JP4997989B2 - 状態制御装置、状態制御方法、案内制御装置および案内制御方法 - Google Patents

状態制御装置、状態制御方法、案内制御装置および案内制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、画面表示を伴う案内を行う案内システムの状態を制御する状態制御装置、状態制御方法、案内制御装置および案内制御方法に関する。
近年の車両においては、車両のシートのポジション調整やミラーの角度調整,ルートナビゲーションなど、画面を利用した各種の案内を実施可能に構成されることが多く、この種の技術としてタッチパネルに表示する画面を車両の動作状態に応じて切り替える技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2005−153684号公報
従来の技術においては、無用な電力の消費を抑えることができなかった。
すなわち、画面表示を伴う案内を行うためには画面表示を実施できるようにその案内制御手段を駆動していなければならないが、いかなる状況においても画面表示が必要とは限らず、案内が不要であるにもかかわらず画面表示を行って待機する構成では無用な電力を消費してしまう。特に車両が停車している際に車両の機器を利用するためには車両に搭載されたバッテリーから電力を供給する必要があるため、無用な電力を消費するとバッテリーの蓄電量が低下し、エンジンの始動など優先度の高い電力供給対象への電力供給に支障を与えかねない。
例えば、特許文献1に開示された技術においては、カーテシSWによってカーテシSW信号を受信したときにタッチディスプレイに表示する画面を切り替えてシート調整等を行うための画面を表示しており、少なくともカーテシSW信号を受信したときにはシート調整等を実施すると見なして画面を表示する。しかし、カーテシSW信号を受信した場合であっても必ずシート調整等を実施するとは限らず、車両内の荷物を取り出すために車両のドアを開けた場合もあり得る。この場合にシート調整等の画面を表示してしまうと無用に電力を消費してしまう。
さらに、上述の従来技術においては、車両の動作状態によってタッチパネルに表示する画面を切り替えていたので、上述の従来技術においては、車両の動作状態が切り替わらなければタッチパネルに表示する画面を切り替えることができない。しかし、タッチパネルにおける表示画面の切り替えが車両の動作状態に連動するとは限らず、例えば、ドライビングポジションの設定画面は運転者の状態に応じて切り替えることが好ましい。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、画面表示を伴う案内を行うシステムにおいて無用な電力の消費を抑えることを目的とする。また、運転者の状態に応じて画面を切り替えることを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明においては、画面上での表示を伴う案内を行う案内制御手段を低消費電力の待機状態で駆動可能に構成し、車両のドアを開ける際に出力される開扉信号を受け付けたときに、前記案内制御手段を待機状態で駆動させる。すなわち、車両のドアを開けるための操作がなされた状態で案内制御手段を駆動するが、この状態においては通常状態の駆動より消費電力の小さい待機状態で駆動する。従って、ドアが開かれたが、画面に基づく案内を利用するか否か判明していない状態において、案内制御手段を駆動するための電力を抑えることができる。
ここで、開扉信号受付手段においては、車両のドアを開けるための開扉信号を受け付けることができればよく、車両において車両のドアを開ける際に開扉信号を出力するように構成しておき、この開扉信号を受け付けることができればよい。また、ドアを開けることに対応したあらゆる信号を開扉信号とすることができ、例えば、車両のドアのロックを解除するための解錠信号やドアが開かれていることを検出するためのドアオープン検出信号等を開扉信号とすることができる。
案内制御手段は、画像を表示可能な所定の画面に所定の画像を表示して案内を行うとともに、通常状態より低消費電力の待機状態で駆動できるように構成されていればよい。ここで、待機状態は通常状態より消費電力の低い状態であればよい。例えば、案内制御手段をプロセッサ,メモリ等のデバイスによって実現する場合に、全機能を利用可能な状態ではなく、一部の機能を停止させることによって消費電力を抑えた状態を待機状態とすればよい。
より具体的には、前記デバイスのいずれか(または組み合わせ)に対する電力供給を停止した状態を待機状態としたり、プロセッサをすぐに駆動できるようにOSとアプリケーションプログラムとのいずれかまたは双方をメモリに書き込み、当該書き込み後に一部のデバイスに対する電力供給を停止した状態を待機状態とする構成等を採用可能である。むろん、上述のデバイスにはプロセッサ,メモリのほか、ハードディスクや描画チップなど種々のデバイスを含む。
また、画面表示を行わないことによって消費電力を抑える構成としても良い。すなわち、画面表示においては、画像を表示するための光源を駆動するため一般に消費電力が高くなるので、当該画面表示を行わない構成とすることによって、待機状態の消費電力を効果的に抑えることができる。いずれにしても、抑えるべき電力や待機状態から通常状態へ移行する際に必要な時間等に応じて待機状態にて電力を供給する対象を適宜選択すればよい。
さらに、案内制御手段における案内としては、画面上での表示を伴う案内であればよく、車両のシートのポジション調整やミラーの角度調整など車両の付属機能を利用する際の案内であっても良いし、ナビゲーションシステムによる案内であっても良い。さらに、状態制御手段においては、案内制御手段を待機状態で駆動することができればよく、例えば、待機状態において駆動すべきデバイスを予め登録しておき、待機状態においては当該予め登録されたデバイスのみを駆動する構成等を採用可能である。
以上の構成においては、待機状態にて案内制御手段を駆動することによって消費電力を抑えることができるが、画面に基づく案内を利用する場合には待機状態から通常状態に速やかに移行することが好ましい。このため、上述のように画面表示を行わない状態において画面表示以外の機能は制限することなく案内制御手段を駆動すれば、画面を表示するのみで速やかに通常状態に移行することができる。
また、待機状態から通常状態に移行する具体例として、運転席への搭乗を検出する構成を採用しても良い。すなわち、搭乗検出センサによって車両の運転席への搭乗を検出したときに待機状態から通常状態での駆動に移行する構成とする。この構成によれば、車両から荷物を取り出すなど運転以外のためにドアを開けたときには待機状態とし、運転のために運転者が運転席に搭乗したときに通常状態に移行することができ、無用な電力消費を確実に抑えることができる。
なお、搭乗検出センサは運転者が運転席に搭乗したことを検出することができればよく、運転席への着座を検出する着座センサやステアリングへの接触を検出するステアリングセンサ等を採用可能である。むろん、これらの複数のセンサによって搭乗を示す検出がなされているときに運転席に搭乗したことを検出するように構成してもよい。
さらに、前記着座センサやステアリングセンサを利用すると、運転者が運転席に搭乗した状態で運転者が実行しようとしている動作を予測することができるので、この予測に基づいて画面の表示内容を切り替えるように構成してもよい。このための構成例として、着座センサによって運転席への着座を検出したときに前記画面において所定のメニューを表示し、さらに、ステアリングセンサによってステアリングへの接触を検出したときに前記画面においてドライビングポジションの設定画面を表示するように構成してもよい。
すなわち、運転者が運転席に着座し、さらにステアリングを握ったときにはシートとステアリングとの関係からドライビングポジションを設定する可能性が高いと見なしてドライビングポジションの設定画面を表示する。この構成によれば、ドライビングポジションの設定画面を表示するために煩雑な操作を行う必要がなくなり、極めて操作の容易な案内を行うことができる。
また、ドライビングポジションの設定画面を表示する以前に画面に表示する所定のメニューは、ドライビングポジションの設定画面と異なるあらゆる画面によって構成することができる。例えば、音楽を聞くための設定やナビゲーションシステムの設定を行うための画面や所望の機能を選択するための汎用的なメニュー画面であってもよい。以上の構成によれば、着座前には案内制御手段による消費電力を抑えながらも、運転者が運転席に着座した後には当該運転者が利用し得る画面を表示することができ、消費電力の低減とともに高い操作性の案内を実現することができる。
さらに、上述のように搭乗検出センサによって前記車両の運転席への搭乗を検出しないときには案内制御手段への電力供給を停止するように構成してもよい。例えば、案内制御手段を待機状態で駆動させた後、一定時間が経過するまで搭乗検出センサにて前記車両の運転席への搭乗を検出しないときに、前記案内制御手段の駆動を停止させる構成を採用すればよい。この構成によれば、車両から荷物を取り出すなど運転以外のためにドアを開けたときには待機状態から停止状態に移行することができ、無用な電力消費を抑えることができる。
さらに、車両の運転席への搭乗を検出する搭乗検出センサ、例えば、運転席への着座を検出する着座センサとステアリングへの接触を検出するステアリングセンサとのいずれかまたは双方によって運転席への搭乗を検出したときにドライビングポジションの設定画面を所定の画面上に表示する構成を採用しても良い。すなわち、運転者が運転席に着座したとき、ステアリングを握ったとき、あるいはその双方を行ったときにはドライビングポジションを設定する可能性が高いと見なしてドライビングポジションの設定画面を表示する。この構成によれば、ドライビングポジションの設定画面を表示するために煩雑な操作を行う必要がなくなり、極めて操作の容易な案内を行うことができ、所定の画面を運転者の状態に応じて切り替えることが可能になる。また、ドライビングポジションを設定する可能性が高いときにその画面を表示することで、その画面が必要なときに表示されることとなる。従って、無用な画面の表示を防止することができ、画面表示のための無用な電力消費を抑えることができる。
さらに、本発明のように、案内制御手段において所定のトリガに基づいて低消費電力の待機状態から通常状態に移行する手法や画面を切り替える手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のような状態制御装置、プログラム、方法は、単独の状態制御装置として実現される場合もあれば、車両に備えられる各部と共有の部品を利用して実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。例えば、以上のような状態制御装置を備えたナビゲーション装置や方法、プログラムを提供することが可能である。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、状態制御装置を制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのソフトウェアの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)状態制御装置の構成:
(2)状態制御処理:
(3)他の実施形態:
(1)状態制御装置の構成:
図1は、車両に搭載された状態制御装置10の構成を示すブロック図である。本実施形態における状態制御装置10は、車両に設けられた開扉信号受信部20と着座センサ21とステアリングセンサ22とこれら各部を制御するECU(ドアECU20a,シートECU21a,ステアリングECU22a)と案内ECU30と表示部40とが協働することによって実現される。なお、各部は図示しないバッテリーから電力の供給を受けて駆動される。
開扉信号受信部20は無線信号を受信する回路と車両のドアのロックを解除する機構とを備えており、ドアECU20aは当該ドアのロックの解除を制御する。すなわち、開扉信号受信部20は、車両のドアを開けるための鍵に取り付けられた無線送信部が送信する無線信号を受信し、当該無線信号が示すコードをドアECU20aに出力する。ドアECU20aは当該コードを解析し、適正なコードであるときに解錠を示す解錠信号を開扉信号受信部20に出力する。開扉信号受信部20は、当該解錠信号を受け付けたときに車両のドアのロックを解除する。なお、ドアECU20aは、前記コードが適正なコードであるときに前記解錠信号を案内ECU30に対しても出力する。
着座センサ21は、車両の運転席のシートに取り付けられたセンサ(例えば、荷重センサ)であり、運転席に対して運転者が搭乗したときにその旨を示す信号をシートECU21aに対して出力する。シートECU21aは、この信号を受信することによって運転席に対して運転者が着座したことを認識する。なお、シートECU21aは、運転席に対して運転者が着座したことを認識したときに、当該運転席への着座を示す信号を案内ECU30に対して出力する。
ステアリングセンサ22は、車両のステアリングに取り付けられたセンサ(例えば、静電容量式の接触センサ)であり、運転者がステアリングを握ったときにその旨を示す信号をステアリングECU22aに対して出力する。ステアリングECU22aは、この信号を受信することによって運転者がステアリングを握ったことを認識する。なお、ステアリングECU22aは、運転者がステアリングを握ったことを認識したときに、当該ステアリングが握られたことを示す信号を案内ECU30に対して出力する。
表示部40は、車両に設けられたディスプレイに任意の画像を表示するユニットであり、本実施形態においては画面に対する指の接触によって指示操作を受け付けるタッチパネルを備えている。また、案内ECU30は、車両の経路案内や車両におけるドライビングポジションの案内など、各種の案内を示す画像を表示部40に表示し、タッチパネルに対するタッチ操作に応じた制御、例えば、ドライビングポジションの設定指示に応じて図示しないアクチュエータを駆動する制御を実施することが可能である。
案内ECU30は図示しない図示しないCPU,RAM,ROM等を備えており、図示しないGPS受信部における受信信号や図示しない記憶媒体に記憶された地図情報等を利用して車両を案内するナビゲーションプログラムや本発明にかかる状態制御を行うためのプログラムを実行することが可能である。
当該状態制御を行うためのプログラムは開扉信号受付部31と状態制御部32と案内制御部33との各モジュールを備えている。開扉信号受付部31は、ドアECU20aが出力する、上述の解錠信号を受け付ける。すなわち、開扉信号に対応して当該解錠信号を受け付けることによって車両のドアを開けるための操作がなされたことを認識する。
状態制御部32は、表示部40の駆動状態を制御することによって表示部40の消費電力を制御するモジュールであり、車両のドアを開けるための操作がなされたことを開扉信号受付部31が認識したときに、低消費電力の待機状態で案内制御部33と表示部40とからなる案内制御手段を駆動する。すなわち、当該待機状態においては、案内制御部33を前記RAMにロードして実行待機状態にするとともに、表示部40において画面表示を行わない(画面表示のための光源に電力を供給しない)状態として、当該表示部40を待機状態とする。
また、状態制御部32は、シートECU21aから上述の運転者の着座を示す信号を取得し、ステアリングECU22aから上述のステアリングが握られたことを示す信号を取得したときに、案内制御部33と表示部40とからなる案内制御手段を通常状態で駆動する。すなわち、通常状態においては表示部40の画面表示を行い、案内制御部33による処理を開始する。
案内制御部33は、表示部40の画面に所定の画像表示を伴う案内を行うモジュールであり、本実施形態においては、ドライビングポジションを設定するための画面を表示してその案内を行う。すなわち、運転者が着座し、ステアリングを握ったとき、ドライビングポジションに違和感があればその設定を行う可能性が高いため、当該ドライビングポジションを設定するための画面を表示するための信号を表示部40に対して出力し、タッチパネルに対するタッチ操作に応じた信号を取得して、その操作に対応した図示しないアクチュエータを駆動する。
(2)状態制御処理:
本実施形態においては、以上の構成において、消費電力を抑える状態制御を行うため、案内ECU30が図2に示す処理を行う。この処理において、案内ECU30は開扉信号受付部31によって車両のドアを開けるための操作がなされたか否かを判別している(ステップS100)。当該ステップS100にて車両のドアを開けるための操作がなされたと判別されないときには以降の処理をスキップする。
ステップS100にて車両のドアを開けるための操作がなされたと判別されたときには状態制御部32の処理が開始され、当該状態制御部32は案内制御部33と表示部40とからなる案内制御手段を待機状態で駆動する(ステップS105)。図3は、表示部40における画面41の表示例を示す図である。上述のステップS105において、案内制御部33と表示部40とが待機状態で駆動されているとき、前記案内制御部33は前記RAMにロードされており、当該案内制御部33による処理が実行可能な状態であるが、表示部40に対して画像を表示するための電力は供給されていない。従って、図3Aに示すように表示部40において画像は表示されず、電力消費を抑えることができる。
次に、状態制御部32は、図示しない計時手段を利用して、前記車両のドアを開けるための操作がなされた時点から一定の時間(例えば、5分)が経過したか否かを判別する(ステップS110)。ステップS110にて、ドアを開けるための操作がなされた時点から一定の時間が経過したと判別されないとき、状態制御部32は着座センサ21によって運転席への着座を検出したか否かを判別する(ステップS115)。すなわち、状態制御部32は、シートECU21aから運転席への着座を示す信号を取得したか否かを判別する。
ステップS115にて運転席への着座を検出したと判別されたときには、さらに、状態制御部32が、ステアリングセンサ22によってステアリングが握られたことを検出したか否かを判別する(ステップS120)。すなわち、状態制御部32は、ステアリングECU22aからステアリングが握られたことを示す信号を取得したか否かを判別する。そして、ステップS120にてステアリングが握られたと判別されたときには、待機状態から通常状態に移行し、ドライビングポジションの設定画面を表示部40に表示してその設定案内を行う(ステップS125)。すなわち、状態制御部32は、表示部40にて画面表示を行うための電力を供給し、案内制御部33による処理を開始する指示を行う。
この指示がなされると、案内制御部33はドライビングポジションの設定画面を表示するための信号を表示部40に対して出力し、図3Bに示すように、表示部40にて設定画面を表示させる。また、タッチパネルに対するタッチ操作に応じた信号を取得して、その操作に対応した図示しないアクチュエータを駆動する。
なお、ステップS115にて運転席への着座を検出したと判別されないとき、および、ステップS120にてステアリングが握られたと判別されないとき、状態制御部32はステップS110に戻って処理を続ける。さらに、前記ステップS110にて、ドアを開けるための操作がなされた時点から一定の時間が経過したと判別されたときには、待機状態を解除する(ステップS130)。すなわち、案内制御部33を前記RAMから消去し、表示部40に対する電力供給を停止する。
この結果、表示部40の状態は図3Aに示す待機状態から、図3Cに示す電源オフの状態に移行し、表示部40は電力を消費しなくなる。以上のステップS130は、車両のドアを開けるための操作を行ったものの、運転者が運転席に対して搭乗しなかった場合に実施される。このような状況は、車両のドアが開けられたが運転席に対する搭乗が行われず車両内の荷物が外に持ち出された場合などに発生する。この場合、表示部40において画面を表示するための電力を供給することなく表示部40の駆動が停止されるため、無用な電力を消費することがない。
(3)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、必要なときに待機状態から復帰することによって電力消費を抑えることができる限りにおいて、他にも種々の実施形態を採用可能である。例えば、上述の状態制御装置においては、開扉信号受信部20と着座センサ21とステアリングセンサ22とのそれぞれがECUによって制御される構成としていたが、むろん、開扉信号受信部20と着座センサ21とステアリングセンサ22と案内ECUとを共通のECUによって構成してもよい。
また、上述の開扉信号受信部20においては、車両に対して送信される無線信号を受信する構成としていたが、ここでは車両のドアを開けるための操作がなされたことを判別すればよいので、開扉信号としては、ドアが開かれていることを検出するためのドアオープン検出信号等を利用しても良い。
さらに、待機状態は通常状態より低消費電力であればよく、案内制御手段をプロセッサ,メモリ,ハードディスクや描画チップ等のデバイスによって実現する場合に、全機能を利用可能な状態ではなく、一部の機能を停止させることによって消費電力を抑えた状態を待機状態とする構成を採用可能である。例えば、前記プロセッサ,メモリ,ハードディスクや描画チップ等のいずれか(または組み合わせ)に対する電力供給を停止した状態を待機状態としたり、プロセッサをすぐに駆動できるようにOSとアプリケーションプログラムとのいずれかまたは双方をメモリに書き込み、当該書き込み後に一部のデバイスに対する電力供給を停止した状態を待機状態とする構成等を採用可能である。
なお、表示部40における画面表示を行わない状態において画面表示以外の機能は制限することなく案内制御手段を駆動すれば、画面を表示するのみで速やかに通常状態に移行することができるので、消費電力の低減と高速な状態移行とを実現することができる。いずれにしても、抑えるべき電力や待機状態から通常状態へ移行する際に必要な時間等に応じて待機状態にて電力を供給する対象を適宜選択すればよい。また、待機状態による駆動を行うためには種々の構成を採用することが可能であり、待機状態において駆動すべきデバイスを予め登録しておき、待機状態においては当該予め登録されたデバイスのみを駆動する構成等を採用可能である。
さらに、上述の実施形態においては、運転者が着座し、ステアリングを握った直後にドライビングポジションの設定を行う可能性が高いとして表示部40にドライビングポジションの設定画面を表示することとしていたが、むろん、案内制御部33による案内対象は他にも種々の対象を想定し得る。例えば、ミラーの角度調整など車両における所望の機能を利用する際の案内であっても良いし、ナビゲーションシステムによる案内であっても良いし、音楽の聞くための設定を行う画面や所望の機能を選択するための汎用的なメニュー画面を表示した案内であってもよい。以上の構成によれば、待機状態から通常状態への移行後に各種の案内を実施可能であり、消費電力の低減とともに高い操作性の案内を実現することができる。
さらに、上述の実施形態においては、着座センサによって着座を検出し、ステアリングセンサによってステアリングが握られたことを検出した場合に表示部40にて画面表示を行う構成を採用していたが、各センサによる検出結果に基づいて画面を段階的に切り替える構成を採用してもよい。図4は、各センサによる検出結果に基づいて画面41を段階的に切り替える構成における画面遷移例を示す図である。
この構成は、上述の図1と同様の構成において図2に示すフローチャートに変更を加えることによって実現することが可能である。すなわち、この実施形態においては、ステップS115にて運転席への着座を検出したと判別されたときに待機状態から通常状態に移行し、案内制御部33では図4Bに示すように機能選択を行うための設定画面を表示部40に表示する。なお、図4Bに例示する画面41は、オーディオ,ドライビングポジション,ナビゲーションの各機能を利用するための指示を行う画面であり、各機能を選択するためのボタンが表示されている。案内制御部33は当該画面41に対する入力操作を受け付け、対応した機能を使用するための案内を行う。
さらに、この処理を行いながら、ステップS120と同様の判別、すなわち、ステアリングが握られたか否かを判別する処理を行う。そして、ステアリングが握られたと判別したときに、ドライビングポジションの設定画面を表示部40に表示してその設定案内を行う。以上の構成によれば、運転者が運転席に着座するまでは待機状態として消費電力を抑えながらも、運転者が運転席に着座した後においては運転者の動作に応じて画面を遷移させることで運転者の動作に応じた画面を表示することが可能になり、使い勝手を向上することができる。むろん、上述の例においては、ステップS115とステップS120との順序を入れ替えても良い。また、着座センサ21とステアリングセンサ22との一方のみを利用しても良い。例えば、図2に示すフローチャートにおいて、ステップS115にて着座センサ21によって着座を検出したときに、ステップS120を実施することなくステップS125を実施する構成や、ステップS115を実施することなくステップS120に相当する処理を行い、当該ステップS120にてステアリングセンサ22がステアリング握りを検出したときにステップS125を実施する構成等を採用可能である。
さらに、本発明においては、消費電力の低減とともに運転者の状態に応じて適切な画面を表示するように構成することも可能である。図5は、搭乗検出センサとして、運転席への着座を検出する着座センサとステアリングへの接触を検出するステアリングセンサとを備える車両において、これらのセンサを用いてドライビングポジションの設定画面を表示する際のトリガを取得する構成としてある。
図5に示す構成は、図1に示す構成から開扉信号受信部20とドアECU20aとを省略した構成になっている。また、案内ECU30において開扉信号受付部31の代わりに搭乗検出部311を実施する構成であるとともに、状態制御部32を省略し、案内制御部33の代わりにドライビングポジション設定画面表示部330を構成する。当該ドライビングポジション設定画面表示部330は、搭乗検出部311による検出結果に基づいて表示部40の表示を制御する。
この構成において、搭乗検出部311は、表示部40において画面を表示する前、表示部40において他の画面を表示しているときなど、任意の状態において図6に示す処理を行って搭乗検出センサによる検出を受け付けている。すなわち、シートECU21aから出力される信号を取得して、運転者がシートに着座したことを検出したか否かを判別(ステップS115)しており、また、ステアリングECU22aから出力される信号を取得して、ステアリングが握られたか否かを判別(ステップS120)している。
ステップS115にてシートに対する着座がなされたと判別され、ステップS120にてにてステアリングが握られたと判別されると、ドライビングポジション設定画面表示部330は表示部40にドライビングポジションの設定画面を表示させる(ステップS125)。この結果、表示部40においては図3Bと同様の画面が表示され、運転者は、ドライビングポジションの設定を実施することができる。
このドライビングポジションの設定は、運転者が運転席に搭乗していない状態で表示する必要はないため、以上のように搭乗の検出に連動して画面を表示する処理を行うことにより、無用な電力の消費を抑えることが可能になる。また、任意の状態において図6に示す処理を行うことにより、ドライビングポジションを設定する可能性が高い状態で当該ドライビングポジションの設定画面を表示することが可能になる。すなわち、図5に示す実施形態では、運転者が運転席に着座し、ステアリングを握ったときにはその運転者の状態でドライビングポジションの設定をする可能性が高いと見なしてドライビングポジションの設定画面を表示する。
この構成によれば、ドライビングポジションの設定画面を表示するために煩雑な操作を行う必要がなくなり、極めて操作の容易な案内を行うことができ、所定の画面を、運転者の状態に応じて切り替えることが可能になる。なお、以上の構成は一例であり、ここでも、ステップS115とステップS120との順序を入れ替えてることが可能であるし、着座センサ21とステアリングセンサ22との一方のみを利用しても良い。例えば、図6に示すフローチャートにおいて、ステップS115,S120の一方を実施し、センサによる検出がなされたときにステップS125を実施する構成等を採用可能である。
車両に搭載された状態制御装置の構成を示すブロック図である。 案内ECUによる処理のフローチャートである。 表示部における画面の表示例を示す図である。 表示部における画面の表示例を示す図である。 車両に搭載された案内制御装置の構成を示すブロック図である。 案内ECUによる処理のフローチャートである。
符号の説明
10…状態制御装置、20…開扉信号受信部、21…着座センサ、22…ステアリングセンサ、31…開扉信号受付部、32…状態制御部、33…案内制御部、40…表示部、41…画面、20a…ドアECU、21a…シートECU、22a…ステアリングECU、30…案内ECU

Claims (3)

  1. 車両のドアを開けるための開扉信号を受け付ける開扉信号受付手段と、
    前記車両の運転席への搭乗を検出する着座センサとステアリングへの接触を検出するステアリングセンサとを含む搭乗検出センサと、
    所定の画面上での表示を伴う案内を行う案内制御手段であって、低消費電力の待機状態と前記画面の表示を行う通常状態とで駆動可能な案内制御手段と、
    前記開扉信号を受け付けたときに前記案内制御手段を前記待機状態で駆動させ、前記着座を検出したときに前記案内制御手段を前記待機状態から前記通常状態に移行させて前記画面に所定のメニューを表示させ、さらに前記ステアリングへの接触を検出したときに前記画面にドライビングポジションの設定画面を表示させる状態制御手段と、
    を備える状態制御装置。
  2. 前記状態制御手段は、前記案内制御手段を待機状態で駆動させた後、一定時間が経過するまで前記着座センサにて前記車両の運転席への搭乗を検出しないときに、前記案内制御手段の駆動を停止させる、
    請求項1に記載の状態制御装置。
  3. 車両のドアを開けるための開扉信号を受け付ける開扉信号受付工程と、
    前記開扉信号を受け付けたときに、所定の画面上での表示を伴う案内を行う案内制御部であって低消費電力の待機状態と前記画面の表示を行う通常状態とで駆動可能な案内制御部を前記待機状態で駆動させ、前記車両の運転席への搭乗を検出する着座センサによって前記着座を検出したときに前記案内制御部を前記待機状態から前記通常状態に移行させて前記画面に所定のメニューを表示させ、さらにステアリングへの接触を検出するステアリングセンサによって前記ステアリングへの接触を検出したときに前記画面にドライビングポジションの設定画面を表示させる状態制御工程と、
    を含む状態制御方法。
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