JP5022836B2 - タンピングツールによる道床バラストのつき固め方法 - Google Patents

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本発明は、マルチプルタイタンパのタンピングツールによる道床バラストのつき固め(タンピング)方法に関するものである。
道床の枕木を支持し、緩衝作用させるために道床にバラストが敷設されているが、列車の繰り返し荷重や氷結その他の自然現象によって軌道の沈下が生じて、緩衝作用が低減し、乗り心地が悪くなる。そのため、軌道整備やバラストの補充や交換を必要とし、その際、マルチプルタイタンパに備えたタンピングツール(ビータ)によってバラストを枕木の下に押し込んでつき固めるつき固め操作(タンピング操作)が行われている。このつき固め操作を行うつき固め装置は、振動モータによって振動する、枕木を挟んだ前後一対のタンピングツールと、前後のタンピングツールを開閉する開閉手段(通常油圧シリンダ)を備えたもので、前記一対のタンピングツールを枕木を前後から挟むようにしてバラスト内に貫入し、モータによって該ツールを振動させてツール先端部(プレート)によってバラストと枕木間の間隙をなくすようにし、これと同時に開閉手段により枕木を挟むようにしてツールを閉めることで、ツール先端部を枕木の下方に押し込むようにしてバラストを枕木の直下に押し込むようにして行われる方法が採られている(例えば、特許文献1)。
特開平7−119105号公報
前記従来例は、タンピングツールをバラストの所定位置に貫入後に行われるつき固め操作は1工程(1回つき)のみ行われるのが通例で、1工程のみで満足のいくつき固め状態を得られない場合は、2工程(2回つき)行われる場合もあるが、タンピングツールの貫入位置は変らないので(タンピングツールの貫入深さは2工程とも同じなので)1工程の場合と大きく変る程のつき固め効果を得られず、従って、つき固め操作は必ずしも満足のいく作業結果を得られないのが現状である。
本発明は、斯様な従来例のつき固め操作の欠点に着目し、タンピングツールの貫入深さを前段の工程時より後段の工程時に浅くしてつき固め効果を確実に得られる方法を提案すべく創案したものである。
バラストに対するタンピングツールの貫入深さを異にする前後複数段のつき固め操作工程で成り、前段のつき固め操作後、該前段のつき固め操作時の前記タンピングツールの貫入部の上部にタンピングツールの下端側が部分的に位置する状態位置で、後段のつき固め操作を順次行い、最終段のつき固め操作時のタンピングツールの貫入深さ位置が最も浅い位置に存することを特徴とするようにしたものである。
本発明によれば、枕木直下の下方から上方に向って段階的につき固め操作を行うから、つき固めて密になったバラスト層の上下(縦)幅が広くなり、その分、枕木(レール荷重が負荷した)を安定的に支持できるバラスト層を得られ、既存のタンピングツールをそのまま利用しても効率的なつき固め操作を行うことができる。
図面は本発明に用いるタンピングツールの一実施例を示し、図1は使用状態を示す略示正面図、図2はつき固め操作の工程図である。
図中、1は本発明に用いるタンピングツールで、タンピングツール1は、マルチプルタイタンパ2に備えたタンピングユニット3の支持アーム4に取付けて前記タンピングユニット3を構成し、タンピングユニット3は枕木mを挟んで相対する一対のタンピングツール1,1を一組とした複数組を備え、各一対一組のタンピングツール1,1によって、つき固めの対象である当該枕木m部の下側の道床のバラストbのつき固め操作を行う。
タンピングツール1は、その上端部を前記支持アーム4に嵌挿して取付け、下端部につき固め操作用のプレート6を設けて構成したものである。
そして、マルチプルタイタンパ2に装置した操作(制御)部の操作によって、タンピングツール1を備えたタンピングユニット3全体を降下させて、かつ、振動装置で振動させながらタンピングツール1のプレート6を道床を構成するバラストb内に貫入させ、予め所定の深さに設定した、枕木mより下方位置に到達するまで降下させ、当該位置に至る(図2のa図参照)と、前記支持アーム4の先端側の下部を互いに近接する方向に移動させるようにして、枕木mを介して相対する一対のタンピングツール1,1の先端側の下部のプレート6側を互いに近接する方向に移動させて、プレート6,6間に存するバラストを抱きかかえるようにして(同b図参照)つき固め操作を行い、支持アーム4,4を原位置に復帰させ、第一次つき固め操作を終了する。
この第一次つき固め操作によってつき固められたバラスト部は密になり、第一次つき固めバラスト部b´を得、その操作によってプレート6,6間より押し出されたバラストの一部は該バラスト部b´より上方に移動することになる。そして、第一次つき固め終了位置からタンピングユニット3を上昇させて再度バラストb内に貫入させ、タンピングツール1のプレート6が、第一次つき固め操作時における該プレート6の上部位置に下端側が位置する位置に配して(降下させて)(図2のc図参照)、次いで、第二次つき固め操作を行う(図2のd図参照)と、プレート6が第一次つき固め操作時の場合と第二次つき固め操作時との場合と部分的に重なり合う関係位置に配せられてバラストのつき固めを行うため、第二次つき固め操作につき固められて形成された第二次つき固めバラスト部b´´は、第一次のバラストb´部と重なり合って、層厚なバラスト部となる(図2のe図)。
そして、この第二次つき固め操作後、同様に第三次つき固め操作を行って該操作によってつき固めた新たな第三次つき固めバラスト部b´´´を得、枕木mの下側に各バラスト部b´,b´´,b´´´が積層された密なバラスト層が形成されるのである(図2のf図参照)。
因みに、第一次乃至第三次工程中、タンピングツール1の貫入位置は変らないが、貫入深さ(プレート6)は後段ほど浅くなることになる。
なお、図示のタンピングツール1のプレート6は縦幅が70mm横幅が132mm有るやや平板体で成り、このプレート6を第一次つき固め操作時に枕木m下150mmの位置に先(下)端が位置するように貫入させて当該つき固め操作を行った後、プレート6の先端が枕木下135mm位置(前段時に対し35mmつまり半分重複することになる)で第二次つき固め操作を行った後、再びプレート6の先端が枕木m下80mm位置に配して最終工程である第三次つき固め操作を行い、有効なつき固め方法であることを確認した。
つき固め操作は、枕木より10mmの下側でつき固め操作を行うのが一般であるが、少なくも、枕木に最も近接した位置に行うつき固め操作を最終つき固め操作として、該最終つき固め操作の下側で行う、いわば最終に対する前段階のつき固め操作としてその操作が1工程以上行われれば、枕木直下のバラストの密なる層はその工程数分層厚となるから、つき固め操作として極めて有効と思われる。従って、2工程のつき固め操作でも効果的であり、要は、前段のつき固め操作部と一部重複した上側で次段のつき固め操作を行う(複数回つき)ようにすれば良いのである。
使用状態を示す略示正面図。 つき固め操作の工程図。
符号の説明
1 タンピングツール
2 マルチプルタイタンパ
b バラスト

Claims (1)

  1. 枕木を挟んで相対する一対のタンピングツールによって道床バラストをつき固める方法であって、バラストに対するタンピングツールの貫入深さを異にする前後複数段のつき固め操作工程で成り、前段のつき固め操作後、該前段のつき固め操作時の前記タンピングツールの貫入部の上部にタンピングツールの下端側が部分的に位置する状態位置で、後段のつき固め操作を順次行い、最終段のつき固め操作時のタンピングツールの貫入深さ位置が最も浅い位置に存することを特徴とする、タンピングツールによる道床バラストのつき固め方法。
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