JP5006520B2 - 欠陥観察装置及び欠陥観察装置を用いた欠陥観察方法 - Google Patents

欠陥観察装置及び欠陥観察装置を用いた欠陥観察方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体ウェハや液晶パネルなどの製造工程において発生する各種欠陥を観察しその欠陥を分類する欠陥観察装置に関するもので、特にその欠陥部位の画像を高速に自動収集する機能と、その画像を精度良く自動分類する機能とを設けた欠陥観察装置及び欠陥観察装置を用いた欠陥観察方法に関するものである。
半導体ウェハに形成される回路パターンの微細化がますます進んでいる。回路パターンが微細化するにつれ、その製造工程で発生する欠陥が製品歩留まりに与える影響は大きくなってきており、製造段階においてそのような欠陥が発生しないように管理することはますます重要となっている。現在、半導体ウェハの製造現場では、一般的に、ウェハ検査装置と観察装置とを用いることで歩留り対策を行っている。検査装置とは、ウェハ上のどの位置に欠陥が存在するかを高速に調べるものである。光学的な手段もしくは電子線を用いてウェハ表面の状態を画像化しその画像を自動処理することで、欠陥の存在の有無を調べる。検査装置では、その高速性が重要であるため、可能な限り取得する画像の画素サイズを大きく(つまり低解像度化し)することによる画像データ量の削減を行っており、多くの場合、検出した低解像度の画像からは欠陥の存在は確認できても、その欠陥の種類を判別することはできないという課題がある。
一方、欠陥観察装置とは、検査装置によって検出された各欠陥について、画素サイズを小さくした状態で(つまり解像度の高い)画像を撮像し、その欠陥を分類するのに用いられる装置である。現在、各メーカより、画像撮像処理や分類処理を人手もしくは計算機による自動処理で行う欠陥観察装置が市場に投入されている。この欠陥観察装置において十分に精度の高い分類を行うために必要となる画像の解像度は、対象の欠陥により決定される。ますます微細化が進む半導体製造プロセスにおいては、その欠陥サイズが数十ナノメートルのオーダに達していることもあり、画素サイズを数ナノメートルにすることが可能な走査型電子顕微鏡を用いた欠陥観察装置が使われだしてきている。
半導体の生産現場で用いられる欠陥観察用走査型電子顕微鏡(以下レビューSEM)の装置構成や本装置が持つ機能の概略については、特開2001−331784号公報(特許文献1)に開示されている。そこでは、ウェハ検査装置から得られる各欠陥の座標データと、そのウェハをレビューSEMに与えることで、レビューSEM上で、各欠陥を視野に含む画像(以下欠陥画像)とその欠陥画像と同一の視野で欠陥を含まない良品パターンの画像(参照画像)とを自動取得(以下ADR:Automatic Defect Review)し、それらの画像を用いて欠陥を分類する(以下ADC:Automatic Defect Classification)技術について記載されている。
また、特開2003−98114号公報(特許文献2)には、このADRの高スループット化技術に関して、欠陥画像から推定した欠陥の背景回路パターンの周期情報を用いて視野内から欠陥の位置を推定する技術が記載されている。本手法は、視野内に同一の回路構造が周期的に配列されているパターン(例えば半導体メモリのメモリセルパターン)上に欠陥が存在する場合に好適であり、さらに、参照画像の取得を行わないでADRを実行することができるためADRの処理時間(つまり画像取得時間)を大幅に短縮できる。
特開2001−331784号公報 特開2003− 98114号公報
ところで、レビューSEMにおける最重要な技術課題の一つとして、欠陥画像視野からの欠陥位置の自動抽出を行うADRの高スループット化がある。レビューSEMで行うADR処理では、1つの欠陥についての画像を取得する際に、低倍及び高倍の画像撮像が必要であり、また、欠陥画像と参照画像という2種の画像の撮像、それに伴う各種オーバヘッド(例えば、画像取得前の自動焦点合わせや、欠陥画像の撮像位置から参照画像の撮像位置に顕微鏡の視野を移動させるためのステージ移動等)が大きく、1欠陥あたり4秒程度の時間を要するのが通常である。そのため、画像の撮像時間やその他オーバヘッド時間を削減し、1欠陥あたりの時間を短縮することは、レビュー装置の稼働率を向上させるために重要な課題である。
しかしながら、特許文献2に開示された参照画像を用いないADR処理は、処理の高スループット化を実現できる一方、その後行われる欠陥画像の分類処理を高確度で行うことについては考慮されていない。
従って、上記特許文献1及び2の何れにも、高スループットなADRシーケンスにおけるADC処理の技術については考慮されていないと共に、半導体ウェハ上に形成される様々な回路パターンに対応したADR処理とADC処理についても考慮されていない。
本発明の目的は、上記課題を解決すべく、半導体ウェハ等に発生した欠陥を対象として、高スループットで、かつ高精度なADR処理とADC処理とを実現する欠陥観察装置(レビューSEM)及び欠陥観察装置を用いた欠陥観察方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、試料上の各欠陥を撮像して欠陥画像を取得する
画像取得手段を備えた欠陥観察装置を用いた欠陥観察方法において、前記画像取得手段で
取得された少なくとも欠陥画像を用いて欠陥部位周辺の回路パターンの周期性を判定し、
該判定した結果に基づいて各欠陥が存在する欠陥部位の高倍率画像の視野における良品状
態を推定する推定方法を決定し、該決定された推定方法を用いて欠陥部位の良品状態推定
結果を算出する良品状態推定算出ステップと、該良品状態推定算出ステップで算出された
欠陥部位の良品状態推定結果を用いて各欠陥の画像から計算できる欠陥の大きさや欠陥画
像の明るさの特徴量に基づいて、予め設定した分類クラスに分類を行う欠陥分類ステ
ップとを含む画像処理ステップを有し、前記良品状態推定算出ステップにおいて、前記欠
陥部位の高倍率画像の視野における良品状態を推定する推定方法を、前記欠陥画像のうち
高倍率の画像に周期性が有る場合には、該高倍率の画像から判定される周期性に基づいて
前記欠陥の高倍率の画像を用いて推定する第1の方法、並びに、前記欠陥画像のうち高倍
率の画像には周期性が無く低倍率の画像には周期性が有る場合には、各欠陥の低倍率の視
野における良品状態を前記欠陥画像の内低倍率の欠陥画像を用いて推定し、該推定された
低倍率の視野における良品状態を高倍率の視野に拡大する第2の方法、並びに、前記低倍
率及び高倍率の欠陥画像の何れにも周期性が無い場合には、前記画像取得手段により欠陥
部位と同一の回路パターンが形成された欠陥を含まない参照部位の低倍率の参照画像を取
得し、前記低倍率及び高倍率の欠陥画像並びに前記低倍率の参照画像を用いて高倍率画像
の視野における良品状態を推定する第3の方法のうちから決定することを特徴とする。
また、本発明は、試料上の各欠陥を撮像して欠陥画像を取得する画像取得手段を備えた
欠陥観察装置を用いた欠陥観察方法において、低倍率の欠陥画像から欠陥部位を抽出する
ために前記低倍率の欠陥画像に含まれるパターンの周期性から得られる低倍率の欠陥参照
画像を取得する必要が有るか否かの情報に基づいて各欠陥が存在する欠陥部位の高倍率画
像の視野における良品状態を推定する推定方法を決定し、該決定された推定方法を用いて
欠陥部位の良品状態推定結果を算出する良品状態推定算出ステップと、該良品状態推定算
出ステップで算出された欠陥部位の良品状態推定結果を用いて各欠陥の画像から計算でき
る欠陥の大きさや欠陥画像の明るさの特徴量に基づいて、予め設定した分類クラスに
分類を行う欠陥分類ステップとを含む画像処理ステップを有し、前記良品状態推定算出ス
テップにおいて、前記欠陥部位の高倍率画像の視野における良品状態を推定する推定方法
を、前記欠陥画像のうち高倍率の画像に周期性が有る場合には、該高倍率の画像から判定
されるから判定される周期性に基づいて前記欠陥の高倍率の画像を用いて推定する第1の
方法、並びに、前記欠陥画像のうち高倍率の画像には周期性が無く低倍率の画像には周期
性が有る場合には、各欠陥の低倍率の視野における良品状態を前記欠陥画像の内低倍率の
欠陥画像を用いて推定し、該推定された低倍率の視野における良品状態を高倍率の視野に
拡大する第2の方法、並びに、前記低倍率及び高倍率の欠陥画像の何れにも周期性が無い
場合には、前記画像取得手段により欠陥部位と同一の回路パターンが形成された欠陥を含
まない参照部位の低倍率の参照画像を取得し、前記低倍率及び高倍率の欠陥画像並びに前
記低倍率の参照画像を用いて前記高倍率画像の視野における良品状態を推定する第3の方
法のうちから決定することを特徴とする。
また、本発明は、試料上の各欠陥を撮像して欠陥画像を取得する画像取得手段を備えた
欠陥観察装置において、前記画像取得手段で取得された少なくとも欠陥画像を用いて欠陥
部位周辺の回路パターンの周期性を判定し、該判定した結果に基づいて各欠陥が存在する
欠陥部位の高倍率画像の視野における良品状態を推定する推定方法を決定し、該決定され
た推定方法を用いて欠陥部位の良品状態推定結果を算出する良品状態推定算出機能部と、
該良品状態推定算出機能部で算出された欠陥部位の良品状態推定結果を用いて各欠陥の画
像から計算できる欠陥の大きさや欠陥画像の明るさの特徴量に基づいて、予め設定し
た分類クラスに分類を行う欠陥分類機能部とを有する画像処理部を備え、前記良品状態推
定算出機能部において、前記欠陥部位の高倍率画像の視野における良品状態を推定する推
定方法を、前記欠陥画像のうち高倍率の画像に周期性が有る場合には、該高倍率の画像か
ら判定されるから判定される周期性に基づいて、前記欠陥の高倍率の画像を用いて推定す
る第1の方法、並びに、前記欠陥画像のうち高倍率の画像には周期性が無く低倍率の画像
には周期性が有る場合には、各欠陥の低倍率の視野における良品状態を前記欠陥画像の内
低倍率の欠陥画像を用いて推定し、該推定された低倍率の視野における良品状態を高倍率
の視野に拡大する第2の方法、並びに、前記低倍率及び高倍率の欠陥画像の何れにも周期
性が無い場合には、前記画像取得手段により欠陥部位と同一の回路パターンが形成された
欠陥を含まない参照部位の低倍率の参照画像を取得し、前記低倍率及び高倍率の欠陥画像
並びに前記低倍率の参照画像を用いて前記高倍率画像の視野における良品状態を推定する
第3の方法のうちから決定することを特徴とする。
また、本発明は、試料上の各欠陥を撮像して欠陥画像を取得する画像取得手段を備えた
欠陥観察装置において、低倍率の欠陥画像から欠陥部位を抽出するために前記低倍率の欠
陥画像に含まれるパターンの周期性から得られる低倍率の欠陥画像を取得する必要が有る
か否かの情報に基づいて各欠陥が存在する欠陥部位の高倍率画像の視野における良品状態
を推定する推定方法を決定し、該決定された推定方法を用いて欠陥部位の良品状態推定結
果を算出する良品状態推定算出機能部と、該良品状態推定算出機能部で算出された欠陥部
位の良品状態推定結果を用いて各欠陥の画像から計算できる欠陥の大きさや欠陥画像の明
さの特徴量に基づいて、予め設定した分類クラスに分類を行う欠陥分類機能部とを有する画像処理部を備え、前記良品状態推定算出機能部において、前記欠陥部位の高倍率画像の視野における良品状態を推定する推定方法を、前記欠陥画像のうち高倍率の画像に周期性が有る場合には、該高倍率の画像から判定される周期性に基づいて、前記欠陥の高倍率の画像を用いて推定する第1の方法、並びに、前記欠陥画像のうち高倍率の画像には周期性が無く低倍率の画像には周期性が有る場合には、各欠陥の低倍率の視野における良品状態を前記欠陥画像の内低倍率の欠陥画像を用いて推定し、該推定された低倍率の視野における良品状態を高倍率の視野に拡大する第2の方法、並びに、前記低倍率及び高倍率の欠陥画像の何れにも周期性が無い場合には前記画像取得手段により欠陥部位と同一の回路パターンが形成された欠陥を含まない参照部位の低倍率の参照画像を取得し、前記低倍率及び高倍率の欠陥画像並びに前記低倍率の参照画像を用いて前記高倍率画像の視野における良品状態を推定する第3の方法のうちから決定することを特徴とする。
本発明によれば、半導体ウェハ等に発生した欠陥を対象とした欠陥観察装置において、高スループットで、かつ高精度なADR処理とADC処理とを実現することが可能になる。
本発明に係る走査電子顕微鏡を用いた欠陥観察装置(レビューSEM)及びそれを用いた半導体ウェハ上の欠陥に対するADR及びADC処理の実施の形態について図面を用いて説明する。
まず、本発明に係る欠陥観察装置(レビューSEM)の一実施の形態について説明する。図1には、本発明に係る欠陥観察装置(レビューSEM)の概要を示す。電子顕微鏡(SEM)は、1次電子108を発生させる電子源101と、1次電子を加速する為の加速電極102と、1次電子を収束する為の集束レンズ103と、1次電子を2次元走査偏向する偏向器104と、1次電子を試料106上に収束させるための対物レンズ105とを備えて構成される。107は試料106を搭載するステージである。110は試料106より発生した2次電子信号109を検出する検出器であり、120a、120bはそれぞれ反射電子信号119を検出する反射電子検出器である。図1では、反射電子検出器120a、120bは対向して2つ設置されており、それぞれ試料106から放出された反射電子信号の異なる成分を検出するものである。111は検出された信号をデジタル化するためのデジタル化手段である。これらの各部位は、バス118を通じて全体制御部113に接続されている。
本欠陥観察装置には、その他、取得画像に対しADR/ADC処理を行う画像処理部(欠陥分類装置部)114、検査条件などを格納したレシピを記憶するレシピ部116、並びに装置に対し指示を与える為のキーボードやマウスなどのデバイス及び装置からのデータを出力するモニタやプリンタなどからなる入出力部117がバス118により互いに接続されている。なお、画像処理部114は、具体的に、取得した低倍率の欠陥画像及び高倍率の欠陥画像等を基に図2、図3、図5又は図6に示す処理シーケンスに従ってADR/ADC処理を行うCPU1141と、該ADR/ADC処理を行うプログラムを格納したプログラムメモリ1142と、デジタル化手段111から取得される画像データやその他の画像データを格納する画像メモリ1143とによって構成される。
次に、本発明に係る欠陥観察装置を用いたADR処理及びADC処理の第1の実施例について説明する。該第1の実施例は、欠陥SEM画像として撮像された背景の回路パターンがメモリセル等の繰り返しパターンであり、参照SEM画像の撮像を行わないシーケンスを実現した場合であり、その処理内容を図2に示す。
先ず、開始前に、試料ウェハ106はステージ107に搭載されており、さらに試料ウェハを検査装置(図示せず)により検査して得られた各欠陥の位置情報、及び画像撮像する際の各種の電子光学系条件(例えば、加速電圧、プローブ電流、撮像倍率)等の条件がレシピファイルに格納され、それがレシピ部116に格納されているものとする。この際レシピに設定する倍率には通常、低倍率(例えば1万倍程度)及び高倍率(例えば5万倍程度)の2種が設定される。これは、非常に微小な欠陥の分類処理を行うには、対象の微小な構造を解析できるだけの画像情報が必要なために、その撮像倍率を5万倍程度以上に設定する必要があるが、そのような条件下では撮像視野が狭くなり、上記検査装置で検出された欠陥の位置座標と欠陥観察装置(レビューSEM)との位置座標との一致精度が悪い場合には、撮像部位が視野に入らなくなる場合が想定されるからである。この場合、画像取得処理つまりADR処理では、(1)低倍率で視野の広い画像を取得し、その画像視野内からの欠陥位置の抽出、(2)抽出された欠陥位置を高倍率で撮像する、という2ステップの処理が行われることになる。
操作者は、入出力部117を通して、レシピ部116に登録された複数のレシピから、測定に用いるレシピを例えば入出力部117のモニタに表示して指示選択し、そこに格納された処理条件でADR/ADCを行うように全体制御部113に指示を与える。また、必要ならば、レシピ116に格納されている検査装置の結果である欠陥データの内から選択したADR/ADCを行う部分欠陥データを全体制御部113に伝える。全体制御部113は、ADR/ADC対象の欠陥一つ一つについて、試料ウェハ106上の対象欠陥が撮像視野に入るようにステージ107を移動した後(S201)、その箇所の画像データつまり低倍率の欠陥画像を取得する(S202)。画像画像の取得処理では、電子源101より放出された1次電子108が、加速電極102により加速された後、集束レンズ103で収束され、その後さらに対物レンズ105で収束され、試料106の測定部位に照射される。その際、偏向器104は、レシピに登録された倍率で定まる視野範囲を1次電子が2次元走査するように、1次電子ビームを偏向する。電子ビームの照射により試料表面から発生した、2次電子109や反射電子信号119は、2次電子検出器110や反射電子検出器120により捕獲され、シンチレータ(図示せず)により光信号に変換された後さらに、光電子倍増管(図示せず)により電気信号に変換された後、デジタル化手段111で、デジタル信号に変換される。得られたデジタル信号はデジタル画像として、画像メモリ115に格納される。なお、走査型電子顕微鏡においては、その試料から発生する2次電子等のショットノイズが多いため、同一箇所を1度スキャンするだけでは、十分にS/N比の高い画像を得ることができない場合が多い。そのため、通常はレシピに指定されたスキャン回数(フレーム数)だけ、1次電子ビームの走査及びデジタルデータの取得が行われ、後にそれらの平均画像を求めることで画像データを生成する。
該生成された低倍率の画像データが画像メモリ1143に格納されると、画像処理部114内のCPU1141は、全体制御部113からの指示により、プログラムメモリ1142に格納された良品パターン推定プログラムに従った低倍率画像についての良品パターン推定処理(S203)と、プログラムメモリ1142に格納された欠陥抽出処理プログラムに従った低倍率画像での欠陥抽出処理(S204)とを行う。
まず、ここでは、図4(a)に示すように欠陥画像404として撮像された背景の回路パターンがメモリセル401等の繰り返しパターンである場合に、そのパターン上に欠陥402が存在する場合について、CPU1141が画像視野内におけるその欠陥の位置を検出するとともに、図4(b)に示す参照画像つまり欠陥が存在しない良品パターン画像403を推定する方法について説明する。この方法は、画像メモリ1143に取得された欠陥画像404を基に繰り返しパターン401の周期の算出と参照画像403の合成の2ステップからなる。周期算出の方法としては、まず、図4(c)に示すように、画像の左上の矩形領域をテンプレート405、欠陥画像404全体を対象画像として2画像の相互相関係数を求め、そのピーク値を選択することで、X及びY方向のパターンの周期及び代表周期方向を求める。図4のような繰り返しパターンにおいては周期の整数倍についても周期として算出される可能性があるため、そのような候補(つまり相関係数が1に近い値をもつX、Yの周期が)複数ある場合にはその最小のものを選択することにする。また、X、Yのうちその周期が強い、具体的には相関係数が大きい方向を代表方向とする。なお、選択したテンプレート405に偶然欠陥が含まれる場合などで周期が正しく求まらない可能性がある場合には、テンプレート405を複数個、例えば右上、右下、左下の4つ設定し、それらのテンプレートそれぞれから得られた周期値の中間値を選択する等の処理を行なうことで周期計算を安定化させることができる。
次に、各画素について、自画素406の諧調値と、上記求められた代表周期方向に関し、自画素406から上記求められた周期分離れた複数個の画素407の諧調値を選択し、その複数画素407の画像(諧調値)の中間値をその自画素406の諧調値とすることで、図4(b)に示す欠陥の存在しない画像つまり参照画像403を合成して画像メモリ1143に格納することができる。周期分離れた画素が視野から外れる場合であっても、画像の連続性つまり欠陥画像404が無限に繰り返されることを仮定することで画素値を得ることができる。この処理は、欠陥の存在しない領域から上記代表周期方向に上記周期分離れて選択される複数個の画素407はほぼ同一の諧調値を持ち、欠陥部の画素はそれとは異なった諧調値を持つこと仮定している。この方法により、欠陥が周期に比べて非常に大きい場合を除いて、欠陥画像404からその良品画像つまり参照画像403を合成することができる。
その結果、CPU1141は、参照画像403を合成した後に、画像メモリ1143に格納された欠陥画像404と合成参照画像403との差演算を行うことで欠陥を示す差画像が得られ、該差画像を例えば所定のしきい値と比較して欠陥402を抽出し、その欠陥402の位置を計算するつまり欠陥抽出を行うことが可能となる(S204)。
従って、参照画像を撮像して取り込むことなく、CPU1141は、欠陥の存在しない領域から上記代表周期方向に上記周期分離れて選択される複数個の画素407はほぼ同一の諧調値を持ち、欠陥部の画素はそれとは異なった諧調値を持つことを仮定することにより、欠陥画像404から参照画像(欠陥が存在しない良品パターン)403を合成して生成することが可能となり、その結果欠陥画像404と合成参照画像403との差画像を基に欠陥の位置を抽出することが可能となる。
次に、全体制御部113からの指示により、電子顕微鏡(SEM)は、抽出された欠陥位置を中心として高倍率の画像を撮像して画像メモリ1143に格納する(S205)。その後、CPU1141は、全体制御部113からの指示により、再び、プログラムメモリ1142に格納された良品パターン推定プログラムに従った高倍率画像についての良品パターン推定処理(S206)を行い、CPU1141は、プログラムメモリ1142に格納された欠陥抽出処理プログラムに従った高倍率画像での欠陥抽出処理(S207)を行う。
上記高倍率画像についての推定処理(S206)において、例えば図8(a)に示すように、高倍率の欠陥画像804aにおいて欠陥802aの背景部に存在する回路パターン801aの周期が視野に対し十分小さい場合には、S203で行った低倍欠陥画像からの良品パターン推定方式と同様の方法で高倍の良品パターン画像803aの推定を行うことが可能となる。
一方、図8(b)に示すように高倍率で欠陥画像804bを取得した結果、欠陥画像の背景にある繰り返しパターン801bの周期よりもその視野が小さく撮像されるケースつまり、欠陥802bの背景部に存在する回路パターン801bの周期が視野に対し比較的大きい場合においては、S203での処理方法と同一の方法により高倍率の欠陥画像804bの1枚から良品パターン画像803bを推定することは困難になる。この場合は、処理S203で作成した良品パターンの推定画像つまり合成参照画像403を用いることにする。具体的には、CPU1141は、画像メモリ1143に高倍率の欠陥画像804bを取得した際の撮像中心座標値806を撮像時に記憶しておき、その撮像中心座標値806に相当する低倍合成参照画像403の視野807を計算し、その視野の画像をデジタル的に拡大する(デジタルズームする)ことで高倍率の合成参照画像803bを作成して画像メモリ1143に格納する(S206)。なおここまでの説明における参照画像合成処理においては、その対象画像は2次電子画像や反射電子画像などの画像種類には限定されないのは当然である。
なお、CPU1141の良品状態推定算出機能部1141aは、S203、S204、S206を実行することになる。
次に、CPU1141の欠陥分類機能部1141bは、欠陥抽出処理(ADR処理)を行う(S207)。該欠陥抽出処理は、取得した高倍の欠陥画像の視野内に存在する欠陥の位置を自動で調べることにある。即ち、欠陥抽出処理は、高倍率の欠陥画像404と良品パターン推定結果である高倍率の合成参照画像403との間で画像の差演算を行い、その差画像上で諧調値の差が大きい位置を欠陥として自動認識することである。
図9(c)は、図9(a)に示す欠陥画像804と図9(b)に示す合成参照画像803との差演算で得られた差画像を適当なしきい値で2値化し、その差の値が大きい画素のみを黒色で表示したものである。黒色の領域をここでラベル901と呼ぶことにすると、このように、欠陥が複数の背景回路パターンと重なることで、1つの欠陥は複数のラベルの集合として得られることになる。この場合、欠陥全体の領域を表現する方法の一つとして、例えばラベルの凸包902を計算する手法が挙げられる。この場合、凸包により囲まれる領域全体を欠陥が存在する領域とみなすことにする。なお、実際の処理では画像に含まれるノイズ信号が欠陥画像と参照画像で微妙に異なることに起因して欠陥ラベルが誤検出されることがあるため、例えば、ラベルの面積に対するしきい値処理を施すことで、サイズの小さいラベルを凸包の計算対象から削除するといった前処理を行っても良い。
次に、CPU1141の欠陥分類機能部1141bは、欠陥分類処理(ADC処理)を行う(S208)。該欠陥分類処理は、欠陥抽出処理(ADR処理)から得られる高倍率の欠陥画像404と高倍率の合成参照画像403(それぞれ、2次電子画像や反射電子画像からなる)を用いて、高倍率の欠陥画像内に存在する欠陥の形状を認識したり、その欠陥の断面の凹凸状態を調べたり、またその欠陥が背景の回路パターンに対しどの位置にあるか(例えば、配線間をまたがっているのか、1本の配線上に存在するか、もしくは配線が無い領域に存在するか?)を調べその致命性を判定するなど、幾つかの基準を用いることで、各欠陥を複数のクラスに分類する処理である。
なお、ここでいうADC処理とは広い意味での欠陥の特徴づけを意味し、その欠陥に対し、各種の尺度(例えば、大きさ、明るさ、模様の情報や、凹凸、高さなどの3次元情報、周辺パターンとの位置関係、欠陥が配線の形状変化である場合には、配線短絡/断線であるのかといった情報)を用いてその欠陥を定量評価する、もしくは、その欠陥にその特徴によりカテゴライズされる分類クラスのラベル(例えば、異物、パターン欠陥等)を付加することを意味する。その意味で、ADC処理、欠陥分類及び欠陥の特徴付けは同一の意味を持つ。
即ち、欠陥分類処理(ADC処理)においては、以下に示す幾つかの処理が行われる。一つ目は配線認識処理である。これは高倍画像の視野においてどの部位が配線パターン・非配線パターン(つまり下地)であるのかを調べるものである。具体的には高倍率の合成参照画像803から回路パターンの位置を認識する。図10(b)は、図10(a)に示す合成参照画像803に対し2値化処理を行うことで、セル(回路パターン)の部分が背景の下地部よりも暗いという情報利用して、セルを白色に、下地を黒色として2値化処理により認識した結果画像1001を表示したものである。本処理結果1001は、参照画像803の各画素毎に、そこが配線部(回路パターン)であるのか下地であるのかの情報が得られたことを示す。
次に、CPU1141は、欠陥の領域致命性判定処理を行う。これは、先に求めた欠陥凸包902と配線認識結果1001を図11に示すように重ね合わせ、欠陥が配線パターンの対してどの位置に存在するかを判定する処理である。本実施例では、凸包902はセル3つに重なっていることが認識できる。本処理により、本実施例に示すように、欠陥が“複数配線パターンにブリッジする”ケースの他、各“単一の配線パターン上に存在”や、“下地の上に存在”などの特徴を各欠陥に付加することができる。
次に、CPU1141は、欠陥の凹凸状態の認識を行う。これは反射電子119を2つの対向する反射電子検出器120a、120bで検出して画像メモリ1143に格納される反射電子像を用いる。図12は、(a)に示す付着異物など表面に凸形状を持つ欠陥1201を撮像した2つの反射電子像を(b)(c)に模式的に示したものである。図12(b)(c)はそれぞれの視野に対し、それぞれ(1)及び(2)の方向からそれぞれの検出器120a、120bで撮像した像であり、異物欠陥の陰影がそれぞれ逆方向に生じている様子を示している。走査型電子顕微鏡において左右に対向する反射電子検出器120a、120bにより凸形状の物質を観察すると、本図に示す様に、(b)については(1)の方向から照明光を照らした時に見られる陰影のつき方((1)の方向に明るい成分が、(2)の方向に暗い影が見られる)と同様な方向に陰影が見られる画像が得られる。(c)については逆の方向に影が生じる。
凹凸認識の処理手順を図13に示す。図13(a)に示すように実際の試料表面には、形成された配線パターン1301も凹凸形状をもつため、図13(b)に示すように反射電子像1302、1303上には、配線による陰影と欠陥による陰影が混在して存在する。よって欠陥の凹凸判定にはパターンの凹凸判定に影響されない処理が必要である。まず反射電子の欠陥画像(1302と1303)と反射電子像に対して良品パターン推定を行うことで得られた合成参照画像(1304と1305)とに対し差画像を計算することによりその陰影成分を強調した画像を欠陥画像・参照画像それぞれについて取得する(1306と1307)。次に、得られた2枚の画像1306、1307の差演算を行い背景の配線パターンがもつ凹凸の情報を除去し欠陥の凹凸情報が顕在化された画像を取得する(1308)。そしてこの画像から陰影の斜面が存在する方向、具体的には図の白部と黒部の相対位置関係を調べることでこの欠陥が凹みであるのか凸であるのかを判定する。白が黒の右に存在するならば凸、逆ならば凹である。
次に、CPU1141は、これまで得られた画像やその処理結果から特徴量データを計算する。この特徴量とは例えば欠陥の凸包から計算したその欠陥の大きさや、その凸包内部の2次電子画像の平均明るさなど画像から計算できる定量数値である。最後に、これまで計算した各種のデータから最終的な欠陥の特徴付け、つまり欠陥分類を行う。図13に示した実施例では、欠陥は表面構造が凸であるため多くの場合は異物であり、またそれは下地上に存在するものと判定される。分類の他の方法としては、欠陥の面積や明るさなどの情報を用いた統計分類を行うことも可能である。この場合、あらかじめその素性がわかっている複数の異なるクラスの見本欠陥データを数十から数百個ほど取得しておきそれらのデータから同様の特徴量を計算しておき、各クラス毎に特徴量が持つ統計的な性質を調べた教示データを作成しておく。そして、分類対象の特徴量をその教示データと比べることでどのクラスに属する欠陥であるかを判定するものである。ここまで述べた各欠陥の分類シーケンスは、観察対象となる欠陥のすべてが終了するまで続けられる(S209)。
次に、以上説明した処理シーケンスで撮像した画像を順次入出力部に表示する実施例について説明する。即ち、図2における処理シーケンスで撮像した画像を順次入出力部117に表示すれば、ユーザはその処理の過程を目視で確認できる。例えば、図2のシーケンスにおいては、各欠陥について低倍率の欠陥画像404と高倍率の欠陥画像804が撮像されるためこの順で2つの画像404、804が表示される。このように撮像した画像のみを表示すれば、ステージは良品パターンの画像撮像を行っていないことが容易にわかる。また内部で生成された推定の良品パターン画像403、803も同一の画面で表示することも可能である。この場合、その画像が推定結果である旨を表示すればユーザはその画像が実際に撮像されたものでないことを容易に確認できる。なおここで述べたように取得や合成した画像の入出力部117への出力は、この後に述べる他のシーケンスにおいても実施可能である。
次に、本発明に係る欠陥観察装置を用いたADR処理及びADC処理の第2の実施例について説明する。該第2の実施例は、欠陥SEM画像として撮像された背景の回路パターンがロジック回路部など周期性を持たない回路パターンであり、参照SEM画像の撮像を行うシーケンスの場合であり、その処理内容を図3に示す。先の第1の実施例は、メモリセルなどの繰り返しパターン部の上に欠陥が存在したケースのADR/ADC処理シーケンスである。第2の実施例は、ロジック回路部など周期性を持たない回路パターン(例えば図14)上に欠陥が存在する場合のADR/ADC処理シーケンスである。図14に示す欠陥画像及び参照画像は下地パターンを白色、配線パターンを灰色で模式的に示したものである。この場合、先ず、欠陥が存在しない参照パターンが視野入るようにステージを移動させ(S301)、低倍率で参照画像1402を取得する(S302)。この参照パターンとは欠陥部位と同一の回路パターンが形成された領域で欠陥が存在しない領域のことであるが、同一のチップが多数配列して形成される半導体ウェハにおいては、隣接するチップにおいてその欠陥箇所とチップ内の座標が同一の領域を一例として挙げることができる。そして、次に欠陥位置にステージ移動(S303)を行い、低倍率で欠陥画像1401を取得する(S304)。次に、CPU1141は、得られた低倍率の欠陥画像1401及び参照画像1402の差演算を行うことで欠陥位置の抽出を行う(S305)。次に、欠陥位置を中心に高倍の欠陥画像1406を取得する(S306)。次に、CPU1141は、高倍の欠陥画像1406を対象として、良品パターンの推定つまり参照画像1407の合成を行う(S307)。
この方式についてもっとも単純な方法は、図8(b)に示した手法と同様、先に取得した低倍率の参照画像1402を用いて、その高倍率の欠陥画像の視野の位置の部分画像1403をデジタル的にズームして作成することである。このようなデジタルズームは簡便な手法であるが、その低倍率と高倍率の倍率比が大きい場合には、十分な解像度の高倍率の参照画像の推定画像1403を得ることが難しい。この場合、次に示す方法を適用することができる。この方法は、低倍率画像における欠陥抽出結果1404をマスクとし、そのマスクを高倍率までズーム拡大し、該ズーム拡大したマスク画像1405と高倍率の欠陥画像1406を重ね合わせることで、高倍率の欠陥画像の視野において欠陥部ではないであろうと予想される領域を求め、その領域の画像データの部分画像を張り合わせることで、高倍率の参照画像1407を合成することである。例えば、図14において、1404は、取得した低倍の欠陥画像1401と参照画像1402の差画像をあるしきい値で2値化した低倍欠陥2値画像であり、白色の部分が欠陥領域を意味する。本画像を高倍欠陥画像の倍率とその視野が同じになるようにズームアップし、白黒部を反転させたのがマスク画像1405であり、そこにおいて黒色となる領域は欠陥である可能性が高い領域を意味する、つまり、このマスク領域以外の部位(白色部)は正常パターンである可能性が高いことを示す。そこで、高倍欠陥画像1406とこのマスク画像1405を重ねた場合にマスクされない高倍欠陥画像1406の領域の画像データを用いて、マスクされている領域内部を推定することにより、十分な解像度を持つ高倍の良品パターン画像1407を推定する。
より具体的な方式を図15に示す。高倍欠陥画像1406を複数の矩形画像に分割し、そのうちマスク領域1601を含む各矩形領域について(例えば矩形領域1602)、低倍参照画像1402の同一視野をデジタルズームした画像1403において、その領域(1602)と対応する矩形領域(1603)を選択し、次に、その領域のパターンと見かけが類似する矩形領域であって、マスク領域1602に含まれない領域をデジタルズーム参照画像1403内からパターンマッチング法により探し(本例では例えば1604が探索される)、最後に、高倍欠陥画像1406の探索された位置の矩形画像データ1605を、現在の着目矩形領域(本例では1602)に貼り付けるという処理を適用する。本処理を、マスク領域1601を含む区分領域全体について行うことで、高倍率の参照画像1407を合成する。
なお、CPU1141の良品状態推定算出機能部1141aは、S305、S307を実行することになる。
そして、その後、先の第1の実施例において図2により説明した方法と同一の方法で、CPU1141の欠陥分類機能部1141bは、欠陥抽出(S207)と欠陥分類処理(S208)を行う。
図7は、図2、図3、図5及び図6に示すシーケンスにより各欠陥について得られた分類結果を入出力部117に表示した画面の一実施例である。図中701は高倍の欠陥画像で、702は推定された良品パターンの画像である。図7には、分類結果と共に、撮像時の条件(加速電圧など)と実際に取得した画像の種類(本実施例では、低倍欠陥と低倍参照と高倍欠陥の3種類を取得し、高倍参照画像を合成した第2の実施例の場合)を表示する。なお、第1の実施例の場合は、低倍欠陥と高倍欠陥の2種類を取得し、高倍参照画像を合成することになる。
次に、本発明に係る欠陥観察装置を用いたADR処理及びADC処理の第3の実施例について説明する。第1及び第2の実施例においては、それぞれ欠陥が繰り返しパターン及びロジックパターン等の非繰り返しパターンの上に存在する場合のADR/ADCシーケンスについて述べた。実際の半導体ウェハ上には、繰り返しパターンと非繰り返しパターンが混在することがほとんどの場合であり、第1の実施例が適用できるのは、ウェハ上の一部に限られるというような制約がある。第2の実施例は、繰り返しパターン部においても問題なく機能するが、すべての領域に対し第2の実施例を適用することはスループットの面で好適ではない。ここで述べる第3の実施例は、各欠陥について第1及び第2の実施例のどちらの方式を使用するかを判断する機能を備えた欠陥観察装置に関するものである。
第3の実施例のシーケンスを図5に示す。まず、第1の実施例に述べているように、欠陥部が撮像視野に入るようにステージを移動させ(S201)、低倍の欠陥画像404を取得し(S202)、次に、CPU1141は、低倍の参照画像403の合成処理を行う(S203)。次に、CPU1141は、その合成処理が成功したかもしくは失敗したかについて自動判定を行う(S504)。この判定処理において失敗したと判定された場合には、第2の実施例に述べているように、参照パターンへステージを移動し(S301)、低倍の参照画像1402を取得し(S302)、S202で得られた低倍の欠陥画像1401とS302で取得された低倍の参照画像1402とから欠陥抽出を行い(S305)、該抽出された欠陥位置を中心にして欠陥を高倍率で撮像して高倍の欠陥画像1406を取得する。
判定処理S504は、複数の判定基準を用いて行う。第一の判定条件は、周期計算の成功/不成功の判定である。S203の良品パターン推定の処理では、第1の実施例で述べたとおり、図4(c)に示す参照画像の合成処理の1ステップとして周期の計算を行う。ここでは、第1の実施例で述べたとおり、相関係数を用いた周期計算を行うがこの相関係数の最大値があるしきい値より低い場合には、周期計算ができなかったつまり参照画像403の合成に失敗したと判定する。第1の実施例の説明では、1枚の画像から4つのテンプレートを用いて4つの周期計算を行う旨説明したが、この場合においては、4つの周期の計算のすべてが成功しなければ参照画像の合成に成功しなかったとみなす。
次に、周期計算が成功した場合において、参照画像の合成に失敗するケースを判定する第二の判定条件について説明する。図16は、視野全面でなく部分領域にのみ繰り返しパターンが存在するケースであり、相関係数に与えるしきい値によっては、周期計算が成功したものと判定される可能性があるケースの典型的な例である。本例については、視野の中心領域については、参照画像の合成が成功しないおそれがある。参照画像の合成が失敗すると、得られる欠陥抽出結果には、誤判定による欠陥ラベルが多く存在することになることから、このラベルの面積、ラベルの総数、ラベルに対する凸包の面積に対し基準を設け、いずれかのデータがこの基準を満たさない場合には、参照画像の合成に失敗したと判定する。本処理において、参照画像の合成失敗を成功と誤判定することがないように基準を厳しく設定すれば、参照画像合成の成功を失敗と誤判定するケースは、若干は発生するものの、失敗したケースを確実に判定することが可能である。
次に、CPU1141がステップS505において低倍の参照画像403の合成に成功した(低倍の欠陥画像に周期性パターン有り)と判定された場合にはS504で抽出された欠陥位置を中心にして高倍の欠陥画像を取得する(S507(S205))。その後,次に説明するように高倍画像に関して参照画像(803a、803b又は1407)の合成を行う。この高倍の参照画像の推定においても、その欠陥に適した方式を判定する(S508)。この判定処理においても先に述べた周期判定を用いて行うことができる。つまり、CPU1141がS508において、S507で取得される高倍の欠陥画像においてその背景パターンに繰り返し成分が含まれていると判定されれば、図8(a)に示すように高倍の欠陥画像804aのみから高倍の参照画像803aの合成(S510(S206))が可能であるし、S508において、高倍の欠陥画像において繰り返し成分が含まれていないと判定されれば、図8(b)に示すように低倍合成参照画像403のデジタルズームにより高倍の参照画像803bの合成を行う(S511(S206))ことが可能である。
一方、CPU1141がステップS505において低倍の参照画像403の合成に失敗した(低倍の欠陥画像に周期性パターン無し)と判定されて参照画像の取得が必要と判定され、CPU1141がステップS508において高倍の欠陥画像に周期性パターン無しと判定された場合には、第2の実施例に述べた通り、低倍と高倍の撮像倍率の比をそれに対しあらかじめ設定した基準値と比較し、その比が基準より大きい場合には、図14に示すように、S202で取得される低倍の欠陥画像1401、S302で取得される低倍の参照画像1402、S507で取得される高倍の欠陥画像1406を用いた参照画像合成方法(S512(S307))を行い、基準より小さい場合には低倍の参照画像1402からデジタルズームによる参照画像1403の合成処理(S511)を行う。
なお、ステップS509においては、高倍及び低倍の欠陥画像のパターン周期性に応じて分岐されることになる。また、CPU1141の良品状態推定算出機能部1141aは、S203、S504、S505、S508〜S512を実行することになる。
その後、CPU1141の欠陥分類機能部1141bは、欠陥抽出処理(S207)及び欠陥分類処理(S208)を第1の実施例に述べた方法で行う。
本第3の実施例によれば、各欠陥の背景パターンの特徴に応じて好適なシーケンス及び参照画像合成方法が選択される。
次に、本発明に係る欠陥観察装置を用いたADR処理及びADC処理の第4の実施例について説明する。先の第3の実施例においては、各欠陥についてのADR/ADC処理、具体的には参照画像の合成方法について画像処理を用いて変更することについて述べたが、このように各欠陥に適した処理方式を判定するのは画像処理による自動判定を利用することには限られない。例えば、全体制御部113において、検査装置(図示せず)で検査されてネットワーク(図示せず)等を通して得られてレシピファイルとしてレシピ部116に格納された試料上の欠陥の位置座標の情報を、例えばCADシステム(図示せず)から入力されてレシピ部116に格納された試料上のCAD等の設計データと比較することで、事前にどの欠陥が繰り返しパターン上に存在するのか、非繰り返しパターン領域の存在するのかの情報を例えばレシピ部116に保有しておき、画像処理部114のCPU1141はそれらの情報を例えばレシピ部116から読み出してそれぞれに適したシーケンスでADR処理/ADC処理を行うことが考えられる。このほかにも、CAD等の設計データを使わなくても、入出力手段117のモニタの表示画面上に、チップの全面もしくはその一部の光学顕微鏡像などの画像を表示させ、その画面上でユーザが第1及び第2の実施例の何れか1つ以上による処理を行う領域をそれぞれ指定し、検査装置から得られる各欠陥の位置座標をその内容と比較することで、いずれのモードを用いてADR/ADC処理を行うかを切り替えることも可能である。また、その他の実施例としては検査装置の結果を用いることもできる。検査装置の中には、欠陥の検査においてチップのどの領域が繰り返しパターン領域であるのかといった情報を用いて検査の方法を切り替えるものがあり、このような検査装置からは、各欠陥が繰り返し/非繰り返し部のどちらのモードで検査されたかの検査条件を検査結果に付随して出力するものがある。この場合には、検査装置から出力された検査結果の情報をレシピ部116に格納しておくことにより、CPU1141は、この情報を用いてADR/ADCを行うモードを決定することが可能となる。
本第4の実施例に係る処理シーケンスを図6に示す。CPU1141は各欠陥に対しADR/ADC処理を開始するに当たり、先ずその欠陥のモードが何であるか、より具体的には低倍の参照画像の取得が必要であるのか否かを判定する(S601)。この判定は先に述べた通り、検査装置から得られる欠陥の位置座標とCADデータとの比較結果等を利用する。参照画像が必要な欠陥については、参照部へのステージ移動、低倍の参照画像の撮像、欠陥部へのステージ移動、低倍の欠陥画像の撮像、欠陥抽出が行われる(S301〜S305)。一方参照画像が必要でない欠陥については、欠陥部へのステージ移動、低倍の欠陥画像の取得、良品パターンの推定、欠陥抽出処理が行われる(S201〜S204)。高倍の欠陥画像を取得後(S610(S205、S306))、高倍の欠陥画像からパターンの周期性を判定し(S508)、その後高倍の良品パターンの合成方法についての方式判定処理が行われる(S509)。ここでは、低倍画像の撮像シーケンスにおいて参照画像を取得したか、していないか、及び低倍と高倍の倍率比に応じて処理を切り替える。セル領域に存在する欠陥であって、高倍の視野よりも周期が小さいと事前に判断されている欠陥は、高倍の欠陥画像を用いたパターン推定方式(S510)を、高倍の視野に対し比較的周期が大きい場合であって、低倍の参照画像を取得していない場合には、低倍の合成参照画像をデジタルズームする方式(S511)により、また、参照画像を取得した場合であって低倍と高倍の撮像倍率の比があらかじめ定めた基準より大きい場合には、第2の実施例で述べた、低倍欠陥画像、低倍参照画像、高倍欠陥画像を用いた参照画像合成方法(S512)を、基準より小さい場合にはデジタルズームによる参照画像合成処理(S511)を行う。
なお、CPU1141の良品状態推定算出機能部1141aは、S601、S203、S204、S305、S508〜S512を実行することになる。
その後、CPU1141の欠陥分類機能部1141bは、欠陥抽出処理(S207)、欠陥分類処理(S208)を行う。本第4の実施例も、先に述べた第3の実施例と同様に、各欠陥に従って好適なシーケンスでADR及びADC処理が行われる。
なお、以上説明した第1〜第4の実施例は、光学式欠陥観察装置(レビュー装置)にも適用可能である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、半導体ウェハ等に発生した欠陥を対象とした欠陥観察装置において、高スループットで、かつ高精度なADR処理とADC処理とを実現することが可能になる。
また、本実施の形態によれば、欠陥観察装置において、取得した欠陥部位をその視野に含む画像から、同一視野の正常状態(欠陥が存在しない状態)を推定し、その推定結果を用いて欠陥の特徴付けを行うことができる。
また、本実施の形態によれば、欠陥観察装置において、欠陥が存在しない正常部位の画像を実際に取得する必要がないため、従来技術に比べて画像撮像のスループットを飛躍的に高めることが可能になる。
また、本実施の形態によれば、ウェハ上に存在する欠陥それぞれの位置が、メモリセルなどの周期パターン上やロジック回路等の非周期パターン上などと多様であっても、その欠陥に応じたADRシーケンスとADC処理を実行することが可能である。
本発明に係る欠陥観察装置(レビューSEM)の一実施の形態を示す構成図である。 本発明に係る欠陥観察装置を用いたADR処理及びADC処理の第1の実施例を示す処理フロー図である。 本発明に係る欠陥観察装置を用いたADR処理及びADC処理の第2の実施例を示す処理フロー図である。 本発明に係る繰り返しパターンにおける参照画像を合成する処理方式の一実施例を説明するための図である。 本発明に係る欠陥観察装置を用いたADR処理及びADC処理の第3の実施例を示す処理フロー図である。 本発明に係る本発明に係る欠陥観察装置を用いたADR処理及びADC処理の第4の実施例を示す処理フロー図である。 本発明に係る欠陥観察装置を用いた第1〜第4の実施例で得られた欠陥分類結果の表示例を示す図である。 本発明に係る回路パターンの周期が高倍率の欠陥画像の視野に対して小さい場合、及び回路パターンの周期が高倍率の欠陥画像の視野に対して大きい場合における高倍率の参照画像を合成する処理方式の一実施例を説明するための図である。 本発明に係る欠陥抽出処理の一実施例の説明図である。 本発明に係るADC処理における配線認識処理の一実施例の説明図である。 本発明に係るADC処理における領域致命性判定処理の一実施例の説明図である。 本発明に係る反射電子像の性質を説明するための図である。 本発明に係るADC処理における凹凸認識処理の一実施例の内容を説明するための図である。 本発明に係る非繰り返しパターンにおける高倍率における良品パターン画像を推定する一実施例を説明するための図である。 本発明に係る参照画像合成の手順を説明するための図である。 本発明に係る視野一面が単一の周期パターンで形成されていなく、周期計算が成功したものと判定される可能性があるケースの典型的な欠陥画像の例を示す図である。
符号の説明
101…電子源、102…加速電極、103…集束レンズ、104…偏向器、105…対物レンズ、106…試料、107…ステージ、108…1次電子、109…2次電子、110…2次電子検出器、111…デジタル化手段、113…全体制御部、114…画像処理部(欠陥分類装置部)、1141…CPU、1141a…良品状態推定算出機能部、1141b…欠陥分類機能部、1142…プログラムメモリ、1143…画像メモリ、116…レシピ部、117…入出力部、118…バス、119…反射電子、120a、120b…反射電子検出器、401…メモリセル(繰り返しパターン)、402…欠陥、403…良品パターン推定結果(参照画像合成結果)、404…欠陥画像、405…テンプレート、406…自画素の位置、407…周期分離れた位置の画素、701…高倍率の欠陥画像、702…良品パターン推定画像、801a、801b…繰り返しパターン、802a、802b…欠陥、803、803a、803b…高倍率の良品パターン推定結果(高倍率の参照画像合成結果)、804、804a、804b…高倍率の欠陥画像、806…高倍画像撮像中心、807…高倍画像視野、901…欠陥ラベル、902…欠陥凸包、1001…配線認識結果、1201…異物、1301…配線パターン、1302…欠陥反射電子像(1)、1303…欠陥反射電子像(2)、1304…合成参照反射電子像(1)、1305…合成参照反射電子像(2)、1306…欠陥差画像、1307…参照差画像、1308…欠陥陰影顕在化像、1401…低倍率の欠陥画像、1402…低倍率の参照画像、1403…デジタルズーム参照画像、1404…低倍率の欠陥2値画像、1405…マスク画像、1406…高倍率の欠陥画像、1407…高倍率の良品パターン推定画像、1602…マスク領域を含む矩形領域、1603…デジタルズーム参照画像において矩形領域1602に対応する箇所、1604…矩形領域1603と類似する領域、1605…高倍欠陥画像において、矩形領域1604に対応する箇所。

Claims (10)

  1. 試料上の各欠陥を撮像して欠陥画像を取得する画像取得手段を備えた欠陥観察装置を用
    いた欠陥観察方法であって、
    前記画像取得手段で取得された少なくとも欠陥画像を用いて欠陥部位周辺の回路パター
    ンの周期性を判定し、該判定した結果に基づいて各欠陥が存在する欠陥部位の高倍率画像
    の視野における良品状態を推定する推定方法を決定し、該決定された推定方法を用いて欠
    陥部位の良品状態推定結果を算出する良品状態推定算出ステップと、
    該良品状態推定算出ステップで算出された欠陥部位の良品状態推定結果を用いて各欠陥
    の画像から計算できる欠陥の大きさや欠陥画像の明るさの特徴量に基づいて、予め設
    定した分類クラスに分類を行う欠陥分類ステップと
    を含む画像処理ステップを有し、
    前記良品状態推定算出ステップにおいて、前記欠陥部位の高倍率画像の視野における良
    品状態を推定する推定方法を、前記欠陥画像のうち高倍率の画像に周期性が有る場合には
    、該高倍率の画像から判定される周期性に基づいて前記欠陥の高倍率の画像を用いて推定
    する第1の方法、並びに、前記欠陥画像のうち高倍率の画像には周期性がなく低倍率の画
    像に周期性が有る場合には、各欠陥の低倍率の視野における良品状態を前記欠陥画像の内
    低倍率の欠陥画像を用いて推定し、該推定された低倍率の視野における良品状態を高倍率
    の視野に拡大する第2の方法、並びに、前記低倍率及び高倍率の欠陥画像の何れにも周期
    性が無い場合には、前記画像取得手段により、欠陥部位と同一の回路パターンが形成され
    た欠陥を含まない参照部位の低倍率の参照画像を取得し、前記低倍率及び高倍率の欠陥画
    像並びに前記低倍率の参照画像を用いて前記高倍率画像の視野における良品状態を推定す
    る第3の方法のうちから決定することを特徴とする欠陥観察装置を用いた欠陥観察方法。
  2. 試料上の各欠陥を撮像して欠陥画像を取得する画像取得手段を備えた欠陥観察装置を用
    いた欠陥観察方法であって、
    低倍率の欠陥画像から欠陥部位を抽出するために前記低倍率の欠陥画像に含まれるパタ
    ーンの周期性から得られる低倍率の参照画像を取得する必要が有るか否かの情報に基づい
    て各欠陥が存在する欠陥部位の高倍率画像の視野における良品状態を推定する推定方法を
    決定し、該決定された推定方法を用いて欠陥部位の良品状態推定結果を算出する良品状態
    推定算出ステップと、
    該良品状態推定算出ステップで算出された欠陥部位の良品状態推定結果を用いて各欠陥
    の画像から計算できる欠陥の大きさや欠陥画像の明るさの特徴量に基づいて、予め設
    定した分類クラスに分類を行う欠陥分類ステップと
    を含む画像処理ステップを有し、
    前記良品状態推定算出ステップにおいて、前記欠陥部位の高倍率画像の視野における良
    品状態を推定する推定方法を、前記欠陥画像のうち高倍率の画像に周期性が有る場合には
    、該高倍率の画像から判定される周期性に基づいて前記欠陥の高倍率の画像を用いて推定
    する第1の方法、並びに、前記欠陥画像のうち高倍率の画像には周期性が無く低倍率の画
    像には周期性が有る場合には、各欠陥の低倍率の視野における良品状態を前記欠陥画像の
    内低倍率の欠陥画像を用いて推定し、該推定された低倍率の視野における良品状態を高倍
    率の視野に拡大する第2の方法、並びに、前記低倍率及び高倍率の欠陥画像の何れにも周
    期性が無い場合には、前記画像取得手段により、欠陥部位と同一の回路パターンが形成さ
    れた欠陥を含まない参照部位の低倍率の参照画像を取得し、
    前記低倍率及び高倍率の欠陥画像並びに前記低倍率の参照画像を用いて前記高倍率画像の
    視野における良品状態を推定する第3の方法のうちから決定することを特徴とする欠陥観
    察装置を用いた欠陥観察方法。
  3. 前記欠陥分類ステップは、欠陥とその背景にある回路パターンとの位置関係を判定する
    第1の判定ステップ、及び、欠陥部の凹凸状態を判定する第2の判定ステップのいずれか
    もしくは両者を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の欠陥観察装置を用いた欠陥観
    察方法。
  4. さらに、前記良品状態推定算出ステップにおいて算出された欠陥部位の良品状態推定結
    果を保存または表示するステップを有することを特徴とする請求項1又は2記載の欠陥観
    察装置を用いた欠陥観察方法。
  5. 請求項1乃至4記載の何れか一つに記載の欠陥観察装置を用いた欠陥観察方法において
    、前記欠陥観察装置を電子顕微鏡によって構成することを特徴とする欠陥観察装置を用い
    た欠陥観察方法。
  6. 試料上の各欠陥を撮像して欠陥画像を取得する画像取得手段を備えた欠陥観察装置であ
    って、
    前記画像取得手段で取得された少なくとも欠陥画像を用いて欠陥部位周辺の回路パター
    ンの周期性を判定し、該判定した結果に基づいて各欠陥が存在する欠陥部位の高倍率画像
    の視野における良品状態を推定する推定方法を決定し、該決定された推定方法を用いて欠
    陥部位の良品状態推定結果を算出する良品状態推定算出機能部と、
    該良品状態推定算出機能部で算出された欠陥部位の良品状態推定結果を用いて各欠陥の
    画像から計算できる欠陥の大きさや欠陥画像の明るさの特徴量に基づいて、予め設定
    した分類クラスに分類を行う欠陥分類機能部と
    を有する画像処理部を備え、
    前記良品状態推定算出機能部において、前記欠陥部位の高倍率画像の視野における良品
    状態を推定する推定方法を、前記欠陥画像のうち高倍率の画像に周期性が有る場合には、
    該高倍率の画像から判定される周期性に基づいて前記欠陥の高倍率の画像を用いて推定す
    る第1の方法、並びに、前記欠陥画像のうち高倍率の画像には周期性が無く低倍率の画像
    には周期性が有る場合には、各欠陥の低倍率の視野における良品状態を前記欠陥画像の内
    低倍率の欠陥画像を用いて推定し、該推定された低倍率の視野における良品状態を高倍率
    の視野に拡大する第2の方法、並びに、前記低倍率及び高倍率の欠陥画像の何れにも周期
    性が無い場合には、前記画像取得手段により、欠陥部位と同一の回路パターンが形成され
    た欠陥を含まない参照部位の低倍率の参照画像を取得し、前記低倍率及び高倍率の欠陥画
    像並びに前記低倍率の参照画像を用いて前記高倍率画像の視野における良品状態を推定す
    る第3の方法のうちから決定することを特徴とする欠陥観察装置。
  7. 試料上の各欠陥を撮像して欠陥画像を取得する画像取得手段を備えた欠陥観察装置であ
    って、
    低倍率の欠陥画像から欠陥部位を抽出するために前記低倍率の欠陥画像に含まれるパタ
    ーンの周期性から得られる低倍率の参照画像を取得する必要が有るか否かの情報に基づい
    て各欠陥が存在する欠陥部位の高倍率画像の視野における良品状態を推定する推定方法を
    決定し、該決定された推定方法を用いて欠陥部位の良品状態推定結果を算出する良品状態
    推定算出機能部と、
    該良品状態推定算出機能部で算出された欠陥部位の良品状態推定結果を用いて各欠陥の
    画像から計算できる欠陥の大きさや欠陥画像の明るさの特徴量に基づいて、予め設定
    した分類クラスに分類を行う欠陥分類機能部と
    を有する画像処理部を備え、
    前記良品状態推定算出機能部において、前記欠陥部位の高倍率画像の視野における良品
    状態を推定する推定方法を、前記欠陥画像のうち高倍率の画像に周期性が有る場合には、
    該高倍率の画像から判定される周期性に基づいて前記欠陥の高倍率の画像を用いて推定す
    る第1の方法、並びに、前記欠陥画像のうち高倍率の画像には周期性が無く低倍率の画像
    には周期性が有る場合には、各欠陥の低倍率の視野における良品状態を前記欠陥画像の内
    低倍率の欠陥画像を用いて推定し、該推定された低倍率の視野における良品状態を高倍率
    の視野に拡大する第2の方法、並びに、前記低倍率及び高倍率の欠陥画像の何れにも周期
    性が無い場合には、前記画像取得手段により、欠陥部位と同一の回路パターンが形成され
    た欠陥を含まない参照部位の低倍率の参照画像を取得し、前記低倍率及び高倍率の欠陥画
    像並びに前記低倍率の参照画像を用いて前記高倍率画像の視野における良品状態を推定す
    る第3の方法のうちから決定することを特徴とする欠陥観察装置。
  8. さらに、前記良品状態推定算出機能部において算出された欠陥部位の良品状態推定結果
    を保存または表示する手段を備えたことを特徴とする請求項6又は7記載の欠陥観察装置
  9. 前記欠陥分類機能部は、欠陥とその背景にある回路パターンとの位置関係を判定する第
    1の判定機能部、及び、欠陥部の凹凸状態を判定する第2の判定機能部のいずれかもしく
    は両者を含むことを特徴とする請求項6又は7記載の欠陥観察装置。
  10. 請求項6乃至9記載の何れか一つに記載の欠陥観察装置は、電子顕微鏡によって構成さ
    れることを特徴とする欠陥観察装置。
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