JP5023941B2 - 被記録媒体送り装置、記録装置、液体噴射装置 - Google Patents

被記録媒体送り装置、記録装置、液体噴射装置 Download PDF

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Description

本発明は、被記録媒体に記録を行う記録装置において、被記録媒体を下流側へ送る被記録媒体送り装置、およびこれを備えた記録装置、並びに液体噴射装置に関する。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
ファクシミリやプリンタに代表される記録装置には被記録媒体としての記録用紙を下流側へ送る記録用紙送り装置が設けられ、通常この記録用紙送り装置は、回転駆動される駆動ローラと、当該駆動ローラに弾接して従動回転する従動ローラと、によって構成される。駆動ローラの回転軸は、その両側の軸端部が軸受によって軸承される場合、従動ローラから受ける荷重によって中間部が下方に撓んだり、或いは駆動ローラが記録用紙から受ける反力(引っ張り力)によって上流側に撓んだりする場合がある。この為、従来から回転軸を2箇所の軸承位置の間で支持する構成が採用されている(特許文献1〜3参照)。
特開2006−82439号公報 特開2001−341911号公報 特開2000−281255号公報
ここで、回転軸が部品精度上それ単体で「振れ」を有している場合には、回転時に前記振れによって一定周期毎に駆動ローラが上流側及び下流側に変位し、これにより記録用紙の搬送精度が低下する虞がある。図6はこの現象を示すものであり、符号41は記録用紙を排出する排出駆動ローラ、符号42は排出駆動ローラ41に弾接して従動回転する排出従動ローラ、符号40は図示しないモータによって回転駆動される排出駆動ローラの回転軸、をそれぞれ示しており、排出駆動ローラ41は、回転軸40の軸線方向に適宜の間隔を置いて複数設けられる(例えば、図1等参照)。尚、図6(A)は回転軸40をY方向から見た図、図6(B)は(A)のA−A断面図(X方向から見た図)であり、図の座標系においてX方向は記録用紙幅方向、Y方向は記録用紙送り方向、Z方向は記録用紙の記録面に直交する方向を示している。
図6(A)において符号Hは回転軸40の軸承位置を示しており、符号CLは、回転軸40の、2箇所の軸承位置における軸心(符号Caで示す)を通る直線を示している。図示する様に回転軸40の振れは、軸承位置Hに近い場所では小さく、2箇所の軸承位置の間では大きくなる。
図6(B)に示す様に、軸承位置Hにおける回転軸40(符号40Aで示す)の軸心位置をCaとし、中間部における回転軸40(符号40Bで示す)の軸心位置をCbとすると、回転軸40の軸線方向視において軸心位置Cbは、回転に伴い軸心位置Caを中心とした半径dの円上を変位する。尚、図6(B)において符号40’は変位する回転軸40Bを示している。そしてその変位の際のY方向成分は、記録用紙送り方向の成分であることから、従って回転軸40が振れを有していると、記録用紙送り精度が低下する。
ここで例えば上記特許文献1記載の搬送装置は、この様な問題に鑑みて回転軸としての搬送駆動ローラを中支えによって下方から支持する様構成されているが、搬送従動ローラの押圧力によって搬送駆動ローラが中支えに押し付けられることによりその軸心位置が維持されるものである。従って従動ローラが駆動ローラに接する力を小さく設定する必要がある構成、例えば、図6に示す様な排出従動ローラ42は外周に歯を有する歯付きローラである為、記録用紙にダメージを与えない様排出駆動ローラ41に接する力を小さく設定する必要があり、この様な構成においては駆動ローラの回転軸が上方に動き易く、その結果上述した様な記録用紙送り方向成分の変位が生じる虞がある。
また、上記特許文献2の特に図4には、回転軸(特許文献2での「軸体45」)の全周を拘束する支持部材(特許文献2での「中間支持部材51」)が示されているが、この様な構成であっても回転軸と支持部材との間のクリアランスによって上述した様な記録用紙送り方向成分の変位が生じる虞があるとともに、回転軸の全周を拘束する為に場合により回転負荷が大きくなる虞もある。
尚、上記従来技術の様に回転軸を中間部で支持する構成においては、回転軸が一定方向(例えば正転方向)に連続して回転している間は記録用紙送り方向成分の変位は生じ難いが、記録用紙への印刷時はローラ回転軸は正転と停止を繰り返すことから、停止した際に記録用紙送り方向成分の変位が生じる虞がある。特に、記録用紙送り方向に離れた2つのローラ対で記録用紙を下流側に送る構成において、2つのローラ対の間で記録用紙の弛みを防止する為に下流側のローラ対による記録用紙送り速度を高めに設定する場合には、当該下流側のローラは記録用紙から引っ張り力を受ける為、記録用紙送りを停止した際に下流側のローラに僅かな逆転傾向が生じ、その結果上述した様な記録用紙送り方向成分の変位が生じることになる。
以上の様に従来の記録装置においては、駆動ローラ回転軸の回転に伴う記録用紙送り方向成分の変位を必ずしも確実に防止する観点では構成されていなかった。そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その目的は、駆動ローラ回転軸の回転に伴う記録用紙送り方向成分の変位を確実に防止し、記録用紙送り精度の低下を防止することにある。
上記課題を解決する為に、本発明の第1の態様に係る被記録媒体送り装置は、回転軸の軸心線まわりに、被記録媒体と接して被記録媒体に送り力を付与するローラ周面を備えて構成され、回転することにより被記録媒体を下流側へ送る駆動ローラと、前記駆動ローラに接して従動回転する従動ローラと、前記回転軸を少なくとも2箇所の位置で軸承する軸承手段と、前記軸承手段による2箇所の軸承位置の間で前記回転軸の軸心位置を規制する規制手段と、を備え、前記規制手段は、前記回転軸の上流側又は下流側から前記回転軸に押し当たる押圧面を備え、前記押圧面によって前記回転軸の前記規制手段の位置における軸心が、前記2箇所の軸承位置における軸心を通る直線に対し、前記押圧面が上流側から押し当たる場合には下流側に位置決めされ、或いは、前記押圧面が下流側から押し当たる場合には上流側に位置決めされていることを特徴とする。
本態様によれば、2箇所の軸承位置の間で前記回転軸の軸心位置を規制する規制手段は、前記回転軸の上流側又は下流側から前記回転軸に押し当たる押圧面を備えており、当該押圧面によって前記回転軸の前記規制手段の位置における軸心が、前記2箇所の軸承位置における軸心を通る直線に対し、前記押圧面が上流側から押し当たる場合には下流側に位置決めされ、又は、前記押圧面が下流側から押し当たる場合には上流側に位置決めされるので、回転軸がそれ単体で部品精度上振れを有していても、回転に際して被記録媒体の送り方向に対して変位可能な範囲が確実に狭められ、或いは確実にその範囲が無くなるので、回転軸の回転に伴う被記録媒体送り方向成分の変位を確実に低減し、或いは確実にその発生を防止することができる。また、押圧面は回転軸の片側から押し当たるものである為、回転軸の回転負荷の増大を抑えることができる。
本発明の第2の態様に係る被記録媒体送り装置は、第1の態様に係る被記録媒体送り装置において、前記押圧面が、前記回転軸の上流側から前記回転軸に押し当たり、前記回転軸の前記規制手段の位置における軸心が、前記2箇所の軸承位置における軸心を通る直線に対して下流側に位置決めされていることを特徴とする。
本態様によれば、前記押圧面が、前記回転軸の上流側から前記回転軸に押し当たり、前記回転軸の前記規制手段の位置における軸心が、前記2箇所の軸承位置における軸心を通る直線に対して下流側に位置決めされるので、駆動ローラが被記録媒体から反力を受けることにより回転軸が上流側に引っ張られても、前記押圧面によって回転軸に撓みが生じることを防止することができる。
本発明の第3の態様に係る被記録媒体送り装置は、第1のまたは第2の態様に係る被記録媒体送り装置において、前記規制手段による規制が無いとしたときに当該規制手段の位置における軸心と、前記2箇所の軸承位置における軸心を通る直線と、の距離をdとしたときに、前記規制手段が、前記回転軸の前記規制手段の位置における軸心を、前記2箇所の軸承位置における軸心を通る直線に対し、被記録媒体の送り方向に距離d以上離れた位置に位置決めすることを特徴とする。
本態様によれば、回転軸がそれ単体で部品精度上振れを有していても、回転に際して被記録媒体の送り方向に対して変位可能な範囲が完全に無くなり、回転軸の回転に伴う被記録媒体送り方向成分の変位の発生を、より確実に防止することができる。
本発明の第4の態様に係る被記録媒体送り装置は、第1から第3の態様のいずれかに係る被記録媒体送り装置において、前記回転軸は、旋盤加工によって外周面が切削されることにより形成され、前記旋盤加工時において前記回転軸は、少なくとも2箇所の位置で軸承されるとともに、前記2箇所の軸承位置の間で、切削用刃物の当接による撓みが規制され、前記規制手段が、前記回転軸の軸線方向において、前記切削用刃物の当接による撓みが規制される位置と同じ位置で、前記回転軸の軸心位置を規制することを特徴とする。
本態様によれば、回転軸は、旋盤加工時に2箇所の軸承位置の間で、切削用刃物の当接による撓みが規制されるが、このときの規制位置と、前記規制手段による規制位置とが同じである為、つまり回転軸の加工時の支持状態と使用時の支持状態とが同じとなるので、回転軸の回転に伴う振れが増大せず、よって回転軸の回転に伴う被記録媒体送り方向成分の変位の発生を、より確実に防止することができる。
本発明の第5の態様に係る被記録媒体送り装置は、第1から第5の態様のいずれかに係る被記録媒体送り装置において、前記規制手段が、前記押圧面を備えるとともに被記録媒体の送り方向に変位可能に設けられる中間支持部材と前記押圧面が前記回転軸に押し当たる方向に前記中間支持部材を付勢する付勢手段とを備えていることを特徴とする。
前記押圧面が固定的に設けられる構成の場合、例えば、前記押圧面を備えた部材がねじ止めによって固定されるような構成の場合には、固定の際に前記押圧面の位置がずれ易く、前記回転軸の軸心を適切な位置に位置決めできない場合が生じる。また、前記押圧面と前記回転軸との間の摩擦により前記押圧面が摩耗すると、前記回転軸の軸心が適切な位置からずれる虞がある。
しかしながら本態様によれば、前記回転軸を押圧する押圧面は、変位可能であるとともに付勢手段の付勢力によって前記回転軸を弾性的に押圧するので、上記の様に前記回転軸の軸心が適切な位置からずれた位置で位置決めされることを防止することができるとともに組み立て作業が容易となる。また前記押圧面と前記回転軸との間の摩擦により前記押圧面がある程度摩耗しても、前記回転軸の軸心は適切な位置に位置決めされ、従って長期に渡って安定的に、前記回転軸の回転に伴う被記録媒体送り方向成分の変位を低減し、或いは防止することができる。
本発明の第6の態様に係る被記録媒体送り装置は、第1から第5の態様のいずれかに係る被記録媒体送り装置において、前記駆動ローラが、被記録媒体に記録を行う記録手段の下流側に設けられ、回転駆動される排出駆動ローラであることを特徴とする。本態様によれば、排出駆動ローラにおいて、上記第1から第5の態様のいずれかの作用効果を得ることができるとともに、従動ローラを排出駆動ローラに対して強く弾接させることなく回転軸の回転に伴う被記録媒体送り方向成分の変位を防止できるので、従動ローラとして外周に歯を有する歯付きローラを用いる場合に好適である。
本発明の第7の態様に係る記録装置は、被記録媒体に記録を行う記録手段と、第1から第6の態様のいずれかに係る被記録媒体送り装置と、を備えたことを特徴とする。本態様によれば、記録装置において、上記第1から第6の態様のいずれかの作用効果を得ることができる。
本発明の第8の態様に係る液体噴射装置は、被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射手段と、回転軸の軸心線まわりに、被噴射媒体と接して被噴射媒体に送り力を付与するローラ周面を備えて構成され、回転することにより被噴射媒体を下流側へ送る、前記液体噴射手段の下流側に設けられる排出駆動ローラと、前記排出駆動ローラに接して従動回転する排出従動ローラと、前記回転軸を少なくとも2箇所の位置で軸承する軸承手段と、前記軸承手段による2箇所の軸承位置の間で前記回転軸の軸心位置を規制する規制手段と、を備え、前記規制手段は、前記回転軸の上流側又は下流側から前記回転軸に押し当たる押圧面を備え、前記押圧面によって前記回転軸の前記規制手段の位置における軸心が、前記2箇所の軸承位置における軸心を通る直線に対し、前記押圧面が上流側から押し当たる場合には下流側に位置決めされ、或いは、前記押圧面が下流側から押し当たる場合には上流側に位置決めされていることを特徴とする。
以下、本発明の一実施形態について図1乃至図5を参照しながら説明する。図1は本発明の「記録装置」或いは「液体噴射装置」の一実施形態に係るインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の装置本体(外装ケースを取り外した状態)の外観斜視図、図2は同側断面図、図3は本発明に係る被記録媒体送り装置としての排出手段5の側面図、図4は中間支持部材45(押圧面45a)のY方向位置を調整する方法を示す説明図、図5はプリンタ1の装置本体の平面図である。
以下では先ず、図1及び図2を参照しながらプリンタ1の概要について説明する。尚、以下では、図2の左方向(プリンタ前方側)を記録用紙送り経路の「下流側」と言い、図2の右方向を「上流側」と言うこととする。
プリンタ1は後部に「被記録媒体」、「被噴射媒体」の一例としての記録用紙(主として単票紙:以下「記録用紙P」と言う)を傾斜姿勢でセット可能な給送装置2を備え、当該給送装置2から、記録用紙Pを下流側の搬送手段4へ向けて給送する。給送された記録用紙Pは搬送手段4又は排出手段5、或いは搬送手段4と排出手段5の協働作用により下流側に送られ、記録ヘッド36(記録手段3)により記録が実行される。そして記録ヘッド36によって記録の行われた記録用紙Pは、下流側の排出手段5によって装置前方へ排出される。
以下、更に詳説する。給送装置2は、ホッパ11と、給送ローラ12と、リタードローラ13と、戻しレバー14と、を備えて構成されている。ホッパ11は板状体から成り、上部の揺動支点11aを中心に揺動可能に設けられ、揺動することにより、ホッパ11上に傾斜姿勢に支持された記録用紙Pを給送ローラ12に圧接させる圧接姿勢と、給送ローラ12から離間させる離間姿勢と、を切り換える。
リタードローラ13は給送ローラ12に対して進退可能に設けられるとともに、所定の回転抵抗(トルク)が与えられた状態に設けられており、給送ローラ12と接した状態において記録用紙Pの重送が発生せずに1枚だけ給送されている場合には、給送ローラ12に対して従動回転する一方で、記録用紙Pが給送ローラ12とリタードローラ13との間に複数枚存在する場合には、回転せずに停止した状態となり、これにより記録用紙Pの重送を防止する。戻しレバー14は、記録用紙Pの給送経路を側視して揺動可能に設けられていて、揺動することにより、重送されようとした次位以降の記録用紙Pをホッパ11上に戻す。
給送装置2と搬送手段4との間には、記録用紙Pの通過を検出する検出手段(図示せず)と、記録用紙Pの給送姿勢を形成するとともに記録用紙Pの給送ローラ12への接触を防止して搬送負荷を軽減するガイドローラ26が設けられている。
搬送手段4は、図示しないモータによって回転駆動される搬送駆動ローラ30と、該搬送駆動ローラ30に圧接して従動回転する搬送従動ローラ31とを備えて構成されている。搬送駆動ローラ30は記録用紙幅方向(主走査方向:X方向)に延びる回転軸(例えば金属軸)の軸心線まわりに記録用紙Pと接して記録用紙Pに送り力を付与するローラ周面(例えば耐摩耗性粒子等を用いて記録用紙Pとの摩擦力が確保された外周面)を備えて構成され、搬送従動ローラ31は搬送駆動ローラ30の軸線方向に複数(本実施形態では、6個)配設されている。
搬送従動ローラ31は紙案内上24の下流側端部に2つ自由回転可能に軸支され、当該紙案内上24は、本実施形態では記録用紙幅方向に3つ、図1に示すように並設される。紙案内上24はメインフレーム7に揺動可能に軸支されるとともに、図示しないコイルばねにより、搬送従動ローラ31が搬送駆動ローラ30に圧接する方向に付勢される。搬送手段4に到達した記録用紙Pは、搬送駆動ローラ30と搬送従動ローラ31とによってニップされた状態で搬送駆動ローラ30が回転することにより、下流側へと副走査送りされる。
搬送手段4の下流側には、インクジェット記録ヘッド(以下「記録ヘッド」と言う)36と、当該記録ヘッド36と対向して配置される紙案内前37とが設けられている。記録ヘッド36はキャリッジ33の底部に設けられ、当該キャリッジ33は主走査方向に延びるキャリッジガイド軸34にガイドされながら、図示しない駆動モータによって主走査方向に往復動する様に駆動される。記録用紙Pと記録ヘッド36との距離を規定する紙案内前37には、記録ヘッド36と対向する面に複数のリブが形成され、これらリブによって記録用紙Pが下方から支持される。
続いて、記録ヘッド36の下流側には、補助ローラ43と、排出手段5が設けられている。補助ローラ43は、記録ヘッド36と紙案内前37との対向領域から排出手段5へ至る記録用紙搬送経路上に、記録用紙Pの記録面と接して従動回転するよう設けられることで、記録用紙Pの紙案内前37からの浮き上がりを防止して記録用紙Pと記録ヘッド36との距離を一定に保つ。
排出手段5は、図示しないモータの動力が伝達されて回転する回転軸40の軸心線まわりに記録用紙Pと接して記録用紙Pに送り力を付与するローラ周面を備えた排出駆動ローラ41と、当該排出駆動ローラ41に弾接して従動回転する排出従動ローラ42とを備えて構成されている。本実施形態において排出駆動ローラ41はゴムローラであり、記録用紙幅方向に延びる回転軸40の軸線方向に適宜の間隔を置いて複数設けられる。排出従動ローラ42には外周に複数の歯を有する歯付きローラが用いられ(補助ローラ43も同様)、各々の排出駆動ローラ41に接する様複数設けられる。
記録ヘッド36によって記録の行われた記録用紙Pは、排出駆動ローラ41と排出従動ローラ42とによってニップされた状態で排出駆動ローラ41が回転駆動されることにより、装置前方(図示しないスタッカ)へ向けて排出される。
ところでプリンタ1は、記録用紙Pの上端及び下端に余白無く印刷を行う所謂縁無し印刷を実行可能に構成されている。記録用紙Pの上端に縁無し記録を実行する際には、記録用紙Pの上端は排出駆動ローラ41に到達していないので、記録用紙Pは搬送駆動ローラ30のみから送り力を受ける。次に、記録用紙Pの上端が排出駆動ローラ41に到達すると、記録用紙Pは搬送駆動ローラ30と排出駆動ローラ41の双方から送り力を受ける。
そして記録用紙Pの下端が搬送駆動ローラ30から抜けると、記録用紙Pは排出駆動ローラ41のみから送り力を受ける。この様に縁無し印刷では、記録用紙Pの送り方向における位置に応じて記録用紙Pの送り精度を支配するローラが切り換わることになり、従って排出駆動ローラ41による記録用紙送り精度は、記録品質に直接に影響する様になっている。
以上がプリンタ1の大略構成であり、以下、被記録媒体送り装置としての排出手段5について詳述する。
図1に示す様に、排出駆動ローラ41の回転軸40は、その両側の軸端を「軸承(軸受)手段」を構成するサイドフレーム左7a及び中間フレーム8によって軸承(軸受)されるとともに、その間の「規制手段」を構成する中間支持部材45によって支持される。即ち回転軸40は、サイドフレーム左7a及び中間フレーム8の2箇所の位置で軸承されるとともに、当該2箇所の軸承位置の間で、中間支持部材45によりその軸中心部分の位置(軸心位置)が規制される。
中間支持部材45は、図3に示す様に押圧面45a及び支持面45bを有し、回転軸40に上流側から押し当たる押圧面45aによって回転軸40のY方向(記録用紙Pの送り方向)の軸心位置を規制し、支持面45bによって回転軸40を下方から支持し、Z方向の軸心位置を規制する様になっている。
この中間支持部材45はベース47上をY方向にスライド可能に設けられており、且つ、図示しない付勢手段によって上流側(図3の右方向)に付勢されている。中間支持部材45は、Y方向と直交する当接面45cを有しており、この当接面45cがカム部材46のカム部46bと当接し、これにより中間支持部材45(押圧面45a)のY方向位置が定まる様になっている。
カム部材46は回動軸46aを中心に回動可能に設けられており、カム部46bは、回動軸46aを偏心軸として回動する様構成されている。従ってカム部材46を回動操作することにより、当接面45c(中間支持部材45)がY方向にスライドし、これにより押圧面45a、即ち回転軸40のY方向位置が微調整可能となっている。
図4は中間支持部材45(押圧面45a)のY方向位置を調整する方法を示すものであり、符号Caは図6と同様に回転軸40の2箇所の軸承位置(本実施形態においてサイドフレーム左7a及び中間フレーム8の位置)における軸心位置、符号Cbは中間支持部材45の押圧面45aによって押圧される位置における軸心位置を示している。
図示する様に押圧面45aは回転軸40に対し上流側から押し当たり、図4においては、軸心位置Cbが、両端の軸心位置Ca(より詳しくは両端の軸心位置Ca、Caを通る直線(図6(A)の符号CLで示す直線))に対し、距離dだけ下流側に位置決めされている。これにより、回転軸40がそれ単体で部品精度上振れを有していても、押圧面45aによって押圧される位置では、線Sで示す位置(押圧面45aの位置)よりも上流側には変位することが無く、つまり回転軸40は回転に際してY方向に変位可能な範囲が確実に狭められ、或いはその範囲が確実に無くなる。これにより、回転軸40の振れに起因する記録用紙送り精度の低下を防止することができる。
以上により軸心位置Cbは、回転軸40の振れに起因するY方向成分の変位が完全に解消される位置に位置決めされることが好ましく、具体的には図6(B)の符号dで示した距離以上、軸心位置Caよりも離れていることが好ましい。即ち、押圧面45aによる規制が無いとしたときに当該押圧面45aの位置における軸心位置Cbと、2箇所の軸承位置における軸心位置Caを通る直線と、の距離(つまり回転軸40それ自身の部品精度による振れ幅の1/2)以上、押圧面45aによって軸心位置Cbが軸心位置Caの下流側に位置決めされていることが好ましい。
これにより回転軸40が、回転に際して常に押圧面45aに接触した状態となり、回転に際してY方向に殆ど変位しない様にすることができる。しかしながら、上記距離d以下であっても、回転軸40の回転に伴うY方向変位量は小さく抑えることが可能である。
また本実施形態では、押圧面45aは回転軸40の上流側から押し当たるが、下流側から押し当たる様に構成しても、回転軸40の回転に伴うY方向変位量は小さく抑えることが可能である。但し、搬送駆動ローラ30と排出駆動ローラ41との間の記録用紙の弛みを防止する為に、排出駆動ローラ41による記録用紙送り速度を搬送駆動ローラ30による記録用紙送り速度よりも大きく設定する場合には、排出駆動ローラ41の回転軸40はその中間部が上流側に引っ張られ、撓もうとする傾向が生じる。従って本実施形態の様に回転軸40に押圧面45aが上流側から押し当たる様に構成すれば、この様な回転軸40の撓みを防止することもできる。
尚、軸心位置Cbの位置決めは、例えばダイヤルゲージ50を用いることによって行うことが可能である。具体的には、図4に示す様にダイヤルゲージ50の測定子51を回転軸40の下流側(押圧面45aによって押圧される部分の反対側)に当て、回転軸40を正転及び逆転させながら、読み取り部52の変化が無くなるまで中間支持部材45(押圧面45a)を上流側から下流側に向けて徐々にスライドさせる(図4の矢印方向)。こうすることにより、容易に軸心位置Cbの位置を、軸心位置Caから距離dの位置(回転に伴うY方向変位が無くなる位置)に位置決めすることができる。
ところで回転軸40は、旋盤加工によって外周面が切削されることにより形成されるが、旋盤加工時の支持状態と、プリンタ1への実装時の支持状態とを同じにすることにより、回転時の振れの増大を防止することができる。即ち回転軸40が、旋盤加工時に、加工時軸受手段によって少なくとも2箇所の位置で軸承されるとともに、加工時規制手段によって、前記2箇所の軸承位置の間の位置(中間支持位置)で、切削用刃物が当接することによる撓みが規制される場合には、プリンタ1への実装時に回転軸40の軸線方向における押圧面45aの位置を、前記加工時規制手段が撓みを規制する位置と一致させる様にする。
これにより回転軸40は、旋盤加工時の中間支持位置と同じ位置で軸心位置が規制されることとなり、即ち回転軸40の加工時の支持状態と使用時の支持状態とが同じとなるので、回転軸40の回転に伴う振れが増大せず、よって記録用紙送り精度の低下をより確実に防止することができる。尚、上記「一致させる」とは、完全一致の他、前記加工時規制手段が回転軸40の撓みを規制する位置と押圧面45aの位置とが或る程度ずれていても、大凡一致していれば上記作用効果を得ることができることから、この様な範囲をも含む意味である。
ここで回転軸40の中間支持位置は、最も縁無し印刷の頻度が高いと想定される記録用紙Pに対して図5に示す様な位置に設定することが好ましい。即ち、図5において符号Pcは、例えばL判写真サイズの記録用紙を示しており、符号X1は中間フレーム8のX方向位置、符号X2は押圧面45aのX方向位置、符号X3はサイドフレーム左7aのX方向位置を示しているが、図示する様に押圧面45aと中間フレーム8がそれぞれ記録用紙Pcの側端から大凡等しい距離wに位置している。この様に構成することにより、当該記録用紙Pcに対しては、X方向において回転軸40の撓み状態が記録用紙Pの中心位置に対して対称となり、記録用紙Pcが斜行することを防止することが可能となる。
尚、以上説明した実施形態は、本発明に係る被記録媒体送り装置を記録ヘッド36の下流側の排出手段5に適用した例について説明したが、これに限られるものではなく、例えば記録ヘッド36の上流側の搬送手段4に適用することも可能である。また、回転軸40を、2箇所の軸承位置の間の1箇所で押圧する様に構成したが、2箇所以上の位置で押圧することも可能である。
また、本実施形態において押圧面45aは回転軸40の外周面に押し当たるが、排出駆動ローラ41の外周面(ローラ周面)に直接押し当たるように構成し、これにより軸心位置Cbの位置を規制することもできる。この場合において排出駆動ローラ41のローラ周面は摩擦係数が高いので、押圧面45aを自由回転可能なローラに代え、当該ローラが排出駆動ローラ41の外周面に押し当たる様に構成することもできる。
また、押圧面45aを備えた中間支持部材45を固定的に設けるのではなく、スライド可能に設けるとともに付勢手段によって付勢された状態に設け、押圧面45aが回転軸40に弾性的に押し当たるように構成することもできる。以下、この様な実施形態について図7及び図8を参照しながら説明する。ここで図7は中間支持部材の他の実施形態を示す斜視図、図8は同側断面図である。
図7及び図8において符号53は、上記中間支持部材45の他の実施形態である中間支持部材を示している。この中間支持部材53は、紙案内前37(図1)の下部に設けられた紙案内下54において、記録用紙送り方向(Y方向:図8の矢印a方向)にスライド変位可能に設けられている。
より詳しくは、紙案内下54には図8に示す様にボス54a,54bが形成されており、中間支持部材53には紙送り方向に長い長孔53c,53dが形成されていて、ボス54a,54bが長孔53c,53dにそれぞれ遊挿された様な状態となっている。また、符号56はねじを示しており、このねじ56がボス54aに形成されたねじ穴(図示せず)に螺合することにより、中間支持部材53が上方に外れないように保持された状態となっている。尚、ボス54aは中間支持部材53のZ方向規制を行い、ボス54bは中間支持部材53のX方向規制及びY方向のスライド量規制を行う。
一方、中間支持部材53の前方側(図8の左側)にはばね保持部54cが形成されており、このばね保持部54cに付勢手段としてのコイルばね55が嵌入するとともに、中間支持部材53を、押圧面53aが回転軸40に押し当たる方向に付勢した状態となっている。
以上により、中間支持部材53の固定位置を精密に調整する必要がなく、容易に回転軸40の軸心(図4の軸心位置Cb)を適切な位置に位置決めすることが可能となる。また、押圧面53aと回転軸40との間の摩擦により押圧面53aがある程度摩耗しても、回転軸40の軸心が適切な位置に位置決めされ、従って長期に渡って安定的に、回転軸40の回転に伴う記録用紙送り方向成分の変位を低減し、或いは防止することができる。本実施形態の説明では、図8において、コイルばね55により、中間支持部材53を、押圧面53aが回転軸40に押し当たる方向に付勢した状態となっているが、押圧面53aと回転軸40との間の摩擦により押圧面53aがある程度摩耗した場合でも、コイルばねの弾性力が、回転軸40の軸心が適切な位置に位置決めする役割を担っているため、バネの付勢方向が紙の搬送方向に沿った方向であれば付勢する方向は逆向きであっても、回転軸の回転に伴う記録用紙送り方向成分の変位を低減できる。つまり、コイルばねの弾性力と、中間支持部材を紙送り方向に長い長穴で固定することの組合せにより、コイルばねを利用しない構造に比べ、中間支持部材の固定位置の許容範囲を広くしている。
本発明に係るプリンタの装置本体の斜視図。 本発明に係るプリンタの装置本体の側断面図。 本発明に係る被記録媒体送り装置の側面図。 中間支持部材(押圧面)のY方向位置を調整する方法を示す説明図。 本発明に係るプリンタの装置本体の平面図。 (A)は回転軸の振れの状態を示す図、(B)は(A)のA−A矢視図。 中間支持部材の他の実施形態を示す斜視図。 中間支持部材の他の実施形態を示す側断面図。
符号の説明
1…インクジェットプリンタ、2…給送装置、3…記録手段、4…搬送手段、5…被記録媒体送り装置としての排出手段、7…メインフレーム、7a…サイドフレーム左、8…中間フレーム、11…ホッパ、12…給送ローラ、13…リタードローラ、14…戻しレバー、24…紙案内上、26…ガイドローラ、30…搬送駆動ローラ、31…搬送従動ローラ、33…キャリッジ、34…キャリッジガイド軸、36…インクジェット記録ヘッド、37…紙案内前、41…排出駆動ローラ、42…排出従動ローラ、43…補助ローラ、45…中間支持部材、45a…押圧面、45b…支持面、46…カム部材、46a…回動軸、46b…カム部、47…ベース、50…ダイヤルゲージ、51…測定子、52…読み取り部、53…中間支持部材、54…紙案内下、55…コイルばね、56…ねじ、P…記録用紙。

Claims (8)

  1. 回転軸の軸心線まわりに、被記録媒体と接して被記録媒体に送り力を付与するローラ周
    面を備えて構成され、回転することにより被記録媒体を下流側へ送る駆動ローラと、
    前記駆動ローラに接して従動回転する従動ローラと、
    前記回転軸を少なくとも2箇所の位置で軸承する軸承手段と、
    前記軸承手段による2箇所の軸承位置の間で前記回転軸の軸心位置を規制する規制手段
    と、を備え、
    前記規制手段は、前記回転軸の上流側又は下流側から前記回転軸に押し当たる押圧面を
    備え、
    前記押圧面によって前記回転軸の前記規制手段の位置における軸心が、前記2箇所の軸
    承位置における軸心を通る直線に対し、前記押圧面が上流側から押し当たる場合には下流
    側に位置決めされ、或いは、前記押圧面が下流側から押し当たる場合には上流側に位置決
    めされている、ことを特徴とする被記録媒体送り装置。
  2. 請求項1に記載の被記録媒体送り装置において、前記押圧面が、前記回転軸の上流側か
    ら前記回転軸に押し当たり、
    前記回転軸の前記規制手段の位置における軸心が、前記2箇所の軸承位置における軸心
    を通る直線に対して下流側に位置決めされている、ことを特徴とする被記録媒体送り装置
  3. 請求項1または2に記載の被記録媒体送り装置において、前記規制手段による規制が無
    いとしたときに当該規制手段の位置における軸心と、前記2箇所の軸承位置における軸心
    を通る直線と、の距離をdとしたときに、
    前記規制手段が、前記回転軸の前記規制手段の位置における軸心を、前記2箇所の軸承
    位置における軸心を通る直線に対し、被記録媒体の送り方向に距離d以上離れた位置に位
    置決めする、ことを特徴とする被記録媒体送り装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の被記録媒体送り装置において、前記回転軸は、
    旋盤加工によって外周面が切削されることにより形成され、
    前記旋盤加工時において前記回転軸は、少なくとも2箇所の位置で軸承されるとともに
    加工時規制手段によって、前記2箇所の軸承位置の間で、切削用刃物の当接による撓
    みが規制され、
    前記規制手段が、前記加工時規制手段による前記回転軸の軸線方向において、前記切削用刃物の当接による撓みが規制される位置と同じ位置で、前記回転軸の軸心位置を規制する、ことを特徴とする被記録媒体送り装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の被記録媒体送り装置において、前記規制手段が
    、前記押圧面を備えるとともに被記録媒体の送り方向に変位可能に設けられる中間支持部
    材と、
    前記押圧面が前記回転軸に押し当たる方向に前記中間支持部材を付勢する付勢手段と、
    を備えていることを特徴とする被記録媒体送り装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の被記録媒体送り装置において、前記駆動ローラ
    が、被記録媒体に記録を行う記録手段の下流側に設けられ、回転駆動される排出駆動ロー
    ラである、ことを特徴とする被記録媒体送り装置。
  7. 被記録媒体に記録を行う記録手段と、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の前記被記録媒体送り装置と、を備えたことを特
    徴とする記録装置。
  8. 被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射手段と、
    回転軸の軸心線まわりに、被噴射媒体と接して被噴射媒体に送り力を付与するローラ周
    面を備えて構成され、回転することにより被噴射媒体を下流側へ送る、前記液体噴射手段
    の下流側に設けられる排出駆動ローラと、
    前記排出駆動ローラに接して従動回転する排出従動ローラと、
    前記回転軸を少なくとも2箇所の位置で軸承する軸承手段と、
    前記軸承手段による2箇所の軸承位置の間で前記回転軸の軸心位置を規制する規制手段
    と、を備え、
    前記規制手段は、前記回転軸の上流側又は下流側から前記回転軸に押し当たる押圧面を
    備え、
    前記押圧面によって前記回転軸の前記規制手段の位置における軸心が、前記2箇所の軸
    承位置における軸心を通る直線に対し、前記押圧面が上流側から押し当たる場合には下流
    側に位置決めされ、或いは、前記押圧面が下流側から押し当たる場合には上流側に位置決
    めされている、ことを特徴とする液体噴射装置。
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