JP4995894B2 - 適応的で電力効率のよい無線環境測定を実行するための方法と装置 - Google Patents

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Description

本発明は移動通信システムに関する。より詳細には、通信システムにおけるユーザ装置(UE)が、その周囲環境について、いつ、および/または、どのような測定を行うかを決定する方法および装置に関する。
ディジタル通信システムには、時分割多元接続(TDMA)システムや符号分割多元接続(CDMA)システムなどがある。時分割多元接続(TDMA)システムには、GSM通信標準規格およびその機能強化を行ったGSM/EDGE等に適合したセルラ無線電話システム等がある。また、符号分割多元接続(CDMA)システムには、IS−95通信標準規格、cdma2000通信標準規格、広帯域CDMA(WCDMA)通信標準規格に適合したセルラ無線電話システム等がある。ディジタル通信システムは、また、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)標準規格に適合したセルラ無線電話システム等の、TDMAとCDMAの混成システムを含む。UMTS標準は、国際電気通信連合(ITU)のIMT−2000構成の中で、欧州電気通信標準化協会(ETSI)によって開発されている第3世代(3G)移動システムを規定している。第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)はUMTS標準規格を公表している。本願は、説明の経済化のために、WCDMAシステムに焦点を当てているが、本願の中で記載されている原理は、他のディジタル通信システムにおいても実施可能であることが理解されるであろう。
WCDMAは、ダウンリンク(基地局からユーザ装置へ)の方向においては、直接拡散方式のスペクトラム拡散技術に基づいている。この直接拡散方式のスペクトラム拡散技術は、それぞれ、基地局相互および物理チャネル(ユーザ装置またはユーザ)相互を分離する、疑似雑音スクランブリング符号および直交チャネライゼーション符号(チャネル分離符号)を用いる。ユーザ装置(UE)は、例えば、それぞれの専用物理チャネル(DPCH)を通してシステムと通信を行う。ここではWCDMAの用語を用いるが、他のシステムも対応する用語を持っていると理解されるであろう。スクランブリング符号とチャネライゼーション符号および送信電力制御は、当技術分野においては知られている。
図1は移動無線セルラ通信システム100を図示したものであり、これは、例えば、CDMAまたはWCDMA通信システムであってよい。無線ネットワーク制御装置(RNC)112および114は、例えば、無線接続ベアラ設定、ダイバーシティハンドオーバ等を含む、種々の無線ネットワーク機能の制御を行う。さらに一般的には、それぞれのRNCは、適切な基地局(BS)を介してUEの呼を導く。基地局とUEは、ダウンリンク(すなわち、基地局からUEへ、または、フォワードリンク)チャネルおよびアップリンク(すなわち、UEから基地局へ、または、リバースリンク)チャネルを通して互いに通信を行う。RNC112はBS116、118、および、120と接続されていることが示されており、また、RNC114はBS122、124、および、126と接続されていることが示されている。それぞれのBSは、1つ以上のセルに分割することができる地理的エリアにサービスを提供する。BS126は5つのアンテナセクタS1〜S5を有していることが示されており、これは5つのアンテナセクタがBS126のセルを構成しているということである。BSは、専用電話回線、光ファイバリンク、マイクロ波リンク等により、それらの対応するRNCに接続している。RNC112および114の双方とも、移動交換局(図示せず)、および/または、パケット無線サービスノード(図示せず)のような1つ以上のコアネットワークノードを通して、公衆交換電話ネットワーク(PSTN)やインターネット等の外部ネットワークに接続される。図1では、UE128および130は複数の基地局と通信を行っていることが示されている。すなわち、UE128は、BS116、118、および、120と通信を行い、UE130はBS120および122と通信を行っている。RNC112とRNC114との間の制御リンクは、UE130へ、またUE130から、BS120および122を介してダイバーシティ通信を行うことができるようにしている。
UEにおいて、変調された搬送波信号(レイヤ1)は、適宜処理されて、受信者に送信されることが意図された元の情報データストリームの推定値を生成する。複合的に受信されたベースバンド拡散信号は、一般にはRAKEプロセッサに供給される。RAKEプロセッサは、複数の「フィンガ」または逆拡散器を含み、各フィンガには異なる基地局からのマルチパスエコーまたはマルチパスストリーム等の、受信信号の中で選択された信号成分が割り当てられる。各フィンガは、スクランブリング系列および適切なチャネライゼーション符号を用いて、受信した信号成分を合成し、受信した複合信号の成分の逆拡散を行う。RAKEプロセッサは、典型的には、複合信号の中に含まれる、送信情報データ、および、パイロットシンボルまたはトレーニングシンボルの両方の逆拡散を行う。
限定的でない例として、UMTSのようなセルラー通信システムにおいては、UEがその周囲環境の測定を、どのくらいの頻度で行うべきか、またそれらの測定の範囲に関してトレードオフが存在する。UEがより高い頻度で測定を行い、その周囲環境(例えば、隣接セル)を監視しているならば、カバレッジを失ってしまったり、着信呼を捉え損なったりといったことを経験する確率は低くなる。しかし、UEがより高い頻度で実際に測定を行えば、より多くの電力を消費する。多くの場合は、UEは電池の電力で動作しているので、測定動作に関わる電力消費が高くなることは、通信待機時間の減少等の、希望しない結果に至ることになる。
WCDMA等のいくつかの通信システムでは、セルの中のUEに対して、ネットワーク(NW)によって任意の選択として閾値に関した測定値パラメータを報知(ブロードキャスト)することができる。これには、例えば、ネットワークによって報知される、周波数内の測定値に対する閾値(dBで表現)を規定する任意選択のパラメータSintrasearchと、ネットワークによって報知される、サービスを提供するセル(在圏セル)における品質レベルの必要最小値(dBで表現)を規定する必須のパラメータQqualMinとがある。UEは、その受信した信号から測定した信号品質を、受信した閾値と比較することができ、この比較結果に基づいて、もし現在キャンプオンしているセルの受信信号品質が受信した閾値より高ければ、周囲環境に関する測定の実行を中止する。
他のいくつかの場合には、UEのベンダーは、例えば、かれらの特定の受信機ブロックの特性に基づいたかれら自身の閾値をハードコーディングして設定している。
現行の実施形態に関しては、いくつかの問題が存在する。例えば、上記で述べたような、測定に関する閾値をネットワークからUEに伝送する可能性があるいくつかの場合には、ネットワーク事業者は、UEが希にしか測定を行わず、その結果としてカバレッジを失ったり、呼を捉え損なったりというリスクを負うことを望まない。UEに対するサービスが失われることは、不都合であるばかりでなく、ユーザにとって恐らくは腹立たしいことであり、移動ネットワークの事業者に対してよい感情が本質的に失われる結果になるかもしれない。従って、このような測定が全体として不必要である環境下であっても、このような閾値を全然送信しないようにするか、または、UEが相当高い頻度で測定を行うことを保証するようなレベルに閾値を設定するかである。最も普通の場合には、UEは通常、その不連続受信(DRX、Discontinuous Reception)サイクルの間に、その測定を実行する。すなわち、UEがユーザによって操作されないときは、通常休眠モードにあって、無線受信機はオフにされている。しかし、このDRXサイクルの間にUEはメッセージを受信するかもしれない。従って、UEは無線受信機を起動して、いくつかのチャネルのスキャンを行わなければならない。いずれにしても、無線受信機が起動されれば、このタイミングで測定を実行すべく、UEは測定動作を開始するであろう。しかし、もしUEが安定した環境下にある(例えば、UEがテーブルの上に静かに置かれている場合)ならば、このような測定から新しい情報は何も得られないであろうから、これらの測定の多くは不必要である。
他のいくつかの場合には、UEベンダーは、彼ら自身がハードコーディングした閾値を設定している。これらの閾値は、実験室環境の中で、または、いくつかの実際の環境下で実行された測定をもとに開発されており、個々のUEの無線特性に密接に関係している。このような場合の問題点は、これらの閾値は実際の周囲環境に適合する能力がないことである。
全てのこれらの不必要な測定は、電池の電力を捨て流し、UEの通信待機時間に影響を与える。
「備える」および「備えている」という用語は、本明細書の中で用いる場合には、言及する特徴、総体、ステップ、または、要素の存在を規定するために用いられる。しかし、これらの用語の使用は、1つ以上の他の特徴、数、ステップ、要素、または、それらの組み合わせの存在または追加を排除するものではない、ということが強調されなければならない。
本発明の1つの観点に従えば、前述の目的および他の目的は、セルラー通信システムにおけるユーザ装置(UE)を、予め定められた基準の第1のセットが満足されたことを判定することによって、電力節約状態における動作を開始するようにUEが起動され、予め定められた基準の第2のセットが満足されたことを判定することによって、電力節約状態を抜けるようにUEが起動されるように動作させる方法および装置によって達成される。予め定められた基準の第2のセットが満足されたことを判定するステップは、サービス提供(在圏)セルから受信する信号について、電力節約状態にいる間に複数の信号品質測定値の作成を行うステップと、その複数の信号品質測定値の内のどれが最良の信号品質測定値を表すかを判定するステップと、最良の信号品質測定値の関数として閾値を決定するステップと、もし、現在の信号品質測定値が閾値に関する予め定められた関係を満足するならば、予め定められた基準の第2のセットは満足されたと判定するステップとを含む。
別の観点では、最良の信号品質測定値の関数として閾値を決定するステップは、最良の信号品質測定値から、隣接セルの信号の信号品質測定値を減算するステップを備える。
さらに別の観点では、UEを動作させるステップは、UEのサービス提供セルからサービス提供セルのオフセット値を受信するステップを備える。さらに、最良の信号品質測定値の関数として閾値を決定するステップは、最良の信号品質測定値から、隣接セルの信号の信号品質測定値を減算し、サービス提供セルのオフセット値を加算することにより、最良の信号品質測定値を調整するステップを備える。
さらに別の観点では、最良の信号品質測定値の関数として閾値を求めるステップは、もし、調整された最良の信号品質測定値が予め定められた最低限界値よりも低い品質を示さないならば、調整された最良の信号品質測定値を選択するステップを備える。
さらに別の観点では、UEの動作は、もし、現在の信号品質測定値が、通信ネットワークによって設定された1つ以上のパラメータから導出された項(条件)に関する予め定められた関係を満足するならば、予め定められた基準の第2のセットは満足されたと判定するステップを備える。
いくつかの実施形態では、通信システムは広帯域符号分割多元接続(WCDMA)通信システムであり、そして、通信ネットワークによって設定された1つ以上のパラメータから導出された項目はSintrasearch+QqualMinであり、ここに、Sintrasearchは周波数内測定に対する閾値を規定するパラメータであり、QqualMinはサービス提供セル内で要求される品質レベルの最小値を定義する。
さらに別の観点では、複数の信号品質測定値は、複数の信号対雑音比測定値である。
さらに別の観点では、複数の信号品質測定値は、複数の受信信号符号電力測定値である。
さらに別の観点では、UEを操作するステップは、電力節約状態から全測定状態に入った後は、予め定められた時間間隔(期間)の間に予め定められた基準の第1のセットが満足されたかの判定にかかわらず、予め定められた時間間隔の間は全測定状態に残留するステップを備える。
さらに別の観点では、電力節約状態は、第1の電力節約状態と第2の電力節約状態とを備え、第2の電力節約状態では第1の電力節約状態におけるよりも数の少ない測定が行われる。また、UEを操作するステップは、全測定状態から第1の電力節約状態に入るステップと、予め定められた時間間隔(期間)の間に予め定められた基準の第1のセットが満足されたことを検出するステップと、前記検出に応答して、第2の電力節約状態の中で動作を開始するようにUEを起動するステップとを備える。
さらに別の観点では、予め定められた基準の第1のセットが満足されたことを判定するステップは、電力節約状態でない状態の間にサービス提供セルから受信した信号の現在の信号品質測定値の測定を行うステップと、UEの中に記憶された定数の関数として閾値を求めるステップとを含む。そして、もし、現在の信号品質測定値が閾値に関する予め定められた関係を満足するならば、予め定められた基準の第1のセットは満足されたと判定される。いくつかの実施形態では、UEの中に記憶された定数の関数として閾値を求めるステップは、UEの中に記憶された定数と通信ネットワークによって設定された値とを合成するステップを備える。
本発明の目的と利点は、図面とともに、以下の詳細な記述を読むことにより理解されるであろう。
本発明の種々の特徴が図面を参照して記述される。ここに、同様な部分は、同じ参照符号によって識別される。
本発明の種々の観点が、多くの典型的な実施形態とともに、より詳細に記述される。本発明の理解を容易にするために、本発明の多くの観点は、プログラムされた命令を実行することができるコンピュータシステムまたは他のハードウェアの要素によって実行される動作のシーケンスを用いて記述される。それぞれの実施形態において、種々の動作は、特化された回路(例えば、特定の機能を実行するために相互接続された個別論理ゲート)によって、または、1つ以上のプロセッサにより実行されるプログラム命令によって、または、両者の組み合わせによって、実行することが可能であると認識されるであろう。さらに、本発明は、プロセッサを起動してここに記載する技術を実行できるコンピュータ命令の適当なセットを含む、固体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、または搬送波(無線周波数搬送波、可聴周波数搬送波、または、光周波数搬送波等)等の、任意の形のコンピュータ可読媒体の中で、完全に実施することができる、とさらに考えることができる。従って、本発明の種々の観点は、多くの異なる形で実施され、これら全ての形は本発明の範囲内にあると理解される。本発明の種々の観点のそれぞれに対し、このような実施のいずれの形も、本明細書の中では、記載した動作を「実行するために構成されたロジック」である、あるいは、記載された動作を「実行するロジック」である、ということができる。
1つの観点では、方法、および/または、装置は、UEが安定な状態にあるときは、その周囲環境の測定を高レートでは実行しないようにUEを操作する。このやり方で、UEはエネルギーの不必要な消費を回避できる。
別の観点では、UEが安定条件にあるかどうかの検出は、固定の閾値を用いることに限定はされない。その代わりに、現在の条件に従って時間経過に対して変化させることができる、1つ以上の適応的な閾値が設定される。すると、UEは、周囲のエリアに関する測定を実行し、安定な環境かまたは不安定な環境かを示すいくつかの特性を検出することができる。UEはまた、その測定値を周囲の無線環境に適合する1つ以上の閾値と比較することができる。一旦このような安定または不安定な条件が認識されると、UEはいくつかの異なる状態の内の適当な1つの状態に入って、検出した環境に対して、高い強度かまたは低い強度かの適当な強度で測定を実行する。
別の観点では、UEには多くの異なる測定状態を設定することができる。例えば、以下の測定状態を定義することができる。
・全測定状態(Full Measurement State)、ここでは、新しいセルに対する測定とサーチが要求される。
・限定測定状態(Limited Measurement State)、ここでは、新しいセルに対する測定とサーチが実行されるが、全測定状態において実行される場合よりもその頻度は低レート(低頻度)である。
・低レート測定状態(Low Rate Measurement State)、ここでは、サービス提供セル(現在接続されているセル)に対して測定とサーチが実行され、そして、環境が変化した場合に推定を行うために、可能ならばもう1つのセルを加えて測定とサーチが実行される。
これら種々の観点に関しては、以下でより詳細に記述することにする。
本発明の種々の観点のよりよい理解を容易にするために、本明細書に示す典型的な実施形態は、WCDMAシステムに照らし合わせて記述される。この状況において、測定した受信信号符号電力(Received Signal Code Power)をRSCPで表す。測定した信号対雑音比をEc/Ioで表す。また、UEが現在接続されているセル(WCDMAシステムでは、近傍セルが最も強いセルであろう)をサービス提供セルと呼ぶ。さらに、本明細書で記述する種々のステップと処理はDRXサイクルの間に実行されると仮定する。これらの状況にかかわらず、本明細書に記載された実施形態は、単なる例示であって、本発明を、WCDMAシステム、または、ここに挙げた測定、または、DRXモードに限定するものではないと理解されるべきである。
「測定された周囲」という用語が説明の中で用いられている。本明細書で用いられるこの用語は、少なくとも以下のいずれかを含む広い意味で用いられていると理解されるべきである。
・サービスを提供していない最良の隣接セルの測定値
・サービスを提供していない、予め定められた数の最良の隣接セルの測定値の平均値
・サービスを提供していない、予め定められた数の最良の隣接セルの測定値の重み付け平均値
・サービスを提供していない、予め定められた数の最良の隣接セルの測定値の重み付け総和
前記で述べたように、UEが不必要なエネルギーの消費を回避できるように、UEは、安定状態にあるときには高レート(高頻度)で周囲の測定を実行しないように操作される。さらに詳細には、環境の安定状態のレベルに依存して、UEは、幾つかの予め定められた測定状態の内の適当な1つに入ることができる。このような測定状態は次の状態を含むことができる。
・全レート測定状態(Full Rate Measurement State):この状態では、測定レートとセルサーチレートは、適用可能な標準規格(例えば、3GPP仕様によって規定されたもの)によって規定された定常状態にある。他の任意の測定状態からこの状態に入るときには、セルサーチのレートは高くなる(そして、初期の予め定められた時間間隔の間は連続的に行うように設計されることさえもある)。
・電力節約状態(Power Saving State):この状態では、測定、および/または、セルサーチは、UEがエネルギーを節約できるように、より低いレートで実行される(全レート測定状態と比較して)。電力節約状態は、例えば、次のいずれかまたは(後の記述で説明されるであろうように)両方の状態であることができる。
・限定レート測定状態(Limited Rate Measurement State):この状態では、サービス提供セルに関する測定は適用可能な標準規格で規定されたレートと同じレートで実行される。しかし、既に測定された周囲に関する測定のレートはより低い値である。セルサーチ(これは最も電力を消費する動作である)のレートもまた、予め定められた係数だけ低減される。
・低レート測定状態(Low Rate Measurement State):この状態では、測定は、適用可能な標準規格によって規定されているレートと同じレートで、サービス提供セルに関してのみ(代替的実施形態では、サービス提供をしていない最良のセルに関しても)実行される。既に測定された周囲に関しては、他の測定は実行されない。しかし、この状態に入る直前の周囲に関する測定結果は、セルのデータベースの中に保持され、この状態から他の状態に遷移するときに再びこれらのセルを(もしまだ利用可能であれば)発見できるようにする。
上記で記述した状態では、サービス提供セルや周囲で利用可能なセルについてのEc/Io測定値やRSCP測定値は、比較的長い時間(例えば、1秒くらいまたはそれ以上)の平均化を行う無限インパルス応答(IIR)フィルタにかけられ、測定値の平均値の良い推定値が取得される。
次に、UEは移動しているか、またはより高い頻度の測定が必要な不安定な環境にあるかを検出するための技術と装置に焦点を当てる。この目的のためには、RSCP(例えば、WCDMAシステムにおける共通パイロットチャネル、すなわち「CPICH」について測定される)が有効であるが、これは基地局からのUEの距離に関係する伝搬路(パス)損失を測定することになるからである。従って、RSCPの変化はUEの物理的な移動を検出するのに、Ec/Ioの測定値より有効である。UEがサービス提供セルの境界の近くにいないときには、Ec/Io(例えば、WCDMAシステムにおけるCPICHについて測定される)は、セル間の干渉が主なので、比較的に安定である。移動しているときには、セル間干渉とRSCPとが変化をする。結果として、RSCPと全干渉量(Ec/Io)との間の比は比較的に一定である。
しかし、CDMAシステムは干渉によって制限を受けるので、CDMAシステムにおいては、Ec/Ioは動作性能のより良い指標である。UEの動作性能の変化は、1つの測定状態から別の測定状態に変化するためのトリガー(契機)要因と成り得る。
本発明の1つの観点では、適応的な閾値ばかりでなく固定の閾値が、UEが安定な環境の中にいるかどうかの判定の処理の中で用いられる。より詳細には、隣接セルの測定をいつ中止するか、また、新しいセルに対するサーチをいつ中止か、を判定するために、1つ以上の閾値がUEによって用いられる。典型的な実施形態においては、Ec/Ioと比較される閾値が設定され、そして、RSCPと比較される他の閾値が設定される。予め定められた基準が満足されたことに応答して電力節約状態への入出が行われ、この基準は、これらの閾値の内の1つ以上に関する予め定められた関係を満足する現在の信号品質測定値を含む。
種々の観点に関して、より詳細に説明する。最初に、種々に記述された処理を遂行するための典型的なハードウェアを示す。図2にWCDMA通信システムにおけるUE等の、受信機200のブロック図を示す。受信機200は、アンテナ201を通して無線信号を受信し、フロントエンド受信機(FeRX)203の中で受信信号のダウンコンバートとサンプリングを行う。サンプリング出力はFeRX203からRAKE合成器およびチャネル推定器205に供給され、ここで、パイロットチャネルを含む受信データの逆拡散と、無線チャネルのインパルス応答の推定と、受信したデータおよび制御シンボルの受信エコーの逆拡散および合成とが行われる。受信信号を逆拡散するために、RAKE合成器およびチャネル推定器205は、受信信号が伝搬してきた可能性のあるパス(伝搬路)の内、どれが最も強い伝搬路であるかを知る必要がある。これらの最も強い伝搬路(遅延した信号として受信機200により受信さる)を識別するために、RAKE合成器およびチャネル推定器205は伝搬路サーチ器(パスサーチャ)207を含む。合成器/推定器205の出力は、シンボル検出器209に供給され、特定の通信システムのためにさらに適当な処理を行う情報を生成する。RAKE合成とチャネル推定とは当技術分野では知られている。
典型的な実施形態では、ここに記述したように、伝搬路サーチ器207は、既に測定された周囲に関しての種々の測定(例えば、RSCPおよびEc/Io)を実行するユニットである。その結果、これらの測定を実行するべく伝搬路サーチ器207が呼ばれるときにはいつも、伝搬路サーチ器207はパスサーチ動作も実行し、これによってより多くの電力が消費される。
ここに記述した種々の測定は、プロセッサ211に供給され、プロセッサ211はここに記述した処理を実行する。この典型的な実施形態では、プロセッサ211は別個のユニットとして他のユニットから離して図示されている。しかし、代替的実施形態では、プロセッサは別のユニットの一部として設けられ、プログラムによりまたは結線接続によって、ここに記述した動作および他の機能を実行することもできる。さらに他の代替的実施形態では、2つ以上のプロセッサを利用してここに記述した技術を遂行することができる。この場合、それぞれのプロセッサは実行すべき仕事の総数の内の一部分(サブセット)だけが割り当てられる。
上記で述べたように、測定状態の変更は、現在の測定をある閾値と比較した結果に基づいてトリガーされる。図3は、どのようにして状態変更が行われるかを示す、本発明の実施形態に従う状態遷移図である。この実施形態では、UEは、2つの状態の内の1つの状態で動作する。すなわち、全レート測定状態301および電力節約状態303のいずれかである。電力投入後、例えば、UEは全レート測定状態301からスタートすることができる。UEは、動作の一部として、そのサービス提供セルのEc/Io値を定期的に測定する(例えば、そのサービス提供セルのCPICHを測定することにより)。測定したEc/Ioの現在の値はここでは、「CurrServEcIo」で示す。UEはまた、定期的にそのサービス提供セルのRSCPを測定する。測定したRSCPの現在の値はここでは、「CurrServRscp」で示す。
図4は、UEの動作を全レート測定状態から電力節約状態に変更するかどうかを判定するための典型的なロジックを示したフローチャートである。この判定を行うために、現在の測定はいくつかの閾値と比較される。この実施形態では、最初に、測定に関連した任意選択の閾値Sintrasearchに対する値を、ネットワークが既に報知しているかを判定する。もし報知されていれば、CurrServEcIoの値がSintrasearch+QqualMinの量より大きいかどうかを判定する(判定ブロック401)(ここに、QqualMinは、セルの中のUEにネットワークにより報知される、測定に関連した閾値である)。
もし答えがどちらに対しても「はい」(判定ブロック401から出る「YES]のパス)であれば、UEの動作は、全レート測定状態301から電力節約状態303へ遷移する(ステップ413)。
もし答えが「いいえ」(判定ブロック401から出る「NO]のパス)であれば、全ての実施形態においてではないが、いくつかの実施形態(点線で示されているように)では、ネットワークによって規定されたある要求条件が満足されない限り、UEの全レート測定状態301から電力節約状態303への動作の遷移は生じない。例えば、ネットワークは、電力節約状態303に遷移することをUEが許可される以前には、サービス提供セルが(現在の測定値に基づいて)最良の利用可能セルであることを要求することができる。もしそのような要求があれば、テストが行われ、その要求条件が満足されるどうかの判定が行われる(判定ブロック403)。もし要求条件が満足されなければ(例えば、もし、サービス提供セルが最良のセルでなければ)(判定ブロック403から出る「NO]のパス)、UEは全レート測定状態に残留する。
そうでない場合(すなわち、ネットワークが規定するこのような要求条件がなくて、判定ブロック401から出る「NO]のパスが直接にブロック405に達する場合)は、UEの動作を電力節約状態303に遷移するかどうかの判定は、
Ec/IoThreshEnterPS=Ec/IoLow_Limit (ステップ405)
に従って、第1の閾値Ec/IoThreshEnterPSを決定することにより継続される。ここに、Ec/IoLow_LimitはUEの中に記憶されている定数である。Ec/IoLow_Limitの典型的な値は−13dBである。任意の所与の応用に用いられる特定の値は、UEの無線特性に基づくことができる。代替的実施形態では、Ec/IoLow_Limitはサービス提供セルのQqualMinに適合させることができる。例えば、UEは、動的に、Ec/IoLow_Limit=QqualMin+CdBと設定することもできるであろう。ここに、Cは、実験室の環境、および/または、実際の環境におけるテストから決定される定数である(例えば、C=3)。
もう1つの閾値RSCPTheshEnterPSは次式に従って決定される。
RSCPTheshEnterPS=RSCPLow_Limit (ステップ407)
ここに、RSCPLow_LimitはUEの中に記憶されている定数である。RSCPLow_Limitの典型的な値は−100dBである。任意の所与の応用に用いられる特定の値は、UEの無線特性に基づくことができる。代替的実施形態では、RSCPLow_Limitは、例えば、サービス提供セルによって与えられるパラメータに基づいて適合させることができ、これは、Ec/IoLow_Limitに関して上記で説明したものと同様である。
次に、現在の測定値は、これらの閾値と比較され、それに従って判定が行われる。例えば、テストが実行され、CurrServeEcIoはEc/IoThreshEnterPSより大きいかどうかの判定が行われる(判定ブロック409)。もしそうであれば(判定ブロック409から出る「YES]のパス)、また、CurrServeRscpはRSCPThreshEnterPSより大きいかどうかのテストも行われる(判定ブロック411)。もしその関係もまた満足されるならば(判定ブロック411から出る「YES]のパス)、電力節約状態303へのUEの遷移の動作を決定する(ステップ413)。もしいずれかのテストが満足されなければ(判定ブロック409または411のから出る「NO]のパス)、UEは全レート測定状態301に停まり、新しい測定値を用いてテストが繰り返される。
以前に述べたように、代替的実施形態(図4において点線で示されている)では、全測定状態301から電力節約状態303へのUEの動作の変化は、上記の2つの基準の他に、他の要求条件が満足されない限り生じない(本明細書に従えば)。例えば、現在の測定値に基づいて、現在のサービス提供セルが最良のセルであることを要求されることがある(判定ブロック403)。この判定を行うために、通信ネットワークはしばしば、ここで「ServingCellOffset」で示すオフセット値を報知し、これは、サービス提供セルの測定値に加算される。ネットワークはまた、UEに別のパラメータ「MeasQ]を供給する。MeasQは、現在のサービス提供セルが最良のサービス提供セルであるかどうかの判定にEc/Io測定が用いられるべきか、または、RSCP測定がこの目的に用いられるべきかを指示する。この場合、UEの動作が全レート測定状態301から電力節約状態303へ変化するべきかどうかの判定は、以下の疑似コードで表現される論理に従って行われる(注:もし、Sintrasearchがネットワークによって供給されていなければ、それは非常に高い値、例えば、CurrServeEcIoの値で予期される最も高い値よりも高い値に初期化されなければならない)。
Ec/IoThreshEnterPS=Ec/IoLow_Limit
RSCPThreshEnterPS=RSCPLow_Limit
If(CurrServEcIo>(Sintrasearch+QqualMin))
//もし真ならば、ネットワークが規定する条件はUEが電力節約状態に遷移することを許可する

GOTO POWER SAVING STATE

Else
If(CurrServEcIo>Ec/IoThreshEnterPS)AND(CurrServRscp>RSCPThreshEnterPS

If(MeasQ=RSCP)
//もし真ならば、ネットワークは、RSCPの測定値が考慮されるべきであることを指示したことを意味する

DeltaEcIo=XdB
DeltaRSCP=CurrServRscp+ServingCellOffset−BestNeighMeasVal
if(DeltaRSCP>0)
//もし、ネットワークによって与えられるオフセットを考慮しても、現在のサービス提供セルが最良のセルであるならば

DeltaRSCP=min(DeltaRSCP,ZdB)
GOTO POWER SAVING STATE


else
//MeasQ=EcIoは、EcIoの測定値が考慮されるべきであることをネットワークが指示したことを意味する

DeltaRSCP=ZdB
DeltaEcIo=CurrServEcIo+ServingCellOffset−BestNeighMeasVal
if(DeltaEcIo>0)
//もし、ネットワークによって与えられるオフセットを考慮しても、現在のサービス提供セルが最良のセルであるならば

DeltaEcIo=min(DeltaEcIo,XdB)
GOTO POWER SAVING STATE



ここに、XとZは定数であり、BestNeighMeasValは最良の隣接セル(オフセット値を適用した後に決定される)の測定値(対応するオフセット値を適用した後の値)である。例えば、現在のセルに位置しているUEは、「NeighCell1」および「NeighCell2」と呼ぶ、近傍にある他の2つのセルからの信号を測定できると仮定する。そして、以下の測定値が得られると仮定する。
NeighCell1:RSCP=−100dB、および、EcIo=−13dB
NeighCell2:RSCP=−105dB、および、EcIo=−17dB
さらに、ネットワークは、隣接セル情報リストの中の以下の情報を報知したと仮定する。
「MeasQはRSCPである」また、以下のオフセットが適用されるべきである。
NeighCell1:+3
NeighCell2:−5
3GPP仕様に従えば、これらのオフセットは、いずれの式においても、測定値を考慮する前に減算されるべきである。これによって、
測定量は、RSCPであり、そして、オフセットはRSCP値に適用される。従って、
NeighCell1:RSCP=−100dBm−(+3)=−103dBm、および、EcIo=−13dB
NeighCell2:RSCP=−105dBm−(−5)=−100dBm、および、EcIo=−17dB
どれが最良の近傍セルかの判定はRSCP値に基づいているので、上記の数値は、この例においては、NeighCell2が最良の隣接セルであることを示している。
次に、環境に適応して、電力節約状態303から抜けるかどうかの判定を行うロジックに焦点を当てる。UEは、環境に適応することができることにより(例えば、安定な無線環境を検出することにより)、より長い時間間隔のあいだ電力節約状態303で動作することができ、それにより、さらに多くのエネルギーを節約することができる。このようなロジックの典型的な実施形態を図5のフローチャートに示す。1つの観点では、ロジックは、UEが電力節約状態303にある間に測定したEc/Ioの最高値とRSCPの最高値とを表すパラメータを動的に保持する。これを行うための1つの実施形態は、
最初に電力節約状態303に入ったときに、第1の変数MaxServingEcIo(UEが電力節約状態303にある間に測定されたEc/Ioの最高値を表す)を、Ec/Ioの現在の測定値(変数「CurrServEcIo」によって表される)に等しく設定するステップと、第2の変数MaxServingRSCP(UEが電力節約状態303にある間に測定されたRSCPの最高値を表す)を、RSCPの現在の測定値(変数「CurrServRscp」によって表される)に等しく設定するステップとを含む(ステップ501)。
この初期化の後に、MaxServingEcIoの最終値をCurrServEcIoの更新値と比較し、MaxServingEcIoをこれら2つの内の大きい方に等しく設定することにより処理は進められる(ステップ503)。このやり方では、MaxServingEcIoは常に、これまでに(すなわち、電力節約状態303にいる間に)測定されたEcIoの最高値を表すであろう。この場合、この最高値は、電力節約状態303にいる間にお行われたEcIo測定の内の最良の値を表す。代替的実施形態では、異なった形でロジックを設計することも可能であり、例えば、電力節約状態303にいる間に行われたEcIo測定の最良の値を、最も低いパラメータ値で表すことも可能であろう。
同様に、MaxServingRSCPの最終値がCurrServRscpの更新値と比較され、MaxServingRSCPはこれら2つの内の大きい方に等しく設定される(ステップ505)。このやり方では、MaxServingRSCPは常に、これまでに(すなわち、電力節約状態303にいる間に)測定されたRSCPの最高値を表すであろう。この場合、この最高値は、電力節約状態303にいる間に行われたRSCP測定値の内の最良の値を表す。代替的実施形態では、異なった形でロジックを設計することも可能であり、例えば、電力節約状態303にいる間に行われたRSCP測定値の最良の値を、最も低いパラメータ値で表すことも可能であろう。
別の観点では、UEが電力節約状態303に残留することを、ネットワークによって規定される条件が許可するかどうかの判定が行われる。この例では、パラメータSintrasearchがネットワークによって報知されているかをテストし、もしそうであれば、CurrServEcIoの値がSintrasearch+QqualMinの値より大きいかどうかが判定される(判定ブロック507)。もし、これらの条件が真であれば(判定ブロック507から出る「YES」のパス)、UEは電力節約状態303に残留する。
もし、真でなければ(判定ブロック507から出る「NO」のパス)、さらなるテストが実行され、UEの環境が十分に安定であり、電力節約状態303に残留することが許可されることを示す他の条件が存在するかどうかが判定される。詳細には、動的に決定される閾値Ec/IoThreshLeavingPSは次式に従って求められる。
Ec/IoThreshLeavingPS=max((MaxServingEcIo−DeltaEcIo),Ec/IoLow_Limit)(ステップ509)
ここに、DeltaEcIoは、全測定状態301(上記の典型的な疑似コードを参照のこと)の間に設定された最終値を保持している。
もう1つの動的に決定される閾値RSCPThreshLeavingPSは次式に従って求められる。
RSCPThreshLeavingPS=max((MaxServingRSCP−DeltaRSCP),RSCPLow_Limit)(ステップ511)
ここに、DeltaRSCPは、全測定状態301(上記の典型的な疑似コードを参照のこと)の間に設定された最終値を保持している。
Ec/IoおよびRSCPの現在の測定値は、それぞれの閾値、EcIoThreshLeavingPSおよびRSCPThreshLeavingPSと比較され(判定ブロック513および515)、これらの比較に基づいて判定が行われる。詳細には、もし、CurrServEcIoがEcIoThreshLeavingPS以下(判定ブロック513から出る「YES」のパス)であれば、または、もし、CurrServRscpがRSCPThreshLeavingPS以下(判定ブロック515から出る「YES」のパス)であれば、UEの動作は変化して電力節約状態303から出る。
前述したように、電力節約状態303は単一の状態であってもよい。例えば、限定レート測定状態または低レート測定状態のいずれかである。しかし、代替的実施形態では、電力節約状態303は複数の状態を備えることができる。例えば、図6の状態遷移図に図示されるように、限定レート測定状態601および低レート測定状態603である。
1例として、全レート測定状態301から電力節約状態303に入るのに、限定レート測定状態601に入ることができる。もし、CurrServEcIoおよび/またはCurrServRscpの測定が予め定められた時間間隔Tsatableを通して、あるいは、予め定められた数の測定に対して、十分に安定であれば、UEの動作は低レート測定状態603に遷移する。
もし、CurrServEcIoおよび/またはCurrServRscpの不安定が検出されれば、UEの動作は、低レート測定状態603から、例えば、全レート測定状態301に遷移する。代替的実施形態では、もし、わずかな不安定しか検出されなければ、動作は、低レート測定状態603から、限定レート測定状態601に遷移し戻ることもできるであろう。本質的に十分な不安定が検出されたときにだけ、全レート測定状態301に遷移し戻ることが起きる。
別の観点では、いずれの本質的な時間間隔の間も1つの状態に停留しているのではなく、システムが「ピンポン」のように状態間を行き来することを回避するため、状態遷移にヒステリシスを加えることができる。例えば、上記で記述した種々の実施形態は、一旦不安定な環境が検出されたならば、UEの動作は、全レート測定状態301に遷移し、その後にいかなる安定な環境が検出されたとしても、ある予め定められた時間間隔の間はそこに停まっているように修正することができる。
別の観点では、UEの中の受信機モジュールの中またはその近くに、閾値比較モジュールを設けることが有益である。
種々の実施形態は、UEの電力消費を減少させるのに、環境に適応可能な方法を提供する。ここに記述する技術の利点は、貧弱な無線環境の中(例えば、無線信号が弱い場合)でも、安定な環境の中では不必要な測定は回避される。それと対照的に、測定状態をいつ変化させるかの判定に対して静的な閾値だけを用いる従来技術では、UEが、例えば、テーブルの上に置かれているような場合でさえも、しばしば、不必要な測定が行われる結果になる。
別の利点は、ネットワークがSintrasearchパラメータ(または、WCDMAでないシステムではそれと等価なもの)のシグナリングを行っていない通信環境の中でさえも、本発明を実行するUEは、このような環境下で、電力節約状態303の中に入ることに対する判定を行うことができる。
本発明は、特定の実施形態を参照して記述された。しかし、上記に記述した実施形態の形以外の個々の形で本発明を実施することも可能であることは、当業者には容易に理解されるであろう。ここに記述した実施形態は単なる例示であって、いずれのやり方においても限定されるものではないと理解されるべきである。本発明の範囲は、上記の記載ではなく、添付の特許請求の範囲によって与えられ、請求項の範囲に入る全ての変形と等価物は、本発明の範囲の中に含まれることと意図される。
移動無線セルラ通信システム100を示す図であり、これは、例えば、CDMAまたはWCDMA通信システムであることができる。 WCDMA通信システムにおけるUE等の、受信機のブロック図である。 本発明の実施形態に従い、状態変更がいかにしてなされるかを示す状態遷移図である。 UEの動作を全レート測定状態から電力節約状態へ遷移させるかどうかを判定するための典型的な論理のフローチャートである。 電力節約状態を抜けるかどうかを判定するための典型的な論理を示す図である。 電力節約状態自身が、いかにしていくつかの状態を備えることができるか、またさらに、いかにしてこれらの状態の間の状態変更がなされるかを示す状態遷移図である。

Claims (24)

  1. セルラー通信システムにおいてユーザ装置(UE)を動作させる方法であって、
    予め定められた基準の第1セットが満たされたと判定することで、前記ユーザ装置を電力節約状態で動作させるステップと、
    予め定められた基準の第2セットが満たされたと判定することで、前記ユーザ装置を前記電力節約状態から抜けさせるステップと
    を含み、
    前記予め定められた基準の第2セットが満たされたと判定することは、
    前記電力節約状態が継続している間、在圏セルから受信した信号について複数の信号品質測定値を作成するステップと、
    前記複数の信号品質測定値のうち最良の信号品質測定値を決定するステップと、
    前記最良の信号品質測定値の関数として閾値を決定するステップと、
    現在の信号品質測定値が前記閾値に対して所定の関係を満たしていれば、前記予め定められた基準の第2セットが満たされたと判定するステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記最良の信号品質測定値の関数として閾値を決定するステップは、
    前記最良の信号品質測定値から、隣接セルから受信した信号の信号品質測定を減算するステップ
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記ユーザ装置の在圏セルから在圏セルオフセット値を受信するステップ
    をさらに含み、
    前記最良の信号品質測定値の関数として閾値を決定するステップは、
    前記最良の信号品質測定値から、隣接セルからの信号についての信号品質測定値を減算するとともに前記在圏セルオフセット値を加算することで、該最良の信号品質測定値を調整するステップ
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記最良の信号品質測定値の関数として閾値を決定するステップは、
    前記調整された最良の信号品質測定値が、予め定められた下限値よりも低い品質であることを示していなければ、該調整された最良の信号品質測定値を選択するステップ
    を含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記予め定められた基準の第2セットが満たされたと判定することは、
    前記現在の品質測定値が、通信ネットワークから提供された1つ以上のパラメータから導出された条件に対して所定の関係を満たしていれば、前記予め定められた基準の第2セットが満たされたと判定するステップ
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記セルラー通信システムは広帯域符号分割多元接続(WCDMA)通信システムであり、前記通信ネットワークから提供された1つ以上のパラメータから導出された条件は、Sintrasearch + QqualMinであり、
    前記Sintrasearchは周波数内測定値についての閾値を特定するためのパラメータであり、前記QqualMinは前記在圏セル内で要求される最小の品質を定義したパラメータである
    ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記複数の信号品質測定値は、複数の信号対雑音比測定値である
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 前記複数の信号品質測定値は、複数の受信信号符号電力測定値である
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 前記電力節約状態から全測定状態に移行すると、所定期間のあいだは前記予め定められた基準の第1セットが満たされたか否かにかかわらず、該全測定状態に残留する
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 前記電力節約状態は、
    第1の電力節約状態と、
    第2の電力節約状態と
    を含み、
    前記第2の電力節約状態において取得される測定値の数は、前記第1の電力節約状態において取得される測定値の数よりも少なく、
    前記方法はさらに、
    前記全測定状態から前記第1の電力節約状態に移行するステップと、
    所定の期間に、前記予め定められた基準の第1セットが満たされたことを検出し、記第1セットが満たされたことを検出すると、前記ユーザ装置を前記第2の電力節約状態に移行させて動作させるステップと
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 前記予め定められた基準の第1セットが満たされたと判定することは、
    電力節約状態ではない状態で、前記在圏セルから受信した信号について現在の信号品質測定値を作成するステップと、
    前記ユーザ装置に記憶されている定数の関数として閾値を決定するステップと、
    前記現在の信号品質測定値が前記閾値に対して所定の関係を満たしていれば、前記予め定められた基準の第1セットが満たされたと判定するステップと
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  12. 前記ユーザ装置に記憶されている定数の関数として閾値を決定するステップは、
    前記ユーザ装置に記憶されている前記定数に通信ネットワークから提供された値を合成するステップを含む
    ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. セルラー通信システムにおいてユーザ装置(UE)を動作させる装置であって、
    予め定められた基準の第1セットが満たされたと判定することで、前記ユーザ装置を電力節約状態で動作させるロジックと、
    予め定められた基準の第2セットが満たされたと判定することで、前記ユーザ装置を前記電力節約状態から抜けさせるロジックと
    を含み、
    前記予め定められた基準の第2セットが満たされたと判定することには、
    前記電力節約状態が継続している間、在圏セルから受信した信号について複数の信号品質測定値を作成することと、
    前記複数の信号品質測定値のうち最良の信号品質測定値を決定することと、
    前記最良の信号品質測定値の関数として閾値を決定することと、
    現在の信号品質測定値が前記閾値に対して所定の関係を満たしていれば、前記予め定められた基準の第2セットが満たされたと判定することと
    が含まれていることを特徴とする装置。
  14. 前記最良の信号品質測定値の関数として閾値を決定することには、
    前記最良の信号品質測定値から、隣接セルから受信した信号の信号品質測定を減算すること
    が含まれていることを特徴とする請求項13に記載の装置。
  15. 前記ユーザ装置の在圏セルから在圏セルオフセット値を受信すること
    をさらに含み、
    前記最良の信号品質測定値の関数として閾値を決定することには、
    前記最良の信号品質測定値から、隣接セルからの信号についての信号品質測定値を減算するとともに前記在圏セルオフセット値を加算することで、該最良の信号品質測定値を調整すること
    が含まれていることを特徴とする請求項13に記載の装置。
  16. 前記最良の信号品質測定値の関数として閾値を決定することには、
    前記調整された最良の信号品質測定値が、予め定められた下限値よりも低い品質であることを示していなければ、該調整された最良の信号品質測定値を選択すること
    が含まれていることを特徴とする請求項15に記載の装置。
  17. 前記予め定められた基準の第2セットが満たされたと判定することには、
    前記現在の品質測定値が、通信ネットワークから提供された1つ以上のパラメータから導出された条件に対して所定の関係を満たしていれば、前記予め定められた基準の第2セットが満たされたと判定すること
    が含まれていることを特徴とする請求項13に記載の装置。
  18. 前記セルラー通信システムは広帯域符号分割多元接続(WCDMA)通信システムであり、前記通信ネットワークから提供された1つ以上のパラメータから導出された条件は、Sintrasearch + QqualMinであり、
    前記Sintrasearchは周波数内測定値についての閾値を特定するためのパラメータであり、前記QqualMinは前記在圏セル内で要求される最小の品質を定義したパラメータである
    ことを特徴とする請求項17に記載の装置。
  19. 前記複数の信号品質測定値は、複数の信号対雑音比測定値である
    ことを特徴とする請求項13に記載の装置。
  20. 前記複数の信号品質測定値は、複数の受信信号符号電力測定値である
    ことを特徴とする請求項13に記載の装置。
  21. 前記電力節約状態から全測定状態に移行すると、所定期間のあいだは前記予め定められた基準の第1セットが満たされたか否かにかかわらず、該全測定状態に残留するロジック
    をさらに含むことを特徴とする請求項13に記載の装置。
  22. 前記電力節約状態は、
    第1の電力節約状態と、
    第2の電力節約状態と
    を含み、
    前記第2の電力節約状態において取得される測定値の数は、前記第1の電力節約状態において取得される測定値の数よりも少なく、
    前記装置はさらに、
    前記全測定状態から前記第1の電力節約状態に移行すると、所定の期間にわたり前記予め定められた基準の第1セットが満たされたことを検出し、前記第1セットが満たされたことを検出すると、前記ユーザ装置を前記第2の電力節約状態に移行させて動作させるロジック
    を含むことを特徴とする請求項13に記載の装置。
  23. 前記予め定められた基準の第1セットが満たされたと判定することには、
    電力節約状態ではない状態で、前記在圏セルから受信した信号について現在の信号品質測定値を作成することと、
    前記ユーザ装置に記憶されている定数の関数として閾値を決定することと、
    前記現在の信号品質測定値が前記閾値に対して所定の関係を満たしていれば、前記予め定められた基準の第1セットが満たされたと判定することと
    が含まれていることを特徴とする請求項13に記載の装置。
  24. 前記ユーザ装置に記憶されている定数の関数として閾値を決定することには、
    前記ユーザ装置に記憶されている前記定数に通信ネットワークから提供された値を合成すること
    が含まれていることを特徴とする請求項23に記載の装置。
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