JP5011924B2 - 伝達比可変装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ハウジングが非回転部位に固定される伝達比可変装置に関するものである。
従来、差動機構を用いることにより、ステアリング操作に基づく入力軸の回転にモータ駆動に基づく回転を上乗せして出力軸に伝達する伝達比可変装置がある。そして、その中には、モータ軸を中空状に形成するとともに、同モータ軸内に入力軸又は出力軸を挿通して差動機構に連結することにより、そのハウジングを車両の非回転部位に対して固定可能としたものがある(例えば、特許文献1参照)。即ち、ハウジング及び同ハウジング内に固定されたモータを非回転とすることにより、スパイラルケーブル装置(例えば、特許文献2参照)等の特殊な構成を廃することが可能となり、これに伴う低コスト化に加え、信頼性の向上を図ることができる。このため、近年、車両においては、こうした所謂ハウジング固定型の伝達比可変装置の採用が進められている。
特開2005−162124号公報 特開2005−253140号公報
ところで、通常、上記のような伝達比可変装置に用いられるモータは、車両への搭載状態において、その軸方向端面から下方に延びる給電端子(バスパー)を有している。そして、多くの場合、この給電端子と給電線(ハーネス)との間の接続は、鉤状に折曲された給電線の先端を給電端子に係合し、更に溶接等によって接合することにより行われる。
しかしながら、上記のようなハウジング固定型の伝達比可変装置には、車両側の振動が、ハウジングを介して直接、モータに伝達されるというという問題がある。このため、その振動により給電線の接合がずれ、当該給電線が給電端子から脱落するおそれがある。特に、上記特許文献1のような、そのハウジングがラック軸を収容するラックハウジング(ギヤボックス)に固定される所謂ラックハウジング一体型のものにおいては、その振動の大きさに比例して、こうした給電端子から給電線が脱落することも考えられる。そして、その脱落した給電線がハウジング等の金属部分に接触した場合には、給電経路がショートしてしまうおそれもある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、給電端子からの給電線の脱落を防止することのできる伝達比可変装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、ステアリング操作に基づく入力軸の回転にモータ駆動に基づく回転を上乗せして出力軸に伝達する差動機構と、駆動源であるモータ及び前記差動機構を収容するとともに非回転部位に固定されるハウジングとを備え、前記モータは、その軸方向端面から下方に延びる給電端子を有し、前記モータへの駆動電力の供給は、前記給電端子に係合されるとともに接合により該給電端子と電気的に接続された給電線を介して行われる伝達比可変装置であって、前記接合のずれた前記給電線を掛止可能な抜止部材を備えること、を要旨とする。
上記構成によれば、抜止部材により接合のずれた給電線を掛止することで、その給電端子からの脱落を防止することができる。
請求項2に記載の発明は、前記抜止部材は、前記給電端子の長手方向、前記給電線が接続された部分よりも先端側において該給電端子に係合する係合部を有すること、を要旨とする。
上記構成によれば、車両搭載時には、係合部は、給電線が接続された部分よりも下方に配置される。従って、給電線の接合がずれた場合であっても、係合部により当該接合のずれた給電線を掛止して、その脱落を防止することができる。
請求項3に記載の発明は、前記抜止部材は、複数の前記係合部間を連結する連結部を有すること、を要旨とする。
即ち、給電端子に係合された各係合部を連結部により互いに連結することで、各給電端子が個別に振動することを抑制することができる。従って、上記構成によれば、各給電端子の振動を低減して、各給電線の接合をずれにくくすることができる。その結果、より効果的に給電線の脱落を防止することができるようになる。
請求項4に記載の発明は、前記抜止部材は、前記給電端子が挿入される少なくとも一つの被挿入部を有し、該被挿入部内において前記挿入された前記給電端子を挟持することにより前記給電端子に固定されること、を要旨とする。
上記構成によれば、その他の特別な構成を追加することなく、簡素な構成にて、給電線の脱落を防止することができる。
請求項5に記載の発明は、前記被挿入部の少なくとも一つは、前記挿入された給電端子を挟持する二面間の間隔が、前記給電端子の挿入方向手前側から挿入方向奥側に向かって徐々に狭くなるように形成されること、を要旨とする。
上記構成によれば、抜止部材をより確実に固定することができ、その結果、より大きな振動が伝達されるような状況においても、有効に給電線の脱落を防止することができる。
請求項6に記載の発明は、前記抜止部材は、前記給電端子以外の部位に当接する当接部を有すること、を要旨とする。
上記構成によれば、抜止部材の固定をより安定的なものとすることができ、その結果、より大きな振動が伝達されるような状況においても、有効に給電線の脱落を防止することができる。
請求項7に記載の発明は、前記抜止部材は、弾性材料により形成されてなること、を要旨とする。
上記構成によれば、抜止部材において給電端子の振動を減衰することができ、これにより給電線の接合をよりずれにくくすることができる。その結果、より効果的に給電線の脱落を防止することができるようになる。
請求項8に記載の発明は、前記抜止部材は、絶縁材料により形成されてなること、を要旨とする。
上記構成によれば、抜止部材がハウジング等の金属部分に接触した場合であっても、給電経路のショートを招くことはない。
請求項9に記載の発明は、前記ハウジングが固定される非回転部位は、ラック軸が収容されたラックハウジングであること、を要旨とする。
即ち、ラックハウジングは、車両が走行することにより発生する振動が直接的に伝達される部位である。従って、このような振動の大きな場所に、そのハウジングが固定される所謂ラックハウジング一体型の伝達比可変装置について、上記請求項1〜8の構成を適用することで、より顕著な効果を得ることができる。
本発明によれば、給電端子からの給電線の脱落を防止することが可能な伝達比可変装置を提供することができる。
以下、本発明を所謂ラックハウジング一体型の伝達比可変装置を備えた車両用操舵装置に具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態の伝達比可変装置の断面図、図2は、その拡大断面図、そして、図3は、この伝達比可変装置を備えた車両用操舵装置の概略構成図である。
図3に示すように、本実施形態の車両用操舵装置1において、ステアリング2が固定されたステアリングシャフト3は、ラックアンドピニオン機構4によりラック軸5と連結されており、ステアリング操作に伴うステアリングシャフト3の回転は、ラックアンドピニオン機構4によりラック軸5の往復直線運動に変換される。具体的には、本実施形態のステアリングシャフト3は、自在継手7a,7bを介して、コラムシャフト8、インターミディエイトシャフト9、及びピニオンシャフト10を連結してなり、上記ラックアンドピニオン機構4は、そのピニオンシャフト10の一端に形成されたピニオン歯10aとラック軸5側のラック歯5aとを噛合させることにより構成される。そして、このステアリングシャフト3の回転に伴うラック軸5の往復直線運動が、同ラック軸5の両端に連結されたタイロッド11を介して図示しないナックルに伝達されることにより、転舵輪12の舵角、即ち車両の進行方向が変更されるように構成されている。
また、本実施形態では、ラック軸5を収容するラックハウジング13には、モータ14を駆動源としてラック軸5を軸方向移動させることにより操舵系にアシスト力を付与するEPSアクチュエータ15が設けられており、上記ピニオンシャフト10には、そのパワーアシスト制御に用いる操舵トルクを検出するためのトルクセンサ16が設けられている。そして、本実施形態の車両用操舵装置1では、このピニオンシャフト10には、上記トルクセンサ16とともに、ステアリング2と転舵輪12との間の伝達比(ギヤ比)を可変可能な伝達比可変装置18が設けられている。
図1及び図2に示すように、本実施形態では、ラックハウジング13の上面には、略円筒状に形成されたピニオンハウジング20が固定されており、ピニオンシャフト10は、このピニオンハウジング20内に挿通されることにより、その一端に形成されたピニオン歯10aがラック軸5のラック歯5aと噛合された状態で回転自在に支承されている。尚、本実施形態のピニオンハウジング20は、ラックハウジング13の上部に固定された第1ハウジング23と、該第1ハウジング23の上端に連結された第2ハウジング24とにより構成されている。そして、上記のトルクセンサ16及び伝達比可変装置18は、このピニオンハウジング20内に収容されている。
詳述すると、本実施形態のピニオンシャフト10は、自在継手7bを介してインターミディエイトシャフト9に連結される(図3参照)ことによりステアリング操作に伴う回転が入力される入力軸25と、一端に上記ピニオン歯10aが形成された出力軸26とにより構成されている。そして、本実施形態の伝達比可変装置18は、これら入力軸25及び出力軸26の間に介在された差動機構27と、該差動機構27を駆動するモータ28とにより構成されている。
本実施形態では、出力軸26は、第1ハウジング23に設けられた軸受29a,29bに軸支されることにより、その一端が第2ハウジング24内に突出した状態で回転自在に支承されている。また、本実施形態では、駆動源であるモータ28には、中空状のモータ軸30を有するブラシレスモータが採用されており、同モータ28は、そのステータ31が第2ハウジング24の内周に固定されることにより、非回転部位である同第2ハウジング24(ピニオンハウジング20)に対して相対回転不能に設けられている。尚、図4に示すように、本実施形態のモータ28は、車両搭載状態においてラック軸5側(図1参照下側)に配置される軸方向端面28aから軸方向下側(同図中下側)に延びる給電端子35を有しており、同モータ28への駆動電力の供給は、この給電端子35と電気的に接続された給電線36(36u,36v,36w)を介して行われる。そして、第2ハウジング24内に突出された出力軸26の一端は、このモータ軸30内に挿通されることにより、同第2ハウジング24の上端部24a(図2中上側の端部)、即ちステアリング側の端部近傍まで延設されている。
一方、入力軸25は、第2ハウジング24の上端部24aに設けられた軸受37により回転自在に支承されている。そして、本実施形態では、モータ28とともに伝達比可変装置18を構成する差動機構27は、同モータ28の軸方向、ステアリング側(図2中上側)に並置されることにより、上記軸受37が設けられた第2ハウジング24の上端部24a近傍に設けられている。
さらに詳述すると、本実施形態では、差動機構27には、同軸に並置された一対のサーキュラスプライン41,42と、これら各サーキュラスプラインと部分的に噛み合うように同軸配置された筒状のフレクスプライン43と、モータ駆動によりフレクスプライン43の噛合部を回転させる波動発生器44とからなる波動歯車機構45が用いられている。
各サーキュラスプライン41,42には、互いに異なる歯数が設定されており、フレクスプライン43は、略楕円状に撓められた状態で各サーキュラスプライン41,42の内側に配置され、これにより、その外歯が該各サーキュラスプライン41,42の内歯とそれぞれ部分的に噛合されるように構成されている。また、波動発生器44は、フレクスプライン43の内側に配置された状態で、その中心部分に形成された連結部44aがモータ軸30の一端とスプライン嵌合されることにより、モータ28に駆動されて上記撓められたフレクスプライン43の略楕円形状、即ち両サーキュラスプライン41,42との噛合部を回転させるように構成されている。そして、本実施形態では、モータ28側に配置されたサーキュラスプライン41には、入力軸25が連結され、第2ハウジング24の上端部24a側に配置されたサーキュラスプライン42には、モータ軸30に挿通されることにより両サーキュラスプライン41,42よりも軸方向ステアリング側に突出された出力軸26の一端が連結されている。
尚、本実施形態では、出力軸26は、同出力軸26の外周に嵌合される筒状部46aとその外周から径方向外側に延設されてサーキュラスプライン42の内周に嵌合されるフランジ部46bとを備えてなる連結部材46を介してサーキュラスプライン42に連結されている。また、入力軸25の一端には、その内径が各サーキュラスプライン41,42の外径よりも大径に形成された筒状部25aが形成されており、入力軸25は、この筒状部25a内に波動歯車機構45及び連結部材46を収容する態様で、その内周がサーキュラスプライン41の外周に嵌合されることにより、同サーキュラスプライン41と連結されている。
そして、本実施形態では、このように入力軸25及び出力軸26、並びにモータ軸30に対してそれぞれ連結された波動歯車機構45をモータ駆動することにより、ステアリング2と転舵輪12との間の伝達比(ギヤ比)を変更することが可能な構成となっている。
即ち、ステアリング操作に伴う入力軸25の回転は、該入力軸25に連結されたサーキュラスプライン41からフレクスプライン43を介してサーキュラスプライン42に伝達され、これにより出力軸26へと伝達される。また、波動発生器44がモータ28に駆動され、上記撓められたフレクスプライン43の楕円形状、即ち両サーキュラスプライン41,42との噛合部が回転することにより、両サーキュラスプライン41,42間の歯数差に基づく回転差が、モータ駆動に基づく回転として上記ステアリング操作に基づく回転に上乗せされて出力軸26へと伝達される。そして、これにより、入力軸25と出力軸26との間の回転伝達比、即ちステアリング2と転舵輪12との間の伝達比(ギヤ比)を変更することが可能となっている。
また、本実施形態では、出力軸26は、その一端が波動歯車機構45に連結される第1軸48と、一端にピニオン歯10aが形成された第2軸49とを、トーションバー50を介して連結することにより形成されている。そして、本実施形態のトルクセンサ16は、そのトーションバー50の捻れ角を測定することにより、操舵系に入力される操舵トルクを検出するように構成されている。
詳述すると、本実施形態では、第1軸48には、その第2軸側(図1中下側)の軸端48aから軸方向に延びる中空部51が形成されており、トーションバー50は、この中空部51内に収容されている。一方、第2軸49にもまた、その第1軸側(図1中上側)の軸端49aから軸方向に延びる中空部52が形成されており、第1軸48は、その軸端48a近傍が当該中空部52内に遊嵌されている。尚、本実施形態では、これら第1軸48及び第2軸49は、上記軸受29a,29bによってそれぞれ独立に支承されており、これにより互いに相対回転可能に構成されている。そして、トーションバー50は、その一端が中空部51の底部51aに固定されるとともに、その他端は同中空部51から軸方向に突出され第2軸側の中空部52の底部52aに固定されている。
また、第1ハウジング23内には、出力軸26と同軸となるように並置された一対のレゾルバ53a,53bが収容されている。具体的には、第1のレゾルバ53aは、第1軸48の外周を包囲する位置に配置され、第2のレゾルバ53bは、第2軸49の外周を包囲する位置に配置されている。そして、本実施形態のトルクセンサ16は、これら各レゾルバ53a,53bの出力信号により検出される第1軸48及び第2軸49間の回転角差に基づいて、トーションバー50の捻れ角を測定し、これにより操舵トルクを検出するように構成されている。
(給電線脱落防止構造)
次に、本実施形態の伝達比可変装置における給電線脱落防止構造について説明する。
図5は、本実施形態の伝達比可変装置において抜止部材を構成するハーネスクランプの斜視図、図6は、その平面図、そして、図7は、このハーネスクランプが装着されたモータの斜視図である。尚、本実施形態では、給電端子35への給電線36の接続、及びハーネスクランプの装着は、図7に示されるように、モータ28のラック軸5側の軸方向端面28aを上側とした状態で行われる。従って、同図において上側に記載されたものが車両搭載状態においては下側に配置されることとなる。
上述のように、本実施形態の伝達比可変装置18のような、所謂ハウジング固定型の伝達比可変装置においては、車両側の振動が、ハウジングを介して直接、モータに伝達されることから、その振動によって給電線の接合がずれ、当該給電線が給電端子から脱落するおそれがある。
この点を踏まえ、本実施形態の伝達比可変装置18では、図4に示すように、モータ28の給電端子35の先端部分には、抜止部材としてのハーネスクランプ60が装着されている。そして、振動により給電線36の接合がずれ、給電端子35の先端側、即ち車両搭載状態において下側に移動した場合には、同給電線36を、このハーネスクランプ60にて掛止することにより、その給電端子35からの脱落を阻止するように構成されている。
詳述すると、図7に示すように、三相(U,V,W)の駆動電力の供給により回転するブラシレスモータとして構成された本実施形態のモータ28は、その各相モータコイル(図示略)に対応する三本の給電端子35u,35v,35wを有している。本実施形態では、各給電端子35u,35v,35wは、長尺平板状に形成されるとともに、その先端がモータ28の軸方向端面28aから同図中軸方向上側、即ち車両搭載状態において下方側に延出されている。そして、これら各給電端子35u,35v,35wは、モータ28の軸方向端面28aにおいて、その周方向に沿って略等間隔に配置されている。
また、本実施形態では、各給電線36u,36v,36wは、それぞれ、鉤状に折曲されたその先端が、対応する各給電端子35u,35v,35wに係合されるとともに、溶接により接合されることによって、当該各給電端子35u,35v,35wと電気的に接続されている。尚、各給電線36u,36v,36wは、その先端部分を除き、絶縁素材により被覆されている。そして、ハーネスクランプ60は、このように各給電線36u,36v,36wが接続された各給電端子35u,35v,35wに装着されることにより、各給電端子35u,35v,35wからの各給電線36u,36v,36wの脱落を防止する構成となっている。
図5及び図6に示すように、本実施形態のハーネスクランプ60は、長手方向に湾曲して形成された湾曲板状をなす基部61を有しており、その外側湾曲面61aにおける短手方向の端部には、各給電端子35u,35v,35wのそれぞれに対応する第1係合部62、第2係合部63、及び第3係合部64が形成されている。また、これら各係合部が形成された側と反対側の端部には、内側湾曲面61b側に向かって延設されたフランジ部65が設けられている。尚、本実施形態では、ハーネスクランプ60を構成するこれら各部は、弾性材料及び絶縁材料としての性質を併せ持つ樹脂材により一体に形成されている。そして、ハーネスクランプ60は、その第1係合部62〜第3係合部64を、対応する各給電端子35u,35v,35wに係合させるとともに、そのフランジ部65を、モータ28の軸方向端面28aに設けられたセンサ収容部28bに当接させる態様(図4参照)で、各給電端子35u,35v,35wに装着される。
さらに詳述すると、給電端子35uに対応する第1係合部62は、基部61の短手方向に沿って延びる貫通孔66を有する略四角筒状に形成され、その貫通孔66内に給電端子35uが挿入されることにより、同給電端子35uと係合するように構成されている。また、給電端子35vに対応する第2係合部63は、外側湾曲面61aから該外側湾曲面61aに対して略直交する方向に並行して突設されるとともに、先端が対向するよう折り返された一対の爪部67,68からなり、その両爪部67,68の間に第2係合部63が挿入されることにより、同第2係合部63と係合するように構成されている。そして、給電端子35wに対応する第3係合部64は、外側湾曲面61aから該外側湾曲面61aに対して略直交する方向に突設されるとともに、その先端が外側湾曲面61aの長手方向に沿って折り返された鉤状に形成され、外側湾曲面61aとの間に給電端子35wを挟みこむことにより同給電端子35wと係合するように構成されている。尚、本実施形態では、基部61の短手方向において、これら各給電端子35u,35v,35wは略等しく設定されている。
ここで、本実施形態では、第1係合部62の貫通孔66は、その基部61の長手方向において対向する二つの面66a,66bの間隔W1が、給電端子35(35u)の幅W0と略等しく(僅かに小さく)設定されており、当該貫通孔66内に挿入された給電端子35uは、これらの面66a,66bに挟持されるように構成されている。具体的には、図8に示すように、貫通孔66内に挿入された給電端子35uを挟持する上記二つの面66a,66bは、当該給電端子35uが挿入される側の端部(同図中下側の端部)の間隔W1よりも、その反対側の端部(同図中上側の端部)の間隔W1´が狭くなるようにテーパ状に形成されている。そして、これにより、両者の間隔は、給電端子35uの挿入方向手前側から挿入方向奥側に向かって徐々に狭くなるように構成されている。
また、第2係合部63を構成する二つの爪部67,68の間隔、即ちこれらの基部61の長手方向において対向する二つの面67a,68aの間隔W2は、給電端子35(35v)の幅W0よりも小さく設定されている。そして、第2係合部63は、この間隔W2が拡開する方向に爪部67,68が撓むことにより給電端子35vの挿入を許容するとともに、該挿入された給電端子35vを、その対向する二つの面67a,68aの間に挟持するように構成されている。
このように、本実施形態のハーネスクランプ60は、これら給電端子35(35u,35v)が挿入される被挿入部としての第1係合部62(貫通孔66)及び第2係合部63内において、当該挿入された各給電端子35u,35vを挟持することにより、各給電端子35u,35v,35wに固定される構成となっている。そして、これにより、第1係合部62、第2係合部63、及び第3係合部64は、対応する各給電端子35u,35v,35wの長手方向において、各給電線36u,36v,36wが接続された部分よりも先端側で係合されるように構成されている(図7参照)。
つまり、各給電線36u,36v,36wよりも長手方向先端側において各給電端子35u,35v,35wに係合されることにより、車両搭載時には、第1係合部62、第2係合部63、及び第3係合部64は、各給電線36u,36v,36wよりも下方に配置される。そして、本実施形態のハーネスクランプ60は、各給電線36u,36v,36wの接合がずれた場合には、当該接合のずれた各給電線36u,36v,36wを、その下方に位置する第1係合部62、第2係合部63、及び第3係合部64により掛止することが可能な構成となっている。
即ち、車両搭載時においては、当該接合のずれた各給電線36u,36v,36wは、重力により各給電端子35u,35v,35w側、即ち下方へ移動することになる。そして、本実施形態では、その各給電端子35u,35v,35wに沿って下方へと移動した各給電線36u,36v,36wをその下方に位置する第1係合部62、第2係合部63、及び第3係合部64により掛止することで、その脱落を阻止する構成となっている。
更に、本実施形態では、図4に示すように、モータ28は、その給電端子35の先端と、第1ハウジング23に設けられた軸受29aとが略対向するように設けられており、その間隔L0は、上記ハーネスクランプ60の各係合部(同図中では、第1係合部62)の軸方向の長さL1(図5参照、基部61の短手方向の長さ)よりも狭く設定されている。そして、仮にハーネスクランプ60が下方にずれた場合であっても、当該ハーネスクランプ60の一端が軸受29aに当接することにより、その各給電端子35u,35v,35wからの脱落が阻止されるように構成されている。
以上、本実施形態によれば、以下のような作用・効果を得ることができる。
(1)モータ28は、車両搭載状態において、その軸方向端面28aから下方に延出された給電端子35(35u,35v,35w)を有し、給電線36(36u,36v,36w)は、それぞれ対応する各給電端子35u,35v,35wに係合されるとともに接合より当該各給電端子35u,35v,35wと電気的に接続される。そして、各給電端子35u,35v,35wには、当該各給電端子35u,35v,35wとの接合がずれた給電線36u,36v,36wを掛止可能な抜止部材としてのハーネスクランプ60が装着される。
上記構成によれば、ハーネスクランプ60により接合のずれた給電線36を掛止することで、その給電端子35からの脱落を防止することができる。
(2)ハーネスクランプ60は、各給電端子35u,35v,35wの長手方向において、その各給電線36u,36v,36wが接続された部分よりも先端側で該各給電端子35u,35v,35wに係合される第1係合部62、第2係合部63、及び第3係合部64を備える。
上記構成によれば、車両搭載時には、各係合部(第1係合部62、第2係合部63、及び第3係合部64)は、各給電線36u,36v,36wが接続された部分よりも下方に配置される。従って、各給電線36u,36v,36wの接合がずれた場合であっても、これら各係合部により当該接合のずれた給電線36u,36v,36wを掛止して、その脱落を防止することができる。
(3)ハーネスクランプ60は、基部61を有し、各係合部、即ち第1係合部62、第2係合部63、及び第3係合部64は、この基部61の一端に設けられる。
上記構成によれば、基部61が、各給電端子35u,35v,35wに係合された各係合部を連結する連結部として機能することで、これら各給電端子35u,35v,35wが個別に振動することを抑制することができる。そして、これにより、各給電端子35u,35v,35wの振動を低減して、各給電線36u,36v,36wの接合をずれにくくすることができ、その結果、より効果的に各給電線36u,36v,36wの脱落を防止することができるようになる。
(4)ハーネスクランプ60は、各給電端子35u,35vが挿入される被挿入部としての第1係合部62(貫通孔66)及び第2係合部63内において、当該挿入された各給電端子35u,35vを挟持することにより、各給電端子35u,35v,35wに固定される。
上記構成によれば、その他の特別な構成を追加することなく、簡素な構成にて、各給電線36u,36v,36wの脱落を防止することができる。
(5)貫通孔66内に挿入された給電端子35uを挟持する上記二つの面66a,66bは、その間隔が、当該給電端子35uの挿入方向手前側から挿入方向奥側に向かって徐々に狭くなるようにテーパ状に形成される。
上記構成によれば、ハーネスクランプ60をより確実に固定することができ、その結果、より大きな振動が伝達されるような状況においても、有効に各給電線36u,36v,36wの脱落を防止することができる。
(6)ハーネスクランプ60は、モータ28の一端(軸方向端面28aに設けられたセンサ収容部28b)に当接する当接部としてのフランジ部65を備える。
上記構成によれば、ハーネスクランプ60の固定をより安定的なものとすることができ、その結果、より大きな振動が伝達されるような状況においても、有効に各給電線36u,36v,36wの脱落を防止することができる。
(7)ハーネスクランプ60は、弾性材料により形成される。このような構成とすれば、ハーネスクランプ60において各給電端子35u,35v,35wの振動を減衰することができ、これにより各給電線36u,36v,36wの接合をよりずれにくくすることができる。その結果、より効果的に各給電線36u,36v,36wの脱落を防止することができるようになる。
(8)ハーネスクランプ60は、絶縁材料により形成される。このような構成とすれば、ハーネスクランプ60がハウジング等の金属部分に接触した場合であっても、給電経路のショートを招くことはない。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・本実施形態では、本発明を所謂ラックハウジング一体型の伝達比可変装置を備えた車両用操舵装置に具体化した。しかし、これに限らず、ハウジング固定型のものであれば、例えば、所謂コラム型の伝達比可変装置等、その他、ラックハウジング以外の非回転部位に固定されるものに具体化してもよい。
・本実施形態では、本発明を三本の給電端子35u,35v,35wを有するブラシレスモータを用いた伝達比可変装置18に具体化したが、二本の給電端子を有するブラシ付きモータを用いた伝達比可変装置に適用してもよい。
・本実施形態では、ハーネスクランプ60は、弾性材料及び絶縁材料としての性質を併せ持つ樹脂材により形成されることとしたが、その材質は、これに限るものではない。
・本実施形態では、ハーネスクランプ60は、そのフランジ部65が、モータ28の一端(軸方向端面28aに設けられたセンサ収容部28b)に当接されることとした。しかし、これに限らず、ハウジング等、給電端子35以外のその他の部位に当接させる構成であってもよく、また、フランジ部65以外の箇所が、その当接部となる構成であってもよい。
・本実施形態では、第1係合部62(貫通孔66)及び第2係合部63を、挿入された各給電端子35u,35vを挟持する被挿入部とする構成に具体化したが、各係合部の何れか一つを挿入部とする、或いはその全てを挿入部とする構成としてもよい。また、係合部とは別に被挿入部を設ける構成としてもよい。
・本実施形態では、被挿入部のうち第1係合部62(貫通孔66)のみについて、その挿入された給電端子を挟持する二つの面(66a,66b)の間隔が、当該給電端子の挿入方向手前側から挿入方向奥側に向かって徐々に狭くなるよう形成することとしたが、二つ以上の被挿入部に、このような構成を適用してもよい。
・係合部の形状は、給電端子を掛止可能な形状であれば、第1係合部62、第2係合部63、及び第3係合部64に示したものに限らず、これら以外の形状であってもよい。
・また、被挿入部の形状についても、抜止部材を給電端子に固定可能な形状であれば、第1係合部62及び第2係合部63に示したものに限らず、これら以外の形状であってもよい。
・本実施形態では、モータ28は、その給電端子35の先端が、軸受29aと略対向するように設けられることとした。しかし、給電端子35の先端と対向して配置される対象物は、軸受29aに限らず、その給電端子先端との間隔が、軸方向における抜止部材の係合部の長さよりも狭く設定可能なものであれば、ハウジング等その他のものであってもよい。
本実施形態の伝達比可変装置の断面図。 伝達比可変装置の拡大断面図。 伝達比可変装置を備えた車両用操舵装置の概略構成図。 給電端子近傍の拡大断面図。 ハーネスクランプの斜視図。 ハーネスクランプの平面図。 ハーネスクランプが装着されたモータの斜視図。 第1係合部のA−A断面図。
符号の説明
1…伝達比可変装置、2…ステアリング、5…ラック軸、10…ピニオンシャフト、12…転舵輪、13…ラックハウジング、18…伝達比可変装置、20…ピニオンハウジング、23…第1ハウジング、24…第2ハウジング、25…入力軸、26…出力軸、27…差動機構、28…モータ、28a…軸方向端面、30…モータ軸、35(35u,35v,35w)…給電端子、36(36u,36v,36w)…給電線、60…ハーネスクランプ、61a…外側湾曲面、61b…内側湾曲面、61…基部、62…第1係合部、63…第2係合部、64…第3係合部、65…フランジ部、66…貫通孔、66a,66b,67a,68a…面、W0…幅、W1,W1´,W2…間隔。

Claims (9)

  1. ステアリング操作に基づく入力軸の回転にモータ駆動に基づく回転を上乗せして出力軸に伝達する差動機構と、駆動源であるモータ及び前記差動機構を収容するとともに非回転部位に固定されるハウジングとを備え、前記モータは、その軸方向端面から下方に延びる給電端子を有し、前記モータへの駆動電力の供給は、前記給電端子に係合されるとともに接合により該給電端子と電気的に接続された給電線を介して行われる伝達比可変装置であって、
    前記接合のずれた前記給電線を掛止可能な抜止部材を備えること、
    を特徴とする伝達比可変装置。
  2. 請求項1に記載の伝達比可変装置において、
    前記抜止部材は、前記給電端子の長手方向、前記給電線が接続された部分よりも先端側において該給電端子に係合する係合部を有すること、を特徴とする伝達比可変装置。
  3. 請求項2に記載の伝達比可変装置において、
    前記抜止部材は、複数の前記係合部間を連結する連結部を有すること、
    を特徴とする伝達比可変装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の伝達比可変装置において、
    前記抜止部材は、前記給電端子が挿入される少なくとも一つの被挿入部を有し、該被挿入部内において前記挿入された前記給電端子を挟持することにより前記給電端子に固定されること、を特徴とする伝達比可変装置。
  5. 請求項4に記載の伝達比可変装置において、
    前記被挿入部の少なくとも一つは、前記挿入された給電端子を挟持する二面間の間隔が、前記給電端子の挿入方向手前側から挿入方向奥側に向かって徐々に狭くなるように形成されること、を特徴とする伝達比可変装置。
  6. 請求項4又は請求項5に記載の伝達比可変装置において、
    前記抜止部材は、前記給電端子以外の部位に当接する当接部を有すること、
    を特徴とする伝達比可変装置。
  7. 請求項1〜請求項6の何れか一項に記載の伝達比可変装置において、
    前記抜止部材は、弾性材料により形成されてなること、を特徴とする伝達比可変装置。
  8. 請求項1〜請求項7の何れか一項に記載の伝達比可変装置において、
    前記抜止部材は、絶縁材料により形成されてなること、を特徴とする伝達比可変装置。
  9. 請求項1〜請求項8の何れか一項に記載の伝達比可変装置において、
    前記ハウジングが固定される非回転部位は、ラック軸が収容されたラックハウジングであること、を特徴とする伝達比可変装置。
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