JP4973874B2 - ツーピースソリッドゴルフボール - Google Patents
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しかしながら、これらはいずれも基本的にはカバーの高比重化によりボールの慣性モーメントを増加させ、飛距離性能を向上させることを主眼としたものであり、無機充填剤を入れすぎると却ってボールの反発性や割れ耐久性を損なってしまうという問題があった。
また、特開2001−340494号公報には、必ずしもカバーを高比重化するのではなく、カバーに粒状無機充填剤を補強剤として配合することにより、カバーの割れ耐久性を向上させるとともに、カバー硬度を高くして(ショアD硬度64以上)、ドライバーショット時のスピン量を低減して飛距離を増大させ、カバーのJIS−C硬度とコア表面部分のJIS−C硬度との差を適正化することによって、飛距離、フィーリング及び割れ耐久性のバランスのとれたゴルフボールを得る技術が提案されている。
請求項1:
ソリッドコアとカバーとを具備してなるツーピースソリッドゴルフボールにおいて、上記ソリッドコアが、(A)シス−1,4−結合を60%以上含有し、希土類元素系触媒を用いて合成されたポリブタジエンを60〜100重量%含むゴム基材100重量部に対して、(B)半減期の異なる2種以上の有機過酸化物であって、155℃における半減期が一番短い有機過酸化物を(a)、155℃における半減期が一番長い有機過酸化物を(b)とした場合、(a)成分の添加量を(A)成分100質量部に対して0.1重量部以上0.3重量部以下、(b)成分の添加量を(A)成分100重量部に対して0.2重量部以上0.5重量部以下とし、かつ(a)の半減期をat、(b)の半減期をbtとした場合、その半減期の比bt/atが10以上16以下である有機過酸化物を0.4〜0.6重量部、(C)不飽和カルボン酸及び/又はその金属塩、(D)有機硫黄化合物、(E)無機充填剤を含むゴム組成物から形成され、該ソリッドコアの980N(100kgf)荷重負荷時の変形量が3.5〜6.0mmであり、かつ該ソリッドコアの直径が37〜42mmであると共に、上記カバーが、(F)アイオノマー樹脂を含む樹脂組成物100重量部に対して(G)無機充填剤を5〜40重量部含んでなる混合物を主成分として形成され、該カバーの厚みが0.5〜2.5mmであり、かつ該カバーのショアD硬度が50〜70であって、
しかも、上記ソリッドコアと上記カバーとを具備してなるツーピースソリッドゴルフボールの980N(100kgf)荷重負荷時の変形量が3.0〜5.5mmであることを特徴とするツーピースソリッドゴルフボール。
請求項2:
上記ポリブタジエンが、希土類元素系触媒としてNd系触媒を用いて合成され、引き続き末端変性剤を反応させて得られた変性ポリブタジエンである請求項1記載のツーピースソリッドゴルフボール。
請求項3:
上記ゴム組成物が、上記(A)シス−1,4−結合を60%以上含有し、希土類元素系触媒を用いて合成されたポリブタジエンを60〜100重量%含むゴム基材100重量部に対して、上記(C)不飽和カルボン酸及び/又はその金属塩を10〜60重量部、(D)有機硫黄化合物を0.1〜5重量部、(E)無機充填剤を5〜80重量部含んでなる請求項1又は2記載のツーピースソリッドゴルフボール。
請求項4:
上記(F)アイオノマー樹脂を含む樹脂組成物が、(M)末端にアミノ基を有するブロックポリマーと(N)アイオノマー樹脂とを(M)/(N)=3/97〜60/40(重量比)の割合で含む混合物を主成分として形成された請求項1,2又は3記載のツーピースソリッドゴルフボール。
請求項5:
上記カバーが、(F)アイオノマー樹脂を含む樹脂組成物100重量部に対して硫酸バリウムを5〜30重量部含んでなる混合物を主成分として形成された請求項1乃至4のいずれか1項に記載のツーピースソリッドゴルフボール。
請求項6:
上記カバーが表面に多数のディンプルを具備し、当該カバー表面にディンプルがないと仮定した仮想球の体積に対する各ディンプルの縁部によって囲まれる平面下のディンプル空間体積の総和が占める割合(ディンプル体積占有率)VRが0.70〜1.00%であり、かつ上記仮想球の表面積に対する各ディンプルの縁部によって囲まれる仮想球面の総面積が占める割合(ディンプル表面占有率)SRが70〜85%である請求項1乃至5のいずれか1項に記載のツーピースソリッドゴルフボール。
請求項7:
重量が、45.0〜45.93gである請求項1乃至6のいずれか1項に記載のツーピースソリッドゴルフボール。
請求項8:
上記(B)成分の半減期の異なる2種以上の有機過酸化物(a)(b)において、(a)の155℃における半減期atが5秒以上120秒以下、(b)の155℃における半減期btが300秒以上800秒以下である請求項1乃至7のいずれか1項に記載のツーピースソリッドゴルフボール。
請求項9:
上記(A)ポリブタジエンのムーニー粘度(ML1+4(100℃))が50以上120以下である請求項1乃至8のいずれか1項に記載のツーピースソリッドゴルフボール。
請求項10:
ソリッドコアとカバーとを具備してなるツーピースソリッドゴルフボールにおいて、上記ソリッドコアが、(A)シス−1,4−結合を60%以上含有し、ムーニー粘度(ML1+4(100℃))52以上120以下であり、かつ希土類元素系触媒を用いて合成されたポリブタジエンを60〜100重量%含むゴム基材100重量部に対して、(B)半減期の異なる2種以上の有機過酸化物であって、155℃における半減期が一番短い有機過酸化物を(a)、155℃における半減期が一番長い有機過酸化物を(b)とした場合、(a)成分の添加量を(A)成分100質量部に対して0.1重量部以上0.3重量部以下、(b)成分の添加量を(A)成分100重量部に対して0.2重量部以上0.5重量部以下とし、かつ(a)の半減期をa t 、(b)の半減期をb t とした場合、その半減期の比b t /a t が10以上16以下である有機過酸化物を0.4〜0.6重量部、(C)不飽和カルボン酸及び/又はその金属塩、(D)有機硫黄化合物、(E)無機充填剤を含むゴム組成物から形成され、該ソリッドコアの980N(100kgf)荷重負荷時の変形量が3.5〜6.0mmであり、かつ該ソリッドコアの直径が37〜42mmであると共に、
上記カバーが、(F)アイオノマー樹脂を含む樹脂組成物100重量部に対して(G)無機充填剤を5〜40重量部含んでなる混合物を主成分として形成され、該カバーの厚みが0.5〜2.5mmであり、かつ該カバーのショアD硬度が50〜70であって、
しかも、上記ソリッドコアと上記カバーとを具備してなるツーピースソリッドゴルフボールの980N(100kgf)荷重負荷時の変形量が3.0〜5.5mmであることを特徴とするツーピースソリッドゴルフボール。
請求項11:
上記ポリブタジエンが、希土類元素系触媒としてNd系触媒を用いて合成され、引き続き末端変性剤を反応させて得られた変性ポリブタジエンである請求項10記載のツーピースソリッドゴルフボール。
請求項12:
上記ゴム組成物が、上記(A)シス−1,4−結合を60%以上含有し、希土類元素系触媒を用いて合成されたポリブタジエンを60〜100重量%含むゴム基材100重量部に対して、上記(C)不飽和カルボン酸及び/又はその金属塩を10〜60重量部、(D)有機硫黄化合物を0.1〜5重量部、(E)無機充填剤を5〜80重量部含んでなり、しかも2種以上の(B)有機過酸化物を含んでなる請求項10又は11記載のツーピースソリッドゴルフボール。
請求項13:
上記(F)アイオノマー樹脂を含む樹脂組成物が、(M)末端にアミノ基を有するブロックポリマーと(N)アイオノマー樹脂とを(M)/(N)=3/97〜60/40(重量比)の割合で含む混合物を主成分として形成された請求項10,11又は12記載のツーピースソリッドゴルフボール。
請求項14:
上記カバーが、(F)アイオノマー樹脂を含む樹脂組成物100重量部に対して硫酸バリウムを5〜30重量部含んでなる混合物を主成分として形成された請求項10乃至13のいずれか1項に記載のツーピースソリッドゴルフボール。
請求項15:
上記カバーが表面に多数のディンプルを具備し、当該カバー表面にディンプルがないと仮定した仮想球の体積に対する各ディンプルの縁部によって囲まれる平面下のディンプル空間体積の総和が占める割合(ディンプル体積占有率)VRが0.70〜1.00%であり、かつ上記仮想球の表面積に対する各ディンプルの縁部によって囲まれる仮想球面の総面積が占める割合(ディンプル表面占有率)SRが70〜85%である請求項10乃至14のいずれか1項に記載のツーピースソリッドゴルフボール。
請求項16:
重量が、45.0〜45.93gである請求項10乃至15のいずれか1項に記載のツーピースソリッドゴルフボール。
本発明におけるソリッドコアは下記の各成分、
(A)シス−1,4−結合を60%以上含有し、希土類元素系触媒を用いて合成されたポリブタジエン60〜100重量%含むゴム基材、
(B)有機過酸化物、
(C)不飽和カルボン酸及び/又はその金属塩、
(D)有機硫黄化合物、
(E)無機充填剤
を含むゴム組成物から形成されるものである。
(1)まず、アルコキシシリル基を持つ化合物が挙げられる。アルコキシシリル基を持つ化合物としては、エポキシ基又はイソシアナート基を分子内に少なくとも1個有するアルコキシシラン化合物が好適に使用される。具体例としては、3−グリシジルオキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシジルオキシプロピルトリエトキシシラン、(3−グリシジルオキシプロピル)メチルジメトキシシラン、(3−グリシジルオキシプロピル)メチルジエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)トリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)トリエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)メチルジメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルジメトキシシラン、3−グリシジルオキシプロピルトリメトキシシランの縮合物、(3−グリシジルオキシプロピル)メチルジメトキシシランの縮合物などのエポキシ基含有アルコキシシラン;3−イソシアナートプロピルトリメトキシシラン、3−イソシアナートプロピルトリエトキシシラン、(3−イソシアナートプロピル)メチルジメトキシシラン、(3−イソシアナートプロピル)メチルジエトキシシラン、3−イソシアナートプロピルトリメトキシシランの縮合物、(3−イソシアナートプロピル)メチルジメトキシシランの縮合物などのイソシアナート基含有アルコキシシラン化合物が挙げられる。
(3)分子中に、Y=C=Z結合(式中、Yは炭素原子、酸素原子、チッ素原子又はイオウ原子、Zは酸素原子、チッ素原子又はイオウ原子を示す)を含有するヘテロクムレン化合物、
(4)分子中に下記結合を含有するヘテロ3員環化合物、
(5)ハロゲン化イソシアノ化合物、
(6)R8−(COOH)m 、R9(COX)m 、R10−(COO−R11)m 、R12−OCOO−R13、R14−(COOCO−R15)m 、又は下記式で示されるカルボン酸、酸ハロゲン化物、エステル化合物、炭酸エステル化合物又は酸無水物、
(7)R17 l M″(OCOR18)4-l 、R19 lM″(OCO−R20−COOR21)4-l、又は下記式で示されるカルボン酸の金属塩
なお、上述した触媒の中では、希土類元素系触媒、特にNd系触媒が好ましい。
ここで、ニッケル系触媒としては、例えば、ニッケルケイソウ土のような1成分系、ラネーニッケル/四塩化チタンのような2成分系、ニッケル化合物/有機金属/三フッ化ホウ素エーテラートのような3成分系のもの等を挙げることができる。なお、ニッケル化合物としては、担体付還元ニッケル、ラネーニッケル、酸化ニッケル、カルボン酸ニッケル、有機ニッケル錯塩などが用いられる。また、有機金属としては、トリエチルアルミニウム、トリ−n−プロピルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリ−n−ヘキシルアルミニウム等のトリアルキルアルミニウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム、1,4−ジリチウムブタン等のアルキルリチウム、ジエチル亜鉛、ジブチル亜鉛等のジアルキル亜鉛等を挙げることができる。
また、第2のポリブタジエンの25℃における5重量%トルエン溶液の粘度ηが200mPa・s以上、より好ましくは210mPa・s以上、更に好ましくは230mPa・s以上、特に好ましくは250mPa・s以上で、400mPa・s以下、より好ましくは370mPa・s以下、更に好ましくは340mPa・s以下、特に好ましくは300mPa・s以下であることが好ましい。
本発明においては、コアに希土類元素系触媒、特に好ましくはNd系触媒を用いて合成されたポリブタジエンを使用し、かつ、有機過酸化物の添加量を上記範囲とすることで、本発明のゴルフボールの反発性が非常に良好となる。反発性が向上する分、ソリッドコア、又はゴルフボール全体をソフト化することが可能となり、ドライバー等のフルショットでの初期条件が低スピン・高打ち出しとなり、しかも飛距離が向上するものである。軟らかな打感も得ること可能となる。
老化防止剤としては市販品を用いることができ、例えば、ノクラックNS−6、同NS−30(大内新興化学工業(株)製、ヨシノックス425(吉富製薬(株)製)等が挙げられる。
ここで、水素添加に用いるポリブタジエンやスチレン−ブタジエン共重合体としては、そのブタジエン構造中の結合様式として特に1,4−結合が95重量%以上の1,4−重合部をブロック的に持ち、ブタジエン構造全量中の1,4−結合が50重量%以上、より好ましくは80重量%以上であるポリブタジエンが好適に用いられる。
特に、Co−EB−Co系の構造を有する上記ブロックコポリマーについては、分子鎖両末端部が1,4−結合リッチな1,4−重合物で、中間部が1,4−結合と1,2−結合が混在するポリブタジエンを水素添加して得られるものが好適である。
オレフィン結晶ブロックを有するブロックコポリマーの末端をアミノ基で変性する場合、スチレンブロック末端をアミノ基で変性することが好ましい。
更に、このオレフィン結晶ブロックを有するブロックコポリマーの数平均分子量は3万〜80万であることが好ましい。
(N−2)成分における不飽和カルボン酸エステルとして、より具体的には、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル等を挙げることができ、特にアクリル酸ブチル(n−アクリル酸ブチル、i−アクリル酸ブチル)が好適に用いられる。これら不飽和カルボン酸エステルは、複数種組み合わせて用いることもできる。
これら共重合体中の不飽和カルボン酸の含有量としては、上記(N−1)成分の場合には5〜20重量%、上記(N−2)成分の場合には1〜10重量%であることが好ましい。不飽和カルボン酸含有量が少なすぎると、剛性・反発性が小さくなり、ゴルフボールの飛び性能が低下する場合がある。不飽和カルボン酸含有量が多すぎると、柔軟性が不十分となる場合がある。
また、(N−2)成分中の不飽和カルボン酸エステルの含有量としては、12〜45重量%であることが好ましい。不飽和カルボン酸エステル含有量が少なすぎると、軟質化の効果が得られない場合があり、不飽和カルボン酸エステル含有量が多すぎると、反発性が低下する場合がある。
上記共重合体中に含まれるカルボン酸の中和量としては、共重合体中のカルボン酸基の少なくとも10モル%以上、特に30モル%以上で、100モル%以下、特に90モル%以下が金属イオンによって中和されていることが好ましい。中和量が少ないと、低反発性となる場合がある。
その配合量としては、上記(F)アイオノマー樹脂を含む樹脂組成物100重量部に対し、5部以上、より好ましくは7部以上、更に好ましくは10部以上、最も好ましくは13部以上で、上限としては40部以下、より好ましくは30部以下、更に好ましくは28部以下、最も好ましくは25部以下である。配合量が多すぎると、カバーによる反発性に劣ることとなり、配合量が少なすぎると、良好な割れ耐久性が得られなくなる。
上記カバー材に、上記(F)成分及び(G)成分に加え、種々の添加剤等を配合する場合、その配合方法についても特に制限はなく、(F)成分及び(G)成分と共に配合して同時に加熱混合しても良いし、(F)成分及び(G)成分を予め加熱混合をした後、任意の添加剤等を加えて更に加熱混合してもよい。
上記の、軟らかなコアと上記カバーとを組合わせることにより、飛距離を犠牲にすることなくゴルフボール硬度を軟らかくすることが可能となって軟らかな打感が実現可能となり、しかも、硬度が軟らかなことから打撃時のクラブとゴルフボールとの接触面積が広がるため、打撃時の衝撃力が分散することとなり、より耐擦過傷性並びに割れ耐久性が向上することとなる。
カバーの形成方法としては公知の方法を用いることができ、特に限定されるものではないが、例えば、予め作製したコアを金型内に配備し、上記カバー材を加熱混合溶融し、射出成形する方法等を採用できる。この場合、ゴルフボールの製造は、優れた流動性、成形性が確保された状態で作業でき、得られたゴルフボールは、反発性が高くなるため好適である。
また、本発明のカバー材により予め一対の半球状のハーフカップを成形し、このハーフカップでコアを包んで120〜170℃、1〜5分間、加圧成形する方法を用いても良い。
また、上記各ディンプルの縁部によって囲まれる仮想球面の総面積が占める割合(ディンプル表面占有率)SR値(%)としては、通常70%以上、好ましくは72%以上、上限として通常85%以下、好ましくは83%以下である。
これらVR値及びSR値が上記範囲を外れると、適正な弾道が得られず、飛距離が低下する場合がある。
上記ソリッドコア及びカバーと、上記比較的高弾道のディンプルを組み合わせることにより、ドロップを防ぎ、より高く、フラットな弾道で飛距離を伸ばす事が可能となる。
本発明のツーピースゴルフボールの重量としては、通常45.0g以上、好ましくは45.2g以上、上限として45.93g以下とすることが好適である。
表1に示すゴム組成物を用い、155℃で17分間の加硫により、ソリッドコアを作成した。
表2に示す組成のカバー材を200℃で混練型二軸押出機にてミキシングし、ペレット状のカバー材を得た後、上記ソリッドコアを配備した金型内に射出し、ツーピースソリッドゴルフボールを製造した。カバー表面に配設したディンプル種を表3に示した。表3中に記載のディンプル種A〜Cの配設例を、図1,2に示した。
得られた各ゴルフボールの諸特性を表4に示した。
JSR社製、Cis1,4量96%、ムーニー粘度(ML1+4(100℃))53、分子量分布Mw/Mn3.2、触媒Nd。
BR01
JSR社製、Cis1,4量96%、ムーニー粘度(ML1+4(100℃))44、分子量分布Mw/Mn4.2、触媒Ni、溶液の粘度150mPa・s。
BR11
JSR社製、Cis1,4量96%、ムーニー粘度(ML1+4(100℃))44、分子量分布Mw/Mn4.1、触媒Ni、溶液の粘度270mPa・s。
パーヘキサ3M−40
日本油脂社製。パーヘキサ3M−40は40%希釈品であり、添加量は1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンの実質添加量で示した。
パークミルD
日本油脂社製、ジクミルパーオキサイド。
アクリル酸亜鉛
日本蒸留工業(株)製。
ペンタクロロチオフェノール亜鉛塩
東京化成工業(株)製。
酸化亜鉛
堺化学工業(株)製。
ノクラックNS−6
大内新興化学社製、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)
米国デュポン社製。アイオノマー樹脂。
サーリン6320
米国デュポン社製。アイオノマー樹脂。
ハイミラン1605
三井・デュポンポリケミカル社製。エチレン−メタクリル酸共重合体アイオノマーのNaイオン中和物。
ハイミラン1706
三井・デュポンポリケミカル社製。エチレン−メタクリル酸共重合体アイオノマーのZnイオン中和物。
HSB1561
JSR(株)製末端にアミノ基を有するブロックポリマー。スチレンブロック末端をアミノ基により変性した水添トリブロックポリマー、Cs−EB−Co系。
ハイミラン1557
三井・デュポンポリケミカル社製。エチレン−メタクリル酸共重合体アイオノマーのZnイオン中和物。
ハイミラン1601
三井・デュポンポリケミカル社製。エチレン−メタクリル酸共重合体アイオノマーのNaイオン中和物。
ニュクレル9−1
米国デュポン社製 三元酸共重合体。
硫酸バリウム300
堺化学工業(株)製。
各ディンプルの縁部によって囲まれる平面下のディンプル空間体積の全ディンプルの総和の、ゴルフボール表面にディンプルがないと仮定した仮想球の全体積に対する割合(%)。
SR(%)
ゴルフボールをディンプルのない球状とみなした仮想球面とした際、個々のディンプルの縁部によって囲まれる仮想球面の表面積の合計が上記仮想球面の全面積を占める割合(%)。
表面を5点測定した平均値。
コア硬度(mm)
980N(100kgf)荷重負荷時の変形量(mm)を計測した。
カバー厚み(mm)
(ボール外径−コア外径)÷2として算出した。
カバー樹脂密度(g/cm 3 )
JIS K−6760に準じて測定した。
カバー硬度
ASTM D−2240に準じて測定したショアD硬度。
ボール外径(mm)
ディンプルのない部分を5点測定した平均値。
ボール硬度(mm)
得られたゴルフボールに対し、980N(100kgf)荷重負荷時の変形量(mm)を計測した。
飛び
打撃マシン((株)ミヤマエ社製)を用い、ドライバー(W#1)でヘッドスピード40m/sで打撃し、初速度、スピン量、キャリー飛距離、トータル飛距離をそれぞれ測定した。
打感
各ボールについて、アマチュア上級者5名によるドライバー(W#1)及びパター打撃したときの打感を下記基準で評価し、最も多かった評価をボールに対する評価とした
○:軟らかい
△:普通
×:硬い
耐擦過傷性
ボールを23℃に保温し、ピッチングウェッジをスイングロボットマシンに取り付け、ヘッドスピード33m/sにて打撃し、打撃傷を目視で判断した。次の評価基準で評価した。
○:傷がない、もしくは使用上、全く気にならない程度の傷。
×:表面が毛羽立つ、ディンプルが欠ける、などのひどい傷。
割れ耐久性
打撃マシン((株)ミヤマエ社製)を用い、ドライバー(W#1)でヘッドスピード40m/sで繰り返し打撃し、打撃傷を目視で判断した。比較球(ブリヂストンスポーツ株式会社製「ALTUS NEWING」)と同時に評価を行い、次の評価基準で評価した。
○:比較球よりも後に割れが生じたもの。
×:比較球よりも先に割れが生じたもの。
Claims (16)
- ソリッドコアとカバーとを具備してなるツーピースソリッドゴルフボールにおいて、上記ソリッドコアが、(A)シス−1,4−結合を60%以上含有し、希土類元素系触媒を用いて合成されたポリブタジエンを60〜100重量%含むゴム基材100重量部に対して、(B)半減期の異なる2種以上の有機過酸化物であって、155℃における半減期が一番短い有機過酸化物を(a)、155℃における半減期が一番長い有機過酸化物を(b)とした場合、(a)成分の添加量を(A)成分100質量部に対して0.1重量部以上0.3重量部以下、(b)成分の添加量を(A)成分100重量部に対して0.2重量部以上0.5重量部以下とし、かつ(a)の半減期をat、(b)の半減期をbtとした場合、その半減期の比bt/atが10以上16以下である有機過酸化物を0.4〜0.6重量部、(C)不飽和カルボン酸及び/又はその金属塩、(D)有機硫黄化合物、(E)無機充填剤を含むゴム組成物から形成され、該ソリッドコアの980N(100kgf)荷重負荷時の変形量が3.5〜6.0mmであり、かつ該ソリッドコアの直径が37〜42mmであると共に、上記カバーが、(F)アイオノマー樹脂を含む樹脂組成物100重量部に対して(G)無機充填剤を5〜40重量部含んでなる混合物を主成分として形成され、該カバーの厚みが0.5〜2.5mmであり、かつ該カバーのショアD硬度が50〜70であって、
しかも、上記ソリッドコアと上記カバーとを具備してなるツーピースソリッドゴルフボールの980N(100kgf)荷重負荷時の変形量が3.0〜5.5mmであることを特徴とするツーピースソリッドゴルフボール。 - 上記ポリブタジエンが、希土類元素系触媒としてNd系触媒を用いて合成され、引き続き末端変性剤を反応させて得られた変性ポリブタジエンである請求項1記載のツーピースソリッドゴルフボール。
- 上記ゴム組成物が、上記(A)シス−1,4−結合を60%以上含有し、希土類元素系触媒を用いて合成されたポリブタジエンを60〜100重量%含むゴム基材100重量部に対して、上記(C)不飽和カルボン酸及び/又はその金属塩を10〜60重量部、(D)有機硫黄化合物を0.1〜5重量部、(E)無機充填剤を5〜80重量部含んでなる請求項1又は2記載のツーピースソリッドゴルフボール。
- 上記(F)アイオノマー樹脂を含む樹脂組成物が、(M)末端にアミノ基を有するブロックポリマーと(N)アイオノマー樹脂とを(M)/(N)=3/97〜60/40(重量比)の割合で含む混合物を主成分として形成された請求項1,2又は3記載のツーピースソリッドゴルフボール。
- 上記カバーが、(F)アイオノマー樹脂を含む樹脂組成物100重量部に対して硫酸バリウムを5〜30重量部含んでなる混合物を主成分として形成された請求項1乃至4のいずれか1項に記載のツーピースソリッドゴルフボール。
- 上記カバーが表面に多数のディンプルを具備し、当該カバー表面にディンプルがないと仮定した仮想球の体積に対する各ディンプルの縁部によって囲まれる平面下のディンプル空間体積の総和が占める割合(ディンプル体積占有率)VRが0.70〜1.00%であり、かつ上記仮想球の表面積に対する各ディンプルの縁部によって囲まれる仮想球面の総面積が占める割合(ディンプル表面占有率)SRが70〜85%である請求項1乃至5のいずれか1項に記載のツーピースソリッドゴルフボール。
- 重量が、45.0〜45.93gである請求項1乃至6のいずれか1項に記載のツーピースソリッドゴルフボール。
- 上記(B)成分の半減期の異なる2種以上の有機過酸化物(a)(b)において、(a)の155℃における半減期atが5秒以上120秒以下、(b)の155℃における半減期btが300秒以上800秒以下である請求項1乃至7のいずれか1項に記載のツーピースソリッドゴルフボール。
- 上記(A)ポリブタジエンのムーニー粘度(ML1+4(100℃))が50以上120以下である請求項1乃至8のいずれか1項に記載のツーピースソリッドゴルフボール。
- ソリッドコアとカバーとを具備してなるツーピースソリッドゴルフボールにおいて、上記ソリッドコアが、(A)シス−1,4−結合を60%以上含有し、ムーニー粘度(ML1+4(100℃))52以上120以下であり、かつ希土類元素系触媒を用いて合成されたポリブタジエンを60〜100重量%含むゴム基材100重量部に対して、(B)半減期の異なる2種以上の有機過酸化物であって、155℃における半減期が一番短い有機過酸化物を(a)、155℃における半減期が一番長い有機過酸化物を(b)とした場合、(a)成分の添加量を(A)成分100質量部に対して0.1重量部以上0.3重量部以下、(b)成分の添加量を(A)成分100重量部に対して0.2重量部以上0.5重量部以下とし、かつ(a)の半減期をa t 、(b)の半減期をb t とした場合、その半減期の比b t /a t が10以上16以下である有機過酸化物を0.4〜0.6重量部、(C)不飽和カルボン酸及び/又はその金属塩、(D)有機硫黄化合物、(E)無機充填剤を含むゴム組成物から形成され、該ソリッドコアの980N(100kgf)荷重負荷時の変形量が3.5〜6.0mmであり、かつ該ソリッドコアの直径が37〜42mmであると共に、
上記カバーが、(F)アイオノマー樹脂を含む樹脂組成物100重量部に対して(G)無機充填剤を5〜40重量部含んでなる混合物を主成分として形成され、該カバーの厚みが0.5〜2.5mmであり、かつ該カバーのショアD硬度が50〜70であって、
しかも、上記ソリッドコアと上記カバーとを具備してなるツーピースソリッドゴルフボールの980N(100kgf)荷重負荷時の変形量が3.0〜5.5mmであることを特徴とするツーピースソリッドゴルフボール。 - 上記ポリブタジエンが、希土類元素系触媒としてNd系触媒を用いて合成され、引き続き末端変性剤を反応させて得られた変性ポリブタジエンである請求項10記載のツーピースソリッドゴルフボール。
- 上記ゴム組成物が、上記(A)シス−1,4−結合を60%以上含有し、希土類元素系触媒を用いて合成されたポリブタジエンを60〜100重量%含むゴム基材100重量部に対して、上記(C)不飽和カルボン酸及び/又はその金属塩を10〜60重量部、(D)有機硫黄化合物を0.1〜5重量部、(E)無機充填剤を5〜80重量部含んでなり、しかも2種以上の(B)有機過酸化物を含んでなる請求項10又は11記載のツーピースソリッドゴルフボール。
- 上記(F)アイオノマー樹脂を含む樹脂組成物が、(M)末端にアミノ基を有するブロックポリマーと(N)アイオノマー樹脂とを(M)/(N)=3/97〜60/40(重量比)の割合で含む混合物を主成分として形成された請求項10,11又は12記載のツーピースソリッドゴルフボール。
- 上記カバーが、(F)アイオノマー樹脂を含む樹脂組成物100重量部に対して硫酸バリウムを5〜30重量部含んでなる混合物を主成分として形成された請求項10乃至13のいずれか1項に記載のツーピースソリッドゴルフボール。
- 上記カバーが表面に多数のディンプルを具備し、当該カバー表面にディンプルがないと仮定した仮想球の体積に対する各ディンプルの縁部によって囲まれる平面下のディンプル空間体積の総和が占める割合(ディンプル体積占有率)VRが0.70〜1.00%であり、かつ上記仮想球の表面積に対する各ディンプルの縁部によって囲まれる仮想球面の総面積が占める割合(ディンプル表面占有率)SRが70〜85%である請求項10乃至14のいずれか1項に記載のツーピースソリッドゴルフボール。
- 重量が、45.0〜45.93gである請求項10乃至15のいずれか1項に記載のツーピースソリッドゴルフボール。
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