JP4974779B2 - 清掃用具 - Google Patents

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Description

本発明は、清掃用具に係り、詳しくは床面などの被清掃領域の拭き清掃に用いられる清掃用具の構築技術に関するものである。
従来、被清掃領域の拭き清掃に用いられる清掃用具が種々提案されている。例えば、清掃シートが装着されるヘッドとハンドルが長尺状のパイプによって接続された構成の清掃用具が知られている。長尺状のパイプは、複数のパイプ部分に分割可能な連結構造を有するのが一般的であり、この種のパイプ連結構造が下記特許文献1に開示されている。この特許文献1に開示のこのパイプ連結構造では、複数の金属製のパイプ部材を連結する場合に、一方のパイプ部材のオス側端部を、他方のパイプ部材のメス側端部に挿入するようになっている。しかしながら、このパイプ連結構造を用いる場合には、各パイプ部材の金属端部が露出した状態で連結を行う必要があり、使用者は金属端部に注意を払って連結操作を行う必要があり、連結操作に支障をきたすという問題が生じる。
特許第3792106号公報
そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、シート状の清掃シートが装着される被装着体と、使用者の手指によって把持されるハンドルとを接続する長尺状の接続部材が、複数のパイプ部材の連結によって構成される清掃用具において、複数のパイプ部材の連結操作の操作性向上を図るのに有効な技術を提供することを課題とする。
上記課題を達成するため、各請求項記載の発明が構成される。これら各請求項に記載の発明は、一戸建て、マンション、ビル、工場、車両等の屋内、室外、屋外における被清掃面(床面、壁面など)を清掃するための清掃用具の構成に適用され得る。これら各種の被清掃面は、平面として構成されてもよいし、或いは曲面、凹凸面、段差面として構成されてもよい。
本発明に係る清掃用具は、被装着体、ハンドル及び接続部材を少なくとも備える。被装着体は、シート状の清掃シートが装着される部材として構成される。典型的には、シート状の清掃シートがこの被装着体に巻き付け状に装着される。ハンドルは、使用者の手指によって把持される部位として構成される。
なお、被装着体に装着される清掃シートは、拭き清掃において清掃対象である被清掃面上の汚れを掻き取る汚れ掻き取り機能を有するシート状の清掃体とされる。典型的には、熱溶融性繊維(熱可塑性繊維)からなるシート状の不織布や、この不織布に代えて或いは加えて、ウレタン、スポンジ、織布、ネット、ワリフなどの素材を加工したものを、この清掃シート200として用いることができる。ここでいう熱可塑性繊維(熱溶融繊維)としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等を使用することができる。この不織布としては、エアースルー法、スパンボンド法、サーマルボンド法、スパンレース法、ポイントボンド法、メルトブロー法、ステッチボンド法、ケミカルボンド法、ニードルパンチ法等により製造されたものを適宜使用することができる。本発明の清掃用具は、この清掃シートを含んだ形態として構成されてもよいし、或いはこの清掃シートを含まない形態として構成されてもよい。
接続部材は、被装着体とハンドルとを接続する長尺状の部材として構成される。この接続部材は、少なくとも第1及び第2のパイプ部材が互いに連結されることによって長尺状に形成され、この連結部分において第1のパイプ部材側の外径が第2のパイプ部材側の内径を下回る構成とされる。すなわち、第1及び第2のパイプ部材の連結状態では、第1のパイプ部材が第2のパイプ部材の内部に挿設されるようになっている。また、この接続部材は、第1のパイプ部材及び第2のパイプ部材のパイプ端面をそれぞれ覆う樹脂製の被覆部を備える構成とされる。
このような構成によれば、第1のパイプ部材及び第2のパイプ部材の各パイプ端面が樹脂製の被覆部によって保護されるため、使用者はパイプ端面に注意を払って連結操作を行う必要がなく、連結操作の操作性向上が図られる。
本発明に係る更なる形態の清掃用具は、第1のパイプ部材側に設けられた第1の係合部と、第2のパイプ部材側に設けられた第2の係合部を備える構成であるのが好ましい。このような構成において、これら第1の係合部及び第2の係合部は、第1及び第2のパイプ部材が互いに連結された状態において係合する。これによって当該第1のパイプ部材及び第2のパイプ部材のパイプ延在方向に関する相対移動がロックされる。
このような構成によれば、一旦連結された第1のパイプ部材及び第2のパイプ部材のパイプ延在方向に関する相対移動を、第1の係合部及び第2の係合部によるロック機構によってロックすることができるため、パイプ部材の連結操作からロック操作に至る一連の操作を効率的に遂行することが可能となる。
本発明に係る更なる形態の清掃用具では、前記の第1の係合部は、第1のパイプ部材のパイプ外面においてパイプ径方向に関する弾性変形が可能な係合突起を備える構成であり、また前記の第2の係合部は、係合突起が係合可能な係合孔を備える構成であるのが好ましい。このような構成では、第1及び第2のパイプ部材が互いに連結された状態において、係合突起は、係合孔に係合するとともに、当該係合孔を通じて第2のパイプ部材のパイプ外部に露出する。これによって当該第1のパイプ部材及び第2のパイプ部材のパイプ延在方向に関する相対移動がロックされる。一方、係合孔を通じて第2のパイプ部材のパイプ外部に露出した係合突起がパイプ内部方向に押圧されることによって当該係合孔との間の係合が解除される。これによって当該第1のパイプ部材及び第2のパイプ部材のパイプ延在方向に関する相対移動のロックが解除される。
このような構成によれば、パイプ部材の連結操作からロック操作に至る操作に加えて、更にロック解除操作に至る一連の操作を効率的に遂行することが可能となる。
本発明に係る更なる形態の清掃用具では、前記の第2の係合部は、係合孔を通じて前第2のパイプ部材のパイプ外部に露出した係合突起を、パイプ内部方向に押圧可能な押圧片を備える構成であるのが好ましい。
このような構成によれば、係合突起の押圧操作を押圧片を介して行うこととなり、係合突起を直に押圧する場合に比して、使用者の手指が係合孔に進入し難くなる。
本発明に係る更なる形態の清掃用具では、前記の第1及び第2の係合部は、いずれも樹脂材料によって形成され、当該第1の係合部は、第1のパイプ部材のパイプ端面を覆う被覆部と一体状に構成され、当該第2の係合部は、第2のパイプ部材のパイプ端面を覆う被覆部と一体状に構成されるのが好ましい。
このような構成によれば、第1及び第2のパイプ部材のロックに関与する第1及び第2の係合部と、第1のパイプ部材及び第2のパイプ部材の各パイプ端面を被覆する被覆部とが兼用化された合理的な構造を実現することが可能となる。
以上のように、本発明によれば、シート状の清掃シートが装着される被装着体と、使用者の手指によって把持されるハンドルとを接続する長尺状の接続部材が、複数のパイプ部材の連結によって構成される清掃用具において、特に第1のパイプ部材及び第2のパイプ部材のパイプ端面をそれぞれ覆う樹脂製の被覆部を設けることによって、使用者はパイプ端面に注意を払って連結操作を行う必要がなく、以って連結操作の操作性向上を図ることが可能となった。
以下、本発明における「清掃用具」の一実施の形態である清掃用具100の構成につき、図面を参照しながら説明する。この清掃用具100を用いて清掃される被清掃領域としては、典型的には一戸建て、マンション、ビル、工場、車両等の室内、室外、屋外等における床面や壁面などが挙げられる。これら各種の被清掃面は、平面として構成されてもよいし、或いは曲面、凹凸面、段差面として構成されてもよい。
本実施の形態の清掃用具100の斜視図が図1に示される。図1に示すように、この清掃用具100は、ヘッド110、パイプ130及びハンドル150に大別される。
図1に示すように、ヘッド110は、接続機構131を介して長尺状のパイプ130の一端側に設けられており、清掃シート200が装着される領域を備える構成とされる。ここでいうヘッド110が、本発明における「被装着体」に相当する。接続機構131は、ヘッド110の向きや角度を自在に変更可能とする機構として構成される。このヘッド110は、「モップ本体」、「清掃シートホルダ」とも称呼される。清掃シート200が装着されたこのヘッド110が被清掃領域に作用することによって、当該被清掃領域の拭き清掃が行われる。
特に図示しないものの、この清掃シート200は、拭き清掃において清掃対象である被清掃面上の汚れを掻き取る汚れ掻き取り機能を有するシート状の清掃体とされる。ここでいう清掃シート200が、本発明における「清掃シート」に相当する。典型的には、熱溶融性繊維(熱可塑性繊維)からなるシート状の不織布や、この不織布に代えて或いは加えて、ウレタン、スポンジ、織布、ネット、ワリフなどの素材を加工したものを、この清掃シート200として用いることができる。ここでいう熱可塑性繊維(熱溶融繊維)としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等を使用することができる。この不織布としては、エアースルー法、スパンボンド法、サーマルボンド法、スパンレース法、ポイントボンド法、メルトブロー法、ステッチボンド法、ケミカルボンド法、ニードルパンチ法等により製造されたものを適宜使用することができる。ヘッド110に装着された清掃シート200を含めた形態の清掃用具100を、本発明における「清掃用具」ということもできる。
パイプ130は、ヘッド110とハンドル150とを接続する長手状の接続部材として構成される。詳細については後述するが、このパイプ130は、複数のパイプ部材を連結部132において連結することによって形成されており、必要に応じて連結部132における連結を解除することによって、当該パイプ130を複数のパイプ部材に分割することが可能とされる。これにより、収容時や販売時においてパイプ130の部分のコンパクト化を図ることが可能となる。ここでいうパイプ130が、本発明における「長尺状の接続部材」に相当する。
ハンドル150は、長尺状のパイプ130の他端側に設けられており、使用者の手指によって把持される把持部分(柄の部分)として構成される。このハンドル150には、収納時などにフックなどに引っ掛けるのに用いる開口部151が設けられている。ここでいうハンドル150が、本発明における「ハンドル」に相当する。
次に、上記ヘッド110の具体的な構成に関し、図2〜図7を参照しつつ詳細に説明する。
図2には、図1中のヘッド110の平面図が示される。この図2に示すように、本実施の形態のヘッド110は、平板状に形成されており、被清掃領域に向けられる下面(裏面)111と反対側の上面112に、複数(図2に示す例では4つ)の係止部材120が取り付けられている。この係止部材120は、ヘッド110まわりに巻き付け状に配設された清掃シート200のシート端部201,201を係止することによって、当該清掃シート200のヘッド110に対する装着状態を保持する機能を有する。
図3には、図2中の係止部材120の平面図が示される。この図3に示すように、各係止部材120は、互いに突き合わせ状に配設された第1構成片121及び第2構成片122を備え、全体的にはヘッド110の上面112側から下面111に向けて凹んだ凹み形状とされる。各係止部材120がヘッド110に取り付けられた状態において、第1構成片121及び第2構成片122は、ヘッド110の上面112に沿って延在する第1延在壁123と、この第1延在壁123に連続して形成されるとともに、この第1延在壁123に連接して延在する第2延在壁124とを備える。これら第1構成片121及び第2構成片122は、係止部材120の各部位のうち、清掃シート200ないし使用者の指の挿入空間の縁部に連接する連接部分とされ、本発明における「連接部」を構成する。また、これら第1構成片121及び第2構成片122は、いずれも弾性を有する部材からなり、典型的にはポリエチレン、シリコン、ポリプロピレン、EVA(エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂)、ウレタン、ゴム等、弾性を有する樹脂によって成型される。
各係止部材120の第1延在壁123には、中央領域に挿入口125aが形成されている。挿入口125aは、ヘッド110に清掃シート200を装着する際の挿入口として構成される。また、各係止部材120において、第1構成片121及び第2構成片122のそれぞれの第2延在壁124は、清掃シート200ないし使用者の指の挿入方向に沿って延在する延在壁128として構成されている。第1構成片121の延在壁128と、第2構成片122の延在壁128とによって区画される区画領域は、挿入口125aを入口として清掃シート200ないし使用者の指が挿入されるための挿入空間125とされる。
ここで、図4には、図3中の係止部材120のA−A線に関する断面構造が示され、図5には、図3中の係止部材120のB−B線に関する断面構造が示される。また、図6には、図3中の係止部材120を構成する第1構成片121の側面図が示され、図7には、図3中の係止部材120を構成する第2構成片122の側面図が示される。また、図8には、図6中の第1構成片121及び図7中の第2構成片122の鋸歯部129aの側面図が示される。
図3及び図4に示すように、第1構成片121及び第2構成片122のそれぞれの第1延在壁123において、挿入口125aの左右両側(図3中の左右位置ないし図4中の上側)の縁部には、清掃シート200ないし使用者の指の挿入方向と交差する方向に長尺状に延在するスリット状(開口状)のシート固定補助スリット126が形成されている。このシート固定補助スリット126は、挿入口125aの大きさよりも狭いスリット間隔を備えたスリット領域であって、挿入口125aに挿入された清掃シート200をスリット間に噛み込み状に挟み込むことによって、当該清掃シートの補助的な係止を行う機能を有する。このシート固定補助スリット126は、第1構成片121側及び第2構成片122の対向部分に、それぞれ鋸歯状ないしジグザク状の鋸歯部126aを設け、第1構成片121と第2構成片122とが一定間隔を隔てた状態でこの鋸歯部126a,126aにて互いに凹凸係合することによって形成される。具体的には、第1構成片121側の鋸歯部126aの山と第2構成片122側の鋸歯部126aの谷が係合し、また第1構成片121側の鋸歯部126aの谷と第2構成片122側の鋸歯部126aの山が係合する。この鋸歯部126aは、図3中の所定角度θ1にて山と谷を連続して繰り返す形状とされ、典型的にはこの角度θ1を90度とすることができる。
図3及び図5に示すように、第1構成片121及び第2構成片122のそれぞれの第1延在壁123において、挿入口125aの前後両側(図3中の上下位置ないし図5中の上側)には、開口部127が形成されている。この開口部127は、清掃シートが挿入口125aに挿入される際に、当該挿入口125aを前後方向(図3中の上下方向ないし図4中の左右方向)に関し拡張させ易くする機能を有する。
図5に示すように、第1構成片121及び第2構成片122の延在壁128,128は、清掃シート200ないし使用者の指の挿入方向(図5中の矢印方向)に対し傾斜状に延在しており、挿入口125a側から下方に向けて隔壁間隔aが徐々に縮小されるように構成されている。延在壁128,128は、いずれも挿入口125a側の基端部128aが支持部とされ、基端部128aと反対側の先端部128bが自由端として構成されている。更に、この延在壁128には、清掃シート200ないし使用者の指の挿入方向に沿って長尺状に延在するスリット状(開口状)のシート固定スリット129が形成されている。このシート固定スリット129を備える延在壁128は、清掃シート200ないし使用者の指Fの挿入方向に対し傾斜して延在する形態にかえて、構成清掃シートのシート挿入方向に延在する形態であってもよい。
図6に示すように、第1構成片121は、嵌合孔121a、嵌合突起121bを備える一方、図7に示ように、第2構成片122は、嵌合孔122a、嵌合突起122bを備える構成とされる。このような構成において、第1構成片121及び第2構成片122を突き合わせて組み付ける場合に、第1構成片121の嵌合突起121bが第2構成片122の嵌合孔122aに嵌合するとともに、第2構成片122の嵌合突起122bが第1構成片121の嵌合孔121aに嵌合し、これによって第1構成片121及び第2構成片122の位置決めがなされるようになっている。これにより、第1構成片121及び第2構成片122の組み付け性向上が図られる。
また、図6に示すように、第1構成片121はその両端部分に係合片121cを備える一方、図7に示すように、第2構成片122はその両端部分に係合片122cを備える構成とされる。このような構成において、第1構成片121及び第2構成片122を組み付けた場合には、第1構成片121の係合片121cと第2構成片122の係合片122cが一体状となって、ヘッド110側の被係合領域(図示省略)に係合するようになっている。これにより、互いに組み付けられた第1構成片121及び第2構成片122を、その組み付け状態を保持したまま、ヘッド110側の所定の位置に容易に組み込むことが可能となる。本構成に関し、係合片121c及び係合片122cを係合孔にかえて、当該係合孔がヘッド110側の被係合領域に係合するように構成してもよい。
図6〜図8に示すように、シート固定スリット129は、挿入口125aの大きさよりも狭いスリット間隔を備えたスリット領域とされる。このシート固定スリット129は、第1構成片121の延在壁128と第2構成片122の延在壁128との境界領域(縁部領域)に、それぞれ鋸歯状ないしジグザク状の鋸歯部129a,129aを設け、第1構成片121と第2構成片122とがこの鋸歯部129a,129aにて互いに凹凸係合することによって形成される。具体的には、第1構成片121側の鋸歯部129aの山と第2構成片122側の鋸歯部129aの谷が係合し、また第1構成片121側の鋸歯部129aの谷と第2構成片122側の鋸歯部129aの山が係合する。第1構成片121ないし第2構成片122において、鋸歯部129a,129aの間隔bは、挿入口125a側から下方に向かう上下方向に関しほぼ一定とされる。図8に示すように、各鋸歯部129aは、挿入口125aに対する清掃シートの挿入方向と挿入方向と交差する方向に山や谷が延在する構成とされる。また、各鋸歯部129aは、図8中の所定角度θ2にて山と谷を連続して繰り返す形状とされ、典型的にはこの角度θ2を90度とすることができる。
上記構成のヘッド110の作用に関しては、図9〜図12が参照される。図9,図10,図12は、いずれも図3中の係止部材120のB−B線に関する断面構造を示す図であって、清掃シート200とともに挿入口125aに挿入される使用者の指Fの挿入動作に伴って、当該清掃シート200が係止部材120に係止される過程を示すものである。また、図11は、図10中の係止部材120の平面図を示すものである。
清掃シート200をヘッド110に対し装着する際には、図9に示すように、ヘッド110まわりに巻き付け状に配設された清掃シート200の上から使用者の指Fを係止部材120の挿入口125aに向けて挿入方向(図9中の白抜き矢印方向)に挿入する(押し込む)。これにより、清掃シート200は使用者の指Fとともに挿入空間125に挿入される。この挿入動作によって、使用者の指Fが清掃シート200を介して延在壁128を押圧し、挿入口125aを形成する第1構成片121及び第2構成片122は、図10ないし図11に示すように、互いに離間する方向(図10中ないし図11中の黒塗り矢印方向)に弾性付勢力に抗して弾性変形し、挿入口125aが拡張されることとなる。本実施の形態では、特に開口部127を設けているため、この弾性変形が助長され、挿入口125aが拡張し易くなる。
これにより、図10に示すようにシート固定スリット129のスリット間隔が拡げられ、また図11に示すようにシート固定補助スリット126のスリット間隔が拡げられる。このとき、挿入口125aを通じて挿入空間125に押し込まれた清掃シート200は、シート固定スリット129及びシート固定補助スリット126に入り込んだ状態が形成される。また、本実施の形態では、第1構成片121及び第2構成片122の延在壁128,128は、いずれも挿入口125a側の基端部128aを支持部として、基端部128aと反対側の先端部128bを自由端としているため、挿入空間125に挿入された使用者の指Fによって離間方向に押圧されたとき、基端部128aを中心として先端部128bが離間方向に容易に動作する。これにより、延在壁128,128によって使用者の指Fに作用する荷重を抑えることができるため、使用者は、清掃シート200を確実に係止するべく、挿入空間125のより深くまで躊躇なく指Fを挿入することが可能となる。
その後、一旦挿入口125aに挿入された使用者の指Fを引き抜き方向(図12中の白抜き矢印方向)に引き抜くことによって、延在壁128の押圧が解除される。これにより、挿入口125aを形成する第1構成片121及び第2構成片122は、弾性付勢力にしたがって図9に示すような元の形状に復帰しようとするが、このとき清掃シート200がスリット間に入り込んだ状態のまま、シート固定スリット129及びシート固定補助スリット126が閉じられる。従って、シート固定スリット129及びシート固定補助スリット126に清掃シート200が噛み込み状に挟み込まれた状態が形成される(図12参照)。これにより、ヘッド110まわりに巻き付け状に配設された清掃シート200が係止部材120に係止され、当該清掃シート200のヘッド110に対する装着状態が保持されることとなる。このとき、シート固定スリット129は、清掃シート200を強固に固定することができるように、鋸歯部129aの全部或いは一部において面接触する構成であるのが好ましい。これにより、拭き清掃作業時において清掃シート200がヘッド110から離脱するのを防止することが可能な適正な保持力が維持される。
以上のように、本実施の形態では、挿入空間125の縁部に連接する連接部に配設されたシート固定スリット129やシート固定補助スリット126からなるスリット部よって清掃シート200を係止する一方で、当該スリット部とは別の領域である挿入空間125自体を、使用者の指が清掃シート200とともに挿入される領域として使用することによって、清掃シート200を各係止部材120を介して確実に係止し、以って清掃シート200の装着性向上を図ることが可能となる。
また、本実施の形態では、係止部材120に、清掃シートのシート挿入方向に対し傾斜状に延在する延在壁128を設けるとともに、この延在壁128に清掃シートのシート挿入方向に沿って延在するシート固定スリット129を形成しているため、シート固定スリット129に清掃シート200を容易に挟み込むことが可能である一方、当該清掃シート200とともに挿入された使用者の指Fをシート固定スリット129に挟み込み難い構成とされる。
また、本実施の形態では、第1構成片121及び第2構成片122の各鋸歯部129aは、挿入口125aに対する清掃シート200の挿入方向と挿入方向と交差する方向に山や谷が延在する構成であるため、一旦シート固定スリット129に係止された清掃シート200が各鋸歯部129aに引っ掛かり易く、当該清掃シート200が挿入口125aから抜け出すのを規制するのに効果的である。また、このとき、シート固定スリット129に係止された清掃シート200は、更に挿入口125a外においてシート固定補助スリット126によっても係止される。これにより、シート固定スリット129及びシート固定補助スリット126の協働によって、係止部材120による清掃シート200の安定的な係止力(保持力)が発揮される。
なお、上記構成の第1構成片121及び第2構成片122は、組み付け前において分割が可能な別体構造とされてもよいし、或いは一体構造とされてもよい。例えば、図13には、本実施の形態の第1構成片121及び第2構成片122が薄肉状の接続部121dによって接続された一体構造が示されている。このような構成によれば、第1構成片121及び第2構成片122は、接続部121dにおいて近接方向に畳まれることによって組み付け状態とされる。
また、上記構成の第1構成片121及び第2構成片122において、シート固定スリット129やシート固定補助スリット126の形状、数、位置などに関しては、必要に応じて適宜変更が可能である。例えば、鋸歯部129aや鋸歯部126aの山や谷の高さや間隔が、第1構成片121側と第2構成片122側とで異なる構成、一方の鋸歯部の山と他方の鋸歯部の谷が係合し、また一方の鋸歯部の谷と他方の鋸歯部の山が係合する構成、鋸歯状以下の凹凸形状、面粗度を粗くする表面処理による微細な凹凸形状、エンボス形状などを用いる構成などを適宜採用することもできる。また、図14には別実施の形態の第1構成片221及び第2構成片222の断面構造が示される。この図14に示すように、シート固定補助スリット126を上下二段に設けた構造を採用し、清掃シート200の係止力(保持力)向上を図ることも可能である。
次に、上記パイプ130の具体的な構成に関し、図15〜図17を参照しつつ詳細に説明する。ここで、図15には、本実施の形態の連結部132によってパイプ連結状態とされた図1中のパイプ130の断面構造が示される。また、図16には、本実施の形態の連結部132によるパイプ連結が解除されたパイプ連結解除状態のパイプ130の断面構造が示され、図17には、図16中のパイプ130を矢印C方向からみた様子が示される。
図15〜図17に示すように、第1のパイプ部材130aは、その連結状態において第2のパイプ部材130bのパイプ内部に挿設される、いわゆるオス側のパイプとされる一方、第2のパイプ部材130bは、その連結状態においてパイプ内部に第1のパイプ部材130aが挿設される、いわゆるメス側のパイプとされる。この場合、第1のパイプ部材130a及び第2のパイプ部材130bの連結部分において、第2のパイプ部材130b側の内径が第1のパイプ部材130a側の外径とほほ同じか、或いは当該外径よりも若干大きくなるように構成されている。これら第1のパイプ部材130a及び第2のパイプ部材130bは、パイプ骨格を形成するべく、いずれも硬質材料、典型的にはアルミ系、ステンレス系、鉄系などの金属材料、更には金属材料以外の樹脂材料等によって形成された筒状の部材とされる。これら第1のパイプ部材130a及び第2のパイプ部材130bは、その筒状断面として、円、楕円、三角形、正方形、台形、正六角形を含む多角形等、種々の形状を採用することができ、またパイプ外径やパイプ内径に関して適宜の選択が可能である。ここでいう第1のパイプ部材130aが、本発明における「第1のパイプ部材」の相当し、またここでいう第2のパイプ部材130bが、本発明における「第2のパイプ部材」に相当する。
連結部132は、これら第1のパイプ部材130aと第2のパイプ部材130bを連結する機能を有し、具体的には第1のパイプ部材130a側に設けられた第1係合部材133と、第2のパイプ部材130b側に設けられた第2係合部材134とによって構成される。これら第1係合部材133及び第2係合部材134が係合した係合状態は、第1のパイプ部材130aと第2のパイプ部材130bが互いに連結された、連結部132による連結状態とされる。反対に、これら第1係合部材133及び第2係合部材134の係合が解除された係合解除状態は、第1のパイプ部材130aと第2のパイプ部材130bの連結が解除された、連結部132による連結解除状態とされる。第1係合部材133及び第2係合部材134は、いずれも各種の樹脂材料、典型的にはポリエチレン樹脂(PP)、ポリプロピレン樹脂(PP)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS)、ポリアセタール樹脂(POM)、ウレタン等の樹脂材料によって一体成型された構成になっている。
第1係合部材133は、第1のパイプ部材130aの少なくとも内壁面に被着される部材として構成される。この第1係合部材133は、係合突起136を備え、この係合突起136が第1のパイプ部材130aに貫通状に設けられた挿通部135を通じてパイプ外部に露出する構成になっている。この係合突起136は、その上面が第1のパイプ部材130aのパイプ端面130c側に向けて下り傾斜した形状とされる。また、この係合突起136は、それ自体が弾性構造を有しており、使用者による押圧操作によって支持部136aを中心とした弾性変形が可能とされる。これにより、係合突起136の上面がパイプ内部方向に押圧されると、この係合突起136は、その弾性付勢力に抗して支持部136aを中心としてパイプ内部方向へと沈み込む構成とされる。一方、当該押圧が解除されると、この係合突起136は、その弾性付勢力にしたがって支持部136aを中心としてパイプ外部方向へと動作して元の位置に復帰する構成とされる。ここでいう第1係合部材133が、本発明における「第1の係合部」に相当し、またこの第1係合部材133の係合突起136が、本発明における「係合突起」に相当する。
第2係合部材134は、第2のパイプ部材130bの少なくとも外壁面に被着される部材として構成される。この第2係合部材134は、第2のパイプ部材130bに形成された貫通孔とともに、第1係合部材133の係合突起136が挿通可能な大きさの係合孔137を構成する。第1係合部材133及び第2係合部材134の係合状態において、この係合孔137に係合突起136が挿設されるようになっている。また、この第2係合部材134は、押圧片138を備え、この押圧片138が係合孔137の上部を覆うように延在する構成になっている。これにより、係合孔137に係合突起136が挿設された状態において、この係合突起136は、使用者によって押圧される押圧片138を介してパイプ内部方向に押圧が可能とされる。本構成は、係合突起136が直に押圧される場合に比して、使用者の手指が係合孔137に進入し難い構成とされる。ここでいう第2係合部材134が、本発明における「第2の係合部」に相当し、またここでいう係合孔137によって、本発明における「係合孔」が構成される。
なお、本実施の形態の押圧片138は、係合突起136よりも大きい被押圧領域(使用者による押圧が可能な領域)を有する構成であるのが好ましい。このような構成によれば、係合突起136を直に押圧する場合に比して、使用者の手指に作用する圧力を下げることが可能となる。また、この押圧片138は、係合孔137に向けて押圧されたときにこの係合孔137内に進入可能な構成であるのが好ましい。このような構成によれば、係合突起136が押圧片138によってパイプ内部方向に押圧される際に、係合突起136をパイプ内部側へとより深く押し下げることが可能とされる。ここでいう押圧片138が、本発明における「押圧片」に相当する。
また、本実施の形態では、上記の第1係合部材133は、第1のパイプ部材130aのパイプ端面130cを樹脂材料によって被覆し、また上記の第2係合部材134は、第2のパイプ部材130bのパイプ端面130dを樹脂材料によって被覆する構成とされる。このような構成によれば、第1のパイプ部材130a及び第2のパイプ部材130bのパイプ端面の金属部分が露出するのが防止される。従って、第2のパイプ部材130bのパイプ内部に第1のパイプ部材130aを挿設するパイプ連結操作において、第1のパイプ部材130a及び第2のパイプ部材130bのパイプ端面を樹脂材料によって保護することができる。具体的には、第1のパイプ部材130aのパイプ端面130cが、第1係合部材133の先端部133aによって被覆され、また第2のパイプ部材130bのパイプ端面130dが、第2係合部材134の先端部134aによって被覆されることとなる。ここでいう先端部133a及び先端部134aが、本発明における「被覆部」に相当する。本実施の形態では、特に第1のパイプ部材130a及び第2のパイプ部材130bのロック及びロック解除を行う第1係合部材133及び第2係合部材134が、先端部133a及び先端部134aを被覆する部位を兼ね備えた構成であるため合理的である。
また、本実施の形態では、第1係合部材133の先端部133aは先端側に向けて縮径されたテーパー状とされている。このような構成によれば、第2のパイプ部材130bのパイプ内部に第1のパイプ部材130aを挿設する際、第1のパイプ部材130aの円滑な挿入動作が可能となる。
また、図17に示すように、上記構成の第2係合部材134において、第1係合部材133が連結された場合の係合突起136の位置(図17中の仮想線(二点鎖線)で示す位置)の目安となるマーキング、具体的には図17中に示すような目印139を設けるのが好ましい。この目印139は、第2係合部材134に対する第1係合部材133の挿入位置や挿入方向を規定する矢印形状のマーキングであり、第1係合部材133を第2係合部材134に挿入する際の互いの位置決めに用いられる。第2係合部材134の外表面が矢印形状の凹部ないし凸部となるように凹凸加工したり、或いは第2係合部材134の外表面に矢印形状の模様を塗色することによって、この目印139を形成することが可能である。当該マーキングの形状に関しては、矢印形状の目印139以外に、少なくとも第2係合部材134に対する第1係合部材133の挿入位置を示すことが可能な構成の点(ドット)、線、またその他の形状の模様や記号を用いることができる。この場合、当該マーキングの位置は、第2係合部材134の外表面であってもよいし或いは先端部134aに相当する部位であってもよい。また、この当該マーキングは、第2係合部材134に対する凹凸加工や塗色のみならず、第2係合部材134に対する貫通加工や、第2係合部材134の先端部134aにおける部分的な切り欠き加工や溝加工によって形成されてもよい。更に、第2係合部材134側の当該マーキングに加えて、第1係合部材133側に当該マーキングとの間で位置決めを行う別のマーキングを設けることもできる。
上記パイプ130の連結部132によるパイプ連結操作及びパイプ連結解除操作に関しては、図18及び図19が参照される。
図18には、本実施の形態のパイプ130の断面構造図であって、連結部132によるパイプ連結操作の過程が示される。パイプ連結操作においては、まず第1のパイプ部材130a及び第2のパイプ部材130bを突合せ状に配設してパイプ延在方向に関し近接させ、第2のパイプ部材130bのパイプ内部に第1のパイプ部材130aを挿入していく。このとき、前述のように第2係合部材134に設けた目印(図17中の目印139)を用い、第1係合部材133の係合突起136の位置と第2係合部材134の目印139の位置とが概ね合致するように、第1係合部材133と第2係合部材134を互いに位置決めするのが好ましい。これによって、パイプ130の連結部132によるパイプ連結操作を円滑化することができ、とりわけ連結部132の数が多い場合のパイプ連結操作に関し特に効果的である。そして、図18に示すように、第1係合部材133の係合突起136は、第2係合部材134の先端部134aに当接することによってパイプ内部方向へと押圧され、その弾性付勢力に抗して支持部136aを中心としてパイプ内部方向へと押し下げられる。
本実施の形態では、特に係合突起136の上面が第1のパイプ部材130aのパイプ端面130c側に向けて下り傾斜した形状であるため、第2係合部材134の先端部134aによる押圧力が係合突起136の押し下げ力に円滑に変換されることとなる。この場合、第2係合部材134の先端部134aは、係合突起136の上面に倣った形状を有するのが好ましい。これにより、係合突起136の押し下げ動作が更に円滑化される。
その後、第2のパイプ部材130bのパイプ内部に第1のパイプ部材130aを更に挿入していくことによって、係合突起136が係合孔137の位置に到達すると、この係合突起136は、その弾性付勢力にしたがって支持部136aを中心として係合孔137内をパイプ外部側へと動作する。かくして、係合突起136が係合孔137に嵌合することによって、第1のパイプ部材130a及び第2のパイプ部材130bは、パイプ延在方向に関する相対移動がロックされ、図15に示すようなパイプ連結状態が形成されることとなる。
一方、図19には、本実施の形態のパイプ130の断面構造図であって、連結部132によるパイプ連結解除操作の過程が示される。この図19に示すように、パイプ連結解除操作においては、まず係合突起136を押し下げるべく押圧片138を押圧していく。この押圧によって係合突起136が係合孔137よりも下方へ押し下げられて、当該係合孔137との間の嵌合が外れることによって、第1のパイプ部材130a及び第2のパイプ部材130bのパイプ延在方向に関するロックが解除されて相対的な離間操作が可能とされる。従って、第1のパイプ部材130a及び第2のパイプ部材130bを互いに引き抜くことによって、図16及び図17に示すようなパイプ連結解除状態が形成されることとなる。なお、必要に応じては、押圧片138を省略して、パイプ連結解除操作において係合突起136を直に押し下げるように構成することもできる。
なお、上記構成の第1係合部材133では、係合突起136の弾性付勢力がそれ自体の弾性構造によって実現される場合について記載したが、弾性部材を別途設けることもできる。例えば、図20には、係合突起136を弾性付勢する板バネ240を備える別実施の形態の第1係合部材233の断面構造が示されている。このような構成によれば、係合突起136の弾性付勢力をそれ自体の弾性構造に加えて或いはかえて、板バネ240等の弾性部材によって付与することが可能となる。
また、上記構成では、第1係合部材133が単一の係合突起136を備え、第2係合部材134が単一の係合突起136に対応した係合孔137及び押圧片138を備える場合について記載したが、第2係合部材134側の係合突起(凸部)が、第1係合部材133側の係合孔(凹部)に係合する構成を用いることもできる。また、係合突起136に相当する部材を複数設けることもできる。例えば、図21には、二つの係合突起136を備える別実施の形態の第1係合部材333の断面構造と、二つの係合突起136のそれぞれに対応した係合孔137及び押圧片138を備える別実施の形態の第2係合部材334の断面構造が示されている。このような構成によれば、係合突起136と係合孔137の嵌合箇所を増やすことによって、より確実なパイプ連結状態を形成させることが可能となる。
(他の実施の形態)
なお、本発明は上記の実施の形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上記実施の形態においては、第1のパイプ部材130a及び第2のパイプ部材130bのロック及びロック解除を行う第1係合部材133及び第2係合部材134が、先端部133a及び先端部134aを被覆する部位を兼ね備えた構成について記載したが、本発明では、当該先端部133a及び先端部134aを被覆する部位を第1係合部材133及び第2係合部材134とは別部材によって構成してもよい。
本実施の形態の清掃用具100の斜視図である。 図1中のヘッド110の平面図である。 図2中の係止部材120の平面図である。 図3中の係止部材120のA−A線に関する断面構造を示す図である。 図3中の係止部材120のB−B線に関する断面構造を示す図である。 図3中の係止部材120を構成する第1構成片121の側面図である。 図3中の係止部材120を構成する第2構成片122の側面図である。 図6中の第1構成片121及び図7中の第2構成片122の鋸歯部129aの側面図である。 図3中の係止部材120のB−B線に関する断面構造を示す図であって、清掃シート200とともに挿入口125aに挿入される使用者の指Fの挿入動作に伴って、当該清掃シート200が係止部材120に係止される過程を示す。 図3中の係止部材120のB−B線に関する断面構造を示す図であって、清掃シート200とともに挿入口125aに挿入される使用者の指Fの挿入動作に伴って、当該清掃シート200が係止部材120に係止される過程を示す。 図10中の係止部材120の平面図である。 図3中の係止部材120のB−B線に関する断面構造を示す図であって、清掃シート200とともに挿入口125aに挿入される使用者の指Fの挿入動作に伴って、当該清掃シート200が係止部材120に係止される過程を示す。 本実施の形態の第1構成片121及び第2構成片122が接続部121dによって接続された一体構造を示す図である。 別実施の形態の第1構成片221及び第2構成片222の断面構造を示す図である。 本実施の形態の連結部132によってパイプ連結状態とされた図1中のパイプ130の断面構造を示す図である。 本実施の形態の連結部132によるパイプ連結が解除されたパイプ連結解除状態のパイプ130の断面構造を示す図である。 図16中のパイプ130を矢印C方向からみた様子を示す図である。 本実施の形態のパイプ130の断面構造図であって、連結部132によるパイプ連結操作の過程を示す。 本実施の形態のパイプ130の断面構造図であって、連結部132によるパイプ連結解除操作の過程を示す。 別実施の形態の第1係合部材233の断面構造を示す図である。 別実施の形態の第1係合部材333の断面構造と、別実施の形態の第2係合部材334の断面構造を示す図である。
符号の説明
100…清掃用具
110…ヘッド
111…下面
112…上面
120…係止部材
121…第1構成片
121a,122a…嵌合孔
121b,122b…嵌合突起
121c,122c…係合片
121d…接続部
122…第2構成片
123…第1延在壁
124…第2延在壁
125…挿入空間
125a…挿入口
126…シート固定補助スリット
126a…鋸歯部
127…開口部
128…延在壁
128a…基端部
128b…先端部
129…シート固定スリット
129a…鋸歯部
130…パイプ
130a…第1のパイプ部材
130b…第2のパイプ部材
130c,130d…パイプ端面
131…接続機構
132…連結部
133…第1係合部材
133a,134a…先端部
134…第2係合部材
135…挿通部
136…係合突起
136a…支持部
137…係合孔
138…押圧片
139…目印
150…ハンドル
151…開口部
200…清掃シート
201…シート端部
221…第1構成片
222…第2構成片
233…第1係合部材
240…板バネ
333…第1係合部材
334…第2係合部材

Claims (3)

  1. シート状の清掃シートが装着される被装着体と、
    使用者の手指によって把持されるハンドルと、
    前記被装着体と前記ハンドルとを接続する長尺状の接続部材と、
    を備え、
    前記接続部材は、少なくとも第1及び第2のパイプ部材が互いに連結されることによって長尺状に形成され、この連結部分において前記第1のパイプ部材側の外径が前記第2のパイプ部材側の内径を下回る構成であるとともに、前記第1のパイプ部材及び第2のパイプ部材のパイプ端面をそれぞれ覆う樹脂製の被覆部を備え
    更に前記第1のパイプ部材側に設けられた第1の係合部と、前記第2のパイプ部材側に設けられた第2の係合部と、を備え、前記第1及び第2の係合部は、前記第1及び第2のパイプ部材が互いに連結された状態において係合する構成であり、これによって当該第1のパイプ部材及び第2のパイプ部材のパイプ延在方向に関する相対移動がロックされ、
    また前記第1及び第2の係合部は、いずれも樹脂材料によって形成され、当該第1の係合部は、前記第1のパイプ部材のパイプ端面を覆う前記被覆部と一体状に構成され、当該第2の係合部は、前記第2のパイプ部材のパイプ端面を覆う前記被覆部と一体状に構成されていることを特徴とする清掃用具。
  2. 請求項に記載の清掃用具であって、
    前記第1の係合部は、前記第1のパイプ部材のパイプ外面においてパイプ径方向に関する弾性変形が可能な係合突起を備える構成であり、また前記第2の係合部は、前記係合突起が係合可能な係合孔を備える構成であり、
    前記第1及び第2のパイプ部材が互いに連結された状態において、前記係合突起は、前記係合孔に係合するとともに、当該係合孔を通じて前記第2のパイプ部材のパイプ外部に露出する構成であり、これによって当該第1のパイプ部材及び第2のパイプ部材のパイプ延在方向に関する相対移動がロックされる一方、前記係合孔を通じて前記第2のパイプ部材のパイプ外部に露出した前記係合突起がパイプ内部方向に押圧されることによって当該係合孔との間の係合が解除される構成であり、これによって当該第1のパイプ部材及び第2のパイプ部材のパイプ延在方向に関する相対移動のロックが解除されることを特徴とする清掃用具。
  3. 請求項に記載の清掃用具であって、
    前記第2の係合部は、前記係合孔を通じて前記第2のパイプ部材のパイプ外部に露出した前記係合突起を、パイプ内部方向に押圧可能な押圧片を備える構成であることを特徴とする清掃用具。
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