JP5014935B2 - 位置調節構造 - Google Patents

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Description

この発明は、第1部材と第2部材との相対位置が、シャフトを介して調節される、位置調節構造に関するものである。
従来、例えば、第1部材としてのベースに対して、第2部材としてのセンサ取付部材が位置調節される位置調節構造があった(例えば、非特許文献1参照)。この位置調節構造としては、ベース21と、センサ22が取り付けられるセンサ取付部材23との間に、丸シャフト24を介在させるタイプ(図12参照)と、四角シャフト25を介在さるタイプ(図13参照)があった。図12の丸シャフト24を介在させるタイプにおいては、ベース21とセンサ取付部材23とには、それぞれ丸シャフト24と嵌合する丸孔26が明けられており、これにより、丸シャフト24は、ベース21に対して、主に丸シャフト24の軸心24a回りに回動可能であり、センサ取付部材23は、丸シャフト23に対して、前記軸心24a回りに回動可能であるともにその軸心24a方向に移動可能であった。また、図13の四角シャフト25を介在させるタイプにおいては、ベース21とセンサ取付部材23とには、それぞれ四角シャフト25と嵌合する角孔27が明けられており、これにより、四角シャフト25は、ベース21に対して、四角シャフト25の軸心25a方向に移動可能であり、センサ取付部材23は、四角シャフト25に対して、その軸心25a方向に移動可能であった。このようにして、丸シャフト24を介在させるタイプにおいては、センサ取付部材23は、ベース21に対して、丸シャフト24の軸心24a回りに位置調節されるとともにその軸心24a方向に位置調節された。そして、四角シャフト25を介在させるタイプにおいては、センサ取付部材23は、ベース21に対して、四角シャフト25の軸心25a方向に位置調節された。
岩田大百科(イワタパーツカタログ)、株式会社岩田製作所、2006年12月、p.276−293
ところで、前記従来の、丸シャフト24を介在させるタイプの位置調節構造にあっては、センサ取付部材23を、ベース21に対して、丸シャフト24の軸心24a回りに位置調節するとともにその軸心24a方向に位置調節することができたが、それらの位置調節は、同時になされるため、センサ取付部材23を、軸心24a回りの動きを止めて、軸心24a方向にのみ位置調節することはできなかった。また、前記従来の、四角シャフト25を介在させるタイプの位置調節構造にあっては、センサ取付部材23を、ベース21に対して、四角シャフト25の軸心25a方向に位置調節することはできたが、軸心25a回りの任意の位置に位置調節することはできなかった。
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、第2部材を、第1部材に対して、シャフトの軸心回りに位置調節することができ、かつ、軸心回りの動きを止めて軸心方向に位置調節することができる、位置調節構造を提供することにある。
この発明に係る位置調節構造は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係る位置調節構造は、第1部材と、シャフトと、第2部材とを備え、前記第2部材が、前記シャフトを介して前記第1部材に対して位置調節される前記第1部材は、前記シャフトの一側と嵌合する孔を備えるとともに、前記シャフトへの連結手段を備え、前記第2部材は、前記シャフトの他側と嵌合する孔を備えるとともに、前記シャフトへの連結手段を備える。そこで、前記第1部材または前記第2部材のいずれか一方の部材の前記孔と、その孔と嵌合する前記シャフトの一側または他側とは、相対的に、前記一方の部材が前記シャフトの軸心回りに回動可能となるよう形成される。そして、前記第1部材または前記第2部材のいずれか他方の部材の前記孔と、その孔と嵌合する前記シャフトの他側または一側とは、相対的に、前記他方の部材が、前記シャフトの軸心方向に移動可能となるよう、かつ、前記シャフトの軸心回りに回動不能となるよう形成される。
ここで、前記一方の部材の前記孔は、円形形状に形成される。そして、前記シャフトの一側と他側の断面形状は、それら一側と他側とで同一形状であって、前記シャフトは、その外周が、前記一側と他側において、断面が前記一方の部材の前記孔に嵌まって接し得る円の丸棒を、その円の一部の弧からなる円弧部を残して、その円弧部と同一中心の正四角形の各辺で切断して形成した形状、または、断面が前記正四角形の角棒を、その角部を前記円で面取りするようにして形成した形状を有して、前記円弧部が、90度離れて位置する4箇所の円弧からなり、前記正四角形の各辺によって、前記一方の部材の前記孔とは接触しない控え部が形成される。また、前記他方の部材の前記孔には、相対的に、前記他方の部材が前記シャフトの軸心回りに回動不能となるよう、前記シャフトの前記控え部と係合する係合部が設けられている。
これにより、第1部材または第2部材のいずれか一方の部材とシャフトとは、相対的に、一方の部材がシャフトの軸心回りに回動可能であって、これら一方の部材とシャフトとの嵌合構造により、第2部材は、第1部材に対して、シャフトの軸心回りに位置調節される。そして、第1部材または第2部材のいずれか他方の部材とシャフトとは、相対的に、他方の部材がシャフトの軸心方向に移動可動で、かつ、シャフトの軸心回りに回動不能であって、これら他方の部材とシャフトとの嵌合構造により、第2部材は、第1部材に対して、シャフトの軸心回りに回動することなく、シャフトの軸心方向に位置調節される。
また、請求項2に記載の発明に係る位置調節構造は、請求項1に記載の位置調節構造において、前記第2部材は、被取付物を取付固定するための取付部を備える。
また、請求項に記載の発明に係る位置調節構造は、請求項1または2に記載の位置調節構造において、前記シャフトの断面形状は、全長に渡って同一形状である。
この発明に係る位置調節構造によれば、第1部材または第2部材のいずれか一方の部材とシャフトとの嵌合構造により、第2部材を、第1部材に対して、シャフトの軸心回りに位置調節することができ、かつ、第1部材または第2部材のいずれか他方の部材とシャフトとの嵌合構造により、第2部材を、第1部材に対して、軸心回りの動きを止めて軸心方向に位置調節することができる。
以下、この発明に係る位置調節構造を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図6は、本発明の第一の実施の形態を示す。図中符号1は、位置調節構造であって、第1部材2と、シャフト3と、第2部材4とを備える。そして、この位置調節構造1は、前記第2部材4が、前記シャフト3を介して前記第1部材2に対して位置調節されるものである。
この位置調節構造1においては、第1部材2は、シャフト3の一側と嵌合する孔2aを備えるとともに、シャフト3への連結手段2bを備える。そして、第2部材4は、シャフト3の他側と嵌合する孔4aを備えるとともに、シャフト3への連結手段4bを備える。ここにおいて、第1部材2または第2部材4のいずれか一方の部材(以下、Vと表示)の前記孔(孔2aまたは孔4aであって、以下V1と表示)と、その孔V1と嵌合する前記シャフト3の一側または他側とは、相対的に、前記一方の部材Vがシャフト3の軸心3a回りに回動可能となるよう形成される。そして、第1部材2または第2部材4のいずれか他方の部材(以下、Wと表示)の前記孔(孔4aまたは孔2aであって、以下、W1と表示)と、その孔W1と嵌合する前記シャフト3の他側または一側とは、相対的に、前記他方の部材Wが、シャフト3の軸心3a方向に移動可能となるよう、かつ、シャフト3の軸心3a回りに回動不能となるよう形成されている。
詳細には、前記一方の部材Vの前記孔V1は、円形形状に形成される。そして、前記シャフト3の一側と他側の断面形状は、それら一側と他側とで同一形状であって、前記一方の部材Vの前記孔V1に嵌まって接し得る円301の、一部の弧からなる円弧部3bと、前記一方の部材Vの前記孔V1とは接触しない控え部3cとを有する(図6参照)。より詳細には、前記シャフト3の一側と他側の断面形状は、前記円弧部3bが、90度離れて位置する4ヶ所の円弧からなり、前記控え部3cが、前記円弧部3bと同一中心の正四角形302の各辺によって形成される。このシャフト3に対して、前記他方の部材Wの前記孔W1には、相対的に、前記他方の部材Wがシャフト3の軸心3a回りに回動不能となるよう、シャフト3の前記控え部3cと係合する係合部W2が設けられている。
具体的には、位置調節構造1は、例えば、被取付物としてのセンサ5の位置を調節保持するためのものであり、前記第2部材4としてのセンサ取付部材7が、センサ5を取付固定するための取付部7aを備える。そして、前記第1部材2としてのベース部材6は、そのベース部材6を基台8に固定するための被固定部6aを備える。
ベース部材6は、図1および図4に示すように、ベース本体6bから左右に延設された前記被固定部6a、6aを有して、逆T字形状をしている。そして、この被固定部6aを貫通して基台8側にねじ込まれる取付ボルト9、9により、ベース部材6は、基台8に固定される。このベース部材6は、前記一方の部材Vとなって、その一方の部材Vの前記孔V1となる前記孔2aが、ベース本体6bに縦方向に貫通するように明けられている。そして、この孔2aに、シャフト3が嵌合し、相対的に、一方の部材Vとしてのベース部材6がシャフト3の軸心3a回りに回動可能となるが、図示実施の形態においては、ベース部材6に対してシャフト3が、軸心3a回りに回動可能となり、さらに、軸心3a方向に移動可能となっている。また、このベース本体6bには、孔2a(V1)に通ずるように、縦向きの第1スリット6cが設けられ、さらに、第1スリット6cおよび孔2a(V1)と交差するように横向きの第2スリット6dが設けられている。そして、ベース本体6bにおける、第2スリット6dよりも上には(つまり、前記被固定部6aとは反対側には)、第1スリット6cを横切るボルト6eが設けられており、このボルト6eを締め込むことで、第1スリット6cを狭めて孔2a(V1)を縮径させて、ベース部材6とシャフト3とを連結することができる。すなわち、このボルト6eは、ベース部材6(第1部材2)における前記連結手段2bとなっている。
センサ取付部材7は、図1および図5に示すように、横長の直方体形状をしている。このセンサ取付部材7は、前記他方の部材Wとなって、その他方の部材Wの前記孔W1となる前記孔4aが、このセンサ取付部材7の一方側に、縦方向に貫通するように明けられている。この孔4a(W1)は、正四角形状をしており、その直線状の各辺が、シャフト3の控え部3cと係合する係合部W2となっている。そこで、この孔4a(W1)に、シャフト3が嵌合することで、相対的に、他方の部材Wとしてのセンサ取付部材7が、シャフト3の軸心3a方向に移動可能となり、かつ、シャフト3の軸心3a回りに回動不能となる。また、このセンサ取付部材7には、その一方端から孔4a(W1)に通ずるように、縦向きのスリット7bが設けられている。そして、センサ取付部材7には、スリット7bを横切るボルト7cが設けられており、このボルト7cを締め込むことで、スリット7bを狭めて孔4a(W1)を縮径させて、センサ取付部材7とシャフト3とを連結することができる。すなわち、このボルト7cは、センサ取付部材7(第2部材4)における前記連結手段4bとなっている。また、センサ取付部材7の前記取付部7aは、そのセンサ取付部材7の他方側からなり、この取付部7aには、取付けのための雌ねじ7dが螺設されている。図示実施の形態においては、雌ねじ7dにねじ込まれるビス10により、取付部7aにセンサブラケット11が取り付けられ、そのセンサブラケット11に、センサ5が取り付けられる。
シャフト3は、その断面形状が、シャフト3の一側と他側とを含めて、全長に渡って同一形状であって、断面一定の棒材からなる。このシャフト3の断面形状は、図6に示すように、円301の一部の弧からなる4箇所の円弧部3b、3bと、正四角形302の各辺によって形成される直線状の控え部3c、3cとから構成されているが、このシャフト3の製造にあたっては、断面が前記円301の丸棒を、前記正四角形302の各辺で切断して形成してもよく、反対に、断面が前記正四角形302の角棒を、その角部を前記円301で面取りするようにして形成してもよい。また、引抜き成形とか、押出し成形とかにより、このシャフト3の断面形状を直接形成するようにしても構わない。このシャフト3の断面寸法を決定するに当たっては、前記正四角形302の二面幅(辺の長さ)が、前記円301の直径よりも小さく、かつ、前記正四角形302の対角線の長さが、前記円301の直径よりも大きくなる必要があり、その一例としは、前記円301の直径が12mmであるのに対して、前記正四角形302の二面幅が10mmである場合が挙げられる。
次に、以上の構成からなる位置調節構造1の作用効果について説明する。この位置調節構造1によると、ベース部材6またはセンサ取付部材7のいずれか一方の部材V(図示実施の形態においては、ベース部材6)とシャフト3とは、相対的に、一方の部材V(つまり、ベース部材6)がシャフト3の軸心3a回りに回動可能であって、これら一方の部材V(つまり、ベース部材6)とシャフト3との嵌合構造により、第2部材4としてのセンサ取付部材7は、第1部材2としてのベース部材6に対して、シャフト3の軸心3a回りに位置調節される。そして、ベース部材6またはセンサ取付部材7のいずれか他方の部材W(図示実施の形態においては、センサ取付部材7)とシャフト3とは、相対的に、他方の部材W(つまり、センサ取付部材7)がシャフト3の軸心3a方向に移動可動で、かつ、シャフト3の軸心3a回りに回動不能であって、これら他方の部材W(つまり、センサ取付部材7)とシャフト3との嵌合構造により、第2部材4としてのセンサ取付部材7は、第1部材2としてのベース部材6に対して、シャフト3の軸心3a回りに回動することなく、シャフト3の軸心3a方向に位置調節される。このようにして、この位置調節構造1によれば、第1部材2としてのベース部材6または第2部材4としてのセンサ取付部材7のいずれか一方の部材V(図示実施の形態においては、ベース部材6)とシャフト3との嵌合構造により、センサ取付部材7(ひいては、センサ5)を、ベース部材6に対して、シャフト3の軸心3a回りに位置調節することができ、かつ、ベース部材6またはセンサ取付部材7のいずれか他方の部材W(図示実施の形態においては、センサ取付部材7)とシャフト3との嵌合構造により、センサ取付部材7(ひいては、センサ5)を、ベース部材6に対して、シャフト3の軸心3a回りの動きを止めて軸心3a方向に位置調節することができ、このため、センサ取付部材7(ひいては、センサ5)の、軸心3a回りの動きを伴わない軸心3a方向の位置調節を容易に行なうことができる。
また、シャフト3の断面形状は、全長に渡って同一形状となっており、このため、このシャフト3を容易に製造することができる。
図7〜図9は、本発明の第二の実施の形態を示す。この実施の形態においては、二つの位置調節構造1x、1yを組み合わせて、全体として、センサ5の位置を調節保持する位置調節装置となっている。これら二つの位置調節構造1x、1yの基本的構成は、第一の実施の形態に示す位置調節構造1と同様であるが、二つの位置調節構造1x、1yは、それらに共通となるジョイント部材15を備えており、そのジョイント部材15を通じて、二つの位置調節構造1x、1yが繋がっている。詳細には、ジョイント部材15が、第1の位置調節構造1xにおいては、第2部材4として機能し、第2の位置調節構造1yにおいては、第1部材2として機能する。
第1の位置調節構造1xは、第1部材2としてのベース部材6と、シャフト3としての第1のシャフト3xと、第2部材4としての前記ジョイント部材15とを備え、ジョイント部材15が、第1のシャフト3xを介すことで、ベース部材6に対して位置調節される。ここで、ベース部材6またはジョイント部材15のいずれか一方の部材Vが、ベース部材6となり、他方の部材Wが、ジョイント部材15となっている。
第1部材2としてのベース部材6およびシャフト3x(3)は、第一の実施の形態と同一のものが用いられる。ベース部材6は、取付ボルト9、9により基台8に固定される。そして、ベース部材6は、前記一方の部材Vとなって、その一方の部材Vの孔V1となる孔2aに、第1のシャフト3xが嵌合し、相対的に、一方の部材Vとしてのベース部材6が、第1のシャフト3xの軸心3a回りに回動可能となるが、図示実施の形態においては、ベース部材6に対して第1のシャフト3xが、その第1のシャフト3xの軸心3a回りに回動可能となり、さらに、第1のシャフト3xの軸心3a方向に移動可能となっている。そして、ベース部材6と第1のシャフト3xとは、連結手段2bとしてのボルト6eにより連結される。
第2部材4としてのジョイント部材15は、図7および図8に示すように、横長の直方体形状をしている。このジョイント部材15は、前記他方の部材Wとなって、その他方の部材Wの孔W1となる孔4aが、このジョイント部材15の一方側に、縦方向に貫通するように明けられている。そして、この孔4a(W1)に、第1のシャフト3xが嵌合し、相対的に、他方の部材Wとしてのジョイント部材15が、第1のシャフト3xの軸心3a方向に移動可能となり、かつ、第1のシャフト3xの軸心3a回りに回動不能となる。また、このジョイント部材15には、その一方端から孔4a(W1)に通ずるように、縦向きのスリット15aが設けられている。そして、ジョイント部材15には、スリット15aを横切るボルト15bが設けられており、このボルト15bを締め込むことで、スリット15aを狭めて孔4a(W1)を縮径させて、ジョイント部材15と第1のシャフト3xとを連結することができる。すなわち、このボルト15bは、ジョイント部材15(第2部材4)における連結手段4bとなっている。
また、このジョイント部材15は、被取付物としての第2のシャフト3yを取付固定するための取付部15cを備えている。この取付部15cは、ジョイント部材15の他方側からなり、この取付部15cには、第2のシャフト3yが嵌合する孔2aが、横方向に貫通するように明けられ、他方端から孔2aに通ずるように、横向きのスリット15dが設けられている。さらに、取付部15cには、スリット15dを横切るボルト15eが設けられており、このボルト15e締め込むことで、スリット15dを狭めて孔2aを縮径させて、ジョイント部材15に第2のシャフト3yを固定することができる。なお、このジョイント部材15の二つの孔4a、2aは、直角となるよう明けられており、これによって、二つのシャフト3x、3yは、直角となる向きに配置されることとなる。
第2の位置調節構造1yは、第1部材2としての前記ジョイント部材15と、シャフト3としての第2のシャフト3yと、第2部材4としてのセンサ取付部材16とを備え、センサ取付部材16が、第2のシャフト3yを介すことで、ジョイント部材15に対して位置調節される。ここで、シャフト3y(3)は、第一の実施の形態と同一のものが用いられる。そして、ジョイント部材15またはセンサ取付部材16のいずれか一方の部材Vが、センサ取付部材16となり、他方の部材Wが、ジョイント部材15となっている。
第1部材2としてのジョイント部材15は、その一方側が、被固定部15fとなって、ボルト15bにより第1のシャフト3xに固定される。そして、ジョイント部材15は、前記他方の部材Wとなって、その他方の部材Wの孔W1となる孔2aに、第2のシャフト3yが嵌合し、相対的に、他方の部材Wとしてのジョイント部材15が、第2のシャフト3yの軸心3a方向に移動可能となり、かつ、第2のシャフト3yの軸心3a回りに回動不能となるが、図示実施の形態においては、ジョイント部材15に対して第2のシャフト3yが、その第2のシャフト3yの軸心3a方向に移動可能となり、かつ、第2のシャフト3yの軸心3a回りに回動不能となっている。そして、ジョイント部材15と第2のシャフト3yとは、連結手段2bとしてのボルト15eにより連結される。
第2部材4としてのセンサ取付部材16は、図7および図9に示すように、横長の直方体形状をしている。このセンサ取付部材16は、前記一方の部材Vとなって、その一方の部材Vの孔V1となる孔4aが、このセンサ取付部材16の一方側に、横方向に貫通するように明けられている。そして、この孔4a(V1)に、第2のシャフト3yが嵌合し、相対的に、一方の部材Vとしてのセンサ取付部材16が、第2のシャフト3yの軸心3a回りに回動可能となり、さらに、第2のシャフト3yの軸心3a方向に移動可能となっている。また、センサ取付部材16には、その一方端から孔4a(V1)に通ずるように、横向きのスリット16aが設けられている。そして、センサ取付部材16には、スリット16aを横切るボルト16bが設けられており、このボルト16bを締め込むことで、スリット16aを狭めて孔4a(V1)を縮径させて、センサ取付部材16と第2のシャフト3yとを連結することができる。すなわち、このボルト16bは、センサ取付部材16における連結手段4bとなっている。また、センサ取付部材16は、第1の実施の形態と同様に、他方側に、被取付物としてのセンサ5を取付固定するための取付部16cを備えており、この取付部16cに螺設された雌ねじ16dにねじ込まれるビス10により、取付部16cにセンサブラケット11が取り付けられ、そのセンサブラケット11にセンサ5が取り付けられる。
これら第1および第2の位置調節構造1x、1yの作用効果は、第一の実施の形態と同様であって、第1の位置調節構造1xによると、第1部材2としてのベース部材6または第2部材4としてのジョイント部材15のいずれか一方の部材V(図示実施の形態においては、ベース部材6)と第1のシャフト3xとの嵌合構造により、ジョイント部材15を、ベース部材6に対して、第1のシャフト3xの軸心3a回りに位置調節することができ、かつ、ベース部材6またはジョイント部材15のいずれか他方の部材W(図示実施の形態においては、ジョイント部材15)と第1のシャフト3xとの嵌合構造により、ジョイント部材15を、ベース部材6に対して、第1のシャフト3xの軸心3a回りの動きを止めてその軸心3a方向に位置調節することができ、このため、ジョイント部材15の、第1のシャフト3xの軸心3a回りの動きを伴わない軸心3a方向の位置調節を容易に行なうことができる。
同様に、第2の位置調節構造1yによると、第1部材2としてのジョイント部材15または第2部材4としてのセンサ取付部材16のいずれか一方の部材V(図示実施の形態においては、センサ取付部材16)と第2のシャフト3yとの嵌合構造により、センサ取付部材16(ひいては、センサ5)を、ジョイント部材15に対して、第2のシャフト3yの軸心3a回りに位置調節することができ、かつ、ジョイント部材15またはセンサ取付部材16のいずれか他方の部材W(図示実施の形態においては、ジョイント部材15)と第2のシャフト3yとの嵌合構造により、センサ取付部材16(ひいては、センサ5)を、ジョイント部材15に対して、第2のシャフト3yの軸心3a回りの動きを止めてその軸心3a方向に位置調節することができ、このため、センサ取付部材16(ひいては、センサ5)の、第2のシャフト3yの軸心3a回りの動きを伴わない軸心3a方向の位置調節を容易に行なうことができる。
そして、これら第1および第2の位置調節構造1x、1yからなる位置調節装置においては、二つのシャフト3x、3yが、直角となる向きに配置されており、センサ取付部材16(ひいては、センサ5)の位置調節の自由度が増加する。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、第2部材4としてのセンサ取付部材7、16には、センサ5が取り付けられるが、センサ5以外のものが取り付けられてもよい。また、第2部材4は、取付部を備えるものでなくともよい。
また、他方の部材Wの孔W1は、正四角形状をしていなくとも、図10に示すように、正四角形状が45度ずれて重なった形状(孔W1に通ずるスリットは、図示を省略している。)をしていてもよい。このように孔W1を形成すると、シャフト3、3x、3yを孔W1に、45度単位で回転させた位置で挿入することができる。
また、シャフト3、3x、3yの断面形状は、控え部3cが、円弧部3bと同一中心の正四角形302の各辺によって形成されるが、参考として、正三角形とか正六角形とかの正多角形、あるいは、一般に多角形の各辺によって形成されてもよく、さらには、参考として、多角形に限定されるものでもなく、また、例えば、参考として、図11に示すように、円弧部3bと同一中心でなくともよい。そして、他方の部材Wにおける孔W1は、前記シャフト3、3x、3yの控え部3cと係合する係合部W2を有しておれば、どのような形状であってもよい。
また、シャフト3、3x、3yは、一側と他側とで同一形状であったり、全長に渡って同一形状であったりしなくとも、例えば、第一の実施の形態を例にとると、一側、すなわちベース部材6側を、そのベース部材6の孔2a(V1)にちょうど嵌まる丸形状とし、他側、すなわちセンサ取付部材7側を、そのセンサ取付部材7の孔4a(W1)にちょうど嵌まる角形状としてもよい(参考例)
また、このシャフト3、3x、3yは、中実となる棒材からなっていてもよく、中空となるパイプ材からなっていても構わない。
また、第一の実施の形態における位置調節構造1では、ベース部材6(第1部材2)が、孔V1を備える一方の部材Vとなり、センサ取付部材7(第2部材4)が、孔W1を備える他方の部材Wとなっているが、反対に、センサ取付部材7(第2部材4)が、孔V1を備える一方の部材Vとなり、ベース部材6(第1部材2)が、孔W1を備える他方の部材Wとなってもよい。また、第二の実施の形態においても、第1の位置調節構造1xでは、ベース部材6(第1部材2)が、孔V1を備える一方の部材Vとなり、ジョイント部材15(第2部材4)が、孔W1を備える他方の部材Wとなっているが、反対に、ジョイント部材15(第2部材4)が、孔V1を備える一方の部材Vとなり、ベース部材6(第1部材2)が、孔W1を備える他方の部材Wとなってもよい。そして、第2の位置調節構造1yでは、センサ取付部材16(第2部材4)が、孔V1を備える一方の部材Vとなり、ジョイント部材15(第1部材2)が、孔W1を備える他方の部材Wとなっているが、反対に、ジョイント部材15(第1部材2)が、孔V1を備える一方の部材Vとなり、センサ取付部材16(第2部材4)が、孔W1を備える他方の部材Wとなってもよい。
この発明の第一の実施の形態の、斜視図である。 同じく、図1におけるA−A線による拡大断面図である。 同じく、図1におけるB−B線による拡大断面図である。 同じく、ベース部材を示し、(a)は、平面図、(b)は、正面図である。 同じく、センサ取付部材の平面図を示す。 同じく、シャフトの拡大断面図を示す。 この発明の第二の実施の形態の、斜視図である。 同じく、ジョイント部材を示し、(a)は、平面図、(b)は、正面図である。 同じく、センサ取付部材の正面図である。 他方の部材の孔の、変形例を示す拡大概略図である。 参考として、シャフトの、変形例を示す拡大断面図である。 従来の、丸シャフトを用いた位置調節構造の斜視図である。 従来の、四角シャフトを用いた位置調節構造の斜視図である。
1 位置調節構造
1x 第1の位置調節構造(位置調節構造)
1y 第2の位置調節構造(位置調節構造)
2 第1部材
2a 孔
2b 連結手段
3 シャフト
3x 第1のシャフト(シャフト)
3y 第2のシャフト(シャフト)
3a 軸心
3b 円弧部
3c 控え部
301 円
302 正四角形
4 第2部材
4a 孔
4b 連結手段
7a、15c、16c 取付部
V 一方の部材
V1 孔
W 他方の部材
W1 孔
W2 係合部

Claims (3)

  1. 第1部材と、シャフトと、第2部材とを備え、前記第2部材が、前記シャフトを介して前記第1部材に対して位置調節され、
    前記第1部材は、前記シャフトの一側と嵌合する孔を備えるとともに、前記シャフトへの連結手段を備え、
    前記第2部材は、前記シャフトの他側と嵌合する孔を備えるとともに、前記シャフトへの連結手段を備え、
    前記第1部材または前記第2部材のいずれか一方の部材の前記孔と、その孔と嵌合する前記シャフトの一側または他側とは、相対的に、前記一方の部材が前記シャフトの軸心回りに回動可能となるよう形成され、
    前記第1部材または前記第2部材のいずれか他方の部材の前記孔と、その孔と嵌合する前記シャフトの他側または一側とは、相対的に、前記他方の部材が、前記シャフトの軸心方向に移動可能となるよう、かつ、前記シャフトの軸心回りに回動不能となるよう形成される、位置調節構造であって、
    前記一方の部材の前記孔は、円形形状に形成され、
    前記シャフトの一側と他側の断面形状は、それら一側と他側とで同一形状であって、
    前記シャフトは、その外周が、前記一側と他側において、断面が前記一方の部材の前記孔に嵌まって接し得る円の丸棒を、その円の一部の弧からなる円弧部を残して、その円弧部と同一中心の正四角形の各辺で切断して形成した形状、または、断面が前記正四角形の角棒を、その角部を前記円で面取りするようにして形成した形状を有して、前記円弧部が、90度離れて位置する4箇所の円弧からなり、前記正四角形の各辺によって、前記一方の部材の前記孔とは接触しない控え部が形成され、
    前記他方の部材の前記孔には、相対的に、前記他方の部材が前記シャフトの軸心回りに回動不能となるよう、前記シャフトの前記控え部と係合する係合部が設けられている、位置調節構造。
  2. 前記第2部材は、被取付物を取付固定するための取付部を備える、請求項1に記載の位置調節構造。
  3. 前記シャフトの断面形状は、全長に渡って同一形状である、請求項1または2に記載の位置調節構造。
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