JP5005136B2 - アキュムレーションコンベヤ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アキュムレーションコンベヤに関し、特に、コンベヤ上の搬送物品を溜め置きする動作を空気圧にてコントロールすることのできるアキュムレーションコンベヤおよびメカニカルバルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、物流センターや各種の生産工場の生産ライン等においては、物品を搬送経路上に適宜溜めたりすることのできるアキュムレーションコンベヤが用いられている。このアキュムレーションコンベヤにおいては、コンベヤ上の搬送物品を溜め置きする動作を空気圧にてコントロールすることのできるエアバルブ等を多用したアキュムレーションコンベヤがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述のごときアキュムレーションコンベヤにおいては、搬送物品を検出するセンシングローラが搬送ゾーンの全域に配設されている。
したがって、搬送物(物品)は搬送面を通過するたびに搬送面から突出しているセンシングローラを踏みながら搬送されていることから、空気の消費量が極めて多くなるだけでなく、搬送物が通過するときにセンシングローラが押されるたびに空気の排気音が発生していた。
【0004】
また、この種のセンシングローラと連動する機械式作動弁の開閉動作によって、物品移動からみた上流側の搬送ゾーンの駆動状態をコントロールしている。搬送物が軽量の場合には、センシングローラに搬送物が乗り上がって該搬送物の停滞等を招くことがあった。
【0005】
また、特開平5−17022号広報に開示されたコンベヤ装置においては、メカニカルバルブを多用した構造のコンベヤ装置である。このコンベヤ装置においては、エアシリンダ等を作動させるための作動力が大きくなり過ぎるだけでなく、パイロット付勢される弁等を多く採用するなどから設備の複雑化並びにコストアップという問題がある。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、従来のものに比べて、空気の消費量も少なく、騒音を抑え確実な動作ができるアキュムレーションコンベヤおよびメカニカルバルブを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明にかかるアキュムレーションコンベヤは、請求項1に記載されているように、物品を搬送する搬送面Sから出没自在で空気圧によって作動する複数のセンシングローラが、搬送経路に沿って配置されているアキュムレーションコンベヤであって、搬送時には、センシングローラの全てが搬送面よりも下側に位置し、アキュムレーション時には、物品搬送向きの最下流側の最下流側センシングローラを搬送面から突出させた状態としておき、前記最下流側センシングローラが前記物品によって踏まれたときに、該最下流側センシングローラに隣接する物品搬送向きの上流側の搬送ゾーンの搬送用駆動が停止するとともに、最下流側センシングローラに隣接する物品搬送向き上流側の上流側センシングローラが、前記搬送面Sから突出し、前記上流側センシングローラが踏まれたときに、該上流側センシングローラに隣接する物品搬送向きの上流側の搬送ゾーンの搬送用駆動が停止するとともに、該上流側センシングローラに隣接する物品搬送向きの更に上流側のセンシングローラが、搬送面から突出し、以降、物品の搬送に連動してセンシングローラの搬送面からの突出と搬送ゾーンの搬送用駆動の停止が上流側へと伝播するように構成されたことを特徴とするものである。
【0008】
このように、本発明のアキュムレーションコンベヤは、空気圧によって作動する各センシングローラにおいて、物品搬送向きの下流側の下流側センシングローラが搬送面から突出した状態とされ、この下流側センシングローラが物品によって踏まれたときに、該物品よりも物品搬送向き上流側に位置する上流側センシングローラが、搬送面から突出し、上流側センシングローラが踏まれたときに、該上流側センシングローラよりも上流側の搬送ゾーンの搬送用駆動が停止するように構成されたことにより、アキュムレート動作が必要な時だけ搬送面に突出するので、従来のように搬送面から常時突出しているセンシングローラの如く、物品が通過する毎に踏まれてエアーを消費すると共に作動音(空気排気音)が発生するものに比べて、空気の消費量も少なくなると共に、騒音を抑え確実な動作ができる。
【0009】
請求項2に記載されているアキュムレーションコンベヤは、請求項1に記載のアキュムレーションコンベヤにおいて、前記センシングローラを動作させるために使用するメカニカルバルブを有し、前記センシングローラは揺動自在なリンクに保持され且つ該センシングローラが前記搬送面よりも上方に位置するように弾性付勢もしくは重力付勢されており、前記リンクの一端側には空気圧によって作動する前記メカニカルバルブが接続されており、前記メカニカルバルブは、該メカニカルバルブの筐体の軸心にバルブピンが設けられ、該バルブピンの外周を囲み空気圧にて該バルブピンに沿ってスライドするアクチュエータが設けられており、パイロットポートからの空気圧によって前記アクチュエータが前記一端側を前記弾性付勢もしくは重力付勢に抗して押すべく突出するように構成されるとともに、前記バルブピンが前記リンクの一端側にて押されることによって、空気圧が搬送駆動用ポートを介して搬送駆動系の駆動接続を行なうダイヤフラムを動かすように構成されたことを特徴とする。
【0010】
このように、本発明の請求項2に記載のアキュムレーションコンベヤにおけるメカニカルバルブは、搬送面から出没自在に構成されたセンシングローラに連結されており、非アキュムレート時において、このメカニカルバルブが、該バルブのアクチュエータの動作によって、センシングローラを、搬送面よりも下側に位置させておき、アキュムレート時において、搬送面から突出するようにすることができる。
【0011】
また、メカニカルバルブの動作に基づいて、搬送駆動用ポートを介してダイヤフラムを動作させ、このダイヤフラムの動作によって、搬送駆動系の駆動力の切断や接続を行なうように構成されているので、物品が通過する毎に踏まれてエアーを消費することがなく、空気消費量も少なくなると共に、不要な排気がなくなり騒音を抑え確実な動作ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して本発明の一実施形態を詳細に説明する。
なお、図1は、本実施形態のアキュムレーションコンベヤにおける物品搬送時の状態を示す概略側面図である。
図2は、本実施形態のアキュムレーションコンベヤにおける物品のアキュムレート時の状態を示す概略側面図である。
図3は、図1及び図2に示すアキュムレーションコンベヤに適用するメカニカルバルブの縦断面図である。
【0013】
図1に示す本実施形態のアキュムレーションコンベヤ100は、物品50を搬送(搬送方向は矢印A方向の搬送)する搬送ローラ60によって搬送面Sが構成されている。
この搬送ローラ60は、図示しない駆動系によって適宜回転駆動されている。このアキュムレーションコンベヤ100には、センシングローラ20が適当な距離を置いて搬送経路に沿って多数配置されている。
【0014】
このセンシングローラ20は、適宜軸を支点25(本実施形態においては、搬送ローラ60の回動軸と同じ軸を支点)にて揺動するように配置されたリンク21の上端側に回転自在に設けられている。
このリンク21は、その他端側の一端面22が、空気圧によって作動する後述するメカニカルバルブ10(図1および図2においては、搬送方向の下流側から順に符号10-1,10-2,・・・10-nにて表示する)に接触している。このことにより、リンク21は、メカニカルバルブ(10-1,10-2,・・・10-n)の作動(水平方向の動き)によって揺動することができる。
【0015】
このようにリンク21が揺動可能に構成されていることにより、センシングローラ20は、物品50を搬送する搬送面Sから出没することができる。
本実施形態においては、リンク21は、例えば、付勢バネ3によってセンシングローラ20を搬送面Sよりも上側に位置するような方向に付勢されている。
なお、リンク21は、本実施形態においては、付勢バネ3によって引っ張られるように構成されているが、センシングローラ20側よりも、一端面22側を重く設定されることで、該センシングローラ20が搬送面Sよりも上に位置する方向に付勢力されるようにすることができる。
【0016】
また、本実施形態のアキュムレーションコンベヤ100に用いられているメカニカルバルブ10は、ブラケット15を介して搬送ローラ60の下方側にコンベヤフレーム(図示しない)に取り付けられている。
このメカニカルバルブ10は、その筐体11の軸心に、空気圧によって動作するバルブピン2やアクチュエータ1が設けられている。
また、このメカニカルバルブ10(図2参照)は、リンク21を動作させるためのバルブピン2やアクチュエータ1を作動させたり、さらには、ダイヤフラム40を作動させたりするパイロットポートP1,A,Pや排気ポートRを有している。
【0017】
そして、パイロットポートPは、配管31を介して基管30に接続されている。一方、パイロットポートAは、配管33を介してダイヤフラム40に接続されている。
また、各メカニカルバルブ10のパイロットポートP1は、その殆どが配管33に接続されているが(一つ下流側のメカニカルバルブのパイロットポートAに接続されている)、最下流のメカニカルバルブ(10-1)は、そのパイロットポートP1が、配管34を介してソレノイドやエアバルブなどにより構成することのできる起動手段80に接続されている。
【0018】
なお、本実施形態においては、各メカニカルバルブ10にエアを送ることのできる基配管として、アキュムレーションコンベヤ100の長手方向に沿って一本の基管30が配管されており、この基管30に適宜容量のポンプ70が接続されている。
【0019】
本実施形態のアキュムレーションコンベヤ100においては、センシングローラ20は揺動自在なリンク21に上述の如く保持され、且つこのセンシングローラ20が搬送面Sよりも上方に位置する方向に付勢バネ3にて弾性付勢された状態で、リンク21の一端側22に、空気圧によって作動するメカニカルバルブ10の一端が接触するように接続されている。
【0020】
そして、メカニカルバルブ10は、図2に示すように、該メカニカルバルブ10の筐体11の軸心にバルブピン2が設けられており、更にこのバルブピン2の外周を囲み且つ空気圧にて該バルブピン2に沿ってスライドするアクチュエータ1が設けられている。
【0021】
このメカニカルバルブ10は、パイロットポートP1からの空気圧によって、アクチュエータ1が突出するように押される。すなわち、パイロットポートP1からの空気圧によって、アクチュエータ1が図中における左方向に移動して、リンク21の一端側22を、付勢バネ3の付勢力に抗して押すように突出する。これによって、センシングローラ20は、搬送面Sよりも下方に埋没するように動作することができる。
また、図3に示すように、メカニカルバルブ10は、バルブピン2が図3において右方に押されることで、空気配管の基管30に繋がるパイロットポートPからの空気圧が搬送駆動用ポートAを介して搬送駆動系の駆動接続を行なうダイヤフラム40を動かすことができる。すなわち、バルブピン2が図3における右側に適宜移動することでパイロットポートPからの空気圧が搬送駆動用ポートAに流れる経路が形成できる。
【0022】
バルブピン2は、バルブピンのフランジ8と筐体11との空間に配置されたバルブ用スプリング5によって、該ピン2が筐体11から突出方向に付勢されている。フランジ8と壁面8aとはバルブ用スプリング5によって当接可能に構成されている。一方、アクチュエータ1は、ブッシュ4とアクチュエータのフランジ9との間に配置されたアクチュエータ用スプリング7によって、このアクチュエータ自身が筐体11内に引っ込むような方向に付勢されている。
なお、ダイヤフラム40は、その動作部分が図1における矢印D方向に動作することにより、図示しない駆動系と各搬送ゾーンの搬送ローラ60との駆動力の接続と切断とを適宜行うように構成されている。
【0023】
このように構成されたアキュムレーションコンベヤ100は、物品50を搬送しているとき(搬送ローラ60が駆動されているとき)は、センシングローラ20が搬送面Sよりも下側に位置している。すなわち、前述したように、パイロットポートP1に所定の空気圧が加えられ、アクチュエータ1が図中における左方向に移動して、リンク21の一端側22を、付勢バネ3の付勢力に抗して押し、これによって、センシングローラ20は、搬送面Sよりも下側に位置するのである。これは図4に示す状態である。
【0024】
一方、物品50をアキュムレートするときについて述べる。
まず、物品搬送向き(矢印A方向)の最下流側のセンシングローラ20を搬送面Sから突出させる。
この最下流側のセンシングローラ20が、搬送面Sから突出する動作は、起動手段80を作動させることにより、メカニカルバルブ10-1のパイロットポートP1に配管34を介して供給されていた空気が断たれる。このことで、アクチュエータ2がスプリング7の付勢力によってメカニカルバルブ内に引っ込むように動作し、その結果、付勢バネ3の力によってリンク21が図1において反時計回りの方向に回転して、最下流側のセンシングローラ20が搬送面Sから突出する。
なお、センシングローラ20が搬送面Sから突出するのであるから、図3に示すように、バルブピン2はリンク21の一端側22にて押され、スプリング5のばね力に抗してバルブピン2はメカニカルバルブ10内に押し込まれた状態となる。
【0025】
このように、最下流側のセンシングローラ20が搬送面Sから突出した状態としておく。この状態において、下流側センシングローラ20が物品50によって踏まれたときに、リンク21が図1において時計回りの方向に回転して、バルブピン2の先端から離れる方向に移動する。この際、メカニカルバルブ10-1のパイロットポートP1への空気が断たれているので、バルブピン2はスプリング7のばね力によりメカニカルバルブ10-1から突出する方向に移動し、図2の状態となる。これによって、メカニカルバルブ10-1のパイロットポートAと排気ポートRとが連通し、パイロットポートAからの空気圧が解除される。この結果、メカニカルバルブ10-1に接続されたダイヤフラム40が作動し、搬送ゾーンZ1の搬送ローラ60の回転が停止される。
【0026】
この搬送ローラ60の回転が停止するのとほぼ同時に、二番目のメカニカルバルブ10-2のパイロットポートP1に配管32を介して供給されていた空気が断たれて、アクチュエータ2がメカニカルバルブ内に引っ込むように動作して、リンク21が反時計回りの方向に回転し、二番目のセンシングローラ20が図示の矢印G方向に回転して、搬送面Sから突出する。そして、この二番目のセンシングローラ20が物品50にて踏まれると、搬送ゾーンZ2の搬送ローラ60の回転停止と三番目のセンシングローラ20の突出動作がおこなわれる。このようにして、アキュムレート動作が、物品50の搬送に連動してコンベヤ上流側に伝播して行くように構成されている。
【0027】
すなわち、物品50よりも物品搬送向き上流側に位置する上流側センシングローラ20が、搬送面Sから突出し、上流側センシングローラ20が踏まれたときに、該上流側センシングローラ20よりも上流側の搬送ゾーンZの搬送用駆動が停止し、次の搬送ゾーンのセンシングローラ20の準備が整うようになっている。
【0028】
このように、本実施形態のアキュムレーションコンベヤ100は、空気圧によって作動する各センシングローラ20において、物品搬送向きの下流側の下流側センシングローラ20が搬送面Sから突出した状態とされて、この下流側センシングローラ20が物品50によって踏まれたときに、該物品50よりも物品搬送向き上流側に位置する上流側センシングローラ20が、搬送面Sから突出し、上流側センシングローラ20が踏まれたときに、該上流側センシングローラ20よりも上流側の搬送ゾーンZの搬送用駆動が停止するように構成されているので、アキュムレート動作が必要な時だけ搬送面に突出し、このような動作によって、従来のように搬送面から常時突出しているセンシングローラの如く、物品が通過する毎に踏まれてエアーを消費すると共に作動音(空気排気音)が発生するものに比べて、空気の消費量も少なくなると共に、騒音を抑え確実な動作ができる。
【0029】
また、本実施形態においては、メカニカルバルブ10は、アクチュエータ1の動作によって、非アキュムレート動作時(不要時)においては搬送面よりも下側に位置しているセンシングローラ20を、必要時に搬送面から突出するようにすることができ、また、メカニカルバルブ10の動作に連動して、搬送駆動系の駆動力の切断や接続を行なうように構成されているので、物品が通過する毎に踏まれてエアーを消費することがなく、空気消費量も少なくなると共に、不要な排気がなくなり騒音を抑え確実な動作ができる。
【0030】
本発明のアキュムレーションコンベヤ100に適用されるメカニカルバルブは、図2に示したような構成に限定されるものではなく、例えば、パイロットポートP1の空気圧が、搬送駆動用ポートAに直接繋がるように構成されていてもよい。この場合、パイロットポートP1と搬送駆動用ポートAとは、例えば逆止弁を介して直接繋がる構成とすることができる。
このように、パイロットポートP1の空気圧が、搬送駆動用ポートAに直接繋がるように構成されていることで、メカニカルバルブの構成の複雑化を回避できる。
【0031】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明にかかるアキュムレーションコンベヤは、請求項1に記載されているように、物品を搬送する搬送面から出没自在で空気圧によって作動する複数のセンシングローラが、搬送経路に沿って配置されているアキュムレーションコンベヤであって、物品搬送向きの下流側の下流側センシングローラを搬送面から突出させた状態としておき、前記下流側センシングローラが前記物品によって踏まれたときに、該物品よりも物品搬送向き上流側に位置する上流側センシングローラが、前記搬送面から突出し、前記上流側センシングローラが踏まれたときに、該上流側センシングローラよりも上流側の搬送ゾーンの搬送用駆動が停止するように構成されている。
【0032】
したがって、本発明のアキュムレーションコンベヤは、空気圧によって作動する各センシングローラにおいて、物品搬送向きの下流側の下流側センシングローラが搬送面から突出した状態とされ、この下流側センシングローラが物品によって踏まれたときに、該物品よりも物品搬送向き上流側に位置する上流側センシングローラが、搬送面から突出し、上流側センシングローラが踏まれたときに、該上流側センシングローラよりも上流側の搬送ゾーンの搬送用駆動が停止するように構成されたことにより、アキュムレート動作が必要な時だけ搬送面に突出するので、従来のように搬送面から常時突出しているセンシングローラの如く、物品が通過する毎に踏まれてエアーを消費すると共に作動音(空気排気音)が発生するものに比べて、空気の消費量も少なくなると共に、騒音を抑え確実な動作が可能な優れたアキュムレーションコンベヤを提供できる。
【0033】
本発明にかかるメカニカルバルブは、請求項2に記載されているように、アキュムレーションコンベヤのセンシングローラを動作させるために使用するメカニカルバルブであって、前記センシングローラは揺動自在なリンクに保持され且つ該センシングローラが前記搬送面よりも上方に位置するように弾性付勢もしくは重力付勢されており、前記リンクの一端側には空気圧によって作動するメカニカルバルブが接続されており、前記メカニカルバルブは、該メカニカルバルブの筐体の軸心にバルブピンが設けられ、該バルブピンの外周を囲み空気圧にて該バルブピンに沿ってスライドするアクチュエータが設けられており、パイロットポートからの空気圧によって前記アクチュエータが前記一端側を前記弾性付勢もしくは重力付勢に抗して押すように突出することにより、前記センシングローラが前記搬送面よりも下方に埋没するように動作するとともに、空気圧が搬送駆動用ポートを介して搬送駆動系の駆動接続を行なうダイヤフラムを動かすように構成されたので、搬送面から出没自在に構成されたセンシングローラに連結されており、非アキュムレート時において、このメカニカルバルブが、該バルブのアクチュエータの動作によって、センシングローラを、搬送面よりも下側に位置させておき、アキュムレート時において、搬送面から突出するようにすることができる。
【0034】
また、メカニカルバルブの動作に基づいて、搬送駆動用ポートを介してダイヤフラムを動作させ、このダイヤフラムの動作によって、搬送駆動系の駆動力の切断や接続を行なうように構成されているので、物品が通過する毎に踏まれてエアーを消費することがなく、空気消費量も少なくなると共に、不要な排気がなくなり騒音を抑え確実な動作ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態のアキュムレーションコンベヤにおける物品搬送時の状態を示す概略側面図である。
【図2】 図1に示すアキュムレーションコンベヤに適用するメカニカルバルブの縦断面図である。
【図3】 図2に示すメカニカルバルブにおけるバルブピンが押し込められたときの状態を示す縦断面図である。
【図4】 図2に示すメカニカルバルブにおけるアクチュエータが突出したときの状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 アクチュエータ
2 バルブピン
3 付勢バネ
4 ブッシュ
5 バルブ用スプリング
6 ナット
7 アクチュエータ用スプリング
8 バルブピンのフランジ
9 アクチュエータのフランジ
10 メカニカルバルブ
11 筐体
15 ブラケット
20 センシングローラ
21 リンク
22 一端面
30 基管
40 ダイヤフラム
50 物品
60 搬送ローラ
A 搬送駆動用パイロットポート
P 基管用パイロットポート
P1 アクチュエータのパイロットポート
R 排気ポート

Claims (2)

  1. 物品(50)を搬送する搬送面(S)から出没自在で空気圧によって作動する複数のセンシングローラ(20)が、搬送経路に沿って配置されているアキュムレーションコンベヤ(100)であって、
    搬送時には、前記センシングローラ(20)の全てが前記搬送面(S)よりも下側に位置し、
    アキュムレーション時には、物品搬送向きの最下流側の最下流側センシングローラ(20)を前記搬送面(S)から突出させた状態としておき、前記最下流側センシングローラ(20)が前記物品(50)によって踏まれたときに、該最下流側センシングローラ(20)に隣接する物品搬送向きの上流側の搬送ゾーン(Z1)の搬送用駆動が停止するとともに、前記最下流側センシングローラ(20)に隣接する物品搬送向き上流側の上流側センシングローラ(20)が、前記搬送面(S)から突出し、前記上流側センシングローラ(20)が踏まれたときに、該上流側センシングローラ(20)に隣接する物品搬送向きの上流側の搬送ゾーン(Z2)の搬送用駆動が停止するとともに、該上流側センシングローラ(20)に隣接する物品搬送向きの更に上流側のセンシングローラ(20)が、前記搬送面(S)から突出し、以降、物品(50)の搬送に連動してセンシングローラ(20)の前記搬送面(S)からの突出と搬送ゾーン(Z)の搬送用駆動の停止が上流側へと伝播するように構成されたことを特徴とするアキュムレーションコンベヤ(100)。
  2. 請求項1に記載のアキュムレーションコンベヤ(100)において、
    前記センシングローラ(20)を動作させるために使用するメカニカルバルブ(10)を有し、
    前記センシングローラ(20)は揺動自在なリンク(21)に保持され且つ該センシングローラ(20)が前記搬送面(S)よりも上方に位置するように弾性付勢もしくは重力付勢されており、
    前記リンク(21)の一端側(22)には空気圧によって作動する前記メカニカルバルブ(10)が接続されており、
    前記メカニカルバルブ(10)は、該メカニカルバルブ(10)の筐体(11)の軸心にバルブピン(2)が設けられ、該バルブピン(2)の外周を囲み空気圧にて該バルブピン(2)に沿ってスライドするアクチュエータ(1)が設けられており、パイロットポート(P1)からの空気圧によって前記アクチュエータ(1)が前記一端側(22)を前記弾性付勢もしくは重力付勢に抗して押すべく突出するように構成されるとともに、前記バルブピン(2)が前記リンク(21)の一端側(22)にて押されることによって、空気圧が搬送駆動用ポート(A)を介して搬送駆動系の駆動接続を行なうダイヤフラム(40)を動かすように構成されたことを特徴とする、アキュムレーションコンベヤ(100)。
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