JP4983004B2 - ブロー成形用材料 - Google Patents

ブロー成形用材料 Download PDF

Info

Publication number
JP4983004B2
JP4983004B2 JP2005321830A JP2005321830A JP4983004B2 JP 4983004 B2 JP4983004 B2 JP 4983004B2 JP 2005321830 A JP2005321830 A JP 2005321830A JP 2005321830 A JP2005321830 A JP 2005321830A JP 4983004 B2 JP4983004 B2 JP 4983004B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyamide resin
blow molding
acid
weight
polyamide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005321830A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007126591A (ja
Inventor
勉 片山
康治 福井
斉 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP2005321830A priority Critical patent/JP4983004B2/ja
Publication of JP2007126591A publication Critical patent/JP2007126591A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4983004B2 publication Critical patent/JP4983004B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は、ブロー成形性と耐衝撃性に優れたポリアミド樹脂組成物からなるブロー成形用材料に関し、さらに詳しくは、ブロー成形に適した溶融粘度特性と結晶化特性とを有しており、ブロー成形性に優れ、さらにピンチオフ強度が高く、耐衝撃性に優れており、汎用エンジン用の燃料タンク等に好適に用いることができるブロー成形用材料に関する。
ポリアミド樹脂は、優れた機械的特性、耐熱性、耐薬品性を有することから、エンジニアリングプラスチックスとして様々な成形品として用いられている。そのなかで、ブロー成形品としての利用も検討されている。しかしながら、ブロー成形に望ましい溶融粘度特性が、可塑化する際の高いせん断速度においては溶融粘度は低く、パリソン形成時における低せん断速度において溶融粘度が高いことであるのに対し、ポリアミド樹脂は、ポリアミド本来の分子量に依存する溶融粘度が低いために、そのままでは大型の吹込成形品を得ることが困難である。このような、ポリアミド樹脂の溶融粘度特性を改良する試みとして、ポリアミド樹脂にポリオレフィン系樹脂を配合すること(例えば、特許文献1参照)や、ポリアミド樹脂にガラス繊維を配合すること(例えば、特許文献2参照)が開示されている。
しかしながら、これらの方法では溶融粘度特性の改良にはある程度の効果は見られるものの、低温時の耐衝撃性が低いという問題があり、また、高粘度化のためには、ポリオレフィン系樹脂を多量に配合する必要があるため、耐熱性の点で満足すべきものではなく、ガラス繊維を配合した場合は、表面外観が低下し、比重も大きくなるという問題があった。
特公昭55−41659号公報 特開昭60−171133号公報
本発明は、上記の問題点を解決し、ブロー成形に適した溶融粘度特性と結晶化特性とを有しており、ブロー成形性に優れ、さらにピンチオフ強度が高く、耐衝撃性に優れており、汎用エンジン用の燃料タンク等に好適に用いることができるブロー成形用材料を提供することを目的とする。
本発明者らは、数平均分子量が25000以上の脂肪族ポリアミド樹脂に、芳香族ポリアミド樹脂およびMFRが特定範囲の耐衝撃材を配合することにより、ブロー成形性と耐衝撃性に優れたブロー成形用材料が得られることを見出して本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、(A)数平均分子量が25000以上の脂肪族ポリアミド樹脂、(B)芳香族ポリアミド樹脂、および(C)ASTM D1238に基づき、温度230℃、荷重2160gで測定したMFRが0.1〜3.0g/10分である耐衝撃材を含むポリアミド樹脂組成物からなることを特徴とするブロー成形用材料に関するものである。
本発明のブロー成形用材料は、ブロー成形に適した溶融粘度特性と結晶化特性とを有しており、ブロー成形性に優れ、さらにピンチオフ強度が高く、耐衝撃性に優れており、スポイラー、エアインテークダクト、レゾネーター、燃料タンク、燃料フィラーチューブ、燃料デリバリーパイプ、その他各種ホース・チューブ・タンク類などの自動車部品、パイプ類などの機械部品を始め、家庭・事務用品、建材関係部品、家具用部品など各種用途に有効である。
本発明のブロー成形用材料は、(A)数平均分子量が25000以上の脂肪族ポリアミド樹脂、(B)芳香族ポリアミド樹脂、および(C)ASTM D1238に基づき、温度230℃、荷重2160gで測定したMFRが0.1〜3.0g/10分である耐衝撃材を含むポリアミド樹脂組成物からなる。
本発明のブロー成形用材料を構成する(A)成分である脂肪族ポリアミド樹脂とは、分子鎖中に芳香環を有していないものを指し、アミノカルボン酸、ラクタムあるいはジアミンとジカルボン酸を主たる原料とするポリアミドである。
アミノカルボン酸の具体例としては、6−アミノカプロン酸、7−アミノヘプタン酸、9−アミノノナン酸、11−アミノウンデカン酸、12−アミノドデカン酸等が挙げられ、ラクタムの具体例としては、α−ピロリドン、ε−カプロラクタム、ω−ラウロラクタム、ε−エナントラクタム、ウンデカンラクタム、ドデカラクタム等が挙げられる。
ジアミンとしては、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、2−メチルペンタメチレンジアミン、ノナメチレンジアミン、ウンデカメチレンジアミン、ドデカメチレンジアミン、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジアミン、2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジアミン、5−メチルノナメチレンジアミン、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、1,4−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、1−アミノ−3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキサン、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン、ビス(3−メチル−4−アミノシクロヘキシル)メタン、2,2−ビス(4−アミノシクロヘキシル)プロパン、ビス(アミノプロピル)ピペラジン、アミノエチルピペラジンなどの脂肪族、脂環族のジアミンが挙げられる。
ジカルボン酸としては、アジピン酸、グルタル酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン二酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸などの脂肪族、脂環族のジカルボン酸が挙げられる。
これらモノマー成分から形成されるポリアミド樹脂の具体例としては、PA6、PA66、PA11、PA12等が挙げられ、これらはホモポリマーでも2種以上のコポリマーでも良い。
また、ポリアミド樹脂は単独で用いてもよいが、異なるモノマーから重合されたポリアミド樹脂との混合物の形態で用いてもよい。
好ましくは、PA6、PA6/66、PA12であり、より好ましくは、PA6とPA6/66のブレンドである。さらに好ましくは、ポリアミド6 70〜95重量%、及びポリアミド6/66 5〜30重量%の混合物とすることにより、ピンチオフ強度が改善される。
本発明における(A)脂肪族ポリアミド樹脂の数平均分子量は25000以上であり、好ましくは28000〜50000である。数平均分子量が25000より低い場合、溶融粘度が低くなり、ブロー成形性が悪くなるため好ましくない。
本発明における(B)芳香族ポリアミド樹脂とは、芳香族系モノマー成分を少なくとも1成分含む芳香族ポリアミド樹脂であり、例えば、脂肪族ジカルボン酸と芳香族ジアミン、または芳香族ジカルボン酸と脂肪族ジアミンを原料とし、これらの重縮合によって得られるポリアミド樹脂である。
本発明においては、(B)芳香族ポリアミド樹脂は、溶融粘度の上昇効果と結晶化速度を抑制する効果とを有する。
原料の脂肪族ジアミン及び脂肪族ジカルボン酸としては、前記の脂肪族ポリアミド樹脂と同様のものが挙げられる。
芳香族ジアミンとしては、メタキシリレンジアミン、パラキシリレンジアミン等が挙げられ、芳香族ジカルボン酸としては、ナフタレンジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸等が挙げられる。
具体的な例としては、ポリノナンメチレンテレフタルアミド(ポリアミド9T)、ポリヘキサメチレンテレフタルアミド(ポリアミド6T)、ポリヘキサメチレンイソフタルアミド(ポリアミド6I)、ポリヘキサメチレンアジパミド/ポリヘキサメチレンテレフタルアミドコポリマー(ポリアミド66/6T)、ポリヘキサメチレンテレフタルアミド/ポリカプロアミドコポリマー(ポリアミド6T/6)、ポリヘキサメチレンアジパミド/ポリヘキサメチレンイソフタルアミドコポリマー(ポリアミド66/6I)、ポリヘキサメチレンイソフタルアミド/ポリカプロアミドコポリマー(ポリアミド6I/6)、ポリドデカミド/ポリヘキサメチレンテレフタラミドコポリマー(ポリアミド12/6T)、ポリヘキサメチレンアジパミド/ポリヘキサメチレンテレフタルアミド/ポリヘキサメチレンイソフタルアミドコポリマー(ポリアミド66/6T/6I)、ポリヘキサメチレンアジパミド/ポリカプロアミド/ポリヘキサメチレンイソフタルアミドコポリマー(ポリアミド66/6/6I)、ポリヘキサメチレンテレフタルアミド/ポリヘキサメチレンイソフタルアミドコポリマー(ポリアミド6T/6I)、ポリヘキサメチレンテレフタルアミド/ポリ(2−メチルペンタメチレンテレフタルアミド)コポリマー(ポリアミド6T/M5T)、ポリキシリレンアジパミド(ポリアミドMXD6)、およびこれらの混合物ないし共重合樹脂などが挙げられる。
本発明で使用する(B)芳香族ポリアミド樹脂として、特に有用なものとしては、芳香族系モノマー成分を少なくとも2成分含む非晶性部分芳香族共重合ポリアミド樹脂が挙げられる。非晶性部分芳香族共重合ポリアミド樹脂としては、動的粘弾性の測定によって得られた絶乾時の損失弾性率のピーク温度によって求められたガラス転移温度が100℃以上の非晶性ポリアミドが好ましい。
ここで、非晶性とは、示差走査熱量計(DSC)で測定した結晶融解熱量が1cal/g以下であることをいう。
前記非晶性部分芳香族共重合ポリアミド樹脂としては、テレフタル酸成分単位40〜95モル%およびイソフタル酸成分単位5〜60モル%および脂肪族ジアミンとからなるものが好ましい。好ましい組み合わせとしては、ヘキサメチレンジアミンとテレフタル酸の等モル塩とヘキサメチレンジアミンとイソフタル酸の等モル塩が挙げられる。
また、脂肪族ジアミンとイソフタル酸およびテレフタル酸からなるポリアミド形成性成分99〜60重量%と脂肪族ポリアミド成分1〜40重量%であるものが好ましい。
本発明における(B)芳香族ポリアミド樹脂の重合度には特に制限はないが、JIS K 6810に従って98%硫酸中濃度1%、(B)芳香族ポリアミド樹脂温度25℃で測定した相対粘度が、1.5から4.0であることが好ましく、より好ましくは1.8〜3.0である。
本発明で用いる(B)芳香族ポリアミド樹脂の配合割合は、樹脂組成物全体に対し、1〜20重量%が適当であり、好ましくは5〜15重量%である。(C)芳香族ポリアミド樹脂の配合割合が1重量%未満になると、結晶化抑制効果が得られないため好ましくなく、20重量%を超えると樹脂組成物の結晶性の低下が著しくなりブロー成形性が悪くなるため好ましくない。
本発明における(C)成分は、耐衝撃材である。
(C)耐衝撃材としては、ゴム状重合体が挙げられ、ASTM D−790に準拠して測定した曲げ弾性率が500MPa以下であることが好ましい。曲げ弾性率がこの値を超えると、衝撃改良効果が不十分となる場合がある。
(C)耐衝撃材としては、(エチレン及び/又はプロピレン)/α−オレフィン系共重合体、(エチレン及び/又はプロピレン)/(α,β−不飽和カルボン酸及び/又は不飽和カルボン酸エステル)系共重合体等を挙げることができ、これらは1種又は2種以上を用いることができる。好ましくは、エチレン・α−オレフィン系共重合体である。
上記の(エチレン及び/又はプロピレン)/α−オレフィン系共重合体は、エチレン及び/又はプロピレンと炭素数3以上のα−オレフィンを共重合した重合体であり、炭素数3以上のα−オレフィンとしては、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセン、1−トリデセン、1−テトラデセン、1−ペンタデセン、1−ヘキサデセン、1−ヘプタデセン、1−オクタデセン、1−ノナデセン、1−エイコセン、3−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ペンテン、3−エチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ヘキセン、4,4−ジメチル−1−ヘキセン、 4,4−ジメチル−1−ペンテン、4−エチル−1−ヘキセン、3−エチル−1−ヘキセン、9−メチル−1−デセン、11−メチル−1−ドデセン、12−エチル−1−テトラデセン等が挙げられる。これらは1種又は2種以上を用いることができる。
また、1,4−ペンタジエン、1,4−ヘキサジエン、1,5−ヘキサジエン、1,4−オクタジエン、1,5−オクタジエン、1,6−オクタジエン、1,7−オクタジエン、2−メチル−1,5−ヘキサジエン、6−メチル−1,5−ヘプタジエン、7−メチル−1,6−オクタジエン、4−エチリデン−8−メチル−1,7−ノナジエン、4,8−ジメチル−1,4,8−デカトリエン(DMDT)、ジシクロペンタジエン、シクロヘキサジエン、シクロオクタジエン、5−ビニルノルボルネン、5−エチリデン−2−ノルボルネン、5−メチレン−2−ノルボルネン、5−イソプロピリデン−2−ノルボルネン、6−クロロメチル−5−イソプロペンル−2−ノルボルネン、2,3−ジイソプロピリデン−5−ノルボルネン、2−エチリデン−3−イソプロピリデン−5−ノルボルネン、2−プロペニル−2,5−ノルボルナジエン等の非共役ジエンのポリエンを共重合してもよい。これらは1種又は2種以上を用いることができる。
上記の(エチレン及び/又はプロピレン)/(α,β−不飽和カルボン酸及び/又は不飽和カルボン酸エステル)系共重合体は、エチレン及び/又はプロピレンとα,β−不飽和カルボン酸及び/又は不飽和カルボン酸エステル単量体を共重合した重合体であり、α,β−不飽和カルボン酸単量体としては、アクリル酸、メタクリル酸が挙げられ、α,β−不飽和カルボン酸エステル単量体としては、これら不飽和カルボン酸のメチルエステル、エチルエステル、プロピルエステル、ブチルエステル、ペンチルエステル、ヘキシルエステル、ヘプチルエステル、オクチルエステル、ノニルエステル、デシルエステル等が挙げられる。これらは1種又は2種以上を用いることができる。
また、(D)耐衝撃材として用いられる(エチレン及び/又はプロピレン)/α−オレフィン系共重合体、(エチレン及び/又はプロピレン)/(α,β−不飽和カルボン酸及び/又は不飽和カルボン酸エステル)系共重合体は、カルボン酸及び/又はその誘導体で変性された重合体が好ましく使用される。このような成分により変性することにより、(A)脂肪族ポリアミド樹脂に対して親和性を有する官能基をその分子中に含むこととなる。
カルボン酸及び/又はその誘導体の付加量は、前記共重合体の重量に対して、好ましくは0.1〜10重量%、より好ましくは0.5〜5.0重量%の範囲である。0.1重量%未満であるとポリアミド樹脂との相溶性が悪くなり、耐衝撃性があまり向上しないので好ましくない。10重量%より多くしても、耐衝撃性の向上効果は頭打ちとなり、生産性が悪くなるため好ましくない。
(A)脂肪族ポリアミド樹脂に対して親和性を有する官能基としては、カルボキシル酸基、酸無水物基、カルボン酸エステル基、カルボン酸金属塩、カルボン酸イミド基、カルボン酸アミド基、エポキシ基等が挙げられる。これらの官能基を含む化合物の例として、アクリル酸、メタアクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、クロトン酸、メサコン酸、シトラコン酸、グルタコン酸、シス−4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸、エンドビシクロ−[2.2.1]−5−ヘプテン−2,3−ジカルボン酸及びこれらカルボン酸の金属塩、マレイン酸モノメチル、イタコン酸モノメチル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸アミノエチル、マレイン酸ジメチル、イタコン酸ジメチル、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸、エンドビシクロ−[2.2.1]−5−ヘプテン−2,3−ジカルボン酸無水物、マレイミド、N−エチルマレイミド、N−ブチルマレイミド、N−フェニルマレイミド、アクリルアミド、メタクリルアミド、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル、エタクリル酸グリシジル、イタコン酸グリシジル、シトラコン酸グリシジル等が挙げられる。これらは1種又は2種以上を用いることができる。これらの中では無水マレイン酸が好ましい。
本発明における(C)耐衝撃材は、ASTM D1238に基づき、温度230℃、荷重2160gで測定したMFRが0.1〜3.0g/10分であり、好ましくは0.2〜2.0g/10分である。MFRが0.1g/10分より小さい場合、樹脂組成物の溶融粘度が高くなりすぎて、パリソンの形状が不安定になり、厚みが不均一になるため好ましくない。また、MFRが3.0g/10分より大きくなると、パリソンのドローダウンが大きくなりすぎてブロー成形性が悪くなるので好ましくない。
(C)耐衝撃材の配合割合は、ポリアミド樹脂組成物全体に対して、10〜30重量%、特に15〜25重量%であることが好ましい。
(C)耐衝撃材の配合量が10重量%未満では、溶融粘度及び耐衝撃性があまり向上しないし、30重量%を超えると、ポリアミドが本来有している強度や耐熱性等の特性を低下させるので好ましくない。
本発明においては、層状珪酸塩を添加してもよい。この層状珪酸塩は結晶化速度の調整と優れた燃料透過防止性を付与することに資する成分である。
層状珪酸塩は、一辺の長さが0.002〜1μmで厚さが6〜20Åの平板状をなすものが用いられる。また、層状珪酸塩は、樹脂組成物中に分散した際、各平板状粒子が平均20Å以上の層間距離を保ち、均一に分散するものであることが好ましい。ここで、「層間距離」とは、平板状をなす層状珪酸塩粒子の重心間の距離をいい、「均一に分散する」とは、平板状粒子の一枚一枚又は層数が平均的に5層以下の多層物が平行及び/又はランダムな状態で存在し、層状珪酸塩粒子の50重量%以上、好ましくは70重量%以上が局所的な塊を形成することなく分散する状態をいうものとする。
このような層状珪酸塩の原料としては、珪酸マグネシウムまたは珪酸アルミニウムの層から構成される層状フィロ珪酸鉱物を例示することができる。具体的には、モンモリロナイト、サポナイト、バイデライト、ノントロナイト、ヘクトライト、スティブンサイトなどのスメクタイト系粘土鉱物やバーミキュライト、ハロイサイトなどを例示することができ、これらは天然のものであっても、合成されたものであってもよい。
層状珪酸塩の割合は、ポリアミド樹脂組成物全体に対して0.05〜10重量%、特に0.1〜5重量%が好ましい。層状珪酸塩の割合が0.05重量%未満のときには、燃料透過防止性が十分でなく、10重量%を超えるとポリマーの物性、特に衝撃強度の低下を招くため好ましくない。
層状珪酸塩の添加方法としては、予め、層状珪酸塩を(A)脂肪族ポリアミド樹脂に分散させておき、これに他の成分を混合してもよいし、(A)脂肪族ポリアミド樹脂の一部に層状珪酸塩を分散させておき、これと残りの(A)脂肪族ポリアミド樹脂及び他の成分を混合してもよい。この場合層状珪酸塩を分散させるポリアミド樹脂と残りのポリアミド樹脂が異種のポリアミド樹脂であってもよい。
層状珪酸塩が分散した(A)脂肪族ポリアミド樹脂を製造する方法としては、ポリアミドの重合時に層状珪酸塩を存在せしめて得てもよく、ポリアミド樹脂と層状珪酸塩を溶融混練して得てもよい。
本発明のブロー成形用材料には目的に応じて染料、顔料、繊維状補強物、粒子状補強物、可塑剤、耐熱材、発泡剤、耐候剤、結晶核剤、結晶化促進剤、離型剤、滑剤、帯電防止剤、難燃剤、難燃助剤、着色剤等の機能性付与剤等を適宜配合することができる。
本発明のブロー成形用材料の製造方法は特に制限されるものではなく、例えば次の方法を適用することができる。
(A)脂肪族ポリアミド樹脂と、(B)芳香族ポリアミド樹脂および(C)耐衝撃材の混合には、単軸、2軸の押出機、バンバリーミキサー、ニーダー、及びミキシングロールなど通常公知の溶融混練機が用いられる。例えば、2軸押出機を使用して、全ての原材料を配合後、溶融混練する方法、一部の原材料を配合後、溶融混練し、更に残りの原材料を配合し溶融混練する方法、あるいは一部の原材料を配合後、溶融混練中にサイドフィーダーを用いて残りの原材料を混合する方法など、いずれの方法を用いてもよい。
本発明のブロー成形用材料からブロー成形により成形品を製造する方法についても制限はなく、公知の方法を利用することができる。一般的には、通常のブロー成形機を用いパリソンを形成した後、ブロー成形を実施すればよい。パリソン形成時の好ましい樹脂温度はポリアミド樹脂の融点より10〜70℃高い温度範囲で行うことが好ましい。
また、ポリエチレンなどのポリオレフィンや他の熱可塑性樹脂と共押出した後、ブロー成形を行い多層構造体を得ることも可能である。その場合ポリアミド樹脂組成物層とポリオレフィンなどの他の熱可塑性樹脂層の間に接着層を設けることも可能である。多層構造体の場合、本発明のポリアミド樹脂組成物は外層、内層のいずれにも使用し得る。
以下、本発明を実施例及び比較例により更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
なお、実施例および比較例において使用した樹脂及び成形品の物性測定方法を以下に示す。
(ブロー成形条件)
ブロー成形機:石川島播磨重工業(株)製ブロー成形機IPB−10
スクリュ直径65mmアキュームレーター付き
成形条件:シリンダー温度 250(アダプター)−250−250−235℃(ホッパー下)
ダイス上 250℃ ダイス下 250℃
アキュームレーター圧力 50atm
成形品寸法 直径65mm 長さ40cm 目標肉厚4.0mm
金型閉時間 3秒 吹き込み時間40秒 ブロー空気圧7.5kgf/cm

(1)パリソンのドローダウン性:
○:バリソンを押出す段階で、6秒以内にパリソンが自重で垂れ下がり局部的に細くならない場合。
×:パリソンを押出す段階で、6秒以内にパリソンが自重で垂れ下がり局部的に細くなり、且つパリソンのドローダウンが加速する場合。

(2)ブロー成形性:全長40cmの成形品5個について測定
○:成形品胴部の長さ方向0cm 10cm 20cm 30cm 40cmの厚みを測定した平均値と目標厚みの差が1.0mm以下で且つ、パリソン安定領域の10〜40cmの厚みバラツキが±1.0mmより小さいもの。
△:成形品胴部の長さ方向0cm 10cm 20cm 30cm 40cmの厚みを測定した平均値と目標厚みの差が1.0mm以上であるか、又は、パリソン安定領域の10〜40cmの厚みバラツキが±1.0mm以上であるもの。
×:成形品胴部の長さ方向0cm 10cm 20cm 30cm 40cmの厚みを測定した平均値と目標厚みの差が1.0mm以上で且つ、パリソン安定領域の10〜40cmの厚みバラツキが±1.0mm以上であるもの。

(3)ピンチオフ強度: 成形品の最下部中央から、ピンチ部を含む幅20mm×40mmの板状体を切り離して試料とし、該ピンチ部のパーティングラインと直交する方向の両端を、チャック間距離20mmで挟持して、スピード5mm/分で引っ張って、引張試験を行い、ピンチオフ部の引張強度(降伏時)を測定した。
引張り強度(降伏時)を求める為の断面積については、幅はノギスにて測定し、厚みはピンチ部周辺を投影機で測定し、幅と厚みの積を使用した。
(4)MFR:ASTM D1238に基づき、温度250℃、荷重10kgfの条件で測定した。
・PA6:ポリアミド6樹脂(宇部興産(株)製 1030U2、分子量30000)
・PA6/66NCH:層状珪酸塩含有ポリアミド6/66樹脂(宇部興産(株)製 5034C2、分子量34000、層状珪酸塩2重量%含有)
・PA6T6I:非晶性芳香族ポリアミド樹脂(EMS(株)製 グリボリーG21)
・m−EPR1:マレイン酸変性エチレンプロピレンラバー(三井化学(株)製 タフマーMH7020、MFR1.5g/10分)
・m−EPR2:マレイン酸変性エチレンプロピレンラバー(三井化学(株)製 タフマーMC1307、MFR4.0g/10分)
実施例1〜4
表1に記載した各成分(脂肪族ポリアミド樹脂、芳香族ポリアミド樹脂および耐衝撃材)をドライブレンドした後、TEX44二軸混練機で溶融混練し、目的とするポリアミド樹脂組成物ペレットを作成した。
次に得られたペレットを用いてブロー成形を行い、各特性を評価した。得られた結果を表1に示す。
比較例1
実施例1と同じポリアミド6樹脂のペレットを用いてブロー成形を行い、各特性を評価した。得られた結果を表1に示す。
比較例2
実施例1において芳香族ポリアミド樹脂を用いなかった他は、実施例1と同様にしてポリアミド樹脂組成物ペレットを作成した。
次に得られたペレットを用いてブロー成形を行い、各特性を評価した。得られた結果を表1に示す。
比較例3
実施例1において耐衝撃材の種類を変えた他は、実施例1と同様にしてポリアミド樹脂組成物ペレットを作成した。
次に得られたペレットを用いてブロー成形を行い、各特性を評価した。得られた結果を表1に示す。
Figure 0004983004
上記結果から、脂肪族ポリアミド樹脂に高粘度の耐衝撃材を配合しただけで、芳香族ポリアミド樹脂を配合しない場合は、樹脂組成物の伸長粘度が小さいため、パリソンの形状が不安定になり、厚みが不均一になり、また低粘度の耐衝撃材を用いた場合には、パリソンのドローダウンが大きくなりすぎてブロー成形性が悪くなることがわかる。そして本発明においては脂肪族ポリアミド樹脂に、芳香族ポリアミド樹脂およびMFRが特定範囲の耐衝撃材を配合することにより、ブロー成形性と耐衝撃性に優れたブロー成形用材料が得られることがわかった。さらに、脂肪族ポリアミド樹脂として、共重合ポリアミド樹脂を一部ブレンドとすることにより、ピンチオフ強度が改善されることがわかる。

Claims (6)

  1. (A)数平均分子量が25000以上の脂肪族ポリアミド樹脂、
    (B)芳香族ポリアミド樹脂、及び
    (C)ASTM D1238に基づき、温度230℃、荷重2160gで測定したMFRが0.1〜3.0g/10分である耐衝撃材
    を含むポリアミド樹脂組成物からなるブロー成形用材料であり、
    前記脂肪族ポリアミド樹脂が、ポリアミド6 70〜95重量%、及びポリアミド6/66 5〜30重量%の混合物であることを特徴とするブロー成形用材料。
  2. 該ポリアミド樹脂組成物全体に対して、
    前記脂肪族ポリアミド樹脂が89〜50重量%、
    前記芳香族ポリアミド樹脂が1〜20重量%、及び
    前記耐衝撃材が10〜30重量%であることを特徴とする請求項1に記載のブロー成形用材料。
  3. 前記芳香族ポリアミド樹脂が、非晶性部分芳香族共重合ポリアミド樹脂であることを特徴とする請求項1又は2に記載のブロー成形用材料。
  4. 前記耐衝撃材が、酸変性エチレン・α−オレフィン共重合体であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のブロー成形用材料。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のブロー成形用材料をブロー成形してなるブロー成形品。
  6. 前記ブロー成形品が燃料タンクである請求項に記載のブロー成形品。
JP2005321830A 2005-11-07 2005-11-07 ブロー成形用材料 Expired - Fee Related JP4983004B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005321830A JP4983004B2 (ja) 2005-11-07 2005-11-07 ブロー成形用材料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005321830A JP4983004B2 (ja) 2005-11-07 2005-11-07 ブロー成形用材料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007126591A JP2007126591A (ja) 2007-05-24
JP4983004B2 true JP4983004B2 (ja) 2012-07-25

Family

ID=38149503

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005321830A Expired - Fee Related JP4983004B2 (ja) 2005-11-07 2005-11-07 ブロー成形用材料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4983004B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020049907A1 (ja) 2018-09-07 2020-03-12 宇部興産株式会社 ポリアミド樹脂組成物

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008239842A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Ube Ind Ltd 異型押出し成形用材料及び異型押出し成形体
JP5860598B2 (ja) * 2011-02-25 2016-02-16 住友理工株式会社 冷媒輸送ホースおよびその製法
JP5846817B2 (ja) * 2011-09-15 2016-01-20 住友理工株式会社 冷媒輸送ホース
US10421860B2 (en) 2014-12-26 2019-09-24 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Thermoplastic resin composition and molded body comprising the same
CN108603026B (zh) * 2016-02-04 2020-11-03 宇部兴产株式会社 聚酰胺树脂组合物
JP7468189B2 (ja) 2020-06-26 2024-04-16 Ube株式会社 ポリアミド樹脂組成物

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03126763A (ja) * 1989-10-13 1991-05-29 Showa Denko Kk ガラス繊維強化ポリアミド樹脂組成物
JPH0551529A (ja) * 1991-08-27 1993-03-02 Japan Synthetic Rubber Co Ltd リフロー用樹脂組成物
JPH08311332A (ja) * 1995-05-22 1996-11-26 Mitsubishi Eng Plast Kk ブロー用ナイロン樹脂組成物の製造方法
JP2000248172A (ja) * 1999-02-26 2000-09-12 Unitika Ltd ポリアミド樹脂組成物、これを用いてなるセルフタップ性を有する部品
JP4788024B2 (ja) * 2000-07-17 2011-10-05 宇部興産株式会社 多層延伸フィルム
JP2004323720A (ja) * 2003-04-25 2004-11-18 Mitsubishi Engineering Plastics Corp 積層フィルム屑を用いたブロー成形用ポリアミド樹脂組成物、製造方法およびブロー成形品
JP4444723B2 (ja) * 2004-04-20 2010-03-31 豊田合成株式会社 樹脂成形品
JP4779416B2 (ja) * 2004-04-20 2011-09-28 宇部興産株式会社 ポリアミド樹脂組成物
US20090082512A1 (en) * 2005-03-24 2009-03-26 Ube Industries, Ltd. A Corporation Of Japan Material for fuel system parts

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020049907A1 (ja) 2018-09-07 2020-03-12 宇部興産株式会社 ポリアミド樹脂組成物
KR20210057076A (ko) 2018-09-07 2021-05-20 우베 고산 가부시키가이샤 폴리아미드 수지 조성물
US11814518B2 (en) 2018-09-07 2023-11-14 Ube Corporation Polyamide resin composition

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007126591A (ja) 2007-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7379003B2 (ja) ポリアミド樹脂組成物
JP4983004B2 (ja) ブロー成形用材料
CN111448257B (zh) 聚酰胺树脂组合物
JPWO2006101256A1 (ja) 燃料系部品用材料
CN108603026B (zh) 聚酰胺树脂组合物
JP2009007384A (ja) 燃料系部品用材料
US20230131836A1 (en) Polyamide resin composition
JP2008239842A (ja) 異型押出し成形用材料及び異型押出し成形体
JP7310942B2 (ja) ポリアミド樹脂組成物
JP6759706B2 (ja) ポリアミド樹脂組成物
JP7409875B2 (ja) 水素タンクの継ぎ目レス長尺ライナーのブロー成形用ポリアミド樹脂組成物及び水素タンク用継ぎ目レス長尺ライナー
JP7409876B2 (ja) 水素タンクの継ぎ目レス長尺ライナーのブロー成形用ポリアミド樹脂組成物及び水素タンク用継ぎ目レス長尺ライナー
JP7380116B2 (ja) ポリアミド樹脂組成物
JP7404774B2 (ja) ポリアミド樹脂組成物
JP7468189B2 (ja) ポリアミド樹脂組成物
WO2021187617A1 (ja) ポリアミド樹脂組成物
JP7452219B2 (ja) ポリアミド樹脂組成物
CN115066467A (zh) 聚酰胺树脂组合物
WO2023218686A1 (ja) 単層の中空成形体用ポリアミド樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080820

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120327

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120409

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4983004

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150511

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees