JP4975309B2 - マンコンベアの踏板 - Google Patents

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Description

この発明は、踏板表面に滑り止めが設けられたマンコンベアの踏板に関するものである。
従来のマンコンベア用踏板では、表面に設けられたスリップ防止用凹部によって、表面の摩擦係数を高めて、乗客の履物の裏面と引っ掛かることにより、乗客の滑りを低減させる(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−106090号公報
上記のような従来のマンコンベア用踏板では、踏板上で停止している乗客の滑りを低減させていたが、踏板上を歩行する乗客も多く、乗客の歩行方向によって、乗客の踏板に掛ける力が異なるため、スリップ防止用凹部に乗客がつまずくことがあり、乗客の歩行の障害となることがあった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、乗客の滑りを低減させることができるとともに、歩行する乗客がいた場合にも、乗客の歩行方向に限らず、乗客が円滑に踏板上を歩行することができるマンコンベアの踏板を得ることを目的とする。
この発明に係るマンコンベアの踏板は、進行方向に平行な複数のクリートが表面に設けられた踏板を備え、踏板のクリートの上面には、進行方向に直交する複数の溝が互いに間隔を置いて設けられており、溝の内壁は、踏板が水平に置かれたときに鉛直面に対する傾斜角度が互いに異なる第1及び第2の傾斜面を含んでおり、複数の溝全ての第1の傾斜面の鉛直面に対する傾斜角度が同方向に同じであり、複数の溝全ての第2の傾斜面の鉛直面に対する傾斜角度が同方向に同じであり、第1の傾斜面は、マンコンベアの下部側に位置しており、第2の傾斜面は、マンコンベアの上部側に位置しており、鉛直面に対する第2の傾斜面の傾斜角度は、鉛直面に対する第1の傾斜面の傾斜角度よりも大きく、かつ第1の傾斜面および第2の傾斜面は、鉛直面に対して互いに逆方向に傾斜し、クリートの上面における進行方向で互いに隣り合う溝同士の間には、鉛直面に対して直交する水平面が設けられている。
この発明のマンコンベアの踏板は、鉛直面に対する傾斜角度が互いに異なる第1及び第2の傾斜面を含んだ溝によって、乗客の滑りを低減させることができるとともに、歩行する乗客がいた場合にも、歩行中の乗客のつまずきを低減させ、乗客の歩行方向に限らず、乗客が円滑に踏板上を歩行することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエスカレータのステップを示す斜視図である。
図において、フレーム(アングル)1の上面部には、踏板2が取り付けられている。また、フレーム1の正面部には、蹴上げ板3が取り付けられている。
図2は、図1のステップの一部を拡大して示す斜視図である。踏板2の表面には、ステップの進行方向に平行な複数のクリート2aが設けられている。クリート2aは、エスカレータ乗降口に設けられたコム(図示せず)に係合される。クリート2aがコムに係合されることによって、エスカレータ乗降口で異物等が噛み込まれるのを防ぐ。踏板2のクリート2aの上面には、ステップの進行方向に直交する複数の溝2bが互いに間隔を置いて設けられている。
図3は、図1のステップの断面図である。溝2bの断面形状は、略V字状である。溝2bの内壁は、第1及び第2の傾斜面2c,2dを含んでいる。第1の傾斜面2cは、蹴上げ板3側に位置している。第2の傾斜面2dは、反蹴上げ板3側に位置している。第1及び第2の傾斜面2c,2dは、踏板2が水平に置かれたときに鉛直面に対する傾斜角度θ1,θ2が互いに異なる。具体的には、鉛直面に対する第2の傾斜面の傾斜角度θ2は、鉛直面に対する第1の傾斜面の傾斜角度θ1よりも大きい(θ1<θ2)。
ここで、溝2bの加工方法の一例について説明する。溝2bの形状が形成された踏板2のアルミダイキャスト(鋳型鋳造)用の金型によって、踏板2の完成時に、踏板2の表面に溝2bが形成される。また、他の加工方法の一例では、アルミダイキャスト、又は鋼板の折り曲げによって完成された踏板2に機械加工等を施すことによって、踏板2の表面に溝2bが形成(付加)される。
上記のようなエスカレータのステップでは、乗客の歩行方向を考慮し、鉛直面に対する傾斜角度が互いに異なる傾斜面を含んだ溝2bを踏板2の表面に設けたので、踏板2の表面の摩擦係数を乗客の歩行方向に対応させることができる。
また、図4は、踏板2に対する乗客の下降方向への歩行動作を示す説明図である。下降方向に進行しているステップ上を下降方向へ歩行する乗客が、下段のステップに片足を踏み出し、着地した(踏ん張る)際に、踏板2の上面と乗客の足との接触点に乗客の体重が掛かることによって、蹴上げ板3方向に力10が発生される。そして、第1の傾斜面2cに乗客の履物の裏面が引っ掛かることによって、摩擦力が生じ、発生した力10が打ち消される。
さらに、図5は、踏板2に対する乗客の上昇方向への歩行動作を示す説明図である。上昇方向に進行しているステップ上を上昇方向へ歩行する乗客が、上段のステップに一方の足を踏み出した際に、一方の足の履物の裏面は、上段の踏板2の表面の第2の傾斜面2dに引っ掛かりにくく、乗客が溝2bにつまずきにくい。さらにまた、下段の踏板2の上面と他方の足との接触点に乗客の体重が掛かることによって、蹴上げ板3方向に力11が発生される。そして、下段の踏板2の第1の傾斜面2cに乗客の履物の裏面が引っ掛かることによって、摩擦力が生じ、発生した力11が打ち消される。
これにより、乗客の滑りを低減させることができるとともに、乗客がステップ上を上昇方向へ歩行する場合と、乗客がステップ上を下降方向へ歩行する場合とでは、踏板2表面の摩擦係数が異なるため、歩行する乗客がいた場合にも、乗客が円滑に踏板2上を歩行することができる。
なお、実施の形態1では、エスカレータのステップであるが、傾斜形の動く歩道の踏板に実施の形態1と同じ構成を施すことにより、同様の効果を得ることができる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2について説明する。図6は、この発明の実施の形態2によるエスカレータのステップを示す拡大図である。実施の形態1では、溝2bが表面に均一に配置されていたが、乗客に対して踏板2の境界を示す注意標識帯を形成するように踏板2の蹴上げ板3側近傍に、溝2bが集中して配置されている。即ち、溝2bの配置密度が蹴上げ板3側の端部近傍で高くなっている。他の構成は実施の形態1と同様である。
上記のようなエスカレータのステップでは、溝2bが乗客に対して踏板2の境界を示す注意標識帯を形成するように踏板2の蹴上げ板3側の端部近傍に集中して配置されているので、乗客の滑りを低減させることができるとともに、踏板2の境界の乗客に対する視認性を向上させることができる。
なお、実施の形態2では、溝2bが踏板2の蹴上げ板3側の端部近傍に集中して配置されていたが、蹴上げ板側の端部近傍に限るものではなく、反蹴上げ板側の端部近傍、及び踏板の測端部近傍に集中して配置されてもよい。これにより、スカートガード及び上段ステップと踏板との境界の乗客に対する視認性を向上させることができる。
また、溝を乗客の注意を喚起させる色(例えば黄色)に着色させてもよい。これにより、乗客に対する踏板の境界の視認性をさらに向上させることができる。
さらに、実施の形態2では、踏板2の蹴上げ板3側の端部近傍にのみ溝2bが設けられていたが、踏板全体に溝を設けた上で、踏板の蹴上げ板側に対する溝の配置密度を高くしてもよい。
さらにまた、実施の形態1,2では、溝2bの断面形状が略V字状であったが、略V字状に限るものではなく、例えば台形状など溝の内壁が第1及び第2の傾斜面を含んでいれば他の断面形状であってもよい。
この発明の実施の形態1によるエスカレータのステップを示す斜視図である。 図1のステップの一部を拡大して示す斜視図である。 図1のステップの断面図である。 踏板に対する乗客の下降方向への歩行動作を示す説明図である。 踏板に対する乗客の上昇方向への歩行動作を示す説明図である。 この発明の実施の形態2によるエスカレータのステップを示す拡大図である。
符号の説明
2 踏板、2a クリート、2b 溝、2c 第1の傾斜面、2d 第2の傾斜面、3 蹴上げ板。

Claims (2)

  1. 進行方向に平行な複数のクリートが表面に設けられた踏板
    を備え、
    上記踏板の上記クリートの上面には、進行方向に直交する複数の溝が互いに間隔を置いて設けられており、
    上記溝の内壁は、上記踏板が水平に置かれたときに鉛直面に対する傾斜角度が互いに異なる第1及び第2の傾斜面を含んでおり、
    上記複数の溝全ての上記第1の傾斜面の鉛直面に対する傾斜角度が同方向に同じであり、
    上記複数の溝全ての上記第2の傾斜面の鉛直面に対する傾斜角度が同方向に同じであり、
    上記第1の傾斜面は、マンコンベアの下部側に位置しており、上記第2の傾斜面は、マンコンベアの上部側に位置しており、
    鉛直面に対する上記第2の傾斜面の傾斜角度は、鉛直面に対する上記第1の傾斜面の傾斜角度よりも大きく、かつ上記第1の傾斜面および上記第2の傾斜面は、鉛直面に対して互いに逆方向に傾斜し、
    上記クリートの上面における進行方向で互いに隣り合う上記溝同士の間には、鉛直面に対して直交する水平面が設けられている
    ことを特徴とするマンコンベアの踏板。
  2. 上記溝は、乗客に対して上記踏板の境界を示す注意標識帯を形成するように上記踏板の端部に集中して配置されており、
    上記溝が設けられた上記クリートは、上記踏板と一体構造である
    ことを特徴とする請求項1に記載のマンコンベアの踏板。
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