JP5010262B2 - 黒帯領域検出回路 - Google Patents

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Description

本発明は、テレビジョンに映し出される黒帯領域を的確に検出する黒帯領域検出回路に関する。
従来のテレビジョン装置の有効表示領域は横4:縦3である。これに対して、映画の表示領域は一般的に横1.37:縦1、ハイビジョン放送では有効表示領域は横16:縦9のアスペクト比を有する。そこで、映画やハイビジョン放送を従来のテレビジョン装置で表示する際には、画面の上下に映像が映し出されない黒帯状の領域(以下、黒帯領域という)を設けて、それぞれのアスペクト比を保った状態で表示を行う場合がある。
このような黒帯領域を設けて表示を行う際に、黒帯領域を利用して、黒帯領域にスーパーインポーズ(字幕等)を表示させる処理を行うことができる。
ビデオ信号は、図7に示すように、水平ブランキング期間及び有効映像信号期間(輝度信号及び色信号)を含む1水平ライン信号が繰り返され、それらの水平ライン信号に垂直同期期間等が付加されて1フィールド分の映像信号(垂直ブランキング期間)が構成されている。
黒帯領域に文字情報等を重畳しようとする場合、このようなビデオ信号から黒帯領域を検出する必要がある。一般的には、図8に示すように、所定の周波数以下の帯域を通過帯域とする低域通過フィルタ(LPF)を用いて映像信号を平滑化した後(図中、破線で示す)、有効映像信号期間の振幅が所定の閾値レベル以下に維持されている水平ライン信号が所定ライン数以上連続している領域を求め、そのような領域があれば、その領域を黒帯領域であると判断する処理が行われている。
ところが、上記のような処理の場合、映像の早送り処理や巻き戻し処理を行った際に、黒帯領域に白いチラツキのノイズが重畳されることがある。そうすると、そのようなノイズが有効映像信号期間の信号の平均値を上げてしまい、本来は黒帯領域として検出されるべき領域が黒帯領域として検出されなくなることがある。
また、上記のような処理では映像信号をLPFで平滑化するためにラインメモリ等を回路に設ける必要があるため、回路規模が大きくなるという問題もある。
そこで、本発明は、上記課題の少なくとも1つを解決すべく、テレビジョンに映し出される黒帯領域を的確に検出する黒帯領域検出回路を提供することを目的とする。
本発明は、ビデオ信号に含まれる黒帯領域を検出する黒帯領域検出回路であって、所定の閾値レベル以上の信号値を有する画素が所定の第1閾値以上連続して含まれる水平ラインを検出する第1の手段と、前記第1の手段において検出されなかった水平ラインが所定の第2閾値以上連続する領域を黒帯領域として検出する第2の手段と、を備えることを特徴とする。
具体的に回路の例として、前記第1の手段は、前記閾値レベル以上の画素をビデオ信号から検出するスライス回路と、ビデオ信号の水平ライン内に連続して含まれる前記スライス回路で検出された画素の数をカウントする画素カウント回路と、前記画素カウント回路でカウントされた画素の数が前記第1閾値以上であるか否かを判定する画素数比較回路と、を含み、前記閾値レベル以上の信号値を有する画素が前記第1閾値以上連続して含まれる水平ラインを検出するものとしてもよい。
また、具体的な回路の例として、前記第2の手段は、前記第1の手段において検出されなかった水平ラインが連続する回数をカウントするラインカウント回路と、前記ラインカウント回路でカウントされたラインの数が前記第2閾値以上であるか否かを判定するライン数比較回路と、を含み、前記第1の手段において検出されなかった水平ラインが前記第2閾値以上連続する領域を黒帯領域として検出するものとしてもよい。
ここで、前記第1閾値は、ビデオ信号の表示の速度に基づいて変更されるものとすることが好適である。例えば、前記第1閾値は、ビデオ信号の表示の速度が大きくなるほど大きい値に設定するとよい。
また、前記第2閾値は、ビデオ信号の表示の速度に基づいて変更されるものとすることが好適である。例えば、前記第2閾値は、ビデオ信号の表示の速度が大きくなるほど大きい値に設定するとよい。
また、ビデオ信号に含まれる映像信号の位置の変化に基づいてビデオ信号に含まれるスーパーインポーズ映像を検出する第3の手段をさらに備えることも好適である。
具体的な回路の例として、前記第3の手段は、ビデオ信号の1フレーム内に含まれる映像信号の最後の水平画素位置を検出する水平位置検出回路と、ビデオ信号の1フレーム内に含まれる映像信号の最後の垂直画素位置を検出する垂直位置検出回路と、連続するフレーム間における前記水平画素位置の差が所定の範囲内であるか否かを判定する水平範囲比較回路と、連続するフレーム間における前記垂直画素位置の差が所定の範囲内であるか否かを判定する垂直範囲比較回路と、連続するフレーム間の前記水平画素位置の差が所定の範囲内であり、かつ、連続するフレーム間における前記垂直画素位置の差が所定の範囲内であるフレームの数をカウントするフレーム数カウント回路と、前記フレーム数カウント回路でカウントされたフレームの数が所定の第3閾値以上であるか否かを判定するフレーム数比較回路と、を含むものとしてもよい。
本発明によれば、テレビジョンに映し出される黒帯領域をより的確に検出することができる。
[第1の実施の形態]
本発明の実施の形態における黒帯領域検出回路100は、図1に示すように、アナログ/デジタル変換器(ADC)10、スライス回路12、カウンタ回路14、比較回路16、カウンタ回路18及び比較回路20を含んで構成される。
ADC10は、外部からアナログのビデオ信号を受けて、ビデオ信号を所定のサンプリング周期でサンプリングしてデジタル信号に変換する。サンプリングは、外部からADC10へ入力される画素クロックCLKdの周期に同期して行われる。デジタル化されたビデオ信号はスライス回路12へ出力される。例えば、画素クロックCLKdは、ディスプレイ上における1画素毎にビデオ信号をサンプリングできる周期に設定することが好適である。
スライス回路12は、デジタル化されたビデオ信号を受けて、所定の閾値レベルSthを超えているか否かを判定する。具体的には、スライス回路12は、外部から画素クロックCLKdを受けて、画素クロックCLKdに基づいてADC10でのサンプリング周期に同期させて、ADC12から入力されるビデオ信号が閾値レベルSth以上であるか否かを判定する。ビデオ信号が閾値レベルSth以上であればカウンタ回路14へ出力される検出信号S1がハイレベルとされ、ビデオ信号が閾値レベルSthより低ければ検出信号S1がローレベルとされる。
カウンタ回路14は、検出信号S1が連続してハイレベルとなる回数をカウントする。具体的には、カウンタ回路14は、外部から画素クロックCLKdを受けて、画素クロックCLKdに基づいてスライス回路12での検出信号S1の更新タイミングに同期させて、検出信号S1がハイレベルであればカウンタ値Nhを1だけ増加させ、検出信号S1がローレベルであればカウンタ値Nhを0にリセットする。すなわち、カウンタ回路14は、ビデオ信号において閾値レベルを超える画素が連続する回数をカウントする機能を果たす。カウンタ回路14のカウンタ値Nhは比較回路16へ出力される。
また、カウンタ回路14は、比較回路16からリセット信号R1を受けて、リセット信号R1がハイレベルであればカウンタ値を0にリセットする。
比較回路16は、カウンタ値Nhが所定の閾値Nth1以上であるか否かを判定する。カウンタ値Nhが閾値Nth1以上であればカウンタ回路18へ出力される検出信号S2をハイレベルとすると共に、カウンタ回路14へ出力されるリセット信号R1をハイレベルとする。また、カウンタ値Nhが閾値Nth1より低ければカウンタ回路18へ出力される検出信号S2をローレベルとし、カウンタ回路14へ出力されるリセット信号R1をローレベルとする。
ビデオ信号に閾値Nth1以上連続して閾値レベルSth以上のレベルを有する画素が含まれていた場合、比較回路16から出力される検出信号S2がハイレベルとなる。すなわち、スライス回路12から比較回路16までの回路構成によって、図2に示すように、閾値レベルSthを超える映像信号が含まれているか否かが判定される。このとき、信号レベルが閾値Nth1以上連続して閾値レベルSth以上となるか否かを調べることによって、長く連続しないノイズを真の映像信号として誤検出することを防ぐことができる。
閾値Nth1は、例えば、10画素以上50画素以下に設定することが好適である。さらに、10画素以上20画素以下に設定することがより好適である。
また、比較回路16に対して閾値Nth1の外部調整信号を入力できるようにして、外部調整信号に応じて閾値Nth1を変更できるようにすることも好適である。例えば、映像を早送り処理又は巻き戻し処理等する場合、早送りや巻き戻しの速度に応じて閾値Nth1を変更することも好適である。すなわち、早送りや巻き戻しの速度が速くなるにつれて黒帯領域に連続して発生するノイズも多くなるので、早送りや巻き戻しの速度が速くなるにつれて閾値Nth1を大きくするとよい。
カウンタ回路18は、検出信号S2が連続してローレベルとなる回数をカウントする。具体的には、カウンタ回路18は、外部からビデオ信号から抽出された水平同期信号Hsyncを受けて、水平同期信号Hsyncに同期して検出信号S2がローレベルであるか否かを判定する。検出信号S2がローレベルであればカウンタ値Nvを1増加させ、検出信号S2がハイレベルであればカウンタ値Nvを0にリセットする。すなわち、カウンタ回路18は、ビデオ信号において検出信号S2がローレベルとなる水平ラインが何回連続するかをカウントする機能を果たす。カウンタ回路18のカウンタ値Nvは比較回路20へ出力される。
また、カウンタ回路18は、比較回路20からリセット信号R2を受けて、リセット信号R2がハイレベルであればカウンタ値を0にリセットする。
比較回路20は、カウンタ値Nvが所定の閾値Nth2以上であるか否かを判定する。カウンタ値Nvが閾値Nth2以上であれば検出信号S3をハイレベルとすると共に、カウンタ回路18へ出力されるリセット信号R2をハイレベルとする。また、カウンタ値Nvが閾値Nth2より低ければ検出信号S3をローレベルとし、カウンタ回路18へ出力されるリセット信号R2をローレベルとする。
ビデオ信号に閾値Nth2以上連続して検出信号S2がローレベルとなる水平ラインが含まれていた場合、比較回路20から出力される検出信号S3がハイレベルとなる。すなわち、カウンタ回路18及び比較回路20の回路構成によって、ノイズではない実質的な映像信号が含まれていない水平ライン(黒レベルにある水平ライン)が連続する回数が調査され、その回数が閾値Nth2であればその領域は黒帯領域であるものと判定し、黒帯領域であることを示す検出信号S3がハイレベルとされる。
なお、閾値Nth2は、映像信号のフォーマットに基づいて設定することが好適である。すなわち、映像信号のフォーマットに応じて表示装置の画面のアスペクト比に対する黒帯領域が異なってくるので、フォーマット毎に黒帯を構成する水平ライン数に応じて閾値Nth2を設定することが好ましい。例えば、閾値Nth2は3水平ライン以上に設定される。
また、比較回路20に対して閾値Nth2の外部調整信号を入力できるように構成し、外部調整信号に応じて閾値Nth2を変更できるようにすることも好適である。例えば、映像を早送り処理又は巻き戻し処理等する場合、早送りや巻き戻しの速度に応じて閾値Nth2を変更することも好適である。すなわち、早送りや巻き戻しの速度が速くなるにつれて黒帯領域の垂直方向に連続して発生するノイズも多くなるので、早送りや巻き戻しの速度が速くなるにつれて閾値Nth2を大きくするとよい。
以上のように、本実施の形態によれば、映像信号から黒帯領域をより的確に検出することができる。また、低域通過フィルタを用いることなく黒帯領域を検出することができるので、検出回路の回路規模を従来よりも小さくすることができる。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態の黒帯検出回路100では、図3に示すように、黒帯領域に字幕等のスーパーインポーズ映像が重畳されている場合に黒帯と検出されなくなる問題が残されている。第2の実施の形態における黒帯検出回路200では、スーパーインポーズ映像が重畳されている場合においても黒帯領域を的確に検出できる。
黒帯検出回路200は、図4に示すように、アナログ/デジタル変換器(ADC)10、スライス回路12、カウンタ回路14、比較回路16、カウンタ回路18及び比較回路20に加えて、スライス回路30、水平レジスタ32a,32b、垂直レジスタ34a,34b、比較回路36,38、アンド素子40、カウンタ回路42及び比較回路44を含んで構成される。
アナログ/デジタル変換器(ADC)10、スライス回路12、カウンタ回路14、比較回路16、カウンタ回路18及び比較回路20は第1の実施の形態と同様であるので説明は省略する。
スライス回路30は、ADC10においてデジタル化されたビデオ信号を受けて、所定の閾値Sth2を超えているか否かを判定する。具体的には、スライス回路30は、ビデオ信号、ビデオ信号から抽出された水平同期信号及び垂直同期信号を受けて、図5に示すように、ビデオ信号が閾値Sth2を超えた状態から閾値Sth2以下に変化した場合にその画素の映像フレーム内の位置を求める。スライス回路30は、水平同期信号を受けてからの水平ライン方向の画素数を内部カウンタを用いてカウントすることによって、ビデオ信号が閾値Sth2を超えた状態から閾値Sth2以下に変化した画素の水平位置を水平画素位置Phとして水平レジスタ32aへ出力する。また、スライス回路30は、垂直同期信号を受けてからのフレーム垂直方向のライン数を内部カウンタを用いてカウントすることによって、ビデオ信号が閾値Sth2を超えた状態から閾値Sth2以下に変化した画素を含む水平ラインのうちフレーム内で最後に位置する水平ラインの垂直位置を垂直画素位置Pvとして垂直レジスタ34aへ出力する。
すなわち、図6に示すように、映像のフレーム内の下方に位置する黒帯領域に字幕スーパーインポーズが重畳されることが多いので、スライス回路30は、字幕スーパーインポーズの最後の画素の水平画素位置Ph及び垂直画素位置Pvを検出する機能を果たす。
スライス回路30は、垂直同期信号に同期させて、内部カウンタをリセットする。また、スライス回路30は、垂直同期信号を受けると、水平レジスタ32a,32b及び垂直レジスタ34a,34bの更新処理時間以上の所定時間後に水平画素位置Ph及び垂直画素位置Pvを0にリセットする。
水平レジスタ32aは、スライス回路30から水平画素位置Phを受けると、垂直同期信号に同期させて水平画素位置Phの値を保持する。また、水平レジスタ32aは、保持している値を信号Ph1として水平レジスタ32b及び比較回路36へ出力する。水平レジスタ32bは、水平レジスタ32aから信号Ph1を受けると、垂直同期信号に同期させて水平画素位置Ph1の値を保持する。また、水平レジスタ32bは、保持している値を信号Ph2として比較回路36へ出力する。
すなわち、水平レジスタ32aは、スライス回路30で処理されているフレームより1つ前のフレームから抽出された字幕スーパーインポーズの水平画素位置Ph1を保持し、水平レジスタ32bは、スライス回路30で処理されているフレームより2つ前のフレームから抽出された字幕スーパーインポーズの水平画素位置Ph2を保持する。
垂直レジスタ34aは、スライス回路30から垂直画素位置Phを受けると、垂直同期信号に同期させて垂直画素位置Phの値を保持する。また、垂直レジスタ34aは、保持している値を信号Pv1として垂直レジスタ34b及び比較回路38へ出力する。垂直レジスタ34bは、垂直レジスタ34aから信号Pv1を受けると、垂直同期信号に同期させて垂直画素位置Pv1の値を保持する。また、垂直レジスタ34bは、保持している値を信号Pv2として比較回路38へ出力する。
すなわち、垂直レジスタ34aは、スライス回路30で処理されているフレームより1つ前のフレームから抽出された字幕スーパーインポーズの垂直画素位置Pv1を保持し、垂直レジスタ34bは、スライス回路30で処理されているフレームより2つ前のフレームから抽出された字幕スーパーインポーズの垂直画素位置Pv2を保持する。
比較回路36は、水平レジスタ32aから水平画素位置Ph1及び水平レジスタ32bから水平画素位置Ph2を受けて、それらの値の差が所定の範囲Hth内にあるか否かを判定する。差が範囲Hth内にあれば検出信号S4をハイレベルにし、差が範囲Hth外であれば検出信号S4をローレベルにする。検出信号S4は、アンド素子40へ出力される。
すなわち、映像信号に重畳されているスーパーインポーズ映像の位置は連続するフレーム間では大きく変化しないという特徴を利用して、連続するフレーム間のスーパーインポーズ映像の隅の位置の変化が範囲Hth内にあるか否かを判定するものである。
比較回路38は、垂直レジスタ34aから垂直画素位置Pv1及び垂直レジスタ34bから垂直画素位置Pv2を受けて、それらの値の差が所定の範囲Vth内にあるか否かを判定する。差が範囲Vth内にあれば検出信号S5をハイレベルにし、差が範囲Vth外であれば検出信号S5をローレベルにする。検出信号S5は、アンド素子40へ出力される。
すなわち、映像信号に重畳されているスーパーインポーズ映像の位置は連続するフレーム間では大きく変化しないという特徴を利用して、連続するフレーム間のスーパーインポーズ映像の隅の位置の変化が範囲Vth内にあるか否かを判定するものである。
範囲Hth及び範囲Vthは、一般的に10以上30以下に設定することが好適である。また、範囲Hth及び範囲Vthは、スーパーインポーズ映像に応じて決定することも好適である。例えば、スーパーインポーズ映像が字幕である場合よりも時刻表示である場合の方が表示位置の変化は少ないので、字幕の場合に時刻表示の場合よりも範囲Hth及び範囲Vthを大きく設定することが好ましい。
アンド素子40は、比較回路36から検出信号S4及び比較回路38から検出信号S5を受けて、それらの論理積を算出してカウンタ回路42へ出力する。すなわち、スーパーインポーズ映像の位置の変化が範囲Hth内及び範囲Vth内にあれば出力S6がハイレベルとされ、スーパーインポーズ映像の位置の変化が範囲Hth及び範囲Vthのいずれか一方の外にあれば出力S6がローレベルとされる。
カウンタ回路42は、信号S6が連続してハイレベルとなる回数をカウントする。具体的には、カウンタ回路42は、信号S6がハイレベルであればカウンタ値Nsを1増加させ、信号S6がローレベルであればカウンタ値Nsを0にリセットする。カウンタ値Nsは、比較回路44へ出力される。
比較回路44は、カウンタ回路42からカウンタ値Nsを受けて、カウンタ値Nsが閾値Nsth以上であるか否かを判定する。カウンタ値Nsが閾値Nsth以上であれば検出信号S7をハイレベルとする。また、カウンタ値Nsが閾値Nsthより低ければ検出信号S7をローレベルとする。すなわち、スーパーインポーズ映像の位置の変化が範囲Hth及び範囲Vthにあるフレーム数が閾値Nsth以上続いている場合に検出信号S7がハイレベルとされる。
なお、閾値Nsthは、5以上20以下の範囲に設定することが好適である。また、比較回路44に対して閾値Nsthの外部調整信号を入力できるような構成とし、外部調整信号に応じて閾値Nsthを変更できるようにすることも好適である。例えば、スーパーインポーズ映像の種類に応じて閾値Nsthを変更することも好適である。スーパーインポーズ映像が字幕である場合よりも時刻表示である場合の方が表示位置の変化は少ないので、字幕の場合に時刻表示の場合よりも閾値Nsthを小さく設定することが好ましい。
第1の実施の形態における黒帯領域検出回路を示すブロック図である。 ビデオ信号の信号レベルを判定する処理を説明する図である。 スーパーインポーズ映像が含まれる場合の問題点を説明する図である。 第2の実施の形態における黒帯領域検出回路を示すブロック図である。 スーパーインポーズ映像の信号を検出する処理を説明する図である。 スーパーインポーズ映像の表示位置を検出する処理を説明する図である。 標準的なビデオ信号の構成を示す図である。 従来の黒帯領域検出処理を説明する図である。
符号の説明
10 アナログ/デジタル回路、12 スライス回路、14 カウンタ回路、16 比較回路、18 カウンタ回路、20 比較回路、30 スライス回路、32a,32b 水平レジスタ、34a,34b 垂直レジスタ、36,38 比較回路、40 アンド素子、42 カウンタ回路、44 比較回路、100,200 黒帯検出回路。

Claims (9)

  1. ビデオ信号に含まれる黒帯領域を検出する黒帯領域検出回路であって、
    所定の閾値レベル以上の信号値を有する画素が所定の第1閾値以上連続して含まれる水平ラインを検出する第1の手段と、
    前記第1の手段において検出されなかった水平ラインが所定の第2閾値以上連続する領域を黒帯領域として検出する第2の手段と、
    を備えることを特徴とする黒帯領域検出回路。
  2. 請求項1に記載の黒帯領域検出回路であって、
    前記第1の手段は、
    前記閾値レベル以上の画素をビデオ信号から検出するスライス回路と、
    ビデオ信号の水平ライン内に連続して含まれる前記スライス回路で検出された画素の数をカウントする画素カウント回路と、
    前記画素カウント回路でカウントされた画素の数が前記第1閾値以上であるか否かを判定する画素数比較回路と、を含み、
    前記閾値レベル以上の信号値を有する画素が前記第1閾値以上連続して含まれる水平ラインを検出することを特徴する黒帯領域検出回路。
  3. 請求項1又は2に記載の黒帯領域検出回路であって、
    前記第2の手段は、
    前記第1の手段において検出されなかった水平ラインが連続する回数をカウントするラインカウント回路と、
    前記ラインカウント回路でカウントされたラインの数が前記第2閾値以上であるか否かを判定するライン数比較回路と、を含み、
    前記第1の手段において検出されなかった水平ラインが前記第2閾値以上連続する領域を黒帯領域として検出することを特徴とする黒帯領域検出回路。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の黒帯領域検出回路であって、
    前記第1閾値は、ビデオ信号の表示の速度に基づいて変更されることを特徴とする黒帯領域検出回路。
  5. 請求項4に記載の黒帯領域検出回路であって、
    前記第1閾値は、ビデオ信号の表示の速度が大きくなるほど大きい値に設定されることを特徴とする黒帯領域検出回路。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の黒帯領域検出回路であって、
    前記第2閾値は、ビデオ信号の表示の速度に基づいて変更されることを特徴とする黒帯領域検出回路。
  7. 請求項6に記載の黒帯領域検出回路であって、
    前記第2閾値は、ビデオ信号の表示の速度が大きくなるほど大きい値に設定されることを特徴とする黒帯領域検出回路。
  8. 請求項1〜7のいずれか1つに記載の黒帯領域検出回路であって、
    ビデオ信号に含まれる映像信号の位置の変化に基づいてビデオ信号に含まれるスーパーインポーズ映像を検出する第3の手段をさらに備えることを特徴とする黒帯領域検出回路。
  9. 請求項に記載の黒帯領域検出回路であって、
    前記第3の手段は、
    ビデオ信号の1フレーム内に含まれる映像信号の最後の水平画素位置を検出する水平位置検出回路と、
    ビデオ信号の1フレーム内に含まれる映像信号の最後の垂直画素位置を検出する垂直位置検出回路と、
    連続するフレーム間における前記水平画素位置の差が所定の範囲内であるか否かを判定する水平範囲比較回路と、
    連続するフレーム間における前記垂直画素位置の差が所定の範囲内であるか否かを判定する垂直範囲比較回路と、
    連続するフレーム間の前記水平画素位置の差が所定の範囲内であり、かつ、連続するフレーム間における前記垂直画素位置の差が所定の範囲内であるフレームの数をカウントするフレーム数カウント回路と、
    前記フレーム数カウント回路でカウントされたフレームの数が所定の第3閾値以上であるか否かを判定するフレーム数比較回路と、
    を含むことを特徴とする黒帯領域検出回路。
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