JP5015439B2 - 酸素濃縮器 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば圧力変動吸着法により高濃度の酸素を患者等に供給する酸素濃縮器に関するものである。
近年、喘息、肺気腫症、慢性気管支炎等の呼吸器系疾患に苦しむ患者が増加する傾向にあるが、その最も効果的な治療法の一つとして、酸素吸入療法が知られている。
この酸素吸入療法とは、酸素ガス或いは酸素濃縮気体を患者に供給する方法であり、その供給源としては、従来より酸素ボンベが用いられていた。また、最近では、空気中から酸素濃縮気体を直接分離できる酸素濃縮器が開発されており、使用時の利便性、保守管理の容易さから、次第に普及するようになってきている。
かかる酸素濃縮器としては、例えば酸素選択透過膜を用いた装置や、窒素又は酸素を選択吸着して得られる吸着剤を用いた吸着型酸素濃縮器が知られており、この吸着型酸素濃縮器としては、コンプレッサを用いた圧力変動吸着型酸素濃縮器が使用されている。
前記圧力変動吸着型酸素濃縮器は、原料空気を圧縮して供給するコンプレッサや、空気中の窒素を優先的に吸着して酸素を分離する吸着剤を充填した吸着筒などを備えたものであり、コンプレッサで吸着筒に圧縮空気を導入し加圧状態で窒素を吸着させて酸素濃縮気体を得る吸着工程と、吸着筒の内圧を減少させ窒素を離脱させて吸着剤の再生を行う脱着工程とを交互に行うことにより、連続的に酸素濃縮気体を得ることができる。
更に、近年では、装置の安全性を高めるために、装置の異常を検出した場合には、ブザーや表示装置などにより、装置の異常を患者等に報知する各種の技術が提案されている(特許文献1〜3参照)。
特開2003−275312号 (第4頁、図5) 特開2003−275313号 (第5頁、図6) 実用新案登録第2569546号 (第1頁、図1)
しかしながら、これらの異報知を行う従来技術では、装置に異常が検出された場合には、即座に警報を鳴らす等の報知動作を行うので、患者にとっては、その使用上必ずしも十分ではないという問題があった。
つまり、異を報知する際に警報を鳴らす等の報知動作は、24時間いつでも実施されるため、患者の睡眠の妨げになることがあり、その結果、警報が不安で眠られなくなったり、異発生時にパニック状態に陥る等の問題が考えられる。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、安全性を確保しつつ、使用者によって好適な状況での使用が可能な酸素濃縮器を提供することにある。
(1)請求項1の発明は、装置(酸素濃縮器)の異常を検出する異常検出手段を備え、酸素濃縮ガスを生成する酸素濃縮器において、前記異常検出手段によって検出した異常を、外部に報知する異報知手段と、前記異報知手段による異の報知と非報知とを選択可能な選択手段と、を備え、前記選択手段は、前記異常検出手段によって検出した異常の内容に応じて、前記異常報知手段による異常の報知と非報知とを選択可能であることを特徴とする。
センサ等によって装置の異常が検出された場合には、通常は、その異常をブザーや表示器等で速やかに報知するが、本発明では、選択手段によって、その異を報知するか否かを選択可能としている。
従って、必ずしも即座に異を報知する必要性が低い場合には、選択手段によって、その異の報知を行わないようにできるので、患者の状態に対応して好適な報知状態に設定することが可能である。例えばそれほど緊急性を要しない異常の場合には、睡眠する夜間等の所定の時間にわたり、その報知を行わないようにすることができるので、患者は十分な睡眠を取ることができる。また、警報が不安で眠られなくなったり、異発生時にパニック状態に陥ることを防止できる。
特に、本発明では、異常の内容により、異常の報知と非報知とを選択できる。従って、必ずしも即座に報知する必要が無い軽微な異常の場合には、異常の報知を停止できるので、例えば患者は異常の報知に妨げられることなく十分な睡眠を取ることができる。
尚、例えばマニュアルスイッチで、(予め設定された)所定の異内容を非報知するとする場合などが、本発明の範囲に含まれる。
)請求項の発明は、前記選択手段によって、非報知に設定される異の内容は、複数の異の報知項目のうち、異の報知の緊急性が低い内容であることを特徴とする。
本発明は、選択手段によって、非報知に設定される異の内容を例示したものである。ここでは、緊急性の高い報知項目(例えば酸素濃度の低下)は、通常通り、即座に報知するようにし、一方、緊急性の低い報知項目(例えば加湿器の漏れ異)は、例えば所定期間非報知とすることができる。
)請求項の発明は、前記選択手段が、マニュアルによる選択手段であることを特徴とする。
例えば患者が本体の装置やリモコンのスイッチなどにより、マニュアルにて非報知とすることができる。この場合、非報知とする項目が複数ある場合には、個々に報知・非報知とすることも可能であるが、一括して報知・非報知としてもよい。
尚、安全性の観点からは、緊急性の低い特定の項目だけの報知・非報知を選択可能とする方がよい。また、患者ではなく、例えば装置を販売する会社にて、報知・非報知の内容を設定してもよい。
)請求項の発明は、前記異報知手段による異の報知・非報知の時間を設定可能であることを特徴とする。
本発明では、例えば選択手段により非報知とする時間を設定できる。例えばマニュアルスイッチを押せば、8時間、6時間・・等、所定時間だけ非報知とするようにできる。
)請求項の発明は、少なくとも、前記選択手段によって非報知とされた異常の発生履歴を記録する記録手段を備えたことを特徴とする。
本発明は、異の発生履歴(例えば発生時刻、発生内容等)を記録しているので、この発生履歴によって、異が報知されない時間における異の発生状況を確実に把握することができる。
)請求項の発明は、前記非報知の期間の終了後に、前記記録手段に記録された異の発生履歴を出力することを特徴とする。
本発明では、非報知の期間の終了後に、異の発生履歴を出力するので、異が報知されない時間における異の発生状況を確実に把握することができる。
例えば非報知の期間の終了時に、自動的に、ブザーや表示で(非報知期間に)異が発生したことやその内容を報知してもよいし、マニュアル操作により、その報知をさせるようにしてもよい。
次に、本発明の最良の形態の例(実施例)について説明する。
本実施例では、空気中から窒素吸着剤(以下吸着剤と記す)を用いて窒素を吸着して除去することにより酸素を濃縮し、この高濃度の酸素を含む酸素濃縮ガスを患者に対して供給する圧力変動吸着型の医療用酸素濃縮器(以下酸素濃縮器と記す)を例に挙げる。
a)まず、本実施例の酸素濃縮器の外観について説明する。
図1に示す様に、酸素濃縮器1は、略直方体形状の筐体3の正面の上部に、酸素濃縮器1の操作やその動作の表示を行う操作パネル5が設けられ、その下方には、酸素濃縮ガスの加湿を行う加湿器7が配置されている。
図2に示す様に、操作パネル5には、酸素濃縮器1の運転/停止を行うための電源スイッチ11と、正常運転時に点灯する運転ランプ13と、異常発生時に点灯/点滅する異常ランプ15と、酸素濃縮ガスの流量の設定値を切り替えるダイヤルツマミ17と、設定された流量値を示す流量表示器19と、積算時間の表示又は異常に対する対処方法を表示する外部積算時間表示器21と、酸素濃縮ガスの濃度の状態を点灯/点滅により表示する酸素濃度ランプ23と、加湿器7の異常を点灯して表示する加湿器漏れランプ25と、カニューラ(図示せず)の折れの異常を点灯して表示するカニューラ折れランプ29と、酸素濃縮ガスの流れの状態を表示する流れ表示ランプ31とが設けられている。
このうち、異常ランプ15は、その点灯又は点滅により装置の異常の発生を報知する。流量表示器19は、正常時は流量を示す数字を表示し、異常発生時には全てのLEDが点滅する。外部積算時間表示器21は、正常時は例えばメンテナンス時からの作動時間を表示し、異常発生時には異常の対処方法を示す文章を繰り返してスクロール表示する。酸素濃度ランプ23は、酸素濃縮ガスの濃度の状態に応じて、緑色の点滅/赤色の点灯により酸素濃度の異常を報知する。加湿器漏れランプ25は、加湿器7の漏れによる異常を点灯して表示する。カニューラ折れランプ29は、カニューラの折れによる異常を点灯して表示する。流れ表示ランプ29は、正常運転時にはLEDを順次同図の右方向に1つずつ点灯することにより流れ状態を表示する。
特に本実施例では、操作パネル5には、所定の内容の異常(ここでは加湿器7における漏れの発生)の報知を、所定時間停止する異報知停止スイッチ33と、その停止時間を示すLEDからなる4個の停止時間表示ランプ35とが配置されている。
この異報知停止スイッチ33は、押す回数により、異常報知を停止する時間を、例えば8時間、6時間、4時間、2時間、0時間(設定解除)に変更できるものであり、各設定時間に対応して各停止時間表示ランプ35が点灯する。
b)次に、本実施例の酸素濃縮器1の内部構成について説明する。
図3に示す様に、筐体3内には、空気取入口41及び防塵フィルタ43を介して周囲の空気が導入され、導入された空気は、吸気フィルタ45及び吸気マフラ47を介してコンプレッサ49に吸入される。
コンプレッサ49は、モータ(DCブラシレスモータ)51の回転により、吸入空気を圧縮して高圧空気を生成するものであり、生成された高圧空気は、チェック弁53、55、及び、電磁弁からなる一対の供給弁(第1供給弁57、第2供給弁59)を介して、一対の吸着筒(第1吸着筒61、第2吸着筒63)に供給される。なお、コンプレッサ49からチェック弁53、55に至る吐出経路には、第1圧力センサ73が設けられている。
供給弁57、59から吸着筒61、63に至る高圧空気の供給経路には、それぞれ、電磁弁からなる排気弁(第1排気弁65、第2排気弁67)が接続されており、排気弁65、67の開弁時には、各吸着筒61、63を大気に開放できる。
吸着筒61、63には、空気中の窒素を優先的に吸着して酸素を分離するゼオライト系の吸着剤(例えばLi−X型ゼオライト)が充填されている。そして、排気弁65、67が閉弁状態にあるとき、チェック弁53、55及び供給弁57、59を介して、コンプレッサ49から高圧空気が供給されると、その空気中から窒素を吸着して酸素濃縮ガスを生成し、酸素濃縮ガスをチェック弁79、81を介して製品タンク83側に送出する。
また、製品タンク83の下流側には、酸素濃縮ガスの圧力を調節する圧力調節器85が設けられており、圧力調整器85で調圧された酸素濃縮ガスは、ダイヤルツマミ17によって流量を設定可能な流量設定器87を介して、加湿器7まで送られ、加湿器7にて加湿された後、電磁弁からなる出口弁89及び排出口91を介して、外部に排出される。
なお、流量設定器87から加湿器7に至る酸素濃縮ガスの排出経路には、酸素濃縮ガスの酸素濃度を検出する酸素センサ93が設けられ、出口弁89の下流側の排出経路には、酸素濃縮ガスの吐出圧力を検出する第2圧力センサ95が設けられ、加湿器7の近傍には、加湿器7の装着状態を検出する装着状態検出スイッチ97が設けられている。
また、吸着筒61、63からチェック弁79、81に至る酸素濃縮ガスの吐出経路には、両吸着筒61、63の吐出側を連通する連通路99が設けられ、その連通路99には、オリフィス101、103を介して電磁弁からなるパージ弁105が設けられている。このため、パージ弁105の開弁時には、吸着筒61、63の一方で生成した酸素濃縮ガスの一部を他方に供給できる。
c)次に、酸素濃縮器1を制御する電子制御装置75について説明する。
図4に示す様に、本実施例では、電子制御装置75は、周知のマイクロコンピュータ(マイコン)107を備え、その入力部109には、電源スイッチ11、流量設定器87、異報知停止スイッチ33などが接続されるとともに、装置の異常を検出する手段として、第1圧力センサ73、第2圧力センサ95、酸素センサ93、温度センサ111、ホールセンサ113、装着状態検出スイッチ97などが接続されている。
また、マイコン107の出力部115には、異常を報知する手段として、ブザー(又はスピーカ)117、流量表示器19、異常ランプ15、酸素濃度ランプ23、加湿器漏れランプ25、カニューラ折れランプ29が接続されている。更に、出力部115には、運転ランプ13、流れ表示器31、外部積算時間表示器21、DCブラシレスモータ51、供給弁57、59、排気弁65、67、パージ弁105、出口弁89、停止時間表示ランプ35等が接続されている。
尚、マイコン107には、装置に発生した異常の内容や異常発生の時期(発生日時:年月日や時刻等)を記憶するために、メモリ(EEPROM)121が接続されている。
この電子制御回路75は、第1供給弁57及び第2供給弁59を一定周期で交互に開弁させて第1吸着筒61及び第2吸着筒63へ高圧空気を交互に供給することにより酸素濃縮ガスを生成する加圧制御(加圧工程)と、この加圧制御により高圧空気の供給が停止されている吸着筒61又は63の排気弁65又は67を開弁して、その吸着筒61又は63内を減圧し、その内部の吸着剤に吸着された窒素を排気させる減圧制御(減圧工程)と、この減圧制御に同期してパージ弁101を開弁させることにより、加圧状態にある吸着筒61又は63で生成された酸素濃縮ガスの一部を減圧状態にある吸着筒61又は63側にパージさせて、減圧状態にある吸着筒61又は63内の吸着剤を再生するパージ制御等を実行する。これにより、90%以上の濃縮酸素を連続的に生成させる。
また、電子制御回路75は、圧力センサ73、95、酸素センサ93、装着状態検出スイッチ97等からの検出信号等に基づき、酸素濃縮装置1の動作状態を監視する。そして、その監視結果を、操作パネル5の傾斜面に組み付けられた表示装置123(図3参照)やブザー117等を駆動して、患者に報知する制御を行う。
詳しくは、表示装置123を構成する、異常ランプ15、外部積算時間表示器21、酸素濃度ランプ23、加湿器漏れランプ25、カニューラ折れランプ29等の点灯や点滅などの表示よって、異常を報知したり、ブザー117による音(又は音声出力)により、異常を報知する。
特に本実施例では、後述するように、所定のマニュアル操作(異報知停止スイッチ33を押す操作)により、所定の異常(加湿器7における酸素濃縮ガスの漏れの発生)の報知を所定時間(異常報知停止期間)停止する制御を行う。また、異常報知停止期間に発生した異常の履歴をメモリ121に記憶しておき、異常報知停止期間終了後に、自動的に又はマニュアルにてその異常の履歴を、表示や音等により患者に報知する。
e)次に、電子制御装置75により行われる異常報知や異常報知停止の処理について説明する。
i)最初に、異常検出の手法及び異常報知の内容について、図5に基づいて説明する。
(1)<カニューラ折れ>
第2圧力センサ95の検出値が所定の閾値S1以上の場合には、カニューラに折れが発生したと判断する。そして、黄色のカニューラ折れランプ29を点灯する。また、外部積算時間表示器21の表示内容をその対処方法の表示に切り換えてスクロール表示する。このとき、ブザー音や音声にて、その警告を行う。尚、この場合は、装置の運転を継続するとともに、異常内容を示すエラーコードE1及び発生日時をメモリ121に記憶する。
(2)<低圧警報>
第1圧力センサ73の検出値が所定の閾値S2以下の場合には、コンプレッサ49により加圧される空気の圧力が過度に低下したと判断する。そして、赤色の異常ランプ15を点滅するとともに、流量表示器19の全表示部分も点滅する。また、外部積算時間表示器21の表示内容をその対処方法の表示に切り換えてスクロール表示する。このとき、ブザー音や音声にて、その警告を行う。尚、この場合は、装置の運転を継続するとともに、異常内容を示すエラーコードE2及び発生日時をメモリ121に記憶する。
(3)<過圧警報>
第1圧力センサ73の検出値が所定の閾値S3以上の場合には、コンプレッサ49により加圧される空気の圧力が過度に上昇したと判断する。そして、赤色の異常ランプ15を点滅するとともに、流量表示器19も点滅する。また、外部積算時間表示器21の表示内容をその対処方法の表示に切り換えてスクロール表示する。このとき、ブザー音や音声にて、その警告を行う。尚、この場合は、装置の運転を停止するとともに、異常内容を示すエラーコードE3及び発生日時をメモリ121に記憶する。ここで、装置の運転の停止とは、酸素濃縮を行うためのアクチュエータの動作の停止であり、異を報知するランプ等は、そのまま作動させておくことが望ましい。(以下同様)
(4)<加湿器漏れ警報>
例えば装置の始動時等に、加湿器7を装着した際にオンとなる装着状態検出スイッチ97がオンの状態で、且つ、出口弁89をオン(閉)として運転した場合でも、第2圧力センサ95の検出値が所定の閾値S4以下の場合には、加湿器7に漏れの異常が発生したと判断する。そして、黄色の加湿器漏れランプ15を点灯するとともに、外部積算時間表示器21の表示内容をその対処方法の表示に切り換えてスクロール表示する。このとき、ブザー音や音声にて、その警告を行う。尚、この場合は、装置の運転を継続するとともに、異常内容を示すエラーコードE4及び発生日時をメモリ121に記憶する。
(5)<酸素濃度低下>
酸素センサ93により、酸素濃度が所定の(82%未満を示す)閾値S5以下の場合には、酸素濃度がかなり低下する異常が発生したと判断する。そして、緑色の酸素濃度ランプ23を点滅するとともに、外部積算時間表示器21の表示内容をその対処方法の表示に切り換えてスクロール表示する。このとき、ブザー音や音声にて、その警告を行う。尚、この場合は、装置の運転を継続するが、異常内容を示すエラーコードは記憶しない。
(6)<酸素濃度低下>
酸素センサ93により、酸素濃度が所定の(75%以下を示す)閾値S6以下の場合には、酸素濃度が大きく低下する異常が発生したと判断する。そして、赤色の酸素濃度ランプ23を点灯するとともに、外部積算時間表示器21の表示内容をその対処方法の表示に切り換えてスクロール表示する。このとき、ブザー音や音声にて、その警告を行う。尚、この場合は、装置の運転を継続するとともに、異常内容を示すエラーコードE5及び発生日時をメモリ121に記憶する。
(7)<電源異常>
電源の異常を検出した場合には、赤色の異常ランプ15を点灯するとともに、外部積算時間表示器21の表示内容をその対処方法の表示に切り換えてスクロール表示する。このとき、ブザー音や音声にて、その警告を行う。尚、この場合は、装置の運転を停止するが、異常内容を示すエラーコードを記憶しない。
(8)<温度上昇>
温度センサ111により、温度が所定の閾値S7以上の場合には、温度が過度に上昇する異常が発生したと判断する。そして、赤色の異常ランプ15を点滅するとともに、流量表示器19の全表示部分も点滅する。また、外部積算時間表示器21の表示内容をその対処方法の表示に切り換えてスクロール表示する。このとき、ブザー音や音声にて、その警告を行う。尚、この場合は、装置の運転を停止するとともに、異常内容を示すエラーコードE6及び発生日時をメモリ121に記憶する。
(9)<回転数異常>
ホールセンサ113により、DCブラシレスモータ51の回転数が、所定の安全な回転数の領域から逸脱した場合には、DCブラシレスモータ51に異が発生したと判断する。そして、赤色の異常ランプ15を点滅するとともに、流量表示器19も点灯する。また、外部積算時間表示器21の表示内容をその対処方法の表示に切り換えてスクロール表示
する。このとき、ブザー音や音声にて、その警告を行う。また、装置の運転を停止するとともに、異常内容を示すエラーコードE7及び発生日時をメモリ121に記憶する。
ii)次に、本実施例の要部である処理、即ち、異常報知処理及び異常報知停止処理を、図6のフローチャートに基づいて説明する。
本処理は、異報知停止スイッチ33が押された場合には、前記9種類の通常の異常の報知のうち、加湿器漏れの異常の報知処理のみを、所定時間にわたり、実施しないものである(異常報知停止処理)。
まず、図6のステップ200に示す様に、異報知停止スイッチ33が押されたか否かを判定する。ここで、異報知停止スイッチ33が押されたと判定された場合は、ステップ250に進み、そうでない場合は、ステップ210に進む。
そして、ステップ210〜240では、通常の前記9種の異常を報知する処理を行う。
具体的には、ステップ210では、装置に異常が発生したか否かを判断する。ここで肯定判断されるとステップ220に進み、一方否定判断されると待機する。
ステップ220では、前記図5に示す異常内容に応じて異常を報知する内容を選択する。つまり、異常のランクが高い場合或いは異常のランクが低い場合などに応じて、ランプの点灯状態や表示内容を変更するので、ここでは、異常の内容に対応した表示方法を決定する処理を行う。尚、この処理を行うためのデータは、メモリ121に記憶されている。
続くステップ230では、異常内容に応じて、対応する異常を報知する手段(各ランプ等)を駆動して、使用者に異常を報知する。
続くステップ240では、外部積算時間表示器21を駆動して、異常に対する対処方法を表示する処理を行い、一旦本処理を終了する。
一方、ステップ250では、異報知停止スイッチ33が押されたので、その押された回数に対応した処理を行う。
具体的には、異報知停止スイッチ33が、1回、2回、3回、4回と押された場合には、それぞれ、現時刻から8時間(H)、6H、4H、2Hにわたり、加湿器漏れの異常の報知処理を停止するので、押された回数に対応した停止時間表示ランプ33を点灯する。尚、5回押された場合には、異常報知停止処理が解除されたので、停止時間表示ランプ33を消灯する処理を行う。
それとともに、異報知停止スイッチ33が押された回数(従って異常報知停止処理を実施する期間)をメモリ121に記憶し、異常報知停止処理を開始する。
続くステップ260では、各センサやスイッチからの信号に基づいて、装置に異常が発生したか否かを判断する。ここで肯定判断されるとステップ270に進み、一方否定判断されると待機する。
ステップ270では、異常報知停止期間が終了したか否かを判定する。ここで、肯定判断されるとステップ280に進み、一方否定判断されるとステップ290に進む。
ステップ280では、異常報知停止期間が終了したので、通常の異常報知の状態に戻すために、停止時間表示ランプ33を消灯し、設定された異常報知停止期間の記憶をクリアし、異常報知停止制御を終了させる。その後、前記ステップ220〜240の処理を行って、一旦本処理を終了する。
一方、ステップ290では、発生した異常が、(異常報知の停止の対象である)加湿器漏れの異常か否かを判定する。ここで、肯定判断されるとステップ300に進み、一方否定判断されると前記ステップ220に進む。
ステップ220では、加湿器漏れ異常以外の異常であるので、通常の様に、その異常内容に応じて異常を報知する内容を選択し、ステップ230、240にて、異常の報知等を行って、一旦本処理を終了する。
また、ステップ300では、(異常報知の停止の対象である)加湿器漏れの異常が発生したので、例えば患者の安眠を妨げないために、その異常を音や表示で報知する処理を行うことなく、単にメモリ121に異常履歴を記憶する処理を行って一旦本処理を終了する。
なお、異常報知停止期間が終了した場合には、メモリ121の異常履歴に基づいて、自動的に、(異常報知停止期間内に)加湿器漏れ異常が発生したことを報知するようにしてもよい。或いは、マニュアル操作(例えば異常報知停止期間終了後の最初の異報知停止スイッチ33の操作)によりその報知をさせるようにしてもよい。
この様に、本実施例の酸素濃縮器1は、異常が検出された場合には、異常の内容に応じて、ランプやブザーで異常を報知するとともに、例えば夜間等の睡眠時には、マニュアルにて、(それほど重大な異常ではない)加湿器漏れの異常の報知を停止している。
従って、患者は十分に睡眠をとることができ、また、警報が不安で眠られなくなるという弊害や、睡眠中の警報発生によるパニックの発生を防止することができるという顕著な効果を奏する。
尚、本発明は前記実施例になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
(1)前記実施例では、単一の加湿器漏れ異常の報知を停止したが、複数の異常の報知を停止してもよい。また、報知を停止する異常の項目を、マニュアルにて選択できるようにしてもよい。ただ、この場合は、重大な異常の項目は、マニュアルにて選択できないようにすることが好ましい。
(2)また、酸素濃縮器をリモコンで操作できる場合には、そのリモコンで、報知・非報知を設定できるようにしてもよい。更に、非報知の時間設定は、例えばエアコンのタイマー設定の様に、細かく設定できるようにしてもよい。
(3)更に、患者がマニュアルスイッチで異常の報知・非報知を設定するのではなく、例えば装置を納入する者が、例えば患者等の要求に応じて、メモリに異常報知の停止の内容を直接に書き込むようにしてもよい。
実施例の酸素濃縮器の外観を示す説明図である。 実施例の酸素濃縮器の操作パネルを示す説明図である。 実施例の酸素濃縮器の基本構成を示す説明図である。 実施例の酸素濃縮器の電子制御装置の電気的構成を示す説明図である。 実施例の異常表示や異常の対処方法などを示す説明図である。 実施例の電子制御装置にて行われる異常報知及びその停止の処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…酸素濃縮器 5…操作パネル
15…異常ランプ 17…流量設定器
19…流量表示器 21…外部積算時間表示器
23…酸素濃度ランプ 25…加湿器漏れランプ
29…カニューラ折れランプ 33…異常報知停止スイッチ
35…停止時間表示ランプ 73…第1圧力センサ
89…出口弁 93…酸素センサ
95…第2圧力センサ 97…装置状態検出スイッチ

Claims (6)

  1. 装置の異常を検出する異常検出手段を備え、酸素濃縮ガスを生成する酸素濃縮器において、
    前記異常検出手段によって検出した異常を、外部に報知する異報知手段と、
    前記異報知手段による異の報知と非報知とを選択可能な選択手段と、
    を備え
    前記選択手段は、前記異常検出手段によって検出した異常の内容に応じて、前記異常報知手段による異常の報知と非報知とを選択可能であることを特徴とする酸素濃縮器。
  2. 前記選択手段によって、非報知に設定される異の内容は、複数の異の報知項目のうち、異の報知の緊急性が低い内容であることを特徴とする前記請求項に記載の酸素濃縮器。
  3. 前記選択手段が、マニュアルによる選択手段であることを特徴とする前記請求項1又は2に記載の酸素濃縮器。
  4. 前記異報知手段による異の報知・非報知の時間を設定可能であることを特徴とする前記請求項1〜のいずれか1項に記載の酸素濃縮器。
  5. 少なくとも、前記選択手段によって非報知とされた異常の発生履歴を記録する記録手段を備えたことを特徴とする前記請求項1〜のいずれか1項に記載の酸素濃縮器。
  6. 前記非報知の期間の終了後に、前記記録手段に記録された異の発生履歴を出力することを特徴とする前記請求項に記載の酸素濃縮器。
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