JP4980686B2 - 電力システムおよびこれを備える駆動装置並びにこれを搭載する車両、電力システムの制御方法 - Google Patents

電力システムおよびこれを備える駆動装置並びにこれを搭載する車両、電力システムの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、電力システムおよびこれを備える駆動装置並びにこれを搭載する車両、電力システムの制御方法に関し、詳しくは、電気機器と、蓄電手段と、複数のスイッチング素子を有し該複数のスイッチング素子のスイッチングにより前記蓄電手段との電力のやりとりを伴って前記電気機器を駆動する駆動回路と、前記駆動回路に作用する電圧が所定の過電圧状態のときには前記駆動回路の複数のスイッチング素子がゲート遮断されるよう前記駆動回路を制御する制御手段とを備える電力システムおよびこれを備える駆動装置並びにこれを搭載する車両、電力システムの制御方法に関する。
従来、この種の電力システムとしては、インバータ装置と、交流入力電源からの電流を整流して直流電源とする整流器と、整流して得られた直流電源を交流電源に変換するインバータ装置と、直流電源の端子間に接続されて過電圧を放電する直流放電回路と、インバータ装置に作用する直流電圧を検出する電圧検出回路と、電圧検出回路で検出した直流電圧から過電圧を判別して交流入力電源を整流器から遮断する遮断回路と、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このシステムでは、過電圧が判別されたときには、交流入力電源を整流器から遮断すると共にインバータ装置の制御を継続することにより、インバータ装置に作用する直流電圧の過電圧を迅速に抑制している。
特開平6−105456号公報
ところで、こうした電力システムでは、直流電圧が所定電圧を超えたときに過電圧信号を出力する過電圧信号出力回路を備え、この過電圧信号出力回路からの信号と電圧検出回路からの直流電圧とに基づいてインバータ装置に作用する電圧が過電圧状態にあるか否かを判定するものがある。この場合、インバータ装置に作用する電圧が過電圧状態にあるか否かに応じてより適正な対処を行なうために、過電圧信号出力回路に異常が生じているか否かの判定をより適正に行なうことが望まれる。
本発明の電力システムおよびこれを備える駆動装置並びにこれを搭載する車両、電力システムの制御方法は、電気機器を駆動する駆動回路に作用する電圧が所定電圧を超えているか否かに基づいて信号を出力する信号出力手段に異常が生じているか否かをより適正に判定することを目的とする。
本発明の電力システムおよびこれを備える駆動装置並びにこれを搭載する車両、電力システムの制御方法は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の第1の電力システムは、
電気機器と、蓄電手段と、複数のスイッチング素子を有し該複数のスイッチング素子のスイッチングにより前記蓄電手段との電力のやりとりを伴って前記電気機器を駆動する駆動回路と、前記駆動回路に作用する電圧が所定の過電圧状態のときには前記駆動回路の複数のスイッチング素子がゲート遮断されるよう前記駆動回路を制御する制御手段とを備える電力システムであって、
前記駆動回路に作用する電圧が第1の所定電圧を超えているか否かに基づいて信号を出力する信号出力手段と、
前記駆動回路に作用する電圧を検出する電圧検出手段と、
前記出力された信号と前記検出された電圧とに基づいて前記駆動回路に作用する電圧が前記所定の過電圧状態にあるか否かを判定する過電圧状態判定手段と、
少なくとも前記過電圧状態判定手段による判定結果と前記出力された信号とに基づいて前記信号出力手段に異常が生じているか否かを判定する異常判定手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の第1の電力システムでは、信号出力手段から出力された信号と、複数のスイッチング素子を有しその複数のスイッチング素子のスイッチングにより蓄電手段との電力のやりとりを伴って電気機器を駆動する駆動回路に作用する電圧と、に基づいて駆動回路に作用する電圧が所定の過電圧状態にあるか否かを判定し、少なくともその判定結果と信号出力手段から出力された信号とに基づいて信号出力手段に異常が生じているか否かを判定する。したがって、駆動回路に作用する電圧が所定の過電圧状態にあるか否かに応じて信号出力手段に異常が生じているか否かを判定するから、信号出力手段に異常が生じているか否かをより適正に判定することができる。ここで、本発明の第1の電力システムは、駆動回路の電力母線間に取り付けられたコンデンサを備えるものとすることもできる。この場合、第1の所定電圧は、コンデンサの耐圧未満の電圧であるものとすることもできる。
こうした本発明の第1の電力システムにおいて、前記信号出力手段は、前記駆動回路に作用する電圧が前記第1の所定電圧を超えているときにオン信号を出力する手段であり、前記過電圧状態判定手段は、第1の所定時間に亘って前記出力される信号がオン信号であると共に該第1の所定時間に亘って前記検出される電圧が第2の所定電圧を超えているときに前記駆動回路に作用する電圧が前記所定の過電圧状態であると判定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、駆動回路に作用する電圧が所定の過電圧状態にあるか否かをより適正に判定することができる。ここで、第1の所定時間は、信号出力手段からオン信号が出力され始めてから駆動回路に作用する電圧が所定の過電圧状態にあると判定してもよいとされるまでの時間であるものとすることもできる。また、第2の所定電圧は、第1の所定電圧やその近傍の電圧であるものとすることもできる。
また、本発明の第1の電力システムにおいて、前記信号出力手段は、前記駆動回路に作用する電圧が前記第1の所定電圧を超えているときにオン信号を出力する手段であり、前記異常判定手段は、前記過電圧状態判定手段により駆動回路に作用する電圧が前記所定の過電圧状態にないと判定されているときには、前記出力された信号がオン信号であるにも拘わらず前記検出された電圧が第2の所定電圧以下のときに前記信号出力手段に異常が生じていると判定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、前記駆動回路に作用する電圧が所定の過電圧状態にないときに、信号出力手段に異常が生じているか否かをより適正に判定することができる。ここで、第2の所定電圧は、第1の所定電圧やその近傍の電圧であるものとすることもできる。
この信号出力手段が駆動回路に作用する電圧が第1の所定電圧を超えているときにオン信号を出力する手段である態様の本発明の第1の電力システムにおいて、前記異常判定手段は、前記過電圧状態判定手段により駆動回路に作用する電圧が前記所定の過電圧状態にあると判定されているときには、前記出力される信号が第2の所定時間に亘ってオン信号であるときに前記信号出力手段に異常が生じていると判定する手段であるものとすることもできる。駆動回路と蓄電手段とに接続された電力母線間に放電抵抗が接続されている場合、駆動回路に作用する電圧が所定の過電圧状態にあるときには、駆動回路の複数のスイッチング素子がゲート遮断されることにより、放電抵抗による電力消費を伴って駆動回路に作用する電圧は次第に低下する。本発明の第1の電力システムでは、信号出力手段からオン信号が出力され始めてから駆動回路に作用する電圧が第2の所定電圧以下に低下するまでの第2の所定時間が経過した後に信号出力手段から出力される信号がオン信号であるときには、信号出力手段に異常が生じていると判定するのである。即ち、駆動回路に作用する電圧が第2の所定電圧以下に低下していると予測されるにも拘わらず信号出力手段から出力される信号がオン信号であるときには、信号出力手段に異常が生じていると判定するのである。これにより、駆動回路に作用する電圧が所定の過電圧状態にあるときに、信号出力手段に異常が生じているか否かをより適正に判定することができる。
また、信号出力手段が駆動回路に作用する電圧が第1の所定電圧を超えているときにオン信号を出力する手段である態様の本発明の第1の電力システムにおいて、前記異常判定手段は、前記過電圧状態判定手段により駆動回路に作用する電圧が前記所定の過電圧状態にあると判定されているときには、前記検出される電圧が前記第2の所定電圧以下に低下したにも拘わらず前記出力される信号がオン信号であるときに前記信号出力手段に異常が生じていると判定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、駆動回路に作用する電圧が所定の過電圧状態にあるときに、信号出力手段に異常が生じているか否かをより適正に判定することができる。
本発明の第2の電力システムは、
電気機器と、蓄電手段と、前記蓄電手段との電力のやりとりを伴って前記電気機器を駆動する駆動回路と、を備える電力システムであって、
前記駆動回路に作用する電圧が第1の所定電圧を超えているか否かに基づいて信号を出力する信号出力手段と、
前記駆動回路に作用する電圧を検出する電圧検出手段と、
前記出力された信号と前記検出された電圧とに基づいて前記駆動回路に作用する電圧が前記所定の過電圧状態にあるか否かを判定する過電圧状態判定手段と、
少なくとも前記過電圧状態判定手段による判定結果と前記出力された信号とに基づいて前記信号出力手段に異常が生じているか否かを判定する異常判定手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の第2の電力システムでは、信号出力手段から出力された信号と、蓄電手段との電力のやりとりを伴って電気機器を駆動する駆動回路に作用する電圧と、に基づいて駆動回路に作用する電圧が所定の過電圧状態にあるか否かを判定し、少なくともその判定結果と信号出力手段から出力された信号とに基づいて信号出力手段に異常が生じているか否かを判定する。したがって、駆動回路に作用する電圧が所定の過電圧状態にあるか否かに応じて信号出力手段に異常が生じているか否かを判定するから、信号出力手段に異常が生じているか否かをより適正に判定することができる。ここで、駆動回路の電力母線間に取り付けられたコンデンサを備えるものとすることもできる。この場合、第1の所定電圧は、コンデンサの耐圧未満の電圧であるものとすることもできる。
本発明の駆動装置は、駆動軸を駆動する駆動装置であって、上述のいずれかの態様の本発明の第1または第2の電力システム、即ち、基本的には、電気機器と、蓄電手段と、複数のスイッチング素子を有し該複数のスイッチング素子のスイッチングにより前記蓄電手段との電力のやりとりを伴って前記電気機器を駆動する駆動回路と、前記駆動回路に作用する電圧が所定の過電圧状態のときには前記駆動回路の複数のスイッチング素子がゲート遮断されるよう前記駆動回路を制御する制御手段とを備える電力システムであって、前記駆動回路に作用する電圧が第1の所定電圧を超えているか否かに基づいて信号を出力する信号出力手段と、前記駆動回路に作用する電圧を検出する電圧検出手段と、前記出力された信号と前記検出された電圧とに基づいて前記駆動回路に作用する電圧が前記所定の過電圧状態にあるか否かを判定する過電圧状態判定手段と、少なくとも前記過電圧状態判定手段による判定結果と前記出力された信号とに基づいて前記信号出力手段に異常が生じているか否かを判定する異常判定手段と、を備える電力システムや、電気機器と、蓄電手段と、前記蓄電手段との電力のやりとりを伴って前記電気機器を駆動する駆動回路と、を備える電力システムであって、前記駆動回路に作用する電圧が第1の所定電圧を超えているか否かに基づいて信号を出力する信号出力手段と、前記駆動回路に作用する電圧を検出する電圧検出手段と、前記出力された信号と前記検出された電圧とに基づいて前記駆動回路に作用する電圧が前記所定の過電圧状態にあるか否かを判定する過電圧状態判定手段と、少なくとも前記過電圧状態判定手段による判定結果と前記出力された信号とに基づいて前記信号出力手段に異常が生じているか否かを判定する異常判定手段と、を備える電力システムを備え、前記電気機器は、前記駆動軸に動力を出力可能な電動機であることを要旨とする。
この本発明の駆動装置は、上述のいずれかの態様の本発明の第1または第2の電力システムを搭載するから、本発明の第1または第2の電力システムが奏する効果、例えば、信号出力手段に異常が生じているか否かをより適正に判定することができる効果などと同様の効果を奏することができる。
こうした本発明の駆動装置において、前記制御手段は、前記信号出力手段に異常が生じていると判定されたときには、前記電動機の電力消費を伴って前記駆動軸に動力が出力されるよう前記駆動回路を制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、前記信号出力手段に異常が生じているときでも、電動機の電力消費を伴って駆動軸に動力を出力することができる。
本発明の車両は、上述のいずれかの態様の駆動装置を搭載し、車軸が前記駆動軸に連結されてなることを要旨とする。この本発明の車両は、上述のいずれかの態様の本発明の駆動装置を搭載するから、本発明の駆動装置が奏する効果、例えば、信号出力手段に異常が生じているか否かをより適正に判定することができる効果などと同様の効果を奏することができる。
本発明の電力システムの制御方法は、
電気機器と、蓄電手段と、複数のスイッチング素子を有し該複数のスイッチング素子のスイッチングにより前記蓄電手段との電力のやりとりを伴って前記電気機器を駆動する駆動回路と、前記駆動回路に作用する電圧が第1の所定電圧を超えているか否かに基づいて信号を出力する信号出力手段と、前記駆動回路に作用する電圧が所定の過電圧状態のときには前記駆動回路の複数のスイッチング素子がゲート遮断されるよう前記駆動回路を制御する制御手段とを備える電力システムの制御方法であって、
(a)前記信号出力手段から出力された信号と前記駆動回路に作用する電圧とに基づいて該駆動回路に作用する電圧が前記所定の過電圧状態にあるか否かを判定し、
(b)少なくとも該判定結果と前記信号出力手段から出力された信号とに基づいて該信号出力手段に異常が生じているか否かを判定する、
ことを要旨とする。
この本発明の電力システムの制御方法では、信号出力手段から出力された信号と、複数のスイッチング素子を有しその複数のスイッチング素子のスイッチングにより蓄電手段との電力のやりとりを伴って電気機器を駆動する駆動回路に作用する電圧と、に基づいて駆動回路に作用する電圧が所定の過電圧状態にあるか否かを判定し、少なくともその判定結果と信号出力手段から出力された信号とに基づいて信号出力手段に異常が生じているか否かを判定する。したがって、駆動回路に作用する電圧が所定の過電圧状態にあるか否かに応じて信号出力手段に異常が生じているか否かを判定するから、信号出力手段に異常が生じているか否かをより適正に判定することができる。ここで、本発明の電力システムは、駆動回路の電力母線間に取り付けられたコンデンサを備えるものとすることもできる。この場合、第1の所定電圧は、コンデンサの耐圧未満の電圧であるものとすることもできる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例である駆動装置を搭載したハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された電気機器としてのモータMG1と、動力分配統合機構30に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに減速ギヤ35を介して接続された電気機器としてのモータMG2と、モータMG1,MG2を駆動するインバータ41,42と、インバータ41,42および電力ライン54を介してモータMG1,MG2と電力をやりとりするバッテリ50と、インバータ41,42に作用する電圧が所定電圧Vrefを超えているか否かに応じて信号を出力する過電圧信号出力回路90と、車両全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。ここで、所定電圧Vrefは、インバータ41,42やバッテリ50,電力ライン54の正極母線54aと負極母線54bとに取り付けられたコンデンサ46の定格などにより定められ、例えば、コンデンサ46の耐圧未満の電圧として設定することができる。
エンジン22は、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関であり、エンジン22の運転状態を検出する各種センサから信号を入力するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により燃料噴射制御や点火制御,吸入空気量調節制御などの運転制御を受けている。エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32にはリングギヤ軸32aを介して減速ギヤ35がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ機構60およびデファレンシャルギヤ62を介して、最終的には車両の駆動輪63a,63bに出力される。
図2は、モータMG1,MG2を中心とした電気駆動系の構成の概略を示す構成図である。モータMG1,MG2は、いずれも外表面に永久磁石が貼り付けられたロータと、三相コイルが巻回されたステータとを備える周知のPM型の同期発電電動機として構成されている。このモータMG1,MG2は、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線54aおよび負極母線54bとして構成されており、モータMG1,MG2のいずれかで発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。したがって、バッテリ50は、モータMG1,MG2のいずれかから生じた電力や不足する電力により充放電されることになる。この電力ライン54の正極母線54aと負極母線54bとには、平滑用のコンデンサ46と放電抵抗48とが並列に接続されている。インバータ41は、6個のトランジスタT1〜T6と6個のダイオードD1〜D6とにより構成されている。6個のトランジスタT1〜T6は、電力ライン54の正極母線54aと負極母線54bとに対してソース側とシンク側とになるよう2個ずつペアで配置され、その接続点にモータMG1の三相コイル(U相,V相,W相)の各々が接続されている。この6個のトランジスタT1〜T6には、それぞれ6個のダイオードD1〜D6が逆並列接続されている。したがって、電力ライン54の正極母線54aと負極母線54bとの間に電圧が作用している状態で対をなすトランジスタT1〜T6のオン時間の割合を制御することにより三相コイルに回転磁界を形成でき、モータMG1を回転駆動することができる。インバータ42は、6個のトランジスタT7〜T12と6個のダイオードD7〜D12とにより構成されている。6個のトランジスタT7〜T12は、インバータ回路42の正極母線54aと負極母線54bとに対してソース側とシンク側とになるよう2個ずつペアで配置され、その接続点にモータMG2の三相コイル(U相,V相,W相)の各々が接続されている。この6個のトランジスタT7〜T12には、それぞれ6個のダイオードD7〜D12が逆並列接続されている。したがって、電力ライン54の正極母線54aと負極母線54bとの間に電圧が作用している状態で対をなすトランジスタT7〜T12のオン時間の割合を制御することにより三相コイルに回転磁界を形成でき、モータMG2を回転駆動することができる。モータMG1,MG2は、いずれもモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40は、CPU40aを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU40aの他に処理プログラムを記憶するROM40bと、データを一時的に記憶するRAM40cと、指示に基づいて計時するタイマ40dと、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や、モータMG1,MG2の三相コイルの各相に流れる相電流を検出する電流センサからの相電流,コンデンサ46の電圧を検出する電圧センサ47からのコンデンサ電圧Vcなどが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42のトランジスタT1〜T6,T7〜T12へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
過電圧信号出力回路90は、コンデンサ電圧Vcと所定電圧Vrefとを入力端子から入力するコンパレータ92と、コンパレータ92の出力端子に抵抗94を介して接続されると共に接地に対してコンデンサ96を介して接続された出力端子98と、を備え、コンデンサ電圧Vcが所定電圧Vrefより高いときにはモータECU40にオン信号を出力し、コンデンサ電圧Vcが所定電圧Vref以下のときにはモータECU40にオフ信号を出力する。なお、所定電圧Vrefについては前述した。
バッテリ50は、図1に示すように、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からの電池温度Tbなどが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、バッテリECU52では、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)も演算している。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に過電圧信号出力回路90の異常を判定する際の動作について説明する。図3は、モータECU40により実行される異常判定ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば数msec毎)に繰り返し実行される。
異常判定ルーチンが実行されると、モータECU40のCPU42は、まず、過電圧信号出力回路90からの信号と、電圧センサ47からのコンデンサ電圧Vcと、を入力する処理を実行すると共に(ステップS100)、過電圧状態判定フラグFの値を調べる(ステップS110)。ここで、過電圧状態判定フラグFは、インバータ41,42に作用する電圧が過電圧状態にあるか否かを示すフラグであり、インバータ41,42に作用する電圧が過電圧状態にないときには値0が設定され、インバータ41,42に作用する電圧が過電圧状態にあるときには値1が設定されるフラグである。実施例では、時間tref1に亘って過電圧信号出力回路90からオン信号が出力されると共にコンデンサ電圧Vcが所定電圧Vrefより高いときにインバータ41,42に作用する電圧が過電圧状態にあると判定するものとした。この点について詳細は後述する。
過電圧状態判定フラグFが値0のときには、インバータ41,42に作用する電圧が過電圧状態にないと判断し、過電圧信号出力回路90からの信号がオン信号であるかオフ信号であるかを調べ(ステップS120)、過電圧信号出力回路90からの信号がオフ信号であるときには、タイマ40dにより計時されている時間tをリセットしてタイマ40dをストップすると共に(ステップS130)、過電圧状態判定フラグFに値0を設定して(ステップS140)、異常判定ルーチンを終了する。
一方、ステップS120で過電圧信号出力回路90からの信号がオン信号であると判定されたときには、コンデンサ電圧Vcを所定電圧Vrefと比較する(ステップS150)。ここで、所定電圧Vrefについては前述した。実施例では、ステップS120,S150の処理により、即ち過電圧信号出力回路90からの信号がオン信号のときにコンデンサ電圧Vcが所定電圧Vref以下であるか否かを判定することにより、過電圧信号出力回路90に異常が生じているか否かを判定するものとした。コンデンサ電圧Vcが所定電圧Vrefより高いときには、タイマ40dによる計時が行なわれていないか否かを判定し(ステップS160)、計時が行なわれていないときには計時をスタートする(ステップS170)。過電圧状態判定フラグFが値0のときを考えると、過電圧信号出力回路90からの信号がオフ信号のときにはタイマ40dによって計時されている時間tはリセットされた状態でストップされているから、ステップS160,S170の処理は、過電圧信号出力回路90からの信号がオフ信号からオン信号に切り替わったときにタイマ40dによる計時をスタートする処理となる。
続いて、タイマ40dにより計時されている時間t即ち過電圧信号出力回路90からの信号がオフ信号からオン信号に切り替わってからの時間tを所定時間tref1と比較し(ステップS180)、時間tが所定時間tref1未満のときには、過電圧状態判定フラグFに値0を設定して(ステップS140)、異常判定ルーチンを終了する。一方、時間tが所定時間tref1以上のときには、過電圧状態判定フラグFに値1を設定し(ステップS190)、モータMG1,MG2のインバータ41,42のゲート遮断指令を出力して(ステップS200)、異常判定ルーチンを終了する。即ち、所定時間tref1に亘って過電圧信号出力回路90からオン信号が出力されると共にコンデンサ電圧Vcが所定電圧Vrefより高いときに、インバータ41,42に作用する電圧が過電圧状態にあると判定するのである。ここで、所定時間tref1は、過電圧信号出力回路90からの信号がオフ信号からオン信号に切り替わってからインバータ41,42に作用する電圧が過電圧状態にあると判定してもよいとされるまでの時間としてインバータ41,42やバッテリ50,コンデンサ46の定格などにより定められ、例えば、200msecなどに設定することができる。こうしてゲート遮断指令が出力されると、図示しないモータ制御ルーチンにより、インバータ41,42のトランジスタT1〜T6,T7〜T12のゲート遮断が行なわれる。
一方、ステップS150でコンデンサ電圧Vcが所定電圧Vref以下のとき、即ち、過電圧信号出力回路90からの信号がオン信号であるにも拘わらずコンデンサ電圧Vcが所定電圧Vref以下のときには、過電圧信号出力回路90に異常が生じていると判定し(ステップS210)、過電圧状態判定フラグFには値0を設定し(ステップS220)、モータMG1のインバータ41のゲート遮断指令およびモータMG2の発電禁止指令をを出力して(ステップS230)、異常判定ルーチンを終了する。このように過電圧信号出力回路90に異常が生じているか否かを判定することにより、インバータ41,42に作用する電圧が過電圧状態にないときに過電圧信号出力回路90に異常が生じているか否かをより適正に判定することができる。こうしてゲート遮断指令と発電禁止指令が出力されると、図示しないモータ制御ルーチンにより、インバータ41のトランジスタT1〜T6のゲート遮断が行なわれると共にモータMG2によって発電が行なわれないようインバータ42のトランジスタT7〜T12のスイッチング制御が行なわれる。過電圧信号出力回路90に異常が生じているときにモータMG2をこのように制御するのは以下の理由に基づく。実施例では、前述したように、過電圧状態判定フラグFが値0のときには、過電圧信号出力回路90からの信号とコンデンサ電圧Vcとに基づいてインバータ41,42に作用する電圧が過電圧状態にあるか否かの判定を行なっている。したがって、過電圧信号出力回路90に異常が生じたときには、インバータ41,42に作用する電圧が過電圧状態にあるか否かを判定することはできない。このとき、モータMG2による発電が行なわれると、インバータ41,42に作用する電圧が上昇するものの、インバータ41,42に作用する電圧が過電圧状態にあるか否かを判定することはできないという不都合を生じる。実施例では、こうした不都合を回避するために、過電圧信号出力回路90に異常が生じているときには、モータMG2による発電を制限するのである。なお、このとき、モータMG2の電力消費を伴って駆動軸としてのリングギヤ軸32aに動力を出力することはできるから、モータMG2からの動力を用いて走行することができる。
ステップS110で過電圧状態判定フラグFが値1のときには、過電圧信号出力回路90からの信号がオン信号であるか否かを判定し(ステップS240)、過電圧信号出力回路90からの信号がオフ信号であるときには、インバータ41,42に作用する電圧は過電圧状態になくなったと判断し、タイマ40dによって計時されている時間をリセットしてタイマ40dをストップすると共に(ステップS130)、過電圧状態判定フラグFに値0を設定して(ステップS140)、異常判定ルーチンを終了する。このとき、モータMG1,MG2のインバータ41,42のゲート遮断指令は出力されないから、モータMG1,MG2は車両の走行状態に応じて制御される。
一方、ステップS240で過電圧信号出力回路90からの信号がオン信号であるときには、タイマ40dにより計時されている時間t即ち過電圧信号出力回路90からの信号がオフ信号からオン信号に切り替わってからの時間tを所定時間tref2と比較する(ステップS250)。インバータ41,42に作用する電圧が過電圧状態にあるときには、前述したように、インバータ41,42のトランジスタT1〜T6,T7〜T12がゲート遮断されるため、コンデンサ46に蓄えられているエネルギが放電抵抗48によって消費され、コンデンサ電圧Vcは次第に低下する。実施例では、過電圧信号出力回路90からの信号がオフ信号からオン信号に切り替わってからコンデンサ電圧Vcが所定電圧Vref以下に低下するまでの時間やそれよりも若干長い時間を所定時間tref2として設定するものとした。この所定時間tref2は、インバータ41,42やバッテリ50,コンデンサ46の定格などに基づいて実験などにより定めることができ、例えば、400msecなどに設定することができる。時間tが所定時間tref2未満のときには、インバータ41,42に作用する電圧が過電圧状態にあると判断し、過電圧状態判定フラグFに値1を設定し(ステップS190)、モータMG1,MG2のインバータ41,42のゲート遮断指令を出力して(ステップS200)、異常判定ルーチンを終了する。一方、時間tが所定時間tref2以上のときには、コンデンサ電圧Vcが所定電圧Vref以下に低下していると予測されるにも拘わらず過電圧信号出力回路90からオン信号が出力されていると判断し、過電圧信号出力回路90に異常が生じていると判定し(ステップS230)、過電圧状態判定フラグFに値0を設定し(ステップS240)、モータMG1のインバータ41のゲート遮断指令およびモータMG2の発電禁止指令を出力して(ステップS250)、異常判定ルーチンを終了する。このように、過電圧信号出力回路90の異常判定を判定を行なうことにより、インバータ41,42に作用する電圧が過電圧状態にあるときに過電圧信号出力回路90に異常が生じているか否かの判定をより適正に行なうことができる。そして、次回以降に異常判定ルーチンが実行されたときには、ステップS110で過電圧状態判定フラグFは値0であると判定され、過電圧信号出力回路90はオン信号でありコンデンサ電圧Vcは閾値Vref以下であると判定され(ステップS120,S150)、ステップS210以降の処理が実行される。これは、コンデンサ電圧Vcが所定電圧Vref以下に低下していると予測されるにも拘わらず過電圧信号出力回路90からオン信号が出力されていると判断されて過電圧信号出力回路90に異常が生じていると判定されたときには、モータMG1のインバータ41がゲート遮断されると共にモータMG2は発電が禁止されるため、通常、コンデンサ電圧Vcが上昇して所定電圧Vrefを超えることは考えにくいという理由に基づく。
図4は、コンデンサ電圧Vcと過電圧信号出力回路90からの信号と過電圧状態判定フラグFと過電圧信号出力回路90に異常が生じているか否かの判定とモータMG1,MG2のインバータ41,42がゲート遮断されているか否かとの時間変化の様子の一例を示す説明図である。まず、時刻t1でコンデンサ電圧Vcが所定電圧Vrefを超えると、過電圧信号出力回路90からの信号がオフ信号からオン信号に切り替わる。そして、時刻t1から所定時間tref1に亘って過電圧信号出力回路90からオン信号が出力されると共にコンデンサ電圧Vcが所定電圧Vrefより高いときには、時刻t1から所定時間tref1経過後の時刻t2でインバータ41,42に作用する電圧が過電圧状態にあると判断し、過電圧状態判定フラグFに値1を設定すると共にインバータ41,42のトランジスタT1〜T6,T7〜T12のゲート遮断を行なう。その後、時刻t1から所定時間tref2が経過した時刻t3になっても過電圧信号出力回路90からの信号がオン信号であるときには、過電圧信号出力回路90に異常が生じていると判断して、モータMG2のインバータ42のゲート遮断を解除してモータMG2からのトルクの出力を許可する。これにより、過電圧信号出力回路90に異常が生じていると判定されたときでも、モータMG2からの動力によって走行することができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、インバータ41,42に作用する電圧が過電圧状態にないときには過電圧信号出力回路90からの信号とコンデンサ電圧Vcとに基づいて過電圧信号出力回路90に異常が生じているか否かを判定し、インバータ41,42に作用する電圧が過電圧状態にあってインバータ41,42のトランジスタT1〜T6,T7〜T12がゲート遮断されているときには過電圧信号出力回路90からの信号に基づいて過電圧信号出力回路90に異常が生じているか否かを判定するから、インバータ41,42に作用する電圧が過電圧状態にあるか否かに応じて過電圧信号出力回路90に異常が生じているか否かをより適正に判定することができる。また、過電圧信号出力回路90に異常が生じていると判定されたときには、モータMG2のインバータ42のゲート遮断を行なわないから、モータMG2からの動力を用いて走行することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、過電圧状態判定フラグFが値1のときには、過電圧信号出力回路90からの信号と過電圧信号出力回路90からの信号がオフ信号からオン信号に切り替わってからの時間tとに基づいて過電圧信号出力回路90に異常が生じているか否かを判定するものとしたが、これに限られず、例えば、過電圧信号出力回路90からの信号とコンデンサ電圧Vcとに基づいて過電圧信号出力回路90に異常が生じているか否かを判定するものとしてもよい。この場合の異常判定ルーチンの一例を図5に示す。図5の異常判定ルーチンは、図3の異常判定ルーチンのステップS250の処理に代えてステップS300の処理を行なう点を除いて図3の異常判定ルーチンと同一である。したがって、同一の処理については同一のステップ番号を付し、その詳細な説明を省略する。ステップS120で過電圧状態判定フラグFが値1のときには、過電圧信号出力回路90からの信号がオン信号であるか否かを判定すると共に(ステップS240)、コンデンサ電圧Vcを所定電圧Vrefと比較する(ステップS300)。そして、過電圧信号出力回路90からの信号がオン信号であってコンデンサ電圧Vcが所定電圧Vrefより高いときには、過電圧状態判定フラグFに値1を設定し(ステップ190)、モータMG1,MG2のインバータ41,42のゲート遮断指令を出力して(ステップS200)、異常判定ルーチンを終了する。一方、過電圧信号90からの信号がオン信号であるにも拘わらずコンデンサ電圧Vcが所定電圧Vref以下に低下したときには、即ち、コンデンサ電圧Vcが所定電圧Vref以下に低下したにも拘わらず過電圧信号出力回路90からの信号がオン信号からオフ信号に切り替わらないときには、過電圧信号出力回路90に異常が生じていると判定し(ステップ210)、過電圧状態判定フラグFに値0を設定し(ステップS220)、モータMG1のインバータ41のゲート遮断指令およびモータMG2の発電禁止指令を出力して(ステップS230)、異常判定ルーチンを終了する。この場合でも、実施例と同様に、過電圧信号出力回路90の異常判定をより適正に行なうことができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、過電圧信号出力回路90に異常が生じていると判定されたときには、モータMG2のインバータ42のゲート遮断を行なわないものとしたが、モータMG2のインバータ42のゲート遮断を行なうものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、コンデンサ電圧Vcが所定電圧Vrefより高いか否かに基づいて過電圧信号出力回路90から出力される信号と、コンデンサ電圧Vcを所定電圧Vrefと比較した結果と、に基づいてインバータ41,42に作用する電圧が過電圧状態にあるか否かを判定するものとしたが、過電圧出力回路90で用いられる所定電圧Vrefと、コンデンサ電圧Vcとの比較に用いられる所定電圧Vrefとは、同一の電圧に限られず、例えば、過電圧信号出力回路90で用いられる電圧の方が若干高い電圧を用いるものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG1,MG2のインバータ41,42に電力ライン54を介してバッテリ50を接続するものとしたが、図6変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、インバータ41,42に電力ライン54の他に昇圧回路130を介してバッテリ50を接続するものとしてもよい。この変形例の場合、図6に示すように、昇圧回路130よりもインバータ41,42側のコンデンサ46の電圧に基づいて信号を出力する過電圧信号出力回路90を備えるものとしてもよいし、これに代えてまたは加えて、昇圧回路130よりもバッテリ50側のコンデンサ48の電圧に基づいて信号を出力する図示しない過電圧信号出力回路90bを備えるものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2の動力を減速ギヤ35により変速してリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図7の変形例のハイブリッド自動車220に例示するように、モータMG2の動力をリングギヤ軸32aが接続された車軸(駆動輪63a,63bが接続された車軸)とは異なる車軸(図7における車輪64a,64bに接続された車軸)に接続するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の動力を動力分配統合機構30を介して駆動輪63a,63bに接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図8の変形例のハイブリッド自動車320に例示するように、エンジン22のクランクシャフト26に接続されたインナーロータ332と駆動輪63a,63bに動力を出力する駆動軸に接続されたアウターロータ334とを有し、エンジン22の動力の一部を駆動軸に伝達すると共に残余の動力を電力に変換する対ロータ電動機330を備えるものとしてもよい。
実施例では、エンジン22からの動力とモータMG2からの動力とを用いて走行するハイブリッド自動車に適用するものとしたが、エンジンを備えず、モータからの動力だけで走行する電気自動車に適用するものとしてもよい。
また、こうしたハイブリッド自動車や電気自動車に適用するものに限定されるものではなく、自動車以外の車両や船舶,航空機などの移動体に搭載される駆動装置の形態や建設設備などの移動しない設備に組み込まれた駆動装置の形態としても構わない。
実施例では、電気機器としてモータMG1,MG2を用いるものとしたが、二つのモータに限られず、少なくとも一つ以上のモータを用いるものであればよい。また、電気機器としては、モータに限定されるものではなく、電力を消費する如何なる機器や電力を発電または回生する如何なる機器としても構わない。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、電力システムやこれを備える駆動装置,これを搭載する車両の製造産業などに利用可能である。
本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 モータMG1,MG2を中心とした電気駆動系の構成の概略を示す構成図である。 モータECU40により実行される異常判定ルーチンの一例を示す説明図である。 コンデンサ電圧Vcと過電圧信号出力回路90からの信号と過電圧状態判定フラグFと過電圧信号出力回路90に異常が生じているか否かの判定とモータMG1,MG2のインバータ41,42がゲート遮断されているか否かとの時間変化の様子の一例を示す説明図である。 変形例のモータECU40により実行される異常判定ルーチンの一例を示す説明図である。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車220の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車320の構成の概略を示す構成図である。
符号の説明
20,120,220,320 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35 減速ギヤ、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、40a CPU、40b ROM、40c RAM、40d タイマ、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、46,48 コンデンサ、47 電圧センサ、50 バッテリ、51 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、60 ギヤ機構、62 デファレンシャルギヤ、63a,63b 駆動輪、64a,64b 車輪、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、90 過電圧信号出力回路、92 コンパレータ、94 抵抗、96 コンデンサ、98 出力端子、330 対ロータ電動機、332 インナーロータ 334 アウターロータ、MG1,MG2 モータ、T1〜T12 トランジスタ、D1〜D12 ダイオード。

Claims (9)

  1. 電気機器と、蓄電手段と、複数のスイッチング素子を有し該複数のスイッチング素子のスイッチングにより前記蓄電手段との電力のやりとりを伴って前記電気機器を駆動する駆動回路と、前記駆動回路に作用する電圧が所定の過電圧状態のときには前記駆動回路の複数のスイッチング素子がゲート遮断されるよう前記駆動回路を制御する制御手段とを備える電力システムであって、
    前記駆動回路に作用する電圧が第1の所定電圧を超えているときにオン信号を出力する信号出力手段と、
    前記駆動回路に作用する電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記出力された信号と前記検出された電圧とに基づいて前記駆動回路に作用する電圧が前記所定の過電圧状態にあるか否かを判定する過電圧状態判定手段と、
    少なくとも前記過電圧状態判定手段による判定結果と前記出力された信号とに基づいて前記信号出力手段に異常が生じているか否かを判定する異常判定手段と、
    を備え
    前記過電圧状態判定手段は、第1の所定時間に亘って前記出力される信号がオン信号であると共に該第1の所定時間に亘って前記検出される電圧が第2の所定電圧を超えているときに前記駆動回路に作用する電圧が前記所定の過電圧状態であると判定する手段である
    電力システム。
  2. 電気機器と、蓄電手段と、複数のスイッチング素子を有し該複数のスイッチング素子のスイッチングにより前記蓄電手段との電力のやりとりを伴って前記電気機器を駆動する駆動回路と、前記駆動回路に作用する電圧が所定の過電圧状態のときには前記駆動回路の複数のスイッチング素子がゲート遮断されるよう前記駆動回路を制御する制御手段とを備える電力システムであって、
    前記駆動回路に作用する電圧が第1の所定電圧を超えているときにオン信号を出力する信号出力手段と、
    前記駆動回路に作用する電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記出力された信号と前記検出された電圧とに基づいて前記駆動回路に作用する電圧が前記所定の過電圧状態にあるか否かを判定する過電圧状態判定手段と、
    少なくとも前記過電圧状態判定手段による判定結果と前記出力された信号とに基づいて前記信号出力手段に異常が生じているか否かを判定する異常判定手段と、
    を備え、
    前記異常判定手段は、前記過電圧状態判定手段により前記駆動回路に作用する電圧が前記所定の過電圧状態にないと判定されているときには、前記出力された信号がオン信号であるにも拘わらず前記検出された電圧が第2の所定電圧以下のときに前記信号出力手段に異常が生じていると判定する手段である
    電力システム。
  3. 前記異常判定手段は、前記過電圧状態判定手段により駆動回路に作用する電圧が前記所定の過電圧状態にあると判定されているときには、前記出力される信号が第2の所定時間に亘ってオン信号であるときに前記信号出力手段に異常が生じていると判定する手段である請求項記載の電力システム。
  4. 前記異常判定手段は、前記過電圧状態判定手段により駆動回路に作用する電圧が前記所定の過電圧状態にあると判定されているときには、前記検出される電圧が前記第2の所定電圧以下に低下したにも拘わらず前記出力される信号がオン信号であるときに前記信号出力手段に異常が生じていると判定する手段である請求項記載の電力システム。
  5. 駆動軸を駆動する駆動装置であって、
    請求項1ないし4いずれか記載の電力システムを備え、
    前記電気機器は、前記駆動軸に動力を出力可能な電動機である
    駆動装置。
  6. 前記制御手段は、前記信号出力手段に異常が生じていると判定されたときには、前記電動機の電力消費を伴って前記駆動軸に動力が出力されるよう前記駆動回路を制御する手段である請求項記載の駆動装置。
  7. 請求項5または6記載の駆動装置を搭載し、車軸が前記駆動軸に連結されてなる車両。
  8. 電気機器と、蓄電手段と、複数のスイッチング素子を有し該複数のスイッチング素子のスイッチングにより前記蓄電手段との電力のやりとりを伴って前記電気機器を駆動する駆動回路と、前記駆動回路に作用する電圧が第1の所定電圧を超えているときにオン信号を出力する信号出力手段と、前記駆動回路に作用する電圧が所定の過電圧状態のときには前記駆動回路の複数のスイッチング素子がゲート遮断されるよう前記駆動回路を制御する制御手段とを備える電力システムの制御方法であって、
    (a)前記信号出力手段から出力された信号と前記駆動回路に作用する電圧とに基づいて該駆動回路に作用する電圧が前記所定の過電圧状態にあるか否かを判定するステップと、
    (b)少なくとも該判定結果と前記信号出力手段から出力された信号とに基づいて該信号出力手段に異常が生じているか否かを判定するステップと、
    を含み、
    前記ステップ(a)は、第1の所定時間に亘って前記出力される信号がオン信号であると共に該第1の所定時間に亘って前記駆動回路に作用する電圧が第2の所定電圧を超えているときに前記駆動回路に作用する電圧が前記所定の過電圧状態であると判定するステップである
    電力システムの制御方法。
  9. 電気機器と、蓄電手段と、複数のスイッチング素子を有し該複数のスイッチング素子のスイッチングにより前記蓄電手段との電力のやりとりを伴って前記電気機器を駆動する駆動回路と、前記駆動回路に作用する電圧が第1の所定電圧を超えているときにオン信号を出力する信号出力手段と、前記駆動回路に作用する電圧が所定の過電圧状態のときには前記駆動回路の複数のスイッチング素子がゲート遮断されるよう前記駆動回路を制御する制御手段とを備える電力システムの制御方法であって、
    (a)前記信号出力手段から出力された信号と前記駆動回路に作用する電圧とに基づいて該駆動回路に作用する電圧が前記所定の過電圧状態にあるか否かを判定するステップと、
    (b)少なくとも該判定結果と前記信号出力手段から出力された信号とに基づいて該信号出力手段に異常が生じているか否かを判定するステップと、
    を含み、
    前記ステップ(b)は、前記ステップ(a)により前記駆動回路に作用する電圧が前記所定の過電圧状態にないと判定されているときには、前記出力された信号がオン信号であるにも拘わらず前記駆動回路に作用する電圧が第2の所定電圧以下のときに前記信号出力手段に異常が生じていると判定するステップである
    電力システムの制御方法。

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