JP4978161B2 - 粉末シート及び粉末クラッド製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、粉末を圧延ロールで圧下して粉末シート或いは粉末クラッドを製造するための粉末シート及び粉末クラッド製造装置に関する。
近年、圧下ロールにより粉末を圧下して粉末シートを製造する、或いは板の両面又は片面に粉末を圧着して粉末クラッドを製造する粉末圧延装置が提案されている(例えば、特許文献1等参照)。
特許文献1の粉末圧延装置は、図4、図5に示す如く、一対の圧延ロール1A,1Bの夫々の軸が軸箱3A,3Bによりハウジング13に支持されており、各圧延ロール1A,1Bの軸は減速機6A,6B、スピンドル8A,8B及びギア11を介してモータ12に接続されている。又、圧延ロール1Aの上表面には粉末Xを予備圧下する予備圧下ロール2が軸箱4により支持されており、予備圧下ロール2は減速機7を介して前記ギア11に接続されている。
ハウジング13は、方形の枠体であり、ハウジング13の内側下面上には直動ガイド16が設けてあり、前記圧延ロール1A,1Bの各軸箱3A,3Bは直動ガイド16に沿って接近・離間自在に支持されている。
ハウジング13の一方の側内面には軸箱3Bが当接するロードセル14が設けてあり、又、ハウジング13の他方の側内面には軸箱3Aをロードセル14方向に向けて押し付ける油圧の圧下シリンダ15がハウジング13を貫通して固定されており、圧下シリンダ15にて圧延ロール1Aを圧延ロール1B方向に押してロール間隙を調整することにより粉末Xの圧延荷重を調節するようにしている。
前記圧延ロール1A,1Bを所定の速度で一定方向へ回転させた状態で、予備圧下ロール2により粉末Xを予備圧下して圧延ロール1A,1B間に供給すると、粉末Xは圧下シリンダ15で調整されたロール間隙によって所定の圧延荷重に圧延され、これにより粉末シートが製造され、又、圧延ロール1A,1B間に板を供給しつつ板の両面又は片面に粉末Xを供給して圧延することにより粉末クラッドが製造される。
特開2005−139536号公報
図4、図5に示すような従来の粉末圧延装置においては、圧延ロール1A,1Bに圧下力を与えて粉末X圧延するための圧下シリンダ15は、ハウジング13に貫通させて設けるのが一般的であった。即ち、従来は圧下シリンダ15に210kg/cm2程度の通常圧力の油圧シリンダを使用していたために、圧下シリンダ15の口径、長さが大型化してハウジング13の内側に設置することが困難であり、よってハウジング13を貫通させて設けていた。
このように圧下シリンダ15をハウジング13に貫通させて設ける場合には、ハウジング13に圧下シリンダ15を通すための開口17を設ける必要があり、このためにハウジング13の構造が複雑になると共に、開口17を設けることによってハウジング13の強度が低下する問題があり、このために、図6に示す如く、開口17の周囲を肉盛部18で補強した円筒構造に形成している。このように、従来のハウジング13は、開口17の形成及び強度保持のため肉盛部18の形成を必要とする複雑な形状から、一般的に鋳鋼によって製造されていた。
しかし、従来のようにハウジング13が複雑な構造を有するために鋳鋼で製造する方法では、製造が困難で製作費が嵩み、よって、ハウジング13の価格が非常に高価になってしまうという問題を有していた。
又、前記したようにハウジング13に貫通する圧下シリンダ15をハウジング13に固定する必要があるが、この固定のための構造も複雑になるという問題を有していた。更に、前記圧下シリンダ15が貫通固定されるハウジング13部分と軸箱3Bとの間の間隔が狭いために、前記圧下シリンダ15を固定するための複雑な構造及び直動ガイド16のメンテナンスが困難であるという問題を有していた。
又、前記したように圧下シリンダ15によってロール間隙が調節されている圧延ロール1A,1B間に粉末が供給されて圧延が行われると、圧下力によって軸箱3A,3Bが浮き上がって上側に逃げる問題があり、このために圧延ロール1A,1Bが振動する等の問題が生じて安定した圧下が行えないという問題を有していた。
本発明は、上記実情に鑑みてなしたもので、ハウジングの価格を大幅に低減することができ、且つ安定した粉末圧延ができるようにした粉末シート及び粉末クラッド製造装置を提供しようとするものである。
本発明は、ハウジングに対し一対の圧延ロールを軸箱を介して横方向に接近・離間可能に配置すると共に、一方の圧延ロールに対し他方の圧延ロールを接近させてロール間隙を調節する圧下シリンダを備えた粉末シート及び粉末クラッド製造装置であって、前記一方の圧延ロールに対して他方の圧延ロールを接近・離間させる圧下シリンダのシリンダ底面ハウジング内面に固定し、前記他方の圧延ロールの軸箱をハウジング下側内面に設けた案内装置に沿って移動可能に支持し、前記一方の圧延ロールの軸箱と他方の圧延ロールの軸箱が上方へ浮き上がるのを防止するための浮き上がり防止ブロックをハウジング天井内面に設けたことを特徴とする粉末シート及び粉末クラッド製造装置、に係るものである。
上記粉末シート及び粉末クラッド製造装置において、ハウジングをスラブ材又は鋼材にて形成することは好ましい。
本発明の粉末シート及び粉末クラッド製造装置によれば、圧延ロールの圧下を行う圧下シリンダのシリンダ底面をハウジング内面に固定したので、ハウジングを簡単な形状構造とすることができ、よってハウジングをスラブ材又は鋼材等の安価な材料で組立てて形成することができるため、ハウジングの価格を大幅に低減できる効果がある。
又、圧延ロールの軸箱を案内装置でスライド自在に支持し、且つ圧延ロールの軸箱が上方に浮き上がるのを防止する浮き上がり防止ブロックを備えたので、圧延ロールの振動等を抑えて安定した粉末圧延ができる効果がある。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1〜図3は本発明を実施する形態の一例を示すもので、図4、図5と同一の構成部分には同じ符号を付して説明は省略し、本発明の特徴部分について詳述する。
図1〜図3中、20は方形の枠体からなるハウジングであり、該ハウジング20の内側の空間には圧延ロール1A,1Bの両軸端に備えた各軸箱3A,3Bが配置されている。一方の圧延ロール1Bの軸箱3Bは、ハウジング20の左側の下側内面20a上に固定された固定ブロック21上に支持されており、更に前記軸箱3Bの左側面はハウジング20の左側内面20bに固定した荷重受部材22に当接している。
又、前記固定ブロック21の右側におけるハウジング20の下側内面20a上にはリニアガイド等の摩擦抵抗が小さい案内装置23が設けてあり、他方の圧延ロール1Aの軸箱3Aが前記案内装置23に沿って圧延ロール1B方向に接近・離間可能に支持されている。
上記における他方の圧延ロール1Aの軸箱3Aの右側面と、ハウジング20の右側内面20cとの間には圧下シリンダ24を配置する。そして、該圧下シリンダ24は、シリンダ底面25のフランジ26をハウジング20の右側内面20cに固定し、圧下シリンダ24のロッド27を前記軸箱3Aの右側面に固定している。この時、前記圧下シリンダ24には700kg/cm2程度の圧力を有する高圧シリンダを用いる。この高圧シリンダ24によれば、口径、長さを従来の通常圧力の油圧シリンダに比して大幅に小型化することができ、よってハウジング20を余分に大型化することなしにハウジング20の内側に配置することができる。
又、ハウジング20の天井内面20dには、前記圧延ロール1A,1Bの軸箱3A,3Bの夫々の上面に対して僅かな隙間を有して対向するようにした浮き上がり防止ブロック28が固定されている。図中、29は排出ローラ29aを備えて前記圧延ロール1A,1Bの上面上に粉末を供給するためのホッパ、30はホッパ29から供給された粉末の層厚を調節し圧延ロール1A,1B表面に粉末層を形成して圧延ロール1A,1B間に導くようにした粉末排出ローラである。
次に、上記した実施の形態の作動を説明する。
本図示例においては、図4、図5の従来装置と同様に、圧延ロール1A,1Bを回転駆動して圧延ロール1A,1Bの上表面に粉末を供給して圧延を行うことにより粉末シートを製造することができ、又、圧延ロール1A,1B間に板を供給しつつ板の両面又は片面に粉末を供給して圧延することにより粉末クラッドを製造することができる。
上記において、圧下シリンダ24の伸縮によって他方の軸箱3Bを押し引きすることにより圧延ロール1A,1Bのロール間隙を調節し、これにより粉末の圧延荷重(圧延強度)を調節することができる。
この時、他方の圧延ロール1Aの軸箱3Aの右側面とハウジング20の右側内面20cとの間に圧下シリンダ24を配置し、該圧下シリンダ24のシリンダ底面25のフランジ26をハウジング20の右側内面20cに固定したので、ハウジング20を簡略な構造として強度を高めることができる。即ち、ハウジング20をスラブ材又は鋼材20’を切出した剛性素材を溶接又はボルト固定等にて組立てた簡略な構成とすることができる。従って、ハウジング20を低価格に製造することができる。
又、圧延ロール1A,1Bの軸箱3A,3Bをハウジング20に備えた案内装置23でスライド自在に支持し、且つ圧延ロール1A,1Bの軸箱3A,3Bが上方に浮き上がるのを防止する浮き上がり防止ブロック28をハウジング20の天井内面20dに備えたので、圧延ロール1A,1Bの振動等を抑えることができ、よって安定した粉末の圧延が可能になる。
なお、本発明の粉末シート及び粉末クラッド製造装置は、上記形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明を実施する形態の一例を示す全体正面図である。 図1のII−II方向矢視図である。 図1の平面図である。 従来の粉末圧延装置の一例を示す正面図である。 図4の従来の粉末圧延装置の側面図である。 図5のVI−VI方向矢視図である。
符号の説明
1A 圧延ロール(他方)
1B 圧延ロール(一方)
3A,3B 軸箱
20 ハウジング
20’ スラブ又は鋼材
20a 下側内面
20c 右側内面(内面)
20d 天井内面
23 案内装置
24 圧下シリンダ(高圧シリンダ)
25 シリンダ底面
28 浮き上がり防止ブロック

Claims (2)

  1. ハウジングに対し一対の圧延ロールを軸箱を介して横方向に接近・離間可能に配置すると共に、一方の圧延ロールに対し他方の圧延ロールを接近させてロール間隙を調節する圧下シリンダを備えた粉末シート及び粉末クラッド製造装置であって、前記一方の圧延ロールに対して他方の圧延ロールを接近・離間させる圧下シリンダのシリンダ底面ハウジング内面に固定し、前記他方の圧延ロールの軸箱をハウジング下側内面に設けた案内装置に沿って移動可能に支持し、前記一方の圧延ロールの軸箱と他方の圧延ロールの軸箱が上方へ浮き上がるのを防止するための浮き上がり防止ブロックをハウジング天井内面に設けたことを特徴とする粉末シート及び粉末クラッド製造装置。
  2. 前記ハウジングはスラブ材又は鋼材により形成されたことを特徴とする請求項1に記載の粉末シート及び粉末クラッド製造装置。
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