JP5007194B2 - 自動二輪車における音響装置の取付け構造 - Google Patents

自動二輪車における音響装置の取付け構造 Download PDF

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Description

本発明は、自動二輪車における音響装置の取付け構造に関する。
従来、スピーカやアンプ等の音響装置を搭載した自動二輪車が知られている。この種の自動二輪車では、車両の前方に音響装置を搭載するための専用のスペースを設け、このスペースに音響装置を配設することによって、音響装置を車両に取付けている(例えば、特許文献1参照)。
また、自動二輪車には、電子キーシステムを搭載したものもある。この種の自動二輪車では、電子キーシステムに連動するハンドルロック装置を備え、このハンドルロック装置を、車体前部であって車体カバー内のヘッドパイプの側方に配置している(例えば、特許文献2参照)。
特公平3−49794号公報 特開2005−119421号公報
ところで、アンプやスピーカ等の音響装置は、大型であることが多いため、必然的に音響装置を配設するためのスペースも大きくなる。その際、車両の前方に書類や小物等の物品を収納するための収納ボックスを備えた自動二輪車においては、上記スペースを確保するために、収納ボックスを小さく設計せざるを得なくなる。しかし、自動二輪車、特に、スクータ型自動二輪車において、収納ボックスの収納容量の大きさは商品魅力の一つであり、収納容量を減少したくないという要望があった。
また、電子キーシステムを搭載した自動二輪車は、電子キーシステムに連動するハンドルロック装置が通常の機械式キーのものに比べると大型部品であるため、この自動二輪車に音響装置を搭載する場合には、そのスペースを確保することが難しく、この種の部品レイアウトに制約を受けていた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、収納ボックスの物品収納容量を減少することなく、或いは、電子キーシステムと連動したハンドルロック装置を備えた場合でも、音響部品を有効に格納できる自動二輪車における音響装置の取付け構造を提供することを目的とする。
本発明は、ハンドル操舵部およびエンジン(E)を支持する車体フレーム(F)を車体カバー(34)で覆い、車体カバー(34)の内側に物品を収納する収納ボックス(75a)を配置すると共に、ハンドル操舵部の近傍に音響部品(79)における再生操作等を指示する音響操作装置(70)を配置した自動二輪車において、前記収納ボックス(75a)を車体の左右一側に配置し、前記収納ボックス(75a)の上方の前記左右一側の前記車体カバー(34)で囲まれる空間内に前記音響部品(79)を配置し、前記音響部品(79)は、外部音声ならびにラジオ音源が演奏可能であり、前記音響操作装置(70)は、操作ユニット(72)の表面に、音源を前記外部音声に切り替えるための外部音声入力操作部(71a)を含み、当該外部音声入力操作部(71a)は、前記収納ボックス(75a)の上方に配置される車体カバー(34)のうち前記左右一側に配置されることを特徴とする。
本発明では、もともとある車体カバーと収納ボックスとの間の空間に音響部品を配置しているため、この空間によるデッドスペースを有効活用できると共に、収納ボックスの収容容積の減少が抑えられる。収納スペースが限られたスクータ型自動二輪車では、音響部品の効率的な配置が可能になる。
前記音響操作装置(70)は、前記操作ユニット(72)の表面の前記左右一側に、前記外部音声入力操作部(71a)、及び、音源をラジオ音源に切り替える操作子(71b,71c)を有する音源切換用操作部を備え、前記外部音声入力操作部(71a)は、ラジオ音源に切り替える前記操作子(71b,71c)よりもさらに一側に配置される構成としても良い。
この場合において、前記収納ボックス(75a)は、前記車体カバー(34)のうち、ハンドル操舵部を後方から覆うインナーカバー(158a)に形成されたインナーボックスであってもよい。
インナーボックスの近傍に音響部品を配置すれば、ハンドル操舵部に設けた音響操作装置との距離が少なく、結線に便利である。
また、前記車体フレーム(F)は、ハンドルを操舵可能に支持するヘッドパイプ(27)と、前記ヘッドパイプ(27)から車両後方に下方に指向して延出したダウンフレーム(37)とを備え、エンジン(E)を含むパワーユニットは、前記ダウンフレーム(37)の下方側に設けられ、前記収納ボックス(75a)は、前記ヘッドパイプ(27)の近くに配置されていてもよい。
この構成では、音響部品と、エンジンとの距離が大きく離れる。従って、ノイズの発信源であるエンジンから音響部品を離すことで、エンジンのノイズの影響が音響部品に及ぶことを少なくできる。
前記車体カバー(34)は、前記収納ボックス(75a)の上方を覆うメータパネル(173)で構成してもよい。
メータパネルの下方に音響部品を配置することで、音響部品に対する防水性を確保することができ、車両前部におけるデッドスペースを有効活用できる。
また、前記メータパネル(173)には、スピーカ(56)が取付けられると共に、
前記音響部品(79)には、前記スピーカ(56)を避けるための逃げ部(79a)が構成されていてもよい。
メータパネルの下方に音響部品を配置するとき、メータパネルに取付けられたスピーカと、該音響部品とが干渉しないように、該音響部品にはスピーカを避けるための逃げ部が構成されているため、音響部品とスピーカが接近し、無駄なスペースがなくなり、ハンドル回りの構成を一層コンパクトにすることができる。
本発明は、ハンドル操舵部およびエンジン(E)を支持する車体フレーム(F)を車体カバー(34)で覆い、ハンドル操舵部の近傍に音響部品(79)における再生操作等を指示する音響操作装置(70)を配置した自動二輪車において、前記自動二輪車は、駐車時にハンドル操舵を不能にするハンドルロック装置(200)を備えるとともに、これと連動させた電子キーシステムを搭載し、車体フレーム(F)は、ハンドル(26)に連結されるハンドル操舵軸(51)を操舵可能に支持するヘッドパイプ(27)を備え、前記ハンドルロック装置(200)を前記ハンドル操舵軸(51)の一側と前記車体カバー(34)とで囲まれる空間内に配置し、前記ハンドル操舵軸(51)の他側と前記車体カバー(34)とで囲まれる空間内に収納ボックス(75a)を配置し、前記収納ボックス(75a)の上方の前記左右一側の前記車体カバー(34)で囲まれる空間内に前記音響部品(79)を配置し、前記音響部品(79)は、外部音声ならびにラジオ音源が演奏可能であり、前記音響操作装置(70)は、操作ユニット(72)の表面に、音源を前記外部音声に切り替えるための外部音声入力操作部(71a)を含み、当該外部音声入力操作部(71a)は、前記収納ボックス(75a)の上方に配置される車体カバー(34)のうち前記ハンドル操舵軸(51)の他側に配置されることを特徴とするものである。
本発明では、ハンドルロック装置と音響部品とが、ハンドル操舵軸の一側と他側とにそれぞれ分かれて配置されるため、電子キーシステムに連動した大型のハンドルロック装置を搭載しても、音響部品をハンドルロック装置が配置されない側に搭載でき、音響部品の効率的な配置が可能になる。
前記音響操作装置(70)は、前記操作ユニット(72)の表面の前記ハンドル操舵軸(51)の他側に、前記外部音声入力操作部(71a)、及び、音源をラジオ音源に切り替える操作子(71b,71c)を有する音源切換用操作部を備え、前記外部音声入力操作部(71a)は、ラジオ音源に切り替える前記操作子(71b,71c)よりもさらに他側に配置される構成としてもよい。
この場合において、前記音響操作装置(70)は、前記音響部品(79)と別に設けられた操作ユニット(72)を備え、
この操作ユニット(72)は、前記車体カバー(34)における前記音響部品(79)より上方で且つ前記ハンドル操舵部より後方の部位に配置されてもよい。
音響部品と別に設けられた操作ユニットが、音響部品の上方においてハンドル操舵部の後方の車体カバーに配置されるため、音響部品の位置に影響を受けることなく、操作性が優れた位置に操作ユニットを配置できる。
また、前記ハンドルロック装置(200)は、前記ヘッドパイプ(27)の側面に配置され、このハンドルロック装置(200)と前記車体カバー(34)との間の空間に小収納ボックス(75b)が配置される一方、前記ヘッドパイプ(27)の反対側の前記車体カバー(34)で覆われる空間に大収納ボックス(75a)が配置され、前記音響部品(79)は、前記大収納ボックス(75a)の上面壁と前記車体カバー(34)とで囲まれる空間に配置されてもよい。
この構成では、大収納ボックスの上面壁と車体カバーとで囲まれたデッドスペースを利用して、音響部品の効率的な配置が可能になる。
また、前記電子キーシステムに連動した機能を操作、又は作動させる操作スイッチ(281,282)又はボタンが、音響操作装置(70)の前記操作ユニット(72)が配置された前記車体カバー(34)の外表面に臨むように配置してもよい。
ここで、電子キーシステムに連動した機能とは、電子キーシステムにより操作又は作動が規制されている機能を指し、ハンドルロック装置はその機能の一つである。
この構成では、電子キーシステムに連動した機能を操作するスイッチ又はボタンが、音響操作装置の操作ユニットが配置された車体カバーの外表面に臨むように配置されており、運転者と上記のスイッチ又はボタンとの距離が近いため、スイッチ又はボタンの操作性が良い。
また、前記操作ユニット(72)は、複数の操作部を有する上ケース(84)と、前記操作部の操作を検出する基板(80)を有する下ケース(83)と、両ケース(84,83)間に介装されるシート状のシール部材(91)とを備え、該シール部材(91)には、下ケース(83)の基板(80)につながる軸(85)が貫通する開口(91c)が形成され、該開口(91c)の周縁部には、前記上ケース(84)側に向かう環状の突起部(91b)、および該突起部(91b)の先端に形成される肉厚部(91d)が設けられ、前記上ケース(84)側には、前記肉厚部(91d)が嵌合する溝部(88c)が形成され、この溝部(88c)に前記肉厚部(91d)が差し込まれて前記肉厚部(91d)が変形し、前記上ケース(84)側と前記シール部材(91)とが接続される構成としてもよい。
この構成では、上ケースの側に設けられた溝に接続されるシール部材の肉厚部が、シール部材に立設されているため、シール部材の所望の位置に接続部としての肉厚部を配置することができ、接続部の配置の自由度が高い。
本発明では、もともとある車体カバーと収納ボックスとの間の空間に音響部品を配置しているため、この空間によるデッドスペースを有効活用できると共に、収納ボックスの収容容積の減少が抑えられる。従って、収納スペースが限られたスクータ型自動二輪車では、音響部品の効率的な配置が可能になる。
また、インナーボックスの近傍に音響部品を配置すれば、ハンドル操舵部に設けた音響操作装置との距離が少なく、結線に便利である。
エンジンを含むパワーユニットは、ダウンフレームの下方側に設け、収納ボックスは、ヘッドパイプの近くに配置すれば、音響部品と、エンジンとの距離を離すことができ、従って、ノイズの発信源であるエンジンから音響部品を離すことで、エンジンのノイズの影響が音響部品に及ぶことを少なくできる。
また、メータパネルの下方に音響部品を配置することで、音響部品に対する防水性を確保することができ、車両前部におけるデッドスペースを有効活用できる。
さらに、メータパネルの下方に音響部品を配置するとき、メータパネルに取付けられたスピーカと、該音響部品とが干渉しないように、該音響部品にスピーカを避けるための逃げ部を構成すれば、音響部品とスピーカとが接近し、無駄なスペースがなくなり、ハンドル回りを一層コンパクト化できる。
また、本発明では、ハンドルロック装置と音響部品とが、ハンドル操舵軸の一側と他側とにそれぞれ分かれて配置されるため、電子キーシステムに連動した大型のハンドルロック装置を搭載しても、音響部品をハンドルロック装置が配置されない側に搭載でき、音響部品の効率的な配置が可能になる。
また、音響部品と別に設けられた操作部が、音響部品の上方においてハンドル操舵部の後方の車体カバーに配置されるため、音響部品の位置に影響を受けることなく、操作性が優れた位置に操作部を配置できる。
また、大収納ボックスの上面壁と車体カバーとで囲まれたデッドスペースを利用して、音響部品の効率的な配置が可能になる。
また、電子キーシステムに連動した機能を操作するスイッチ又はボタンが、音響操作装置の操作部が配置された車体カバーの外表面に臨むように配置されており、運転者と上記のスイッチ又はボタンとの距離が近いため、スイッチ又はボタンの操作性が良い。
また、肉厚部がシール部材に立設されるため、シール部材の所望の位置に接続部としての肉厚部を配置することができ、接続部の配置の自由度が高い。
以下、本発明の一実施の形態を添付の図面に基づいて説明する。
図1はスクータ型車両の左側面図を示す。本明細書で前後左右は、車両の前後左右を基準にしたものとする。
[第1の実施の形態]
図1において、自動二輪車であるスクータ型車両の車体フレームFは、前輪WFを軸支するフロントフォーク25ならびに該フロントフォーク25に連結される操向ハンドル26を操向可能に支承するヘッドパイプ27を前端に備えるものであり、後輪WRを後端で支持するユニットスイングエンジンUEが車体フレームFの前後方向中間部で上下揺動可能に支承され、ユニットスイングエンジンUEよりも前方で車体フレームFには、側面視で上下に長く形成される燃料タンク28と、該燃料タンク28よりも後方に配置されるラジエータ29とが搭載される。また車体フレームFには、前記ユニットスイングエンジンUEを上方から覆うようにして収納ボックス30が取付けられており、この収納ボックス30上に、前部シート32および後部シート33を有してタンデム型に構成される乗車用シート31が配置される。さらに車体フレームF、前記ユニットスイングエンジンUEの前部、燃料タンク28、ラジエータ29および収納ボックス30を覆う合成樹脂製の車体カバー34が車体フレームFに取付けられている。
車体フレームFは、上記ヘッドパイプ27と、該ヘッドパイプ27に連設されて後ろ下がりに延びる左右一対の上ダウンフレーム37と、上ダウンフレーム37よりも下方でヘッドパイプ27に連設されて後ろ下がりに延びる傾斜部38aの後端に水平部38bが一体に連設されて成るとともに、上ダウンフレーム37の後端部に後端が溶接される左右一対の下ダウンフレーム38と、両上ダウンフレーム37の中間部から後ろ上がりに延びる左右一対のシートレール39と、上ダウンフレーム37の後部およびシートレール39の後部間を連結する左右一対のリヤフレーム40と、上ダウンフレーム37、下ダウンフレーム38およびリヤフレーム40の外側方に配置されて前後に延びる左右一対のサポートフレーム41とを備えている。
両サポートフレーム41は、車体カバー34がその左右に備えるステップフロア159を下方から支持するものであり、両サポートフレーム41の前端は下ダウンフレーム38における傾斜部38aの下部に結合され、また両サポートフレーム41の後端はリヤフレーム40の中間部に結合される。
車体カバー34は、ヘッドパイプ27の前部および前輪WFの上部を覆うフロントカバー156と、フロントカバー156の左右両側に接合される左右一対のフロントサイドカバー157と、前部シート32に座乗したライダーの脚部前方を覆うとともにヘッドパイプ27を後方側から覆うようにして両フロントサイドカバー157に接合されるレッグシールド158と、レッグシールド158の上部に位置し、同じくヘッドパイプ27を後方側から覆うようにして両フロントサイドカバー157に接合されるインナーカバー158aと、レッグシールド158に連なって後方に延びるとともにその下端部でステップフロア159を形成する左右一対のフロアセンターカバー160と、ステップフロア159の外縁から下方にそれぞれ垂下される左右一対のフロアサイドカバー161と、上記ステップフロア159の後部に設けられる左右一対のパッセンジャーステップ162と、乗車用シート31の両側下方に配置されるとともにフロアサイドカバー161に連設されて後方に延びる左右一対のボディサイドカバー163と、ボディサイドカバー163の後ろ側下部に連設される左右一対のリヤロアカバー164と、収納ボックス30の後部膨出部121およびグラブレール118の後部間に配置されるリヤアッパーカバー165と、左右一対のテールライトユニット123間に配置されるとともに収納ボックス30の後部膨出部121を後方から覆うようにしてリヤアッパーカバー165に連なるリヤセンターカバー166とを備える。
後輪WRを後方から覆うリヤフェンダ181には、ライセンスプレート182、リフレクタ183およびライセンスライト184が取付けられ、このリヤフェンダ181は、左右一対のテールライトユニット123、車体カバー34の一部を構成するカバー部材であるリヤアッパーカバー165およびリヤセンターカバー166とともに収納ボックス30の後部膨出部121に取付けられている。
前輪WFを上方から覆うフロントフェンダ175はフロントフォーク25に支持され、操向ハンドル26には、左右一対のバックミラー176と、各灯器等を操作するためのスイッチケース178等が取付けられている。フロントカバー156の前部両側と、左右一対のフロントサイドカバー157の前部との間にはヘッドライト171が配置され、ヘッドライト171の下方で両フロントサイドカバー157の前部にはウインカ172が配置されている。フロントカバー156、両フロントサイドカバー157およびレッグシールド158の上部には、メータ類を配置するためのメータパネル173が接合され、メータパネル173の前部には上方に***するようにしてメータバイザ173aが一体に設けられ、メータバイザ173aの前方にはウインドシールド174が配置されている。
ユニットスイングエンジンUEは、シリンダ軸線をほぼ水平とした水冷式のエンジンEと、該エンジンEの出力を、伝達ベルトおよびプーリによって無段階に変速して後輪WRに伝達するベルト式の無段変速機Mとで構成され、該無段変速機Mは、変速用のアクチュエータとしての電動モータ42の作動に応じてクランクシャフト側の可動プーリを駆動して変速比を無段階に変化させる。無段変速機Mの変速機ケース43は、エンジンEにおけるクランクケース44の左側にエンジンEから張り出すようにして連設され、後輪WRの左側まで延設されている。また、両上ダウンフレーム37の後端すなわち下端にはブラケット65が取付けられ、両ブラケット65にメインスタンド66が回動可能に支持されている。このメインスタンド66を起立させると、後輪WRを浮かせてスクータ型車両を自立させることができ、スクータ型車両の走行時には、後輪WRを接地させるようにメインスタンド66を格納すればよい。
図2は、上記操向ハンドル26を含む操舵部の斜視図であり、図3は、該操舵部をヘッドパイプ27の軸方向から見た図である。図2において、50はハンドルポストを示し、ハンドルポスト50は、図1に示すように、ヘッドパイプ27に支持されたステアリングステム51の上端に取付けられている。ハンドルポスト50の上面には、図2に示すように、一対のホルダ52を介して操向ハンドル26が取付けられ、操向ハンドル26には、上述したバックミラー176、スイッチケース178の他に、ブレーキマスタシリンダ53、ブレーキレバー54等が取付けられている。
操向ハンドル26の前方には、前部にメータバイザ173aを一体に備えたメータパネル173が設けられ、メータパネル173には、図2および図3に示すように、車両に関する速度やエンジン回転数等の情報を表示するためのメータ55と、メータ55の両側に隣接して配置された一対のスピーカ56とが設けられている。
一対のスピーカ56は、図1に示すように、それぞれ略円筒形状のケース本体56aを備え、これらのケース本体56aは、上述したステアリングステム51と略平行に延出し、車体前方に傾斜するように配置されている。メータ55は、図4に示すように、ロアケース57と、メータ本体58と、リフレクタプレート59と、レンズアッセンブリ60とを備え、これらを組み合わせて構成されている。ロアケース57、リフレクタプレート59およびレンズアッセンブリ60は、略同一の外形形状を有し、それぞれの両縁部には、内側に略円弧状に凹んだ逃げ部61,62が形成されている。
逃げ部61,62は、図2および図3に示すように、両側に配置されたスピーカ56の略円形形状に対応し、スピーカ56の外縁部が、逃げ部61,62に接近し入り込むことで、メータパネル173の長手寸法を小さくできる。これによれば、メータパネル173自体が小型化されるため、ハンドル操舵部周辺のコンパクト化が可能になる。メータ55には、図中左から順に、燃料タンクの燃料量計55a、速度計55b、デジタル表示時計55c、エンジン回転数計55d、水温計55e等の車両に関する各種の表示手段が設けられ、スピーカ56に近接した上記逃げ部61,62側には、速度計55b、エンジン回転数計55d以外の表示手段として、水温計55e、燃料量計55a等がそれぞれ配置されている。水温計55e、燃料量計55a等は走行中の必要情報を表示するものではなく、これらはスピーカ56に近接するメータ側部に小さく表示し、本構成では、走行中に特に必要な情報を表示する速度計55b、エンジン回転数計55d等は、メータ中央に大きく表示して視認性を高めている。
本構成では、上述したハンドル操舵部周辺に、音響装置における再生操作等を指示する音響操作装置70が設けられている。音響操作装置70は、メータ55と別体に形成されており、ヘッドパイプ27(図1参照。)の軸方向から見て、図3に示すように、ヘッドパイプ27を境に後方、すなわち運転者側に配置されている。メータ55は、ヘッドパイプ27を境に前方、運転者から離れる側に配置されている。
音響操作装置70は操作ユニット72を備え、操作ユニット72の前縁には、ハンドルポスト50の外縁部が入り込む略円弧状の逃げ部73が形成されている。操作ユニット72の表面には、逃げ部73に隣接して、音響再生情報等を表示する横長形状の表示部74が設けられ、さらに、表示部74と略平行に複数の操作部71が略横一列に配置されている。これら操作部71は、図中左から順に、外部音声入力操作部(AUX)71a、AMラジオ操作部71b、FMラジオ操作部71c(以上、音源切換用操作部。)、ラジオ選局または選曲を行うためのマイナスチューナー71d、音量調整に関するボリューム操作部71e、ラジオ選局または選曲を行うためのプラスチューナー71f、交通情報受信用操作部71g、消音用電子ボリューム操作部71h、そして、音響操作を行うための低音高音バランス調整用操作部71i等である。表示部74の横には電源操作部71jが配置される。本構成では、ボリューム操作部71eが、操舵部の近傍、かつ音響操作装置70の操作ユニット72の略中心部に配置されている。
図5は、音響操作装置70を運転席側から見た図、図6は、音響操作装置70を取り外して運転席側から見た図である。図5に示すように、音響操作装置70の下方には、上述したインナーカバー158a(図1参照。)に形成されたインナーボックス(収納ボックス)75が配置され、インナーボックス75の左右開口75a,75bには、それぞれ小物収納用のポケットカバー76(図1)付きのポケットカウル77(図1)が引き出し自在に設けられている。78はエンジン始動スイッチである。図6に示すように、インナーボックス75の上面と、メータバイザ173aを一体に備えたメータパネル173との間には、空間Kが形成されている。
図7は、インナーボックス75の周辺構成を示す側面図、図8は、同じく上面図、図9は、同じく斜視図である。上記空間Kは、図7に示すように、略水平に配置されたインナーボックス75の上面と、所定の角度で略前上がりに配置されたメータパネル173と、所定の角度で略前下がりに配置されたスピーカ56のケース本体56aとで囲まれた、側面視で略三角形状の空間Kであり、該空間Kは、その側面部がフロントサイドカバー157で覆われている。該空間Kのうち、インナーボックス75の左開口75aの上方に該当する空間K1内には、図7ないし図9に示すように、音響部品79が略水平状態で配置されている。音響部品79は音響装置を構成し、コネクタ79d(図7)を介して、バッテリー電源と、一対のスピーカ56と、音響操作装置70とに接続されている。そして、音響部品79は、図示は省略したが、ボリューム操作部71eの操作に連動して音量を変化させるパワーアンプや、アンテナ線79e(図7)を介して車体後部のアンテナ(不図示)に接続されたAM、FMラジオの受信機等を収納し、さらには、携帯型オーディオプレーヤ(不図示)を接続するための外部音声入力端子、制御線の接続端子等を備える。これら端子(不図示)は、音響部品79の略真下に位置するインナーボックス75の左開口75aの内側空間内に延び出し、該空間内で携帯型オーディオプレーヤに接続可能である。音響部品79のケースは略矩形状であり、その奥端部には、スピーカ56のケース本体56aと干渉しないように、ケース本体56aを避けるための斜め前方に傾斜した逃げ部79a(図7)が形成されている。
本構成では、図1に示すように、音響部品79と、ユニットスイングエンジンUEとが距離的に大きく離れている。ユニットスイングエンジンUEは、ヘッドパイプ27に連設されて後ろ下がりに延びる左右一対の上ダウンフレーム37の下方側に配置され、音響部品79は、上述のようにハンドル操舵部近傍に配置されている。これによれば、ノイズの発信源であるエンジンEから音響部品79を離したため、エンジンEのノイズの影響が音響部品79に及ぶことを少なくできる。
つぎに、音響装置の操作方法を説明する。
図3において、電源操作部71jで電源を入れ、AMラジオ操作部71b、FMラジオ操作部71cのいずれかを操作した場合、AM、FMラジオのいずれかのラジオ音源に切換わり、それ以降、操作部71の操作により、上記ラジオ音源を、ハンドル操舵部近傍に配置された一対のスピーカ56で演奏可能になる。このとき、マイナスチューナー71dまたはプラスチューナー71fのいずれかの操作により、ラジオ局の選局が可能であり、略中央のボリューム操作部71eの操作により、音量調整が行われる。交通情報受信用操作部71gの操作により、高速道路内での交通情報受信に切換わり、消音用電子ボリューム操作部71hの操作により、ミュートに切換わる。
インナーボックス75の左開口75aの内側空間内に延びた各端子(不図示)に、携帯型オーディオプレーヤ、例えばiPod(登録商標)を接続し、外部音声入力操作部71aを操作して外部音声入力に切換えると、それ以降、操作部71の操作により、携帯型オーディオプレーヤに記憶された楽曲を、ハンドル操舵部近傍に配置された一対のスピーカ56で演奏可能になる。この場合、マイナスチューナー71dまたはプラスチューナー71fのいずれかの操作により、楽曲の選曲が行われ、略中央のボリューム操作部71eの操作により音量調整が行われる。このときも、交通情報受信用操作部71gの操作により、高速道路内での交通情報受信に切換わり、消音用電子ボリューム操作部71hの操作により、ミュートに切換わる。
本構成では、図2および図3に示すように、車両に関する情報を表示するメータ55と、音響装置における再生操作等を指示する音響操作装置70とが別体で構成されるため、これらが混在する構成に比べ、運転者にとっての視認性が向上する。運転中にメータ55のメータ表示を確認する必要から、その視認性は重要であるが、メータ55は、ヘッドパイプ27を境に前方、運転者から離れる側に配置されているため、メータ55に対する十分な視認性を確保でき、しかも音響操作装置70はヘッドパイプ27を境に後方、すなわち運転者側に配置されているため、メータ55の視認性を確保しつつ、音響操作装置70の操作性が向上する。
音響操作装置70には、音響操作あるいは選曲を行う複数の操作部71が設けられ、それら操作部71のうち、操作頻度の高い音量調整に関するボリューム操作部71eが、操舵部の近傍かつ音響操作装置70の操作ユニット72の中心部に配置されるため、ハンドル操作を行う場合にボリューム操作部71eが常に操舵部の中心から離れることがなく、より一層操作し易いものとなる。
本実施の形態では、図7に示すように、インナーボックス(収納ボックス)75の上面と、メータパネル173と、スピーカ56のケース本体56aとで囲まれたデッドスペースの空間K内に音響部品79を配置しているため、もともと存在したデッドスペースを有効活用することができ、収納ボックスの収納容量を減少させる必要がない。特に、スクータ型車両では、収納スペースが限られているため、上記構成により、音響部品の効率的な配置が可能となる。
本実施の形態では、音響操作装置70と近接した位置に存在するインナーカバー158aに形成されたインナーボックス(収納ボックス)75の上面に音響部品79を配置しているため、音響部品79と音響操作装置70との物理的な距離が短くなる。したがって、音響部品79と音響操作装置70とをケーブルを介して接続する際、このケーブルが短くてすみ、ケーブルのたるみ、ゆるみを防止できると共に、ケーブルが他の機器や車両装置と絡まることを避けることができる。
本実施の形態では、図7に示すように、メータパネル173の下方に音響部品79が配置されているため、音響部品79のために特別な防水設備を設けたり、音響部品79に防水機能を具備させたりすることなく、防水装備メータパネル173が屋根となり、音響部品79の防水性を確保することができる。
本実施形態では、図7に示すように、音響部品79に、スピーカ56のケース本体56aを避けるための斜め前方に傾斜した逃げ部79aが形成されているため、音響部品79を空間Kに配置する際には、音響部品79とケース本体56aとの間に無駄な隙間を作ることなく、これらを極力接近させて配置することが可能であり、音響部品79を空間Kに効率的に配置できる。
本実施の形態では、音響部品79に携帯型オーディオプレーヤ(不図示)を接続するための端子(不図示)が、インナーボックス75の内側空間内に延び出しているため、該空間内で該携帯型オーディオプレーヤを接続可能であり、該内側空間をプレーヤ接続のための空間として兼用化できる。なお、上記実施の形態では、インナーボックス75と車体カバーとの間に音響部品79を配置した例で説明したが、これに限定されず、ほかの収納ボックス、例えば、収納ボックス30と車体カバーとの間に上記音響部品79を配置してもよい。この場合も、収納ボックス30と車体カバーとの間のデッドスペースを有効活用できると共に、該収納ボックス30の内側空間をプレーヤ接続のための空間として兼用化できる等の効果が得られる。
本構成では、図2および図3に示すように、メータ55に逃げ部61,62が形成されており、この逃げ部61,62は、両側に配置されたスピーカ56の略円形形状に対応しているため、スピーカ56の外縁部が、逃げ部61,62に接近し入り込むことで、メータパネル173の長手寸法を小さくできる。これによれば、メータパネル173自体が小型化されるため、ハンドル操舵部周辺のコンパクト化が可能になる。
また、本構成では、メータ55において、走行中の必要情報ではない水温計55e、燃料量計55a等は、スピーカ56に近接するメータ側部に小さく表示し、走行中に特に必要な情報を表示する速度計55b、エンジン回転数計55d等は、メータ中央に大きく表示している。これにより、視認性を向上することができる。
上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。例えば、本発明は、スクータ型車両への適用に限定されるものではなく、ロードスポーツ車両やデュアルパーパス車両等、各種の自動二輪車に適用可能である。
[第2の実施の形態]
図10は、本発明を適用した第2の実施の形態に係る音響操作装置70の周辺を運転席側から見た図である。図11は、メータパネル173を取り外した状態の操舵部周辺の平面図であり、一部を断面で示したものである。
この第2の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
本第2の実施の形態では、図6に示したエンジン始動スイッチ78に代えて、図10に示すように、電子キーシステムのメインスイッチノブ278が備えられている。このメインスイッチノブ278は、その操作により、灯火類、ホーン、及びエンジン始動用等の電気回路及びハンドルロック機能のON/OFFが切換えられる。ハンドルロック機能は、駐車時に、操向ハンドル26を切った状態に固定し、ハンドル操舵を不能にするものである。
メインスイッチノブ278は、図10に示すようにLOCK、OFF及びONの3つの操作位置を有し、運転者の回動操作により所望の操作位置に操作され、またメインスイッチノブ278は、それを押動操作も可能に構成されている。メインスイッチノブ278がLOCKの状態では、電気回路は遮断され、操向ハンドル26はロックされた状態になる。メインスイッチノブ278がOFFの状態では、電気回路は遮断されたままであるが、操向ハンドル26のロックが解除され、運転者は車両を押して移動させることができる。メインスイッチノブ278がONの状態では、電気回路の遮断が解除され、運転者はハンドル右に設けられたスタータスイッチ179を押すことでエンジンEを始動できる。また、車両に施錠をする際には、メインスイッチノブ278をOFF又はLOCKにして運転者が車両から所定の距離だけ離れればメインスイッチノブ278が自動的にロックされ、回動操作が不能になる。
この電子キーシステムは、運転者の持つリモコン装置206(図14、図15)に格納された電子キーであるIDと車両の持つIDとが電子的な通信により認証され、IDが一致した場合にのみ、メインスイッチノブ278が回動操作できるようになる。この電子キーシステムによれば、正規のリモコン装置206を持った運転者が、メインスイッチノブ278を押せば、リモコン装置206を介してIDの認証処理が行われてその後メインスイッチノブ278が回動操作できる。そのため、運転者は鍵穴にキーを差し込む必要が無く、車両の施錠及び解錠が容易になるという利点がある。
メインスイッチノブ278は、図11に示すように、ヘッドパイプ27の右側において、インナーボックス75の右開口75b(小収納ボックス)の左に隣接して配置されている。ヘッドパイプ27の左側に位置するインナーボックス75の左開口75a(大収納ボックス)は、右開口75bより大型で容量が大きくなっている。また、インナーボックス75は、ポケットカバー76(図1)により閉じられ施錠される。
音響操作装置70は、図5に示したものと同一のものであり、図10及び図11に示すように、音響部品79と別に設けられ、音響部品79の上方においてステアリングステム51(ハンドル操舵軸)を境に後方、すなわち運転者側に配置されている。また、車体の表面に露出した音響操作装置70は車体カバー34の一部を構成している。
本第2の実施の形態では、音響操作装置70と隣接して接続されて車体カバー34の一部を構成するメータパネル173において、図10に示すように、音響操作装置70の右上方の位置には、乗車用シート31の解錠を指示するシートスイッチ281及び、インナーボックス75の解錠を指示するボックススイッチ282が配置されている。シートスイッチ281及びボックススイッチ282は、メータパネル173に設けられた孔209からメータパネル173の外表面に臨んでいる。
図11に示すように、操舵部周辺の車体カバー34の内側に位置するヘッドパイプ27には、操向ハンドル26(図10)と連結されるステアリングステム51が操舵可能に支持され、ステアリングステム51の左側近傍には、音響部品79が、メータパネル173とインナーボックス75の左開口75aの上面壁との間に配置されている。
一方、メータパネル173の下方においてステアリングステム51の右側面には、メインスイッチノブ278により操作されるハンドルロック装置200が配置されている。ハンドルロック装置200は、ヘッドパイプ27を介してハンドルをロックするため、ヘッドパイプ27の近傍に配置される。ハンドルロック装置200は、電子キーシステムの一部を構成するものであり、各電気回路及びハンドルロック機能のON/OFFを切換えることができる。
車体カバー34の内側において、ハンドルロック装置200の右隣には、運転者が持つリモコン装置206(図14)にID信号を送信するアンテナ205が配置されており、アンテナ205は、ハンドルロック装置200に接続されている。
また、アンテナ205の前方には、乗車用シート31及びインナーボックス75を解錠するためのアクチュエータ207が配置されている。アクチュエータ207からは、後述するシートケーブル212及び、ボックスケーブル213が延びている。アンテナ205及びアクチュエータ207は、ハンドルロック装置200の近傍に配置されるとハンドルロック装置200との距離が少なく、結線に便利である。
図12は、運転者側から見た車両の内部の構成を示す斜視図であり、図13は、車両の前方から見た車両の内部の構成を示す斜視図である。
ヘッドパイプ27の前部には、略水平に延びた略矩形の前部フレーム250が取付けられている。前部フレーム250には、運転者側に斜め上方向に延びる上部フレーム251及び下方に延びる前面フレーム252が接合されている。また、前部フレーム250の右側には、運転者側に向かって延びる前部サブフレーム253が接続されている。車体カバー34の一部は、上部フレーム251及び前面フレーム252によって支持されている。
前部サブフレーム253には、シートスイッチ281、ボックススイッチ282、アンテナ205、及びアクチュエータ207が、各ステー(不図示)を介して取付けられている。
また、前部フレーム250近傍には、各種電装品の接続端子を収容するブーツ254、左右一対のヘッドライトユニット255及び、バンク角センサー256等が配置されている。
ここで、ハンドルロック装置200について説明する。図14は、ハンドルロック装置200の構成を示す図である。図15は、ハンドルロック装置200の周辺の斜視図である。
ハンドルロック装置200は、図14に示すように、ハンドル操舵を不能にするシリンダ錠201、シリンダ錠201の回動を規制するロックソレノイド202、シリンダ錠201の回動に応じてスイッチング動作するメインスイッチ203、メインスイッチノブ278及び電子キーシステムを制御する制御ユニット204を備えて構成される。ハンドルロック装置200は、構成部品が多いため、比較的大きい部品になっている。
また、制御ユニット204には、アンテナ205、シートスイッチ281、ボックススイッチ282、リモコン装置206のIDを受信する受信ユニット210、アクチュエータ207及び、エンジンEの点火時期及び燃料噴射量を制御するコントローラ211が接続されている。
制御ユニット204は運転者の指示に応じて、アンテナ205に対し、車両固有のIDを運転者の持つリモコン装置206に送信するよう制御する。リモコン装置206は、受信したIDを車両の受信ユニット210に返信し、ついで、制御ユニット204が受信したIDを照合し、認証されると電子キーシステムによるロックが解除される。具体的には、運転者がリモコン装置206の電源を入れた状態で、メインスイッチノブ278を押すと、車両固有のIDがリモコン装置206に送信され、リモコン装置206の返信したIDが制御ユニット204に認証されると、シリンダ錠201の回動を規制するロックソレノイド202が作動し、メインスイッチノブ278の回動操作が可能になる。
図15に示すように、アクチュエータ207からは、乗車用シート31の開閉をロックするシートロック221に接続されるシートケーブル212及び、インナーボックス75の開閉をロックするボックスロック222に接続されるボックスケーブル213が延びている。音響操作装置70の右上方に位置するシートスイッチ281及びボックススイッチ282が押圧操作されると、ハンドルロック装置200の制御ユニット204は、アクチュエータ207を作動させ、押圧操作に対応するシートケーブル212及びボックスケーブル213が引っ張られて、シートロック221またはボックスロック222が解錠される。また、シートスイッチ281及びボックススイッチ282は、メインスイッチノブ278がLOCKまたはOFFのときにのみ作動し、走行中に誤って乗車用シート31及びインナーボックス75が解錠されないようになっている。
図16、図17は上記操作ユニット72の一部断面図であり、図16は、図3においてA−A線に沿った断面図、図17は、B−B線に沿った断面図である。
操作ユニット72は、下ケース83と上ケース84とを備え、各ケース83,84の間にシート状のシール部材91を挟んで構成されている。上ケース84には、運転者側に臨むボリューム操作部71eのほか、上述した各種の操作部71(図3参照)が横一列に取付けられ、下ケース83には、ボリューム操作部71eを含む各種の操作部71に対応し、該ボリューム操作部71e等が操作された場合に、操作信号が入力される基板80が取付けられている。上記基板80には、ボリューム操作部71eの回転操作に連動して、周方向に回転する円柱形状のボリューム軸85が、ホルダ86を介して取付けられ、ホルダ86は、基板80の下側から孔80aを介してビス87により基板80に固定されている。
上ケース84には、基板80と略平行に延びるガイド88が固定され、このガイド88の環状の筒部88aをボリューム軸85が貫通し、該ボリューム軸85は軸シール89を介してガイド88に回転自在に支持されている。
図18は、上記シール部材91を示す。図19は、図16のD部を拡大した断面図である。
このシール部材91は、弾性を有する材料で構成され、図18中に想像線で示す上ケース84の外形よりも若干小さい外形を有し、その周縁部には外縁に沿って周方向に一連に延びる、ほかの部位よりも厚肉に形成された縁部肉厚部91aが形成されている。この縁部肉厚部91aは、図16,図17に示すように、下ケース83と上ケース84の結合時に、それぞれの縁部83a,84a間に介装される。
シール部材91には、図18に示すように、開口91cが形成され、この開口91cを上記ボリューム軸85が貫通している(図16,図17)。シール部材91の開口91cの周縁部には、図16に示すように、上ケース84側に向かう円環状の突起部91bが形成され、該突起部91bの上端縁には、ほかの部位よりも厚肉で、縁部肉厚部91aの厚さと略同等の厚さを有する端部肉厚部91dが形成されている。また、図18に示すように、突起部91bの端部肉厚部91dに対向し、上ケース84のガイド88には、円環状の溝88cが形成され、下ケース83と上ケース84の結合時には、突起部91bの端部肉厚部91dが、円環状の溝88cに嵌合されている。なお、溝88cは、上ケース84の側に形成されていれば良く、例えば上ケース84自体に溝88cが形成されていても良い。
本構成では、下ケース83と上ケース84間に、シール部材91が介装され、該シール部材91により、下ケース83内への水や塵埃の浸入が防止される。例えば車体カバー34とボリューム操作部71eとの間から上ケース84内に水が浸入しても、この水は、シール部材91の縁部肉厚部91aおよび端部肉厚部91dで阻止され、下ケース83内への浸入が防止され、その内部の基板80が保護される。
シール部材91は、縁部肉厚部91aが、下ケース83の外縁部83aと上ケース84の外縁部84aとによって挟まれた状態で固定されるため、上ケース84が、ビスにより下ケース83に締め付けられると、縁部肉厚部91aは、外縁部83aと外縁部84aとにより挟まれて変形した状態で接続され、縁部肉厚部91aの密着力が増し、高いシール性を得ることができる。
下ケース83と上ケース84との合わせ面は、その全周が縁部肉厚部91aによってシールされるため、操作ユニット72の側面のシール性が確保される。
さらに、外縁部84aが、外縁部83aの外側を上から覆っているため、縁部肉厚部91aに水や塵埃が浸入しにくい。
また、下ケース83には適宜位置に支持部材94が設けられ、該支持部材94により、シール部材91が、その下側から支持されている。
シール部材91に立設された円環状の端部肉厚部91dは、ガイド88に形成された円環状の溝88cに差し込まれて、端部肉厚部91dが変形した状態で接続されるため、端部肉厚部91dの密着力が増し、高いシール性を得ることができる。下ケース83と上ケース84の組立て時には、立設された端部肉厚部91dに溝88cを上から差し込むだけで良く、組立てが容易である。
本構成では、図18に示すように、シール部材91において、縁部肉厚部91aと開口91cとの距離Lが近い。
例えば、端部肉厚部91dを形成せずに、代わりに開口91cの縁部に縁部肉厚部91aと同様の肉厚部を形成し、ガイド88の大径部88bの側面に溝を設けて、この溝に肉厚部を差し込んで、ガイド88とシール部材91とを接続する場合、縁部肉厚部91aと開口91cとの距離Lが近いため、接続に十分な長さの肉厚部を開口91cの縁部に形成することが難しい。
本実施の形態では、開口91cに立設された端部肉厚部91dにより、ガイド88とシール部材91とを接続するため、縁部肉厚部91aと開口91cとの距離Lが近い場合においても、接続に十分な長さの端部肉厚部91dを確保でき、高いシール性を持って接続できる。すなわち、シール部材91の面上に端部肉厚部91dを立設させれば、シール部材91の面上の位置を問わず、所望の位置にシール性を持った接続部を配置することができ、配置の自由度が高い。
図20は、図16のC−C線に沿った断面図である。
ガイド88の溝88cの内径側には、端部肉厚部91dが差し込まれる溝88cに連通するスリット92が形成されている。スリット92の幅Wは、端部肉厚部91dの厚みの半分程度である。スリット92は、端部肉厚部91dを差し込む際のエア抜きのために設けられており、差し込みの際に、スリット92からエアが抜けることで容易に端部肉厚部91dを差し込むことができる。スリット92は、ガイド88の内側に連通し、スリット92から水等が浸入することがない。
本第2の実施の形態では、ハンドルロック装置200が、ステアリングステム51の一側に配置され、音響部品79が、ステアリングステム51の他側にそれぞれ分かれて配置されるため、電子キーシステムに連動した大型のハンドルロック装置200を搭載しても、音響部品79をハンドルロック装置200が配置されない側に搭載でき、音響部品79の効率的な配置が可能になる。
また、音響部品79と別に設けられた音響操作装置70が、音響部品79の上方においてステアリングステム51の後方で車体カバー34の一部を構成するように配置されるため、音響部品79の位置に影響を受けることなく、操作性が優れた位置に音響操作装置70を配置できる。さらに、音響操作装置70が音響部品79と別体であれば、音響部品79が小型化されるため、より小さいスペースに音響部品79を配置できる。
また、ハンドルロック装置200は、ヘッドパイプ27の側面に配置され、ハンドルロック装置200とメータパネル173との間の空間にインナーボックス75の右開口75bが配置される一方、ヘッドパイプ27の反対側においてメータパネル173の下方に右開口75bより大きいインナーボックス75の左開口75aが配置され、音響部品79は、左開口75aの上面壁とメータパネル173とで囲まれる空間に配置されているため、左開口75aの上面壁とメータパネル173とで囲まれたデッドスペースを利用して、音響部品79の効率的な配置が可能になる。
また、電子キーシステムに連動するシートスイッチ281及びボックススイッチ282が、音響操作装置70の操作部71に隣接して、メータパネル173の外表面に臨むように配置されており、運転者とシートスイッチ281及びボックススイッチ282との距離が近いため、操作性が良い。さらに、操作部71とシートスイッチ281及びボックススイッチ282との距離が近く操作対象が集約されているため操作性が良い。
また、上ケース84の側に設けられた溝88cに接続されるシール部材91の端部肉厚部91dが、シール部材91に立設されているため、シール部材91の所望の位置に接続部としての端部肉厚部91dを配置することができ、接続部の配置の自由度が高い。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様であり、本発明は上記実施の形態に限定されない。例えば、上記実施の形態では、電子キーシステムに連動するシートスイッチ281及びボックススイッチ282がメータパネル173の外表面に臨むように配置されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ハンドルロックを制御するスイッチ等がメータパネル173の外表面に臨むように配置されても良く、その他の細部構成についても任意に変更可能である。
本発明による自動二輪車の一実施の形態を示す側面図である。 同じく操向ハンドルを含む操舵部を示す斜視図である。 操舵部をヘッドパイプの軸方向から見た図である。 メータの分解斜視図である。 音響操作装置を運転席側から見た図である。 音響操作装置を取り外して運転席側から見た図である。 インナーボックスの周辺構成を示す側面図である。 同じく上面図である。 同じく斜視図である。 第2の実施の形態に係る音響操作装置の周辺を運転席側から見た図である。 メータパネルを取り外した状態の操舵部周辺の平面図であり、一部を断面で示したものである。 運転者側から見た車両の内部の構成を示す斜視図である。 車両の前方から見た車両の内部の構成を示す斜視図である。 ハンドルロック装置の構成を示す図である。 ハンドルロック装置の周辺の斜視図である。 図3においてA−A線に沿った断面図である。 図3においてB−B線に沿った断面図である。 シール部材の平面図である。 図16のD部を拡大した図である。 図16のC−C線に沿った断面図である。
符号の説明
26 操向ハンドル
27 ヘッドパイプ
51 ステアリングステム(ハンドル操舵軸)
55 メータ
55b 速度計
55d エンジン回転数計
56 スピーカ
56a ケース本体
61,62 逃げ部
70 音響操作装置
71 操作部
71e ボリューム操作部
72 操作ユニット
74 表示部
75 インナーボックス(収納ボックス)
75a 左開口(大収納ボックス)
75b 右開口(小収納ボックス)
79 音響部品
80 基板
83 下ケース
84 上ケース
85 ボリューム軸
88 ガイド
88c 溝
91 シール部材
91d 端部肉厚部
173 メータパネル
173a メータバイザ
200 ハンドルロック装置
204 制御ユニット
206 リモコン装置
278 メインスイッチノブ
281 シートスイッチ
282 ボックススイッチ
UE ユニットスイングエンジン

Claims (12)

  1. ハンドル操舵部およびエンジン(E)を支持する車体フレーム(F)を車体カバー(34)で覆い、車体カバー(34)の内側に物品を収納する収納ボックス(75a)を配置すると共に、ハンドル操舵部の近傍に音響部品(79)における再生操作等を指示する音響操作装置(70)を配置した自動二輪車において、
    前記収納ボックス(75a)を車体の左右一側に配置し、前記収納ボックス(75a)の上方の前記左右一側の前記車体カバー(34)で囲まれる空間内に前記音響部品(79)を配置し
    前記音響部品(79)は、外部音声ならびにラジオ音源が演奏可能であり、
    前記音響操作装置(70)は、操作ユニット(72)の表面に、音源を前記外部音声に切り替えるための外部音声入力操作部(71a)を含み、当該外部音声入力操作部(71a)は、前記収納ボックス(75a)の上方に配置される車体カバー(34)のうち前記左右一側に配置されることを特徴とする自動二輪車における音響装置の取付け構造。
  2. 前記音響操作装置(70)は、前記操作ユニット(72)の表面の前記左右一側に、前記外部音声入力操作部(71a)、及び、音源をラジオ音源に切り替える操作子(71b,71c)を有する音源切換用操作部を備え、
    前記外部音声入力操作部(71a)は、ラジオ音源に切り替える前記操作子(71b,71c)よりもさらに一側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車における音響装置の取付け構造。
  3. 前記収納ボックス(75a)は、前記車体カバー(34)のうち、ハンドル操舵部を後方から覆うインナーカバー(158a)に形成されたインナーボックスであることを特徴とする請求項1または2に記載の自動二輪車における音響装置の取付け構造。
  4. 前記車体フレーム(F)は、ハンドルを操舵可能に支持するヘッドパイプ(27)と、前記ヘッドパイプ(27)から車両後方に下方に指向して延出したダウンフレーム(37)とを備え、エンジン(E)を含むパワーユニットは、前記ダウンフレーム(37)の下方側に設けられ、前記収納ボックス(75a)は、前記ヘッドパイプ(27)の近くに配置されたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の自動二輪車における音響装置の取付け構造。
  5. 前記車体カバー(34)は、前記収納ボックス(75a)の上方を覆うメータパネル(173)で構成されていることを特徴とする請求項またはに記載の自動二輪車における音響装置の取付け構造。
  6. 前記メータパネル(173)には、スピーカ(56)が取付けられると共に、前記音響部品(79)には、前記スピーカ(56)を避けるための逃げ部(79a)が構成されたことを特徴とする請求項に記載の自動二輪車における音響装置の取付け構造。
  7. ハンドル操舵部およびエンジン(E)を支持する車体フレーム(F)を車体カバー(34)で覆い、ハンドル操舵部の近傍に音響部品(79)における再生操作等を指示する音響操作装置(70)を配置した自動二輪車において、
    前記自動二輪車は、駐車時にハンドル操舵を不能にするハンドルロック装置(200)を備えるとともに、これと連動させた電子キーシステムを搭載し、
    車体フレーム(F)は、ハンドル(26)に連結されるハンドル操舵軸(51)を操舵可能に支持するヘッドパイプ(27)を備え、
    前記ハンドルロック装置(200)を前記ハンドル操舵軸(51)の一側と前記車体カバー(34)とで囲まれる空間内に配置し、
    前記ハンドル操舵軸(51)の他側と前記車体カバー(34)とで囲まれる空間内に収納ボックス(75a)を配置し、前記収納ボックス(75a)の上方の前記左右一側の前記車体カバー(34)で囲まれる空間内に前記音響部品(79)を配置し、
    前記音響部品(79)は、外部音声ならびにラジオ音源が演奏可能であり、
    前記音響操作装置(70)は、操作ユニット(72)の表面に、音源を前記外部音声に切り替えるための外部音声入力操作部(71a)を含み、当該外部音声入力操作部(71a)は、前記収納ボックス(75a)の上方に配置される車体カバー(34)のうち前記ハンドル操舵軸(51)の他側に配置されることを特徴とする自動二輪車における音響装置の取付け構造。
  8. 前記音響操作装置(70)は、前記操作ユニット(72)の表面の前記ハンドル操舵軸(51)の他側に、前記外部音声入力操作部(71a)、及び、音源をラジオ音源に切り替える操作子(71b,71c)を有する音源切換用操作部を備え、
    前記外部音声入力操作部(71a)は、ラジオ音源に切り替える前記操作子(71b,71c)よりもさらに他側に配置されることを特徴とする請求項7に記載の自動二輪車における音響装置の取付け構造。
  9. 前記音響操作装置(70)は、前記音響部品(79)と別に設けられた操作ユニット(72)を備え、
    この操作ユニット(72)は、前記車体カバー(34)における前記音響部品(79)より上方で且つ前記ハンドル操舵部より後方の部位に配置されることを特徴とする請求項7または8に記載の自動二輪車における音響装置の取付け構造。
  10. 前記ハンドルロック装置(200)は、前記ヘッドパイプ(27)の側面に配置され、このハンドルロック装置(200)と前記車体カバー(34)との間の空間に小収納ボックス(75b)が配置される一方、前記ヘッドパイプ(27)の反対側の前記車体カバー(34)で覆われる空間に大収納ボックス(75a)が配置され、前記音響部品(79)は、前記大収納ボックス(75a)の上面壁と前記車体カバー(34)とで囲まれる空間に配置されることを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載の自動二輪車における音響装置の取付け構造。
  11. 前記電子キーシステムに連動した機能を操作、又は作動させる操作スイッチ(281,282)又はボタンが、音響操作装置(70)の前記操作ユニット(72)が配置された前記車体カバー(34)の外表面に臨むように配置されたことを特徴とする請求項または10に記載の自動二輪車における音響装置の取付け構造。
  12. 前記操作ユニット(72)は、複数の操作部を有する上ケース(84)と、前記操作部の操作を検出する基板(80)を有する下ケース(83)と、両ケース(84,83)間に介装されるシート状のシール部材(91)とを備え、該シール部材(91)には、下ケース(83)の基板(80)につながる軸(85)が貫通する開口(91c)が形成され、該開口(91c)の周縁部には、前記上ケース(84)側に向かう環状の突起部(91b)、および該突起部(91b)の先端に形成される肉厚部(91d)が設けられ、前記上ケース(84)側には、前記肉厚部(91d)が嵌合する溝部(88c)が形成され、この溝部(88c)に前記肉厚部(91d)が差し込まれて前記肉厚部(91d)が変形し、前記上ケース(84)側と前記シール部材(91)とが接続されることを特徴とする請求項から11のいずれかに記載の自動二輪車における音響装置の取付け構造。
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