JP5012450B2 - ラジアルピストンポンプ及びそれを用いた動力伝達装置、並びにラジアルピストンモータ - Google Patents
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Description
図1及び図2は、本発明の第1の形態に係るラジアルピストンポンプが組み込まれた動力伝達装置の要部を示している。なお、図1は図2のI−I線における動力伝達装置の断面図であり、図2は図1のII−II線における動力伝達装置の断面図である。この動力伝達装置100は、車両に搭載されて内燃機関などの走行用動力源と変速機との間の動力伝達経路に設けられ、走行用動力源の動力を変速機に伝達するものである。図1に示したように動力伝達装置100は、車体に固定される固定部101と、固定部101に取り付けられるカバー102と、カバー102内に配置されるラジアルピストンポンプ10と、を備えている。ラジアルピストンポンプ10は、第1ベアリング103にて回転可能に支持されたコネクタ104と第2ベアリング105とによって中心線CL回りに回転可能なように設けられている。
図9を参照して第2の形態に係る動力伝達装置について説明する。なお、図9は第2の形態に係る動力伝達装置に設けられるラジアルピストンポンプ10の複数のシリンダ穴31の一つを拡大して示す図であり、第1の形態の図4に対応する図である。なお、図9においては第2油路38の図示を省略した。また、図示は省略したがインナーレース30の他のシリンダ穴31も図9に示したシリンダ穴31と同様の構造である。図9に示したように第2の形態では、スプリングシート34の形状が異なる。それ以外の部分は第1の形態と同じであるため、第1の形態と共通の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図10を参照して第3の形態に係る動力伝達装置について説明する。図10は第3の形態に係る動力伝達装置に設けられるラジアルピストンポンプ10の複数のシリンダ穴31の一つを拡大して示す図である。図10の上の図は、第1の形態の図4に対応する図である。図10の下の図は、図10の上の図のシリンダ穴31をインナーレース30の外周側から見た図を示している。なお、図示は省略したが、インナーレース30の他のシリンダ穴31も図10に示したシリンダ穴31と同様の構造である。図10に示したように第3の形態ではスプリングシート34が省略され、第2シリンダ部材41の外周面41aのうちシリンダ穴31の底面を形成する部分にスプリング33が嵌め込まれる溝部50がそれぞれ設けられる点が異なる。それ以外は、第1の形態と同様のため、共通の部分には同一の符号を付して説明を省略する。図10の下の図に示したように溝部50は、第1油路37及び第2油路38が開口する部分を避けて設けられる。
図11及び図12を参照して第4の形態に係る動力伝達装置について説明する。図11は第4の形態に係る動力伝達装置に設けられるラジアルピストンポンプ10の複数のシリンダ穴31の一つを拡大して示す図である。第4の形態では、ラジアルピストンポンプ10のインナーレース30が円筒状のシリンダベース部材60と、そのシリンダベース部材60に設けられてシリンダ穴31となる貫通孔61に嵌め込まれる底部材としてのスプリングシート62とが一体化されて形成される点が他の形態と異なる。それ以外の部分は、他の形態と同様であるため共通の部分には同一の符号を付して説明を省略する。なお、図示は省略したが、インナーレース30の他のシリンダ穴31も図11に示したものと同様の構造である。この形態では、シリンダベース部材60の外周面60aがインナーレース30の外周面30aとなり、シリンダベース部材60の内周面60bがインナーレース30の内周面30bとなる。
図13を参照して第5の形態に係る動力伝達装置について説明する。図13は第5の形態に係る動力伝達装置に設けられるラジアルピストンポンプ10の複数のシリンダ穴31の一つを拡大して示す図である。図示は省略したが、インナーレース30の他のシリンダ穴31も図13に示したものと同様の構造である。なお、ラジアルピストンポンプ10の他の部分は他の形態と同様であるため、共通の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
20 アウターレース(第1回転部材)
21 油路切替バルブ部(軸部)
21b 油路切替バルブ部の外周面
22 カム部
22a カム部の内周面
26 吐出油路(オイル排出口)
28 吸入油路(オイル導入口)
29 カム面
30 インナーレース(第2回転部材)
30a インナーレースの外周面
30b インナーレースの内周面
31 シリンダ穴
32 ピストン
33 スプリング(付勢手段)
34 スプリングシート(支持手段)
34a 連通孔
34b 裏面(接地面)
34c 整流部
35 油圧室
37 第1油路
38 第2油路
40 第1シリンダ部材(第1部材)
41 第2シリンダ部材(第2部材、円筒部材)
41a 第2シリンダ部材の外周面
50 溝部
60 シリンダベース部
61 貫通孔
62 スプリングシート(底部材)
70 外周部材
71 内周部材
72 スプリングシート(キー部材)
73 貫通孔
74 凹部
80 油路
100 動力伝達装置
200 クランクシャフト(入力軸)
300 インプットシャフト(出力軸)
CL 中心線
Claims (19)
- 外周面に外部からオイルが導かれるオイル導入口と外部にオイルを排出するオイル排出口とが周方向にそれぞれ単数又は複数設けられる軸部と、前記軸部の外周面と対向する内周面にカム面が形成されるカム部と、を有し、前記軸部の中心線の回りを回転可能に設けられる第1回転部材と、外周面が前記カム部のカム面と対向し、かつ内周面にて前記オイル導入口と前記オイル排出口とがそれぞれ覆われるように前記軸部に前記第1回転部材に対して相対回転可能に設けられる第2回転部材と、を備え、
前記第2回転部材には半径方向に延びて外周面に開口するシリンダ穴が形成され、前記シリンダ穴にはピストンが往復動可能に挿入されてその内部に油圧室が形成され、前記油圧室の底部には前記油圧室と前記オイル導入口及び前記オイル排出口とを連通するための油路が設けられ、前記油路が前記第2回転部材の半径方向に対して傾いて形成されているラジアルピストンポンプにおいて、
前記第2回転部材は、前記シリンダ穴の側壁を形成する第1部材と、前記第1部材と組み合わされて前記シリンダ穴の底部を形成し、前記油路が設けられる第2部材と、を備え、
前記第2部材は、内部に前記軸部が挿入される円筒部材であり、
前記円筒部材の外周面が前記シリンダ穴の底面を形成するとともに、この外周面の前記シリンダ穴の底面を形成する部分には、前記シリンダ穴に設けられて前記ピストンが前記カム面に押し付けられるように前記ピストンを前記カム面の方向に付勢する付勢手段が嵌め込まれる溝部が設けられていることを特徴とするラジアルピストンポンプ。 - 外周面に外部からオイルが導かれるオイル導入口と外部にオイルを排出するオイル排出口とが周方向にそれぞれ単数又は複数設けられる軸部と、前記軸部の外周面と対向する内周面にカム面が形成されるカム部と、を有し、前記軸部の中心線の回りを回転可能に設けられる第1回転部材と、外周面が前記カム部のカム面と対向し、かつ内周面にて前記オイル導入口と前記オイル排出口とがそれぞれ覆われるように前記軸部に前記第1回転部材に対して相対回転可能に設けられる第2回転部材と、を備え、
前記第2回転部材には半径方向に延びて外周面に開口するシリンダ穴が形成され、前記シリンダ穴にはピストンが往復動可能に挿入されてその内部に油圧室が形成され、前記油圧室の底部には前記油圧室と前記オイル導入口及び前記オイル排出口とを連通するための油路が設けられ、前記油路が前記第2回転部材の半径方向に対して傾いて形成されているラジアルピストンポンプにおいて、
前記第2回転部材は、前記シリンダ穴の側壁を形成する第1部材と、前記第1部材と組み合わされて前記シリンダ穴の底部を形成し、前記油路が設けられる第2部材と、を備え、
前記第2部材は、内部に前記軸部が挿入される円筒部材であり、
前記円筒部材の外周面が前記シリンダ穴の底面を形成し、
前記シリンダ穴には、前記ピストンが前記カム面に押し付けられるように前記ピストンを前記カム面の方向に付勢する付勢手段と、前記付勢手段を支持する支持面と前記支持面の裏側に設けられて前記円筒部材の外周面に沿った形状に形成される接地面とを有し、前記油圧室内と前記油路とを連通させる連通孔が形成される支持手段と、が設けられることを特徴とするラジアルピストンポンプ。 - 前記支持手段は、前記ピストン穴の側面と前記連通孔とが滑らかに接続されるように設けられる整流部を備えている請求項2に記載のラジアルピストンポンプ。
- 外周面に外部からオイルが導かれるオイル導入口と外部にオイルを排出するオイル排出口とが周方向にそれぞれ単数又は複数設けられる軸部と、前記軸部の外周面と対向する内周面にカム面が形成されるカム部と、を有し、前記軸部の中心線の回りを回転可能に設けられる第1回転部材と、外周面が前記カム部のカム面と対向し、かつ内周面にて前記オイル導入口と前記オイル排出口とがそれぞれ覆われるように前記軸部に前記第1回転部材に対して相対回転可能に設けられる第2回転部材と、を備え、
前記第2回転部材には半径方向に延びて外周面に開口するシリンダ穴が形成され、前記シリンダ穴にはピストンが往復動可能に挿入されてその内部に油圧室が形成され、前記油圧室の底部には前記油圧室と前記オイル導入口及び前記オイル排出口とを連通するための油路が設けられ、前記油路が前記第2回転部材の半径方向に対して傾いて形成されているラジアルピストンポンプにおいて、
前記第2回転部材は、前記シリンダ穴の側壁を形成する第1部材と、前記第1部材と組み合わされて前記シリンダ穴の底部を形成し、前記油路が設けられる第2部材と、を備え、
前記第1部材は、外周面が前記第2回転部材の外周面になるとともに内周面が前記第2回転部材の内周面になり、かつ外周面から内周面まで貫通して前記シリンダ穴となる貫通孔が設けられる円筒状のベース部材であり、
前記第2部材は、前記貫通孔に嵌め込まれ、前記軸部の外周面と対向する部分が前記軸部の外周面に沿った形状に形成される底部材であることを特徴とするラジアルピストンポンプ。 - 外周面に外部からオイルが導かれるオイル導入口と外部にオイルを排出するオイル排出口とが周方向にそれぞれ単数又は複数設けられる軸部と、前記軸部の外周面と対向する内周面にカム面が形成されるカム部と、を有し、前記軸部の中心線の回りを回転可能に設けられる第1回転部材と、外周面が前記カム部のカム面と対向し、かつ内周面にて前記オイル導入口と前記オイル排出口とがそれぞれ覆われるように前記軸部に前記第1回転部材に対して相対回転可能に設けられる第2回転部材と、を備え、
前記第2回転部材には半径方向に延びて外周面に開口するシリンダ穴が形成され、前記シリンダ穴にはピストンが往復動可能に挿入されてその内部に油圧室が形成され、前記油圧室の底部には前記油圧室と前記オイル導入口及び前記オイル排出口とを連通するための油路が設けられ、前記油路が前記第2回転部材の半径方向に対して傾いて形成されているラジアルピストンポンプにおいて、
前記第2回転部材は、前記シリンダ穴の側壁を形成する第1部材と、前記第1部材と組み合わされて前記シリンダ穴の底部を形成し、前記油路が設けられる第2部材と、を備え、
前記第1部材は、外周面から内周面まで貫通して前記シリンダ穴となる貫通孔が設けられる円筒状の外周部材であり、
前記第2部材は、前記外周部材の内周面と外周面が接するように前記外周部材の内周に嵌め込まれ、その外周面のうち前記貫通孔が配置される部分に凹部が設けられる円筒状の内周部材と、前記凹部に一部が嵌り込み、かつ残りの部分が前記外周部材の貫通孔内に配置されるように前記貫通孔に設けられるキー部材と、を備えていることを特徴とするラジアルピストンポンプ。 - 前記油路は、前記第2回転部材の周方向に傾いて形成されている請求項1〜5のいずれか一項に記載のラジアルピストンポンプ。
- 前記油路として、前記油圧室と前記オイル導入口とを連通するための第1油路と、前記油圧室と前記オイル排出口とを連通するための第2油路と、が設けられ、
前記第1油路は前記油圧室の底面から前記第2回転部材の回転方向に傾くように形成され、前記第2油路は前記油圧室の底面から前記第2回転部材の回転方向に対して反対方向に傾くように形成されている請求項1〜5のいずれか一項に記載のラジアルピストンポンプ。 - 前記軸部に前記オイル導入口と前記オイル排出口とが前記軸部の中心線に沿って並べて設けられ、
前記第1油路は前記ピストンが前記カム面の方向に移動するときに前記オイル導入口と前記油圧室とが連通するように設けられ、
前記第2油路は前記ピストンが前記カム面と反対の方向に移動するときに前記オイル排出口と前記油圧室とが連通するように設けられている請求項7に記載のラジアルピストンポンプ。 - 前記第2部材は、前記第1部材に圧入されている請求項1〜8のいずれか一項に記載のラジアルピストンポンプ。
- 請求項1〜9のいずれか一項に記載のラジアルピストンポンプを備え、
前記第1回転部材及び前記第2回転部材のうちの一方が動力源から動力が伝達される入力軸と接続され、他方が動力を出力する出力軸と接続されることを特徴とする動力伝達装置。 - 外周面に外部からオイルが導かれるオイル導入口と外部にオイルを排出するオイル排出口とが周方向にそれぞれ単数又は複数設けられる軸部と、前記軸部の外周面と対向する内周面にカム面が形成されるカム部と、を有し、前記軸部の中心線の回りを回転可能に設けられる第1回転部材と、外周面が前記カム部のカム面と対向し、かつ内周面にて前記オイル導入口と前記オイル排出口とがそれぞれ覆われるように前記軸部に前記第1回転部材に対して相対回転可能に設けられる第2回転部材と、を備え、
前記第2回転部材には半径方向に延びて外周面に開口するシリンダ穴が形成され、前記シリンダ穴にはピストンが往復動可能に挿入されてその内部に油圧室が形成され、前記油圧室の底部には前記油圧室と前記オイル導入口及び前記オイル排出口とを連通するための油路が設けられ、前記油路が前記第2回転部材の半径方向に対して傾いて形成されているラジアルピストンモータにおいて、
前記第2回転部材は、前記シリンダ穴の側壁を形成する第1部材と、前記第1部材と組み合わされて前記シリンダ穴の底部を形成し、前記油路が設けられる第2部材と、を備え、
前記第2部材は、内部に前記軸部が挿入される円筒部材であり、
前記円筒部材の外周面が前記シリンダ穴の底面を形成するとともに、この外周面の前記シリンダ穴の底面を形成する部分には、前記シリンダ穴に設けられて前記ピストンが前記カム面に押し付けられるように前記ピストンを前記カム面の方向に付勢する付勢手段が嵌め込まれる溝部が設けられていることを特徴とするラジアルピストンモータ。 - 外周面に外部からオイルが導かれるオイル導入口と外部にオイルを排出するオイル排出口とが周方向にそれぞれ単数又は複数設けられる軸部と、前記軸部の外周面と対向する内周面にカム面が形成されるカム部と、を有し、前記軸部の中心線の回りを回転可能に設けられる第1回転部材と、外周面が前記カム部のカム面と対向し、かつ内周面にて前記オイル導入口と前記オイル排出口とがそれぞれ覆われるように前記軸部に前記第1回転部材に対して相対回転可能に設けられる第2回転部材と、を備え、
前記第2回転部材には半径方向に延びて外周面に開口するシリンダ穴が形成され、前記シリンダ穴にはピストンが往復動可能に挿入されてその内部に油圧室が形成され、前記油圧室の底部には前記油圧室と前記オイル導入口及び前記オイル排出口とを連通するための油路が設けられ、前記油路が前記第2回転部材の半径方向に対して傾いて形成されているラジアルピストンモータにおいて、
前記第2回転部材は、前記シリンダ穴の側壁を形成する第1部材と、前記第1部材と組み合わされて前記シリンダ穴の底部を形成し、前記油路が設けられる第2部材と、を備え、
前記第2部材は、内部に前記軸部が挿入される円筒部材であり、
前記円筒部材の外周面が前記シリンダ穴の底面を形成し、
前記シリンダ穴には、前記ピストンが前記カム面に押し付けられるように前記ピストンを前記カム面の方向に付勢する付勢手段と、前記付勢手段を支持する支持面と前記支持面の裏側に設けられて前記円筒部材の外周面に沿った形状に形成される接地面とを有し、前記油圧室内と前記油路とを連通させる連通孔が形成される支持手段と、が設けられることを特徴とするラジアルピストンモータ。 - 前記支持手段は、前記ピストン穴の側面と前記連通孔とが滑らかに接続されるように設けられる整流部を備えている請求項12に記載のラジアルピストンモータ。
- 外周面に外部からオイルが導かれるオイル導入口と外部にオイルを排出するオイル排出口とが周方向にそれぞれ単数又は複数設けられる軸部と、前記軸部の外周面と対向する内周面にカム面が形成されるカム部と、を有し、前記軸部の中心線の回りを回転可能に設けられる第1回転部材と、外周面が前記カム部のカム面と対向し、かつ内周面にて前記オイル導入口と前記オイル排出口とがそれぞれ覆われるように前記軸部に前記第1回転部材に対して相対回転可能に設けられる第2回転部材と、を備え、
前記第2回転部材には半径方向に延びて外周面に開口するシリンダ穴が形成され、前記シリンダ穴にはピストンが往復動可能に挿入されてその内部に油圧室が形成され、前記油圧室の底部には前記油圧室と前記オイル導入口及び前記オイル排出口とを連通するための油路が設けられ、前記油路が前記第2回転部材の半径方向に対して傾いて形成されているラジアルピストンモータにおいて、
前記第2回転部材は、前記シリンダ穴の側壁を形成する第1部材と、前記第1部材と組み合わされて前記シリンダ穴の底部を形成し、前記油路が設けられる第2部材と、を備え、
前記第1部材は、外周面が前記第2回転部材の外周面になるとともに内周面が前記第2回転部材の内周面になり、かつ外周面から内周面まで貫通して前記シリンダ穴となる貫通孔が設けられる円筒状のベース部材であり、
前記第2部材は、前記貫通孔に嵌め込まれ、前記軸部の外周面と対向する部分が前記軸部の外周面に沿った形状に形成される底部材であることを特徴とするラジアルピストンモータ。 - 外周面に外部からオイルが導かれるオイル導入口と外部にオイルを排出するオイル排出口とが周方向にそれぞれ単数又は複数設けられる軸部と、前記軸部の外周面と対向する内周面にカム面が形成されるカム部と、を有し、前記軸部の中心線の回りを回転可能に設けられる第1回転部材と、外周面が前記カム部のカム面と対向し、かつ内周面にて前記オイル導入口と前記オイル排出口とがそれぞれ覆われるように前記軸部に前記第1回転部材に対して相対回転可能に設けられる第2回転部材と、を備え、
前記第2回転部材には半径方向に延びて外周面に開口するシリンダ穴が形成され、前記シリンダ穴にはピストンが往復動可能に挿入されてその内部に油圧室が形成され、前記油圧室の底部には前記油圧室と前記オイル導入口及び前記オイル排出口とを連通するための油路が設けられ、前記油路が前記第2回転部材の半径方向に対して傾いて形成されているラジアルピストンモータにおいて、
前記第2回転部材は、前記シリンダ穴の側壁を形成する第1部材と、前記第1部材と組み合わされて前記シリンダ穴の底部を形成し、前記油路が設けられる第2部材と、を備え、
前記第1部材は、外周面から内周面まで貫通して前記シリンダ穴となる貫通孔が設けられる円筒状の外周部材であり、
前記第2部材は、前記外周部材の内周面と外周面が接するように前記外周部材の内周に嵌め込まれ、その外周面のうち前記貫通孔が配置される部分に凹部が設けられる円筒状の内周部材と、前記凹部に一部が嵌り込み、かつ残りの部分が前記外周部材の貫通孔内に配置されるように前記貫通孔に設けられるキー部材と、を備えていることを特徴とするラジアルピストンモータ。 - 前記油路は、前記第2回転部材の周方向に傾いて形成されている請求項11〜15のいずれか一項に記載のラジアルピストンモータ。
- 前記油路として、前記油圧室と前記オイル導入口とを連通するための第1油路と、前記油圧室と前記オイル排出口とを連通するための第2油路と、が設けられ、
前記第1油路は前記油圧室の底面から前記第2回転部材の回転方向に傾くように形成され、前記第2油路は前記油圧室の底面から前記第2回転部材の回転方向に対して反対方向に傾くように形成されている請求項11〜15のいずれか一項に記載のラジアルピストンモータ。 - 前記軸部に前記オイル導入口と前記オイル排出口とが前記軸部の中心線に沿って並べて設けられ、
前記第1油路は前記ピストンが前記カム面の方向に移動するときに前記オイル導入口と前記油圧室とが連通するように設けられ、
前記第2油路は前記ピストンが前記カム面と反対の方向に移動するときに前記オイル排出口と前記油圧室とが連通するように設けられている請求項17に記載のラジアルピストンモータ。 - 前記第2部材は、前記第1部材に圧入されている請求項11〜18のいずれか一項に記載のラジアルピストンモータ。
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