JP4270308B2 - Ip通信システム、ipネットワークにおける通信制御方法およびクライアント端末、ならびにクライアントサーバ - Google Patents

Ip通信システム、ipネットワークにおける通信制御方法およびクライアント端末、ならびにクライアントサーバ Download PDF

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Description

本発明は、IP通信システム、IPネットワークにおける通信制御方法およびクライア
ント端末、ならびにクライアントサーバに関し、さらに詳しくはシンクライアントシステ
ムに適用されるクライアント端末が例えばIP電話機やTV電話機として利用可能なシス
テム、通信端末、通信方法等に関する。
近年、パーソナルコンピュータ(PC)やネットワーク機器の低価格化が進み、従業員
の大半にPCのような端末を配布し、業務の効率化を図っている企業が多数を占めるよう
になっている。PCが低価格化し、利用が増えると、企業内の機器管理者のメンテナンス
作業もPCの数に比例して増える。このメンテナンス作業とは、例えばオペレーティング
システム(OS)や業務アプリケーションのバージョンアップやバグフィックス、ハード
ウェア的な障害への対応、ウィルス対策やウィルス駆除などが挙げられる。このようなメ
ンテナンス作業を行なう管理コストは非常に大きく、従業員数が増加すると、比例して莫
大なものになる。
この管理コストを低減する一手法として、サーバクライアント方式と呼ばれるシステム
運用の方式が取られている。これは、主なプログラムやデータをサーバ側に蓄積して一括
管理し、これらのプログラムやデータを、個人のPC端末からリモート操作でアクセスす
る方式である。
サーバクライアント方式の端末は、通常のPC端末にリモート操作プログラムを実装して
なるものである。しかし、本方式を利用するPC端末は、リモート操作プログラム以外の
アプリケーションプログラムやデータを蓄積する必要がない。このためハードディスク装
置などの記憶装置を持たないシンクライアント(Thin Client:以下TCと略す
)端末をサーバクライアント方式の端末として利用することが可能である。TC端末は、
昨今の個人情報保護法施行に基づき、個人情報を漏洩しない端末として注目されており、
このTC端末を使ったサーバクライアント方式が普及しつつある。
図7はTC端末を利用したTCシステムを示す図である。TCシステムは、TCサーバ
と複数のTC端末から構成される。TCサーバにあっては、ユーザごとに起動されたプロ
セスが1対1で対応するTC端末と通信して処理を進める。各TC端末は通信データを固
定磁気ディスク装置などの外部記憶装置に記憶しないので、入出力デバイスとその駆動処
理部(いわゆるドライバ)とデータ通信部を主な構成要素としている。ユーザが所望する
本体のデータ処理はTCサーバ側で行われる。このため、TC端末におけるアプリケーシ
ョンプログラムの更新等が不要になり、端末管理のコスト削減が図られると共に、TC端
末には機密データなどが保持されないため、TC端末の紛失や盗難などでも情報漏えいす
ることはない。
一方、近年ではIP電話が急速に普及している。例えば、企業IP電話システムの基本
構成を図8に示す。図8において、テレフォニーサーバは、一台または複数台で、いわゆ
る内線電話交換機の役割を果たし、電話端末同士の呼制御を行なう。電話端末には、IP
ネットワークに接続するIP電話機801や、PC上の電話プログラムであるソフトフォ
ン812などがある。このソフトフォンは、通常は自分自身が実行されているPCを自電
話端末として発着信操作ができるものである。また、ソフトフォンの機能の一部としてカ
メラ813を利用した映像の送受信機能を備えることにより、TV電話端末やTV会議端
末として利用することも可能である。一般電話との通信は、ゲートウェイ装置820を介
すことにより、固定電話網830を経由して一般電話831と通話でき、また、携帯電話
網832を経由して携帯電話833との通話も可能としている。
次にIP電話の基本動作を、電話端末801からソフトフォン812にダイヤル発信した
例で説明する。電話端末801からダイヤルすると、テレフォニーサーバ800はこれを
電話端末からの発呼情報として受信する。テレフォニーサーバは、ソフトフォン812の
電話状態などを確認した後、電話端末801にソフトフォンのIPアドレス843を、ソ
フトフォン812に電話端末のIPアドレス842をそれぞれ通知する。その後、双方の
電話端末はお互いに相手のIPアドレスに対して音声パケットを送受信し合うことにより
接続し、音声通信を実現する。映像通信についても同様の接続方式により、映像機能を持
つソフトフォン間で映像パケットを送受信し合うことにより接続し、映像通信を実現する
前記TCシステムにおけるTC端末でのIP電話機能の実現には、いくつかの技術的な
課題がある。TC端末ではアプリケーションプログラムの実行はTCサーバ側で行ってい
るため、電話プログラムであるソフトフォンをTCサーバ側で実行してもTC端末側では
通話できないことになる。仮にこれが実現できても、TCサーバ上では仮想的に複数のソ
フトフォンが動くことになり、従来のIPアドレス交換方式による呼制御では、TCサー
バ上の仮想端末を特定することができないという課題がある。この呼接続方法の一つとし
て、例えば特許文献1がある。すなわち、TCサーバに複数台のTC端末が接続した場合
に、外部からTC端末を識別することができない課題を解決する手法を示しているもので
ある。
特開2003−158534号公報
前記特許文献1の方法では、前記TCシステムにおいて複数のソフトフォンがTCサー
バ上で実行されており、かつ、その中で個々の電話端末を特定している方式である。この
ため、TC端末と外部のIP電話端末との通話は、すべてTCサーバを経由する通話とな
り、IP電話の基本動作の特徴である端末対端末での通話が実現できなかった。
また、TC端末がTCサーバと同じネットワークセグメントに存在することが前提であ
るため、社外や無線LANを経由した場合でのTC端末による通話を実現できない。
本願発明は、サーバとともに使用される例えばTC端末(入出力端末)と通信端末の通信を、サーバ端末を経由することなく、実行することが可能なシステム、方法、端末等を提供することにある。
本願発明は、係る課題に鑑みなされたものであり、例えばサーバ側にネットワーク上の例えば電話機等の通信端末間の呼設定(通信接続操作をもって端末間の通信接続が確立し、端末間での通信が可能にすることを意味する。以下呼接続と称する)を行なうための呼制御手段を設け、該呼制御手段をもって例えばキー入力やマウス入力等の入力部および表示部(ディスプレイ)を含む端末(入出力端末)と通信端末間の呼接続を行い、しかるのち前記端末(入出力端末)と前記通信端末間の通信(音声、データ、映像等)を、前記サーバを経由することなく、つまりサーバを介さず、前記ネットワークを介して実行してなる。その具体的手段は請求項に記載したとおりにある。
本発明によれば、例えば企業情報システムにおいて、セキュリティを確保でき、自宅や出張先でのモバイル運用をより安全に快適に行なう環境を提供することができる。また、システムでサーバとともに利用される端末(例えば入出力情報を扱う入出力端末)に通信制御手段等を設けることにより、該端末を、例えば電話端末、TV電話端末、映像受信端末(テレビ会議端末)等としても利用することが可能となる。
出願人は、まず、従来のモバイルPCの紛失などによる情報漏洩を防止する目的から図
9に示すようなパーソナルTCシステムを考えた。すなわち、個人が自由に利用可能なT
C端末960と、そのTC端末のアプリケーションプログラムやデータ等を管理する、例
えばデスクトップTCサーバ930と、それらを接続するネットワーク990とから構成
し、TCサーバ930は、OS933、アプリケーションプログラム937、端末IPア
ドレスを格納する領域936を有する記憶装置934、CPU931、メモリ932、リ
モコンSV935等を備えており、TC端末960は、OS972、ICカード制御部9
76、デバイス制御部973、CPU974、サーバIPアドレスを格納する領域981
を有するメモリ975、リモコンCL971等を備え、さらにサーバIP格納領域982
を有するICカード962およびキーボード963、表示装置961等からなる入出力装
置を備えている。TCサーバとTC端末との間の入出力情報の送受は、リモコンSV93
5とリモコンCL971とで、それぞれIPパケットの送受信により実行される。ICカ
ード962は、不正接続防止のための個人認証デバイスとして利用する。例えば、ICカ
ード962内にあらかじめ個人認証番号とパスワードを保管しておき、PTCサーバへの
接続の際、入力された個人認証番号とパスワードを一致させることにより接続可否を制御
する。
本発明は、図9に示すパーソナルTCシステムを前提としており、以下に、パーソナル
TCシステムの構成と基本動作を説明する。以下、PTCは「パーソナルシンクライアン
ト」の略称として使用する。
PTCシステムは、PTCサーバ930と、PTC端末960と、これらを接続するネ
ットワーク990から構成される。PTCサーバ930は、CPU931、メモリ932
、記憶装置934、OS933、アプリケーションプログラムであるAP937、リモコ
ンSV935から構成される。PTCサーバ930は、入出力装置を持つデスクトップP
Cでも良い。PTC端末960は、CPU974、メモリ975、デバイス制御部973
、ICカード制御部976、OS972、リモコンCL971から構成される本体970
と、マウス964、キーボード963の入力装置と、表示装置961と、ICカード96
2から構成される。本構成によると、PTC端末960は、外部記憶装置を持たない為、
いわゆるアプリケーションプログラムの実行はできないが、個人情報などのデータを記憶
することができないため、紛失時などの情報漏洩の心配は無い。ネットワーク990は、
例えば、インターネット991や有線LANや無線LANなどであり、IPアドレスによ
り相手を特定できるネットワークである。
PTCシステムは、PTCサーバ930とPTC端末960間の通信が確立されて機能
する。通信の確立は、接続待ち状態にあるPTCサーバのリモコンSV935に、PTC
端末のリモコンCL971が通信開始要求を出すことによりリモコン間での通信が確立す
る。通信開始要求を送信するIPアドレスには、メモリ975のサーバIPアドレス格納
領域981にあらかじめ設定されているPTCサーバのIPアドレスを利用する。また、
ICカード接続時には、ICカード962のサーバIPアドレス格納領域982に設定さ
れているIPアドレスを利用する。これにより、PTC端末を特定せずに、個人毎に自分
のPTCサーバに接続できるようになる。リモコンCL971から最初に通信開始要求が
来ると、リモコンCL971から送られてくるIPアドレスを記憶装置934の端末IP
アドレス格納領域936に格納する。その後は格納されたIPアドレスに対して通信を行
う。また、通信の終了時には、端末IPアドレス格納領域936のIPアドレスを消去す
る。
PTCサーバとPTC端末間の通信が確立された状態では、PTCシステムは次のように
動作する。PTC端末960のマウス964やキーボード963の入力操作は、リモコン
CL971からPTCサーバ930に入力情報950として送信される。PTCサーバ9
30のリモコンSV935は、これを受け取り、PTCサーバ930への入力情報として
OS933に渡す。OS993はリモコンSV935からの入力情報に応じた処理を実行
し、これらの処理結果である画面情報等が、リモコンSV935から出力情報951とし
てPTC端末960に送信される。リモコンCL971は、これを受信し、OS972を
介して表示装置961に出力する。
ここで、例えば、TCサーバを、入出力装置を省いた構成とし、TC端末930を、入出力機能を有する装置とし、該端末をもって該サーバを遠隔制御(リモートコントロール)可能な構成とし、かつ該サーバ930を、セキュリティが確保されたエリアに設定することにより、例えばTC端末960を外出先で紛失した場合でも、情報漏洩の可能性は極めて小さくすることができる。
本願発明は、係るセキュリティ対策が考慮されたシステムに適用して好適で、音声や映像等の通信機能、例えば電話機能、TV電話機能、音声映像受信機能等を可能としたシステム、サーバ、端末に係るものである。
図1は、本発明の一実施の形態に係る電話機能実現システムの構成を示す図である。本
発明によるシステム構成は、図9に示すPTCサーバ930およびPTC端末960に、
それぞれ必要機能を追加した構成である。すなわち、PTCサーバ110は、図示してい
ないが、図9のPTCサーバ930と同一の構成を備えており、さらに、呼制御部112
から構成されるサーバ側電話制御部111が追加されている。また、PTC端末120は
、図9のPTC端末960と同一の構成を備えており、さらに、デバイス制御部122と
音声パケット通信部123から構成される端末側電話制御部121が追加されている。ま
た、PTC端末120には、ハンドセット130が接続できるように構成されている。よ
って、本発明に係るシステム構成としては、PTCサーバ110とPTC端末120とネ
ットワーク990から構成されるPTCシステム100となる。
サーバ側電話制御部111は、テレフォニーサーバ800と呼制御部112を介して呼
接続を行い、かつPTC端末120が電話端末として機能できるように、端末側電話制御
部121と電話制御情報の送受信を行なう。
端末側電話制御部121は、サーバ側電話制御部111と電話制御情報140の送受信
を行い、ハンドセット130の制御や音声パケット通信部123の制御を行なう。
デバイス制御部122は、ハンドセット130が持つ各種機能を制御するものであり、
それ故、ハンドセット130の種別に対応して実装される。
ハンドセット130は、例えば、USBインターフェースなどでPTC端末120に接
続される。ハンドセット130の基本機能は、音声データの入出力のほか、キー入力、ラ
ンプ表示、オフフック、発着信音発生などである。また、その形態としては、固定電話タ
イプ、ヘッドセットタイプなどの形態がある。
テレフォニーサーバ800は、前述の通り、電話端末(PTC端末120と電話端末8
01)同士を接続する電話交換機の機能を有し、この電話交換機能を行なうために、内部
には、電話番号の管理テーブルを備えている。管理テーブルは、電話番号と呼制御先IP
アドレスから構成され、これを参照することにより、電話番号から接続先端末を特定して
呼接続処理を行なうことが可能となる。本発明におけるPTCシステム100では、テレ
フォニーサーバ800と呼接続を行なうのはPTCサーバ110であるが、電話番号とし
てはPTCシステム100に一つの番号を割り当てる。具体例として、PTCサーバ11
0、PTC端末120、テレフォニーサーバ800、電話端末801にそれぞれIPアド
レス「192.168.1.1」、「192.168.1.2」、「192.168.1
0.1」、「192.168.1.3」を割り当てる。また、PTCシステム100に電
話番号「3000」を割り当て、電話端末801に「3001」を割り当てた様子を図1
1に示す。また、この時のテレフォニーサーバ800の電話番号管理テーブルは図10に
示す内容となる。
以下の具体例は、図11に示す電話番号およびIPアドレスが割り振られて電話システ
ムが構成されていることを前提として説明する。また、電話端末801は、IP電話機と
して説明し、テレフォニーサーバ800と呼接続を通して電話の発着信ができ、音声パケ
ットの送受信による電話端末同士の通話ができるものとする。
次に、本発明の実施の形態に係るPTC端末120における電話機能実現の動作を、図
12および図13を用いて詳細に説明する。図12および図13において、IPテレフォ
ニーサーバにはPTCサーバおよび電話端末が登録された状態にあり、図11に示す電話
番号管理テーブルが作成されているものとする。また、PTC端末120の情報送受信処
理は端末側電話制御部121が、PTCサーバ110の情報送受信処理はサーバ側電話制
御部111が実行する。
図12は、PTC端末120から電話端末801への電話発信時の呼接続の流れを示す
シーケンス図である。
PTC端末120に装着されたハンドセット130から通話先電話端末の電話番号(相
手先電話番号)「3001」をダイヤルすると、PTC端末120の端末側電話制御部1
21からリモコンCL971を通してPTCサーバ110のリモコンSV935を通して
サーバ側電話制御部111に「3001番へ発信」要求する入力情報1201を送信する
PTCサーバ110は、この要求情報に基づきテレフォニーサーバ800に対して、相
手先電話番号「3001」と通話先IPアドレス1「192.168.1.2」をパラメ
ータとした呼接続要求情報1202を送信する。この時、通話先IPアドレス1「192
.168.1.2」は、記憶装置934内の端末IPアドレス格納領域936にパラメー
タとして格納される。
IPテレフォニーサーバ800は、上記呼接続要求情報1202に基づきパラメータに指
定されている電話番号「3001」から、電話番号管理テーブル1001を参照して、呼
接続先IPアドレス「192.168.1.3」を特定し、電話端末801に呼接続要求
情報1203を送信する。この時、PTCサーバ110から受信した通信先IPアドレス
「192.168.1.2」をパラメータとして送信する。また同時に、PTCサーバ1
10には呼出し中であることを示す情報1204を送信する。
PTCサーバ110は、呼出し中であることを示す情報1204を受信すると、PTC
端末120に呼出し中であることを示す情報1205を送信する。
PTC端末120は、情報1205を受信し、該PTC端末の端末側電話制御部121
がデバイス制御部122を通してハンドセット130を鳴動して呼び出し中の状態にする

電話端末801は、テレフォニーサーバ800から呼接続要求情報1203を受信する
と、着信処理により着信音を鳴らすと同時に、パラメータとして送られてきた通話先IP
アドレス「192.168.1.2」を受け取る。その後、受話器を取るなどで通話可能
な状態になると、通話OK1206を、テレフォニーサーバ800に送信する。
テレフォニーサーバ800は、通話OK1206を受信すると、PTCサーバに通話先
IPアドレス2をパラメータとして通話OK1207を送信する。この時の通話先IPア
ドレス2には、電話番号管理テーブル1001から取得した電話端末のIPアドレス「1
92.168.1.3」がセットされる。
PTCサーバ110は、通話OK1207を受信し、PTC端末120にパラメータを
含めて通話OK1208を送信する。
PTC端末120は、通話OK1208を受信し、該PTC端末の端末側電話制御部1
21は、パラメータ内の通話先IPアドレスを該PTC端末の音声パケット通信部123
に送る。音声パケット通信部123は、送信する音声パケットの宛先に、受け取った通話
先IPアドレス「192.168.1.3」を指定し、パケット送信(通話1209)を
開始する。また同時に相手方から来るパケットの受信を開始する。
一方、電話端末801側は、通話可能な状態になると、テレフォニーサーバ800から
受信した通話先IPアドレス「192.168.1.2」を宛先とする音声パケットの送
信を開始し。同時に相手方から来るパケットの受信を開始する。
これにより、PTC端末120と電話端末801が、直接通話1209を開始すること
ができる。
また、本説明では、PTC端末のハンドセットからダイヤル発信したが、PTCサーバ
側にダイヤル発信する機能を持たせることも可能である。この場合は、図12に示すシー
ケンスにおいて1201の情報通知は無く、1202から始まるシーケンスとなる。
図13は、電話端末801からPTC端末120への電話発信、即ち、PTC端末12
0への電話着信時の呼接続の流れを示すシーケンス図である。
電話端末801から相手先電話番号「3000」をダイヤルすると、電話端末801は
、接続先電話番号「3000」をパラメータとした呼接続要求情報1301を、テレフォ
ニーサーバ800に送信する。IPテレフォニーサーバ800は、呼接続要求情報130
1を受信すると、電話番号管理テーブル1001を参照して、呼接続先IPアドレス「1
92.168.1.1」を特定し、PTCサーバ110に、通話先IPアドレス3をパラ
メータとする呼接続要求情報1302を送信し、また電話端末801には呼出し中である
ことを示す情報1304を送信する。通信先IPアドレス3には、電話番号管理テーブル
1001から取得した電話端末のIPアドレス「192.168.1.3」を設定する。
PTCサーバ110は、呼接続要求情報1302を受信すると、PTC端末120に、
パラメータを含めた着信情報1303を送信する。
PTC端末120は、着信情報1303を受信すると、該PTC端末の電話制御部12
1により、デバイス制御部122を通してハンドセット130の着信音を鳴らし、音声パ
ケット通信部123にパラメータ中の通話先IPアドレス「192.168.1.3」を
通知する。
ハンドセット130の通話ボタン操作などにより通話可能な状態になると、PTC端末
120は、PTCサーバ110に、通話OK1305を送信する。
PTCサーバ110は、通話OK1305を受信すると、記憶装置934内の端末IP
アドレス格納領域936に格納されているPTC端末120のIPアドレス「192.1
68.1.2」をパラメータに設定し、通話OK1306をテレフォニーサーバ800に
送信する。
テレフォニーサーバ800は、通話OK1306を受信すると、電話端末801にパラ
メータを含めた通話OK1307を送信する。
電話端末801では、通話OK1307を受信すると、パラメータ内の通話先IPアド
レス4を取得し、これを音声パケット送信宛先に設定して、音声パケットの送信を開始す
る。また同時に相手方から来るパケットの受信を開始する。
一方、PTC端末120の端末側電話制御部121では、通話可能な状態になると、音
声パケット通信部123は、通知された通話先IPアドレス3「192.168.1.3
」を、音声パケット送信宛先に設定して、音声パケットの送信を開始する。また、同時に
相手方から来るパケットの受信を開始する。
これにより、PTC端末120と電話端末801が直接通話1308できる。 また、
図12および図13に示すように、電話端末801とPTC端末120間で電話の発着信
および通話が可能となり、PTC端末120を一つの電話端末として利用することができ
る。
また、図12および図13に示す通話端末間のIPアドレス交換手順は、Voice
over IP(ITU−T H.323やIETF SIPなど)の呼制御技術にも見
られるものであるが、電話端末同士が相手のIPアドレスを交換できれば良く、これらの
いずれかの呼制御手順に依存するものではない。
また、テレフォニーサーバ800が複数ある場合や、別の電話交換手段を用いる場合で
も同様である。
図1の実施例によれば、ハンドセット130を接続した場合は、発信時のダイヤル入力
や着信時の操作は、通常の電話機と同じような操作で利用することができる。
また、サーバ側電話制御部111をアプリケーションプログラムとして実装すると、多
くの電話機能を利用することができる。PTCサーバ110には記憶装置を装備している
ため、電話機能の環境設定のほか、電話帳機能や発着信履歴機能なども利用できる。
また、上記実施例の如く、サーバ側電話制御部の機能である電話帳などの個人情報など
は、PTCサーバ110をセキュリティが確保されたエリアに設置することにより、PT
C端末120を紛失した場合などでも個人情報が外部に漏れることはなくなる。
上記実施例では、PTC端末を電話端末として利用できる構成と方式を述べた。
次に、PTC端末をTV電話端末として利用できる構成と実現方式について述べる。
図14は、本発明の一実施の形態に係るTV電話機能実現システムの構成を示す図であ
る。すなわち、音声通信部1421、映像通信部1422、パケット送受信部1423を
備えたPTC端末1420と、呼制御部1412を持つTV電話制御部1411を備えた
PTCサーバ1410と、複数のTV電話端末間の音声と映像との通信を確立できるTV
電話サーバ1430と、指定された形式で音声と映像の送受信が可能で、例えば、マイク
1446、スピーカー1443、ダイヤルキー1444、カメラ1441、表示画面14
22などを装備しているTV電話端末1440と、これらを結合するIPネットワーク9
90から構成される。
本システム構成におけるPTCサーバ1410およびPTC端末1420は、図9に示
すPTCサーバ930およびPTC端末960に、それぞれ必要機能を追加した構成であ
る。すなわち、PTC端末1420は、図示していないが、図9のPTC端末960と同
一の構成を備えており、さらに、音声や映像データをIPパケットとして送受信できる音
声映像パケット通信部1423と、ハンドセット130を制御し、音声通信を可能とする
音声通信部1421と、カメラ813を制御し映像通信を可能とする映像通信部1422
が追加されている。また、PTCサーバ1410は、図示していないが、図9のPTCサ
ーバ930と同一の構成を備えており、さらに、呼制御部1412を含み、PTC端末内
の音声通信部1421、映像通信部1422をリモコン経由で制御するTV電話制御部1
411が、アプリケーションプログラム937の一つとして追加されている。
PTCサーバ1410は、前述したように、PTC端末のIPアドレスを記憶装置93
4に保持している。さらに、音声通信部1421で扱うことのできる音声コーデック情報
や、映像通信部1422で扱うことができる映像フォーマット情報などの通信属性情報を
、記憶装置934に保持している。ここでは、映像フォーマット情報として「MPEG2
」と「MPEG4」が保存されているものとする。
TV電話端末1440は、自端末で扱うことができる音声コーデック情報や映像フォー
マット情報などの通信属性情報を記憶領域1445に保持している。ここでは、映像フォ
ーマット情報として「MPEG1」と「MPEG4」が保存されているものとする。
本システム構成において、通信のためのIPアドレスとして、PTCサーバ1410に
は「10.0.1.1」を、PTC端末1420には「10.0.1.2」を、TV電話
サーバ1430には「10.0.2.1」を、TV電話端末1440には「10.0.3
.1」をそれぞれ割当てる。
次に、本構成におけるPTC端末とTV会議端末との接続確立の流れを、図15および
図16のシーケンス図を用いて詳述する。
図15および図16において、音声通信1501までの接続確立の流れは、図12の(
1201〜1208)または図13の(1301〜1307)に示しているため省略する

図15は、PTC端末1420からTV電話端末1440に映像通信1511を接続確
立するシーケンスである。
まず、PTCサーバ1410が映像接続要求をTV電話サーバ1430に送信する(ス
テップ1502)。
この時に付加するパラメータaには、PTC端末1420のIPアドレスと、PTC端
末が扱える映像フォーマット情報の第一候補を設定する。具体的には、IPアドレスは「
10.0.1.2」であり、映像フォーマット情報は「MPEG2」である。
TV電話サーバ1430はこれを受信し、TV電話端末1440にパラメータaと共に映
像接続要求を送信する(ステップ1503)。
TV電話端末1440はこれを受信すると、要求された映像フォーマットで映像通信が
できるかどうかのパラメータ評価を実行する(ステップ1504)。
ここでは、映像フォーマット情報として「MPEG2」を要求されているため、自端末の
能力と合わないと判断しNGとなる。
評価がNGの場合は、TV電話サーバ1430にNGを送信する(ステップ1505)

TV会議サーバ1430はこれを受信し、PTCサーバ1410にNGを送信する(ステ
ップ1506)。
PTCサーバ1410はこれをを受信すると、映像フォーマット情報から次候補を探し
出してこれをパラメータaに設定し、再び映像接続要求1502を送信するリトライ処理
を実行する(ステップ1507)。
ここでは、次候補として「MPEG4」が探し出されてパラメータaに設定される。
再び、ステップ1502、ステップ1503を経て、TV電話端末1440にてパラメ
ータ評価を実行する(ステップ1504)。
今回は映像フォーマットが「MPEG4」が要求されているため、自端末の能力に合う
と判断しOKとなる。
評価がOKの場合は、TV電話サーバ1430にOKを送信する(ステップ1508)

この時、自端末のIPアドレスである「10.0.3.1」を設定したパラメータbを付
加する。
TV電話サーバ1430はこれを受信すると、パラメータbを付加してPTCサーバ1
410にOKを送信する(ステップ1509)。
PTCサーバ1410はこれを受信すると、PTC端末1420に映像送受信開始指示
を出す(ステップ1510)。
この時に付加するパラメータcには、通信相手端末のIPアドレスと、映像フォーマッ
ト情報を設定する。ここでは、IPアドレスとして「10.0.3.1」、映像フォーマ
ット情報としては、上記ステップにて最終決定された映像フォーマット「MPEG4」を
設定する。
PTC端末1420はこれを受信すると、通知されたIPアドレス「10.0.3.1」
に対して、通知された映像フォーマット「MPEG4」で映像映像パケットの送受信を開
始する。
一方、TV電話端末1440は、ステップ1508を実行した後、パラメータaで取得
したIPアドレス「10.0.1.2」に対して、上記ステップにて最終決定された映像
フォーマット「MPEG4」で映像パケットの送受信を開始する。
これにより、PTC端末1420とTV会議端末1440間で映像通信1511を確立
し、前記ネットワーク990を介した映像通信1453を構成できる。
図16は、TV電話端末1440からPTC端末1420に映像通信1511を接続確
立するシーケンスである。
まず、TV電話端末1440が、映像接続要求をTV電話サーバ1430に送信する(
ステップ1602)。
この時に付加するパラメータdには、TV電話端末1440のIPアドレスと、TV電
話端末1440が扱える映像フォーマットの第一候補を設定する。具体的には、IPアド
レスは「10.0.3.1」であり、映像フォーマットは「MPEG1」である。
TV電話サーバ1430はこれを受信し、パラメータdと共に映像接続要求をPTCサー
バ1410に送信する(ステップ1603)。
PTCサーバ1410はこれを受信すると、要求された映像フォーマットで映像通信が
できるかどうかのパラメータ評価を実行する(ステップ1604)。
ここでは、映像フォーマットとして「MPEG1」を要求されているため、自端末の能力
と合わないと判断しNGとなる。
評価がNGの場合は、TV電話サーバ1430にNGを送信する(ステップ1605)

TV会議サーバ1430はこれを受信し、TV電話端末1440にNGを送信する(ス
テップ1606)。
TV電話端末1440はこれを受信すると、映像フォーマット情報から次候補を探し出
してこれをパラメータdに設定し、再び映像接続要求1602を送信するリトライ処理を
実行する(ステップ1607)。
ここでは、次候補として「MPEG4」が探し出されてパラメータdに設定される。
再び、ステップ1602、ステップ1603を経て、PTCサーバ1410のパラメー
タ評価を実行する(ステップ1604)。
今回は映像フォーマットとして「MPEG4」が要求されているため、自端末の能力に
合うと判断しOKとなる。
評価がOKの場合は、PTCサーバ1410は、TV電話サーバ1430にOKを送信
し(ステップ1608)、PTC端末1420には送受信開始指示を送信する(ステップ
1610)。
ステップ1608では、PTC端末のIPアドレスである「10.0.1.2」を設定
したパラメータeを付加する。
ステップ1610では、通信相手端末のIPアドレスと、映像フォーマットが設定され
るパラメータfを付加する。ここでは、パラメータdから取得したIPアドレス「10.
0.3.1」と、上記ステップにて最終決定された映像フォーマット「MPEG4」が設
定される。
TV電話サーバ1430は、ステップ1608のOKを受信すると、TV電話端末14
40にパラメータeを付加してOKを送信する(ステップ1609)。
TV電話端末1440はこれを受信すると、パラメータeで取得したIPアドレス「1
0.0.1.2」に対して、上記ステップにて最終決定された映像フォーマット「MPE
G4」で映像パケットの送受信を開始する。
一方、PTC端末1420は、ステップ1610を受信すると、パラメータfを参照し
、通知されたIPアドレス「10.0.3.1」に対して、通知された映像フォーマット
「MPEG4」で映像映像パケットの送受信を開始する。
これにより、PTC端末1420とTV会議端末1440間で映像通信1511が確立
でき、前記ネットワーク990を介した映像通信1453を構成できる。
本実施例では、音声と映像は独立して通信を確立しているため、音声を通信する端末と
映像を通信する端末を別にすることも可能であり、音声のみ、映像のみなどの通信確立も
可能である。
また、複数のPTC端末間で音声および映像の接続をすることも可能であり、本構成に
て容易にTV会議を実現することができる。
また、TV電話サーバの持つ通信確立手段を、PTCサーバとTV会議端末のそれぞれ
に備えることにより、TV電話サーバを経由しなくても接続することも可能である。
本実施例における特徴は、PTC端末の映像フォーマット能力をPTCサーバが持ち、
TV電話端末の映像フォーマット能力とを交換し、双方で通信可能な映像フォーマットを
決定する方式にある。
また、本実施例では、映像フォーマットの能力交換を示したが、映像フォーマットの能
力交換に限らず、音声におけるコーデックやテキストにおける文字フォントの交換など、
通信端末間の能力の違いを吸収する方式としても利用可能である。
上記実施例では、PTC端末をTV電話端末として利用できる構成と方式を述べた。
次に、PTC端末を、例えば音楽や映画などのコンテンツ配信サーバと接続し機能する
端末となる構成と実現方式について述べる。
図17は、本発明の実施の形態に係る映像受信機能実現システムの構成を示す図である

すなわち、受信した映像コンテンツを再生するPTC端末1720と、制御情報a175
0にてPTC端末1720を制御し、映像配信制御部1712と映像受信制御部1711
とを備えたPTCサーバ1710と、映像コンテンツを蓄積する記憶装置1742を備え
、制御情報b1752に基づき、指定された端末に映像コンテンツを配信するプログラム
1741を備えた、映像配信サーバ1740と、映像配信サーバ1740を制御し、映像
配信制御を行なうプログラム1731を備えた、映像配信管理サーバ1730と、それら
を接続するネットワーク990とから構成される。
本システム構成におけるPTCサーバ1710およびPTC端末1720は、図9に示
すPTCサーバ930およびPTC端末960に、それぞれ必要機能を追加した構成であ
る。すなわち、PTC端末は、図示していないが、図9のPTC端末960と同一の構成
を備えており、さらに、IPパケットとして受信した音声映像データから、音声データと
映像データとして取り出す音声映像パケット通信部1722と、制御情報a1750で指
定された変換方式により、音声データはスピーカーに、映像データは画面表示に、音声と
映像の同期を取って出力できる音声映像処理部1721と、外部接続されるスピーカー1
729が追加されている。また、PTCサーバ1710は、図示していないが、図9のP
TCサーバ930と同一の構成を備えており、さらに、映像配信制御部1712を含む映
像受信制御部1711が、アプリケーションプログラム937の一つとして追加されてい
る。
PTCサーバ1710は、PTC端末1720内の音声映像処理部1721で扱うこと
ができる映像フォーマット情報などを、記憶装置934に保持している。
映像配信管理サーバ1732は、映像配信サーバ1740が配信可能な映像フォーマット
情報などを、記憶領域1732に保持している。
本システム構成において、映像通信を実現するため、PTCサーバ1710に「10.
0.1.1」を、PTC端末1720に「10.0.1.2」を、映像配信管理サーバ1
730に「10.0.2.1」を、映像配信サーバ1740に「10.0.3.1」をI
Pアドレスとしてそれぞれ割当てる。
次に、本構成におけるPTC端末1720と映像配信サーバ1740との映像配信接続
確立の流れを、図18のシーケンス図を用いて詳述する。
まず、PTCサーバ1710が、映像配信管理サーバ1730に、パラメータgを付加
した映像配信要求を送信する(ステップ1801)。
このパラメータgには、映像配信のために必要な情報を設定するものであり、例えば、ど
の映像コンテンツを、どの映像フォーマットで、どの端末に配信するかを指定する。ここ
では、映像コンテンツは「映画1」、映像フォーマットは「MPEG4」、配信先IPア
ドレスは「10.0.1.2」を設定する。
映像配信管理サーバ1730はこれを受信すると、パラメータgの指定内容の確認を行
う(ステップ1802)。
確認結果、特に問題が無ければ、PTCサーバ1710にはパラメータhを付加したO
Kを送信し(ステップ1803)、映像配信サーバ1740にはパラメータgを付加した
配信開始指示を送信する(ステップ1804)。
ステップ1803のパラメータhには、映像配信の確定情報が設定される。ここでは、
映像配信サーバのIPアドレス「10.0.3.1」、映像フォーマット「MPEG4」
などが設定される。
PTCサーバ1710は、ステップ1803のOKを受信すると、受信したパラメータ
hを付加して、PTC端末1720に受信開始指示を出す(ステップ1805)。
一方、映像配信サーバ1740は、ステップ1804の配信開始指示を受信すると、パ
ラメータgで指定された内容に従い、指定されたIPアドレス「10.0.1.2」に、
指定された映像コンテンツ「映画1」を、指定された映像フォーマット「MPEG4」に
て映像配信を開始する(ステップ1806)。
PTC端末1720は、ステップ1805で受信開始指示を受信すると、パラメータh
の指定内容に従い、指定されたIPアドレス「10.0.3.1」から来る映像パケット
の受信を開始し、受信した映像データを指定された映像フォーマット「MPEG4」で再
生する(ステップ1807)。
以上により、映像配信サーバ1740とPTC端末1720の映像配信1808が確立
でき、PTC端末1720にて映像コンテンツを再生することができるようになる。
映像配信管理サーバ1730は、映像配信サーバ1740と筐体的には一体であっても
良い。
また、配信サーバと端末間で映像フォーマットの違いが発生する場合は、図15におけ
る能力解決方式(ステップ1502〜ステップ1507)を、ステップ1801〜180
3に適用することにより解決できる。
また、本実施例では、映像コンテンツの配信サーバへの接続の実現を示したが、例えば
音楽コンテンツ配信やニュースなどのテキストコンテンツ配信の場合でも、まったく同様
な方式で、PTC端末をコンテンツ配信サーバに接続することが可能である。本実施例に
おける特徴は、PTCサーバが持つPTC端末で扱うことができる映像フォーマット情報
と、映像配信管理サーバが持つ映像配信サーバの映像フォーマット情報とを交換して、映
像配信サーバからPTC端末が映像データを受信できるところにある。
図2は、本発明の実施の形態に係るマイク231とスピーカー232を装備したPTC
端末200のブロック構成を示す図である。本実施例では、図1におけるPTC端末12
0に接続されているハンドセット130に代えて、マイク231とスピーカー232を接
続出来るように構成したものである。図2において、PTC端末200には、アナログデ
ジタル変換部220(以下、AD変換部と略す)を装備し、これとマイク231およびス
ピーカー232を接続できる構成とする。端末側電話制御部210には、発着信音制御部
211を装備する。AD変換部220および発着信音制御部211は、ハードウェア、フ
ァームウェア、ソフトウェアのいずれでも良く実装の形は問わない。
図2の構成における通話機能の実現方式は次の通りである。図12における通話120
9状態において、マイク231とスピーカー232を通して入出力されるアナログデータ
241を、AD変換部220を通すことによりデジタルデータ242に変換し、これを音
声パケット通信部123と入出力することにより、相手との通話ができる。
図2の構成における呼出し音および着信音の実現方式は次の通りである。呼出し音は、
図12において、PTC端末200が呼出し中を示す情報1205を受信すると、端末側
電話制御部210が発着信音制御部211に呼出し音発生を通知する。発着信音制御部2
11は、これを受けて呼出し音データ212をAD変換部220に送信することにより、
スピーカー232から呼出し音が鳴る。また、着信音は、図13において、PTC端末2
00が着信1303を受信すると、端末側電話制御部210が発着信音制御部211に着
信を通知する。発着信音制御部211は、これを受けて着信音データ213をAD変換部
に送ることにより、スピーカー232から着信音が鳴る。
図2の構成におけるダイヤルなどの電話操作の実現方式は次の通りである。図1におけ
るサーバ側電話制御部111は、画面上から入出力できるインターフェースを持っており
、PTCサーバ110が起動されている状態では、PTC端末200の表示装置961に
は、図6に示す入出力画面601が表示されている。電話発信時は、マウス964または
キーボード963操作によりダイヤル入力して発信することができる。また、電話着信時
は、画面上のオフフックボタンを指定するなどで、通話を開始することができる。
図2の構成によれば、マイク231やスピーカー232でも電話機能を利用することが
できるため、マイク231とスピーカー232が一体となったヘッドセットなどの利用も
考えられる。
図4は、音声パケット通信部123をPTCサーバ側に装備したPTCシステム400
の構成を示す図である。
図4の構成において、PTC端末420を一つの電話端末として利用する場合、図12
または図13で示す呼接続処理における通話先IPアドレス指定を、PTCサーバ410
のIPアドレスを指定することにより実現できる。具体的には、図12において、テレフ
ォニーサーバ800に呼接続要求を出す時の通話先IPアドレスパラメータとして、PT
Cサーバ410のIPアドレスである「192.168.1.1」を設定する。また、図
13において、テレフォニーサーバ800に通話OKを出す時の通話先IPアドレスパラ
メータとして、PTCサーバ410のIPアドレスである「192.168.1.1」を
設定する。これにより、電話端末801とPTCサーバ410間で音声パケット通信がで
きるようになる。
音声パケット通信部123は、音声パケットデータを音声データに変換した後、端末側
電話制御部421に音声データを送受信し、端末側電話制御部421は、デバイス制御部
122を通して、ハンドセット130へ音声入出力を行なう。
図4の構成によれば、PTCサーバ410上を音声データ441が通るため、PTCサ
ーバ410上で動作する音声録音プログラムなどを利用することにより、容易に通話録音
を実現できるようになる。
なお、音声パケット通信部123は、図1で示すようにPTC端末120側に装備する
ことも、図4で示すようにPTCサーバ410側に装備することもでき、あるいは、PT
Cサーバ410とPTC端末420の両方に装備して、利用目的に応じて切替えて使用す
るなどが考えられる。
図5は、図1で示す呼制御部112を、PTC端末500側に装備したPTC端末50
0のブロック構成を示す図である。
図5の構成では、PTC端末500のみで電話機能を構成している為、PTCサーバ1
10の動作に全く依存せずにPTC端末500を一つの電話端末として利用することがで
きる。
図5の構成において、PTC端末500を一つの電話端末として電話システムを構築す
る場合、テレフォニーサーバ800内の電話番号管理テーブル1001には、「3000
」に対応する呼制御先IPアドレスとして「192.168.1.2」が設定される。こ
れにより、テレフォニーサーバ800とPTC端末500が呼接続できるようになる。
図5の構成のように、呼制御先IPアドレスと通信先IPアドレスが同じ場合には、図
12および図13の呼接続手順において、通話先IPアドレスには呼接続先IPアドレス
を設定するか、もしくは、パラメータ設定をしないことも考えられる。通信先IPアドレ
スがパラメータ設定されていない場合、テレフォニーサーバ800は、電話番号管理テー
ブル1001を参照して、呼接続先IPアドレスを通信先IPアドレスとして相手に通知
することによりお互いのIPアドレスを交換することができる。
図5の構成によれば、PTCサーバ110に全く依存せずにPTC端末500だけで電
話機能を利用できるようになるため、例えば、PTCサーバ110の電源が入っていない
場合でも電話はかけられるようになる。
図3は、PTC端末320にICカード330を接続できるように構成し、ICカード
330から情報を読み出すICカード制御部321を装備したPTC端末320のブロッ
ク構成と、これを利用したPTCシステム300の構成および電話機能実現方式を説明す
る図である。
ICカード330には、電話番号格納領域331に、あらかじめ電話番号を登録してお
く。ICカード330が挿入されると、端末側電話制御部341は、ICカード制御部3
21を通して、ICカード330内の電話番号格納領域331に格納されている電話番号
を読み出し、サーバ側電話制御部111に、新電話番号をパラメータとして電話番号登録
通知を送信する。
サーバ側電話制御部111は、これを受信し、呼制御部112を通してテレフォニーサ
ーバ800に新電話番号の登録要求340を出す。
テレフォニーサーバ800では、登録要求340を受付けると、電話番号管理テーブル
上のIPアドレスに該当する電話番号を新電話番号に書き換える。
これにより、PTCシステム300の電話番号が新しくなり、他の電話端末からは新電
話番号にて接続できるようになる。
また、ICカード330を接続する構成としては、図3におけるPTCサーバ110に
接続する構成や、図5に示すPTC端末500への接続の構成などが考えられるが、いず
れの構成においても、電話番号の登録処理などは、上記と同様になる。
図3の構成による効果としては、ICカード330には、前述したように接続先PTC
サーバのIPアドレスを登録することができる。これとあわせてICカード330に発信
者情報をもたせることにより、ICカードを挿入するだけで、そのPTC端末320が個
人のデスクトップPCに接続し、さらに、自分の内線番号を持つ電話端末とすることがで
きる。これにより、安全なリモートオフィス環境を実現することができる。
また、PTC端末120のモバイル利用時には、例えば、サーバ側電話制御部111の機能である電話プログラムを、個人の携帯電話と連携する設定とすることにより、PTC端末120と携帯電話を持ち歩くスタイルが実現できる。
また、上記実施例によれば、サーバとともに利用される端末(例えば入出力情報を扱う入出力端末)に通信制御手段等を設けることにより、該端末を、例えば電話端末、TV電話端末、映像受信端末(テレビ会議端末)等としても利用することが可能となる。また、端末(入出力端末)としてデータ、情報等の保存を不可能とするように構成した端末とすることにより、端末の利用者によるアドレス帳などの個人情報やデータ等の不要な情報漏洩の危険性を無くすることが可能である。例えば、具体的には社外の出張先や自宅など、どこにいても自業務に合わせて安全に音声や映像などの通信ができるようになる。またサーバを経由することなく通信が可能であるため、サーバ処理による処理ボトルネックやネットワークトラフイックの最適化を期待することが可能である。また、端末側にデータや音声、映像等を蓄積することができないようにすることにより、映像配信サービス時の著作権保護も可能となる。
企業情報システムにおいて、TCシステムと同時にIP電話による内線電話網を構築す
る場合、自宅や出張先でのモバイル運用をより安全に快適に行なう環境を提供することが
できる。
パーソナルTC(PTC)システムにおける電話機能実現方式を説明するためのシステム構成図 PTC端末にマイクとスピーカーを接続した構成を示す図 PTCシステムにおけるPTC端末にICカードを構成した図 PTCシステムにおける音声パケット通信部をPTCサーバ側に装備した構成を示す図 PTC端末に呼制御部を装備した構成を示す図 PTC端末の画面表示に電話制御部の画面インターフェースを表示した図 一般的TCシステムの構成を示す図 一般的IP電話のシステム構成を示す図 PTCシステム構成を示す図 テレフォニーサーバが持つ電話番号管理テーブルを示す図 電話システムの動作を説明する為の電話番号とIPアドレスを割り振った具体例を示す図 PTC端末から電話端末へ電話発信する呼制御の流れを示すシーケンス図 PTC端末が電話端末から電話着信する呼制御の流れを示すシーケンス図 PTCシステムにおけるTV電話実現システム構成を示す図 PTC端末からTV電話端末に映像通信を接続確立する流れを示すシーケンス図 TV電話端末からPTC端末に映像通信を接続確立する流れを示すシーケンス図 PTC端末で映像受信機能を実現するシステムの構成を示す図 PTC端末と映像配信サーバとの映像配信接続確立の流れを示すシーケンス図
符号の説明
100:パーソナルTCシステム、110:パーソナルTCサーバ、111:サーバ側
電話制御部、112:呼制御部、120:パーソナルTC端末、121:端末側電話制御
部、122:デバイス制御部、123:音声パケット通信部、130:ハンドセット、1
40:電話制御情報

Claims (19)

  1. データおよびデータを作成するデータ作成プログラムを管理するサーバと、
    前記サーバのデータ作成プログラムに基づき前記データを作成するための情報を入力する情報入力部、前記サーバとの間で遠隔制御する遠隔制御部を含み、該遠隔制御部を通して、前記入力情報を前記サーバに送信し、該サーバ側にて作成されたデータを受信する入出力端末と、
    記サーバと前記入出力端末結合するネットワークとを備え、
    前記サーバと前記入出力端末との間の遠隔操作をもって前記入力情報、前記作成データの送受を実行するネットワーク通信システムにおいて、
    前記入出力端末側に音声、映像のいずれか一方又は両方の情報を前記ネットワークに接続される通信端末との間で通信する音声パケット通信部、前記通信端末との間の呼接続を確立する呼制御情報を入力するダイヤル部を設け、
    前記サーバ側に前記呼制御情報に応答して前記入出力端末と前記通信端末との間の呼を制御し、呼設定する呼制御手段を設け、
    前記入出力端末又は前記通信端末の一方から発呼したとき、前記サーバ側の呼制御手段が前記入出力端末と前記通信端末との間の呼接続を確立し、
    前記サーバ側の呼制御手段に基づいて前記入出力端末と前記通信端末との間の呼接続が確立したとき、前記入出力端末と前記通信端末との間で前記ネットワークを通して音声、映像のいずれか一方又は両方の通信を可能とするネットワーク通信システム。
  2. データおよびデータを作成するデータ作成プログラムを管理するシンクライアントサーバと、
    前記シンクライアントサーバとの間で遠隔操作し、該サーバのデータ作成プログラムに基づきデータを作成する入力情報を前記シンクライアントサーバに送信し、該サーバ側にて作成された出力のデータを受信するシンクライアント端末と、
    音声又は映像のネットワーク通信が可能なネットワーク通信端末と、
    前記シンクライアントサーバと前記シンクライアント端末と前記ネットワーク通信端末とを結合するネットワークとを備え
    前記シンクライアント端末と前記ネットワーク通信端末との間での通話又は映像の通信が可能なネットワーク通信システムにおいて、
    前記シンクライアント端末側に音声又は映像情報を、前記ネットワークを通して前記ネットワーク通信端末に通信する情報通信手段を設け、
    前記シンクライアントサーバ側に前記シンクライアント端末と前記ネットワーク通信端末との間の呼接続する呼制御手段を設け、
    前記シンクライアント端末又は前記ネットワーク通信端末から発呼したとき、前記シンクライアントサーバの呼制御手段および前記ネットワークをもって前記シンクライアント端末と前記ネットワーク通信端末との間の呼接続を確立し、
    前記シンクライアント端末又は前記ネットワーク通信端末の情報通信手段をもって前記シンクライアント端末の音声又は映像情報を、前記ネットワークを通して前記ネットワーク通信端末に送信し、
    前記クライアント端末と前記ネットワーク通信端末との呼接続と音声又は映像の送信を異なる経路としたことを特徴とするネットワーク通信システム。
  3. 前記シンクライアントサーバおよび前記シンクライアント端末には、それぞれを遠隔制御し、該シンクライアント端末および該シンクライアントサーバからのデータ作成用入力情報、呼制御情報、電話制御情報およびデータ、呼制御情報、電話制御情報を送受するリモートコントロール部を備えており、
    前記シンクライアントサーバおよび前記シンクライアント端末は、前記シンクライアント端末と前記通信端末から前記シンクライアントサーバを通して送受する電話制御情報に基づき前記シンクライアント端末と前記シンクライアントサーバと前記IP通信端末間の呼制御路を構成する電話制御部を備え、前記シンクライアントサーバの電話制御部は前記呼制御手段の呼制御部を有し、前記シンクライアント端末の電話制御部は前記音声又は映像の入出力インターフェース部に入出力する音声又は映像の機器の機能を制御するデバイス制御部および前記音声又は映像をパケット化し、前記ネットワークを通して前記ネットワーク通信端末に送信するパケット通信部を有し
    前記ネットワーク通信端末がIP電話又はIPテレビ電話である請求項2記載のネットワーク通信システム。
  4. 前記呼制御手段が、さらに前記呼制御部の動作に基づき前記シンクライアントサーバと前記通信端末との間に呼制御路を構成するテレフォニ−サーバ又はTV電話サーバからなる請求項2記載のネットワーク通信システム。
  5. サーバと、前記サーバを遠隔操作する入出力端末と、前記サーバと前記入出力端末とを結合するネットワークと
    から構成される通信システムをもって、前記入出力端末と前記ネットワークに接続される通信端末との間で音声又は映像の通信を可能とする通信制御方法において
    前記入出力端末が前記通信端末を呼び出す操作を行なったとき、前記サーバが前記入出力端末のネットワークアドレスを前記通信端末に送信するステップと
    前記通信端末が前記呼び出しに応答したとき、前記サーバが前記通信端末のネットワークアドレスを前記入出力端末に送信するステップと
    前記入出力端末と前記通信端末とがそれぞれ前記ネットワークアドレスを取得したとき、前記入出力端末と前記通信端末との間に音声又は映像の通信を可能とする通信路を構成するステップと
    からなり、
    前記ネットワークアドレスの送信ステップをもって前記入出力端末と前記通信端末との間の呼接続を確立し
    前記音声又は映像の通信路を構成するステップをもって前記入出力端末と前記通信端末との間の音声又は映像の通信を可能とすることを特徴とする通信制御方法
  6. 通信制御情報を送受信するリモートコントロール部を含む入出力端末と、
    通信制御情報を送受信するリモートコントロール部を含むサーバと
    前記サーバと前記入出力端末とを接続するネットワークを備え
    前記入出力端末と前記ネットワークの通信端末との間で音声又は映像の通信を可能とする通信制御方法において
    前記入出力端末又は前記ネットワーク通信端末が前記ネットワーク通信端末又は前記入出力端末を呼び出す操作を行なったとき、前記サーバが前記入出力端末のネットワークアドレス又は前記ネットワーク通信端末のネットワークアドレスを前記ネットワーク通信端末又は前記入出力端末に送信するステップと
    前記ネットワーク通信端末又は前記入出力端末が前記呼び出しに応答したとき、前記サーバが前記ネットワーク通信端末のネットワークアドレス又は前記入出力端末のネットワークアドレスを前記入出力端末又は前記ネットワーク通信端末に送信するステップと
    前記入出力端末と前記ネットワーク通信端末とがそれぞれ前記ネットワークアドレスを取得したとき、前記入出力端末と前記ネットワーク通信端末との間に音声又は映像の通信を可能とする通信路を構成するステップと、
    からなり
    前記ネットワークアドレスの送信ステップをもって前記入出力端末と前記ネットワーク通信端末との間の呼接続を確立し
    前記音声又は映像の通信路を構成するステップをもって前記入出力端末と前記ネットワーク通信端末との間の音声又は映像の通信を可能とすることを特徴とする通信制御方法
  7. 通信制御情報を送受信するリモートコントロール部を含むシンクライアント端末と、
    通信制御情報を送受信するリモートコントロール部を含むシンクライアントサーバと
    ネットワーク通信端末と
    前記サーバと前記各端末とを接続するネットワークを備え
    前記シンクライアント端末と前記ネットワーク通信端末との間で音声又は映像の通信を可能とする通信制御方法において
    前記シンクライアント端末又は前記ネットワーク通信端末が前記ネットワーク通信端末又は前記シンクライアント端末を呼び出す操作を行なったとき、前記シンクライアントサーバが前記シンクライアント端末のネットワークアドレス又は前記ネットワーク通信端末のネットワークアドレスを前記ネットワーク通信端末又は前記シンクライアント端末に送信するステップと
    前記ネットワーク通信端末又は前記シンクライアント端末が前記呼び出しに応答したとき、前記シンクライアントサーバが前記ネットワーク通信端末のネットワークアドレス又は前記シンクライアント端末のネットワークアドレスを前記シンクライアント端末又は前記ネットワーク通信端末に送信するステップと
    前記シンクライアント端末と前記ネットワーク通信端末とがそれぞれ前記ネットワークアドレスを取得したとき、前記シンクライアント端末と前記ネットワーク通信端末との間に音声又は映像の通信を可能とする通信路を構成するステップと
    からなり
    前記ネットワークアドレスの送信ステップをもって前記シンクライアント端末と前記ネットワーク通信端末との間の呼接続を確立し
    前記音声又は映像の通信路を構成するステップをもって前記シンクライアント端末と前記ネットワーク通信端末との間の音声又は映像の通信を可能とすることを特徴とする通信制御方法
  8. シンクライアントサーバとの間で通信制御情報を送受信するリモートコントロール部を含むシンクライアント端末とIP通信端末との間で音声又は映像の通信を可能とする通信制御方法において、
    前記シンクライアント端末が前記IP通信端末を呼び出す操作を行なったとき、前記シンクライアントサーバが前記シンクライアント端末のIPアドレスを前記IP通信端末に送信するステップと
    前記IP通信端末が前記呼び出しに応答したとき、前記シンクライアントサーバが前記IP通信端末のIPアドレスを前記シンクライアント端末に送信するステップと
    前記シンクライアント端末と前記IP通信端末とがそれぞれ前記IPアドレスを取得したとき、前記シンクライアント端末と前記IP通信端末との間に音声又は映像の通信を可能とする前記IPネットワークを含む通信路を構成するステップと
    からなり
    前記IPアドレスの送信ステップをもって前記シンクライアント端末と前記IP通信端末との間の呼接続を確立し
    前記音声又は映像の通信路を構成するステップをもって前記シンクライアント端末と前記IP通信端末との間の音声又は映像の通信を可能とすることを特徴とする通信制御方法。
  9. ネットワーク上の入出力装置と接続先相手装置との間の通話をつないだり切ったりする呼制御手段を含む装置をもって前記入出力装置と前記接続先相手装置との間で音声又は映像情報の送受信を可能とする通信制御方法であって
    前記呼制御手段を含む装置が
    前記入出力装置の入力情報を受けたとき、前記入出力装置の第2のアドレスを前記接続先相手装置に送信するステップと
    前記接続先相手先置が前記第2のアドレスを受け、通話OKのとき、前記接続先相手装置の第3のアドレスを前記入出力装置に送信するステップと
    前記入出力装置と前記接続先相手装置とが前記第2のアドレス、前記第3のアドレスをそれぞれ取得したとき、前記入出力装置と前記接続先相手装置との間の前記ネットワークをもって音声情報の通話又は映像の通信を可能とする通路を構成するステップと
    からなり
    前記呼制御手段を含む装置による前記第2、前記第3のアドレスの送信をもって前記入出力装置と前記接続先相手装置との間の呼接続を確立し
    前記ネットワークによる音声又は映像情報の通路構成をもって前記入出力装置と前記接続先相手装置との間の音声情報の通話又は通信を可能とすることを特徴とする通信制御方法。
  10. サーバを遠隔操作し、該サーバに配置された呼制御手段をもってネットワークに接続される音声又は映像通信端末との呼接続がなされる入出力端末であって
    前記サーバ側にてデータを作成するためのキー又はマウス入力情報を遠隔送信し、かつ前記サーバ側にて作成されたデータを遠隔受信するリモートコントロール部と、音声又は映像情報を、前記ネットワークを通して前記音声又は映像通信端末に通信する通信部と、前記リモートコントロール部を通して前記サーバに呼制御情報を遠隔送信し、前記音声又は映像通信端末との間の呼接続を可能とする制御情報を入力する呼制御情報入力部とを含み、
    前記サーバの呼制御手段により前記入出力端末と前記ネットワーク通信端末との間の呼接続が確立したとき
    前記入出力端末の音声又は映像情報を、前記ネットワークを通して前記通信端末に送信し、前記通信端末との間の通信が可能な入力出力端末。
  11. 前記呼制御情報入力部がダイヤル部である請求項10記載の入出力端末。
  12. データおよびデータを作成するデータ作成プログラムを管理するサーバに設けられた呼制御手段およびネットワークをもってネットワーク通信端末との呼接続される入出力端末であって、
    前記サーバのデータ作成プログラムに基づき前記データを作成するための情報を入力する情報入力部、前記サーバで作成したデータからなる出力情報を受信し、表示部に出力する情報出力部、音声又は映像の情報を通信する音声パケット通信部、呼制御情報を入力するダイヤル部、前記サーバの遠隔制御部との間で遠隔制御する遠隔制御部を含み、
    前記遠隔制御部が前記ネットワークを通して前記入力情報、前記呼制御情報を前記サーバに送信し、かつ前記サーバで作成したデータを受信し、
    前記サーバの呼制御手段により前記入出力端末と前記ネットワーク通信端末との間の呼接続が確立したとき、
    前記入出力端末の音声又は映像情報を、前記サーバを介さず前記ネットワークを通して前記通信端末に送信し、前記通信端末との間の通信が可能な入力出力端末。
  13. データおよび該データを作成するデータ作成プログラムを管理するシンクライアントサーバおよびネットワークを介してネットワーク通信端末との呼接続がなされるシンクライアント端末であって、
    前記シンクライアントサーバを遠隔制御し、該サーバのデータ作成プログラムに基づきデータを作成する入力情報を該サーバに送信および該サーバとの間で前記ネットワーク通信端末との呼制御情報を送受するリモートコントロール部と、音声又は映像入力部及び該入力部の音声又は映像を処理し、該処理データを、前記ネットワークを通して前記ネットワーク通信端末に送るデータ通信手段を備え、
    前記シンクライアントサーバの呼制御手段により呼接続がなされたとき、前記シンクライアント端末の音声又は映像データを前記ネットワーク通信端末に送信し、前記ネットワーク通信端末との通信が可能なシンクライアント端末。
  14. 前記入力情報がキー入力又はマウス入力情報であり、前記シンクライアント端末は、ハンドセットが接続されるインターフェース部、該インターフェース部に接続されるハンドセットの機能を制御するデバイス制御部および前記ハンドセットから入力された音声をパケット化し、前記ネットワークを通して前記ネットワーク通信端末に送信するパケット通信部を有する請求項13記載のシンクライアント端末。
  15. 前記シンクライアント端末は、キーボードが接続されるインターフェース部、該インターフェース部に接続されるキーボードの機能を制御するデバイス制御部およびマイクやスピーカが接続されるインターフェース部、前記マイクから入力された音声をパケット化し、前記ネットワークを通して前記ネットワーク通信端末に送信するパケット通信部を有し、さらに前記パケット通信と前記インターフェース部との間のデータをAD変換するAD変換部を有する請求項13記載のシンクライアント端末。
  16. IPネットワークを介してIP通信端末との呼設定がなされるシンクライアント端末であって、
    前記シンクライアント端末からのキー入力又はマウス入力情報に基づき作成されるデータや該データのデータ作成プログラムを管理するシンクライアントサーバを遠隔制御し、前記キー入力又はマウス入力情報および呼制御情報を該サーバに送信するリモートコントロール部と、
    前記シンクライアント端末と前記IP通信端末との間の呼を、前記IPネットワークに接続されるテレフォニーサーバを介して制御する呼制御手段と、
    音声又は映像入力部及び該入力部の音声又は映像を処理し、該処理データを、前記IPネットワークを通して前記IP通信端末に送るデータ通信手段を備え、
    前記呼制御手段および前記テレフォニ−サーバにより呼接続が確立したとき、前記シンクライアント端末の音声又は映像データを、前記IPネットワークを通して前記IP通信端末に送信し、前記IP通信端末との通話が可能なシンクライアント端末。
  17. ネットワーク上の接続先相手装置と入出力装置間の呼制御を行なう呼制御手段を含む装置を、前記ネットワークを通してリモートコントロールする入出力装置であって、
    前記入出力装置に入力情報を入力する入力部と、音声又は映像情報を入力する入力部と、
    前記入力部の入力情報を前記呼制御手段を含む装置に前記ネットワークを通して送信し、また前記呼制御手段を含む装置からの情報を受信するリモートコントロール部と、
    前記入力部の音声又は映像情報を前記ネットワークを通して前記接続先相手装置に送信し、また前記接続相手装置からの音声又は映像情報を受信する送受信部を含む通信部とを備え、
    前記入出力装置により前記呼制御手段を含む装置をリモートコントロールし、該装置が前記入出力装置を前記接続先相手装置に呼接続したとき、
    前記入出力端末の通信部が、音声又は映像情報を、前記呼制御手段を含む装置を介さず前記ネットワークを通して前記接続先相手装置に送信することを特徴とする入出力装置。
  18. 前記入力情報入力部がキー又はマウスであり、前記音声又は映像情報入力部がマイク又はハンドセットであり、前記制御手段の情報制御部が音声又は映像パケット通信部である請求項25記載の入出力装置。
  19. シンクライアント端末及びIP通信端末とともにIPネットワークに接続され、データ及び該データを作成するためのデータ作成プログラムを管理するシンクライアントサーバにおいて、
    前記シンクライアント端末と前記IP通信端末との呼接続を行なう呼接続手段と、
    前記シンクライアント端末又は前記IP通信端末からの発呼に応答して前記呼設定手段に基づき前記シンクライアント端末と前記IP通信端末と間の呼接続を確立したとき、前記IP電話端末のIPアドレスを前記シンシンクライアント端末に送信するリモートコントロール手段を備え、
    前記IPアドレスの送受に基づき前記シンクライアント端末と前記IP通信端末間の前記IPネットワークからなる通信路を確立し、
    前記クライアント端末と前記通信端末とを接続する前記ネットワークからなる前記通信路を通して両端末間の通信を可能とすることを特徴とするシンクライアントサーバ。
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