JP5013074B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トリミング情報を記憶し、データ線プリチャージ完了後にトリミング情報の読出し動作をする不揮発性メモリ回路を含む半導体集積回路装置に関する。
不揮発性メモリ回路は、ROM(read only memory)として知られている。
この技術分野において周知のように、ROM(read only memory)は、内容の書込みが半導体メーカでの製造工程で行われるマスクROMと、ユーザが電気的にプログラムを書き込むことができるプログラマブルROM(PROM)とに大別される。
マスクROMは、原理的には半導体メモリのなかで最も安価に製造できる。このため、マスクROMとしてメモリ容量が大きな品種が製品化されている。これに対して、プログラマブルROMは、プログラムの書込みがユーザの手元でできるという特徴がある。プログラマブルROMは、ユーザが一度だけプログラムのできる狭義のPROMと、電気的にプログラムし、紫外線等で消去が可能なEPROM(erasable and programmable ROM)と、電気的に消去可能なEEPROM(electrically erasable programmable ROM)とに分類される。
EPROMでは、ユーザがプログラムできる上、紫外線を照射してデータを全て消去し再書込みができる。紫外線消去用のガラス窓を必要とするため、EPROMは、通常、セラミック・パッケージに入っている。狭義のPROMとしてOTP(one time programmable ROM)がある。OTPは、それに内蔵されている半導体チップがEPROMと同じだが、パッケージに窓がないため紫外線で消去できない。ユーザは通常のEPROMプログラマを使って、OTPの各メモリ・セルに一度だけ情報を書き込むことができる。OTPのコストはマスクROMより高くEPROMよりは安い。EEPROMの一種にフラッシュEEPROMがある。フラッシュEEPROMは、フラッシュメモリとも呼ばれ、書き換え可能な読出し専用メモリであるPROMのうち、電気的に全ビット内容(ブロック単位も可能)を消して、内容を書き直せるものをいう。
EEPROMでは、データの書込み時に高い電圧(例えば、18V)を発生させる必要がある。そのため、チャージポンプ回路、電圧昇圧回路が必要になる。一方、この技術分野において周知のように、不揮発性メモリ(ROM)からデータを読み出すには、実際にデータを読み出す前に、不揮発性メモリのデータ線をプリチャージすることが必要である。
また、EEPROMの構造にはいくつかのタイプがあり、フローティングゲート型EEPROMとMONOS型EEPROMとに大別される。フローティングゲート型EEPROMでは、フローティング(浮遊)ゲートの上に制御ゲートを重ねた2重構造のゲート電極を備えたトランジスタを使う。制御ゲートに高電圧を印加することで基板から電荷をフローティングゲートに注入し、保持する。これに対して、MONOS型EEPROMでは、MONOS(金属/酸化膜/窒化膜/酸化膜/シリコン)構造のゲートを備えたトランジスタを使う。酸化膜/窒化膜/酸化膜(トンネル酸化膜)構造に存在している捕獲準位に電荷を注入し、保持する。MONOS型EEPROMは、フローティング型EEPROMに比べ、製造プロセスが簡単で書き換え電圧が低い。尚、MONOSとは、金属(Metal)−酸化膜(Oxide)−窒化膜(Nitride)−酸化膜(Oxide)−半導体(Semiconductor)の頭文字を取った名称である(例えば、特許文献1参照)。
以下、図1(A)、(B)を参照して、特許文献1に記載されているMONOS型EEPROMについて説明する。主要な構成要素であるMONOSトランジスタはn型半導体であるシリコン基板の表面の一部に作られたpウェル上に形成されている。ドレインとソースに相当する電極領域はn+型半導体でpウェルの中に設けられている。MONOSトランジスタのゲートの構造は普通のトランジスタのそれと異なっており、pウェルの表面に設けられたトンネル酸化膜O1、その上に設けられたシリコン窒化膜N、更にその上のトップ酸化膜O2の三層で構成されたゲート絶縁膜構造を持っている。このような構造のゲート絶縁膜の上に、ポリシリコンのゲート電極Mが設けられている。また、MONOSトランジスタのpウェルとドレインとソースにはそれぞれ第一電極P1、第二電極P2及び第三電極P3が設けられており、これらの電極が周辺の回路に接続されてEEPROMを構成している。
このような構造を持つMONOS型のEEPROMにデータを書込むときは、ゲート電極Mを基準電位にして第一電極P1に−8ボルトないし−11ボルトの書換え電圧を供給する。これにより、電子がpウェルからトンネル酸化膜O1を貫通してシリコン窒化膜Nに移動し、窒化膜N中および窒化膜Nとトップ酸化膜O2の界面に滞留する。この結果、MONOSトランジスタのしきい値電圧が大きくなりトランジスタは不導通性向になる。この書込み時にはその他の電極P2、P3の電位は重要ではないが、普通は基準電位に保つようにするのが適当である。
一方、データを消去するときは第一電極P1を基準電位にしてゲート電極Mに−8ボルトないし−11ボルトの書換え電圧を供給する。これによりゲート絶縁膜中に滞留していた電子がpウェルに移動してMONOSトランジスタのしきい値電圧が小さくなり、トランジスタはディプレッション特性を示して導通性向になる。この時にもその他の電極の電位は基準電位に保つようにするのが普通である。
MONOS型のEEPROMからのデータの読出しは、図1(B)の回路図に示されるように、MONOSトランジスタに普通のエンハンスメント型のMOSトランジスタを直列接続し、二つのトランジスタを同時にオンにして電源電圧を分割することによって行われる。この時、MONOSトランジスタのゲート電極Mと第二電極P2およびMONOSトランジスタの第一電極P1は基準電位に接続され、MOSトランジスタのゲートGとMOSトランジスタのソース電極P4には2.5ボルトないし6.5ボルトの電源電圧が供給される。MONOSトランジスタの第三電極P3とMOSトランジスタのドレインとは接続されて電圧分割点をなし、MONOSトランジスタにデータが書込まれているときには出力信号レベルはHレベルとなり、データが書込まれていないときはLレベルとなる。
半導体集積回路チップとして、EEPROMとアナログ部とを含むものが知られている。半導体集積回路チップは、例えば、水晶発振器の発振周波数を温度に依存せずに安定させるための温度補償用回路として使用される。すなわち、水晶振動子は、温度依存性のある発振周波数を持つので、水晶振動子を上記アナログ部に接続して、アナログ部によって水晶振動子の発振周波数を温度補償する。この場合、EEPROMからアナログ部へトリミング情報(調整情報)が供給され、アナログ部は、このトリミング情報で表されるトリミング値に基づいて、水晶振動子の発振周波数を温度補償する。この例の場合、EEPROMはトリミング情報を記憶しているので、トリミングメモリと呼ばれる。半導体集積回路チップは、単に、チップとも呼ばれる。また、この例の場合、水晶発振器が製品であり、チップ内のアナログ部がトリミング情報に基づいてトリミングされる回路である。このような温度補償を必要とする製品は、水晶発振器にのみ限定される訳ではなく、他には、例えば、発振器を内蔵したA/D変換器やD/A変換器、内部電源回路などが挙げられる。
図2を参照して、従来のEEPROMモジュール(不揮発性メモリ回路)10について説明する。EEPROMモジュール10は、メモリマット12を有する。メモリマット12は、メモリセルが2次元に行列配置されたメモリセル・アレイである。メモリマット12にはセンスラッチプリチャージMOS14が接続されている。
EEPROMモジュール10は、アドレスバス16とデータバス18とを有する。アドレスバス16はXデコーダ20およびワードドライバ22を介してメモリマット12に接続されている。データバス18はYスイッチ24を介してセンスラッチプリチャージMOS14に接続されている。アドレスバス16は、Yデコーダ26を介してYスイッチ24に接続されている。
EEPROMモジュール10は、昇圧回路28とパワーオンリセット回路30と制御回路32とを更に有する。パワーオンリセット回路30は制御回路32に接続されている。制御回路32はアドレスバス16とデータバス18に接続されている。制御回路32は、入出力インターフェース制御とアドレスバス/データバスレジスタ制御とリード/ライト制御とを行う。
このような構成のEEPROMモジュール10は、大容量タイプが主流であるので、モジュール面積に占める割合はメモリマット12が最も高く、その周辺回路部(メモリマット12を除く部分)はモジュールサイズに余り影響しない。例えば、EEPROMモジュール10の記憶容量が64kビットの場合、メモリマット12の占有率は80%であるのに対して、周辺回路部の占有率は20%である。
一方、上述した温度補償を必要とする製品は、電源投入後直ちに動作を開始する。このような製品(すなわち、チップ内のアナログ部)に対してトリミング情報を設定する場合、製品が動作を開始する前にトリミングメモリからトリミング情報の読出しを完了させ、トリミング情報で表されるトリミング値を有効にしなければならない。
そのため従来においては、パワーオンリセット回路30が動作した後、チップのリセットを完了する前に内蔵発振器(外部発振器)からのクロック入力及び専用の制御回路32により、内蔵メモリ(トリミングメモリ)に保持されたトリミング情報の読出し処理を行い、トリミング情報が有効になった後、チップのリセットを解除している。換言すれば、チップのリセット期間を延ばして対応している。
図3に従来のEEPROMモジュール(半導体集積回路装置)10を示す。図3に示すEEPROMモジュール10では、図2に示すEEPROMモジュール10においてパワーオンリードに必要な部分のみを抜粋してある。
EEPROMモジュール10は、トリミング情報を記憶するトリミングメモリ34と、パワーオンリセット回路30と、内蔵発振器36と、カウンタ38と、制御回路32とを有する。
図3に示すトリミングメモリ34は、図2におけるメモリマット12、センスラッチプリチャージMOS14、Yスイッチ24、Xデコーダ20、およびワードドライバ22の組み合わせに相当する。トリミングメモリ34には、トリミング情報に基づいてトリミングされる回路40が接続されている。
パワーオンリセット回路30は、電源投入に応答して動作を開始して、パワーオンリセット信号を出力し、制御回路32(チップ内のフリップフロップ、ラッチ)をリセットする。内蔵発振器36は内部クロック信号を発振する。カウンタ38は内部クロック信号に同期してカウント動作を行い、カウント値を出力する。制御回路32は、パワーオンリセット信号に基づき、内部クロック信号に同期して、内部カウント値を参照して、チップのリセット制御、メモリのセレクト制御、およびデータ線プリチャージ制御を行う。
図4は、図3に示した従来のEEPROMモジュール(半導体集積回路装置)10におけるデータ読出しの動作を説明するためのタイムチャート(波形図)である。図4において、第1行目は電源電圧(Vcc)の波形を示し、第2行目はチップのリセット信号の波形を示し、第3行目はパワーオンリセット信号の波形を示し、第4行目は内部クロック信号の波形を示し、第5行目はメモリセレクト信号の波形を示し、第6行目はデータ線プリチャージ信号の波形を示す。
先ず、時刻tで電源が投入されたとする。これにより、この時刻tから電源電圧(Vcc)は徐々に上昇すると共に、チップのリセット信号も徐々に上昇する。
時刻tから所定時間経過した時刻tになると、パワーオンリセット回路30が動作を開始して、パワーオンリセット信号の電圧レベルが徐々に上昇していく。
時刻tから所定時間が経過した時点t(或いは、パワーオンリセット信号の電圧レベルが所定の電圧に達した時点t)で、パワーオンリセット回路30は、パワーオンリセット信号を零電圧にする。換言すれば、時刻tで、パワーオンリセット信号がハイレベルからロウレベルに遷移する。すなわち、パワーオンリセットが解除される。このパワーオンリセット信号の立下りに応答して、制御回路32はトリミングメモリ34に対してメモリセレクト信号をロウレベルからハイレベルに遷移すると同時に、内蔵発振器36から内蔵クロック信号を受ける。
時刻tで、制御回路32は、データ線プリチャージ信号をハイレベルからロウレベルに遷移する。これにより、トリミングメモリ34のデータ線プリチャージが行われる。
データ線プリチャージ信号がロウレベルからハイレベルに遷移した時点tから、制御回路32は内部クロックに同期してトリミングメモリ34からのトリミング情報の読出しを開始する。トリミング情報の読出しが終了した時点tで、制御回路32はメモリセレクト信号をハイレベルからロウレベルに遷移する。
そして、時刻tで、制御回路32は、チップのリセット信号をハイレベルからロウレベルに遷移して、チップのリセットを解除する。これにより、トリミング情報で表されるトリミング値が有効となる。
次に、図2に加えて図5をも参照して、従来のEEPROMモジュール(不揮発性メモリ回路)10の動作について説明する。図5は、図2に示した従来のEEPROMモジュール10のメモリマット12に使用されるメモリセルを示す回路図である。
最初に、EEPROMモジュール10からデータを読出しロードする場合の動作(電源投入時のトリミングメモリ34の読出し動作)について説明する。
先ず、制御回路32は、MONOSゲートを0Vにすると共に、メモリセルウェル、ソース線を0Vにする。次に、制御回路32は、データ線をVccレベルにプリチャージする。一定時間経過後(プリチャージが完了後)、制御回路32は、データ線をフローティングにする。制御回路32は、メモリ選択ゲートをVcc(オン)にする。
ここで、MONOSゲートが0Vのとき、消去後のMONOSトランジスタがオン状態であるため、データ線のレベルがVccから0Vに変化する。すなわち、メモリデータが“0”である。一方、MONOSゲートが0Vのとき、書込み後のMONOSトランジスタはオフ状態であるため、データ線のレベル(Vcc)を維持する。すなわち、メモリデータが“1”である。
一定時間経過後(メモリデータの読出し完了後)、制御回路32は、データ線の情報をラッチに取り込む。制御回路32は、メモリ選択ゲートを0V(オフ)にする。
次に、EEPROMモジュール10の書換え動作(消去/書込み)について説明する。従来のEEPROMモジュール10の場合、全メモリのメモリウェルが共通なため、メモリデータの書換え処理はワード線単位となる。すなわち、同一ワード線上の全メモリを消去し(“0”を書き込み)、“1”データを書き込むメモリの“1”の書込み(“0”データを書き込むメモリは状態を保持)の一連の処理が必要となる。
先ず、制御回路32は、メモリデータのラッチを行う。すなわち、バイト単位での書き換えを可能とするため、制御回路32は、同一ワード線上の全メモリデータをラッチに取り込む(消去処理により同一ワード線上の全メモリに“0”データが書き込まれてしまうため、書き込む前にメモリデータを取っておく)必要がある。
次に、制御回路32は、データ入出力端子より供給される、メモリを書き換えるデータをバイト単位でラッチに書き込む。この時、上記メモリデータのラッチで書き込まれたラッチデータの一部が書き換えられる(上書きされる)。
次に、制御回路32は、同一ワード線上の全メモリを消去する(“0”を書き込む)。詳述すると、制御回路32は、メモリ選択ゲートをVccレベルにする(オンする)。制御回路32は、MONOSゲートをVcc−13Vにする。制御回路32は、ソース線をVcc−1.5Vにする。制御回路32はメモリセルウェルをVcc−1.5Vにする。制御回路32は上記の状態を4m秒維持する。これにより、同一ワード線上の全メモリが消去される。
次に、制御回路32は消去処理を終了する。詳述すると、制御回路32はメモリ選択ゲートを0Vにする(オフする)。制御回路32はMONOSゲートを0Vにする。制御回路32はソース線を0Vにする。制御回路32はメモリセルウェルを0Vにする。制御回路32は上記の状態を1m秒維持する。これにより、同一ワード線上の全メモリセルがスタンバイ状態に戻される。
次に、制御回路32は、“1”データを書き込むべきメモリセルに“1”データを書き込む。
制御回路32が“1”データをメモリセルに書込むとする。この場合、制御回路32はメモリ選択ゲートをVccレベルにする(オンする)。制御回路32はMONOSゲートをVccレベルにする。データラッチのデータにより“1”データを書き込むべきメモリセルのデータ線、ソース線をVcc−13Vにする。制御回路32は上記の状態を4m秒維持する。これにより、“1”を書き込むべきメモリセルに“1”データが書き込まれる。
制御回路32が“1”データをメモリセルに書き込まないとする。換言すれば、制御回路32が“0”データをメモリセルに保持するとする。この場合、制御回路32はメモリ選択ゲートをVccレベルにする(オンする)。制御回路32はMONOSゲートをVccレベルにする。データラッチのデータにより“0”データを保持するメモリセルのデータ線をVcc−1.5V、ソース線をフローティングにする。制御回路32は上記の状態を4m秒維持する。これにより、“1”を書き込まないメモリセルに“0”データが保持される。
そして、制御回路32は消去処理を終了する。すなわち、制御回路32はメモリ選択ゲートを0Vにする(オフする)。制御回路32はMONOSゲートを0Vにする。制御回路32はソース線を0Vにする。制御回路32はメモリセルウェルを0Vにする。制御回路32は上記の状態を1m秒維持する。これにより、同一ワード線上の全メモリセルがスタンバイ状態に戻される。
WO93/11509
しかしながら、図3に示す従来のEEPROMモジュール(半導体集積回路装置)10は、パワーオンリセットが解除されてからトリミングメモリ34の読出し処理を行うため、チップのリセット期間が長くなってしまう。その結果、電源投入後、直ちにトリミング値を有効にしなければならない製品に対して従来のEEPROMモジュール10を適用することは困難である。
また、従来のEEPROMモジュール(半導体集積回路装置)10は、トリミングメモリ34の読出し処理のために、内蔵発振器36(または外部クロックを入力するための外部入力端子)、カウンタ38、制御回路32が必要である。その結果、チップ面積が増加するため、チップサイズに余裕がない製品に対して従来のEEPROMモジュール10を適用することは困難である。
さらに、パワーオンリセット回路30は過渡時の電源電圧の傾きに依存して特性がバラツクという問題もある。
したがって、本発明の課題は、チップのリセット期間(時間)を短縮することができる半導体集積回路装置を提供することにある。
本発明の他の課題は、モジュールサイズを小さくすることができる半導体集積回路装置を提供することにある。
本発明のもっと他の課題は、過渡時の電源電圧の傾きに対する特性バラツキを低減することができる半導体集積回路装置を提供することにある。
本発明によれば、トリミング情報を記憶し、データ線プリチャージ完了後に前記トリミング情報の読出し動作をする不揮発性メモリ(76)と、電源投入に応答して動作を開始して前記不揮発性メモリの制御回路をリセットするパワーオンリセット回路(64;64A)とを有する半導体集積回路装置であって、前記電源投入に応答して動作を開始し、データ線プリチャージ動作を行うパワーオンプリチャージ回路(66;66A)を有し、前記パワーオンリセット回路(64;64A)は、前記電源投入から第1の所定時間(T1)が経過した時点で電圧レベルの切換りを示すリセット解除信号を出力する第1のCR動作回路(642)を有し、前記パワーオンプリチャージ回路(66;66A)は、前記電源投入から第2の所定時間(T2)が経過した時点で電圧レベルの切換りを示すプリチャージ完了信号を出力する第2のCR動作回路(662)を有し、前記第1の所定時間(T1)は前記第2の所定時間(T2)よりも長く、前記パワーオンリセット回路(64)は、前記電源投入に応答して、過渡時の電源電圧が第1の所定の電圧に達した段階で別のリセット解除信号を出力する第1のDC動作回路(644)と、前記第1のCR動作回路(642)の出力信号と前記第1のDC動作回路(644)の出力信号とを論理演算して、リセット信号を出力する第1の論理回路(646)とを更に有し、前記パワーオンプリチャージ回路(66)は、前記電源投入に応答して、前記過渡時の電源電圧が第2の所定の電圧に達した段階で別のプリチャージ完了信号を出力する第2のDC動作回路(664)と、前記第2のCR動作回路(662)の出力信号と前記第2のDC動作回路(664)の出力信号とを論理演算して、データ線プリチャージ信号を出力する第2の論理回路(666)とを更に有し、前記第1の所定の電圧は前記第2の所定の電圧よりも高いことを特徴とする半導体集積回路装置(50)が得られる。
上記本発明に係る半導体集積回路装置(50)において、前記第1のCR動作回路(642)の時定数は、前記第2のCR動作回路(662)の時定数よりも大きい。前記第1のCR動作回路(642)および前記第2のCR動作回路(662)は同種の回路素子で構成されていることが好ましい。
尚、上記括弧内の符号は、本発明の理解を容易にするために付したものであり、一例にすぎず、これらに限定されないのは勿論である。
本発明では、電源投入に応答して動作を開始して不揮発性メモリのデータ線をプリチャージするパワーオンプリチャージ回路を備えているので、電源投入後、直ちに不揮発性メモリからトリミング情報の読出しが可能となり、チップのリセット期間(時間)を短縮することができ、モジュールサイズを低減することができる。
本発明では、1ビットのEEPROMメモリセルブロック内に、メモリモジュールの動作に最低限必要なシリアル転送、データラッチ、リード/消去/書込みの切替機能と、メモリセルとを備える。本発明では、メモリ機能が1ビット単位で完全に独立しているため、共通で使用する周辺回路部は、パワーオンリセット回路とパワーオンプリチャージ回路とのみとなる。
図6を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性メモリ回路50について説明する。図示の不揮発性メモリ回路50は、第1乃至第Nのメモリセルブロック50−1、50−2、・・・、50−N(Nは2以上の整数)を有する。図示の例では、Nは52である。
不揮発性メモリ回路50は、電源オン時に第1乃至第52のメモリセルブロック50−1〜50−52をリセットするパワーオンリセット回路64と、電源オン時に第1乃至第52のメモリセルブロック50−1〜50−52のデータ線をプリチャージするパワーオンプリチャージ回路66とを有する。
第1乃至第52のメモリセルブロック50−1〜50−52は、それぞれ、1ビットのデータを記憶するための第1乃至第52のメモリセル51−1、51−2、・・・、51−52を有する。第1乃至第52のメモリセルブロック50−1〜50−52は、それぞれ、第1乃至第52のメモリセル51−1〜51−52に対応する第1乃至第52のデータラッチ回路52−1、52−2、・・・、52−52を有する。不揮発性メモリ回路50のライト(消去/書込み)時には、第1乃至第52のデータラッチ回路52−1〜52−52は、それぞれ、第1乃至第52のメモリセル51−1〜51−52に対する動作モード情報を保持する。一方、不揮発性メモリ回路50のロード(読出し)時には、第1乃至第52のデータラッチ回路52−1〜52−52は、それぞれ、第1乃至第52のメモリセル51−1〜52−52から読み出されたデータを保持する。
第1乃至第52のメモリセルブロック50−1〜50−52は、第1乃至第52のメモリセル51−1〜51−52にそれぞれ対応する第1乃至第52の消去/書込み制御回路53−1、53−2、・・・、53−52を有する。不揮発性メモリ回路50のライト(消去/書込み)時、第1乃至第52の消去/書込み制御回路53−1〜53−52は、第1乃至第52のデータラッチ回路52−1〜52−52にそれぞれ保持された動作モード情報に基づいて、後述するように、第1乃至第52のメモリセル51−1〜51−52に対して各々1ビットのデータの消去・書込みの動作切替を行う。
第1乃至第52のメモリセルブロック50−1〜50−52は、第1乃至第52のメモリセル51−1〜51−52にそれぞれ対応する第1乃至第52の入出力制御回路54−1、54−2、・・・、54−52を有する。第1乃至第52の入出力制御回路54−1〜54−52は、それぞれ、第1乃至第52のメモリセル51−1〜51−52に対する入出力を制御する。詳述すると、不揮発性メモリ回路50のロード(読出し)時には、第1乃至第52の入出力制御回路54−1〜54−52は、それぞれ、第1乃至第52のメモリセル51−1〜51−52から読み出されたデータを第1乃至第52のデータラッチ回路52−1〜52−52に出力するように制御する。
従って、第1乃至第52の消去/書込み制御回路53−1〜53−52と第1乃至第52の入出力制御回路54−1〜54−52の組み合わせは、ロード時には第1乃至第52のメモリセル51−1〜51−52に対して各々1ビットのデータの読出しを行い、ライト時には上記動作モード情報に基づいて消去・書込みの動作切替を行う第1乃至第52の切替回路として働く。
不揮発性メモリ回路50はシリアルインタフェース制御回路68を有する。シリアルインタフェース制御回路68は、シリアルクロック入力端子SCLKから供給されるシリアルクロック信号に同期して、第1乃至第52の入出力制御回路54−1〜54−52を制御する。
すなわち、第1乃至第52の入出力制御回路54−1〜54−52は、シリアルインタフェース制御回路68と協働して、第1乃至第52のメモリセル51−1〜51−52に入力すべきデータをシリアル転送する第1乃至第52のシリアル転送手段として働く。
また、不揮発性メモリ回路50は、データ消去および書込みのための電圧を印加する電圧印加端子Vppを持つ。この電圧印加端子Vppに印加された電圧は、第1乃至第52の消去/書込み制御回路53−1〜53−52に供給される。
このように、本実施の形態に係る不揮発性メモリ回路50では、1ビットのメモリセルブロック50−1〜50−52内に周辺回路機能を収めている。これにより、不揮発性メモリ回路50のモジュール面積をメモリ容量に比例して増減することができる。また、不揮発性メモリ回路50は、全メモリ一括選択方式を採用しているので、メモリアドレスの指定が不要である。その結果、図2に示す従来の不揮発性メモリ回路10において必要であった、アドレスバス16、アドレスレジスタ、XYデコーダ20、26、ワードドライバ22、Yスイッチ24及びそれに係わる制御論理を削除することができる。また、不揮発性メモリ回路50は、全メモリ一括選択方式により、全メモリデータをリードする時間も短くすることができる。その結果、電源投入後、パワーオンリセット回路64が動作してから解除されるまでの短い時間で、全メモリデータのロード(メモリリード→レジスタへ転送→データ出力)が可能となる。
また、本実施の形態に係る不揮発性メモリ回路50では、複数のメモリセルを一箇所に纏める従来のメモリマット方式を廃止し、メモリセル51−1〜51−52を1ビット単位で別々に配置しているので、全メモリ一括で消去および書込みが可能である。このように、全メモリ一括で消去及び書込みを可能にしたことと、メモリセルブロック50−1〜50−52内のデータラッチ回路52−1〜52−52に保持されたデータラッチ情報により消去/書込みの切替を可能にしている。その結果、不揮発性メモリ回路50では、消去/書込み処理は消去/書込み電圧印加端子Vppへの電圧印加のみで可能となる。これにより、ライトタイミングを生成する制御論理及び内蔵発振器36を削除することができる。
さらに、本実施の形態に係る不揮発性メモリ回路50においては、メモリセルブロック50−1〜50−52がビット単位でメモリ機能が独立しているため、レイアウト設計は、必要なビット数分メモリセルブロックを組み合わせ、パワーオンリセット回路64とパワーオンプリチャージ回路66とを付加するだけで設計することができる。即ち、容易に且つ短期にレイアウト設計が可能である。例えば、メモリセルブロック50−1〜50−52をビット単位でバラバラに配置することも可能である。
図7に、図6の不揮発性メモリ回路50で使用される、第1及び第2のメモリセル51−1および51−2を示す。第1及び第2のメモリセル51−1および51−2の各々は、MONOSトランジスタで構成されている。
図6に加えて図7をも参照して、不揮発性メモリ回路50の動作について説明する。最初に、電源投入時のトリミングメモリの読出し時の動作について説明する。
制御回路(図示せず)は、MONOSゲートを0Vにする。と同時に、制御回路は、メモリセルウェル、ソース線を0Vにする。パワーオンプリチャージ回路66は、データ線をVccレベルにプリチャージする。一定時間経過後(プリチャージが完了後)、制御回路はデータ線をフローティングにする。
ここで、MONOSゲートが0Vの時、消去後のMONOSトランジスタはオン状態である。その為、消去後のMONOSトランジスタのデータ線のレベルがVccから0Vに変化する。すなわち、消去後のMONOSトランジスタのデータは“0”である。一方、MONOSゲートが0Vの時、書込後のMONOSトランジスタはオフ状態である。その為、書込後のMONOSトランジスタは、そのデータ線のレベル(Vcc)を維持する。すなわち、書込後のMONOSトランジスタのデータの“1”である。
一定時間経過後(メモリデータの読出し完了後)、第1乃至第52の入出力制御回路54−1〜54−52は、第1乃至第52のメモリセル51−1〜51−52のデータ線の情報をそれぞれ第1乃至第52のデータラッチ回路52−1〜52−52に取り込む。
次に、トリミングメモリの書換え(消去/書込み)動作について説明する。本発明の不揮発性メモリ回路(EEPROMモジュール)50の場合、図7に示されるように、メモリセルウェルが1ビット単位で分割している。その為、メモリデータの書換え処理については、“0”データの書込み(消去)/“1”データの書込みが一括して処理することが可能である。
データ入出力端子DIOより供給されたデータに基づいて、第1乃至第52の入出力制御回路54−1〜54−52は、第1乃至第52のメモリセル51−1〜51−52に書き込むべきデータ(書換データ、動作モード情報)をそれぞれ第1乃至第52のデータラッチ回路52−1〜52−52に書き込む。このデータラッチ回路へのデータラッチは、本例(第1の実施の形態)では全ビット単位で行われるが、後述する変形例(第2の実施の形態、第3の実施の形態)ではバイト単位で行われる。この時、上記ロード動作(電源投入時のトリミングメモリの読出し)で書き込まれたラッチデータの一部が書き換えられる(上書きされる)。
次に、消去/書込みについて説明する。先ず、“0”データを書き込むべきメモリセルを消去する(“0”を書き込む)場合について説明する。この場合、データラッチのデータにより、MONOSゲートをVcc−13Vにすると共にソース線をVccにする。これにより、“0”を書き込むべきメモリセルが消去される。外部よりVppレベルを4m秒印加しこの状態を維持する。次に、“1”データを書き込むべきメモリセルに“1”を書き込む場合について説明する。この場合、データラッチのデータにより、MONOSゲートをVccにすると共にソース線をVcc−13Vにする。これにより、“1”を書き込むべきメモリセルに“1”データが書き込まれる。外部よりVppレベルを4m秒印加しこの状態を維持する。
そして、消去/書込み処理を終了する。詳述すると、外部よりVppレベルを0Vにする(書込み/消去以外の状態)。
図8を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性メモリ回路50Aについて説明する。図示の不揮発性メモリ回路50Aは、シリアルインタフェース回路68の代わりにコントロールロジック回路70とアドレス発生器及びYデコーダ72を備えると共に、第1乃至第52のメモリセルブロックが後述するように変更されている点を除いて、図6に示した不揮発性メモリ回路50と同様の構成を有する。したがって、第1乃至第52のメモリセルブロックに50A−1〜50A−52の参照符号を付してある。図6に示したものと同様の機能を有するものには同一の参照符号を付して、説明の簡略化のためにそれらの説明については省略する。
第1乃至第52のメモリセルブロック50A−1〜50A−52は、第1乃至第52の入出力制御回路54−1〜54−52の代わりに、アドレス発生器及びYデコーダ72に接続された第1乃至第52のYスイッチ55−1〜55−52を有する点を除いて、図6に示した第1乃至第52のメモリセルブロック50−1〜50−52と同様の構成を有する。
本不揮発性メモリ回路50Aは、アドレス発生器及びYデコーダ72と第1乃至第52のYスイッチ55−1〜55−52を備えているので、第1乃至第52のデータラッチ回路52−1〜52−52への書換データ(動作モード情報)のラッチをバイト単位(本例の場合、7ビット単位)で行うことができる。
尚、本例に係る不揮発性メモリ回路50Aは、図6に図示した不揮発性メモリ回路50と同様に、データ消去および書込みのための電圧は外部から電圧印加端子CS/VPPによって印加される。
不揮発性メモリ回路50Aは、全メモリ一括選択方式を採用しているので、メモリアドレスの指定が不要である。その結果、図2に示す従来の不揮発性メモリ回路10において必要であった、アドレスバス16、アドレスレジスタ、Xデコーダ20、ワードドライバ22、及びそれに係わる制御論理を削除することができる。また、不揮発性メモリ回路50Aは、全メモリ一括選択方式により、全メモリデータをリードする時間も短くすることができる。その結果、電源投入後、パワーオンリセット回路64が動作してから解除されるまでの短い時間で、全メモリデータのロード(メモリリード→レジスタへ転送→データ出力)が可能となる。
また、本実施の形態に係る不揮発性メモリ回路50Aでは、複数のメモリセルを一箇所に纏める従来のメモリマット方式を廃止し、メモリセル51−1〜51−52を1ビット単位で別々に配置しているので、全メモリ一括で消去および書込みが可能である。このように、全メモリ一括で消去及び書込みを可能にしたことと、メモリセルブロック50A−1〜50A−52内のデータラッチ回路52−1〜52−52に保持されたデータラッチ情報により消去/書込みの切替を可能にしている。その結果、不揮発性メモリ回路50Aでは、消去/書込み処理は消去/書込み電圧印加端子CS/VPPへの電圧印加のみで可能となる。これにより、内蔵発振器36を削除することができる。
図9を参照して、本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性メモリ回路50Bについて説明する。図示の不揮発性メモリ回路50Bは、チャージポンプ及びレベル制御回路74が付加されている点を除いて、図8に示した不揮発性メモリ回路50Aと同様の構成を有する。図8に示したものと同様の機能を有するものには同一の参照符号を付して、説明の簡略化のためにそれらの説明については省略する。
チャージポンプ及びレベル制御回路74は、データ消去および書込みのための昇圧電圧を発生する。
不揮発性メモリ回路50Bは、全メモリ一括選択方式を採用しているので、メモリアドレスの指定が不要である。その結果、図2に示す従来の不揮発性メモリ回路10において必要であった、アドレスバス16、アドレスレジスタ、Xデコーダ20、ワードドライバ22、及びそれに係わる制御論理を削除することができる。また、不揮発性メモリ回路50Bは、全メモリ一括選択方式により、全メモリデータをリードする時間も短くすることができる。その結果、電源投入後、パワーオンリセット回路64が動作してから解除されるまでの短い時間で、全メモリデータのロード(メモリリード→レジスタへ転送→データ出力)が可能となる。
また、本実施の形態に係る不揮発性メモリ回路50Bでは、複数のメモリセルを一箇所に纏める従来のメモリマット方式を廃止し、メモリセル51−1〜51−52を1ビット単位で別々に配置しているので、全メモリ一括で消去および書込みが可能である。このように、全メモリ一括で消去及び書込みを可能にしたことと、メモリセルブロック50A−1〜50A−52内のデータラッチ回路52−1〜52−52に保持されたデータラッチ情報により消去/書込みの切替を可能にしている。その結果、不揮発性メモリ回路50Bでは、消去/書込み処理はチャージポンプ及びレベル制御回路74によって生成された昇圧電圧によって可能となる。これにより、内蔵発振器36を削除することができる。
図10を参照して、図6に示した不揮発性メモリ回路50のレイアウトおよび縦構造について説明する。
第n(1≦n≦52)のメモリセルブロック50−nのうち第nのデータラッチ回路52−nと第nの切替回路(53−n、54−n)とを含む周辺回路領域81は、略長方形状の第一導電型の第1のウェル領域(N−well)81−1と略長方形状の第二導電型の第2のウェル領域(P−well)81−2とが互いに隣接した領域に形成されている。
第nのメモリセル51−nは、周辺回路領域81とは独立した第一または第二導電型の第3のウェル領域(P−well)83に形成されている。第nのメモリセル51−nが設けられた第3のウェル領域83は、周辺回路領域81の長辺方向に併設されている。第nのメモリセル51−nが設けられた第3のウェル領域83は、周辺回路領域81の短辺の長さLよりも幅Lが小さい。
また、互いに隣接している周辺回路領域81は長辺に対して線対称に配置されている。互いに隣接している周辺回路領域81の隣接領域85は、共通のウェル領域である。
このように、メモリセルブロック50−1〜50−52は、ビット単位でメモリ機能が独立していることが分かる。
図11に本発明に係る不揮発性メモリ回路(半導体集積回路装置)50を示す。図11に示す不揮発性メモリ回路50では、図6に示す不揮発性メモリ回路50においてパワーオンリードに必要な部分のみを抜粋してある。
図示の不揮発性メモリ回路(半導体集積回路装置)50は、トリミングメモリ76と、パワーオンリセット回路64と、パワーオンプリチャージ回路64とから構成されている。トリミングメモリ76は、図6における第1乃至第52のメモリセルブロック50−1〜50−52に相当する。すなわち、不揮発性メモリ回路50は、従来のEEPROMモジュール10(図3)から内蔵発振器36、カウンタ38および制御回路32を省き、その代わりにパワーオンプリチャージ回路66を備えた回路である。
トリミングメモリ76は、トリミング情報を記憶し、データ線プリチャージ完了後にトリミング情報の読出し動作をする不揮発性メモリである。パワーオンリセット回路64とパワーオンプリチャージ回路66とはともに電源投入に応答して動作を開始する。トリミングメモリ76からのトリミング情報の読出し動作は、データ線プリチャージ動作完了後からパワーオンリセット解除までの間に完了する。
トリミングメモリ76とパワーオンリセット回路64とパワーオンプリチャージ回路66は、同一の半導体基板87(図10参照)上に形成されている。パワーオンリセット回路14とパワーオンプリチャージ回路24は、後述するように、半導体基板87上で互いに実質的に同一の回路構成を有する。
図12を参照して、図11に図示した不揮発性メモリ回路(半導体集積回路装置)50のリード動作について説明する。図12において、第1行目は電源電圧(Vcc)の波形を示し、第2行目はパワーオンリセット回路64の出力信号の波形を示し、第3行目はパワーオンプリチャージ回路66の出力信号(データ線プリチャージ信号)の波形を示す。尚、本実施の形態では、パワーオンリセット回路64の出力信号は、チップのリセット信号、パワーオンリセット信号、およびメモリセレクト信号を兼ねている。
後述するように、パワーオンリセット回路64は第1の所定時間T1を持ち、パワーオンプリチャージ回路66は第2の所定時間T2を持つ。第1の所定時間T1は第2の所定時間T2よりも長い。
先ず、時刻t11で、電源が投入されたとする。この結果、時刻t11から電源電圧(Vcc)が徐々に上昇する。電源が投入された時刻t11から、パワーオンリセット回路64とパワーオンプリチャージ回路66が動作を開始する。そのため、この時刻t11からパワーオンプリチャージ回路66の出力信号であるデータ線プリチャージ信号が徐々に上昇する。
時刻t11から所定時間経過した時刻t12で、パワーオンリセット回路64の出力信号は徐々に上昇し始めると共に、パワーオンプリチャージ回路66から出力される出力信号(データ線プリチャージ信号)がロウレベルに遷移する。その結果、この時刻t12からトリミングメモリ76のデータ線のプリチャージが行われる。
時刻t11から第2の所定時間T2経過した時点t13で、パワーオンプリチャージ回路66は、データ線プリチャージ信号をロウレベルからハイレベルに遷移する。この時点t13で、データ線のプリチャージが完了する。このデータ線プリチャージ信号の立上りに応答して、トリミングメモリ76からのトリミング情報の読出し処理が開始される。
時刻t11から第1の所定時間T1経過した時点t14で、パワーオンリセット回路64の出力信号はハイレベルからロウレベルに遷移する。この時点t14までには、トリミングメモリ76からのトリミング情報の読出し処理が完了している。従って、この時刻t14でチップのリセット、パワーオンリセット、およびメモリセレクトが解除され、トリミング情報で表されるトリミング値が有効となる。
このように、本実施の形態では、パワーオンリセット回路64に対しパワーオン判定電圧が低く、且つ、パワーオン信号のアクティブ期間(時間)が短いパワーオンプリチャージ回路66をパワーオンリセット回路64と組み合わせて、パワーオンリード制御回路を構成している。
このような構成を有する不揮発性メモリ回路(半導体集積回路装置)50では、電源投入後、直ちにトリミングメモリ76からトリミング情報の読出しが可能となるため、チップのリセット期間(時間)を短縮することができる。また、パワーオンリセット回路64とほぼ同サイズのパワーオンプリチャージ回路66を追加することで、従来のEEPROMモジュール10において必要であった、内蔵発振器36(または外部クロック入力端子)、カウンタ38、および制御回路32が不要となる。このため、本不揮発性メモリ回路(半導体集積回路装置)50は、従来のEEPROMモジュール10に比べて、モジュールサイズを50%以上も低減することができる。
図13に図11に図示した不揮発性メモリ回路(半導体集積回路装置)50に使用されるパワーオンリセット回路64とパワーオンプリチャージ回路66の回路例を示す。
図示のパワーオンリセット回路64は、第1のCR動作回路642と、第1のDC動作回路644と、第1の論理回路646とから構成される。同様に、図示のパワーオンプリチャージ回路66は、第2のCR動作回路662と、第2のDC動作回路664と、第2の論理回路666とから構成される。
図13に示されるように、第1のCR動作回路642、第1のDC動作回路644、第2のCR動作回路662、および第2のDC動作回路664は、PMOSトランジスタ、PDMOSトランジスタ、NMOSトランジスタ、NDMOSトランジスタから構成されている。
最初に、パワーオンリセット回路64について説明する。電源投入時の電源電圧の傾きは顧客の使用条件により、急峻になったり、緩やかになったりする。どのような使用条件下においても、パワーオンリセット回路64からパワーオンリセット信号が出力されるようにするため、パワーオンリセット回路64は、図13に示されるように、第1のCR動作回路642と第1のDC動作回路644とから構成されている。すなわち、第1のCR動作回路642と第1のDC動作回路644とのどちらか一方が動作することで、後述するように、パワーオンリセット回路64からはパワーオンリセット信号が出力されるようになっている。
図14はパワーオンリセット回路64の動作を説明するための波形図である。図14において、(A)は過渡時の電源電圧Vccの傾きが急峻な場合の波形を示し、(B)は過渡時の電源電圧Vccの傾きが緩やかな場合の波形を示している。尚、第1のDC動作回路644の出力信号を信号Aで表し、第1のCR動作回路642の出力信号を信号Bで表している。
第1のDC動作回路644は、過渡時の電源電圧Vccの傾きが緩やかな場合に有効となる回路である。図14(A)に示されるように、過渡時の電源電圧Vccの傾きが急峻な場合、第1のDC動作回路644は正常に動作しない可能性がある。過渡時の電源電圧Vccが0Vから定常時のVccレベルに到る途中(定常時の電源電圧Vccより少し低い電圧)で、図14(B)に示されるように、第1のDC動作回路644の出力信号AがLレベルからHレベルに遷移する。これにより、図14(B)に示されるように、パワーオンリセット回路64から出力されるパワーオンリセット信号がHレベルからLレベルに遷移し、パワーオンリセットが解除される。
これに対して、第1のCR動作回路642は、過渡時の電源電圧Vccの傾きが急峻な場合に有効となる回路である。図14(B)に示されるように、過渡時の電源電圧Vccの傾きが極端に緩やかな場合、第1のCR動作回路642は正常に動作しない可能性がある。過渡時の電源電圧Vccが0Vから定常時のVccレベルに到る途中(第1のCR動作回路642を構成するCRで規定される時定数分時間が経過した後)で、図14(A)に示されるように、第1のCR動作回路642の出力信号BがHレベルからLレベルに遷移する。これにより、図14(A)に示されるように、パワーオンリセット回路64から出力されるパワーオンリセット信号がHレベルからLレベルに遷移し、パワーオンリセットが解除される。
したがって、第1のCR動作回路642と第1のDC動作回路644とを組み合わせることで、如何なる過渡時の電源電圧Vccの傾きに対しても、パワーオンリセット回路64は正常にパワーオンリセット信号を出力することが可能である。
次に、パワーオンプリチャージ回路66について説明する。図13に示されるように、パワーオンプリチャージ回路66は、パワーオンリセット回路64に比べて、第2の論理回路666が第1の論理回路646よりインバータが1個不足している点を除いて、パワーオンリセット回路64と全く同じ回路構成をしている。従って、パワーオンプリチャージ回路66の動作自体は、パワーオンリセット回路64と実質的に同じである。換言すれば、パワーオンプリチャージ回路66から出力されるデータ線プリチャージ信号は、パワーオンリセット回路64から出力されるパワーオンリセット信号に対して論理(Hレベル/Lレベル)が反転した信号である。
次に、図13を参照して、パワーオンリセット回路64と比較しながらパワーオンプリチャージ回路66について詳細に説明する。
図13から明らかなように、第1のCR動作回路642と第2のCR動作回路662とは、実質的に回路構成が同一である。すなわち、第1のCR動作回路642および第2のCR動作回路662は同種の回路素子で構成されている。第1のCR動作回路642と第2のCR動作回路662との間の相違点は、第1のCR動作回路642を構成するコンデンサCrの容量値が、第2のCR動作回路662を構成するコンデンサCpの容量値よりも大きい(Cr>Cp)ことである。
図12に示されるように、第1のCR動作回路642は、電源投入した時点t11から第1の所定時間T1経過した時点t14で、電圧レベルの切換りを示す第1のリセット解除信号を出力する。第2のCR動作回路662は、電源投入した時点t11から第2の所定時間T2経過した時点t13で、電圧レベルの切換りを示す第1のプリチャージ完了信号を出力する。前述したように、第1の所定時間T1は第2の所定時間T2よりも長い。換言すれば、第1のCR動作回路642の時定数は、第2のCR動作回路662の時定数よりも大きい。
これら第1および第2のCR動作回路642および662は、過渡時の電源電圧Vccの立上りが比較的急峻な場合に有効な回路である。
図13から明らかなように、同様に、第1のDC動作回路644と第2のDC動作回路664とは、実質的に回路構成が同一である。すなわち、第1のDC動作回路644及び第2のDC動作回路664は同種の回路素子で構成されている。第1のDC動作回路644と第2のDC動作回路664との間の相違点は、第1のDC動作回路644を構成するNMOSトランジスタのチャネル幅/チャネル長(Wr/Lr)が、第2のDC動作回路664を構成するNMOSトランジスタのチャネル幅/チャネル長(Wp/Lp)よりも小さいことである。換言すれば、第1のDC動作回路644を構成するNMOSトランジスタのチャネル長Lrが、第2のDC動作回路664を構成するNMOSトランジスタのチャネル長Lpよりも長い(Lr>Lp)ことである。
第1のDC動作回路644は、電源投入に応答して、過渡時の電源電圧Vccが第1の所定の電圧に達した段階で、第2のリセット解除信号を出力する。第2のDC動作回路664は、電源投入に応答して、過渡時の電源電圧Vccが第2の所定電圧に達した段階で、第2のプリチャージ完了信号を出力する。第1の所定電圧は第2の所定電圧よりも高い。
これら第1および第2のDC動作回路644および664は、過渡時の電源電圧Vccの立上りが比較的緩やかな場合に有効な回路である。
第1の論理回路646は、第1のCR動作回路642の出力信号Bと第1のDC動作回路644の出力信号Aとを論理演算して、パワーオンリセット信号を出力する。図示の第1の論理回路646は、3つのインバータゲートと1つのナンドゲートとから構成されている。尚、本例では、このパワーオンリセット信号は、チップのリセット信号やメモリセレクト信号としても使用される。
第2の論理回路666は、第2のCR動作回路662の出力信号と第2のDC動作回路664の出力信号とを論理演算して、データ線プリチャージ信号を出力する。図示の第2の論理回路666は、2つのインバータゲートと1つのナンドゲートから構成されている。
パワーオンリセット回路64およびパワーオンプリチャージ回路66は、電源電圧、周囲の温度、製造プロセスに依存して特性にバラツキが生じるだけでなく、過渡時の電源電圧Vccが立上る時の傾きによっても特性にバラツキが生じる。そこで、本実施の形態では、パワーオン時の判定電圧及びパワーオン信号のアクティブ期間(時間)のみが異なる同じ回路構成のパワーオン動作回路を2組組み合わせることにより、過渡時の電源電圧Vccの立上り時の傾きに対する特性バラツキを低減している。
図15を参照して、図11に図示した不揮発性メモリ回路(半導体集積回路装置)50に使用されるパワーオンリセット回路64Aとパワーオンプリチャージ回路66Aの別の回路例を示す。
図示のパワーオンリセット回路64Aは、第1のDC動作回路644と、第1の論理回路646Aとから構成される。同様に、図示のパワーオンプリチャージ回路66Aは、第2のDC動作回路664と第2の論理回路666Aとから構成される。
すなわち、パワーオンリセット回路64Aは、図13に示したパワーオンリセット回路64から第1のCR動作回路642を省いた回路に実質的に相当し、パワーオンプリチャージ回路66Aは、図13に示したパワーオンプリチャージ回路66から第2のCR動作回路662を省いた回路に実質的に相当する。
第1の論理回路646Aは1つのインバータゲートから構成され、第2の論理回路666Aは2つのインバータゲートから構成される。
本例のパワーオンリセット回路64Aとパワーオンプリチャージ回路66Aは、過渡時の電源電圧が立上る傾き区間が10μ秒以上あって特定できる場合に、有用である。
以上、本発明について好ましい実施の形態によって説明してきたが、本発明は上述した実施の形態に限定しないのは勿論である。例えば、メモリの仕様がOTPでも可の場合、メモリ素子(メモリセル)をEEPROMから電気ヒューズ形のROMに書き換えても良い。本電気ヒューズ形のROMはポリシリコンで形成するため、標準的なプロセスで製作可能であり、EEPROMに比べてウェハ単価を安くすることができる。尚、電気ヒューズを溶断(切断)する場合は、外部より8〜9V程度の溶断電圧を電気ヒューズに印加する。メモリ素子を電気ヒューズ形のROMに置き換える場合、EEPROMではメモリ素子の消去/書込みの切替に使用していた切替スイッチを電気ヒューズの切断有り/無しの切替スイッチに変更することで対応可能である。さらに、メモリ素子(メモリセル)をEEPROMからダイオード短絡形のROMに書き換えても良い。
本発明に係る不揮発性メモリ回路のメモリセルとして使用されるMONOS型のEEPROMを示す断面図と回路図である。 従来のEEPROMモジュールの構成を示すブロック図である。 図2に示したEEPROMモジュールにおいてパワーオンリードに必要な部分のみを抜粋した、EEPROMモジュール(半導体集積回路装置)をトリミングされる回路と共に示すブロック図である。 図3に示したEEPROMモジュール(半導体集積回路装置)の動作を説明するためのタイムチャート(波形図)である。 図2に示した従来のEEPROMモジュールのメモリマットに使用されるメモリセルを示す回路図である。 本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性メモリ回路を示すブロック図である。 図6に図示した不揮発性メモリ回路に使用されるメモリセルを示す回路図である。 本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性メモリ回路を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性メモリ回路を示すブロック図である。 図6に示した不揮発性メモリ回路のレイアウトおよび縦構造を示す図である。 図6に示す不揮発性メモリ回路においてパワーオンリードに必要な部分のみを抜粋した、本発明に係る不揮発性メモリ回路(半導体集積回路装置)を示すブロック図である。 図11に示した不揮発性メモリ回路(半導体集積回路装置)の動作を説明するためのタイムチャート(波形図)である。 図11に示した不揮発性メモリ回路(半導体集積回路装置)に使用される、パワーオンリセット回路およびパワーオンプリチャージ回路の一回路例を示す回路図である。 図13に示したパワーオンリセット回路の動作を説明するための波形図である。 図11に示した不揮発性メモリ回路(半導体集積回路装置)に使用される、パワーオンリセット回路およびパワーオンプリチャージ回路の別の回路例を示す回路図である。
符号の説明
50、50A、50B 不揮発性メモリ回路(半導体集積回路装置)
50−1〜50−52 メモリセルブロック
50A−1〜50A−52 メモリセルブロック
51−1〜51−52 メモリセル
52−1〜52−52 データラッチ回路
53−1〜53−52 消去/書込み制御回路
54−1〜54−52 入出力制御回路
55−1〜55−52 Yスイッチ
64、64A パワーオンリセット回路
642 第1のCR動作回路
644 第1のDC動作回路
646、646A 第1の論理回路
66、66A パワーオンプリチャージ回路
662 第2のCR動作回路
664 第2のDC動作回路
666、666A 第2の論理回路
68 シリアルインタフェース回路
70 コントロールロジック回路
72 アドレス発生器及びYデコーダ
74 チャージポンプ及びレベル制御回路
76 トリミングメモリ
81 周辺回路領域
81−1 第1のウェル領域
81−2 第2のウェル領域
83 第3のウェル領域
85 共通のウェル領域
87 半導体基板

Claims (3)

  1. トリミング情報を記憶し、データ線プリチャージ完了後に前記トリミング情報の読出し動作をする不揮発性メモリと、電源投入に応答して動作を開始して前記不揮発性メモリの制御回路をリセットするパワーオンリセット回路とを有する半導体集積回路装置であって、
    前記電源投入に応答して動作を開始し、データ線プリチャージ動作を行うパワーオンプリチャージ回路を有し、
    前記パワーオンリセット回路は、前記電源投入から第1の所定時間が経過した時点で電圧レベルの切換りを示すリセット解除信号を出力する第1のCR動作回路を有し、
    前記パワーオンプリチャージ回路は、前記電源投入から第2の所定時間が経過した時点で電圧レベルの切換りを示すプリチャージ完了信号を出力する第2のCR動作回路を有し、
    前記第1の所定時間は前記第2の所定時間よりも長く、
    前記パワーオンリセット回路は、前記電源投入に応答して、過渡時の電源電圧が第1の所定の電圧に達した段階で別のリセット解除信号を出力する第1のDC動作回路と、前記第1のCR動作回路の出力信号と前記第1のDC動作回路の出力信号とを論理演算して、リセット信号を出力する第1の論理回路とを更に有し、
    前記パワーオンプリチャージ回路は、前記電源投入に応答して、前記過渡時の電源電圧が第2の所定の電圧に達した段階で別のプリチャージ完了信号を出力する第2のDC動作回路と、前記第2のCR動作回路の出力信号と前記第2のDC動作回路の出力信号とを論理演算して、データ線プリチャージ信号を出力する第2の論理回路とを更に有し、
    前記第1の所定の電圧は前記第2の所定の電圧よりも高いことを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 前記第1のCR動作回路の時定数は、前記第2のCR動作回路の時定数よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  3. 前記第1のCR動作回路および前記第2のCR動作回路は同種の回路素子で構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の半導体集積回路装置。
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