JP4984304B2 - 孔あき部品の供給装置 - Google Patents

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Description

この発明は、所定の位置に一時係止された磁性材料製の孔あき部品を進退動作式の供給ロッドで目的箇所に供給する孔あき部品の供給装置に関している。
供給通路から搬送されてきた孔あき部品を仮止室で一時係止し、この部品を進退式の供給ロッドを進出させて仮止室の出口開口から目的箇所へ供給する形式のものが知られている。このような形式のものにおいては、供給通路の搬送方向の所定箇所にストッパ部材が配置され、孔あき部品はそのストッパ面に磁石で吸引されて位置決めがなされるようになっている。
特開2002−192350号公報
上述のように供給通路の搬送方向の所定箇所に配置されているストッパ面に、孔あき部品を突き当てて位置決めを行うものにおいては、孔あき部品の片側だけが吸引されるので、仮止室における保持安定性が不十分なものとなる。また、仮止室の形成と各種の基準面の形成が、簡単にしかも高い精度のもとになされていないという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するために提供されたもので、仮止室における保持安定性が良好で、仮止室が簡単な構造で形成できる孔あき部品の供給装置の提供を目的とする。
問題を解決するための手段
請求項1記載の発明は、供給通路から搬送されてきた磁性材料製の孔あき部品を仮止室で一時係止し、この部品を進退式の供給ロッドを進出させて仮止室の出口開口から目的箇所へ供給する形式のものにおいて、前記仮止室に供給通路の搬送方向側に配置したストッパ面と前記出口開口とは反対側に配置した位置決め面が設けられ、この位置決め面に孔あき部品を吸着させる少なくとも2つの磁石が仮止室の外側に配置され、前記磁石は孔あき部品の直径方向で見て対称となる箇所に配置され、前記仮止室は、供給通路が設けられているとともに前記供給ロッドが通過する開口凹部が形成された主ブロック部材に対して、前記ストッパ面が設けられているとともに供給ロッドが通過する開口凹部が形成された副ブロック部材を結合す ることによって形成され、前記両開口凹部が合致することによって供給ロッドの通過孔が形成され、
前記主ブロック部材に対して副ブロック部材を結合することによって、前記位置決め面が形成され、前記主ブロック部材の端部に一対の突起部材が設けられ、この突起部材の端部に副ブロック部材を結合することにより、前記仮止室と前記ストッパ面と前記位置決め面が形成されていることを特徴とする孔あき部品の供給装置である。
発明の効果
前記仮止室の外側に配置された少なくとも2つの磁石が、孔あき部品の直径方向で見て対称となる箇所に配置されている。このため、磁力線は孔あき部品の直径方向またはそれと平行な方向に貫通した状態になるので、孔あき部品の磁化される領域が広くなり、それによって孔あき部品の片面全体が強く前記位置決め面に吸着される。したがって、孔あき部品は安定した状態で仮止室内に一時係止され、それによって供給ロッドとの相対位置が正確に維持されて、供給ロッド進出時の確実な部品供給がなされる。つまり、磁力線が孔あき部品の一方の片端から他方の片端に貫通した態様になり、良好な吸引力が広い範囲にわたって確保できるのである。
記仮止室は、供給通路が設けられているとともに前記供給ロッドが通過する開口凹部が形成された主ブロック部材に対して、前記ストッパ面が設けられているとともに供給ロッドが通過する開口凹部が形成された副ブロック部材を結合することによって形成され、前記両開口凹部が合致することによって供給ロッドの通過孔が形成されている。
このように主ブロック部材に対して副ブロック部材を結合するだけで仮止室が形成され、同時に供給ロッドが進退する通過孔が形成されるので、簡単な構成によって重要な機能部位が確保できる。とくに、主ブロック部材と副ブロック部材の双方にあらかじめ開口凹部を形成しておくことと、副ブロック部材にあらかじめストッパ面を形成しておくだけで、両部材の一体化によって供給ロッドの通過孔とストッパ面が所定の箇所に設置されるという効果がある。
記主ブロック部材に対して副ブロック部材を結合することによって、前記位置決め面が形成されている。
前記主ブロック部材と副ブロック部材の各々にあらかじめ位置決め面を形成しておき、両部材を一体化することによって所定の箇所に部品の片側全域を吸引する位置決め面が形成される。したがって、位置決め面の形成を簡単にしかも正確に行うことができる。
記主ブロック部材の端部に一対の突起部材が設けられ、この突起部材の端部に副ブロック部材を結合することにより、前記仮止室とストッパ面と位置決め面が形成されている。
一対の突起部材の端部に副ブロック部材を結合する簡単な構成によって、前記仮止室とストッパ面と位置決め面を形成することができる。
請求項2記載の発明は、前記副ブロック部材に凸部が設けられ、この凸部に前記ストッパ面と開口凹部が形成され、凸部を前記一対の突起部材の間に挿入した状態で副ブロック部材を主ブロック部材に結合した請求項1記載の孔あき部品の供給装置である。
前記凸部にあらかじめストッパ面と開口凹部が形成されているので、ストッパ面と開口凹部を所定の箇所に正確に配置することが簡単に行える。そして、凸部を前記一対の突起部材の間に挿入した状態で副ブロック部材が主ブロック部材に結合されるので、両部材の一体化が強固に行えて剛性の高い結合構造がえられる。
請求項3記載の発明は、前記部品が、ナット本体とこのナット本体と一体のフランジ部から構成されたものであり、フランジ部の表面側が前記位置決め面に接触するものである請求項1または請求項2記載の孔あき部品の供給装置である。
ナット本体にフランジ部が一体化されている形状であると、フランジ部の外形端がナット本体から直径方向に突出した状態になる。このような形状のものを仮止室から送出する場合、ナット本体の方から送出することになると、部品の保持をフランジ部だけを仮止室内面に接触させて一時係止を行わなければならない。つまり、ナット本体の外側面を仮止室内面に接触させると、送出時にフランジ部が通過不可能となる。上述のように、フランジ部の表面側が前記位置決め面に接触するような一時係止方式とすることにより、フランジ部の外周縁を吸引するのではなく、大きなフランジ部の表面側を位置決め面に強く吸引させて、安定性の良好な一時係止が確保できる。同時に、上記のようなフランジ部の通過不可能の問題も解消する。
つぎに、本発明の孔あき部品の供給装置を実施するための最良の形態を説明する。
図1〜図3は実施例1を示す。
図1(A)は、装置全体を示す断面図であり、他は各部の断面図等である。(B)図はB−B断面を示し、(C)図はC−C断面を示している。また、図3は図1(A)における(3)矢視図である。
本発明において供給される部品としては種々なものがあるが、この実施例においては図1(D)に実線で示すように、ハット型のプロジェクションナット1である。以下の説明において、このプロジェクションナットを単にナットと表現する場合もある。ナット1は、六角形のナット本体2とそれと一体化されている円形のフランジ部3から構成され、ナット本体2の中央にねじ孔4が設けられている。また、フランジ部3の表面5の外周側に3個または4個の溶着用突起6が形成されている。そして、ナット1は、磁性材料である鉄製とされている。
供給装置全体は符号100で示されている。パーツフィーダ7から送出されてきたナット1が供給ヘッド8において一時係止される。この一時係止されているナット1が進退式の供給ロッド9で送り出されて、固定電極10のガイドピン11に供給される。固定電極11は電気抵抗溶接用のものであり、対応する可動電極の図示は省略してある。
前記供給ヘッド8は、主ブロック部材13に副ブロック部材14が結合されることによって構成されている。図1(C)や図2(A)に示すように、前記主ブロック部材13は直方体型の部材に切削加工を行ったもので、中央部に供給通路15が設けられることにより、ほぼコ字型の断面形状となっている。左右の横部材16とこの横部材16を連結している底部材17の配置によって前記断面形状が形成されている。なお、主ブロック部材13は、非磁性体であるステンレス鋼を用いて作られている。
前記底部材17の端部18に半円弧状の凹部で形成された開口凹部19が形成されている。この開口凹部19は前記供給ロッド9を通過させるために形成されている。横部材16を前記端部18からさらに延長して一対の突起部材20が形成されている。このような構造により、一対の突起部材20が主ブロック部材13の端部に形成されている。前記供給通路15は閉断面として機能するものであり、そのために図1(B)や(C)に示すように、蓋板21が溶接してある。
主ブロック部材13に結合される副ブロック部材14は、ほぼ直方体型の本体部23の中央部に凸部24が形成されている。この凸部24は1段目部分25と、この1段目部分よりも高い高さの2段目部分26の2段構造とされ、1段目部分25に円弧状のストッパ面27が形成してある。ストッパ面27の円弧の内径は、円形のフランジ部3の直径とほぼ同じに設定してある。2段目部分26に供給ロッド9を通過させるための開口凹部28が形成され、これは半円弧状の凹部で形成されている。前記開口凹部19と開口凹部28が合致することによって、円形の孔が形成され、これが供給ロッド9の通過孔29となる。上記のような1段目部分25と2段目部分26は、供給ロッド9の軸方向で見てずらされた位置関係となっている。このようにずらしておくことにより、供給ロッド9の後退方向で見て、ストッパ面27、位置決め面31、そのつぎに通過孔29の順序で配列されるのである。
上述のように1段目部分25よりも2段目部分の高さを高くしたのは、ナット1のフランジ部3の直径が前記通過孔29の内径よりもはるかに大きくなっているので、この寸法差に適合させるためである。つまり、図3に示すように、供給通路15の移送方向(矢線(イ)方向)に対向する方向すなわち(矢線(ロ)方向)から凸部24が両突起部材20の間に挿入されたときに、ストッパ面27と開口凹部28が所定の位置にセットされるようになっている。
一方、フランジ部3の表面5(実際には溶着用突起6)が密着する位置決め面31は、主ブロック部材13側では開口凹部19の周囲近傍の底部材17の表面によって形成されている。また、副ブロック部材14側では2段目部分26の横端面によって形成されている。
凸部24の幅寸法は、凸部24が突起部材20の間にぴったりと隙間のない状態ではまり込むように設定してある。図3に示すように、凸部24を突起部材20の間に挿入し本体部23をボルトで主ブロック部材13に固定する。1点鎖線32はボルト付けを意味している。なお、副ブロック部材14は非磁性体であるステンレス鋼を用いて作られている。また、副ブロック部材14の表面に硬質クロム鍍金を行うことにより、ストッパ面27の硬度を高めて、反復するフランジ部3の衝撃に対して十分な耐久性を保有させるという効果がある。同時に、ナット1が押し出されるときにフランジ部3の周縁がストッパ面27上を滑動しやすなるという効果がある。
このような凸部24の挿入とボルト付けによって、前記通過孔29が形成され、しかも2つの位置決め面31,31が連続した平面となって位置決め面を形成する。そして、ストッパ面27、両突起部材20の内面、位置決め面31によって仮止室33が形成される。仮止室33の出口開口30は通過孔29すなわち位置決め面31の反対側に形成されている。このようにして、供給通路15の搬送方向側に配置したストッパ面27と前記出口開口30とは反対側に配置した位置決め面31が設けられるのである。ストッパ面27にフランジ部3の外周部が受止められると、ねじ孔4が供給ロッド9と同軸になるように、ストッパ面27の設置箇所が定められている。
前記供給ロッド9に、ナット1のねじ孔4内に進入するガイドロッド34と、大径部35と、ガイドロッド34と大径部35の境界部に設けられた押出し面36が設けてある。前記大径部35がガイド筒37内を摺動できるように挿入してあり、このガイド筒37の端部は、主ブロック部材13の上面に溶接してある。また、ガイド筒37の他端にエアシリンダ38が結合され、そのピストンロッド(図示していない)が大径部35に結合してある。
つぎに、磁石の配置について説明する。
磁石は、位置決め面31に対してナット1のフランジ部3を吸着させるために配置してある。少なくとも2つの磁石39,39が仮止室33の外側に配置され、図1(D)や(E)に示すように、前記磁石39はナット1の直径方向で見て対称となる箇所に配置されている。磁石39を格納するために、突起部材20の外側面に有底の収容孔40があけられ、ここに磁石(永久磁石)39をはめ込んでから蓋部材41を突起部材20に溶接して、磁石39が封じ込められている。
図1(D)に示すように、両磁石39の極性は、左側からN、S、N、Sの順序で配列され、磁石39は仮止室33の奥側に片寄せてある。このような配置によって形成される磁力線42がフランジ部3に片寄った箇所を通過する。このような磁力線42の片寄りによって、フランジ部3を位置決め面31へ押し付ける吸引力成分が発生し、フランジ部3(溶着用突起6)が確実に位置決め面31に押し付けられる。
少なくとも2つの磁石39を仮止室33の外側に、しかもナット1の直径方向で見て対称となる箇所に配置するために、両突起部材20を利用して磁石39を位置づけている。したがって、両突起部材20が磁石39をこのような位置に配置するための部材として有効に活用されている。同時に、この突起部材20は仮止室33を形成するための部材としても有効に活用されている。換言すると、突起部材20は、磁石39の配置と仮止室33の形成、あるいは主ブロック部材13と副ブロック部材14の一体化等において多機能的に活用されている。
なお、図1(E)に2点鎖線で示すように、磁石を2対設けることも可能である。各対の磁石39はそれぞれナット1の直径方向に磁力線を形成し、ここではフランジ部3の2箇所を磁力線が通過し、この2箇所に吸引力が発生している。
供給ロッド9が進出しガイドロッド34がねじ孔4を貫通すると、押出し面36がフランジ部3の表面5に当たり、それによってナット1が磁石39の吸引力に抗して仮止室33から押し出されて行く。その後、ガイドロッド34の先端がガイドピン11の直近で停止すると、ナット1はガイドロッド34に案内されて滑降し、ねじ孔4内にガイドピン11がはまり込み、ナット供給が完了する。
つぎに、ストッパユニットについて説明する。
ナット1は通常、パーツフィーダ7から空気噴射によって搬送されてくる。したがって、ナット1は高速で仮止室33内に進入し、高速でストッパ面27に激突する。このような衝撃でストッパ面27の耐久性が低下するので、高速のナット1を一旦停止させるようになっている。そのために、ストッパユニット43が配置してある。これはストッパ部材が供給通路15内に進入して、ナット1を一旦停止させるものである。
すなわち、主ブロック部材13の上面に固定したエアシリンダ44のピストンロッド45が、ストッパ部材とされている。図1(A)に2点鎖線で示すように、高速で搬送されてきたナット1は、供給通路15内に突き出たストッパ部材45で受け止められて停止し、それからストッパ部材45が後退すると今度は低速で仮止室33内に進入する。したがって、フランジ部3は低速でストッパ面27に突き当たるので、ストッパ面27の損耗を実質的に問題にならないレベルに低下させることができる。そして、ストッパユニット43が主ブロック部材13に一体化されているので、各構造物が主ブロック部材13に集約されて、構造簡素化にとって効果的である。なお、エアシリンダ44を電磁ソレノイド換えてもよい。
なお、上記各種のエアシリンダに換えて、進退出力をする電動モータを採用することもできる。また、上記永久磁石を電磁石に置き換えることも可能である。
上述の動作は、一般的に採用されている制御手法で容易に行わせることが可能である。制御装置またはシーケンス回路からの信号で動作する空気切換弁や、エアシリンダの所定位置で信号を発して前記制御装置に送信するセンサー等を組み合わせることによって、所定の動作を確保することができる。
以上に説明した実施例1の作用効果は、つぎのとおりである。
前記仮止室33の外側に配置された少なくとも2つの磁石39が、ナット1の直径方向で見て対称となる箇所に配置されている。このため、磁力線42はナット1の直径方向に貫通した状態になるので、ナット1の磁化される領域が広くなり、それによってナット1の片面全体が強く前記位置決め面31に吸着される。したがって、ナット1は安定した状態で仮止室33内に一時係止され、それによって供給ロッド9との相対位置が正確に維持されて、供給ロッド進出時の確実なナット供給がなされる。つまり、磁力線42がナット1の一方の片端から他方の片端に貫通した態様になり、良好な吸引力が広い範囲にわたって確保できるのである。
前記仮止室33は、供給通路15が設けられているとともに前記供給ロッド9が通過する開口凹部19が形成された主ブロック部材13に対して、前記ストッパ面27が設けられているとともに供給ロッド9が通過する開口凹部28が形成された副ブロック部材14を結合することによって形成され、前記両開口凹部19,28が合致することによって供給ロッド9の通過孔29が形成されている。
このように主ブロック部材13に対して副ブロック部材14を結合するだけで仮止室33が形成され、同時に供給ロッド9が進退する通過孔29が形成されるので、簡単な構成によって重要な機能部位が確保できる。とくに、主ブロック部材13と副ブロック部材14の双方にあらかじめ開口凹部19,28を形成しておくことと、副ブロック部材14にあらかじめストッパ面27を形成しておくだけで、両部材13,14の一体化によって供給ロッド9の通過孔29とストッパ面27が所定の箇所に設置されるという効果がある。
前記主ブロック部材13に対して副ブロック部材14を結合することによって、前記位置決め面31が形成されている。
前記主ブロック部材13と副ブロック部材14の各々にあらかじめ位置決め面31を形成しておき、両部材13,14を一体化することによって所定の箇所にナット1の片側全域すなわち表面5全体を吸引する位置決め面位置決め面31が形成される。したがって、位置決め面31の形成を簡単にしかも正確に行うことができる。
前記主ブロック部材13の端部に一対の突起部材20が設けられ、この突起部材20の端部に副ブロック部材14を結合することにより、前記仮止室33とストッパ面27と位置決め面31が形成されている。
一対の突起部材20の端部に副ブロック部材14を結合する簡単な構成によって、前記仮止室33とストッパ面27と位置決め面31を形成することができる。
前記副ブロック部材14に凸部24が設けられ、この凸部24に前記ストッパ面27と開口凹部28が形成され、凸部24を前記一対の突起部材20の間に挿入した状態で、副ブロック部材14を主ブロック部材13に結合してある。
前記凸部24にあらかじめストッパ面27と開口凹部28が形成されているので、ストッパ面27と開口凹部28を所定の箇所に正確に配置することが簡単に行える。そして、凸部24を前記一対の突起部材20の間に挿入した状態で副ブロック部材14が主ブロック部材13に結合されるので、両部材13,14の一体化が強固に行えて剛性の高い結合構造がえられる。
前記部品が、ナット本体2とこのナット本体2と一体のフランジ部3から構成されたものであり、フランジ部3の表面5側が前記位置決め面31に接触するものである。
つまり、主ブロック部材3の位置決め面31と、副ブロック部材14の位置決め面31との相対位置があらかじめ設定してあり、また、開口凹部19と開口凹部28との相対位置があらかじめ設定してあり、同時に、フランジ部3に対するストッパ面27の位置もあらかじめ設定してある。したがって、主ブロック部材13に副ブロック部材14を組み付けることによって、しかも、副ブロック部材14の凸部24を突起部材20の間に挿入しボルト付けするだけの作業によって、仮止室33の形成と、仮止室33における出口開口30、ストッパ面27、位置決め面31、通過孔29等が一斉に形成されるのであり、組立構造物として、各部の精度を高め組立作業が簡素化されるという効果がある。
ナット本体2にフランジ部3が一体化されている形状であると、フランジ部3の外形端がナット本体2から直径方向に突出した状態になる。このような形状のものを仮止室33から送出する場合、ナット本体2の方から送出することになると、ナット1の保持をフランジ部3だけを仮止室33の内面に接触させて一時係止を行わなければならない。つまり、ナット本体2の外側面を仮止室33の内面に接触させると、送出時にフランジ部3が通過不可能となる。上述のように、フランジ部3の表面5側が前記位置決め面31に接触するような一時係止方式とすることにより、フランジ部3の外周縁を吸引するのではなく、大きなフランジ部3の表面5側を位置決め面31に強く吸引させて、安定性の良好な一時係止が確保できる。同時に、上記のようなフランジ部3の通過不可能の問題も解消する。
上述のように、本発明によれば、仮止室における保持安定性が良好で、仮止室が簡単な構造で形成できる孔あき部品の供給装置であるから、自動車の車体溶接工程や、家庭電化製品の板金溶接工程などの広い産業分野で利用できる。
装置全体の断面図と各部の断面図である。 主ブロック部材と副ブロック部材の斜視図である。 図1の(3)矢視図である。
符号の説明
1 プロジェクションナット
2 ナット本体
3 フランジ部
4 ねじ孔
5 表面
8 供給ヘッド
9 供給ロッド
13 主ブロック部材
14 副ブロック部材
15 供給通路
19 開口凹部
20 突起部材
24 凸部
27 ストッパ面
28 開口凹部
29 通過孔
30 出口開口
31 位置決め面
33 仮止室
39 磁石
42 磁力線

Claims (3)

  1. 供給通路から搬送されてきた磁性材料製の孔あき部品を仮止室で一時係止し、この部品を進退式の供給ロッドを進出させて仮止室の出口開口から目的箇所へ供給する形式のものにおいて、前記仮止室に供給通路の搬送方向側に配置したストッパ面と前記出口開口とは反対側に配置した位置決め面が設けられ、この位置決め面に孔あき部品を吸着させる少なくとも2つの磁石が仮止室の外側に配置され、前記磁石は孔あき部品の直径方向で見て対称となる箇所に配置され、前記仮止室は、供給通路が設けられているとともに前記供給ロッドが通過する開口凹部が形成された主ブロック部材に対して、前記ストッパ面が設けられているとともに供給ロッドが通過する開口凹部が形成された副ブロック部材を結合することによって形成され、前記両開口凹部が合致することによって供給ロッドの通過孔が形成され、
    前記主ブロック部材に対して副ブロック部材を結合することによって、前記位置決め面が形成され、前記主ブロック部材の端部に一対の突起部材が設けられ、この突起部材の端部に副ブロック部材を結合することにより、前記仮止室と前記ストッパ面と前記位置決め面が形成されていることを特徴とする孔あき部品の供給装置。
  2. 前記副ブロック部材に凸部が設けられ、この凸部に前記ストッパ面と開口凹部が形成され、凸部を前記一対の突起部材の間に挿入した状態で副ブロック部材を主ブロック部材に結合した請求項1記載の孔あき部品の供給装置。
  3. 前記部品は、ナット本体とこのナット本体と一体のフランジ部から構成されたものであり、フランジ部の表面側が前記位置決め面に接触するものである請求項1または請求項2記載の孔あき部品の供給装置。
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