JP4978448B2 - 積層型冷却器 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の発熱体を両面から冷却するための積層型冷却器に関する。
従来、半導体素子を内蔵した半導体モジュール(発熱体)の放熱を行うために、半導体モジュールを両面から挟持するように冷却管を配設して構成される積層型冷却器が知られている。このような積層型冷却器では、半導体モジュールと冷却管とが交互に積層された構成となっており、積層された複数の冷却管は、連通部材によって連通され、冷却媒体が各冷却管に流通するよう構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−191527号公報
ところで、上記従来の積層型冷却器において、小型化やコスト削減のために、半導体モジュールへの半導体素子の集積化を図ると、半導体モジュール全体の発熱量が増大する。したがって、半導体素子の許容温度を超えないようにするためには、積層型冷却器の冷却性能を向上させることにより対応する必要がある。
これに対し、インナーフィンの形状を変更する等、冷却管内側の形状を変更することで、熱伝達率を向上させ、これにより冷却性能を向上させる方法が考えられる。しかしながら、積層型冷却器における冷却媒体の流量は固定で少ないため、搭載性等の理由により、複数の冷却管の全てを冷却媒体が一方向に流れるいわゆる全パス構造が採用されている従来の積層型冷却器においては、冷却管内側形状を改善しても、冷却性能を十分に向上させることができない。
本発明は、上記点に鑑み、最大発熱量が異なる複数種の発熱体を冷却する積層型冷却器において、冷却性能を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1、2に記載の発明では、発熱体(2)と当接する主面(311a、311b)と、冷却媒体が流通する冷媒通路(30)とを有する扁平状に形成された複数の冷却管(3)と、冷却管(3)の長手方向両端部に配置され、複数の冷却管(3)を連通する第1、第2連通部材(4a、4b)と、第1、第2連通部材(4a、4b)のうち少なくとも一方の連通部材(4a)の内部を上流側と下流側とに仕切る仕切手段(43)とを備え、複数の発熱体(2)は、最大発熱量の異なる複数種の発熱体(21、22)からなり、複数の冷却管(3)は、冷却管(3)と交互に配置される発熱体(2)を両面から挟持できるように積層配置されているとともに、積層方向の両端に配置された2つの外側冷却管(31a、32a)と、2つの外側冷却管(31a、32a)の間に配置された複数の内側冷却管(3b)とからなり、複数種の発熱体(2)のうち最大発熱量が他の発熱体(21)よりも相対的に大きい発熱体(22)が、2つの外側冷却管(31a、32a)のうち仕切手段(43)より冷却媒体流れ上流側に配置された外側冷却管(31a)に当接するように優先的に配置されていることを特徴としている。
第1、第2連通部材(4a、4b)のうち少なくとも一方の連通部材(4a)の内部を上流側と下流側とに仕切る仕切手段(43)を設けることで、冷却媒体を積層型冷却器内部でターンするように流すことができる。これにより、積層型冷却器に流入する冷却媒体の流量が固定であったとしも、冷却管(3)1つ当たりの冷却媒体の流量を増加させることができる。
しかしながら、冷却媒体が積層型冷却器の内部でターンするように構成しただけでは、ターン後、すなわち仕切手段(43)より冷却媒体流れ下流側に配置された冷却管(3)の入口部における冷却媒体温度が極端に上昇してしまう。このため、仕切手段(43)より冷却媒体流れ下流側に配置された冷却管(3)においては、発熱体(2)を十分に冷却することができない。
ところで、積層型冷却器に搭載される複数の発熱体(2)の最大発熱量が、全ての発熱体(2)において一律でない場合がある。また、積層型冷却器において、積層方向の両端に配置された2つの外側冷却管(31a、32a)では、片面のみが発熱体(2)と当接しているため、内側冷却管(3b)と比較して冷却性能が高くなる。さらに、2つの外側冷却管(31a、32a)のうち仕切手段(43)より冷却媒体流れ上流側に配置された外側冷却管(31a)は、仕切手段(43)より冷却媒体流れ下流側に配置された外側冷却管(32a)と比較して冷却性能が高くなる。すなわち、2つの外側冷却管(31a、32a)のうち仕切手段(43)より冷却媒体流れ上流側に配置された外側冷却管(31a)は、複数の冷却管(3)のうち最も冷却性能が高くなっている。
したがって、複数種の発熱体(2)のうち最大発熱量が他の発熱体(21)よりも相対的に大きい発熱体(22)を、2つの外側冷却管(31a、32a)のうち仕切手段(43)より冷却媒体流れ上流側に配置された外側冷却管(31a)に当接するように優先的に配置することで、複数種の発熱体(2)のうち最大発熱量が最大となる発熱体(22)を、複数の冷却管(3)のうち最も冷却性能が高い冷却管(31a)に当接するように配置することができる。このため、積層型冷却器全体としての冷却性能を向上させることが可能となる。
また、請求項に記載の発明では、複数種の発熱体(2)のうち最大発熱量が他の発熱体(21)よりも相対的に大きい発熱体(22)が、複数の冷却管(3)のうち、仕切手段(43)より冷却媒体流れ上流側に配置され、かつ、内部を流れる冷却媒体の流速が他の冷却管(3)よりも相対的に大きくなる冷却管(3)に当接するように優先的に配置されていることを特徴としている。
これによれば、最大発熱量が他の発熱体(21)より大きい発熱体(22)を、内部を流れる冷却媒体の流速が大きい、すなわち熱伝達率の高い冷却管(3)に当接させることができるため、積層型冷却器全体としての冷却性能を向上させることが可能となる。
また、請求項1、3に記載の発明では、複数の内側冷却管(3b)のうち、仕切手段(43)に隣接する2つの仕切側冷却管(3c)の間は、発熱体(2)が配置されない発熱体非配置領域(5)になっており、複数種の発熱体(2)のうち最大発熱量が他の発熱体(21)よりも相対的に大きい発熱体(22)が、仕切側冷却管(3c)における発熱体非配置領域(5)に対向する側と反対側の主面(311a、311b)に当接するように優先的に配置されていることを特徴としている。
仕切側冷却管(3c)は、片面のみが発熱体(2)と当接しているので、他の内側冷却管(3b)と比較して冷却性能が高くなる。このため、最大発熱量が他の発熱体(21)より大きい発熱体(22)を、仕切側冷却管(3c)における発熱体非配置領域(5)に対向する側と反対側の主面(311a、311b)に当接するように配置することで、積層型冷却器全体としての冷却性能を向上させることが可能となる。
また、請求項に記載の発明では、複数種の発熱体(2)のうち最大発熱量が他の発熱体(21)よりも相対的に大きい発熱体(22)が、2つの外側冷却管(31a、32a)のうち仕切手段(43)より冷却媒体流れ下流側に配置された外側冷却管(32a)に当接するように優先的に配置されていることを特徴としている。
外側冷却管(32b)は、片面のみが発熱体(2)と当接しているので、内側冷却管(3b)と比較して冷却性能が高くなる。このため、最大発熱量が他の発熱体(21)より大きい発熱体(22)を、外側冷却管(32a)に当接するように優先的に配置することで、積層型冷却器全体としての冷却性能を向上させることが可能となる。
また、請求項に記載の発明では、複数種の発熱体(2)のうち他の発熱体(21)よりも最大発熱量が相対的に大きい発熱体(22)が、仕切手段(43)より冷却媒体流れ上流側に配置された冷却管(3)に当接するように優先的に配置されていることを特徴としている。
複数の冷却管(3)のうち仕切手段(43)より冷却媒体流れ上流側に配置された冷却管(3)は、仕切手段(43)より冷却媒体流れ下流側に配置された冷却管(3)と比較して冷却性能が高くなる。このため、最大発熱量が他の発熱体(21)より大きい発熱体(22)を、仕切手段(43)より冷却媒体流れ上流側に配置された冷却管(3)に当接するように配置することで、積層型冷却器全体としての冷却性能を向上させることが可能となる。
また、請求項の記載の発明では、冷却管(3)の長手方向両端部には、冷却管(3)の積層方向に張り出す張出部(34)が形成されており、隣接する冷却管(3)の張出部(34)が、互いに冷却管(3)の積層方向に接合されるとともに、張出部(34)の接合部に形成された貫通孔(341b)によって連通することにより、連通部材(4)が構成されており、仕切手段(34)は、一部の張出部(34)の接合部を貫通孔(341b)が形成されない貫通孔非形成部(341c)とし、隣接する張出部(34)同士を非連通状態にすることにより構成されていることを特徴としている。これによれば、連通部材(4)および仕切手段(43)を容易に製造することが可能となる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1〜図9に基づいて説明する。図1は、本第1実施形態に係る積層型冷却器1を示す平面図である。
図1に示すように、本実施形態の積層型冷却器1は、複数の電子部品2を両面から冷却するもので、冷却媒体を流通させる冷媒通路30(図2参照)を有する扁平形状の複数の冷却管3と、複数の冷却管3を連通する連通部材4とを備えている。複数の冷却管3は、電子部品2を両面から挟持できるように複数個積層配置されている。また、連通部材4は、紙面左側に配置された第1連通部材4aと、紙面右側に配置された第2連通部材4bとからなり、第1、第2連通部材4a、4bは、鉛直方向に延びた形状である。
図2は、図1のA−A断面図である。図2に示すように、冷却管3には、電子部品2と当接する第1主面311aを有する第1管壁311bに面した第1冷媒通路301と、第1主面311aの反対側において電子部品2と当接する第2主面312aを有する第2管壁312bに面した第2冷媒通路302とが設けられている。
具体的には、本実施形態の冷却管3は、いわゆるドロンカップ構造となっている。すなわち、冷却管3は、一対の外殻プレート31と、一対の外殻プレート31の間に配置される中間プレート32とを有している。これにより、外殻プレート31と中間プレート32との間には、第1冷媒通路301および第2冷媒通路302がそれぞれ形成されている。したがって、冷却管3には、冷媒通路30が冷却管3の厚み方向、すなわち冷却管3の積層方向に二段形成されている。
以下、一対の外殻プレート31のうち、中間プレート32とともに第1冷媒通路301を形成するものを第1外殻プレート311といい、中間プレート32とともに第2冷媒通路302を形成するものを第2外殻プレート312ともいう。したがって、第1外殻プレート311は第1管壁311bを構成しており、第2外殻プレート312は第2管壁312bを構成している。
外殻プレート31と中間プレート32との間、すなわち第1冷媒通路301内および第2冷媒通路302内には、冷却媒体と冷却管3との伝熱面積を増加させるインナーフィン33が配設されている。インナーフィン33は波状に形成されており、これにより各冷媒通路301、302は、冷却管3の長手方向および厚み方向にともに直交する方向(以下、冷却管3の幅方向という)に複数に区画されている。なお、本実施形態では、冷却管3の幅方向は冷却風の流通方向と一致している。
図3は、図1のB−B断面図である。図3に示すように、インナーフィン33は、冷却媒体の流れ方向に直列に2つ配設されており、各インナーフィン33の間には、所定の隙間320が形成されている。
図1に戻り、複数の冷却管3は、積層方向最外側に配置される2つの外側冷却管3aと、2つの外側冷却管3aの間に配置された複数の内側冷却管3bとからなっている。以下、2つの外側冷却管3aのうち、冷却媒体流れ上流側に配置されるものを第1外側冷却管31aといい、冷却媒体流れ下流側に配置されるものを第2外側冷却管32aともいう。
そして、第1外側冷却管31aの長手方向における第1連通部材4aに接続される側の端部には、冷却媒体を積層型冷却器1に導入するための冷媒導入口41が接続されている。また、第2外側冷却管32aの長手方向における第1連通部材4aに接続される側の端部には、冷却媒体を積層型冷却器1から排出するための冷媒排出口42が接続されている。冷媒導入口41および冷媒排出口42は、ろう付けにより第1、第2外側冷却管31a、32aにそれぞれ接合されている。
なお、本実施形態の冷却管3、連通部材4、冷媒導入口41および冷媒排出口42は、アルミニウム製である。また、冷却媒体としては、本実施形態ではエチレングリコール系の不凍液が混入した水を用いている。
図4は図1のC−C断面図で、図5は図1のD−D断面図である。図4および図5に示すように、本実施形態の電子部品2は、IGBT等の半導体素子(発熱素子)20とダイオード(図示せず)とを内蔵した半導体モジュールである。そして、半導体モジュールは、自動車用インバータの一部を構成している。
本実施形態では、図4に示すように、1つの半導体モジュール(電子部品2)内に1つの半導体素子20が配置されているもの(以下、第1電子部品21という)と、図5に示すように、1つの半導体モジュール(電子部品2)内に2つの半導体素子20が配置されているもの(以下、第2電子部品22という)との2種類の電子部品2を備えている。そして、第2電子部品22の最大発熱量は、第1電子部品21の最大発熱量の約2倍になっている。また、第2電子部品22内において、2つの半導体素子20は、図5に示すように、冷却管3内の冷却媒体流れ方向に対して直列に配置されているとともに、冷却管3の幅方向における略中央部に配置されている。
図6は、本第1実施形態に係る積層型冷却器1を模式的に示す断面図である。図6に示すように、第1連通部材4aは、第1連通部材4aの内部を上流側と下流側とに仕切る仕切部43を備えている。そして、仕切部43により、第1連通部材4aの内部空間が、複数の冷却管3のうち上流側(紙面上側)に配置される上流側冷却管群30Aの一端および冷媒導入口41と連通する上流側空間4Aと、複数の冷却管3のうち下流側(紙面下側)に配置される下流側冷却管群30Bの一端および冷媒排出口42と連通する下流側空間4Bとに仕切られている。なお、仕切部43が、本発明の仕切手段に相当している。
これにより、冷却媒体は、冷媒導入口41から第1連通部材4aの上流側空間4Aに流入し、上流側冷却管群30Aを通じて第2連通部材4bの内部空間に流れる。続いて、下流側冷却管群30Bを経て第1連通部材4aの下流側空間4Bに流入し、冷媒排出口42から流出するというUターン状に流れる。このように、冷却媒体が冷却管3内の冷媒通路30を流通する間に、電子部品2との間で熱交換を行って、電子部品2を冷却するようになっている。
図7は図1のE−E断面図で、図8は図1のF−F断面図である。図1、図7および図8に示すように、冷却管3の外殻プレート31における長手方向両端部には、冷却管3の積層方向に張り出す張出部34が形成されている。そして、隣接する冷却管3の張出部34が、互いに冷却管3の積層方向に接合されるとともに、張出部34の接合部に形成された後述する貫通孔341bによって連通することにより、連通部材4が構成されている。
より詳細には、図1の紙面下側に配置される第2外殻プレート312の張出部(以下、第2張出部342という)は、両端部が開口した略円筒状に形成されている。一方、一対の外殻プレート3のうち図1の紙面上側に配置される第1外殻プレート311の張出部(以下、第1張出部341という)は、冷却管3の積層方向における第1外殻プレート311に対向する側の端部が閉塞された円筒状(コップ状)に形成されている。以下、第1張出部341の、冷却管3の積層方向における第1外殻プレート311に対向する側にある閉塞された端部を、閉塞端部341aという。この閉塞端部341aには、図7に示すように、貫通孔341bが形成されている。
そして、隣接する冷却管3の張出部34同士を、第1張出部341の外壁面と第2張出部342の内壁面とが接触した状態でろう付けにより接合することで、連通部材4が形成される。このとき、第1張出部341の閉塞端部341aには貫通孔341bが形成されているため、複数の冷却管3を連通させることができる。
また、図8に示すように、第1連通部材4aを構成する、すなわち図1中左側に配置される複数の第2張出部342のうち、1つの第2膨出部342の閉塞端部341aは、貫通孔が設けられていない貫通孔非形成部341cとなっている。このため、貫通孔非形成部341cにおいて、隣接する第1、第2膨出部341、342同士は非連通状態となっている。したがって、第1連通部材4a内の空間は、貫通孔非形成部341cにより上流側と下流側とに仕切られている。すなわち、貫通孔非形成部341cにより、本実施形態の仕切部43(図6参照)が構成されている。以上により、連通部材4および仕切部43を容易に製造することができる。
図6に戻り、本実施形態では、電子部品2は、冷却管3の第1、第2外殻プレート311、312のそれぞれに対して2個ずつ設けられている。換言すると、1枚の第1外殻プレート311に対して2個の電子部品2が設けられるとともに、1枚の第2外殻プレート312に対して2個の電子部品2が設けられている。各外殻プレート311、312に設けられた2つの電子部品2は、それぞれ冷却媒体の流れ方向に直列に配置されている。
なお、積層型冷却器1においては、電子部品2を両面から冷却する必要がある。このため、外側冷却管3bにおいては、第1、第2外殻プレート311、312のうち、冷却管3の積層方向内側に配置される外殻プレートにのみ、電子部品2が当接するようになっている。すなわち、外側冷却管3bの第1、第2外殻プレート311、312のうち、冷却管3の積層方向外側に配置される外殻プレートには、電子部品2が配設されていない。
また、本実施形態では、第1連通部材4aの仕切部43に隣接する2つの冷却管(以下、仕切部側冷却管3cという)の間は、電子部品2が配置されない電子部品非配置領域5となっている。したがって、仕切部側冷却管3cの第1、第2外殻プレート311、312のうち、電子部品非配置領域5に対向する外殻プレートには、電子部品2が配設されていない。
続いて、上記構成の積層型冷却器1における複数の電子部品2の配置方法について説明する。積層型冷却器1には複数の電子部品2が配置されるが、第1電子部品21より最大発熱量が大きい第2電子部品22の配置位置を優先的に決定した後に、第1電子部品21を配置するようにしている。
まず、第2電子部品22を、第1外側冷却管31aに当接するように配置する。より詳細には、第2電子部品22を、第1外側冷却管31aの第2外殻プレート312(すなわち、一対の外殻プレート311、312のうち隣接する内側冷却管3bに対向する側の外殻プレート312)に当接するように配置する。
次に、配置位置が決定されていない第2電子部品22を、複数の冷却管3のうち、冷却管3内の冷却媒体の流速が最も大きくなる冷却管3に当接するように配置する。
図9は、冷却管3の段数と冷却媒体の流量割合との関係を示す特性図である。図9に示すように、積層型冷却器1を構成する複数の冷却管3のうち、2段目の冷却管、すなわち冷媒導入口41が接続されている外側冷却管3aに隣接する内側冷却管3bは、冷却管内部における冷却媒体の流速が他の冷却管3に比べて大きくなっている。
したがって、本実施形態では、第2電子部品22を、第1外側冷却管31aに隣接する内側冷却管3bに当接するように配置する。より詳細には、第2電子部品22を、第1外側冷却管31aと、第1外側冷却管31aに隣接する内側冷却管3bとの間に配置する。
次に、配置位置が決定されていない第2電子部品22を、電子部品非配置領域5に隣接する仕切部側冷却管3cに当接するように配置する。より詳細には、第2電子部品22を、仕切部側冷却管3cの一対の外殻プレート311、312のうち、電子部品非配置領域5に対向していない外殻プレートに当接するように配置する。
次に、配置位置が決定されていない第2電子部品22を、第2外側冷却管32aに当接するように配置する。より詳細には、第2電子部品22を、第2外側冷却管32aの第1外殻プレート311(すなわち、一対の外殻プレート311、312のうち隣接する内側冷却管3bに対向する側の外殻プレート311)に当接するように配置する。
以上で複数の第2電子部品22の配置位置が全て決定されたので、第1電子部品21を、第2電子部品22が配置されていない箇所に配置する。これにより、複数の電子部品2の全てが積層型冷却器1に搭載される。
なお、本実施形態では、上流側冷却管群30Aと電子部品2とを交互に積層した上流側積層構造体と、下流側冷却官群30Bと電子部品2とを交互に積層した下流側積層構造体とを別々に製造し、その後、2つの積層構造体を接合することにより積層型冷却器1を製造している。
本実施形態のように、第1連通部材4aの内部を上流側と下流側とに仕切る仕切部43を設けることで、冷却媒体を積層型冷却器1の内部でUターンするように流すことができる。これにより、積層型冷却器1に流入する冷却媒体の流量が固定であったとしも、冷却管3一つ当たりの冷却媒体の流量を増加させることができる。
しかしながら、冷却媒体が積層型冷却器1の内部でUターンするように構成しただけでは、ターン後、すなわち仕切部43より冷却媒体流れ下流側に配置された冷却管3の入口部における冷却媒体温度が極端に上昇してしまう。このため、仕切部43より冷却媒体流れ下流側に配置された冷却管3、すなわち下流側冷却管群30Bに属する冷却管3においては、電子部品2を十分に冷却することができない。
ところで、電子部品2の最大発熱量が、全ての電子部品2において一律でない場合がある。例えば、本実施形態のように、複数の電子部品2の一部において半導体素子20の集積化を図っている場合、半導体素子20が集積化された第2電子部品22と、半導体素子20が集積化されていない第1電子部品21では、最大発熱量が異なっている。
また、積層型冷却器1において、2つの外側冷却管31a、31bでは、片面のみが電子部品2と当接しているので、内側冷却管3bと比較して冷却性能が高くなる。さらに、仕切部43より冷却媒体流れ上流側に配置された第1外側冷却管31aは、仕切部43より冷却媒体流れ下流側に配置された第2外側冷却管32aと比較して冷却性能が高くなる。すなわち、仕切部43より冷却媒体流れ上流側に配置された第1外側冷却管31aは、複数の冷却管3のうち最も冷却性能が高くなっている。
したがって、本実施形態のように、複数種の電子部品2のうち最大発熱量が第1電子部品21より大きい第2電子部品22を、第1外側冷却管31aに当接するように優先的に配置することで、複数種の電子部品2のうち最大発熱量が最も大きくなる電子部品22を、複数の冷却管3のうち最も冷却性能が高い冷却管31aに当接させることができる。このため、積層型冷却器1の基本構造を変更することなく、積層型冷却器1全体としての冷却性能を向上させることが可能となる。
また、複数種の電子部品2のうち最大発熱量が第1電子部品21より大きい第2電子部品22を、複数の冷却管3のうち、仕切部43より冷却媒体流れ上流側に配置され、かつ、内部を流れる冷却媒体の流速が他の冷却管3より大きくなる、すなわち熱伝達率が他の冷却管3より高くなる冷却管3に当接するように配置することで、積層型冷却器1全体としての冷却性能をより向上させることが可能となる。
ところで、仕切部43に隣接する仕切側冷却管3cは、片面のみが電子部品2と当接するように構成されているので、他の内側冷却管3bと比較して冷却性能が高くなる。このため、複数種の電子部品2のうち最大発熱量が第1電子部品21より大きい第2電子部品22を、仕切側冷却管3cにおける電子部品非配置領域5に対向する側と反対側の主面311a、311bに当接するように優先的に配置することで、積層型冷却器1全体としての冷却性能をより向上させることが可能となる。
ところで、上述したように、外側冷却管32bは、片面のみが電子部品2と当接するように構成されているので、内側冷却管3bと比較して冷却性能が高くなる。このため、複数種の電子部品2のうち最大発熱量が第1電子部品21より大きい第2電子部品22を、第2外側冷却管32aに当接するように優先的に配置することで、積層型冷却器1全体としての冷却性能をより向上させることが可能となる。
ところで、積層型冷却器1は、冷却管3と電子部品2とを交互に積層した積層構造体を、冷却管3の積層方向外側から押圧しながらろう付けを行うことにより製造される。しかしながら、本実施形態のように、積層型冷却器1内に電子部品非配置領域5が設けられている場合、積層構造体を冷却管3の積層方向外側から押圧することが難しい。
これに対し、本実施形態のように、上流側冷却管群30Aと電子部品2とを交互に積層した上流側積層構造体と、下流側冷却官群30Bと電子部品2とを交互に積層した下流側積層構造体とを別々に製造した後、2つの積層構造体を接合することにより積層型冷却器1を製造することで、ろう付け時に冷却管3の積層方向外側から押圧することが可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図10に基づいて説明する。上記第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図10は、本第2実施形態に係る積層型冷却器1を模式的に示す断面図である。
図10に示すように、本実施形態では、第2電子部品22が、上流側冷却管群30Aに属する複数の冷却管3に当接するように配置されており、第1電子部品21が、下流側冷却管群30Bに属する複数の冷却管3に当接するように配置されている。
複数の冷却管3のうち仕切部43より冷却媒体流れ上流側に配置された冷却管3(すなわち、上流側冷却管群30Aに属する複数の冷却管3)は、仕切部43より冷却媒体流れ下流側に配置された冷却管3(すなわち、下流側冷却管群30Bに属する複数の冷却管3)と比較して冷却性能が高くなる。このため、複数種の電子部品2のうち最大発熱量が第1電子部品21より大きい第2電子部品22を、仕切部43より冷却媒体流れ上流側に配置された冷却管3に当接するように配置することで、積層型冷却器1全体としての冷却性能を向上させることが可能となる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図11に基づいて説明する。上記第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図11は、本第3実施形態に係る積層型冷却器1を模式的に示す断面図である。
図11に示すように、本実施形態の冷媒排出口42は、第2外側冷却管32aの長手方向における第2連通部材4bに接続される側の端部に設けられている。また、第2連通部材4bは、第2連通部材4bの内部を上流側と下流側とに仕切る仕切部43を備えている。この仕切部43は、第1連通部材4a内に設けられている仕切部43よりも冷却媒体流れ下流側(紙面下側)に配置されている。したがって、本実施形態の積層型冷却器1は、電子部品非配置領域5を2つ備えている。
以下、第1連通部材4a内に設けられている仕切部43を第1仕切部43aといい、第2連通部材4a内に設けられている仕切部43を第2仕切部43bという。また、複数の冷却管3のうち、第1仕切部43aより上流側(紙面上側)に配置されるものを上流側冷却管群30Aといい、第2仕切部43bより下流側(紙面下側)に配置されるものを下流側冷却管群30Bといい、第1仕切部43aより下流側(紙面下側)かつ第2仕切部43bより上流側(紙面上側)に配置されるものを中間冷却管群30Cという。
第2仕切部43bにより、第2連通部材4bの内部空間が、上流側冷却管群30Aの一端および中間冷却管群30Cの一端と連通する上流側空間4Cと、下流側冷却管群30Bの一端および冷媒排出口42と連通する下流側空間4Dとに仕切られている。これにより、冷却媒体は、冷媒導入口41から第1連通部材4aの上流側空間4Aに流入し、上流側冷却管群30Aを通じて第2連通部材4bの上流側空間4Cに流れる。続いて、中間冷却管群30Cを経て第1連通部材4aの下流側空間4Bに流入し、さらに下流側冷却管群30Bを通じて第2連通部材4bの下流側空間4Dに流入し、冷媒排出口42から流出するというSターン状に流れる。
続いて、本実施形態の積層型冷却器1における複数の電子部品2の配置方法について説明する。
まず、第2電子部品22を、第1外側冷却管31aに当接するように配置する。より詳細には、第2電子部品22を、第1外側冷却管31aの第2外殻プレート312(すなわち、一対の外殻プレート311、312のうち隣接する内側冷却管3bに対向する側の外殻プレート)に当接するように配置する。
次に、配置位置が決定されていない第2電子部品22を、電子部品非配置領域5に隣接する仕切部側冷却管3cに当接するように配置する。より詳細には、第2電子部品22を、仕切部側冷却管3cの一対の外殻プレート311、312のうち、電子部品非配置領域5に対向していない外殻プレートに当接するように配置する。
このように構成された積層型冷却器1においても、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について図12に基づいて説明する。上記第3実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図12は、本第4実施形態に係る積層型冷却器1を模式的に示す断面図である。
図12に示すように、本実施形態では、第2電子部品22が、上流側冷却管群30Aに属する複数の冷却管3に当接するように配置されており、第1電子部品21が、下流側冷却管群30Bに属する複数の冷却管3に当接するように配置されている。さらに、第2電子部品33が、中間冷却管群30Cに属する複数の冷却管3のうち最上流側に配置されている冷却管3に当接するように配置されており、第1電子部品21が、中間冷却管群30Cに属する複数の冷却管3のうち最上流側以外に配置されている冷却管3に当接するように配置されている。
複数の冷却管3のうち、上流側冷却管群30Aに属する複数の冷却管3は、下流側冷却管群30Bに属する複数の冷却管3と比較して冷却性能が高くなる。また、中間冷却管群30Cに属する複数の冷却管3のうち最上流側に配置されている冷却管3は、片面のみが電子部品2と当接するように構成されているので、中間冷却管群30Cに属する他の内側冷却管3bと比較して冷却性能が高くなる。
このため、複数種の電子部品2のうち最大発熱量が第1電子部品21より大きい第2電子部品22を、仕切部43より冷却媒体流れ上流側に配置された冷却管3、および中間冷却管群30Cに属する複数の冷却管3のうち最上流側に配置されている冷却管3に当接するように配置することで、積層型冷却器1全体としての冷却性能を向上させることが可能となる。
(他の実施形態)
なお、上記各実施形態では、電子部品2の最大発熱量が全ての電子部品2において一律でない場合として、半導体素子20が集積化された第2電子部品22と、半導体素子20が集積化されていない第1電子部品21とを用いた例について説明したが、これに限らず、電子部品2を、昇圧コンバータと複数のモータジェネレータとを備える自動車用インバータの一部を構成する半導体モジュールとしてもよい。この場合も、昇圧用コンバータや複数のモータジェネレータに搭載される半導体モジュールの最大発熱量がそれぞれ異なっているため、最大発熱量が全ての電子部品2において一律でなくなる。
また、上記各実施形態では、電子部品2を、冷却管3の第1、第2外殻プレート311、312のそれぞれに対して2個ずつ設けた例について説明したが、これに限らず、電子部品2を、冷却管3の第1、第2外殻プレート311、312のそれぞれに対して3個以上ずつ設けてもよい。
第1実施形態に係る積層型冷却器1を示す正面図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 図1のC−C断面図である。 図1のD−D断面図である。 第1実施形態に係る積層型冷却器1を模式的に示す断面図である。 図1のE−E断面図である。 図1のF−F断面図である。 冷却管3の段数と冷却媒体の流量割合との関係を示す特性図である。 第2実施形態に係る積層型冷却器1を模式的に示す断面図である。 第3実施形態に係る積層型冷却器1を模式的に示す断面図である。 第4実施形態に係る積層型冷却器1を模式的に示す断面図である。
符号の説明
2、21、22…電子部品(発熱体)、3…冷却管、3b…内側冷却管、3c…仕切側冷却管、4a、4b…連通部材、5…電子部品非配置領域(発熱体非配置領域)、30…冷媒通路、31a、32a…外側冷却管、34…張出部、43…仕切部(仕切手段)、311a、311b…主面、341b…貫通孔、341c…貫通孔非形成部。

Claims (6)

  1. 複数の発熱体(2)を両面から冷却する積層型冷却器であって、
    前記発熱体(2)と当接する主面(311a、311b)と、冷却媒体が流通する冷媒通路(30)とを有する扁平状に形成された複数の冷却管(3)と、
    前記冷却管(3)の長手方向両端部に配置され、前記複数の冷却管(3)を連通する第1、第2連通部材(4a、4b)と、
    前記第1、第2連通部材(4a、4b)のうち少なくとも一方の連通部材(4a)の内部を上流側と下流側とに仕切る仕切手段(43)とを備え、
    前記複数の発熱体(2)は、最大発熱量の異なる複数種の発熱体(21、22)からなり、
    前記複数の冷却管(3)は、前記冷却管(3)と交互に配置される前記発熱体(2)を両面から挟持できるように積層配置されているとともに、積層方向の両端に配置された2つの外側冷却管(31a、32a)と、前記2つの外側冷却管(31a、32a)の間に配置された複数の内側冷却管(3b)とからなり、
    前記複数種の発熱体(2)のうち最大発熱量が他の前記発熱体(21)よりも相対的に大きい発熱体(22)が、前記2つの外側冷却管(31a、32a)のうち前記仕切手段(43)より前記冷却媒体流れ上流側に配置された外側冷却管(31a)に当接するように優先的に配置されている積層型冷却器であり、
    前記複数の内側冷却管(3b)のうち、前記仕切手段(43)に隣接する2つの仕切側冷却管(3c)の間は、前記発熱体(2)が配置されない発熱体非配置領域(5)になっており、
    前記複数種の発熱体(2)のうち最大発熱量が他の前記発熱体(21)よりも相対的に大きい発熱体(22)が、前記仕切側冷却管(3c)における前記発熱体非配置領域(5)に対向する側と反対側の前記主面(311a、311b)に当接するように優先的に配置されていることを特徴とする積層型冷却器。
  2. 複数の発熱体(2)を両面から冷却する積層型冷却器であって、
    前記発熱体(2)と当接する主面(311a、311b)と、冷却媒体が流通する冷媒通路(30)とを有する扁平状に形成された複数の冷却管(3)と、
    前記冷却管(3)の長手方向両端部に配置され、前記複数の冷却管(3)を連通する第1、第2連通部材(4a、4b)と、
    前記第1、第2連通部材(4a、4b)のうち少なくとも一方の連通部材(4a)の内部を上流側と下流側とに仕切る仕切手段(43)とを備え、
    前記複数の発熱体(2)は、最大発熱量の異なる複数種の発熱体(21、22)からなり、
    前記複数の冷却管(3)は、前記冷却管(3)と交互に配置される前記発熱体(2)を両面から挟持できるように積層配置されているとともに、積層方向の両端に配置された2つの外側冷却管(31a、32a)と、前記2つの外側冷却管(31a、32a)の間に配置された複数の内側冷却管(3b)とからなり、
    前記複数種の発熱体(2)のうち最大発熱量が他の前記発熱体(21)よりも相対的に大きい発熱体(22)が、前記2つの外側冷却管(31a、32a)のうち前記仕切手段(43)より前記冷却媒体流れ上流側に配置された外側冷却管(31a)に当接するように優先的に配置されている積層型冷却器であり、
    前記冷却管(3)の長手方向両端部には、前記冷却管(3)の積層方向に張り出す張出部(34)が形成されており、
    隣接する前記冷却管(3)の前記張出部(34)が、互いに前記冷却管(3)の積層方向に接合されるとともに、前記張出部(34)の接合部に形成された貫通孔(341b)によって連通することにより、前記連通部材(4)が構成されており、
    前記仕切手段(43)は、一部の前記張出部(34)の接合部を前記貫通孔(341b)が形成されない貫通孔非形成部(341c)とし、隣接する前記張出部(34)同士を非連通状態にすることにより構成されていることを特徴とする積層型冷却器。
  3. 前記複数の内側冷却管(3b)のうち、前記仕切手段(43)に隣接する2つの仕切側冷却管(3c)の間は、前記発熱体(2)が配置されない発熱体非配置領域(5)になっており、
    前記複数種の発熱体(2)のうち最大発熱量が他の前記発熱体(21)よりも相対的に大きい発熱体(22)が、前記仕切側冷却管(3c)における前記発熱体非配置領域(5)に対向する側と反対側の前記主面(311a、311b)に当接するように優先的に配置されていることを特徴とする請求項に記載の積層型冷却器。
  4. 前記複数種の発熱体(2)のうち最大発熱量が他の前記発熱体(21)よりも相対的に大きい発熱体(22)が、前記複数の冷却管(3)のうち、前記仕切手段(43)より前記冷却媒体流れ上流側に配置され、かつ、内部を流れる前記冷却媒体の流速が他の前記冷却管(3)よりも相対的に大きくなる冷却管(3)に当接するように優先的に配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の積層型冷却器。
  5. 前記複数種の発熱体(2)のうち最大発熱量が他の前記発熱体(21)よりも相対的に大きい発熱体(22)が、前記2つの外側冷却管(31a、32a)のうち前記仕切手段(43)より前記冷却媒体流れ下流側に配置された外側冷却管(32a)に当接するように優先的に配置されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の積層型冷却器。
  6. 前記複数種の発熱体(2)のうち他の前記発熱体(21)よりも最大発熱量が相対的に大きい発熱体(22)が、前記仕切手段(43)より前記冷却媒体流れ上流側に配置された前記冷却管(3)に当接するように優先的に配置されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の積層型冷却器。
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