JP4983493B2 - ディーゼルエンジンの予混合装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料を自着火させるために燃料を予混合するディーゼルエンジンの予混合装置に関するものである。
一般に、ディーゼルエンジン等では、燃焼時の酸素が不足する場合や温度が低い場合に、煤等を主成分とするパティキュレート(Particulate Matter:粒子状物質)が生成するため、パティキュレートを抑制する種々の方法が考えられている(例えば、特許文献1〜4参照)。
この中でも、近年、ディーゼルエンジンの気筒内へ軽油等の燃料を投入する際に、燃料を予め予混合化して着火燃焼させ、パティキュレートを抑制するものがある。
具体的な例としては、図7、図8に示す如く、ディーゼルエンジンの吸気マニホールド1に予混合装置2を備えるものがあり、予混合装置2は、軽油等の液体燃料を導入し得る所定空間の燃料気化室3を形成するケース本体4と、燃料の供給元(図示せず)から供給配管5を介して燃料気化室3へ液体燃料を流入させる流入部6と、燃料気化室3の周囲に位置してケース本体4に備えられた複数(図8では6本)のヒータ7と、燃料気化室3から吸気マニホールド1内へ燃料蒸気を供給する供給部8とを備えて構成されている。ここで、図8中、9は吸気管、10はディーゼルエンジンの吸気ポート、11はシリンダ、12はピストン、13は吸気弁を示している。
予混合装置2により燃料を予混合する際には、ディーゼルエンジンの駆動に伴って吸気マニホールド1から吸気すると同時に、燃料気化室3で液体燃料をヒータ7により加熱して燃料蒸気にし、当該燃料蒸気を吸気マニホールド1内へ供給して予混合し、燃料を自着火可能な状態にしている。
一方、他の具体的な例としては、図9に如く、ディーゼルエンジンの吸気マニホールド1の上流側に位置する吸気管9に、図7、図8と略同様な構成を備えた予混合装置2を備えるものがあり、燃料を予混合する際には、ディーゼルエンジンの駆動に伴って吸気管9から吸気すると同時に、燃料気化室3で燃料をヒータ7によって加熱して燃料蒸気にし、当該燃料蒸気を吸気管9に供給し、更にミキサー14により燃料蒸気を吸気と予混合し、自着火可能な状態にするようにしている。
又、燃料気化室3には、図10に示す如く、種々の充填材を充填して液体燃料との接触面積を増やし、効率的に熱交換することが考えられている。
特開2004−346882号公報 特開平07−011983号公報 特開2002−030937号公報 特許第3310122号公報
しかしながら、液体燃料を燃料気化室3で単純に蒸気化する場合には、液体燃料の不均一な流れや、大きな気泡の発生により、図11に示す如く、燃料気化室3の径方向断面で局所的に高温若しくは低温になる温度分布を生じるため、蒸気化の部分的な不発生や、大きな気泡の発生による液体燃料の流出や突沸を生じ、液体燃料を安定して蒸気化することができないという問題があった。又、燃料気化室3に充填材を充填して液体燃料を蒸気化する場合には、図12に示す如く、燃料気化室3の径方向断面で中央部が低温になると共に壁面側が高温になる温度分布を生じるため、同様に液体燃料を安定して蒸気化することができないという問題があった。
本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、液体燃料を安定して蒸気化するディーゼルエンジンの予混合装置を提供することを目的としている。
本発明は、円柱状の気化部本体と、液体燃料を導入するように前記気化部本体内に形成される燃料気化流路と、該燃料気化流路内の液体燃料を加熱して蒸気化するように前記気化部本体内に配置されるヒータとを備える燃料気化部を設け、
前記ヒータは、気化部本体の中央で気化部本体の延在方向に沿って配置される第一ヒータと、第一ヒータより気化部本体の径方向外側に位置して第一ヒータと平行に延在し且つ気化部本体の周方向で所定の間隔を介して配置される複数の第二ヒータとを備え、
前記燃料気化流路は、複数で構成され、且つ流路内の断面で温度分布を均一に近づける大きさを備え、更に気化部本体の径方向で第一ヒータと第二ヒータの間に配置されたことを特徴とするディーゼルエンジンの予混合装置、に係るものである。
又、本発明は、前記燃料気化部に接続され且つディーゼルエンジンの吸気流路へ突出するように配置される燃料蒸気輸送部を備えることが好ましい。
更に、本発明において、前記燃料蒸気輸送部は、吸気流路内へ突出するケース部と、該ケース部内に配置されるヒータと、該ヒータにより燃料蒸気を加熱し得る燃料蒸気の輸送流路と、燃料蒸気を輸送流路から吸気流路へ供給する噴出口とを備えることが好ましい。
上記した本発明のディーゼルエンジンの予混合装置によれば、燃料気化流路は、複数で構成され、且つ流路内の断面で温度分布を略均一に近づける大きさを備えるので、局所的な温度分布を抑制し、蒸気化の部分的な不発生や、大きな気泡の発生による液体燃料の流出や突沸を防止し、液体燃料を安定して蒸気化することができる。又、燃料気化流路の径の大きさにより液体燃料への熱流入量を増し、液体燃料を安定的且つ効率的に蒸気化することができるという種々の優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の実施例を添付図面を参照して説明する。
図1〜図5は本発明のディーゼルエンジンの予混合装置を実施する形態の第1例であり、図7、図8と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
ディーゼルエンジンでは、吸気(吸入空気)が流通するよう、吸気管9から吸気マニホールド1を介して吸気ポート10まで形成される吸気流路15が備えられており、吸気管9の隣接位置には、固定部位(図示せず)に固定される燃料気化部16と、燃料気化部16に接続され且つ吸気マニホールド1内へ突出するように配置される燃料蒸気輸送部17とが備えられている。
燃料気化部16は、円柱状の気化部本体18と、気化部本体18の両側でボルト19等により固定される蓋部20,21とを備え、一方の蓋部20は、外側に供給元(図示せず)から延在する流入管22を接続すると共に、内側に流入管22から液体燃料が流入し得る凹状の空間23を形成し、他方の蓋部21は、内側に燃料蒸気輸送部17へ燃料が流通し得る内部流路24を備えると共に、外側に燃料蒸気輸送部17へ接続される凸状の導出部25を備えている。
又、燃料気化部16は、気化部本体18と蓋部20の間に配置される第一支持プレート26と、気化部本体18と蓋部21の間に配置される第二支持プレート27と、一方の蓋部20の凹状の空間23から他方の蓋部21の内部流路24まで流通するよう気化部本体18の内部に形成される燃料気化流路28と、燃料気化流路28の液体燃料を加熱し得るヒータ29とを備えている。
ヒータ29は、一方の蓋部20及び第一支持プレート26を貫通するよう気化部本体18の中心で気化部本体18の延在方向(軸方向)に沿って配置される1本のロッド状の第一ヒータ30と、第一ヒータ30と略平行に延在し且つ気化部本体18の外周寄りで周方向に沿って一定間隔を介して配置される複数本の第二ヒータ31(図3では6本)とを備えている。ここで、第一ヒータ30は、流入管22から蓋部20及び第一支持プレート26を貫通し且つ気化部本体18の中途位置まで延在する後方スリーブ32に内嵌されると共に、図2に示す如く蓋部21内の連結部材21aを介して、蓋部21の内部流路24から第二支持プレート27まで延在する前方スリーブ33に内嵌されている。
燃料気化流路28は、図2、図3に示す如く、第一ヒータ30及び第二ヒータ31と略平行に延在し且つ気化部本体18の径方向で第一ヒータ30と第二ヒータ31の間に配置されるよう、第一支持プレート26,27で両端が支持された複数の燃料気化チューブ34により複数の流路で構成されている。又、燃料気化流路28は、複数の流路を、夫々流路内の径方向断面で温度分布を略均一に近づける大きさにしており、具体的には、燃料気化流路28の夫々の口径を直径3〜20mm、好ましくは6mmにしている。
更に、燃料気化流路28には、多孔性の素材、メッシュの素材、粒状体の素材等から少なくとも一つ選択される充填材35を充填しており、充填材35によって、液体燃料の流路隙間を多数形成すると共に流路隙間の口径(断面径)を小さくしている。又、燃料気化流路28の入口部分には、第一支持プレート26に係止されるスリーブ36を介して焼結金属の蓋状の止め部材37を配置すると共に、燃料気化流路28の出口部分には、同様に、第二支持プレート27に係止されるスリーブ38を介して焼結金属の蓋状の止め部材39を配置し、入口部分及び出口部分から充填材35が流失しないようにしている。ここで、充填材35の例は、特に制限されるものではないが、具体的な一例を示すと、充填材35は、粒状体の素材として、0.1〜5mmの径の鉄球、好ましくは0.5mmの径の鉄球があり、燃料気化流路28に充填された鉄球は、鉄球の間に無数の流路隙間を形成すると共に流路隙間の口径を小さくしている。又、充填材35の流失を防止する焼結金属の止め部材37,39は、数十μm、好ましくは5〜30μmの多孔を備えている。
一方、燃料蒸気輸送部17は、図4、図5に示す如く、燃料気化部16の導出部25から吸気マニホールド1内へ突出し且つ断熱層を構成するケース部40を備えている。ケース部40内には、上方の固定部材41により固定され且つケース部40の軸心に沿って導出部25の上方からケース部40の下端まで延在するロッド状のヒータ42が配置されている。ヒータ42の周囲には、ヒータ42を内嵌するようヒータ42の延在方向に沿って形成される筒状の内側流路部材44が配置されると共に、内側流路部材44の外径より大きな内径を有して内側流路部材44の外周で同心状に配置される筒状の外側流路部材45とが配置されている。内側流路部材44と外側流路部材45との間の隙間は、燃料気化部16の燃料気化流路28から内部流路24を介して連通し且つケース部40の延在方向に沿って下端まで設けられる輸送流路46となっている。内側流路部材44及び外側流路部材45の下端には、ヒータ42の配置空間を密閉するよう、内側流路部材44の下端開口を閉じる形状を有する板状の下端部47が配置されており、下端部47は、更に外側流路部材45の下端開口を閉じると共に所定位置に斜め方向の開口を形成して輸送流路46から下方外部へ流通する噴出口48を形成している。ここで、外側流路部材45とケース部40の間には、熱の伝達を抑制するようケース部40の延在方向に沿って形成される隙間49が備えられている。又、ケース部40の下端には、噴出口48の噴射方向に影響を与えることがないよう、開口50を備えて下端部47を支持する支持部材51を備えている。
又、燃料蒸気輸送部17は、ケース部40の上部中途位置に鍔状の内側取付部52と鍔状の外側取付部53とを備えており、内側取付部52と外側取付部53は、吸気マニホールド1の吸気流路15を構成する壁部15aを、内方及び外方からワッシャ54を介して挟み込むことによって、燃料蒸気輸送部17を最適位置に固定している。更に、ケース部40の先端は、吸気マニホールド1と吸気ポート10の境目近傍に配置し、噴出口48が、吸気ポート10の吸気流路15の径方向で中央に位置し且つ吸気ポート10の流路方向に向かい、燃料を最適な状態で予混合するようになっている。
以下本発明を実施する形態の第1例の作用を説明する。
軽油等の燃料を予混合する際には、図1〜5に示す如く、ディーゼルエンジンの駆動に伴って吸気流路15から吸気すると同時に、液体燃料を供給元から燃料気化部16に供給する。
燃料気化部16では、凹状の空間23に流入した液体燃料が第一支持プレート26の孔により分岐して複数の燃料気化流路28に流入し、充填材35の間に形成された多数の流路隙間でヒータ29の加熱により蒸気化し、第二支持プレート27を介して他方の蓋部21の内部流路24へ燃料蒸気として流出し、導出部25より燃料蒸気輸送部17へ供給される。
この時、燃料気化流路28内では、流路の口径の大きさにより、複数の流路を夫々流路内の径方向断面で温度分布を略均一に近づける温度条件にし、液体燃料をムラなく略均一に燃料蒸気にすると共に、熱流入量を増やして効率的に蒸気化している。ここで、温度差に対して流路の口径を小さくすればするほど、温度分布を均一すると共に熱流入量を増やすことができるが、液体燃料の流量が減って処理量が低下するという問題がある。
次に、燃料蒸気輸送部17では、燃料蒸気が輸送流路46により噴出口48まで流下し、同時にヒータ42により燃料蒸気の冷却を防止するように加熱される。
そして、ケース部40の先端の噴出口48から吸気流路15へ噴射される燃料蒸気は、吸気ポート10の径方向中央に供給されて拡散し、吸気と十分に予混合して流下し、エンジン内で自着火してパティキュレートの発生を抑制する。
而して、このような第1例の構成とすれば、燃料気化流路28は、複数で構成され、且つ流路内の径方向断面で温度分布を略均一に近づける大きさを備えるので、局所的な温度分布を抑制し、蒸気化の部分的な不発生や、大きな気泡の発生による液体燃料の流出や突沸を防止し、液体燃料を安定して蒸気化することができる。又、燃料気化流路28の径の大きさ(口径)により液体燃料への熱流入量を増し、液体燃料を効率的に蒸気化することができる。更に、燃料気化流路28は、夫々の流路の口径を直径3〜20mmにし、特に直径6mmにした場合に、液体燃料を一層安定的且つ効率的に蒸気化することができる。ここで、流路の口径を20mmより大きくした場合には、径方向断面で局所的に高温若しくは低温領域を生じて温度分布を略均一に近づけることができないと共に、熱流入量が減って安定的に蒸気化しないという問題がある。又、流路の口径を3mmより小さくした場合には、液体燃料の流量が減って処理量が低下し、液体燃料の蒸気化に適用できないという問題がある。
又、燃料気化流路28に充填材35を備え、液体燃料の流路隙間を多数形成すると共に流路隙間の径を小さくし、液体燃料との接触面積を大きくすると、燃料気化流路28で気泡が大きくなるような気泡の成長を抑制するので、燃料気化流路28での液体燃料の移動に伴う気泡の移動を低減し、液体燃料の流出や突沸を防止することができる。
第1例において、ヒータ29は、燃料気化部16の中央に配置される第一ヒータ30と、燃料気化流路28より外側に配置される第二ヒータ31とを備えると、燃料気化流路28の周囲に第一ヒータ30及び第二ヒータ31を配置するので、燃料気化流路28の複数の流路は、夫々径方向断面で温度分布を略均一に近づけるものになり、局所的な温度分布を一層抑制し、液体燃料を安定して蒸気化することができる。
更に、第1例において、ヒータ29は、燃料気化部16の中央で燃料気化部16の延在方向に沿って配置される第一ヒータ30と、第一ヒータ30と略平行に延在し且つ燃料気化部16の周方向で所定の間隔を介して配置される複数の第二ヒータ31とを備え、第一ヒータ30と第二ヒータ31の間に燃料気化流路28を配置すると、燃料気化流路28の周囲に第一ヒータ30及び第二ヒータ31を均等に配置するので、燃料気化流路28の複数の流路は、夫々径方向断面で温度分布を一層均一に近づけるものになり、局所的な温度分布を十分に抑制し、液体燃料を極めて安定して蒸気化することができる。
第1例の構成において、燃料気化部16に接続され且つディーゼルエンジンの吸気流路15へ突出するように配置される燃料蒸気輸送部17を備えると、燃料気化部16で蒸気化した液体燃料を安定的に吸気流路15へ供給することができる。又、燃料蒸気輸送部17により燃料蒸気を加熱して吸気流路15に供給するので、燃料蒸気の冷却を低減して燃料蒸気の液化を防止し、燃料蒸気を吸気と十分に予混合させることができる。更に、吸気マニホールド1の吸気流路15へ突出して配置される燃料蒸気輸送部17により、吸気流路15の壁面から離間した内側の空間に燃料蒸気を供給するので、燃料蒸気が吸気流路15の壁面へ付着することを抑制し、燃料蒸気を吸気と十分に予混合させることができる。
更に、第1例の構成において、燃料蒸気輸送部17は、吸気流路15内へ突出するケース部40と、ケース部40内に配置されるヒータ42と、ヒータ42により燃料蒸気を加熱し得る輸送流路46と、燃料蒸気を輸送流路46から吸気流路15へ供給する噴出口48とを備えると、ケース部40、ヒータ42、輸送流路46の構成により、燃料気化部16で蒸気化した液体燃料を一層安定的に吸気流路15へ供給することができる。
以下本発明の実施の形態の第2例を図面を参照しつつ説明する。
図6は本発明を実施する形態の第2例を示すものであって、第1例の燃料気化部16及び燃料蒸気輸送部17の配置を、ミキサー14を備える吸気管9に変更したものであり、図中、図1〜図5と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
第2例は、第1例と略同様な燃料気化部16と、燃料蒸気輸送部17とを備えており、燃料気化部16は、吸気管9の隣接位置に固定部位(図示せず)に固定されると共に、燃料蒸気輸送部17は、燃料気化部16に接続され且つ吸気管9内へ突出するように配置されている。
燃料蒸気輸送部17は、ケース部40の先端を吸気管9の中央に配置し、噴出口48が、吸気管9の吸気流路15の径方向で中央に位置し且つミキサー14の流入方向に向かうようになっている。
以下本発明を実施する形態の第2例の作用を説明する。
軽油等の燃料を予混合する際には、第1例と同様に、燃料気化部16により燃料を蒸気化し、燃料蒸気輸送部17で燃料蒸気を加熱しつつ流下させる。
そして、ケース部40の先端の噴出口48から吸気流路15へ噴射される燃料蒸気は、吸気管9の径方向中央に供給されて拡散し、更にミキサー14により吸気と一層十分に予混合して流下し、エンジン内で自着火してパティキュレートの発生を抑制する。
而して、このような第2例の構成にすれば、第1例と同様な作用効果を得ることができる。
尚、本発明のディーゼルエンジンの予混合装置は、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、ディーゼルエンジン以外の予混合装置にも適用し得ること、燃料は必ずしも軽油に限定するものではないこと、燃料気化流路の径方向断面で温度分布を略均一に近づけるならば、燃料気化流路及びヒータは実施例に限定されるものでなく、他の構成でも良いこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明を実施する形態の第1例を示す概念図である。 本発明の燃料気化部を拡大して示す断面図である。 図2のIII−III方向の矢視図である。 本発明における燃料蒸気輸送部を示す概略図である。 図4のV−V方向の矢視図である。 本発明を実施する形態の第2例を示す概念図である。 従来の一例を示す概念図である。 図7のVIII−VIII方向の矢視図である。 従来の他例を示す概念図である。 従来の一例に充填材を充填した状態を示す拡大概念図である。 従来の一例における燃料気化室の径方向断面での温度分布を示すグラフである。 従来の他例における燃料気化室の径方向断面での温度分布を示すグラフである。
符号の説明
15 吸気流路
16 燃料気化部
17 燃料蒸気輸送部
18 気化部本体
28 燃料気化流路
29 ヒータ
30 第一ヒータ
31 第二ヒータ
40 ケース部
42 ヒータ
46 輸送流路
48 噴出口

Claims (3)

  1. 円柱状の気化部本体と、液体燃料を導入するように前記気化部本体内に形成される燃料気化流路と、該燃料気化流路内の液体燃料を加熱して蒸気化するように前記気化部本体内に配置されるヒータとを備える燃料気化部を設け、
    前記ヒータは、気化部本体の中央で気化部本体の延在方向に沿って配置される第一ヒータと、第一ヒータより気化部本体の径方向外側に位置して第一ヒータと平行に延在し且つ気化部本体の周方向で所定の間隔を介して配置される複数の第二ヒータとを備え、
    前記燃料気化流路は、複数で構成され、且つ流路内の断面で温度分布を均一に近づける大きさを備え、更に気化部本体の径方向で第一ヒータと第二ヒータの間に配置されたことを特徴とするディーゼルエンジンの予混合装置。
  2. 前記燃料気化部に接続され且つディーゼルエンジンの吸気流路へ突出するように配置される燃料蒸気輸送部を備えたことを特徴とする請求項1に記載のディーゼルエンジンの予混合装置。
  3. 前記燃料蒸気輸送部は、吸気流路内へ突出するケース部と、該ケース部内に配置されるヒータと、該ヒータにより燃料蒸気を加熱し得る燃料蒸気の輸送流路と、燃料蒸気を輸送流路から吸気流路へ供給する噴出口とを備えたことを特徴とする請求項に記載のディーゼルエンジンの予混合装置。
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