JP5021652B2 - 回転軸支持機構 - Google Patents

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Description

本発明は、回転軸支持機構に関し、特に、回転体の重心と回転中心とがずれる回転軸支持機構に関する。
回転軸が回動自在に支持された構造が従来から知られている。たとえば、特開2005−28539号公報や実開平6−3531号公報に記載されたインデクサ装置においては、テーブルユニットに固定された1対の回転軸が軸支持部に回動自在に支持される。そして、回転軸に電動モータから駆動力が入力されて、テーブルユニットが回動駆動される。テーブルユニットは、回転軸の軸心周りに回動可能なターンテーブルとその駆動機構とを有する。該ターンテーブルにワークが着脱自在に装着される。そして、ワークに機械加工が施される。
インデクサ装置にセットするワークとしては、種々の形状・サイズを有するものが予定されるため、テーブルユニットおよび該ユニットに装着されたワークの重心と、回転軸の軸心とを一致させることは困難である。したがって、偏荷重による回転モーメント(以下、「偏荷重モーメント」と称する場合がある。)が回転軸に作用する。この結果、電動モータの負荷が増大する。
これに対し、国際公開第2005/038291号パンフレット(特許文献3)においては、ガススプリングを用いて、回転軸に作用する偏荷重モーメントの少なくとも一部を相殺するバランシング用回転モーメント(以下、「相殺モーメント」と称する場合がある。)を回転軸に作用させ、偏荷重モーメントを低減させることが可能なバランサ機構が開示されている。
特開2005−28539号公報 実開平6−3531号公報 国際公開第2005/038291号パンフレット
特許文献3のバランサ機構においては、回転軸の自由端に荷重が与えられるため、回転軸の変位量が大きくなる。したがって、ターンテーブルの傾きが大きくなり、結果として、ワークの加工精度が低下することが懸念される。特許文献1,2においても、このような問題を解決する構成は開示されていない。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、偏荷重による回転モーメントの影響を低減する際に、付勢手段からの付勢力による回転軸の変位を小さくすることが可能な回転軸支持機構を提供することにある。
本発明に係る回転軸支持機構は、部材を支持する回転軸を支持する回転軸支持機構であって、回転軸の軸方向に並ぶように複数設けられ、該回転軸を回動可能に支持する回転軸支持部と、回転軸に設けられ、ワークが着脱可能に装着されるターンテーブルと、
回転軸に設けられ、回転軸支持部間に設けられたたカム部材と、回転軸に設けられたカム部材に当接し、該カム部材に追従して回動するカム追従部材と、複数の回転軸支持部の間に設けられ、カム追従部材をカム部材に向けて付勢する付勢手段とを備える。上記カム部材は、カム曲面部を含む。上記カム曲面部の曲率中心と回転中心とがずれるようにカム曲面部が形成される。上記ワークがターンテーブルに装着された状態で回転軸が回転することで、カム追従部材とカム部材とが当接しながら回転軸が回転する。上記カム追従部材とカム曲面部とが当接することで、カム追従部材からカム曲面部に加えられる力でワークとターンテーブルとを押し上げる。
上記構成によれば、偏荷重による回転モーメントの影響を低減する際に、付勢手段からの付勢力による回転軸の変位を小さくすることができる。結果として、回転軸のぶれが小さくなり、部材の位置を精度よく決定することができる。
上記回転軸支持機構は、好ましくは、カム追従部材が取付けられるレバー部材と、レバー部材を回動可能に支持するレバー部材支持部とをさらに備え、付勢手段は、レバー部材を回動させることによりカム追従部材をカム部材に向けて付勢する。
上記構成によれば、付勢手段による付勢力を増幅してカム追従部材に伝達することができる。また、レバー部材を設けることで、カム部材の中心と付勢手段とをオフセットして設けることができるので、回転軸支持機構の全高を低くして装置を小型化することができる。
上記回転軸支持機構において、付勢手段は、カム追従部材に対してレバー支持部の反対側に設けられ、レバー部材は、カム追従部材と付勢手段との間に位置する部分に、カム部材に向かって曲げられた屈曲部または湾曲部を有する。
上記構成によれば、カム部材周辺のスペースを有効に活用して、回転軸支持機構の小型化を図ることができる。特に、回転軸支持機構の全高が低減される。
上記回転軸支持機構において、好ましくは、回転軸支持部はケーシングに固定され、カム部材および付勢手段はケーシングに内蔵される。
これにより、カム部材および付勢手段への異物の侵入が抑制される。上記回転軸支持機構において、好ましくは、カム追従部材の下方に付勢部材を配置する。これにより、付勢部材の伸縮長をそのままカム追従部材の変位長とすることができる。上記回転軸支持機構において、好ましくは、付勢部材は、カム追従部材が連結された押圧部材を有する。これにより、出力トルクを維持したままで、部品点数の低減を図ることができる。
上記回転軸支持機構において、好ましくは、付勢手段としてガススプリングが用いられる。これにより、小型で、かつ、ばね定数が低い付勢手段が得られる。付勢手段のばね定数を低くすることで、該付勢手段のストロークによる負荷変動を低減することができる。
上記回転軸支持機構において、1つの例として、回転軸は機械加工用のターンテーブルを支持する。この場合、部材に施される機械加工の精度を向上させることができる。
上記回転軸支持機構において、1つの例として、カム部材の側面にカム追従部材を受け入れる凹部が設けられる。これにより、回転軸の目標回転位置の割出しを容易に行なうことができる。
本発明によれば、回転軸支持機構において、偏荷重による回転モーメントを相殺するモーメントを発生させる際に、付勢手段からの付勢力による回転軸の変位を小さくすることができる。
本発明の1つの実施の形態1に係る回転軸支持機構を含むインデクサ装置の正面図である。 本発明の1つの実施の形態1に係る回転軸支持機構を示す断面図である。 図2に示される回転軸支持機構を矢印IIIの方向から見た図である。 カムプレートの平面形状を示す図である。 カムプレートの平面形状の変形例を示す図である。 回転軸の回動角度とガススプリングストロークとの関係を説明する図である。 本発明の実施の形態2に係る回転軸支持機構を含むインデクサ装置の断面図である。 本実施の形態3に係る回転軸支持機構の正面図である。 図8に示された回転軸支持機構の断面図である。 図8に示された状態から回転軸が半回転したときのインデクサ装置の正面図である。 図8に示された回転軸支持機構の変形例を示す正面図である。 図11に示された回転軸支持機構の断面図である。
符号の説明
1 インデクサ装置、10 テーブルユニット、20,30 回転軸、21 カムプレート、21A カム曲面部分、21B R曲面部分、21C Vノッチ、22 エンドプレート、40,50 回転軸支持機構、41 ケーシング、42 ベアリング、43 ローラ部材、44 レバー部材、44A 凹部、44B 屈曲部、45 ピン、46 ガススプリング、60 駆動機構、θa 回動角度。
(実施の形態1)
以下に、本発明に基づく回転軸支持機構の実施の形態1について説明する。なお、同一または相当する部分に同一の参照符号を付し、その説明を繰返さない場合がある。
図1は、本発明の1つの実施の形態1に係る回転軸支持機構を含む機械加工装置であるインデクサ装置の正面図である。
図1を参照して、インデクサ装置1は、テーブルユニット10と、回転軸20,30と、回転軸支持機構40,50と、駆動機構60とを含んで構成される。
テーブルユニット10は、回転軸20,30の軸心周りに回動可能なターンテーブルとその駆動機構とを含む。該ターンテーブルにワークWが着脱自在に装着される。テーブルユニット10は、回転軸20,30に支持される。そして、回転軸20,30は、回転軸支持機構40,50により支持される。図1の例では、回転軸30は、たとえば、電動モータからなる駆動機構60により回動駆動される。これにより、テーブルユニット10およびワークWが回転する。回転軸は、割出し位置(目標回転位置)で停止され、この位置でワークWに機械加工が施される。なお、駆動機構60は、回転軸20を回動駆動してもよいし、回転軸20,30の双方を回動駆動してもよい。
ここで、テーブルユニット10およびワークWの重心と、回転軸20,30の軸心とは、必ずしも一致しない。したがって、回転軸20,30が回動することに伴なって、テーブルユニット10およびワークWの偏荷重による回転モーメント(偏荷重モーメント)が回転軸20,30に作用する。この結果、駆動機構60の負荷が増大する。したがって、偏荷重モーメントを低減することが要請される。
図2は、図1に示されるインデクサ装置1に含まれる回転軸支持機構を示す断面図である。また、図3は、図2に示される回転軸支持機構を矢印IIIの方向から見た図である。
本実施の形態1に係る回転軸支持機構は、以下に説明するように、偏荷重モーメントの少なくとも一部を相殺するバランサ機構を含む。
図2,図3を参照して、回転軸20には、カムプレート21およびエンドプレート22が取付けられる。また、回転軸支持機構40は、ケーシング41と、ベアリング42と、ローラ部材43と、レバー部材44と、ピン45と、ガススプリング46とを含む。
回転軸20は、ベアリング42によってケーシング41に回動可能に支持される。ベアリング42は、回転軸20の延在方向(矢印DR1方向)に並ぶように複数設けられる。カムプレート21、ローラ部材43、レバー部材44およびガススプリング46は、矢印DR1方向に並ぶ複数のベアリング42の間に設けられる。ローラ部材43は、カムプレート21と当接している。そして、回転軸20が回動することに伴なって、ローラ部材43は上下方向(矢印DR2方向)に往復移動する。なお、ローラ部材43は、カムプレート21の回動に追従して回動する。レバー部材44には凹部44Aが設けられ、ローラ部材43は、レバー部材44における凹部44A内に設けられる。凹部44Aは、「潤滑油だめ」として機能する。レバー部材44の一端は、ピン45によってケーシングに回動可能に支持される。また、レバー部材44の他端は、ガススプリング46により支持される。ガススプリング46により、ローラ部材43は、カムプレート21に向けて付勢される。そして、ローラ部材43は、カムプレート21に当接する。換言すると、ガススプリング46は、レバー部材44およびローラ部材43を介してカムプレート21に荷重を与えている。なお、レバー部材44におけるローラ部材43とガススプリング46との間に位置する部分には、カムプレート21に向けて屈曲する屈曲部44Bが設けられている。
次に、ガススプリング46がカムプレート21に荷重を与えることによる効果について説明する。
たとえば、回転軸20およびカムプレート21の回転状態が図3に示す状態であるとき、レバー部材44に取付けられたローラ部材43は、カムプレート21を上側に押し上げる。すなわち、ガススプリング46は、ローラ部材43およびレバー部材44を介してカムプレート21を押し上げ、回転軸20の回転を促進している。ここで、テーブルユニット10およびワークWの重心が回転軸20,30の軸心よりも低い位置にある場合、カムプレート21を押し上げる力により重心を持ち上げることができるので、駆動機構60の負荷を低減することができる。
ところで、一般に、カムが仕事をすることにより生じるカム軸トルク(qc)は、式(1)により求められる。
qc=(k・yh2)/θh×(S×V)+F0・yh/θh×V・・・(1)
k:ガススプリングのばね定数
yh:ストローク(y:スプリング変位)
th:立ち上がり時間(t:時刻)
S:y/yh
V:(dy/dt)/(yh/th)
θh:割付け角(カムが仕事をする角度)
F0:ガススプリング取付初期荷重
なお、(1)においては、慣性トルク、粘性抵抗、摩擦抵抗は無視されている。
上記式(1)に、S×V,Vがそれぞれ最大となるときのS,Vを代入することにより、カム軸トルクの最大値が求められる。本実施の形態1に係るインデクサ装置1においては、Vが最大となるときにqcが最大となる。このqcの最大値と偏荷重による回転モーメントとをほぼ一致させることにより、駆動機構60の負荷を最も効率よく低減することができる。なお、qcの最大値は、たとえば、ガススプリングのばね定数kおよびF0を変更することなどによって、適宜調整することが可能である。
図4は、カムプレート21の平面形状を示す図である。図4を参照して、カムプレート21は、カム曲面部分21A(回転中心とR中心とが一致しない部分)とR曲面部分21B(回転中心とR中心とが一致する部分)とを含む。R曲面部分21Bは、周方向に90°ずつずれた位置に設けられる。図6の例では、カム曲面部分21Aでは、ガススプリング46がカムプレート21に対して変位するため、ガススプリング46は仕事をする。一方、R曲面部分21Bでは、ガススプリング46がカムプレート21に対して変位しないため、ガススプリング46は仕事をしない。ここで、R曲面部分21Bは、割出し位置周辺に設けられている。このようにすることで、割出し位置で回転軸を停止させたときに、ローラ部材43はカムプレート21の中央部を真上に押し上げるため、回転トルクは発生しない。したがって、機械加工時にテーブルユニット10と相手部材(たとえばインデックステーブル)とに挟持されるワークWに、意図しない捻り力が作用することが抑制される。また、図5に示すように、周方向に90°ずつずれた位置にVノッチ21Cが設けられてもよい。この場合には、ローラ部材43がVノッチ21Cに入り込むことにより、上記捻り力の発生を抑制するとともに、目標回転位置の割出しを容易に行なうことができる。なお、Vノッチ21Cに代えて、底面が曲面形状(R形状)を有する凹部が設けられてもよい。
図6は、回転軸の回動角度θaとガススプリング46のストロークとの関係を説明する図である。カムプレート21の平面形状を図4,図5のようにすることで、ガススプリングのストロークは、図6のように変化する。図6を参照して、本実施の形態1に係るインデクサ装置1においては、90°の回動角度θaごとに割出し位置が設定され、90°の回動角度θaごとに80°ずつの割付け角θhが設定されている。なお、割出し位置の間隔については、たとえば60°,120°にするなど、適宜変更が可能である。同様に、割付け角θhについても、適宜変更が可能である。また、複数の割出し位置を、不等角度間隔に並べてもよい。
上述した内容について要約すると、以下のようになる。すなわち、本実施の形態1に係る回転軸支持機構40は、「部材」としてのワークWを支持する回転軸20を支持する回転軸支持機構であって、回転軸20の軸方向(矢印DR1方向)に並ぶように複数設けられ、該回転軸20を回動可能に支持する「回転軸支持部」としてのベアリング42と、回転軸20に設けられ、ベアリング42の間に配置された「カム部材」としてのカムプレート21に当接し、カムプレート21に追従して回動する「カム追従部材」としてのローラ部材43と、複数のベアリング42の間に設けられ、ローラ部材43をカムプレート21に向けて付勢する「付勢手段」としてのガススプリング46とを備える。
上記構成によれば、偏荷重モーメントを相殺する相殺モーメントを発生させる際に、ガススプリング46からの付勢力による回転軸20の変位を小さくすることができる。結果として、ターンテーブルの傾きを低減し、ワークWの加工精度を向上させることができる。また、「付勢手段」として用いられるガススプリング46は、小型で、かつ、ばね定数が低く設定することが可能である。したがって、ガススプリング46のストロークによる負荷変動は比較的低い。
また、上記とは異なる観点では、本実施の形態1に係る回転軸支持機構40は、回転軸20を回動可能に支持するベアリング42と、回転軸20に設けられたカムプレート21に当接し、カムプレート21に追従して回動するローラ部材43と、ローラ部材43が取付けられるレバー部材44と、レバー部材44を回動可能に支持する「レバー部材支持部」としてのピン45と、レバー部材44を回動させることによりローラ部材43をカムプレート21に向けて付勢するガススプリング46とを備える。
上記構成によれば、ガススプリング46による付勢力を増幅してローラ部材43に伝達することができる。結果として、偏荷重モーメントを相殺する相殺モーメントを効果的に発生させることができる。また、レバー部材44を設けることで、カムプレート21の中心とガススプリング46とをオフセットして設けることができるので、回転軸支持機構40の全高を低くして装置を小型化することができる。
上記回転軸支持機構40において、ガススプリング46は、ローラ部材43に対してピン45の反対側に設けられている。そして、レバー部材44におけるローラ部材43とガススプリング46との間に位置する部分には、カムプレート21に向かって曲げられた屈曲部44Bが形成されている。
このようにすることで、カムプレート21周辺のスペースを有効に活用して、回転軸支持機構40の全高のさらなる低減を図ることができる。なお、屈曲部44Bに代えて「湾曲部」が設けられてもよい。
また、上記バランサ機構を構成するカムプレート21、ローラ部材43、ガススプリング46などは、ケーシング41内に設けられている。したがって、重要部品であるこれらの部材への異物の侵入が抑制される。
なお、「付勢手段」として、ガススプリング46に代えて油圧シリンダを設け、該油圧シリンダに略一定圧の油圧を供給するアキュムレータを設けてもよい。また、付勢手段の取付位置および姿勢は、適宜変更することが可能である。たとえば、付勢手段を下向きに姿勢にして、レバー部材44の上方に取付けてもよい。さらに、偏荷重モーメントの大きさに応じて付勢手段の付勢力を調整してもよい。たとえば、偏荷重モーメントの大きさに応じてガス圧を自動的に調節するための圧力調整バルブが設けられてもよい。
上記の例では、回転軸支持機構40に含まれるバランサ機構について主に説明したが、同様のバランサ機構が回転軸支持機構50に含まれていてもよい。また、上記の例では、回転軸支持機構40にカムプレート21やローラ部材43などが各1個ずつ設けられているが、回転軸支持機構40に複数のカムプレート21およびそれに当接するローラ部材43が設けられていてもよい。
(実施の形態2)
図7は、本実施の形態2に係るインデクサ装置100について説明する。なお、上記図1から図6に示された構成と同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図7に示されるように、インデクサ装置100は、テーブルユニット10と、回転軸20と、回転軸支持機構70とを備えている。テーブルユニット10は、回転軸20に片持ち状態で支持されている。
回転軸20は、回転軸支持機構70によって支持されている。回転軸支持機構70内に位置する回転軸20は、回転軸20の軸方向(矢印DR1方向)に間隔を隔てて配置されたベアリング(回転軸支持部)42と、ベアリング42間に位置する回転軸20の外周面に設けられたカムプレート21とを備えている。
回転軸支持機構70は、ベアリング42と、ローラ部材(カム追従部材)43と、レバー部材44と、ピン45と、ローラ部材43をカムプレート(カム部材)に押圧するガススプリング(付勢手段)46と、駆動機構としてのモータ80とを備えている。
モータ80は、回転軸20に固設されたロータ82と、ケーシング41に固設されたステータ81とを備える。
ガススプリング46と、モータ80とは、ベアリング42間に設けられており、カムプレート21およびロータ82がベアリング42間に位置する回転軸20間に設けられている。
このように、1つの回転軸支持機構70内にモータ80とガススプリング46とを収納することにより、回転軸20の軸長を短くすることができ、回転軸20に生じる捩れ歪みおよび振動の振れを小さくすることができる。
さらに、一対のベアリング対内に、モータ80とカムプレートとを位置させることにより、ベアリング数を低減することができ、回転軸20に生じる摩擦抵抗を小さくすることができ、モータ80の負担の低減を図ることができる。
(実施の形態3)
本実施の形態3に係る回転軸支持機構40を備えたインデクサ装置について、図8から図12を用いて説明する。なお、上記図1から図7に示された構成と同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。図8は、本実施の形態3に係る回転軸支持機構40の正面図であり、図9は、図8に示された回転軸支持機構40の側断面図である。
図8に示すように、回転軸支持機構40は、回転軸2に設けられたカムプレート21と、図9に示すように、回転軸2の軸方向に並ぶように設けられ、回転軸2を回転可能に支持するベアリング42および軸受け42Aと、カムプレート21に向けて付勢されたローラ部材43と、このローラ部材43をカムプレート21に向けて付勢するガススプリング46とを備えている。
ガススプリング46は、ケーシング41に固定されたシリンダ部48と、このシリンダ部48に進退可能に挿入されたピストン部47とを備えている。シリンダ部48内には、高圧ガスが密封されている。
なお、本実施の形態3に係る回転軸支持機構40においては、カムプレート21は、回転軸20の回転軸に対して離れた位置に中心が位置する円盤状とされている。図10は、図8に示された状態から回転軸2が半回転したときのインデクサ装置の正面図である。この図10および図8に示されるように、ガススプリング46は、ローラ部材43の直下に配置されている。ピストン部47の先端部には、ローラ部材43が連結されており、カムプレート21に向けて付勢されている。すなわち、ローラ部材43がカムプレート21に仕事を加える作用点と、ピストン部47がローラ部材43に仕事を加える作用点とが、鉛直方向に並ぶように配置されている。
なお、本実施の形態3に係る回転軸支持機構40のガススプリング46と、上記実施の形態1に係る回転軸支持機構40のガススプリング46とは、同じの能力のものを採用する。このため、本実施の形態3に係るガススプリング46が行う仕事と、上記実施の形態1のガススプリング46が行う仕事とは等価であり、上記式(1)のカム軸トルク(qc)に差はない。したがって、本実施の形態3に係る回転軸支持機構46においても、上記実施の形態1に係る回転軸支持機構46と同様に、駆動機構60の負荷を効率よく低減することができる。
さらに、本実施の形態3に係る回転軸支持機構40によれば、ガススプリング46で直接ローラ部材43をカムプレート21に押圧するので、上記実施の形態1のようにレバー部材44を要さず部品点数の低減および製造コストの低減を図ることができる。
なお、本実施の形態3において、ガススプリング46で直接ローラ部材43を押圧するとは、ピストン部47とローラ部材43とをプレート等を介して接続する場合も含める。
本実施の形態3に係る回転軸支持機構40においても、回転軸20は、ベアリング42と軸受け42Aとによって回転可能に支持されており、ベアリング42と軸受け42Aとの間にローラ部材43およびガススプリング46が配置されている。
このため、偏荷重モーメントを相殺する相殺モーメントを発生させる際に、ガススプリング46からの付勢力による回転軸20の変位を小さくすることができる。その結果として、ターンテーブルの傾きを低減し、ワークWの加工精度を向上させることができる。
図11は、上記図8から図10に示す回転軸支持機構40の変形例を示す正面図であり、図12は、図11に示された回転軸支持機構40の側断面図である。
図11および図12に示されるように、カムプレートおよびローラ部材に替えて、ギア(カム部材)121およびギア121に噛合するギア(カム追従部材)143とを採用してもよい。ギア121の周面には、複数の歯部121Aが形成され、ギア143の周面には、歯部121Aに対応する複数の歯部143Aが形成されている。ギア143は、筐体145に回転可能に設けられており、筐体145は、ピストン部47に連結されている。このようなギア機構によっても、駆動機構60の負荷を効率よく低減することができる。
ここで、カム(cam)は、エッジあるいは表面にきざまれた溝によって従動部に運動を伝える板や円筒形の機械部品を意味するものである。したがって、ギア121は、「カム部材」に含まれ、ギア143は、「カム追従部材」に含まれる。
上述したバランサ機構を含む回転軸支持機構は、インデクサ装置1のみに適用されるものではない。上記回転軸支持機構は、クランクプレス装置において可動盤を上下に往復駆動するクランク機構のクランク軸を回転自在に支持する回転軸や、ロボットアームにおけるアーム部を回動自在に支持する回転軸など、偏荷重モーメントが作用する回転軸を有する種々の装置に適用することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。

Claims (8)

  1. 部材を支持する回転軸を支持する回転軸支持機構であって、
    前記回転軸の軸方向に並ぶように複数設けられ、該回転軸を回動可能に支持する回転軸支持部と、
    前記回転軸に設けられ、ワークが着脱可能に装着されるターンテーブルと、
    前記回転軸に設けられ、前記回転軸支持部間に設けられたたカム部材と、
    前記カム部材に当接し、該カム部材に追従して回動するカム追従部材と、
    複数の前記回転軸支持部の間に設けられ、前記カム追従部材を前記カム部材に向けて付勢する付勢手段とを備え、
    前記カム部材は、カム曲面部を含み、
    前記カム曲面部の曲率中心と前記回転中心とがずれるように前記カム曲面部が形成され、
    前記ワークが前記ターンテーブルに装着された状態で前記回転軸が回転することで、前記カム追従部材と前記カム部材とが当接しながら前記回転軸が回転し、
    前記カム追従部材と前記カム曲面部とが当接することで、前記カム追従部材から前記カム曲面部に加えられる力で前記ワークと前記ターンテーブルとを押し上げる、回転軸支持機構。
  2. 前記カム追従部材が取付けられるレバー部材と、
    前記レバー部材を回動可能に支持するレバー部材支持部とをさらに備え、
    前記付勢手段は、前記レバー部材を回動させることにより前記カム追従部材を前記カム部材に向けて付勢する、請求項1に記載の回転軸支持機構。
  3. 前記付勢手段は、前記カム追従部材に対して前記レバー部材支持部の反対側に設けられ、
    前記レバー部材は、前記カム追従部材と前記付勢手段との間に位置する部分に、前記カム部材に向かって曲げられた屈曲部または湾曲部を有する、請求項2に記載の回転軸支持機構。
  4. 前記回転軸支持部はケーシングに固定され、
    前記カム部材および前記付勢手段は前記ケーシングに内蔵される、請求項1に記載の回転軸支持機構。
  5. 前記カム追従部材の下方に前記付勢手段を配置した、請求項1に記載の回転軸支持機構。
  6. 前記付勢手段は、前記カム追従部材が連結された押圧部材を有する、請求項5に記載の回転軸支持機構。
  7. 前記付勢手段としてガススプリングが用いられる、請求項1に記載の回転軸支持機構。
  8. 前記カム部材の側面に前記カム追従部材を受け入れる凹部が設けられた、請求項1に記載の回転軸支持機構。
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