピン22は、揺動軸51およびガイド溝52の中心を通る仮想中心軸を対称軸にして左右対称に配置する。かみそりヘッド3が中立位置にあるとき、左右のヘッドピン22が浮動開口25の上規制壁27の中途部で受け止め保持されるようにする(図15参照)。
The pair of left and
上規制壁27に、中立位置にあるヘッドピン22を受け入れてかみそりヘッド3を自由傾動不能に保持するホーム凹部59を形成する(図19参照)。
A home recess 59 for receiving the
かみそりヘッド3の上下動に同行して上下変位できるよう、弾性アーム24を復帰フレーム21で上下動自在に支持する(図19参照)。
The
グリップ構造1とかみそりヘッド3との前後の対向壁の少なくともいずれか一方に、かみそりヘッド3の前後方向のがた付きを規制するがた付き防止構造を設ける(図3参照)。
At least one of the front and rear opposing walls of the
がた付き防止構造は、押圧体34と、押圧体34を押し付け付勢する弾性変形可能な押圧腕33とで構成する。押圧腕33および押圧体34は、グリップ構造1とかみそりヘッド3との前後の対向壁の少なくともいずれか一方に設ける。
The rattling prevention structure includes a
かみそりヘッド3がフロートばね20に抗して押し下げ操作される状態において、ヘッド突起22を捕捉する突起保持体65を浮動開口25の底壁に設ける(図26参照)。以て、ヘッドピン22を突起保持体65で捕捉保持することにより、かみそりヘッド3を一時的に左右傾動不能に保持する。
In a state where the
本発明の電気かみそりでは、本体ケース2を含むグリップ構造1とかみそりヘッド3との間に、かみそりヘッド3を上下動および左右傾動可能に浮動支持する浮動支持構造を設ける。図13および図14に示すように、浮動支持構造は、かみそりヘッド3を上向きに移動付勢するフロートばね20と、左右傾動したかみそりヘッド3を中立位置へ復帰操作する傾動復帰体41とで構成する。傾動復帰体41は、かみそりヘッド3に同行して傾動する浮動フレーム42と、浮動フレーム42の左右両側に設けられて、かみそりヘッド3を任意の左右傾動位置から中立位置へ復帰操作する左右一対のばね腕43とを含む。かみそりヘッド3に設けた左右一対のヘッドピン22は、浮動フレーム42に設けた上下ガイド溝45で上下動のみ可能に案内されている。ばね腕43の両側端を本体ケース2に固定して、かみそりヘッド3をフロートばね20と傾動復帰体41とで浮動支持する。
In the electric razor of the present invention, a floating support structure is provided between the
本発明においては、かみそりヘッド3を上下動および左右傾動可能に支持するための浮動支持構造を、本体ケース2を含むグリップ構造1とかみそりヘッド3との間に設けた。浮動支持構造は、かみそりヘッド3を上向きに移動付勢するフロートばね20と、かみそりヘッド3に同行傾動するヘッド突起22と、グリップ構造1の側に設けられてヘッド突起22の上下動領域および左右傾動領域を規定する囲い構造23と、ヘッド突起22を任意の左右傾動位置から中立位置へ復帰操作する弾性体24などで構成した。
In the present invention, a floating support structure for supporting the
上記の浮動支持構造によれば、下方へ沈み込み移動したかみそりヘッド3を主としてフロートばね20で上向きに操作して中立位置へ復帰させることができる。また、かみそりヘッド3が左右傾動する状態においては、弾性体24およびフロートばね20がそれぞれ弾性変形されるので、これら両者20・24が発揮する弾性力の協同作用によって、かみそりヘッド3を中立位置へ速やかに復帰させることができる。囲い構造23は、ヘッド突起22の上下動領域および左右傾動領域を規定して、かみそりヘッド3を常に適正な領域内で浮動変位させる。
According to the floating support structure described above, the
したがって、本発明の浮動支持構造によればヘッド突起22と囲い構造23、およびフロートばね20と弾性体24などのより簡単な構造でかみそりヘッド3を浮動支持できるにもかかわらず、上下動あるいは左右傾動したかみそりヘッド3を中立位置へ速やかに復帰させて、常に安定した状態でひげを剃ることができる。また、ヘッド突起22と弾性体24とは単に外接する関係でしかないため、かみそりヘッド3が急傾動するような場合でも、弾性体24が弾性変形することで傾動動作を吸収して、ヘッド突起22を円滑に傾動変位させることができる。つまり、従来の浮動支持構造においては、かみそりヘッドが急傾動するような場合に弾性ピンとフロート穴とがこじれるなどの動作不良を生じる余地があったが、本発明の浮動支持構造によれば、先のような動作不良を一掃して、肌面の急な変化に対応してかみそりヘッド3を円滑に急傾動でき、したがってかみそりヘッド3を常に肌面にフィットさせて効果的にひげを剃ることができる。
Therefore, according to the floating support structure of the present invention, the
かみそりヘッド3の側に複数個のヘッド突起22を設け、これらのヘッド突起22の左右傾動領域を囲い構造23で区画される浮動開口25で規定し、グリップ構造1の側に設けた弾性体24をヘッド突起22の周面に接当させる浮動支持構造によれば、左右側端に位置するヘッド突起22を傾動中心にして、かみそりヘッド3を左右傾動させることができる。このことは、かみそりヘッド3が傾動モーメントを受けるときのモーメントアームが大きくなることを意味しており、したがってかみそりヘッド3をより小さな力で傾動変位させて、肌面の変化に遅滞なく追随させることができる。また、モーメントアームが大きい分だけ、弾性体24の弾性力による復帰モーメントを大きくして、傾動したかみそりヘッド3を速やかに、しかも確実に中立位置へ復帰させることができる。複数個のヘッド突起22を弾性体24で復帰付勢するので、中立位置においてかみそりヘッド3が自由傾動し、あるいはぐらぐらするのをよく防止して、安定した状態に保持できる。
A plurality of
浮動開口25にガイド壁26と上規制壁27とを設け、中立位置におけるヘッド突起22をガイド壁26と弾性体24と上規制壁27の三者で受け止めて、自由傾動不能に位置保持し、さらに弾性体24の少なくとも一側にヘッド突起22の左右傾動を許す空間Sを確保する浮動支持構造によれば、かみそりヘッド3を肌面の変化に追随して遅滞なく左右傾動できながら、中立位置においてかみそりヘッド3が僅かな外力を受けて左右にぐらつくのを確実に防止できる。
A
グリップ構造1の側に、前壁21aおよび後壁21bを備えた復帰フレーム21を設け、これら前後壁21a・21bの少なくとも一方に囲い構造23を設け、弾性体を構成する弾性アーム24を片持ち梁状に形成して、その遊端が下向きになる状態で復帰フレーム21に組み付ける浮動支持構造によれば、かみそりヘッド3が中立位置から下方移動するのに伴って、左右傾動したヘッドピン22を中立位置へ復帰操作するときの弾性アーム24の弾性力を漸減できるので、かみそりヘッド3を肌面に強く押し付けた状態であってもヘッド全体を容易に左右傾動させることができ、したがって肌面がかみそりヘッド3の外刃15の表面で擦られるのを一掃して、肌面のひりつきを防止できる。
A
グリップ構造1の側に復帰フレーム21を設け、その前後壁21a・21bの少なくとも一方に囲い構造23と、弾性体を構成する弾性アーム24とを設ける浮動支持構造において、かみそりヘッド3と復帰フレーム21とのいずれか一方に揺動軸51を設け、残る他方に揺動軸51を上下動可能に移行案内するためのガイド溝52を設けて、かみそりヘッド3を揺動軸51の回りに左右傾動させるようにすると、中立位置からの沈み込み量とは無関係にかみそりヘッド3の左右傾動限界を常に均一なものとしながら、肌面の変化に追随させることができる。また、かみそりヘッド3の左右傾動動作が揺動軸51を中心とする傾動動作に限定されるので、左右一対の弾性アーム24とフロートばね20との協同作用で、かみそりヘッド3を任意の浮動位置から中立位置へ速やかにしかも円滑に復帰操作できる。かみそりヘッド3が不必要に傾動操作されることもない。
In a floating support structure in which a
ヘッド突起を構成する左右一対のヘッドピン22を、揺動軸51およびガイド溝52の中心を通る仮想中心軸を対称軸にして左右対称に配置し、かみそりヘッド3が中立位置にあるとき、左右のヘッドピン22が浮動開口25の上規制壁27の中途部で受け止め保持されるようにした浮動支持構造によれば、中立位置における左右一対のヘッドピン22を上規制壁27の中途部で受け止め保持して、常に安定した状態でかみそりヘッド3を中立位置に保持できる。上規制壁27は、揺動軸51を中心とするときのヘッドピン22の左右揺動軌跡を基本形状にして、左右の上規制壁27がハ字状あるいは逆ハ字状になるように配置され、その結果、斜めに傾斜する上規制壁27の中途部において中立状態のヘッドピン22を受け止める構造となり、左右の上規制壁27の調芯作用によって、ヘッドピン22を介してかみそりヘッド3を中立位置に位置保持できるからである。
When the
上規制壁27にホーム凹部59を設け、中立位置にあるヘッドピン22をホーム凹部59で受け入れてかみそりヘッド3を自由傾動不能に保持する浮動支持構造によれば、ヘッドピン22をホーム凹部59から抜き出し操作する外力がかみそりヘッド3に作用しない限りは、中立位置を保持し続けることができるので、かみそりヘッド3をさらに安定した状態で中立保持できる。また、ヘッドピン22がホーム凹部59から抜け出た後は、肌面の変化に追随してかみそりヘッド3を自由に左右傾動できる。さらに、揺動軸51より上側に、例えばきわ剃り刃ユニット用の動力伝動構造が設けてあるような場合には、かみそりヘッド3が往復動力に同調して揺れ動くのをホーム凹部59で規制して、往復動力を効率よく伝動できることとなる。
According to the floating support structure in which the
弾性アーム24を復帰フレーム21で上下動自在に支持し、かみそりヘッド3の上下動に同行して弾性アーム24を上下変位できるようにした浮動支持構造によれば、かみそりヘッド3の沈み込み量とは無関係に弾性アーム24のヘッドピン22に対する接当位置をほぼ一定にできるので、左右傾動したかみそりヘッド3を中立位置へ復帰操作するときの、弾性アーム24の弾性力を常に一定にでき、したがって、かみそりヘッド3を的確に傾動操作しながら肌面に追随させて、軽快にひげ剃りを行うことができる。かみそりヘッド3が肌面に過剰に押し付けられることも解消できる。
According to the floating support structure in which the
グリップ構造1とかみそりヘッド3との前後の対向壁のいずれか一方に、かみそりヘッド3の前後方向のがた付きを規制するがた付き防止構造を設ける浮動支持構造によれば、上下動ないし左右傾動する状態のかみそりヘッド3が前後にがた付くのを防止できるので、かみそりヘッド3の上下動ないし左右傾動動作を円滑なものとして、使用者の意図どおりにかみそりヘッド3を肌面に密着させることができる。
According to the floating support structure in which a backlash prevention structure for restricting the backlash of the
押圧体34と、押圧体34を押し付け付勢する押圧腕33とでがた付き防止構造を構成し、押圧腕33および押圧体34をグリップ構造1とかみそりヘッド3との前後の対向壁のいずれか一方に設ける浮動支持構造によれば、上下動および左右傾動するときにかみそりヘッド3が前後方向にがた付くのを規制しながら、押圧体34に作用する摩擦抵抗を押圧腕33が弾性変形することで吸収できるので、かみそりヘッド3の上下動ないし左右傾動動作をさらに円滑化できる。また、押圧腕33および押圧体34が前記した前後の対向壁のいずれか一方と一体に形成してある場合には、押圧腕33や押圧体34を専用の部品として構成する場合に比べて浮動支持構造の構成部品点数を減少し、さらにがた付き防止構造を組み付ける手間を省いて、その分だけ製造コストを削減できる。
The
浮動開口25の底壁にヘッド突起22を捕捉する突起保持体65を設ける浮動支持構造によれば、かみそりヘッド3をフロートばね20に抗して押し下げ操作することにより、ヘッド突起22が突起保持体65で捕捉保持されて、かみそりヘッド3が左右傾動し、あるいは中立位置へ復帰上昇するのを一時的に規制できる。したがって、突起保持体65でヘッド突起22を捕捉保持した状態においては、外刃15の表面の左右一側を肌面に強く押し付けたとしても、かみそりヘッド3が左右傾動することはなく、外刃15の一部を肌面に押し付けながらひげを深剃りすることができる。
According to the floating support structure in which the
本発明の別の電気かみそりにおいては、かみそりヘッド3を上下動および左右傾動可能に支持するための浮動支持構造を、かみそりヘッド3を上向きに移動付勢するフロートばね20と、左右傾動したかみそりヘッド3を中立位置へ復帰操作する傾動復帰体41とで構成し、これらを本体ケース2を含むグリップ構造1とかみそりヘッド3との間に設けた。傾動復帰体41は、かみそりヘッド3に同行して傾動する浮動フレーム42と、浮動フレーム42の左右両側に設けられて、かみそりヘッド3を任意の左右傾動位置から中立位置へ復帰操作する左右一対のばね腕43とを含む構造とし、ばね腕43の両側端を本体ケース2に固定して、かみそりヘッド3をフロートばね20と傾動復帰体41とで浮動支持するようにした。また、かみそりヘッド3に設けた左右一対のヘッドピン22を、浮動フレーム42に設けた上下ガイド溝45で上下動のみ可能に案内した。
In another electric razor according to the present invention, a floating support structure for supporting the
上記の浮動支持構造によれば、下方へ沈み込み移動するかみそりヘッド3をガイド溝45で案内しながら、主としてフロートばね20で上向きに操作して中立位置へ復帰させることができる。また、かみそりヘッド3が左右傾動する状態においては、ばね腕43およびフロートばね20がそれぞれ弾性変形されるので、これら両者20・43が発揮する弾性力の協同作用によって、かみそりヘッド3を中立位置へ速やかに復帰させることができる。
According to the above floating support structure, the
したがって、上記の浮動支持構造によれば、フロートばね20と傾動復帰体41などのより簡単な構造でかみそりヘッド3を浮動支持できるにもかかわらず、上下動あるいは左右傾動したかみそりヘッド3を中立位置へ速やかに復帰させて、常に安定した状態でひげを剃ることができる。また、かみそりヘッド3に同行して傾動する浮動フレーム42とばね腕43などで傾動復帰体41を構成し、ばね腕43が弾性変形することでかみそりヘッド3を傾動変位させるので、かみそりヘッド3が急傾動するような場合でも、浮動フレーム42を円滑に追随変位させてかみそりヘッド3を常に肌面にフィットさせることができ、従来の浮動支持構造に比べて効果的にひげを剃ることができる。
Therefore, according to the above-described floating support structure, the
(実施例1) 図1ないし図5は本発明に係る電気かみそりの実施例1を示す。図1および図2において電気かみそりは、本体ケース2を含むグリップ構造1と、本体ケース2の内部に収容される電装品部と、グリップ構造1の上部に配置されるかみそりヘッド3などで構成する。電装品部は、2次電池4と制御回路が実装された回路基板5と、これら両者4・5を支持する内フレーム6などで構成してある。本体ケース2の前面上下には、モーター起動用のスイッチノブ7と、運転モードを表示する表示灯8と、充電時用の表示灯9などが配置してある。図示していないが、内フレーム6と本体フレーム2との間は防水パッキンでシールしてあり、本体ケース2の背面側にはきわ剃り刃ユニットが設けてある。
Example 1 FIGS. 1 to 5 show Example 1 of an electric shaver according to the present invention. 1 and 2, the electric razor is constituted by a
かみそりヘッド3は、ヘッドフレーム11と、ヘッドフレーム11の下面に固定されるモーターホルダー12と、ヘッドフレーム11に着脱される外刃ホルダー13などを主な構造体にして、ヘッドフレーム11の内部上面に内刃14を配置し、モーターホルダー12の内部にモーター16を配置し、外刃ホルダー13で外刃15をアーチ状に保形している。図1に示すように、モーター動力を内刃14に伝動する伝動構造17は、平歯車および傘歯車などで構成されるギヤトレインからなり、その終段ギヤ17aの回転動力を内刃ギヤ14aに伝動することにより、内刃14を水平軸線の回りに回転駆動できる。
The
かみそりヘッド3と内フレーム6との間に、かみそりヘッド4を左右傾動および上下動可能に浮動支持する浮動支持構造を設けている。図3ないし図5において浮動支持構造は、かみそりヘッド3を上向きに移動付勢するフロートばね20と、内フレーム6に固定される復帰フレーム21と、モーターホルダー12の前面および後面の左右に固定されてかみそりヘッド3と同行傾動するヘッドピン(ヘッド突起)22と、前面および後面のヘッドピン22の上下動および左右傾動領域を規定する囲い構造23と、前面側のヘッドピン22を任意の左右傾動位置から中立位置へ復帰操作する左右一対の弾性アーム(弾性体)24と、復帰フレーム21に設けられてかみそりヘッド3の前後方向のがた付きを規制するがた付き防止構造などで構成する。フロートばね20は圧縮コイル形のばねからなり、復帰フレーム21の底壁上面とモーターホルダー12の底壁下面との間の左右中央部分に配置してある。
A floating support structure is provided between the
復帰フレーム21は、前壁21aおよび後壁21bを一体に備えた逆門形のプラスチック成形品からなり、前壁21aおよび後壁21bには、各ヘッドピン22に対応して2個の浮動開口25を形成して囲い構造23としている。浮動開口25は、上下動するヘッドピン22を移動案内する上下方向のガイド壁26と、ヘッドピン22をフロートばね20の押し上げ力に抗して受け止める上規制壁27と、内側壁28と、底壁29とで四角形状に形成してある。左右の浮動開口25の間の前壁21aおよび後壁21bの上部それぞれに、がた付き防止構造が一体に形成してある。
The
図3に示すように、がた付き防止構造は、先端に部分球面状の押圧体34を備えた弾性変形可能な縦長の押圧腕33からなり、モーターホルダー12の前後面を前後一対の押圧体34で挟持することにより、かみそりヘッド3の前後遊動を規制している。しかし、押圧腕33の付勢力を越える外力がかみそりヘッド3に作用する場合には、復帰フレーム21の前後壁21a・21bと、モーターホルダー12の前後面との間の隙間分だけかみそりヘッド3を僅かに前後傾動できる。
As shown in FIG. 3, the anti-rattle structure includes an elastically deformable vertically long pressing
ヘッドピン22は金属製の丸軸からなり、一端がモーターホルダー12の前後壁に固定されて、先の浮動開口25を前後に貫いている(図5参照)。弾性アーム24は、片持ち梁状のL字状のプラスチック成形品からなり、その下端にT字状の連結部24aが一体に形成してある。連結部24aを前壁12aの嵌合溝に嵌め込み固定することにより、弾性アーム24が復帰フレーム21と一体化される。上方に延びる弾性アーム24は、復帰フレーム21の外面に沿って浮動開口25を上下に縦断して、その中途部がヘッドピン22の突端の内側周面に外接している。
The
以上のように構成した浮動支持構造によれば、かみそりヘッド3が中立位置にあるとき、左右のヘッドピン22は、図3に示すようにガイド壁26と弾性アーム24とに挟持され、さらに上規制壁27で受け止められて自由傾動不能に位置保持されている。つまり、弾性アーム24は自己の弾性で、中立位置にあるヘッドピン22をガイド壁26に押し付けてガイド壁26とほぼ平行になっている。弾性アーム24の一側にはヘッドピン22の左右傾動を許す空間Sが確保してある。この状態から、かみそりヘッド3の全体が本体ケース2へ向かって押し込み操作されると、ヘッドピン22はガイド壁26に沿って沈み込み、ヘッドピン22が浮動開口25の底壁29に接当するまで下降移動できる。このように、ヘッドピン22を浮動開口25の底壁29で受け止めてかみそりヘッド3の下降限界を規定すると、かみそりヘッド3の沈み込み量(フロート量)を厳密に規定することができる。
According to the floating support structure configured as described above, when the
かみそりヘッド3が中立位置から左右いずれかへ傾動する状態、例えば図1に示すようにかみそりヘッド3が矢印方向へ傾動する状態では、図1に向かって右側のヘッドピン22を中心にしてかみそりヘッド3の全体が傾動し、左側のヘッドピン22が下降移動して弾性アーム24を弾性変形させる。同時にフロートばね20が斜めに圧縮変形される。そのため、かみそりヘッド3に働く外力が開放されると、フロートばね20のばね力と、弾性アーム24の弾性力との協同作用によって、かみそりヘッド3が中立位置へ向かって急速に復帰移動する。平行に沈み込む途中でかみそりヘッド3に傾動モーメントが作用する状態では、左右のヘッドピン22が同時に逆向きに傾動してかみそりヘッド3の全体を傾動させる。傾動モーメントが開放されると、上記と同様にしてかみそりヘッド3が中立位置へ復帰移動する。
In a state where the
以上のように、かみそりヘッド3を上下動、および左右傾動可能に浮動支持し、外力が開放されるのと同時に中立位置へ復帰できるようにすると、肌面の変化やひげ切断面の傾きに即応してかみそりヘッド3を傾動させて外刃15を肌に密着できる。しかも、かみそりヘッド3を使用頻度が最も多い中立位置へ速やかに復帰操作して、常に安定した状態で効果的にひげを剃ることができる。
As described above, when the
(実施例2) 図6は浮動支持構造の別の実施例を示す。そこでは、弾性アーム24を復帰フレーム21の前壁21aと一体に形成して、浮動支持構造の構成部品点数を削減した。この実施例における弾性アーム24は、実施例1における弾性アーム24と同様に復帰フレーム21の外面に沿って浮動開口25を縦断して、その中途部がヘッドピン22の突端の内側周面に外接するようにした。他は先の実施例と同じであるので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。以下の各実施例においても同じとする。
Example 2 FIG. 6 shows another example of the floating support structure. There, the
(実施例3) 図7および図8は浮動支持構造のさらに別の実施例を示す。そこでは、先の実施例における圧縮コイル形のフロートばねに変えて、左右一対の引っ張りばねをフロートばね20にして、かみそりヘッド3を中立位置へ復帰操作できるようにした。具体的には、フロートばね20の下端を各ヘッドピン22の突端に掛止し、フロートばね20の上端を復帰フレーム21の前壁21aに設けた掛止ピン36に掛止した。さらに、左右の弾性アーム24を一体に成形してコ字枠状に形成し、枠下部の十字状の連結部24aを前壁21aに設けた嵌合溝に嵌め込み固定して復帰フレーム21と一体化した。
(実施例4) 図9および図10は弾性体24の別実施例を示し、そこでは、上下両端寄りにコイル部37を有し、両コイル部37の間に直線部38を備えた引っ張りばねで弾性体24を構成した。引っ張りばねの上端および下端は、それぞれ復帰フレーム21の上下に設けた掛止ピン36に掛止し、直線部38が浮動開口25の前面を縦断する状態でヘッドピン22に外接するようにした。この弾性体24によれば、ヘッドピン22で押圧されるときの引っ張りばねの反発力を、ヘッドピン22の上下方向の位置の違いとは無関係にほぼ一定にできる。
(Embodiment 4) FIGS. 9 and 10 show another embodiment of the
また、浮動開口25を左右に長い1個の開口で形成して、モーターホルダー12に固定した3個のヘッドピン22を浮動開口25の上規制壁27で受け止めるようにした。その場合に、中央に位置するヘッドピン22を上規制壁27に設けたピン凹部39で受け止めるようにした。このように、3個のヘッドピン22を上規制壁27で受け止めると、かみそりヘッド3の上方への抜け止めを強固に行うことができる。
In addition, the floating
(実施例5) 図11および図12は浮動支持構造のさらに別の実施例を示す。そこでは、フロートばね20を左右一対の圧縮コイルばねで構成して、モーターホルダー12と復帰フレーム21の間の左右両側に配置した。また、浮動開口25を、復帰フレーム21の前後壁21a・21bの左右側縁で開口する切欠として形成し、実施例3で説明したコ字状の弾性アーム24を、アーム遊端が下向きになる状態で復帰フレーム21に組み付けるようにした。下方に延びる弾性アーム24の中途部は、一対のヘッドピン22の対向周面の側に接当する。押圧腕33を左右一対設けて、押圧体34が外側方を向く状態で配置する点も先の各実施例と異なる。この実施例では、弾性アーム24の両側にヘッドピン22の左右傾動を許す空間Sが確保される。
このように、弾性アーム24を先の実施例とは逆向きに配置すると、かみそりヘッド3が中立位置から下方移動する状態において、左右傾動したヘッドピン22を復帰操作するときの弾性アーム24の弾性力を漸減できるので、肌面に強く押し付けた状態であっても、かみそりヘッド3を容易に左右傾動できる。この実施例から理解できるように、囲い構造23は無端環状に形成する必要はなく、切欠状に形成することができる。この実施例における弾性アーム24は、下方に延びるアーム中途部が一対のヘッドピン22の外側周面に接当するように設けることができ、その場合のヘッドピン22は、弾性アーム24と浮動開口25の内側壁28とに挟まれる空間内を上下動し、あるいは左右傾動する。
As described above, when the
(実施例6) 図13および図14における浮動支持構造は、傾動復帰のための構造が先の各実施例とは異なる。そこでは、かみそりヘッド3を上向きに移動付勢する左右一対の圧縮ばねからなるフロートばね20と、左右傾動したかみそりヘッド3を中立位置へ復帰操作する傾動復帰体41とで浮動支持構造を構成する。傾動復帰体41は、モーターホルダー12に同行して傾動する浮動フレーム42と、浮動フレーム42の左右両側に設けられる前後一対ずつのばね腕43と、ばね腕43の両側上端に設けられる装着座44などを一体に備えたプラスチック成形品からなる。
(Embodiment 6) The floating support structure in FIGS. 13 and 14 is different from the previous embodiments in the structure for tilt return. There, a floating support structure is constituted by a
浮動フレーム42は、上下面が開口する四角枠体からなり、その前後壁のそれぞれに左右一対の上下ガイド溝45と、押圧腕33が設けてある。モーターホルダー12に固定した左右一対のヘッドピン22を、上下ガイド溝45で上下動のみ可能に案内支持することにより、かみそりヘッド3は上下浮動できる。ばね腕43は上下に長いU字状のプラスチックばねからなり、U字状の腕部分が左右に弾性変形することにより、浮動フレーム42の左右傾動動作に追随して弾性変形でき、その弾性力によって左右傾動した浮動フレーム42を中立位置へ復帰操作できる。なお、ばね腕43はある程度上下方向にも弾性変形できる。
The floating
装着座44は、本体ケース2の内面壁に設けた装着凹部48に嵌め込み装着されており、左右の装着座44とモーターホルダー12との間に、左右一対のフロートばね20が配置してある。かみそりヘッド3をフロートばね20の付勢力に抗して中立位置に待機保持するために、モーターホルダー12の両側に係合爪46を突設し、これらの係合爪46を本体ケース2の開口内縁に設けた受止め壁47で受け止めている。以上のように構成した浮動支持構造は、かみそりヘッド3の全体がフロートばね20とばね腕43とで宙吊り状に浮動支持される点に構造上の特長があり、これにより左右傾動時におけるばね腕43の弾性力の変化幅を小さくできる。つまり、かみそりヘッド3を肌面に強く押し付けた状態であっても容易に左右傾動操作できる。
The mounting
(実施例7) 図15ないし図18は浮動支持構造のさらに別の実施例を示す。そこでは、ヘッドフレーム11の下面にモーター16と、モーター16の周囲を囲む保護ケース17を固定し、保護ケース17の前後面の中央に揺動軸51を固定し、復帰フレーム21の前後壁21a・21bに揺動軸51を上下に案内するガイド溝52を形成した。左右一対のヘッドピン22は揺動軸51およびガイド溝52の中心を通る仮想中心軸を対称軸にして左右対称に配置してある。これにより、ヘッドピン22は揺動軸51が上下動するとき同軸51に同行して上下動でき、任意の上下位置において揺動軸51を中心にして左右傾動できる。そのために、各浮動開口25を花弁状に形成して、左右の浮動開口25をハ字状に隣接する状態で配置している。弾性アーム24は実施例3と同様に形成し、上方に延びる弾性アーム24を左右のヘッドピン22の対向周面に接当させるようにした。押圧腕33は保護ケース17の前後壁と一体に形成し、その押圧体34を復帰フレーム21の前後壁21a・21bに接当させた。
Embodiment 7 FIGS. 15 to 18 show still another embodiment of the floating support structure. There, the
浮動開口25の底壁29は、ガイド溝52の下端に接当するときの揺動軸51の軸中心回りの円弧で形成するが、上規制壁27は中途部が緩やかに折れ曲がるへ字状に形成する。詳しくは図18に示すように、ガイド溝52の上端に接当するときの揺動軸51の軸中心回りの円弧Wを想定するとき、上規制壁27の全体が先の円弧Wの内側に位置する状態でへ字状に屈曲形成する。この屈曲部分を符号53で示す。この実施例においては、弾性アーム24の両側にヘッドピン22の左右傾動を許す空間Sが確保される。
The
上記のように、かみそりヘッド3を揺動軸51の回りに左右傾動させる浮動支持構造によれば、中立位置からの沈み込み量とは無関係にかみそりヘッド3の左右傾動限界位置を常に均一にできる。また、左右一対ずつ設けたフロートばね20と弾性アーム24とで、かみそりヘッド3を任意の浮動位置から中立位置へ速やかに、しかも円滑に復帰操作することができる。また、上規制壁27に屈曲部分53を設け、中立状態におけるヘッドピン22を屈曲部分53で受け止めることにより、中立状態のかみそりヘッド3を安定支持することができる。
As described above, according to the floating support structure in which the
(実施例8) 図19ないし図21は浮動支持構造のさらに別の実施例を示す。そこでは、実施例7と同様にモーターホルダー12の前後面の上部中央に揺動軸51を固定し、復帰フレーム21の前後壁21a・21bに設けたガイド溝52で揺動軸51を上下動自在に案内支持した。また、左右一対の弾性アーム24をばね支持体55と一体に形成して、ばね支持体55をかみそりヘッド3に同行して上下動させるようにした。ばね支持体55は、鍵穴形に形成してあり、その下端両側からL字の弾性アーム24が連出されて、全体として逆T字状に構成してある。ばね支持体55の上端を揺動軸51に連結し、さらにばね支持体55の下部内面に固定したスライドピン57を、復帰フレーム21の前壁21aに形成したガイド溝58で上下動自在に案内支持することにより、弾性アーム24およびばね支持体55ををかみそりヘッド3に同行して上下動できる。浮動開口25の上規制壁27の左右中途部には、中立状態におけるヘッドピン22を受け入れるホーム凹部59が凹み形成してある。この実施例における左右の浮動開口25は、揺動軸51を両浮動開口25より上方に配置する関係で、実施例7の浮動開口25とは上下が反転された状態で逆ハ字状に配置する。押圧腕33と押圧体34はモーターホルダー12の前後壁に一体成形した。弾性アーム24は腕56と一体に成形してある。フロートばね20は実施例5と同様に、左右一対の圧縮コイルばねで構成して、モーターホルダー12と復帰フレーム21の間の左右両側に配置した。
(Embodiment 8) FIGS. 19 to 21 show still another embodiment of the floating support structure. There, as in the seventh embodiment, the
上記のように、弾性アーム24およびばね支持体55を復帰フレーム21で上下動自在に支持すると、弾性アーム24のヘッドピン22に対する接当位置をほぼ一定にできるので、左右傾動したかみそりヘッド3を常に一定の弾性力で中立位置へ復帰操作できる。また、上規制壁27にホーム凹部59を設けて、中立状態におけるヘッドピン22をホーム凹部59で係合保持すると、中立状態におけるかみそりヘッド3を自由傾動不能に保持して安定支持できる。とくに、揺動軸51より上側に往復動力を伝動する構造が設けてある場合、例えばきわ剃り刃ユニット用の動力伝動構造が設けてある場合には、かみそりヘッド3が往復動力に同調して揺れ動くのをホーム凹部59で規制して、往復動力を効率よく伝動できることとなる。この実施例においても、弾性アーム24の両側にヘッドピン22の左右傾動を許す空間Sが確保される。
As described above, when the
(実施例9) 図22および図23は、実施例7・8の一部を変更した別実施例を示す。そこでは、揺動軸51を音叉状に形成した左右一対の弾性アーム24で挟み保持し、さらに、モーターホルダー12の下端両側にヘッドピンに相当する左右一対のヘッド突起22を設け、両突起22を本体ケース2の内面に張り出し形成した受枠61で受け止めることにより、かみそりヘッド3を中立位置に位置保持できるようにした。浮動開口25は1個だけ設け、揺動軸51がかみそりヘッド3に同行して左右傾動できるようにした。ヘッド突起22はL字状の突起からなり、前後一対ずつ設けられている。したがって、この実施例におけるかみそりヘッド3は、前後方向、および斜め前後方向へもそれぞれ傾動でき、右または左のヘッド突起22が左右傾動時の傾動支点となる。この実施例において、ヘッドピン22の左右傾動を許す空間Sは、浮動開口25の開口範囲に一致する。
Ninth Embodiment FIGS. 22 and 23 show another embodiment in which a part of the seventh and eighth embodiments is changed. There, the
(実施例10) 図24は、実施例7・8の一部を変更した実施例を示す。そこでは、揺動軸51を復帰フレーム21に設けたガイド溝52で上下動自在に案内支持し、揺動軸51より下方に設けたヘッドピン22を音叉状に形成した左右一対の弾性アーム24で挟み保持した。この実施では、音叉状の弾性アーム24の遊端が下向きになる状態で復帰フレーム21に固定した。
Example 10 FIG. 24 shows an example in which a part of the examples 7 and 8 is changed. There, the
(実施例11) 図25および図26は実施例7の一部を変更した浮動支持構造の実施例を示す。そこでは、浮動開口25の底壁29にヘッドピン22を捕捉する突起保持体65を設けた。突起保持体65はU字状の捕捉部66を備えており、捕捉部66に臨む対向壁に複数個の襞状の抵抗片(抵抗体)67を一体に備えている。左右の抵抗片67の対向間隔はヘッドピン22の直径寸法より小さく設定してあり、これにより突起保持体65の内部に入り込んだヘッドピン22に摩擦抵抗を付与して、ヘッドピン22が捕捉部66から抜け出るのを一時的に(2秒前後)阻止し、捕捉部66内に位置保持できる。
Example 11 FIGS. 25 and 26 show an example of a floating support structure in which a part of Example 7 is changed. There, a
図26に示すように、中立状態のかみそりヘッド3を平行姿勢のままで押し込み操作すると、左右のヘッドピン22は抵抗片67を弾性変形させながら捕捉部66の内底まで入り込む。この状態では、ヘッドピン22の左右傾動が突起保持体65によって規制される。そのため、外刃15の表面の左右一側を肌面に強く押し付けたとしても、かみそりヘッド3が上下動および左右傾動することはなく、したがって外刃15の一部を肌面に押し付けながらひげを深剃りすることができる。かみそりヘッド3が肌面から離れることにより、かみそりヘッド3に作用する外力が開放されて2秒前後が経過すると、ヘッドピン22は抵抗片66の摩擦抵抗に打ち勝って捕捉部66から抜き出し、フロートばね20によって中立位置へ速やかに復帰操作される。
As shown in FIG. 26, when the
(実施例12) 図27は実施例10における突起保持体65の別の実施例を示す。そこでは、突起保持体65を板ばね(ばね材)で逆ハット形に形成し、U字状の捕捉部66の上開口に抵抗体67を膨出形成した。抵抗体67の対向間隔はヘッドピン22の直径寸法より僅かに小さく設定してある。抵抗体67を含む一対の縦壁68は、互いに拡開する向きに弾性変形することでヘッドピン22が捕捉部66へ入り込むのを許す。また、かみそりヘッド3に作用する外力が開放されて2秒前後が経過するまでの間、ヘッドピン22を捕捉した状態を維持する。
Example 12 FIG. 27 shows another example of the
(実施例13) 図28ないし図32は浮動支持構造の別の実施例を示す。そこでは、側面が開放された切欠状の浮動開口25で囲い構造23を構成する点が実施例5と共通する。また、浮動開口25より上方に揺動軸51を設ける点と、弾性体24を復帰フレーム21で上下動自在に案内してかみそりヘッド3に同行して上下動させる点が実施例8と共通する。この実施例における浮動支持構造は、図29に示すように復帰フレーム21を前フレーム21cと後フレーム21dとに分割して形成する点、弾性体24を金属性のばね体70と、ばね体70が装着されるばね支持体55とで構成する点、左右一対の押圧腕33が逆ハ字状に配置してある点、およびばね支持体55のスライド構造などが上記の各実施例と異なる。
(Embodiment 13) FIGS. 28 to 32 show another embodiment of the floating support structure. In this case, the enclosing
前フレーム21cには、浮動開口25と、揺動軸51用のガイド溝52と、ばね支持体55を上下にスライド案内する3個の縦ガイド溝71が形成してある。3個の縦ガイド溝71のひとつは前フレーム21aの前面下部の左右中央に、残るふたつの縦ガイド溝71は、前フレーム21aの前面下部の左右両側にそれぞれ形成してある。この実施例における浮動開口25は、実施例5における浮動開口25と同様に、前フレーム21cの左右側縁で開口する切欠として形成するが、切欠状に形成される囲い構造23の構造強度を向上するために、浮動開口25の側端開口の前部に補強枠75を膨出形成している。因みに、実施例5のように、浮動開口25を復帰フレーム21の左右側縁で開口する切欠として形成すると、囲い構造23を無端枠状に形成する場合に比べて、復帰フレーム21の左右寸法を小さくできる。この特長を継承するために、浮動開口25の側端開口の前部に補強枠75を膨出形成して、復帰フレーム21の左右寸法を小さくした状態のままで、囲い構造23の構造強度を向上できるようにしている。前フレーム21cの上縁に沿って補強枠75に連続する補強リブ85が膨出形成してあり、これら両者75・85を設けることで前フレーム21cの全体の構造強度を向上できる。後フレーム21dは逆T字状に形成されて、中央の腕部分の上端にガイド溝52が形成してある。下端基部の左右両側には、フロートばね20を装着するためのばね座73が形成してある。
The
ばね支持体55は、中央の縦枠62と、縦枠62の下端両側に張出される横枠63とで逆T字状に形成され、横枠63の上部両側から左右一対のアーム64を上向きに延出して構成してある。横枠63の左右両側と背面中央には、先の縦ガイド溝71で移行案内される縦長のスライド片74が張り出し形成してある。縦枠62の上端を揺動軸51に連結し、さらにスライド片74を先の縦ガイド溝71で上下動自在に案内支持することにより、ばね体70およびばね支持体55をかみそりヘッド3に同行して上下動できる。ばね体70はばね線材を素材にして形成する。詳しくは、ばね体70は左右一対のコイル部76を備えた眼鏡状の捻りコイルばねからなり、左右のコイル部76からばね腕77が一体に連出してある。図30に示すように、ばね体70は、両コイル部76がばね支持体55の背面下部に収容され、同時に左右のばね腕77の先端がアーム64の先端寄りに掛止される状態でばね支持体55に組み付けられて、左右のアーム部72bを外側方へ向かって移動付勢する。ばね支持体55のアーム64は、ばね腕77とともに弾性変形するときの変形応力によって、ばね体70の復帰付勢力を補助する。なお、この実施例における弾性体24は、ばね支持体55のアーム64を省略して、金属性のばね体70のみで形成することができ、その場合のばね体70は線ばね単独、あるいは板ばね単独で形成することができる。
The
(実施例14) 図33および図34は浮動支持構造の別の実施例を示す。そこでは、本体ケース2を前後に分割形成される前ケース2aと後ケース2bとで構成し、前後ケース2a・2bの内面にそれぞれ四角枠状の囲い構造23を一体に形成し、囲い構造23で四角形の浮動開口25を隣接形成した。前ケース2aの囲い構造23の下部には、実施例13で説明したばね体70のコイル部76を収容するボス83が設けてある。このように囲い構造23は本体ケース2に設けることができる。
(Embodiment 14) FIGS. 33 and 34 show another embodiment of the floating support structure. In this case, the
かみそりヘッド3の下部には先の囲い構造23と正対する傾動ケース18が固定してあり、その前後壁のそれぞれに左右一対のヘッドピン22が固定してある。この実施例におけるがた付き防止構造は、押圧腕33および押圧体34を板ばねで形成し、押圧腕33の下端を前ケース2aの内面に溶着固定した。弾性体24は先のばね体70のみで構成する。ばね体70は、左右一対のコイル部76と、各コイル部76から上方へ伸びるばね腕77とで構成してあり、ばね腕77の上端に斜めの組立ガイド部78を形成する点が実施例13のばね体と異なる。左右の組立ガイド部78は上すぼまり状に傾斜しており、自由状態における両者の先端部分の左右間隔は、ヘッドピン22の中心間距離より僅かに小さく設定してある。このように、ばね腕77の上端に組立ガイド部78を設けると、ばね体70のコイル部76をボス83に組み付けた後、かみそりヘッド3をケース上方から下方へ向かってスライドするだけで、ヘッドピン22を組立ガイド部78で案内してばね腕77に掛止することができる。
A tilting
上記の実施例においても例示したように、浮動支持構造は本体ケース2や内フレーム6などのグリップ構造1と、かみそりヘッド3との間に設けてあればよい。囲い構造23に関して、多くの場合は壁面に浮動開口25を形成して囲い構造23とするがその必要はない。例えば、円形、C字状などのリング体や枠体で囲い構造23を構成することができ、その場合にはリング体や枠体で囲まれる空間を浮動開口25とする。弾性体24は、金属製のばね線材やばね板材などで形成することができ、必要があれば弾性変形可能なプラスチック材やゴムで形成することができる。弾性体24は棒状に形成する必要はなく、要はヘッドピン22を中立位置へ復帰操作できる構造であれば、その形状や構造は限定しない。
As illustrated in the above embodiment, the floating support structure may be provided between the
ヘッド突起22は、モーターホルダー12、保護ケース17、あるいは傾動ケース84などの前後壁と一体に形成することができる。また、角軸やだ円軸などの丸軸以外の突起をヘッド突起22とすることができる。揺動軸51はモーターホルダー12や保護ケース17などの前後壁と一体に形成することができる。揺動軸51を復帰フレーム21や本体ケース2の側に設け、ガイド溝52をモーターホルダー12、保護ケース17、あるいは傾動ケース84などの前後壁の側に設けることができる。
The
1 グリップ構造
2 本体ケース
3 かみそりヘッド
20 フロートばね
21 復帰フレーム
21a・21b 復帰フレームの前後壁
22 ヘッド突起
23 囲い構造
24 弾性体
25 浮動開口
26 ガイド壁
27 上規制壁
33 押圧腕
34 押圧体
51 揺動軸
52 ガイド溝
65 突起保持体
S ヘッド突起の左右傾動を許す空間
41 傾動復帰体
42 浮動フレーム
43 ばね腕
45 上下ガイド溝
DESCRIPTION OF
Claims (12)
浮動支持構造が、かみそりヘッド(3)を上向きに移動付勢するフロートばね(20)と、かみそりヘッド(3)に同行して傾動するヘッド突起(22)と、グリップ構造(1)の側に設けられてヘッド突起(22)の上下動領域および左右傾動領域を規定する囲い構造(23)と、ヘッド突起(22)を任意の左右傾動位置から中立位置へ復帰操作する弾性体(24)を含んで構成してあることを特徴する電気かみそり。 A floating support structure is provided between the grip structure (1) including the main body case (2) and the razor head (3) to support the razor head (3) so that the razor head (3) can move up and down and to the left and right.
A floating support structure has a float spring (20) that moves and urges the razor head (3) upward, a head protrusion (22) that tilts along with the razor head (3), and a grip structure (1) side. An enclosure (23) provided to define the vertical movement area and the horizontal tilt area of the head protrusion (22), and an elastic body (24) for returning the head protrusion (22) from an arbitrary horizontal tilt position to a neutral position. An electric razor characterized by comprising.
ヘッド突起(22)の上下動および左右傾動を許す浮動開口(25)が前記囲い構造(23)で区画されており、
各ヘッド突起(22)に対応して設けた弾性体(24)がグリップ構造(1)の側に設けられて、ヘッド突起(22)の周面に接当している請求項1記載の電気かみそり。 A plurality of head protrusions (22) are provided on at least one of the front and rear surfaces of the razor head (3),
A floating opening (25) that allows the head protrusion (22) to move vertically and horizontally is defined by the surrounding structure (23),
The electric body according to claim 1, wherein an elastic body (24) provided corresponding to each head protrusion (22) is provided on the grip structure (1) side and is in contact with a peripheral surface of the head protrusion (22). Razor.
中立位置におけるヘッド突起(22)が、ガイド壁(26)および弾性体(24)で挟み保持され、同時に上規制壁(27)で受け止められて自由傾動不能に位置保持されており、
弾性体(24)の少なくとも一側にヘッド突起(22)の左右傾動を許す空間(S)が確保してある請求項2記載の電気かみそり。 A vertical guide wall (26) for moving and guiding the head protrusion (22) moving up and down in the floating opening (25), and an upper limit for receiving the head protrusion (22) against the push-up force of the float spring (20) Wall (27) is provided,
The head protrusion (22) in the neutral position is sandwiched and held by the guide wall (26) and the elastic body (24), and simultaneously received by the upper restriction wall (27) and held in a position where it cannot freely tilt,
The electric shaver according to claim 2, wherein a space (S) allowing the head protrusion (22) to tilt left and right is secured on at least one side of the elastic body (24).
前記前後壁(21a・21b)の少なくとも一方に囲い構造(23)が設けられており、
弾性体を構成する弾性アーム(24)が片持ち梁状に構成されて、その遊端が下向きになる状態で復帰フレーム(21)に組み付けられており、
かみそりヘッド(3)が中立位置から下方移動するのに伴って、左右傾動したヘッド突起(22)を中立位置へ復帰操作するときの弾性アーム(24)の弾性力が漸減するように構成してある請求項2または3記載の電気かみそり。 On the side of the grip structure (1), a return frame (21) having a front wall (21a) and a rear wall (21b) is provided,
An enclosure structure (23) is provided on at least one of the front and rear walls (21a, 21b),
The elastic arm (24) constituting the elastic body is configured in a cantilever shape, and is assembled to the return frame (21) with its free end facing downward,
As the razor head (3) moves downward from the neutral position, the elastic force of the elastic arm (24) when the head protrusion (22) tilted left and right is returned to the neutral position gradually decreases. The electric shaver according to claim 2 or 3.
前記前後壁(21a・21b)の少なくとも一方に囲い構造(23)と、弾性体を構成する弾性アーム(24)とが設けられており、
浮動支持構造が、かみそりヘッド(3)と復帰フレーム(21)とのいずれか一方に設けられる揺動軸(51)と、残る他方に設けられて揺動軸(51)を上下動可能に移行案内するガイド溝(52)を含んで構成されている請求項1から4のいずれかに記載の電気かみそり。 On the side of the grip structure (1), a return frame (21) having a front wall (21a) and a rear wall (21b) is provided,
At least one of the front and rear walls (21a, 21b) is provided with a surrounding structure (23) and an elastic arm (24) constituting an elastic body,
A floating support structure is provided on one of the razor head (3) and the return frame (21), and the other is provided on the other side so that the swing shaft (51) can be moved up and down. The electric shaver according to any one of claims 1 to 4, comprising a guide groove (52) for guiding.
かみそりヘッド(3)が中立位置にあるとき、左右のヘッドピン(22)が浮動開口(25)の上規制壁(27)の中途部で受け止め保持されている請求項5記載の電気かみそり。 A pair of left and right head pins (22) constituting the head protrusion are disposed symmetrically with respect to a virtual central axis passing through the centers of the swing shaft (51) and the guide groove (52).
The electric razor according to claim 5, wherein when the razor head (3) is in the neutral position, the left and right head pins (22) are received and held in the middle part of the upper regulating wall (27) of the floating opening (25).
押圧腕(33)および押圧体(34)が、グリップ構造(1)とかみそりヘッド(3)との前後の対向壁の少なくともいずれか一方に設けてある請求項9記載の電気かみそり。 The rattling prevention structure includes a pressing body (34) and an elastically deformable pressing arm (33) that presses and biases the pressing body (34).
The electric shaver according to claim 9, wherein the pressing arm (33) and the pressing body (34) are provided on at least one of front and rear facing walls of the grip structure (1) and the razor head (3).
ヘッド突起(22)を突起保持体(65)で捕捉保持することにより、かみそりヘッド(3)を一時的に左右傾動不能に保持できる請求項2から10のいずれかに記載の電気かみそり。 When the razor head (3) is pushed down against the float spring (20), a protrusion holding body (65) for capturing the head protrusion (22) is provided on the bottom wall of the floating opening (25). ,
The electric razor according to any one of claims 2 to 10, wherein the razor head (3) can be temporarily held incapable of tilting left and right by capturing and holding the head protrusion (22) by the protrusion holding body (65).
浮動支持構造は、かみそりヘッド(3)を上向きに移動付勢するフロートばね(20)と、左右傾動したかみそりヘッド(3)を中立位置へ復帰操作する傾動復帰体(41)とで構成されており、
傾動復帰体(41)は、かみそりヘッド(3)に同行して傾動する浮動フレーム(42)と、浮動フレーム(42)の左右両側に設けられて、かみそりヘッド(3)を任意の左右傾動位置から中立位置へ復帰操作する左右一対のばね腕(43)とを含み、
かみそりヘッド(3)に設けた左右一対のヘッドピン(22)が、浮動フレーム(42)に設けた上下ガイド溝(45)で上下動のみ可能に案内されており、
ばね腕(43)の両側端を本体ケース(2)に固定して、かみそりヘッド(3)がフロートばね(20)と傾動復帰体(41)とで浮動支持してある電気かみそり。 Between the grip structure (1) including the main body case (2) and the razor head (3), there is provided a floating support structure for floatingly supporting the razor head (3) so that the razor head (3) can be moved vertically and horizontally.
The floating support structure includes a float spring (20) that moves and urges the razor head (3) upward, and a tilt return body (41) that returns the razor head (3) tilted left and right to a neutral position. And
The tilt return body (41) is provided on both the left and right sides of the floating frame (42) and tilted along the razor head (3). A pair of left and right spring arms (43) for returning from the neutral position to the neutral position,
A pair of left and right head pins (22) provided on the razor head (3) is guided by a vertical guide groove (45) provided on the floating frame (42) so that only vertical movement is possible,
An electric razor in which both ends of the spring arm (43) are fixed to the main body case (2), and the razor head (3) is floatingly supported by the float spring (20) and the tilt return body (41).
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