JP4974288B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、入賞役の抽選を行うとともに当該入賞役を抽選する抽選確率の設定変更が可能な遊技機に関する。
従来、スロットマシン等の遊技機には、本体筐体の前面にヒンジを介して開閉可能に取付けられた開閉扉(外装用前扉)が不正に開放されることを防止するために一般的に施錠装置が設けられている。
また、従来のスロットマシンにおいて、遊技の際に払い出される遊技媒体の払い出し確率(ペイアウト率)、言い換えれば入賞役の当選確率の設定変更は、電源装置等に組み込まれる設定変更入力部で行われている。この設定変更入力部は、例えば6段階の入賞役の当選確率から1つを選択するための設定変更ボタンや現在の設定を確認する表示部、設定値を変更し確定する際に操作される確定スイッチ等から構成される。入賞役の当選確率の設定変更を行う場合には、電源装置等に設けられた鍵穴に専用の鍵となる設定キーを挿入し、設定変更を有効とする位置まで設定キーを所定方向に回転させる。そして、スロットマシンの電源をオンにし、設定変更ボタンを操作選択した後に所定のスイッチ操作を行うことで入賞役の当選確率の設定変更を確定し実行することができる。なお、設定キーは遊技場の特定の店員又は経営者もしくは責任者しか保持所有していないので、遊技者等が設定変更を行うことができないようになっている(例えば特許文献1参照)。
特開2006−55596号公報
しかしながら従来の遊技機では、外装用前扉と本体筐体の間の隙間から不正器具が挿入され電源装置等の鍵穴や設定変更入力部が不正器具により不正に操作させることで入賞役の当選確率が高い方に不正に設定変更されることがあった。
本発明は、こうした従来の問題に鑑みてなされたものであり、外装用前扉と本体筐体の間の隙間から不正器具が挿入され入賞役の当選確率が高い方に不正に設定変更されることを防止できる遊技機を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、前方に開口を有する本体筐体と、前記本体筐体に対して回動可能に取付けられることで前記開口を開閉可能な状態で閉塞させる外装用前扉と、前記本体筐体及び前記外装用前扉によって形成される空間の内側に設けられた電源ユニットと、前記電源ユニットの前面に設けられ、設定キーと嵌合する設定キー嵌合部を有し、当該設定キー嵌合部が前記設定キーと嵌合することで当該設定キー嵌合部のオフ位置からオン位置への回動操作が可能になる設定用シリンダ錠と、前記電源ユニットに対して回動可能に取付けられることで前記電源ユニットの前面を開閉可能な状態で覆うとともに、前記電源ユニットの前面を覆った状態で前記設定キーが前記設定キー嵌合部と嵌合し、且つ当該設定キー嵌合部がオン位置にある場合に限って、前記設定キーの操作部を収納する設定キー収容部を形成した電源ユニット用前扉と、前記電源ユニットに対する前記電源ユニット用前扉の開閉を検出する開閉検出スイッチと、前記電源ユニットの前面以外に設けられ、設定変更のための操作入力が可能な設定変更用操作入力手段と、前記開閉検出スイッチの検出結果が前記電源ユニット用前扉の閉塞を示し、且つ前記設定キー嵌合部がオン位置にある場合に限って、前記設定変更用操作入力手段からの操作入力に基づいて入賞役を抽選する抽選確率の設定変更を行う設定変更手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前方に開口を有する本体筐体と、前記本体筐体に対して回動可能に取付けられることで前記開口を開閉可能な状態で閉塞させる外装用前扉と、前記本体筐体及び前記外装用前扉によって形成される空間の内側に設けられた電源ユニットと、前記電源ユニットの前面に設けられ、設定キーと嵌合する設定キー嵌合部を有し、当該設定キー嵌合部が前記設定キーと嵌合することで当該設定キー嵌合部のオフ位置からオン位置への回動操作が可能になる設定用シリンダ錠と、前記電源ユニットに対して回動可能に取付けられることで前記電源ユニットの前面を開閉可能な状態で覆うとともに、前記電源ユニットの前面を覆った状態で前記設定キーが前記設定キー嵌合部と嵌合し、且つ当該設定キー嵌合部がオン位置にある場合に限って、前記設定キーの操作部を収納する設定キー収容部を形成した電源ユニット用前扉と、前記電源ユニット用前扉に設けられ、当該電源ユニット用前扉の開閉に応じて固有情報を出力するICタグと、前記ICタグからの前記固有情報を受信することで前記電源ユニットに対する前記電源ユニット用前扉の開閉を検出する開閉検出手段と、前記電源ユニットの前面以外に設けられ、設定変更のための操作入力が可能な設定変更用操作入力手段と、前記開閉検出手段の検出結果が前記電源ユニット用前扉の閉塞を示し、且つ前記設定キー嵌合部がオン位置にある場合に限って、前記設定変更用操作入力手段からの操作入力に基づいて入賞役を抽選する抽選確率の設定変更を行う設定変更手段と、を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前方に開口を有する本体筐体と、前記本体筐体に対して回動可能に取付けられることで前記開口を開閉可能な状態で閉塞させる外装用前扉と、前記本体筐体及び前記外装用前扉によって形成される空間の内側に設けられた電源ユニットと、前記電源ユニットの前面に設けられ、設定キーと嵌合する設定キー嵌合部を有し、当該設定キー嵌合部が前記設定キーと嵌合することで当該設定キー嵌合部のオフ位置からオン位置への回動操作が可能になる設定用シリンダ錠と、前記電源ユニットに対して回動可能に取付けられることで前記電源ユニットの前面を開閉可能な状態で覆うとともに、前記電源ユニットの前面を覆った状態で前記設定キーが前記設定キー嵌合部と嵌合し、且つ当該設定キー嵌合部がオン位置にある場合に限って、前記設定キーの操作部を収納する設定キー収容部を形成した電源ユニット用前扉と、特定の第1の固有情報を有し、前記設定キー嵌合部に前記設定キーが嵌合した状態で前記設定キー嵌合部がオン位置にある場合に前記特定の第1の固有情報を出力する前記設定キーに設けられた設定キー側ICタグと、特定の第2の固有情報を有し、前記電源ユニット用前扉の開閉に応じて前記特定の第2の固有情報を出力する前扉側ICタグと、前記設定キー側ICタグから出力された前記特定の第1の固有情報及び前記前扉側ICタグから出力された前記特定の第2の固有情報を受信する固有情報受信部と、前記電源ユニットの前面以外に設けられ、設定変更のための操作入力が可能な設定変更用操作入力手段と、前記特定の第2の固有情報が前記特定の第1の固有情報より後に供給され、且つ前記特定の第2の固有情報が前記特定の第1の固有情報と一致または対応した場合に限り、前記設定変更用操作入力手段からの操作入力に基づいて入賞役を抽選する抽選確率の設定変更を行う設定変更手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、設定変更手段は、開閉検出スイッチの検出結果が前記電源ユニット用前扉の閉塞を示し、且つ前記設定キー嵌合部がオン位置にある場合に限って、設定変更用操作入力手段からの操作入力に基づいて入賞役を抽選する抽選確率の設定変更を行うので、外装用前扉と本体筐体の間の隙間から不正器具が挿入され入賞役の当選確率が高い方に不正に設定変更されることを防止できる。
請求項2に記載の発明によれば、開閉検出手段は、ICタグからの固有情報を受信することで前記電源ユニットに対する電源ユニット用前扉の開閉を検出し、設定変更手段は、開閉検出手段の検出結果が電源ユニット用前扉の閉塞を示し、且つ前記設定キー嵌合部がオン位置にある場合に限って、設定変更用操作入力手段からの操作入力に基づいて入賞役を抽選する抽選確率の設定変更を行うので、外装用前扉と本体筐体の間の隙間から不正器具が挿入され入賞役の当選確率が高い方に不正に設定変更されることを防止できる。
請求項3に記載の発明によれば、設定変更手段は、前記特定の第2の固有情報が前記特定の第1の固有情報より後に供給され、且つ前記特定の第2の固有情報が前記特定の第1の固有情報と一致または対応した場合に限り、前記設定変更用操作入力手段からの操作入力に基づいて前記入賞役を抽選する抽選確率の設定変更を行うので、外装用前扉と本体筐体の間の隙間から不正器具が挿入され入賞役の当選確率が高い方に不正に設定変更されることを防止できる。
本発明の遊技機によれば、前扉と筐体の間の隙間から不正器具が挿入され入賞役の当選確率が高い方に不正に設定変更されることを防止できるので、不正な遊技行為を防止して遊技施設の経営改善を図ることができる。
以下、本発明に係る遊技機の好適な第1の実施形態をスロットマシンを例に図面を参照して説明する。なお、図1はスロットマシン1の外観構造を表した斜視図である。図2は外装用前扉3を開放した状態におけるスロットマシン1の内部構造を表した図である。図3はスロットマシン1の制御システムを表したブロック図である。
図1において、スロットマシン1は、前方に開口を有する略矩形状の箱体である本体筐体2と、当該本体筐体2に対して蝶番機構により回動可能に取付けられることで前記開口を開閉可能な状態で閉塞させる外装用前扉3とを備えている。
外装用前扉3の前面側は、上部パネル部4と下部パネル部5に略区分けされ、これらは視覚効果を高めてデザインされたいわゆる化粧板として、硬質プラスチックにより一体的に形成されている。更に、下部パネル部5の下方には、入賞時に払い出されるメダル(遊技媒体)を貯留するメダル受皿62が一体的に形成されたメダル受皿部6が設けられている。
また、上部パネル部4と下部パネル部5との間には、遊技者側に突出し、ゲーム操作を行うためのスイッチ類が配置されている操作部7が一体的に形成されている。なお、上部パネル部4、操作部7、下部パネル部5、及びメダル受皿部6は、遊技者側に面し、これらによって「前面パネル部」が構成される。
上部パネル部4の中央には、硬質プラスチック板等で形成されたパネル面41が設けられている。パネル面41のほぼ中央には略長方形の透明な表示窓42が形成されている。スロットマシン1は、このような表示窓42を通して本体筐体2内に設けられているリールユニット100の3個のリール101a、101b、101cが目視されるようになっている。
ここで、本体筐体2内に設置されているリールユニット100は、円筒形状のリール101a、101b、101cがそれぞれ回転軸方向に並べられ、各リール101a、101b、101cの外周面にはその周方向に沿って複数種類の図柄が描かれている。遊技者は、表示窓42を通して3列のリールに描かれたそれぞれ上下方向3個の図柄を目視できる。
また、パネル面41には、スロットマシン1にクレジット(貯留)されているメダル数を数値表示する数値情報表示部151と、入賞によって獲得したメダル数及び入賞役を抽選する抽選確率の設定を切換選択して数値表示する数値情報表示部152とが、それぞれ表示窓42の下方に設けられている。数値情報表示部151、152は、どちらも二桁の7セグの発光ダイオードで構成されており、二桁の数字を表示する。
上部パネル部4の上部には、高輝度発光ダイオード等のランプ類を内蔵する演出用照明部43と、ゲームに係る効果音を発生させるスピーカを内蔵する演出用放音部44a、44bが配置されている。
スロットマシン1は、ゲームの進行に応じて上述した演出用照明部43等が点灯又は点滅することで、ゲームにおける視覚的な演出効果を高めるように形成されている。
また、演出用放音部44a、44bの間には、透明な硬質プラスチック板等が嵌め込まれて形成された表示窓45に面して遊技機の演出装置として液晶表示装置46が配置されている。なお、液晶表示装置46は、ゲームの演出に係る映像やゲーム(遊技)に関する情報を主に表示する。
操作部7の上面右側にはメダル投入ガイド71が設けられている。メダル投入ガイド71はメダルを投入するためのメダル投入口72を有する。また、当該上面の左側には、押しボタンスイッチである2個のベットボタン73、74が設けられている。
ベットボタン73、74はスロットマシン1の1ゲームに賭けるメダルの枚数を提示するためのボタンスイッチである。本スロットマシン1においては、ゲームを開始する際に、ベットボタン73が押圧操作されることで、貯留されているメダルから1枚のメダルがゲームに対して賭けられる。同様に、ベットボタン74が押圧操作されることで3枚の当該ゲームにメダルが賭けられる。なお、ベットボタン74は、最大枚数のメダルを賭けることから、特に「マックスベットボタン」と呼ばれている。
操作部7の前面左側には、リール101a、101b、101cの回転開始を指示するためのスタートレバー75が設けられている。スタートレバー75は、先端に球形の操作ノブを有する揺動可能な操作旱を備え、操作旱が傾倒操作されるとオン、操作旱から手が離されるとスプリングの付勢力によって自動的に元の位置に戻ってオフ状態となるスイッチユニットで形成されている。
また、操作部7の中央には、各リール101a、101b、101cの回転停止をそれぞれ指示するためのストップボタン76a、76b、76cが各リールの配列に対応して並設されている。
さらに、操作部7の前面の左隅には、ゲームに賭けられたメダルをキャンセルして払い出させることを指示するとともに、後述するメダルクレジット手段126(図3参照)が内部貯留したメダルを精算して払い出させることを指示するための精算ボタン77が設けられている。
操作部7の前面右側には、前扉用シリンダ錠78が設けられている。前扉用シリンダ錠78には、外装用前扉3を開錠するための鍵が挿入される鍵穴79が設けられている。スロットマシン1の管理者等が鍵穴79に所定の扉キーを挿入して開錠操作すると、蝶番機構によって本体筐体2に取付けられている外装用前扉3を前方へ開くことができ、また外装用前扉3を本体筐体2側に閉じると、自動的にこれらを施錠するようになっている。
下部パネル部5には、スロットマシン1のモデルタイプを遊技者へ認識させる等のため、登場キャラクターの絵などを表示する表示パネル51が設けられている。
下部パネル部5の下側に配置されたメダル受皿部6には、入賞時にメダルを排出するメダル払出口61と、払い出されたメダルを貯留するメダル受皿62と、演出効果音を発生させるスピーカを内蔵する左右の演出用放音部63a、63bとが配置されている。
次に、図2を参照して、本体筐体2の内部構造と外装用前扉3の裏面構造とを説明する。
図2において、本体筐体2の前方には開口8を有している。この開口8内の上部には、左右のブラケット部材81、82を介して硬質プラスチックの基板ケース80に収納された主制御基板20が取付けられている。主制御基板20は、スロットマシン1の全体動作を集中制御するCPU(マイコン)を備えている。
本体筐体2内の中央には、リール101a、101b、101cを備えるリールユニット100が設けられている。リールユニット100は、外装用前扉3が本体筐体2側に閉じられると外装用前扉3の表示窓42にリール101a、101b、101cが対向するように、所定フレームに位置決めされて取付けられている。なお、各リール101a、101b、101cは、それぞれに内蔵されたステッピングモータによって回転駆動される。
また、リールユニット100の上部には、各リールを回転駆動する上記ステッピングモータへ4相の駆動パルス信号を送出する回胴装置基板が取付けられており、主制御基板20が回胴装置基板に回胴駆動(励磁)パルスデータを送出することで、各リールの回転と制動及び停止の制御を行っている。
リールユニット100の下方には、ホッパ装置21と、ホッパ装置21から溢れたメダルを収容するための補助貯留部23と、電源ユニット24が設けられている。電源ユニット24の内部の右側には、いわゆる配電盤に相当する電源基板25が設けられている。
電源ユニット24の前面部202には、機械式の開閉検出スイッチ211や設定用シリンダ錠220等の操作部が設けられている。前面部202の表面は、電源ユニット用前扉204によって開閉可能になっている。
電源ユニット24は、ハーネスを介してホッパ装置21及び主制御基板20等の電気部品と電気的に接続する。前記本体筐体2の壁面に形成された貫通孔9に挿通された電源コード10を介して本体筐体2の外部から電力が供給され、供給された電力から所定の電圧値の電力を生成してホッパ装置21及び主制御基板20等の電気部品に供給する。ホッパ装置21の前面には、メダルを排出するメダル排出口22が設けられている。
更に、本体筐体2の上部右側の内壁に、遊技場に設置されている「ホールコンピュータ」と呼ばれる管理用コンピュータと接続可能な外部集中端子基板26が取付けられている。
一方、外装用前扉3の裏面側上部には、発光駆動部30が配置されている。発光駆動部30は、演出用照明部43の光源である高輝度の発光ダイオードが複数配列され、この発光ダイオードを発光駆動する駆動回路が実装されている。
また、外装用前扉3の裏面側上部には、上述の演出用放音部44a、44bに対向してスピーカ32a、32bが取付けられている。また、スピーカ32a、32bの間には、液晶表示装置46が取付けられている。更に、液晶表示装置46の裏面側には、電気回路基板で形成され硬質プラスチックの基板ケース90に収納されたサブ制御基板40が取付けられている。
主制御基板20及びサブ制御基板40は、スロットマシン1の作動を制御する制御基板である。
サブ制御基板40の下方には、リール101a、101b、101cを目視させるための透明な表示窓42が形成されたパネル板47が配置され、表示窓42の下方には、前面側のスタートレバー75(図1参照)及びストップボタン76a、76b、76c(図1参照)等の操作スイッチ類の出力信号を主制御基板20へ転送する中継基板として機能する中央表示基板33が設けられている。
中央表示基板33の後側板面の右側(この場合の右側は、外装用前扉3の前方から見た場合の右側を示している。)には、設定変更ボタン141が設けられている。設定変更ボタン141は、ヒンジ機構により開閉可能な透明カバー142により覆われている。
中央表示基板33の下方には、メダル選別装置34が取付けられている。メダル選別装置34は、メダル投入ガイド71に投入されたメダルの適否を判別し振り分ける装置である。また、メダル選別装置34はメダルセンサを内蔵しており、ゲームの待機状態等において正規のメダルが投入され、メダルセンサがこのメダルを検出することによって、メダル投入の受け付けを示す信号を主制御基板20へ送出する。
メダル選別装置34の装置本体の下方には、メダル選別装置34によって振り分けられた正規のメダルを本体筐体2内に設けられているホッパ装置21へ案内するガイド部材35と、メダル選別装置34により排除されたメダル(又は異物)をメダル払出口61へ案内するガイド部材36が設けられている。また、外装用前扉3の裏面側下部には、ホッパ装置21のメダル排出口22から排出されたメダルをメダル払出口61へ案内するガイド部材37が設けられている。更に、メダル払出口61に隣接して、上述した演出用放音部63a、63bに対向するスピーカ38a、38bが取付けられている。
なお、スロットマシン1全体の動作は、本体筐体2側に設けられている主制御基板20によって統括制御されており、サブ制御基板40は、液晶表示装置46による演出映像の表示制御、及び演出用放音部44a、44b、63a、63bのスピーカ32a、32b、38a、38bを使った演出効果音制御など、ゲームの演出に係る制御を主に行っている。
次に、図3のブロック図を参照して、スロットマシン1に設けられている制御システムについて説明する。
図3において、主制御基板20は、CPU120と、記憶部121とを備えている。
記憶部121は、ROM、RAM等の半導体メモリによって構成され、主要構成としてプログラムROM122と制御RAM123を有している。記憶部121のプログラムROM122には、スロットマシンゲーム用のシステムプログラム124が予め記憶されている。主制御基板20は、記憶部121のプログラムROM122に記憶されたシステムプログラム124に従ってCPU120が演算処理を実行することで、スロットマシン1全体の動作を統括制御している。
また、記憶部121の制御RAM123にはメダルクレジット手段126が設けられている。メダルクレジット手段126はスロットマシン1が内部貯留するメダルの数であるクレジットをメモリに記憶する。
また、主制御基板20には、ベットボタン73、74、スタートレバー75、ストップボタン76a、76b、76c、精算ボタン77、設定変更ボタン141等の操作スイッチ類、メダル選別装置34のメダルセンサ131、サブ制御基板40、数値情報表示部151、152を駆動する表示部駆動回路153等がハーネスを介して接続されている。また、主制御基板20には、電源基板25を介して、メダル払出装置であるホッパ装置21、開閉検出スイッチ211及び設定用シリンダ錠220に設けられたロータリースイッチ254等が電気的に接続されている。
主制御基板20は、前記操作スイッチ類やメダル選別装置34のメダルセンサ131からの出力信号によりゲームに係る操作を検出する。
また、主制御基板20は、動作モードがメダルベット待機状態となっている場合において、メダルセンサ131がメダルを検出した場合、検出したメダルをゲームの賭数に加算する。
また、主制御基板20は、動作モードがメダルクレジット入力待機状態となっている場合において、メダルセンサ131がメダルを検出した場合、検出したメダルをメダルクレジット手段126のクレジットに加算する。ここで、メダルベット待機状態とは、1つのゲームが終了した後、当該ゲームにメダルが賭けられるのを待機している状態のことを示している。メダルクレジット入力待機状態とは、当該ゲームにメダルが賭けられた後、メダルクレジット手段126の前記クレジット数が最大値(50)になるまでの状態のことを示している。
また、主制御基板20は、各リール101a、101b、101cに設けられる基準位置センサ103a、103b、103cの検出信号を入力し、各リールの基準となる回転位置を把握しながら、回胴装置基板110に所定の回胴駆動パルスデータを送出する。回胴装置基板110は、主制御基板20からの回胴駆動パルスデータに従って各ステッピングモータ102a、102b、102cを回転駆動することで、各リール101a、101b、101cの回転及び停止の動作制御を行っている。
また、主制御基板20は、入賞が確定した場合等において、電源装置25を介してホッパ装置21を制御することで、所定数のメダルをメダル受皿62に払い出す。
さらに、主制御基板20は、精算ボタン77が操作された場合、ゲームに賭けられたメダルをキャンセルしてホッパ装置21に払い出させるとともに、メダルクレジット手段126(図3参照)が内部貯留したメダルを精算してホッパ装置21に精算前のクレジット数のメダルを払い出させる。
サブ制御基板40は、主制御基板20からの制御信号に基づいて液晶表示装置46(図1参照)、演出用照明部43(図1参照)、演出用放音部44a、44b、63a、63b(図1参照)のスピーカ32a、32b、38a、38b等の演出装置50を制御駆動することで、遊技者の視覚や聴覚に訴える演出をゲームの進行に応じて行っている。
一方、主制御基板20の記憶部121のプログラムROM122には、入賞抽選テーブル125が記憶されている。また、記憶部121の制御RAM123には、内部当選した入賞役に対応するフラグを記憶する内部抽選フラグ記憶領域127が設定されている。さらに、記憶部121の制御RAM123、前記入賞役を抽選する抽選確率の設定を記憶する設定記憶領域128が設定されている。主制御基板20のCPU120は、前記開閉検出スイッチ211の検出結果が後述の電源ユニット用前扉204の閉塞を示し、且つロータリースイッチ254の検出結果が後述の設定キー嵌合部253がオン位置にあることを示す場合に限って、設定変更ボタン141からの操作入力に基づいて入賞役を抽選する抽選確率の設定変更を行い、この変更された設定を設定記憶領域128に記憶させるようになっている。
主制御基板20には、乱数値のデータを発生する乱数発生装置129がCPU120に接続した状態で設けられている。例えばCPU120は、スタートレバー75の操作を検出した時点で乱数発生装置129から乱数値を取得し、設定記憶領域128に記憶された設定に対応する入賞抽選テーブル125を参照することで、得られた乱数値に割り当てられた入賞役またはハズレを抽選する。そして、CPU120は、乱数値に対応する入賞役が存在すると、それを当該ゲームの入賞役として抽選結果を当選にし、記憶部121の内部抽選フラグ記憶領域127における当選した入賞役のフラグをオンにする。ここでは、かかる入賞役の抽選方法を「内部抽選」と呼んでいる。
次に、スロットマシン1におけるゲーム動作の概要を説明する。
スロットマシン1は、先のゲームにおいて入賞しメダルの配当が完了した時、又は先のゲームにおいてハズレが確定すると待機状態となる。この待機状態においては、当該状態を遊技者に示唆するとともにゲーム操作を促す待機モードの演出が液晶表示装置46等によって行われる。次に、遊技者がメダル投入ガイド71にメダルを投入し、もしくは、何れかのベットボタン73、74を押圧操作することで、スロットマシン1は、内部に貯留したメダル(クレジット)から当該ゲームに所定枚数のメダルが賭けられゲームを準備する。
ゲーム準備の状態でスタートレバー75が傾倒操作されゲームが開始されると、主制御基板20は、3個のリール101a、101b、101cを一斉に回転させ始めるとともに、上述した内部抽選を実行する。内部抽選の結果は、内部抽選フラグ記憶領域127に記憶される。
次に、遊技者により何れかのストップボタン76a、76b、76cが押圧操作されることで、リール101a、101b、101cが停止し、主制御基板20は、停止した各リールが表示する図柄と上述の内部抽選フラグ記憶領域127に記憶された内部抽選の入賞役に係る図柄の組合せとが一致しているかどうか判定する。
これら図柄の組合せが一致し役への入賞が確定すると、スロットマシン1は、主制御基板20によりメダルクレジット手段126の制御を行い、内部貯留しているメダルのクレジット数が所定の数になるまで、当該役の種類に応じて予め決められた配当数のメダルをクレジット数に加算する。さらに、スロットマシン1は、前記配当数と前記クレジット数の加算結果が前記所定の数を超過すると、この超過した数のメダルをメダル受皿62へ払い出す。
以下、図4乃至図7を参照して電源ユニット24について詳細に説明する。
図4は、電源ユニット24の電源ユニット用前扉204を開放した状態の斜視図である。図5は、電源ユニット24の電源ユニット用前扉204を閉塞した状態の斜視図である。図6は、電源ユニット24の電源ユニット用前扉204を開放した状態の正面図である。図7は、電源ユニット24の電源ユニット用前扉204を閉塞した状態の正面図である。
図4において、電源ユニット24は、筐体201の内部に電源基板25を収納し、筐体201の前面部202に電源スイッチ210、開閉検出スイッチ211や設定用シリンダ錠220等を設けたものである。
筐体201は、筐体本体203の前面に前面部202を取付けた構造になっている。筐体本体203は、前方に開口を形成した板金製の箱体であり、その前面に前面部202がネジ止め固定されることで前方の開口が閉塞されるようになっている。
筐体本体203の上面230の左辺には、本体筐体2(図2参照)の左側壁にネジ止めされる取付部311が上方に延出して設けられている。
筐体本体203の下面前方には、本体筐体2(図2参照)の底板にネジ止めされる取付部312が前方に延出して設けられている。
また、筐体本体203の上面230には、電源基板25に実装された基板側コネクタ231、232を外部に露出させるための貫通部233、234が形成されている。基板側コネクタ231は、貫通部233を介して主制御基板20と接続したハーネスに接続する。基板側コネクタ232は、貫通部234を介してホッパ装置21と接続する。
図4及び図5において、前面部202の表面には、電源ユニット用前扉204が開閉可能な状態で設けられている。図4に示した電源スイッチ210、開閉検出スイッチ211や設定用シリンダ錠220は、図5に示すように電源ユニット用前扉204を閉塞することで外部から接触を防止することができる。
以下、電源ユニット用前扉204について詳細に説明する。
図7において、電源ユニット用前扉204は、例えばポリカーボネイト等の透明樹脂で形成され、左上コーナー及び左下のコーナーに、当該電源ユニット用前扉204の回動軸となる前面部202の円柱部材215、216にそれぞれ掛かるフック部241、242がそれぞれ形成されている。電源ユニット用前扉204の右側中間部には、前面部202の扉開放操作部217が挿入される貫通部243が形成されている。電源ユニット用前扉204の表面の貫通部243の左側には、後述の扉開放操作部217の操作を容易にするための凹部244が形成されている。電源ユニット用前扉204の表面の貫通部243の右側には、電源ユニット用前扉204の開閉操作の扉開放操作の際に指で引っ張られる板状部245が表側に突出して形成されている。
図4において、電源ユニット用前扉204の上下の中間部の左側には、板面を表側に向けて膨出させることで、電源ユニット用前扉204の前面部202を覆った状態で後述の設定キー260の摘み部264を収納する設定キー収容部246が形成されている。
電源ユニット用前扉204の裏面には、不正器具の進入を防止するための壁部247が形成されている。
以下、設定キー260について詳細に説明する。
図4において、設定キー260は、板状部261の一方及び他方の脇に前扉用シリンダ錠ロータ252と嵌合する嵌合部262、263が形成されている。設定キー260の基端側には、幅広の摘み部264が形成されている。
以下、前面部202について詳細に説明する。
図6及び図7において、前面部202の左上コーナー及び左下のコーナーの若干内側には、電源ユニット用前扉204の回動軸となる円柱部材215、216が設けられている。
電源ユニット用前扉204と前面部202の間には、ねじりバネ248が設けられている。ねじりバネ248は、前面部202を閉塞する方向に電源ユニット用前扉204を付勢している。
図6において、前面部202の表面における上下の中間部の左側には、扉開放操作部217が前方に突出して形成されている。扉開放操作部217は、板状に形成され、左面に電源ユニット用前扉204の貫通部243(図4及び図7参照)の縁に係止する係止爪249が形成されている。
前面部202の表面の上辺、下辺及び右辺の近傍には、電源ユニット用前扉204が閉塞した状態で壁部247(図4参照)を挟む仕切り部218、219が形成されている。
前面部202の表面の下部には、開閉検出スイッチ211が設けられている。開閉検出スイッチ211は、閉塞する電源ユニット用前扉204により押圧されて移動する突起部212を有している。即ち、開閉検出スイッチ211は、突起部212の移動を検出することで電源ユニット用前扉204の開閉を検出している。
前面部202の表面における上下の中間部の左側には、設定用シリンダ錠220が設けられている。
設定用シリンダ錠220は、前面部202に取付け固定される前記設定用シリンダ錠本体251と設定用シリンダ錠ロータ252を有している。設定用シリンダ錠ロータ252は、図4に示す設定キー260の嵌合部262、263と嵌合する設定キー嵌合部253を鍵穴として有している。
図4及び図6において、設定用シリンダ錠ロータ252は、前記設定用シリンダ錠本体251の筒内に挿入され、当該筒内で係止固定状態(ロック状態)及び回転可能な状態(ロック解除状態)の何れか一方の状態にあり、前記設定キー嵌合部253が前記設定キー260と嵌合することで前記筒内での係止固定状態を解除する。設定用シリンダ錠ロータ252の係止固定状態では、設定キー260の幅方向が上下方向を向く。
図6において、設定用シリンダ錠220には、前記設定用シリンダ錠ロータ252の回動角が第1及び第2の回動範囲S1、S2の何れにあるかを検出する設定用シリンダ錠ロータ回動角検出手段としてのロータリースイッチ254が設けられている。前記設定用シリンダ錠ロータ252の第1の回動範囲S1は、設定用シリンダ錠ロータ252が係止固定状態に有る状態を含んでおり、設定変更を不可とする範囲である。前記設定用シリンダ錠ロータ252の第2の回動範囲S2は、設定変更を可能にする範囲であり、前記第1の回動範囲より右回り側に配置している。
ここで、設定キー収容部246は背面側が開口する横長の箱形状で形成されている。設定キー収容部246は、前記設定用シリンダ錠ロータ252の回動角が第2の回動範囲S1にある場合のみ前扉用シリンダ錠ロータ252と嵌合した設定キー260の摘み部264を収納可能になっている。
以下、スロットマシン1の設定変更方法について説明する。
図1に示すスロットマシン1の入賞役の当選確率の設定変更を行う場合には、スロットマシン1の管理者等の作業者が鍵穴79に所定の扉キーを挿入して開錠操作し、蝶番機構によって本体筐体2に取付けられている外装用前扉3を前方へ開く。
次に、作業者は、図5及び図7に示す電源ユニット24の扉開放操作部217を右方向に押圧操作して、左面に電源ユニット用前扉204の貫通部243の縁に対する係止爪249の係止を解除して図4及び図6に示すように前面部202から電源ユニット用前扉204を開く。
次に、作業者は、電源ユニット用前扉204が開いた状態で、図4及び図6に示す電源スイッチ210をオフし、この後設定用シリンダ錠220の鍵穴である設定キー嵌合部253に設定キー260の嵌合部262、263を挿入して嵌合させ、設定用シリンダ錠ロータ252を回動可能な状態にする。次に、作業者は、設定キー260を右回りに回して当該設定キー260の幅方向をオン方向である水平方向にすることで、前記設定用シリンダ錠ロータ252を第2の回動範囲S2に移動させる。これにより、ロータリースイッチ254は、前記設定用シリンダ錠ロータ252の回動角が第2の回動範囲S2にあることを検出し、この検出結果を主制御基板20のCPU120に導く。
次に、作業者は、電源スイッチ210をオンし、前面部202に対して電源ユニット用前扉204を閉じることで、設定キー収容部246に設定キー260の摘み部264を収納する。この状態では、開閉検出スイッチ211がオンし、左面に電源ユニット用前扉204の貫通部243の縁に対する係止爪249が係止する。これにより、図3に示す主制御基板20は、開閉検出スイッチ211の検出結果より電源ユニット用前扉204を閉じたことを認識し、表示部駆動回路153を制御して数値情報表示部152に入賞役を抽選する抽選確率の設定を数値表示する。
次に、作業者は、中央表示基板33の透明カバー142を開くことで設定変更ボタン141を露出させ、設定変更ボタン141を押圧することでオン操作を行う。
ここで、主制御基板20のCPU120は、設定変更ボタン141が一回オン操作される毎に数値情報表示部152に表示されている設定候補値を一回変更する。ここで、設定候補値を一回変更する方法は、変更前の設定候補値が1から5場合、数字1だけカウントアップすることで変更後の設定候補値とし、変更前の設定候補値が6の場合、1を変更後の設定候補値としている。
作業者は、設定変更ボタン141をn回押すことで、設定候補値をn回変更し、レバー75をオン操作することで、設定候補値を実際の設定値として主制御基板20の記憶部121の設定記憶領域128に記憶させる。
この後、作業者は、左面に電源ユニット用前扉204の貫通部243の縁に対する係止爪249の係止を解除して図4及び図6に示すように前面部202から電源ユニット用前扉204を開き、設定用シリンダ錠220に差し込まれた設定キー260を左回りに回して設定キー260の幅方向をオフ方向にすることで、前記設定用シリンダ錠ロータ252を第1の回動範囲S1に移動させる。これにより、ロータリースイッチ254は、前記設定用シリンダ錠ロータ252の回動角が第1の回動範囲S1にあることを検出し、この検出結果を主制御基板20のCPU120に導く。
この後、作業者は、設定用シリンダ錠220から設定キー260を引き抜き、前面部202に対して電源ユニット用前扉204を閉じ、次に本体筐体2に対して外装用前扉3を閉塞することでスロットマシン1を遊技可能にする。
ここで、不正を行う者が外装用前扉3と本体筐体2の間の隙間に不正器具を挿入して賞役の当選確率が高い方に不正に設定変更しようとする場合を考える。この場合には、不正を行う者は針金による第1の不正器具及び針金の先端に偽造された設定キーを取付けた第2の不正器具を用意し、外装用前扉3と本体筐体2の間の隙間に第1及び第2の不正器具を挿入し、挿入した第1の不正器具を用いて、前面部202から電源ユニット用前扉204を開く。
電源ユニット用前扉204が開いた状態で不正を行う者は、第1の不正器具を用いて電源スイッチ210をオフし、この後、設定用シリンダ錠220の鍵穴である設定キー嵌合部253に第2の不正器具の先端部に取り付けた設定キーを嵌合させ、設定キーを右回りに回して当該設定キーの幅方向をオン方向である水平方向にし、この後に第1の不正器具を用いて電源スイッチ210をオンにする。しかしながらこの状態では、第2の不正器具は設定キー嵌合部253から外せないので、前面部202に対して電源ユニット用前扉204を閉じることは不可能で、開閉検出スイッチ211がオフとなり、CPU120は、設定変更ボタン141が操作されたり、または電源ユニット24の基板側コネクタ231がショートされたりする等の操作が行われたとしても設定変更を行わない。これにより不正な設定変更は不可能になる。
以上説明した構造及び動作を纏めると、主制御基板20は、本体筐体2及び外装用前扉3によって形成される空間の内側に設けられ、所定の遊技操作を契機に入賞役を抽選する抽選手段になっている。
前扉用シリンダ錠78は、前記外装用前扉3を前記本体筐体2に固定するとともに当該固定の解除を行う前扉ロック機構部になっている。
電源ユニット24は、本体筐体2及び外装用前扉3によって形成される空間の内側に設けられ、前記本体筐体2の壁面に形成された貫通孔9を介して本体筐体2の外部から電力が供給され、供給された電力から所定の電圧値の電力を生成して前記抽選手段及び前記遊技媒体払出手段に供給する。
設定用シリンダ錠220は、前記電源ユニット24の前面に設けられ、設定キー260と嵌合する設定キー嵌合部253を有し、当該設定キー嵌合部253が前記設定キー260と嵌合することで当該設定キー嵌合部253のオフ位置からオン位置への回動操作が可能になる。
電源ユニット用前扉204は、前記電源ユニット24に対して回動可能に取付けられることで前記前記電源ユニット24の前面を開閉可能な状態で覆うとともに、前記電源ユニットの前面を覆った状態で設定キーの操作部を収納する設定キー収容部を形成している。
開閉検出スイッチ211は、前記電源ユニット24に対する電源ユニット用前扉204の開閉を検出する。
設定変更ボタン141は、設定変更のための操作入力が可能な設定変更用操作入力手段となっている。
主制御基板20のCPU120及び設定記憶領域128は、前記開閉検出スイッチ211の検出結果が前記電源ユニット用前扉204の閉塞を示し、且つ前記設定キー嵌合部253がオン位置にある場合に限って、設定変更ボタン141からの操作入力に基づいて入賞役を抽選する抽選確率の設定変更を行う設定変更手段となっている。
以上説明したように、図1乃至図7に示した第1の実施形態のスロットマシン1によれば、主制御基板20のCPU120及び設定記憶領域128は、前記開閉検出スイッチ211の検出結果が前記電源ユニット用前扉204の閉塞を示し、且つ前記設定キー嵌合部253がオン位置にある場合に限って、設定変更ボタン141からの操作入力に基づいて入賞役を抽選する抽選確率の設定変更を行うので、前記外装用前扉3を前記本体筐体2の間の隙間から不正器具が挿入され入賞役の当選確率が高い方に不正に設定変更されることを防止でき、不正な遊技行為を防止して遊技施設の経営改善を図ることができる。
尚、図1乃至図7に示した第1の実施形態のスロットマシン1の変形例として、図1乃至図7に示した第1の実施形態の処理に加えて、前記開閉検出スイッチ211の検出結果が前記電源ユニット用前扉204の閉塞を示さない状態で設定変更ボタン141からの操作入力が行われた場合、主制御基板20のCPU120がサブ制御基板40を制御してスピーカ32a、32b、38a、38bに警告音を発生させるように構成してもよい。
以下、本発明に係る遊技機の好適な第2の実施形態を図8及び図9を参照して説明する。尚、図8は本発明の第2の実施形態による電源ユニット500を示す斜視図である。図9は本発明の第2の実施形態によるスロットマシンの制御システムを表したブロック図である。
ここで、図8及び図9を用いた第2の実施形態の説明では、図1乃至図7に示した第1の実施形態と同様の構成要素に同じ部号を付し、説明を省略する。また、第2の実施形態の図8及び図9に図示していない部分は、図1乃至図7に示した第1の実施形態と同様になっている。
図8において、電源ユニット500は、電源ユニット用前扉504にICタグ511を設け、筐体501の前面部502にICタグ511に対して電波信号の送受信を行う信号送受信部512を設けている。尚、本実施形態の電源ユニット500では、図4に示した機械式の開閉検出スイッチは設けていない。
図8において、ICタグ511は、特定のID番号を有し、電源ユニット用前扉504の開閉に応じて移動する。またICタグ511は、前面部502に対して扉504が閉塞した状態で信号送受信部512に近接して配置し、信号送受信部512から電波信号による読み出し制御信号を受信した場合にID番号を電波信号に変換して送信する。また、ICタグ511は、前面部502に対して扉504が少しでも開放した場合、信号送受信部512から電波信号を受信不能になり、この状態ではID番号の送信を行わない。
このような構成により、ICタグ511は、当該電源ユニット用前扉の開閉に応じて固有情報(ID番号)を出力する。
信号送受信部512は、ICタグ511からの前記固有情報を受信することで前記電源ユニットに対する電源ユニット用前扉の開閉を検出する。
図9において、信号送受信部512は、読み出し制御信号を変調し電波信号として発信するとともに、ICタグ511からの電波信号を受信した場合に、この受信信号を復調してICタグ511のID番号のデータに変換し、このID番号のデータが当該信号送受信部512に予め記憶されたID番号のデータと照合して一致した場合に扉の閉塞を示す検出信号を電源基板25を介して主制御基板20のCPU120に導く。尚、電源基板25において、信号送受信部512の検出信号と、前記設定キー嵌合部253がオン位置にあるか否かに基づいて、入賞役を抽選する抽選確率の設定変更を許可するか否かの判別を行うようにしてもよい。
主制御基板20のCPU120及び設定記憶領域128は、信号送受信部512の検出結果となる検出信号が前記電源ユニット用前扉504の閉塞を示し、且つ前記設定キー嵌合部253がオン位置にある場合に限って、設定変更ボタン141からの操作入力に基づいて入賞役を抽選する抽選確率の設定変更を行う設定変更手段となっている。
図8及び図9に示した第2の実施形態によれば、主制御基板20のCPU120及び設定記憶領域128は、信号送受信部512の検出結果が前記電源ユニット用前扉504の閉塞を示し、且つ前記設定キー嵌合部253がオン位置にある場合に限って、設定変更ボタン141からの操作入力に基づいて入賞役を抽選する抽選確率の設定変更を行うので、外装用前扉と本体筐体の間の隙間から不正器具が挿入され入賞役の当選確率が高い方に不正に設定変更されることを防止でき、図1乃至図7に示した実施形態と同様の効果が得られる。
尚、図8及び図9に示した第2の実施形態では、ICタグ511のID番号の照合を信号送受信部512で行っているが、変形例として、信号送受信部512でID番号のデータの復調のみを行い、信号送受信部512からICタグ511のID番号のデータを主制御基板20のCPU120に転送し、主制御基板20のCPU120においてID番号の照合を行うことで、電源ユニット用前扉504の閉塞の判定を行うように構成してもよい。また、この場合のID番号の照合をサブ制御基板40または電源基板25で行うように構成してもよい。さらに、図8及び図9に示した第2の実施形態の処理に加えて、信号送受信部512の検出結果が前記電源ユニット用前扉504の閉塞を示さない状態で設定変更ボタン141からの操作入力が行われた場合、主制御基板20のCPU120がサブ制御基板40を制御してスピーカ32a、32b、38a、38bに警告音を発生させるように構成してもよい。
以下、本発明に係る遊技機の好適な第3の実施形態を図10及び図11を参照して説明する。尚、図10は本発明の第3の実施形態による電源ユニット500を示す斜視図である。図11は本発明の第3の実施形態によるスロットマシンの制御システムを表したブロック図である。
ここで、図10及び図11を用いた第3の実施形態の説明では、図8及び図9に示した第1の実施形態と同様の構成要素に同じ部号を付し、説明を省略する。また、第3の実施形態の図10及び図11に図示していない部分は、図1乃至図7に示した第1の実施形態と同様になっている。
図10において、設定キー660の摘み部664には特定のID番号を有する前記設定キー側ICタグ665を設けている。
電源ユニット用前扉504には前扉側ICタグ511を設けている。
電源ユニット600の筐体601の前面部602には、前扉側ICタグ511に対して電波信号の送受信を行う前扉側ICタグ用信号送受信部611が設けられているとともに、前記設定キー側ICタグ665に対して電波信号の送受信を行う設定キー側ICタグ用信号送受信部612が設けられている。この設定キー側ICタグ用信号送受信部612は、設定用シリンダ錠220の近傍に配置している。
前扉側ICタグ511は、前面部502に対して扉504が閉塞した状態で前扉側ICタグ用信号送受信部611に近接して配置し、前扉側ICタグ用信号送受信部611から電波信号による読み出し制御信号を受信した場合に特定のID番号を電波信号に変換して発信する。
設定キー側ICタグ651は、設定キー660の嵌合部262、263が設定用シリンダ錠220の設定キー嵌合部253に差し込まれた状態で設定キー側ICタグ用信号送受信部612に近接して配置し、設定キー側ICタグ用信号送受信部612から電波信号による読み出し制御信号を受信した場合に特定のID番号を電波信号に変換して発信する。設定キー側ICタグ651の特定のID番号は、前扉側ICタグ511の特定のID番号と一致または対応している。
即ち、設定キー側ICタグ651は、前記設定キー660に設けられ、特定の第1の固有情報(ID番号)を有し、前記設定キー嵌合部253に前記設定キー660が嵌合した状態で前記設定キー嵌合部253がオン位置にある場合に前記特定の第1の固有情報を出力する。
前扉側ICタグ511は、特定の第2の固有情報(ID番号)を有し、当該電源ユニット用前扉504の開閉に応じて前記特定の第2の固有情報を出力する。
前扉側ICタグ用信号送受信部611は、当該電源ユニット600に対して前記電源ユニット用前扉504が閉じた状態で前記前扉側ICタグ511と信号の送受信が可能になり、当該前扉側ICタグ511と信号の送受信を行うことで当該前扉側ICタグ511のID番号を読み取り当該ID番号のデータを図11に示す主制御基板20に向けて出力する。尚、前扉側ICタグ用信号送受信部611からのID番号のデータは電源基板25に出力し当該電源基板25おいて照合処理を行ってもよい。
図10において、設定キー側ICタグ用信号送受信部612は、前記設定キー嵌合部253に前記設定キー660が嵌合した状態で前記設定キー側ICタグ665と信号の送受信が可能になり、当該設定キー側ICタグ665と信号の送受信を行うことで当該設定キー側ICタグ665のID番号を読み取り当該ID番号のデータを図11に示す主制御基板20に向けて出力する。尚、設定キー側ICタグ用信号送受信部612からの該ID番号のデータは電源基板25に出力し当該電源基板25おいて照合処理を行ってもよい。
このような処理により前扉側ICタグ用信号送受信部611及び設定キー側ICタグ用信号送受信部612は、設定キー側ICタグ651から出力された前記特定の第1の固有情報及び前記前扉側ICタグ511から出力された前記特定の第2の固有情報を受信する固有情報受信部となっている。
主制御基板20のCPU120は、前記前扉側ICタグ用信号送受信部611からのID番号のデータが前記設定キー側ICタグ用信号送受信部612からのID番号のデータより後に供給され、且つ前記前扉側ICタグ用信号送受信部611からのID番号のデータが前記設定キー側ICタグ用信号送受信部612からのID番号のデータと一致または対応した場合に限り、前記設定変更ボタン141からの操作入力に基づいて入賞役を抽選する抽選確率の設定変更を行う設定変更手段となっている。
即ち、主制御基板20のCPU120は、前記特定の第2の固有情報が前記特定の第1の固有情報より後に供給され、且つ前記特定の第2の固有情報が前記特定の第1の固有情報と一致または対応した場合に限り、前記設定変更ボタンからの操作入力に基づいて前記入賞役を抽選する抽選確率の設定変更を行う。
図10及び図11に示した第3の実施形態によれば、主制御基板20のCPU120は、前記前扉側ICタグ用信号送受信部611からのID番号のデータが前記設定キー側ICタグ用信号送受信部612からのID番号のデータより後に供給され、且つ前記前扉側ICタグ用信号送受信部611からのID番号のデータが前記設定キー側ICタグ用信号送受信部612からのID番号のデータと一致または対応した場合に限り、前記設定変更ボタン141からの操作入力に基づいて入賞役を抽選する抽選確率の設定変更を行うので、図8及び図9に示した第2の実施形態と同様の効果が得られるとともに、設定キー660の摘み部664には特定のID番号を有するICタグ665を設け、これにより設定キー660の真贋の判定を行うので、より確実に不正な設定変更を防止できる。
尚、図10及び図11に示した第3の実施形態では、ICタグ511、665のID番号の照合を主制御基板20のCPU120で行っているが、この場合のID番号の照合をサブ制御基板40または電源基板25で行うように構成してもよい。また、図10及び図11に示した第3の実施形態の処理に加えて、前記前扉側ICタグ用信号送受信部611からのID番号のデータが供給されない状態で、設定変更ボタン141からの操作入力が行われた場合、主制御基板20のCPU120がサブ制御基板40を制御してスピーカ32a、32b、38a、38bに警告音を発生させるように構成してもよい。さらに、且つ前記前扉側ICタグ用信号送受信部611からのID番号のデータが前記設定キー側ICタグ用信号送受信部612からのID番号のデータと一致または対応しなかった場合に、主制御基板20のCPU120がサブ制御基板40を制御してスピーカ32a、32b、38a、38bに警告音を発生させるように構成してもよい。
さらに、図1乃至図11に示した第1乃至第3の実施形態において、透明カバー142にICタグ等を設けて、透明カバー142の開閉を検出し、この検出結果が透明カバー142の閉塞を示した状態で設定変更ボタン141の操作入力を示す信号が主制御基板20のCPU120に供給された場合、設定変更を不可にするとともにサブ制御基板40を制御してスピーカ32a、32b、38a、38bに警告音を発生させるように構成してもよい。これにより、さらに確実に不正行為を防止できる。
本発明は、スロットマシンに限らず、メダルを使用するアレンジボール、雀球遊技機等の他の遊技機に応用することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態によるスロットマシンの外観構造を表した斜視図である。 図2は、本発明の第1の実施形態によるスロットマシンの内部構造を表した図である。 図3は、本発明の第1の実施形態によるスロットマシンの制御システムを表したブロック図である。 図4は、本発明の第1の実施形態による電源ユニットの前扉を開放した状態の斜視図である。 図5は、本発明の第1の実施形態による電源ユニットの前扉を閉塞した状態の斜視図である。 図6は、本発明の第1の実施形態による電源ユニットの前扉を開放した状態の正面図である。 図7は、本発明の第1の実施形態による電源ユニットの前扉を閉塞した状態の正面図である。 図8は、本発明の第2の実施形態による電源ユニットを示す斜視図である。 図9は、本発明の第2の実施形態によるスロットマシンの制御システムを表したブロック図である。 図10は、本発明の第3の実施形態による電源ユニットを示す斜視図である。 図11は、本発明の第3の実施形態によるスロットマシンの制御システムを表したブロック図である。
符号の説明
1…スロットマシン、2…本体筐体、3…外装用前扉、
4…上部パネル部、5…下部パネル部、6…メダル受皿部、
7…操作部、8…開口、
9…貫通孔、10…電源コード、20…主制御基板、21…ホッパ装置、
22…メダル排出口、23…補助貯留部、24…電源ユニット、
25…電源基板、26…外部集中端子基板、30…発光駆動部、
32a、32b…スピーカ、33…中央表示基板、
34…メダル選別装置、35…ガイド部材、
36…ガイド部材、37…ガイド部材、38a、38b…スピーカ、
40…サブ制御基板、41…パネル面、
42…表示窓、43…演出用照明部、
44a、44b…演出用放音部、46…液晶表示装置、
45…表示窓、47…パネル板、50…演出装置、
51…表示パネル、61…メダル払出口、62…メダル受皿、
63a、63b…左右の演出用放音部、71…メダル投入ガイド、
72…メダル投入口、73、74…ベットボタン、
75…スタートレバー、76a、76b、76c…ストップボタン、
77…精算ボタン、78…前扉用シリンダ錠、79…鍵穴、
80、90…基板ケース、81、82…ブラケット部材、
100…リールユニット、101a、101b、101c…リール、
102a、102b、102c…ステッピングモータ、
103a、103b、103c…基準位置センサ、
110…回胴装置基板、120…CPU、121…記憶部、
124…システムプログラム、126…メダルクレジット手段、
125…入賞抽選テーブル、127…内部抽選フラグ記憶領域、
128…設定記憶領域、129…乱数発生装置、131…メダルセンサ、
141…設定ボタン、142…カバー、
151、152…数値情報表示部、153…表示部駆動回路、
201…筐体、202…前面部、203…筐体本体、
204…電源ユニット用前扉、210…電源スイッチ、
215、216…円柱部材、217…扉開放操作部、
218、219…仕切り部、220…設定用シリンダ錠、230…上面、
231、232…基板側コネクタ、233、234…貫通部、
241、242…フック部、243…貫通部、244…凹部、
245…板状部、246…設定キー収容部、
247…壁部、248…ねじりバネ、249…係止爪、
251…設定用シリンダ錠本体、
252…設定用シリンダ錠ロータ、253…設定キー嵌合部、
254…ロータリースイッチ、260…設定キー、261…板状部、
262、263…嵌合部、264…摘み部、
311、312…取付部、500…電源ユニット、501…筐体、
502…前面部、504…電源ユニット用前扉、511…ICタグ、
512…信号送受信部、600…電源ユニット、601…筐体、
602…前面部、611…信号送受信部、612…信号送受信部、
660…設定キー、664…摘み部、665…ICタグ

Claims (3)

  1. 前方に開口を有する本体筐体と、
    前記本体筐体に対して回動可能に取付けられることで前記開口を開閉可能な状態で閉塞させる外装用前扉と
    記本体筐体及び前記外装用前扉によって形成される空間の内側に設けられた電源ユニットと
    記電源ユニットの前面に設けられ、設定キーと嵌合する設定キー嵌合部を有し、当該設定キー嵌合部が前記設定キーと嵌合することで当該設定キー嵌合部のオフ位置からオン位置への回動操作が可能になる設定用シリンダ錠と、
    前記電源ユニットに対して回動可能に取付けられることで前記電源ユニットの前面を開閉可能な状態で覆うとともに、前記電源ユニットの前面を覆った状態で前記設定キーが前記設定キー嵌合部と嵌合し、且つ当該設定キー嵌合部がオン位置にある場合に限って、前記設定キーの操作部を収納する設定キー収容部を形成した電源ユニット用前扉と、
    前記電源ユニットに対する前記電源ユニット用前扉の開閉を検出する開閉検出スイッチと、
    前記電源ユニットの前面以外に設けられ、設定変更のための操作入力が可能な設定変更用操作入力手段と、
    前記開閉検出スイッチの検出結果が前記電源ユニット用前扉の閉塞を示し、且つ前記設定キー嵌合部がオン位置にある場合に限って、前記設定変更用操作入力手段からの操作入力に基づいて入賞役を抽選する抽選確率の設定変更を行う設定変更手段と、
    を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前方に開口を有する本体筐体と、
    前記本体筐体に対して回動可能に取付けられることで前記開口を開閉可能な状態で閉塞させる外装用前扉と
    記本体筐体及び前記外装用前扉によって形成される空間の内側に設けられた電源ユニットと
    記電源ユニットの前面に設けられ、設定キーと嵌合する設定キー嵌合部を有し、当該設定キー嵌合部が前記設定キーと嵌合することで当該設定キー嵌合部のオフ位置からオン位置への回動操作が可能になる設定用シリンダ錠と、
    前記電源ユニットに対して回動可能に取付けられることで前記電源ユニットの前面を開閉可能な状態で覆うとともに、前記電源ユニットの前面を覆った状態で前記設定キーが前記設定キー嵌合部と嵌合し、且つ当該設定キー嵌合部がオン位置にある場合に限って、前記設定キーの操作部を収納する設定キー収容部を形成した電源ユニット用前扉と、
    前記電源ユニット用前扉に設けられ、当該電源ユニット用前扉の開閉に応じて固有情報を出力するICタグと、
    前記ICタグからの前記固有情報を受信することで前記電源ユニットに対する前記電源ユニット用前扉の開閉を検出する開閉検出手段と、
    前記電源ユニットの前面以外に設けられ、設定変更のための操作入力が可能な設定変更用操作入力手段と、
    前記開閉検出手段の検出結果が前記電源ユニット用前扉の閉塞を示し、且つ前記設定キー嵌合部がオン位置にある場合に限って、前記設定変更用操作入力手段からの操作入力に基づいて入賞役を抽選する抽選確率の設定変更を行う設定変更手段と、
    を備えることを特徴とする遊技機。
  3. 前方に開口を有する本体筐体と、
    前記本体筐体に対して回動可能に取付けられることで前記開口を開閉可能な状態で閉塞させる外装用前扉と
    記本体筐体及び前記外装用前扉によって形成される空間の内側に設けられた電源ユニットと
    記電源ユニットの前面に設けられ、設定キーと嵌合する設定キー嵌合部を有し、当該設定キー嵌合部が前記設定キーと嵌合することで当該設定キー嵌合部のオフ位置からオン位置への回動操作が可能になる設定用シリンダ錠と、
    前記電源ユニットに対して回動可能に取付けられることで前記電源ユニットの前面を開閉可能な状態で覆うとともに、前記電源ユニットの前面を覆った状態で前記設定キーが前記設定キー嵌合部と嵌合し、且つ当該設定キー嵌合部がオン位置にある場合に限って、前記設定キーの操作部を収納する設定キー収容部を形成した電源ユニット用前扉と、
    特定の第1の固有情報を有し、前記設定キー嵌合部に前記設定キーが嵌合した状態で前記設定キー嵌合部がオン位置にある場合に前記特定の第1の固有情報を出力する前記設定キーに設けられた設定キー側ICタグと、
    特定の第2の固有情報を有し、前記電源ユニット用前扉の開閉に応じて前記特定の第2の固有情報を出力する前扉側ICタグと、
    前記設定キー側ICタグから出力された前記特定の第1の固有情報及び前記前扉側ICタグから出力された前記特定の第2の固有情報を受信する固有情報受信部と、
    前記電源ユニットの前面以外に設けられ、設定変更のための操作入力が可能な設定変更用操作入力手段と、
    前記特定の第2の固有情報が前記特定の第1の固有情報より後に供給され、且つ前記特定の第2の固有情報が前記特定の第1の固有情報と一致または対応した場合に限り、前記設定変更用操作入力手段からの操作入力に基づいて入賞役を抽選する抽選確率の設定変更を行う設定変更手段と、
    を備えることを特徴とする遊技機。
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