JP5016093B2 - エンジン始動装置および短絡スイッチ - Google Patents

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Description

この発明は、エンジンをスタータモータにて始動させるエンジン始動装置および短絡スイッチに関するものである。
エンジンを始動する場合、スタータスイッチのコイルに通電を行い、スタータスイッチの固定接点を閉路することにより、車両用電源よりスタータモータへ電力を供給しスタータモータに回転トルクを発生させ、噛合されたピニオンギヤとリングギヤを介しスタータモータの回転力をエンジンクランク軸へ伝えエンジンを始動させる。この時、スタータスイッチの閉路時にはまだスタータモータは静止状態であり、逆起電圧が発生していないため、極めて小さいスタータ内部抵抗により数百〜千数百アンペアの突入電流が流れる。
その時、車両用電源は内部の固有抵抗により端子電圧が低下する電圧降下を発生する。
このため、エンジンの始動時に於いて、スタータモータ起動時の電流による車両用電源の電圧降下により、車両の他の電気機器、例えばステレオ、ナビゲーションシステム、エアコン等の使用時に瞬断を引き起こす問題があった。この瞬断は、通常のエンジンの始動では特に問題にはならないが、アイドリングストップ機能の搭載された車両等では、アイドリングストップ後の再始動を行う際に瞬断が発生し、運転手及び同乗者に不快感を与えることが懸念される。
これに対し、スタータモータの起動時に流れる突入電流を抑制するための抵抗体を内蔵した電磁スイッチを有するスタータが公知である(特許文献1参照)。
この特許文献1に示される電磁スイッチは、抵抗体が接点カバーの内部で磁性プレートと補助接点との間に形成される空間に配設され、抵抗体の両端が端子ボルトに接合されている。また、抵抗体は、接点カバーの内周面に対し所定距離だけギャップを有して配設され、樹脂製の接点カバーが熱軟化温度に達する前に溶断するように設定されている。
即ち、この特許文献1には、電磁スイッチの外径を大きくすることなく、抵抗体の発生する熱が電磁コイルに与える直接的な影響を少なくできるようにしたスタータ用電磁スイッチが開示されている。
特開2009−224315号公報(図及びその説明)
ところが、上記の公知技術(特許文献1)においては、接点カバー自体は抵抗体の発熱による熱的損傷を受け難くなるものの、接点カバー内部に配設される端子ボルトの固定接点及び可動接点部に対しては所定距離のギャップを有しておらず、当該部分は熱的損傷を受けやすくなる懸念がある。
温度上昇を低減させるには、接点の熱容量を大きくするか、あるいは接点カバー内部の空間を大きくとる必要があるが、いずれも電磁スイッチの大型化・重量増となる。
この発明は、上記事情に基づいてなされたものであって、その目的は、スタータモータを起動させる際の突入電流を抑制するための抵抗体を備えた短絡スイッチにおいて、抵抗体の発生する熱が短絡スイッチの接点端子に与える影響を少なくすることができ、必要以上に大型化することのない短絡スイッチを備えたエンジン始動装置を提供することにある。
この発明に係るエンジン始動装置は、電源から電力供給を受けエンジンを始動させるスタータモータ、このスタータモータと前記電源との間に直列接続されたスタータ用電磁スイッチ、およびこのスタータ用電磁スイッチに直列接続された抵抗体を短絡するスイッチ部を有する短絡スイッチを備えたエンジン始動装置であって、前記抵抗体が前記短絡スイッチの外筐の外側に配設され、前記抵抗体の発熱部が絶縁材料で形成された1または2以上の抵抗体カバーで覆われており、前記抵抗体カバーは前記短絡スイッチの外筐と別体で且つ前記短絡スイッチの外筐の外部に配設され、前記抵抗体に通電された時に、前記抵抗体カバーの内部に配設されている前記抵抗体の非通電部において前記抵抗体カバーと前記抵抗体とが保持されているものである。
この発明のエンジン始動装置によれば、スタータモータを始動させる際に通電する電流を抑制するための抵抗体を有する短絡スイッチにおいて、抵抗体が短絡スイッチの外筐の外側に配設されているため、抵抗体の発生する熱が短絡スイッチの接点に直接与える影響を少なくすることができ、発生した熱は一旦外気に晒されることで冷却され、その後短絡スイッチの接点端子を介して接点に熱伝導するため間接的にも熱影響を少なくすることができる。
さらに、前記抵抗体の発熱部が絶縁材料で形成された1または2以上の抵抗体カバーで覆われているため、短絡スイッチ外部の他部品への影響も少なくすることができる。
また、前記抵抗体カバーは前記短絡スイッチの外筐と別体で且つ前記短絡スイッチの外筐の外部に配設されているため、抵抗体の周辺環境や車両の使用環境によって、十分な絶縁が必要な場合には、前記短絡スイッチの外筐は共用し、前記抵抗体カバーのみの変更で対応することができる。
さらにまた、前記抵抗体カバーの内部に配設されている前記抵抗体の非通電部において前記抵抗体カバーと前記抵抗体とが保持されているため、当該部分は通電による発熱を抑制でき、前記抵抗体カバーへの熱影響を低減できる。
この発明の実施の形態1を示す図で、短絡スイッチの一例を端子カバー側から見た図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、短絡スイッチの一例の側面図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、図1のA―A線に沿った抵抗体アセンブリの一例の要部縦断面図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、図1のB―B線に沿った抵抗体アセンブリの一例の要部縦断面図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、図2のC―C線に沿った抵抗体アセンブリの一例の要部横断面図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、エンジン始動装置の回路図の一例を示す接続図である。
実施の形態1.
以下この発明の実施の形態1を図1〜図6により説明する。
図1は、この発明の実施の形態1による短絡スイッチを端子カバー側から見た図、図2は、この発明の実施の形態1による短絡スイッチの側面図、図3は、図1のA―A線に沿った抵抗体アセンブリの要部縦断面図、図4は、図1のB―B線に沿った抵抗体アセンブリの要部縦断面図、図5は、図2のC―C線に沿った抵抗体アセンブリの要部横断面図、図6は、この発明の実施の形態1によるエンジン始動装置の回路図である。
図6において、エンジン始動装置1は、エンジン(図示せず)を始動するスタータモータ2と、このスタータモータ2に電力を供給する電源であるバッテリ3と、スタータモータ2を始動させるバッテリ3に接続された始動スイッチ4と、スタータ用電磁スイッチ5と、このスタータ用電磁スイッチ5の接点端子5g、5hを介してスタータモータ2に接続される固定接点5e、5fと、この固定接点5e、5fに直列に接続される電流抑制抵抗体アセンブリ60と、この抵抗体アセンブリ60をエンジン始動要求が発生したときに
短絡可能に設けられた短絡スイッチ7と、この短絡スイッチ7の駆動コイル7bに通電させるために始動指令を送る制御回路8等により構成されている。
スタータ用電磁スイッチ5は、スタータモータ2とバッテリ3との間に直列に接続された固定接点5e、5fと、可動接点5iを駆動するための駆動コイル5bと、可動接点5iを固定接点5e、5fに接触した位置に保持する保持コイル5cと、可動接点5iに固定されたプランジャ5dとを備えている。プランジャ5dは可動接点5iの閉成方向の動作に伴う移動動作により、スタータモータ2の出力軸をエンジン(図示省略)側に連結機構(図示省略)を介して連結する機能を有するものである。保持コイル5Cは、始動スイッチ4と接地端子GNDとの間に接続されている。
短絡スイッチ7は、図6に示す様にスタータ用電磁スイッチ5のスイッチ部5aとスタータモータ2との間が電気的及び機械的に接続されるような電流リード線等のスイッチ間電気的機械的接続導体11により接続された電磁スイッチ7aと、この電磁スイッチ7aの可動接点7iを駆動するための駆動コイル7bと、電磁スイッチ7aの可動接点7iに固定されたプランジャ7dと、電磁スイッチ7aの端子7g、7hを介してスタータモータ2に接続される固定接点7e、7fと、接点端子7g、7h間に接続されて電磁スイッチ7aと並列に接続された電圧降下抑制手段である抵抗体アセンブリ60とを備える。短絡スイッチ駆動コイル7bは、制御回路8とGND(接地電位部)との間に接続されている。
短絡スイッチ7の外筐Aは、結合ボルト7Dにより互いに着脱可能に接合された第1の外筐7Bと第2の外筐7Cとで構成される。
第1の外筐7B内には、可動接点7iと、固定接点7e、7fと、接点端子7g、7hの内端部とが内蔵されている。接点端子7g、7hの各々の前記内端部と反対側の端部である外端部は、何れも第1の外筐7Bの、第2の外筐7Cとは反対の側に露出して、互いに離間して平行をなして延在し、各々の前記露出した端部は雄ねじ7gms、7hmsが形成され、当該雄ねじ7gms、7hmsにはナット7gfms、7hfmsが螺合されている。接点端子7g、7hは、結合ボルト7Dからも離間している。
第2の外筐7C内には、駆動コイル7bと、プランジャ7dとが内蔵されている。
電圧降下抑制手段である抵抗体アセンブリ60は、図1及び図2に示す様に、第1の外筐7Bの、第2の外筐7Cとは反対の側の外側に配設され、構成部品である抵抗体6がその一端を接点端子7gの前記外端部に、他端を接点端子7hの前記外端部に締結部材(実施例1ではナット7gfms、7hfms)により締結されており、抵抗体6はその非締結部分において締結に用いる冶具等が干渉しない程度のクリアランスを接点端子7g、7hの各前記外端部との間に設けて、抵抗体カバー61、62により囲われる空間に配設されている。
抵抗体6は、接点端子7gに締結された一端6aと、接点端子7hに締結された他端6bとを結ぶ長手方向の通電領域6cにおいて、接点端子7g及び7hの双方から最も離れた箇所604(通電領域6cの中央部)にて抵抗体6の断面積が最小となるように狭小部6dが構成されている。本実施例では、抵抗体6の図示点線領域断面601の断面を最大とし、図示点線領域602、603と徐々に断面積を小さくし、断面前記箇所604(通電領域6cの中央部)にて断面積が最小となるように、計4段階で断面積を変化させている。換言すれば、前記一端6aから前記箇所604(通電領域6cの中央部)(狭小部6d)に至る間において段階的に抵抗体6の断面積を小さくしてある。同様に、前記他端6bから前記箇所604(通電領域6cの中央部)(狭小部6d)に至る間において段階的に抵抗体6の断面積を小さくしてある。
さらに、抵抗体6はカバー61、62が熱軟化温度に達する前に前記箇所604にて溶断するように設定されている。
なお、抵抗体6の一端6aに穿設された端子挿通孔6a1が接点端子7gに、抵抗体6の他端6bに穿設された端子挿通孔6b1が接点端子7hに、それぞれ嵌め込まれ、ナット7gfms、7hfms(図1、2参照)により締結されることにより、抵抗体6は接点端子7g、7h間に、短絡スイッチ7の外筐Aの外側で接続される。
対をなす抵抗体カバー61、62は、図3乃至図4に示す様に、抵抗体6を挟持し締結部材63(例えば、リベット材)により締結される。抵抗体6における当該締結部材63による締結部分は、接点端子7gに締結された一端と、接点端子7hに締結された他端を結ぶ長手方向において、その長手と分岐された箇所611に構成されており、当該部分611は、抵抗体6に通電が成された際に非通電経路となるように構成されている。
さらに、抵抗カバー61、62は、各々が噛合するように配設されていることでラビリンス構造を構成している(本実施例では、カバー61が外側になるように配設されている)。
また、抵抗体カバー61、62は、樹脂等の絶縁材料により構成されている。
次に、この発明の実施の形態1によるエンジン始動装置の動作について図6に従い説明する。
先ず、エンジン始動の第1ステップとして、エンジン始動要求により始動スイッチ4が閉路されると、バッテリ3から始動スイッチ4を経由してスタータ用電磁スイッチ5の駆動コイル5b、さらに抵抗体6を介して、スタータモータ2に電流が供給され始める。
続いて第2ステップとして、駆動コイル5bに通電されたことにより、スタータ用電磁スイッチ5のプランジャ5dが駆動され、可動接点5iが固定接点5e,5f側に移動して当接しスタータ用電磁スイッチ5が閉路される。ここで保持コイル5cは始動スイッチ4を介してバッテリ3に接続されており、始動スイッチ4の閉路によって通電されることにより、スタータ用電磁スイッチ5の閉路が維持される。
これにより、スタータモータ2に回転トルクを発生させ、プランジャ5dの前記駆動に伴って噛合わされたピニオンギヤがエンジンのクランクシャフトに設けられたリングギヤ側へ移動を開始させる(図示省略)。スタータ用電磁スイッチ5が閉路されると、駆動コイル5bを流れる電流がほぼ消滅し、バッテリ3から閉路されたスタータ用電磁スイッチ5の固定接点5e,5f間、及び抵抗体6を流れる電流となる。これにより、モータ2に通電される電流値はバッテリ3の全電圧時の電流値より抑制される。
続いて、第3ステップとして、始動スイッチ4が閉路され、スタータ用電磁スイッチ5へ通電が開始された時点から制御回路8内の遅延回路が動作し、所定の遅延時間の経過後にその接点8aを閉じる。その結果、短絡スイッチ7の駆動コイル7bに通電され、抵抗体6に並列接続されている電磁スイッチ7aが閉路される。この電磁スイッチ7aの閉路により抵抗体6が短絡される。これにより、バッテリ3の全電圧がスタータモータ2へ印加され、通常のスタータ電流が供給されることとなり、スタータモータ4の回転力をエンジンクランク軸へ伝え、エンジンの始動を開始させる。
本実施例のエンジン始動装置1は、スタータ用電磁スイッチ5の接点が閉じた後、抵抗体6により抑制された電流がスタータモータ2に通電されるため、スタータモータ2の起動時の突入電流を抑制することができるので、電気機器等が瞬断を引き起こすことを防止することができる。
抵抗体6は、短絡スイッチ7の外筐7Aの内部ではなく外部に配置されているので、抵抗体6への通電時に発生する熱が、短絡スイッチ7の外筐7Aの内部に配置している固定接点7e、7f、可動接点7iに直接影響を及ぼすことがない。さらに発熱が一旦外気に晒されることで冷却され、その後接点端子に熱伝導するため間接的にも熱影響を少なくすることができる。
さらに、前記抵抗体の発熱部が絶縁材料で形成された1または2以上の抵抗体カバーで覆われているため、短絡スイッチ外部の他部品への熱影響も少なくすることができる。
また、前記抵抗体カバーは前記短絡スイッチの外筐と別体で且つ前記短絡スイッチの外筐の外部に配設されているため、抵抗体の周辺環境や車両の使用環境によって、十分な絶縁が必要な場合には、前記短絡スイッチの外筐は共用し、前記抵抗体カバーのみの変更で対応することができる。
抵抗体6に抵抗体カバー61、62が保持されている箇所611は、図5に示す様に、通電経路とならない非通電部である。そのため、当該部分は通電による発熱を抑制でき、締結部材63及び抵抗体カバー61、62への熱影響を低減できる。
抵抗体カバー61、62は、抵抗体6を挟持し締結部材63により締結されているため、必要な締結力を得るために溶接やロウ付け等を行わなくてもよく、抵抗体カバー61、62への熱影響を防止することができる。
また、抵抗体6は抵抗体カバー61、62により囲われる空間621(断熱層)に配設されている。この空間621は空気層が充填されているため、抵抗体6への通電時に発熱した場合、カバー61、62が熱影響を受けることを抑制することができる。
さらに、抵抗体6はその通電経路のうち、短絡スイッチ7の接点端子7g、7hから最も遠い箇所604の断面積が最小となるように構成されている。これにより、抵抗体6への通電時の発熱が、接点端子7g、7hへ及ぼす影響を抑制することができる。
抵抗体6はカバー61、62が熱軟化温度に達する前に、前記断面積が最小の箇所604にて溶断するように設定されているため、カバー61、62が熱的損傷を受ける前に抵抗体6が溶断する。このため、カバー61、62の肉厚を必要最小限に留めることでカバーの大きさをコンパクトにすることができる。
抵抗カバー61、62は、各々が噛合して固定されラビリンス構造を構成している。これにより、カバー61、62内部に空隙gからの水分等の進入を防止でき、進入した場合においても排出できることで抵抗体6の腐食を防止し、耐久性を向上できる。
なお、この発明の短絡スイッチ7は上記においてノーマルオープン型(常開接点)での動作説明としているが、ノーマルクローズ型(常閉接点)でも同様の効果を得ることができる。
この場合は、エンジン始動要求によりスタータ用電磁スイッチ5が閉路される前に、制御回路8からの通電指令を受けた短絡スイッチ7の電磁スイッチ7aがまず開路しておくことで、エンジン始動時の突入電流は抵抗体6で抑制される。以後の動作は上記のノーマルオープン型(常開接点)の場合と同様に、始動スイッチ4が閉路され、スタータ用電磁スイッチ5へ通電が開始された時点から所定の遅延時間の経過後に短絡スイッチ7の電磁スイッチ部7aの閉路により抵抗体6が短絡される。また、アイドリングストップ後のエンジン再始動時には、制御回路8からの始動指令を受けたスタータ用電磁スイッチ5と短絡スイッチ7が、上記のような動作を行う。
また、本実施の形態1においては、短絡スイッチ7はスタータ用電磁スイッチ5とスタータモータ2との間に接続されるとしているが、短絡スイッチ7をバッテリ3とスタータ用電磁スイッチ5との間に接続しても、同様の効果が得られる。
さらには、実施の形態1においては、短絡スイッチ7の開閉を制御する制御回路8は短絡スイッチ7の外部で構成しているが、短絡スイッチ7に内蔵可能な制御回路等によっても同様の効果が得られる。
以上述べたように、この発明の実施の形態1によるエンジン始動装置によれば、先ず電源であるバッテリ3とスタータモータ2との間に設置された抵抗体6に通電して、低電流でスタータモータ2の始動を開始し、所定の遅延時間経過後に短絡スイッチ7にて電流抑制抵抗6を短絡させることにより、エンジンの始動開始時の電源の電圧低下が抑制され、バッテリ端子電圧の低下に起因する「瞬断」の発生を防止することができる。
また、抵抗体の発生する熱が短絡スイッチ7の接点端子に与える影響を少なくすることができ、必要以上に大型化することのない短絡スイッチを備えたエンジン始動装置を提供する。
図1〜図6の各図中、同一符合は同一部分を示す。
1 エンジン始動装置、
2 スタータモータ、
3 バッテリ、
4 始動スイッチ、
5 スタータ用電磁スイッチ、
6 抵抗体、
61 抵抗体カバー、
62 抵抗体カバー、
63 締結部材、
611 非通電部、
621 断熱層、
7 短絡スイッチ、
7A 短絡スイッチの外筐、
8 制御回路。

Claims (14)

  1. 電源から電力供給を受けエンジンを始動させるスタータモータ、このスタータモータと前記電源との間に直列接続されたスタータ用電磁スイッチ、およびこのスタータ用電磁スイッチに直列接続された抵抗体を短絡するスイッチ部を有する短絡スイッチを備えたエンジン始動装置であって、
    前記抵抗体が前記短絡スイッチの外筐の外側に配設され、
    前記抵抗体の発熱部が絶縁材料で形成された1または2以上の抵抗体カバーで覆われており、
    前記抵抗体カバーは前記短絡スイッチの外筐と別体で且つ前記短絡スイッチの外筐の外部に配設され、
    前記抵抗体に通電された時に、前記抵抗体カバーの内部に配設されている前記抵抗体の非通電部において前記抵抗体カバーと前記抵抗体とが保持されている
    ことを特徴とするエンジン始動装置。
  2. 前記抵抗体と前記抵抗体カバーとが、締結部材により保持されていることを特徴とする請求項に記載のエンジン始動装置。
  3. 前記抵抗体に通電された時は、前記抵抗体カバーが熱軟化温度に達する前に前記抵抗体が溶断するように設定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジン始動装置。
  4. 前記抵抗体が、前記短絡スイッチの接点端子に接続された一端と、他の接点端子に接続された他端とから最も離れた箇所で、断面積が最小となるように設定されていることを特徴とする請求項1〜請求項の何れか一に記載のエンジン始動装置。
  5. 前記抵抗体が、前記抵抗体カバーに断熱層を介して配設されていることを特徴とする請求項1〜請求項の何れか一に記載のエンジン始動装置。
  6. 前記断熱層が空気層であることを特徴とする請求項に記載のエンジン始動装置。
  7. 2以上の前記抵抗体カバーが、各々ラビリンス構造を有するように配設されていることを特徴とする請求項に記載のエンジン始動装置。
  8. 電源から電力供給を受けエンジンを始動させるスタータモータと前記電源との間に直列接続されたスタータ用電磁スイッチに直列接続された抵抗体を短絡するスイッチ部を有するエンジン始動装置の短絡スイッチであって、
    前記抵抗体が前記短絡スイッチの外筐の外側に配設され、
    前記抵抗体の発熱部が絶縁材料で形成された1または2以上の抵抗体カバーで覆われており、
    前記抵抗体カバーは前記短絡スイッチの外筐と別体で且つ前記短絡スイッチの外筐の外部に配設され、
    前記抵抗体に通電された時に、前記抵抗体カバーの内部に配設されている前記抵抗体の非通電部において前記抵抗体カバーと前記抵抗体とが保持されている
    ことを特徴とするエンジン始動装置の短絡スイッチ。
  9. 前記抵抗体と前記抵抗体カバーとが、締結部材により保持されていることを特徴とする請求項に記載のエンジン始動装置の短絡スイッチ。
  10. 前記抵抗体に通電された時は、前記抵抗体カバーが熱軟化温度に達する前に前記抵抗体が溶断するように設定されていることを特徴とする請求項8または請求項9に記載のエンジン始動装置の短絡スイッチ。
  11. 前記抵抗体が、前記短絡スイッチの接点端子に接続された一端と、他の接点端子に接続された他端とから最も離れた箇所で、断面積が最小となるように設定されていることを特徴とする請求項〜請求項10の何れか一に記載のエンジン始動装置の短絡スイッチ。
  12. 前記抵抗体が、前記抵抗体カバーに断熱層を介して配設されていることを特徴とする請求項〜請求項11の何れか一に記載のエンジン始動装置の短絡スイッチ。
  13. 前記断熱層が空気層であることを特徴とする請求項12に記載のエンジン始動装置の短絡スイッチ。
  14. 2以上の前記抵抗体カバーが、各々ラビリンス構造を有するように配設されていることを特徴とする請求項13に記載のエンジン始動装置の短絡スイッチ。
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