JP4992478B2 - ブレ補正ユニット、レンズ鏡筒、カメラ - Google Patents

ブレ補正ユニット、レンズ鏡筒、カメラ Download PDF

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Description

本発明は、磁気センサを備えるブレ補正ユニット、レンズ鏡筒、カメラに関するものである。
撮影者の手振れによる像ブレを軽減するために、レンズ群をその光軸に対して直交する方向に移動させるブレ補正機構を有したカメラが知られている。
また、そのようなカメラにおいて、レンズ群の位置検出に磁気センサを用いるものが開示されている(特許文献1)。
特開平10−26779号公報
このようなカメラを、例えばレンズ一体型の小型カメラとする場合、ブレ補正光学系がシャッタユニットや絞りユニットの近傍に配置される場合がある。
このような場合、シャッタや絞り等を駆動するアクチュエータが発生する磁気が磁気センサに感知されると、磁気センサによるブレ補正光学系の位置検出精度が低下し、正確なブレ補正動作の妨げになるという問題があった。
また、これらのアクチュエータが発生する磁気が磁気センサに影響を与えないようにアクチュエータを配置すると、装置の小型化を図れないという問題があった。
本発明の課題は、ブレ補正時の位置検出を高い精度で行うことのできる小型のブレ補正ユニット、レンズ鏡筒、カメラを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、撮影光学系(L1,L2,L3,L4)と、前記撮影光学系の一部又は他の光学部材であって、前記撮影光学系に対して移動可能に設けられた可動光学部材(L3)と、前記可動光学部材の位置検出に用いる磁気センサ(31X,31Y)と、巻線の巻き取り中心線(Q)が、前記磁気センサの、その磁気検出感度が最も高い方向と交差する方向に設けられた、アクチュエータ用のコイル(19)と、を備え、前記コイル(19)は、シャッタ(13,14)または絞りを駆動するアクチュエータ(15,16,17,19)を構成すること、を特徴とするブレ補正ユニット(100)である。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のブレ補正ユニットにおいて、前記コイル(19)を貫通するように配置されたヨーク(17)を備え、前記ヨークは、前記コイルの巻線の巻き取り中心線(Q)を貫通するように配置された貫通部(17a)と、前記貫通部から前記コイルの第1の端部側へ突出した第1の突出部(17b)と、前記貫通部から前記コイルの前記第1の端部側とは反対側の第2の端部側へ突出するとともに、前記第1の突出部と対向する位置まで前記第1の端部側の方向へ折り返して形成された第2の突出部(17c)と、を有し、前記第1の突出部と前記第2の突出部とに挟まれる位置に回転可能に配置された磁石(16)を備えるブレ補正ユニット(100)である。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のブレ補正ユニットにおいて、前記磁石(16)は、その回転中心が、前記磁気センサが配置されている平面に対して略直交するように配置されているブレ補正ユニット(100)である。
請求項に記載の発明は、請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のブレ補正ユニットにおいて、前記磁気センサが配置されている平面は、前記撮影光学系(L1,L2,L3,L4)の光軸(O)に直交する平面であって、前記磁気センサ(31X,31Y)と前記コイル(19)とは、前記平面において前記撮影光学系の光軸に直交する仮想直線(T)を挟むように配置されているブレ補正ユニット(100)である。
請求項に記載の発明は、請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のブレ補正ユニットにおいて、前記コイルを複数有し、前記コイルのうちのひとつを含み、シャッタを駆動するシャッタアクチュエータ(15,16,17,19)と、前記コイルのうちの他のひとつを含み、絞りを駆動する絞りアクチュエータ(U)と、を有し、前記シャッタアクチュエータと前記磁気センサとの距離は、前記絞りアクチュエータと前記磁気センサとの距離よりも離れているブレ補正ユニット(100)である。
請求項に記載の発明は、請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のブレ補正ユニット(100)において、前記巻取り中心線は、前記磁気センサ(31X,31Y)が配置されている平面と略平行かつ略同一平面上に配置されているブレ補正ユニット(100)である。
請求項に記載の発明は、請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のブレ補正ユニット(100)であって、前記可動光学部材(L3)は、前記撮影光学系(L1,L2,L3,L4)の光軸に対して垂直に移動可能に設けられ、前記磁気センサ(31X,31Y)における、磁気検出感度が最も高い方向は、前記光軸と平行であること、を特徴とするブレ補正ユニット(100)である。
請求項に記載の発明は、請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のブレ補正ユニット(100)において、前記コイル(19)を貫通するように配置されたヨークを備え、前記ヨークは、前記コイル(19)の巻線の巻き取り中心線を貫通するように配置された貫通部と、前記貫通部から前記コイル(19)の第1の端部側へ突出した第1の突出部と、前記貫通部から前記コイル(19)の前記第1の端部側とは反対側の第2の端部側へ突出するとともに、前記第1の突出部と対向する位置まで前記第1の端部側の方向へ折り返して形成された第2の突出部と、を有し、前記コイル(19)が貫通している前記貫通部は、前記第2突出部の前記折り返された部分よりも、可動光学部材(L3)に対して外側に配置されているブレ補正ユニット(100)である。
請求項に記載の発明は、請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のブレ補正ユニット(100)を備えるレンズ鏡筒である。
請求項10に記載の発明は、請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のブレ補正ユニット(100)を備えるカメラである。
なお、符号を付した構成は適宜改良してもよい。また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよく、その配置について特に限定のない構成要件は、実施形態で開示した配置に限らない。
本発明によれば、ブレ補正時の位置検出を高い精度で行える小型のブレ補正ユニット、レンズ鏡筒、カメラを提供できる。
(実施形態)
図1は、本実施形態のレンズ鏡筒を含むカメラの主要部を光軸に沿って切断した断面図である。図1は、後述する図4〜図6中に示したA−A断面に相当する。
図2は、本実施形態のレンズ鏡筒を含むカメラの主要部を図1とは異なる方向について光軸で切断した断面図である。図2は、後述する図4〜図6中に示したB−B断面に相当する。
図3は、図1においてブレ補正ユニット100が設けられた領域Pの拡大図である。
図4は、本実施形態のレンズ鏡筒を含むカメラの主要部を被写体側から見た図である。図4は、バリア部材71,72が閉じた状態を示している。
なお、これらの図を含め、以下に示す図には、理解を容易にするために、カメラを正位置としたときの上方をYプラス方向として設けたXYZ直交座標を併記している。なお、光軸方向の被写体側から見たときの右側をXプラス方向とし、光軸方向の被写体側をZプラス方向とした。ここで、正位置とは、撮影光学系の光軸Oが水平であり、かつ、撮影画面の長手方向が水平方向となるカメラの姿勢を示すものとする。
本実施形態のカメラは、撮像素子1及びローパスフィルタ1aを固定する撮像素子固定部2に固定されたレンズ鏡筒を有している。
本実施形態のレンズ鏡筒は、固定筒3,カム筒4,1群筒5,直進筒6,2群筒8,4群枠9,バリアユニット70,ブレ補正ユニット100等を備え、第1レンズ群L1,第2レンズ群L2,第3レンズ群L3,第4レンズ群L4の4群構成の撮影光学系を有している。
固定筒3は、内周に雌ヘリコイド3aが形成され、撮像素子固定部2に固定されている。
カム筒4は、固定筒3の内周側に配置され、外周に設けられた雄ヘリコイド4aが固定筒3の雌ヘリコイド3aに螺合している。また、カム筒4の内周には、カム溝4b,4cが螺旋状に設けられている。雄ヘリコイド4aには、ヘリコイドとともにギヤ歯形状が形成されており、Z方向に長く延在するロングギヤ(ナルトギヤ)93と互いのギヤが噛み合っている。ロングギヤ93は、ギヤユニット92を介してズームモータ91と接続されている。ズームモータ91が回転すると、ギヤユニット92を介してロングギヤ93が回転するので、カム筒4は回転力を得て回転駆動される。
1群筒5は、カム筒4の内周側に配置され、外周にカムフォロア5aを有し、このカムフォロア5aがカム筒4のカム溝4bにカム係合している。1群筒5は、1群枠5bを介して第1レンズ群L1を保持している。また、1群筒5の被写体側先端部には、カメラの非使用状態(レンズ鏡筒の沈胴状態)において、第1レンズ群L1を覆い保護するバリア部材71,72を有したバリアユニット70が設けられている。
直進筒6は、1群筒5の内周側に配置され、カム筒4の−Z側端部に対して相対的に回転可能、かつ、光軸方向にはカム筒4とともに移動するように設けられている。直進筒6の−Z側には、直進ガイド6bがビスにより固定されている。直進ガイド6bは、固定筒3にZ方向に延在する直進溝3bに係合しているので、直進筒6の回転が規制される。したがって、直進筒6は、回転することなくカム筒4の移動にしたがい光軸方向に移動する。また、直進筒6には、ブレ補正ユニット100に含まれるブレ補正本体ユニット40が固定されている。
2群筒8は、2群枠8bを介して第2レンズ群L2を保持しており、直進筒6の内周側に配置され、フォロアピン8aが固定されている。このフォロアピン8aは、直進筒6に光軸方向に沿って設けられた直進溝6aを介してカム筒4のカム溝4cと係合している。したがって、カム筒4が回転すると、2群筒8は、光軸方向に移動する。
4群枠9は、第4レンズ群L4を保持しており、光軸Oと平行に設けられたガイド軸85に嵌合する2カ所の嵌合部9a、及び、ガイド軸85と平行な回転止め軸2aと係合する回転止め部9bにより支持され、光軸Oに沿って移動可能となっている。4群枠9は、ガイド軸85に平行に出力軸が設けられたステッピングモータ81から駆動力を得て、光軸Oに沿った方向に駆動され、合焦動作が行われる。
4群枠9を駆動する機構として、ステッピングモータ81の出力軸には、リードスクリュー82が支持部材83を用いて取り付けられている。この支持部材83は、ビス87(図4参照)及び不図示のビスを用いて固定筒3に固定されている部材である。このリードスクリュー82に係合する不図示のラック歯部が形成されるとともに、ガイド軸85に嵌合してガイド軸85に沿って移動可能なラック部材84が設けられている。ラック部材84は、コイルばね86によりラック歯部がリードスクリュー82に当て付けられる方向に付勢されるとともに、嵌合部9aに挟まれる位置において、−Z側に設けられた嵌合部9aに当て付けられる方向に付勢されている。
図5は、シャッタユニット10を+Z方向から見た図である。図5(a)は、シャッタ閉状態を示し、図5(b)は、シャッタ開状態を示している。
図6は、シャッタユニット10及びブレ補正可動ユニット50を−Z方向から見た図である。図6(a)は、シャッタユニット10とともにホール素子31X,31Y及びVCMコイル21X,21Yを示しており、図6(b)は、ブレ補正可動ユニット50を示している。
以下、図2,3,5,6を主に参照して、ブレ補正ユニット100について説明する。
ブレ補正ユニット100は、シャッタユニット10,ブレ補正本体ユニット40,ブレ補正可動ユニット50等を備えている。
シャッタユニット10は、シャッタベース11とシャッタ蓋12、シャッタ羽根13,14及びこれらを駆動するシャッタアクチュエータ(15,16,17,19)等を備え、シャッタベース11がブレ補正本体ユニット40に固定されている(固定部分は不図示)。
また、シャッタユニット10には、通過する撮影光束を制限する円形の開口部を有した1枚の絞り部材(不図示)と、この絞り部材を撮影光路中に進退駆動する絞りアクチュエータUが設けられている(図6(a))。絞り部材の形態は公知の形態であり、また、絞り羽根を駆動する絞りアクチュエータUは、本実施形態のシャッタアクチュエータ(15,16,17,19)と同一の形態である。よって、以下の説明では、理解を容易にするために絞りアクチュエータUの説明を省略する。なお、絞りの形態としては、虹彩絞りを形成する複数の絞り羽根を駆動する形態としてもよい。
シャッタベース11及びシャッタ蓋12は、シャッタ羽根13,14を挟み込む形態で支持しており、光軸Oを中心として撮影光束が通過する領域に開口部11d,12aが設けられている。
シャッタベース11の+Z側には、光軸Oから−X側かつ−Y側となる位置に、軸11bと軸11cとが所定の距離を離して設けられている。また、シャッタベース11の−Z側には、軸11cと同軸の位置に軸11aが設けられている。なお、軸11aと軸11cとは、同軸に配置しなくてもよい。
シャッタ羽根13,14は、第3レンズ群L3の+Z側の直近に光軸Oと直交して配置された遮光性を有する板状の部材であり、シャッタベース11とシャッタ蓋12とに挟まれて支持されている。
シャッタ羽根13には、回転中心孔13bが開口され、この回転中心孔13bが軸11bに嵌合している。また、シャッタ羽根13には、略矩形のレバー係合孔13aが開口され、このレバー係合孔13aには、後述のシャッタレバー15が貫通して係合している。
シャッタ羽根13と同様に、シャッタ羽根14には、回転中心孔14bが開口され、この回転中心孔14bが軸11cに嵌合している。また、シャッタ羽根14には、略矩形のレバー係合孔14aが開口され、このレバー係合孔14aには、後述のシャッタレバー15の係合突起15aが貫通して係合している。
よって、シャッタレバー15が回転すると、シャッタ羽根13及びシャッタ羽根14は、それぞれの回転中心孔13b,14bを中心として回転駆動され、図5(a)に示すシャッタ閉状態と図5(b)に示すシャッタ開状態との間で移動する。
シャッタアクチュエータ(15,16,17,19)は、シャッタレバー15,シャッタマグネット16,シャッタヨーク17,シャッタコイル19を備えている。
図7は、シャッタヨーク17及びシャッタコイル19を示す斜視図である。
シャッタコイル19は、導電体からなる巻線を多数回巻いた電磁コイルであり、第3レンズ群L3よりも−Y側となる位置であって、シャッタ羽根13,14よりも−Z側となる位置において、巻線の巻き取り中心線がX方向に平行となるように配置されている。シャッタコイル19は、シャッタフレキシブルプリント配線板60に接続されており、不図示の駆動回路により電力が供給されると、巻線の中心線に沿った方向の磁界を発生する。
シャッタヨーク17は、金属材料からなり、シャッタコイル19の中心線を貫通するように配置され、シャッタコイル19が発生する磁力を誘導する部材である。
シャッタヨーク17は、貫通部17a,第1の突出部17b,第2の突出部17cを有している。
貫通部17aは、シャッタコイル19の巻線の巻き取り中心線部分を、この中心線に沿って貫通するように(すなわちX方向に平行に)配置された部分である。
第1の突出部17bは、貫通部17aからシャッタコイル19の−X側の端部側(第1の端部側)へ突出した部分である。
第2の突出部17cは、貫通部17aからシャッタコイル19の+X側の端部側(第2の端部側)へ突出するとともに、第1の突出部17bと対向する位置までXY平面上で第1の端部側方向(−X方向)へ折り返して形成された部分である。
シャッタヨーク17がこのような形態をしていることにより、シャッタコイル19が発生する磁力を第1の突出部17bと第2の突出部17cとに誘導し、例えば、第1の突出部17bにN極が生じるときには、第2の突出部17cにS極が生じるようになる。
第1の突出部17bと第2の突出部17cとに挟まれる位置には、円環状のシャッタマグネット16が、軸11aに嵌合して回転可能に配置されている。シャッタマグネット16は、その周方向でNS極性が異なるように着磁されている。
シャッタマグネット16には、シャッタレバー15が一体となるように接合されている。シャッタレバー15の回転中心から離れた位置には、係合突起15aが+Z方向に突出して設けられており、この係合突起15aは、シャッタベース11に設けられた開口部を貫通するとともに、レバー係合孔13a,レバー係合孔14aと係合している。
シャッタコイル19への通電方向が変化すると、第1の突出部17bと第2の突出部17cとのNS極性が入れ替わり、第1の突出部17b及び第2の突出部17cとシャッタマグネット16との吸引及び反発作用によってシャッタマグネット16とともにシャッタレバー15が回転する。このシャッタレバー15の回転によってシャッタ羽根13,14が駆動されて、シャッタの開閉動作が行われる。なお、このシャッタアクチュエータ(15,16,17,19)では、シャッタコイル19への通電を行わない場合であっても、シャッタヨーク17とシャッタマグネット16との吸引効果によって磁石及びシャッタレバー15の位置が保持される。
ブレ補正本体ユニット40は、略円筒形状をしており、後述のブレ補正可動ユニット50を移動可能に保持し、ブレ補正機構のベースとなる部分である。ブレ補正本体ユニット40は、第1本体部41と第1本体部よりも+Z側に設けられた第2本体部42とを互いに固定して形成されている。第1本体部41は、直進筒6に固定されているので、ブレ補正本体ユニット40は、直進筒6とともに光軸方向に移動する。
第1本体部41の第2本体部42と対向する側(+Z側)には、VCMコイル21X,VCMコイル21Yが設けられている。なお、VCM(Voice Coil Motor)とは、後述のブレ補正可動ユニット50を駆動する駆動力を発生するアクチュエータを示す。
VCMコイル21Xは、光軸Oよりも+X側に設けられ、VCMコイル21Yは、光軸Oよりも+Y側に設けられている。VCMコイル21X,21Yは、巻線の中心線が光軸Oと平行な方向となる向きに配置されている。
第2本体部42の+Z側であって、Z方向から見たときにVCMコイル21Xと重なる位置には、ホール素子31Xが配置され、VCMコイル21Yと重なる位置には、ホール素子31Yが配置されている。ホール素子31X,31Yは、第2本体部42に設けられた穴42aに挿入されて固定されている。
ホール素子31X,31Yは、後述のマグネット22X,22Yが発生する磁気の変化を検出して、ブレ補正可動ユニット50のX方向及びY方向の位置をそれぞれ検出する磁気センサである。
ホール素子には、磁気検出感度の高い方向(以下、感度方向と呼ぶ)がホール素子の種類毎に設定されており、その感度方向に対しては僅かな磁気変動についても検出して対応する電流を出力する。一方、感度方向以外の方向、特に、感度方向に直交する方向に対しては、僅かな磁気変動があったとしてもそれを殆ど検出せずに、出力される電流の変化も殆ど無い。
本実施形態のホール素子31X,31Yは、一方向の厚さが薄い直方体形状であり、その厚さが薄くなっている方向に感度方向が設定されており、検出方向と直交する平面が検出面となっている。そして、ホール素子31X,31Yは、その検出面が−Z側に向き、+Z側にある位置検出フレキシブルプリント配線板32に実装されており、いずれも感度方向がZ方向と平行となっている。
位置検出フレキシブルプリント配線板32は、不図示のレンズCPUに接続されており、ホール素子31X,31Yが検出した磁気に対応する電流をレンズCPUに伝える。なお、レンズCPUでは、得られた磁気に対応する電流を基に、ブレ補正可動ユニット50の位置を演算する。
ブレ補正可動ユニット50は、第3レンズ群L3を保持し、ブレ補正本体ユニット40内、すなわち第1本体部41と第2本体部42とに挟まれた位置に、光軸Oに直交するXY平面内において移動可能に設けられている。第3レンズ群L3は、光軸Oに直交する方向に移動することにより、撮像素子1上に結像する像の位置を移動させることができるブレ補正光学系である。本実施形態では、不図示の角速度センサ等を有した振れ検出部により検出した手振れによるカメラの振れに応じて、ブレ補正可動ユニット50が保持する第3レンズ群L3を光軸Oに直交する面内で移動させることにより、像ブレを軽減するブレ補正動作を行う。
ブレ補正可動ユニット50と第2本体部42との間には、ボール51が光軸Oを中心として周方向に略等間隔で3つ設けられている。また、ブレ補正可動ユニット50と第2本体部42とには、引っ張りコイルばね52が掛け渡されており、ブレ補正可動ユニット50を第2本体部42側へ付勢している。よって、ブレ補正可動ユニット50は、ブレ補正本体ユニット40に対して光軸Oに直交するXY平面内で滑らかに移動可能である。
ブレ補正可動ユニット50には、VCMコイル21X及びホール素子31Xに対応する位置に、マグネット22Xが固定され、VCMコイル21Y及びホール素子31Yに対応する位置に、マグネット22Yが固定されている。これらマグネット22X,22Yは、VCMコイル21X,21Yとの関係ではVCMを形成している。また、マグネット22X,22Yは、ホール素子31X,31Yとの関係ではブレ補正可動ユニット50の位置検出装置を形成している。
マグネット22Yは、図3に示すように、Y方向及びZ方向それぞれにNS極が分かれており、N極S極を合わせて4つの極を持っている。この配置により、マグネット22YからVCMコイル21Y及びホール素子31Yに到達する磁力線は、Z方向に平行な成分を多く含むようになる。よって、VCMの駆動特性上有利である。また、ホール素子31Yの感度方向に磁力線の方向が略一致するので、ホール素子31Yによる位置検出精度を高くできる。マグネット22Xについても、マグネット22Yと同様になっている。
ホール素子31X,31Yは、ブレ補正可動ユニット50が移動することにより変化するマグネット22X,22Yからの磁気を検出している。このとき、ブレ補正可動ユニット50を駆動するために、VCMコイル21X,21Yにも通電が行われており、これらVCMコイル21X,21Yから発生する磁気も変化している。しかし、ホール素子31X,31YとVCMコイル21X,21Yとの間には、ホール素子31X,31Yの検出面よりも十分に面積の大きなマグネット22X,22Yが配置されているので、ホール素子31X,31Yは、VCMコイル21X,21Yが発生する磁気の影響を受けることなく、精度の高い位置検出を行える。
したがって、ブレ補正可動ユニット50は、ブレ補正本体ユニット40に対して、位置制御されながら光軸Oに直交するXY平面で駆動可能となり、ブレ補正動作を行うことができる。
ここで、ホール素子31X,31Yは、上述したように、磁気の変化を検出することにより、ブレ補正可動ユニット50の位置を検出するので、マグネット22X,22Yが発生する磁気以外の磁気を検出すると、位置検出精度に影響が生じるおそれがある。VCMコイル21X,21Yが発生する磁気については、先に説明したようにホール素子31X,31Yに対して影響を殆ど与えない。本実施形態において、マグネット22X,22Y及びVCMコイル21X,21Y以外で、ホール素子31X,31Yに対して磁気の影響を与える可能性が考えられる構成としては、シャッタアクチュエータ(15,16,17,19)と絞りアクチュエータUとが挙げられる。
そこで、本実施形態では、シャッタアクチュエータ(15,16,17,19)と絞りアクチュエータUが有するコイル(シャッタコイル19)とホール素子31X,31Yとの配置関係を改善し、シャッタアクチュエータ(15,16,17,19)及び絞りアクチュエータUから発生する磁気がホール素子31X,31Yに与える影響を低減している。
以下、ホール素子31X,31Yとシャッタコイル19との配置関係の改善点を説明する。
(改善点1)
図8は、Z方向におけるホール素子31X,31Yとシャッタコイル19との位置関係を示す図である。
本実施形態では、シャッタコイル19の巻線の巻き取り中心線Q(図8では、Qで示した位置を通過し、紙面奥行き方向に延在する)が、ホール素子31X,31Yが配置されている平面(仮想の平面であり、本実施形態では、XY平面)と平行となるように配置されている。また、シャッタコイル19の巻線の巻き取り中心線Qがホール素子31X,31Yが配置されている平面と同一平面上となるようにZ方向における位置が決められている。
ここで、ホール素子31X,31Yは、Z方向において厚みを有している。本実施形態では、シャッタコイル19の巻線の巻き取り中心線QのZ方向の位置が、ホール素子31X,31YのZ方向の厚さの中心位置と一致するように配置している。また、本実施形態では、シャッタヨーク17のZ方向の厚さがホール素子31X,31YのZ方向の厚さと一致している。よって、シャッタヨーク17の+Z側の面17dとホール素子31X,31Yの+Z側の面(実装側の面)31aとが同一平面R上にあり、シャッタヨーク17の−Z側の面17eとホール素子31X,31Yの−Z側の面(検出面)31bとが同一平面S上にあるように配置されている。
また、ホール素子31X,31Yの感度方向は、先に説明したように、光軸Oと平行な方向となっている。したがって、感度方向は、Z方向においてホール素子31X,31Yとシャッタコイル19とが配置される上記仮想の平面と直交する方向となっている。
Z方向におけるホール素子31X,31Yとシャッタコイル19との位置を上述したような関係とすることにより、シャッタコイル19から発生する磁力線がホール素子31X,31Yに到達したとしても、ホール素子31X,31Yの感度方向に近い方向で到達する磁力線が非常に少なくなる。よって、ホール素子31X,31Yは、シャッタコイル19が発生する磁気の影響を受け難くなる。
Z方向におけるホール素子31X,31Yとシャッタコイル19との位置関係としては、上述した本実施形態の関係が好ましいが、シャッタコイル19が発生する磁気の強さ、及び、ホール素子31X,31Yの感度に応じて、以下の変形形態のように幅を持たせてもよい。
(改善点1の第1の変形形態)
シャッタコイル19が発生する磁気によるホール素子31X,31Yの影響が小さい場合には、ホール素子31X,31Yとシャッタコイル19との位置関係を以下のようにしてもよい。
シャッタコイル19の巻線の巻き取り中心線QのZ方向の位置は、ホール素子31X,31YのZ方向の厚さの中心位置に限らず、ホール素子31X,31Yの+Z側の面(実装側の面)31aと−Z側の面(検出面)31bとの間に設けてもよい。そうすることにより、設計上の自由度が広がり、また、高い組み立て精度が要求されずより簡単に製造できる。
(改善点1の第2の変形形態)
シャッタコイル19が発生する磁気によるホール素子31X,31Yの影響がさらに小さい場合には、ホール素子31X,31Yとシャッタコイル19との位置関係を以下のようにしてもよい。シャッタヨーク17のZ方向における位置を、ホール素子31X,31YのZ方向の厚さの範囲内(実装側の面31aを延長した仮想平面と検出面31bを延長した仮想平面とに挟まれる範囲内)にシャッタヨーク17の少なくとも一部が入る位置としてもよい。これにより、さらに設計上の自由度が広がり、製造が容易になる。
上述した本実施形態の改善点1、及び2つの変形形態のいずれかの状態となっていることを、ここでは、シャッタコイル19の巻線の巻き取り中心線Qが、ホール素子31X,31Yが配置されている平面と略平行で、かつ、ホール素子31X,31Yが配置されている平面と略同一平面上にある状態として定義する。
(改善点2)
本実施形態では、Z方向の配置関係を改善した上記改善点1の他に、XY平面内における配置関係を以下のように改善した。
ホール素子31X,31Yとシャッタコイル19とは、XY平面において光軸Oに直交する仮想直線T(図6(a)参照)を挟むように配置されている。また、絞りアクチュエータUについても、シャッタコイル19と同様に、ホール素子31X,31Yとの関係は、仮想直線Tを挟む位置となっている。この仮想直線Tは、光軸Oを通るとともに、ホール素子31X,31Yとシャッタアクチュエータ(15,16,17,19)及び絞りアクチュエータUとの間を通るように引かれた仮想線である。
このように配置することによって、ホール素子31X,31Yとシャッタコイル19との距離を十分に離すことができ、シャッタコイル19が発生する磁気によりホール素子31X,31Yが受ける影響をさらに低減できる。なお、ホール素子31X,31Yとシャッタコイル19との距離は、5mm以上離すことが上記観点から望ましいが、上述のように配置することにより、通常想定されるカメラにおいては、5mm以上離れた配置となる。
先に述べたように、本実施形態では、絞りアクチュエータUが配置されている。この絞りアクチュエータUの構成及びZ方向の配置形態は、上述のシャッタアクチュエータ(15,16,17,19)と同一である。したがってホール素子31X,31Yは、絞りアクチュエータUのコイルから発生する磁気の影響により検出精度が低下することもない。
ここで、シャッタアクチュエータ(15,16,17,19)は、シャッタアクチュエータ(15,16,17,19)とホール素子31X,31Yとの間隔が、絞りアクチュエータUとホール素子31X,31Yとの間隔よりも離れるように配置されている。絞りの駆動は、実際に撮影画像を撮像素子1により取得している時点では行われない。よって、ブレ補正動作中に絞り駆動がされたときに絞りアクチュエータUから発生する磁気が仮にホール素子31X,31Yの検出精度に影響を与えたとしても、撮影画像に対して直接の影響は生じない。一方、シャッタの駆動は、実際に撮影画像を撮像素子1取得している時点で行われる。したがって、シャッタ駆動時には、ホール素子31X,31Yの検出精度が低下しないようにする必要がある。そこで、シャッタアクチュエータ(15,16,17,19)は、シャッタアクチュエータ(15,16,17,19)とホール素子31X,31Yとの間隔が、絞りアクチュエータUとホール素子31X,31Yとの間隔よりも離れるように配置されている。これにより、仮にシャッタアクチュエータ(15,16,17,19)から発生する磁気がホール素子31X,31Yに到達したとしても、その影響を少なくできる。
本実施形態によれば、シャッタアクチュエータ(15,16,17,19)及び絞りアクチュエータUとホール素子31X,31Yとの位置関係を改善したので、シャッタアクチュエータ(15,16,17,19)及び絞りアクチュエータUとホール素子31X,31Yとの距離が近くなっても、ホール素子31X,31Yは、高い検出精度を維持できる。したがって、レンズ鏡筒、及び、カメラの小型化を図ることができる。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
(1)本実施形態において、ブレ補正可動ユニット50の位置を検出するセンサとしてホール素子31X,31Yを使用する例を示したが、これに限らず、例えば、MI(Magneto Impedance)センサ、磁気共鳴型磁界検出素子、MR(Magneto-Resistance)素子等、磁気を感知する他の磁気センサを用いてもよい。
(2)本実施形態において、デジタルカメラを例に挙げて説明したが、これに限らず、例えば、ビデオカメラ、フィールドスコープ、双眼鏡等、他の光学機器のブレ補正ユニット、及びそれを有するレンズ鏡筒であってもよい。
(3)本実施形態において、シャッタアクチュエータ(15,16,17,19)及び絞りアクチュエータUの双方を設けた例を示して説明したが、これに限らず、例えば、これらのいずれか一方のみを設けていてもよいし、シャッタ及び絞りとは全く異なる部分を駆動する他のアクチュエータを上述のように配置してもよい。
(4)本実施形態において、第3レンズ群L3を移動させることによりブレ補正動作を行う場合にブレ補正可動ユニット50の位置を検出するホール素子31X,31Yを例に挙げて説明したが、これに限らず、例えば、撮像素子を移動させてブレ補正動作を行うカメラの位置を検出する磁気センサであってもよい。
本実施形態のレンズ鏡筒を含むカメラの主要部を光軸に沿って切断した断面図である。 本実施形態のレンズ鏡筒を含むカメラの主要部を図1とは異なる方向について光軸で切断した断面図である。 図1においてブレ補正ユニット100が設けられた領域Pの拡大図である。 本実施形態のレンズ鏡筒を含むカメラの主要部を被写体側から見た図である。 シャッタユニット10を+Z方向から見た図である。 シャッタユニット10及びブレ補正可動ユニット50を−Z方向から見た図である。 シャッタヨーク17及びシャッタコイル19を示す斜視図である。 Z方向におけるホール素子31X,31Yとシャッタコイル19との位置関係を示す図である。
符号の説明
L1:第1レンズ群、L2:第2レンズ群、L3:第3レンズ群、L4:第4レンズ群、13,14:シャッタ羽根、15:シャッタレバー、16:シャッタマグネット、17:シャッタヨーク、19:シャッタコイル、31X,31Y:ホール素子、Q:シャッタコイル19の巻線の巻き取り中心線、100:ブレ補正ユニット

Claims (10)

  1. 撮影光学系と、
    前記撮影光学系の一部又は他の光学部材であって、前記撮影光学系に対して移動可能に設けられた可動光学部材と、
    前記可動光学部材の位置検出に用いる磁気センサと、
    巻線の巻き取り中心線が、前記磁気センサの、その磁気検出感度が最も高い方向と交差する方向に設けられた、アクチュエータ用のコイルと、
    を備え
    前記コイルは、シャッタまたは絞りを駆動するアクチュエータを構成すること、
    を特徴とするブレ補正ユニット。
  2. 請求項に記載のブレ補正ユニットにおいて、
    前記コイルを貫通するように配置されたヨークを備え、
    前記ヨークは、
    前記コイルの巻線の巻き取り中心線を貫通するように配置された貫通部と、
    前記貫通部から前記コイルの第1の端部側へ突出した第1の突出部と、
    前記貫通部から前記コイルの前記第1の端部側とは反対側の第2の端部側へ突出するとともに、前記第1の突出部と対向する位置まで前記第1の端部側の方向へ折り返して形成された第2の突出部と、
    を有し、
    前記第1の突出部と前記第2の突出部とに挟まれる位置に回転可能に配置された磁石を備えるブレ補正ユニット。
  3. 請求項に記載のブレ補正ユニットにおいて、
    前記磁石は、その回転中心が、前記磁気センサが配置されている平面に対して略直交するように配置されているブレ補正ユニット。
  4. 請求1から請求項までのいずれか1項に記載のブレ補正ユニットにおいて、
    前記磁気センサが配置されている平面は、前記撮影光学系の光軸に直交する平面であって、
    前記磁気センサと前記コイルとは、前記平面において前記撮影光学系の光軸に直交する仮想直線を挟むように配置されているブレ補正ユニット。
  5. 請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のブレ補正ユニットにおいて、
    前記コイルを複数有し、
    前記コイルのうちのひとつを含み、シャッタを駆動するシャッタアクチュエータと、
    前記コイルのうちの他のひとつを含み、絞りを駆動する絞りアクチュエータと、
    を有し、
    前記シャッタアクチュエータと前記磁気センサとの距離は、前記絞りアクチュエータと前記磁気センサとの距離よりも離れているブレ補正ユニット。
  6. 請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のブレ補正ユニットにおいて、
    前記巻取り中心線は、前記磁気センサが配置されている平面と略平行かつ略同一平面上に配置されているブレ補正ユニット。
  7. 請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のブレ補正ユニットであって、
    前記可動光学部材は、前記撮影光学系の光軸に対して垂直に移動可能に設けられ、
    前記磁気センサにおける、磁気検出感度が最も高い方向は、前記光軸と平行であること、を特徴とするブレ補正ユニット。
  8. 請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のブレ補正ユニットにおいて、
    前記コイルを貫通するように配置されたヨークを備え、
    前記ヨークは、
    前記コイルの巻線の巻き取り中心線を貫通するように配置された貫通部と、
    前記貫通部から前記コイルの第1の端部側へ突出した第1の突出部と、
    前記貫通部から前記コイルの前記第1の端部側とは反対側の第2の端部側へ突出するとともに、前記第1の突出部と対向する位置まで前記第1の端部側の方向へ折り返して形成された第2の突出部と、
    を有し、
    前記コイルが貫通している前記貫通部は、前記第2突出部の前記折り返された部分よりも、可動光学部材に対して外側に配置されているブレ補正ユニット。
  9. 請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のブレ補正ユニットを備えるレンズ鏡筒。
  10. 請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のブレ補正ユニットを備えるカメラ。
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