JP4984884B2 - 帯電装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、帯電装置及び画像形成装置に関するものである。
コロナ放電による帯電装置は、例えば電子写真方式の画像形成装置において、静電電位の差によって潜像が形成される像保持体を所定の電位に帯電するために用いられる。
このような目的で用いられる帯電装置では、張架されたワイヤ等の帯電部材と被帯電体である像保持体等の間に強い電界が生じ、コロナ放電が発生するためにトナーや紙粉等の電荷を有する粒子が帯電部材に付着することがある。また、オゾンや窒素酸化物等の放電生成物が帯電部材に付着することがある。このような付着物があると、帯電特性が低下することがあり、帯電部材から付着物を除去する必要が生じる。
例えば特許文献1に、帯電部材から付着物を除去する清掃部材を備えた帯電装置が記載されている。
この帯電装置は、送風もしくは吸引を行うことによってコロナ放電電極の周辺に気流を生成し、コロナ放電によって生成されたオゾン等を排出するものとなっている。また、放電電極に付着した異物を除去するために、放電電極に接触して移動する清掃部材を備えており、この清掃部材は非清掃時に上記気流の上流側で待機するものとなっている。
特開2003−345111
上記のように帯電部材に付着した異物を除去するための清掃部材を備えた帯電装置では、次のような解決が望まれる課題がある。
清掃部材が帯電部材に接触した状態で該帯電部材の軸線方向に移動することにより、帯電部材に付着している異物が剥離されるが、その一部が周辺に飛散する。この飛散した付着物の粒子が清掃部材の移動方向と逆方向へ生じている空気の流れによって移動し、再び帯電部材に付着することがある。このため、清掃の効率が悪くなり、帯電部材の充分な清掃が難しくなる。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、帯電部材を効率よく清掃し、帯電性能を良好な状態で維持することができる帯電装置及びこのような帯電装置を備える画像形成装置を提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、 被帯電体の表面と所定の間隔をおいて配置され、該被帯電体との間に帯電用の電圧が印加される帯電部材と、 前記帯電部材と接触し、該帯電部材の軸線方向に移動して付着物を除去する清掃部材と、 前記帯電部材に沿った位置で該帯電部材の軸線方向に対して一の方向に流れる空気を導入する空気導入路と、を有し、 前記清掃部材は、前記一の方向に移動するときには前記帯電部材に接触し、空気の流れが生じた状態で該空気の流れの逆方向に移動するときには前記帯電部材から離隔されるものである帯電装置を提供する。
請求項2に係る発明は、 被帯電体の表面と所定の間隔をおいて配置され、該被帯電体との間に帯電用の電圧が印加される帯電部材と、 前記帯電部材と接触し、該帯電部材の軸線方向に移動して付着物を除去する清掃部材と、 前記帯電部材に沿った位置で該帯電部材の軸線方向に対して一の方向に流れる空気を導入する空気導入路と、を有し、 前記清掃部材は、前記一の方向に移動するときには前記帯電部材に接触し、空気の流れが生じた状態で該空気の流れの逆方向に移動するときには一の方向へ移動するときより前記帯電部材との接触圧が小さく設定されるものである帯電装置を提供するものである。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の帯電装置において、 前記清掃部材は、前記帯電部材の軸線方向に対して前記一の方向に移動するにしたがって、前記帯電部材に押し付ける力が増大するものとする。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の帯電装置において、 前記帯電部材を軸線方向に沿って覆うように支持された覆い部材を有し、 前記清掃部材は、該覆い部材に設けられたガイドに沿って位置が規制されることによって帯電部材に押し付ける力が変更されるものとする。
請求項5に係る発明は、請求項1から請求項3までのいずれかに記載の帯電装置において、 前記帯電部材を軸線方向に沿って覆うように支持された覆い部材を有し、 前記覆い部材と前記被帯電体とによって囲まれる領域の、前記帯電部材の軸線方向と直交する面における断面積は、前記帯電部材の軸線方向における前記空気の流れる一の方向に向かって縮小されているものとする。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の帯電装置において、 前記覆い部材は、前記被帯電体に対して前記帯電部材の後方部に設けられた背面部と、前記帯電部材の側方部に設けられた側面部とを有し、 前記背面部が前記空気の流れる一の方向に向かって前記帯電部材に接近することにより、前記領域の面積が縮小されているものとする。
請求項7に係る発明は、請求項5に記載の帯電装置において、 前記覆い部材は、前記被帯電体に対して前記帯電部材の後方部に設けられた背面部と、前記帯電部材の側方部に設けられた側面部とを有し、 前記側面部の一方が前記空気の流れる一の方向に向かって該側面部の他方に接近することにより、前記領域の面積が縮小されているものとする。
請求項8に係る発明は、請求項7に記載の帯電装置において、前記帯電部材は、曲率を有する前記被帯電体と所定の間隔をおいて配置され、軸線方向の一方の端部から他方の端縁までの範囲で、前記側面部の前記被帯電体に近い側の端部と被帯電体との間隔をほぼ等距離とするものとする。
請求項9に係る発明は、請求項1から請求項8までのいずれかに記載の帯電装置において、 前記清掃部材は、前記帯電部材の清掃動作終了時から次の清掃動作の開始までの間は、前記帯電部材の軸線方向における前記空気が流れる一の方向の下流側に待機するものとする。
請求項10に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の帯電装置において、 前記清掃部材を前記帯電部材に対して接離が可能に支持し、前記帯電部材の軸線方向に移動する支持部材と、 該支持部材に相対的な変位が可能となるように連結され、この相対的な位置によって前記清掃部材の前記帯電部材に対する位置を規制する位置規制部材と、を有し、 該位置規制部材の前記支持部材に対する位置の移動は、前記帯電部材の端部を支持する端部支持部材に対して前記支持部材が接近したときに該端部指示部材に前記位置規制部材が接触することによって行われるものとする。
請求項11に係る発明は、 無端状の周面に沿って感光体層を有し、表面が移動する像保持体と、 前記像保持体の表面と所定の間隔をおいて、該像保持体の移動方向に対して直交する方向に軸線を有するように配置され、該像保持体との間に帯電用の電圧が印加される帯電部材と、 前記帯電部材と接触し、該帯電部材の軸線方向に移動して付着物を除去する清掃部材と、 前記帯電部材に沿った位置で該帯電部材の軸線方向に対して一の方向に流れる空気を導入する空気導入路とを一体的に画像形成装置本体に対して着脱可能とし、 前記清掃部材は、前記一の方向に移動するときには前記帯電部材に接触し、空気の流れが生じた状態で該空気の流れの逆方向に移動するときには前記帯電部材から離隔可能に構成されたこと特徴とする像保持体ユニットを提供するものである。
請求項12に係る発明は、 無端状の周面に沿って感光体層を有する像保持体と、 この像保持体の周面を所定の電位に帯電する帯電装置と、 前記像保持体の周面に像光を照射して潜像を形成する像露光装置と、 前記像保持体上の潜像にトナーを転移してトナー像を形成する現像装置と、 前記像保持体上のトナー像を被転写材に転写する転写装置と、 少なくとも前記帯電装置への給気と該帯電装置からの排気とを行う給排気装置とを有し、 前記帯電装置は、 前記像保持体の無端状周面の幅方向に軸線を有し、操作者が操作を行う前方側から後方側へ前記無端状周面と所定の間隔をおいて配置され、該像保持体との間に帯電用の電圧が印加される帯電部材と、 前記帯電部材と接触し、該帯電部材の軸線方向に移動して付着物を除去する清掃部材とを備え、 前記給排気装置は、前記帯電部材に沿って前方側から後方側に空気流を形成するものであり、 前記清掃部材は、前記空気流が形成された状態で前方側から後方側に移動するときには前記帯電部材に接触し、後方側から前方側へ移動するときには、前記帯電部材から離隔されるか、又は前方側から後方側に移動するときにより接触圧が小さく設定されるものである画像形成装置を提供するものである。
請求項1に係る発明の帯電装置では、清掃部材によって剥離された異物の粒子が帯電部材の周囲に飛散しても、清掃部材の移動方向へ生じている空気の流れによって移動し、剥離した異物の粒子が清掃の終了した帯電部材に再付着するのが防止される。一方、空気の流れが生じた状態で空気の流れの上流側へ清掃部材が移動するときには、清掃部材が帯電部材から離隔して移動し、帯電部材に付着した異物が清掃部材に剥離され飛散することはない。したがって、効率の良い清掃が行われる。
請求項2に係る発明の帯電装置では、空気の流れの上流側へ清掃部材が移動するときには、清掃部材の帯電部材への接触圧が小さく設定され、予め異物を剥離しやすい状態にすることができる。そして、空気の流れの下流側に移動するときに、清掃部材を帯電部材に強く押し付け、本発明を採用しない場合と比較して効率よく異物を剥離して除去することができる。
請求項3に係る発明の帯電装置では、空気の流れの下流側では空気の流れの上流側に対して異物が付着する量が多くなるが、清掃時に清掃部材を押し付ける力調整することで、本発明を採用しない場合と比較して、帯電部材に付着する異物の量が空気の流れの上流側と下流側とで不均一となることを低減することができる。。
請求項4に係る発明の帯電装置では、空気の流れの上流側と下流側とにおける空気流の不均一は覆い部材の形状に影響を受けるが、覆い部材に応じて清掃部材を帯電部材に対して押し付ける力を移動にともなって変更することが簡単な構造で実現される。
一般に、覆い部材と被帯電体との間に隙間があると覆い部材によって囲まれる領域に形成される空気の流れは、上流側と比べて下流側で弱くなることがあるが、請求項5に係る発明の帯電装置では、本発明を採用しない場合と比較して下流側で空気の流れが弱くなるのを抑制することができ、帯電部材に付着する異物の量が空気の流れの上流側と下流側とで不均一となることを低減することができる。
請求項6に係る発明の帯電装置では、帯電部材より背面側で覆い部材の位置が変動するが、帯電部材で生じる電界は被帯電体に引っ張られ、背面側に生じ被帯電体の帯電に寄与する電界は被帯電体側に生じ被帯電体の帯電に寄与する電界と比べて少ない。したがって、覆い部材の位置の変動による帯電部材と被帯電体との間の電界への影響は少なく、本発明を採用しない場合と比較して、覆い部材で囲まれる領域の断面積が空気流の上流側と下流側とで変化しても帯電特性の変化を少なく抑えることができる。
請求項7に係る発明の帯電装置では、帯電部材の側面側で覆い部材の位置を変動させたとしても、帯電部材の軸線の両側における電界の状態が大きく異なるのを回避することができ、本発明を採用しない場合と比較して帯電部材の軸線方向に沿って帯電特性が大きく変動するのを防止することができる。
請求項8に記載の画像形成装置では、曲率を有する被帯電体に用いる帯電装置においても、本発明を採用しない場合と比較して帯電部材の軸線方向に沿って帯電特性が大きく変動するのを防止することができる
請求項9に係る発明の帯電装置では、空気が流れる方向の下流側で清掃部材が待機しているので、帯電部材から除去し清掃部材に保持された異物が待機時に清掃部材から飛散し、帯電部材に再付着するのが防止される。
請求項10に係る発明の帯電装置では、清掃部材を支持する支持部材を移動することによって支持部材に対する清掃部材の相対的な位置を変化させることができ、清掃部材の帯電部材に対して接触又は離隔する動作を簡単な構造で実現することができる。
請求項11に係る発明の像保持体ユニットでは、帯電装置の帯電部材に付着した放電生成物、トナー又は紙粉等の異物は清掃部材によって除去するとともに、移動する清掃部材の上流側に移動するのを空気流によって抑制し、本発明を採用しない場合と比較して効率よく帯電部材を清掃することができる。
請求項12に係る発明の画像形成装置では、帯電装置の帯電部材に付着した放電生成物、トナー又は紙粉等の異物は清掃部材によって除去するとともに、移動する清掃部材の上流側に移動するのを空気流によって抑制し、本発明を採用しない場合と比較して効率よく帯電部材を清掃することができる。
以下本願に係る発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、本願に係る発明の一実施形態である画像形成装置であって、本願発明の一実施形態である帯電装置を備えるものである。
この画像形成装置は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を形成する4つの画像形成ユニット10a、10b、10c、10dを備えており、これらの画像形成ユニット10のそれぞれと対向するように無端ベルト状の中間転写体11が支持され、周面が周回移動されるものとなっている。この周面の移動方向における画像形成ユニットが対向する位置の下流側には、二次転写を行うための転写ロール12が中間転写体11と対向するように配置されており、この二次転写部にはシートトレイ13から搬送路14を経て記録シートが送り込まれる。記録シートの搬送経路における二次転写部の下流側には、トナー像を加熱・加圧して記録シート上にトナー像を圧着する定着装置15が設けられ、さらに下流側には、トナー像が定着された記録シートを収容する排紙トレイ16が設けられている。また、定着装置12から排紙トレイ16までの搬送経路にゲート17が設けられ、記録シートの表裏を反転して転写ロール12が設けられた位置の上流側へ再送する両面搬送路18が備えられている。また、この画像形成装置には不図示の表示部と入力部を備えるユーザーインターフェイスが設けられ、操作者は当該インターフェイスを用いて画像形成装置の操作を行う。本実施形態において前方側はユーザーインターフェイスが配置された側をいう。
一方、シートトレイ13から二次転写部に至る搬送路14には、対向する2つのロール間に記録シートを挟み込み、回転駆動されることによって記録シートを搬送する搬送ロール19が設けられている。そして、二次転写部の上流側には記録シートを搬送するとともに、二次転写部に記録シートを送り込むタイミングを調整するレジストロール20が設けられている。
上記画像形成ユニット10a、10b、10c、10dのそれぞれは、図2に示すように、像保持体の一例として表面に静電潜像が形成される感光体ドラム1を有しており、各感光体ドラム1の周囲に、該感光体ドラムの表面をほぼ一様に帯電する帯電装置2と、感光体ドラム上に形成された潜像にトナーを選択的に転移させてトナー像を形成する現像装置3と、感光体ドラム1上のトナー像を中間転写体11上に一次転写する転写装置4と、転写後の感光体ドラム1に残留したトナーを回収するクリーニング装置5とを備えている。そして、一様に帯電された感光体ドラム1のそれぞれに、画像信号に基づく像光を照射して静電潜像を書き込む像露光装置6が設けられている。
上記帯電装置2は、被帯電体である感光体ドラム1の周面と所定の間隔で張架された電極ワイヤ33を備えるものであり、この電極ワイヤ33と感光体ドラム1との間に電圧を印加してコロナ放電を生じさせ、感光体ドラム1の表面を帯電するものである。この帯電装置の詳細については後述する。
上記像露光装置6は、画像信号に基づいて点滅するレーザー光を発生し、これをポリゴンミラーによってそれぞれの感光体ドラム1の主走査方向(軸線方向)にスキャンするものである。これによりそれぞれの感光体ドラム1の表面に各色の画像に相当する静電潜像が形成される。
現像装置3には現像剤としてトナーと磁性キャリアとを含む二成分現像剤が使用されており、感光体ドラム1と対向する現像ロール3aに磁気的に吸着されて搬送される。そして、現像ロール上で規制ブレードにより適切な厚さの層とされ、感光体ドラム1との対向位置へと供給される。現像ロール3aにはトナーを感光体ドラム1上の静電潜像に転移させるために現像バイアス電圧Vd(例えば−500[V])が印加されている。
感光体ドラム1は、金属からなる円筒状部材の周面に有機感光体層を形成したものであり、金属部分が電気的に接地されている。また、バイアス電圧Vl(例えば−200[V])が印加されるものであってもよい。
上記画像形成ユニット10a、10b、10c、10dと対向するように配置される中間転写体11は、厚さが10〜300μm程度の樹脂フイルムからなるものであり、ポリ
イミドフィルム等が用いられる。また、トナー像を感光体ドラム1から中間転写体11へ静電的に転写するときに、画像の乱れが生じないように上記樹脂フィルムにはカーボンブラック等の導電性材料の粉体を混入し、体積抵抗率を1010Ωcm程度に調整している。
上記中間転写体11の内側には、駆動ロール21と、対向ロール22と、支持ロール23が配置され、中間転写体11はこれらに張架されて図中に示す矢印Aの方向に周回移動するものとなっている。
上記転写ロール12は、上記対向ロール22と対向する位置に設けられ、中間転写体11を介して対向ロール22に押圧されている。この転写ロール12は、金属の芯材に導電性のゴム材で外周部を形成してロール状としたものであり、対向ロール22との間に転写用のバイアス電圧が印加されるものである。
上記定着装置15は、加熱源を内蔵した加熱ロール15aと、この加熱ロール15aに圧接される加圧ロール15bとを備えており、これらが平行に配置されて記録シートを挟み込むニップ部を形成している。トナー像が転写された記録シートは、上記ニップ部に送り込まれ、回転駆動される加熱ロール15aと加圧ロール15bとの間で加熱されるとともに加圧され、溶融したトナーが記録シート上に圧着されるものとなっている。
上記定着装置15の下流側の搬送経路には、記録シートの搬送ロール24と、排紙トレイ16へ記録シートを送り出す排紙ロール25とが設けられており、搬送ロール24と排紙ロール25との間に、記録シートの搬送方向を切り換えるゲート17が設けられている。このゲート17は、記録シートの搬送経路を切り換えるものとなっており、搬送方向を反転して転写部へ再送する両面搬送路18へ記録シートを送り込むことができるようになっている。
上記画像形成装置は次のように動作する。
画像形成動作を開始する信号が入力されることにより、中間転写体11に対向して設けられた4つの画像形成ユニット10a、10b、10c、10dで、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、黒のトナー像が形成される。トナー像の形成は次のような工程により行われる。
感光体ドラム1がそれぞれ帯電装置2によりほぼ一様に帯電され、像露光装置6から画像信号に応じてオンオフされるレーザー光が照射される。これにより光照射された位置の電荷が減衰し、感光体ドラム1上に静電電位の差による潜像が形成される。各感光体ドラム1上の静電潜像は、現像装置3との対向位置においてトナーの転移によって現像され、トナー像が感光体ドラム1上に形成される。
形成された各色トナー像は、転写装置4により中間転写体11上へ重ね合わせて転写される。これにより、中間転写体11上に複数色のトナー像が重ね合わされたカラー画像が形成される。中間転写体11上に形成された複数色のトナー像は、中間転写体11の周回移動により転写ロール12と対向する二次転写部に搬送される。
一方、シートトレイ13からは記録シートが引き出され、搬送路14を転写部に向けて搬送される。そして、搬送路14を搬送された記録シートは停止しているレジストロール20の、二つのロールの圧接部分に突き当てて停止される。その後、中間転写体11上のトナー像が搬送されてくるタイミングに合わせてレジストロール20の駆動が再開され、記録シートが二次転写部に送り込まれてトナー像が静電的に転写される。トナー像が転写された記録シートは定着装置15に送られ、加熱ロール15aと加圧ロール15bとの間に挟み込まれる。加熱ロール15aはトナー像を溶融するのに充分な温度に加熱されており、この加熱ロール15aと加圧ロール15bとの間でトナー像は軟化され、記録シート上に圧着される。定着装置15から送り出された記録シートは搬送ロール24及び排紙ロール25によって搬送され、排紙トレイ16に排出される。一方、記録シートの両面に画像を形成するときには、片面に画像が形成された記録シートがゲート17の切り換えによって両面搬送路18に送り込まれ、搬送方向を反転して二次転写部へ再び搬送される。
次に上記帯電装置の詳細について説明する。
この帯電装置2は、図3に示すように、感光体ドラム1の周面に対して所定の位置に固定支持された端部支持部材の一例である前方側の端部材31と後方側の端部材32とを有し、これらの間に帯電部材の一例である電極ワイヤ33が張架されている。そして、この電極ワイヤ33が感光体ドラム1の無端状周面の幅方向に張架されて対向し、周面と所定の間隔を維持するように配置されている。また、覆い部材の一例として双方の端部材31,32に両端が支持されたシールドケース34が設けられており、電極ワイヤに沿って周囲を囲むようになっている。このシールドケースが感光体ドラムの周面と対向する部分は、図2に示すように開放されており、この部分に帯電部材が形成した電界を制御する電界制御部材の一例である網状のグリッド35が設けられ、上記端部材31,32によって両端部が支持されている。
上記電極ワイヤ33には帯電用の電圧が印加され、感光体ドラム1との間に電界が形成される。そして、グリッド35は電極ワイヤ33の電位と感光体ドラム1の電位との間の電位に設定され、電界を制御して感光体ドラム1の表面をほぼ所定の電位に帯電するものとなっている。
なお、この帯電装置2では帯電部材として電極ワイヤ33を用いているが、ワイヤに限定されるものではなく、金属の細長い板状部材や棒状の部材を用いることもできる。
上記前方側の端部材31には、電極ワイヤ33の周辺部に空気を導入するための給気口31aが設けられており、後方側の端部材32には排気口32aが設けられている。これらの給気口31a、排気口32a及びシールドケース34により本実施例における空気導入路が形成され、図3中の矢印で示すように前方側の端部材31からシールドケース34内の電極ワイヤ33に沿った領域に空気流が形成され、後方側の端部材32に設けられた排気口32aから排出されるものとなっている。このような給気及び排気は、図4に示すように、この画像形成装置の操作盤26が設けられた前方側から吸気ファン27によって外部の空気を取り入れ、前方部のダクト28、帯電装置2及び後方部のダクト29を介して排気ファン30によって機外に排出するものとなっている。この吸気ファン27及び排気ファン30は、帯電装置2への給排気を行うためだけに設けられたものであってもよいが、その他の部位への吸気及び排気をも行うものとするのが望ましい。
この帯電装置2は、図3,図5,図6及び図7に示すように、電極ワイヤ33及びグリッド35の清掃行う清掃ユニットを備えており、この清掃ユニットは、電極ワイヤ33の軸線方向に沿って移動する支持部材の一例である支持体36と、この支持体36に支持されて電極ワイヤ33に感光体ドラム1と反対側つまり背面側から接触する第1のパッド37と、感光体ドラム側から接触する第2のパッド38と、グリッド35に接触するように設けられたブラシ39と、支持体36に嵌め合わされて第1のパッド37が電極ワイヤ33に対して接触又は離隔するように第1のパッド37を動作させる移動部材40とを備えている。上記第1のパッド37及び第2のパッド38が電極ワイヤ33の清掃部材として、ブラシ39がグリッド35の清掃部材として機能するものである。また、この清掃ユニットを電極ワイヤ33の軸線方向に移動させるために、前方側の端部材31と後方側の端部材32とにそれぞれ両端が支持されて軸線回りに回転駆動されるスクリュー部材41が設けられている。
上記スクリュー部材41は、金属の棒状部材の周面に螺旋状の突出部が設けられたものであり、電極ワイヤ33の軸線と平行に支持され、支持体36の駆動伝達部36aに設けられたねじ穴にねじ込まれて貫通している。したがって、このスクリュー部材41が軸線回りに回転駆動されることにより、支持体36に軸線方向の駆動力を付与することができるものとなっている。
上記支持体36は、シールドケース34の内側に配置されてパッド37,38及びブラシ39を支持する基部36bと、この基部36bからシールドケース34に設けられたスリットから外側に突き出した駆動伝達部36aとを含むものである。基部36bは、感光体ドラム1の周面に対して電極ワイヤ33の側方と背面側とを囲むような形状となっている。そして、この支持体36は駆動伝達部36aを貫通するスクリュー部材41と、シールドケース34のスリットの縁部34aに支持されており、スクリュー部材41の回転駆動によって電極ワイヤ33の軸線方向に駆動される。
第1のパッド37は、支持体36に回転移動可能に設けられたアーム42の先端に取り付けられており、このアーム42が電極ワイヤ33と直角方向の支持軸回りに所定の角度の回転をすることによって背面側から電極ワイヤ33に押し付けられ、逆方向の回転により電極ワイヤ33から離隔されるものとなっている。第2のパッド38は、電極ワイヤ33と感光体ドラム1の表面との間に設けられた梁状部材43に取り付けられ、支持体36に対して位置が固定されている。そして、第1のパッド37が電極ワイヤ33に接触していないときには、この第2のパッド38は、感光体ドラム1側から電極ワイヤ33に対向し、電極ワイヤ33からわずかに離れた位置で支持されている。一方、第1のパッド37が電極ワイヤ33に押し付けられたときには電極ワイヤ33が変位し、第2のパッド38に押し付けられるものとなっている。
前記移動部材40は、支持体36に対して画像形成装置の後方側から嵌め合わされており、感光体ドラム1と離れた部位から前方側に突き出した一対の突出部40aが支持体36の駆動伝達部36aに設けられた溝36cに嵌め合わされ、図7に示すようにこの駆動伝達部36aを挟み込むようにして連結されている。また、感光体ドラム1に近い部分から前方側にアーム駆動部40bが突き出しており、第1のパッド37を支持するアーム42の感光体ドラム側に接触するものとなっている。この移動部材40は、支持体36に対して電極ワイヤ33の軸線方向に相対的な変位が可能となっている。つまり、支持体36に対して前方側へ深く嵌め合わされた状態(図7中に破線で示す状態)と、後方側に引き出された状態との間で移動可能となっており、それぞれの位置で突出部40aの先端に設けられた突起40cが、駆動伝達部36aの溝36c内に設けられた凹部36dに嵌め入れられ、強い力が作用したときに凹部36dから離脱が可能に係止される、いわゆるラッチ機能を有するものとなっている。
上記移動部材40が、支持体36に対して相対的に移動することによってアーム42が回転され、第1のパッド37の電極ワイヤ33に対する離接の動作が行われるものとなっており、本実施例の位置規制部材として機能する。つまり、移動部材40が支持体36に深く嵌め合わされた状態では、アーム駆動部40bがアーム42に接触し、バネ44によって電極ワイヤ側に付勢されたアーム42を押し戻して第1のパッド37が電極ワイヤ33から離隔した状態とする。また、移動部材40が支持体36から後方側へ引き出された状態では、アーム駆動部40bがアーム42から後退し、アーム42に対するバネ44の付勢力によって第1のパッド37が電極ワイヤ33に押し付けられる。これにともない、電極ワイヤ33は感光体ドラム1の周面側に変位し、支持体36に対して位置を固定して支持された第2のパッド38にも押し付けられ、感光体ドラム1の背面側と感光体ドラム側との双方からそれぞれ第1のパッド37及び第2のパッド38が押し付けられるものとなっている。
上記移動部材40の支持体36に対する相対的な移動及びこれにともなう第1のパッド37の電極ワイヤ33に対する接離は、支持体36の電極ワイヤ33の軸線方向への駆動にともなって行われる。
支持体36が前方側から後方側に移動するときには、図5に示すように、移動部材40は支持体36から後方側に突き出された状態で移動する。このとき、第1のパッド37及び第2のパッド38は電極ワイヤ33に接触している。そして、支持体36が後方側の端部材32に接近すると、図8(a)に示すように、後方側に突き出した移動部材40が後方側の端部材32に突き当たり、支持体36に対して前方側に押し込まれる。これにともない、前方側に突き出したアーム駆動部40bがアーム42と接触し、感光体ドラム1から離れる方向に回転させて第1のパッド37を電極ワイヤ33から離隔させる。これにともない、電極ワイヤ33はその張力によって感光体ドラム1から離れる方向に変位し、第2のパッド38からも離隔される。
上記のように第1のパッド37及び第2のパッド38が電極ワイヤ33から離隔した状態で支持体36は前方側に移動し、前方側の端部材31に接近する。前方側の端部材31には、図8(b)に示すように、移動部材40の突出部40aと対応する位置に突き出した押し出し部材31bが設けられており、支持体36が前方側の端部材31に接近したときに、この押し出し部材31bが移動部材の突出部40aに突き当たり、移動部材40を支持体36から後方側に押し出す。これにともない、アーム駆動部40bも後方側に引き抜かれ、アーム42はバネ44による付勢力によって感光体ドラム1側に押し付けられて、第1のパッド37及び第2のパッド38は再び電極ワイヤ33に押し付けられる。この後、支持体36が後方側に移動するときには移動部材40は支持体36に対して後方側に押し出された状態で移動する。
したがって、支持体36が前方側から後方側に移動するときには、第1のパッド37及び第2のパッド38が電極ワイヤ33に押し付けられた状態で移動し、電極ワイヤ33の清掃が行われる。そして、後方側から前方側へ移動するときには第1のパッド37及び第2のパッド38は電極ワイヤ33から離隔され、電極ワイヤ33を清掃することなく移動する。
上記のように駆動される清掃ユニットを備えた帯電装置2に対して、給排気装置は清掃ユニットが駆動されているときに前方側から後方側へ電極ワイヤ33の周辺部に空気流を形成する。したがって、支持体36が前方から後方側に移動するときには、給排気装置によって形成される空気流の上流側から下流側に移動するものとなり、第1のパッド37及び第2のパッド38が電極ワイヤ33の清掃を行い、異物を電極ワイヤ33から除去して後方側へ搬送する。また、パッドの移動にともなって電極ワイヤ33から飛散した異物の粒子は、空気流によって速やかに下流側に押し流され、電極ワイヤ33に再付着することなく排除される。また、後方側から前方側に支持部材が移動するときには。第1のパッド37及び第2のパッド38は電極ワイヤ33から離隔された状態で移動し、電極ワイヤ33から付着物を飛散させることはない。
上記支持体36の駆動による清掃を行わないとき、つまり、感光体ドラム1の周面の帯電を行う時等の清掃ユニットの待機時は、支持体36は空気流の下流側つまり後方側に待機するものとなっている。したがって、移動部材40は支持体36に対して前方側に押し入れられた状態となっており、第1のパッド37及び第2のパッド38は電極ワイヤ33から離隔された状態とされる。これにより待機時にパッドから異物が飛散して電極ワイヤ33に付着するのが防止される。
一方、支持体36に取り付けられたブラシ39は、支持体36が前方側から後方側へ移動するとき、及び後方側から前方側へ移動するときの双方においてグリッド35と接触しており、支持体36の移動にともなってグリッド35を清掃するものとなっている。また、このグリッド35を清掃するためのブラシ39も、支持体36が前方側から後方側へ移動するときのみにグリッド39と接触するような構成とすることもできる。
このような構成は、例えば次のようなものを採用することができる。
図9及び図10に示すように支持体36からグリッド35の両側縁に接触するように突き出した保持部材36eを設け、この保持部材36eによってグリッド35の側縁部を感光体ドラム側から抱え込むようにして、ブラシ39に接触させるものとする。つまり、保持部材36eはグリッド35が張架された位置より感光体ドラム1から離れた位置に設けられており、前方側から後方側に移動するときには、図9(b)、図9(c)、図9(d)に示すようにグリッド35の側縁が拡幅された部分に設けられた跳ね上げ部35aによって保持部材36eが感光体ドラム側に回り込み、グリッド35をブラシ側に引き寄せ、接触させて清掃する。後方側の端部材32と接近した位置では、図10に示すようにグリッドの幅が縮小された部分35bで保持部材36eによるグリッド35の保持が解放される。そして、後方側から前方側に移動するときには、図9(e)に示すように保持部材36eがグリッド35の感光体ドラム側には回り込まず、グリッド35はブラシ39から離隔された状態となる。このような構成によってブラシ39に対してグリッド35の位置を規制する部材として機能し、グリッド35も空気流の上流側から下流側にブラシ39が移動するときにのみ清掃が行われるものとすることができる。
本実施例においては、ブラシ39に対してグリッド35の位置を規制することで、ブラシ39とグリッド35との位置を規制しているが、グリッドに対してブラシの位置を規制するように構成してもよい.
上記のような清掃ユニットの駆動は、例えば画像形成装置の電源投入時、画像形成動作の開始前、終了時等に行われるように設定することができる。また、所定の枚数の画像形成を行う毎に清掃ユニットを駆動するように設定することもできる。そして、給排気装置による空気流は、上記清掃ユニットが駆動されるときには少なくとも生成されるように制御され、清掃ユニットが空気流の下流側で待機し、感光体ドラムの周面を帯電するときにも空気流を生成し、放電生成物を速やかに排除するのが望ましい。
次に、図1に示す画像形成装置で用いることができる帯電装置であって、本願発明に係る帯電装置の第2の実施形態について説明する。
図11はこの帯電装置を示す断面図であって、(a)図は感光体ドラムの周面の幅方向に張架された電極ワイヤの軸線と直角方向の断面を示すものであり、(b)図は電極ワイヤの軸線と平行な断面すなわち(a)図中のA−A線における断面を示すものである。また、図12は、図11(a)中に示すB−B線における断面図である。
この帯電装置は、図5,図6及び図7に示す帯電装置と同様に、固定支持される前方側及び後方側の端部材51,52と、これらの間に張架された電極ワイヤ53と、この電極ワイヤ53の周囲を囲うように設けられたシールドケース54と、電極ワイヤ53の清掃ユニットとを備えている。
この清掃ユニットは、電極ワイヤの軸線方向に沿って移動する支持体56と、この支持体56に支持されて電極ワイヤに感光体ドラム側から接触する第1のパッド57と、背面側から接触する第2のパッド58と、第1のパッド57が電極ワイヤ53に対して接触又は離隔するように駆動させる移動部材60とを備えている。また、この清掃ユニットを電極ワイヤ53の軸線方向に駆動するためのスクリュー部材61が、シールドケース54の外側に、電極ワイヤ53と平行に支持されている。このスクリュー部材61は、図 5に示す帯電装置と同様の構成を有するものであり、前方側の端部材51と後方側の端部材52とにそれぞれ両端が支持され、軸線回りに回転駆動されるものである。
上記支持体56は、シールドケース54の内側に配置されてパッドを支持する基部56bと、この基部56bと連続し、対向する感光体ドラム1とシールドケース54との間からこのシールドケース54に囲まれた領域の外側に延びた駆動伝達部56aとを含むものである。そして、駆動伝達部56aを貫通するスクリュー部材61と、シールドケース54に設けられたスリットの縁に係止された突起部56cによって支持されており、スクリュー部材61の回転駆動によって電極ワイヤ53の軸線方向に駆動されるものとなっている。
第1のパッド57は、支持体56に回転可能に設けられた支持軸62から張り出した第1のアーム63に取り付けられており、支持軸62が所定の範囲で回転することによって感光体ドラム1側から電極ワイヤ53に押し付けられ、支持軸62の逆方向の回転により電極ワイヤ53から離隔されるものとなっている。第2のパッド58は、上記支持体56の背面側から電極ワイヤ53に向かって突き出した後方側柱状部64の先端に取り付けられ、支持体56に対して位置が固定されされている。そして、第1のパッド57が電極ワイヤ53に接触していないときには、この第2のパッド58も電極ワイヤ53からわずかに離れた位置でこの電極ワイヤ53と対向するように支持され、第1のパッド57が押し付けられて電極ワイヤ53が変位することによって第2のパッド58にも押し付けられるものとなっている。
上記移動部材60は、図12に示すように支持体56の後方側から一対の平行な突出部60aを突き入れるようにして、この支持体56と相対的な変位が可能に連結されている。つまり、突出部60aに設けられたレール状の凸部60bと支持体56の背面部から突き出した後方側柱状部64及び前方側柱状部65に設けられた溝状の凹部とが嵌め合わされることで移動部材60が支持体56と接合されている。そして、この凸部60bが溝状の凹部内で摺動することによって移動部材60が支持体56に対して前後方向すなわち電極ワイヤ33の軸線方向に移動するのを可能とし、本実施例における位置規制部材として機能している。この移動部材60の両側面には、図13(a)に示すように凹陥部60cが設けられており、支持軸62から張り出した第2のアーム66の係止突起がこの凹陥部60cに嵌め合わされている。そして、移動部材60が支持体56に対して移動することにより、支持軸62を所定の角度に回転させるものである。したがって、移動部材60が支持体56に対して移動することにより支持軸62が回転し、この支持軸62に固定された第1のアーム63が回転して第1のパッド57が電極ワイヤ53に対して押し付けられ、又は離隔されるものとなっている。
このような帯電装置では、支持体56が前方側から後方側へ、すなわち電極ワイヤ53の周辺部に形成される空気流の上流側から下流側へ移動する時には、図13(a)に示すように、移動部材60は後方側に突き出している。そして、第1のパッド57は電極ワイヤ53に押し付けられ、これにともなって第2のパッド58も電極ワイヤ53に押し付けられている。
支持体56が後方側の端部材52に接近すると移動部材60が後方側の端部材52に突き当てられ、図13(b)に示すように支持体56に対して前方側へ突き出される。これにより、支持軸62が回転し、第1のパッド57が電極ワイヤ53から後退し、電極ワイヤ53は第2のパッド58からも離れる。この状態で前方側つまり空気流の上流側に移動し、図14に示すように前方側の端部材53に接近して移動部材60が後方側に押し出されると、第1のパッド57は再び電極ワイヤ53に押し付けられ、第2のパッド58も電極ワイヤ53に押し付けられる。
図15は、本願発明に係る帯電装置の第3の実施形態を示す断面図である。
この帯電装置は、図11から図14までに示す帯電装置と同様の端部材71,72と、電極ワイヤ73と、シールドケース74と、スクリュー部材(図示しない)と、清掃ユニットとを備えており、清掃ユニットは、同様に支持部材76と、第1のパッド77及び第2のパッド(図示しない)と、移動部材80とを備えるものである。ただし、この帯電装置では移動部材80が支持部材76から張り出す長さが図11に示す帯電装置と異なっており、支持軸82に固定された第1のアーム83と第2のアーム86との取り付け角度が異なるものとなっている。
この帯電装置では、図15(a)に示すように、移動部材80が支持部材76から後方側に突き出した状態では、第1のパッド77が電極ワイヤ73に押し付けられ、支持部材76とともに第1のパッド77及び第2のパッド78が移動することによって電極ワイヤ73の清掃が行われる。そして、図15(b)に示すように移動部材80が後方側の端部材72に突き当てられ、移動部材80が支持部材76に対して前方側へ押し入れられると支持軸82が回転し、第1のパッド77が電極ワイヤ73から後退する。このように移動部材80が第1のパッドを動作させるものであり、本実施例における位置規制部材として機能する。本実施例では第1のパッド77が電極ワイヤ73から後退するときに、完全には電極ワイヤ73から離れず、前方側から後方側へ移動するときより弱い力で電極ワイヤ73に押し付けられた状態となる。このような状態で後方側から前方側つまり空気流の下流側から上流側に移動する。このとき、第1のパッド77及び第2のパッド78の電極ワイヤ73に対する接触圧は小さくなっていることにより、電極ワイヤ73に付着した異物を剥離するには至らず、剥離しやすい状態にすることができる。これにより、第1のパッド77及び第2のパッドが空気流の下流側から上流側に移動しているときに異物が飛散することは少ない。そして、移動部材80が上流側の端部材71に突き当てられ、第1のパッド77及び第2のパッドが電極ワイヤ73に強く押し付けられた後、支持部材76とともに上流側から下流側に移動するときには、電極ワイヤ73に付着した異物が容易に剥離され、効率よく除去される。
図16は、本願発明に係る帯電装置の第4の実施形態を示す断面図およびパッドの電極ワイヤに対する接触圧を制御する機構を示す概略図である。
この帯電装置は、図11から図14までに示す帯電装置と同様の端部材91と、電極ワイヤ93と、シールドケース94と、スクリュー部材95と、清掃ユニットとを備えており、清掃ユニットは、同様に支持体96と、第1のパッド97及び第2のパッド98と、移動部材99とを備えるものである。ただし、この帯電装置では、シールドケース94の側面部の内側に、電極ワイヤ93に沿った方向へ案内部材の一例であるガイド部材94aが設けられている。このガイド部材94aは、前方側から後方側にかけて徐々に感光体ドラム1に接近するように傾斜して設けられている。一方、支持軸101から張り出した第2のアーム103の先端部には移動部材99に嵌め合わされる突起103aの他に反対側に突き出した外側突起103bを有している。この外側突起103bは、支持体96の側部に設けられた貫通孔96aから突き出し、ガイド部材94aの感光体ドラム側の面に接触している。したがって、図16(b)に示すように第1のパッド97が電極ワイヤ93に接触した状態で支持体96が前方側から後方側に移動すると、外側突起103bがガイド部材94aによって位置が規制され、徐々に感光体ドラム側に押し出される。これにより支持軸101は徐々に回転し、第1のアーム102に取り付けられた第1のパッド97を電極ワイヤ93に押し付ける力が増大する。上記ガイド部材94aは前方側及び後方側の端部材の近くには設けられておらず、外側突起103bの拘束を解放するようになっている。したがって、支持体96が端部材91に接近して移動部材99が端部材に突き当てられるときには、図11から図14までに示す帯電装置と同様に第2のアーム103が旋回し、第1のパッド97の電極ワイヤ93からの離隔、又は電極ワイヤ93への接触が行われるものとなっている。また、第1のパッド97が電極ワイヤ93から離隔されたときには、図11から図14までに示す帯電装置と同様に第1のパッド97及び第2のパッド98が電極ワイヤ93から離隔された状態で前方側に移動する。
図17は、図16に示す帯電装置と同様に、支持部材が移動するのにともなって第1のパッドの電極ワイヤに対する接触圧が増大するように制御される帯電装置の他の例を示す断面図及び概略構成図である。
この帯電装置では、シールドケース114の側面に電極ワイヤ93の軸線に沿った方向のガイドスリット114aが設けられている。そして、第2のアーム103の先端部に設けられた外側突起103bが上記ガイドスリット114aに突き入れられている。したがって、支持体96が前方側から後方側に移動するときに、外側突起103bがガイドスリット114aの縁によって位置が規制され、図16に示す帯電装置と同様に支持軸101が支持体96の移動にともなって徐々に回転し、第1のパッド97を電極ワイヤ93に押し付ける力が増大するものとなっている。また、前方側の端部材91および後方側の端部材の近くではガイドスリット114aの幅が拡大されており、外側突起103bの位置の規制が解放される。
以上に説明した帯電装置では、前方側の端部材と後方側の端部材との間に設けられたシールドケースの電極ワイヤの周辺を囲う領域の面積が、この電極ワイヤの軸線に沿ってほぼ一定となっているが、この面積が空気流の上流側から下流側にかけて縮小するようにしてもよい。
図18に示す帯電装置では、感光体ドラム1に対向して設けられたシールドケース121の感光体ドラムに対する背面側の部分が、空気流の下流側に向かって電極ワイヤ122に接近するようになっている。また、図19(a)及び図19(b)に示す帯電装置では、シールドケース131の対向する二つの側面部分が、空気流の上流側から下流側に向かって、これらの間隔を徐々に縮小するように設けられている。そして、電極ワイヤ132は、空気流の上流側及び下流側のいずれにおいても両側の側面部分からほぼ等距離の位置に張架されるように、図19(a)においてはシールドケースの側面部分の一方を傾けた方向へ電極ワイヤ132を傾け、図19(b)においてはシールドケースの側面部分の双方を互いに近づくよう軸線方向に傾けている。
このように覆い部材であるシールドケースで囲まれる領域が空気流の下流側で縮小されていることにより、下流側でも帯電部材である電極ワイヤの周辺部分で空気流が維持され、飛散した異物の粒子を下流側に押し流すことができる。
そして、図18に示すようにシールドケース121の背面側の部分を電極ワイヤ122に接近させる構造では、電極ワイヤ122と被帯電体である感光体ドラム1との間の電界が、空気流の上流側のと下流側とで変化することが少なく、帯電特性に差が生じることが少ない。これにより側面部分の間隔を変化させる構造より均一な帯電を行うために望ましいものとなる。
また、被帯電体の周辺部のスペースが限られる場合等には、側面部分の間隔を縮小する構造も有効である。そして、このときに帯電部材である電極ワイヤ132を双方の側面部分からほぼ等距離となる位置に張架することにより、電極ワイヤ132の両側の電界がほぼ等しくなり帯電特性が空気流の上流側と下流側とで変化するのを小さく抑制することができる。
本実施例の被帯電体である感光体ドラム1のように、表面が曲率を有する被帯電体を用いた場合には、シールドケース121の側面部分の間隔を縮小すると、側面部分の被帯電体に近い端部と被帯電体との間隔が電極ワイヤ33の軸線方向で異なってしまう。本実施例では、下流側でシールドケース121の側面部分の間隔を縮小することで、上流側に比べて下流側では側面部分の被帯電体に近い端縁と被帯電体との間隔は狭くなっているので、当該間隔が等距離となるようにシールドケース121の側面部の長さを下流に行くにしたがって短くしている。
一方、以上に説明した帯電装置では、給排気装置によって前方側の端部材から空気が導入され、電極ワイヤに沿って空気流を形成して、後方側の端部材から空気を排出するものであったが、清掃部材が電極ワイヤに接触して清掃を行う条件が本願に係る発明と合致するものであれば、後方側から空気を導入し、前方側に排出するものであってもよい。また、端部材を介して空気を導入するものに限らず、図20に示すようにダクト141をシールドケース142に沿って配置し、ダクト141に設けられた開口部141a及びシールドケース142に設けられたスリット142aから電極ワイヤ143の周辺に空気を送り込むものを採用することもできる。このような構造では、シールドケース142に沿って設けられたダクト141内に空気流制御板141bを設け、上流側から下流側にわたる範囲で供給される空気量を調整することができ、電極ワイヤの周辺の空気流を制御することができる。
以上に説明した帯電装置は、電子写真式の画像形成装置において、像光を照射する前の感光体ドラムをほぼ一様に帯電するものとして用いられるものである。しかし、本願発明に係る帯電装置は、上記のような用途の帯電装置に限定されものではなく、電子写真式や静電記録方式の画像形成装置において、像保持体上のトナー像を転写するためのコロナ放電装置や像保持体上のトナーの帯電又は除電に用いられるものであってもよい。また、感光体ドラム等の静電潜像が形成される像保持体以外の部材、例えば中間転写体等を帯電するものであってもよい。さらに、画像形成装置以外の装置に用いられるものであって、帯電部材の清掃が必要となる装置について本発明を適用することもできる。
本願に係る発明の一実施形態である画像形成装置であって、本願発明の一実施形態である帯電装置を備える画像形成装置の概略構成図である。 図1に示す画像形成装置で用いられる画像形成ユニットの概略構成図である。 図1に示す画像形成装置で用いられる帯電装置の概略構成図である。 図1に示す画像形成装置の給排気装置を示す概略図である。 図1に示す画像形成装置で用いられる帯電装置の構造及びこの帯電装置が備える清掃ユニットの構造を示す断面図であって、図6中に示すA−A線における断面図ある。 図1に示す画像形成装置で用いられる帯電装置の構造及びこの帯電装置が備える清掃ユニットの構造を示す断面図であって、図5中に示すB−B線における断面図ある。 図1に示す画像形成装置で用いられる帯電装置の構造及びこの帯電装置が備える清掃ユニットの構造を示す断面図であって、図6中に示すC−C線における断面図ある。 図5から図7までに示す帯電装置の動作を示す断面図である。 図5から図7までに示す帯電装置で採用することができるグリッドの清掃機構を示す概略図である。 図9に示すグリッドの清掃機構を説明するための概略斜視図である。 図1に示す画像形成装置で用いることができる帯電装置の他の実施形態であって、本願発明の第2の実施形態である帯電装置を示す断面図である。 図11に示す帯電装置の、B−B線における断面図である。 図11及び図12に示す帯電装置の動作を示す断面図である。 図11及び図12に示す帯電装置の動作を示す断面図である。 図1に示す画像形成装置で用いることができる帯電装置の他の実施形態であって、本願発明の第3の実施形態である帯電装置を示す断面図である。 図1に示す画像形成装置で用いることができる帯電装置の他の実施形態であって、本願発明の第4の実施形態である帯電装置を示す断面図である。 図16に示す帯電装置と同様の機能を有する帯電装置の他の例を示す断面図である。 図11及び図12に示す帯電装置の一部構成を変更した例を示す概略断面図である。 図11及び図12に示す帯電装置の一部構成を変更した他の例を示す概略断面図である。 図1に示す画像形成装置で用いることができる帯電装置に空気流を供給する構成の他の例を示す概略断面図である。
符号の説明
1:感光体ドラム(像保持体), 2:帯電装置, 3:現像装置, 4:転写装置, 5:クリーニング装置, 6:像露光装置, 10:現像ユニット,
11:中間転写体, 12:転写ロール, 13:シートトレイ, 14:搬送路, 15:定着装置, 16:排紙トレイ, 17:ゲート, 18:両面搬送路, 19:搬送ロール, 20:レジストロール, 21:駆動ロール, 22:対向ロール, 23:支持ロール, 24:搬送ロール, 25:排紙ロール,
26:画像形成装置の操作盤, 27:吸気ファン, 28:前方部のダクト28, 29:後方部のダクト, 30:排気ファン,
31:前方側の端部材, 31a:給気口, 31b:押し出し部材, 32:後方側の端部材, 32a:排気口, 33:電極ワイヤ(帯電部材), 34:シールドケース(覆い部材), 35:グリッド, 36:支持体, 36a:駆動伝達部, 36b:基部, 36c:溝, 36d:凹部, 36e:保持部材, 37:第1のパッド(清掃部材), 38:第2のパッド(清掃部材), 39:ブラシ, 40:移動部材, 40a:移動部材の突出部, 40b:アーム駆動部, 40c:突起, 41:スクリュー部材, 42:アーム, 43:梁状部材, 44:バネ,
51:前方側の端部材, 52:後方側の端部材, 53:電極ワイヤ(帯電部材), 54:シールドケース(覆い部材), 56:支持体, 56a:駆動伝達部, 56b:基部, 56c:突起部, 57:第1のパッド(清掃部材), 58:第2のパッド(清掃部材), 60:移動部材, 60a:突出部, 60b:レール状の凸部, 60c:凹陥部, 61:スクリュー部材, 62:支持軸, 63:第1のアーム, 64:後方側柱状部, 65:前方側柱状部, 66:第2のアーム,
71:前方側の端部材, 72:後方側の端部材, 73:電極ワイヤ(帯電部材), 74:シールドケース(覆い部材), 76:支持部材, 77:第1のパッド(清掃部材), 80:移動部材, 82:支持軸, 83:第1のアーム, 86:第2のアーム,
91:前方側の端部材, 93:電極ワイヤ(帯電部材), 94:シールドケース(覆い部材), 94a:ガイド部材, 95:スクリュー部材, 96:支持体, 96a:貫通孔, 97:第1のパッド(清掃部材), 98:第2のパッド(清掃部材), 99:移動部材, 101:支持軸, 102:第1のアーム, 103:第2のアーム, 103a:突起, 103b:外側突起,
114:シールドケース, 114a:ガイドスリット,
121:シールドケース, 122:電極ワイヤ, 131:シールドケース, 132:電極ワイヤ,
141:ダクト, 141a:開口部, 141b:空気流制御板, 142:シールドケース, 142a:スリット, 143:帯電部材

Claims (12)

  1. 被帯電体の表面と所定の間隔をおいて配置され、該被帯電体との間に帯電用の電圧が印加される帯電部材と、
    前記帯電部材と接触し、該帯電部材の軸線方向に移動して付着物を除去する清掃部材と、
    前記帯電部材に沿った位置で該帯電部材の軸線方向に対して一の方向に流れる空気を導入する空気導入路と、を有し、
    前記清掃部材は、前記一の方向に移動するときには前記帯電部材に接触し、空気の流れが生じた状態で該空気の流れの逆方向に移動するときには前記帯電部材から離隔されるものであることを特徴とする帯電装置。
  2. 被帯電体の表面と所定の間隔をおいて配置され、該被帯電体との間に帯電用の電圧が印加される帯電部材と、
    前記帯電部材と接触し、該帯電部材の軸線方向に移動して付着物を除去する清掃部材と、
    前記帯電部材に沿った位置で該帯電部材の軸線方向に対して一の方向に流れる空気を導入する空気導入路と、を有し、
    前記清掃部材は、前記一の方向に移動するときには前記帯電部材に接触し、空気の流れが生じた状態で該空気の流れの逆方向に移動するときには一の方向へ移動するときより前記帯電部材との接触圧が小さく設定されるものであることを特徴とする帯電装置。
  3. 前記清掃部材は、前記帯電部材の軸線方向に対して前記一の方向に移動するにしたがって、前記帯電部材に押し付ける力が増大するものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の帯電装置。
  4. 前記帯電部材を軸線方向に沿って覆うように支持された覆い部材を有し、
    前記清掃部材は、該覆い部材に設けられたガイドに沿って位置が規制されることによって帯電部材に押し付ける力が変更されるものであることを特徴とする請求項3に記載の帯電装置。
  5. 前記帯電部材を軸線方向に沿って覆うように支持された覆い部材を有し、
    前記覆い部材と前記被帯電体とによって囲まれる領域の、前記帯電部材の軸線方向と直交する面における断面積は、前記帯電部材の軸線方向における前記空気の流れる一の方向に向かって縮小されていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の帯電装置。
  6. 前記覆い部材は、前記被帯電体に対して前記帯電部材の後方部に設けられた背面部と、前記帯電部材の側方部に設けられた側面部とを有し、
    前記背面部が前記空気の流れる一の方向に向かって前記帯電部材に接近することにより、前記領域の面積が縮小されていることを特徴とする請求項5に記載の帯電装置。
  7. 前記覆い部材は、前記被帯電体に対して前記帯電部材の後方部に設けられた背面部と、前記帯電部材の側方部に設けられた側面部とを有し、
    前記側面部の一方が前記空気の流れる一の方向に向かって該側面部の他方に接近することにより、前記領域の面積が縮小されていることを特徴とする請求項5に記載の帯電装置。
  8. 前記帯電部材は、曲率を有する前記被帯電体と所定の間隔をおいて配置され、軸線方向の一方の端部から他方の端部までの範囲で、前記側面部の前記被帯電体に近い側の端縁と被帯電体との間隔をほぼ等距離とすることを特徴とする請求項7に記載の帯電装置。
  9. 前記清掃部材は、前記帯電部材の清掃動作終了時から次の清掃動作の開始までの間は、前記帯電部材の軸線方向における前記空気が流れる一の方向の下流側に待機するものであることを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれかに記載の帯電装置。
  10. 前記清掃部材を前記帯電部材に対して接離が可能に支持し、前記帯電部材の軸線方向に移動する支持部材と、
    該支持部材に相対的な変位が可能となるように連結され、この相対的な位置によって前記清掃部材の前記帯電部材に対する位置を規制する位置規制部材と、を有し、
    該位置規制部材の前記支持部材に対する位置の移動は、前記帯電部材の端部を支持する端部支持部材に対して前記支持部材が接近したときに該端部支持部材に前記位置規制部材部材が接触することによって行われることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の帯電装置。
  11. 無端状の周面に沿って感光体層を有し、表面が移動する像保持体と、
    前記像保持体の表面と所定の間隔をおいて、該像保持体の移動方向に対して直交する方向に軸線を有するように配置され、該像保持体との間に帯電用の電圧が印加される帯電部材と、
    前記帯電部材と接触し、該帯電部材の軸線方向に移動して付着物を除去する清掃部材と、
    前記帯電部材に沿った位置で該帯電部材の軸線方向に対して一の方向に流れる空気を導入する空気導入路とを一体的に画像形成装置本体に対して着脱可能とし、
    前記清掃部材は、前記一の方向に移動するときには前記帯電部材に接触し、空気の流れが生じた状態で該空気の流れの逆方向に移動するときには前記帯電部材から離隔可能に構成されたこと特徴とする像保持体ユニット。
  12. 無端状の周面に沿って感光体層を有する像保持体と、
    この像保持体の周面を所定の電位に帯電する帯電装置と、
    前記像保持体の周面に像光を照射して潜像を形成する像露光装置と、
    前記像保持体上の潜像にトナーを転移してトナー像を形成する現像装置と、
    前記像保持体上のトナー像を被転写材に転写する転写装置と、
    少なくとも前記帯電装置への給気と該帯電装置からの排気とを行う給排気装置とを有し、
    前記帯電装置は、
    前記像保持体の無端状周面の幅方向に軸線を有し、操作者が操作を行う前方側から後方側へ前記無端状周面と所定の間隔をおいて配置され、該像保持体との間に帯電用の電圧が印加される帯電部材と、
    前記帯電部材と接触し、該帯電部材の軸線方向に移動して付着物を除去する清掃部材とを備え、
    前記給排気装置は、前記帯電部材に沿って前方側から後方側に空気流を形成するものであり、
    前記清掃部材は、前記空気流が形成された状態で前方側から後方側に移動するときには前記帯電部材に接触し、後方側から前方側へ移動するときには、前記帯電部材から離隔されるか、又は前方側から後方側に移動するときにより接触圧が小さく設定されるものであることを特徴とする画像形成装置。
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