JP4989308B2 - 画像処理装置及び画像検索方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像中の特徴点の類似度に基づき類似画像を検索する画像処理装置及び画像検索方法に関するものである。
従来、回転に対応した検索は、クエリ画像を回転して特徴量を求める、或いは特徴量を回転変換したものを用いて検索を行っている。更に、学習画像(特徴量の値の分布を調べるサンプル画像)における各特徴量の値を正規化するための分布を考慮し、ベイズ距離尺度やマハラノビス距離尺度を用いたマッチングを行う技術もある。
しかし、これらは、登録される画像の理想としての学習画像における特徴量分布が正規化されたもので、クエリ画像そのものの回転や拡大縮小などの画像処理により、算出される特徴量がばらついてしまうことを考慮したものではない。そのため、特徴量の類似度を算出するための特徴量間の距離が、正しく算出されず、ばらつきを生じてしまっていた。
また、画像中の特徴点の類似度に基づく画像検索技術として、例えば、特許文献1が開示されている。これは、予め準備した学習用モデル画像を使い、画像認識処理用辞書に登録すべき特徴点の特徴量を取捨選択するものである。学習用の画像から特徴点及び特徴量を抽出した後、学習モデル画像のそれらと比較する。そして、最も対になった回数が多い特徴量が、認識処理に用いられる特徴量として認識処理用辞書に登録される。
多重解像度化/回転変換を行った上で特徴点検出、特徴量抽出を行い、更にこれを認識用の辞書を構築しやすいTREE構造でインデックス化している。ただし、画像の拡縮や特徴量の分布や、クエリ自身の特徴点の回転に関する耐性(ロバスト性)等の観点についての具体的な記述は無い。
一方、非特許文献1では、特徴点検出を行い、複数解像度で回転不変の性質を持つ特徴量を算出し、値が極大と成るものを耐性のある(ロバストな)特徴として採用する。更に、クエリとの比較は、登録画像の特徴量の分布を考慮したマハラノビス距離を用い、多次元特徴量の分布の偏りの問題を緩和している。
特開2006-065399号公報 "Local Gray value Invariants for Image Retrieval" Cordelia Schmid
しかしながら、従来技術で用いられている理論的に回転不変の性質を持つはずの特徴量は、画像回転時に施される線形補間などのノイズにより、実際には変動が発生する。図8は、回転不変の性質を持つ特徴量の変動の一例を示す図である。従来技術で回転不変の性質を持つ特徴量として定義されている特徴量ベクトルについて、画像を0°〜90°まで15°ずつ回転させた時の特徴量の第0成分と第1成分の変動を散布図として示したものである。図8に見られるように、回転不変の性質を持つとされて算出された特徴量が変動している。特徴量が実際には変動してしまうという問題により、検索精度を低下させるという問題があった。また、同様に、拡大縮小により回転不変の性質を持つはずの特徴量が変動する。
即ち、登録特徴量の多次元特徴量の分布をマハラノビス距離尺度を用い正規化しているだけであり、クエリ自体の特徴量の分布の拡大縮小、回転により起こるばらつきについては考慮されていない。
このように、従来技術では、クエリ画像自身のクエリ自体の特徴量の分布の拡大縮小、回転により起こるばらつきを考慮していないので、画像同士の類似度の計算の精度が高いとは言えない。回転や拡大縮小と言った人間が簡単に同一と認知できる画像の変換が合った場合でも、高い類似度は保証されず、ユーザの感覚と類似度との間に大きなギャップを生じていた。ユーザが似ていると感じる画像と、従来技術で算出された類似度が高い画像とに隔たりがあった。
本発明は、画像の局所的な特徴点における幾何変換による特徴量の揺らぎ分布を求め、その揺らぎ分布の大きさに応じて前記入力画像と前記登録画像との特徴量間の距離に重みを付けて前記入力画像と前記登録画像との類似度を算出することを目的とする。
本発明は、入力された画像に類似する登録画像を検索する画像処理装置であって、前記入力された画像の局所的な特徴点を抽出する特徴点抽出手段と、前記入力された画像を幾何変換させる変換手段と、前記抽出された特徴点における前記幾何変換による特徴量の揺らぎ分布を求め、当該揺らぎ分布の大きさに応じて前記入力画像と前記登録画像との特徴量間の距離に重みを付けて前記入力画像と前記登録画像との類似度を算出する類似度算出手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、入力された画像に類似する登録画像を検索する画像処理装置にて実行される画像検索方法であって、特徴点抽出手段が、前記入力された画像の局所的な特徴点を抽出する特徴点抽出工程と、変換手段が、前記入力された画像を幾何変換させる変換工程と、類似度算出手段が、前記抽出された特徴点における前記幾何変換による特徴量の揺らぎ分布を求め、当該揺らぎ分布の大きさに応じて前記入力画像と前記登録画像との特徴量間の距離に重みを付けて前記入力画像と前記登録画像との類似度を算出する類似度算出工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、回転不変の性質を持つはずの特徴量が、実際は、幾何変換により変動し揺らいでしまうものであっても、入力画像幾何変換による特徴量の揺らぎ分布の大きさの程度を考慮して入力画像の特徴量と登録画像の特徴量との類似度を高い精度で正しく求めることができる。例えば、特徴量の揺らぎ分布が大きい場合には、信頼度が低いので重みを小さくし、特徴量の揺らぎ分布が小さい場合には、信頼度が高いので重みを大きくして、ユーザの直感近い画像同士の類似度演算の結果を得ることができる。
以下、図面を参照しながら発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態における画像登録装置の構成例を示すブロック図である。図1に示すように、画像登録装置100は、画像入力部102、縮小画像生成部103、局所特徴点抽出部104、局所特徴量算出部105、特徴量登録部106から構成される。
画像登録装置100において、縮小画像生成部103が画像入力部102に入力された登録画像101の縮小画像を生成し、局所特徴点抽出部104が縮小画像から局所特徴点を抽出する。そして、局所特徴量算出部105がその局所特徴点の局所特徴量を算出し、特徴量登録部106が入力された登録画像101と算出された局所特徴量とを関連付けて画像特徴データベース107に登録する。尚、画像登録装置100にて実行される画像の登録処理については、更に詳述する。
図2は、第1の実施形態における画像検索装置の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、画像検索装置200は、画像入力部202、縮小画像生成部203、局所特徴点抽出部204、局所特徴量算出部205、特徴量分布検定部206、画像間類似度算出部207から構成される。
画像検索装置200において、縮小画像生成部203が画像入力部202に入力されたクエリ画像201の縮小画像を生成し、局所特徴点抽出部204が縮小画像から局所特徴点を抽出する。そして、局所特徴量算出部205がその局所特徴点の局所特徴量を算出し、特徴量分布検定部206が局所特徴量を検定する。この検定結果は画像間類似度算出部207に渡され、画像間類似度算出部207が検定結果に基づき、画像特徴データベース107からクエリ画像201に類似した画像を検索し、検索結果208として出力する。尚、画像検索装置200にて実行される画像の検索処理については、更に詳述する。
[画像の登録処理]
まず、画像を登録する際に行う各部の動作について説明する。図3は、画像の登録処理の手順を表すフローチャートである。ステップS301で、図1に示す画像入力部102が登録画像101を読み込み、ステップS302で、当該登録画像101から輝度成分を抽出する。そして、抽出した輝度成分に基づき輝度成分画像を生成し、生成した輝度成分画像を縮小画像生成部103に渡す。また、登録画像101を後段の特徴量登録部106に渡す。
次に、ステップS303では、縮小画像生成部103が画像入力部102から渡された当該輝度成分画像を倍率pに従って順次縮小し、縮小画像をn枚生成して当該縮小画像を局所特徴点抽出部104に渡す。ただし、倍率p及び縮小画像の枚数nは予め決められているものとする。
図4は、縮小画像を生成する縮小画像生成部103の処理の一例を示す図である。図4に示す例は、倍率pが2の−(1/4)乗、縮小画像の枚数nが9の場合である。図4において、401は画像入力部102から渡された輝度成分画像である。402は当該輝度成分画像から倍率pに従って4回縮小された縮小画像である。403は当該輝度成分画像から倍率pに従って8回縮小された縮小画像である。
この例では、縮小画像402は画像入力部102から渡された輝度成分画像が1/2に縮小された画像となり、縮小画像403は画像入力部102から渡された輝度成分画像が1/4に縮小された画像となる。尚、画像を縮小する方法は何れの方法でも良く、第1の実施形態では、線形補間による縮小方法により縮小画像を生成するものとする。
次に、ステップS304では、局所特徴点抽出部104が、縮小画像生成部103から渡されたn枚の縮小画像の各々に画像の回転があってもロバスト(robust)に抽出されるような局所的な特徴点(局所特徴点)を抽出する。ここで、ロバストな局所特徴点とは、画像を回転するときの画像処理で消えることなく安定的に抽出される、強健で耐性のある局所特徴点を意味する。抽出した局所特徴点は局所特徴量算出部105に渡される。この局所特徴点の抽出方法として、第1の実施形態ではHarris作用素を用いる。C.Harris and M.J. Stephens, "A combined corner and edge detector," In Alvey Vision Conference, pages 147-152, 1988.参照
具体的には、Harris作用素を作用させて得られた出力画像H上の画素について、当該画素及び当該画素の8近傍にある画素(合計9画素)の画素値を調べる。そして、当該画素が局所極大になる(当該9画素の中で当該画素の画素値が最大になる)点を局所特徴点として抽出する。ここで、当該画素が局所極大になったときでも、当該画素の値がしきい値以下の場合には局所特徴点として抽出しないようにする。画素値とは、各画素がどれぐらい局所としてふさわしいかを示す値である。
尚、局所特徴点を抽出可能な方法であれば、上述のHarris作用素による特徴点抽出方法に限らず、どのような特徴点抽出方法でも局所特徴点抽出部104に適用可能である。
次に、ステップS305で、局所特徴量算出部105が、局所特徴点抽出部104から渡された局所特徴点の各々に画像の回転があっても不変となるように定義された特徴量(局所特徴量)を算出する。ここで抽出された局所特徴量は座標情報と関連付けられた上で局所特徴量登録部106に渡される。この局所特徴量の算出方法として、第1の実施形態ではLocal Jet及びそれらの導関数の組み合わせを用いる。J.J.Koenderink and A.J.van Doorn, "Representation of local geometry in the visual system," Riological Cybernetics, vol.55, pp.367-375, 1987.参照
具体的には、以下の式(1)により局所特徴量を算出する。
Figure 0004989308
ただし、式(1)の右辺で用いている記号は、以下に示す式(2)から式(7)で定義される。ここで、式(2)右辺のG(x,y)はガウス関数、I(x,y)は画像の座標(x,y)における画素値であり、“*”は畳み込み演算を表す記号である。また、式(3)は式(2)で定義された変数Lのxに関する偏導関数、式(4)は当該変数Lのyに関する偏導関数である。式(5)は式(3)で定義された変数Lxのyに関する偏導関数、式(6)は式(3)で定義された変数Lxのxに関する偏導関数、式(7)は式(4)で定義されたLyのyに関する偏導関数である。
Figure 0004989308
尚、局所特徴量を算出可能な方法であれば、上述したような特徴量算出方法に限らず、どのような特徴量算出方法でも適用可能である。
次に、ステップS306で、特徴量登録部106が局所特徴量算出部105から渡された局所特徴量と画像入力部102から渡された登録画像101とを関連付けて、画像特徴データベース107に登録する。以上で画像の登録処理が終了する。
[画像の検索処理]
次に、画像を検索する際に行う各部の動作について説明する。図5は、画像の検索処理の手順を表すフローチャートである。ステップS501で、図2に示す画像入力部202がクエリ画像201を読み込み、ステップS502で、当該クエリ画像201から輝度成分を抽出する。そして、抽出した輝度成分に基づき輝度成分画像を生成し、生成した輝度成分画像を縮小画像生成部203に渡す。
次に、ステップS503では、縮小画像生成部203が画像入力部202から渡された当該輝度成分画像を倍率pに従って順次縮小し、縮小画像をn枚生成して当該縮小画像を局所特徴点抽出部204に渡す。ただし、倍率p及び縮小画像の枚数nは上述した画像の登録処理で用いた値と同じ値にする。
次に、ステップS504では、局所特徴点抽出部204が、縮小画像生成部203から渡されたn枚の縮小画像の各々に画像の回転があってもロバストに抽出されるような局所的な特徴点(局所特徴点)を抽出する。抽出した局所特徴点は局所特徴量算出部205に渡される。この局所特徴点の抽出方法として、上述の画像の登録処理で用いた方法と同様に、Harris作用素を用いる。
具体的には、Harris作用素を作用させて得られた出力画像H上の画素について、当該画素及び当該画素の8近傍にある画素(合計9画素)の画素値を調べる。そして、当該画素が局所極大になる(当該9画素の中で当該画素の画素値が最大になる)点を局所特徴点として抽出する。ここで、当該画素が局所極大になったときでも、当該画素の値がしきい値以下の場合には局所特徴点として抽出しないようにする。
尚、局所特徴点を抽出可能な方法であれば、上述のHarris作用素による特徴点抽出方法に限らず、どのような特徴点抽出方法でも局所特徴点抽出部204に適用可能である。
次に、ステップS505で、局所特徴量算出部205が、局所特徴点抽出部204から渡された局所特徴点の各々に画像の回転があっても不変となるように定義された特徴量(局所特徴量)を算出する。ここで抽出された局所特徴量は座標情報と関連付けされた上で特徴量分布検定部206に渡される。この局所特徴量の算出方法は、上述した画像の登録処理で用いた方法と同じ方法を使用する。即ち、Local Jet及びそれらの導関数の組み合わせを用い、式(1)により局所特徴量を算出する。
次に、ステップS506で、特徴量分布検定部206が、局所特徴量算出部205から渡された各々の局所特徴量に対して縮小処理及び回転変換を行った場合の回転不変の性質を持つ特徴量分布の揺らぎを検定する。ここで、これ以降の説明を簡略化するため、局所特徴量算出部205から渡された回転不変の性質を持つ局所特徴量を、回転不変の性質を持つ特徴量(0°)と記載する。
第1の実施形態における特徴量分布検定では、既にS503にて生成している縮小画像を45°単位の画像回転変換を行い、回転後の回転不変の性質を持つ特徴点に対する回転不変の性質を持つ特徴量を算出する。そして、回転により特徴量がどのぐらいの揺らぎを生じるかを検定する。
図8に示す散布図のように、同一の回転不変の性質を持つ特徴点であっても互いに特徴量の分布が異なることが多い。従って、分布を考慮した距離を算出しなければ、特徴点間の正しい距離比較はできない。具体的には、分布が多次元正規分布となるようにマハラノビス距離を導入するか、簡易的に特徴量の分散で割った値で正規化して距離を求めることになる。マハラノビス距離を用いる例を次に示す。
図8に示す散布図では、図9に示すように、ユークリッド距離の小さいG2の方が点Xに近いが、特徴量の揺らぎの分布を考慮した正規化距離ではG1の方が点Xに近い。
そこで、クエリ画像201の着目特徴点に対して、回転・拡縮した後で得られるk次元の特徴量空間上の散布した集合を1つの母集団と見立てる。ここで、特徴点をN個とし、母集団を母集団ID:jで区別する。
母集団jの平均をμj=(μ1j,μ2j,…,μpj)'(j=1,2,…,k)、観測値をX=(X1,X2,…,Xp)'とし、母集団jの分散共分散行列をΣj,その逆行列をΣj-1とする。すると、Xの母集団からの距離djは以下の式で表される。
dj2=(X−μj)'Σj-1(X−μj) …(8)
この式の作用は、図10、図11に示す概念図で感覚的に説明できる。しかし、分布が同一になるように、各特徴点の特徴量分布に対するマハラノビス距離により多次元正規分布を行う。即ち、分散共分散行列の逆行列を掛けることにより、図10及び図11に示す分布となり、ユークリッド距離では点XはG2の方が近いが、分布を考慮した正規化距離ではG1の方の距離が近いことがわかる。
局所特徴量算出部205から渡されたそれぞれの回転不変の性質を持つ特徴点に対して、マハラノビスの距離を算出するための分散共分散行列の逆行列と平均(重心)を記憶する。
この時、あまりに分布が広い特徴点に関しては、回転不変の性質を持つ特徴点から削除することも可能である。例えば、分散共分散行列の各項の共分散値が大きい程、分布が広いことを示しており、これを閾値処理することにより余りに分布が広い特徴点を検出できる。もちろん、分散共分散行列のノルムが大きい程分布が広くなると見なしても構わない。
尚、第1の実施形態では、検定時の回転角度を45°とし、45°回転検定だけを実施する場合を説明したが、45°回転検定だけでなく、例えば0°〜n°までt°単位に回転検定を実施してもよい。ただし、tは予め定められた0<t<nを満たす値である。或いは、t°づつ回転検定を実施するのでなく、t°以下になるまで、90°から2分割を繰り返して順次回転検定を行うことで、検定対象特徴点の削減を促進するようにしてもよい。
ここで図5に戻り、ステップS507で、画像間類似度算出部207が特徴量分布検定部206から渡された特徴量と画像特徴データベース107に登録されている特徴量とを比較する。この比較は、画像特徴データベース107に登録されている登録画像毎に実施され、比較の結果として登録画像毎に類似度を算出する。この類似度算出方法については、更に詳述する。
次に、ステップS508で、画像間類似度算出部207は、算出した類似度と当該類似度の算出元となった画像とを関連付けて検索結果リストを作成した後、当該類似度を降順にソートする。その後、類似度が大きい画像と当該画像の類似度とをソート順に検索結果208として出力する。
[類似度算出方法]
次に、類似度算出方法を説明する。ここで、局所特徴量検定部206から渡された回転不変の性質を持つ特徴量をVs、回転不変の性質を持つ特徴量に関連付けされている座標をS(x,y)とする。また、画像特徴データベース107に登録されている画像R上に存在する回転不変の性質を持つ特徴量をVq、回転不変の性質を持つ特徴量に関連付けされている座標をQ(x’,y’)とする。
図6は、第1の実施形態における類似度の算出手順を示すフローチャートである。類似度の算出は投票処理(計数処理)によって行う。投票数=類似度である。まず、ステップS601で、最大投票数を表す変数VoteMaxを0に初期化する。最大投票数は、複数回投票を行ったうち得られた最大の投票数である。次に、ステップS602で、VqとVsとの特徴量間距離を全ての組み合わせについて計算し、最短距離対応点リストを作成する。この最短距離対応点を求める際に、先に、クエリ画像の各特徴点に対して記憶しているマハラノビスの距離を算出するための分散共分散行列の逆行列と平均(重心)を用いて式(8)に基づいて距離を求める。そして、求めた距離と分散共分散逆行列を含む最短距離対応点リストを作成する。
即ち、計算した特徴量間の距離がしきい値Tv以下となり、かつ、最短距離となるようなVqとVsとの組み合わせ(対応点)を抽出し、最短距離対応点リストに登録する。
これ以降、最短距離対応点リストに登録されたk番目の対応点について、当該対応点の局所特徴量をそれぞれVq(k)とVs(k)と記載する。更にVq(k)とVs(k)に対応付けられている局所特徴点をそれぞれQk、Sk、座標をQk(x’k,y’k)、Sk(xk,yk)などと添え字を合わせて記載する。またステップS602で作成された最短距離対応点リストに登録された対応点の組数をm組とする。
特徴量間距離がしきい値Tvに関して、着目するクエリ画像の特徴点の特徴量の揺らぎ分布が広いほど閾値を大きくし、分布が狭いほど閾値を小さくする事により、好ましい閾値処理を行う方法も当然考えられる。例えば、分散共分散行列のノルムに反比例した閾値とする方法が簡単である。
次に、ステップS603で、類似度算出処理の反復カウント数を表す変数Countを0に初期化する。次に、ステップS604で、反復カウント数Countが予め定められた最大反復処理回数Rnを超えていないかを判定する。ここで、超えている場合はステップS619へ進み、最大投票数VoteMaxを出力して、この処理を終了する。
また、ステップS604で、反復カウント数Countが最大反復処理回数Rnを超えていない場合はステップS605へ進み、投票数を表す変数Voteを0に初期化する。次に、ステップS606で、当該最短距離対応点リストから対応点の組の座標をランダムに2組抽出する。ここで、これらの座標をQ1(x’1,y’1)、S1(x1,y1)及びQ2(x’2,y’2)、S2(x2,y2)と記載する。次に、ステップS607で、抽出したQ1(x’1,y’1)、S1(x1,y1)及びQ2(x’2,y’2)、S2(x2,y2)が式(9)に示す変換を満たしていると仮定し、式(9)中の変数a〜fを求める。
ただし、図6に示すステップS607では、変数a〜dで構成される行列をMで示し、変数e〜fで構成される行列をTで示している。
Figure 0004989308
ここで、第1の実施形態では、簡略化のため、相似変換だけを考える。このとき、上記式(9)は以下の式(10)のように書き換えられる。
Figure 0004989308
このとき、変数a、b、e、fはx’1、y’1、x1、y1、x’2、y’2、x2、y2を使って式(11)から式(14)で表される。
Figure 0004989308
次に、ステップS608で、上述のステップS606で当該最短距離対応点リストからランダムに抽出された2組の点以外の点を選択するために、対応点選択変数kを3に初期化する。そして、ステップS609で、対応点選択変数kが当該最短距離対応点リストに登録されている対応点の組数mを超えていないかを判定する。ここで、超えている場合はステップS615へ処理を移すが、これについては後述する。ステップS609における判定で対応点選択変数kが当該最短距離対応点リストに登録されている対応点の組数mを超えていない場合はステップS610へ処理を移す。
このステップS610では、上述のステップS606で当該最短距離対応点リストからランダムに抽出した2組の点S1(x1,y1)及びS2(x2,y2)以外の点を当該最短距離対応点リストから抽出する。第1の実施形態では、抽出された点をSk(xk,yk)と記載する。
次に、ステップS611で、Sk(xk,yk)が式(10)を使って移される座標Sk’(x’k,y’k)を求める。
その後、ステップS612では、座標Sk’(x’k,y’k)と座標Qk(x’k,y’k)との幾何学的距離をユークリッド距離で計算し、当該ユークリッド距離がしきい値Td以下であるか否かを判定する。当該ユークリッド距離がしきい値Td以下の場合はステップS613へ進み、投票数Voteに対する対応点の対Sk’、Qkを記憶する。そして、ステップS614で、投票数Voteをインクリメントし、ステップS615へ処理を移す。また、当該ユークリッド距離がしきい値Tdより大きい場合は、何もせずにステップS615へ処理を移す。当該ユークリッド距離がしきい値Td以下の特徴点が、画像間で類似しているとみなす特徴点である。
このステップS615では、対応点選択変数kをインクリメントし、ステップS609に戻り、対応点選択変数kが当該最短距離対応点リストに登録されている対応点の組数mを超えるまで、上述の処理を繰り返す。つまり、ステップS606でまた別の2組の点を抽出し、ステップS607で式(9)のパラメータ変数a、b、e、fを求め、ステップS608乃至ステップS612の処理を行い、投票することを繰り返す。
次に、ステップS609で、対応点選択変数kが当該最短距離対応点リストに登録されている対応点の組数mを超えた場合の処理であるステップS616を説明する。ステップS616では、投票数Voteの値と最大投票数VoteMaxの値とを比較し、投票数Voteの値が最大投票数VoteMaxの値よりも大きい場合にはステップS617へ処理を移す。
このステップS617では、最大投票数VoteMaxの値を投票数Voteの値で置き換えた後、ステップS618で反復カウント数Countをインクリメントし、上述のステップS604に処理を戻す。
また、ステップS616で、投票数Voteの値が最大投票数VoteMaxの値以下の場合にはステップS618へ処理を移し、反復カウント数Countをインクリメントし、上述のステップS604に処理を戻す。
尚、第1の実施形態における類似度の算出方法の説明では、相似変換だけを考えて説明したが、アフィン変換などその他の幾何学変換についても、ステップS607でそれぞれに応じた変換行列を求めることにより、対応可能である。例えば、アフィン変換の場合には、まずステップS606で、ランダムに選択する対応点の組の座標数を3とする。次に、ステップS607で、式(10)ではなく式(9)を使うこととし、ステップS606で選択した3組の対応点(合計6点)を使って変数a〜fを求めれば良い。
次に、図6に示すS619での総合類似度を算出する処理を、図7を用いて説明する。図7は、第1の実施形態における総合類似度算出処理を示すフローチャートである。
まず、ステップS701で、着目している特徴量の対の番号mを0で初期化し、各特徴量の対の類似度に対する重みの総和WCTを0で初期化し、更に累積類似度SimTを0で初期化する。
次に、ステップS702で、着目する特徴量の対の個数が尽きているか否かを判断し、尽きていない場合にはステップS703へ処理を進め、上述したステップS613で作成したリストから、Vote=mの対応点の対S'm,Q'mを読み出す。
次に、ステップS704で、ステップS602で作成したリストからS'm,Q'mのマハラノビス距離を読み込み類似度へ変換し、Sim[m]へ記憶する。ここで距離を類似度に変換する関数としては、図12に示すように、距離0のときに類似度を100%とし、距離が大きくなる程、類似度が単調減少する特性のものを用いれば良い。図12は、類似距離を類似度へ変換する関数の一例を示す図である。
次に、ステップS705で、ステップS602で作成したリストからS'm,Q'mのマハラノビス距離を求めるための分散共分散行列から仮の重みWC[m]を決定する。この重みについては、マハラノビス距離を求める際に用いた分散共分散行列の各項の絶対値の平均などを用いて算出すればよい。
例えば、平均の分散が大きい場合には、分布が広がっており、これは、即ち距離による類似度の信頼度が低いことを意味している。従って、各特徴点の類似度の重み付け線形和で画像自身の総合類似度を求める際には、分散の大きな特徴点による類似度の重みは小さくすべきである。従って、求めた分散共分散行列の各項の絶対値の平均の逆数を仮の重みとしておき、トータルの重みで割って正規化することにより、より信頼性の高い画像自身の総合類似度を算出することが可能となる。
次に、ステップS706で、ここまでの重み付け線形和の部分和SimTを求め、更に、ここまでのトータルの重みWCT=WCT+WC[m]を算出する。そして、ステップS707で、mをインクリメントし、次の特徴点の対に処理を移す。
そして、ステップS702で、処理すべき特徴点の対が無くなればステップS708へ処理を進め、WCTが0かを判定し、0の場合はステップS709へ処理を進め、WCTに1を代入し、ステップS710へ処理を移す。これは、縮小・回転による特徴量の揺らぎが無い場合、分散が0になることを想定し、後のステップS710で零で割り算を行うことを避けるための例外処理である。
一方、ステップS708で、WCTが0で無い場合はステップS710へ処理を進め、仮に得た重み付け線形和による画像自身の総合類似度を、重みの総和で割って正規化する。そして、最後にステップS711で、画像自身の総合類似度を出力し、この処理を終了する。
第1の実施形態における画像検索装置によれば、クエリ画像から算出された回転不変の性質を持つ特徴量の変動を検定して変動の大きい回転不変の性質を持つ特徴量を検索時に使わないように構成したので、検索精度の低下を抑制することが可能になる。
<第2の実施形態>
次に、図面を参照しながら本発明に係る第2の実施形態を詳細に説明する。第2の実施形態では、画像間の類似距離を算出する処理に関して、マハラノビスの距離を用いたもので、その他の部分は第1の実施形態と同様である。第2の実施形態における装置構成は、第1の実施形態と同様であり、その説明は省略する。
ここでマハラノビスの距離を用いて画像間の類似距離を算出し、総合類似度を算出する処理を、図13を用いて説明する。
図13は、第2の実施形態における総合類似度算出処理を示すフローチャートである。まず、ステップS1301で、着目している特徴量の対の番号mを0で初期化し、各特徴量の対の類似度に対する重みの総和WCTを0で初期化し、更に累積類似距離DMTを0で初期化する。
次に、ステップS1302で、着目する特徴量の対の個数が尽きているか否かを判断し、尽きていない場合にはステップS1303へ処理を進め、上述したステップS613で作成したリストから、Vote=mの対応点の対S'm,Q'mを読み出す。
次に、ステップS1304で、ステップS602で作成したリストからS'm,Q'mのマハラノビス距離を読み込み、DM[m]へ記憶する。
次に、ステップS1305で、ステップS602で作成したリストからS'm,Q'mのマハラノビス距離を求めるための分散共分散行列から仮の重みWC[m]を決定する。この重みについては、マハラノビス距離を求める際に用いた分散共分散行列の各項の絶対値の平均などを用いて算出すればよい。
例えば、平均の分散が大きい場合には、分布が広がっており、これは、即ち距離による類似度の信頼度が低いことを意味している。従って、各特徴点の類似度の重み付け線形和で画像自身の総合類似距離を求める際には、分散の大きな特徴点による距離の重みは小さくすべきである。従って、求めた分散共分散行列の各項の絶対値の平均の逆数を仮の重みとしておき、トータルの重みで割って正規化することにより、より信頼性の高い画像自身の総合類似度を算出することが可能となる。
次に、ステップS1306で、ここまでの重み付け線形和の部分和DMTを求め、更に、ここまでのトータルの重みWCT=WCT+WC[m]を算出する。そして、ステップS1307で、mをインクリメントし、次の特徴点の対に処理を移す。
そして、ステップS1302で、処理すべき特徴点の対が無くなればステップS1308へ処理を進め、WCTが0かを判定し、0の場合はステップS1309へ処理を進め、WCTに1を代入し、ステップS1310へ処理を移す。これは、縮小・回転による特徴量の揺らぎが無い場合、分散が0になることを想定し、後のステップS1310で零で割り算を行うことを避けるための例外処理である。
一方、ステップS1308で、WCTが0で無い場合はステップS1310へ処理を進め、仮に得た重み付け線形和による画像自身の総合類似距離を、重みの総和で割って正規化する。そして、最後にステップS1311で、画像自身の総合類似距離を出力し、この処理を終了する。
第1及び第2の実施形態では、縮小と回転の組み合わせによる特徴量のゆらぎを求めたが、当然、ユーザが回転或いは拡大・縮小、更に或いは回転と拡大・縮小の組み合わせを行い、その指示に従って、揺らぎの分布を求めることも可能である。
尚、本発明は複数の機器(例えば、ホストコンピュータ,インターフェース機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用しても良い。
また、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行する。これによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
このプログラムコードを供給するための記録媒体として、例えばフレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、次の場合も含まれることは言うまでもない。即ち、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理により前述した実施形態の機能が実現される場合である。
更に、記録媒体から読出されたプログラムコードがコンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込む。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理により前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
第1の実施形態における画像登録装置の構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態における画像検索装置の構成例を示すブロック図である。 画像の登録処理の手順を表すフローチャートである。 縮小画像を生成する縮小画像生成部103の処理の一例を示す図である。 画像の検索処理の手順を表すフローチャートである。 第1の実施形態における類似度の算出手順を示すフローチャートである。 第1の実施形態における総合類似度算出処理を示すフローチャートである。 回転不変特徴量の変動の一例を示す図である。 多次元特徴空間上での分布の一例を示す図である。 多次元特徴空間上である特徴点の揺らぎのグループで多次元分布化した一例を示す図である。 多次元特徴空間上である特徴点の揺らぎのグループで多次元分布化した一例を示す図である。 類似距離を類似度へ変換する関数の一例を示す図である。 第2の実施形態における総合類似度算出処理を示すフローチャートである。
符号の説明
100 画像登録装置
101 登録画像
102 画像入力部
103 縮小画像生成部
104 局所特徴点抽出部
105 局所特徴量算出部
106 特徴量登録部
107 画像特徴データベース
200 画像検索装置
201 クエリ画像
202 画像入力部
203 縮小画像生成部
204 局所特徴点抽出部
205 局所特徴量算出部
206 特徴量分布検定部
207 画像間類似度算出部
208 検索結果

Claims (9)

  1. 入力された画像に類似する登録画像を検索する画像処理装置であって、
    前記入力された画像の局所的な特徴点を抽出する特徴点抽出手段と、
    前記入力された画像を幾何変換させる変換手段と、
    前記抽出された特徴点における前記幾何変換による特徴量の揺らぎ分布を求め、当該揺らぎ分布の大きさに応じて前記入力画像と前記登録画像との特徴量間の距離に重みを付けて前記入力画像と前記登録画像との類似度を算出する類似度算出手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記特徴点抽出手段は、回転不変の性質を持つ特徴点を抽出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記類似度算出手段は、前記特徴量間の距離を分散で割るか、又はマハラノビスの距離を用いて算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記類似度算出手段は、前記特徴量間の距離の線形和、或いは重み付け線形和に基づき、前記画像の類似度を算出することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記重み付け線形和の重みは、分散の小さい特徴点に大きい重みを付けることを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  6. 前記類似度算出手段は、前記算出された類似度に従って前記登録画像を検索結果として出力することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の画像処理装置。
  7. 入力された画像に類似する登録画像を検索する画像処理装置にて実行される画像検索方法であって、
    特徴点抽出手段が、前記入力された画像の局所的な特徴点を抽出する特徴点抽出工程と、
    変換手段が、前記入力された画像を幾何変換させる変換工程と、
    類似度算出手段が、前記抽出された特徴点における前記幾何変換による特徴量の揺らぎ分布を求め、当該揺らぎ分布の大きさに応じて前記入力画像と前記登録画像との特徴量間の距離に重みを付けて前記入力画像と前記登録画像との類似度を算出する類似度算出工程とを有することを特徴とする画像検索方法。
  8. 請求項に記載の画像検索方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  9. 請求項に記載のプログラムを記録したコンピュータにより読み取り可能な記録媒体。
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