JP4985016B2 - アーム開閉機構 - Google Patents

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Description

本発明は、アーム開閉機構に関する。
一般に、音響装置(カーオーディオ等)、カーナビゲーション装置等のディスク再生装置は、ユーザが外部からCD/DVD等のディスクを内部に供給可能となっている。かかる内部供給に際して、ディスク再生装置は、ディスクのローディング動作を行う。このローディング動作を実現するために、ディスク再生装置は、ローディング機構を備えている。
このようなローディング機構の一例として特許文献1に記載のものが知られている。このローディング機構は、駆動源と、左右一対の回動軸に、それぞれ中途部が回動可能に取り付けられた左右一対のアームと、駆動源で生じる駆動力によって前記アームを回動させ、この回動によりディスクの外周縁部の保持および送り込みを行わせるカム機構と、前記アームとは独立して回動すると共に、付勢手段によりディスクの送り込みに抗する付勢力を該ディスクに与え、かつディスクの外周縁部の保持を行う他のアームと、前記駆動源の駆動により回転駆動されるとともに、前記ディスクの搬入の終点位置における該ディスクの法線方向の投影面に対して差し掛からない部位に配置される搬送ローラとを具備している。
そして、上記のようなローディング機構は、左右一対のアームがその先端部どうしを接離させるように前記回動軸を支点として回動して開閉するに伴って、左右一対のリンクレバーを介してリンク連結軸がリンクガイド溝をスライドするアーム開閉機構を有している。
特開2007−18577号公報
ところで、前記アーム開閉機構では、左右一対のアームが開くように回動するに伴って、リンク連結軸がリンクガイド溝を手前側にスライドするが、このリンク連結軸がリンクガイド溝の端部に位置してそれ以上のスライドが規制されたときに、左右一対のアームの開き量を確保している。つまり、リンク連結軸がリンクガイド溝の手前の端部に位置した際に、左右一対のアームが最大に開くようになっている。
したがって、左右一対のアームの開き量(開度)を大きくするためには、リンクガイド溝を長くして、リンク連結軸の動作ストローク(スライド長さ)を大きく必要がある。
一方、前記アーム開閉機構はできるだけコンパクトにしてディスク再生装置のシャーシに設けることが望まれている。
このため、シャーシに形成するリンクガイド溝を短くすればその分アーム開閉機構をコンパクトにすることができるが、その反面左右一対のアームの開き量を確保するのが困難となる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その課題はコンパクト化を図れるとともに左右一対のアームの開き量を確保できるアーム開閉機構を提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、シャーシに設けられた左右一対の回動軸にそれぞれ取り付けられて、前記回動軸を支点として回動可能な左右一対のアームと、前記左右一対のアームの基端部に、それぞれ先端部が連結軸によって前記アームと回動可能に連結された左右一対のリンクレバーと、前記左右一対のリンクレバーの基端部どうしを回動可能に連結するリンク連結軸と、前記シャーシに形成されて前記リンク連結軸を前後に移動可能とするリンクガイド溝とを備え、
前記左右一対のリンクレバーを介して前記リンク連結軸が前記リンクガイド溝をスライドするに伴って、前記左右一対のアームがその先端部どうしを接離させるように前記回動軸を支点として回動して開閉するアーム開閉機構において、
前記シャーシには、前記回動軸をスライド可能とする回動軸ガイド溝と、前記連結軸をスライド可能とする連結軸ガイド溝とが形成され、
前記回動軸ガイド溝は手前に向かうにしたがって外側に傾斜しており、
前記連結軸ガイド溝は、前記回動軸が前記回動軸ガイド溝の一方の端部に位置している場合の前記回動軸を中心とした円弧状の第1連結軸ガイド溝と、この第1連結軸ガイド溝に連続して形成され、前記アーム側に向けて延在する第2連結軸ガイド溝とから構成され、
前記左右一対のアームの先端部に、これらアームの先端部間に挿入されるディスクによって当該先端部が離間するような力が作用した際に、
前記リンク連結軸が前記リンクガイド溝をスライドする範囲では、前記連結軸が前記第1連結軸ガイド溝をスライドするとともに、前記回動軸が回動軸回りに回動しつつ前記回動軸ガイド溝の一方の端部において固定状態となり、
前記リンク連結軸が前記リンクガイド溝の端部に位置してそれ以上のスライドが規制された際に、前記連結軸が前記第2連結軸ガイド溝に移行して、当該第2連結軸ガイド溝をスライドすることによって、前記回動軸が前記回動軸ガイド溝の他方の端部に向けてスライドして、前記左右一対のアームの先端部がさらに離間することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のアーム開閉機構において、
前記シャーシには、前記左右一対のリンクレバーを、前記左右一対のアームの先端部が接近するように付勢する第1付勢部材が設けられていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1または2に記載のアーム開閉機構において、
前記シャーシには、前記左右一対のアームをその先端部どうしが接近するように付勢する第2付勢部材が設けられていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか一項に記載のアーム開閉機構において、前記リンクガイド溝には、一対の切欠部が前記リンクガイド溝の幅方向に対向して形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、リンク連結軸がリンクガイド溝の端部に位置してそれ以上のスライドが規制された際に、回動軸がスライド動作することによって、シャーシに形成するリンクガイド溝を長くすることなく、左右一対のアームを開くことができる。したがって、コンパクト化を図れるとともに左右一対のアームの開き量を確保できる。
以下図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図1〜図7は本実施の形態に係るアーム開閉機構を説明するための図である。
本実施の形態のアーム開閉機構は、ディスク再生装置のローディング機構に備えられている。ディスク再生装置10は、CD(Compact Disc)およびDVD(Digital Versatile Disc)等といったディスク12を再生するものである。しかしながら、ディスク12は、CD、DVDには限られず、CD−R、DVD−R、DVD−RW等の他の円盤形状を有する記録媒体でも良い。
また、以下の説明では、上側(上方側)とは、ディスク12が水平状態となる向きにディスク再生装置10を配置したときに、ターンテーブル101に対してディスク12が載置される側を指す。また、下側(下方側)とは、同じく、ディスク12に対してターンテーブル101が位置する側を指す。さらに、奥側とは、ディスク12がディスク再生装置10の内部に搬入される際の該ディスク12の進行方向側を指し、手前側とは、ディスク12が搬出される側を指す。
ディスク再生装置10は、図1他に示すように、メインシャーシ(シャーシ)20を具備している。メインシャーシ20は、図示しないアウターケースにネジ等を介して取付固定されている。また、メインシャーシ20には、後述するトラバースユニット90が、ダンパ/バネ等を介して支持されていて、不図示のフローティング状態を切り替える機構によって、メインシャーシ20に対するトラバースユニット90のフローティング状態、および固定状態が切替可能となっている。
メインシャーシ20には、左右一対のロードアーム(アーム)30,30(以下、必要に応じて、ロードアーム30,30をまとめてロードアーム30とする。)が配置されており、これら左右一対のロードアーム30,30は、左右一対の回動軸31,31にそれぞれ取り付けられている。なお、ロードアーム30は、その中間部でかつ基端部寄りの部位が回動軸31に取り付けられている。
また、ロードアーム30は、軸支持部32と、アーム部33と、ディスク保持部34とを有している。
軸支持部32はロードアーム30の中途部に形成されており、この軸支持部32に回動軸31が挿通固定され、この回動軸31がメインシャーシ20に回動可能に取り付けられることによって、ロードアーム30がメインシャーシ20に対して回動可能に設けられている。
メインシャーシ20には、図1、図6、図7に示すように、回動軸31をスライド可能とする回動軸ガイド溝35が形成されている。この回動軸ガイド溝35は長円状または長方形状のもので、メインシャーシ20の左右端部側でかつ手前側にそれぞれ形成され、平面視において手前に向かうにしたがって外側(左右側)に傾斜している。この回動軸ガイド溝35に前記回動軸31が回動可能にかつ該回動軸ガイド溝35の長手方向にスライド可能に挿入されている。
また、前記ロードアーム30の基端部30aは、内方に向けて突出しており、この基端部30aに後述する連結軸36が取り付けられている。
アーム部33は、回動軸31から、内方かつ手前側に向かって延伸している。なお、本実施の形態では、アーム部33は、リブ等を設けることに強度を確保している。
ロードアーム30のうち、図1他において右側のロードアーム30からは、リブ37が突出している。リブ37は、図1において、左側に向かって突出している。しかも、このリブ37は、回動軸31を中心として円弧状を描くように湾曲している。このリブ37は、アーム部33の裏面よりも下方側に向かって突出している。そして、下方側に向かって突出しているリブ37は、メインシャーシ20に存在する、ガイド溝21に嵌まり込んでいる。このリブ37は、検出スイッチ161を押し込むためのものである(図3参照)。
ディスク保持部34は、ディスク12の搬送時に、該ディスク12の外周縁部を保持するための部分である。このディスク保持部34は、ディスク12の搬送時、および後述するチャッキング時に、ディスク12を良好に保持するための部分である。なお、かかるディスク12の保持を良好に行うために、ディスク保持部34をプーリ形状に形成することが、具体的な構成の一例として挙げられる。かかるプーリ形状にディスク保持部34を形成する場合、ディスク12の外周縁部のみを保持し、ディスク12の上面および下面にディスク保持部34がほとんど当接しない保持状態を実現可能となる。
なお、ディスク12の保持を良好に行わせると共に、該ディスク12とアーム部33との干渉を避けるために、プーリ形状を為すディスク保持部34は、軸支持部32等よりも上方側に突出して設けられている。
また、ロードアーム30の基端部30aには、リンクレバー40の先端部が連結されている。リンクレバー40は、ロードアーム30に対し、連結軸36を介して回動自在に連結されている。連結軸36は、図6および図7に示すように、メインシャーシ20に形成された連結軸ガイド溝38にスライド可能に挿入されている。リンクレバー40は、一対のロードアーム30,30のそれぞれに接続されるため、合計2つ設けられている。一対のリンクレバー40,40(以下、必要に応じて、リンクレバー40,40をまとめてリンクレバー40とする。)の基端部(連結軸36から離れる側の端部)は、ディスク再生装置10の幅方向の中央部分かつ手前側の部分において、互いに重なるように設けられている。この重なり状態を固定的とするため、リンクレバー40,40の基端部どうしは、互いにリンク連結軸41によって回動可能に連結されている。
リンク連結軸41は、その下方側の部分がメインシャーシ20に設けられているリンクガイド溝22に入り込む。リンクガイド溝22は、リンク連結軸41を前後に移動可能にするものであり、後述するディスク12の搬送時に、リンクレバー40の基端部の奥行き方向への移動に対応した長さ寸法に設定されている。また、リンクガイド溝22は、リンク連結軸41の直径に対応した幅寸法に設定されていて、リンクガイド溝22の内部でリンク連結軸41をさほどガタ付かせないように設けられている。なお、リンク連結軸41は、後述するドライブカム60のディスクガイド溝62にも入り込んでいる。
また、リンクガイド溝22には、一対の切欠部22a,22aがリンクガイド溝22の幅方向に対向して形成されている。
そして、上記のようなリンク機構(アーム開閉機構)では、左右一対のロードアーム30,30がその先端部どうしを接離させるように回動軸31を支点として回動して開閉するに伴って、左右一対のリンクレバー40,40を介してリンク連結軸41がリンクガイド溝22を前後にスライドするようになっている。
また逆に、リンク連結軸41がリンクガイド溝22をスライドすることによって、左右一対のリンクレバー40,40を介して左右一対のロードアーム30,30が同期して左右一対の回動軸31,31を支点として回動して開閉するようになっている。
また、ディスク12が左右方向のいずれかにずれた状態で搬送された結果、左右一対のロードアーム30,30のうちいずれか一方のロードアーム30のみに力が作用した場合、リンク連結軸41が一方の切欠部22aに入り込んでそれ以上のリンク連結軸41のスライドを阻止し、他方のロードアーム30にディスク12から力が作用したときに、リンク連結軸41が前記切欠部22aから外れて、再びリンクガイド溝22をスライドするようになっている。
さらに、上記のようなリンク機構では、メインシャーシ20に、左右一対のリンクレバー40,40を、左右一対のロードアーム30,30の先端部が接近するように付勢する第1付勢部材としてのバネ50,50が設けられている。バネ50の一端部はリンクレバー40に接続され、他端部はメインシャーシ20の固定的な部位に接続されている。
このバネ部材50により、リンク連結軸41には、ディスク再生装置10の奥側に向かう付勢力が与えられる。それにより、リンク連結軸41がリンクガイド溝22に位置している場合、リンク連結軸41を奥側に引き込む向きの付勢力を、リンク連結軸41に与えていて、それによってロードアーム30,30を閉じる向きに回動させている。
また、上記のようなリンク機構では、前記回動軸31は、リンク連結軸41がリンクガイド溝22をスライドする範囲では固定されるとともに、リンク連結軸41がリンクガイド溝41の端部に位置してそれ以上のスライドが規制された際に、スライド可能となるように構成されている。
すなわちまず、図7に示すように、前記連結軸ガイド溝38は回動軸31を中心とした円弧状の第1連結軸ガイド溝38aと、この第1連結軸ガイド溝38aに接続する第2連結軸ガイド溝38bとから構成されている。
第1連結軸ガイド溝38aの円弧の中心は、回動軸31が回動軸ガイド溝35の一方の端部に位置している場合の回動軸31である。回動軸ガイド溝35の一方の端部とは、該回動軸ガイド溝35の、リンクレバー40に近い側の端部である。
前記第2連結軸ガイド溝38bは第1連結軸ガイド溝38aから連続して形成されており、ロードアーム31側に向けてほぼ直線状に延在している。
そして、リンク連結軸41がリンクガイド溝22をスライドする範囲では、連結軸36が第1連結軸ガイド溝38aをスライドするので、回動軸31は固定されることになる。つまり、連結軸36が第1連結軸ガイド溝38aをスライドする際は、該連結軸36は第1連結軸ガイド溝38aの壁(回動軸31を中心とする平面視円弧状の壁)に当接しているので、回動軸31はロードアーム30によって回転軸ガイド溝35に沿ったスライドが規制される。回動軸31は回転軸ガイド溝35と直交する方向にはスライドできないので、回転軸ガイド溝35の一方の端部で固定されることになる。なお、この状態においても回動軸31は軸回りに回動できる。
一方、リンク連結軸41がリンクガイド溝22の端部に位置したところで、連結軸36は第1連結軸ガイド溝38aから第2連結軸ガイド溝38bに移行する。すると、連結軸36が第2連結軸ガイド溝38bに沿ってスライド可能となるので、回動軸31は回動軸ガイド溝35の他方の端部に向けてスライド可能となる。つまり、前記回動軸31は、リンク連結軸41がリンクガイド溝22の端部に位置してそれ以上のスライドが規制された際に、スライド可能となるのである。
そして、回動軸31が回動軸ガイド溝35の他方の端部に向けてスライドすることによって、ロードアーム30はさらに外側に向けて開けるようになる。
また、メインシャーシ20に対して、ドライブカム60が円弧状に摺動可能に設けられている。ドライブカム60は、メインシャーシ20に存在する、円弧状に設けられた不図示のガイド溝に沿って、円弧状に摺動可能に設けられている。なお、ドライブカム60はディスク12の中心位置よりも、手前側かつ右側の部位を中心とする円弧状に摺動するように設けられている。
このドライブカム60のうち、手前側の外周縁部には、外周ギヤ61が設けられている。外周ギヤ61には、ローディングギヤ輪列70の最終段のギヤ70aが噛み合いする。ここで、メインシャーシ20には、駆動源としてのローディングモータ71およびローディングギヤ輪列70が設けられている。ローディングモータ71の回転軸には、ウォームギヤ72が取り付けられている。そして、ローディングモータ71に対して外部から電力が付与されることにより、該ローディングモータ71は、ウォームギヤ72を介してローディングギヤ輪列70に対して駆動力を与える。
そして、ローディングギヤ輪列70に与えられた駆動力が、最終段のギヤ70aから外周ギヤ61に伝達される。それにより、ドライブカム60は、外周ギヤ61を介して摺動可能に設けられている。
なお、ローディングギヤ輪列70には、不図示のトリガ機構が設けられている。このトリガ機構は、ローディングギヤ輪列70の所定のギヤを接離させるためのものである。すなわち、ディスク12が挿入されていない状態においては、ローディングギヤ輪列70における一のギヤは、他のギヤと噛み合いしていないが、ディスク12がディスク再生装置10の内部に一定だけ進行したときに、トリガ機構が作動し、一のギヤと他のギヤとが噛み合う。それにより、ドライブカム60に対して駆動力を伝達可能となる。
ドライブカム60には、ディスクガイド溝62が設けられている。ディスクガイド溝62には、大径ディスク12をガイドするための、カム溝としての大径ディスク用カム溝63と、小径ディスク12をガイドするための、カム溝としての小径ディスク用カム溝64と、大径ディスク用カム溝63と小径ディスク用カム溝64とを連結すると共にリンク連結軸41の摺動を許容する連結ガイド溝65とが設けられている。なお、大径ディスク用カム溝63は、小径ディスク用カム溝64よりも手前側に位置している。また、連結ガイド溝65は、ディスク12がディスク再生装置10に挿入されていない状態において、リンクガイド溝22と上下方向に連なるように配置される。
大径ディスク用カム溝63および小径ディスク用カム溝64は、リンク連結軸41をリンクガイド溝22の内部で強制的に摺動させるためのものである。かかる摺動により、リンクレバー40の基端部もリンクガイド溝22に沿って強制的に摺動させられるが、該摺動により、リンクレバー40の先端側の連結軸36の位置も変化する。それにより、ロードアーム30を回動させることが可能となっている。すなわち、大径ディスク用カム溝63および小径ディスク用カム溝64は、ロードアーム30を回動させるためのものである。
ロードアーム30の回動を実現するために、大径ディスク用カム溝63は、送り込みカム部63aと、保持カム部63bと、逃がしカム部63cと、解除維持カム部63dと、を有している。
送り込みカム部63aは連結ガイド溝65から離れるにつれて、ディスク再生装置10の奥側に向かうように形成されているので、ドライブカム60が図1他において左側に向かってスライドすると、リンク連結軸41は、バネ部材50の作用または大径ディスク用カム溝63の内壁の押し込みによって奥側に向かって移動する。そのため、リンクレバー40の基端部の位置が奥側に移行する。これにより、リンクレバー40の連結軸36の位置も奥側に向かうように変化し、ロードアーム30のディスク12の引き込み方向に向かう回動が実現される。
また、保持カム部63bは、ドライブカム60が円弧状にスライドした場合でも、保持カム部63bに挿入されているリンク連結軸41のリンクガイド溝22における位置を変化させないように設けられている。
逃がしカム部63cは、連結ガイド溝65から離れるにつれて、ディスク再生装置10の手前側に向かうように形成されているので、ドライブカム60が図1他において左側に向かってスライドすると、リンク連結軸41は、大径ディスク用カム溝63の奥側の内壁によって手前側に向かって押し込まれる。これにより、リンクレバー40の連結軸36の位置も手前側に向かうように変化し、ディスク保持部34がディスク12を保持している状態を解除させる向きに向かう回動が実現される。それによって、ディスク保持部34がディスク12を保持している状態が解除される。
解除維持カム部63dは、保持カム部63bと同様に、ドライブカム60が円弧状にスライドした場合でも、解除維持カム部63dに挿入されているリンク連結軸41のリンクガイド溝22における位置を変化させないように設けられている。
また、小径ディスク用カム溝64も、大径ディスク用カム溝63と同様の構成となっており、送り込みカム部と、保持カム部と、逃がしカム部と、解除維持カム部と、を有している。ここで、小径ディスク用カム溝64の各部分は、機能的には大径ディスク用カム溝63の各部分と同様であり、対象となるディスク12が大径ディスク12から小径ディスク12に変更になるだけのため、その詳細についての説明は省略する。
また、ドライブカム60には、その左側の端部に、第1ホールド部66aおよび第2ホールド部66bが設けられている。第1ホールド部66aおよび第2ホールド部66bは、後述するイジェクトアーム80の解除レバー部85を押し込むための部分である。
また、第1ホールド部66aおよび第2ホールド部66bは、解除レバー部85の手前側の側縁に当接する。かかる当接状態で、ドライブカム60が図1他において左側にスライドすることにより、第1ホールド部66aおよび第2ホールド部66bは、解除レバー部85の先端部分を奥側に押し込み、それによってイジェクトアーム80の図1他における反時計回りの回動が実現される。
また、メインシャーシ20には、イジェクトアーム80が回動自在に設けられている。イジェクトアーム80とメインシャーシ20との間には、排出バネ86が設けられており、この排出バネ86の一端側がメインシャーシ20、他端側がイジェクトアーム80に取り付けられている。この排出バネ86により、イジェクトアーム80には、ディスク12を排出側に向けて押し出す向きの付勢力が与えられている。
イジェクトアーム80は、軸支持部82と、アーム部83と、ディスク保持部84とを有しているが、これらに加え、イジェクトアーム80には、解除レバー部85も設けられている。これらのうち、軸支持部82の中心には、回動軸81が配置されている。そして、この回動軸81に対して軸支持部82が回動自在となる状態で挿通される。それによって、イジェクトアーム80がメインシャーシ20に対して回動自在に設けられている。
解除レバー部85は、ディスク12の非挿入の状態において、手前側に向かうように延伸している。このとき、アーム部83は、幅方向に向かって延伸している。この状態から、ディスク12が挿入されると、ディスク保持部84がディスク12の外周縁部に当接し、アーム部83が徐々に回動される。それにより、解除レバー部85は、ディスク再生装置10の幅方向の内部側に向かって徐々に突出し、第1ホールド部66aと当接する部位まで回動されてゆく。
また、メインシャーシ20の手前側の部位には、左右一対のローラユニット120,120が左右に離間して設けられている。ローラユニット120は、ローラアーム130と、搬送ローラ140と、を具備している。搬送ローラ140は、ローラシャフト141と、ローラカバー142とを具備している。ローラシャフト141は、ローラアーム130に対して回動自在に支持されている。また、ローラカバー142は、ローラシャフト141の外周を覆っている。このローラカバー142は、例えばゴムや樹脂等のような、ディスク12に接触しても損傷を生じさせない柔らかめの材質であって、ディスク12の裏面に当接した場合に、摩擦力を良好に与える材質から構成されている。
また、左側のローラユニット120のローラシャフト141の左側の端部には、ローラギヤ151が取り付けられている。ローラギヤ151は、ローラギヤ輪列150の一部を構成する部分である。ここで、メインシャーシ20には、ローラギヤ輪列150が設けられている。また、右側のローラユニット120の搬送ローラ140は、不図示の連動機構によって左側のローラユニット120の搬送ローラ140と連動して回転するようになっている。
そして、ローディングモータ71に対して、外部から電力が付与されると、ローディングモータ71は、ウォームギヤ72を介してローラギヤ輪列150に対して駆動力を与える。それによって、左右一対の搬送ローラ140,140がディスク12を搬入・搬出可能となる。
メインシャーシ20には、図3に示すように、搬送ローラ140,140より奥側に、アーム部材160,160が左右にスライド可能に設けられている。このアーム部材160には、ディスク12に衝突するための不図示の当接部が設けられている。当接部は搬送ローラ140より手前に設けられており、この当接部にディスクの外周縁部が当接することによって、外側向けてスライドし、これによって、アーム部材160が外側に向けてスライドするようになっている。また、検出スイッチ161は、メインシャーシ20上のうち、右側のロードアーム30が具備するリブ37により押し込まれる位置に配置されている。
以上のような構成を有するとともに、アーム開閉機構を備えたディスク再生装置10の作用(動作)について、以下に説明する。
大径ディスク12をディスク再生装置10の内部に向けて挿入すると、該大径ディスク12の外周縁部は、アーム部材160,160にそれぞれ設けられた当接部に衝突する。この状態から、さらに大径ディスク12がディスク再生装置10の内部に向かおうとすると、大径ディスク12の進行により、アーム部材160は、外側に向かってスライドする。すると、このスライドに連動して、左右のロードアーム30,30が外側に向けて押され、これによって、開くにように回動させられる。つまり、ロードアーム30,30の先端部のディスク保持部34,34が離間するように回動させられる。
この回動により、リブ37は、検出スイッチ161を押し込む。すると、ローディングモータ71に所定の電力が供給され、ローディングモータ71が起動される。すると、ローディングモータ71で生じた駆動力は、ローラギヤ輪列150を介して、左右の搬送ローラ140,140に伝達される。このとき、搬送ローラ140,140は、大径ディスク12をディスク再生装置10の奥側に向けて進行させる向きに回転している。それにより、大径ディスク12はディスク再生装置10の奥側に向けて進行させられる。
さらに搬送ローラ140が回転駆動されると、大径ディスク12は、バネ50,50の付勢力に抗しながら、ディスク再生装置10の内部に向かおうとする。なお、このとき、一対のロードアーム30,30は、図4、図6(a)、図7(a)に示すように、大径ディスク12の挿入に伴って、回動軸31,31を支点として、この回動軸31,31とともに互いの間隔を押し広げるように回動させられる。
また、回動軸31,31の回動に伴って、ロードアーム30とリンクレバー40とを連結している連結軸36は、前記連結軸ガイド溝38の第1連結軸ガイド溝38aを円弧を描くようにしてスライドする。
また、回動軸31,31の回動に伴って左右一対のリンクレバー40,40が、それらのリンク連結軸41がリンクガイド溝22を手前に向けてスライドするようにして、メインシャーシ20上をスライドする。なお、このときリンクレバー40,40はバネ50,50によって内側に付勢されている。
さらに、大径ディスク12の挿入に伴って回動軸31,31が回動することによって、図6(b)、図7(b)に示すように、リンク連結軸41がリンクガイド溝22の端部に位置してそれ以上のスライドが規制されることによって、回動軸31,31の回動によるロードアーム30,30の開き動作が終了する。しかし、ロードアーム30,30は未だ完全に開ききっていない。
そして、搬送ローラ140の回転駆動による、大径ディスク12のさらなる挿入に伴って、ロードアーム30,30には、該大径ディスク12によって、開くような力が作用する。
一方、リンク連結軸41がリンクガイド溝22の端部に位置したところで、連結軸36は第1連結軸ガイド溝38aから第2連結軸ガイド溝38bに移行する。すると、連結軸36が第2連結軸ガイド溝38bに沿ってスライド可能となるので、回動軸31は回動軸ガイド溝35の他方の端部に向けてスライド可能となる。
そして、図6(c)、(d)および図7(c)に示すように、回動軸31が回動軸ガイド溝35の他方の端部に向けてスライドすることによって、ロードアーム30はさらに外側に向けて開けるようになる。つまり、ロードアーム30,30には、該大径ディスク12によって、開くような力が作用しているので、これによって、ロードアーム30,30は、回動軸31,31が外側にスライドすることによって完全に大きく開く。
そして、ロードアーム30,30が完全に開いた後、押し込みが所定だけ進行すると、大径ディスク12の奥側の外周縁部が、イジェクトアーム80のディスク保持部84とロードアーム30,30のディスク保持部34,34の3箇所で保持されて搬送可能な状態となる。(図5参照)。
搬送ローラ140,140の駆動により、大径ディスク12が奥側に向かって押し込まれると、リンク連結軸41が連結ガイド溝65の手前側の端部の近傍に位置する状態となる。このとき、不図示のトリガ機構が作動し、一のギヤと他のギヤとが噛み合う。すると、ローディングギヤ輪列70が駆動力を伝達可能な状態となり、ローディングギヤ輪列70の最終段のギヤ70aに噛み合っている外周ギヤ61に、駆動力が伝達される。
トリガ機構が作動すると、ドライブカム60は、図5における左側(矢示A方向)に向かう摺動を開始する。この摺動により、リンク連結軸41は、大径ディスク用カム溝63のうち、送り込みカム部63aの内部を進行してゆく。すると、リンク連結軸41は、バネ部材50の付勢力または送り込みカム部63aの内壁によって押し込まれ、ドライブカム60が左側に向かって移動するにつれてディスク再生装置10の奥側に向かって移動する。この移動により、リンクレバー40の基端部も奥側に向かって移動させられる。リンク連結軸41が奥側に向かって移動する場合、連結軸36の位置は、ディスク保持部34,34を互いに近接する向きに向かって回動させる位置に移動する。
このようにして、ドライブカム60が左側にスライドするにつれて、ディスク保持部34,34が互いに近づく向きにロードアーム30,30は回動される。このとき、搬送ローラ140,140も回転駆動しているため、該搬送ローラ140,140の回転駆動と共に、ディスク保持部34,34の回動によっても、大径ディスク12は、ディスク再生装置10の内部に送り込まれていく。このとき、大径ディスク12は、イジェクトアーム80を介して排出バネ86により与えられる付勢力に抗しながら、ディスク再生装置10の奥側に向かって進行する。
ドライブカム60が所定だけ左側にスライドすると、リンク連結軸41は、送り込みカム部63aを外れて、保持カム部63bに入り込む。このとき、大径ディスク12は、その中心がターンテーブル101の上部に位置していて、ディスククランプが可能な状態(センタリング状態)となっている。かかるセンタリング状態においては、搬送ローラ140,140は、大径ディスク12の図1等における投影面(この場合、大径ディスク12の法線方向における投影面)に差し掛かっていない。すなわち、大径ディスク12は、搬送ローラ140,140と干渉しない状態となっている。
そして、保持カム部63bにリンク連結軸41が入り込んでいる間に、不図示の昇降機構が作動して、トラバースユニット90を上昇させる。それにより、ターンテーブル101の凸部分102が大径ディスク12の中心孔に差し込まれ、大径ディスク12のチャッキングが完了する。
また、チャッキングが完了し、さらにドライブカム60が所定だけスライドすると、リンク連結軸41は、保持カム部63bを外れて逃がしカム部63cに入り込む。この逃がしカム部63cにリンク連結軸41が入り込むと、リンク連結軸41は、逃がしカム部63cの奥側の内壁に押されて、手前側に向けてスライドさせられる。すると、リンク連結軸41の手前側への移動に伴なって、ディスク保持部34,34が互いに離間するように、ロードアーム30が回動させられる。また、ドライブカム60の第1ホールド部66aは、解除レバー部85に衝突し、この解除レバー部85を徐々に押し込んでいく。
そして、リンク連結軸41が逃がしカム部63cを外れて、解除維持カム部63dに入り込んで、その右側端部まで移動すると、第1ホールド部66aは解除レバー部85を押し込んで、それによりイジェクトアーム80が回動させられ、ディスク保持部84が大径ディスク12の外周縁部に当接しない状態となる。これと共に、ディスク保持部34,34が大径ディスク12の外周縁部を保持している状態も解除され、ディスク保持部34,34,84と大径ディスク12とが接触しない状態となる。
なお、ディスク保持部34,34,84が接触しない状態になるのと共に、トラバースユニット90は、ドライブカム60の動作に伴なう不図示の昇降機構により、大径ディスク12の再生位置まで移動させられる。また、解除維持カム部63dにリンク連結軸41が入り込んで、ドライブカム60のスライドの左側の終点に近づく場合、ドライブカム60は、メインシャーシ20に存在する不図示の位置検出スイッチを押し込む。それにより、ローディングモータ71の駆動が停止され、ドライブカム60のスライド動作が終了する。
この後に、スピンドルモータ100が駆動することにより、ターンテーブル101が回転され、同時に光ピックアップ95が作動することにより、大径ディスク12に記録されている情報の読み取りによるディスク再生が可能となる。
続いて、大径ディスク12を排出する場合の作用(動作)について説明する。この場合、まず、ユーザが不図示のイジェクトボタンを押し込む等により、ローディングモータ71には、排出に対応する回転を行うための電流が印加される。それにより、ローディングギヤ輪列70も駆動され、ローディングギヤ輪列70の最終段のギヤ70aに噛み合っている外周ギヤ61に、上述の向きとは逆の駆動力が伝達される。
なお、上述のようなローディングモータ71の作動により、ローラギヤ輪列150も回転駆動させられる。ここで、大径ディスク12が手前側に向かってスライドする前の状態においては、大径ディスク12は、搬送ローラ140,140に差し掛かっていない。そのため、この状態においては、搬送ローラ140,140は、ローラギヤ輪列150を介しての駆動力の伝達により、大径ディスク12を排出する向きの空転状態となる。
上述のようにしてドライブカム60に駆動力が伝達されると、該ドライブカム60は右側に向かうスライドを開始する。ここで、このスライドに先立って、またはこのスライドと共に、トラバースユニット90は、不図示の昇降機構により、大径ディスク12のチャッキング解除を行える位置に移動させられる。
この状態となった後に、ドライブカム60が右側に向かってスライドしていくことで、リンク連結軸41が解除維持カム部63dから逃がしカム部63cに入り込み、さらに、
保持カム部63bから、送り込みカム部63aに入り込む。このようなリンク連結軸41の移動に伴なって、ロードアーム30は、リンクレバー40を介して、ディスク保持部34,34が互いに離れる向きに回動させられる。そして、大径ディスク12は、イジェクトアーム80を介しての排出バネ86の付勢力により、ディスク保持部34,34が徐々に互いに離れていくと、手前側に向かって徐々に押し出されてゆく。
ここで、大径ディスク12が手前側に向かって押し出されていくと、該大径ディスク12裏面の左右側かつ手前側の一部が、搬送ローラ140,140に接触する状態となる。ここで、搬送ローラ140,140は、上述のように、大径ディスク12を排出する向きに向かって空転している。このため、大径ディスク12の一部が搬送ローラ140,140に接触すると、搬送ローラ140,140は、イジェクトアーム80と共に、大径ディスク12を手前側に向けて排出させようとする。
そして、所定だけイジェクトアーム80が回動した後に、解除レバー部85がアーム検出スイッチ110を押し込む。それにより、ローディングモータ71の駆動が停止させられる。
上記のような大径ディスク12の排出動作の際において、大径ディスク12の挿入動作と同様にしてアーム開閉機構が作用する。
すなわち、大径ディスク12を搬送ローラ140,140によってディスク再生装置10の外部に向けて排出すると、該大径ディスク12の外周縁部には、左右のロードアーム30,30の先端部のディスク保持部34,34が当接しているので、このディスク保持部34,34を大径ディスク12が押すことによって、ロードアーム30,30はその先端部のディスク保持部34,34が離間するように回動させられる。
さらに搬送ローラ140,140が回転駆動されると、大径ディスク12は、バネ50,50の付勢力に抗しながら、ディスク再生装置10の外部に向かおうとする。なお、このとき、一対のロードアーム30,30は、大径ディスク12の排出に伴って、回動軸31,31を支点として、この回動軸31,31とともに互いの間隔を押し広げるように回動させられる。
また、回動軸31,31の回動に伴って、ロードアーム30とリンクレバー40とを連結している連結軸36は、前記連結軸ガイド溝38の第1連結軸ガイド溝38aを円弧を描くようにしてスライドする。
また、回動軸31,31の回動に伴って左右一対のリンクレバー40,40が、それらのリンク連結軸41がリンクガイド溝22を手前に向けてスライドするようにして、メインシャーシ20上をスライドする。なお、このときリンクレバー40,40はバネ50,50によって内側に付勢されている。
さらに、大径ディスク12の排出に伴って回動軸31,31が回動することによって、リンク連結軸41がリンクガイド溝22の端部に位置してそれ以上のスライドが規制されることによって、回動軸31,31の回動によるロードアーム30,30の開き動作が終了する。しかし、ロードアーム30,30は未だ完全に開ききっていない。
そして、搬送ローラ140の回転駆動による、大径ディスク12のさらなる排出に伴って、ロードアーム30,30には、該大径ディスク12によって、開くような力が作用する。
一方、リンク連結軸41がリンクガイド溝22の端部に位置したところで、連結軸36は第1連結軸ガイド溝38aから第2連結軸ガイド溝38bに移行する。すると、連結軸36が第2連結軸ガイド溝38bに沿ってスライド可能となるので、回動軸31は回動軸ガイド溝35の他方の端部に向けてスライド可能となる。
そして、回動軸31が回動軸ガイド溝35の他方の端部に向けてスライドすることによって、ロードアーム30はさらに外側に向けて開けるようになる。つまり、ロードアーム30,30には、該大径ディスク12によって、開くような力が作用しているので、これによって、ロードアーム30,30は、回動軸31,31が外側にスライドすることによって完全に大きく開く。したがって、大径ディスク12を容易に排出できる。
本実施の形態によれば、メインシャーシ20に、回動軸31をスライド可能とする回動軸ガイド溝35と、リンク連結軸41がリンクガイド溝22をスライドする範囲では連結軸36を回動軸31回りに回動可能とするとともに回動軸31を固定状態とし、リンク連結軸41がリンクガイド溝22の端部に位置してそれ以上のスライドが規制された際に、左右一対のロードアーム30,30の先端部をさらに離間させるべく回動軸31をスライド可能とするように、連結軸36を移動可能とする連結軸ガイド溝38が形成されているので、リンク連結軸41がリンクガイド溝22の端部に位置してそれ以上のスライドが規制された際に、回動軸31が回動軸ガイド溝35に沿ってスライド動作することができる。
したがって、メインシャーシ20に形成するリンクガイド溝22を長くすることなく、左右一対のロードアーム30,30を大きく開くことができる。したがって、コンパクト化を図れるとともに左右一対のロードアーム30,30の開き量を確保できる。
また、メインシャーシ20に、左右一対のリンクレバー40,40を、左右一対のロードアーム30,30の先端部が接近するように付勢するバネ(第1付勢部材)50,50が設けられているので、大径ディスク12を挿入および排出する際に、該大径ディスク12の外周縁部にディスク保持部34,34を弾性的に押圧した状態で確実に当接させることができる。したがって、大径ディスク12の挿入および排出動作がより安定的となる。
さらに、バネ50,50は、連結軸36,36が第2連結軸ガイド溝38b,38bに沿ってスライドしてさらに大きく開いたロードアーム30,30を、その先端部が接近するように付勢しているので、この点においても大径ディスク12の挿入および排出動作がより安定的となる。
また、リンクガイド溝22に、一対の切欠部22a,22aがリンクガイド溝22の幅方向に対向して形成されているので、左右一対のロードアーム30,30のうちの一方のロードアーム30に、搬送される最中に若干左右方向にずれたディスク12から力が作用した場合、リンク連結軸41が一方の切欠部22aに入り込んでそれ以上のリンク連結軸41のスライドを阻止し、他方のロードアーム30にディスク12から力が作用したときに、リンク連結軸41が前記切欠部22aから外れて、再びリンクガイド溝22をスライドする。したがって、ディスク12の挿入、排出の際に、左右一対のロードアーム30,30の一方のみが当接したままの状態で挿入、排出動作がなされることがなく、挿入および排出動作がさらに安定的となる。
このため、小径ディスクがディスク口の端の方から挿入されても、3点による保持による搬送ができなくなるようなことを防止することができる。
加えて、搬送ローラ140,140が左右一対配置されているので、ディスクaの左右両側に搬送ローラ140,140を均一に当接でき、よって、ディスク12を確実に真っ直ぐに挿入、排出できる。
また、ディスク12は、一対のロードアーム30,30、イジェクトアーム80によって、その外周縁部が保持される。このため、ディスク再生装置10の奥側では、ディスク12を、ロードアーム30,30、イジェクトアーム80によって保持されながら、安定的に搬送/保持可能となる。
また、搬送ローラ140,140は、ディスク12の投影面の外側に設けられているので、ディスク12のチャッキング等に際して、ディスク12と搬送ローラ140,140とが干渉しない。それにより、搬送ローラを用いてディスク12を搬送する方式と比較して、該ローラの退避等のために、搬送ローラを上下動させるための機構が不要となる。そのため、ローディング機構の単純化を図ることが可能となる。
さらに、ディスク再生装置10の手前側の部分に、搬送ローラ140,140が設けられている。そのため、ディスク再生装置10の内部に差し込まれるディスク12の差し込み量が少なくても、搬送ローラ140,140の駆動によってディスク12をディスク再生装置10の奥側まで搬入させることが可能となる。また、ディスク12をディスク再生装置10の内部から排出させる場合でも、十分な排出量を得ることが可能となる。そのため、ディスク12の差し込み動作および取り出し動作が楽になり、ユーザにとって、ディスク再生装置10の使い勝手が良好となる。
また、搬送ローラ140,140の駆動によりディスク12を排出するが、このとき、イジェクトアーム80の回動により、解除レバー部85がアーム検出スイッチ110を押し込み、ローディングモータ71の駆動を停止させる構成を採用している。このため、ディスク12の排出量が安定的となり、ディスク12の排出位置がバラ付くのを抑えることが可能となる。
また、上述のディスク再生装置10では、大径ディスク12か小径ディスク12かによって、ロードアーム30の回動範囲が定まり、このロードアーム30の回動範囲の相違により、ディスクガイド溝62のうち、リンク連結軸41が進行する経路が切り替わるように構成されている。すなわち、大径ディスク12の場合には、大径ディスク用カム溝63の内部を、小径ディスク12の場合には、小径ディスク用カム溝64の内部をリンク連結軸41が進行する。
かかる構成のため、ロードアーム30の回動範囲の相違だけで、ディスク12が大径ディスク12であるか小径ディスク12であるか、自動的に判別されるのと等しい状態となる。それにより、ディスク12の直径を判別するための、電気的な判別手段を用いずに済み、接触不良等が生じないため、動作の信頼性を高めることが可能となる。また、ディスク12の直径の判別のためにスイッチ等を用いずに済み、その分だけコストを低減することが可能となる。さらに、ディスク12の直径の判別のためにスイッチ等を用いずに済むことで、制御プログラムが簡略化でき、ディスク12のローディング時における動作の信頼性を高めることが可能となる。
また、イジェクトアーム80を具備し、このイジェクトアーム80には、排出バネ86によりディスク12を排出する向きの付勢力が与えられている。かかる排出バネ86の付勢力を利用すると共に、リンク連結軸41がディスクガイド溝62の内壁に押し付けられる等によってロードアーム30の回動が規制されるため、ディスク保持部34,34,84の間で、ディスク12の保持を確実に行うことが可能となる。
さらに、上述のように、ディスク保持部34,34,84によりディスク12を保持するに際して、ディスク12とディスク保持部34,34,84との接触点を結ぶ図形(三角形)の内部に、ディスク12の中心が位置するようにしている。このようにすれば、ディスク保持部84を介して与えられる排出バネ86等の付勢力等を、ディスク保持部34,34等で受け止めることが可能となり、ディスク12の保持を確実に行わせることが可能となる。
また、一対のロードアーム30,30は、リンクレバー40,40およびリンク連結軸41を介して、互いに連動するように接合されている。このため、ディスク12の搬送に際して、一対のロードアーム30,30は、互いの連動により同時に開閉動作を行える状態となり、ディスク12に対して幅方向の両側から当接/開閉動作を行える。それにより、ディスク12に対する片当たり等で、ディスク12が一方側に片寄るのを防止することが可能となる。それによって、ディスク12の良好な搬送を行うことが可能となる。
さらに、一対のリンクレバー40,40、および一対のリンクレバー40,40を連結するリンク連結軸41により、リンク機構は構成されている。そのため、リンク連結軸41のリンクガイド溝22における摺動、およびこの摺動に伴なうリンクレバー40,40の連動により、ロードアーム30の回動位置を一義的に定めることが可能となり、ディスク12の確実な保持および送り込みを行わせることが可能となる。
(第2の実施の形態)
図8は本発明に係るアーム開閉機構の第2の実施の形態を示すものである。この第2の実施の形態では、アーム開閉機構のみを説明し、アーム開閉機構以外の、ディスク再生装置の構成については図示とその説明を省略する。なお、アーム開閉機構以外の、ディスク再生装置の構成は第1の実施の形態と同様である。
メインシャーシ20には、左右一対のロードアーム30,30が配置されており、これら左右一対のロードアーム30,30は、左右一対の回動軸31,31に、それぞれの中途部が取り付けられている。
また、ロードアーム30は、軸支持部32と、アーム部33と、ディスク保持部34とを有している。
軸支持部32はロードアーム30の中途部に形成されており、この軸支持部32に回動軸31が挿通固定され、この回動軸31がメインシャーシ20に回動可能に取り付けられることによって、ロードアーム30がメインシャーシ20に対して回動可能に設けられている。
メインシャーシ20には、回動軸31をスライド可能とする回動軸ガイド溝55が形成されている。この回動軸ガイド溝55は円弧状のもので、メインシャーシ20の左右端部側でかつ手前側にそれぞれ形成されている。この回動軸ガイド溝55の円弧の中心は後述する連結軸ガイド溝58の一方(手前側)の端部となっている。
また、前記ロードアーム30の基端部30aは、内方に向けて突出しており、この基端部30aに連結軸36が取り付けられている。
アーム部33は、回動軸31から、内方かつ手前側に向かって延伸している。
ディスク保持部34は、ディスク12の搬送時に、該ディスク12の外周縁部を保持するための部分である。
また、ロードアーム30の基端部30aには、リンクレバー40の先端部が連結されている。リンクレバー40は、ロードアーム30に対し、連結軸36を介して回動自在に連結されている。連結軸36はメインシャーシ20に形成された連結軸ガイド溝58にスライド可能に挿入されている。一対のリンクレバー40,40の基端部(連結軸36から離れる側の端部)は、ディスク再生装置10の幅方向の中央部分かつ手前側の部分において、互いに重なるように設けられている。この重なり状態を固定的とするため、リンクレバー40,40の基端部どうしは、互いにリンク連結軸41によって回動可能に連結されている。
リンク連結軸41は、その下方側の部分がメインシャーシ20に設けられているリンクガイド溝22に入り込む。また、リンクガイド溝22は、リンク連結軸41の直径に対応した幅寸法に設定されていて、リンクガイド溝22の内部でリンク連結軸41をさほどガタ付かせないように設けられている。
また、リンクガイド溝22には、一対の切欠部22a,22aがリンクガイド溝22の幅方向に対向して形成されている。
そして、上記のようなリンク機構(アーム開閉機構)では、左右一対のロードアーム30,30がその先端部どうしを接離させるように回動軸31を支点として回動して開閉するに伴って、左右一対のリンクレバー40,40を介してリンク連結軸41がリンクガイド溝22をスライドするようになっている。
また逆に、リンク連結軸41がリンクガイド溝22をスライドすることによって、左右一対のリンクレバー40,40を介して左右一対のロードアーム30,30が同期して左右一対の回動軸31,31を支点として回動して開閉するようになっている。
さらに、上記のようなリンク機構では、メインシャーシ20に、左右一対のリンクレバー40,40を、左右一対のロードアーム30,30の先端部が接近するように付勢する第1付勢部材としてのバネ50,50が設けられている。バネ50の一端部はリンクレバー40に接続され、他端部はメインシャーシ20の固定的な部位に接続されている。
このバネ部材50により、リンク連結軸41には、ディスク再生装置10の奥側に向かう付勢力が与えられる。それにより、リンク連結軸41がリンクガイド溝22に位置している場合、リンク連結軸41を奥側に引き込む向きの付勢力を、リンク連結軸41に与えていて、それによってロードアーム30,30を閉じる向きに回動させている。
またメインシャーシ20には、左右一対のロードアーム30,30をその先端部どうしが接近するように付勢する第2付勢部材としてのバネ51,51が設けられている。このバネ51はねじりスプリングであり、その一端部は回動軸31に接続され、他端部はメインシャーシ20の固定的な部位に接続されている。このバネ51によって、ロードアーム30は前記連結軸ガイド溝58の一方の端部を中心として回動して接近するように付勢されている。なお、バネ51は引っ張りバネで構成することも可能である。
また、上記のようなリンク機構では、前記回動軸31は、リンク連結軸41がリンクガイド溝22をスライドする範囲では固定されるとともに、リンク連結軸41がリンクガイド溝41の端部に位置してそれ以上のスライドが規制された際に、スライド可能となるように構成されている。
すなわちまず、前記連結軸ガイド溝58は回動軸31を中心とした円弧状に形成されている。
この連結軸ガイド溝58の円弧の中心は、回動軸ガイド溝55の一方の端部である、つまり回動軸31が回動軸ガイド溝55の一方の端部に位置している場合の回動軸31である。
回動軸ガイド溝55の一方の端部とは、該回動軸ガイド溝55の、リンクレバー40の基端部に近い側の端部である。
また、回動軸ガイド溝55の円弧の中心は連結軸ガイド溝58の一方(手前側)の端部となっている。
そして、リンク連結軸41がリンクガイド溝22をスライドする範囲では、連結軸36が連結軸ガイド溝58をスライドするので、回動軸31は固定されることになる。つまり、連結軸36が連結軸ガイド溝58をスライドする際は、該連結軸36は連結軸ガイド溝58の壁(回動軸31を中心とする平面視円弧状の壁)に当接しているので、回動軸31はロードアーム30によって回転軸ガイド溝55に沿ったスライドが規制される。回動軸31は回転軸ガイド溝35と直交する方向にはスライドできないので、回転軸ガイド溝35の一方の端部で固定されることになる。
一方、リンク連結軸41がリンクガイド溝22の端部に位置したところで、連結軸36は連結軸ガイド溝58の一方の端部に位置する。すると、回動軸31が回動軸ガイド溝55に沿ってスライド可能となるので、回動軸31は回動軸ガイド溝35の他方の端部に向けてスライド可能となる。つまり、前記回動軸31は、リンク連結軸41がリンクガイド溝22の端部に位置してそれ以上のスライドが規制された際に、スライド可能となるのである。
そして、回動軸31が回動軸ガイド溝35の他方の端部に向けてスライドすることによって、ロードアーム30は連結軸36を支点としてさらに外側に向けて開けるようになる。
上記のような構成のリンク開閉機構では、ディスクをディスク再生装置の内部に向けて挿入すると、ロードアーム30,30の先端部のディスク保持部34,34が離間するように回動させられる。
そして、ディスクは、バネ50,50の付勢力に抗しながら、ディスク再生装置の内部に向かおうとする。なお、このとき、一対のロードアーム30,30は、大径ディスク12の挿入に伴って、回動軸31,31を支点として、この回動軸31,31とともに互いの間隔を押し広げるように回動させられる。
また、回動軸31,31の回動に伴って、ロードアーム30とリンクレバー40とを連結している連結軸36は、前記連結軸ガイド溝58を円弧を描くようにしてスライドする。
また、回動軸31,31の回動に伴って左右一対のリンクレバー40,40が、それらのリンク連結軸41がリンクガイド溝22を手前に向けてスライドするようにして、メインシャーシ20上をスライドする。なお、このときリンクレバー40,40はバネ50,50によって内側に付勢されている。
さらに、ディスクの挿入に伴って回動軸31,31が回動することによって、リンク連結軸41がリンクガイド溝22の端部に位置してそれ以上のスライドが規制されることによって、回動軸31,31の回動によるロードアーム30,30の開き動作が終了する。しかし、ロードアーム30,30は未だ完全に開ききっていない。
そして、ディスクのさらなる挿入に伴って、ロードアーム30,30には、該ディスクによって、開くような力が作用する。
一方、リンク連結軸41がリンクガイド溝22の端部に位置したところで、連結軸36は連結軸ガイド溝58の一方の端部に位置する。すると、回動軸31は回動軸ガイド溝55の他方の端部に向けてスライド可能となる。
そして、回動軸31が回動軸ガイド溝55の他方の端部に向けてスライドすることによって、ロードアーム30はさらに外側に向けて開けるようになる。つまり、ロードアーム30,30には、該大径ディスクによって、開くような力が作用しているので、これによって、ロードアーム30,30は、回動軸31,31が回動軸ガイド溝55に沿ってスライドすることによって完全に大きく開く。この際、ロードアーム30,30は、バネ51によって該ロードアーム30,30を閉じるように付勢される。
本実施の形態によれば、メインシャーシ20に、回動軸31をスライド可能とする回動軸ガイド溝55と、リンク連結軸41がリンクガイド溝22をスライドする範囲では連結軸36を回動軸31回りに回動可能とする連結軸ガイド溝58とが形成され、左右一対のロードアーム30,30は、リンク連結軸41がリンクガイド溝22の端部に位置してそれ以上のスライドが規制された際に、連結軸36を支点として、回動軸31を回動軸ガイド溝55に沿ってスライドさせるようにして、開くので、リンク連結軸41がリンクガイド溝22の端部に位置してそれ以上のスライドが規制された際に、回動軸31が回動軸ガイド溝65に沿ってスライド動作することができる。
したがって、メインシャーシ20に形成するリンクガイド溝22を長くすることなく、左右一対のロードアーム30,30を大きく開くことができる。したがって、コンパクト化を図れるとともに左右一対のアームの開き量を確保できる。
また、メインシャーシ20には、左右一対のロードアーム30,30をその先端部どうしが接近するように付勢するバネ51,51及びバネ50,50が設けられているので、ディスクを挿入および排出する際に、該ディスクの外周縁部にディスク保持部34,34を弾性的に押圧した状態で確実に当接させることができる。したがって、ディスクの挿入および排出動作がより安定的となる。
なお、前記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができるのはいうまでもない。
本発明に係るアーム開閉機構を備えたディスク再生装置の内部構成を示す平面図である。 本発明に係るアーム開閉機構を備えたディスク再生装置の内部構成を示す斜視図である。 本発明に係るアーム開閉機構を構成するロードアームとリンクレバーの連結部を示す要部の平面図である。 図1のディスク再生装置において、大径ディスクがロードアームのディスク保持部に当接している状態を示す平面図である。 図1のディスク再生装置において、大径ディスクが挿入されて、イジェクトアームが大きく回動された状態を示す平面図である。 本発明の第1実施の形態に係るアーム開閉機構の動作を説明するためのもので、(a)は回動軸を支点としてロードアームが開いている状態を示す平面図、(b)リンク連結軸がリンクガイド溝の端部に位置した際のロードアームの開き状態を示す平面図、(c)は回動軸がスライドしてロードアームが開いている状態を示す平面図、(d)はロードアームの最大開き状態を示す平面図である。 本発明の第1実施の形態に係るアーム開閉機構の動作を模式的に説明するためのもので、(a)は回動軸を支点としてロードアームが開いている状態を示す平面図、(b)リンク連結軸がリンクガイド溝の端部に位置した際のロードアームの開き状態を示す平面図、(c)はロードアームの最大開き状態を示す平面図である。 本発明の第2実施の形態に係るアーム開閉機構のの動作を説明するためのもので、(a)は回動軸を支点としてロードアームが開いている状態を示す平面図、(b)リンク連結軸がリンクガイド溝の端部に位置した際のロードアームの開き状態を示す平面図、(c)はロードアームの最大開き状態を示す平面図である。
符号の説明
10 ディスク再生装置
12 ディスク
20 メインシャーシ(シャーシ)
22 リンクガイド溝
22a 切欠部
30 ロードアーム(アーム)
31 回動軸
35,55 回動軸ガイド溝
36 連結軸
38,58 連結軸ガイド溝
40 リンクレバー
41 リンク連結軸
50 第1付勢部材
51 バネ(第2付勢部材)

Claims (4)

  1. シャーシに設けられた左右一対の回動軸にそれぞれ取り付けられて、前記回動軸を支点として回動可能な左右一対のアームと、前記左右一対のアームの基端部に、それぞれ先端部が連結軸によって前記アームと回動可能に連結された左右一対のリンクレバーと、前記左右一対のリンクレバーの基端部どうしを回動可能に連結するリンク連結軸と、前記シャーシに形成されて前記リンク連結軸を前後に移動可能とするリンクガイド溝とを備え、
    前記左右一対のリンクレバーを介して前記リンク連結軸が前記リンクガイド溝をスライドするに伴って、前記左右一対のアームがその先端部どうしを接離させるように前記回動軸を支点として回動して開閉するアーム開閉機構において、
    前記シャーシには、前記回動軸をスライド可能とする回動軸ガイド溝と、前記連結軸をスライド可能とする連結軸ガイド溝とが形成され、
    前記回動軸ガイド溝は手前に向かうにしたがって外側に傾斜しており、
    前記連結軸ガイド溝は、前記回動軸が前記回動軸ガイド溝の一方の端部に位置している場合の前記回動軸を中心とした円弧状の第1連結軸ガイド溝と、この第1連結軸ガイド溝に連続して形成され、前記アーム側に向けて延在する第2連結軸ガイド溝とから構成され、
    前記左右一対のアームの先端部に、これらアームの先端部間に挿入されるディスクによって当該先端部が離間するような力が作用した際に、
    前記リンク連結軸が前記リンクガイド溝をスライドする範囲では、前記連結軸が前記第1連結軸ガイド溝をスライドするとともに、前記回動軸が回動軸回りに回動しつつ前記回動軸ガイド溝の一方の端部において固定状態となり、
    前記リンク連結軸が前記リンクガイド溝の端部に位置してそれ以上のスライドが規制された際に、前記連結軸が前記第2連結軸ガイド溝に移行して、当該第2連結軸ガイド溝をスライドすることによって、前記回動軸が前記回動軸ガイド溝の他方の端部に向けてスライドして、前記左右一対のアームの先端部がさらに離間することを特徴とするアーム開閉機構。
  2. 前記シャーシには、前記左右一対のリンクレバーを、前記左右一対のアームの先端部が接近するように付勢する第1付勢部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のアーム開閉機構。
  3. 前記シャーシには、前記左右一対のアームをその先端部どうしが接近するように付勢する第2付勢部材が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のアーム開閉機構。
  4. 前記リンクガイド溝には、一対の切欠部が前記リンクガイド溝の幅方向に対向して形成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のアーム開閉機構。
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