JP4994279B2 - 微小気泡生成装置 - Google Patents

微小気泡生成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4994279B2
JP4994279B2 JP2008070869A JP2008070869A JP4994279B2 JP 4994279 B2 JP4994279 B2 JP 4994279B2 JP 2008070869 A JP2008070869 A JP 2008070869A JP 2008070869 A JP2008070869 A JP 2008070869A JP 4994279 B2 JP4994279 B2 JP 4994279B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
porous filter
liquid
microbubbles
casing
microbubble
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008070869A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009226230A (ja
JP2009226230A5 (ja
Inventor
治道 廣瀬
正泰 安部
幸伸 西部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Mechatronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shibaura Mechatronics Corp filed Critical Shibaura Mechatronics Corp
Priority to JP2008070869A priority Critical patent/JP4994279B2/ja
Publication of JP2009226230A publication Critical patent/JP2009226230A/ja
Publication of JP2009226230A5 publication Critical patent/JP2009226230A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4994279B2 publication Critical patent/JP4994279B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、微小気泡生成装置に関し、特に例えば洗浄装置として搭載可能なナノバブルを生成するための微小気泡生成装置に関する。
一例として、基板処理装置は、基板の製造工程において基板に対して純水や薬液等の液体を供給して処理を行う。この種の基板処理装置では、基板に付着したパーティクルや液体中に浮遊するパーティクルを除去する必要がある。
基板処理装置の基板のパーティクルを除去するために、特許文献1では、基板処理装置に対してマイクロバブル発生部を接続して、マイクロバブル発生部からマイクロバブルを含む純水を処理槽内の基板に供給することが提案されている。
このマイクロバブル発生部の構造は、特許文献1の図9に記載されており、マイクロバブル発生部は、ケーシングの中に送水管と、この送水管を取り囲む送気路とを形成した構造になっている。送気路は窒素ガス供給部と真空ポンプに接続されており、送気路を流れる窒素ガスの圧力は、真空ポンプの作動により調整してケーシング内を加減圧できる。
これにより、ケーシング内を減圧した場合には、送水管を流れる純水から余分な気体が過飽和となって析出し、その気体は中空子分離膜を通って送気路へ流出する。また、ケーシング内を加圧した場合には、送気路を流れる窒素ガスが、中空子分離膜を通って送水管内の純水中に加圧溶融するようになっている。
特開2006―179765号公報
ところが、特許文献1に記載されているマイクロバブル発生部の構造では、送気路内は真空ポンプに接続する必要があり、送気路内を流れる窒素ガスの圧力を調整しなければならない。しかも、窒素ガス供給側と窒素ガスを排出する側のそれぞれに圧力調整用のレギュレータが必要である。このため、マイクロバブル発生部の構造が複雑である。真空ポンプによる圧力の調整を正確に行わないと、マイクロバブルを含む純水を確実に供給できないおそれもある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、構造が簡単化でき、微小気泡を含む液体を確実に生成することができる微小気泡生成装置を提供することである。
本発明の微小気泡生成装置は、微小気泡を生成する微小気泡生成装置であって、圧縮気体を通すことで前記微小気泡を形成する1μm以下の径の複数の第1孔を有し、前記圧縮気体を導入するための中空部分を有する第1多孔質フィルタと、前記第1多孔質フィルタの外側に密接して配置され、1μmを超える径の複数の第2孔を有する第2多孔質フィルタと、前記第1多孔質フィルタの前記中空部分の一端部に対して前記圧縮気体を導入するために前記第1多孔質フィルタの一端部側に形成された気体導入部と、前記第1多孔質フィルタの前記中空部分の他端部を閉鎖する閉鎖部と、前記第2多孔質フィルタの外側に配置されるケーシング部であって、その内周面は前記第2多孔質フィルタの外周面に密接して配置されるとともに、前記気体導入部の反対側の位置から前記第2多孔質フィルタに対して液体を導入するための液体導入部と、前記液体導入部の反対側の位置から前記微小気泡を含む前記液体を放出する放出部と、を有する前記ケーシング部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、構造が簡単化でき、微小気泡を含む液体を確実に生成することができる微小気泡生成装置を提供することができる。
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の微小気泡生成装置の好ましい第1実施形態を示す図である。
図1に示す微小気泡生成装置10は、第1多孔質フィルタ11と、第2多孔質フィルタ12と、気体導入部13と、閉鎖部14と、ケーシング部15と、気体供給部20と、液体供給部21を有している。
第1多孔質フィルタ11と第2多孔質フィルタ12とケーシング部15は、共に好ましくは例えば円筒状の部材である。第1多孔質フィルタ11と第2多孔質フィルタ12とケーシング部15は、中心軸CLを中心として同軸状に配置されている。第2多孔質フィルタ12の内周面12Bは、第1多孔質フィルタ11の外周面11Bに密接して配置されている。ケーシング部15の内周面15は、第2多孔質フィルタ12の外周面12Cに密接して配置されている。言い換えれば、第2多孔質フィルタ12は、第1多孔質フィルタ11の外周部を覆っており、ケーシング部15は、第2多孔質フィルタ12の外周部を覆っていて、ケーシング部15は第2多孔質フィルタ12と第1多孔質フィルタ11を収容している。
図1の例では、第1多孔質フィルタ11の中心軸CL方向の長さは、第2多孔質フィルタ12の中心軸CL方向の長さに比べてやや小さい。第2多孔質フィルタ12の中心軸CL方向の長さは、ケーシング部15の中心軸CL方向の長さに比べて小さく設定されている。
図1に示すように、気体導入部13は、例えば金属あるいはプラスチック製の円筒状の部材であり、第1多孔質フィルタ11の中空部分24の一端部22側に接続されている。気体導入部13の外径は、第1多孔質フィルタ11の外径と同じである。閉鎖部14は、例えば金属あるいはプラスチック製の円板状の部材であり、第1多孔質フィルタ11の中空部分24の他端部23側を閉鎖している。
第2多孔質フィルタ12の一端部25は、気体導入部13の外周面の一部分を覆っている。第2多孔質フィルタ12の他端部26は、ケーシング15の壁部27との間に空間部28を形成している。この空間部28は、液体供給部21から供給された液体を一旦貯留して第2多孔質フィルタ12の他端部26へ液体を加圧して供給するために設けられている。
ケーシング15は、例えば金属あるいはプラスチック製のほぼ円筒状の部材であり、大径部分29と小径部分30を有しており、大径部分29の内周面は、第2多孔質フィルタ12を覆っている。小径部分30は、大径部分29の壁部27から中心軸CL方向に沿って突出して形成されており、小径部分30は液体供給部21に接続されている。
図1に示す第1多孔質フィルタ11と第2多孔質フィルタ12について、さらに説明する。
図1に示す第1多孔質フィルタ11は、1μm以下の径の複数の第1孔を有し、中空部分24を有する。第2多孔質フィルタ12は、第1多孔質フィルタ11の外側に密接して配置されており、1μmを超える径の複数の第2孔を有する。
図2は、第1多孔質フィルタ11と第2多孔質フィルタ12の構成例を示している。
第1多孔質フィルタ11の複数の第1孔の径は、好ましくは0.01μm以上で1μm以下である。第1孔の径が、0.01μm未満であると、実用化されている多孔質メッシュの最小径は、平均値で20nm(=0.02μm)である。そこで、製作のばらつきを考慮して、最小径は、その半分の10nmとした。第1多孔質フィルタ11の複数の第1孔の径は、より好ましくは20nm(=0.02μm)である。1μmを超えると、1μmを超える気泡は、マイクロバブルの領域になり、また液体も通過しやすくなる。本発明の実施形態では、ナノバブル領域の大きさの微小気泡を作ることを主体としているため、第1多孔質メッシュの最大径は1μmとしている。
しかも、第2多孔質フィルタ12の複数の第2孔の径は、好ましくは1μmを超え100μm以下である。第2孔の径が、1μm以下である微小気泡を第1多孔質フィルタ側から第2多孔質フィルタ側に一方通行で送るのが目的であるため、第1多孔質フィルタの第1孔の最大値が、第2多孔質フィルタの第2孔の最小値と同じか小さく設定されている。また、第2多孔質フィルタ12の複数の第2孔び径が100μmを超えるち、第1多孔質フィルタのメッシュを通過した気体が、第2多孔質フィルタのメッシュ側の液体側に移動した場合、気体同士が集まって大きくなる可能性もあり、100μmを超えると、気泡がマイクロバブルサイズ超えたものになってしまうために、制限を設けた。ナノバブルをより有効に活用するためには、50μm以下が望ましい。
図2に示す第1多孔質フィルタ11と第2多孔質フィルタ12とは、微小気泡発生機構部を構成しており、第1多孔質フィルタ11は、高分子フィルム等の多孔質体フィルムであり、例えばクレーズ部31と、フィルム部32から構成されている。クレーズ部31は、フィルム部32の孔部に形成されており、複数のフィブリル33を有しており、各フィブリル33の間にはボイド34ある。このボイド34が、第1多孔質フィルタ11第1孔である。
図2の矢印S方向に沿って、例えば0.3〜3.0kg/cm2の加圧力で圧縮気体が与えられると、圧縮気体が各フィブリル33の間ボイド34をぬって通過して微小気泡(微小泡ともいう)が発生する。
一方、第2多孔質フィルタ12は、第1多孔質フィルタ11のフィルム部32に対して密接して配置されている例えば不織布である。第2多孔質フィルタ12は、各フィブリル33間のボイド34から出た微小気泡を第1多孔質フィルタ11から切り離すことによって、微小気泡同士の合体を起こさずに微小気泡のまま吐き出させて生成し、微小気泡を含んだ液体70を生成する役目を果たす。
次に、図1に戻り、図1示す気体供給部20と液体供給部21を説明する。
図1に示す気体供給部20は、プロセス気体の気体貯蔵部40と、流量調節器41と、レギュレータ42を有している。気体貯蔵部40は、プロセス気体として例えば酸素ガスあるいは窒素ガスあるいは空気を貯蔵している。気体貯蔵部40内のプロセス気体は、流量調節器41を介してレギュレータ42により加圧力を調整しながら、気体導入部13を介して第1多孔質フィルタ11の中空部分24に導入するようになっている。
図1に示す液体供給部21は、気体供給部20とは反対側に配置されており、液体供給部21は、液体をケーシング15の小径部分30の液体導入部55を通じてケーシング15内に加圧して供給するようになっている。この液体としては、例えば水や酸性液あるいはアルカリ液である。
次に、上述した微小気泡生成装置10を用いた微小気泡生成方法について説明する。
図1に示す気体貯蔵部40内のプロセス気体は、流量調節器41を介してレギュレータ42により加圧力を調整しながら、気体導入部13を介して第1多孔質フィルタ11の中空部分24内に導入する。同時に、液体供給部21は、液体をケーシング15の小径部分30の液体導入部55を通じてケーシング15内に加圧して供給する。この場合に、プロセス気体は、第1多孔質フィルタ11の中空部分24から第1多孔質フィルタ11を通るが、プロセス気体は閉鎖部14があるのでケーシング15の空間部28側には浸入せずに、プロセス気体はすべて第1多孔質フィルタ11を通る。
図2の矢印S方向に沿って、例えば0.3〜3.0kg/cm2の加圧力で圧縮したプロセス気体が第1多孔質フィルタ11に供給されると、圧縮したプロセス気体が各フィブリル33の間ボイド34をぬって通過して微小気泡が発生する。第2多孔質フィルタ12は、第1多孔質フィルタ11のフィルム部32に対して密接して配置されており、第2多孔質フィルタ12は、各フィブリル33間のボイド34から出た微小気泡を第1多孔質フィルタ11から切り離すことによって、微小気泡同士の合体を起こさずに微小気泡のまま吐き出させて微小気泡を生成する。従って、微小気泡を含む液体70は、気体導入部13付近の第2多孔質フィルタ12の一端部25から外部に放出できる。この第2多孔質フィルタ12の一端部25は、微小気泡を含む液体70を放出するための放出部である。
このようにして、加圧したプロセス気体を第1多孔質フィルタ11に通して、多数の微小気泡を生成させた直後に、この多数の微小気泡は第2多孔質フィルタ12を通過する液体に接することができ、複数の微小気泡同士がお互いにくっつかないようにして、微小気泡を含む液体70を生成している。このように複数の微小気泡同士がお互いにくっつかないようにするためには、第2多孔質フィルタ12の半径方向の厚みを大きくして、液体が第2多孔質フィルタ12を通ることができる大きな通路を確保することが望ましい。
上述した微小気泡生成装置10は、構造の簡単化が図れ、微小気泡および微小気泡を含む液体を確実に生成することができる。
上述した微小気泡生成装置10は、プロセス気体を加圧しながら例えば第1多孔質フィルタ11の複数の数十nmの径を有する第1孔を通過させることで、マイクロナノバブルあるいはナノバブルを生成することができる。
(第2実施形態)
図3は、本発明の微小気泡生成装置の好ましい第2実施形態を示す図である。
図3に示す第2実施形態の微小気泡生成装置10Bが、図1に示す第1実施形態の微小気泡生成装置10と異なるのは、ケーシング15Bの形状である。微小気泡生成装置10Bのその他の構成要素は、図1に示す微小気泡生成装置10の対応する構成要素と実質的に同じであるので、同じ符号を記してその説明を用いることにする。
図3に示すケーシング15Bの大径部分29は、複数の貫通穴60を有している。これらの貫通穴60は、大径部分29において第2多孔質フィルタ12に対応する領域において、例えば同じ間隔をおいて配置されている。
これにより、微小気泡を含む液体70に加えて、これらの貫通穴60からも、微小気泡を含む液体71が放出でき、微小気泡を含む液体の放出効率を向上できる。
(第3実施形態)
図4は、本発明の微小気泡生成装置の好ましい第3実施形態を示す図である。
図4に示す例では、微小気泡生成装置10が、例えば枚葉式の基板処理装置100に対して洗浄装置として適用されている。
基板処理装置100は、基板保持部90と、供給ノズルの操作部72と、ダウンフロー用のフィルタ付きファン73と、カップ74と、供給ノズル75と、処理室76を有する。
基板保持部90は、円板のベース部材77と、回転軸78と、モータ79を有しており、ベース部材77の上には基板Wが着脱可能に固定されている。処理室76内には、カップ74と供給ノズル75とベース部材77と回転軸78が収容されている。モータ79が制御部80の指令により動作することで、ベース部材77はR方向に連続回転することができる。
供給ノズル75は基板Wの上部に配置されており、供給ノズル75は、操作部72の動作により、Z方向(上下方向)とX方向(基板の半径方向)に移動可能である。
微小気泡生成装置10の一端部25は、チューブ81を介して供給ノズル75に接続されている。従って、微小気泡を含む液体70は、チューブ81を介して供給ノズル75に供給できるので、微小気泡を含む液体70は供給ノズル75を通じて基板Wの噴射できる。このように微小気泡を含む液体70を基板Wの表面に噴射することで、微小気泡の持つマイナス電位で、プラスにチャージされたパーティクルのような汚染物を包み込んで、この汚染物を微小気泡と共に基板Wの表面から除去できる。
なお、図3に示す微小気泡生成装置10Bも、例えば枚葉式の基板処理装置100に対して洗浄装置として適用することができる。
本発明の微小気泡を生成する微小気泡生成装置は、圧縮気体を通すことで微小気泡を形成する1μm以下の径の複数の第1孔を有し、圧縮気体を導入するための中空部分を有する第1多孔質フィルタと、第1多孔質フィルタの外側に密接して配置され、1μmを超える径の複数の第2孔を有する第2多孔質フィルタと、第1多孔質フィルタの中空部分の一端部に対して圧縮気体を導入するために第1多孔質フィルタの一端部側に形成された気体導入部と、第1多孔質フィルタの中空部分の他端部を閉鎖する閉鎖部と、第2多孔質フィルタの外側に配置されるケーシング部であって、その内周面は前記第2多孔質フィルタの外周面に密接して配置されるとともに、気体導入部の反対側の位置から第2多孔質フィルタに対して液体を導入するための液体導入部と、液体導入部の反対側の位置から微小気泡を含む液体を放出する放出部と、を有するケーシング部と、を備えることを特徴とする。
これにより、圧縮気体と液体を供給するだけで、第1多孔質フィルタは多数の微小気泡を生成でき、第2多孔質フィルタは多数の微小気泡同士が互いにくっつくのを防いで、微小気泡を含む液体を生成でき、真空ポンプ等の設備が不要であり、構造が簡単化でき、微小気泡を含む液体を確実に生成することができる。また、第2多孔質フィルタに液体を流すだけで、第1多孔質フィルタで生成された微小気泡が、第2多孔質フィルタ内で留まることなく、吐出することができる。
第1多孔質フィルタは、円筒状の部材である。これにより、円筒状の第1多孔質フィルタから多数の微小気泡を第2多孔質フィルタに向けて生成することができる。
第2多孔質フィルタは、第1多孔質フィルタの外周面に対して密接して配置されている円筒状部材である。これにより、第1多孔質フィルタから生成された多数の微小気泡同士が互いにくっつくのを確実に防いで、微小気泡を含む液体を確実に生成することができる。
ケーシング部は円筒状の部材であり、ケーシング部の内周面は、第2多孔質フィルタの外周面に対して密接して配置されている。これにより、ケーシング部は第1多孔質フィルタと第2多孔質フィルタを確実に保持しながら、液体は第2多孔質フィルタ内を通過させることができる。
気体導入部と液体導入部は、同じ中心軸上に配置され、閉鎖部は、気体導入部と液体導入部の間に配置されている。これにより、圧縮気体の全部が漏れないように第1多孔質フィルタを通過させることができ、液体が第1多孔質フィルタ内に入り込むことを防ぐ。
第1多孔質フィルタは、複数のフィブリルを有する高分子フィルムであり、フィブリルの間に第1孔を有する。これにより、圧縮気体から多数の微小気泡を生成することができる。
第2多孔質フィルタは、不織布である。これにより、簡単な構造ながら、第2多孔質フィルタは、第1多孔質フィルタから生成された多数の微小気泡同士が互いにくっつくのを確実に防げるとともに、液体を通過させることができ、微小気泡を含む液体を確実に生成できる。
ケーシング部には、第2多孔質フィルタに通じる複数の貫通穴が形成されている。これにより、複数の貫通穴からも微小気泡を含む液体を確実に生成できる。
本発明の微小気泡生成装置は、例えば半導体基板、液晶表示装置用のガラス基板、フォトマスク用のガラス基板等の基板を、液体により処理する基板処理装置に対して搭載して、基板の表面や液体中のパーティクル等の不純物を除去するのに用いることができる。
さらに、本発明の実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成できる。
例えば、第1多孔質フィルタと第2多孔質フィルタおよびケーシング部の形状は、必ずしも円筒形状でなくても良く、任意の形状を採用できる。例えば、本発明の実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施の形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の微小気泡生成装置の好ましい第1実施形態を示す図である。 第1多孔質フィルタと第2多孔質フィルタの断面構造例を示す図である。 本発明の微小気泡生成装置の好ましい第2実施形態を示す図である。 本発明の微小気泡生成装置の好ましい第3実施形態を示す図である。
符号の説明
10 微小気泡生成装置
11 第1多孔質フィルタ
12 第2多孔質フィルタ
13 気体導入部
14 閉鎖部
15 ケーシング部
20 気体供給部
21 液体供給部
24 中空部分
25 第2多孔質フィルタの一端部
70 微小気泡を含む液体

Claims (9)

  1. 微小気泡を生成する微小気泡生成装置であって、
    圧縮気体を通すことで前記微小気泡を形成する1μm以下の径の複数の第1孔を有し前記圧縮気体を導入するための中空部分を有する第1多孔質フィルタと、
    前記第1多孔質フィルタの外側に密接して配置され、1μmを超える径の複数の第2孔を有する第2多孔質フィルタと、
    前記第1多孔質フィルタの前記中空部分の一端部に対して前記圧縮気体を導入するために前記第1多孔質フィルタの一端部側に形成された気体導入部と、前記第1多孔質フィルタの前記中空部分の他端部を閉鎖する閉鎖部と、
    前記第2多孔質フィルタの外側に配置されるケーシング部であって、その内周面は前記第2多孔質フィルタの外周面に密接して配置されるとともに、前記気体導入部の反対側の位置から前記第2多孔質フィルタに対して液体を導入するための液体導入部と前記液体導入部の反対側の位置から前記微小気泡を含む前記液体を放出する放出部とを有する前記ケーシング部と、
    を備えることを特徴とする微小気泡生成装置。
  2. 前記第1多孔質フィルタは、円筒状の部材であることを特徴とする請求項1記載の微小気泡生成装置。
  3. 前記第2多孔質フィルタは、前記第1多孔質フィルタの外周面に対して密接して配置されている円筒状部材であることを特徴とする請求項2記載の微小気泡生成装置。
  4. 前記ケーシング部は円筒状の部材であり、前記ケーシング部の内周面は、前記第2多孔質フィルタの外周面に対して密接して配置されていることを特徴とする請求項3記載の微小気泡生成装置。
  5. 前記気体導入部と前記液体導入部は、同じ中心軸上に配置され、前記閉鎖部は、前記気体導入部と前記液体導入部の間に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の微小気泡生成装置。
  6. 前記第1多孔質フィルタは、複数のフィブリルを有する高分子フィルムであり、前記フィブリルの間に前記第1孔を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つの項に記載の微小気泡生成装置。
  7. 前記第2多孔質フィルタは、不織布であることを特徴とする請求項6に記載の微小気泡生成装置。
  8. 前記ケーシング部には、前記第2多孔質フィルタに通じる複数の貫通穴が形成されていることを特徴とする請求項7に記載の微小気泡生成装置。
  9. 前記第1多孔質フィルタの複数の前記第1孔の径は、0.01μm以上で1μm以下であり、
    前記第2多孔質フィルタの複数の前記第2孔の径は、1μmを超え100μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の微小気泡生成装置。
JP2008070869A 2008-03-19 2008-03-19 微小気泡生成装置 Expired - Fee Related JP4994279B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008070869A JP4994279B2 (ja) 2008-03-19 2008-03-19 微小気泡生成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008070869A JP4994279B2 (ja) 2008-03-19 2008-03-19 微小気泡生成装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009226230A JP2009226230A (ja) 2009-10-08
JP2009226230A5 JP2009226230A5 (ja) 2011-05-12
JP4994279B2 true JP4994279B2 (ja) 2012-08-08

Family

ID=41242299

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008070869A Expired - Fee Related JP4994279B2 (ja) 2008-03-19 2008-03-19 微小気泡生成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4994279B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6163108B2 (ja) * 2011-03-04 2017-07-12 ポドマジェルスキー,カール 水泡又は気泡を生成する方法と装置
KR101747323B1 (ko) * 2014-05-22 2017-06-15 주식회사 아모그린텍 초미세 버블 발생용 나노섬유 복합막을 이용한 초미세 버블 발생장치
WO2017187646A1 (ja) * 2016-04-29 2017-11-02 憲司 久木野 気泡の粒径分布を任意に調整できるナノサイズ気泡発生装置
JP6759811B2 (ja) * 2016-07-28 2020-09-23 トヨタ紡織株式会社 マイクロバブル発生装置及びこれを備える冷却水循環システム
JP7249110B2 (ja) * 2018-08-10 2023-03-30 日本特殊陶業株式会社 微細気泡発生具、微細気泡の発生方法
KR102353296B1 (ko) * 2020-01-07 2022-01-20 중앙대학교 산학협력단 다공질 재료에 기체주입부를 갖는 미세버블 생성장치 및 생성방법
KR102345637B1 (ko) * 2020-01-07 2021-12-31 중앙대학교 산학협력단 기체 자가 흡입이 가능한 미세버블 생성장치 및 생성방법

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2725311B2 (ja) * 1988-10-13 1998-03-11 大日本インキ化学工業株式会社 中空糸膜型気液接触装置
JPH0994449A (ja) * 1995-10-02 1997-04-08 Shuzo Matsumura 気液接触反応装置
JP4334755B2 (ja) * 2000-11-01 2009-09-30 日本碍子株式会社 溶解拡散法を利用した気液混合方法
JP2003153644A (ja) * 2001-11-19 2003-05-27 Nakajima Kogyo:Kk 酸素補給機能を備えた生き餌および活魚運搬用容器
JP3133806U (ja) * 2007-05-11 2007-07-26 有限会社中島工業 エアレーション用分散器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009226230A (ja) 2009-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4994279B2 (ja) 微小気泡生成装置
JP4646234B2 (ja) 薬液供給装置および半導体装置の製造方法
JP5243849B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP2011129743A (ja) 基板処理方法および基板処理装置
JP2006116495A (ja) 濾過装置
JP2008525167A (ja) 簡易ガス洗浄方法および当該技術分野の装置
JP2009247965A (ja) 中空糸膜エレメントとそれを用いた中空糸膜モジュール
JP2009226230A5 (ja)
JP2001121063A (ja) フィルタ装置及び液処理装置
JP2010192549A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP5740549B2 (ja) 飽和ガス含有ナノバブル水の製造方法及飽和ガス含有ナノバブル水の製造装置
JP5436869B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
KR102353296B1 (ko) 다공질 재료에 기체주입부를 갖는 미세버블 생성장치 및 생성방법
JP2009291681A (ja) 微小気泡生成装置、微小気泡生成方法および基板処理装置
JP4922045B2 (ja) 微細気泡発生方法及び微細気泡発生装置
JP2010094589A (ja) 中空糸膜エレメントとそれを用いた中空糸膜モジュール
JP2009032710A (ja) 基板処理装置
JP2009066469A (ja) 濾過装置及び気体噴出装置
JP2009112947A (ja) 処理液の製造装置及び製造方法
JP5435688B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP7243972B2 (ja) ファインバブルの製造装置及びファインバブルの製造方法
JP5490938B2 (ja) 基板処理装置
JP2007075674A (ja) 微細気泡発生装置とそれを備えた衛生洗浄装置
JP2012106189A (ja) バブル含有液生成装置
JP2011129741A (ja) 基板処理装置および基板処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110316

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110316

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110319

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120315

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120417

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120508

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150518

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees