JP5010696B2 - 収納装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば衣服を収納する収納ケースやタンスなどの収納装置に関するものである。
従来から、枠体に対して引出体を出し入れ自在に設けた収納装置として、例えば特許第4170257号に開示される収納装置(以下、従来例)が提案されている。
この従来例は、合成樹脂からなるフレームで囲繞された空間部を有する枠体と、この枠体の空間部に引き出し自在に組み付け収納される引出体とを有するもので、枠体の空間部内には引出体の移動方向に沿ってレールを配設する一方、引出体にはレール内にて転動自在なローラを設けたものである。
従って、従来例は、それまで提案されてきた枠体及び引出体同士の摺動部位を合成樹脂製とした場合に生じる問題点、即ち、枠体に対して引出体を出し入れする際に合成樹脂同士が面接触しながら摺動することになる為、摺動抵抗が大きくて引出体の摺動操作性が悪いという問題を解消することができる。
特許第4170257号公報
しかしながら、従来例は、枠体に対してレールが別体である為量産性が悪く、即ち、枠体に対するレールの組み付けが手間となるのは勿論、各部品の成形精度や、枠体に対するレールの組み付け精度が要求される為量産性が悪く、しかも、このレールは金属製でありコスト高である。
本発明は、前述した問題点を解消する、極めて商品価値の高い画期的な収納装置を提供する。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
枠体1に対して引出体2を出し入れ自在に設けた収納装置であって、前記引出体2の後端部にして左右側面部2aに転動部4Aを設け、この転動部4Aが転動する被転動部3Aを前記枠体1の左右側面部1aに設け、前記枠体1の前端部にして左右側面部1aに転動部4Bを設け、この転動部4Bが転動する被転動部3Bを前記引出体2の左右側面部2aに設けて、前記枠体1に対する前記引出体2の出し入れに際して前記転動部4A,4Bが前記被転動部3A,3Bを転動するように構成し、前記枠体1の前記左右側面部1aに前記引出体2の出し入れ方向に長さを有する突条3Aを一体成形してこの突条3Aを前記被転動部3Aとするとともに、前記引出体2の前記左右側面部2aに前記引出体2の出し入れ方向に長さを有する突条3Bを一体成形してこの突条3Bを前記被転動部3Bとしたことを特徴とする収納装置に係るものである。
また、前記枠体1の前記被転動部3Aは、前記引出体2の前記転動部4Aが通過し得る間隙を介して上下対向位置に配される一対の突条3Aを前記枠体1の前記左右側面部1aに一体成形して設けたことを特徴とする請求項1記載の収納装置に係るものである。
また、前記枠体1の前記被転動部3Aを構成する少なくとも一方の前記突条3Aは、間隙を介して対向する一対の板状リブ3aとこの板状リブ3a同士間に架設される架設リブ3a'とから成る補強リブ構造であることを特徴とする請求項2記載の収納装置に係るものである。
また、前記引出体2の前記被転動部3Bを構成する前記突条3Bは、間隙を介して対向する一対の板状リブ3bとこの板状リブ3b同士間に架設される架設リブ3b'とから成る補強リブ構造であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の収納装置に係るものである。
また、前記枠体1及び前記引出体2の前記左右側面部1a,2aは合成樹脂製であり、この左右側面部1a,2aに前記被転動部3A,3Bを一体成形により設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の収納装置に係るものである。
また、前記枠体1の前記被転動部3Aの後端部に、他の部位よりも凹状となり前記引出体2の前記転動部4Aが落ち込み転動する落ち込み傾斜部8Aを設けるとともに、前記引出体2の前記被転動部3Bの前端部に、他の部位よりも凹状となり前記枠体1の前記転動部4Bが落ち込み転動する落ち込み傾斜部8Bを設け、前記落ち込み傾斜部8A,8B夫々を、前記枠体1に収納した前記引出体2の収納状態を保持する収納状態保持手段として構成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の収納装置に係るものである。
また、前記引出体2若しくは前記枠体1の前記転動部4A,4Bは、前記引出体2若しくは前記枠体1に取り付ける取付部材5に回動自在に設けた構成であり、前記取付部材5は、前記引出体2若しくは前記枠体1の側面部2a,1aに配設する第一構成部5Aと、この第一構成部5Aに連設し、前記引出体2若しくは前記枠体1の前記側面部2a,1aとコーナー部Rを介して連続する連続面部2b,1bに配設する第二構成部5Bとで構成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の収納装置に係るものである。
また、前記引出体2若しくは前記枠体1の前記側面部2a,1aに配設され前記転動部4A,4Bを軸支する軸部6が設けられる前記第一構成部5Aと、前記連続面部2b,1bに配設され該連続面部2b,1bに止着する止着部7が設けられる前記第二構成部5BとをL字状に連設して前記取付部材5は構成されていることを特徴とする請求項7記載の収納装置に係るものである。
また、前記取付部材5は金属板材を折曲形成してL字板に構成したものであり、この取付部材5の折曲部5Cの一側となる部位を前記第一構成部5Aとし、他側となる部位を前記第二構成部5Bとしたことを特徴とする請求項7,8のいずれか1項に記載の収納装置に係るものである。
また、前記引出体2若しくは前記枠体1は、底面部と該底面部の左右位置に立設する前記側面部2a,1aとを有する構成であり、前記引出体2若しくは前記枠体1の前記側面部2a,1aと前記コーナー部Rを介して連続する前記連続面部2b,1bは前記底面部であることを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の収納装置に係るものである。
また、前記枠体1及び前記引出体2の少なくとも前記側面部1a,2a及び前記連続面部1b,2bは合成樹脂製であり、前記取付部材5は金属製であることを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載の収納装置に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、枠体に対する引出体の出し入れに際して転動部が被転動部を転動する構造を具備することで、引出体の出し入れが円滑に行われるのは勿論、前述した従来例に比し、前述した引出体の円滑な出し入れを実現する為の構造を簡易且つ確実に得ることができて量産性に秀れることになり、しかも、コスト安に製造でき、そして更に、被転動部が枠体及び引出体夫々の補強構造にもなって効率の良い構造であるなど極めて商品価値の高い画期的な収納装置となる。
本実施例を示す斜視図である。 本実施例に係る要部を説明する斜視図である。 本実施例に係る要部を説明する斜視図である。 本実施例に係る要部の分解斜視図である。 本実施例に係る要部の説明断面図である。 本実施例に係る要部を説明する斜視図である。 本実施例に係る要部の説明図である。 本実施例に係る要部の動作説明図である。 本実施例に係る要部の動作説明図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
枠体1に対して引出体2を出し入れすると、この引出体2の後端部にして左右側面部2aに設けた転動部4Aは出し入れ方向に移動し、枠体1の左右側面部1aに設けた被転動部3Aを転動する。一方、引出体2の左右側面部2aに設けた被転動部3Bは出し入れ方向に移動し、この被転動部3Bの移動に伴い枠体1の前端部にして左右側面部1aに設けた転動部4Bは被転動部3Bを転動する。
この引出体2は該引出体2の前後左右位置にて各転動部4A,4Bによって支承された状態であり、よって、枠体1に対する引出体2の出し入れは、この引出体2を支承する各転動部4A,4Bが被転動部3A,3Bを転動することで行われ、単なる部材同士の摺動で行われる出し入れに比して円滑な出し入れが行われる。
また、本発明は、前述した枠体1の転動部4Bが転動する被転動部3Bを引出体2の左右側面部2aに設けており、一方、引出体2の転動部4Aが転動する被転動部3Aを枠体1の左右側面部1aに設けており、各被転動部3A,3Bは、枠体1及び引出体2夫々の左右側面部1a,2aに一体成形される。
従って、前述した従来例のように、例えば金属製のレールを別途設けることで必須となる、組み付け精度が要求される厄介な組み付け工程が不要となり、非常に量産性が良く、しかも、この被転動部3A,3Bを精度の出し易い一体成形により得ることになるから、前述した引出体2の円滑な出し入れを実現する構造が簡易且つ確実に得られることになる。
また、本発明は、枠体1の左右側面部1aに引出体2の出し入れ方向に長さを有する突条3Aを一体成形してこの突条3Aを被転動部3Aとするとともに、引出体2の左右側面部2aに引出体2のスライド方向に長さを有する突条3Bを一体成形してこの突条3Bを被転動部3Bとしており、被転動部3A,3B夫々が引出体2のスライド方向に長さを有する連続した突条3A,3Bで形成されるから、この点においても転動部4A,4Bが転動する部位に要求される精度が出し易く、引出体2の円滑な出し入れを実現し得る構造が簡易且つ確実に得られることになり、しかも、この被転動部3A,3B夫々が枠体1及び引出体2を補強する補強構造としても機能する極めて効率の良い構造であり、そして、被転動部3A,3B夫々は枠体1及び引出体2夫々の一部分に一体成形するだけで最小限の材料で済むことになるから、この点においてもコスト安となる。
また、本発明は、枠体1に対して引出体2を出し入れする際には、常に引出体2を前後左右に位置する転動部4A,4Bで支承した状態が得られ、この各転動部4A,4Bの転動によりこの出し入れが行われる為、極めて安定して円滑な出し入れが達成されることになる。
即ち、仮に枠体1には転動部を設けず、引出体2にのみ該引出体2の前後左右の位置に4つの転動部を設けた場合、その構造上、引出体2を引き出している途中で前側左右の転動部が枠体1に設けた被転動部から脱落することになり、この転動部の脱落を回避しようとすれば引出体2の引き出し量が少なくなり非常に不便となる。これは4つの転動部全てを枠体1に設けた場合にも同様の問題が生じ、いずれにせよ引出体2の引き出し構造として不十分である。この問題に対応すべく、転動部の数を増やすことも考えられるが、コスト高にして量産性が悪く現実的ではない。
この点、本発明は、前述した問題が生じぬよう転動部4A,4Bを最適な位置に配置しており、具体的には、枠体1の転動部4Bを該枠体1の前端部にして左右側面部1aに設け、一方、引出体2の転動部4Aを該引出体2の後端部にして左右側面部1aに設けており、引出体2の引き出し状況に関わらず常に前後左右の転動部4A,4Bで引出体2は支承された状態が得られることになり、よって、常に引出体2における安定して円滑な引き出しが達成され、しかも、この構造は可及的に部品点数が少なくコスト安に製造し得るなどの秀れた作用効果を発揮することになる。
また、例えば、枠体1の被転動部3Aは、引出体2の転動部4Aが通過し得る間隙を介して上下対向位置に配される一対の突条3Aを枠体1の左右側面部1aに一体成形して設けた場合には、より一層秀れた補強構造となり、しかも、引出体2を最大引き出した状態から引出体2を収納した状態までの範囲におけるどの位置でも、常に引出体2の転動部4Aが枠体1の被転動部3Aを転動する状態が得られ、この点においても引出体2の円滑な出し入れを実現することができる。
具体的には、前述した構造上、例えば、枠体1に対して引出体2を最大に引き出した際、この引出体2は、例えば自重や内部に被収納物を収納することでの重みにより前方へ傾いた状態(前端部が下がり後端部が上がる傾いた状態)となるが、この引出体2が前方へ傾いた状態で該引出体2を出し入れする際には、引出体2の後端部に設けた転動部4Aは枠体1の被転動部3Aに係る上側の突条3Aを転動し、また、枠体1に対して引出体2をある程度の位置まで収納した際、この引出体2は、前述した前方へ傾いた状態から水平状態となるが、この引出体2が水平状態で該引出体2を出し入れする際には、引出体2の転動部4Aは枠体1の被転動部3Aに係る下側の突条3Aを転動する。
従って、引出体2の転動部4Aが転動する被転動部3Aを上下対向位置に配される一対の突条3Aで構成することで、引出体2の引き出し位置がどの位置であるか関係なく、常に引出体2の転動部4Aが枠体1の被転動部3Aを転動する状態が得られることになる。
また、例えば、枠体1の被転動部3Aを構成する少なくとも一方の突条3Aは、間隙を介して対向する一対の板状リブ3aとこの板状リブ3a同士間に架設される架設リブ3a'とから成る補強リブ構造である場合、若しくは、例えば、引出体2の被転動部3Bを構成する突条3Bは、間隙を介して対向する一対の板状リブ3bとこの板状リブ3b同士間に架設される架設リブ3b'とから成る補強リブ構造である場合には、枠体1若しくは引出体2を補強する補強構造としてより一層秀れた機能を発揮することになる。
また、例えば、枠体1及び引出体2の左右側面部1a,2aは合成樹脂製であり、この左右側面部1a,2aに被転動部3A,3Bを一体成形により設けた場合には、成形し得る形状の自由度があり且つ精度が出し易い合成樹脂の一体成形を採用することで、前述した作用効果を発揮する構造が簡易且つ確実に得られることになる。
また、例えば、枠体1の被転動部3Aの後端部に、他の部位よりも凹状となり引出体2の転動部4Aが落ち込み転動する落ち込み傾斜部8Aを設けるとともに、引出体2の被転動部3Bの前端部に、他の部位よりも凹状となり枠体1の転動部4Bが落ち込み転動する落ち込み傾斜部8Bを設け、落ち込み傾斜部8A,8B夫々を、枠体1に収納した引出体2の収納状態を保持する収納状態保持手段として構成した場合には、枠体1に対して引出体2を収納状態とした際、この引出体2には後退しようとする力が生じていることになり、よって、意識的に引出体2を引き出さない限り、自然に引出体2が前方へ移動することが可及的に防止されるなど、引出体2の良好な収納状態が得られることになり、しかも、引き出した状態の引出体2を収納しようとする際に、引出体2を完全に収納した状態となる位置よりも手前の位置から自然に引出体2が収納される動作が生じることになる為、非常に使い易く且つ高級感が出ることになり、また、被転動部3A,3B夫々に設ける落ち込み傾斜部8A,8Bを前後位置に設けたから、枠体1に対して収納状態とした引出体2は水平となって体裁が良いなど、この点においても商品価値の高いものとなる。
また、例えば、引出体2若しくは枠体1の転動部4A,4Bは、引出体2若しくは枠体1に取り付ける取付部材5に回動自在に設けた構成であり、取付部材5は、引出体2若しくは枠体1の側面部2a,1aに配設する第一構成部5Aと、この第一構成部5Aに連設し、引出体2若しくは枠体1の側面部2a,1aとコーナー部Rを介して連続する連続面部2b,1bに配設する第二構成部5Bとで構成した場合には、例えば転動部4A,4Bが被転動部3A,3Bを転動する際、該転動部4A,4Bに加わる負荷は、前述した取付部材5を介して引出体2若しくは枠体1の複数の面部(側面部と、該側面部とコーナー部を介して連続する連続面部)に分散される構造であり、よって、負荷の一部集中を避けることで取付部材5を大きくせずとも十分な取付強度を具備することになる。
このことから、枠体1に対する引出体2の円滑な出し入れを実現する為の構造を簡易且つ確実に得ることができて量産性に秀れることになり、しかも、コスト安に製造することができる。
即ち、引出体2若しくは枠体1に設ける転動部4A,4Bの取付部位は、例えば引出体2若しくは枠体1を合成樹脂で成形した際の合成樹脂の一体物では十分な強度が得られない為、転動部4A,4Bは例えば金属製の取付部材5を介して取り付けることになるが、この場合(枠体1若しくは引出体2の合成樹脂製の被取付部に対して金属製の取付部材5を設ける場合)、負荷の一部集中を避けるべく十分な連結強度を得ようとして金属製の取付部材5を大きくすればそれだけコスト高となってしまう。従来例は、レール全体を金属製とし、この金属レールの一部をローラの取付部としておりコスト高である。
この点、前述したように転動部4A,4Bが被転動部3A,3Bを転動する際に該転動部4A,4Bに加わる負荷を、引出体2若しくは枠体1の一部(一つの面部)で集中して受ける構造ではなく、取付部材5を構成する第一構成部5Aと第二構成部5Bを、引出体2若しくは枠体1の側面部2a,1aと、該側面部2a,1aとコーナー部Rを介して連続する連続面部2b,1bに配設し、前述した負荷を複数の面部に分散して対応し得る構造、つまり、取付部材5を構成する第一構成部5Aと第二構成部5Bとが引出体2若しくは枠体1の複数の面部に配され、且つ、引出体2若しくは枠体1の強度のあるコーナー部Rに配される構成とすることで、取付部材5を大きくすることなく十分な連結強度が得られることになる。
従って、前述した構成から、枠体1若しくは引出体2と別体となる取付部材5は小さくて済むから、例えば取付部材5を金属製としてもコスト安に製造することができる。
また、例えば、引出体2若しくは枠体1の側面部2a,1aに配設され転動部4A,4Bを軸支する軸部6が設けられる第一構成部5Aと、連続面部2b,1bに配設され該連続面部2b,1bに止着する止着部7が設けられる第二構成部5BとをL字状に連設して取付部材5は構成されている場合には、取付部材5はL字状であるためコーナー部Rを介して連続する側面部2a,1aと連続面部2b,1bとに合致させた良好且つ堅固な取付状態が得られ、しかも、第一構成部5A及び第二構成部5B夫々に各種構造を具備せしめた効率の良い構造であり、更に、転動部4A,4Bが設けられない方の第二構成部5Bに止着部7を設けたから、即ち、転動部4A,4Bが転動する被転動部3A,3Bから退避した位置に止着部7が位置することになるから、この止着部7が転動部4A,4Bの転動に何ら支障を来さない構造となる。
また、例えば、取付部材5は金属板材を折曲形成してL字板に構成したものであり、この取付部材5の折曲部5Cの一側となる部位を第一構成部5Aとし、他側となる部位を第二構成部5Bとした場合には、取付部材5が簡易構造である為、コスト安にして量産性に秀れることになる。
また、例えば、引出体2若しくは枠体1は、底面部と該底面部の左右位置に立設する側面部2a,1aとを有する構成であり、引出体2若しくは枠体1の側面部2a,1aとコーナー部Rを介して連続する連続面部2b,1bは底面部である場合には、仮に連続面部2b,1bが引出体2若しくは枠体1の例えば正面部或いは背面部であった場合に比し、より確実に取付部材5にかかる上下方向の負荷を、互いに上下の位置関係にある側面部2a,1aと底面部とで良好に受けることができる。
また、例えば、枠体1若しくは引出体2の少なくとも側面部1a,2a及び連続面部1b,2bは合成樹脂製であり、取付部材5は金属製である場合には、製造面やコスト面や強度面などの各部位の目的に応じて素材を選択した非常に効率の良い構造となる。
本発明の具体的な一実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、枠体1に対して引出体2を出し入れ自在に設けた収納装置である。
尚、本実施例では、収納装置として衣服を収納する収納ケースを採用したが、例えばタンスや机の引出構造でも良いなど本実施例の特性を発揮する構成であれば適宜採用し得るものである。
以下、本実施例に係る構成各部について詳細な説明をする。
枠体1は、図1,2に図示したように適宜な合成樹脂製の部材で一体成形したものであり、平面視方形状の底面部1bと、該底面部1bの左右位置に立設する側面部1aと、該底面部1bの背面位置に立設する背面部1cとを有し、他の枠体1と上下に複数(2つ)積層連結し得るように構成されている。即ち、枠体1は合成樹脂からなる各枠体構成部(底面部1b,左右側面部1a及び背面部1c)と後述する天板9(若しくは他の枠体1の底面部1b)とで囲繞された空間部を有する構成であり、この枠体1の空間部に引出体2が引き出し自在に組み付け収納される。尚、枠体1は、例えば各枠体構成部を互いに別体としたり、左右側面部1aのみを合成樹脂製としてその他を金属製としても良く、また、収納装置は一つの枠体1で構成されるようにしても良く、また、各枠体構成部は中央が開口する枠状や網状(メッシュ状)など面を構成する構造であれば板状に限らない。符号13は各枠体1の底に着脱自在に設けられる脚体である。
最上段の枠体1の上部には天板9が架設されている。
この天板9は、図1,7に図示したように適宜な木製の部材で形成した方形板状体であり、下面の前後左右位置に複数(計4つ)の凹部9aが形成されている。尚、天板9は合成樹脂製でも良いが高級感を出す場合などデザイン上は木製が有効である。
この凹部9aは枠体1の側面部1aの上端部1a’を連結する為の部位であり、本実施例は、枠体1の側面部1aの上端部1a’をこの凹部9aに嵌挿して直接連結するのではなく、連結体10を介して連結している。
この連結体10は、図7に図示したように適宜な金属製の部材で形成した薄板状の長尺体であり、この連結体10の前後端部の表面には、天板9の前後(若しくは左右)の凹部9a夫々に嵌挿する一対の連結凸部10aが設けられ、一方、連結体10の前後端部の裏面にして連結凸部10aの裏側には、枠体1の側面部1aの上端部1a’に被嵌する連結凹部10bが設けられている。尚、連結体10は、金属製に限らず例えばプラスチック製(強化プラスチック)でも良く、また、天板9の左右の凹部9aに連結凸部10aを嵌挿して天板9に配設するように構成しても良い。
実際にこの連結体10を介して天板9を枠体1の側面部1aに連結する場合には、予め天板9の前後の凹部9aに連結体10の連結凸部10aを嵌挿し且つ止着螺子11を用いて天板9に連結体10を固定状態とし、この状態で、連結体10の連結凹部10bを枠体1の側面部1aの上端部1a’に被嵌連結する。尚、天板9の凹部9aと連結体10の連結凸部10aとの間、並びに、連結体10の連結凹部10bと枠体1の側面部1aの上端部1a’との間には、適宜な抜け止め係止手段が設けられている。また、本実施例では、連結体10の中央部に止着螺子11を貫通させることで天板9に連結体10を止着しているが、連結凸部10a(連結凹部10b)に止着螺子11を貫通させ天板9の凹部9aに螺着することで天板9に連結体10を止着するようにしても良く、この場合、組み付け後には止着螺子11は露出せず体裁が非常に良い。
ところで、この連結体10を介して天板9と枠体1とを連結する構造を採用することで、収納装置の量産性及びコスト性を飛躍的に向上することになる。
具体的には、前述したように天板9を木製とする場合、天板9の下面に形成される各凹部9aは切削して形成されるが、この各凹部9a同士の位置関係や各凹部9aの大きさや形状などを高精度に形成する為には高度な技術が必要される。即ち、精度が低い状態の凹部9aに枠体1の側面部1aの上端部1a’を嵌挿して直接連結しようとすると、組み付けが悪い(組み付けられたとしてもガタつく)、或いは、組み付けられないなどの問題が生じてしまう。合成樹脂の成形品は精度が出し易いが木製の切削は極めて精度が出しにくい。
そこで、本実施例では、前述した連結体10を介した連結構造を採用することで、天板9の凹部9aの形成精度が若干低くても、予め精度良く形成された金属製(若しくは強化プラスチック製)の連結体10を介して連結することになる為、確実に天板9と枠体1の側面部1aの上端部1a’とを良好に連結することができる。ひいては精度が要求されないため、量産性に秀れることになり、歩留まりも良くコスト安となる。
また、連結体10は厚みを適宜調節することで、例えば天板9の側面下縁と後述する引出体2の側面部2aの上縁との間(若しくは、上段の枠体1の側面部1aの下縁と下段の枠体1に収納される引出体2の側面部2aの上縁との間)に生じる隙間を隠す化粧体としての機能も発揮することができる。
また、枠体1は、正面開口部から後述する引出体2を差し込み収納し得るように構成されており、左右の側面部1aには後述する引出体2の転動部4Aが転動する被転動部3Aが設けられている。
この各被転動部3Aは、図2に図示したように枠体1の左右の内側面部1aの下方部位に突出状に一体成形したものであり、上下に間隔を介して対向配設され引出体2の出し入れ方向に長さを有する一対の突条3Aで構成され、枠体1に対して引出体2を出し入れする際、この上下の被転動部3Aを後述する引出体2の転動部4Aが転動するように構成されている。
具体的には、枠体1の左右側面部1aに引出体2の出し入れ方向に長さを有する突条3Aを一体成形してこの突条3Aを被転動部3Aとし、この各被転動部3Aは、引出体2の転動部4Aが通過し得る間隙を介して上下対向位置に配される一対の突条3Aを枠体1の左右側面部1aに一体成形して設けている。
また、枠体1の被転動部3Aを構成する少なくとも一方(上方)の突条3Aは、間隙を介して対向する一対の板状リブ3aとこの板状リブ3a同士間に架設される架設リブ3a'とから成る補強リブ構造である。尚、本実施例では、下方の突条3Bは中空状体であるが前述した板状リブと架設リブとから成る突条3Aと同構造でも良い。
この枠体1の被転動部3Aを上下一対の突条3Aで構成したのは、引出体2における常に良好な出し入れを実現するためである。
即ち、例えば、枠体1に対して引出体2を最大に引き出した際、この引出体2は、例えば自重や内部に被収納物を収納することでの重みにより前方へ傾いた状態(前端部が下がり後端部が上がる傾いた状態)となるが、この引出体2が前方へ傾いた状態で該引出体2を出し入れする際には、引出体2の後端部に設けた転動部4Aは枠体1の被転動部3Aに係る上側の突条3Aを転動し、また、枠体1に対して引出体2をある程度の位置まで収納した際、この引出体2は、前述した前方へ傾いた状態から水平状態となるが、この引出体2が水平状態で該引出体2を出し入れする際には、引出体2の転動部4Aは枠体1の被転動部3Aに係る下側の突条3Aを転動する。
従って、引出体2の転動部4Aが転動する被転動部3Aを上下対向位置に配される一対の突条3Aで構成することで、引出体2の引き出し位置がどの位置であるか関係なく、常に引出体2の転動部4Aが枠体1の被転動部3Aを転動する状態が得られることになる。
また、被転動部3A(下方の突条3A)の後端部には、他の部位よりも凹状となり引出体2の転動部4Aが落ち込み転動する落ち込み傾斜部8Aが設けられ、この落ち込み傾斜部8Aは、枠体1に収納した引出体2の収納状態を保持する収納状態保持手段として構成されている。
従って、後述する被転動部3Bの前端部に設けられる落ち込み傾斜部8Bと共に、枠体1に対する引出体2の収納状態が保持されて、意識的に引出体2を引き出さない限り、自然に引出体2が前方へ移動することが可及的に防止されるなど、引出体2の良好な収納状態が得られることになり、しかも、引き出した状態の引出体2を収納しようとする際に、引出体2を完全に収納した状態となる位置よりも手前の位置から自然に引出体2が収納される動作が生じることになる為、非常に使い易く且つ高級感が出ることになり、また、被転動部3A,3B夫々に設ける落ち込み傾斜部8A,8Bを前後位置に設けたから、枠体1に対して収納状態とした引出体2は水平となって体裁が良い。
また、被転動部3A(下方の突条3A)の前端部には、図示省略の凸部が設けられており、この凸部は被転動部3Aを転動する転動部4Aの転動を止めて引出体2の過度な開放や枠体1から抜け落ちるのを阻止するストッパーである。
また、枠体1の左右の内側面部1a夫々の前方部位(前端部)には転動部4B(ローラ)が設けられている。
この転動部4Bは、図2,3,4,5に図示したように適宜な合成樹脂製の部材で形成したものであり、枠体1の後述する被取付部12に取り付ける取付部材5に回動自在に設けた構成である。尚、転動部4Bは金属製でも良く、また、球状体でも良い。
この取付部材5は、図3に図示したように適宜な金属製の部材で形成したものであり、枠体1の内側面部1aに配設する第一構成部5Aと、この第一構成部5Aに連設し、枠体1の側面部1aとコーナー部Rを介して連続する連続面部1bに配設する第二構成部5Bとで構成されている。
具体的には、取付部材5は、枠体1の内側面部1aに配設され転動部4Bを軸支する軸部6が設けられる第一構成部5Aと、連続面部1bに配設され該連続面部1bに止着する止着部7が設けられる第二構成部5BとをL字状に連設して構成されており、取付部材5は金属板材を折曲形成してL字板に構成したものであり、この折曲部5Cの一方の部位を第一構成部5Aとし、他方の部位を第二構成部位5Bとしている。
第一構成部5Aに設けられる軸部6は、図4,5に図示したように第一構成部5Aに設けた孔5aに貫挿する金属製の軸状体6aで構成され、この軸状体6aの先端部をカシメて抜け止め状態に設けられ、この軸部6に前述した転動部4Bは回転自在に軸支される。
この軸部6に対する転動部4Bの連結は、両者間にボールベアリング構造体14を介して連結されている。
第二構成部5Bに設けられる止着部7は、図3に図示したように第二構成部5Bに設けた孔5bに貫通し枠体1の被取付部12に設けられる螺子孔7bに螺着する螺子体7aで構成されている。
符号5dは第一構成部5Aと第二構成部5Bとの間に形成される補強リブである。
本実施例では、枠体1の内側面部1aとコーナー部Rを介して連続する連続面部1bは底面部としており、この底面部1bに形成される被取付部12に第二構成部5Bを配設(添設)し、この第二構成部5Bに設けた止着部7で止着する。
また、取付部材5を取り付ける被取付部12は、図3に図示したように枠体1の内側面部1aと、該内側面部1aとコーナー部Rを介して連続する連続面部1bとしての底面部1bとに連続する凹部を形成して構成されており、取付部材5の厚みと同様の深さに設定されている。
従って、この被取付部12に取付部材5を配設した際、取付部材5は位置決め状態で配設される。符号12aは補強リブである。
引出体2は、図1,2に図示したように適宜な合成樹脂製の部材で一体成形したものであり、夫々方形状の正面部2d,底面部2b,左右側面部2a及び背面部2cとを有し、方形状の上方開口部を有する箱状体である。
また、引出体2は、枠体1の正面開口部から差し込み収納し得るように構成されており、左右の側面部2aには前述した枠体1の転動部4Aが転動する被転動部3Bが設けられている。
この各被転動部3Bは、図2に図示したように引出体2の左右の外側面部2aの下方部位に突出状に一体成形したものであり、引出体2の出し入れ方向に長さを有する突条3Bの下面で構成され、枠体1に対して引出体2を出し入れする際、この被転動部3B(突条3Bの下面)を前述した枠体1の転動部4Bが転動するように構成されている。
具体的には、引出体2の左右側面部2aに引出体2のスライド方向に長さを有する突条3Bを一体成形してこの突条3Bを被転動部3Bとしている。
また、引出体2の被転動部3Bを構成する突条3Bは、間隙を介して対向する一対の板状リブ3bとこの板状リブ3b同士間に架設される架設リブ3b'とから成る補強リブ構造である。
また、被転動部3B(突条3B)の前端部には、他の部位よりも凹状となり枠体1の転動部4Bが落ち込み転動する落ち込み傾斜部8Bが設けられ、この落ち込み傾斜部8Bは、枠体1に収納した引出体2の収納状態を保持する収納状態保持手段として構成されている。
従って、前述した被転動部3Aの後端部に設けられる落ち込み傾斜部8Aと共に、枠体1に対する引出体2の収納状態が保持されて、引出体2の良好な収納状態が得られることになり、しかも、引き出した引出体2を収納する際に、引出体2を完全に収納した状態となる位置よりも手前の位置から自然に引出体2が収納される動作が生じることになる。
また、引出体2の左右の外側面部2a夫々の後方部位(後端部)には転動部4A(ローラ)が設けられている。
この転動部4Aは、前述した転動部4Bと略同様の構造であり、図2,6に図示したように適宜な合成樹脂製の部材で形成したものであり、引出体2の後述する被取付部12に取り付ける取付部材5に回動自在に設けた構成である。尚、転動部4Aは金属製でも良く、また、球状体でも良い。
この取付部材5は、図6に図示したように適宜な金属製の部材で形成したものであり、引出体2の外側面部2aに配設する第一構成部5Aと、この第一構成部5Aに連設し、引出体2の外側面部2aとコーナー部Rを介して連続する連続面部2bに配設する第二構成部5Bとで構成されている。
具体的には、取付部材5は、引出体2の外側面部2aに配設され転動部4Aを軸支する軸部6が設けられる第一構成部5Aと、連続面部2bに配設され該連続面部2bに止着する止着部7が設けられる第二構成部5BとをL字状に連設して構成されており、取付部材5は金属板材を折曲形成してL字板に構成したものであり、この折曲部5Cの一方の部位を第一構成部5Aとし、他方の部位を第二構成部位5Bとしている。
第一構成部5Aに設けられる軸部6は、図6に図示したように第一構成部5Aに設けた孔に貫挿する金属製の軸状体6aで構成され、この軸状体6aの先端部をカシメて抜け止め状態に設けられ、この軸部6に前述した転動部4Aは回転自在に軸支される。
この軸部6に対する転動部4Aの連結は、両者間に図示省略のボールベアリング構造体を介して連結されている。
第二構成部5Bに設けられる止着部7は、図6に図示したように第二構成部5Bに設けた孔5bに貫通し枠体1の被取付部12に設けられる螺子孔7bに螺着する螺子体7aで構成されている。
符号5dは第一構成部5Aと第二構成部5Bとの間に形成される補強リブである。
本実施例では、引出体2の外側面部2aとコーナー部Rを介して連続する連続面部2bは底面部としており、この底面部2bに形成される被取付部12に第二構成部5Bを配設(添設)し、この第二構成部5Bに設けた止着部7で止着する。
また、取付部材5を取り付ける被取付部12は、図6に図示したように引出体2の外側面部2aと、該外側面部2aとコーナー部Rを介して連続する連続面部2bとしての底面部2bとに連続する凹部を形成して構成されており、取付部材5の厚みと同様の深さに設定されている。
この被取付部12に取付部材5を配設した際、取付部材5は位置決め状態で配設される。
尚、本実施例では引出体2及び枠体1の転動部4A,4B夫々を、引出体2及び枠体1に取り付ける前述した取付部材5に回動自在に設けた構成としているが、いずれか一方を別構造としても良く、即ち、転動部4Aのみを引出体2に取り付ける前述した取付部材5に回動自在に設ける構成としても、転動部4Bのみを枠体1に取り付ける前述した取付部材5に回動自在に設ける構成としても良い。
以上の構成から成る本実施例に係る収納装置の動作について説明する。
図8に図示したように枠体1に対して引出体2が収納状態では、枠体1の被転動部3A及び引出体2の被転動部3B夫々に設けた落ち込み傾斜部8A,8Bから成る収納状態保持手段による保持作用が機能する。
また、図9に図示したように枠体1に対する収納状態の引出体2を引き出し、前述した収納状態保持手段による保持作用が解除された状態での、引き出し操作及び押し込み操作に際しては、引出体2は転動部4A,4Bにおける4点支持状態で水平状態に移動する。
具体的には、枠体1における左右の転動部4Bは、引出体2における左右の被転動部3Bを転動し、引出体2における左右の転動部4Aは、枠体1における左右の被転動部3Aを転動する。
従って、極めて円滑な引き出し操作及び押し込み操作が行えることになる。
本実施例は上述のように構成したから、枠体1に対する引出体2の出し入れに際して転動部4A,4Bが被転動部3A,3Bを転動する構造を具備することで、引出体2の出し入れが円滑に行われるのは勿論、前述した従来例に比し、前述した良好な作用効果を発揮する構造を簡易且つ確実に得ることができて量産性に秀れることになり、しかも、コスト安に製造できることになる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
R コーナー部
1 枠体
1a 側面部
1b 連続面部
2 引出体
2a 側面部
2b 連続面部
3A 被転動部・突条
3B 被転動部・突条
3a 板状リブ
3a' 架設リブ
3b 板状リブ
3b' 架設リブ
4A 転動部
4B 転動部
5 取付部材
5A 第一構成部
5B 第二構成部
5C 折曲部
6 軸部
7 止着部
8A 落ち込み傾斜部
8B 落ち込み傾斜部

Claims (11)

  1. 枠体に対して引出体を出し入れ自在に設けた収納装置であって、前記引出体の後端部にして左右側面部に転動部を設け、この転動部が転動する被転動部を前記枠体の左右側面部に設け、前記枠体の前端部にして左右側面部に転動部を設け、この転動部が転動する被転動部を前記引出体の左右側面部に設けて、前記枠体に対する前記引出体の出し入れに際して前記転動部が前記被転動部を転動するように構成し、前記枠体の前記左右側面部に前記引出体の出し入れ方向に長さを有する突条を一体成形してこの突条を前記被転動部とするとともに、前記引出体の前記左右側面部に前記引出体の出し入れ方向に長さを有する突条を一体成形してこの突条を前記被転動部としたことを特徴とする収納装置。
  2. 前記枠体の前記被転動部は、前記引出体の前記転動部が通過し得る間隙を介して上下対向位置に配される一対の突条を前記枠体の前記左右側面部に一体成形して設けたことを特徴とする請求項1記載の収納装置。
  3. 前記枠体の前記被転動部を構成する少なくとも一方の前記突条は、間隙を介して対向する一対の板状リブとこの板状リブ同士間に架設される架設リブとから成る補強リブ構造であることを特徴とする請求項2記載の収納装置。
  4. 前記引出体の前記被転動部を構成する前記突条は、間隙を介して対向する一対の板状リブとこの板状リブ同士間に架設される架設リブとから成る補強リブ構造であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の収納装置。
  5. 前記枠体及び前記引出体の前記左右側面部は合成樹脂製であり、この左右側面部に前記被転動部を一体成形により設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の収納装置。
  6. 前記枠体の前記被転動部の後端部に、他の部位よりも凹状となり前記引出体の前記転動部が落ち込み転動する落ち込み傾斜部を設けるとともに、前記引出体の前記被転動部の前端部に、他の部位よりも凹状となり前記枠体の前記転動部が落ち込み転動する落ち込み傾斜部を設け、前記落ち込み傾斜部夫々を、前記枠体に収納した前記引出体の収納状態を保持する収納状態保持手段として構成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の収納装置。
  7. 前記引出体若しくは前記枠体の前記転動部は、前記引出体若しくは前記枠体に取り付ける取付部材に回動自在に設けた構成であり、前記取付部材は、前記引出体若しくは前記枠体の側面部に配設する第一構成部と、この第一構成部に連設し、前記引出体若しくは前記枠体の前記側面部とコーナー部を介して連続する連続面部に配設する第二構成部とで構成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の収納装置。
  8. 前記引出体若しくは前記枠体の前記側面部に配設され前記転動部を軸支する軸部が設けられる前記第一構成部と、前記連続面部に配設され該連続面部に止着する止着部が設けられる前記第二構成部とをL字状に連設して前記取付部材は構成されていることを特徴とする請求項7記載の収納装置。
  9. 前記取付部材は金属板材を折曲形成してL字板に構成したものであり、この取付部材の折曲部の一側となる部位を前記第一構成部とし、他側となる部位を前記第二構成部としたことを特徴とする請求項7,8のいずれか1項に記載の収納装置。
  10. 前記引出体若しくは前記枠体は、底面部と該底面部の左右位置に立設する前記側面部とを有する構成であり、前記引出体若しくは前記枠体の前記側面部と前記コーナー部を介して連続する前記連続面部は前記底面部であることを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の収納装置。
  11. 前記枠体及び前記引出体の少なくとも前記側面部及び前記連続面部は合成樹脂製であり、前記取付部材は金属製であることを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載の収納装置。
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