JP4991336B2 - 調整回路 - Google Patents

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Description

この発明は、電源から電子機器の電源回路に電源を安定に供給するための調整回路に関する。
一般に、電源回路に電源からの電圧が供給される際に、電源回路の電源入力値の範囲が限られている場合において、入力電圧が規定より高い電圧で電源回路に印加されたときに、電源回路が破壊してしまうおそれがある。その対策として、電源回路に印加できる最大の電圧入力値を超えた入力電圧値が電源回路に供給されないように、電源回路に供給される電圧値を信頼性が確保できる電圧値まで降下させる一方、通常の電圧値で電源回路に印加されるようなプレレギュレータ回路、即ち調整回路を、電源と電源回路の間に設けることが望ましい。
従来のプレレギュレータ回路を図2、図3に示す。
図2のプレレギュレータ回路2は電源23と電源回路21の間に設けられており、抵抗R8、PNP型のトランジスタQ8a、NPN型のトランジスタQ8bおよび制御回路22で構成される。トランジスタQ8aとトランジスタQ8bはダーリントン接続されている。抵抗R8はトランジスタQ8aのエミッタ端子とトランジスタQ8bのベース端子との間に接続される。制御回路22は接地されており、抵抗R8と並列接続、つまりトランジスタQ8aのエミッタ端子とトランジスタQ8bのベース端子に接続されている。
プレレギュレータ回路2に電源23から入力電圧Vinが印加されると、トランジスタQ8aおよびトランジスタQ8bに電流が導通し、電源回路21に電圧が印加される。入力電圧Vinが規定値よりも高くなると、制御回路22によってトランジスタQ8aおよびトランジスタQ8bの電流を制御し、電源回路21に印加される出力電圧を抑え、低電圧化を行う。
このプレレギュレータ回路2は、大電流に対応できるが、入力電圧Vinと出力電圧Voutの差は、トランジスタQ8aのベース−エミッタ電圧VbeとトランジスタQ8bのコレクタ−ベース電圧Vcbの和となり、最低でも0.7vである。
図3のプレレギュレータ回路3は、上述したプレレギュレータ回路2の入出力差を小さくするために、PNP型のトランジスタQ9、抵抗R9および制御回路32で構成される。トランジスタQ9のベース端子と抵抗R9が接続されており、制御回路32は接地されており、一端は抵抗R9と、他端はトランジスタQ9のエミッタ端子に接続されている。
プレレギュレータ回路3に電源33から入力電圧Vinが印加されると、トランジスタQ9に電流が導通し、電源回路31に電圧が印加される。入力電圧Vinが規定値よりも高くなると、制御回路32によってトランジスタQ9の電流を制御し、電源回路31に印加される出力電圧を抑え、低電圧化を行う。
このプレレギュレータ回路3の場合、入出力電圧差はトランジスタQ9のコレクタ−ベース電圧Vcbとベース電流の特性によって決定されるが、電圧Vcbを小さくするためには、大きなベース電流を流さなければならない。したがって、抵抗R9での発熱ロスが問題となる。
従って、プレレギュレータ回路を発熱ロスなどの損失が発生する電流による制御から、電圧による制御に変更することが考えられる。このような電圧制御による構成である回路の一例が、特許文献1の従来技術に開示されている。
特開平7−281772号公報〔G05F 1/56、H02M 1/15、 3/28、H03K 17/16〕
従来技術の半導体スイッチ回路をより簡単に説明するために、図4に示すプレレギュレータ回路4を参照する。図4に示すプレレギュレータ回路4では、図2および図3に示す回路の電流による制御から、電圧による制御に変更しており、上述のプレレギュレータ回路2、3に使用した制御素子である接合トランジスタから、従来技術と同様にFET(電界効果トランジスタ)に変更されている。また、入力電圧よりも低い電圧でFETに電流を導通させるために、Pチャネル型のMOSFET(メタル・オキサイド・セミコンダクタ電界効果トランジスタ)を使用している。
詳細には、プレレギュレータ回路4は、抵抗R10a、R10b、R10c、R10d、Pチャネル型のMOSFETQ10a(以後、“トランジスタQ10a”と記す)、npn型のトランジスタQ10b、およびオンオフ信号回路42で構成される。

トランジスタQ10のソース端子に抵抗R10aが接続され、抵抗R10aの他端とトランジスタQ10aのゲート端子および抵抗R10bが接続される。抵抗R10bの他端は、npn型のトランジスタQ10bのコレクタ端子に接続される。トランジスタQ10bのエミッタ端子は接地され、ベース端子は抵抗R10d、R10cに接続される。抵抗R10dの他端は接地され、抵抗R10cの他端はオンオフ信号回路42に接続される。


以下に、プレレギュレータ回路4の動作を説明する。
トランジスタQ10aは、ゲート電圧がしきい値よりも下がると電流が導通し、オン状態になる。また、入力電圧Vinの最大電圧印加時に、動作が補償される最大ゲート電圧値を超えないように、ゲート電圧値は抵抗R10a、R10bで分圧値にしている。
オンオフ信号回路42から電流が出力された場合、トランジスタQ10bが導通し、オン状態になる。したがって、抵抗R10a、R10bに電流が流れ、トランジスタQ10aのゲート電圧が下がり、トランジスタQ10aが導通し、オン状態になる。このとき、入力電圧Vinと出力電圧Voutの差は、トランジスタQ10aのオン状態における抵抗に、ドレイン電流を乗じた値となる。したがって、電圧降下が非常に少ないプレレギュレータ回路4を実現することができる。

また、オンオフ信号回路42から電流が出力されない場合、トランジスタQ10bに対し、電流は流れなくなりオフ状態になる。したがって、抵抗R10a、R10bに電流が流れず、トランジスタQ10aのゲート電圧は上がり、トランジスタQ10aに電流が流れなくなり、オフ状態になる。この場合、電源回路41には電圧が供給されなくなる。


ここで、プレレギュレータ回路4は、上述したように、常に設定電圧値を超えない電圧を電源回路41に印加する制御を行っている。具体的には、オンオフ信号回路42が、出力電圧値が設定電圧値を満たさない場合は電流を出力し、設定電圧値を満たす場合は、逆電流を出力する動作をすることによって実現される。従来技術では、このオンオフ信号回路42は、ツェナーダイオードとnpn型のトランジスタによって構成されている。
上述の構成による動作を説明すると、プレレギュレータ回路4に電源43から入力電圧Vinが入力され、オンオフ信号回路42から電流が出力されると、トランジスタQ10aがオン状態になる。入力電圧Vinを増加させ、トランジスタQ10aの出力電圧が設定電圧以上になると、オンオフ信号回路42から逆電流が出力され、トランジスタQ10bはオフ状態になり、トランジスタQ10aはオフ状態になる。すると、出力電圧値が設定電圧値を満たさなくなるため、オンオフ信号回路42から再び電流が出力され、トランジスタQ10bはオン状態に、トランジスタQ10aはオン状態になる。
したがって、トランジスタQ10aは入力電圧Vinが増幅されるとオン、オフ状態を繰り返し、その結果、電源回路41に印加される電圧も不安定になる。
本発明は上記の問題を解決するもので、安定した出力電圧を電源回路に供給する調整回路を提供するものである。
本発明の調整回路は、電源と接続される入力端子と、電源回路に接続される出力端子と、前記入力端子及び出力端子間にソース、ドレイン端子が接続される電界効果トランジスタである第1のトランジスタと、前記出力端子に接続され、出力端子電圧が所定レベルに達すると導通するツェナーダイオードと、分圧点が前記第1のトランジスタのゲート端子に接続され、入力端子電圧を分圧して前記第1のトランジスタのソース−ゲート間に印加するための電圧を作成するソース−ゲート間に配される第1の分圧抵抗と、前記第1の分圧抵抗を介して前記第1のトランジスタのソース−ゲート電圧に電圧を印加する第2のトランジスタと、前記ツェナーダイオードのアノード端子とアース間に配される第2の分圧抵抗と、前記第2の分圧抵抗の分圧点がベース端子と接続され、エミッタ端子が接地される第3のトランジスタと、前記第1のトランジスタのゲート端子とアース間に配されるとともに前記第1の分圧抵抗を介して前記入力端子に接続されるコンデンサとを備え、前記出力端子電圧が前記所定レベル未満のとき、前記入力端子より入力電圧が印加されると、前記第2のトランジスタが導通し前記第1の分圧抵抗を介して前記第1のトランジスタを導通させ、前記第1のトランジスタから出力される前記出力端子電圧が前記電源回路に印加され、一方、前記出力端子電圧が前記所定レベルを超えるとき、前記ツェナーダイオードが導通するとともに前記第2の分圧抵抗を介して前記第3のトランジスタを導通させ、前記第3のトランジスタのコレクタ端子から前記入力端子側へ電流が流れることにより、前記第2のトランジスタが非導通になるとともに前記コンデンサが充電され、前記第1のトランジスタのソース−ゲート電圧に前記コンデンサの充電電圧が印加され、前記第1のトランジスタの出力電圧が降下し、前記ツェナーダイオード及び前記第3のトランジスタが非導通になるとともに前記第2のトランジスタが導通し、前記コンデンサが放電されることを特徴とする。

本発明の調整回路によると、電源から入力された入力電圧は、電界効果トランジスタに印加され、出力端子電圧は電界効果トランジスタによって制御される。出力端子電圧が所定のレベルに達するとツェナーダイードは導通し、ツェナーダイオードの出力に応じてゲート電圧が制御され、コンデンサは充放電を切り替える。従って、出力端子電圧は常に所定のレベルに達しない電圧となり、安定した出力端子電圧を出力することができる。


図1を参照して、プレレギュレータ回路1を説明する。
本実施例のプレレギュレータ回路1は、Pチャネル型のMOSFET(以後、“トランジスタQ1”と記す)と、エミッタ端子が接地されているnpn型のトランジスタQ2と、電圧入力端子T1とトランジスタQ2のコレクタ端子との間に設けられる分圧抵抗R1、R2と、一端はトランジスタQ1のゲート端子と接続され、他端は接地されているコンデンサ(キャパシタ)C1と、トランジスタQ1のドレイン端子に接続されたツェナーダイオードZD1と、ツェナーダイオードZD1のカソード端子とグランドGNDとの間に設けられた分圧抵抗R6、R7と、分圧抵抗R6の分圧点がベース端子と接続され、エミッタ端子が接地されたnpn型のトランジスタQ3と、電圧入力端子T1とトランジスタQ3のコレクタ端子との間に設けられた抵抗R5と、トランジスタQ2のベース端子とグランドGND間に設けられた抵抗R4と、トランジスタQ2のベース端子とトランジスタQ3のコレクタ端子との間に設けられた抵抗R3と、電圧出力端子T2とグランドGND間に設けられたコンデンサC2で構成される。
電源Vccより入力電圧Vinがプレレギュレータ回路1に印加されると、抵抗R5を介して、トランジスタQ2のベース抵抗R3に電流が流れ、トランジスタQ2に電流が導通し、オン状態になる。トランジスタQ2がオン状態になる、つまり、分圧抵抗R1、R2に電流が流れると、トランジスタQ1のソース−ゲート電圧Vsgに、分圧抵抗R1、R2により分圧された電圧が印加され、電流が導通し、トランジスタQ1はオン状態になる。
また、ツェナーダイオードZD1の逆電圧印加による電流が導通する検出電圧は、電源回路11が補償される入力電圧で設定されている。トランジスタQ1からの出力電圧VqがツェナーダイオードZD1の検出電圧が満たない場合は、ツェナーダイオードZD1に電流が導通しないため、入力電圧Vinを増加させ、トランジスタQ1からの出力電圧Vqを検出電圧まで増加させても安定した出力電圧Voutが電源回路11に印加される。
入力電圧Vinを増加させた結果、トランジスタQ1の出力電圧Vqが検出電圧に達すると、ツェナーダイオードZD1に逆電流が流れる。そして、トランジスタQ3のエミッタ−ベース電圧VebがトランジスタQ3に電流が導通するためのしきい値を超えると、トランジスタQ3はオン状態になる。
すると、トランジスタQ3のコレクタ端子に電流が流れるため、トランジスタQ2のベース端子に電流が流れずに、トランジスタQ2はオフ状態になる。すると、抵抗R1を介して入力端子T1に接続されるコンデンサC1の充電が開始され、トランジスタQ1のソース−ゲート電圧Vsgには、コンデンサC1の充電電圧が印加される。
そして、トランジスタQ1のドレイン−ソース電圧Vdsは上昇し、トランジスタQ1の出力電圧Vqは降下する。そして、出力電圧Vqは、ツェナーダイオードZD1の検出電圧に満たない電圧となり、ツェナーダイオードZD1は非導通状態となる。そして、トランジスタQ3にコレクタ電流が流れず、トランジスタQ3はオフ状態になる。
トランジスタQ3がオフ状態になると、トランジスタQ2のベース電流が流れ、トランジスタQ2はオン状態になり、コンデンサC1の放電が始まる。そして、トランジスタQ1のソース−ゲート電圧Vsgに分圧抵抗R1、R2により分圧された電圧が印加される。出力電圧VqがツェナーダイオードZD1の検出電圧に達するとツェナーダイードZD1がオン状態になり、上述のような動作が働く。
ここで、図5、図6を用いて、上述の動作を詳しく説明する。特に図5は、本実施例のプレレギュレータ回路1と異なる回路における動作を示しており、詳しくは、プレレギュレータ回路1に設けられているコンデンサC1を外した際の動作を示している。後述する本実施例のプレレギュレータ回路1の動作説明は、これと比較しながら説明されている。
図5(a)、(b)はコンデンサC1を設けていない場合における(a)電源回路11に出力される出力電圧Vout、(b)トランジスタQ1のゲート電圧Vggであり、図6(a)、(b)はコンデンサC1を設けた場合における、(a)電源回路11に出力される出力電圧Vout、(b)トランジスタQ1のゲート電圧Vggを示している。
先ず、図5(a)、(b)を参照して、コンデンサC1を設けていない場合を説明する。図5(b)に示すように、トランジスタQ1のゲート電圧VggがHighとLowを繰り返している。ゲート電圧VggにおけるHigh状態は、プレレギュレータ回路1において、出力電圧VqがツェナーダイオードZD1が導通する検出電圧に達し、トランジスタQ3がオン状態に、トランジスタQ2がオフ状態になることにより引き起こされた状態である。また、Low状態は、出力電圧Vqが、ツェナーダイオードZD1が導通する検出電圧に満たない電圧となり、トランジスタQ3がオフ状態に、トランジスタQ2がオン状態になることにより引き起こされた状態である。
このような動作においては、トランジスタQ1がオンオフ状態を繰り返し行うことによって、出力電圧Voutも不安定になる。したがって、不安定な電圧を出力させない対策として、コンデンサC2を設け、トランジスタQ1がオフ状態、つまり出力電圧Vqが0になると放電し、補うことによって出力電圧Voutを安定させるようにしている。コンデンサC2の容量を大きくすればするほど、出力電圧Voutは安定する。しかし、コンデンサC2の容量を大きくしようとすれば、部品の大きさも大きくなるため、回路全体が大きくなってしまうおそれがある。または、限られたスペースに回路を収納させたい場合などは、できるだけ、部品を小さくする必要がある。
部品を小さくする、すなわちコンデンサC2の容量を小さくしてしまうと、図5(a)に示すように、出力電圧Voutのリップルが大きくなる。この出力電圧Voutのリップルが増大する理由としては、図5(b)に示すように、トランジスタQ1のソース−ゲート電圧Vsgが大きく上下するためである。その結果、ソース−ゲート電圧Vsgに依存するドレイン−ソース電圧Vdsも不安定となり、出力電圧Voutのリップルが増大する。
したがって、本実施例においては、トランジスタQ1のゲート端子とグランドGNDの間にコンデンサC1を設けている。
次に、図6(a)、(b)を参照して、コンデンサC1を設けた場合を説明する。図6(b)に示すように、トランジスタQ1のゲート電圧VggはレベルAからレベルBへの推移、およびレベルBからレベルAへの推移を繰り返す。レベルAでは出力電圧VqがツェナーダイオードZD1が導通する検出電圧に達し、トランジスタQ3がオン状態に、トランジスタQ2がオフ状態になり、コンデンサC1の充電が始まる。レベルAからレベルBへの推移の状況を説明すると、コンデンサC1が充電していくに従って、ゲート電圧Vggが大きくなる状態を示し、レベルBでコンデンサC1の充電が完了する。従って、ゲート電圧Vggが大きくなる、つまりソース−ゲート電圧Vsgが小さくなることによって出力電圧Vqは降下していき、レベルBでは、出力電圧VqはツェナーダイオードZD1が導通する検出電圧に達しない電圧となり、ツェナーダイオードZD1は非導通状態になる。
したがって、レベルBではトランジスタQ3はオフ状態に、トランジスタQ2はオン状態になり、コンデンサC1の放電が始まる。レベルBからレベルAへの推移の状況を説明すると、コンデンサC1が放電していくに従って、ゲート電圧Vggが小さくなる状態を示し、レベルAでコンデンサC1の放電が完了し、トランジスタQ1のソース−ゲート電圧Vsgに、分圧抵抗R1、R2により分圧された電圧が印加される。ツェナーダイオードZD1の導通・非導通状態により、分圧抵抗R1、R2で生成される電圧を、コンデンサC1による充放電遅延を介してトランジスタQ1のゲート制御を行えば、図5に示すコンデンサC1を設けていない場合と比較して、トランジスタQ1のソース−ゲート電圧Vsgが大きく上下しなくなる。
このように、ソース−ゲート電圧Vsgを安定させるとドレイン−ソース電圧Vdsは安定し、図6(a)に示すように、出力電圧Voutのリップルは減少し、安定した出力電圧Voutを電源回路に印加させることができる。
したがって、本実施例のプレレギュレータ回路1は、入力電圧の上限が限られている電源回路の前部に挿入され、入力電圧が低いときは電圧降下のないスイッチとして働き、高い電圧が入力されたときは電圧リミッターとして働せることができる。
つまり、入力電圧が低いときは、損失ロスや駆動電流のロスを小さくすることができ、過電圧入力時は、電源回路に供給されない構成であるため、電源回路が破損する恐れはなくなる。また、電圧値を信頼性が確保できる電圧値まで降下させることができ、安定した入力電圧を電源に供給することができる。
また、安定した出力を得るために使用される部品としてコンデンサを使用しているが、小容量なコンデンサで実現することができる。そして、全体的な損失ロスを少なくすることができ、省電力化を実現することができる。
なお、上述した実施例は、説明を容易にするために、ゲート電圧Vggがしきい値よりも下がると電流が導通し、オン状態になる半導体スイッチ素子であるPチャネル型のMOSFETを用いて説明をしたが、同様の動作をする半導体スイッチであれば、これに限定されるものではない。
本発明の一実施例である調整回路の形態を示す回路図である。 従来の調整回路の一例を示す回路図である。 従来の調整回路の一例を示す他の回路図である。 従来の調整回路の一例を示す他の回路図である。 図1の回路図からコンデンサC1を用いなかったときに検出される時間と電圧の関係を示す図解図である。(a)は、電源回路に出力される電圧の波形を示し、(b)はトランジスタQ1のソース−ゲート電圧Vsgの電圧の波形を示している。 図1の回路図を用いたときに検出される時間と電圧の関係を示す図解図である。(a)は、電源回路に出力される電圧の波形を示し、(b)はトランジスタQ1のソース−ゲート電圧Vsgの電圧の波形を示している。
符号の説明
1 …プレレギュレータ回路
R1、R2 …分圧抵抗
Q1 …Pチャネル型MOSFET
C1、C2 …コンデンサ
Q2、Q3 …npn型接合トランジスタ
ZD1 …ツェナーダイオード
T1 …入力端子
T2 …出力端子

Claims (1)

  1. 電源と接続される入力端子と、
    電源回路に接続される出力端子と、
    前記入力端子及び出力端子間にソース、ドレイン端子が接続される電界効果トランジスタである第1のトランジスタと、
    前記出力端子に接続され、出力端子電圧が所定レベルに達すると導通するツェナーダイオードと、
    分圧点が前記第1のトランジスタのゲート端子に接続され、入力端子電圧を分圧して前記第1のトランジスタのソース−ゲート間に印加するための電圧を作成するソース−ゲート間に配される第1の分圧抵抗と、
    前記第1の分圧抵抗を介して前記第1のトランジスタのソース−ゲート電圧に電圧を印加する第2のトランジスタと、
    前記ツェナーダイオードのアノード端子とアース間に配される第2の分圧抵抗と、
    前記第2の分圧抵抗の分圧点がベース端子と接続され、エミッタ端子が接地される第3のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタのゲート端子とアース間に配されるとともに前記第1の分圧抵抗を介して前記入力端子に接続されるコンデンサとを備え、
    前記出力端子電圧が前記所定レベル未満のとき、前記入力端子より入力電圧が印加されると、前記第2のトランジスタが導通し前記第1の分圧抵抗を介して前記第1のトランジスタを導通させ、前記第1のトランジスタから出力される前記出力端子電圧が前記電源回路に印加され、
    一方、前記出力端子電圧が前記所定レベルを超えるとき、前記ツェナーダイオードが導通するとともに前記第2の分圧抵抗を介して前記第3のトランジスタを導通させ、前記第3のトランジスタのコレクタ端子から前記入力端子側へ電流が流れることにより、前記第2のトランジスタが非導通になるとともに前記コンデンサが充電され、前記第1のトランジスタのソース−ゲート電圧に前記コンデンサの充電電圧が印加され、前記第1のトランジスタの出力電圧が降下し、前記ツェナーダイオード及び前記第3のトランジスタが非導通になるとともに前記第2のトランジスタが導通し、前記コンデンサが放電されることを特徴とする、調整回路。
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