JP4985719B2 - 機器管理システム - Google Patents
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Description
<店舗管理システム>
(1)全体構成
図1に示す第1実施形態に係る店舗管理システム100は、全国に点在する多数の店舗1a,1b,・・・内にそれぞれ設置されている空調設備50a,50b,・・・を当該店舗1a,1b,・・・を統括する組織の本部3から管理することを支援するためのシステムである。
以下、図2を参照しつつ、空調設備50aについて説明するが、その他の空調設備50b,・・・についても同様であるものとする。
以下、図2を参照しつつ、コントローラ10aについて説明するが、その他のコントローラ10b,・・・についても同様であるものとする。
図3に示すように、遠隔管理サーバ20は、主として通信部21、制御部22、出力部23、入力部24および記憶部25から構成されるサーバコンピュータであり、コントローラ10a,10b,・・・経由でそれぞれ空調設備50a,50b,・・・を監視および制御する機能を有している。遠隔管理サーバ20は、Webサーバ機能を有しており、Webクライアント機能を有する管理端末30に店舗1a,1b,・・・の各種管理画面(図6〜図9の画面を含む)を提供することができる。
図4に示すように、管理端末30は、主として通信部31、制御部32、出力部33、入力部34および記憶部35から構成されており、本部3の職員が日常業務に使用する汎用のパーソナルコンピュータである。管理端末30には、Webクライアント機能を有するWebブラウザがインストールされている。本部3の職員は、店舗1a,1b,・・・の各種管理画面(図6〜図9の画面を含む)をWebブラウザ上に表示させることにより、店舗1a,1b,・・・の管理を行う。
以下、空調設備50a,50b,・・・の運用ルールの作成時の処理の流れを、本部3の職員に対し提示される図6〜図9の画面の説明を中心として説明する。
以下、空調設備50a,50b,・・・の運転スケジュールが作成され、それぞれ店舗1a,1b,・・・に配信されるまでの処理の流れについて説明する。
(1)
第1実施形態では、運用ルールデータベース25d内に1以上の運用ルールが登録可能になっており、運用ルールは、変数「開店時刻」および「閉店時刻」を用いて定義可能になっている。また、店舗データベース25b内には、店舗1a,1b,・・・毎の開店時刻および閉店時刻を示すデータ、ならびに運用ルールのIDが記憶されている。ところで、店舗データベース25b内で管理される店舗1a,1b,・・・と運用ルールとの対応関係は、スケジュール管理画面を介し本部3の職員により指定されることになるが、当該指定時には、1の運用ルールに対し複数の店舗1a,1b,・・・を対応付けることが可能になっている。
また、第1実施形態では、開店時刻および閉店時刻を変数として用いつつ、運用ルールを定義することができるようになっている。従って、運用ルールの作成に当たり、店舗1a,1b,・・・間の開店時刻および閉店時刻のばらつきが吸収されるようになっている。さらに、第1実施形態では、「開店時刻の1時間前」「閉店時刻の1時間後」というような、開店時刻又は閉店時刻を基準とする相対的な時刻の指定も可能になっており、運用ルールが柔軟に作成されるようになっている。
さらに、第1実施形態では、室内機52がその設置場所に応じてグループ分け(ゾーン分類)されており、あるゾーンに属する室内機52は、当該ゾーンに属するテンプレートに由来する運転スケジュールに従って制御されるようになっている。従って、運転スケジュールをゾーン単位で作成すればよく、室内機52単位で作成する必要がなくなっている。
以下、図2、図4、図6および図11〜図19を参照しつつ、第2実施形態に係る店舗管理システム200について説明する。第2実施形態に係る店舗管理システム200に含まれる要素のうち、第1実施形態に係る店舗管理システム100と共通する要素については、同じ参照符号を付し、説明を省略する。第1および第2実施形態に係る店舗管理システム100,200を比較すると、遠隔管理サーバ20が遠隔管理サーバ220に置換されている点が相違する。
(1)全体構成
図12に示す店舗管理システム200は、全国に点在する多数の店舗1a,1b,・・・内にそれぞれ設置されている空調設備50a,50b,・・・を当該店舗1a,1b,・・・を統括する組織の本部3から管理することを支援するためのシステムである。
図13に示すように、遠隔管理サーバ220は、主として通信部21、制御部222、出力部23、入力部24および記憶部225から構成されるサーバコンピュータであり、コントローラ10a,10b,・・・経由でそれぞれ空調設備50a,50b,・・・を監視および制御する機能を有している。遠隔管理サーバ220は、Webサーバ機能を有しており、Webクライアント機能を有する管理端末30に店舗1a,1b,・・・の各種管理画面(図6および図15〜図18の画面を含む)を提供することができる。
以下、空調設備50a,50b,・・・の運用ルールの作成時の処理の流れを、本部3の職員に対し提示される図6および図15〜図18の画面の説明を中心として説明する。
以下、空調設備50a,50b,・・・の運転スケジュールが作成され、それぞれ店舗1a,1b,・・・に配信されるまでの処理の流れについて説明する。
(1)
第1実施形態の特徴(1)〜(3)は、第2実施形態にも当てはまる。
第2実施形態では、運用ルール詳細画面上において、基本ルールの設定を受け付ける「基本ルールの設定」欄と、個別ルールの設定を受け付ける「個別ルールの設定」欄とが分離されており、かつ、同時に表示されるようになっている。従って、本部3の職員は、1の運用ルールを作成する際に、変数「開店時刻」「閉店時刻」を用いて時間帯を定義する作業と、「13:00」のような定数を用いて時間帯を定義する作業とを切り分けることができるとともに、当該運用ルールの流れを直感的に理解することができる。その結果、1の運用ルール内に重複する時間帯を定義してしまうという作業ミスが生じにくくなっている。
第2実施形態では、室内機52が矛盾する複数の運転指令を受け取った場合、当該室内機52は、最新の運転指令を優先的に実行するように構成されている。従って、たとえ時間帯の重複する運転スケジュールが作成されてしまったとしても、コントローラ10a,10b,・・・から後に出される運転指令が優先的に実行されることになり、時間帯の重複の矛盾が解消されるようになっている。
(1)
第1および第2実施形態の店舗管理システム100,200は、空調設備50a,50b,・・・の運転スケジュールの作成および配信を行うものであるが、他の設備機器(例えば、照明機器、給湯器)又は空調設備とそのような他の設備機器との組合せの運転スケジュールの作成および配信にも応用することができる。
第1および第2実施形態では、店舗1a,1b,・・・の開店時刻および閉店時刻がテンプレート内で変数化されている。しかしながら、テンプレート内で変数化される対象が、開店時刻および閉店時刻以外の時間に関するものであってもよいし、時間以外のもの、例えば、運転パターンに関するものであってもよい。
第1および第2実施形態では、テンプレートが、時間帯毎の運転パターンを定義するものとなっているが、時刻毎の運転パターンを定義するものであってもよい。かかる場合、当該時刻になると、当該運転パターンに従う運転指令が室内機52に送信されることになるが、その後、たとえ室内機52がリモコン56経由で異なる運転パターンで動作することになったとしても、元の運転パターンでの動作に自動復帰することはない。
第1および第2実施形態において、開店時刻および閉店時刻を示すデータを、遠隔管理サーバ20,220ではなく、コントローラ10a,10b,・・・に保持させるようにしてもよい。そして、各コントローラ10a,10b,・・・が、自身に適用される運用ルールであって変数に具体値が組み込まれていない状態のものを遠隔管理サーバ20,220からダウンロードし、ダウンロードした運用ルール中の変数に自身が保持している開店時刻および閉店時刻を組み込むようにしてもよい。
第1および第2実施形態では、運転スケジュールの配信時に、スケジュール作成部22b,222bによりゾーンに応じて運転スケジュールに室内機IDが付加されるようになっているが、当該処理を省略し、以下ようにしてもよい。
第1および第2実施形態において、店舗データベース25b,225bに「曜日」フィールドを追加することにより、店舗データベース25b,225b内で店舗1a,1b,・・・毎かつ曜日毎の開店時刻および閉店時刻を管理するようにしてもよい。そして、スケジュール作成部22b,222bによる運転スケジュールの作成時に、運用ルール中の変数にその時点の曜日に対応する開店時刻および閉店時刻を組み込むようにしてもよい。
第1および第2実施形態において、室内機52を設置場所以外の分類によりグループ分けしてもよい。例えば、使用形態や、配管系統、配線系統により分類してもよい。
第2実施形態では、室内機52上では、コントローラ10a,10b,・・・からより後に発行される運転指令が優先的に実行されるようになっている。しかしながら、先に発行される運転指令が優先的に実行されるようになっていてもよい。あるいは、基本ルールおよび個別ルール間では、コントローラ10a,10b,・・・が個別ルールをより優先し、又は基本ルールをより優先し、運転指令を室内機52に送信するように構成されていてもよい。
第1および第2実施形態の実施形態において、コントローラ10a,10b,・・・に接続される端末(例えば、店舗1a,1b,・・・内に存在)等の表示部に、それぞれ空調設備50a,50b・・・に適用される全ての単位テンプレート(変数に具体値が代入された状態のもの)を時系列に並べたものを表示できるようにしてもよい。特に、第2実施形態においては、基本ルールおよび個別ルールの区別なく、全ての単位テンプレート(変数に具体値が代入された状態のもの)を時系列に並べたものを表示できるようにしてもよい。
10a,10b,・・・ コントローラ(動作制御部)
20,220 遠隔管理サーバ
22,222 制御部
22a,222a 運用ルール作成部(テンプレート作成部)
22b,222b スケジュール作成部
222c 運用ルールチェック部(チェック部)
25,225 記憶部
25a 機器情報データベース(実績データ記憶部)
25b,225b 店舗データベース(管理点データ記憶部)
25d 運用ルールデータベース(テンプレート記憶部)
50a,50b,・・・ 空調設備
52 室内機(設備機器)
100,200 店舗管理システム(機器管理システム)
Claims (14)
- それぞれ1又は複数の設備機器(52)を有する複数の管理点(1a,1b,・・・)を管理する機器管理システム(100,200)であって、
前記管理点に適用される運転スケジュールのテンプレートであって変数を用いて定義されるものを記憶するテンプレート記憶部(25d)と、
前記管理点に対し個別に定義される管理点データであって前記変数の具体値となるものを記憶する管理点データ記憶部(25b,225b)と、
前記テンプレートの前記変数に異なる前記管理点データを自動的に組み込むことにより、異なる前記管理点に適用される異なる前記運転スケジュールを作成するスケジュール作成部(22b,222b)と、
を備える、機器管理システム。 - 前記変数は、時間に関連する、
請求項1に記載の機器管理システム(100,200)。 - 前記テンプレートは、時間に関連する時間データと運転パターンに関連するパターンデータとの組み合わせである組合せデータを含み、
前記変数は、前記時間データの全部又は一部を構成する、
請求項2に記載の機器管理システム(100,200)。 - 前記変数は、前記管理点(1a,1b,・・・)である店舗の開店時刻および閉店時刻の少なくとも一方である、
請求項3に記載の機器管理システム(100,200)。 - 前記時間データは、前記開店時刻および前記閉店時刻の少なくとも一方を基準に相対的に定義される時刻を示すデータを含む、
請求項4に記載の機器管理システム(100,200)。 - 利用者により入力される前記時間データと前記パターンデータとを組み合わせることにより、前記テンプレートを作成するテンプレート作成部(22a,222a)、
をさらに備える、
請求項3から5のいずれかに記載の機器管理システム(100,200)。 - 前記設備機器(52)の運転実績に関する実績データを記憶する実績データ記憶部(25a)、
をさらに備え、
前記テンプレート作成部(22a,222a)は、前記実績データを参照することにより、前記運転パターンによる省エネ効果を理解するのに有用な情報を導出し、前記利用者に提示する、
請求項6に記載の機器管理システム(100,200)。 - 前記スケジュール作成部(22b,222b)は、利用者に前記テンプレートと前記管理点(1a,1b,・・・)との対応関係を指定させ、前記対応関係に係る前記テンプレートの前記変数に前記対応関係に係る前記管理点に対し定義されている前記管理点データを自動的に組み込む、
請求項3から6のいずれかに記載の機器管理システム(100,200)。 - 前記設備機器(52)の運転実績に関する実績データを記憶する実績データ記憶部(25a)、
をさらに備え、
前記スケジュール作成部(22b,222b)は、前記実績データを参照することにより、前記運転パターンによる省エネ効果を理解するのに有用な情報を導出し、前記対応関係を指定する前記利用者に提示する、
請求項8に記載の機器管理システム(100,200)。 - 前記テンプレートは、前記設備機器(52)を分類する複数のグループのいずれかに関連付けられており、
前記設備機器(52)の動作を、その設備機器が分類される前記グループに関連付けられている前記テンプレートから作成される前記運転スケジュールに従って制御する動作制御部(10a,10b,・・・)、
をさらに備える、
請求項1から9のいずれかに記載の機器管理システム(100,200)。 - 前記組合せデータには、前記時間データが主として前記変数で定義される第1組合せデータおよび前記時間データ全体が定数で定義される第2組合せデータの2種類が存在する、
請求項3から5のいずれかに記載の機器管理システム(200)。 - 前記第1組合せデータの設定を受け付ける第1設定欄および前記第2組合せデータの設定を受け付ける第2設定欄が別々に表示される画面を利用者に提供し、前記画面を介し利用者により設定される前記第1組合せデータおよび前記第2組合せデータを含む前記テンプレートを作成するテンプレート作成部(222a)、
をさらに備える、
請求項11に記載の機器管理システム(200)。 - 前記テンプレートに含まれる複数の前記時間データに重複があるか否かをチェックするチェック部(222c)、
をさらに備える、
請求項11又は12に記載の機器管理システム(200)。 - 前記チェック部(222c)は、前記テンプレートに含まれる複数の前記第1組合せデータに含まれる複数の前記時間データに重複があるか否かをチェックするとともに、前記テンプレートに含まれる複数の前記第2組合せデータに含まれる複数の前記時間データに重複があるか否かをチェックする、
請求項13に記載の機器管理システム(200)。
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