JP4974605B2 - 羽根車および水中ミキサ - Google Patents

羽根車および水中ミキサ Download PDF

Info

Publication number
JP4974605B2
JP4974605B2 JP2006212346A JP2006212346A JP4974605B2 JP 4974605 B2 JP4974605 B2 JP 4974605B2 JP 2006212346 A JP2006212346 A JP 2006212346A JP 2006212346 A JP2006212346 A JP 2006212346A JP 4974605 B2 JP4974605 B2 JP 4974605B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
impeller
protrusion
thickness
boss
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006212346A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008038698A (ja
Inventor
剛久 渡部
厚 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shinmaywa Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinmaywa Industries Ltd filed Critical Shinmaywa Industries Ltd
Priority to JP2006212346A priority Critical patent/JP4974605B2/ja
Publication of JP2008038698A publication Critical patent/JP2008038698A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4974605B2 publication Critical patent/JP4974605B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

本発明は、羽根車および当該羽根車を備えた水中ミキサに関するものである。
従来から、例えば、下水処理場や貯水場等に貯留されている汚水を浄化すること等を目的として、その貯留水を水中ミキサで攪拌することが行われている。一般に、この種の水中ミキサは水中モータを備え、この水中モータの出力軸の先端部に、羽根車が取り付けられている。そして、水中ミキサは、汚水中に設置され、上記羽根車を回転させることによって、汚水中に旋回流を発生させる。
水中ミキサの羽根車は、羽根車の回転軸方向に一定の流れが形成されることを前提として、翼断面が流れの中において好適な迎角を有するように設計されている。具体的には、翼弦(羽根の前縁と後縁とを結ぶ線)方向が主流方向と所定の角度をなすように設計されている。
ところが、矩形槽の攪拌等では、主流の流れが一様になりにくく、羽根車の周囲の流れは、回転軸方向から様々な角度を持った方向に変化しやすい。そのため、翼断面の迎角が不適切となり、特に羽根の負圧面側で境界層剥離が生じやすくなる。大型の羽根を有する羽根車では、このような境界層剥離は、大きな振動の発生や効率の著しい低下を招く原因となる。そのため、大型の羽根を有する羽根車は、矩形槽等の攪拌には使用されず、閉水路や湖沼等において水流を発生させる等の用途に限定して使用されていた。
ところで、このような境界層剥離を防止する方策として、羽根の前縁付近に負圧面側に突出する突起部を設けることが開示されている(例えば、特許文献1参照)。このような羽根車によれば、上記突起部により羽根表面での境界層剥離を防止することができる。そのため、境界層剥離に起因する振動や効率の低下等を抑制することが可能となる。
特開2002−317795号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の羽根車は、突起部が形成された部分の翼厚が比較的大きい。そのため、突起部を設けたことで流れに対する抵抗が増大し、羽根車を回転させるためにより大きな動力が必要となるという問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、実質的に動力の上昇を招くことなく、羽根表面における境界層剥離を抑制する羽根車、および、当該羽根車を備えた水中ミキサを提供することを目的とする。
本発明に係る羽根車は、ボス部と、ボス部に接合された複数の羽根とを備えている。羽根は、ボス部に接合された基端部から、ボス部の径方向外側、および、ボス部の周方向に沿って延びており、さらに、ボス部の前方に向かって負圧面、ボス部の後方に向かって圧力面が形成されるように湾曲している。
羽根の翼厚は、翼弦方向の中央部において最大となり、かつ、当該翼弦方向の中央部から前縁部または後縁部にいくにつれて薄くなっている。当該羽根の前縁部には、負圧面側に突出した突起部が、羽根の前縁に沿って連続的に線状に形成されている。そして、羽根の単一の翼弦方向に沿い、かつ、ボス部の前後方向に沿った断面において、当該突起部が形成された部分における圧力面から負圧面までの厚みt0と、当該断面において当該翼弦方向の中央部における最大翼厚tMAXとが、t0≦(0.62×tMAX)の関係である。
上記羽根車によれば、羽根の前縁部に突起部が形成されているため、羽根面上の流れを乱流化させることができる。これにより、羽根面上に、剥離が起こりにくい乱流境界層を形成することができる。したがって、上記羽根車によれば、境界層剥離に起因する効率の低下を抑制することができる。
また、上記羽根車の羽根は、羽根の単一の翼弦方向に沿い、かつ、ボス部の前後方向に沿った断面において、当該突起部が形成された部分における圧力面から負圧面までの厚みt0と、当該断面において当該翼弦方向の中央部における最大翼厚tMAXとが、t0≦(0.62×tMAX)の関係である。そのため、突起部を設けても厚みを抑えることができ、流れに対する抵抗の増大を抑制することができる。したがって、上記羽根車によれば、実質的に動力の上昇を招くことなく、羽根表面における境界層剥離を抑制することができる。
また、前記突起部は、前記羽根の前縁に沿って連続的に線状に形成されている。このことにより、羽根表面の広範囲に渡って、境界層剥離を抑制することができる。
また、突起部は、断面において、突起部が形成された部分における圧力面から負圧面までの厚みt0から当該突起部の厚みを除いた翼厚t1と、最大翼厚tMAXとが、t1≦(0.5×tMAX)の関係であってもよい。
前記突起部は、前記羽根の幅方向中央部に形成されていることが好ましい。
このことにより、羽根表面における境界層剥離をより効果的に抑制することができる。
本発明に係る水中ミキサは、前記羽根車と、前記羽根車を駆動する水中モータとを備えたものである。
これにより、高性能の水中ミキサを得ることができる。
前記水中ミキサは、非循環式の汚水処理槽に設置されるものであってもよい。
非循環式の汚水処理槽では、循環式の汚水処理槽と異なり、羽根車に対して不規則な方向から水が流入するので、境界層剥離が発生しやすくなる。しかし、上述したように、上記羽根車では、羽根の前縁部に上記突起部が形成されている。そのため、羽根面上の流れを乱流化させることができ、これにより、境界層剥離を抑制することができる。したがって、上記水中ミキサによれば、上述の効果をより強く享受することができる。
以上のように、本発明によれば、実質的に動力の上昇を招くことなく、羽根表面における境界層剥離を抑制する羽根車、および、当該羽根車を備えた水中ミキサを提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、実施形態に係る水中ミキサ10が汚水処理槽100に設置されている様子を模式的に示す斜視図である。本実施形態に係る水中ミキサ10は、汚水処理槽100に固定された固定支柱30に取り付けられている。この水中ミキサ10は、軸流式の水中ミキサである。ただし、本発明に係る水中ミキサは、軸流式の水中ミキサ10に限定される訳ではない。固定支柱30は、汚水処理槽100の水面から突出して上方に延びている。なお、本実施形態の汚水処理槽100は、矩形状の水槽である。また、この汚水処理槽100は、内部の流れが一様ではない非循環式の水槽である。
図2は、水中ミキサ10の設置状態を詳細に示す斜視図である。図2に示すように、固定支柱30は、汚水処理槽100の側壁面P1および底面P2に固定され、かつ、水面Wから突出して上方に延びている。水中ミキサ10は、この固定支柱30に取り付けられた状態で使用される。具体的には、水中ミキサ10の支持部6を固定支柱30に係合させ、さらに、支持プレート9をチェーン31で吊り下げた状態とする。
水中ミキサ10には、電力ケーブル8が接続されている。電力ケーブル8は、チェーン31に沿って配設されている。水中ミキサ10は、羽根車20と、水中モータ40とを備えており、電力ケーブル8を通じて当該モータに電力が供給される。これにより、羽根車20が回転する。羽根車20が回転すると、羽根車20の後方の水が前方へ搬送され、汚水中に旋回流が発生する。これにより、汚水処理槽100内の汚水が攪拌され、汚水処理が行われる。
次に、水中ミキサ10の構成を説明する。図3は水中ミキサ10の平面図であり、図4は水中ミキサの側面図であり、図5は水中ミキサ10の正面図である。図3、図4に示すように、水中ミキサ10は、内部にモータ40(図2参照。図3〜5では図示せず。)を有する本体部2と、この本体部2における上記モータ40の出力軸に回転一体に設けられている羽根車20とを備えている。羽根車20は、例えば、ステンレス鋼等によって形成される。
本体部2を形成するケーシング5の後部には、支持部6が固着されている。支持部6は、平面視コ字状に形成されており、対向した状態で後方に延びる一対の支持板6a、6aを有している。支持部6は固定支柱30(図2参照)と昇降自在に係合するように形成されており、支持板6a、6aの間に固定支柱30が嵌め込まれる。
また、ケーシング5における支持部6の近傍には、ケーシング5の内外を連通するポート7が、ケーシング5と一体的に形成されている。このポート7には、本体部2が備える上記モータ40に電力を供給するための電力ケーブル8が接続されている。このポート7の連通口は、ケーシング5の内部への浸水を防止する目的で、水密状にシールされている。
また、ケーシング5の外周面には、上方に延びる支持プレート9(図2も参照)が固着されている。この支持プレート9には、チェーン31(図2参照)の一端が接続される。チェーン31の他端は、固定支柱30の上部等に固定される。これにより、本体部2をチェーン31により吊り下げた状態で支持することができる。
図5に示すように、羽根車20は、前方(図5の紙面表側)に向かって小径となる略半球形状のボス部21と、ボス部21と接合された複数の羽根22とを備えている。本実施形態では、羽根22は2枚設けられている。ただし、羽根22の枚数は特に限定される訳ではない。羽根22におけるボス部21側の基端部22aは、ボス部21の外周面と同じ径の円弧形状を有している。羽根22は、基端部22aにて、ボス部21の外周面に接合されている。また、2枚の羽根22は、ボス部21の周方向に等間隔をあけて配置されている。
羽根22の前縁部22bには、負圧面50側に向かって突出する突起部22cが形成されている。本実施形態においては、突起部22cは、幅方向中央部付近に形成されている。また、突起部22cは、前縁に沿うように幅方向に連続的に形成されている。
図6(a)は、図5における羽根22のB−B断面図であり、図6(b)は、図6(a)における羽根22の前縁部22bを拡大して示した図である。
図6(a)に示すように、羽根22は、翼弦方向(図面の左右方向)中央部において、翼厚が最大(最大翼厚tMAX)となるように形成されている。また、羽根22の翼厚は、中央部から前縁部22bまたは後縁部22dにいくにつれて薄くなっていく。ここで、翼厚は回転方向と略直交する方向における圧力面51から負圧面50までの長さを示す。
図6(b)に示すように、突起部22cが形成された部分における厚み(回転方向と略直交する方向における、圧力面51から突起部22cの頂点までの長さ)をt0とする。また、突起部22cが形成された部分における翼厚(回転方向と略直交する方向における、圧力面51から負圧面50までの長さ)を翼厚t1とする。また、突起部22cの突起高さ(負圧面50から突起部22cの頂点までの高さ)をHとする。このとき、厚みt0は、近似すると以下の近似式(1)のように表される。
t0≒t1+H …(1)
ところで、突起部22cを設けた羽根22では、厚みt0が大きくなる。そのため、突起部22cを設けると、流れに対する抵抗が増大し、羽根22を回転させるためにより大きな軸動力が必要となるという問題がある。そこで、本発明者らは、厚みt0および突起高さHと、水中ミキサ10の軸動力および振動加速度との関係について試験を行い、厚みt0がどの範囲であれば軸動力の増大を抑制できるかを調べた。試験結果は以下の表1のとおりである。
ここで、表1に示す羽根車Aは、羽根22に突起部22cを設けていない羽根車であり、比較例として試験を行ったものである。また、羽根車B,C,Dは、羽根22に突起部22cを設けた実施例に係る羽根車20である。
上記試験より、厚みt0が最大翼厚tMAXの0.48倍である羽根車B、および、厚みt0が最大翼厚tMAXの0.54倍である羽根車Cを用いた場合に必要となる水中ミキサ10の軸動力は、羽根22に突起部22cを設けていない羽根車Aを用いた場合と同じであるという結果が得られた。また、厚みt0が最大翼厚tMAXの0.62倍である羽根車Cを用いた場合であっても、水中ミキサ10の軸動力は、羽根車Aを用いた場合に比べ僅かに増加するに止まり、羽根車Cを用いても軸動力の著しい増大を抑制できるという結果が得られた。つまり、上記試験より、羽根22の厚みt0が以下の数式(2)を満たすように設定されている場合、実質的に水中ミキサ10の軸動力の増大を抑制することができるという結果が得られた。
t0≦0.62tMAX …(2)
ところで、表1からもわかるように、振動加速度は、突起高さHが高い程小さくなる。つまり、突起部22cの突起高さHが高い程、羽根22の表面において境界層剥離を効果的に抑制することができ、振動抑制効果が大きくなることがわかる。しかし、突起高さHを高くすると、上述の近似式(1)より、t0が大きくなり、軸動力が大きくなる。そのため、振動抑制効果を高めるために突起高さHを高くする場合、軸動力を軽減するためには、翼厚t1が小さくなるように設計することが好ましい。具体的には、例えば、以下の数式(3)を満たすように形成することが好ましい。
t1≦0.5tMAX …(3)
以上のように、本実施形態に係る羽根車20では、羽根22の前縁部22bの負圧面50側に突起部22cが形成されている。そのため、羽根22に向かって流れてきた汚水を当該突起部22cによって乱流化させることができ、羽根22の表面における流れの剥離を抑制することができる。
また、羽根22は、羽根の単一の翼弦方向に沿い、かつ、ボス部の前後方向に沿った断面において、当該突起部が形成された部分における圧力面から負圧面までの厚みt0と、当該断面において当該翼弦方向の中央部における最大翼厚tMAXとが、t0≦(0.62×tMAX)の関係である。そのため、突起部22cを設けても厚みt0が抑えられるため、流れに対する抵抗の増大を抑制することができる。したがって、上記羽根車20によれば、実質的に動力の上昇を招くことなく、羽根22の表面における境界層剥離を抑制することができる。
なお、羽根車20の羽根22は、突起部22cが形成された部分の厚みt0が以下の数式(4)を満たすように形成されていることがより好ましい。当該羽根車20によれば、羽根22の表面における境界剥離を抑制するとともに、動力の上昇をより確実に抑制することができる。
0.48tMAX≦t0≦0.62tMAX …(4)
ところで、羽根22の表面において境界層剥離を効果的に抑制するためには、突起部22cの突起高さH(負圧面50から突起部22cの頂点までの高さ)を十分に確保することが好ましい。
本羽根車20によれば、羽根22は、突起部22cが形成された部分の翼厚t1が最大翼厚tMAXの略0.5倍以下となるように形成されている。そのため、突起部22cを設けても厚みt0を抑えることが可能であり、また、厚みt0を大きくすることなく突起部22cの突起高さHを十分確保することができる。したがって、羽根車20によれば、境界層剥離を効果的に抑制することができる。
さらに、本羽根車20の突起部22cは、羽根22の前縁部22bに沿って連続的に形成されている。したがって、境界層剥離の抑制の効果を、満遍なく享受することができる。
なお、突起部22cの具体的形状は、上記のものに限定される訳ではない。例えば、図7に示すように、非連続の複数の突起部22cを備えていてもよい。このような形態によれば、突起部22cを設けることにより流れに対する抵抗が増大することを抑制することができる。
また、本実施形態においては、羽根22の幅方向中央部に突起部22cが形成されている場合について説明した。しかし、本発明において、突起部22cが形成される位置および範囲は特に限定されない。例えば、図8(a)に示すように、突起部22cは、羽根22の基端部22aの近傍にのみ形成されていてもよいし、図8(b)に示すように、羽根22の先端部22fの近傍にのみ形成されていてもよい。また、図8(c)に示すように、幅方向中央部だけでなく、幅方向全域に渡って形成されていてもよい。このような羽根車20によれば、羽根22の広範囲にわたって、境界層剥離を好適に抑制することができる。
また、本実施形態に係る水中ミキサ10は、非循環式の汚水処理槽100に設置されている。循環式の汚水処理槽と異なり、非循環式の汚水処理槽100では、羽根車20に対して種々の方向(図3の矢印F,F,F参照)から水が流入し、その流入方向によっては、境界層剥離が発生しやすくなる。しかし、本実施形態では、上述のように境界層剥離を抑制することができるので、非循環式の汚水処理槽100に設置された場合であっても、好適に利用することができる。
なお、本実施形態においては、水中ミキサ10は、非循環式の水槽(汚水処理槽100)に設置されていたが、図9に示すような循環式の水槽(汚水処理槽等)200に設置されてもよいことは勿論である。
また、本発明に係る水中ミキサ10は、軸流式の水中ミキサであるが、これに限定されず、斜流式の水中ミキサであってもよい。
以上説明したように、本発明は、羽根車および水中ミキサについて有用である。
実施形態に係る水中ミキサが汚水処理槽に設置されている様子を模式的に示す斜視図である。 水中ミキサの設置状態を詳細に示す斜視図である。 水中ミキサの平面図である。 水中ミキサの側面図である。 水中ミキサの正面図である。 (a)は羽根の翼弦方向における断面図であり、(b)は(a)の突起部周辺を拡大して示す図である。 変形例に係る羽根車の正面図である。 (a)、(b)、(b)は変形例に係る羽根車の正面図である。 循環式の水槽の一例を示す斜視図である。
符号の説明
10 水中ミキサ
20 羽根車
21 ボス部
22 羽根
22b 前縁部
22c 突起部
22d 後縁部
30 固定支柱
31 チェーン
100、200 汚水処理槽
t0 厚み
t1 翼厚
tMAX 最大翼厚
H 突起高さ

Claims (5)

  1. ボス部と、
    前記ボス部に接合された複数の羽根と
    を備え、
    前記羽根は、
    前記ボス部に接合された基端部から、前記ボス部の径方向外側、および、前記ボス部の周方向に沿って延びており、さらに、前記ボス部の前方に向かって負圧面、前記ボス部の後方に向かって圧力面が形成されるように湾曲しており、
    前記羽根の翼厚は、
    翼弦方向の中央部において最大となり、かつ、当該翼弦方向の中央部から前縁部または後縁部にいくにつれて薄くなっており、
    当該羽根の前縁部には、
    前記負圧面側に突出した突起部が、前記羽根の前縁に沿って連続的に線状に形成されており、
    前記羽根の単一の翼弦方向に沿い、かつ、前記ボス部の前後方向に沿った断面において、当該突起部が形成された部分における前記圧力面から負圧面までの厚みt0と、当該断面において当該翼弦方向の中央部における最大翼厚tMAXとが、
    t0≦(0.62×tMAX)の関係である、
    羽根車。
  2. 前記突起部は、前記断面において、前記突起部が形成された部分における前記圧力面から負圧面までの厚みt0から当該突起部の厚みを除いた翼厚t1と、前記最大翼厚tMAXとが、
    t1≦(0.5×tMAX)の関係である、
    請求項1に記載の羽根車。
  3. 前記突起部は、前記羽根の幅方向中央部に形成されている、請求項1または2に記載の羽根車。
  4. 請求項1〜3のいずれか一つに記載の羽根車と、前記羽根車を駆動する水中モータと、を備えた水中ミキサ。
  5. 非循環式の汚水処理槽に設置される請求項4に記載の水中ミキサ。
JP2006212346A 2006-08-03 2006-08-03 羽根車および水中ミキサ Active JP4974605B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006212346A JP4974605B2 (ja) 2006-08-03 2006-08-03 羽根車および水中ミキサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006212346A JP4974605B2 (ja) 2006-08-03 2006-08-03 羽根車および水中ミキサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008038698A JP2008038698A (ja) 2008-02-21
JP4974605B2 true JP4974605B2 (ja) 2012-07-11

Family

ID=39174030

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006212346A Active JP4974605B2 (ja) 2006-08-03 2006-08-03 羽根車および水中ミキサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4974605B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7277259B2 (ja) * 2019-05-31 2023-05-18 三菱重工業株式会社 ポンプ
CN110671360B (zh) * 2019-09-30 2020-12-15 浙江大学 一种轴流泵及其抗空化叶轮

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2702755B2 (ja) * 1988-10-28 1998-01-26 松下精工株式会社 軸流ファン
JP3337530B2 (ja) * 1993-09-10 2002-10-21 東芝キヤリア株式会社 軸流ファンのブレード
JPH07133798A (ja) * 1993-11-09 1995-05-23 Hitachi Ltd 斜流ポンプの羽根車
JPH07269494A (ja) * 1994-03-30 1995-10-17 Matsushita Seiko Co Ltd 軸流ファン
JP4321690B2 (ja) * 1999-09-21 2009-08-26 東芝キヤリア株式会社 軸流送風機
JP2001182689A (ja) * 1999-12-22 2001-07-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 送風機用羽根車
JP4743986B2 (ja) * 2001-02-15 2011-08-10 株式会社荏原製作所 ポンプ羽根車翼部における流れの剥離制御構造、及びポンプの水圧脈動防止方法
JP2005081239A (ja) * 2003-09-08 2005-03-31 Shin Meiwa Ind Co Ltd 水中撹拌機の据付装置
JP2005199150A (ja) * 2004-01-14 2005-07-28 Shin Meiwa Ind Co Ltd 水中ミキサ用据え付け装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008038698A (ja) 2008-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5524496B2 (ja) 船舶の推進装置とそれを備えた船舶
JP2008540928A (ja) 双対称エアフォイルを備えた水力タービン
JP2011063258A (ja) ダクト付き前流固定翼体
JP4974605B2 (ja) 羽根車および水中ミキサ
WO2010093305A1 (en) Propulsion device for a boat
JP5501028B2 (ja) 回転翼式気泡発生装置
JP7144001B2 (ja) 推進装置
WO2001070569A3 (en) Strut-mounted marine propulsion unit
JP2009214650A (ja) Pod型推進装置および船舶
JP2007222771A (ja) 水槽内対流惹起装置
JP4817928B2 (ja) 羽根車および水中ミキサ
JP5114845B2 (ja) 送風機羽根車
JP2004353492A (ja) 立軸形遠心ポンプおよびポンプ用羽根車
JP5651829B2 (ja) 摩擦低減船およびマイクロバブル発生ポンプ
KR101757471B1 (ko) 프로펠러 허브
KR100923533B1 (ko) 홈이 형성된 선박용 프로펠러
US6991499B2 (en) Waterjet propulsion apparatus
JP2018090173A (ja) 船舶
JP4333430B2 (ja) スラリー撹拌装置
JP2011116317A (ja) スクリュー・プロペラおよび推進器
JP2010037952A (ja) 遠心圧縮機のインペラ
JP3062191B1 (ja) 立型ウオ―タジェット推進機の吐出口構造
JP2007076562A (ja) プロペラ
JP2007177778A (ja) 軸流ファン
JP2006043668A (ja) 流体撹拌装置、それに用いるタービン型撹拌機及び邪魔板

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090609

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100715

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110920

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120410

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120410

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4974605

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150420

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150420

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250