JP5011906B2 - 現金管理装置 - Google Patents

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本発明は、流通店舗等に設置され、レジスタにセットするための釣銭準備金の出金や、レジスタから回収した現金の入金等を行う現金管理装置に関する。
従来のこの種の現金管理装置として、小売店の店舗に設置されたレジスタに収納するための釣銭用の硬貨及び紙幣を紙幣処理機及び硬貨処理機の釣銭用硬貨収納庫及び釣銭用硬貨収納庫から出金する出金機能、レジスタから回収した売上金等の硬貨及び紙幣を入金し、釣銭分の硬貨及び紙幣は釣銭用硬貨収納庫及び釣銭用紙幣収納庫に収納すると共に、売上分の硬貨及び紙幣は硬貨回収庫及び紙幣回収庫に収納する入金機能等を有する装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−038062号公報
しかしながら、上述した従来の技術においては、以下の問題がある。
この種の現金管理装置では、利用者により投入された現金(紙幣および硬貨)は、鑑別部で鑑別、計数され、一時保留部に保留された後、入金が確定すると、入金開始時に入力した釣銭金収納予定額と売上金収納予定額に基づいて、釣銭収納庫と回収庫にそれぞれ収納される。ここで、釣銭金収納予定額は、各レジ、各店舗が事前に現金管理装置から借用していた釣銭用現金の返却分であり、また売上金収納予定額は、実際の売上額として回収庫に入金され、警備会社等を通じて銀行等へ送金される現金である。
この現金管理装置では、入金が確定した現金を釣銭用収納庫と回収庫とに収納する際に、どちらを優先して収納するかが予め設定されている。
釣銭用収納庫優先の場合、一時保留部の現金のうち釣銭金収納予定額分だけ釣銭収納庫に回収した後、売上金収納予定額の現金を回収庫に回収するものであるが、釣銭収納庫や回収庫に搬送する途中でリジェクトが発生すると、そのリジェクトの現金はリジェクト庫に搬送されて収納されるため、結果として回収庫に収納される現金は売上金収納予定額より少なくなり、現金管理装置の利用者(レジ担当者等)が正しく現金を投入しているにもかかわらず、回収庫に利用者が属する店舗、レジの正しい売上額が収納されないことになって、売上現金の不足が発生してしまうことになる。
一方、回収庫優先の場合は、売上金収納予定額の現金を回収庫に回収した後、一時保留部の現金のうち釣銭金収納予定額分だけ釣銭収納庫に回収するので、この回収庫優先では、入金が確定した現金を釣銭収納庫や回収庫に搬送する途中でリジェクトが発生した場合、釣銭収納庫に収納する釣銭用の現金は不足しても、回収庫に収納する売上金は不足しないようにすることが可能であるが、例えば高額金種のリジェクトが連続して発生することによりリジェクト額が大きくなると、やはり回収庫に収納する現金が売上金収納予定額より少なくなり、売上金が不足することになる。
上述したように現金管理装置内の現金は、管理上、回収庫内の現金は警備会社等のものであり、釣銭収納庫内、リジェクト庫内およびその他の現金については現金処理装置を利用する店舗等のものとなっている。
そのため、入金時に入力した売上金収納予定額と実際に回収庫に入金された売上金とに差があると、売上金の管理上問題がある。例えば、回収庫内の現金が不足しているときに、警備会社等によって売上金(回収庫)の回収が行われると、店舗側としては売上金を正しく入金しているにもかかわらず売上金の一部のみしか銀行へ入金されないという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とする。
そこで本発明は、入金時に投入された現金を鑑別部で鑑別、計数して一時保留部に一時保留し、入金が確定すると前記一時保留部に一時保留した現金を、釣銭に使用する現金を収納する釣銭用収納庫および売上金としての現金を回収する回収庫に収納する現金管理装置において、前記一時保留部の現金を釣銭用収納庫および回収庫に収納したとき、前記回収庫に収納した現金が事前に入力された売上金額に達しない場合、現金を前記釣銭用収納庫から前記回収庫へ移動させ、釣銭用収納庫から回収庫への現金の移動処理後、該回収庫により収納された額が売上金として入力された額に達していないときには、その不足額を売上未収納金として記憶部に記憶することを特徴とする。
このようにした本発明は、入金された現金にリジェクトが発生して回収庫への収納額が事前に売上金として入力された額に達しない場合に、その不足分を、釣銭用収納庫から回収庫に移動できるようにしているため、入力した売上金額と回収庫内の収納額を一致させることができ、正しい売上金額の管理を行うことができるという効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明による実施例を説明する。
図1は実施例を示す現金管理装置の構成を示すブロック図である。
図において、1は主制御部であり、現金管理装置内の各部を制御して各種の処理等を実行する。
入金額、出金額、紙幣・硬貨各釣銭用収納庫内の額、紙幣・硬貨回収庫内の額を管理し、記憶部2内のカウンタテーブルに格納する(後述する紙幣取扱部、硬貨取扱部の制御部が行ってもよい。)。
前記記憶部2には、主制御部1が実行するプログラムや主制御部1による処理結果等が格納される。また、記憶部2はカウンタテーブルを有し、入金処理・出金処理の履歴と釣銭用収納庫の入出金履歴、回収庫の入金履歴を格納している。
ここで、カウンタテーブルに記憶(登録)される入金処理・出金処理の履歴の例は、図2に示す如くである。図示する如く、処理通番、店舗No、レジNo、利用者ID、処理日時、区分、処理金額、金種、釣銭収納額、売上収納額、売上未収納額等により構成される。図において、処理通番とは、処理ごとに付与される情報であり、通し番号等である。店舗Noとは、装置利用時にパスするIDカードから読み取った情報であり、店舗ごとに集計する際に利用される。レジNoとは、装置利用時にパスするIDカードから読み取った情報であり、レジスタごとに集計する際に利用される。利用者IDとは、利用者ごとに付与されたID番号等である。処理日時とは、入金又は出金処理を行った日時である。
さらに、区分とは入金/出金処理区分であり、入金処理であるか出金処理であるかを区分けする情報であり、本実施例では、リジェクト紙幣を強制的に入金処理した場合も、それを示す「リ入」の情報が書き込まれるものとなっている。処理金額とは、入金または出金処理された金額であり、万、五千、・・・、―等の金種エリアに枚数がそれぞれ書き込まれる。
釣銭収納額とは、計数後、収納庫に実際に収納された金額である。売上収納額とは、計数後、収納庫に実際に収納された金額である。売上未収納とは、入金計数後に決定した収納予定額と、実際の売上収納額が異なる場合の差額である。
つぎに、3は表示部であり、LCD等の表示画面を備えており、各種の処理操作の案内および入金処理や出金処理の金種別の金額やその合計金額等が表示される。
4はカードリーダであり、レジスタに現金を入出金するレジ担当者や売上げの締めを行う管理者等がそれぞれ携帯するIDカードの情報を読み取る機能を有している。IDカードは、利用者区分情報(レジ担当者、管理者、現金回収者)を有し、該当者に配布されるものである。なお、レジ担当者用のIDカードは、レジを特定する情報を有し、レジ毎又はレジ担当ごとに用意する。また、レジ担当ごとに用意する場合は、レジ担当者が複数のレジを使用する際には、使用するレジスタ毎に複数のIDカードを用意する。
5は入力部であり、レジ担当者や管理者が入金処理や出金処理、締め上げ処理、回収処理等を行うことを指示するための操作キーおよび出金額等を入力するためのテンキー等により構成されている。前記表示部3にタッチキー等による入力機能を持たせてもよい。
6は伝票印刷部であり、現金管理装置による入金処理や出金処理の金額(金種別の枚数を含む。)等を伝票に記録して出力する。
7は紙幣取扱部であり、以下のように構成されている。
入金処理時にレジスタから回収した紙幣を一括して受け入れると共に出金処理時に釣銭準備金としての紙幣を排出するシャッタを有する紙幣入出金口71と、この紙幣入出金口71に受け入れた紙幣を1枚ずつ分離する図示しない分離部と、紙幣の真偽、正損、金種等を鑑別すると共に鑑別した紙幣を金種毎に計数する紙幣鑑別部72と、この紙幣鑑別部72で鑑別、計数された紙幣を集積して一時保留する一時保留部73と、レジスタ用の釣銭準備金として使用する特定金種(例えば、五千円、千円)の紙幣を金種別に収納する釣銭用紙幣収納庫74と、入金紙幣を金種別に収納する紙幣回収庫75と、出金時に金種不明と鑑別された紙幣、入金時の損券および入金確定後のリジェクト紙幣等を収納する紙幣リジェクト庫76と、これらの間で紙幣を搬送ベルト等で挟持して搬送する搬送路と、紙幣取扱部7からの釣銭用紙幣収納庫74および紙幣回収庫75の着脱を個別に確認するためのセンサと、図示しない記憶部に格納された制御プログラムに基づいて紙幣取扱部7全体の動作制御を行う制御部77を備えている。
なお、一時保留部73には紙幣を繰出す繰出し手段が設けられている。
前記各釣銭用紙幣収納庫74は、収納する紙幣の金種毎に保管基準額が設定されており、その保管基準額を保つために入金処理された紙幣を収納するようになっている。
この釣銭用紙幣収納庫74にも紙幣の集積手段が紙幣を搬送路に繰出す繰出し手段と共に設けられている。
また、紙幣回収庫75は必要に応じて交換されるものであって、入金処理された紙幣が金種別に収納され、各紙幣回収庫75には、ニアフルやフルを検知するセンサが設けられており、これらのセンサにより紙幣の有無や、満杯状態を確認できるようになっている(カウンタテーブルの履歴により把握することも可)。
さらに、紙幣回収庫75には、記憶部(識別情報保有部)75aが設けられていて、この記憶部75aに紙幣回収庫75を識別するためのID番号等の固有の識別情報が記憶され、制御部77または主制御部1がこの識別情報を認識して紙幣回収庫75を特定するものとなっている。
また、紙幣取扱部7は、装置からの紙幣回収庫75の着脱を確認するためのセンサを有するほか動作中や締め上げ処理前の装置からの取り外しを防止するための電磁ロックを有する。
8は硬貨取扱部であり、以下のように構成されている。
レジスタから回収した硬貨を一括して受け入れるシャッタを有する硬貨入金口81と、この硬貨入金口81に受け入れた硬貨を1枚ずつ分離する図示しない分離部と、硬貨の真偽、正損、金種等を鑑別すると共に鑑別した硬貨を金種毎に計数する硬貨鑑別部82と、この硬貨鑑別部82で鑑別、計数された硬貨を一時保留する一時保留部83と、レジスタ用の釣銭準備金として使用する硬貨を金種別に収納する複数の釣銭用硬貨収納庫84、入金硬貨を金種別に収納する硬貨回収庫85と、釣銭用の硬貨を出金するための硬貨出金庫86と、硬貨鑑別部82で偽硬貨等と鑑別された不良硬貨が搬送されて返却される(収納庫を設けて集積してもよい。)硬貨リジェクト口87と、硬貨取扱部8からの釣銭用硬貨収納庫84および硬貨回収庫85の着脱を個別に確認するためのセンサと、図示しない記憶部に格納された制御プログラムに基づいて硬貨取扱部8全体の動作制御を行う制御部88を有している。
なお、硬貨一時保留部83には硬貨を繰出す繰出し手段が設けられており、ここから、金額確認にてNGとなった場合は、硬貨出金庫86に硬貨を搬送し、OKとなった場合は、硬貨回収庫85に硬貨を搬送する。
ここで一時保留部83、釣銭用硬貨収納庫84、硬貨回収庫85および硬貨出金庫86は金種毎に分けて硬貨を集積、収納できるように内部が区切られている。
また、硬貨入金口81と硬貨鑑別部82との間には分離部により分離された硬貨を搬送する搬送ベルト等による搬送路が設けられ、釣銭用硬貨収納庫84と硬貨回収庫85および硬貨出金庫86との間には、釣銭用硬貨収納庫84から排出される硬貨を硬貨回収庫85と硬貨出金庫86のいずれかに導く振分け手段と、通過する硬貨を金種毎に計数する計数手段が設けられている。
また、前記各釣銭用硬貨収納庫84は、収納する硬貨の金種毎に保管基準額が設定されており、その保管基準額を保つために入金処理された硬貨を収納するようになっている。
この釣銭用硬貨収納庫84にも硬貨を搬送路に繰出す繰出し手段が設けられている。
また、硬貨回収庫85は必要に応じて交換されるものであって、入金処理された紙幣が金種別に収納され、各硬貨回収庫85には、ニアフルやフルを検知するセンサが設けられており、これらのセンサにより硬貨の有無や、満杯状態を確認できるようになっている(カウンタテーブルの履歴により把握することも可)。
さらに、硬貨回収庫85には記憶部(識別情報保有部)85aが設けられていて、この記憶部85aには硬貨回収庫85を識別するためのID番号等の固有の識別情報が記憶され、制御部88または主制御部1がこの識別情報を認識して硬貨回収庫85を特定するものとなっている。
また、硬貨取扱部8は、装置からの硬貨回収庫85の着脱を確認するためのセンサを有するほか動作中や締め上げ処理前の装置からの取り外しを防止するための電磁ロックを有する。
なお、前記した紙幣取扱部7の制御部77および硬貨取扱部8の制御部88は、主制御部1の指示により紙幣取扱部7および硬貨取扱部8を動作させるものとなっている。
上述した構成の作用について説明する。
ここで、前記および後述において説明に用いる各処理の意味の説明をしておく。
出金処理とは、レジ担当者用の機能であって、レジスタにセットするための釣銭を出金するための機能であり、要求された金種・金額(または枚数)の現金を釣銭用紙幣と釣銭用硬貨の各収納庫74、84から出金する。
入金処理とは、レジ担当者用の機能であって、レジスタを締めた後にレジスタ内の現金を収納する為の機能であり、紙幣入出金口71または硬貨入金口81に投入された現金を収納する処理である。収納する現金は、釣銭用紙幣と釣銭用硬貨の各収納庫74、84と紙幣と硬貨の各回収庫75、85に振り分けて収納する。
移動処理とは、管理者用の機能であって、現金収納時のリジェクトにより本来は収納されるべき売上金、特に紙幣が紙幣回収庫75に入っていない場合(売上未収納発生)に、未収金額分の現金を釣銭用紙幣と釣銭用硬貨の各収納庫74、84から紙幣と硬貨の各回収庫75、85に強制的に移動させる処理である。
なお、以下の動作の説明において各部の動作は、前記のように記憶部2等に格納された制御プログラムに基づいて主制御部1や制御部77、88により制御されるものとする。
図3はレジ担当者がレジスタから回収した現金を入金させる場合の入金処理の手順を示すフローチャートで、図中のSはステップを示し、以下このステップに従って説明する。
なお、入金された現金を、釣銭に使用する現金を収納する釣銭用紙幣と釣銭用硬貨の各収納庫もしくは売上金として回収する紙幣と硬貨の各回収庫に搬送して収納する入金処理は、売上金回収優先での入金処理であるか釣銭収納優先での入金処理かが事前に設定される。前者は、事前に売上金として入力された金額が各回収庫に収納後、各釣銭用収納庫に収納を行うものであり、後者は、事前に釣銭収納額として入力された金額が各釣銭収納庫に収納後、各回収庫への収納を行う処理である。
レジ担当者(利用者)が自分のIDカードを現金処理装置に設けられているカード挿入排出口に挿入すると、カードリーダ5がIDカードから利用者の区分、レジNoを読取る(S1)。利用者区分は、レジ担当者、管理者、現金回収者がある。レジNoはIDカードには記録せず、個人IDと関連付けて記憶しても、画面入力させてもよい。
また、レジ担当者はカード挿入後、操作部4を操作して自分の個人ID(利用者ID)、パスワードを入力する(S2)。
主制御部1はレジ担当者が入力した個人ID、パスワードを予め記憶部2等に登録されている個人ID、パスワードと照合し、正当性が確認された場合、IDカードから読取った利用者区分に基づき、レジ担当者が操作可能な「出金」、「入金」を選択するメニュー画面を表示部3に表示し(S3)、レジ担当者に選択させる。
ここで利用者が入力部5を操作して「入金」を選択すると、主制御部1は「入金」の選択を受付け(S4)、主制御部1は釣銭金収納予定額と売上金収納予定額を入力させる画面を表示部3に表示して、レジ担当者に入力させる。
そして、紙幣取扱部7および硬貨取扱部8は主制御部1の指示により紙幣入出金口71および硬貨入金口81に設けられているシャッタをそれぞれ開放して、レジ担当者がレジスタから回収してきた現金である紙幣および硬貨を受入れ、紙幣鑑別部72および硬貨鑑別部82で鑑別、計数して紙幣一時保留部73および硬貨一時保留部83にそれぞれ一時保留する(S5)。
受入れたすべての紙幣および硬貨を計数して一時保留すると、主制御部1は金種毎の枚数及び金額、全金種の合計額を計数結果として表示部3に表示し、レジ担当者に金額を確認させて収納の可否(OK/NG)を入力させる(S6)。
NGの場合、一時保留した硬貨は硬貨リジェクト口87から、紙幣は紙幣入出金口71からレジ担当者に返却する(S7)。
OKの場合、一時保留した紙幣および硬貨の内、釣銭(釣銭金収納予定額)の分を釣銭用紙幣収納庫74および釣銭用硬貨収納庫84に収納し、売上金(売上金収納予定額)の分を紙幣回収庫75および硬貨回収庫85に収納する(S8)。
この場合、釣銭収納優先であれば、先に釣銭の分を釣銭用紙幣収納庫74および釣銭用硬貨収納庫84に収納した後、売上金の分を紙幣回収庫75および硬貨回収庫85に収納し、また売上金収納優先であれば、先に売上金の分を紙幣回収庫75および硬貨回収庫85に収納した後、釣銭の分を釣銭用紙幣収納庫74および釣銭用硬貨収納庫84に収納する。
この収納において、硬貨は硬貨一時保留部83から釣銭用紙幣収納庫74または硬貨回収庫85に直接落下させて収納させる。また、紙幣は紙幣鑑別部72に搬送されて金種鑑別や搬送異常の検知等が行われた後、釣銭用紙幣収納庫74および紙幣回収庫75に搬送されて収納されるが、紙幣鑑別部72で金種不明と鑑別された紙幣や搬送異常が検知された紙幣はリジェクト紙幣として紙幣リジェクト庫に搬送されて収納される。
収納が終了すると、主制御部1は、前記紙幣回収庫75あるいは釣銭用紙幣収納庫74あるいは紙幣回収庫75への紙幣の収納においてリジェクト紙幣が発生したか否か(YES/NO)を判断する(S9)。
NOの場合、紙幣回収庫75および硬貨回収庫85および釣銭の分の釣銭用紙幣収納庫74および釣銭用硬貨収納庫84への収納が終了すると、主制御部1は今回の処理結果として今回入金した金種毎の紙幣および硬貨の枚数を記憶部2のカウンタテーブルの入金処理歴を更新し(S10)、さらに伝票記録部6で処理結果を図5に示すような伝票に記録してレジ担当者に発行する(S11)。この伝票中の店舗No、レジNo、利用者ID等は前記カウンタテーブルの説明の通りである。
なお、このカウンタテーブルの更新は伝票発行後に行うようにしてもよい。
YESの場合、つまり、リジェクトが発生した場合、売上収納予定金額と実収納額の差異分の紙幣を釣銭用紙幣収納庫74から繰出し、鑑別計数した後、紙幣回収庫75へ収納することで、差異分の紙幣を釣銭用紙幣収納庫74から紙幣回収庫75へ移動する(S12)。但し、硬貨に余裕がある場合、差異分を釣銭用硬貨収納庫84から硬貨回収庫85に移動するようにしてもよい。
S13で移動処理を行った場合、主制御部1は不足分の移動が完了したか否か(OK/NG)を判断する(S13)。
OKの場合はS15に進むが、NGの場合つまり各釣銭用紙幣収納庫74内の有高不足等で差異が解消しきれずに未収の残高がでた場合は、該当店舗の売上未収納金としてその額をカウンタテーブルに追加して更新する(S14)。
該当店舗の売上未収納金額をカウンタテーブルに追加して更新が終了すると、主制御部1は今回の処理結果として今回入金した金種毎の紙幣および硬貨の枚数を記憶部2のカウンタテーブルの入金処理歴を更新し(S15)、さらに伝票記録部6で処理結果を図5に示すような伝票に記録してレジ担当者に発行して終了する(S16)。
ところで、上記のように売上未収納金が発生した場合、その売上未収納金額分の紙幣回収庫75に補填する必要がある。この場合、次の入金処理が行われて終了し、それによって釣銭用紙幣収納庫74および釣銭用硬貨収納庫84内の現金が収納された場合には、売上未収納金分について、釣銭用紙幣収納庫74および釣銭用硬貨収納庫84内の現金を紙幣回収庫75および硬貨回収庫85に移動する。
また、上記のように売上未収納金が発生するケースは、釣銭用紙幣収納庫74および釣銭用硬貨収納庫84内の現金が不足していることでもあるので、釣銭用紙幣収納庫74および釣銭用硬貨収納庫84への紙幣および硬貨の補充が必要となる。この釣銭用紙幣収納庫74および釣銭用硬貨収納庫84への紙幣および硬貨の補充が行われた場合、釣銭用の紙幣および硬貨に余裕が生じるので、前記の売上未収納金に該当する額の現金を釣銭用紙幣収納庫74および釣銭用硬貨収納庫84から紙幣回収庫75および硬貨回収庫85に移動処理することができる。
以下にその移動処理を図4のフローチャートを用いて説明する。
管理者が自分のIDカードを現金管理装置に設けられているカード挿入排出口に挿入すると、カードリーダ5がIDカードから利用者の区分、レジNoを読取る(MS1)。 利用者区分は、レジ担当者、管理者、現金回収者がある。レジNoはIDカードには記録せず、個人IDと関連付けて記憶しても、画面入力させてもよい。
また、管理者はカード挿入後、操作部4を操作して自分の個人ID(利用者ID)、パスワードを入力する(MS2)。
主制御部1は管理者が入力した個人ID、パスワードを予め記憶部2等に登録されている個人ID、パスワードと照合し、正当性が確認された場合、IDカードから読取った利用者区分に基づき、管理者が操作可能な「移動」を選択するメニュー画面を表示部3に表示し(MS3)、管理者に選択させる。
ここで利用者が入力部5を操作して「移動」を選択すると、主制御部1は「移動」の選択を受付ける(MS4)。
表示画面にリジェクト等で発生した分の未収納金額を表示し(MS5)、移動処理の実行を行うかを確認(確認/取消)する(MS6)。ここで、取消を選択すると処理は終了する。
確認を選択すると、当該未収納金額分が釣銭用紙幣収納庫74および釣銭用硬貨収納庫84から紙幣および硬貨を繰出して紙幣回収庫75および硬貨回収庫85に移動し(MS7)、伝票記録部6で処理結果を図6に示すような伝票に記録して利用者に発行して終了する(MS8)。
この移動伝票には、店舗番号、管理者のID番号、金種別の移動枚数、その合計さらに売上金未収納額の紙幣と硬貨のそれぞれが記録される。
なお、釣銭用紙幣収納庫74および釣銭用硬貨収納庫84から紙幣回収庫75および硬貨回収庫85に現金の移動が完了したあと、紙幣回収庫75および硬貨回収庫85の売上未収納金が0になるとその売上未収納金の記録は記憶部2、75a、85aから削除される。
実施例を示す装置の構成ブロック図 カウンタテーブルの説明図 入金処理のフローチャート 移動処理のフローチャート 入金伝票例の説明図 移動伝票例の説明図
符号の説明
1 主制御部
2 記憶部
3 表示部
4 カードリーダ
5 入力部
6 伝票印刷部
7 紙幣取扱部
71 紙幣入出金口
72 紙幣鑑別部
73 一時保留部
74 釣銭用紙幣収納庫
75 紙幣回収庫
75a 記憶部
76 紙幣リジェクト庫
77 制御部
8 硬貨取扱部
81 硬貨入金口
82 硬貨鑑別部
83 一時保留部
84 釣銭用硬貨収納庫
85 硬貨回収庫
85a 記憶部
86 硬貨出金庫
87 硬貨リジェクト口
88 制御部

Claims (3)

  1. 入金時に投入された現金を鑑別部で鑑別、計数して一時保留部に一時保留し、入金が確定すると前記一時保留部に一時保留した現金を、釣銭に使用する現金を収納する釣銭用収納庫および売上金としての現金を回収する回収庫に収納する現金管理装置において、
    前記一時保留部の現金を釣銭用収納庫および回収庫に収納したとき、前記回収庫に収納した現金が事前に入力された売上金額に達しない場合、現金を前記釣銭用収納庫から前記回収庫へ移動させ、
    釣銭用収納庫から回収庫への現金の移動処理後、該回収庫により収納された額が売上金として入力された額に達していないときには、その不足額を売上未収納金として記憶部に記憶することを特徴とする現金管理装置。
  2. 請求項記載の現金管理装置において、
    釣銭用収納庫から回収庫に移動処理しても売上未収納金が発生した場合、管理者によって釣銭用収納庫への釣銭の補充が行われ、その補充が完了した後に、前記売上未収納金がある場合には、売上未収納金に該当する額の現金を釣銭用収納庫から回収庫に移動させることを特徴とする現金管理装置。
  3. 請求項記載の現金管理装置において、
    次の入金処理が行われ、それによって釣銭用収納庫に現金が収納された場合には、前回の入金処理の際に発生した売上未収納金に該当する額の現金を釣銭用収納庫から回収庫に移動させることを特徴とする現金管理装置。
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