JP5014096B2 - 圧力測定用材料 - Google Patents

圧力測定用材料 Download PDF

Info

Publication number
JP5014096B2
JP5014096B2 JP2007314057A JP2007314057A JP5014096B2 JP 5014096 B2 JP5014096 B2 JP 5014096B2 JP 2007314057 A JP2007314057 A JP 2007314057A JP 2007314057 A JP2007314057 A JP 2007314057A JP 5014096 B2 JP5014096 B2 JP 5014096B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electron
microcapsule
pressure measurement
spacer
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007314057A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009139154A (ja
Inventor
孝之 松本
努 渡邉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2007314057A priority Critical patent/JP5014096B2/ja
Priority to PCT/JP2008/071487 priority patent/WO2009072427A1/ja
Priority to CN2008801178451A priority patent/CN101874199B/zh
Priority to KR1020107009997A priority patent/KR101450026B1/ko
Priority to TW97146696A priority patent/TWI428577B/zh
Publication of JP2009139154A publication Critical patent/JP2009139154A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5014096B2 publication Critical patent/JP5014096B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L1/00Measuring force or stress, in general
    • G01L1/24Measuring force or stress, in general by measuring variations of optical properties of material when it is stressed, e.g. by photoelastic stress analysis using infrared, visible light, ultraviolet
    • G01L1/247Measuring force or stress, in general by measuring variations of optical properties of material when it is stressed, e.g. by photoelastic stress analysis using infrared, visible light, ultraviolet using distributed sensing elements, e.g. microcapsules

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
  • Color Printing (AREA)
  • Manufacturing Of Micro-Capsules (AREA)
  • Measuring Fluid Pressure (AREA)

Description

本発明は、接触面や加圧部位における圧力分布を測定し記録するために用いる圧力測定用材料に関する。
圧力測定用材料は、液晶ガラスの貼合せ工程、プリント基板へのハンダ印刷、ローラ間の圧力調整などの用途に使われている。このような圧力測定用材料には、例えば、富士フイルム(株)から提供されているプレスケール(商品名)に代表される圧力測定フィルムがある。
この圧力測定フィルムの例として、電子供与性無色染料前駆体と電子受容性化合物との発色反応を利用した圧力測定用シートが開示されており(例えば、特許文献1参照。)、0.1MPa〜20MPa程度の圧力範囲で測定することができるとされている。圧力測定フィルムは、測定部位に合わせてフィルムを任意の大きさに裁断して使用できる特徴を有するほか、筆圧による高い線圧によって発色反応を起こさせる、いわゆる感圧複写紙とは異なり、面圧を測定することができる特徴を有している。
圧力測定用材料においては、発色剤又はこの発色剤を発色させる顕色剤がマイクロカプセルに内包されている。所定の圧力がマイクロカプセルに加えられるとマイクロカプセルが破壊され、その中に含まれていた成分がマイクロカプセル外に放出されて発色反応が起こる。圧力測定用材料の圧力に対する感度はマイクロカプセルの破壊のされやすさ等により調節されるため、低圧測定用の圧力測定用材料(即ち、マイクロカプセルが破壊されやすい場合)の取り扱いには注意が必要とされた。また、低圧測定用の圧力測定用材料を製造する際、この材料をウエブ状に巻き取るときにマイクロカプセルに圧力が加わり基体上に塗布されたマイクロカプセルが破壊されてしまう場合があった。
基体上の塗布膜の保護を目的として、ウエブ状基体の幅方向の両端縁近傍に塗布膜の膜厚よりも厚い塗布部を形成し、塗布膜の傷やブロッキングなどの発生を防止する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。この方法によれば、基体上に塗布されたマイクロカプセルの保護が期待される。
特公昭57−24852号公報 特開2002−68540号公報
しかし、粒径分布を有するマイクロカプセルを含む塗布膜を有する圧力測定用材料においては、最大径のマイクロカプセルの破壊を防止する為には塗布部を相当厚くする必要がある。しかし、マイクロカプセルを含む塗布膜の平均厚みと塗布部の厚みとの差が大きくなると、圧力測定用材料を製造する工程で巻きズレや巻きシワが生じ易くなる。その結果、マイクロカプセルの破壊を引き起こしてしまうことがある。つまり、特許文献2に開示された方法によってもマイクロカプセルを破壊から保護することが困難な場合があった。
本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、マイクロカプセルの破壊を防止可能な圧力測定用材料を提供することを目的とする。
即ち、本発明は、
<1> 電子供与性無色染料前駆体と電子受容性化合物との発色反応を利用した圧力測定用材料において、
基体と、前記電子供与性無色染料前駆体を内包するマイクロカプセルを含み前記基体上に設けられた発色層と、前記基体の縁部に設けられたスペーサと、を有し、前記スペーサの厚みを前記マイクロカプセルの体積標準95%径A(μm)に対して(A×0.6)μm以上(A×1.0)μm以下とした圧力測定用材料である。
<2> ウエブ状の前記基体の幅方向の両縁部に前記スペーサが設けられた<1>に記載の圧力測定用材料である。
<3> 四角形の前記基体の対向する一対の辺の縁部に前記スペーサが設けられた<1>に記載の圧力測定用材料である。
<4> 前記基体の前記発色層の設けられた側に前記スペーサが設けられた<1>〜<3>のいずれか1つに記載の圧力測定用材料である。
<5> 一対の平行な平面間に体積標準のメジアン径D(μm)のマイクロカプセルを挟持して前記一対の平面の間隔を(D×0.25)μm以上(D×0.90)μm以下としたときに破壊されるマイクロカプセルを前記マイクロカプセルとして用いる<1>〜<4>のいずれか1つに記載の圧力測定用材料である。
<6> 前記スペーサが、顔料とバインダーと溶媒とを含むスペーサ形成溶液を基体上に塗布して設けられたものである<1>〜<5>のいずれか1つに記載の圧力測定用材料である。
<7> 0.5MPa以下の圧力で発色可能な<1>〜<6>のいずれか1つに記載の圧力測定用材料である。
<8> 前記電子受容性化合物が、サリチル酸亜鉛塩である<1>〜<7>のいずれか1つに記載の圧力測定用材料である。
本発明によれば、マイクロカプセルの破壊を防止可能な圧力測定用材料が提供される。
以下、本発明の圧力測定用材料について詳細に説明する。
本発明の圧力測定用材料は、電子供与性無色染料前駆体(以下、「発色剤」ともいう。)と電子受容性化合物(以下、「顕色剤」ともいう。)との発色反応を利用した圧力測定用材料において、基体と、前記電子供与性無色染料前駆体を内包するマイクロカプセルを含み前記基体上に設けられた発色層と、前記基体の縁部に設けられたスペーサと、を有し、前記スペーサの厚みを前記マイクロカプセルの体積標準95%径A(μm)に対して(A×0.6)μm以上(A×1.0)μm以下としたものである。
本発明の圧力測定用材料においては基体の縁部に所定の厚みを有するスペーサが設けられているため、圧力測定用材料を重ね合わせた場合に基体と基体との間に隙間を設けることができる。この隙間に発色層を設けることによりマイクロカプセルの破壊を防ぐことができる。なお、圧力測定用材料が重ね合わされた状態としては、シート状の圧力測定用材料が積層された状態や、圧力測定用材料がウエブ状に巻き取られた状態等が挙げられる。
スペーサは、基体の縁部に設けられていればよいが、基体の発色層の設けられた側にスペーサを設けることが好ましい。これにより、基体上にはスペーサの設けられた部分(即ち発色層の設けられていない部分)が存在するため、ユーザーは発色層に触れることなく圧力測定用材料を取り扱うことができる。従って、圧力測定用材料のハンドリング性が向上する。
本発明の圧力測定用材料においては、スペーサの厚みはマイクロカプセルの体積標準95%径A(μm)に対して(A×0.6)μm以上(A×1.0)μm以下とされる。スペーサの厚みが(A×0.6)μm未満であると、圧力測定用材料を重ね合わせた状態としたときにマイクロカプセルに圧力が加わりマイクロカプセルが破壊されてしまうことがある。また、スペーサの厚みが(A×1.0)μmよりも大きいと圧力測定用材料の製造工程において基体を巻き取る際に巻きズレや巻きシワが生じ、その結果としてマイクロカプセルが破壊されてしまうことがある。
本発明において、スペーサの厚みは(A×0.62)μm以上(A×1.0)μm以下が好ましく、(A×0.65)μm以上(A×1.0)μm以下がさらに好ましい。
なお、本発明においてマイクロカプセルの体積標準95%径とは、マイクロカプセルの全体積を100%として累積カーブを求めたとき、その累積カーブが95%となる点の粒子径である。この体積標準95%径は、マイクロカプセルを1〜40%(質量基準)含む溶液を支持体に塗布し、その表面を光学顕微鏡により150倍で撮影して、2cm×2cmの範囲にある全てのマイクロカプセルの大きさを計測して算出される値である。
また、体積標準のメジアン径は、マイクロカプセル全体を、体積累計が50%となる粒子径を閾値に2つに分けたときに、大径側と小径側での粒子の体積の合計が等量となる径であり、体積標準95%径と同様の方法により求めることができる。
本発明の圧力測定用材料は、電子供与性無色染料前駆体を内包したマイクロカプセルと、前記電子供与性無色染料前駆体と反応して発色させる電子受容性化合物とを、単一の基体、あるいは別個の基体に設けて(好ましくは塗工して)構成されている。
本発明の圧力測定用材料が、マイクロカプセルと電子受容性化合物とが単一の基体に塗工等して設けられた、いわゆるモノシートタイプの場合、シートやフィルム等の基体と、基体上に該基体側から順に設けられた顕色剤含有の顕色剤層及びマイクロカプセル含有の発色層とを有してなり、これを単独で圧力あるいは圧力分布を測定したい部位に挟んで加圧する。
また、本発明の圧力測定用材料が、マイクロカプセルと電子受容性化合物とが別個の基体に塗工等して設けられた、いわゆる2シートタイプの場合、シートやフィルム等の基体上に顕色剤含有の顕色剤層を有する材料Aと、シートやフィルム等の基体上にマイクロカプセル含有の発色層を有する材料Bとを有して構成されており、材料Bのマイクロカプセルが存在する面(発色層表面)と、材料Aの電子受容性化合物が存在する面(顕色剤層表面)とが互いに向き合うように両材料を重ね、重ねた状態で圧力あるいは圧力分布を測定したい部位に挟んで加圧する。
加圧は、任意の方法により点、線、又は面で圧力(点圧、線圧、又は面圧等)を与えることにより行なうことができる。本発明は、特にマイクロカプセルの破壊されやすい0.5MPa以下の圧力で発色可能な圧力測定用材料に有効である。
上記のように加圧されることで、マイクロカプセルが破壊されて電子供与性無色染料前駆体を含む内包物が放出され、電子供与性無色染料前駆体と電子受容性化合物が反応することによって着色が見られる。このとき、加圧する圧力が大きくなるにつれて電子供与性無色染料前駆体を含む内包物がより多く放出されるようになり、電子受容性化合物との反応量が増えるため、濃い発色が得られる。
上記のうち、圧力測定用材料は、その保存性や取扱い性の観点から、電子供与性無色染料前駆体を内包するマイクロカプセルと電子受容性化合物とは、別個の基体に塗工等して設けられた2シートタイプに構成されるのがより好ましい。
以下、本発明の圧力測定用材料を構成する各要素について説明する
<基体>
本発明の圧力測定用材料を構成する基体は、シート状、フィルム状、板状、ウエブ状等のいずれであってもよく、具体的な例として、紙、プラスチィックフィルム、合成紙等が挙げられる。圧力測定用材料がモノシートタイプ及び2シートタイプのいずれの形態であっても、同様である。
前記紙の具体例としては、上質紙、中質紙、更紙、中性紙、酸性紙、コート紙、マシンコート紙、アート紙、キャストコート紙、微塗工紙、トレーシングペーパー、再生紙等を挙げることができる。前記プラスチックフィルムの具体例としては、ポリエチレンテレフタレートフィルム等のポリエステルフィルム、三酢酸セルロース等のセルロース誘導体フィルム、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィンフィルム、ポリスチレンフィルム、等を挙げることができる。
また、前記合成紙の具体例としては、ポリプロピレンやポリエチレンテレフタレート等を二軸延伸してミクロボイドを多数形成したもの(ユポ等)や、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミドなどの合成繊維からなるもの、これらを紙の一部、一面、両面に積層したものなどが挙げられる。
但し、本発明においては、これらに限定されるものではない。
これらの中でも、加圧によって生じる発色濃度をより高くする点で、プラスチックフィルム、合成紙が好ましく、プラスチックフィルムがより好ましい。
本発明の圧力測定用材料においては、ウエブ状の基体を用い、この基体の幅方向の両縁部にスペーサを設けることが好ましい。本発明の圧力測定用材料をこのような構成とすることにより、圧力測定用材料の製造工程でのマイクロカプセルの破壊を効果的に防ぐことができる。さらに、ウエブ状に巻き取られた本発明の圧力測定用材料を保存する際に、マイクロカプセルの破壊を効果的に防ぐことができる。特に、マイクロカプセルが塗布面タッチロールに接触して破壊されるのを防ぐため、基体の発色層の設けられた側にスペーサを設けることが好ましい。
また、本発明の圧力測定用材料においては、四角形の基体を用い、この基体の対向する一対の辺の縁部にスペーサを設けるようにしてもよい。本発明の圧力測定用材料をこのような構成とすることにより、圧力測定用材料を積層した状態で保存する際に、マイクロカプセルの破壊を効果的に防ぐことができる。
基体を四角形とした本発明の圧力測定用材料は、ウエブ状の本発明の圧力測定用材料を所望の長さで切断することにより得ることもできる。
<発色層>
本発明の圧力測定用材料においては、基体上に電子供与性無色染料前駆体を内包するマイクロカプセルを含む発色層が設けられる。
(電子供与性無色染料前駆体)
本発明の圧力測定用材料の発色層に含有されるマイクロカプセルは、電子供与性無色染料前駆体の少なくとも一種を内包する。
マイクロカプセルに内包される電子供与性無色染料前駆体は、感圧複写紙あるいは感熱記録紙の用途において公知のものを使用することができる。例えば、トリフェニルメタンフタリド系化合物、フルオラン系化合物、フェノチアジン系化合物、インドリルフタリド系化合物、ロイコオーラミン系化合物、ローダミンラクタム系化合物、トリフェニルメタン系化合物、ジフェニルメタン系化合物、トリアゼン系化合物、スピロピラン系化合物、フルオレン系化合物など各種の化合物を使用することができる。
これら化合物の詳細については、特開平5−257272号公報に記載されており、電子供与性無色染料前駆体は、1種単独で又は2種以上を混合して使用することができる。
電子供与性無色染料前駆体は、0.5MPa以下での発色性を高め、微少な圧力で高い濃度を得る(圧力変化に対する濃度変化(濃度勾配)を高める)観点から、モル吸光係数(ε)の高いものが好ましい。電子供与性無色染料前駆体のモル吸光係数(ε)は、10000 mol−1・cm−1・L以上であることが好ましく、15000 mol−1・cm−1・L以上あることがより好ましく、更には25000mol−1・cm−1・L以上あることが好ましい。
εが前記範囲の電子供与性無色染料前駆体の好ましい例としては、3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド(ε=61000)、3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−n−オクチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド(ε=40000)、3−[2,2−ビス(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)ビニル]−3−(4−ジエチルアミノフェニル)−フタリド(ε=40000)、9−[エチル(3−メチルブチル)アミノ]スピロ[12H−ベンゾ[a]キサンテン−12,1’(3’H)イソベンゾフラン]−3’−オン(ε=34000)、2−アニリノ−6−ジブチルアミノ−3−メチルフルオラン(ε=22000)、6−ジエチルアミノ−3−メチル−2−(2,6−キシリジノ)−フルオラン(ε=19000)、2−(2−クロロアニリノ)−6−ジブチルアミノフルオラン(ε=21000)、3,3−ビス(4−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド(ε=16000)、2−アニリノ−6−ジエチルアミノ−3−メチルフルオラン(ε=16000)等が挙げられる。
モル吸光係数εが前記範囲の電子供与性無色染料前駆体を1種単独で用い、あるいはモル吸光係数εが前記範囲の電子供与性無色染料前駆体を含む2種以上を混合して用いる場合、電子供与性無色染料前駆体の合計量に占める、モル吸光係数(ε)が10000 mol−1・cm−1・L以上の電子供与性無色染料前駆体の割合は、0.5MPa以下での発色性を高め、低圧で高い濃度を得る(圧力変化に対する濃度変化(濃度勾配)を高める)観点から、10〜100質量%の範囲が好ましく、20〜100質量%の範囲がより好ましく、更には30〜100質量%の範囲が好ましい。
2種以上の電子供与性無色染料前駆体を用いる場合、εがそれぞれ10000 mol−1・cm−1・L以上のものを2種以上併用するのが好ましい。
モル吸光係数(ε)は、電子供与性無色染料を95%酢酸水溶液中に溶解したときの吸光度から算出することができる。具体的には、吸光度が1.0以下となるように濃度を調節した電子供与性無色染料の95%酢酸水溶液において、測定用セルの長さをAcm、電子供与性無色染料の濃度をB mol/L、吸光度をCとしたときに、下記式によって算出することができる。
モル吸光係数(ε)= C/(A×B)
電子供与性無色染料前駆体の量(例えば塗布量)は、0.5MPa以下での発色性を高める観点から、乾燥後の質量で0.1〜5g/mであることが好ましく、0.1〜4g/mであることがより好ましく、0.2〜3g/mであることがさらに好ましい。
(溶媒)
本発明におけるマイクロカプセルは、電子供与性無色染料前駆体と共に少なくとも一種の溶媒を内包してもよい。
マイクロカプセルに内包される溶媒としては、感圧複写紙用途において公知のものを使用することができる。例えば、ジイソプロピルナフタレン等のアルキルナフタレン類、1−フェニル−1−キシリルエタン等のジアリールアルカン類、イソプロピルビフェニル等のアルキルビフェニル類、その他トリアリールメタン類、アルキルベンゼン類、ベンジルナフタレン類、ジアリールアルキレン類、アリールインダン類等の芳香族炭化水素;フタル酸ジブチル、イソパラフィン等の脂肪族炭化水素、大豆油、コーン油、綿実油、菜種油、オリーブ油、ヤシ油、ひまし油、魚油等の天然動植物油等、鉱物油等の天然物高沸点留分等が挙げられる。溶媒は、1種単独で又は2種以上を混合して使用してもよい。
また、必要に応じて、補助溶媒として、メチルエチルケトン等のケトン類や酢酸エチルなどのエステル類、イソプロピルアルコール等のアルコール類等、沸点が130℃以下の溶媒を添加することもできる。
(マイクロカプセル及びその作製方法)
電子供与性無色染料前駆体及び必要に応じて溶媒を内包するマイクロカプセルは、それ自体公知の任意の方法、例えば、界面重合法、内部重合法、相分離法、外部重合法、コアセルベーション法等の方法により製造することができる。
前記マイクロカプセルの壁材としては、従来から感圧記録材料の電子供与性無色染料前駆体含有のマイクロカプセルの壁材として使用されている水不溶性、油不溶性のポリマーの中から、特に限定されることなく使用できる。中でも、壁材としては、ウレタン・ウレア樹脂(ポリウレタン・ウレア)、メラミン・ホルムアルデヒド樹脂、ゼラチンが好ましく、低圧(好ましくは0.5MPa以下)で良好な発色を得る観点から、ポリウレタン・ウレア、メラミン・ホルムアルデヒド樹脂がより好ましく、特にウレタン結合を含むポリウレタン・ウレアが好ましい。
ここで、カプセル璧材にポリウレタン・ウレアを用いた場合を例に説明する。
電子供与性無色染料前駆体を内包する、ポリウレタン・ウレア壁のマイクロカプセルの分散液の調製は、感圧複写紙用途において公知の方法を使用することができる。例えば、電子供与性無色染料前駆体と多価イソシアネートとを溶媒に溶解した溶液(油相)を、水溶性高分子(ポリオール、ポリアミンなどのカプセル壁形成用物質)を含有する親水性溶液(例えば水など;水相)に乳化分散させ、得られた乳化分散液中の油滴をポリウレタン・ウレアで被覆してマイクロカプセル化する方法が挙げられる。このとき、加温することによって油滴界面で高分子形成反応が進み、マイクロカプセル壁を形成できる。
マイクロカプセル化する工程途中には、多価ヒドロキシ化合物と多価アミンなどの反応調整剤を添加してもよい。多価ヒドロキシ化合物の具体例としては、脂肪族又は芳香族の多価アルコール、ヒドロキシポリエステル、ヒドロキシポリアルキレンエーテル、多価アミンのアルキレンオキサイド付加物等を挙げることができる。中でも、脂肪族又は芳香族の多価アルコール、多価アミンのアルキレンオキサイド付加物が好ましく、より好ましくは、多価アミンのアルキレンオキサイド付加物である。
多価アミンとしては、分子中に2個以上の−NH基または−NH基を有するものであれば、いずれも使用可能である。具体的な化合物としては、例えば、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、1,3−プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミンなどの脂肪族多価アミン;脂肪族多価アミンのエポキシ化合物付加物;ピペラジン等の脂環式多価アミン;3,9−ビス−アミノプロピル−2,4,8,10−テトラオキサスピロ−(5,5)ウンデカンなどの複素環式ジアミンなどを挙げることができる。
多価ヒドロキシ化合物や多価アミンの添加量は、使用する多価イソシアネートの種類及び量、さらには所望のカプセル壁硬度などにより適宜決定される。多価ヒドロキシ化合物や多価アミンを添加する場合、「多価ヒドロキシ化合物及び/又は多価アミンの総量:多価イソシアネートの量」の比(質量比)は、0.1:99.9〜30:70であることが好ましく、1:99〜25:75であることがより好ましい。また、多価ヒドロキシ化合物の添加量としては、多価イソシアネート:多価ヒドロキシ化合物が質量比で99.9:0.1〜70:30であることが好ましく、99:1〜75:25であることがより好ましく、98:2〜80:20であることがさらに好ましい。
多価ヒドロキシ化合物や多価アミンの添加時期は、電子供与性無色染料前駆体を溶解する溶媒や補助溶媒中にあらかじめ添加しておいてもよいし、乳化分散前あるいは乳化分散後に添加してもよい。
親水性溶液中には、乳化剤として、種々の両性高分子、イオン系高分子、非イオン系高分子、例えばゼラチン、でんぷん、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリアルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレン硫酸塩、ポリオキシアルキルエーテルやその変性体、イソブチレン−無水マレイン酸共重合体等を添加してもよい。
前記多価イソシアネートとしては、感圧複写紙用途において公知のものを使用することができる。例えば、水添キシリレンジイソシアネート(一般に水添XDIと称される)のイソシアヌレート体、イソホロンジイソシアネート(一般にIPDIと称される)のイソシアヌレート体、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートとトリメチロールプロパンとの付加物、ヘキサメチレンジイソシアネートのビュレット体、ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート体、ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート体にウレタン結合により脂肪族ジオール(例、アルキレンジオール)が結合した化合物、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート、カルボジイミド変性ジフェニルメタンジイソシアネート、トリレンジイソシアネートとトリメチロールプロパンとの付加物、キシリレンジイソシアネートとトリメチロールプロパンとの付加物、トリレンジイソシアネートのイソシアヌレート体、水添キシリレンジイソシアネートとトリメチロールプロパンとの付加体、イソホロンジイソシアネートとトリメチロールプロパンとの付加体、キシリレンジイソシアネートのビュレット体及びトリス−(p−イソシアネートフェニル)チオホスファイトを挙げることができる。多価イソシアネートは、1種単独で又は2種以上を混合して使用することができる。
また、マイクロカプセルには、上記の電子供与性無色染料前駆体、溶媒、及び補助溶媒以外に、必要に応じて、添加剤を内包してもよい。添加剤としては、紫外線吸収剤、光安定化剤、酸化防止剤、ワックス、臭気抑制剤などを挙げることができる。
マイクロカプセルに内包される溶媒と電子供与性無色染料前駆体との質量比(溶媒:前駆体)としては、発色性の点で、98:2〜30:70の範囲が好ましく、97:3〜40:60の範囲がより好ましく、95:5〜50:50の範囲が更に好ましい。
マイクロカプセルの体積標準のメジアン径としては、低圧(好ましくは0.5MPa以下)での発色濃度を高め、視認性、濃度をスキャニング等して読み取る際の濃度再現精度を向上させる点で、10μm以上が好ましく、10〜40μmがより好ましく、13〜30μmが更に好ましく、16〜25μmが特に好ましい。
本発明においては、一対の平行な平面間に体積標準のメジアン径D(μm)のマイクロカプセルを挟持して一対の平面の間隔を(D×0.25)μm以上(D×0.90)μm以下としたときに破壊されるマイクロカプセルを、発色層を構成するマイクロカプセルとして用いることが好ましい。上記所定の強度を示すマイクロカプセルを用いることにより、圧力測定用材料を重ね合わせた状態としたときにマイクロカプセルに圧力が加わりマイクロカプセルが破壊されてしまうことを防止する効果が得られる。
上記一対の平面の間隔としては、(D×0.27)μm以上(D×0.90)μm以下がさらに好ましく、(D×0.30)μm以上(D×0.90)μm以下が特に好ましい。
ここで、マイクロカプセルが破壊されるときの「一対の平面の間隔」は、23℃において微小硬度計を用いて測定される。具体的には、微小硬度計のサンプル台にマイクロカプセルが塗設された基体を設置し、平面圧子でマイクロカプセルを加圧していったときに、マイクロカプセルから内包物が出始めたときの基体表面と平面圧子との間隔を、体積標準のメジアン径に対して±10%以内の直径を有するマイクロカプセル5個について求め、その平均を「一対の平面の間隔」とする。
「基体表面と平面圧子との間隔」は、例えば、島津製作所(株)社製、MCT−W200を用いて測定することができる。また、マイクロカプセルの直径は光学顕微鏡観察により求めることができる。
上記所定の強度のマイクロカプセルは、それ自体公知の任意の方法、例えば、界面重合法、内部重合法、相分離法、外部重合法、コアセルベーション法等の方法により製造することができる。上記マイクロカプセルの壁材としては、従来感圧記録材料の電子供与性無色染料含有マイクロカプセルの壁材として使用されている水不溶性、油不溶性のポリマーであれば特に限定されることなく使用できるが、ポリウレタンウレア壁、メラミン・ホルムアルデヒド壁、ゼラチン壁が好ましく、中でもポリウレタンウレア壁、メラミン・ホルムアルデヒド壁がより好ましい。
マイクロカプセルのカプセル壁の壁厚については、カプセル壁材の種類やカプセル径など種々の条件にも依存するが、微少(少なくとも0.05MPa)の加圧で破壊可能な範囲であれば、制限なく任意に選択することができる。中でも、0.5MPa以下の圧力で良好な発色性を得る観点から、好ましい壁厚は0.005〜3.0μmの範囲であり、より好ましくは0.005〜2.8μmの範囲であり、更に好ましくは、マイクロカプセルのメジアン径を10〜40μmとした場合において0.06〜1.0μmである。特に好ましいカプセル壁の壁厚は、メジアン径が10〜40μmのマイクロカプセルのカプセル壁をポリウレタン・ウレアで構成した場合において、0.07〜0.85μmである。
本発明において、壁厚とは、マイクロカプセルのカプセル粒を形成する樹脂膜(いわゆるカプセル壁)の厚みをいい、5個のマイクロカプセルの個々のカプセル壁の厚みを走査型電子顕微鏡により求めて平均した平均値をいう。
(発色層形成用の調製液の調製)
マイクロカプセルは上記のように分散液として得ることができるが、このマイクロカプセルの分散液は、そのまま電子供与性無色染料前駆体を含有する発色層を形成するための調製液(特に塗布液)としてもよい。また、上記のように得られたマイクロカプセルの分散液に更に、澱粉又は澱粉誘導体の微粉末、セルロース繊維粉末等の緩衝剤、ポリビニルアルコール等の水溶性高分子結着剤、酢酸ビニル系、アクリル系、スチレン・ブタジエン共重合体ラテックス等の疎水性高分子結着剤、蛍光増白剤、消泡剤、浸透剤、紫外線吸収剤、防腐剤を添加して調製液(特に塗布液)としてもよい。
このようにして得られた調製液(特に塗布液)を、基体の上に塗工等して付与し、乾燥させることにより、圧力測定用材料を構成する発色層を形成することができる。
前記発色層形成用の調製液を塗布液として用いる場合、塗布液の塗工方法は、通常の塗工機を用いて塗布、乾燥させて行なえる。具体的な塗工機の例としては、エアーナイフコーター、ロッドコーター、バーコーター、カーテンコーター、グラビアコータ−、エクストルージョンコーター、ダイコーター、スライドビードコーター、ブレードコーター等を挙げることができる。
本発明の圧力測定用材料が、電子供与性無色染料前駆体内包のマイクロカプセルと電子受容性化合物とがそれぞれ別個の基体に塗工等されて構成される2シートタイプの場合、例えば、上記塗布液を所望のシート状基体の上に、直接もしくは他の層を介して塗布し、乾燥させることにより、少なくとも発色層が形成されたシート材を得ることができる。また、電子供与性無色染料前駆体内包のマイクロカプセルと電子受容性化合物とが単一のシート状基体に塗工等されて構成されるモノシートタイプの場合、例えば、所望の基体上に形成された後述の顕色剤層の上に上記塗布液を重ねて塗布し、乾燥させることにより、圧力測定用材料が得られる。
<スペーサ>
本発明の圧力測定用材料においては、基体の縁部にスペーサが設けられる。スペーサを構成する成分及びその形成方法は特に限定されるものではないが、顔料とバインダーと溶媒とを含むスペーサ形成溶液を基体上に塗布して設けることがスペーサの厚みの均一性を高める点で好ましい。
スペーサを構成する顔料としては、例えば、カオリン、焼成カオリン、カオリン凝集体、重質炭酸カルシウム、種々の形態(米粒状、角状、紡錘状、イガ状、球状、アラゴナイト系柱状、無定形等)の軽質炭酸カルシウム、タルク、ルチル型またはアナターゼ型の二酸化チタン等が挙げられ、カオリン凝集体、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、タルク、が好ましく、カオリン凝集体、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウムがさらに好ましい。
スペーサを構成するバインダーとしては、ポリビニルアルコール等の水溶性高分子結着剤、デンプン、カゼイン、アラビアゴム、ゼラチン、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロースなどの合成又は天然高分子物質、酢酸ビニル系、アクリル系、スチレン・ブタジエン共重合体ラテックス等の疎水性高分子結着剤が挙げられ、ポリビニルアルコール、スチレン・ブタジエン共重合体ラテックス、アクリル系ラテックス、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロースが好ましく、ポリビニルアルコール、スチレン・ブタジエン共重合体ラテックス、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロースがさらに好ましい。
スペーサを構成する顔料とバインダーとの比(質量基準)としては、100:5〜5:100が好ましく、100:7〜10:100がさらに好ましい。
スペーサ形成溶液に含有される溶媒としては、顔料及びバインダーを溶解又は分散させることのできるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、水、メチルエチルケトン等のケトン類や酢酸エチルなどのエステル類、イソプロパノ−ル等のアルコール類等、沸点が130℃以下の溶媒が挙げられ、水、メタノール、エタノール、イソプロパノ−ルが好ましく、水、イソプロパノールがさらに好ましい。
スペーサ形成溶液には、必要に応じて添加剤を含んでもよい。スペーサ形成溶液に含まれてもよい添加剤としては、例えば、界面活性剤、消泡剤、防腐剤、粘度調整剤等が挙げられる。
スペーサ形成溶液の塗工機としては、例えば、エアーナイフコーター、ロッドコーター、バーコーター、カーテンコーター、グラビアコータ−、エクストルージョンコーター、ダイコーター、スライドビードコーター、ブレードコーター等を挙げることができる。これらの塗工機を用いることにより、基体上の所望の位置にスペーサを設けることができる。
スペーサ形成溶液の塗布後、塗膜を乾燥させることによりスペーサを形成することができる。
本発明の圧力測定用材料がウエブ状の基体を用い、この基体の幅方向の両縁部にスペーサを設けられて構成される場合、基体の幅方向におけるスペーサの幅としては、基体の幅を1としたときに0.01〜0.99が好ましく、0.02〜0.98がさらに好ましく、0.02〜0.95が特に好ましい。基体の幅を1としたときのスペーサの幅を0.01〜0.99の範囲とすることで、圧力測定用材料が重ね合わされた状態でのマイクロカプセル破壊をさらに効果的に防止できる。
また、本発明の圧力測定用材料が四角形の基体を用い、この基体の対向する一対の辺の縁部にスペーサを設けられて構成される場合、スペーサの設けられた一対の辺の対向方向におけるスペーサの幅としては、基体の幅を1としたときに0.01〜0.99が好ましく、0.02〜0.98がさらに好ましく、0.02〜0.95が特に好ましい。基体の幅を1としたときのスペーサの幅を0.01〜0.99 の範囲とすることで、圧力測定用材料が重ね合わされた状態でのマイクロカプセル破壊をさらに効果的に防止できる。
(電子受容性化合物)
本発明の圧力測定用材料の顕色剤層は、電子受容性化合物(顕色剤)の少なくとも一種を含有する。
本発明の顕色剤層に含有される電子受容性化合物としては、無機化合物と有機化合物を挙げることができる。無機化合物の具体例としては、酸性白土、活性白土、アタパルジャイト、ゼオライト、ベントナイト、カオリンのような粘土物質等を挙げることができる。有機化合物としては、芳香族カルボン酸の金属塩、フェノールホルムアルデヒド樹脂、カルボキシル化テンペルフェノール樹脂の金属塩等を挙げることができる。中でも、酸性白土、活性白土、ゼオライト、カオリン、芳香族カルボン酸の金属塩、カルボキシル化テンペルフェノール樹脂の金属塩が好ましく、酸性白土、活性白土、カオリン、芳香族カルボン酸の金属塩であることがより好ましい。
前記芳香族カルボン酸の金属塩の好ましい具体例としては、3,5−ジ−t−ブチルサリチル酸、3,5−ジ−t−オクチルサリチル酸、3,5−ジ−t−ノニルサリチル酸、3,5−ジ−t−ドデシルサリチル酸、3−メチル−5−t−ドデシルサリチル酸、3−t−ドデシルサリチル酸、5−t−ドデシルサリチル酸、5−シクロヘキシルサリチル酸、3,5−ビス(α,α−ジメチルベンジル)サリチル酸、3,5−ビス(α−メチルベンジル)サリチル酸、3−メチル−5−(α−メチルベンジル)サリチル酸、3−(α,α−ジメチルベンジル)−5−メチルサリチル酸、3−(α,α−ジメチルベンジル)−6−メチルサリチル酸、3−(α−メチルベンジル)−5−(α,α−ジメチルベンジル)サリチル酸、3−(α,α−ジメチルベンジル)−6−エチルサリチル酸、3−フェニル−5−(α,α−ジメチルベンジル)サリチル酸、カルボキシ変性テルペンフェノール樹脂、3,5−ビス(α−メチルベンジル)サリチル酸とベンジルクロリドとの反応生成物であるサリチル酸樹脂等の、亜鉛塩、ニッケル塩、アルミニウム塩、カルシウム塩等を挙げることができる。
これらの中でも、サリチル酸亜鉛塩が高い発色濃度が得られる点で特に好ましい。
(顕色剤分散液の調製)
顕色剤分散液は、電子受容性化合物が上記の無機化合物である場合、無機化合物を機械的に水系で分散処理することにより調製することができ、また、電子受容性化合物が有機化合物である場合、有機化合物を機械的に水系で分散処理するか、又は有機溶媒に溶解することにより調製することができる。
詳細は、特開平8−207435号公報に記載された方法を参照することができる。
(顕色剤層形成用の調製液の調製)
上記のようにして調製された電子受容性化合物分散液は、そのまま電子受容性化合物を含有する顕色剤層を形成するための調製液(特に塗布液)としてもよい。また、顕色剤層を形成するための調製液(特に塗布液)には、バインダーとして、スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス、酢酸ビニル系ラテックス、アクリル酸エステル系ラテックス、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、無水マレイン酸−スチレン−共重合体、デンプン、カゼイン、アラビアゴム、ゼラチン、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロースなどの合成又は天然高分子物質を添加してもよい。また、顔料として、カオリン、焼成カオリン、カオリン凝集体、重質炭酸カルシウム、種々の形態(米粒状、角状、紡錘状、イガ状、球状、アラゴナイト系柱状、無定形等)の軽質炭酸カルシウム、タルク、ルチル型またはアナターゼ型の二酸化チタン等を添加してもよい。更には、所望により蛍光増白剤、消泡剤、浸透剤、防腐剤を添加することもできる。
前記顕色剤層形成用の調製液を塗布液として用いる場合、塗布液の塗工方法としては、通常の塗工機を用いて塗布、乾燥させて行なえる。具体的な塗工機の例としては、ブレードコーター、ロッドコーター、エアーナイフコーター、カーテンコーター、グラビアコーター、バーコーター、ロールコーター、エクストルージョンコーター、ダイコーター、スライドビードコーター、ブレードコーター等を挙げることができる。
本発明の圧力測定用材料が、電子供与性無色染料前駆体内包のマイクロカプセルと電子受容性化合物とがそれぞれ別個の基体に塗工等されて構成される2シートタイプの場合、例えば、顕色剤含有の塗布液を所望のシート状基体の上に、直接もしくは他の層を介して塗布し、乾燥させることにより、少なくとも顕色剤層が形成されたシート材を得ることができる。また、電子供与性無色染料前駆体内包のマイクロカプセルと電子受容性化合物とが単一のシート状基体に塗工等されて構成されるモノシートタイプの場合、例えば、所望のシート状基体の上に直接もしくは他の層を介して、顕色剤含有の塗布液を塗布し、乾燥させることにより、圧力測定用材料を構成する顕色剤層を形成することができる。
電子受容性化合物(顕色剤)の顕色剤層中における量(塗布による場合は塗布量)は、乾燥後の質量で0.1〜30g/mが好ましく、より好ましくは、無機化合物の場合は3〜20g/mであり、有機化合物の場合は0.1〜5g/mであり、さらに好ましくは、無機化合物の場合は5〜15g/mであり、有機化合物の場合は0.2〜3g/mである。
以下、本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明するが、本発明は下記実施例により限定されるものではない。なお、特に断りのない限り、「部」は質量基準である。
[実施例1]
−電子供与性無色染料前駆体内包マイクロカプセル液(A)の調製−
ジアリールエタン70部に、電子供与性無色染料前駆体として下記化合物(A)9部を溶解し、溶液Aを得た。次に、メチルエチルケトン1部に溶解したエチレンジアミンのブチレンオキシド付加物0.4部を、攪拌している溶液Aに加えて溶液Bを得た。さらに、メチルエチルケトン1部に溶解したトリレンジイソシアナートのトリメチロールプロパン付加物2部を、攪拌している溶液Bに加えて溶液Cを得た。そして、水150部にポリビニルアルコール6部を溶解した溶液中に上記の溶液Cを加えて、乳化分散した。乳化分散後の乳化液に水300部を加え、攪拌しながら70℃まで加温し、1時間攪拌後冷却した。水を加えて濃度を調整し、固形分濃度18%の電子供与性無色染料前駆体内包マイクロカプセル液(A)を得た。電子供与性無色染料前駆体内包マイクロカプセル液(A)に含まれるマイクロカプセルの体積標準95%径は35μmであり、マイクロカプセルが破壊されるときの一対の平面の間隔は18μmであり、体積標準のメジアン径は20μmであった。
Figure 0005014096
−スペーサ形成溶液(B)の調製−
水75部、ポリアクリル酸ナトリウム5部、炭酸カルシウム100部を混合してサンドミルで分散した後、SBRラテックスを固形分15部相当、カルボキシメチルセルロース1%水溶液を15部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム25%水溶液を1部添加して混合し、さらに水を加えて固形分濃度を41.5%として、スペーサ形成溶液(B)を作製した。
−電子供与性無色染料シートの作製−
幅400mmの長尺状のポリエチレンテレフタレートフィルム(基体)を搬送させ、このフィルム上に電子供与性無色染料前駆体内包マイクロカプセル液(A)とスペーサ形成溶液(B)とを、150mm幅の電子供与性無色染料前駆体内包マイクロカプセル液(A)の幅方向両端にそれぞれ50mm幅のスペーサ形成溶液(B)が接するとともに、電子供与性無色染料前駆体内包マイクロカプセル液(A)の乾燥後の質量が5.0g/mとなり、スペーサ形成溶液(B)の乾燥後の質量が33.0g/mとなるように、スライドビードコーターにより同時塗布後、乾燥して、電子供与性無色染料シートを得た。
−顕色剤含有液の調製−
3,5−ビス(α−メチルベンジル)サリチル酸亜鉛10部、炭酸カルシウム100部、ヘキサメタリン酸ナトリウム1部及び水200部を、サンドグラインダーを用いて平均粒子径が3μmになるように分散させて分散液を調製した。次いでこの分散液に、ポリビニルアルコールの10%水溶液100部及びスチレンーブタジエンラテックスを固形分として10部、水450部を添加して顕色剤含有液を調製した。
−顕色剤シートの作製−
得られた顕色剤含有液を、厚さ75μmのポリエチレンテレフタレート(PET)シートの上に固形分塗布量が10g/mになるように、バーコーターにより塗布、乾燥させて顕色剤層を形成し、顕色剤シートを得た。
以上のようにして、電子供与性無色染料シート及び顕色剤シートからなる2シートタイプの本発明の圧力測定用材料を作製した。
−評価・測定−
得られた圧力測定用材料について、下記の評価を行なった。評価結果は表1に示す。
(1)発色性能
電子供与性無色染料シートをウエブ状に巻き取った。その後に該ロールをほぐして5cm×5cmのサイズに裁断した。該電子供与性無色染料シートと5cm×5cmのサイズに裁断した顕色剤シートとを、電子供与性無色染料シートの発色層の表面と顕色剤シートの顕色剤層の表面とが向き合うようにして重ね合わせ、重ね合わせた両シートを表面が平滑なガラス板2枚で挟み、その上に錘を乗せることによって0.30MPaの圧力で加圧し、発色させた。その後、重ね合わせた両シートを剥離し、濃度計RD−19(グレタグマクベス社製)を用いて、顕色剤シートに形成された発色部の濃度(DA)を測定した。
また、これとは別に、未使用の顕色剤シートについて同様の方法で初期濃度(DB)を測定した。そして、濃度DAから初期濃度DBを減算し、発色濃度ΔDを求め、下記の評価基準にしたがって評価した。なお、「△」が実使用上許容できる範囲である。
−評価基準−
○(0.04≦ΔD) :発色が明確に認められた。
△(0.01≦ΔD<0.04) :発色が微かに認められた。
×(ΔD<0.01) :発色は認めらなかった。
(2)マイクロカプセル破壊の有無
電子供与性無色染料シートをウエブ状に巻き取った。その後に該ロールをほぐし、該シートのマイクロカプセル塗布面を150倍の光学顕微鏡で観察し、以下の基準によりカプセル破壊の評価を行った。なお、「△」が実使用上許容できる範囲である。
○:破壊したカプセルの個数割合は、1%未満だった
△:破壊したカプセルの個数割合は、1%以上5%未満だった
×:破壊したカプセルの個数割合は、5%以上だった
(3)巻き取り状態
ウエブ状に巻き取られた電子供与性無色染料シートのシワの発生の有無を目視で確認し、下記基準に基づき評価した。なお、「△」が実使用上許容できる範囲である。
−評価基準−
○:シワは確認されなかった。
△:シワは発生しているが、微小なシワであった。
×:大きなシワが発生した。
[実施例2]
実施例1において、得られた電子供与性無色染料前駆体内包マイクロカプセル液(A)を孔径10μmのフィルターを用いてクロスフローろ過処理を複数回繰り返し行ない(得られた体積標準のメジアン径は24μmであった)、スペーサ形成溶液(B)の乾燥後の質量が55.0g/mとなるように塗布した以外は実施例1と同様にして、実施例2の電子供与性無色染料シートを得て、評価測定を行った。評価結果は表1に示す。
[実施例3]
−顕色剤含有液の調製−
硫酸処理活性白土(電子受容性化合物)100部に、40%水酸化ナトリウム水溶液5部、及び水300部を加えてホモジナイザーで分散し、これに更にカゼインのナトリウム塩の10%水溶液50部、及びスチレン−ブタジエンラテックス30部を添加して、電子受容性化合物(顕色剤)を含有する顕色剤含有液を調製した。
−顕色剤シートの作製−
得られた顕色剤含有液を、厚さ75μmのポリエチレンテレフタレート(PET)シートの上に固形分塗布量が10g/mになるように、バーコーターにより塗布、乾燥させて顕色剤層を形成し、顕色剤シートを得た。
このようにして得られた顕色剤シートを用いた以外は実施例1と同様にして、評価測定を行った。評価結果は表1に示す。
[実施例4]
実施例1において、スペーサ形成溶液(B)の乾燥後の質量が46.0g/mとなるように塗布し、実施例1の電子供与性無色染料前駆体内包マイクロカプセル液(A)の調製に替えて、次のようにして電子供与性無色染料前駆体内包マイクロカプセル液(C)を調製した以外は実施例1と同様にして、実施例4の電子供与性無色染料シートを得て、評価測定を行った。評価結果を表1に示す。
−電子供与性無色染料前駆体内包マイクロカプセル液(C)の調製−
ポリビニルスルホン酸の一部ナトリウム塩(ナショナルスターチ社製、VERSA、TL500、平均分子量500,000)5部を約80℃の熱水95部に攪拌しながら添加し溶解した後冷却した。この水溶液に20質量%水酸化ナトリウム水溶液を加えてpH4.0とした。一方、ジアリールエタン70部に電子供与性無色染料前駆体として上記化合物(A)9部を溶解した液を、前記ポリビニルベンゼンスルホン酸の一部ナトリウム塩の5%水溶液100部に乳化分散した。別にメラミン6部と37質量%ホルムアルデヒド水溶液11部とを混合し、60℃に加熱攪拌して30分後に透明なメラミンとホルムアルデヒド及びメラミン−ホルムアルデヒド初期縮合物の混合水溶液を得た。この混合水溶液のpHは6〜8であった。以下このメラミンとホルムアルデヒド及びメラミン−ホルムアルデヒド初期縮合物の混合水溶液を初期縮合物溶液と称する。上記の方法で得た初期縮合物溶液を上記乳化液に添加混合し、攪拌しながら3.6質量%の塩酸溶液にてpHを6.0に調節し、液温を65℃に上げ360分攪拌し続けた。このカプセル液を室温まで冷却し20質量%の水酸化ナトリウム水溶液でpH9.0に調節し、水を加えて濃度を調整し、固形分濃度18%の電子供与性無色染料前駆体含有マイクロカプセル液(C)を調製した。電子供与性無色染料前駆体内包マイクロカプセル液(C)に含まれるマイクロカプセルの体積標準95%径は35μmであり、マイクロカプセルが破壊されるときの一対の平面の間隔は33μmであり、体積標準のメジアン径は20μmであった。
[比較例1]
実施例1において、スペーサ形成溶液(B)の乾燥後の質量が13.0g/mとなるように塗布した以外は実施例1と同様にして、比較例1の電子供与性無色染料シートを得て、評価測定を行った。評価結果は表1に示す。
[比較例2]
実施例1において、スペーサ形成溶液(B)の乾燥後の質量が95.0g/mとなるように塗布した以外は実施例1と同様にして、比較例2の電子供与性無色染料シートを得て、評価測定を行った。評価結果は表1に示す。
Figure 0005014096
表1より、スペーサの厚みをマイクロカプセルの体積標準95%径A(μm)に対して(A×0.6)μm以上(A×1.0)μm以下とすることにより、マイクロカプセルの破壊又は巻き取り時のシワの発生を防止できることがわかる。

Claims (8)

  1. 電子供与性無色染料前駆体と電子受容性化合物との発色反応を利用した圧力測定用材料において、
    基体と、前記電子供与性無色染料前駆体を内包するマイクロカプセルを含み前記基体上に設けられた発色層と、前記基体の縁部に設けられたスペーサと、を有し、前記スペーサの厚みを前記マイクロカプセルの体積標準95%径A(μm)に対して(A×0.6)μm以上(A×1.0)μm以下とした圧力測定用材料。
  2. ウエブ状の前記基体の幅方向の両縁部に前記スペーサが設けられた請求項1に記載の圧力測定用材料。
  3. 四角形の前記基体の対向する一対の辺の縁部に前記スペーサが設けられた請求項1に記載の圧力測定用材料。
  4. 前記基体の前記発色層の設けられた側に前記スペーサが設けられた請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の圧力測定用材料。
  5. 一対の平行な平面間に体積標準のメジアン径D(μm)のマイクロカプセルを挟持して前記一対の平面の間隔を(D×0.25)μm以上(D×0.90)μm以下としたときに破壊されるマイクロカプセルを前記マイクロカプセルとして用いる請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の圧力測定用材料。
  6. 前記スペーサが、顔料とバインダーと溶媒とを含むスペーサ形成溶液を基体上に塗布して設けられたものである請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の圧力測定用材料。
  7. 0.5MPa以下の圧力で発色可能な請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の圧力測定用材料。
  8. 前記電子受容性化合物が、サリチル酸亜鉛塩である請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の圧力測定用材料。
JP2007314057A 2007-12-04 2007-12-04 圧力測定用材料 Active JP5014096B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007314057A JP5014096B2 (ja) 2007-12-04 2007-12-04 圧力測定用材料
PCT/JP2008/071487 WO2009072427A1 (ja) 2007-12-04 2008-11-27 圧力測定用材料
CN2008801178451A CN101874199B (zh) 2007-12-04 2008-11-27 压力测定用材料
KR1020107009997A KR101450026B1 (ko) 2007-12-04 2008-11-27 압력 측정용 재료
TW97146696A TWI428577B (zh) 2007-12-04 2008-12-02 壓力測定用材料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007314057A JP5014096B2 (ja) 2007-12-04 2007-12-04 圧力測定用材料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009139154A JP2009139154A (ja) 2009-06-25
JP5014096B2 true JP5014096B2 (ja) 2012-08-29

Family

ID=40717609

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007314057A Active JP5014096B2 (ja) 2007-12-04 2007-12-04 圧力測定用材料

Country Status (5)

Country Link
JP (1) JP5014096B2 (ja)
KR (1) KR101450026B1 (ja)
CN (1) CN101874199B (ja)
TW (1) TWI428577B (ja)
WO (1) WO2009072427A1 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI415750B (zh) * 2010-07-13 2013-11-21 Taiwan Hopax Chems Mfg Co Ltd Touch the display of the image of the notes
CN103666115B (zh) * 2013-12-06 2015-08-19 上海德粼水性油墨有限公司 一种适用于凹版印刷的光致变色油墨
JP6587840B2 (ja) * 2015-06-17 2019-10-09 株式会社ジェイアール総研エンジニアリング 柱状構造物の補強構造及び圧力検知体
US11230130B2 (en) * 2017-06-02 2022-01-25 Fujifilm Corporation Material composition for pressure measurement, material for pressure measurement, and material set for pressure measurement
KR102203040B1 (ko) 2016-09-29 2021-01-13 후지필름 가부시키가이샤 압력 측정용 재료 조성물, 압력 측정용 재료, 및 압력 측정용 재료 세트
JP6608121B2 (ja) * 2017-03-10 2019-11-20 富士フイルム株式会社 圧力測定用材料、圧力測定用材料セット、圧力測定方法、及び圧力測定用液体セット
CN110573850B (zh) * 2017-04-27 2021-07-13 富士胶片株式会社 刺激响应性复合粒子及其制造方法
WO2019003838A1 (ja) * 2017-06-30 2019-01-03 富士フイルム株式会社 圧力測定用材料
CN108373548B (zh) * 2018-02-11 2022-03-29 保定乐凯新材料股份有限公司 具有凹凸结构的发色膜、压力测试膜及其制备方法
JPWO2020195131A1 (ja) * 2019-03-26 2021-10-14 富士フイルム株式会社 圧力測定用ペースト状組成物及び圧力測定方法
KR102209879B1 (ko) * 2019-11-14 2021-02-02 한국생산기술연구원 압박력센서, 압박력 측정장치 및 이를 포함하는 기능성 의류
JP7215472B2 (ja) 2020-12-28 2023-01-31 株式会社リコー 撮像装置および撮像方法
CN116082688A (zh) * 2023-02-24 2023-05-09 上海席亚高分子材料有限公司 一种压力测试用发色膜

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5724852B2 (ja) * 1974-10-29 1982-05-26
JPH0325180Y2 (ja) * 1985-01-30 1991-05-31
JPH0796662A (ja) * 1993-09-29 1995-04-11 New Oji Paper Co Ltd 感圧複写シート
JP2000314665A (ja) * 1999-05-06 2000-11-14 Furukawa Electric Co Ltd:The フィルムセンサ
JP4247940B2 (ja) * 1999-07-01 2009-04-02 古河電気工業株式会社 フィルム状感圧センサー及びそれに用いる半導電性感圧インク
JP2002068540A (ja) * 2000-08-29 2002-03-08 Toppan Printing Co Ltd 巻取り部材
GB0324755D0 (en) * 2003-10-23 2003-11-26 Arjo Wiggins Ltd Pressure sensitive record material
JP5334393B2 (ja) * 2007-09-18 2013-11-06 富士フイルム株式会社 膜塗設材料の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR20100099106A (ko) 2010-09-10
KR101450026B1 (ko) 2014-10-13
CN101874199A (zh) 2010-10-27
WO2009072427A1 (ja) 2009-06-11
TW200928332A (en) 2009-07-01
TWI428577B (zh) 2014-03-01
CN101874199B (zh) 2012-11-14
JP2009139154A (ja) 2009-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5014096B2 (ja) 圧力測定用材料
JP4986750B2 (ja) 圧力測定用材料
JP5142640B2 (ja) 圧力測定用材料
JP4986749B2 (ja) 圧力測定用材料
KR102203040B1 (ko) 압력 측정용 재료 조성물, 압력 측정용 재료, 및 압력 측정용 재료 세트
JP6830532B2 (ja) 圧力測定用材料
JP6830531B2 (ja) 圧力測定用材料
WO2018164080A1 (ja) 圧力測定用材料、圧力測定用材料セット、圧力測定方法、及び圧力測定用液体セット
JP5142646B2 (ja) 圧力測定方法
JP5258236B2 (ja) 圧力測定用材料
JP5020037B2 (ja) 圧力分布測定方法
JP5258238B2 (ja) 凹凸シート及び圧力測定方法
JP5334393B2 (ja) 膜塗設材料の製造方法
JP2009014493A (ja) 圧力測定用材料
JPH06316150A (ja) 自己発色型感圧記録シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100714

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120515

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120605

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5014096

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250