JP4983678B2 - 通信中継方法、通信中継プログラム、および通信中継装置 - Google Patents

通信中継方法、通信中継プログラム、および通信中継装置 Download PDF

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Description

本発明はIP電話通信における通信中継方法に係り、特に、非稼動となったIP−PBXから他のIP−PBXに登録変更した加入者への発信を容易にする通信中継方法に関する。
インターネットプロトコル(IP)に準拠した電話通信技術であるVoIP(Voice over Internet Protocol)に基づいたIP電話通信が普及しつつあり、従来のPBX(構内交換機)に代わってIP−PBX(以下、交換サーバと呼ぶ)の導入が進んでいる。交換サーバは従来のPBXとは異なり、遠隔地の電話端末も収容可能である。このため、1台の交換サーバが電話サービスを提供する区域は従来のPBXよりも広域化している(たとえば特許文献1参照)。
特開2006−157776号公報
これにより、地震などの災害発生時に、加入者aの所在する地域の設備は罹災していないにもかかわらず、交換サーバが罹災したために非稼動となり電話サービスを受けることができない、という事態が生じる。この場合、加入者aは他の交換サーバに登録して電話サービスを受けることが可能であるが、加入者a宛に発信したい加入者bには加入者aが他の交換サーバに登録したことがわからない。したがって、加入者aからの変更通知がない限り、加入者bから加入者aへの発信ができないという問題があった。
本発明の目的は、非稼動となった交換サーバから他の交換サーバに登録変更した加入者への発信を容易にする通信中継方法を提供することにある。
本発明にかかる通信中継方法は、複数の交換サーバを構成メンバとする交換サーバグループの構成メンバである交換サーバが実行する通信中継方法であって、交換サーバグループのドメイン名に複数の交換サーバのドメイン名を対応付けて記憶するステップと、通信機器に対する第1の呼接続リクエストを受信するステップと、第1の呼接続リクエストの宛先アドレスに含まれるドメイン名が交換サーバグループのドメイン名であるときに、第1の呼接続リクエストの宛先アドレスに含まれるドメイン名を、交換サーバグループのドメイン名に対応付けて記憶された交換サーバのドメイン名に置き換えて第2の呼接続リクエストを生成するステップと、第2の呼接続リクエストを前記通信機器に対して送信するステップとを含むことを特徴とする。
本発明にかかる通信中継プログラムは、複数の交換サーバを構成メンバとする交換サーバグループの構成メンバとなるコンピュータに通信中継方法を実行させる通信中継プログラムであって、その通信中継方法は、交換サーバグループのドメイン名に複数の交換サーバのドメイン名を対応付けて記憶するステップと、通信機器に対する第1の呼接続リクエストを受信するステップと、第1の呼接続リクエストの宛先アドレスに含まれるドメイン名が交換サーバグループのドメイン名であるときに、第1の呼接続リクエストの宛先アドレスに含まれるドメイン名を、交換サーバグループのドメイン名に対応付けて記憶された交換サーバのドメイン名に置き換えて第2の呼接続リクエストを生成するステップと、第2の呼接続リクエストを前記通信機器に対して送信するステップとを含むことを特徴とする。
本発明にかかる通信中継装置は、複数の交換サーバを構成メンバとする交換サーバグループの構成メンバとなる通信中継装置であって、交換サーバグループのドメイン名に複数の交換サーバのドメイン名を対応付けて記憶するための記憶部と、呼接続リクエストを送受信するための送受信部と、受信した第1の呼接続リクエストの宛先アドレスに含まれるドメイン名が交換サーバグループのドメイン名であるときに、第1の呼接続リクエストの宛先アドレスに含まれるドメイン名を、交換サーバグループのドメイン名に対応付けて記憶された交換サーバのドメイン名に置き換えて第2の呼接続リクエストを生成するための交換サーバグループ管理部とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、複数の交換サーバをグループ化してグループ宛に接続要求を出し、グループ内の任意の交換サーバ傘下の電話端末に接続することにより、故障した交換サーバから同一グループ内の他の交換サーバに登録変更した加入者への発信を容易にする通信中継方法を提供することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
本実施形態の説明においては、呼制御プロトコルとしてSIP(Session Initiation Protocol)を採用しているものとする。
図1は、交換サーバによるIP電話サービス例を説明するための図である。図1に基づいて交換サーバによるIP電話サービス例について説明する。加入者はあらかじめ当該電話サービスの提供者に加入申込みを行い、加入者IDを割り振ってもらう。電話サービス提供者は加入者データを作成し、各交換サーバに通知する。図2は、加入者データの例を示す図である。図2に示された加入者データの例について説明する。加入者データは可変データと固定データからなる。可変データは加入者が電話端末をいずれかの交換サーバに登録する時点で記載されるデータである。固定データは加入者が電話サービスに加入した時点で記載されるデータである。したがって、電話サービスへの加入時点では図2のように固定データのみが記載されている。固定データの内容は、加入者からの要望に従って電話サービス提供者により変更されることがある。その場合は、変更された内容が各交換サーバに通知される。可変データの例については後述する。固定データには、加入者ID、パスワード、および、各種サービスの提供に関するデータが含まれる。加入者IDは電話サービス提供者によって割り振られる。パスワードは加入者が選定する。各種サービスの提供に関するデータの例として、図2には、留守録サービスおよび不応答時の転送先に関するデータ例が記載されている。なお、可変データと固定データを別々に管理するようにしてもよい。
加入者は任意の交換サーバに登録手続きをすることにより、受信が可能となる。図1の例では加入者2000(加入者IDとして「2000」を割り振られた加入者をこう呼ぶことにする)の電話端末から交換サーバAに“register”リクエストが送信され(ステップS12)、これによって、加入者2000の電話端末が交換サーバAに登録される。図3は、交換サーバAが管理する加入者データの例を示す図である。交換サーバAは加入者2000の加入者データ中の可変データを登録する。可変データには、登録IPアドレス、端末能力、登録日時のデータが含まれる。登録IPアドレスは加入者2000の電話端末のIPアドレスである。端末能力は交換サーバAが加入者2000の電話端末から収集したデータである。登録日時は交換サーバAが“register”リクエストを処理した日時のデータである。交換サーバAへの登録により、加入者2000の電話端末のSIPアドレスは2000@Aとなる。ここで、Aは交換サーバAを識別するための識別子となるSIPドメイン名である。説明の簡単のため、交換サーバ名をSIPドメイン名とする。なお、加入者データ中の可変データは登録後、一定の有効期間が経過すると削除される。したがって、常時登録状態にしておくためには、有効期間が経過する前に再度登録手続きを行う必要がある。
図1においては加入者2001が加入者2000に電話をかける。加入者2001の電話端末は2000@Aを宛先SIPアドレスとする“invite”リクエスト(呼接続リクエスト)任意の交換サーバ(図1では交換サーバB)に送信する(ステップS14)。これを受けた交換サーバBは宛先SIPアドレスのSIPドメイン名に従って“invite”リクエストを交換サーバAに転送する(ステップS16)。これを受けた交換サーバAは自身の管理する加入者データに従って“invite”リクエストを加入者2000の電話端末に転送する(ステップS18)。これによって、加入者2001の電話端末からの“invite”リクエストが加入者2000の電話端末に到達する。
図4は、交換サーバ非稼動時の動作を説明するための図である。図4に基づいて交換サーバ非稼動時の動作を説明する。加入者2000の電話端末が交換サーバAに登録されていたとする。交換サーバAが地震等、何らかの事情で稼動不能となった場合、交換サーバAは他の通信装置からのメッセージを一切受け付けない。たとえば、加入者2001が加入者2000に電話をかけても(ステップS22)、交換サーバBが交換サーバAに転送した“invite”リクエスト(ステップS24)に対して交換サーバAからの応答が返らない。また、加入者2000の電話端末が登録の有効期間が経過する前に交換サーバAに対して再度“register”リクエストを送信しても(ステップS26)、交換サーバAからの応答が得られない。
加入者2000は、交換サーバAへの登録手続きが失敗したことを受けて、他の交換サーバ(図4では交換サーバC)に対して登録手続きを行う(ステップS28)。これにより、加入者2000の電話端末のSIPアドレスは2000@Cとなる。この交換サーバの登録変更は、有事の際に自動的に行われるように、加入者2000の電話端末に設定しておいてもよい。この交換サーバの登録変更により、加入者2000は引き続き電話を受信することが可能となるが、加入者2000宛の電話を受信するためにはSIPアドレスが2000@Cに変わったことを先方に伝えておく必要がある。
加入者2001が2000@Cを宛先SIPアドレスとする“invite”リクエストを任意の交換サーバ(図4では交換サーバB)に送信すると(ステップS30)、これを受けた交換サーバBは宛先SIPアドレスのSIPドメイン名に従って“invite”リクエストを交換サーバCに転送する(ステップS32)。これを受けた交換サーバCは自身の管理する加入者データに従って“invite”リクエストを加入者2000の電話端末に転送する(ステップS34)。これによって、加入者2001の電話端末からの“invite”リクエストが加入者2000の電話端末に到達する。
本発明の一実施形態においては、複数台の交換サーバがあらかじめグループ化されている。この交換サーバグループを構成する交換サーバは、地震等の罹災による影響を少なくするために、地理的に分散していることが望ましい。そこでこの交換サーバグループを地域分散セットと呼ぶことにする。地域分散セットを構成する交換サーバに登録された電話端末のSIPアドレスには交換サーバのSIPドメイン名ではなく、地域分散セットのSIPドメイン名を付けて他の加入者に通知される。各交換サーバは、自身が構成メンバとなっている地域分散セットのSIPドメイン名を持つSIPアドレス宛に送信されたメッセージを受け取ると、宛先SIPアドレスのSIPドメイン名をこの地域分散セットを構成する各交換サーバのSIPドメイン名に置き換えてメッセージを転送する。
図5は、本発明の一実施形態にかかる交換サーバのシステム構成例を示す図である。図5に示すように、交換サーバ2は、通信ネットワーク4を経由して他の通信装置との間でデータを送受信するための送受信部12と、中継するデータを蓄積するためのデータバファ14と、オペレータにデータを出力し、オペレータからのデータ入力を受け付けるための入出力部22と、地域分散セットに関する処理を実行するための地域分散セット管理部24と、地域分散セットに関するデータをテーブル形式で作成するためのテーブル作成部26と、交換サーバ2が管理する各種データを記憶するための記憶部28と、交換サーバ2全体を制御するための制御部30とを含む。交換サーバ2が処理する機能のうち、通常の交換サーバが処理する機能を含め、本明細書において陽に説明されない機能はすべて制御部30が実行するものとする。
図6は、本発明の一実施形態を説明するための図である。図6に基づいて本発明の一実施形態を説明する。図6においては、交換サーバA、交換サーバB、および交換サーバCが地域分散セットを構成しているとする。地域分散セットには名前が付けられる。たとえば、図6における交換サーバA、交換サーバB、および交換サーバCを構成メンバとする地域分散セットにはαという地域分散セット名が付けられているとする。説明の簡単のため、交換サーバ名と同様、地域分散セット名をSIPドメイン名として扱う。地域分散セットを構成する交換サーバの情報は各交換サーバに管理される。すなわち、αにA、BおよびCを対応付けて登録した地域分散セットテーブルが地域分散セットαの構成メンバである交換サーバA、交換サーバB、および交換サーバCの各々に管理される。図7は、本発明の一実施形態における地域分散セットテーブルの例を示す図である。このデータはあらかじめ、交換サーバ2のオペレータが交換サーバ2に登録する。図8は、本発明の一実施形態における地域分散セット登録画面の例を示す図である。入出力部22がこれをディスプレイ画面上に表示し、オペレータによる地域分散セット名α、構成交換サーバ名A、B、およびCの入力を受け付ける。地域分散セット管理部24の指示により、テーブル作成部26が地域分散セットテーブルを作成して記憶部28に登録する。
加入者は任意の交換サーバに登録手続きをすることにより、受信が可能となる。図6の例では加入者2000の電話端末から交換サーバAに“register”リクエストが送信され(ステップS42)、これによって、加入者2000の電話端末が交換サーバAに登録される。交換サーバAは加入者2000の加入者データ中の可変データを登録する。交換サーバAへの登録により、加入者2000の電話端末のSIPアドレスは2000@Aとなる。交換サーバAは加入者2000の電話端末に地域分散セットテーブルを渡す。加入者2000の電話端末は他の電話端末に対して、自身のSIPアドレスを2000@Aではなく、SIPドメイン名をαに置き換えた2000@αとして通知する。
図9は、本発明の一実施形態における呼接続シーケンスを示す図である。加入者2001が加入者2000に電話をかける際には、加入者2001の電話端末は2000@αを宛先SIPアドレスとする“invite”リクエストを任意の交換サーバに送信する。これが地域分散セットαの構成メンバのいずれか(図6、図9では交換サーバB)に届いたとする(ステップS46)。交換サーバBは地域分散セットαの構成メンバであるため、地域分散セットテーブルに従って地域分散セットαの構成メンバである各交換サーバに“invite”リクエストの転送を行う。このとき、宛先SIPアドレス中のSIPドメイン名は各交換サーバのSIPドメイン名に置き換えられる。“invite”リクエストが交換サーバAに転送されると(ステップS48)、交換サーバAは自身の管理する加入者データに従って“invite”リクエストを加入者2000の電話端末に転送する(ステップS50)。これによって、加入者2001の電話端末からの“invite”リクエストが加入者2000の電話端末に到達する。“invite”リクエストが交換サーバBに転送されると(ステップS52)、交換サーバBは自身に加入者2000が登録されていないため、エラーを返す。“invite”リクエストが交換サーバCに転送されると(ステップS54)、交換サーバCは自身に加入者2000が登録されていないため、エラーを返す。
図10は、本発明の一実施形態における交換サーバ非稼動時の動作を説明するための図である。図10に基づいて本発明の一実施形態における交換サーバ非稼動時の動作を説明する。加入者2000の電話端末が交換サーバAに登録されていたとする。交換サーバAが地震等、何らかの事情で稼動不能となった場合、交換サーバAは他の通信装置からのメッセージを一切受け付けない。したがって、加入者2000の電話端末が登録の有効期間が経過する前に交換サーバAに対して再度“register”リクエストを送信しても(ステップS62)、交換サーバAからの応答が得られない。
加入者2000は、交換サーバAへの登録手続きが失敗したことを受けて、同じ地域分散セットαを構成する他の交換サーバ(図10では交換サーバC)に対して登録手続きを行う(ステップS64)。これにより、加入者2000の電話端末のSIPアドレスは2000@Cとなる。この交換サーバの登録変更は、有事の際に自動的に行われるように、加入者2000の電話端末に設定しておいてもよい。この交換サーバの登録変更により、加入者2000は引き続き電話を受信することが可能となる。登録変更後の登録先である交換サーバCは登録変更前の登録先である交換サーバAと同一の地域分散セットαの構成メンバであるため、加入者2000の電話端末は他の電話端末に対して、自身のSIPアドレスとして2000@αを改めて通知する必要はない。
図11は、本発明の一実施形態における交換サーバ非稼動時の呼接続シーケンスを示す図である。加入者2001の電話端末は2000@αを宛先SIPアドレスとする“invite”リクエストを任意の交換サーバに送信する。これが地域分散セットαの構成メンバのいずれか(図10、図11では交換サーバB)に届いたとする(ステップS68)。交換サーバBは地域分散セットαの構成メンバであるため、地域分散セットテーブルに従って地域分散セットαの各構成メンバに“invite”リクエストの転送を行う。このとき、宛先SIPアドレス中のSIPドメイン名は各交換サーバのSIPドメイン名に置き換えられる。“invite”リクエストが交換サーバAに転送されても(ステップS70)、交換サーバAからは応答が返ってこない。“invite”リクエストが交換サーバBに転送されると(ステップS72)、交換サーバBは自身に加入者2000が登録されていないため、エラーを返す。“invite”リクエストが交換サーバCに転送されると(ステップS74)、交換サーバCは自身の管理する加入者データに従って“invite”リクエストを加入者2000の電話端末に転送する(ステップS76)。これによって、加入者2001の電話端末からの“invite”リクエストが加入者2000の電話端末に到達する。このように、加入者2000は故障した交換サーバから同一グループ内の他の交換サーバに登録変更しても、SIPアドレスの変更通知を出す必要がなく、以前のままのSIPアドレス宛で着信を受けることができる。
これを実現するために、交換サーバ2は、自身が構成メンバとなっている地域分散セットαのSIPドメイン名αを持つSIPアドレス宛に送信されたメッセージを受け取ると、宛先SIPアドレスのSIPドメイン名をこの地域分散セットを構成する交換サーバAのSIPドメイン名A、交換サーバBのSIPドメイン名B、および交換サーバCのSIPドメイン名Cにそれぞれ置き換えてメッセージを転送する。以降、関連するメッセージの宛先SIPアドレスのSIPドメイン名について、αとA、B、およびCとの置き換えを行う。この置き換えのために、交換サーバ2はα、A、B、およびC宛の各呼の状態を示す呼状態テーブルと各呼を関連付けるための関連呼情報テーブルを作成し、管理する。図12は、本発明の一実施形態における関連呼情報テーブルおよび呼状態テーブルの例を示す図である。
次に、地域分散セット管理の詳細を説明する。図13は、本発明の一実施形態における“Invite”リクエスト受信時の処理フローを示す図である。図13に基づいて本発明の一実施形態における“Invite”リクエスト受信時の処理の流れを説明する。
(ステップS102)送受信部12が“Invite”リクエストを受信する。
(ステップS104)地域分散セット管理部24は、受信された“Invite”リクエストの宛先SIPアドレスのSIPドメイン名が、記憶部28に記憶された地域分散セットテーブルに登録された地域分散セット名と一致するか、すなわち、受信された“Invite”リクエストが自身が構成メンバとなっている地域分散セット宛であるか否かをチェックする。
(ステップS106)受信された“Invite”リクエストが自身が構成メンバとなっている地域分散セット宛である場合(ステップ104:Yes)、テーブル作成部26は、記憶部28に記憶された地域分散セットテーブルに登録されたデータに基づいて、関連呼情報テーブルID#xを作成する。
(ステップS108)次にテーブル作成部26は、記憶部28に記憶された地域分散セットテーブルに登録されたデータに基づいて、発信元の呼状態テーブルID#1を作成する。「呼状態」は「“100”応答待ち」とする。「発信元」は“Invite”リクエストの発信元SIPアドレスとする。「宛先」は“Invite”リクエストの宛先SIPアドレスとする。最後にテーブル作成部26は、関連呼情報テーブルID#xと発信元の呼状態テーブルID#1とを相互にリンクする。
(ステップS110)さらにテーブル作成部26は、記憶部28に記憶された地域分散セットテーブルに登録されたデータに基づいて、各着信先の呼状態テーブルID#2〜ID#4を作成する。「呼状態」は「“100”応答待ち」とする。「発信元」は“Invite”リクエストの発信元SIPアドレスとする。「宛先」は“Invite”リクエストの宛先SIPアドレスのSIPドメイン名を各着信先交換サーバのSIPドメイン名とする。最後にテーブル作成部26は、関連呼情報テーブルID#xと各着信先の呼状態テーブルID#2〜ID#4とを相互にリンクする。
(ステップS112)地域分散セット管理部24は、受信された“Invite”リクエストの宛先SIPアドレスを各着信先の呼状態テーブルID#2〜ID#4の「宛先」に置き換え、置き換えられたあとの“Invite”リクエストを送受信部12経由で送信する。
(ステップS114)受信された“Invite”リクエストが自身が構成メンバとなっている地域分散セット宛でない場合(ステップ104:No)、制御部30は、受信された“Invite”リクエストに対して通常の中継処理を行う。
図14は、本発明の一実施形態における“180”応答受信時の処理フローを示す図である。図14に基づいて本発明の一実施形態における“180”応答受信時の処理の流れを説明する。
(ステップS202)送受信部12が“180”応答を受信する。
(ステップS204)地域分散セット管理部24は、受信された“180”応答に対応する着信先の呼状態テーブルID#j(jは2〜4のいずれか)を記憶部28から抽出する。
(ステップS206)地域分散セット管理部24は、抽出された着信先の呼状態テーブルID#jに関連呼情報テーブルID#xへのリンクがあるか否かをチェックする。
(ステップS208)抽出された着信先の呼状態テーブルID#jに関連呼情報テーブルID#xへのリンクがある場合(ステップS206:Yes)、地域分散セット管理部24は、抽出された着信先の呼状態テーブルID#jの「呼状態」を「“200”応答待ち」に変更する。
(ステップS210)地域分散セット管理部24は、発信元の呼状態テーブルID#1を記憶部28から抽出する。
(ステップS212)地域分散セット管理部24は、発信元の呼状態テーブルID#1の「呼状態」が「“200”応答待ち」であるか否かをチェックする。「“200”応答待ち」であれば(ステップS212:Yes)、処理を終了する。
(ステップS214)発信元の呼状態テーブルID#1の「呼状態」が「“200”応答待ち」でない場合(ステップS212:No)、地域分散セット管理部24は、発信元の呼状態テーブルID#1の「呼状態」を「“200”応答待ち」に変更する。
(ステップS216)地域分散セット管理部24は、受信された“180”応答の宛先SIPアドレスを発信元の呼状態テーブルID#1の「宛先」に置き換え、置き換えられたあとの“180”応答を送受信部12経由で送信する。
(ステップS218)抽出された着信先の呼状態テーブルID#jに関連呼情報テーブルID#xへのリンクがない場合(ステップS206:No)、制御部30は、受信された“180”応答に対して通常の中継処理を行う。
図15は、本発明の一実施形態における“200”応答受信時の処理フローを示す図である。図15に基づいて本発明の一実施形態における“200”応答受信時の処理の流れを説明する。
(ステップS302)送受信部12が“200”応答を受信する。
(ステップS304)地域分散セット管理部24は、受信された“200”応答に対応する着信先の呼状態テーブルID#j(jは2〜4のいずれか)を記憶部28から抽出する。
(ステップS306)地域分散セット管理部24は、抽出された着信先の呼状態テーブルID#jに関連呼情報テーブルID#xへのリンクがあるか否かをチェックする。
(ステップS308)抽出された着信先の呼状態テーブルID#jに関連呼情報テーブルID#xへのリンクがある場合(ステップS306:Yes)、地域分散セット管理部24は、抽出された着信先の呼状態テーブルID#jの「呼状態」を「“Ack”待ち」に変更する。
(ステップS310)地域分散セット管理部24は、抽出された着信先の呼状態テーブルID#j以外の各着信先の呼状態テーブルID#i(i=2,3,or4,i≠j)と関連呼情報テーブルID#xとの相互リンクを切断する。すなわち、各着信先の呼状態テーブルID#iの「関連呼情報ID」をクリアし、関連呼情報テーブルID#xの「着信先呼状態ID」から各ID#iをクリアする。さらに、地域分散セット管理部24は、まだ“200”以上の応答を受信していない各着信先に対して、各着信先の呼状態テーブルID#iの「宛先」を宛先SIPアドレスとする“Cancel”リクエストを送信する。
(ステップS312)地域分散セット管理部24は、発信元の呼状態テーブルID#1を記憶部28から抽出する。
(ステップS314)地域分散セット管理部24は、発信元の呼状態テーブルID#1の「呼状態」を「“Ack”待ち」に変更する。
(ステップS316)地域分散セット管理部24は、受信された“200”応答の宛先SIPアドレスを発信元の呼状態テーブルID#1の「宛先」に置き換え、置き換えられたあとの“200”応答を送受信部12経由で送信する。
(ステップS318)抽出された着信先の呼状態テーブルID#jに関連呼情報テーブルID#xへのリンクがない場合(ステップS306:No)、制御部30は、受信された“200”応答に対して通常の中継処理を行う。
上述の実施形態においては、複数台の交換サーバをあらかじめグループ化し、このグループを識別するための識別子となるSIPドメイン名を持つSIPアドレスを電話端末のSIPアドレスとして通知する。このSIPアドレス宛に送信された“Invite”リクエストは、このグループを構成する各交換サーバに転送されるため、グループ内の交換サーバに登録していた電話端末をグループ内の他の交換サーバに登録しなおしても、従前のSIPアドレスのままでこの電話端末に“Invite”リクエストが届く。このようにして、本発明の一実施形態によれば、故障した交換サーバから同一グループ内の他の交換サーバに登録変更した加入者への発信を容易にする通信中継方法を提供することができる。
本発明の実施形態にかかる交換サーバは、ハードウェアとしても、コンピュータのソフトウェアとしても実施可能である。例えば、図5に示された送受信部12、地域分散セット管理部24、テーブル作成部26、および制御部30の機能をコンピュータに実行させるプログラムを作成し、当該プログラムをコンピュータのメモリに読み込ませて実行させれば、交換サーバを実現することができる。
本発明の実施形態にかかる交換サーバを実現するプログラムは、図16に示すように、CD−ROMやCD−RW、DVD−R、DVD−RAM、DVD−RW等やフレキシブルディスク等の可搬型記録媒体84だけでなく、通信回線86の先に備えられた他の記憶装置88や、コンピュータシステム82のハードディスクやRAM等の記憶装置、記録媒体90のいずれに記録されるものであってもよく、プログラム実行時には、プログラムはローディングされ、主メモリ上で実行される。
本発明の実施形態にかかる交換サーバの構成要素は、任意の組合せで実現されてよい。複数の構成要素が一つの部材として実現されてもよいし、一つの構成要素が複数の部材から構成されてもよい。
交換サーバによるIP電話サービス例を説明するための図である。 加入者データの例を示す図である。 交換サーバAが管理する加入者データの例を示す図である。 交換サーバ非稼動時の動作を説明するための図である。 本発明の一実施形態にかかる交換サーバのシステム構成例を示す図である。 本発明の一実施形態を説明するための図である。 本発明の一実施形態における地域分散セットテーブルの例を示す図である。 本発明の一実施形態における地域分散セット登録画面の例を示す図である。 本発明の一実施形態における呼接続シーケンスを示す図である。 本発明の一実施形態における交換サーバ非稼動時の動作を説明するための図である。 本発明の一実施形態における交換サーバ非稼動時の呼接続シーケンスを示す図である。 本発明の一実施形態における関連呼情報テーブルおよび呼状態テーブルの例を示す図である。 本発明の一実施形態における“Invite”リクエスト受信時の処理フローを示す図である。 本発明の一実施形態における“180”応答受信時の処理フローを示す図である。 本発明の一実施形態における“200”応答受信時の処理フローを示す図である。 コンピュータ環境の例を示す図である。
符号の説明
2: 交換サーバ
4: 通信ネットワーク
12: 送受信部
14: データバファ
22: 入出力部
24: 地域分散セット管理部
26: テーブル作成部
28: 記憶部
30: 制御部

Claims (3)

  1. 複数の交換サーバを構成メンバとする交換サーバグループの構成メンバである交換サーバが実行する通信中継方法であって、
    前記交換サーバグループのドメイン名に前記複数の交換サーバのドメイン名を対応付けて記憶するステップと、
    通信機器に対する第1の呼接続リクエストを受信するステップと、
    前記第1の呼接続リクエストの宛先アドレスに含まれるドメイン名が前記交換サーバグループのドメイン名であるときに、前記第1の呼接続リクエストの宛先アドレスに含まれるドメイン名を、前記交換サーバグループのドメイン名に対応付けて記憶された交換サーバのドメイン名に置き換えて第2の呼接続リクエストを生成するステップと、
    前記第2の呼接続リクエストを前記通信機器に対して送信するステップと、
    を含むことを特徴とする通信中継方法。
  2. 複数の交換サーバを構成メンバとする交換サーバグループの構成メンバとなるコンピュータに通信中継方法を実行させる通信中継プログラムであって、前記通信中継方法は、
    前記交換サーバグループのドメイン名に前記複数の交換サーバのドメイン名を対応付けて記憶するステップと、
    通信機器に対する第1の呼接続リクエストを受信するステップと、
    前記第1の呼接続リクエストの宛先アドレスに含まれるドメイン名が前記交換サーバグループのドメイン名であるときに、前記第1の呼接続リクエストの宛先アドレスに含まれるドメイン名を、前記交換サーバグループのドメイン名に対応付けて記憶された交換サーバのドメイン名に置き換えて第2の呼接続リクエストを生成するステップと、
    前記第2の呼接続リクエストを前記通信機器に対して送信するステップと、
    を含むことを特徴とする通信中継プログラム。
  3. 複数の交換サーバを構成メンバとする交換サーバグループの構成メンバとなる通信中継装置であって、
    前記交換サーバグループのドメイン名に前記複数の交換サーバのドメイン名を対応付けて記憶するための記憶部と、
    呼接続リクエストを送受信するための送受信部と、
    受信した第1の呼接続リクエストの宛先アドレスに含まれるドメイン名が前記交換サーバグループのドメイン名であるときに、前記第1の呼接続リクエストの宛先アドレスに含まれるドメイン名を、前記交換サーバグループのドメイン名に対応付けて記憶された交換サーバのドメイン名に置き換えて第2の呼接続リクエストを生成するための交換サーバグループ管理部と、
    を含むことを特徴とする通信中継装置。
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