JP5005794B2 - 柑橘類の搾り器 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載された柑橘類の搾り器は、周縁部が立ち上げられて形成された皿体と、この皿体の中央部に上方に向けて円錐形状に突設された搾汁部とからなり、この搾汁部にはその周壁に縦方向の凸条が複数形成されてなり、しかも、搾汁部の頭頂部には小平面部又は小凹部が形成されてなるものである。
特許文献2に記載された柑橘類の搾り器は、金属素材を用いた椀体と、その凹部中央に突設された略円錐形状の外径を持ち、かつその周面に複数の垂下溝条を設けた搾汁部とからなり、その搾汁部に半切りした大型柑橘類の果肉部に照応する容積を与えると共に、椀体の椀壁周縁の対向する2箇所の位置に注ぎ口を穿設し、他の周縁位置に別体の摘み部を付設してなるものである。
特許文献1、特許文献2に記載された柑橘類の搾り器を用いて柑橘類の果汁を搾ろうとする場合には、柑橘類の搾り器をテーブル等の上に載せておき、搾汁部に対して、半切りした柑橘類を押し付け、押し付けたままで柑橘類を回転させるような操作を行えばよく、果汁を、柑橘類から搾りだし、皿体、もしくは椀体に溜めることができる。
その後は、皿体、もしくは椀体を傾けることによって、果汁を所望の箇所に注ぐことができる。
しかし、特許文献1、特許文献2の柑橘類の搾り器では、半切りした柑橘類と比較して、搾汁部が大きいのであるから、柑橘類を搾汁部に押し当てて果汁を搾るために必要な力が大きくなってしまう。
また、柑橘類のじょうのう膜を力任せに押し潰すことになるのであるから、搾り取ることができる果汁の量を充分には多くすることができない。
この不都合を考慮して、搾り取る果汁の量を多くするために、半切りした柑橘類を力任せに搾汁部に押し当て、このままで回転させる操作を行うと、果皮から苦味成分が搾り出されてしまい、苦味のある果汁になってしまう。
さらに、柑橘類の果汁を利用する場合には、柑橘類の搾り器をテーブル等に載せたままで、半切りした柑橘類を搾汁部に押し当てて回転させることによって、皿体、もしくは椀体に果汁を溜める操作のみならず、皿体、もしくは椀体に溜まった果汁を必要な箇所に注ぐ操作が必要であり、全体として操作が煩雑になってしまう。
そして、このような煩雑な操作を行う場合であって、比較的少量の果汁のみを必要とする場合には、皿体、もしくは椀体に適量の果汁を溜めることが困難であり、一般的には、必要量よりも多い量の果汁を溜めることになってしまう。この結果、果汁の無駄が生じ易くなってしまう。
本発明が解決しようとする第1課題は、従来のものより、小さい力で簡単に柑橘類の果汁を搾ることができる柑橘類の搾り器を提供することである。
○本発明が解決しようとする第2課題
本発明が解決しようとする第2課題は、柑橘類の果汁を搾って利用するための操作を簡単化することができる柑橘類の搾り器を提供することである。
○本発明が解決しようとする第3課題
本発明が解決しようとする第3課題は、搾りかすを簡単に除去することができる柑橘類の搾り器を提供することである。
○本発明が解決しようとする第4課題
本発明が解決しようとする第4課題は、柑橘類の果汁を搾って直接に利用するに当って、種子が果汁に混入することを防止することができる柑橘類の搾り器を提供することである。
課題を解決するための手段は、本願の[特許請求の範囲]の各請求項に記載の発明である。
特許請求の範囲、明細書、図面等の用語の解釈上の疑義を解消すべく、以下用語の説明を行うこととする。
<用語の説明>
○柑橘類の搾り器とは、レモン、柚子、グレープフルーツ、カボス、オレンジ等の柑橘系果物を輪切りし、輪切りにした柑橘系果物の切断面側を押し回して果汁を搾り出す果汁搾り器をいう。
○把持用基材とは、柑橘類の搾り器の構成部材の中の、複数本の棒材を突出配置するための基材をいう。ここに、基材とは、一方が複数本の棒材を突出配置する平面で他方が把手部と結合している部材をいう。本願明細書では、把持用基材を、単に基材という場合もある。
○把手部とは、柑橘類の搾り器の構成要素の一つである把持用基材と接合する部材であり、手で握り持つ部分をいう。
○棒材とは、柑橘類の搾り器の構成要素の一つで、棒状の部材をいう。
複数本の棒材が、把持用基材の一面に突出配置されており、複数本の棒材の中の1本が、把持用基材の中心位置に突出配置されている(図1(a)(b)、図2(a)(b))が、把持用基材の中心位置に突出配置されていない場合もある(図8(a)(b))。
○棒材の先端部とは、棒材の先端部分いい、柑橘類のじょうのう膜を切断/破断する機能を奏する。
○刃部とは、柑橘類のじょうのう膜を切断する機能を奏する部分をいう。
○尖部とは、柑橘類のじょうのう膜を破断する機能を奏する部分をいう。
○種子除去装置とは、把持用基材の一面の一方の端縁部に、果汁の自由な流下を許容し、かつ種子の落下を阻止する装置をいう。
本発明に係る種子除去装置は、例えば、把持用基材の一面の一方の端縁部に円弧状に列をなして複数本の棒材を突出配置してあり、隣同士の棒材の隙間間隔は、種子の落下を阻止するために、想定される柑橘類の種子の大きさより小さいことが必要である(図6)。
本発明に係る種子除去装置は、例えば、把持用基材の一面の一方の端縁部に円弧状に網状物を配置してあり、網の隙間間隔は、種子の落下を阻止するために、想定される柑橘類の種子の大きさより小さいことが必要である(図示せず)。
○柑橘類とは、ミカン科ミカン亜科のミカン連(カンキツ連)およびミカン属(カンキツ属)の総称である。
○じょうのう膜とは、柑橘類の果実は10個前後の小袋が放射状に並んだ形状をしており、その小袋の薄皮をいう。
○搾りかす除去部材とは、複数本の棒材が貫通可能な穴を有すると共に、把持用基材の一面に対して、取り外し可能に装着されている平板状部をいう。
○棒材の(把持用基材の一面上での)配列は、同心円状に配置されていても良いし(図5(a))、同心円上ではなく、渦巻状に配列されていても良いし(図5(a))、あるいは、ランダムに配列されていても良い(図示せず)。
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本発明者は、上記の従来技術の各種問題点に鑑み、鋭意検討を重ねて、本発明を完成したものである。
課題を解決するための手段は、本願の特許請求の範囲の各請求項に記載の発明であり、その具体的な解決手段は、以下の通りである。
○第1の発明(請求項1に記載の発明)
●上記の課題を解決するための第1の発明(請求項1に記載の発明)は、把持用基材の平面である一面に、複数本の棒材を突出配置してあり、各棒材の少なくとも先端部が、柑橘類のじょうのう膜を切断するための刃部、もしくは柑橘類のじょうのう膜を破断するための尖部に形成されてあることを特徴とする柑橘類の搾り器である。
○第2の発明(請求項2に記載の発明)
●上記の課題を解決するための第2の発明(請求項2に記載の発明)は、把持用基材の前記平面である一面とは反対側の面に、手で握り持つための把手部が設けられてあることを特徴とする柑橘類の搾り器である。
○第3の発明(請求項3に記載の発明)
●上記の課題を解決するための第3の発明(請求項3に記載の発明)は、複数本の棒材は、把持用基材の中心に近い位置の棒材の突出長さが、把持用基材の中心から離れた位置の棒材の突出長さよりも長く設定されてあることを特徴とする柑橘類の搾り器である。
○第4の発明(請求項4に記載の発明)
●上記の課題を解決するための第4の発明(請求項4に記載の発明)は、複数本の棒材が貫通可能な穴を有する搾りかす除去部材が、把持用基材の平面である一面に対して、取り外し可能に装着されていることを特徴とする柑橘類の搾り器である。
○第5の発明(請求項5に記載の発明)
●上記の課題を解決するための第5の発明(請求項5に記載の発明)は、
把持用基材の平面である一面の一方の端縁部に、果汁の自由な流下を許容し、かつ種子の落下を阻止する種子除去装置を設けてなることを特徴とする柑橘類の搾り器である。
また、上記のような特徴的構成要件から構成された柑橘類の搾り器によれば、本願発明の課題を十分解消することができた。
○第1の発明の効果
●第1の発明によれば、把持用基材の平面である一面に、複数本の棒材を突出配置してあり、各棒材の少なくとも先端部が、柑橘類のじょうのう膜を切断するための刃部、もしくは柑橘類のじょうのう膜を破断するための尖部に形成されてあることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題〜第2課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
すなわち、本発明が把持用基材の平面である一面に、複数の複数本の棒材によって構成されることにより、本発明に係る柑橘類の搾り器が柑橘類に接触する面積を少なくでき、各棒材の少なくとも先端部が、柑橘類のじょうのう膜を切断するための刃部、もしくは柑橘類のじょうのう膜を破断するための尖部に形成されてあることにより、搾汁の際に発明に係る柑橘類の搾り器の柑橘類に対する搾り抵抗を極端に減少させるという、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
また、本発明の刃部、もしくは尖部により、柑橘類のじょうのう膜を切断/破断しながら、交互に左右回転させながら柑橘類を搾ることができ、片手で十分できるほどの小さな回転力で済むことより、迅速に、かつ、交互に左右回転させることができ、従来の柑橘類の搾り器に比較して、短時間で搾汁できて搾汁も多く、非常に効率的であるという、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
また、本発明の柑橘類の搾り器を使用すれば、従来のもののように台に置く必要がなく(従来は大きな力で押しつける必要から、台に置く必要があった。)、片手で十分できるほどの小さな回転力で済むことより、迅速に、かつ、交互に左右回転させることができ、直接かけたい食品の上に柑橘類の搾汁をかけることができるので、従来のように搾汁を受け、受けた搾汁をさらに食品にかけるという二度手間を解消することができるという、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第2の発明の効果
●第2の発明によれば、把持用基材の前記平面である一面とは反対側の面に、手で握り持つための把手部が設けられてあることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題〜第2課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第3の発明の効果
●第3の発明によれば、複数本の棒材は、把持用基材の中心に近い位置の棒材の突出長さが、把持用基材の中心から離れた位置の棒材の突出長さよりも長く設定されてあることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題〜第2課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第4の発明の効果
●第4の発明によれば、複数本の棒材が貫通可能な穴を有する搾りかす除去部材が、把持用基材の平面である一面に対して、取り外し可能に装着されていることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
すなわち、柑橘類を搾った後、搾りかす除去部材を本体から取り外すことにより、棒材の間に挟まった搾りかすを簡単除去することができるという、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
さらに、本体から取り外された搾りかす除去部材は、簡単洗浄することができるので、良好な衛生状態に保持されるという、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第5の発明の効果
●第5の発明によれば、把持用基材の平面である一面の一方の端縁部に、果汁の自由な流下を許容し、かつ種子の落下を阻止する種子除去装置を設けてなることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題〜第4課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
すなわち、本発明の柑橘類の搾り器を使用すれば、直接食品に搾汁をかける場合、柑橘類の種子が誤って混入することを防止するという、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
図1は、本発明に係る柑橘類の搾り器の図である。
図1の(a)は、本発明に係る柑橘類の搾り器の正面図であり、
図1の(b)は、本発明に係る柑橘類の搾り器の平面図である。
図2は、本発明に係る、搾りかす除去部材を装着してなる柑橘類の搾り器の図である。
図2の(a)は、搾りかす除去部材を装着してなる柑橘類の搾り器の正面図であり、
図2の(b)は、本発明に係る搾りかす除去部材を装着してなる柑橘類の搾り器の平面図である。
図3は、本発明に係る、搾りかす除去部材の図である。
図3の(a)は、本発明に係る、搾りかす除去部材の正面図であり、
図3の(b)は、本発明に係る、搾りかす除去部材の平面図である。
図4は、本発明に係る、柑橘類複数の切断/破断部の刃部C1、尖部C2を示す図である。
図4の(a)(b)は、本発明に係る、柑橘類複数の切断/破断部の尖部C2を示す図である。
図4の(c)は、本発明に係る、柑橘類複数の切断/破断部の刃部C1を示す図である。
図5は、本発明に係る、柑橘類複数の複数の棒材の配列を示す図である。
図6は、本発明に係る、種子除去装置を設けてなる柑橘類の搾り器の図である。
図7は、本発明に係る柑橘類の搾り器を使用している状態図である。
図8は、本発明に係る柑橘類の搾り器の図である。
図8の(a)は、本発明に係る柑橘類の搾り器(他の実施例)の正面図であり、
図8の(b)は、本発明に係る柑橘類の搾り器(他の実施例)の平面図である。
以下、本発明に係る柑橘類の搾り器に関する最良の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
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柑橘類の搾り器100において、把持用基材Bの一面に、複数本の棒材Pを突出配置してあり、各棒材Pの少なくとも先端部Ppが、柑橘類のじょうのう膜を切断し、もしくは破断するための切断/破断部に形成されてあることを特徴とする柑橘類の搾り器100が開示されている(図1(a)(b)、図2(a)(b)、図8(a)(b))。
上記の発明を実施するための最良の形態によれば、把持用基材Bの一面に、複数本の棒材Pを突出配置してあり、各棒材Pの少なくとも先端部Ppが、柑橘類のじょうのう膜を切断し、もしくは破断するための切断/破断部に形成されてある。
すなわち、本発明が複数の複数本の棒材Pによって構成されることにより、本発明に係る柑橘類の搾り器100が柑橘類に接触する面積を少なくでき、各棒材Pの少なくとも先端部Ppが、柑橘類のじょうのう膜を切断し、もしくは破断するための切断/破断部に形成されてあることにより、搾汁の際に発明に係る柑橘類の搾り器100の柑橘類に対する搾り抵抗を極端に減少させるという、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
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上記の柑橘類の搾り器100において、切断/破断部は、刃部C1、もしくは尖部C2であることを特徴とする柑橘類の搾り器100が開示されている(図1(a)(b)、図2(a)(b))、図8(a)(b)、図4)
上記の発明を実施するための最良の形態によれば、切断/破断部は、刃部C1、もしくは尖部C2である。
すなわち、本発明の切断/破断部は、刃部C1、もしくは尖部C2であることにより、本発明の刃部C1、もしくは尖部C2により、柑橘類のじょうのう膜を切断/破断しながら、交互に左右回転させながら柑橘類を搾ることができ、片手で十分できるほどの小さな回転力で済むことより、迅速に、かつ、交互に左右回転させることができ、従来の柑橘類の搾り器100に比較して、短時間で搾汁できて搾汁も多く、非常に効率的であるという、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
また、本発明の柑橘類の搾り器100を使用すれば、従来のもののように台に置く必要がなく(従来は大きな力で押しつける必要から、台に置く必要があった。)、片手で十分できるほどの小さな回転力で済むことより、迅速に、かつ、交互に左右回転させることができ、直接かけたい食品の上に柑橘類の搾汁をかけることができるので、従来のように搾汁を受け、受けた搾汁をさらに食品にかけるという二度手間を解消することができるという、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた(図7)。
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上記の柑橘類の搾り器100において、複数本の棒材Pは、把持用基材Bの中心に近い位置の棒材Pの突出長さが、把持用基材Bの中心から離れた位置の棒材Pの突出長さよりも長く設定されてあることを特徴とする柑橘類の搾り器100が開示されている(図1(a)(b)、図2(a)(b)、図8(a)(b))。
複数本の棒材Pが、把持用基材Bの一面に突出配置されており、複数本の棒材Pの中の1本が、把持用基材Bの中心位置に突出配置されている(図1(a)(b)、図2(a)(b))が、把持用基材Bの中心位置に突出配置されていない場合もある(図8(a)(b))。
棒材Pの把持用基材Bの一面上での配列は、同心円状に配置されていても良いし(図5(a))、同心円上ではなく、渦巻状に配列されていても良く(図5(b))、あるいは、ランダムに配列されていても良い(図示せず)。
上記の発明を実施するための最良の形態によれば、複数本の棒材Pは、把持用基材Bの中心に近い位置の棒材Pの突出長さが、基材Bの中心から離れた位置の棒材Pの突出長さよりも長く設定されてあることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題〜第2課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
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上記の柑橘類の搾り器100において、複数本の棒材Pが貫通可能な穴HLを有する搾りかす除去部材Rが、把持用基材Bの一面に対して、取り外し可能に装着されていることを特徴とする柑橘類の搾り器100が開示されている(図2(a)(b))。
上記の発明を実施するための最良の形態によれば、複数本の棒材Pが貫通可能な穴HLを有する搾りかす除去部材Rが、把持用基材Bの一面に対して、取り外し可能に装着されていることという特徴的な構成要件により、
本発明が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
すなわち、柑橘類を搾った後、搾りかす除去部材Rを本体から取り外すことにより、棒材Pの間に挟まった搾りかすを簡単除去することができるという、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
さらに、本体から取り外された搾りかす除去部材Rは、簡単洗浄することができるので、良好な衛生状態に保持されるという、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
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上記の柑橘類の搾り器100において、把持用基材Bの一面の一方の端縁部に、果汁の自由な流下を許容し、かつ種子の落下を阻止する種子除去装置Rsを設けてなることを特徴とする柑橘類の搾り器100が開示されている(図6)。
上記の発明を実施するための最良の形態によれば、把持用基材Bの一面の一方の端縁部に、果汁の自由な流下を許容し、かつ種子の落下を阻止する種子除去装置Rsを設けてなることという特徴的な構成要件により、
本発明が解決しようとする第1課題〜第4課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
すなわち、本発明の柑橘類の搾り器100を使用すれば、直接食品に搾汁をかける場合、柑橘類の種子が誤って混入することを防止するという、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた(図7)。
B……把持用基材B
H……把手部
P……棒材
Pp……棒材の先端部
C1……刃部
C2……尖部
R……除去部材R
Rs……種子除去装置
HL……穴
O……柑橘類
Od……搾汁
Claims (5)
- 把持用基材の平面である一面に、複数本の棒材を突出配置してあり、各棒材の少なくとも先端部が、柑橘類のじょうのう膜を切断するための刃部、もしくは柑橘類のじょうのう膜を破断するための尖部に形成されてあることを特徴とする柑橘類の搾り器。
- 把持用基材の前記平面である一面とは反対側の面に、手で握り持つための把手部が設けられてあることを特徴とする請求項1に記載された柑橘類の搾り器。
- 複数本の棒材は、把持用基材の中心に近い位置の棒材の突出長さが、把持用基材の中心から離れた位置の棒材の突出長さよりも長く設定されてあることを特徴とする請求項1〜2の何れかに記載された柑橘類の搾り器。
- 複数本の棒材が貫通可能な穴を有する搾りかす除去部材が、把持用基材の平面である一面に対して、取り外し可能に装着されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載された柑橘類の搾り器。
- 把持用基材の平面である一面の一方の端縁部に、果汁の自由な流下を許容し、かつ種子の落下を阻止する種子除去装置を設けてなることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載された柑橘類の搾り器。
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