JP4972463B2 - 荷役車両 - Google Patents
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Description
この場合、コンテナ内の内容物の計量を行うために、コンテナ自体にロードセルなどの重量計を付設すると、すべてのコンテナについて重量計が必要となり、高価なものになってしまう。
そして、特許文献1記載の荷役車両では、荷役装置を構成するサブフレーム上にロードセルを配設しているので、シャシフレームに作用する荷重を分散させることができ、集中荷重による当該シャシフレームへの悪影響を防止することができる。
これに対し、前記サブフレームを含む荷役装置ごとコンテナを計量することにより計量の精度を上げることができるが、シャシフレーム上に直接ロードセルを配設し、このロードセルによりサブフレームを支持すると、シャシフレームに集中荷重が作用するため、当該シャシフレームに悪影響が及ぶことがある。
しかしながら、高さ方向の寸法を大きくして、剛性を高くした計量フレームを用いると、荷重を分散させる範囲を広くして、シャシフレームへの影響を小さくすることができるが、車両の重心が高くなることから、走行安定性が損なわれる惧れがある。
前記荷役装置を支持するロードセルと、
前記シャシフレーム上面に配設されており、且つ、その上面に前記ロードセルを配置するための凹部が形成された計量フレームと、
この計量フレームの凹部近傍において当該計量フレームに固定された補強部と
を備えており、この補強部が、前記凹部の車幅方向の内側及び外側の少なくとも一方に設けられ、
前記計量フレームが、車両進行方向に沿って車幅方向左右に並設された一対の縦部材と、この縦部材に形成された凹部におけるロードセル配置箇所の車両進行方向の前部同士及び後部同士をそれぞれ連結する横部材とを含んでいることを特徴としている。
また、前記凹部を形成することにより当該凹部周辺の計量フレームの剛性が小さくなるが、凹部近傍(凹部の車幅方向の内側及び外側の少なくとも一方)における当該計量フレームに補強部を固定しているので、この補強部により凹部周辺の剛性を高めることができる。その結果、凹部周辺においてシャシフレームに集中荷重が作用するのを防止することができる。
さらに、前記凹部を含む部分がフレーム構造となるので、当該凹部に加わるねじれに抵抗することができ、当該ねじれによるロードセルの計量誤差を抑制することができる。
図1〜5は、本発明の一実施の形態に係る荷役車両Vの側面説明図であり、コンテナCの積込み完了時(走行時)の状態(図1)、コンテナCの積込み開始直前の状態(図2)、コンテナCの積込み途中の状態(図3〜4)、及びコンテナCのダンプ時の状態(図5)をそれぞれ示している。
前記コンテナCは、有蓋の箱状に形成されており、その前部両側及び後部両側は、補強桁20により補強されている。コンテナCの後面は開放されており、その開放面はリヤゲート21により閉じられている。また、コンテナCの前壁上部に、前記フックアーム10のフック11と係脱可能な係合部であるリフトバー22が設けられている。コンテナCの底部の前後には、キャスタからなる複数の走行輪23が軸支されている。
この計量フレーム3は、図7〜8に示されるように、左右の縦部材3aと、この縦部材3aを連結する4本の横部材3bとによって略枠状に形成されている。縦部材3a及び横部材3bは、いずれも角筒体からなっており、互いに溶接により接合されている。計量フレーム3の前部左右と後部左右には、ロードセルLを配置するための凹部30が形成されている。すなわち、凹部30は、計量フレーム3の前部左右と後部左右の4箇所に形成されており、各凹部30にロードセルLが配置される。
本実施の形態では、第1補強部材31、41及び第2補強部材41、43からなる、凹部30の補強部は、当該凹部30の車幅方向内側に設けられている。従って、デッドスペースを活用して補強部の配置が可能となる。
前記4箇所の凹部30の車両前後方向の寸法は、いずれも後述するロードセルLの長手方向の寸法と略同じであり、各凹部30の前後に横部材3bが固定される構成となっている。これにより、計量フレーム3全体がねじれても、前記横部材3bに挟まれた凹部30や、第1補強部材31、41及び第2補強部材33、43からなる補強部がねじれにくくなる。その結果、凹部30上面に配置されるロードセルLのねじれを減少し、検出誤差を小さくすることができる。
また、載置台32を中実のプレートで構成しているので当該載置台32の変形を抑制することができ、これにより、ロードセルLによる計量誤差を低減させることができる。さらに、載置台32が中実のプレートからなっているので、当該載置台32にねじ穴を形成して、ロードセルLをボルトで固定することができる。したがって、シャシフレーム2側にボルトの頭部などを突出させることなく、ロードセルLを固定させることができる。
まず、コンテナCを車両から積み下ろす場合、荷役車両Vのシャシフレーム2上にコンテナCが搭載されている状態(図1参照)からフックシリンダ12の伸長作動によりフックアーム10を後方に傾動すると、コンテナCはこのフックアーム10により、左右の案内ローラ5上を後方に押されて、後方に移動する。さらにフックアーム10を後方に回動させると、前記固縛装置が解除され、リフトアーム7はダンプアーム6に対して自由に回動できるようになる。
リフトシリンダ8が伸長を継続して最伸長して後方回動終端位置(図2参照)に至れば、フックアーム10は下向きとなって、コンテナCは地上に降ろされる。ここで、フックアーム10先端のフック11をリフトバー22より外せば、コンテナCは荷役車両Vから分離される。
つぎに、荷役車両Vを後退させ、フックアーム10を揺動操作するなどして当該フックアーム10先端のフック11をコンテナCの前端部のリフトバー22に係合させる。その後、リフトシリンダ8の収縮作動によりリフトアーム7をフックアーム10とともに前方に回動させると、コンテナCは持ち上げられつつ荷役車両V側に移動し(この移動途中においては、コンテナCの重量はフック11と地面により支持される)、やがてコンテナCの底部が案内ローラ5に接触して、当該案内ローラ5に案内されつつさらに荷役車両V側に移動する(図3参照。コンテナCが案内ローラ5に案内されつつ移動しているとき、当該コンテナCの重量は、フック11、案内ローラ5及び地面により支持される)。
後部凹部を後部車両支持部16のうち、後前部車両支持部16bの上方に配置することもできる。このとき、前部凹部と後部凹部の車両前後方向の距離を短くすることができ、荷役フレーム4がロードセルによって支持される距離も短くなり、荷役フレーム4の中央部の変形が小さくなるため、当該荷役フレーム4の中央部が破損するのを防止することができる。
また、計量フレーム3の凹部30は、適当な補強部を配設することにより、当該計量フレーム3の縦部材3aの全長に亘って設けることができる。
さらに、計量フレーム3の補強部は、凹部30の車幅方向内側に限らず、車幅方向外側に設けてもよいし、内側及び外側の両方に設けてもよい。
また、補強部を設ける際に、第1補強部材31を用いずに角パイプや鋼板等を直接載置台32の側面に固定してもよい。
2 シャシフレーム
3 計量フレーム
4 荷役フレーム
4a 縦桁
4b 横桁
5 案内ローラ
6 ダンプアーム
7 リフトアーム
8 リフトシリンダ
9 軸支部
10 フックアーム
11 フック
12 フックシリンダ
15 板バネ
22 リフトバー
30 凹部
31 第1補強部材
32 載置台
33 第2補強部材
41 第1補強部材
42 載置台
43 第2補強部材
51 下部材
53 上部材
54 スリット
55 ひずみゲージ
C コンテナ
D 運転室
L ロードセル
RT 後輪
V 荷役車両
Claims (2)
- コンテナを地上と車体との間で積み降ろしする荷役装置をシャシフレーム上に搭載した荷役車両であって、
前記荷役装置を支持するロードセルと、
前記シャシフレーム上面に配設されており、且つ、その上面に前記ロードセルを配置するための凹部が形成された計量フレームと、
この計量フレームの凹部近傍において当該計量フレームに固定された補強部と
を備えており、この補強部が、前記凹部の車幅方向の内側及び外側の少なくとも一方に設けられ、
前記計量フレームが、車両進行方向に沿って車幅方向左右に並設された一対の縦部材と、この縦部材に形成された凹部におけるロードセル配置箇所の車両進行方向の前部同士及び後部同士をそれぞれ連結する横部材とを含んでいることを特徴とする荷役車両。 - 前記凹部が、シャシフレームを支持する後部車両支持部の上方に配置されている請求項1に記載の荷役車両。
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JP2007142012A JP4972463B2 (ja) | 2007-05-29 | 2007-05-29 | 荷役車両 |
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JP2007142012A JP4972463B2 (ja) | 2007-05-29 | 2007-05-29 | 荷役車両 |
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