JP4999068B2 - 光コネクタプラグ - Google Patents
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Description
この際、光コネクタプラグの一部を構成するフェルールの接続端面に異物が付着することや、接続端面に傷が付くことは、伝送損失の増大につながる。従って、光コネクタプラグのフェルールの接続端面を外部から保護することが望ましい。また、非光接続状態にあるときは光コネクタプラグからの光の漏出を防ぐことも望ましい。
そして光コネクタプラグ10がアダプタ80に嵌合されたときは、図18に示すように第2プラグフレーム30cがプラグフレーム30に対してフェルールの後部側へスライドして光遮蔽体33が可撓部材33dの撓みにより矢印のように移動し第2プラグフレーム30cとアダプタ80との間に収納するように構成されている。
一般に光コネクタの光接続に当ってはフェルール20の前部に配置された光遮蔽体33を排除して、フェルール20の端面を露出させた後、清掃液が付された綿棒等により、フェルール20の端面を清掃することが行われる。しかしながら、上記した従来の光コネクタプラグ10にあっては、光遮蔽体33をフェルール20の前面から排除するのが困難であり、清掃するには第2プラグフレーム30cを後方方向にスライドして行う等が必要であった。またあるいは、光遮蔽体33をフェルール20の前面から排除する構造を簡易にする為には、コネクタの寸法が大きくなり、汎用のSCコネクタやMUコネクタとの接続ができなくなったり、接続の際の作業性が犠牲になるという課題があった。
光遮蔽体は、その一辺が第2プラグフレームの前部内壁部に回転自在に固定され、光コネクタの非接続時にはフェルールの中心軸を遮断するように保持され、光コネクタ接続時には前記一辺と対向する他の一辺が前記フェルール側に倒れた後に、第2プラグフレームが前記フェルールの後部側にスライドすることにより、前記第2プラグフレームの内側に配置されることを特徴とする。
図1〜図3において、20は内部に光コードの光ファイバを保持するフェルール、30はフェルール20の外側に被せられたプラグフレーム、40はプラグフレーム30の後部に配置されたストップリング、50はプラグフレーム30の一部の外側に被せられたスライダ、60は光コード、70はスライダ50の後部に配置され光コード60の端部を保護するブーツである。
以上の構成は従来一般に用いられているSC型やMU型等の光コネクタプラグと類似するもので、その動作も同様である。
即ち、プラグフレーム30は第1プラグフレーム31と第2プラグフレーム32とで構成され、第1プラグフレーム31は内部にフェルール20を前後にスライド可能に保持し、第2プラグフレーム32は第1プラグフレーム31の前部の外側の位置で第1プラグフレーム31とスライド可能に配置されている。
このように構成された光コネクタプラグ15は、フェルール20の接続端面21を清掃するにあたって、綿棒等の清掃冶具により光遮蔽体33をフェルール20側に押し込むことにより、光遮蔽体33がフェルール20に接触することなく容易に光遮蔽体を転倒しフェルール20の接続端面21を露出させることができ、これにより容易にフェルール20の接続端面21を清掃することができる。
次に本実施例の光コネクタプラグ15を図5に示すアダプタ80に嵌め込む過程における光遮蔽体33等の動作を図6〜11を用いて説明する。
光コネクタプラグ15を更に挿入孔80a内に挿入すると、図7に示すように、光遮蔽体33はアダプタ80内のアタッチメント81の端部81aに衝突し、光遮蔽体33が枢軸ホルダ33aを中心にして回転し始める。
これにより、前記アダプタ80の接続端面80bから若干突出した前記フェルール20の接続端面は、図示しない他方のフェルールの接続端面が突き合わされて、前記スプリング45を圧縮し、互いのフェルールはその接続端面が軸心を一致して押圧状態で光接続される。
上記実施例は、光遮蔽体33がその一辺で回転可能に軸支され、スプリング36によりフェルール20の中心軸と交差するように構成されているが、本発明は光遮蔽体の一辺が第2プラグフレーム32の前部内壁部にフェルール20の中心軸と交差するように直接固定され、光遮蔽体33自身の弾性変形によりフェルール20側に倒れるように構成されたものであっても良く、この場合であっても光遮蔽体33は前記と同様の役目を成すことができる。
20 フェルール
21 接続端面
30 プラグフレーム
31 第1プラグフレーム
32 第2プラグフレーム
32a 先端
33 光遮蔽体
33a 枢軸ホルダ
35 枢軸棒
36 スプリング
36a コイルスプリング
36b 両端部スプリング
36c コイル連結部
37 コイルスプリング
40 ストップリング
45 スプリング
50 スライダ
60 光コード
70 ブーツ
80 アダプタ
80a 挿入孔
80b 接続端面
81 アタッチメント
Claims (7)
- 光ファイバの端部を保持するフェルールと、前記フェルールの外側に配置されるプラグフレームと、その外側に配置されるスライダとを備えた光コネクタプラグにおいて、
前記プラグフレームは、前記フェルールを直接保持する第1プラグフレームと、その第1プラグフレームの前部にてスライド可能に配置された第2プラグフレームとからなり、
第1プラグフレームの後部にストップリングが取り付けられ、第2プラグフレームの後部と前記ストップリングとの間に第2プラグフレーム押圧用スプリングが配置され、第2プラグフレームを前方に押すように構成され、
前記第2プラグフレームの内部には、前記フェルールの前部から所定間隔隔てて光遮蔽体の一辺が固定され、前記光遮蔽体は、前記一辺と対向する他の一辺が前記フェルール側に倒れ、さらに前記フェルール側と反対側にも倒れ得ることを特徴とする光コネクタプラグ。 - 光遮蔽体は、その一辺が第2プラグフレームの前部内壁部に回転自在に固定され、光コネクタの非接続時にはフェルールの中心軸を遮断するように保持され、光コネクタ接続時には前記一辺と対向する他の一辺が前記フェルール側に倒れた後に、第2プラグフレームが前記フェルールの後部側にスライドすることにより、前記第2プラグフレームの内側とアダプタ間に配置されることを特徴とする請求項1に記載の光コネクタプラグ。
- 光遮蔽体は、その一辺が第2プラグフレームの前部内壁部にフェルールの中心軸を遮断するように直接固定され、光コネクタ接続時には前記一辺と対向する他の一辺が光遮蔽体自身の弾性変形により前記フェルール側に倒れた後に、第2プラグフレームが前記フェルールの後部側にスライドすることにより、前記第2プラグフレームの内側とアダプタ間に配置されることを特徴とする請求項1に記載の光コネクタプラグ。
- 光遮蔽体は、光コネクタ接続時に、対向する光コネクタ乃至は光コネクタの接続を仲介する光アダプタの一部に接触干渉することにより、前記第2プラグフレームの内側に転倒して配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の光コネクタプラグ。
- 光遮蔽体は、第2プラグフレームが第1プラグフレームに対してフェルールの後部側へスライドする前にフェルール側に倒れることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の光コネクタプラグ。
- 前記第2プラグフレームは、前記第1プラグフレームと前記スライダの間に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の光コネクタプラグ。
- 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の光コネクタプラグであって、SCコネクタあるいはMUコネクタとの接続が可能であることを特徴とする光コネクタプラグ。
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