JP5015770B2 - 回路の、または回路に関連する改善 - Google Patents

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Description

本発明は、一般に無線周波数(RF)受信器に使用されるミキサに関する。詳細には、本発明は、高偶数次インタセプトポイントをもつ二重平衡ミキサに関する。
ミキサは、RF搬送波または中間周波数(IF)を中心にした変調信号を、ベースバンド(BB)信号と呼ばれるDCを中心にした信号へと周波数の変換をするための、無線周波数(RF)受信器に不可欠の構成要素である。本明細書の残りの部分で、RF周波数またはRF信号に言及したところは、その入力がIF周波数の信号であるミキサにも同様に当てはまる。周波数変換を実際に行う要素は転極器(ミキサコア)であり、RF電流を負荷インピーダンスの両側に交互に向かわせる。この負荷の両端の差動電圧は数学的に、RF電流に差動負荷インピーダンスと、1および−1からなる交番シーケンスを乗じたものに等しい。前記シーケンスは、理想的な平衡構成では50%のデューティサイクルを有するはずの効果的な転極機能である。RF入力は電圧である場合が多いので、前記RF電圧を電流に変換するために主としてトランジスタが転極器の前に使用される。図1に示すような、電圧−電流(V−I)変換(トランスコンダクタ)を行うトランジスタ、転極器、および負荷インピーダンスの組合せは、一般にアクティブミキサと呼ばれる。図1aに示すような、1つの対2の差動または平衡スイッチングトランジスタが後に続く単一トランジスタのトランスコンダクタ1は、単一平衡ミキサと呼ばれる。図1bに示すような、2つの対4、5の平衡スイッチングトランジスタが後に続く差動または平衡トランスコンダクタ3は、二重平衡ミキサと呼ばれる。能動デバイスを用いて構成されるので、トランスコンダクタ1、3の両方および転極器2、4、5が、偶数次と奇数次の非線形信号伝送特性を有することがある。
多くの応用例において無線周波数の、ブロッキング信号と呼ばれる大きな妨害信号が希望入力信号と一緒にミキサの入力部に存在する。希望信号とブロッキング信号の間には通常かなり大きな周波数隔離があるが、ミキサの前の受動RFフィルタは、限られた程度しかブロッキング信号を減衰できない。ミキサ入力部に達する残留ブロッキング信号は、復調器の偶数次の非線形性によってベースバンドに変換されることがある。この現象は、非希望BB信号の平均電力を表すDC成分に加えて、ブロッキング信号に存在するどんな振幅変調もベースバンドの変動信号に変換されることになるので、大ざっぱに包絡線検波と呼ばれる。したがって、一般にRF受信器の、特にミキサの偶数次非線形性は、ゼロIF(直接変換)および低IFの受信器構成において十分な増幅の前に希望信号がベースバンドに直接周波数シフトされるので、前記希望信号の検出に不利な影響を及ぼす。2次歪みに関する直線性を示すための一般に使用される性能指数は、2次インタセプトポイントまたはIP2として知られている。より高い偶数次歪みは同様に、4次の場合のIP4、6次の場合のIP6などのインタセプトポイントによって示される。低IF変換構成または直接変換構成は、高い偶数次インタセプトポイントをもつミキサを必要とする。
完全差動すなわち平衡ミキサの実施では、偶数次非線形性によって包絡線検波されるブロッキング信号は、希望信号が影響を受けないままでその差動出力がゼロになるように、正負出力ノードの両方で理想的には等しくなるべきである。しかし、ミキサの正負の信号経路の実際的な実施での不可避的な不整合が、包絡線検波されたブロッキング信号の不完全な相殺となる。したがって、良好に整合された差動回路はまた、高いIP2を有するとも考えられる。高周波動作を実現するためにRFデバイスが小さくなる傾向があるので、それらデバイス間の整合精度は限定される。完全に集積化されたミキサによって実現可能な典型的なIP2は40〜50dBmであり、携帯電話の送信器信号がその送受切換え器を介して電話自体の受信器に漏洩しブロッキング信号として作用するWCDMAなど先端的な用途に対して十分ではない。低雑音増幅器(LNA)の後に高価なSAWフィルタがなければ、受信器のミキサは、直接変換構成で75dBm程度のIP2を必要とする。このような要件は、最先端技術よりも1000倍高い。
次に、下記の文献を参照する。
(1)K.Kivekas、A.Parssinen、およびK.Halonenの「トランスコンダクタンスミキサのIIP2およびDCオフセットの特徴付け(Characterization of IIP2 and DC-Offsets in Transconductance Mixers)」、IEEE Trans. Circuits and Systems、Vol.48、No.11、ページ1028〜1038、2001年11月
(2)D.Manstretta他の「CMOSダウンコンバータの2次相互変調メカニズム(Second-Order IntermodulationMechanisms in CMOS Downconverters)」、IEEE J.Solid−State Circuits、Vol.38、No.3、ページ394〜406、2003年3月
(3)Jussi Ryynanen他の「GSM900、DCS 1800、PCS 1900、およびWCDMA用の単一チップ多重モード受信器(A Single-Chip Multimode Receiver for GSM900, DCS 1800, PCS 1900 and WCDMA)」、IEEE J.Solid−State Circuits、Vol.38、No.4、ページ594〜602、2003年4月
参照文献(1)および(2)ともミキサの非線形性の多くの原因を特定しており、これらは、どんな方法でも全体的なIP2を顕著に改善するなら、すべて適正に対処されなければならないものである。包絡線検波に対する回路不整合の影響を認めて、参照文献(3)は、IP2を改善する方法として電源起動中にミキサ出力部で負荷インピーダンスを微調整することを提案している。米国特許第6393260号公報は、反復測定に基づく経験的なバイアス調整によってミキサ平衡を改善する微調整方法を開示している。しかし、二重平衡ミキサの場合には、対をなすトランスコンダクタの各トランジスタ、およびそれぞれの対をなす各スイッチングトランジスタを別々に調整しなければ、完全な平衡は一般に可能ではない。ミキサの通常動作の外側で実施されるので、この方法はまた、メモリ素子と、A/DおよびD/Aコンバータと、大幅な間接費を上乗せするものの好ましくはRF試験信号源を必要ともする。RF試験信号の要件によって、この方法は主として生産時試験だけに適するものとなり、また、その最終設定を記憶するために必要な不揮発性メモリは、特別な集積技術を必要とする。
上記に照らして、本発明の目的は、必ずしもミキサの通常動作を中断することなく、また特別なRF試験信号も必要のない、二重平衡ミキサの偶数次のインタセプトポイントを顕著に改善する方法および回路構成を提供することである。
一態様での本発明は、すべてのDCまたは低周波の差動信号が転極器(commutating switches)に達しないようにすることができる場合には、包絡線検波が、転極器だけの非線形性によってもたらされるものに限定されるという認識に基づく。
一方、転極器の前記非線形性によって包絡線検波されるコモンモードの低周波信号は、ミキサが平衡していない場合でも効果的に除去することができる。その不可欠な要件は、二重平衡ミキサの2つのスイッチングトランジスタ対によって実現される効果的な転極機能が相補的なデューティサイクルを有するように、ミキサが駆動されることである。
本発明の一態様によれば、負フィードバック制御と共にフィルタを使用して、高周波ブロッキング信号に作用する非線形性の結果として発生するどんなDCまたは低周波信号も転極器に達しないようにされる(あるいは少なくとも著しく減衰される)、回路構成が提供される。
本発明の別の態様によれば、前記2つの(または2つより多い)スイッチングトランジスタ対が、個々に可変のデューティサイクルまたはスレッショルドをもつ2つの(または2つより多い)別々のスイッチング信号によって駆動され、その結果、前記各トランジスタ対が様々な不均衡状態を有する場合でも前記転極機能が互いに相補的になる回路構成が提供される。(これは、スレッショルド調整の場合には、スイッチ信号をトランジスタ対に加える前に調整を行うか,または調整信号をトランジスタの基板接続点に加えることによって,直接トランジスタにスレッショルドの調整信号を加えて調整を行う。後者の場合、スレッショルドに対する調整が直接トランジスタに与えられ、スイッチング信号に対する調整が元の場所だけで行われるので、スイッチング信号の一部である単一共通局部発振器信号がトランジスタの制御端子(例えばゲート)に供給される。)
好ましくは、前記フィルタリング方法は、包絡線検波されたすべてのブロッキング信号がミキサ出力部に達しないようにするために、相補的なデューティサイクルの前記転極機能と組み合わされる。
特に、本発明によれば、添付の特許請求の範囲に定義される二重平衡ミキサ回路が提供される。
本発明の利点は、高価なSAWフィルタを使用せずにブロッキング信号に対処できることである。より具体的には、提供される回路はすべて、集積回路技術を使用して好ましくは単一の集積回路内に作製することができる。
本発明は、とりわけ携帯電話に有用であり、あるいは例えば無線移動データ接続性のある携帯情報端末や同様に使用可能なラップトップコンピュータなど他のどんな種類の移動端末装置にも有用である。ラップトップコンピュータでは、無線接続が例えばPCカードで実現され、これは例えばGPRSを使用してデータを送ることができる。
次に、本発明の好ましい実施形態について、添付の図面を参照して例によってのみ、より詳細に説明する。
好ましい実施形態では、図2に示すように、本発明によるミキサ回路は、トランスコンダクタA、2ポート受動回路網B、電流ホロワC、ミキサコアD、トランスインピーダンス段E、ローパスフィルタF、およびデューティサイクル制御ブロックGを含む。要約すれば、ミキサ回路は以下のように動作する。
全ミキサ回路10はその境界に、第1の全体入力ポートRF、第2の全体入力ポートLO、および全体出力ポートBBを有する。入力ポートRFは、情報を搬送し周波数シフトされるべき無線周波数信号を受信し、もちろんまた、存在するどんなブロッキング信号も受信する。入力ポートLOは、局部発振器信号を受信する。出力ポートBBは、周波数シフトされた出力信号を供給する。
入力ポートRFは、トランスコンダクタAの入力部によって提供される。トランスコンダクタAは、受信したRF信号を差動RF電流に変換して出力する。この差動RF電流は、電流伝送特性がハイパスまたはバンドパスである受動回路網Bの入力ポートに入り、その結果、受動回路網Bの出力ポートに達する電流には基本的にDC成分または低周波成分がなくなる。(しかし、この簡単なフィルタはほとんどの場合、依然としてブロッキング信号を通過させ、これがブロッキング信号を除去するために従来技術のデバイスが多くの場合にSAWフィルタを使用する理由である。)
受動回路網Bの出力ポートは、電流ホロワCの入力ポートに接続される。電流ホロワCは、能動デバイスを含み、またフィードバック増幅器によってもたらされるフィードバック制御を有して、特に低周波およびDCでの非常に低い入力インピーダンス、および非常に高い出力インピーダンスを実現する。インピーダンス変換を実現することに加えて、電流ホロワCはまた、バイアス電圧のレベル変換という有用な機能を果たすこともあり、低い電源電圧の下でのミキサの動作を容易にする。フィードバック増幅器のいかなる非線形性によっても出力電流に(ブロッキング信号の包絡線検波による)低周波歪みを生じさせないようにするために、フィードバック増幅器の負入力は、各差動分岐のローパスフィルタ(図5aのC2)によって前記電流ホロワCの入力からRF周波数において分離される。任意選択で、2つの差動分岐の前記各ローパスフィルタの出力は、低オフセットの積分器によって感知することができ、この積分器の差動出力が、電流ホロワCの入力での電圧オフセットを低減させるように、フィードバック増幅器の正入力にフィードバックされる。
電流ホロワCの出力は、ミキサコアDのRFポートに供給される。ミキサコアDはまた、同期LO信号またはスレッショルド調整制御どちらかを受けるための、実施形態では最大3つの個別入力ポートを含むことができるLO入力ポートも有する。
ミキサコアの出力電流は、トランスインピーダンス増幅器Eの入力端子に供給される。トランスインピーダンス増幅器Eの出力電圧はまた、二重平衡ミキサ10の全体出力BBでもある。全体出力BBは、ローパスフィルタ/積分器Fの入力端子に供給される。
ローパスフィルタFの出力は、デューティサイクル制御ブロックGの2つの入力のうち第1の入力となる。デューティサイクル制御ブロックGの第2の入力は、ミキサ10の全体入力ポートLOからである。デューティサイクル制御ブロックGは1つの出力ポートを有し、このポートは、ミキサコアDが必要とする同期LO出力、およびスレッショルド制御信号を供給するために(実施形態では)最大3つの個別出力ポートを有して、上記の相補的なデューティサイクルの効果的な転極機能を実現することができる。
次に、個々のブロックA〜Gの詳細は以下のとおりである。図10の全体の詳細な回路図を参照されることも有用であろう。この回路図は、以下で説明する可能な回路のうちのいくつかを含むにすぎない。本明細書の最後の注釈に、どの特定の回路が使用されかを記す。
図3は、本発明のトランスコンダクタAとして使用されてよい、周知のトランスコンダクタ回路の3つの例を示す。それぞれは主に、電圧から電流への変換を行う1対のトランジスタからなり、好ましくは例えばNMOSトランジスタからなる。RF入力端子100、100’の入力を見ながらインピーダンス整合を実現する必要に応じて、この対のトランジスタは、図3aおよび図3bのように共通ソース構成の形で、あるいは図3cのように共通ゲート構成の形で配置することができる。すべての場合で、差動RF入力電圧が端子100と100’の間に加えられ、差動出力電流が端子200と200’の間にもたらされる。(各図で、110またはGNDはグランドを指し、140またはVDDは正の電源を指す。)各例は、ソース負帰還のないNMOSトランジスタを用いて示されているが、PMOSトランジスタ、ならびにNPN型およびPNP型どちらのバイポーラトランジスタも同様に使用できることが当業者には明らかなはずである。ソース負帰還、あるいはエミッタ負帰還がまた、トランスコンダクタを線形化するのに、またはインピーダンス整合に使用されてよい。
図4aは、受動回路網である電流フィルタBの差動分岐の1つの構成図である。このような回路の1つが出力端子300と入力端子200の間に接続され(図2参照)、対になったもう1つの回路が、出力端子300’と入力端子200’の間に接続される。前記電流フィルタは、ハイパス(HP)またはバンドパス(BP)のインピーダンスB1、ハイパスまたはバンドパスのアドミタンスB2、およびバイアスインピーダンスB3を含む。B1は、トランスコンダクタAのDC電流のバイアス経路を提供するが、RF周波数では高インピーダンスである。したがって、RF入力端子100、100’の入力に応じてトランスコンダクタAの非線形性によって発生された低周波電流成分またはDC電流成分は、端子200、200’からACグランドVDD(またはGND)に分流される。図4a、図4b、および図4cでは、トランジスタM11(またはM12)(図3参照)がPMOSの場合、あるいはトランジスタM31(またはM32)(図5参照)がPMOSの場合に、GNDに接続されたB1、またはVDDに接続されたB3それぞれが任意選択で使用される。
一方、HPまたはBPのアドミタンスB2は、RF周波数で高アドミタンス(低インピーダンス)、低周波数で高インピーダンスである。電流フィルタBに続く電流ホロワ回路Cが端子300、300’から見て低入力インピーダンスを有するなら、前記RF信号電流はほとんど、HP/BPアドミタンスB2を通って前記電流ホロワ回路Cに流入する。B2によって行われるDC阻止は、後続の回路機能の動作電圧をトランスコンダクタ出力端子200、200’の電圧とは無関係に設定できるようにし、最新の集積回路の低電圧動作特性に対して望ましい機能である。
端子300、300’を分路するインピーダンスB3は、電源のGND(またはVDD)端子への、電流ホロワCのバイアス回路を提供する。(図5で破線の形で示す)電流源は、その直線性が十分なものにできる場合には、B3の機能に取って代わってもよい。低い電源電圧の下でのバイアス制約がB3の実現可能なインピーダンスを制限することがあるが、そのインピーダンスは、電流ホロワCの前記入力インピーダンスよりもかなり高い必要がある。RF周波数においてB3のインピーダンスとCの入力インピーダンスの比率がこのように高いと、RF信号電流の損失が限定される。DCおよび低周波数においては、その比率が高いと、電流ホロワCの非線形性能動デバイスによって生成されるどんなスプリアス低周波信号も前記インピーダンスB3に逆流しないようになる。
図4bは、電流フィルタBの2つの差動経路のそれぞれの第1の実施形態の概略図である(対になった2つの経路の1つのみを示す)。これは、ハイパスの実施形態であり、すなわち希望RF信号を通過させると共に、より高い周波数の信号もまた通過できるが、後段の回路では、これらのより高い周波数の信号はほとんどないか、あるいは許容できる。この実施形態では、アドミタンスB2はコンデンサC21を含み、インピーダンスB1はインダクタL21を含み、高インピーダンスB3は、直列の抵抗R21とインダクタL22を含む。破線の形のC22、C23、およびC24は、集積回路の実施においてあると考えられる寄生コンデンサを示し、これは、実際上の伝送機能をハイパス特性からバンドパス特性に変えることがあり、設計中に有利に用いることができるものである。コンデンサC22、C23、およびC24はまた、前記バンドパス特性を実現するために意図的に実装されることもある。
図4cは、電流フィルタBの、対になった差動経路のそれぞれの一代替実施形態の概略図である。これはバンドパスの実施形態であり、すなわち希望RF信号周辺の帯域の周波数を通過させる。これは第1の実施形態とは、アドミタンスB2がコンデンサC21とインダクタL23を直列に含む点で異なる。破線で示すC22、C23、およびC24はやはり、集積回路の実施においてあると考えられる寄生コンデンサを示し、これは、実際上の伝送機能を変えることがあり、バンドパス特性を強化するために設計中に有利に用いることができるものである。コンデンサC22、C23、およびC24はまた、意図的に実装されることもある。
図4bおよび図4cのバイアス回路で、抵抗R21とインダクタL22が1つの抵抗だけに置き換えられることもある。
図5aに概念的に示した電流ホロワCの主な機能は、RF電流をミキサコアDに転送することであり、ミキサコアに信号を入力するように接続された入力段として機能する。可能な場合に、低周波スプリアス成分を出力電流に生じさせることなく、好ましくは前記ミキサコアのより好適なバイアス点を可能にする。差動分岐の一方だけを考えると(他方は同様の構成)、M31(ここではNMOSトランジスタ)などの簡単な共通ゲートトランジスタが一般に、トランジスタのトランスコンダクタンスの逆数に等しい低入力インピーダンスと、高い出力抵抗とをもつ電流ホロワとして使用される。(具体的には、そのソースがノード300に接続され、そのドレインがミキサに出力電流を供給する。)前記入力抵抗はかなり低いが、依然として前記共通ゲートトランジスタのソースにRF電圧を発生させ、このトランジスタの非線形V−I特性が、スプリアス低周波電圧成分およびスプリアス低周波電流成分をそれぞれトランジスタのソース端子およびドレイン端子に生成する。(上記のようにブロッキング信号が電流フィルタBによって除去されずに依然として存在することがあり、このブロッキング信号は、M31内または傍らのどちらかで包絡線検波されてスプリアス信号を生成する。)ドレイン電流のこれらの低周波スプリアス成分を除去するために(そうしなければこの望ましくない成分がミキサに入る)、M31のゲート−ソースコンデンサによって分流される電流が差し引かれた、M31のソースに入る電流の全体には、実際上低周波成分があってはならない。このことは、本発明の別の態様によれば、図5に示すように、ノード300上のM31のソース電圧を安定化させるための強力な低周波フィードバック制御 を導入することによって実現される。低周波数においてノード300が実質的に一定に安定化されると、ノード340だけが、ノード300での高周波電圧変動、およびM31の非線形性V−I特性に帰因する残留低周波電圧変動を有する。M31のソースにそのゲート−ソースコンデンサを介して注入される低周波電流は、フィードバック制御がない場合にM31に注入される電流よりも数桁小さいと見ることができる。
フィードバック制御は、フィードバック増幅器C1、およびローパス(またはバンドパス)フィルタC2によって実現される。フィードバック増幅器C1は通常、能動デバイスからなるが、このデバイスは、高周波RF信号がC1の反転入力端子320(図示のように、ローパスフィルタC2を介してノード300に接続されている)に存在する場合には、ずっと大きい低周波スプリアス電圧成分をノード340に生成しやすい。より大きい前記スプリアス低周波信号によりM31にスプリアス電流が流れることを防ぐために、反転入力端子320は、本発明により、ローパスフィルタC2によって電流ホロワ入力端子であるノード300から分離されている。
前記フィードバック制御の下で、ノード300とノード300’の間のオフセット電圧は、2つのフィードバック増幅器C1の間のオフセットの差によって決まる。2つの差動分岐間の整合に及ぼすこのオフセット差の影響を低減させるために、任意選択の積分器C3が設けられ、その正および負の入力端子は、それぞれノード320および330に接続され、その出力端子310および310’は、前記フィードバック増幅器C1の正入力ノードに接続されている。負フィードバックによって、積分器C3は、前記積分器C3の入力参照オフセットに対してノード300とノード300’の間の前記オフセット電圧を調整する。C3が信号経路内に直接入っていないので、C3を非常に小さいオフセットで当業者によって実施することができ、それによってノード300と300’の間のオフセットもまた非常に小さくなる。
図5bは、電流ホロワCの好ましい一実施形態の概略図を示し、ローパスフィルタC2が簡単なRC回路網として実現され、任意選択の積分器C3が能動RC積分回路として実現されている。この能動RC積分器の代わりとなるものは、スイッチキャパシタ(SC)積分器である。任意選択の積分器C3は、図5aおよび図5b両方で破線の形で示されている。任意選択の積分器C3が省略される場合には、非反転入力端子310が固定バイアスに接続されてよい。
実施形態の回路を以下に詳細に説明する。一方の経路(図の左側)で、ローパスフィルタC2は、ノード300とフィードバック増幅器C1の反転入力端子との間に接続された抵抗R31と、GNDと反転入力端子の間に接続されたコンデンサC31とを含む。他方の経路は、同じ値の要素を使用して同様に構成される。
両方の経路が共通の差動増幅器C4を含み、この差動増幅器は反転および非反転入力端子と、反転および非反転出力端子を有する。この反転および非反転入力端子は、それぞれ左側経路および右側経路のフィードバック増幅器C1の反転入力端子320、330に抵抗R33およびR34を介して接続される。フィードバック増幅器C1の非反転入力端子310、310’は、それぞれVDD(またはバイアス電圧)380に抵抗R37およびR36によって接続され、それぞれまた差動増幅器C4の非反転および反転出力端子にも抵抗R39およびR38によって接続される。増幅器C4の反転および非反転入力端子はまた、それぞれ増幅器C4の非反転および反転出力端子にもコンデンサC32およびC31によって接続される。図の左右に同様に接続された構成要素は、やはり同様の値を有する。
図5aおよび図5b両方で、好ましい実施形態は、NMOS電界効果トランジスタを用いて示されている。同様の実施形態がPMOSトランジスタ、あるいはNPN型またはPNP型どちらかのバイポーラ接合トランジスタを用いて実現できることは、当業者には明らかなはずである。
図2に示すブロックA、BおよびCの組み合わされた構成は、全トランスコンダクタンスGmを形成し、これは、上記で説明しように、良好に整合された差動経路を必ずしも有さずに偶数次歪みが実際上ない。
残りのブロックD、E、FおよびGは、ミキサコアDによって実現される効果的な転極機能が、相補的なデューティサイクルを有することができるようにし、それによってスイッチングトランジスタによって発生することがあるどんな低周波スプリアス信号、ならびに前記全トランスコンダクタンスGmから到達するどんな残留スプリアスベースバンド信号も抑制する。加えて、トランスインピーダンスEでのローパスフィルタリングは、全体出力ポートBBの前でブロッキング信号をほぼ除去する。
図6aは、ミキサコアDの好ましい一実施形態を示す。破線で描かれた2対のトランジスタ(M45、M46/M47、M48)は、差動rf入力ポート400、400’、制御ポート700、700’、および出力ポート600、600’を有する標準的なミキサコアD1(従来技術で既知、図1bを比較されたい)を形成する。このトランジスタは以下のように接続される。トランジスタM45およびM46は、そのソースがrf入力ノード400’に接続され、トランジスタM47およびM48は、そのソースがrf入力ノード400に接続される。トランジスタM45およびM48は、そのゲートが制御入力ノード700に接続され、トランジスタM46およびM47は、そのゲートが制御入力ノード700’に接続される。トランジスタM45およびM47は、そのドレインが出力ノード600’に接続され、トランジスタM46およびM48は、そのドレインが出力ノード600に接続される。この標準的なミキサコアは、以下に説明するように、この回路に任意選択で付加されるものである。(電界効果トランジスタを使用するミキサコアを示したが、このミキサコアは、バイポーラトランジスタを使用して構成されてもよい。)
しかし、本発明によれば、2つのスイッチングトランジスタ対M41、M42/M43、M44を含むデューティサイクル制御ミキサコアD2が実現され、このトランジスタ対の各ゲートは、それぞれ入力ポート710、720および730、740から別々に制御することができる。具体的には、その接続は以下のとおりである。トランジスタM41およびM42は、そのソースがrf入力ノード400に接続され、トランジスタM43およびM44は、そのソースがrf入力ノード400’に接続される。トランジスタM41、M42、M43およびM44は、そのゲートがそれぞれ制御入力ノード710、720、730、740に接続される。トランジスタM41およびM43は、そのドレインが出力ノード600に接続され、トランジスタM42およびM44は、そのドレインが出力ノード600’に接続される。
前記ミキサコアDのバイアスおよび適応型制御の回路は、デューティサイクル制御ブロックG内に見出される。従来技術のミキサコアと比べて、710を740から、また720を730から分離する利点は、第1の制御信号がポート710、720に加えられるのと同時に、第2の制御信号をポート740、730に加えることができ、ミキサの通常動作を中断することがなく、また前記第1および第2の制御信号が同じでなくてもよいことである。実際のところ、本発明の目的が前記効果的な転極機能のための相補的なデューティサイクルを実現することであるので、前記第1の制御信号は、前記第2の制御信号と反対の極性であることが好ましい。前記相補的なデューティサイクルはまた、前記制御信号の一方だけが適応化され他方が固定される場合に実現することもできる。その調整を実現する回路を以下に説明する。
実際的な実施では、必要なデューティサイクル調整はかなり小さいので、図6aに示すように、前記デューティサイクル制御ミキサコアD2は、任意選択で従来技術のミキサコアD1と(並列に)組み合わせることができる。デューティサイクル制御感度は、D2内のスイッチトランジスタのサイズをD1内のトランジスタに対して変えることによって調整することができる。しかし、従来技術のタイプのミキサコアD1は、好ましい一実施形態では省略することができる。
図6bは、図6aの回路の代替形態であり、後で説明する。
前記デューティサイクル制御回路ブロックGの第1の好ましい一実施形態が図7aに示されている。局部発振器信号LOは、第1の入力ポート500、500’(すなわち図2の全体局部発振器入力ポート)に加えられ、その2つの端子に加えられる信号は逆位相になっている。デューティサイクル制御信号τ−Cは、第2の入力ポート900、900’に加えられる。第1の出力ポート710、720、および第2の出力ポート740、〜730は、前記ミキサコアDにスイッチング信号を供給し、すなわちこれらの出力端子が、ミキサコア(この例ではコアD2、図6a参照)への同様に番号を付けた入力ポートに接続されている。追加の標準的なミキサD1が含まれている場合、任意選択で追加の(破線の形で示された)構成要素が、そのミキサD1を駆動するのに適した第3の出力ポート700、700’を提供する。
端子500に加えられる信号は、例えばコンデンサC41およびC44によってそれぞれノード710および740に容量結合され、端子500’に加えられる信号は、例えばコンデンサC42およびC43によってそれぞれノード720および730に容量結合される。固定バイアス電圧成分Vbが、ノード550のDC電圧源VBから前記出力ポート710、〜720、740、730および700、700’に抵抗結合によって、すなわちそれぞれ抵抗R41、R42、R44、R43、R49、R40を介して供給される。デューティサイクル制御信号τ−Cは、前記出力ポート710、720および740、730の2つのうちの少なくとも1つで、前記バイアス電圧成分Vbに抵抗結合によって重畳される。すなわち、少なくともノード900が、例えば抵抗R45によってノード710に接続され、ノード900’が、例えば抵抗R46によってノード720に接続される。任意選択で、(例えば抵抗R47およびR48によって)さらにノード900がノード730に抵抗接続され、ノード900’がノード740に抵抗接続される。
任意選択の追加出力ポート700、700’は、局部発振器入力ポート500、500’に(例えばそれぞれコンデンサC45およびC46によって)容量結合される。
図7aの回路は、ミキサコアの動作に以下のように影響を及ぼす。デューティサイクル制御信号τ−Cは、ミキサコアのスイッチングトランジスタに加えられる局部発振器信号LOのDCレベルを調整し、この調整によって、より多くの(または場合によって、より少ない)局部発振器信号がスイッチングトランジスタのスイッチングスレッショルドよりもレベルが上にあるので、各スイッチのデューティサイクルが変わる。
図示の実施形態で、デューティサイクル制御信号τ−Cは差動信号である。例えば、図6aと図7aの回路を組み合わせて考えると、M41は、τ−Cで調整されたLOによって制御され、M42は、τ−Cで調整された逆位相LOによって制御される。このように接続するとデューティサイクルが調整されることになり、具体的には、トランジスタM41およびM42のスイッチング機能の、対応する各エッジが互いに同じ方向に移動3することになり、その結果、(トランジスタ間のどんな不整合にも対処して)調整後のM41とM42はやはり同時に切り替わるようになる。
図7aに示す実施形態では、デューティサイクル制御信号τ−Cはまた、ミキサコアの別のトランジスタ対、すなわちM43およびM44にも加えられる。具体的には、M43は、τ−Cで調整されるLOによって制御され、M44は、τ−Cで調整されるLOによって制御される。M43、M44の対でのその挙動は、M41、M42の対の場合と同じである。
各対を比較すると、その構成は、同じ出力を駆動するように接続された各対から1つの、例えばM41およびM43の2つのスイッチングトランジスタの両方がその局部発振器信号(理想的には互いに逆位相)を、この場合はτ−Cである同じ信号によって調整する場合、これは、その調整信号が高くなれば、これら両方のトランジスタのデューティサイクル(すなわちトランジスタがオンの時間の比率)が高くなり、逆も同様である、ということを意味するものである。上記のように、理想的な状況は、2つのスイッチングトランジスタ対が互いに相補的なデューティサイクルを有するときであり、例えば同じ出力を駆動するトランジスタ、例えばM41およびM43が相補的なデューティサイクルを有するときである。このとき、ブロッキング信号の非線形包絡線検波によって発生される疑似信号は、ミキサコアをその正および負の出力端子600および600’から出る際に等しくなり、相殺される。デューティサイクル調整信号は、以下で詳細に開示されるように、疑似信号の相殺が起こるレベルでフィードバック構成によってもたらされる。このとき、各デューティサイクルは相補的になっているが、一般には、平衡状態のように50%ではないことに留意されたい。
(M42およびM44は、それぞれ相補的にM41およびM43に切り替わり、互いにM41とM43の関係と同じ関係にあり、すなわち、フィードバック構成によって実現される理想的なポイントで、M42とM44も互いに相補的に切り替わる。)
また上記のように、ミキサコアのトランジスタ対の一方だけのデューティサイクルを調整することが可能である。このデューティサイクルは、疑似信号の相殺が起こるまで調整され、この相殺が起こるのはやはり、M41とM43が互いに相補的に切り替わるときになると予測される。図7aの回路の場合には、この構成は、単にτ−Cをノード730および740に接続しないことによって実現される。
前記デューティサイクル制御回路Gの第2の好ましい実施形態が図7bに示されている。この実施形態では、局部発振器信号LOはまず、第1の可変遅延回路要素τ1によって遅延される。τ1の出力とLOは、第2の遅延回路要素τ2によってその出力が遅延される第1のNAND論理回路によって否定論理積される。前記第2の遅延回路要素τ2の出力、および前記第1のNAND論理の出力はさらに、ノード720にその出力が容量結合された第2のNAND論理回路によって否定論理積される。前記第2のNAND論理回路の出力はさらに、ノード710にその出力が容量結合された論理インバータによって反転される。さらに、遅延要素τ1の出力は、ノード730に容量結合される。同じτ1の出力はまた、ノード740にその出力が容量結合された論理インバータによって反転もされる。デューティサイクル制御回路Dの出力ノード710、720、730および740はまた、DCバイアスを供給する固定電圧源VBにもそれぞれ抵抗結合される。遅延要素τ1およびτ2のどちらか、または両方が、前記出力710、720のデューティサイクルをτ1とτ2の差によって制御できるように、デューティサイクル制御入力900〜900’によって制御される可変遅延値を有することができる。(710、720と740、730の間でその役割を交換することによって、前記効果的な転極機能の相補的デューティサイクルを実現するという同じ目的を達成しながら、出力ポート740、730のデューティサイクルを代わりに制御することもできる。)
図7cは、図7bの回路の様々な段階での信号を示す波形図である。図でτ1およびτ2は、それぞれ遅延要素τ1およびτ2によってもたらされる遅延を表す。最初の4本のトレースは、τ1が特定の間隔Δに等しいときに、回路の前の方のノードでの波形を示し、次の3組の各2本のトレースは、τ2>τ1、τ2=τ1、τ2<τ1の3つの場合に回路の後の方のノードで得られた波形を示す。
図7bの回路は、ミキサコアのトランジスタの各対のうちの、上記で説明したように疑似信号を相殺するのに十分な、一方のデューティサイクルだけを調整する。他方の対のデューティサイクルを調整するための同様な論理回路を実現することも可能である。やはりM41のデューティサイクルを増加させたときにM43のデューティサイクルもまた増加し、M41のデューティサイクルを低下させたときにM43のデューティサイクルも低下するはずである。
図7bの好ましい実施形態は、シングルエンド形回路を有する。しかし、その周知のシンボルで図に示された前記論理機能および遅延機能は、RF用途においてしばしば好まれる差動回路の形で容易に実施できることが当業者には明らかであろう。
図7bの回路では、局部発振器信号LOのデューティサイクルは、局部発振器信号LOがミキサに加えられる前に直接調整され、これは、バイアス調整がミキサのトランジスタのスイッチング時間に影響を及ぼす図7aの回路とは異なる。
図7dは、デューティサイクル制御回路Gの第3の実施形態を示し、これは、図7aに示した第1の実施形態の一変形形態である。この変形形態の場合、後で明らかになるように、そのミキサコアは図6bに示すように(すなわちミキサコアD3に)変更される。
第1の実施形態では、デューティサイクル制御回路は、局部発振器信号がミキサコアのトランジスタに加えられる前に、デューティサイクル制御信号τ−C/τ−Cを局部発振器信号LO/LOに重畳する。この第3の実施形態では、局部発振器信号は、一般に前述のようにミキサコアのトランジスタに加えられるが、デューティサイクル制御信号は、ミキサコアのトランジスタの基板接続点に加えられる。
次に図7dおよび図6bを詳細に参照すると、局部発振器信号LO/LOは、それぞれコンデンサC45およびC46によってミキサコアのトランジスタに容量結合され、前述のようにトランジスタM41およびM44のゲートがLOを受け取り、トランジスタM42およびM43のゲートがLOを受け取る。(図7aおよび図6aの回路と比べて、この回路は、局部発振器信号用に半分の数の結合コンデンサを使用することに注意されたい。)これらの対の各ゲートは、それぞれ抵抗R49およびR40でバイアス電圧VC(560)に接続することによってバイアスがかけられる。
デューティサイクル制御信号の出力は、ミキサコアD3のトランジスタの基板接続点につながるが、この接続は、第1の実施形態に使用されるのと類似の受動回路網によって行われる(図7dと図7aを比較されたい)。τ−Cは、固定バイアス電圧VB(550)に直列で接続された抵抗R45とR41を含む電圧分圧器を介してM41の基板接続点につながり、このM41の基板接続点は、これらの抵抗の間のノード710に接続されている。トランジスタM43の基板接続点もまた、ノード710に接続され、同様にτ−Cを供給される。(各抵抗が同様の機能を果たすので、図7dでは、図7aの抵抗に付与したのと同様の参照番号が付与されている。)τ−Cは同様に、やはり固定バイアス電圧VB(550)に直列で接続された抵抗R46およびR42を含む電圧分圧器を介してM42およびM44の基板接続点につながり、このM42およびM44の基板接続点は、これらの抵抗の間のノード720に接続されている。
電圧分圧器は、デューティサイクル制御信号を、ミキサコアのトランジスタの基板接続点に加えられる前にシフトし縮小する。(少なくとも原理的には、シフトおよび縮小が必要とされないようにするために、トランスインピーダンス増幅器E、およびローパスフィルタFによってデューティサイクル制御信号が供給されるように構成することが可能である。この場合には、図7dに示すデューティサイクル制御回路Gの左半分は単に、ミキサコアへの、ローパスフィルタFの出力の正しい経路設定を行うノードになる。同様に、少なくとも原理的には、シフトおよび縮小が必要とされないようにするために、局部発振器によって局部発振器信号が供給されるように構成することが可能である。この場合には、図7dに示すデューティサイクル制御回路Gの右半分は単に、局部発振器の入力ポート500、500’の正しい経路設定を行うノードになる。)
ノード710と720はまた、それぞれコンデンサC41、C42によってもバイアス電圧VBに接続されている。この接続によって、デューティサイクル制御信号のローパスフィルタリングが、基板接続点にその信号が加えられる前に行われる。(もちろんこれらのコンデンサは、図7aで同様に番号を付けたコンデンサのように局部発振器信号に結合しないが、図7aのそれらのコンデンサもまたデューティサイクル制御信号のローパスフィルタリングを行うので、同様な番号付けが用いられた。)
次に図6bを参照する。ミキサコアD3のトランジスタの基板接続点に加えられるデューティサイクル制御信号が変化しながら、そのトランジスタのスレッショルドを調整し、トランジスタの出力(すなわちドレイン電流)がゲート電圧とスレッショルド電圧の差で決まるので、スレッショルド電圧がそのように調整される場合には、その結果はやはり、局部発振器信号がスレッショルド電圧を超えている時間の比率の大小になり、したがってトランジスタのデューティサイクルが調整される。
(図7aのトランジスタは基板接続点を有する。このトランジスタは、好ましくはNMOSトランジスタであるので、その(p型)基板またはバルクの電極は、ソース〜バルクおよびドレイン〜バルクのPN接合に順方向でバイアスをかけないように、グランドに接続される。この接続は回路の機能に影響を及ぼさないので、(従来どおりに)その基板接続点が図から省略されている。最新のCMOS技術では、NMOSトランジスタもPMOSトランジスタもほとんどウェル内で実施されている(NMOSトランジスタの場合はPウェル、PMOSトランジスタの場合はNウェル)。特定のトランジスタの基板は、別個のウェル内にそのトランジスタが形成されている場合には、他のトランジスタの基板から分離することができる。図7d/6bの回路に戻ると、デューティサイクル制御信号がその基板接続点に加えられるそれらのトランジスタは、好ましくは別々のウェルに分離される。)
信号を基板接続点に出力すると、基板〜ソースおよび基板〜ドレインのPN接合を順方向にバイアスする理論上の危険が生じる。この危険は、設計中にデューティサイクル制御信号の大きさを限定することによって、およびバイアス構成に注意することによって(ここでは図7dの受動回路網および電圧VBで実現されている)最小にされる。
したがって、3つのすべての実施形態で、デューティサイクル制御信号と局部発振器信号は、共同してミキサコアトランジスタのスイッチングを制御する。第1および第3の実施形態では、この制御は、デューティサイクル制御信号がトランジスタをスイッチするスレッショルドを調整するように、デューティサイクル制御信号を局部発振器信号に加えることによって行われ、これらの実施形態は、そのデューティサイクル制御信号が局部発振器信号に加えられる場所が異なっている。第2の実施形態では、局部発振器信号のマークスペース比を変えるためにデューティサイクル制御信号が局部発振器信号に加えられる。
図8aは、ミキサコアDからの出力電流を全ミキサ回路10の出力電圧BBへ変換する、トランスインピーダンス増幅器Eの好ましい一実施形態を示す。2つの電流源は、前記ミキサコアDから電源電圧源VDDへのDC電流のバイアス経路を提供する。(この電流源を110(GND)に接続する任意選択は、電流源を電流シンクと取り替えることができることを示す。)トランスインピーダンス増幅器は、演算増幅器と、トランスインピーダンスを決めるフィードバック抵抗R61、R62と、前記フィードバック抵抗と共に帯域外ブロック信号を減衰させるのに必要なローパスフィルタリングを行うフィードバックコンデンサC61、C62とを含む。このブロッキング信号はまた、ミキサによってダウンシフトされており(しかしベースバンドそのものにではない)、その低い周波数においてより容易に希望信号(もちろんベースバンド)からフィルタリングされる。演算増幅器のオフセットの影響を緩和することができるように、任意選択で、チョッパクロック信号で駆動されるスイッチが前記演算増幅器の入力端子の前に、また、同じ増幅器の出力端子の後に付くことがある。
図8bは、トランスインピーダンス段(トランスインピーダンス増幅器)Eのもう1つの好ましい実施形態を示し、トランスインピーダンス入力端子が抵抗R65、R66によって前記ミキサコアDから分離されている。図8aのバイアス電流源は、並列の要素R63、C63、およびR64、C64で置き換えられて、DCバイアス経路を提供することに加え、トランスインピーダンス増幅器の前でブロッキング信号の追加のフィルタリングを行う。前記演算増幅器のオフセットの影響を緩和するように、図8aの前記任意選択のスイッチがやはり、前記演算増幅器の入力端子の前、および出力端子の後に付くことがある。
図9は、希望信号成分も残留ブロッキング信号成分も実質的に除去することによって前記BB出力からDC成分を取り出すように設計された、DC検出回路としての積分器/ローパスフィルタFの好ましい一実施形態を示す。ミキサコアの偶数次非線形性によって生じたスプリアスDC応答およびスプリアス低周波応答の近くの前記DC成分に含まれる情報は、前記スプリアス応答を最小化するために、前記デューティサイクル制御入力端子900、900’によって使用される。この成分が非ゼロである場合には、積分器は、デューティサイクル調整信号のレベルを調整し、それによりミキサコアがより相補的にスイッチするように、またDC成分を低減させるようにミキサコアのデューティサイクルを調整する。
図10は、全体の高IP2ミキサ10の好ましい実施形態を概略図で示す。この実施形態は、図3a、図4b、図5a(これ自体は図5bの回路として実施されるのが好ましく、積分器C3は図10に示されていないが好ましくは含まれる)、図6a(デューティサイクル制御ミキサコアである左側半分のみ)、図7a(破線の構成要素はなし)、図8b、および図9に示された、図2の各ブロックの特定の実施形態を含む。
前記好ましい実施形態は、NMOS電界効果トランジスタを使用して図10に示されているが、同様なミキサの全PMOSトランジスタ実現、全NPNまたはPNPバイポーラ接合トランジスタの使用が本発明から逸脱することなく可能であることが当業者には明らかなはずである。実際は、図10に示すトランジスタに関してNMOS、PMOSおよびバイポーラ接合トランジスタを併用すると、当業者がその自由裁量で技術および電源電圧をよりよく利用できるようになることがある。
好ましい実施形態のいくつかを示し説明してきたが、添付の特許請求の範囲に記載の本発明から逸脱することなく、それに多くの変更および修正を加えることができることを理解されたい。
従来技術の単一平衡ミキサの概略図である。 従来技術の二重平衡ミキサの概略図である。 本発明による二重平衡ミキサの構成図である。 疑似差動共通ソースNMOSで実施の図2に示したトランスコンダクタの概略図である。 共通ソースNMOS差動対で実施の図2に示したトランスコンダクタの概略図である。 共通ゲートNMOSで実施の図2に示したトランスコンダクタの概略図である。 本発明によるハイパス/バンドパス受動回路網の構成図である。 本発明による受動回路網の好ましいハイパスの実施形態の概略図である。 本発明による受動回路網の好ましいバンドパスの実施形態の概略図である。 本発明によるNMOSを用いた電流ホロワの構成図である。 本発明によるローパスフィルタをR−Cで実施し、その積分器を能動−RCで実施したNMOSを用いた電流ホロワの概略図である。 本発明による、NMOSを用いたミキサコアの実施の概略図である。 図6aの回路の代替形態を示す図である。 本発明による、デューティサイクル制御ブロックの第1の好ましい実施形態の概略図である。 本発明による、デューティサイクル制御ブロックの第2の好ましい実施形態の概略図である。 図7bのデューティサイクル制御ブロックの動作を示す波形図である。 本発明による、デューティサイクル制御ブロックの第3の好ましい実施形態の概略図である。 本発明による、周波数選択トランスインピーダンスブロックの第1の好ましい実施形態の概略図である。 本発明による、周波数選択トランスインピーダンスブロックの第2の好ましい実施形態の概略図である。 本発明による、積分器Fの好ましい実施形態の概略図である。 本発明による、二重平衡ミキサ回路構成の好ましい実施形態の概略図である。
符号の説明
10 ミキサ回路
100 RF入力端子
200 トランスコンダクタ出力端子
300 電流ホロワ入力端子
400 差動rf入力ポート
500 局部発振器入力ポート
600 ミキサコア出力ポート
700 制御ポート
900 デューティサイクル制御入力
110 GND
140 VDD
310 非反転入力端子
320 反転入力端子
330 反転入力端子
340 ノード
380 VDD

Claims (51)

  1. 高周波入力ポート、局部発振器入力ポート、出力ポートを有するミキサコアであって、前記ミキサコアが、局部発振器信号に応じて互いに逆位相で切り換わるように接続されたスイッチングトランジスタの第1の対を含み、この対が、前記ミキサコアの前記高周波入力ポートの前記対に共通の第1の端子に存在する高周波信号をスイッチするように接続され、前記ミキサコアがさらに、前記局部発振器信号に応じて互いに逆位相で切り換わるように接続されたスイッチングトランジスタの第2の対を含み、この対が、前記ミキサコアの前記高周波入力ポートの前記対に共通の第2の端子に存在する高周波信号をスイッチするように接続され、前記第1および第2の対それぞれの一方のトランジスタが、前記出力ポートの第1の端子への前記高周波信号を互いに逆位相でスイッチするように接続され、前記第1および第2の対それぞれの他方のトランジスタが、前記出力ポートの第2の端子への前記高周波信号を互いに逆位相でスイッチするように接続される、ミキサコアと、
    前記ミキサコアの出力を受信するように、また前記ミキサコアの出力のDCのレベルに応じてデューティサイクル調整信号を供給するように接続された、DC検出回路と、
    デューティサイクル制御回路であって、局部発振器入力ポートと、前記デューティサイクル調整信号を受信するように接続された入力ポートと、前記デューティサイクル制御回路の前記局部発振器入力ポートで受信された局部発振器信号を前記ミキサコアの前記局部発振器入力ポートに加えるように接続された出力ポートとを有し、前記デューティサイクル制御回路が、前記デューティサイクル調整信号を前記局部発振器信号に加えるように構成されて前記ミキサコアの第1の対のトランジスタのデューティサイクルを前記ミキサコアの第2の対のトランジスタのデューティサイクルに対して変化させる、デューティサイクル制御回路とを含む、
    二重平衡ミキサ。
  2. 前記デューティサイクル制御回路が、前記デューティサイクル調整信号を前記二重平衡ミキサの局部発振器入力ポートで受信された前記局部発振器信号に加えるように接続され、また、その結果として生じた局部発振器信号を前記第1の対のトランジスタに加えるように接続されている、請求項1に記載の二重平衡ミキサ。
  3. 前記デューティサイクル制御回路が、前記第1の対のトランジスタの一方のデューティサイクルを増加させると同時に他方のデューティサイクルを低減させ、また逆も同様にするために、前記デューティサイクル調整信号を前記局部発振器信号に加えるように接続されている、請求項2に記載の二重平衡ミキサ。
  4. 前記デューティサイクル制御回路が、第2の対のトランジスタに加えられる前記局部発振器信号に前記デューティサイクル調整信号を加えるようには接続されていない、請求項2または請求項3に記載の二重平衡ミキサ。
  5. 前記デューティサイクル制御回路が、前記二重平衡ミキサの局部発振器入力ポートで受信された前記局部発振器信号に前記デューティサイクル調整信号を加えるように接続され、また、その結果として生じた局部発振器信号を前記第2の対のトランジスタに加えるように接続されている、請求項2または請求項3に記載の二重平衡ミキサ。
  6. 前記デューティサイクル制御回路が、前記第2の対のトランジスタの一方のデューティサイクルを増加させると同時に他方のデューティサイクルを低減させ、また逆も同様にするために、前記デューティサイクル調整信号を前記局部発振器信号に加えるように接続されている、請求項5に記載の二重平衡ミキサ。
  7. 前記デューティサイクル制御回路が、前記デューティサイクル調整信号を前記局部発振器信号に付加してそのDCレベルを調整するように接続された、請求項1から6のいずれかに記載の二重平衡ミキサ。
  8. 前記デューティサイクル制御回路が、前記局部発振器信号のデューティサイクルをその信号が前記ミキサコアに加えられる前に調整するように接続された、請求項1から6のいずれか一項に記載の二重平衡ミキサ。
  9. 前記デューティサイクル制御回路が、前記第1の対のトランジスタのスレッショルド電圧を調整するために前記デューティサイクル調整信号を前記ミキサコアに加えるように接続されて、それによって前記デューティサイクル調整信号を前記局部発振器信号に加え、前記ミキサコアのトランジスタのデューティサイクルを調整する、請求項1に記載の二重平衡ミキサ。
  10. 前記デューティサイクル制御回路が、前記第1の対のトランジスタの一方のスレッショルド電圧を増加させると同時に他方のスレッショルド電圧を低減させ、また逆も同様にするために、前記デューティサイクル調整信号を前記ミキサコアに加えるように接続されている、請求項9に記載の二重平衡ミキサ。
  11. 前記デューティサイクル制御回路が、前記第2の対のトランジスタのスレッショルドに影響を及ぼさないように接続されている、請求項9または請求項10に記載の二重平衡ミキサ。
  12. 前記デューティサイクル制御回路が、前記第2の対のトランジスタのスレッショルドに影響を及ぼすように接続されている、請求項9または請求項10に記載の二重平衡ミキサ。
  13. 前記デューティサイクル制御回路が、前記第2の対のトランジスタの一方のデューティサイクルを増加させると同時に他方のデューティサイクルを低減させ、また逆も同様にするために、前記デューティサイクル調整信号を加えるように接続されている、請求項12に記載の二重平衡ミキサ。
  14. 前記デューティサイクル制御回路が、前記第2の対のトランジスタの一方のスレッショルド電圧を増加させると同時に他方のスレッショルド電圧を低減させ、また逆も同様にするために、前記デューティサイクル調整信号を前記ミキサコアに加えるように接続されている、請求項13に記載の二重平衡ミキサ。
  15. 前記デューティサイクル制御回路が、前記デューティサイクル調整信号を前記ミキサコアの前記トランジスタの基板接続点に加えるように接続されている、請求項9から14のいずれか一項に記載の二重平衡ミキサ。
  16. 前記デューティサイクル制御回路が、前記ミキサコアの出力ポートの前記第1の出力端子に接続された前記第1の対のトランジスタおよび前記第2の対のトランジスタのデューティサイクルを共に同時に増加させるために、またこれら2つのトランジスタのデューティサイクルを共に別の時間に低減させるために、前記デューティサイクル調整信号を前記局部発振器信号に加えるように接続されている、請求項4に従属する場合または請求項11に従属する場合を除く、請求項1から15のいずれかに記載の二重平衡ミキサ。
  17. 前記DC検出回路が積分器またはローパスフィルタを含む、請求項1から16のいずれかに記載の二重平衡ミキサ。
  18. 前記ミキサコアの出力を前記DC検出回路の入力に転送するために前記ミキサコアの出力ポートに接続されたフィルタを含む請求項1から17に記載の二重平衡ミキサであって、このフィルタが、前記DC検出回路によって通される周波数よりも高い周波数を通過させるが通過させた周波数よりも高い周波数は阻止するように構成されている、二重平衡ミキサ。
  19. 前記フィルタの出力が、前記二重平衡ミキサにベースバンド出力ポートを提供する、請求項18に記載の二重平衡ミキサ。
  20. 前記デューティサイクル制御信号が単一値を表す、請求項1から19のいずれかに記載の二重平衡ミキサ。
  21. 前記デューティサイクル制御信号が差動信号である、請求項20に記載の二重平衡ミキサ。
  22. ミキサコアにスプリアス低周波成分を除去した高周波信号を入力するように接続された入力段を含む請求項1から21のいずれかに記載の二重平衡ミキサであって、前記入力段が、
    高周波信号を受信するための入力端子と、
    前記高周波信号を前記入力端子から前記ミキサコアに転送するように接続されたトランジスタと、
    前記トランジスタの制御入力端子と前記入力端子の間に接続されたフィードバック回路とを含み、
    前記フィードバック回路が、スプリアス低周波信号により前記トランジスタにスプリアス電流が流れるのを防ぐためのフィルタを含む、二重平衡ミキサ。
  23. 前記フィルタがローパスフィルタまたはバンドパスフィルタである、請求項22に記載の二重平衡ミキサ。
  24. 前記フィードバック回路が増幅器を含む、請求項22または23に記載の二重平衡ミキサ。
  25. 前記増幅器の出力端子が前記トランジスタの前記制御入力端子に接続され、前記フィルタが前記入力段の前記入力端子と前記増幅器の入力端子の間に接続されている、請求項24に記載の二重平衡ミキサ。
  26. 前記増幅器が反転入力端子を有し、前記フィルタが前記増幅器のその入力端子に接続されている、請求項25に記載の二重平衡ミキサ。
  27. 前記トランジスタが電界効果トランジスタであり、前記制御入力端子が前記トランジスタのゲートである、請求項22から26のいずれか一項に記載の二重平衡ミキサ。
  28. 前記トランジスタが電界効果トランジスタであり、前記二重平衡ミキサの前記入力端子が前記トランジスタのソースである、請求項22から27のいずれか一項に記載の二重平衡ミキサ。
  29. 前記トランジスタがバイポーラトランジスタであり、前記制御入力端子が前記トランジスタのベースである、請求項22から26のいずれか一項に記載の二重平衡ミキサ。
  30. 前記トランジスタがバイポーラトランジスタであり、前記二重平衡ミキサの前記入力端子が前記トランジスタのエミッタである、請求項22から26のいずれか一項、または請求項29に記載の二重平衡ミキサ。
  31. 電源端子と前記入力段の前記入力端子の間に接続されたバイアス回路を含む、請求項22から30のいずれか一項に記載の二重平衡ミキサ。
  32. 前記バイアス回路が抵抗を含む、請求項31に記載の二重平衡ミキサ。
  33. 前記バイアス回路が、前記抵抗と直列に接続されたインダクタを含む、請求項32に記載の二重平衡ミキサ。
  34. 2つの前記入力段を含む請求項22から33のいずれか一項に記載の二重平衡ミキサであって、前記各入力段が、前記ミキサコアへの対をなす差動入力のそれぞれの入力に信号を転送するように接続されている、二重平衡ミキサ。
  35. 2つの前記入力段を含む前記二重平衡ミキサであって、各入力段の前記フィードバック回路が増幅器を含み、前記二重平衡ミキサが、前記2つの増幅器の入力オフセットに応じるように、かつ前記増幅器にそのオフセットを低減させるための出力を供給するように接続されたオフセット積分器を含む、請求項22または23に記載の二重平衡ミキサ。
  36. 各入力段が前記増幅器を含み、前記二重平衡ミキサが、前記2つの増幅器の入力オフセットに応じるように、かつ前記増幅器にそのオフセットを低減させるための出力を供給するように接続されたオフセット積分器を含む、請求項24から34のいずれか一項に記載の二重平衡ミキサ。
  37. 請求項1から21のいずれか一項、および請求項22から36のいずれか一項に記載の二重平衡ミキサ。
  38. 入力ポートおよび出力ポートを有し、高周波信号が前記ミキサコアの前記または1つの高周波数入力ポートまで通される前にその高周波信号をフィルタリングするように接続された入力フィルタを含む請求項1から37のいずれかに記載の二重平衡ミキサであって、前記入力フィルタが、高周波信号の低周波成分をなくす、二重平衡ミキサ。
  39. 前記入力フィルタがハイパスフィルタである、請求項38に記載の二重平衡ミキサ。
  40. 前記入力フィルタがバンドパスフィルタである、請求項38に記載の二重平衡ミキサ。
  41. 前記入力フィルタが受動回路網である、請求項38から40のいずれか一項に記載の二重平衡ミキサ。
  42. 前記入力フィルタが、その入力ポートと出力ポートの間に接続されたコンデンサを含む、請求項41に記載の二重平衡ミキサ。
  43. 前記入力フィルタがさらに、その入力ポートと出力ポートの間に前記コンデンサと直列に接続されたインダクタを含む、請求項42に記載の二重平衡ミキサ。
  44. 前記入力フィルタが、その入力ポートと電源端子の間に接続されたインダクタを含む、請求項41から43のいずれか一項に記載の二重平衡ミキサ。
  45. 2つの前記入力フィルタを含む請求項38から44のいずれか一項に記載の二重平衡ミキサであって、前記各入力フィルタが、前記ミキサコアへの対をなす差動入力のそれぞれの入力まで信号を通過させるように接続されている、二重平衡ミキサ。
  46. 前記入力フィルタの前記出力ポートが前記入力段の入力端子に接続されている、請求項22から36のいずれか一項に従属する場合の、請求項38から45のいずれか一項に記載の二重平衡ミキサ。
  47. 前記入力フィルタの前記入力ポートに接続された出力端子を有する入力増幅器を含む、請求項38から46のいずれか一項に記載の二重平衡ミキサ。
  48. 前記入力フィルタの前記入力ポートに接続された出力端子を有する前記入力増幅器が、トランスコンダクタ増幅器である、請求項47に記載の二重平衡ミキサ。
  49. 請求項1から48のいずれかに記載の二重平衡ミキサを含む、集積回路。
  50. 請求項1から48のいずれか一項に記載の二重平衡ミキサを含む、または請求項49に記載の集積回路を含む、無線受信器。
  51. 請求項1から48のいずれか一項に記載の二重平衡ミキサを含む、または請求項49に記載の集積回路を含む、または請求項50に記載の無線受信器を含む、移動端末装置。
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