JP4995874B2 - 濾過装置および浄水器 - Google Patents

濾過装置および浄水器 Download PDF

Info

Publication number
JP4995874B2
JP4995874B2 JP2009184140A JP2009184140A JP4995874B2 JP 4995874 B2 JP4995874 B2 JP 4995874B2 JP 2009184140 A JP2009184140 A JP 2009184140A JP 2009184140 A JP2009184140 A JP 2009184140A JP 4995874 B2 JP4995874 B2 JP 4995874B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
air vent
outer container
closing
filtration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009184140A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011036754A (ja
Inventor
壽一 西川
誠 小玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2009184140A priority Critical patent/JP4995874B2/ja
Publication of JP2011036754A publication Critical patent/JP2011036754A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4995874B2 publication Critical patent/JP4995874B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)
  • Water Treatment By Sorption (AREA)

Description

本発明は、水道水などの原水を濾過して浄水を作り出す濾過装置およびそれを用いた浄水器に関する。
従来の浄水器としては、浄水が溜められる浄水貯留部を有する外容器と、この外容器の上部に収納されて原水が注がれる原水貯留部を有する内容器と、の間に濾過装置である浄水カートリッジを設置したものがあり、上記浄水カートリッジは、内部に粒状濾材が装填されるとともに、頂部に空気抜き口が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−230341号公報
しかしながら、上記従来技術では、頂部に空気抜き口が設けられているため、浄水カートリッジの運搬時や保管時などの非使用時に、それを横にしたり、天地逆にしたりすると、内包された粒状濾材が空気抜き口から漏れてしまう。そのため、現状では空気抜き口をテープやフィルムなどによって封止する対策が講じられるが、運搬途中にテープやフィルムの一部が剥離する虞があり、このように剥離されると、やはり内包された粒状濾材が漏れて周囲を汚してしまったり、濾過性能が低下されたりする。
また、浄水カートリッジは、空気抜き口を封止したテープやフィルムは人手により剥がして使用することになるが、そのテープやフィルムを剥がし忘れると、内容器内の原水が浄水カートリッジに通水されなくなり、浄水カートリッジとしての機能が損なわれてしまう。
そこで、本発明は、非使用時には閉止されて内包された濾材の漏れを防止しつつ、使用に際してはより確実に空気抜き口を開口することのできる濾過装置を得ることを目的とする。
請求項1の発明にあっては、外郭容器体の内部に設置して用いられ、浄化材を内包する封入容器を有し、当該封入容器の上部に水導入口および当該水導入口よりも高位置に空気抜き口が設けられるとともに、前記封入容器の下部に浄水吐出口が設けられた濾過装置であって、前記空気抜き口の開口形状に沿った破断部を有して当該空気抜き口を閉止する閉止部と、前記外郭容器体の給水口に設けたカバーの閉止により前記閉止部を突き押して前記破断部から破断する突き押しロッドとを設けたことを特徴とする。
請求項2の発明にあっては、外郭容器体の内部に設置して用いられ、浄化材を内包する封入容器を有し、当該封入容器の上部に水導入口および当該水導入口よりも高位置に空気抜き口が設けられるとともに、前記封入容器の下部に浄水吐出口が設けられた濾過装置であって、前記空気抜き口を閉止する閉止部と、当該閉止部から突出する引掛け部と、前記外郭容器体の内側に設けられ濾過装置の設置時に前記引掛け部に係合して前記閉止部を開動する突出部とを設けたことを特徴とする。
請求項3の発明にあっては、外郭容器体の内部に設置して用いられ、浄化材を内包する封入容器を有し、当該封入容器の上部に水導入口および当該水導入口よりも高位置に空気抜き口が設けられるとともに、前記封入容器の下部に浄水吐出口が設けられた濾過装置であって、前記空気抜き口を、水に溶解する水溶性部材で閉止したことを特徴とする。
請求項4の発明にあっては、浄水を溜める外容器と、当該外容器の内方上部に配置されて原水が注がれる内容器と、を備えて外郭容器体を構成し、当該内容器の底部に、前記外容器に連通し、請求項1〜3のいずれか1つの濾過装置を水密に収容する濾過装置収容部を設けたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、外郭容器体に濾過装置を設置して注水した後、その外郭容器体の給水口を閉止するカバーを利用して空気抜き口が開口されるようにしたもので、使用時にカバーを閉止することにより、空気抜き口を閉止した閉止部を突き押しロッドで突き押して破断できるため、その空気抜き口を確実に開口させることができる。このとき、閉止部は空気抜き口の開口形状に沿った破断部を有しているので、突き押しロッドで突き押しした際に、閉止部は破断部に沿って破断できるので、空気抜き口を全開し易くなる。
請求項2の発明によれば、外郭容器体に濾過装置を設置する際に、空気抜き口が開口されるようにしたもので、濾過装置を設置しようと外郭容器体の内方に押し込むと、空気抜き口の閉止部から突出する引掛け部が外郭容器体の突出部に係合してその閉止部を開動し、これにより空気抜き口を確実に開口させることができる。
請求項3の発明によれば、濾過装置を外郭容器体に設置した後に原水を注ぐことにより、空気抜き口が開口されるようにしたもので、空気抜き口を閉止した水溶性部材が注いだ原水によって自然に溶解されて空気抜き口を確実に開口させることができる。
請求項4の発明によれば、請求項1〜3のいずれか1つの濾過装置を用いて浄水器を構成したもので、濾過装置は内容器の底部に設けた濾過装置収容部に設置することにより、その内容器に注いだ原水は濾過装置で濾過されて外容器に溜まり、これを飲用することができる。このとき、請求項1〜3のいずれか1つの濾過装置を用いたので、非使用時には内包された浄化材が空気抜き口から漏れるのを防止でき、かつ、濾過装置の使用に際しては空気抜き口を人手に依ることなく開いて濾過装置を機能させることができる。
本発明の第1実施形態にかかる濾過装置を用いた浄水器の断面図である。 図1に示す濾過装置の外観斜視図である。 図1に示す濾過装置の断面図である。 図1に示す濾過装置の作動状態の断面図である。 本発明の第2実施形態にかかる濾過装置を用いた浄水器の断面図である。 図5に示す濾過装置の断面図である。 図5に示す濾過装置の作動状態の断面図である。 本発明の第3実施形態にかかる濾過装置の断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の複数の実施形態には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、それら同様の構成要素には共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
図1〜図4は、本発明にかかる濾過装置およびそれを用いた浄水器の第1実施形態を示した図である。
図1に示すように、本実施形態の濾過装置は、外郭容器体7に着脱自在に設置される濾過カートリッジ1を備えて構成される。濾過カートリッジ1は、図2および図3に示すように、浄化材2が封入容器3に内包されている。浄化材2は、活性炭やイオン交換樹脂などにより粒状に形成され、水中に存在する臭気や味を変化させる成分、有害な成分および使用目的によって阻害要因となる硬度成分などの除去が行われる。
封入容器3は、上方が開放された有底筒状の下ケース4と、この下ケース4の上方開口部3aを閉止する蓋体5と、によって密閉された容器として提供される。下ケース4の底面41の中央部には、所定の空間容積をもって凹設される中段室42が設けられるとともに、その中段室42の下方に縮径された下段室43が設けられ、その下段室43の底面に浄水吐出口44が形成されている。
また、底面41には中段室42を中心として放射状のリブ45が突設され、そのリブ45の上側に多孔質の集水板6が底上げされた状態で載置される。集水板6は、下ケース4の内周に密接して嵌合されるとともに、浄化材2の粒径よりも小径となる孔が多数形成され、その集水板6によって浄化材2を堰き止めている。
従って、集水板6よりも上方の下ケース4内は浄化材2が装填される浄化室46となり、また、集水板6と底面41との間にリブ45が介在されることにより、それら集水板6と底面41との間に空間が形成されて、浄化材2を通過した浄水が集水板6のほぼ全面から落下されるようになっている。さらに、中段室42は、浄化材2を通過した浄水に、栄養成分や美容成分、さらには味などを添加する添加剤21を収容するスペースであるが、その添加剤21は必ずしも設ける必要は無い。
蓋体5は、ほぼ平坦に形成された上面51の周縁部に下方に垂設する環状壁52が設けられ、その環状壁52が下ケース4の上方開口部3aの外周に密接嵌合される。このとき、環状壁52と上方開口部3aの外周との間には、蓋体5の密閉状態で互いに係合する凹・凸部53、47が形成されており、その凹・凸部53、47によって蓋体5が下ケース4から容易に分離されるのが防止されるとともに、それら凹・凸部53、47の圧接によりより確実な水密状態が保持される。
蓋体5の上面51の周縁部には、図2にも示すように、複数の水導入口54が周方向にほぼ等間隔をもって形成されるとともに、その蓋体5の中央部には、上方に断面台形状に凸設される空気溜り部55が設けられ、その空気溜り部55の頂面に空気抜き口56が形成される。このとき、空気溜り部55は、水導入口54よりも高位置に設けられており、水導入口54から封入容器3内に原水が導入される従って浄化室46内の空気は、水導入口54よりも高位置にある空気溜り部55に移動し、その空気溜り部55に溜まった空気は空気抜き口56から排出されるようになっている。また、水導入口54はメッシュ54aで覆われ、異物が浄化室46内に進入するのを阻止するとともに、浄化材2がその水導入口54から漏れるのを阻止できるようになっている。
また、蓋体5の上面51には、空気溜り部55の外側から放射状に突設するリブ57を介して環状つまみ58が空気溜り部55とほぼ同心状に設けられている。環状つまみ58は、濾過カートリッジ1を設置する際に把持する部分である。また、環状つまみ58には、図2に示すように、各リブ57間に位置して上下方向のスリット58aが形成されており、そのスリット58aからリブ75間に残留した原水が排出されるようになっている。
本実施形態の濾過カートリッジ1は、図1に示すように、ポット形の外郭容器体7に用いられることにより浄水器8が構成される。外郭容器体7は、濾過カートリッジ1で濾過された浄水を溜める外容器71と、その外容器71の内方上部に配置されて原水が注がれる内容器72とを備えている。
内容器72は、外容器71の一側面71a側に偏心した状態で取り付けられ、その内容器72と外容器71の他側面71bとの間に、外容器71に溜まった浄水を注ぐ注水口73が設けられ、この注水口73の出口には蓋73aが開閉自在に設けられている。
また、内容器72の上端には原水を内容器72内に注ぐ給水口74が設けられており、その給水口74には、注水口73とは反対側に配置されるヒンジ75aを介して開閉自在となったカバー75が設けられる。
内容器72の底部72aには、濾過装置収容部としてのカートリッジ収容部76が凹設されており、そのカートリッジ収容部76の底部76aには、内容器72と外容器71とを連通する短筒状の開口部76bが形成され、その開口部76bに濾過カートリッジ1の中段室42が密接嵌合される。
そして、内容器72の内方から濾過カートリッジ1をカートリッジ収容部76に嵌着するのであるが、このとき、図2に示すように、下ケース4の側壁48の外周には螺旋状突起49が一体に突設されており、その螺旋状突起49を、カートリッジ収容部76の内側に設けた螺旋状凹部77に係合させて環状つまみ58を回転することにより、濾過カートリッジ1はカートリッジ収容部76内に締め付け固定される。このとき、下ケース4の底面41は、カートリッジ収容部76の底部76aに圧接されて水密状態が保持されるが、特に、下ケース4の底面41がカートリッジ収容部76の底部76aに対向される面に、同心円状の環状シール部60を設けておくことが好ましい。この場合、環状シール部60は底面41から一体に突設することなく、その環状シール部60を別部品として設けてもよく、その場合、環状シール部60はゴムなどの弾性材料で形成されることが好ましい。勿論、環状つまみ58を逆に回転することにより、濾過カートリッジ1をカートリッジ収容部76から取り出すことができ、濾過カートリッジ1の交換を容易に行うことができる。
ここで、本実施形態の濾過装置には、濾過カートリッジ1の非使用時には閉止されて内包された濾材4の漏れを防止しつつ、使用に際しては空気抜き口56を開口する閉止構造部100が設けられている。
具体的には、図3に示すように、本実施形態の閉止構造部100は、空気抜き口56の開口形状に沿った破断部101を有してその空気抜き口56を閉止する閉止部102と、図1および図4に示すように、外郭容器体7の給水口74に設けたカバー75の閉止により閉止部102を突き押して破断部101から破断する突き押しロッド103と、を備えて構成される。
突き押しロッド103は、図1に示すように、カバー75の下面から所定長さをもって垂設されて、そのカバー75と一体となって挙動される。つまり、内容器72に原水を注ぐときには、カバー75を開いて給水口74が開放されており、この状態では突き押しロッド103は斜め上方に持ち上がっている。そして、給水が終わって給水口74をカバー75で閉じる際には、そのカバー75の閉動作に伴って突き押しロッド103が下降し、カバー75が給水口74を完全に閉じる近傍では、その突き押しロッド103の先端が閉止部102に到達する。この状態でカバー75を強く押して給水口74を完全に閉じることにより、突き押しロッド103が閉止部102を上方から強く押して、図4に示すように、その閉止部102が破断部101から破断される。
したがって、本実施形態の濾過装置を備えた浄水器8では、内容器72に注いだ原水は、濾過カートリッジ1の水導入口54から封入容器3内に進入した後、粒状の浄化材2の間を通過しつつ濾過され、その濾過された浄水は集水板6と下ケース4の底面41との間の空間に落下される。そして、その底面41を伝って中段室42に至り、この中段室42に添加剤21を収容してある場合は、その添加剤21の成分が浄水に添加される。
中段室42に至った浄水は、下段室43を通過して浄水吐出口44から外容器71の底部71cに落下し、その外容器71に徐々に溜められる。そして、溜まった浄水は、外容器71を傾けて蓋73aを開けた注水口73からコップなどの容器に注ぐことができる。
以上の構成により、本実施形態の濾過装置によれば、閉止構造部100を、破断部101を有してその空気抜き口56を閉止する閉止部102と、外郭容器体7の給水口74に設けたカバー75の閉止により閉止部102を突き押して破断部101から破断する突き押しロッド103と、を備えて構成してある。これにより、外郭容器体7に濾過カートリッジ1を設置して注水した後、その外郭容器体7の給水口をカバー75で閉止することにより、空気抜き口56を閉止した閉止部102を突き押しロッド103で突き押して破断できるため、空気抜き口56を確実に開口させることができる。また、閉止部102の破断部101は空気抜き口56の開口形状に沿って設けられているので、突き押しロッド103で突き押しして閉止部102を破断した際に、空気抜き口56を全開し易くなる。
また、本実施形態の濾過装置を用いて構成した浄水器8は、濾過カートリッジ1を内容器72の底部72aに設けたカートリッジ収容部76に設置することにより、本実施形態の濾過カートリッジ1の機能を発揮しつつ、内容器72に注いだ原水を濾過カートリッジ1で濾過して外容器72に溜め、これを飲用することができる。
ところで、本実施形態の濾過カートリッジ1では、この濾過カートリッジ1をカートリッジ収容部76に設置する際、下ケース4の側壁48の外周に設けた螺旋状突起49を、カートリッジ収容部76の内側に設けた螺旋状凹部77に係合させるようになっているため、環状つまみ58を回転するという簡単な動作で、濾過カートリッジ1を簡単に着脱することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について図面を参照して説明する。図5〜図7は、本実施形態にかかる濾過装置を示した図である。
図5に示すように、本実施形態の濾過カートリッジ1Aは、第1の実施形態と同様に、外容器71および内容器72を備えた外郭容器体7に用いられ、内容器72のカートリッジ収容部76に濾過カートリッジ1Aを設置することにより浄水器8Aが構成される。
濾過カートリッジ1Aは、図6に示すように、基本的に第1の実施形態と同様に、浄化材2を内包する封入容器3を有し、その封入容器3は、底面に浄水吐出口44が形成された下ケース4と、水導入口54および空気溜り部55が設けられた蓋体5と、を有して構成される。また、空気抜き口56は、濾過カートリッジ1の使用に際して自己開口される閉止構造部100Aによって封止されている。
ここで、本実施形態が第1の実施形態と主に異なる点は、図5、図6に示すように、閉止構造部100Aが、空気抜き口56を閉止する閉止部104と、この閉止部104の外周から突出する引掛け部105と、外郭容器体8の内側、詳細には内容器72の底部72aに設けられ、濾過カートリッジ1Aの設置時に引掛け部105に係合して閉止部104を開動する突出部106と、を備えて構成されたことにある。
空気抜き口56は、第1の実施形態と同様に、蓋体5の上面51に空気溜り部55を設けて、その頂面に形成されるのであるが、本実施形態ではその空気溜り部55が上面51の周縁部近傍に偏心して設けられている。そして、空気抜き口56を閉止する閉止部104は、ヒンジ部104aとともに空気溜り部55から一体に成形され、閉止部104は、ヒンジ部104aを介して空気抜き口56を開閉できるようになっている。このとき、ヒンジ部104aには、閉止部104を閉止する方向の付勢力と、図7に示すように、一定以上開動された時点で開放状態を維持する付勢力と、が備わっており、非使用時は図6に示すように閉止された状態が保持されるようになっている。なお、空気溜り部55を偏心して設けた場合にも、環状つまみ58は空気溜り部55から外れて、第1の実施形態と同様に上面51の中心部に設けられている。
引掛け部105は、閉止部104の外周から濾過カートリッジ1Aの中心側とは反対方向に突設され、その引掛け部105は閉止部104よりも肉厚に形成されて、上述した突出部106に係合した際にも容易に変形されないように十分な強度が備えられている。
突出部106は、図5に示すように、内容器72の底部72aを、空気溜り部55に対応した位置で段差状に所定量、つまり、濾過カートリッジ1Aがカートリッジ収容部76に完全に収容される前に引掛け部105と突出部106とが干渉されるように所定の高さ分だけ突出させて形成されている。このとき、突出部106は、引掛け部105が係合した際に容易に変形しないように厚肉形成されることが好ましい。
したがって、本実施形態の濾過装置では、濾過カートリッジ1Aをカートリッジ収容部76に設置する際、つまり、環状つまみ58を把持して螺旋状突起49を螺旋状凹部77に係合させて締め付ける際に、その締め付け途中で引掛け部105が突出部106に係合され、その係合状態から更に締め付けることにより閉止部104が開動される。そして、閉止部104が開動した後は、ヒンジ部104aの付勢力によって開放状態が維持され、空気抜き口56が開口される。
以上の構成により、本実施形態の濾過装置によれば、閉止構造部100Aを、空気抜き口56を閉止する閉止部104から引掛け部105を突設し、濾過カートリッジ1Aの設置時に、引掛け部105が外郭容器体8の内側に設けた突出部106に係合して閉止部104を開動するようにしたので、濾過カートリッジ1Aを外郭容器体8に設置する動作によって空気抜き口56を確実に開口させることができる。
また、本実施形態の濾過装置を用いて構成した浄水器8は、濾過カートリッジ1Aを内容器72の底部72aに設けたカートリッジ収容部76に設置することにより、本実施形態の濾過カートリッジ1Aの機能を発揮しつつ、内容器72に注いだ原水を濾過カートリッジ1で濾過して外容器72に溜め、これを飲用することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について図面を参照して説明する。図8は、本実施形態にかかる濾過装置を示した図である。
図8に示すように、本実施形態の濾過カートリッジ1Bは、基本的に第1の実施形態と同様に、浄化材2を内包する封入容器3を有し、その封入容器3は、底面に浄水吐出口44が形成された下ケース4と、水導入口54および空気溜り部55が設けられた蓋体5と、を有して構成される。また、空気抜き口56は、濾過カートリッジ1の使用に際して自己開口される閉止構造部100Bによって封止されている。
ここで、本実施形態が第1の実施形態と主に異なる点は、閉止構造部100Bが、水に溶解する水溶性部材107で空気抜き口56を閉止して構成されたことにある。
水溶性部材107としては、たとえば、デンプンを材料にして形成されるオブラート状の部材があるが、勿論、これ以外にも人体に無害で水に溶解されて一定の形状を保持できる物質であればよい。
なお、本実施形態の濾過カートリッジ1Bの空気溜り部55は、第1の実施形態と同様に蓋体5の上面51の中央部に設けられ、その空気溜り部55を中心として同心円状に環状つまみ58が設けられている。
以上の構成により、本実施形態の濾過装置によれば、閉止構造部100Bを、水に溶解する水溶性部材107で空気抜き口56を閉止して構成したので、空気抜き口56を閉止した水溶性部材107が注いだ原水によって自然に溶解されて、空気抜き口56を確実に開口させることができる。
また、本実施形態にあっても図示は省略したが、濾過カートリッジ1Bを内容器72の底部72aに設けたカートリッジ収容部76に設置することにより、本実施形態の濾過カートリッジ1Bの機能を発揮しつつ、内容器72に注いだ原水を濾過カートリッジ1で濾過して外容器72に溜め、これを飲用することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。例えば、濾過カートリッジ1、1A、1Bは、螺旋状突起49および螺旋状凹部77を介してカートリッジ収容部76に設置されるが、それら螺旋状突起49および螺旋状凹部77を用いることなく、単に圧入させるタイプであってもよい。この場合、密封容器3の断面形状は円形状に限ることなく任意な断面形状として提供できる。
また、外郭容器体7を構成する外容器71および内容器72の形状も本実施形態に限ることなく任意な形状や構造であってもよく、要するに、内容器72に注いだ原水が濾過カートリッジ1、1A、1Bを通過して下容器71に溜められる構造であればよい。
1、1A、1B 濾過カートリッジ
2 浄化材
3 封入容器
44 浄水吐出口
54 水導入口
56 空気抜き口
7 外郭容器体
71 外容器
72 内容器
72a 内容器の底部
74 給水口
75 カバー
76 カートリッジ収容部(濾過装置収容部)
100、100A、100B 閉止構造部
101 破断部
102 閉止部
103 突き押しロッド
104 閉止部
105 引掛け部
106 突出部
107 水溶性部材

Claims (4)

  1. 外郭容器体の内部に設置して用いられ、浄化材を内包する封入容器を有し、当該封入容器の上部に水導入口および当該水導入口よりも高位置に空気抜き口が設けられるとともに、前記封入容器の下部に浄水吐出口が設けられた濾過装置であって、
    前記空気抜き口の開口形状に沿った破断部を有して当該空気抜き口を閉止する閉止部と、前記外郭容器体の給水口に設けたカバーの閉止により前記閉止部を突き押して前記破断部から破断する突き押しロッドとを設けたことを特徴とする濾過装置。
  2. 外郭容器体の内部に設置して用いられ、浄化材を内包する封入容器を有し、当該封入容器の上部に水導入口および当該水導入口よりも高位置に空気抜き口が設けられるとともに、前記封入容器の下部に浄水吐出口が設けられた濾過装置であって、
    前記空気抜き口を閉止する閉止部と、当該閉止部から突出する引掛け部と、前記外郭容器体の内側に設けられ濾過装置の設置時に前記引掛け部に係合して前記閉止部を開動する突出部とを設けたことを特徴とする濾過装置。
  3. 外郭容器体の内部に設置して用いられ、浄化材を内包する封入容器を有し、当該封入容器の上部に水導入口および当該水導入口よりも高位置に空気抜き口が設けられるとともに、前記封入容器の下部に浄水吐出口が設けられた濾過装置であって、
    前記空気抜き口を、水に溶解する水溶性部材で閉止したことを特徴とする濾過装置。
  4. 浄水を溜める外容器と、当該外容器の内方上部に配置されて原水が注がれる内容器と、を備えて外郭容器体を構成し、当該内容器の底部に、前記外容器に連通し、請求項1〜3のいずれか1つの濾過装置を水密に収容する濾過装置収容部を設けたことを特徴とする浄水器。
JP2009184140A 2009-08-07 2009-08-07 濾過装置および浄水器 Expired - Fee Related JP4995874B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009184140A JP4995874B2 (ja) 2009-08-07 2009-08-07 濾過装置および浄水器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009184140A JP4995874B2 (ja) 2009-08-07 2009-08-07 濾過装置および浄水器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011036754A JP2011036754A (ja) 2011-02-24
JP4995874B2 true JP4995874B2 (ja) 2012-08-08

Family

ID=43765103

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009184140A Expired - Fee Related JP4995874B2 (ja) 2009-08-07 2009-08-07 濾過装置および浄水器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4995874B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6074690B2 (ja) 2011-02-23 2017-02-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 ドラム式洗濯機

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2775746B2 (ja) * 1988-03-28 1998-07-16 松下電器産業株式会社 ろ過器
JP4131821B2 (ja) * 2003-01-31 2008-08-13 三菱レイヨン株式会社 浄水器
JP4479792B2 (ja) * 2007-12-27 2010-06-09 パナソニック電工株式会社 浄水カートリッジ及びこれを備えた浄水器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011036754A (ja) 2011-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5225078A (en) Pour-through pitcher filter
US7810651B2 (en) Water bottle with filtration feature
CA3019782C (en) Convertible filtration system
US20120061312A1 (en) Reusable filter cartridge
RU2006137713A (ru) Экстракционный узел для экстракции напитка из вещества в виде частиц, содержащегося в картридже
CA3041496C (en) Reusable filter cartridge for water pitcher
JPH0155885B2 (ja)
US20020117442A1 (en) Manually pressurized water filtering container
JP4995874B2 (ja) 濾過装置および浄水器
KR101869389B1 (ko) 휴대용 정수기
US20170283281A1 (en) Reversible Filtration System
WO1998032705A1 (en) A water filter jug
KR100614894B1 (ko) 정수 카트리지
CA2622291A1 (en) Scavenging filter
EP3538492A1 (en) Liquid treatment device, method of manufacturing it and liquid treatment system
TW201116489A (en) Filtration device
JP2011036755A (ja) 浄水器
JP2004230341A (ja) 浄水器
WO2009008771A1 (ru) Устройство для обработки и очистки жидкого продукта
CN115427129A (zh) 饮料容器注入口结合型净水过滤器
JP7401086B2 (ja) 携帯型浄水器
CN106334342B (zh) 用于存储和倾倒液体的组合件和液体处理***
JP2010162492A (ja) 浄水カートリッジ及び浄水器
WO2011093197A1 (ja) 浄水器
KR200360760Y1 (ko) 휴대용 정수기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110824

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120417

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120510

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150518

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees