JP4992472B2 - Ponシステム、局側装置及びそれらに用いる冗長化方法 - Google Patents

Ponシステム、局側装置及びそれらに用いる冗長化方法 Download PDF

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Description

本発明はPONシステム、局側装置及びそれらに用いる冗長化方法に関し、特にPON(Passive Optical Network)システムにおける冗長化方法に関する。
近年、インタネットの急速な普及によってアクセス回線のブロードバンド化が課題となっている。ブロードバンドアクセス回線としては、既にADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)、ケーブルモデム等のいろいろな方式が実用化されているが、より一層の広帯域化に向けてはPON(Passive Optical Network)が注目されており、世界的に普及が進みつつある。最近ではギガビットクラスのインタフェース速度を有するPONシステムも実用化されている。
このPONシステムの基本構成を図17及び図18に示す。図17及び図18において、エンドユーザ宅にはONU(Optical Network Unit:宅内装置)61〜63が設置され、局にはOLT(Optical Line Terminator:局側装置)4が設置されている。ONU61〜63及びOLT4の両者は光ファイバ及び光スプリッタ(Optical Splitter:光分岐・結合器)5を用いて接続されている。
各エンドユーザ宅のパーソナルコンピュータ(以下、パソコンとする)はONU61〜63を介してネットワークに接続され、さらにOLT4を経て上位ネットワーク及びインタネットに接続される。上り方向の信号(波長は通常、1.3μm)と下り方向の信号(波長は通常、1.5μm)は波長多重されるため、OLT4とONU61〜63とは双方向1芯の光ファイバで接続される。
下り方向の信号はOLT4から全てのONU61〜63にブロードキャストされ、各ONU61〜63はフレームの宛先をチェックし、自装置宛のフレームを取り込む(図17参照)。
各ONU61〜63からの上り方向の信号は光スプリッタ5で合流するが、この時、信号の衝突が起こらないようにするため、時分割多重が用いられる。そのため、OLT4は各ONU61〜63から時々刻々報告される出力要求(REPORT)を調停し、OLT4−ONU61〜63間の距離に基づく伝送時間を計算した上で各ONU61〜63に対して信号送出許可(GATE)を与える(図18参照)。
出力要求(REPORT)にはバッファのキューの状態(待ち行列の長さ)が情報として含まれている。信号送出許可(GATE)には信号の優先度毎に送出開始時刻及び送出継続時間が含まれており、ONU61〜63はこれにしたがって上り信号を送出する。すなわち、上り方向の帯域割り当てはタイムスロットの割り当てとして実現される。
図17及び図18はOLT4が一つのPONを収容し、ONU61〜63が3台接続された場合の信号の流れを示しており、図17に下り方向の信号、図18に上り方向の信号をそれぞれ示す。これら図17及び図18において、数字付きの四角が各ONU61〜63宛て並びに各ONU61〜63発の信号のフレームを示す。尚、OLT4と各ONU61〜63との距離はそれぞれ異なるため、OLT4が適切な信号送出許可を与えるには、立ち上げ時に個々のONU61〜63との信号往復時間を計測しておかなければならない。これをPONの立ち上げ処理と呼ぶ。
PONの局側装置であるOLT4は、一般に、複数のPONを収容し、それらの信号を集線・分離する機能を有している。すなわち、図19に示すように、OLT7は複数のPONカード(card)(PONインタフェース部)#1〜#N+1と、集線・分離部(Distributor/Concentrator)71とから構成されている。
PONカード#1〜#N+1はPONの入出力機能、信号終端機能、装置内インタフェース機能等を有している。集線・分離部71は信号の集線・分離機能に加えて、次段装置との入出力インタフェース機能を有している。図19に示すOLT7はN+1個のPONカード#1〜#N+1を収容し、一つのPONに3台のONU9−1〜9−3N+3が接続されている例を示している。
さて、システムの信頼性を向上させるために、PONの冗長化を行うことを考えると、PONを二重化する方法が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。このPONを二重化する場合の構成例を図20及び図21に示す。この場合には2個のPONカード#0,#1を用意し、光スプリッタ82,83を介して一つのPONネットワークに接続する。
図20には光スプリッタ82,83をOLT80の外に設置した構成を示し、図21には光スプリッタ92,93をOLT90の内部に取り込んだ構成を示している。どちらの場合にも、PONネットワークの上り信号が2分岐され、2つのPONカード#0,#1に入力される。下り信号は2つのPONカード#0,#1のいずれか一方から出力され、PONネットワークに送信される。
特開2000−349799号公報 特開2001−119345号公報
上述した従来のPONシステムにおける冗長化方法では、構成が簡単で、実現が容易であるが、一つのPONネットワークに対してOLT80,90側に2つのPONカード#0,#1を用意する必要があり、OLT80,90の容積やコストを増大させるという短所がある。容積やコストを変えないのであれば、OLT80,90の収容効率が半減することになる。
図19に示す例では、PONカード#1〜#N+1の半数を現用に割り当て、残りの半数を予備に割り当てることに相当する。さらに、上り信号を2分岐することから一つのPONカードに入力される光のパワーが1/2となるため、冗長なしの時に比べてOLT7とONU9−1〜9−3N+3との距離がさらに制限される(短距離にしなければならない)という制約もある。
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、経済的で、信頼性の高いシステムを実現することができるPONシステム、局側装置及びそれらに用いる冗長化方法を提供することにある。
本発明による第1のPONシステムは、複数のPON(Passive Optical Network)と、エンドユーザ宅に設けられた複数の宅内装置と、前記複数のPONを介して前記複数の宅内装置に接続される複数のPONインタフェース部と、前記複数のPONインタフェース部を通して前記複数のPONを収容しかつそれらの信号を集線・分離する集線・分離部とを含む局側装置とから構成されるPONシステムであって、
前記局側装置は、前記複数のPONのうちの現用のPONインタフェース部に接続されるN個(Nは正の整数)の光スイッチモジュールを備え、
前記N個の光スイッチモジュールをカスケードに接続して前記PONの1:N冗長化を行い、
前記局側装置は、前記光スイッチモジュールによる切替えの際に自装置内の光経路遅延を調整して現用のPONインタフェース部から予備のPONインタフェース部へ前記PONの設定・制御情報を引き継がせている。
本発明による第2のPONシステムは、複数のPON(Passive Optical Network)と、エンドユーザ宅に設けられた複数の宅内装置と、前記複数のPONを介して前記複数の宅内装置に接続される複数のPONインタフェース部と、前記複数のPONインタフェース部を通して前記複数のPONを収容しかつそれらの信号を集線・分離する集線・分離部とを含む局側装置とから構成されるPONシステムであって、
前記局側装置は、前記複数のPONのうちの現用のPONインタフェース部に接続されるN個(Nは正の整数)の2:1光スイッチと、前記複数のPONのうちの予備のPONインタフェース部に接続される1個のN:1光スイッチとを備え、
前記N個の2:1光スイッチと前記1個のN:1光スイッチとを用いて前記PONの1:N冗長化を行っている。
本発明による第3のPONシステムは、複数のPON(Passive Optical Network)と、エンドユーザ宅に設けられた複数の宅内装置と、前記複数のPONを介して前記複数の宅内装置に接続される複数のPONインタフェース部と、前記複数のPONインタフェース部を通して前記複数のPONを収容しかつそれらの信号を集線・分離する集線・分離部とを含む局側装置とから構成されるPONシステムであって、
前記局側装置において、前記複数のPONインタフェース部のうちのM個(M正の整数)を予備に割り当て、
前記局側装置は、前記複数のPONのうちの現用のPONインタフェース部に接続されるM×N個(Nは正の整数)の光スイッチモジュールを備え、
前記M×N個の光スイッチモジュールをマトリックス状に接続して前記PONのM:N冗長化を行っている。
本発明による第1の局側装置は、複数のPON(Passive Optical Network)を介してエンドユーザ宅に設けられた複数の宅内装置に接続される複数のPONインタフェース部と、前記複数のPONインタフェース部を通して前記複数のPONを収容しかつそれらの信号を集線・分離する集線・分離部とを含む局側装置であって、
前記複数のPONのうちの現用のPONインタフェース部に接続されるN個(Nは正の整数)の光スイッチモジュールを備え、
前記N個の光スイッチモジュールをカスケードに接続して前記PONの1:N冗長化を行い、
前記光スイッチモジュールによる切替えの際に自装置内の光経路遅延を調整して現用のPONインタフェース部から予備のPONインタフェース部へ前記PONの設定・制御情報を引き継がせている。
本発明による第2の局側装置は、複数のPON(Passive Optical Network)を介してエンドユーザ宅に設けられた複数の宅内装置に接続される複数のPONインタフェース部と、前記複数のPONインタフェース部を通して前記複数のPONを収容しかつそれらの信号を集線・分離する集線・分離部とを含む局側装置であって、
前記複数のPONのうちの現用のPONインタフェース部に接続されるN個(Nは正の整数)の2:1光スイッチと、前記複数のPONのうちの予備のPONインタフェース部に接続される1個のN:1光スイッチとを備え、
前記N個の2:1光スイッチと前記1個のN:1光スイッチとを用いて前記PONの1:N冗長化を行っている。
本発明による第3の局側装置は、複数のPON(Passive Optical Network)を介してエンドユーザ宅に設けられた複数の宅内装置に接続される複数のPONインタフェース部と、前記複数のPONインタフェース部を通して前記複数のPONを収容しかつそれらの信号を集線・分離する集線・分離部とを含む局側装置であって、
前記複数のPONインタフェース部のうちのM個(M正の整数)を予備に割り当て、
前記複数のPONのうちの現用のPONインタフェース部に接続されるM×N個(Nは正の整数)の光スイッチモジュールを備え、
前記M×N個の光スイッチモジュールをマトリックス状に接続して前記PONのM:N冗長化を行っている。
本発明による第1の冗長化方法は、複数のPON(Passive Optical Network)と、エンドユーザ宅に設けられた複数の宅内装置と、前記複数のPONを介して前記複数の宅内装置に接続される複数のPONインタフェース部と、前記複数のPONインタフェース部を通して前記複数のPONを収容しかつそれらの信号を集線・分離する集線・分離部とを含む局側装置とから構成されるPONシステムに用いる冗長化方法であって、
前記局側装置において、前記複数のPONのうちの現用のPONインタフェース部に接続されるN個(Nは正の整数)の光スイッチモジュールをカスケードに接続して前記PONの1:N冗長化を行い、
前記局側装置が、前記光スイッチモジュールによる切替えの際に自装置内の光経路遅延を調整して現用のPONインタフェース部から予備のPONインタフェース部へ前記PONの設定・制御情報を引き継がせている。
本発明による第2の冗長化方法は、複数のPON(Passive Optical Network)と、エンドユーザ宅に設けられた複数の宅内装置と、前記複数のPONを介して前記複数の宅内装置に接続される複数のPONインタフェース部と、前記複数のPONインタフェース部を通して前記複数のPONを収容しかつそれらの信号を集線・分離する集線・分離部とを含む局側装置とから構成されるPONシステムに用いる冗長化方法であって、
前記局側装置において、前記複数のPONのうちの現用のPONインタフェース部に接続されるN個(Nは正の整数)の2:1光スイッチと、前記複数のPONのうちの予備のPONインタフェース部に接続される1個のN:1光スイッチとを用いて前記PONの1:N冗長化を行っている。
本発明による第3の冗長化方法は、複数のPON(Passive Optical Network)と、エンドユーザ宅に設けられた複数の宅内装置と、前記複数のPONを介して前記複数の宅内装置に接続される複数のPONインタフェース部と、前記複数のPONインタフェース部を通して前記複数のPONを収容しかつそれらの信号を集線・分離する集線・分離部とを含む局側装置とから構成されるPONシステムに用いる冗長化方法であって、
前記局側装置において、前記複数のPONインタフェース部のうちのM個(M正の整数)を予備に割り当て、前記複数のPONのうちの現用のPONインタフェース部に接続されるM×N個(Nは正の整数)の光スイッチモジュールをマトリックス状に接続して前記PONのM:N冗長化を行っている。
すなわち、本発明のPON(Passive Optical Network)システムの冗長化方法は、局側装置において1:N(Nは正の整数)の冗長化を行い、経済的で、信頼性の高いPONシステムの構成方法を提供することを特徴とする。
つまり、本発明のPONシステムでは、OLT(Optical Line Terminator:局側装置)において、簡易な方法でPONカード(card)(PONインタフェース部)の1:N冗長を構成することによって、経済的で、信頼性の高いPONシステムが実現可能となる。
より具体的に説明すると、本発明のPONシステムでは、N個の光スイッチモジュールをカスケードに接続してPONの1:N冗長化を行っている。これによって、本発明のPONシステムでは、従来の1+1冗長化とは異なり、局側装置の容積を大きく増やしたり、収容回線数を大きく減らすことなく、冗長化を実現することが可能となり、経済的で信頼性の高いPONシステムを構築することが可能となる。
また、本発明のPONシステムでは、現用から予備への切替えの際に、局側装置内の光経路調査を調整して現用から予備へPONの設定・制御情報を引き継いでいる。これによって、本発明のPONシステムでは、切替え実行時に現用の設定・制御情報に局側装置内の光経路長による遅延を加味した情報を予備が引き継ぐことによって、PONの初期立ち上げ処理を省略し、切替え時間を短縮し、迅速な信号導通を実現することが可能となる。
さらに、本発明のPONシステムでは、N個の2:1光スイッチと、1個のN:1光スイッチとを用いてPONの1:N冗長化を行っている。これによって、本発明のPONシステムでは、光スイッチを用いて構成することによって、従来の光分岐を用いた構成よりも光パワーの損失を減らし、距離の制約を小さくすることが可能となる。
さらにまた、本発明のPONシステムでは、N個のPONネットワークに優先順位を付与し、故障発生時に優先度の高いものから切替えを実行することも可能である。
一方、本発明の他のPONシステムの冗長化方法は、局側装置においてM:N(M,Nは正の整数)の冗長化を行い、経済的で、信頼性の高いPONシステムの構成方法を提供することを特徴とする。
つまり、本発明のPONシステムでは、局側装置(OLT)において、PONインタフェース部のM個を予備に割り当て、それぞれにN個のPONネットワークのいずれか一つを光スイッチ(Optical Switch)で接続することによって、局側装置(OLT)のM:N冗長構成を実現している。ここで、PONネットワークとはOLT装置外部の光ネットワーク、すなわち光ファイバ、光分岐・結合器及びその先に繋がるONUの全体を指している。
本発明の他のPONシステムの冗長化方法では、従来の1+1冗長化とは異なり、局側装置の容積を大きく増やしたり、収容回線数を大きく減らすことなく、冗長化を実現することが可能となり、経済的で信頼性の高いPONシステムを構築することが可能となる。
また、本発明の他のPONシステムの冗長化方法では、切替え実行時に現用の設定・制御情報に装置内光経路長による遅延を加味した情報を予備が引き継ぐことによって、PONの初期立ち上げ処理を省略し、切替時間を短縮し、迅速な信号導通を実現することが可能となる。
さらに、本発明の他のPONシステムの冗長化方法では、光スイッチを用いて構成することによって、従来の光分岐を用いた構成よりも光パワーの損失を減らし、距離の制約を小さくすることが可能となる。
さらにまた、本発明の他のPONシステムの冗長化方法では、予備を複数持つことによって、M個までの複数故障に対応することが可能となり、より信頼性の高いシステムを構築することが可能となる。この場合、本発明の他のPONシステムの冗長化方法では、切替えと切戻しを行いながら、光スイッチの増設または減設を行えば、信号に瞬断が発生することはあってもサービスを止めることなく冗長構成の変更を行うことが可能となる。
本発明は、上記のような構成及び動作とすることで、経済的で、信頼性の高いPONシステムを実現することができるという効果が得られる。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
図1は本発明の第1の実施例によるPON(Passive Optical Network)システムの構成を示すブロック図である。図1において、本発明の第1の実施例によるPONシステムは、PONカード(card)(PONインタフェース部)#Pを予備に割り当て、そこにN個(Nは正の整数)のPONネットワーク(N個のPONカード#1〜#Nに対応)のいずれか一つを光スイッチ(Optical Switch)12で接続することによって、OLT(Optical Line Terminator:局側装置)1の1:N冗長構成を実現している。
ここで、PONネットワークとはOLT1外部の光ネットワーク、すなわち光ファイバ、光スプリッタ(Optical Splitter:光分岐・結合器)2−1〜2−N、その先に繋がるONU(Optical Network Unit:宅内装置)3−1〜3−3Nの全体を指している。
図2は本発明の第1の実施例によるOLT1の内部構成を示す図である。図2において、OLT1は2つの光スイッチから構成されるN個の光スイッチモジュール(Optical Switch)12−1〜12−Nをカスケードに接続し、2つの光スイッチの接続を切替えることによって、上記のN個のPONネットワークのいずれか一つを予備のPONカード#Pに接続するように構成されている。
N個の現用のPONカード#1〜#Nは、通常、それぞれのPONネットワークに接続されるが、故障またはオペレーティングシステム[以下、OS(Operating System)とする]からのコマンドをトリガとして光スイッチモジュール12−1〜12−Nによって切り離される。
図3及び図4は図2の光スイッチモジュール12−1〜12−Nの内部構成を示す図である。図3及び図4において、光スイッチモジュール12−i(i=1,・・・,N)の光スイッチ回路121−iはbをaまたはcに接続するスイッチであり、光スイッチ回路122−iはfをdまたはeに接続するスイッチである。
図3はOLT1外部の信号(PONネットワークの光信号)をそれぞれの現用のPONカード#1〜#Nに接続している状態を示す図である。この時、前段の光スイッチモジュールと後段の光スイッチモジュール(または予備のPONカード#P)は光スイッチ回路122−iを介して接続されている。図4はOLT1外部の光信号を予備のPONカード#Pに接続している状態を示す図である。
図5〜図8は本発明の第1の実施例においてN=3とした場合の光スイッチモジュール12−1〜12−3の接続を示す図である。図5は3つのPONネットワークがそれぞれの現用のPONカード#1〜#3に接続されており、切替えのない状態を示している。図6〜図8はそれぞれ3つのPONネットワークが予備のPONカード#Pに接続されている状態を示している。
図9及び図10は図1及び図2に示すOLT1内部の各機能ブロックを示す図である。説明を簡単にするため、現用のPONカードとしては一つ(PONカード#W)だけ示している。図9には現用のPONカード#Wが接続されている状態を示し、図10には予備のPONカード#Pが接続されている状態を示している。
集線・分離部(Distributor/Concentrator)11には、外部との主信号インタフェース(IF)回路/集線・分離回路112と、装置制御部111と、装置データベース(メモリ)113とが搭載されている。PONカード#W,#PにはPON終端回路W3,P3と、装置内インタフェース(IF)回路W2,P2と、制御部W1,P1と、データベース(メモリ)W4,P4とが搭載されている。光スイッチモジュール12−Wには2つの光スイッチ回路121−W,122−Wと、制御インタフェース(IF)回路123−Wとが搭載されている。
集線・分離部11の装置制御部111は制御信号線を通じて各部の制御部W1,P1と、制御インタフェース回路121−Wとに接続されている。また、装置制御部111及び制御部W1,P1には装置データベース113、データベースW4,P4が接続されている。集線・分離部11の装置データベース113には装置全体の設定情報、各部の設定情報、PONの制御情報がそれぞれ格納されている。PONカード#W,#PのデータベースW4,P4には、そのPONカード#W,#Pの動作に関連する設定情報、制御情報のみが格納されている。
図11は本発明の第1の実施例による立ち上げ処理フローを示すフローチャートであり、図12は本発明の第1の実施例による切替え処理フローを示すフローチャートであり、図13は本発明の第1の実施例による切替え中の処理及び切戻し処理を示すフローチャートであり、図14及び図15は現用のPONカードに切替え要求が発生した場合の優先処理に用いるテーブルの構成例を示す図である。これら図1〜図15を参照して本発明の第1の実施例によるPONシステムの冗長化方法について説明する。
図9において、システム立ち上げ時には、現用のPONカード#Wが光スイッチモジュール12−Wを介してPONネットワーク(ONU)に接続されている。この状態で、OLT1が立ち上げ処理を実行することによって、各ONU3−1〜3−3Nとの往復遅延時間の測定が行われ、その結果は制御情報としてPONカード#WのデータベースW4と集線・分離部11の装置データベース113とにそれぞれ格納される。
また、PONカード#WのデータベースW4及び集線・分離部11の装置データベース113それぞれにはPONネットワークを制御するための種々の設定情報も格納されている。これらの情報にはONU3−1〜3−3Nの優先順位やそれぞれのフローへの割り当て帯域等の情報が含まれている。これに加えて、集線・分離部11の装置データベース113には、複数あるPONカード#1〜#Nの優先順位も格納されている。これらの設定情報は外部のOSから装置制御部111を介して設定・変更することができる。
予備のPONカード#PにはいずれのPONネットワークも接続されていない。また、予備のPONカード#PのデータベースP4にはデフォルトとして現用1番のPONカードの情報を書込んでおく。図9では、説明を簡単にするために一つの現用のみ(PONカード#W)を示しているが、実際には、図1に示すように、N個の現用(PONカード#1〜#N)があり、1番からN番の番号が振られているものとする。
OLT1において実行される立ち上げ処理について説明する。OLT1において立ち上げ処理が開始されると、装置制御部111は現用のPONカード#1〜#N各々へ制御情報(ONU優先順位、各データフローへの割り当て帯域等)を設定する(図11ステップS1)。ここで、装置制御部111は予備のPONカード#Pに現用のPONカード#1と同じ情報を設定する。
次に、OLT1では現用のPONカード#1〜#NがONU3−1〜3−3Nと通信し、立ち上げ処理(往復遅延時間、光受信パワーの測定、光送信パワーの調整、ONU情報の取込み等)を実行する(図11ステップS2)。
現用のPONカード#1〜#NはPON制御情報(上記の測定・調整結果)を自身のデータベースに格納する(図11ステップS3)。装置制御部111は現用のPONカード#1〜#N各々のPON制御情報を装置データベース113に格納する(図11ステップS4)。これによって、OLT1における立ち上げ処理が終了する。
さて、上記の状態で、図10に示すように、ある現用のPONカード#Wに切替え要因(故障発生またはOSからの切替え要求)が発生したとする。装置制御部111はこの切替え要因を検出すると(図12ステップS11)、次の手順で切替えを実行する。
まず、装置制御部111は故障した現用のPONカード#Wのデータベース情報(ONU優先順位、各データフローへの帯域割り当て、各ONUとの往復遅延時間、光受信パワー、光送信パワー、ONU情報等)を予備のPONカード#Pに設定する(往復遅延時間はOLT1の装置内遅延時間を加味して設定)(図12ステップS12)。
装置データベース113には上記の情報が含まれているので、装置制御部111はその情報を読取り、予備のPONカード#PのデータベースP4に書込む(図12ステップS13)。この時、PONの往復遅延情報についてはOLT1の装置内の光経路長を調整した値(装置内経路長による遅延を加えた値)を設定して書込むものとする。
これは、超高速のPONでは装置内の光経路長による遅延が無視できないためである。例えば、上り方向の速度を1Gigabit/secとすると、1bitは1nano−secに相当し、これは光ファイバ約20cm分に相当する。本実施例では、光スイッチモジュール12−1〜12−Nをカスケードに接続しているため、現用のPONカード#1〜#N毎に予備のPONカード#Pとの光経路長が異なる。したがって、装置制御部111はそれぞれの現用のPONカード#1〜#N毎に光経路長による遅延を調整するものとする。
PONカード#1〜#N,#P及びそのデータベースへの設定が行われた後、装置制御部111は制御インタフェース回路123−Wを介して光スイッチ回路121−W,122−Wの切替えを実行する(図12ステップS14)。図10には上記の切替えが実行された後の光スイッチ回路121−W,122−Wの状態を示している。
以上の手順を実行することによって、予備のPONカード#Pは接続されたPONネットワークに対して往復遅延時間測定の初期立ち上げ処理を省略してすぐにONU3−1〜3−3Nとの通信を開始することができる。
切替え状態において、OSから設定情報の変更が実行されたり、PONネットワークの状態が変化してPONの制御情報が変化した場合には、その新しい情報はデータベースP4と装置データベース113との双方に格納される。
次に、故障した現用のPONカード#Wが交換され、正常状態に復帰した場合の切戻し手順について説明する。交換された現用のPONカード#Wには装置制御部111から装置データベース113に基づく情報が設定されるとともに、そのデータベースW4にも同じ情報が設定される(図13ステップS21〜S25)。
しかる後に、装置制御部111は制御インタフェース回路123−Wを介して光スイッチ回路121−W,122−Wを切替えて外部のネットワークを現用のPONカード#Wに接続する(図13ステップS26)。次に、装置制御部111は予備のPONカード#Pにデフォルトの情報(現用のPONカード#1と同じ情報)を設定するとともに、その情報をデータベースP4に書込んでおく。
OSから切替えコマンドを受けて切替えを実行する場合には、上記の手順から故障検出の過程が省略されるだけで、あとは同様の手順で切替えが実行される。切戻しは上記の手順と同様である。
図5〜図8にN=3とした場合の切替え無しの状態及びそれぞれの現用のPONカード#1〜#3の切替え状態を示す。それぞれのPONネットワークには優先順位を付与することができる。その場合、装置制御部111は複数の現用のPONカード#1〜#Nに同時に故障が発生した場合に、優先順位の高いPONネットワークを予備のPONカード#Pに切替えるように制御を行う。
尚、本実施例では、上記の切替え処理において、切替え要求が連続して発生した場合に図14に示すテーブルを用い、切替え要求が同時に発生した場合に図15に示すテーブルを用いることで、優先順位の高いPONネットワークを予備のPONカード#Pに切替えるように制御を行うことができる。
このように、本実施例では、従来の1+1冗長化とは異なり、OLT1の容積を大きく増やしたり、収容回線数を大きく減らすことなく、冗長化を実現することができ、経済的で信頼性の高いPONシステムを構築することができる。
また、本実施例では、切替え実行時に現用のPONカード#1〜#Nの設定・制御情報に装置内光経路長による遅延を加味した情報を予備のPONカード#Pが引き継ぐことによって、PONの初期立ち上げ処理を省略し、切替え時間を短縮し、迅速な信号導通を実現することができる。
さらに、本実施例では、光スイッチ12を用いて構成することによって、従来の光分岐を用いた構成よりも光パワーの損失を減らし、距離の制約を小さくすることができるという効果もある。
図16は本発明の第2の実施例によるPONシステムの構成例を示すブロック図である。図16において、上記の本発明の第1の実施例が2:1光スイッチ回路をカスケードに接続する冗長構成としているのに対し、本発明の第2の実施例によるPONシステムでは、N個の2:1光スイッチ12a−1〜12a−Nと1個のN:1光スイッチ12−Pとを用いて冗長構成としている。この場合には、各現用のPONカード#1〜#Nと予備のPONカード#Pとにおける装置内光経路長を等しくすることが可能であり、切替えに際してのPON往復遅延時間の調整値は現用によらず、一定となる。
図22は本発明の第3の実施例によるPONシステムの構成を示すブロック図である。図22において、本発明の第3の実施例によるPONシステムは、M個(Mは正の整数)のPONカード(PONインタフェース部)#P1〜#PMを予備に割り当て、それぞれにN個のPONネットワークのいずれか一つを光スイッチ13−1〜13−Mで接続することによって、局側装置(OLT)1aのM:N冗長構成を実現している。
図23は本発明の第3の実施例によるOLT1aの内部構成を示す図である。図23において、OLT1aは2つの光スイッチから構成されるN×M個の光スイッチモジュール(Optical Switch)131−1〜13N−1,・・・,131−M〜13N−Mをマトリクス状に接続し、光スイッチの接続を切替えることによって、上記のN個のPONネットワークのうちのM個をM個の予備のPONインタフェース部#P1〜#PMに接続する構成例を示している。
N個の現用のPONカード#W1〜#WNは、通常、それぞれのPONネットワークに接続されるが、故障またはOSからのコマンドをトリガとして光スイッチ131−1〜13N−1,・・・,131−M〜13N−Mによって切り離される。
図24及び図25は図23の光スイッチモジュール131−1〜13N−1,・・・,131−M〜13N−Mの内部構成を示す図である。図24及び図25において、光スイッチモジュール13i−j(i=1,・・・,N、j=1,・・・,M)の光スイッチ回路13i1−jはbをaまたはcに接続するスイッチであり、光スイッチ回路13i2−jはfをdまたはeに接続するスイッチである。
図24はOLT1a外部の信号(PONネットワークの光信号)をそれぞれの現用のPONカード#W1〜#WNに接続している状態を示す。この時、横方向前段の光スイッチモジュールと横方向後段の光スイッチモジュール(または予備のPONカード)は光スイッチ回路13i1−jを介して接続されている。また、縦方向前段の光スイッチモジュールと縦方向後段の光スイッチモジュール(または予備のPONカード)は光スイッチ回路13i2−jを介して接続されている。図25はOLT1a外部の光信号を予備の光インタフェース部に接続している状態を示す。
図26〜図28は本発明の第3の実施例による光スイッチモジュールの接続状態を示す図である。図26はN個のPONネットワークがそれぞれの現用のPONカード#1〜#Nに接続されており、切替えのない状態を示している。図27は現用1番のPONネットワーク(PONカード#W1)が1番の予備のPONカード#P1に接続され、現用2番のPONネットワーク(PONカード#W2)が2番の予備のPONカード#P2に接続されている状態を示す。
図28は現用1番のPONネットワーク(PONカード#W1)が2番の予備のPONカード#P2に接続され、現用N番のPONネットワーク(PONカード#WN)が1番の予備のPONカード#P1に接続されている状態を示す。このように、N個ある現用のPONネットワーク(PONカード#W1〜#WN)のうちの任意のM個を、光スイッチモジュール131−1〜13N−1,・・・,131−M〜13N−Mを介して、任意のM個の予備のPONカード#P1〜#PMに接続することができる。
図29及び図30は図22及び図23に示すOLT1a内部の各機能ブロックを示す図である。説明を簡単にするため、現用のPONカード、予備のPONカードはそれぞれ一つ(PONカード#W、PONカード#P)だけを示している。図29は現用のPONカード#Wが接続されている状態を示し、図30には予備のPONカード#Pが接続されている状態を示している。
集線・分離部11には、外部との主信号インタフェース(IF)回路/集線・分離回路112と、装置制御部111と、装置データベース(メモリ)113とが搭載されている。PONカード#W,#PにはPON終端回路W3,P3と、装置内インタフェース(IF)回路W2,P2と、制御部W1,P1と、データベース(メモリ)W4,P4とが搭載されている。光スイッチモジュール131−Wには2つの光スイッチ回路1311−W,1312−Wと、制御インタフェース(IF)回路1313−Wとが搭載されている。
集線・分離部11の装置制御部111は制御信号線を通じて各部の制御部W1,P1と、制御インタフェース回路1313−Wとに接続されている。また、装置制御部111及び制御部W1,P1には装置データベース113、データベースW4,P4が接続されている。集線・分離部11の装置データベース113には装置全体の設定情報、各部の設定情報、PONの制御情報がそれぞれ格納されている。PONカード#W,#PのデータベースW4,P4には、そのPONカード#W,#Pの動作に関連する設定情報、制御情報のみが格納されている。尚、M:N冗長構成において、M(予備数)は0(冗長無し)からN−1(現用は1個のみ)の任意の整数値をとることができる。
これら図29及び図30を参照して本発明の第3の実施例によるPONシステムの冗長化方法について説明する。図29において、システム立ち上げ時には、現用のPONカード#Wが光スイッチモジュール131−Wを介してPONネットワーク(ONU)に接続されている。この状態で、OLT1aが立ち上げ処理を実行することによって、各ONUとの往復遅延時間の測定が行われ、その結果は制御情報としてPONカード#WのデータベースW4と集線・分離部11の装置データベース113とにそれぞれ格納される。
また、PONカード#WのデータベースW4及び集線・分離部11の装置データベース113それぞれにはPONネットワークを制御するための種々の設定情報も格納されている。これらの情報にはONU3−1〜3−3Nの優先順位やそれぞれのフローへの割り当て帯域等の情報が含まれる。これに加えて、集線・分離部11の装置データベース113には、複数あるPONカード#1〜#Nの優先順位も格納されている。これらの設定情報は外部のOSから装置制御部111を介して設定・変更することができる。
予備のPONカード#PにはいずれのPONネットワークも接続されていない。また、予備のPONカード#PのデータベースP4にはデフォルトとしてそれぞれ現用1番からM番のPONカードの情報を書込んでおく。図29では、説明を簡単にするために一つの現用のみ(PONカード#W)を示しているが、実際には、図22に示すように、N個の現用(PONカード#1〜#N)とM個の予備(PONカード#P1〜#PM)とがあり、1番からN番の番号及び1番からM番の番号がそれぞれ振られているものとする。
さて、この状態で、図30に示すように、ある現用のPONカード#Wに故障が発生したとする。装置制御部111はこの故障を検出すると、次の手順で切替えを実行する。まず、装置制御部111は故障した現用のPONカード#Wのデータベース情報を1番の予備のPONカード#Pに設定するとともに、そのPONカード#WのデータベースW4に書込む。
集線・分離部11の装置データベース113にはこの情報が含まれているので、装置制御部111はそれを読取り、予備のPONカード#PのデータベースP4に書込む。この時、PONの往復遅延情報についてはOLT1aの装置内の光経路長を調整した値(装置内経路長による遅延を加えた値)を設定して書込むものとする。
これは、超高速のPONでは装置内の光経路長による遅延が無視できないためである。例えば、上り方向の速度を1Gigabit/secとすると、1bitは1nano−secに相当し、これは光ファイバ約20cm分に相当する。本実施例では、光スイッチモジュール13i−j(i=1,・・・,N、j=1,・・・,M)を縦横マトリックスに接続しているため、それぞれの現用がどの予備に接続されるかによって光経路長は異なる。したがって、装置制御部111はそれぞれの現用がどの予備に接続されるかによって変化する光経路長の遅延を調整するものとする。
PONカード#W1〜#WN,#P1〜PM及びそれらのデータベースへの設定が行われた後に、装置制御部111は制御インタフェース回路1313−Wを介して光スイッチ回路1311−W,1312−Wの切替えを実行する。図30には上記の切替えが実行された後のスイッチ回路1311−W,1312−Wの状態を示している。
以上の手順を実行することによって、予備のPONカード#Pは接続されたPONネットワークに対して往復遅延時間測定の初期立ち上げ処理を省略してすぐにONU3−1〜3−3Nとの通信を開始することができる。
切替え状態において、OSから設定情報の変更が実行されたり、ネットワークの状態が変化してPONの制御情報が変化した場合には、その新しい情報はデータベースP4と装置データベース113との双方に格納される。
この状態で別の現用PONインタフェース部に第二の故障が発生したとする。この時には、上記と同様の手順で、2番の予備のPONカード#P2に切替えを行うことによって、回線を救済する。同様にして、M個の現用のPONカードに故障が発生した場合まで切替えによって回線を救済することができる。
また、使用中の予備のPONカードが故障した場合には、予備のPONカードに空きがあれば、スイッチを切替えて空いている予備のPONカードに信号を移し変えることによって、回線を救済することもできる。
次に、故障した現用のPONカード#Wが交換され、正常状態に復帰した場合の切戻し手順について説明する。交換された現用のPONカード#Wには装置制御部11から装置データベース113に基づく情報が設定されるとともに、そのデータベースW4にも同じ情報が設定される。
しかる後に、装置制御部111は制御インタフェース回路1313−Wを介して光スイッチ回路1311−W,1312−Wを切替えて外部のネットワークを現用のPONカード#Wに接続する。次に、予備のPONカード#Pにデフォルトの情報(現用の1番のPONカード#1と同じ情報)を設定するとともに、その情報をデータベースP4に書込んでおく。
OSから切替えコマンドを受けて切替えを実行する場合には、上記の手順から故障検出の過程が省略されるだけで、あとは上記と同様の手順で切替えが実行される。また、切戻しは上記の手順と同様である。
それぞれのPONネットワークには、優先順位を付与することができる。その場合、装置制御部111は複数の現用のPONカードに同時に故障が発生した場合に、優先順位の高いPONネットワークを予備に切替えるように制御を行う。尚、M:N冗長構成において、M(予備数)は0(冗長無し)からN−1(現用は1個のみ)の任意の値をとることができるが、光スイッチを増設または減設することによって、予備の増設や減設または現用と予備との割合を変更することができる。これをここでは構成変更と呼ぶ。
その際、切替えと切戻しとを行いながら、光スイッチの増設または減設を行えば、信号に瞬断が発生することはあっても、サービスを止めることなく、構成変更を行うことができる。一例として、1:N冗長から2:N冗長に構成変更を行う手順を図31〜図41に時系列的に示す。
図31〜図41は本発明の第3の実施例における1:N冗長から2:N冗長に構成変更を行う手順を示す図である。これら図31〜図41を参照して1:N冗長から2:N冗長に構成変更を行う手順について説明する。
図31は初期状態を示しており、現用のPONカード#W1〜#WNと予備のPONカード#P1とがスイッチモジュール131−1〜13N−1にて切替え、切戻しできるようになっている。
図32は第二の予備(PONカード#P2)を増設した状態を示しており、図33は現用(PONカード#W1)を予備(PONカード#P1)に切替えた状態を示している。図34は現用の1番のPONカード#W1に光スイッチモジュール131−2を挿入した状態を示しており、図35は現用の1番のPONカード#W1を現用に切戻した状態を示している。
図36は現用の2番のPONカード#W2を予備(PONカード#P1)に切替えた状態を示しており、図37は現用の2番のPONカード#W2に光スイッチモジュール132−2を挿入した状態を示しており、図38は現用の2番のPONカード#W2を現用に切戻した状態を示している。以下、同様の手順を現用のN−1番まで繰り返し実行する。
図39は現用のN番のPONカード#WNを予備(PONカード#P1)に切替えた状態を示しており、図40は現用のN番のPONカード#WNに光スイッチモジュール13N−2を挿入した状態を示しており、図41は現用のN番のPONカード#WNを切り戻した状態を示している。これによって、上記の構成変更が完了する。
このように、本実施例では、従来の1+1冗長化とは異なり、局側装置の容積を大きく増やしたり、収容回線数を大きく減らすことなく、冗長化を実現することができ、経済的で信頼性の高いPONシステムを構築することができる。また、本実施例では、切替え実行時に、現用の設定・制御情報に装置内光経路長による遅延を加味した情報を予備が引き継ぐことによって、PONの初期立ち上げ処理を省略し、切替え時間を短縮し、迅速な信号導通を実現することができる。
さらに、本実施例では、光スイッチを用いて構成することによって、従来の光分岐を用いた構成よりも光パワーの損失を減らし、距離の制約を小さくすることができるという効果もある。さらにまた、本実施例では、予備を複数持つことによって、M個までの複数の故障に対応することができ、より信頼性の高いシステムを構築することができる。この場合、本実施例では、上記のように、切替えと切戻しとを行いながら、光スイッチの増設または減設を行えば、信号に瞬断が発生することはあっても、サービスを止めることなく、冗長構成の変更を行うことができる。
本発明の第1の実施例によるPONシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例によるOLT1の内部構成を示す図である。 図2の光スイッチモジュールの内部構成を示す図である。 図2の光スイッチモジュールの内部構成を示す図である。 本発明の第1の実施例においてN=3とした場合の光スイッチモジュールの接続を示す図である。 本発明の第1の実施例においてN=3とした場合の光スイッチモジュールの接続を示す図である。 本発明の第1の実施例においてN=3とした場合の光スイッチモジュールの接続を示す図である。 本発明の第1の実施例においてN=3とした場合の光スイッチモジュールの接続を示す図である。 図1及び図2に示すOLT内部の各機能ブロックを示す図である。 図1及び図2に示すOLT内部の各機能ブロックを示す図である。 本発明の第1の実施例による立ち上げ処理フローを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施例による切替え処理フローを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施例による切替え中の処理及び切戻し処理を示すフローチャートである。 現用のPONカードに切替え要求が発生した場合の優先処理に用いるテーブルの構成例を示す図である。 現用のPONカードに切替え要求が発生した場合の優先処理に用いるテーブルの構成例を示す図である。 本発明の第2の実施例によるPONシステムの構成例を示すブロック図である。 従来のPONシステムの基本構成を示す図である。 従来のPONシステムの基本構成を示す図である。 従来のOLTの構成例を示す図である。 従来のOLTの他の構成例を示す図である。 従来のOLTの別の構成例を示す図である。 本発明の第3の実施例によるPONシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施例によるOLTの内部構成を示す図である。 図23の光スイッチモジュールの内部構成を示す図である。 図23の光スイッチモジュールの内部構成を示す図である。 本発明の第3の実施例による光スイッチモジュールの接続状態を示す図である。 本発明の第3の実施例による光スイッチモジュールの接続状態を示す図である。 本発明の第3の実施例による光スイッチモジュールの接続状態を示す図である。 図22及び図23に示すOLT内部の各機能ブロックを示す図である。 図22及び図23に示すOLT内部の各機能ブロックを示す図である。 本発明の第3の実施例における1:N冗長から2:N冗長に構成変更を行う手順を示す図である。 本発明の第3の実施例における1:N冗長から2:N冗長に構成変更を行う手順を示す図である。 本発明の第3の実施例における1:N冗長から2:N冗長に構成変更を行う手順を示す図である。 本発明の第3の実施例における1:N冗長から2:N冗長に構成変更を行う手順を示す図である。 本発明の第3の実施例における1:N冗長から2:N冗長に構成変更を行う手順を示す図である。 本発明の第3の実施例における1:N冗長から2:N冗長に構成変更を行う手順を示す図である。 本発明の第3の実施例における1:N冗長から2:N冗長に構成変更を行う手順を示す図である。 本発明の第3の実施例における1:N冗長から2:N冗長に構成変更を行う手順を示す図である。 本発明の第3の実施例における1:N冗長から2:N冗長に構成変更を行う手順を示す図である。 本発明の第3の実施例における1:N冗長から2:N冗長に構成変更を行う手順を示す図である。 本発明の第3の実施例における1:N冗長から2:N冗長に構成変更を行う手順を示す図である。
符号の説明
1,1a OLT
2−1〜2−N 光スプリッタ
3−1〜3−3N ONU
11 集線・分離部
12,13−1〜13−M 光スイッチ
12−1〜12−N,
131−1〜13N−1,
131−2〜13N−2,
131−M〜13N−M 光スイッチモジュール
12−P N:1光スイッチ
12a−1〜12a−N 2:1光スイッチ
111 装置制御部
112 主信号インタフェース回路/集線・分離回路
113 装置データベース
121−i,121−W,
122−i,122−W,
1311−W,1312−W,
13i1−j,13i2−j 光スイッチ回路
123−W,1313−W 制御インタフェース回路
#1〜#N,#W1〜#WN 現用のPONカード
#P,#P1〜#PM 予備のPONカード
W1,P1 制御部
W2,P2 装置内インタフェース回路
W3,P3 PON終端回路
W4,P4 データベース

Claims (21)

  1. 複数のPON(Passive Optical Network)と、エンドユーザ宅に設けられた複数の宅内装置と、前記複数のPONを介して前記複数の宅内装置に接続される複数のPONインタフェース部と、前記複数のPONインタフェース部を通して前記複数のPONを収容しかつそれらの信号を集線・分離する集線・分離部とを含む局側装置とから構成されるPONシステムであって、
    前記局側装置は、前記複数のPONのうちの現用のPONインタフェース部に接続されるN個(Nは正の整数)の光スイッチモジュールを有し、
    前記N個の光スイッチモジュールをカスケードに接続して前記PONの1:N冗長化を行い、
    前記局側装置は、前記光スイッチモジュールによる切替えの際に自装置内の光経路遅延を調整して現用のPONインタフェース部から予備のPONインタフェース部へ前記PONの設定・制御情報を引き継がせることを特徴とするPONシステム。
  2. 複数のPON(Passive Optical Network)と、エンドユーザ宅に設けられた複数の宅内装置と、前記複数のPONを介して前記複数の宅内装置に接続される複数のPONインタフェース部と、前記複数のPONインタフェース部を通して前記複数のPONを収容しかつそれらの信号を集線・分離する集線・分離部とを含む局側装置とから構成されるPONシステムであって、
    前記局側装置は、前記複数のPONのうちの現用のPONインタフェース部に接続されるN個(Nは正の整数)の2:1光スイッチと、前記複数のPONのうちの予備のPONインタフェース部に接続される1個のN:1光スイッチとを有し、
    前記N個の2:1光スイッチと前記1個のN:1光スイッチとを用いて前記PONの1:N冗長化を行うことを特徴とするPONシステム。
  3. 前記N個のPONに優先順位を付与し、故障発生時に優先度の高いものから切替えを実行することを特徴とする請求項1または請求項2記載のPONシステム。
  4. 複数のPON(Passive Optical Network)を介してエンドユーザ宅に設けられた複数の宅内装置に接続される複数のPONインタフェース部と、前記複数のPONインタフェース部を通して前記複数のPONを収容しかつそれらの信号を集線・分離する集線・分離部とを含む局側装置であって、
    前記複数のPONのうちの現用のPONインタフェース部に接続されるN個(Nは正の整数)の光スイッチモジュールを有し、
    前記N個の光スイッチモジュールをカスケードに接続して前記PONの1:N冗長化を行い、
    前記光スイッチモジュールによる切替えの際に自装置内の光経路遅延を調整して現用のPONインタフェース部から予備のPONインタフェース部へ前記PONの設定・制御情報を引き継がせることを特徴とする局側装置。
  5. 複数のPON(Passive Optical Network)を介してエンドユーザ宅に設けられた複数の宅内装置に接続される複数のPONインタフェース部と、前記複数のPONインタフェース部を通して前記複数のPONを収容しかつそれらの信号を集線・分離する集線・分離部とを含む局側装置であって、
    前記複数のPONのうちの現用のPONインタフェース部に接続されるN個(Nは正の整数)の2:1光スイッチと、前記複数のPONのうちの予備のPONインタフェース部に接続される1個のN:1光スイッチとを有し、
    前記N個の2:1光スイッチと前記1個のN:1光スイッチとを用いて前記PONの1:N冗長化を行うことを特徴とする局側装置。
  6. 前記N個のPONに優先順位を付与し、故障発生時に優先度の高いものから切替えを実行することを特徴とする請求項4または請求項5記載の局側装置。
  7. 複数のPON(Passive Optical Network)と、エンドユーザ宅に設けられた複数の宅内装置と、前記複数のPONを介して前記複数の宅内装置に接続される複数のPONインタフェース部と、前記複数のPONインタフェース部を通して前記複数のPONを収容しかつそれらの信号を集線・分離する集線・分離部とを含む局側装置とから構成されるPONシステムに用いる冗長化方法であって、
    前記局側装置において、前記複数のPONのうちの現用のPONインタフェース部に接続されるN個(Nは正の整数)の光スイッチモジュールをカスケードに接続して前記PONの1:N冗長化を行い、
    前記局側装置が、前記光スイッチモジュールによる切替えの際に自装置内の光経路遅延を調整して現用のPONインタフェース部から予備のPONインタフェース部へ前記PONの設定・制御情報を引き継がせることを特徴とする冗長化方法。
  8. 複数のPON(Passive Optical Network)と、エンドユーザ宅に設けられた複数の宅内装置と、前記複数のPONを介して前記複数の宅内装置に接続される複数のPONインタフェース部と、前記複数のPONインタフェース部を通して前記複数のPONを収容しかつそれらの信号を集線・分離する集線・分離部とを含む局側装置とから構成されるPONシステムに用いる冗長化方法であって、
    前記局側装置において、前記複数のPONのうちの現用のPONインタフェース部に接続されるN個(Nは正の整数)の2:1光スイッチと、前記複数のPONのうちの予備のPONインタフェース部に接続される1個のN:1光スイッチとを用いて前記PONの1:N冗長化を行うことを特徴とする冗長化方法。
  9. 前記N個のPONに優先順位を付与し、故障発生時に優先度の高いものから切替えを実行することを特徴とする請求項7または請求項8記載の冗長化方法。
  10. 複数のPON(Passive Optical Network)と、エンドユーザ宅に設けられた複数の宅内装置と、前記複数のPONを介して前記複数の宅内装置に接続される複数のPONインタフェース部と、前記複数のPONインタフェース部を通して前記複数のPONを収容しかつそれらの信号を集線・分離する集線・分離部とを含む局側装置とから構成されるPONシステムであって、
    前記局側装置において、前記複数のPONインタフェース部のうちのM個(Mは正の整数)を予備に割り当て、
    前記局側装置は、前記複数のPONのうちの現用のPONインタフェース部に接続されるM×N個(Nは正の整数)の光スイッチモジュールを有し、
    前記M×N個の光スイッチモジュールをマトリックス状に接続して前記PONのM:N冗長化を行うことを特徴とするPONシステム。
  11. 前記局側装置は、前記光スイッチモジュールによる切替えの際に自装置内の光経路遅延を調整して現用のPONインタフェース部から予備のPONインタフェース部へ前記PONの設定・制御情報を引き継がせることを特徴とする請求項10記載のPONシステム。
  12. 前記N個のPONに優先順位を付与し、故障発生時に優先度の高いものから切替えを実行することを特徴とする請求項10または請求項11記載のPONシステム。
  13. 前記現用のPONインタフェース部を前記予備のPONインタフェース部に切替えてから前記光スイッチモジュールを挿入し、その後に当該現用のPONインタフェース部を切戻す動作をN個の現用のPONインタフェース部に対して順次行うことで前記局側装置の構成変更を行うことを特徴とする請求項10から請求項12のいずれか記載のPONシステム。
  14. 複数のPON(Passive Optical Network)を介してエンドユーザ宅に設けられた複数の宅内装置に接続される複数のPONインタフェース部と、前記複数のPONインタフェース部を通して前記複数のPONを収容しかつそれらの信号を集線・分離する集線・分離部とを含む局側装置であって、
    前記複数のPONインタフェース部のうちのM個(Mは正の整数)を予備に割り当て、
    前記複数のPONのうちの現用のPONインタフェース部に接続されるM×N個(Nは正の整数)の光スイッチモジュールを有し、
    前記M×N個の光スイッチモジュールをマトリックス状に接続して前記PONのM:N冗長化を行うことを特徴とする局側装置。
  15. 前記光スイッチモジュールによる切替えの際に自装置内の光経路遅延を調整して現用のPONインタフェース部から予備のPONインタフェース部へ前記PONの設定・制御情報を引き継がせることを特徴とする請求項14記載の局側装置。
  16. 前記N個のPONに優先順位を付与し、故障発生時に優先度の高いものから切替えを実行することを特徴とする請求項14または請求項15記載の局側装置。
  17. 前記現用のPONインタフェース部を前記予備のPONインタフェース部に切替えてから前記光スイッチモジュールを挿入し、その後に当該現用のPONインタフェース部を切戻す動作をN個の現用のPONインタフェース部に対して順次行うことで構成変更を行うことを特徴とする請求項14から請求項16のいずれか記載の局側装置。
  18. 複数のPON(Passive Optical Network)と、エンドユーザ宅に設けられた複数の宅内装置と、前記複数のPONを介して前記複数の宅内装置に接続される複数のPONインタフェース部と、前記複数のPONインタフェース部を通して前記複数のPONを収容しかつそれらの信号を集線・分離する集線・分離部とを含む局側装置とから構成されるPONシステムに用いる冗長化方法であって、
    前記局側装置において、前記複数のPONインタフェース部のうちのM個(Mは正の整数)を予備に割り当て、前記複数のPONのうちの現用のPONインタフェース部に接続されるM×N個(Nは正の整数)の光スイッチモジュールをマトリックス状に接続して前記PONのM:N冗長化を行うことを特徴とする冗長化方法。
  19. 前記局側装置が、前記光スイッチモジュールによる切替えの際に自装置内の光経路遅延を調整して現用のPONインタフェース部から予備のPONインタフェース部へ前記PONの設定・制御情報を引き継がせることを特徴とする請求項18記載の冗長化方法。
  20. 前記N個のPONに優先順位を付与し、故障発生時に優先度の高いものから切替えを実行することを特徴とする請求項18または請求項19記載の冗長化方法。
  21. 前記現用のPONインタフェース部を前記予備のPONインタフェース部に切替えてから前記光スイッチモジュールを挿入し、その後に当該現用のPONインタフェース部を切戻す動作をN個の現用のPONインタフェース部に対して順次行うことで前記局側装置の構成変更を行うことを特徴とする請求項18から請求項20のいずれか記載の冗長化方法。
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